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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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戦いが始まった――初日、前半のピット

SANY0283装艇場にはボートが少ない、初日前半のピット。選手たちは、とにかく手応えをつかみたい、悪いところがあればすぐに発見して対処したい、そんな思いからだろう、頻繁に試運転を繰り返している。つまり、多くのボートは試運転用ピットに。レースの間はボートから離れても、レースが終わって展示が始まる頃には試運転ピットに続々とやって来る選手たち。雰囲気は穏やかではあっても、選手たちはみな忙しく動いている。

SANY0270 整備室も閑散としている。モーターをいじるよりは、まずは素性を知らなければならない。多くの選手が一走を終える後半には、もっと混雑しているだろう。1Rを終えて、原田順一が整備室に駆け込んだ。整備士さんたちと相談しながら、必死に動き回っている。1Rはインから発進したものの、まくられて6着。足への不安を相当に感じたのだろう。苦しいスタートとなってしまったが、まだ初日の第一走が終わったばかり。明日からの巻き返しを期して、ベテランの経験を30号機に叩き込む。原田と同じく1Rを走った森高一真も整備に励んでいた。3着とまずまずのスタート、さらなる上積みを狙いたいところだろう。SANY0267 そしてもう一人、この人が整備に励んでいました、今垣光太郎! 整備の鬼! やはり今垣には、整備している姿がよく似合う。オーシャンカップでは、途中までその姿を整備室で見ることができなかったが、今節は初っ端から本領をあらわにしている今垣。間違いない、今節の今垣光太郎は怖いぞ!

SANY0262グランドスラムがとにかく話題の植木通彦。モーターはまあまあの手応えのようだが、偉業達成のためにはまだまだ満足してはいられない。試運転ピットでモーターをチェックし、試運転へと出かけていく。H記者情報では「植木、噴いてるよ!」とのこと。雰囲気は悠然としているものの、心中には確かなものが生まれてきているか。「地元でのSGということで気合は入りますが、グランドスラムというのは、それほど考えてはいない」と、昨日の会見で語っていた植木。実際のところは、自分にそう言い聞かせている、という部分が少なからずあるはずだと思うが、現在のところは肩に力が入っているわけでも、緊張を高めているわけでもないのは確かだ。ドリーム12Rを終えての変化を見てみたい。

SANY0307 1周2マークの逆転差しが決まった3R、西島義則はニッコリと笑ってピットに引き上げてきた。一方、秋山直之との2着争いに競り負けた森永淳は、やはり悔しそうな顔をにじませる。3着だから、悪い着順ではないけれども、やはりデッドヒートで競り落とされた悔しさは、どうしても残ってしまう。 秋山直之は元気一杯だ。ピットに引き上げてくると、戦った5選手に小走りで駆け寄って「ありがとうございました!」。そのままタタタタッと走って、控室に向かった。ようやくペラに当たりが出てきた最近の秋山、3Rでも必殺の全速ターンが小気味よく決まった。気分的にも上向いてきたに違いない。爽快なレースに期待したい。

SANY0264て、やはりその姿がピットにあると、妙に嬉しくなってしまうほど気になる男、山崎智也。前半は、江口晃生と一緒にいるところを多く見かけた。3Rを江口とともに検査員室のテレビで観戦すると、秋山が2着を確定的にした瞬間、軽快にボートリフトのほうへと駆け出した。一言、いい表情してます。(黒須田守)


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