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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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準優18戦士の気合高まる――5日目、前半のピット

SANY0252 準優の朝、たまたま選手たちの競艇場到着に居合わせた。「選手バスが到着しましたので、集合してください」というアナウンスが管理棟に流され、職員たちが並んで選手たちを出迎える。バスを降りた選手は、素早く整列し、職員たちと向かい合う。挨拶をしたあと、水面を向いて礼をし、拍手を打つ。厳かな朝の儀式である。今日も無事にレースが進みますように……。

SANY0291 前半のピットは、まだ穏やかさを失っていない。準優出場選手たちは、数時間後に向けて思い思いの調整に精を出している段階だ。試運転ピットには、今垣光太郎、原田幸哉、赤岩善生のボートしか出ていない。多くの準優出場選手は、まだ着水前だ。赤岩が、試運転ピットで白石健と大声で話していた。「出足はまあまあ来てると思う」。声に力強さがあった。
すでに整備室には誰もいないが(一般戦回りの選手も)、装艇場では池田浩二が入念にモーターを調整していた。やがて、瓜生正義や白水勝也も静かにモーターをチェック。瓜生は明るさを保っていて、白水は淡々としている。
SANY0285 ペラ室では、秋山直之が傍目にもわかる集中度でペラと向かい合っていた。田村隆信、市川哲也も熱心に叩いている。田村は、いったん納得のいく仕上げになったのか、ボートのほうに歩を進めて、ペラを装着した。落ち着いた表情で、まったくの平常心といった感じの田村。若いのに、すでに風格を身に着けているのだ。

前半のピット、準優18戦士の表情を、簡単に記しておこう。僕の独断であることをお断りしておく。
SANY0294 10R
①西島義則……落ち着いている。瞳にはグッと力がこもっている。
②仲口博崇……姿を見ることができなかった。これまでのSGでも、準優時の仲口は大きな動きをしていなかった。
③瓜生正義……笑顔は見えないが、明るさを発散しているのは変わらない。
④山崎智也……後述。
⑤赤岩善生……いい雰囲気を感じる一人。SG初準優でも気負いはない。
⑥原田幸哉……ちょっと苛立っているように見えるが……。

SANY0281 11R
①辻栄蔵……自信を感じるたたずまい。
②今垣光太郎……モーターなどはほとんどいじらず。静かな闘志が伝わってくる顔つき。
③秋山直之……普段とあまり変わらない感じがする。
④白水勝也……淡々。
⑤笠原亮……姿を見ることができなかった。
⑥池田浩二……穏やかに気合を高めている感じで、いい雰囲気を感じる一人。

SANY0343  12R
①植木通彦……いつもの悠然たる植木には見えないのが気になるが……。
②田村隆信……大物の風格。
③市川哲也……なぜか清涼感を覚えた。
④菊地孝平……もっとも目についたのが、彼の凛々しい表情だった。大仕事をしそうな、抜群の気合乗りと見た。
⑤森永淳……普段よりおとなしい感じがするのは気のせいか。
⑥太田和美……淡々としている。大舞台に動じる男ではない。

SANY0333 さて、昨日は腰の状態が心配で朝の5時まで寝付けなかったほど気になる山崎智也。腰痛は昨日に比べてずっと快方に向かっているようだ。検査員室でレース観戦をしているのを見かけたが、レースが終わると顔をしかめたりするようなことはいっさいなく、仲間のボート引き上げのヘルプに向かった。ほどよい気合も伝わってきて、ハッキリとオーラが見える。うむ、準優に向けて、実にいい感じである。(黒須田守)


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