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赤岩善生がダービーを射抜く!⑤

 準優12R3着、優出失敗――。
 今回の主役である赤岩善生は当然のこと、追いかけている側にとっても、今節いちばん残念な結果になってしまった直後。ピットに戻り、カポックを脱ぐ控室に向かう赤岩を一人追いかけていると、こちらに気が付いた赤岩は振り返り、いつものように目を見据えてこう言った。
「(12Rの)リプレイ、もう終わった?」
 これが今節初めて、赤岩から掛けられた言葉だった。

DSC01581  準優勝戦前のピット。午前中のピット情報にもあるとおり、準優18選手のほとんどがペラ調整に時間を費やす中、今日の赤岩は試運転がメインだった。連日「納得はしている」とのコメントは残しつつも、モーターとペラの調整で時間のほとんどを使っていた感のあった赤岩だが、予選突破で区切りを付けたということなのだろうか。田村隆信と足併せをしたあと、一度ピットに戻って田村と話し込み、 再び水面に出て行って勝野竜司と足併せをし、またピットに戻って勝野の元に駆け寄る。さらに今度は西田靖と足併せ……と、熱心に足併せと試運転を繰り返す赤岩。
 その流れの最中にすれ違った赤岩に、いつものように声を掛ける。集中していたのか気が付いたのは2、3歩過ぎてからだったが、向き直るようにこちらを一瞥して通り過ぎた赤岩。緊張や重圧など、態度や表情で判るような選手では絶対にないとは思いつつも、緊張の色など微塵も感じさせない表情。12R直前、ボートも人もまばらになったピットを一人、レース前控室に向かう赤岩の後ろ姿は、あまりにもカッコよかった。
 肝心のレースは艇番通りの5コースから発進。3コース3号艇の原田幸哉がトップスタートからまくりを放ち、赤岩も展開を突いて上位4艇集団の中にいたが、勝負の1周2マークで結局3番手に落ち着いてしまい、そのままゴール。SGでの初準優進出だった前回の若松MB記念に続き、初優出はおあずけとなった。
DSC01633  ここで、冒頭のやりとりとなる。赤岩に「まだです!」と答えると、赤岩はその場に立ったまま、彼方にある大型映像装置を見つめていた。その目は変わらず鋭かったが、感じるのは“怖い”や“気合い”のオーラではなく、何かがひとつ終わったことへの落ち着いた雰囲気――断言するが、絶対に納得いっていないし、悔しがっていないはずがない。しかし、同じレースで大敗を喫してしまった植木がサバサバと控室から出てきたのと通じる雰囲気が、その赤岩にはあった。大物感の溢れるオーラだった。

 優出はならず、明日は7R4号艇、11R特別選抜A戦(3号艇)に出走する赤岩。最後に掛けたいつもの「明日、頑張ってください」という言葉に、今日は一瞥だけで去っていった。わずかな時間で、明日への“気合い”溢れる赤岩善生に戻っていた。
             DSC01580
 最後に余談。リプレイの会話の後、なかなか始まらないリプレイに「遅いな……」とつぶやいた赤岩。ふと、もしやリプレイはすでに終わっているのでは……と思った瞬間から、放映が開始されるまでの間、昨日に続いて打ち震えておりました。(松本伸也)
 


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