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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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ダービー4日目のベストパフォーマンス

第3位/モンスター覚醒、怒涛のピンピン進撃!

SANY0914  今日は勝負駆けデー。さぞや大荒れのレースが続くのかと思いきや、インが滅法強い津とあって穏やかな縦長のレースが大半を占めましたね。そんな中で、アウトの6コースからブイ差しを決めた太田さんには驚かされました。5レースで勝負駆けだった6号艇の太田さんは、迷うことなくアウトを選びました。で、やや遅れ気味のスタートから、これまた迷うことなく最内差しに。普通は届きませんよ、なんたって津の6コース勝率は4%ちょいなんですから。それが遅れ差しからバックでぐんぐんぐんぐん伸びて、1周2マークで先マイしちゃうなんて……。
 最近はSGであまり活躍していない太田さんですが、今節はちょっと違うようです。後半の10レースでも瀬尾さんのまくりをがっちり受け止めてから一気に他艇を突き放して逃げきりました。今日のド迫力ピンピンで、明日の準優は1号艇。どうやら「浪速の怪物クン」が完全復活したようです。

第2位/忍法、隠れ身の術!?本番を超えたスタート展示

SANY0345 やってくれました西島さん、コンマ35の特大フライング! まあ、とはいってもスタート展示での話なんですけどね。凄かったです、メチャクチャです。10レースのスタート展示でした。例によって小回り防止ブイで強烈なモンキーを見せた西島さん、そのままインを強奪しようと一目散に舳先を向けます。ブイとの幅は1mくらいだったでしょうか。が、1号艇の太田さんも2号艇の田村さんも枠を主張して譲りません。
「いくらスタ展とはいえ、あっさり引き下がったら本番でもやられる」
 との思いがあったのでしょう。幅1mの中に太田さん、田村さんの順で捻じ込むように入り込みました。こうなってしまうと5号艇の西島さんは苦しい立場、普通なら諦めて外に持ち出し3コースで妥協するものです。しかし、西島さんは違いました。逆に内へ内へとにじり寄り、1、2号艇の進路を塞いでしまったのです。
「ワシャ西島じゃけ~の~!」というオタケビが聞こえそうな斜行。ついには5号艇、1号艇、2号艇が縦一列に並ぶという世にも珍しい待機行動隊列が発生しました。惑星一直線レベルの珍事です。このF2オヤジの気合いに、まずは田村さんが尻込みして3コースに持ち出しました。一方の太田さんは一歩も引かずに、こちらも内へ内へと寄っていきます。ふたりとも意地っ張りなんです。
 そして12秒針が回り、西島さんが問答無用のトップS!ってあんた、コンマ35のF切ったらいけませんってば。その西島さんの艇尾にへばり付いてインを死守した太田さんもコンマ24のF……子どもの喧嘩じゃないんだから、もうっ!! そうそう、スタ展のスリット写真には西島さんの艇は1ミリたりとも写っていませんでした。
 え、本番はどうなったか? さすがにF2持ちの西島さんは3コースで折り合い、2着をもぎ取って準優の権利を勝ち取ったのでした。いやはやなんとも、本番よりも白熱したスタ展を見せてくれた西島さん、とっても素敵でありました。

 そして、栄えあるベスト・パフォーマンス賞は、やっぱこれっすね。

第1位/差して差して奇跡の逆転勝ち!!

SANY0955  鳥肌が立ちましたね。艇王・植木さん。完全に2着でした。最終レースの1マーク、2コースの植木さんは小差ししたものの、バックでは逃げる柏野さんに引き離されての2番手。2マークではさらに水が開いて、完全に1-2-5が出来上がってしまいました。まあ、植木さんは1着でも2着でも明日の準優での1号艇は当確ですから、無理をする必要もない状況でした。その差は5艇身ほど。1-2-5を買っている人は足早に払戻の窓口に向かい、買っていない人は帰途につく。そんな大差だったのです。
 それがあなた、2周1マークで柏野さんがややターンマークを外したとみるや、超鋭角の全速差しで一気に1艇身差まで詰め寄ります。さらに内からジリジリとにじり寄り、ついに50センチほど舳先を入れてしまいました。必死に振りほどこうと内にもたれる柏野さん。で、柏野さんのマイシロがなくなるまで舳先を入れていた植木さんは、ツツツッと艇を引き離して瞬時に外に持ち出しました。2周2マーク、マイシロのない柏野さんの艇が流れます。一方の植木さんはその悪戦苦闘ぶりを横目で見ながら、強烈な全速モンキー差し! 計算し尽くされたこの差しはピッタリと柏野さんのサイドに貼り付き、ダンプのような形態で先頭に踊り出ました。こうなっては勝負あった。パワーの差も手伝って、終わってみれば植木さんの圧勝でした。こんな逆転劇、SGではそうそう見られるものではありません。
 最近の植木さんは「なんとなく着をまとめて優出する」みたいな安定感ばかりが目に付くのですが、今シリーズは破壊力抜群のレースっぷりが多いですね。きっと明日も明後日も「本当に強い艇王」を見せてくれることでしょう。(畠山)


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コメント

今節も気合のレポート楽しく読ませてもらっています。
私も初日に津まで行きましたが、散々でした。
ところで4日目のベストパフォーマンスに熊谷選手の「怒りの1着」を入れてあげてください!!
ファンではないけど、その選手魂に天晴れです!!

投稿者: ゆっきい (2005/10/29 12:25:37)
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