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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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戦いが始まった――初日、前半のピット

SANY0022  ピットがざわっとした。2R、6艇がスリットを超えて、場内実況が「内側は速いスタートです」と流れた瞬間、嫌な予感がピット内を包む。
 4艇フライング。石渡鉄兵、大嶋一也、日高逸子、魚谷智之。ピットに戻ってきた彼らは、当然のことながら、苦い顔を作った。「すいませんでした」と石渡が3人に頭を下げた。大嶋は、身振り手振りで上瀧和則などに状況を話している。ただ、思った以上に苦しい空気は感じられない。ダービー初戦で終戦を迎えてしまったことは、彼らにとって痛恨事に違いないが、あと5日間、屈辱を晴らす走りを期待します。

SANY0001 1R、残念ながら3着に終わった井口佳典が、ピット内のモニターでレースリプレイをチェックしている。準優戦線を考えれば上々のスタート、道中で4等から3等に上がったこともあり、表情に暗さはなかった。だが、望んでいた結果は、間違いなく地元ダービーのオープニングを勝利で飾ることだったはず。モニターに見入る姿には、さらなる上昇を狙う力強さと真摯さがあった。リプレイが終わると、すぐにペラ室へ駆け込んで、微調整を始める。井口、いい気合が乗っている。

SANY0045  整備室を覗き込むと、西田靖が真剣な表情でリードバルブを調整している。下関グラチャンで見た、最後まで諦めずにモーターを出そうという尊敬すべき姿勢。同じ姿が、初日から見られたのだ。モーターをボートに装着した後、声をかけると、ハッキリと力のある視線が返ってきた。今日は7R1号艇。渾身のイン逃げを見せてくれるだろうか。ちなみに西田選手、右の写真を撮影してお礼を言って立ち去ろうとすると、「えっ? ニフティって、インターネットの? ああ、そうなんだぁ」と逆に声をかけてくれたのでした。ちょっと緊張した。なお、整備室にこもっていたのは、他に高橋勲、赤岩善生など。高橋、かなりモーターが苦しいか。

SANY0026  濱野谷憲吾が淡々としている。ドリーム戦まで時間があるせいもあるだろうが、わり落ち着いて見えるのは気のせいだろうか。ボートを水面に下ろし、試運転ピットに係留したあとも、チェックをすませるとボートを降りてのんびりと座り込み、井口と談笑したりもしている。足色にそこそこの手応えを掴んだと見たぞ。ドリーム組では、今村豊が熱心にペラ調整、植木通彦も同様だ。

SANY0009  さて、今日も気になる山崎智也。整備室でギアケースを調整している姿を見かけた。2R終了した頃に終わらせると、モーターを装着してから控室に向かった。表情は穏やか。清涼感もある。5R前くらいから試運転を行なっているが、感触は悪くないようだ。にこやかな智也を見ると、なんだか嬉しくなっちまうんだよなあ。(黒須田守)


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