この特集について
ボートレース特集 > 気温も熱気も上昇――賞金王シリーズ、2日目前半のピット
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
ライタープロフィール
カテゴリー
関連リンク
競艇サポーターズ
関連書籍

 ボートレース特集

気温も熱気も上昇――賞金王シリーズ、2日目前半のピット

SANY0224  昨日よりは寒さの和らいだピット(でも寒いっす)。賞金王戦士もやって来て、雰囲気もガラリと明るくなっている。ただ、だからこそシリーズ出走選手たちの気合は強くなっているような気がする。考え過ぎかもしれないが、12名に報道陣が殺到するなか、俺たちには俺たちの闘いがあるという意地と意識が感じられるのだ。黙々と調整に集中しながらも、静かに燃える炎が立ち上る。こちらも、グッとSGらしさが高まってきた。

SANY0250  佐々木康幸に闘志を見た。試運転に出るのを待ちながらも、2Rを眺める目つきが鋭くなっていく。キッと唇を結んで、気合を胸に溜め込んでいくように見えた。思えば、決定戦に出場する菊地孝平、笠原亮は同県の後輩。彼らの活躍を喜びながらも、「俺だって……」という思いが生まれなければウソだろう。今日登場した2人を見て、何か思うところがあってもおかしくはなく、その強烈な思いが雰囲気として発散されているように思えた。菊地と笠原の目の前で、先輩の意地を見せつけられるだろうか。

SANY0237  向所浩二が最高の笑顔を見せた。2Rを制し、チャレンジカップに続いての予選突破に早くもメドが立ったことで、精神的にもかなり余裕が生まれてきたのだろう。そのチャレンジカップでも爆発していた笑顔は、言うまでもなく好調のしるし。SG優出が単なる幸運ではなかったことを証明するためにも、さらに得点を積み重ねていきたいところだ。もちろん、陽気に笑う向所を見ていると、その予感も強くなっていくばかりである。

SANY0247  1Rで今節初のマクリ勝ちを決めた川北浩貴。足色には満足していないようだが、好レースで勝ち切ったことでホッと一息。足取りも、心なしか弾んでいるように見える。レース後のモーターチェックのためボートに向かう際も、胸を張って力強く歩を進めていた。そこに声をかけたのが、同期の深川真二。1Rでともに闘い、その川北にまくられたものの、道中の競り合いを制して3着を死守している。レースを振り返っているのか、深川には時折、苦笑いも見える。同じカマの飯を食った間柄だけに、情報交換もしやすいのだろう。ともに予選突破し、決定戦に出場する同期・山崎智也にエールを送ることができるか。

SANY0216  さて、シリーズ組の「今日の気になる男」は、今村豊。これまでのSGより、その姿を見かけることが圧倒的に多いのだ。昨日も一昨日もペラやモーターの調整で駆けずり回っていたが、8R11R2回乗りの今日も、朝から忙しく時間を過ごしている。今村ほどの選手にとって、シリーズ回りは本意ではない。体調に不安を抱えて戦ってきたことは大きなビハインドではあったものの、それを決定戦に届かなかった言い訳にする男ではなかろう。それだけに、ここで「今村豊、ここにあり」を見せたいということなのだろうか。もちろん、足色がもうひとつであることも関係しているに違いないが、とにかく、妖気にも似た闘志を感じずにはいられない。今日のレースには、とりわけ注目してみたい。(TEXT&PHOTO=黒須田守)


| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
コメント
コメントを書く




※メールアドレスは外部には公開されません