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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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笑顔いっぱい――初日、午前中のピット

SANY0198  パチパチパチ! ボート揚降機の周辺に、拍手が響き渡る。嬉しそうにペコリと、郷原章平が頭を下げた。1R、いきなりGⅠ初勝利! インからトップスタートで、見事に逃げ切った郷原に、先輩たちの祝福が降り注いだ。すると! 続く2Rでは、地元の岡部大輔もGⅠ初勝利! 記念すべき1勝であるのはもちろん、唐津勢の先陣を切った岡部が地元にとって幸先のいい1勝をあげたことで、森永淳ら佐賀支部の選手たちは沸き上がった。目を細めて上がってきた岡部に次から次へと選手たちが近寄ってきて、ペタペタとヘルメットを叩く。岡部もニッコニコで頭を差し出していた。
SANY0260  で、初勝利といえば、もちろん水神祭! 3Rの展示が終わった後に、郷原・岡部ともに九州勢ということもあってか、なんとW水神祭が行なわれた。最初に水面に放り投げられたのは、郷原。唐津のピットは、陸面と水面の高低差がけっこうあって、水にたたきつけられる瞬間、パッチーーーーンッ!という音が轟いた。痛そう、そして冷たそう! 郷原が平泳ぎで岸に泳ぎ着いたのを確認して、「よしっ、ダブルだっ!」と岡部も水面へバッチーーーーンッ! 二人とも寒い寒いと震えながら、最高の笑顔を見せていたぞ。
SANY0264  今節は、1着=GⅠ初勝利という選手がけっこういて、水神祭は次から次へと行なわれそう。もちろん、できるだけ追っかける所存ではあるが、こうして記事更新中などと重なると、見逃してしまうものもあるかもしれない。何しろ、記者席からピットまで遠いんす。どうかご了承ください。

SANY0242  岡部の水神祭に超ご機嫌で参加した森永淳は、たっぷり時間をかけてモーターを調整し、ゆっくりめの装着。地元のエースとして、プレッシャーもかかっているのかと思いきや、非常にリラックスした様子で、初日の午前中を過ごしている。まあ、6日間の長丁場で、早くからピリピリしていても逆効果。理想的な精神状態にあると言えるはずである。ドリームは6号艇といえど、このメンタリティと水面を知り尽くしたアドバンテージは侮れないぞ。

SANY0251  一方、森高一真は整備室にこもって、本体を割っている様子。整備室の奥のほうで作業をしているため、詳しいところはわからなかったが、後姿からは必死な様子が見て取れる。今日はドリーム1回乗りだから、時間があるとはいえ、のんびりしているヒマはない、といった感じだ。12Rまでに、納得のいく整備で足を良化させることはできるだろう。

SANY0230  唐津のピットには展示控室みたいなものがなく、隅のほうにイスが並べられて、選手たちが待機している。本番前ではないから、わりと緊張感は薄く、選手たちにも笑顔が浮かんでいる。選手代表として忙しい時間を送る小野勇作も、ここでは笑顔を振り撒いて、他の選手と雑談に興じていた。この大一番で、代表の仕事もこなしながら、地元の意地も見せていこうとするのは、なかなかに大変なことには違いない。だからこそ、こうしてにこやかでいる小野を見ると、心から頑張れと言いたくなる。3R、結果は残念だったけど、まだまだ巻き返しは利くぞ!

SANY0215  やはり地元代表として気合の入る中尾誠。何しろピットでの様子を初めて見るので、これまでとの比較ができないが、それでもちょっと冴えない表情に見える。整備室でモーターを調整し、ボートに装着する中尾からは、強く訴えてくるものをあまり感じられないのだ。苦悩といったら言いすぎだが、どこか考え込んでいるようにも見える。気のせいかもしれないが、ちょっと気になった。午後のピットでは、弾けるような中尾を見てみたい。

SANY0247  さて、左は1R1着の郷原章平。おっ、「スタート事故防止」というタンクトップを着ております。郷原がキャンペーンの推進役をやってるのでしょうか……と思ったら、「ゼロ台のスタート切ったら、注意を喚起する意味で、これを着用させる」ということらしい。郷原、1Rでのスタートはコンマ05。我々からすれば「好スタート」なのだが、主催者としては「注意してね」ということになるわけだ。選手代表の小野が「ピン取ったら着れるってことにしといたら」と笑うと、郷原はタハハと笑い返した。さらに、スタート野郎の吉田拡郎は「(タンクトップに)もう登番書き込んどいたら?」とからかわれていた。カクローほどのスタート巧者、ゼロ台連発だろ、ということだ。カクロー君、やっぱりタハハと笑っていた。選手のみなさん、フライングを切らないで、そのうえで素晴らしいスタートで、頑張ってください!(黒須田守)


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