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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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明暗分かれる――3日目、前半のピット

SANY0549  あっ、笠原亮が黄色のベストを着ている。俄然、気になりだした男・笠原亮。昨日の12Rでコンマ04のスタート。ベスト軍団の仲間入りを果たしてしまった。まあ、勝負にいった結果なのだから仕方がない。これに怯む笠原でもないだろう。
 それよりも、今日の笠原はグッと気合がこもっているように見える。目つきが厳しく思えるし、歩様の踏み込みもいつにも増して力強く見える。2日目を終えて、13点。今日は1日早い勝負駆けである。SGウィナーの名にかけて、賞金王ファイナリストの誇りを汚さないためにも、予選落ちなど許されない。笠原は今日、自らにプレッシャーをかけて、怒濤の走りを見せてくれると信じる。

SANY0544  福来剛にも1着が出て、ビッグウェーブがやって来たように見える東京支部勢。地元勢の好調ぶりにも負けないだけの勢いが、彼らにはある。特注・金田諭と石塚久也の埼玉軍団も、レースぶりが良化しており、関東全体がいいムードに包まれ始めた。4Rの展示を待つ間、並んで座る荻野裕介と石塚。王座が箱根の山を越えるシーンも充分にあるぞ。

SANY0530  とは言いながらも、地元精鋭たちの勢いもまた、止まらない。2Rではついに、選手代表・小野勇作にも初日が出た! 一気に湧き上がる佐賀軍団、大将がさらに弾みをつけて、快進撃はまだまだ止まりそうにない。レース後は、小野も笑顔爆発! 後半もチームSAGAから目が離せないぞ!

SANY0539  江夏満が、2Rを終えると、急いで整備室に駆け込んだ。モーターを外して、真剣な表情で本体を割る江夏。ここまではわりと落ち着いた風情を見せていたのだが、一気にメーターが上がった感じで、慌しさを漂わせている。2Rの2着で、予選突破も見えてきた江夏。足を仕上げて、一気に勝負に出るはずだ。

SANY0545  3Rで逆転勝利をあげた萩原秀人。さぞかし歓喜に沸くのか……と思いきや、意外にも静かなレース後となった。同支部の表憲一はニコニコしていたけれども、かといって拍手が起こるとか、身体をバシバシ叩くとか、そんなシーンはついぞ見ることができなかった。萩原も、笑顔はなし。それどころか、逆転劇の相手となった杉山正樹(さすがに悔しそうだった)を気遣っていた。選手たちの間には、傍観者にはわからない世界がある、ということか。写真は、ボートから降りて、棒状のカギでボートを引っ張る職員さんとかち合った萩原。おっとっと、棒が当たりそうだ。このときも、萩原に笑顔はなかった。

SANY0532  今節最年少は、林祐介。おぉ、21歳! 若いっすねえ……。ということもあり、ピット内ではかいがいしく働く、林の姿をよく見かけることができる。飄々とした雰囲気で、その若さにしてはかなり落ち着いているようにも見えるが、近くで顔を合わせると、面差しには幼さも残されているのが、やはり21歳。俺にもこんな時代があったなあ……というのはどうでもよくて、この若さで大舞台の経験ができるのは、確実に彼の栄養になるだろうと思った。先輩たちの圧力に負けるなよ!(黒須田守)


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