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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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女神の闘争心――初日、前半のピット

SANY0170  前検の様子を「ほのぼの」「和気藹々」と書いたが、シリーズが始まれば、さすがのプロレーサーたち、である。多くの選手が試運転に出て、整備室やペラ室にも選手たちの姿が見える。試運転ピットでは、何組もの選手同士が会話を交わしていたが、顔つきは真剣そのもの。ちょっと暗くなってしまったが(撮影は私です)、写真は寺田千恵と池千夏。試運転での情報を交換し合っていたようである。彼女たちも、やっぱり勝負師。レースに臨めば、戦闘態勢に入るのだ。ハッキリ言って、そんな彼女たちは美しい。

2006_0227__056  整備室には、日高逸子の姿があった。昨日はモーターの弱さを嘆いていたが、朝特訓でも手応えは変わらなかったか。ピストンをいじっていたから、ドリームには交換して登場する可能性もあるだろう。もっとも、表情に焦りや暗さはなく、粛々と機力アップをはかっている、といった雰囲気。このあたりの落ち着きが、修羅場を数多くくぐってきた経験の賜物であろう。日高逸子、やっぱり崇高なるグレート・マザーである。
2006_0227__195  その隣には、浅田千亜希の姿もあった。こちらもまた、本体に手を入れている様子。一人黙々と作業に集中しており、激励に訪れた蔭山会長に声をかけられても、丁寧に挨拶をすると、すぐにモーターと向き合っていた。F2は、たしかに重い足かせではある。スタートも慎重にならざるをえないだろう。だが、勝負を投げるわけにはいかない。浅田ほどの実力者であればなおさら、怯む自分が許せないはずだ。ドリームまではたっぷり時間があるから、この後も懸命の整備は続くのであろう。
 なお、ほかに整備をしていたのは垣内清美。5レース登場と時間もあまりないことから、かなり急いでいた様子だった。

2006_0227__234  タタタタッ! ピット内に、誰かの走る足音が響く。振り返ってみると、おぉ、栢場優子! 試運転ピットから全力疾走でペラ室に駆け込んだ。ビューティ・ランナー栢場は、ピットでも走っております! ワケもなく嬉しくなってしまった。6レース出走だから、垣内と同様、時間に余裕があるわけではない。駆け足移動も当然ではあるけれども、栢場の走りはどうしても一味違って見えるよなあ。その軽快な走りを、水面でも見せてくれ!

SANY0174  女子戦開会式名物、松瀬弘美ショー! 詳しくは別項にレポートされているはずだが、いやあ、笑わせていただきました。松瀬といえば、開会式でのパフォーマンス。ほんと、最高ですよね。しかし、ピットでの松瀬は真剣そのもの。試運転ピットで回転数をチェックしている目つきは、開会式でのそれとは一変している。これぞA1レーサーの振る舞いなのだ。強くておもろいエンターテイナー、松瀬弘美。地元女子王座への思いは、あの笑顔の奥に力強く波打っている。

SANY0181  2Rを勝った徳増宏美。ピットに引き上げてくると、両手を小さく掲げて「やった♪」とニッコリ。うむむむむ、プリティではありませんか。選手代表を務めるベテランにプリティは失礼かもしれないが(ベテラン、のほうが失礼か?)、可愛らしいもんは可愛らしい。徳増選手、素敵です。「20年ぶりに、幸先いい初戦♪」と、嬉しそうに東海勢に語っていたが、に、に、20年ぶり? いやいや、そんなわけはないと思うのだが。ただ、間違いなく、近年にはなかった初日の好感触であることは間違いないだろう。徳増、このまま一気に勢いに乗ってしまえ! 
SANY0187  ちなみに、右はレース後、公開勝利者インタビューに向かう徳増です。ピットからはけっこう離れた場所に会場があるので(サンホール)、選手たちはなかなか大変そうであります。それでも、ファンとふれあいを持とうと進んで会場に向かう選手たち。浜名湖にお越しの皆様、ぜひサンホールで選手に会いにいきましょう!(黒須田守)

PHOTO=SHIGEYUKI NAKAO(日高、浅田、栢場)


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