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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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美の中の迫力――2日目、後半のピット

2006_0229_9r1_020  やっぱりすげえよな。この人を見ていると、そう思うしかない。
 日高逸子である。
 ピットに張りついて3日目。SGとはもちろん、前回の新鋭王座とも違う様子にだいぶ慣れてきたところである。すると、やはりどうしても目につくのが、日高の動き、なのだ。他の選手とは明らかに一線を画す行動は、紛れもないトップレーサーのそれである。男女の違いなど吹き飛ぶ、正真正銘の一流選手のたたずまい。矛盾した表現をあえて使えば、女子選手の中に日高逸子が混じっている、とでもなろうか。誰よりも機敏に動き、図抜けた集中力を見せ、ひたすら機力を上げるべく働いている日高。8R後も、猛スピードで片付け→ペラ交換→試運転をこなして、後半戦に備えていたが、他の女子選手が緩慢だということではなく、これほどまでにサクサク動いている選手は今節には皆無である。そりゃあ、日高が強いのは当たり前。彼女が立っているステージは、はるかに高いとしか言いようがないのだ。(写真は、2マーク側スタンドに飾られている、出場選手への応援ボードです)

SANY0330 同様に、山川美由紀にも感心させられる。かつては間違いなく、女子選手の頂点に君臨した山川。若手たちの台頭もあって、大きく目立つことはなくなった昨今だが、やはり貫禄はある。エース機を引き当てた今節は、存在感も非常に大きい。そして、日高同様、立ち居振る舞いは強豪のそれである。
 機力がやや苦しい日高に比べれば、余裕があるのは当然。ペラ室からボートに向かう足取りは、とにかく軽く、穏やかである。それでも、さらに仕上げるべく調整の手を抜かないあたりは、気迫を通り越して“鬼迫”と言いたくなるだけの圧力がある。12Rでは、スタート展示で敢然と前付けに出て、アッといわせたわけだが、それもまた飽くなき勝利への希求心なのであろう。やはり、山川美由紀は強い。怖い。12Rは3着に敗れたが、明日からも絶対に無視してはならない一人である。

2006_0229_1_003 別の意味で感心するのが、池千夏である。とにかく明るい。笑顔が多い。それでいて、モーターやペラと向き合う際の真剣な目は、非常にキリッとしている。このメリハリが、いい感じなのだ。モーター調整中の渋田治代と大爆笑する池も魅力的だし、いそいそとモーターの調整をしている池もなかなかに素敵だ。もっともっと活躍してもいいのになあ。真剣にそう思う。明日は勝ってスカッと笑う池が見たいぞ。

DSC00115  陽気といえば、岩崎芳美。しかし、9R後の岩崎には、笑顔がなかった。むしろ憮然としていた、と言ってもいい。3着という成績はそれほど悪いわけではないが、1号艇だったこともあり、本人としてはもっと上を狙える手応えだったのだろう。また、寺田千恵とちょっとした接触もあったようであり、そのこともまた悔しさを増幅させていたのかもしれない。レース後、寺田が挨拶に来て、少しだけ表情が和らいだようにも見えたが、結果が変わるわけではない。どうしても晴れやかにはなれない岩崎。これもまた、強者の振る舞いである。

2006_0229_1_030  海野ゆかりに変化の兆しが見えるのは、気のせいなのだろうか。ピットで海野を見るのは、これが4回目。昨年の笹川賞、グラチャン、MB記念と、この女子王座である。言うまでもなく、今回の参戦は前3回とは立場が違う。半ばチャレンジャーとしての出場であったSG3節と、堂々たる中心選手として君臨する女子王座。雰囲気が違って見えて、当然というものではあろう。しかしながら、海野の中には自覚的な何かが芽生えているのではないか、と思えてならない。レース後の強気なコメント(勝利者インタビューで「明日からもたくさん買ってください!」と宣言)、ピットでの自信タップリといった風情、ともに海野を一回り大きく見せているのである。イン壊滅状態の今日、10Rで豪快にイン逃げを決めているあたりも、格の違いを見せつけるようであった。あとは日高のような風格だけ……いや、もしかしたら、それすらも身につけ始めているのか。成績ももちろんだが、今節の海野にはもっと別の見どころもあるような気がしてならない。

SANY0316  とはいえ、お茶目な海野も健在。11Rで角ひとみがインから勝利を収めると、ペラ室にいた海野が駆けつけて、なにやらジョークを飛ばしていた。えっと、おならプー、みたいなポーズを何度も繰り返してました。角もニッコニコだったが、第三者である私には、何のことだかわかりません。
 その角、初日が出て、ほっと一息。いったんは栢場優子にまくられながらも、立て直して残し切ったのだから、さすがのテクと機力である。角は、ピットではどちらかといえば、黙々と作業をこなしていく感じ。もちろん、海野や小杉志津江などの広島勢や、仲のいい選手と談笑している姿もみかけるが、全体的な雰囲気として、物静かな印象を受けるのだ。マイペース、というか。もっとはっちゃけているイメージを持っていたのだが、いい意味で意外だった。あるいは、今回の女子王座に心中秘めるものがあるのか。とにかく、1着が出て、非常にいいムード。明日からも注目してみたい。

2006_0229_1_001  さて、とっても気になり始めた横西奏恵。自分のレースを6Rに終えて、午後はそれほど大きな動きを見せてはいなかった。細川の水神祭と、明日の艇番板と艇旗の準備で姿を見かけたくらい。奏恵、どこにいるのかなあ……などと寂しがっていたら、M記者がサインをもらっているではないか! 詳しくは明日あたりに更新されるであろう右上のプレゼントコーナーをクリックしてもらいたいが、うーん、俺もプレゼントに応募しちゃおっかなあ。で、細川の水神祭に参加していたように、なぜだか東海勢と仲良しの横西。整備室では大瀧明日香とのツーショットも見かけました。明日は、どんな顔をみせてくれるかなあ……と、やや惚れ気味の黒須田であります。

2006_0229_1_054  えー、昨日、大瀧のベストショットを掲載したら、H記者が「俺の智紗衣の写真はないのかーーーーーっ!」と激怒しておりました。「俺の智紗衣」って……。JLCでもおなじみの某アナウンサー(隠れファンなのだそうです)や全国の智紗衣ファンの「ふざけんな!」という声が聞こえてくるわけでありますが、そんな皆様にお送りする一枚でございます。成績的には非常に苦しいところに追い込まれてしまったけれども、智紗衣フリークのために、明日こそ一発決めてください! 同期の細川は水神祭を決めた。次は智紗衣だ!(PHOTO/SHIGEYUKI NAKAO=日高ポスター、池&渋田、海野、横西&大瀧、廣中。その他は取材班 TEXT/黒須田守)


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浜名湖女子王座初日&2日目 〜 平和島に連れてって!(#468) 【千夏姉さん Blog】
初日1回走りは4着。F切らなくて良かったです・・・。 2日目も1回走り。去年の王座優勝戦のリベンジマッチ。 (個人的には大村で済ませてあるんでリベンジではないんですけど。) 機力悪いのがバレバレっぽいんですが、なんとか2着でした。 でも、やっぱ1着欲しいっす! 明日は4R、10Rの2日乗りです。 逃げろ姉さん!捲れ姉さん!! 4R 予 選 1 3509池 千夏34愛媛49A2 4 2 10 2... 続きを読む
受信: 2006/03/01 21:58:18
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