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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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爽快な気合――3日目、前半のピット

SANY0400  やっと晴れた。華やぎのGⅠ・女子王座決定戦は、やはり好天のなかで行なわれるのがふさわしい。やや薄暗ささえあったピットも、今日はグッと明るさを取り戻している。なかなか、爽快な前半のピットである。
 そんななか、4Rでようやく、田口節子に初日が出た。2コースからの見事な差し。不完全燃焼だった昨日までの鬱憤を、きれいに晴らしてみせた。といっても、いちばん歓んでいたのは、なぜか海野ゆかり。引き上げてきた田口に向かって、両手を掲げて何度もジャンプ。ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい。田口も思わず頬を緩ませた。破顔一笑というほどではなかったものの、田口の心を覆っていた霧は、雨雲とともに消え去ったはず。ここからのスパートが楽しみである。

SANY0383  で、海野はといえば、整備室にボートを引き入れて、本体整備。「足はグーンと上向いた」と昨日は言っていたはずだが、気候の変化で改めて修正が必要になったということなのか。田口をニッコニコで出迎えたように、表情に影が差しているということはないが、ちょっとばかり気になるこの動き。12R、どんな足色で登場するだろうか。

SANY0360  引き締まった表情に見えるのは、浅田千亜希。予選を折り返して、得点率7・00。悪くはないが、彼女にとってはやや不本意なポジションと言えるかもしれない。明日を気分よく迎えるためには、さらに順位を上げておきたいところだろう(昨日の時点で15位)。今日は9R1回乗りで5号艇。狙うは、快スリットからの一発だろう。F2のハンデなど、昨日のレースを見れば、まったく関係ない。今日の彼女は、信じて肩入れしたくなるだけの雰囲気を撒き散らしている。

SANY0363  濱村美鹿子も入念だ。1号艇が回ってきた今日、ポイントアップには絶好の機会を迎えている。浅田と同得点率の濱村は、明日は1回乗り。ここで1着を獲れば、準優当確ランプがつく。インが権勢を取り戻し始めている今日、彼女ほどの腕ならばそれほど心配する必要もないだろうが、そもそもが真面目な素顔の濱村だけに、全力投球で7Rに臨むだろう。少なくとも、ピットでの様子を見ている限りにおいては、磐石だと思えるのだが。

SANY0369  昨日は2、1着。8Rの2コースまくりは、場内解説の柴田稔さんに「金メダル級ですよ! イナバウアーですよ!」と言わしめた、吉原美穂子。7Rで濱村と対戦するが、明らかに上向いている足色と流れは、脅威の的となる。ピットでは淡々と、また粛々と作業を進めている彼女には透明感すらあるが、あの金メダルまくりを見ると、胸に秘めた闘争心はかなりのものと思われる。そのギャップはなかなか魅力的。十分、注目できる存在である。

SANY0375  さて、昨日からちょいと気になる横西奏恵。今日は、金田幸子と足合わせ。ピットまで近づくと、思い切りボートを寄せ合って、さらには顔を突き合わせて、何事かを話し込んでいる。どうやら、奏恵が金田にアドバイスしているようである。それにしても、お二人さん、近づきすぎではありませんか? いやいや、金田に嫉妬しているわけではございません。水面で、こんなにも寄り添っている2艇を初めて見た。まさにランデヴー走行。やっぱり、なかなか楽しませてくれる奏恵である。(TEXT&PHOTO/黒須田守)

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