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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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忙中笑あり――2日目、前半のピット

 朝から雨。気温はそれほど低くないので寒々しさは感じないが、ピットがなんとなく暗く感じてしまうのは仕方ない。うーむ、晴れないかなあ……。

2006_0227__008  初日の走りを経て、それぞれが調整に駆けずり回る2日目の昼前。整備室を覗くと、武藤綾子がギアケースの整備に励んでいた。ぐっと引き締まった表情は、男前と言いたくなるほどにキリリとしていて、迫力すら感じさせる。今日は12Rの「女王リベンジ戦」への出走。昨年の女子王座優勝戦とまったく同じメンバーで行なわれる予選レースに、優出していた武藤も登場するわけだ。昨日4着6着の武藤にとっては、こちらもまたリベンジ。2つの鬱憤晴らしがかかっているわけだ。6号艇から一発大穴を期待したいが……。

2006_0227__072  武藤の隣では、濱村美鹿子も熱心にギアケースと向き合っていた。ドリーム3着で得点的にはそこそこのスタートだが、まだまだ足には満足していない様子。キュッと唇を結び、真っ直ぐな瞳で、器用に工具を操っている。笹川賞の常連となっている濱村は、ここでは当然、格上の存在。準優進出は義務とすら言えるだけのポジションにいる。納得できるだけの足に仕上げて、さらなる得点アップを目指せ。

SANY0294  本体のほうを懸命に整備していたのは、池千夏。好機を得たはずだが、どこか気になるところでもあるのだろうか。といっても、表情はむしろ明るいくらいで、川田久子が声をかけると、ニッコリと笑った。この笑顔があれば、大丈夫。12Rの「女王リベンジ戦」で、調整の成果を確認することにしよう。
 ほかには、柳沢千春、小杉志津江も本体整備。また、1Rを終えた三松直美も、大急ぎで本体を取り外して、ピストン周りをチェックしていた。三松は7Rに再登場。時間がないぞ、急げ急げ!

SANY0282  2Rで2着の栢場優子がピット内を歩いていると、倉田郁美がにこにこと近づいた。ひとしきり談笑していた二人だったが、別れ際、なぜか倉田が栢場を挑発!? 左手を右手のヒジの裏に当てて、拳をグイッと持ち上げる、あのポーズです(わかります?)。ん? なんだなんだ。慌てて出走表を確認すると、倉田と栢場、今日は対戦はないんですけど。ようするに、じゃれていた、ということなんでしょう。倉田は、午前中、熱心に試運転していた一人。2着2本の栢場に、本当に宣戦布告できるよう、頑張ってください。

SANY0290  その2Rで、道中は2等の目もありながら、まさに栢場に逆転されてしまった茶谷桜。レース後は、さすがに苦笑いがこぼれた。茶谷のほうから栢場に挨拶に行くと、お互いにニッコリ。とはいえ、茶谷にとっては悔しい笑みであっただろう。近畿勢と会話を交わしながらも、決して落胆するような表情は見せないのだが、心からの明るさでないのは明らかだった。「女王様とお呼び!」と絶叫した開会式。でも、今のところはまだ、そう呼べるまでの成績ではない。今後の走りを注目しつつ、女王様と呼べる時を待ってますぞ!

2006_0227__241  さて、昨日の後半、細川裕子を慰めたり、金田幸子の会見の輪に加わったりと、多忙だった(?)横西奏恵。今日もまた、なんだか忙がしそうである。試運転ピットで浅田千亜希としゃがみ込んで会話を交わしているかと思えば、いつの間にか装着場で香川素子と話し込んでいる。整備室に入って柳沢や池と談笑し、ふと気づくと、モニターでレースを見ていた僕の隣で、やはりモニターに見入っていたりする。次の瞬間には、おぉ、3RでGⅠ初1着の細川のもとに駆け寄って、祝福しているではないか。昨日の慰めの翌日のことだけに、横西も嬉しそうだ。とまあ、モーターやペラで大忙しというよりは、ピット内を縦横無尽に行動して、いろんな選手に笑顔を振り撒いている、といった感じ。ふむ、なんだか横西のことが非常に気になりだした私であります。6R1回乗りの今日、午後はどんな動きを見せてくれるだろうか。(PHOTO/SHIGEYUKI NAKAO=武藤、濱村、横西 黒須田=ほか TEXT/黒須田守) 


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