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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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クール&ホット――4日目、前半のピット

 予選最終日の朝は、ピットに冷たい風が渦巻いている。気温は決して低くないが、頬や耳が冷たくなって、ついつい口から「寒……」と漏れてしまう。ようするに、勝負駆けといっても、熱くなっていくのはこれから。今のところは、風の冷たさに意識を払う余裕もある、午前中のピットである。

2006_0303__124  そうはいっても、すでに必要着順を抱えてレースに臨む者たちもいる。2R、大瀧明日香と香川素子が勝負駆け。進入は12456/3と、もつれた。モニターでその様子を見ていた海野ゆかりが「何しよん……」と呟く。そこに藤田美代がやって来て「どうだった?」。「折り合いませんでした」と海野。選手たちも、コース取りが一筋縄でいかないことは織り込み済みのようである。「郁ちゃんがアウトかあ……」、単騎ガマシになった倉田郁美を藤田が気遣った。
 このレースは、展開ももつれた。1周1マークで大瀧明日香が落水。大瀧のボートが他艇と絡み合ったとき、海野も藤田も「あぁっ! 危ない!」と声をあげた。2周目に差しかかるあたりまでレース展開を見届けると、海野も藤田もボート揚降機のほうまで駆け出す。余裕のあるピットと言いながらも、やはり勝負駆けの水面は穏やかではない。
SANY0475  その大瀧明日香は、着替えを終えると、ピットに元気な姿を現わしている。日高逸子、渋田治代、吉原美穂子ら先輩たちも大瀧を気遣って、ボートの周囲に集まっている。申し訳なさそうに合流した大瀧だが、無事は何よりである。落水の恐怖は誰もが経験していることだから、こんなときに先輩も後輩もない。これで予選突破が苦しくなってしまった大瀧、そのリベンジは今後のレースで果たしてもらいたい。(右端の緑のジャンパーが大瀧です)

2006_0303_2_030  その2Rのレース後、アームガードを外していた柳沢千春に、香川素子が駆け寄った。笑顔で迎えた柳沢は、しかしすぐに真剣な顔つきになり、香川と話し込んだ。いや、柳沢が香川に何らかのアドバイスをしている、というほうが正しいように見えた。柳沢の言葉に、ひとつひとつうなずいていく香川。最後に柳沢はニッコリ笑いながら「ねっ!」と言って、控室へと向かった。若手はこうして強くなる。先輩はこうして後輩を育てる。美しい構図だと思った。

2006_0303_1_214  選手代表の徳増宏美は、いつもきりりとした表情でピット内を闊歩している。ところが、仲間とすれ違ったりすると、ニコーッと人懐こそうな笑顔を見せる。これがなかなかにキュートで、うむ、実に素敵です。これまでの経験を心の養分にして、いい年の取り方をしてきた、そんな感じ。人間味あふれ、しかし芯の強さも感じさせる、まさに頼れるお姉さんという風情なのだ。4Rは1号艇で1着。成績も好調である。選手代表をこなしながら、この好ポジション。準優ではどんな徳増が見られるのか、非常に楽しみなだけに、後半も頑張ってもらいたい。

2006_0303__176  さて、勝負駆けの今日も気になる横西奏恵。今節いちども着ていなかったジャンパーを身にまとっていたのだが……おぉ、「パチスロ部」ジャンパーだ! 今節、香川素子、細川裕子がこのジャンパーを着ていたが、奏恵もパチスロ部でしたか! 細川にアドバイスする奏恵を何度か見かけた今節、二人はパチスロつながりだったのですね。それを聞いたH記者はモーレツに興奮しておりますが、俺もパチスロ覚えようかな……。今日、午後の更新が早く終わったら、近くのパチスロ屋にでも突撃して、奏恵ちゃん、教えてくださーーーーい。(PHOTO/中尾茂幸=海野、柳沢、徳増、横西。 黒須田=ほか TEXT/黒須田守)2006_0303__169


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あ!パチスロ部ジャージだ!!私もこれ2枚持ってます(^^)
うれしい

投稿者: さくら (2006/03/03 14:45:50)
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