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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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明暗分かれる勝負駆け――4日目、前半のピット

2006_0526__4_01_270  勝負駆けは悲喜こもごも。3R、2番手を今垣光太郎と競っていた井口佳典が、3周2マークで濱村芳宏の突進を受けて、転覆失格してしまった。今日は2着3着条件ということで、まずは1走目のノルマを果たしたかと思ったところに降りかかってしまった悪夢。さらに、このとき井口は左腕を負傷してしまい、後半8Rは欠場、途中帰郷となってしまった。レース後の井口は、左腕以外は、元気である。まずは安心ではあるのだが、その左腕がかなり痛そうだった。井口は、ときに顔をしかめて、歯を食いしばっているような表情を見せる。痛みからなのか、それとも消化不良に終わってしまったことへの悔恨なのか。井口よ、まずは傷を癒して、次のSGで悔しさを晴らせ。ここまでは立派な走りだったぞ。

2006_0525__3_01_049  一方、きっちりと勝負駆けを決めたのは、中野次郎。4Rで山崎智也の2着に入り、予選突破を確実なものにした。ピットに上がってくると、ひとまずホッとした、ということなのか、爽やかな笑顔は見られない。記者さんに声をかけられると、真っ直ぐに前を見据えながら、ハキハキと質問に応えていた。で、次郎の勝負駆け成功を喜んでいたのが、同期の中村亮太。「やっぱり嬉しいですよぉ」とニコニコしながら、次郎のボート引き上げを手伝いに走り出した。今節最若手の86期生同士。ともに大暴れできれば最高だったが、そうでなくとも同じ釜の飯を食った絆は深い。次郎、86期全員の思いを背負って頑張れ。

2006_0525__3_01_192  展示に向かう笠原亮と、ばったり出くわした。「おはようございます!」笠原、元気一杯だ。今日は1着2着の勝負駆け。緊張感というよりは、ひたすら前向きに今日を楽しもうという様子に見えた。思わず、「今日は頑張ってくださいね!」と声をかけると、笠原は微笑を浮かべつつ「はい!」。気力は充実しているように見えたのだが……。6Rは残念な結果に終わってしまい、勝負駆けは失敗。しかし、だからといって後半レースを投げ出すような男ではない。人気が落ちるのなら、あえて買い! そう言いたくなる、雰囲気のよさが、今日の笠原にはあったのだ。

2006_0525__3_01_239  井口が帰郷したことは先述したが、医務室に行っている井口のかわりにモーターを片付けたり、ボートをひっくり返したりしていたのが、同期の田村隆信。ハイレベル集団の85期は、今節この2人だけが出場。ということで、節中をとおして、一緒にいるところをよく見かけたものだが、だからこそ田村にとっても痛恨の出来事ではあっただろう。田村自自身、今日は勝負駆け。といっても、5着条件だから、それほどキツい状況ではない。12R1回乗りで時間もたっぷりあるということもあるだろうが、自身の調整は比較的ゆったりとやっているように見えた。どういうわけか、我々取材班がSGを訪れるようになってから、あまり冴えない田村ばかりを見てきた気がする。だからこそ、ここは強い田村を見せてほしい! 井口の思いも背負って、一発決めてくれ!

Dscf0848  さてさて、準優当確で気になる山崎智也。4Rをマクリで快勝、さらにポイントを積み重ねた。レース後は、もちろんあまりにも爽やかな表情。記者さんの質問を受けていた次郎の横を通り過ぎるとき、「アイーン」とアゴを突き出して見せて、うーん、今日もゴキゲン! 後半11Rは予選1位の鈴木賢一と対戦。明日以降の戦いを見据えれば、相手が1号艇だからといって、みすみす逃げさせるわけにはいくまい。午後は、果たしてどんな表情でピットにいるだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田守) 


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 実は(゚∀゚)さいたマンセー主義でもあります当blogが非常に注目しております艇宴戸田SG笹川賞は予選最終日。東のメッカ戸田競艇場で行われているだけあって本日も20億円超の売上を記録しました。最近のSGでは平日20億割れが多くなってきただけに明るい話ですね。  さて....... 続きを読む
受信: 2006/05/27 6:19:06
コメント

「遠くのSGより地元の周年」という言葉がある様に、まずは1日からの地元G1に出られるかが一番の心配です。
左腕の怪我が大したこと無いのを祈ります。

投稿者: ラリーズクラブ (2006/05/27 5:24:34)
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