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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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暑さも忘れて――初日、前半のピット

Cimg0201 「暑いねえ~」。今日、会った人たちとの間で、「おはようございます」のあとに必ず続いた言葉。うむ、たしかに暑い。記者席からピットまでは、迷路のように入り組んだ通路を行き、やっと外に出るとそこから約500m。体重100kg超のワタクシ、ピットに到着すると、すでに汗が流れている。うーむ、暑い。
 しかし、選手たちは、そんな陽気の中でも、キビキビと動いている。初日といえば、モーターの手応えを掴んで、調整の方向性を見極める日。だからどの選手も、午前中は忙しく動き回るのが常であって、気温がどうこうと言っていられないのだ。日が当たらない午前中のピットは、まだ爽やかさが残っているとはいえ、選手たちの姿を見ていると、「あつ……」まで言って、言葉を断たねば申し訳なくなってくる。

Cimg0187  今村豊が元気一杯だ。思えば1年前のグラチャンは、彼の地元・下関開催。そして今村は、体調がおおいに心配されていた。時に襲い掛かる目眩と戦いつつ、懸命に戦う今村の姿には感動させられたものだが、不安がつきまとうのが現実となってしまっている彼が、こうして爽快な表情で試運転に励んでいるのを見ると、本当に嬉しくなってしまう。試運転にも熱心に飛び出しているし、足取りも心なしか軽く見える。5Rはシンガリに敗れてしまったが、まだまだ巻き返しは効く。後半は1号艇。まずは片目を開けてください!

Cimg0189  今垣光太郎が、早々とモーターをボートに乗せた。初日のこの時間帯といえば、彼にとっては整備の鬼タイム。整備室にこもっていることが圧倒的に多いのだが、今日は手早く点検を終えると、もう触るところがないとばかりに、別の作業へと動き出した。あ、これを書いているとちょうど、目の前に試運転をする今垣の姿が! あとはペラを合わせる、と語った今日のドリームインタビュー。本当にその状態に入ったのだろう。魂の走りを炸裂させる状況は整った。笹川賞の二の舞はないと見たが、どうか。

Cimg0194  仲口博崇がいい雰囲気に見える。調子がいいときの彼は、予選道中では穏やかかつにこやかな表情を見せることが多い。今日がまさにそれで、ピット内を移動する様子を見ても、まさに好調時の仲口がそこにいる。長嶺豊さんに声をかけられると、自然に笑みも浮かんだ。仲口といえば、もう何度も言われているように、SG制覇にもっとも近い男、である。それは仲口にとってはある種、SG優勝ゼロという事実を突きつけられる言葉だ。悲願達成を、SGの中のSGといわれるグラチャンで果たす。それもまた、オツってもんじゃありませんか。現在の雰囲気をこのまま保っていけば、おおいに可能性はあるはずだ。

Cimg0199  江口晃生は、今節も泰然自若。いつでもどこでも変わらぬ江口のたたずまいは、さすがである。ゆったりとピットを歩いていた江口、ばったりと佐藤正子さんに出会った。佐藤さんは、JLC専属解説者にして、静岡を地元としているから、今節はまさしく自分の庭で行なわれるSG。ピット内を精力的に取材されているが、江口の顔を見ると、思わず「頑張って」。江口もにこーっと笑って、「応援してよ」。「江口君のことを応援に来たんだから~」「ハハハハハ! マジ?」。佐藤さんの応援に応えて(?)、江口、4Rは2着でした。昨年グラチャンの準優勝・江口、今年も頑張ってください。

Cimg0204  H記者が「横綱」と機力診断した瓜生正義は、うむ、3R残念ながら5着。レース後は、ボートごと整備室に入れて、点検と調整をしていた。整備室を出ると、同期・原田幸哉の隣にボートを運んで、試運転の準備。仲良しの二人は、談笑をかわしていた。そこにやって来たのは、4Rで1着ゴールしたばかりの池田浩二。気分も最高の池田、瓜生と原田に声をかけながら、ニッコニコであります。原田と瓜生の顔もさらに緩む。瓜生も原田も、池田のスマイルパワーをもらって、次のレースに臨めそうだぞ。瓜生、巻き返せ! 幸哉、快走を見せろ!

Cimg0196  さて、ドリームインタビューの浴衣姿もよくお似合いだった、気になる山崎智也。カメラマン・中尾氏が声をかけると、「『BOATBoy』7月号の笹川賞レポートの扉写真をちょーだい」とリクエストしたそうです。あの写真はめっちゃ評判が良かった、中尾氏のベストショット。まだご覧になってない智也ファンはぜひチェックしてみてください。そんな会話をかわしているのを見てもわかるとおり、気分良さげな智也。レースの合間はペラ調整、時折、整備中の菊地孝平と会話をかわしたりしていた。試運転を見る限り、足はかなり良さそう。笹川賞の再現を狙えそうな気配である。(TEXT&PHOTO=黒須田守)


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