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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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復活!特注選手 新たな地平へ――菊地孝平①

   突如復活、特注選手のコーナーである。
 取り上げるのは、菊地孝平だ。
 今節、立ち上る闘志がひときわ目立つのは、なんと言っても菊地孝平。ピットに行くたび、絶対に目が止まるのが、彼なのだ。ピット情報には、毎日登場してもおかしくないくらい、とにかく際立っている菊地の気合。だったら独立させてしまえ、ということに相成った次第である。

2006_0621_01_049 菊地孝平の最初の印象は、陽気な好青年、であった。昨年の笹川賞からピットに入るようになって、当初の菊地はそれほど目立つ存在でもなかった。好素性のモーターを引いていなかったということもあっただろうが、レース後に同僚選手を出迎える際の明るさが気になる、というくらいでしかなかったのである。
 そんな菊地の印象が変わったのは、MB記念。初めてのSG優出に、前半の時間帯は震えるような緊張感が漂っていたのだが、優勝戦が近づくにつれ、それが逞しい闘志に変換されていくのを目の当たりにして、「この男、ただ者ではないかも……」と驚いたものだった。そして、優勝。一気に大仕事を成し遂げてみせた菊地に、新星の誕生を見たと思った。
 チャレンジカップでの優出時は、実にリラックスした表情を見せていて、この男、一皮剥けたかも、と思った。今年の総理杯での優出も、平常心のなかに艶やかな闘志を覗かせていて、大物感すら覚えた。
 そんななか、陽気な好青年という印象が残り続けているのもすごいことで、『BOATBoy』で連載してもらうようになり、顔見知りになってからはなおさら、彼の好青年ぶりは強く胸に残った。
 成長を続けながらも、芯の部分は揺るがない。すごいことだ。

2006_0620_02_166  そんな菊地だけに、今節も好青年ぶりは少しも変わらない。しかし、何かが違う。いつもの菊地との明らかな差異が、強く胸に届いてくるのだ。それが、冒頭に書いた、ひときわ目立つ闘志、だ。他のレースでは闘志を欠いているわけではない。だが、地元SGをドリーム戦選出=静岡代表という立場で迎えた責任感は、菊地の心の中に付加価値をもたらした、ということなのだろう。遠目に見ても伝わってくる、強い強い決意と魂。おそらく、菊地は今節の主役を担うべき自分を真剣に意識しているはずである。
 午後4時頃、だろうか。自分の作業をすべて終え、やや時間に余裕が生まれた頃を見計らって、声をかけた。今節は、明らかに気合が違うように見えますが?
 菊地は、ニヤリと清涼な笑みを見せた。
「気合?………………(ニヤリ)入ってますよ」
 空回りしないように。菊地は前検日の共同会見で、そう言っている。自分を追い込んでいきたい。そうも語った。大丈夫。菊地は、2日目にしてすでに、それを実現している。ニヤリ。それがその証明だ。菊地は、意識して心に闘志を注入しているのであり、だからこそそれを気負いなどには変換しないようなストッパーを持っている。ニヤリ、はその無意識な表現なのだ。

 菊地孝平、27歳。明日はどんな闘志を見せてくれるのか。ひとつ言えるのは、彼は今節、もう一皮剥けようとしているということだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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