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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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早くも悲喜こもごも?――初日、前半のピット

Cimg1150  熱気むんむん。湿気もむんむん。暑い、そして熱い、初日前半のピット。特に、装着場は熱がこもりやすいのか、立っているだけで汗が滲んでくる(デブだからということもありますが)。ポケットから、佑ちゃんばりにハンドタオルを取り出して汗を拭いても、ああ、次から次へと流れ出る汗。
 そんななか、初日の選手たちは実に忙しそうにピット内を駆け回っているのだから、ただただ頭が下がる。試運転ピットには、水面に飛び出すタイミングを待つ艇たちがずらりと並べられ、その脇で作業をする選手たちの姿が見える。昨日、さっそくの大整備を施していた川﨑智幸がボートに乗り込んで、じっと試運転開始の合図を待っていた。その表情は、早くも真剣さに満ち満ちている。

Cimg1158  その4~5艇、隣には、仲口博崇が体育座りしていた。これもまた、試運転開始の合図を待っている姿なわけだが、どうにも元気がなさそうに見えるのは気のせいか。オープニング・カードの1Rでは、まさかの惨敗。つまずき気味のシリーズ初戦に、気分が晴れないのは、仕方がないことだ。とはいえ、今年に入ってのSGで、仲口はいまひとつ乗り切れていない。去年に比べれば、明らかに本調子を欠いているのだ。そんな流れの悪さもあっての、この姿、なのか。お盆開催では、通算1000勝を達成して、リズムアップで臨んだはずの今節。まだまだ始まったばかりだ、仲口頑張れ!

Cimg1139 「光ちゃん、いい感じじゃん~」
 笑顔で藤丸光一に話しかけたのは、濱村芳宏。2Rで接戦のなか2着に入った藤丸の走りを見て、濱村もご機嫌の様子だ。藤丸はニコッと微笑を返して、整備室へ。濱村はそのあとに続いて、整備室に向かおうとした。
 そこに声をかけたのは、市川哲也。どうやら、足合わせでの手応えについて、濱村に確認しに来たらしい。足を止めて、市川のほうに向き直した濱村は、それからかなり長い時間、市川の相談に乗っているのだった。先日、横西奏恵と話をしたのだが、「SGでも濱村さんがいるから、助けられている」と語っていた。頼れる先輩、なのだ。横西は直接の後輩だが、市川にとっては中四国といった程度のつながりしかないはず。それでもこうして、市川は濱村を頼り、濱村もそれに応える。濱村の人望を物語るワンシーンだった。うむ、濱村、応援したくなったぞ。

Cimg1145  1Rが本橋克洋-秋山直之のワンツー、3Rでは橋本久和が3着。地元・群馬勢は、上々のスタートを切った。3R後、橋本のボートを引き上げに総出となった群馬軍団、それぞれの顔はさすがに明るい。重鎮・江口に、身振り手振りでレースの様子を説明する橋本も、まずまずの初戦に顔はほころぶ。で、その群馬勢、今節はお揃いのオリジナル・スーツをまとっている。その由来について、後で聞けたら聞いてみます。

Cimg1148  早くも王者モード? 松井繁が、実にいい雰囲気で、ピットを闊歩していた。近畿地区の選手のボート引き上げには、穏やかな顔つきでピット内に現われるのだが、それが終わると控室へ一直線。もうほとんど手をつける箇所がない、という感じで、余裕の初日を送っているのである。完全復活を果たしたオーシャンカップ、あれから1カ月を経過して、さらに強烈なオーラを発散させる王者。「買ってください」、除幕式での宣言が完全に現実味を帯びていると思った。こんな松井が、やっぱり素敵だよなあ。

Cimg1137  さて、地元SG、初日ドリームは1号艇! やっぱり気になる山崎智也。ふと整備室を覗くと、本体を整備している智也を発見した。これ、実は珍しい姿である。智也は本体よりも、ペラで機力向上をはかるタイプ。もちろん本体をまったくやらないわけではないけれども、初日から整備室にこもる姿はほとんど見かけたことがないのだ。モーター自体に気になるところがあるのか、それとも地元だからこその調整法を知り尽くしているということなのか……。ひとまず、12Rを注目してみよう。その後、魚谷智之と談笑している姿は、いつもの智也でした。(TEXT&PHOTO/黒須田守)


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