この特集について
ボートレース特集 > 難水面に立ち向かう――初日、前半のピット
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
ライタープロフィール
カテゴリー
関連リンク
競艇サポーターズ
関連書籍

 ボートレース特集

難水面に立ち向かう――初日、前半のピット

Cimg1444  強い追い風(ホーム)が吹いていた昨日の前検日、今日は一転して強い向かい風が吹いている。福岡が難水面であることは今に始まったことではないが、レースを見ていると皆乗りづらそうにしているのがハッキリとわかる。SG初日は、常に慌しいもの。それでも今日の慌しさは、いつものSGとは趣が違うように見えた。レースが終わり、試運転開始の合図がかかると、先を争うように水面に飛び出していく選手たち。モーターの手応えプラス水面の手応えをつかむために、選手たちは忙しい午前中を過ごしていた。

Cimg1440  淺田千亜希が、田村隆信とかなり熱心に話し込んでいた。中身まではわからなかったが、表情からは仕事の話であるのは明らか。淺田が田村に質問するような形で、会話の主導権を握っているように見えた。淺田は今日、第1Rに出走、4着に敗れている。コーナーではバタつく場面もあり、そのあたりが話のテーマだったのだろうか。淺田のSG出場は、2002年総理杯以来2度目。その総理杯では3着を6本も取ったが、1着はなかった。水神祭を目指して、全速チャレンジは始まったばかりだ。

Cimg1452  田中豪、村田修次の東京支部ツーショットを発見。この二人は、BPクラブ(ペラグループ)の精鋭である。長岡茂一を頂点とするこのペラグループの、期待の若手だったのが田中と村田。二人ともすでに中堅的なポジションであるが、期待通りにSG戦線に定着している。今回のダービーは揃い踏みでの参戦、お互いに心強い味方がそばにいるわけだ。力を合わせて、予選突破を目指せ!

Cimg1459  心強い味方といえば、仲良し銀河系軍団85期は今回4人が参戦。「4人で優勝戦に乗れるように頑張ります」、開会式でそう言ったのは田村隆信である。4R終了後、5Rのスタート展示が始まると、水面を一人眺める田村がいた。スタ展をそんなに熱心に見てる選手は珍しいなあ……と思ったら、5Rには森高一真と湯川浩司、同期が2人出走していた。スタ展の段階から、仲間を気にかける田村の姿は、実に美しい。田村の願い――4人での優勝戦進出、かなえばいいなあ。あ、そういえば3Rあたりだったか、森高とばったり出くわしたんだった。挨拶をすると、森高は頬を引き締めたまま「おはようっす」と重厚に返した。森高は最近、僕の顔を見るとからかってばかりで、実は昨日も「クロちゃんです! クロちゃんです!」と繰り返しながら、ニッコニコで寄ってきたりもしていたのだ。しかし、レースが始まり、自分のレースが近づいてくると、こうして気合のこもった表情を見せる。森高一真、間違いなく勝負師である。

Cimg1449  昨日、福岡のピットは遠いよーと書きましたが、ピットから水面を撮影すると、ほら、スタンドが真正面に見えるのです。左上の青い壁のところに窓がずらーっと見えますよね? そのいちばん左端のあたりが、記者席であります。ね、遠いでしょ? あと、ペラたたきの場所が装着場にあるとも書きましたが、今日ピット探索をしてみたら、整備室の奥のほうでも選手がペラを叩いてました。もちろん、装着場ペラ小屋も健在で、今日は上瀧和則や池田浩二の姿を見かけています。気温が下がったら、寒いと思うんだけどなあ。

2006_1023__507   さて、ピットへの長い道のりを歩きつつも気になる山崎智也。今朝、ちょいと別件で話をしたのだが、いやあ、気合入ってると思います、今節の智也! というより、このところSGで見る智也は以前と明らかに違った闘志で臨んでいるように見える。今年の好調ぶりは、このメンタル面での変化にあると見たがどうか。とりあえず、今日のドリームを楽しみに待とう。(PHOTO/中尾茂幸=山崎 黒須田=その他 TEXT/黒須田守)


| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/106923/12401538
コメント
コメントを書く




※メールアドレスは外部には公開されません