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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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エース機は誰の手に……賞金王決定戦、公開モーター抽選!

2006_1220__001  賞金王決定戦のモーター抽選といえば、イベントホールでの公開形式。本日9時30分から行なわれたわけですが、9時15分の開門と同時にお客さまは猛ダッシュ! 最前列の席や見やすい席を確保する、いわば前付け合戦が行なわれる、実に賞金王決定戦らしい光景が見られたものであります。いやぁ、やっぱりいいっすね、賞金王! というわけで、ボート・モーター抽選、行なわれました!

 ボートももちろん大切ですが、注目はやはりモーター。賞金王決定戦は、住之江の上位12機を使用して行なわれ、つまりどのモーターも好素性機なのでありますが、それでも性能差はハッキリとしており、特に10号機は断然のエース機と目されているのであります。それも含めて、12機のなかでも好機と注目されていたのは以下の通り。
10号機……2連対率52・5%、勝率6・78のエース機!
68号機……太田和美が高松宮記念を優勝した、上昇機
5号機……隠れエース機と評判!
65号機……2連対率は10号機に次ぐ第2位
33号機……勝率が10号機に次ぐ第2位
 壇上に登場した12戦士は、こうしたデータが記されたペーパーを見ながら、あれこれと思いを馳せる……。さあ、いよいよ抽選!

2006_1220__013  抽選は、ボート→モーターの順。司会の荻野滋夫さんがハコの中をかき混ぜて、選手たちは封筒を引きます。公開されているとはいえ、これはいわゆる前検業務。番組編成さんも立ち会うなど、緊張感漂う瞬間……いや、これはやはり、最高峰バトルの行方を占う重大な部分を決める瞬間だからこそ、ただならぬ緊張感があるのでしょうか……。選手の抽選順は、獲得賞金順! つまり山崎智也→松井繁→中村有裕→坪井康晴→魚谷智之→濱野谷憲吾→辻栄蔵→三嶌誠司→上瀧和則→中澤和志→川﨑智幸→瓜生正義の順番であります。というわけで、まずは山崎智也から!

 クールに登場の智也、取り立てて表情を変えずに封筒を引きます。モーターは38! 2連対率41・9%は、12機中9位。智也、それを知ってもまるで表情を変えることなく、席に戻りました。抽選終了後のインタビューでは「どれもいいエンジンなので、どれを引いてもいいと思っていました」。モーターよりも気合! そんな雰囲気を感じましたね。
2006_1220__014  続く松井繁は、さすが地元のスーパーヒーロー、客席から大きな声援が飛びます。穏やかな表情で松井が引き当てたのは……隠れエースと呼ばれる5号機! 5という数字が掲げられると、客席からは「ウオォォォォ!」という歓声が飛んでおりました。席に戻った松井は、ペーパーを見ながら次第に目元が緩んでいきます。コートのエリを立てて、口元までうずめた姿は、なんだか笑いをかみ殺しているようにも見えました。「狙い通りのエンジンを引きました。必ず優勝できると思います」と、最高の抽選結果に満足げであります。
 つづく中村有裕は勝率2位の33号機。頬を紅潮させながら、やはり満足そうな表情でした。その次の坪井康晴が冷静な顔つきで引いている間、ユーユーは松井に真剣な表情で話しかけて、松井も真面目な顔で返していましたが、地元のエースに何か質問、といったところだったんでしょうね。あ、坪井は12機中11位のモーターでした。
 初出場組が続きます、魚谷智之。席に着いているときは、隣の坪井や三嶌誠司とにこやかに囁きあったりしていましたが、抽選に臨むと表情がキリリ。凛々しい顔つきで、勝率6点オーバーの好機を引き当て、さらに顔はキラリ、と光っておりました。ダービー以来、本当に自信あふれる表情を見せるようになった魚谷。いきなりの大仕事があっても、まったくおかしくないと思います。

2006_1220__042  つづいて、濱野谷憲吾。賞金王の公開抽選はもう慣れたものでしょう。サラリと引いたモーター9号機は、12機中5位の2連対率。これ、松井がゴールデンウィーク開催で優勝したモーターなのです。思わず顔を見合わせる濱野谷と松井。松井が意味ありげにニヤニヤっと笑うと、それに気づいた客席も爆笑。憲吾も思わず笑ってました。ちなみに、ボートのほうは2連対率1位の89番です。
 ディフェンディング・チャンピオンの登場です。辻栄蔵! 去年はエース機を引き当てた辻、もちろん今年も再現を狙いたいところ。引いた封筒の中からアクア・コンシェルジュ(住之江の案内係のおねーさん)が番号の書かれた紙を取り出し、ゆっくり開くと、1…………番。1号機です。席に戻った辻、大苦笑しながらガックリ。「1という数字が見えたから、10番だと思ってガッツポーズしかけたんですが、ずっこけましたね(笑)」。でも1番なんて、縁起のいい数字じゃないっすか! ちなみに、昨夜は緊張して4時くらいまで眠れなかったんだとか。今後の俺はどうなってしまうんだろう……とか考えたそうですが、本当かなあ? まったくそんな様子には見えなかったけど。
 常連組の後に登場した三嶌誠司。こちらは、さすがにちょっと緊張気味で、実際に「緊張してます」と素直に語っておりました。引いたモーターは70号機。12機中12位の2連対率で、唯一40%を切ってしまっているモーターです。あちゃー……。まあ、それよりもいかに自分の走りができるか、のほうが大事ということでしょう。あまり気にしている様子もなく、あとは平常心でレースに臨むだけ!
2006_1220__056  その後に登場は、上瀧和則。荻野さんがかき混ぜる前に引こうとしたり、さっさと封筒を引くとアクア・コンシェルジュに渡して席に戻ろうとしたり……抽選開始からすでに20分くらい経っていたから、ちょっと待ちくたびれてたんですかね。そんな上瀧が引いたのは、上昇期の68号機。それよりも、注目はインタビューでの強気なコメント。「我々のペラは完璧ですから、エンジンは出ます! 間違いないです!」。この自信、腹の据わり方こそ、夢舞台では最大の武器となるはずです。やっぱ上瀧、カッコいいなあ。
 対照的に、終始淡々としていたのが中澤和志。61号機を引いて、冷静に席に戻っていきました。インタビューでは「緊張してます」と言ってましたが、ぜんぜんそんなふうには見えません。と思ったら、「人前は苦手なので、今は緊張してます」だって。いいなあ、中澤。

 さて、お気づきでしょうか。ここまでまだエース機の10号機が出ていないのです! 実は去年もまったく同じ状況で、11番目に引いた辻栄蔵が引き当てた。そして、瓜生正義は自分の手前でエース機が消えたのであります。さあ、今回はどうなるか。2分の1でエース機を引く、という状況の中、10年ぶりの賞金王出場となる川﨑智幸の登場であります。
2006_1220__072  ニコニコと目元を緩めながら、封筒を引いた川﨑。封筒が開かれるのを、やはりニコニコと待ちます。さあ、番号が書かれた紙が開かれる…………前に、川﨑、席に戻っちゃったぞ。はい、そうですね。引いたのは65号機。ちらっと見えちゃったんでしょう、10番じゃないことが。でも川﨑選手、65号機は2連対率2位の好機ですから!
2006_1220__080  というわけで、まさしく“リアル残り物には福がある”、瓜生正義、10号機ゲットーーーーー! もちろん、いちおう封筒を引くわけでして、中から出てきた紙には当然「10」の文字が。おめでとう! いや、本当のおめでとうは最終日にこそ言うべきもの。それでも、ぐっと栄冠に近づいたのも確かで、瓜生も顔を引き締めておりました。あ、席に戻った瓜生に、上瀧が大拍手してるぞ! やっぱ、ここは拍手の場面でいいんですね。パチパチパチ、がんばれ瓜生!

 というわけで、モーター2連率順に、整理しましょう。
瓜生正義  10号機(52・5%)※エース機!
川﨑智幸  65号機(48・0%)
中村有裕  33号機(46・2%)
松井繁   5号機(44・4%)※隠れエース機!
濱野谷憲吾 9号機(44・1%)
魚谷智之  74号機(43・5%)
中澤和志  61号機(43・1%)
辻栄蔵   1号機(42・7%)
山崎智也  38号機(41・9%)
上瀧和則  68号機(40・9%)※上昇機!
坪井康晴  28号機(40・9%)
三嶌誠司  70号機(39・7%)
 
  今日はこのあと、試運転、前検航走(スタート練習、展示)が行なわれるわけですが、実際に水面に出てみて、数字通りに動かないことは多々あります。いったい、それぞれがどんな手応えを得るのか。賞金王決定戦、ゴングはすでに鳴っている!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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 本日前検日だった4日間の短期決戦住之江SG賞金王決定戦。賞金王決定戦にふさわしくモーター&ボート抽選も公開でした。Sports@nifty競艇特集と賞金王ブログに公開抽選の模様が載ってます。  先ずは縁起物のモーターから。濱野谷憲吾が引いたモーター9号機はGWのラピート...... 続きを読む
受信: 2006/12/21 0:45:13
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