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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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総理杯ベスパフォ~!初日

 さすが平和島! 勝った選手の進入コースは143352543431で、イン逃げは最初と最終の2レースのみ。345コース勝ちが9レース(75%!)という問答無用のセンター天国でありました。決まり手も、逃げ②、差し①、まくり③、まくり差し⑤、抜き①とド派手決着。「誰がインに入っても勝っちゃう」という昨今のまったりSGとは一線を画す1日でありました。
 うむむ、それだけにベスパフォも難しいのだな。コンマ01でアウトからまくって轟沈(6着)した11Rの石野も凄かった。ドリーム戦の1周2マークで意地の大競りを演じた松井と智也も凄かった。てな感じで思い出すだに収拾がつかなくなるわけで、ここはバッサリと絞りきってしまいましょう。
 まず第3位は、いきなり1Rで徳増相手にツケマイを連発した万谷親ビン。これは別の特集記事で書かせてもらうので、そちらをご覧ください。
 で、第2位にはやはり不死身の艇王を取り上げないわけにはいきますまい。

10R/強烈な伸びでフェニックスまくり!

20070316__019  お帰りなさい、ご主人様~♪てな感じでしょうか。植木通彦、艇王のカドまくり。本当に久々に見た豪快な絞りまくりでした。
 10R、3号艇の艇王は髙濱の前付けを許して堂々の4カド選択。元々コースに頓着するタイプではない植木ですが、最近はペラ不調でダッシュでは届かないケースが多いんです。でも、今節の艇王は違います。昨日の前検はトップ時計。今日の展示タイムも6秒51で水準以上の伸びを見せています。ならば、平和島のこの4カドはベストポジション。いちばん勝ちやすいコースといえるでしょう。
「整備士さんからスリット前後の行き足と伸びがいいと聞いたんで、それを生かすレースを心がけました」
 伸びましたね。スタートはコンマ06。文句なしの踏み込みでしたが、カド受けの金子良昭がコンマ03!ですから、展開的には絶体絶命。「ク~、まくっても届かないから差しに回るか」という隊形でした。が、スリットを過ぎてから30mほどで、逆に半艇身ほど覗いているではありませんか。SGでこんなに伸びる植木って、いつぶりでしょう!?
 こうなっては、艇王に仕掛けのミスは考えられません。金子が抵抗する構えを見せる前に一気に叩き潰し、そのままインの三嶌誠司まで呑み込んでおりました。まさに電光石火の絞りまくり。ここ数年は捌いて捌いてなんとか準優に潜り込み、結局はパワーの差で敗退していく。そんな植木ばかりを見ていたわけで、本当の本当の久しぶりに「見たか、オレの実力を!!!」という雄叫びが聞こえるような1マークでありました。
 ちょいと調べたところ、植木のSG初戦勝ちは2005年11月の芦屋チャレカ以来、約1年半ぶり。去年は総理杯からほとんどのSGに参戦し、初戦は36554422と未勝利に終わっていたのですよ(まあ、大半がドリームですけどね)。破壊力満点の伸びで、あっさりと鬼門だった初戦を突破した植木。今節の艇王は、水上の王道を突っ走ること間違いなし、ですな!

 で、今日のベスパフォ賞は、これまた「らしくない伸び」でピンピン連勝発進したこの無冠の貴公子に!

2R9R/ワースト機を超抜に変えた男

2007_0315__178  複勝率25・3%……ブービーの74号機が27・0%ですから、71号機は文句なしのワースト機であります。そのポンコツ機を引いた仲口博崇が、なんとなんと連勝発進してしまいました。しかも、決まり手はどちらも「まくり差し」。普通、パワーのない選手の連勝というと「1号艇であっさり逃げきり、6号艇で前付けから展開に助けられて差し抜け」みたいなパターンが多いんですよね。それが今日の仲口は、まくり差し2本ですから文句の付けようがありません。
 まあ2Rは3コース吉田弘文の強引なまくりのおかげでもありました。吉田がまくってやや流れたところを4カドからズッポリとマーク差し。あの展開はパワーのない選手でも勝ちきれたかもしれません。ただ、周回を重ねるごとに他艇を置き去りにしていく伸び。これは凄かった。このときの展示タイムは6秒41。今日の一番時計だったはずです。私、小首をかしげながら呟いてましたね。
「こんなに伸びる仲口って、記憶にないな」
 出足が強烈な仲口、レース足が抜群でくるくる回る仲口、そんな仲口は何度も見ていますが、ドッカ~~ンと爆発噴射するように伸びる仲口って珍しいですよね。しかもしかも、ほとんどの選手が苦しんできたワースト機で……。
 この不思議な現象?は、後半の9Rでもリプレイのように繰り返されました。いえ、今度は3コースから自力で2コースの辻栄蔵を叩き潰し、インから逃げ粘る上瀧をバックで置き去りにする完膚なきまでのまくり差し。「3コースからのまくり差しは実力&パワーが揃わなければ不可能」という私の持論からして、仲口の71号機は間違いなく上位級なんですよ。私、昨日の前検から「なかなかの足だな~」と感じてモーター番付に入れていたのですが(エヘン、ちょっと自慢)、まさかここまでとは……。展示タイムも風が変わった(バック向かい風)というのに、6艇中ダントツの6秒54。この数値を証明するように、仲口は気持ち良さそうにグイグイピューンと飛ばしておりました。
 SGの初日に仲口が連勝発進したのは、これがはじめてのことです。初日~2日目で連勝、というのが去年の福岡ダービーでありましたが、その後にリズムを崩して準優の6号艇を確保するのがやっと。その準優も事故で失格の憂き目に逢っています。
「SGにもっとも近い男」と言われてはや幾年。仲口博崇本人も、最後の最後に自分に足りないモノは何か?を嫌なほど自覚していることでしょう。今節はワースト機からの挑戦。想定外のピンピン発進ですから、緊張することも慎重になりすぎることもないはず。優勝戦まで「ポンコツ機とともに戦う」という楽な気持ちで明日以降も戦ってほしいものです。


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