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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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総理杯ベスパフォ~!2日目

 今日もセンター勢がスリットから攻めに攻め、スリリングな1マークになった平和島水面。連勝発進の仲口がFに散るという悲劇もありましたが、とにかく寸分も目が離せぬ接戦の連続であります。9Rの万谷親ビンも3コースから粘りに粘って3着。エコ贔屓と言われようが何だろうが、今日も親ビンには第3位を捧げたいと思います。
 で、そんなセンター天国の水面で、インとアウトで素晴らしいパフォーマンスが演じられましたね。まず2位は、難しいインから強豪たちを完封シャットアウトしたこの伏兵レーサーに。

7R/そのパワー、凶暴につき。

2007_0317__084  髙濱芳久の43号機が節イチ級の足に仕上がりました。前検から片鱗を見せていたのですが、その凶暴なパワーを完全証明したのが7レース。次々とイン選手がまくられる水面で、髙濱も鬼門というべき水域に足を踏み入れました。外から手ぐすねを引いているのは、濱野谷憲吾、平田忠則、原田幸哉という喧嘩上等の握り屋ばかり。そんじょそこらのパワーでは逃げきれません。
 スリットもやばかった。コンマ11前後の横一線で、3コースの山﨑昭生だけが半艇身ほど凹んでいます。4カドは地元のエース・憲吾。横一線でもカドから半艇身覗くのが平和島ですから、スリットを過ぎてぴったり1艇身ほど飛び出しました。ひとまくりも簡単そうな隊形だったのです。
 が、そこから髙濱が伸びること伸びること! つまりはダッシュの憲吾とまったく同じような伸びで、軽~く1マークを先取りしてしまったのです。まくれる、と見ていた憲吾はその驚異的な伸び返しを見て、瞬時にまくり差しに構えました。機敏な判断です。でも、届きませんでしたね。回ってすぐに1艇身、2マーク手前では2艇身……傍目には「淡白なイン逃げシーン」でも、昨日からレースを見続けている者にとっては「バイオレンスな逃走劇」なのですよ。宣言しましょう。髙濱43号機は、2日目を終えた時点で文句なしの節イチパワーです!
 後半11Rの髙濱は4カドからツケマイぶん回し。追い風が災いして惜しくも届かず3着止まりでしたが、パワー鑑定が曇るものではありません。気付けば2・1・3着で憲吾に続く節間2位。2002年の宮島グラチャン以来、5年ぶり2度目のSG優出も見えてきましたぞ!

 そして今日のベスパフォは文句なし。今節はじめてアウトコースからピンを奪ったこの若者です!

12R/憲吾もビックリ、異次元まくり差し!

2007_0317__061  吉田弘文の足も相当なもの(前検で大関評価)と思ってたんですけどね。まさか、これほどの大技を決めてしまうとは……いや、これはパワー以前に、コーブン君の度胸を褒めるべきでしょう。
 12Rの吉田は6号艇ですんなりの枠なりアウトコース。ただでさえ好調な選手が揃って苦戦必死のアウト戦です。スリットもインの憲吾がコンマ01!
「ぐわぁぁぁ、インの濱野谷、これは早いスタートを…決めました!!」
 と実況アナがFを臭わすほどの超絶スタート。対してアウトの吉田はコンマ10、中凹みもない隊形では勝負あった、はずなんです。が、そこからの思いきりが半端じゃなかった。内の選手の動向には目もくれずに、まずは全速でぶん回し。本当本物の全速で、「差し場が見つかったら…」などという躊躇はゼロ。実際に差し場なんか見当たらない展開でもありました。
「とりあえず、行くだけ行っちゃおう、と」(レース後)
 行くだけ行って、2コースの赤岩の上を通過したあたりで吉田はハンドルを入れました。逃げる憲吾と差す赤岩にミスがあったわけではなく、1-2か2-1か(ほぼ1-2)という一騎打ち態勢の間にドッカ~~~ン! 憲吾からしてみれば、完全に死角になっている空間から、いきなり得体の知れない物体が飛び込んできたわけです。バックはほぼ同体でしたが、差した者と差された者。その勢いには大差がありました。瞬く間に地元のエースを置き去りにして、コーブン君はトリプル万シューの大穴を提供したのでした。
 デビューから4期目にはA2入りを果たした天才肌の吉田弘文。2003年の戸田ダービーでは、SG初出場にしていきなり準優入り(5着)という快挙も成し遂げました。が、その後SGは未勝利で、去年の地元・福岡ダービーではいきなりFに散ってもおりました。で、気付いてみれば30歳。様々な辛酸を舐めたコーブン君は、三十路を迎えて新境地に達したのかもしれません。度胸満点の決め撃ちまくり差し。SGを制覇するには、「見る前に飛ぶ」思いきりが必要なのです。コーブン君、キミなら、できる!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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受信: 2007/03/17 23:10:54
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