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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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平成の格闘王、見参!!

 ウォワ~~~ッ!!!!!
 5Rの発売中、あの男が巨体を揺らして現れると、イベント会場は大歓声に包まれた。同時にシャメを撮るべく携帯が10本20本50本……100本ほども頭上にかざされてゆく。
 プライド統括本部長・高田延彦。「平成の格闘王」とアナウンスされると、またワオォォ~! 
2007_0417__151 「この前、45歳になりました!」と高田本人が言うと「おめでと~~!!」の合唱。相変わらずというか当然というか、凄まじい人気だ。で、その巨体に似合わぬ小さな折りたたみ椅子に座ると、場内のファンは静まり返って高田の言葉に耳を傾ける。
「この大村は、競艇の発祥の地なんですってね。諸先輩たちが脈々と走り続けてきたこの地で名人戦を戦う。素晴らしい。ず~っと続いてほしい、これからも!」
 ウオォォォ~!!
「私自身も格闘技をやってきて、(競艇に)同じものを感じました。時には命を落とす人もいる。もちろんケガをされる方もいる。その激しさは、まさに水上の格闘技だと感じました」
 ウワォ~~!!
「競艇もそうですが、格闘技は恐怖の戦い。試合が怖くてしょうがないこともある。そんなときはトレーニングを積むしかない。トレーニングによって本番までに恐怖を勇気に変えてゆく。心の中から負けるという選択肢を消していく。そして最終的に戦いたくてしょうがない、という気持ちにさせるのがトレーニングなんです」
 拍手、拍手。
 そんな格闘王も45歳を迎えて、肉体の衰えを痛感しはじめているという。
「いつもフンドシ一丁で太鼓を叩くんですが、少しずつ身体が落ちてきているのがわかる。45歳……けっこうキツイんですわ」
 チラリと弱音をこぼした高田だったが、我らが加藤峻二が65歳でまだまだ一線級だと聞いて3秒ほど絶句し、それから細く鋭い目を輝かせた。
「そう、65歳で……まだ20年ありますか!!」
 自分を鼓舞するようなセリフに、この日いちばんの歓声が湧き上がったのだった。高田も凄いが、その高田を感服させた『走る人間国宝』峻ちゃんの凄さよ。
「大きなケガがないことを祈りつつ、先輩たちの格闘技を観戦させていただきます。舟券は穴を買います。穴しかないっすね!」
 最後は豪快にこう言い放って、高田は特設ステージを後にした。(Photo/中尾茂幸)


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