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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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偉大なる匠たち、発祥の地に登場!

 決して過剰な渋趣味ではない。とりわけレトロ好きというわけでもない。畳と女房は新しいほうがいい、という諺にはおおいにうなずくものでもある(関係ないか)。ともかく、なにもおじさん好きとかベテラン贔屓というわけではまったくない僕なのではあるが、しかし。
 なんでこう、名人戦って胸がときめくかなあ。
 通用門に次々と現われる選手たちと挨拶を交わすたび、心が弾んでいくのがはっきりと自覚できる。いやあ、名人戦に出る偉大なるベテラン選手、サイコー! そんな気分にさせられるのは、おそらく彼らの醸し出す年輪の重み、なのであろう。

2007_0416__035  艇界の至宝・加藤峻二が悠々と登場する。思わず最敬礼したくなる、風格に溢れている。まったく揺るぎのない足取りを見ていると、おおよそ艇界最年長とは思えない、若々しさもある。この人に会えるだけでも、名人戦に足を運ぶ価値がある。そう思わせられるだけの、圧倒的なオーラを加藤峻二は振り撒いている。
 これって、すごいことですよ、ハッキリ言って。記者席に置いてあった「選手大村成績」という資料を見ると、大村初出走が昭和37年! それから40年も経って、こうしてGⅠが行なわれる大村のピットに登場するなんて、ターンマーク坊や(大村のマスコット)だって、想像もつかなかったはず(当たり前か)。こんな具合で、加藤峻二も含めた全選手の一挙手一投足にリスペクトを抱きまくる、そんな1週間になりそうだと、そう思った。

2007_0416__148  昨年の尼崎名人戦では優出を果たした金井秀夫が、関東勢とともに登場。深く刻まれたシワが、相変わらず渋い。その金井は、入り待ちのファンに大人気! 愛車を移動して一緒に戻ってきたところで撮影責めにあっていた松野京吾と新良一規が、「金井さん、写真撮りたいそうですよー」と呼びに来ると、なぜか金井さん、「嫌だ」。ありゃりゃ。いやいや、もちろん冗談です。呟くように、「それじゃ、行ってきますか」と言い残して通用門に向かうと、ファンが一斉に取り囲んだのでありました。プレゼントを手に戻ってくると、照れ笑いとともに「もらっちゃいました」と僕らに掲げてみせる。うむむむむ、渋い! こういうのをカッコいいと言うのだなあ、と心から思った次第である。

2007_0416__076  地元期待の山口博司が、淡々とした表情で登場。初の名人戦出場、登番もとびきり若い3135番である。近況も絶好調で、優勝候補の一角だが、地元ビッグということもあるのか、ちょっと緊張ぎみにも思えたものである。登番が下から3番目の松野京吾と顔を合わせると、ニッコリ笑顔を見せた山口。うーむ、この二人が今節は新兵としての参戦なのかあ、と思うと、不思議な気分になりますな。
2007_0416__096  その山口を送ってきたのは、地元気鋭の飯山晃三。大先輩たちにキビキビと挨拶して回る姿が、凛々しい。そこにやって来たのは、愛知の河合良夫。飯山の顔を見ると、「おっ!」とばかりに、目を見開いた。そして……「お前も出場するのか」。そんなわけないっしょ(笑)。あっははあ、と笑い合った河合と飯山。なんだか、ご機嫌の河合であった。

2007_0416__111  この人が名人戦かあ……そんな感慨に耽ってしまったのはもちろん、ミスター・ダンディ、大嶋一也だ。昨年の出場メンバーに名を連ねながら、負傷により欠場。1年遅れで、初出場となった。それにしても、大嶋が名人戦ねえ……と思うしかない、一味違う雰囲気。ダンディなのは相変わらずでも、ここではあまりに若々しくて、違和感すら覚えるほどである。JLCの名人戦CMでは「若いときを思い出して、センターからのレースも面白い」などと言っていた大嶋。果たして、どんな戦いを見せてくれるだろうか。

2007_0416__143  さて、名人戦で気になる男といえば、やっぱりこの人。大西英一! 去年の名人戦で、そのお茶目で陽気なお人柄に、すっかり惚れ込んでしまった私でありました。ドリーム戦インタビューの席につくや否や「18番、与作」とのど自慢を始めそうになったり(実際は歌いませんでしたよ)、3着ばかりの成績を「タンヤオ、タンヤオ」と言いまくって笑わせたり、ほんと、素敵なおじさまなのですよ。で、大きなマスクをつけて登場した本日の大西選手。写真を見てください。だはは、何をしてるんですか、大西さん! これ、競艇場入りを取材していたJLCにカメラを向けられ、「顔は映させないよ~だ」とばかりに顔を隠しているんですね。この3秒後、手をくいっとどかして、「な~んちゃって」とカメラに視線を投げたのでしたが……今年も楽しませてくれることは確定!ですね。思い切り気にさせていただきます!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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コメント

こんにちは!
初めてコメントさせて頂きます。

大西選手が首から下げてはる携帯、もしや03年秋に発売のタイガース携帯では!?

僕も持っていたのですがすぐに壊れちゃいまして。

俄然、大西選手を応援します!!

投稿者: 元ちやん (2007/04/16 16:19:48)