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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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熱闘!競艇甲子園! 4日目速報

『蒲郡・都市伝説?前半に怪奇現象が!!』

 さすが競艇甲子園!これぞ競艇甲子園!という奇妙な現象が前半戦で起こった。気付いたのは5Rで市川が戦慄の前付け逃げを決めた後だった。あまりの大穴に脱力状態と化し、ホケ~~ッと1Rから勝った選手の地区をおさらいしてみると……
1R…九州(吉田)
2R…四国(森高)
3R…東海(新美)
4R…近畿(魚谷)
5R…中国(市川)
2007_0831__0491  見事に別地区の選手が勝ちあがっている。でもって、もし6Rでぴったり6地区パーフェクトになるとすると……関東の選手が勝てば達成だ。いや、達成というより、MB記念の性質上そうなるのではないか……6レースには②齊藤仁と④濱野谷憲吾が参戦している。この流れからすれば、勝つのは両者のうちのどちらかだ!
 ちなみに2着選手も調べてみると、【近畿、関東、中国、九州、東海】とこれまたすべて別地区!! あとは四国だけなので、関東-四国で決まる!!!? と思ったら、6Rの四国の選手はいなかった。
 と、とにかくこの奇妙な流れに気付いたのも何かの縁、関東の選手をアタマにしよう。勝つとしたら、もちろんピンピン勝負駆けの憲吾だ。そう、この流れは憲吾が勝つための布石なのだ!! 
 と私は当初の予想(平田◎)に、憲吾のアタマ舟券も加えてしこたま買った。そして……齊藤仁が勝った。チャンチャン。

『F2田頭、火の玉Sで19人ゴボー抜き!』

 今日の勝負駆けをおさらいしておく。昨日の18位以上から脱落したのは東海1(原田)、四国1(烏野)、中国1(寺田)、九州1(白水)の4選手で、逆に19位以下から逆転の準優進出を果たしたのが東海1(新美)、近畿1(今垣)、中国1(市川)、九州1(田頭)の4選手。数的にはなんとなく帳尻の取れた交代劇ではあったが、同地区の当事者たちは複雑な思いでお互いを見つめあったことだろう。
2007_0829__0266  今日一番の番狂わせは、九州の田頭実だった。さすがF3でコンマゼロ台を連発してGIを制した男。F2なんかヒヨッコ程度にしか思っていないのか。前半4Rはコンマ08のトップSで2着、後半10Rはコンマ05!!!!!で勝ってしまった。この10Rはインの濱野谷憲吾がFを切っての「恵まれ」勝ちなのだが、Sを張り込んでいたからこその1着。とにかくF2持ちで、昨日(コンマ07!)から3連続ゼロ台は凄すぎるぞ、田頭!
 そうそう、昨日の1着も「恵まれ」だった。驚異のS力&強運で昨日の35位から16位に浮上、奇跡の予選突破を果たした田頭は明日も要注意だ! おまけとして、田頭がF3で地元の記念を制したときの回想コメントを添えておこう。
「あの時はF3だから優勝できたんです。F1、F2だと気持ちがはやり過ぎて起こしも早くなりますからね。で、どこかで放って惨敗したはず。F3だから慎重に起こしてすべて全速で行けた。優勝はある意味F3のおかげでしたね」
 F3だからGIを優勝できた……恐ろしいセリフだ。しかし、とすると、田頭が今節優勝するには、もうひとつFが足りないのかっ???

ハードボイルド・チルト3
『今日の阿波勝哉』

 伸びない。どうしても伸びない。
 昨日、痛恨の勇み足でF2の身の上になった阿波だが、伸びさえくればF3も辞さずに攻める男である。が、2Rの展示タイムは6・63……3号艇の森高と同タイム、1号艇の平石にもコンマ02しか“貯金”がないようでは叩けるはずもない。スタート展示では、5コース西島の方が優勢に見えたほどだ。
2007_0829__0025  実戦、2Rは全艇が慎重なスタートだった。インの平石がコンマ29、これを物差しにしたように以下25、27、25、26で、阿波も申し合わせたように27……。昨日のFがなければ、今節のもどかしい伸びでもコンマ10程度のSでまくりきれただろう。もっとも、阿波のFがなければ平石ももっとSを張り込んだか。内5艇の緩~いスタートは「怖い阿波がFを切ったからなぁ」という安堵の表れなのかもしれない。
 スリット同体、10m進んでもほぼ同体。ここでもはや阿波パターンは息絶えた。阿波に代わって5コースの西島が敢然と握って回る。十八番を奪われた阿波は「もはやこれまで」と舳先をターンマークに向けた。なんとなんと、阿波としては実に珍しい最内差しだ。
 もちろん、まくらないアワカツなんか見たくはない。本人も屈辱の差し回りだったろう。が、「どんな無様なレースをしてでも着に絡みたい!」という悲痛な叫びが聞こえるような差しに、私は言葉を失った。
 そして、その差しが一瞬だけ決まったかに見えた。他艇がゴチャグチャやりあっている間に、阿波が内からソロ~リ。バック先団は仲口と森高だが、阿波にはインの利がある。2マーク、阿波は最後の頼みとばかりに先マイを打った。チルト3度の急旋回に、艇が軋んで跳ね上がる。これもまた、悲鳴のようなターンだ。やっとサイドが掛かってギシギシと前進しはじめたときには、差した森高、仲口はおろか握った山崎智也にも競り潰されていた。終わってみれば、6着……苦境は続く。伸びがこない限り、明日もあさってももどかしい展開を強いられるだろう。
「それでも、明日の2Rも阿波の舟券を買って、阿波だけを見続けよう。明日はトップ18が抜けた敗者戦。伸びがなくてもS一撃で……」
 アワカツ中毒患者である私は、今晩もうわ言のように呟き続ける。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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