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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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6日目前半のピット 早い始動

Img_0652_2  SG最終日の早い時間のピットには、少しのんびりとした空気が流れる。
 ほとんどの選手から優勝の権利がなくなっているし、あと1走か2走で管理下から解除されるからだ。専門紙の記者が減り、優勝戦出場選手が動き出すのが、もう少し遅い時間であることも「のんびり空気」に影響している。

 そして蒲郡のピットも、通常のSG最終日の雰囲気と同じだった。昨日や一昨日までに比べると、選手の動きもややおっとりしたものとなっている。もちろん、おっとりしているといっても、「キビキビ」動いていたのが、「キビ」になったくらいなのだが。……って、わかりにくいか。

 ただし、通常のSGとは少し違う動きもみえた。優勝戦出場選手の始動が早いのだ。14時すぎにペラ小屋をのぞくと、すでに魚谷が背中を丸め、うつむきながらハンマーをふるっていた。
 魚谷のまわりを囲むのは、坂口周、服部幸男、原田幸哉。もちろん偶然なのだろうが、なんだか東海の選手が魚谷を包囲しているような感じである。
 昨日と同じように、魚谷はやや怒りを帯びた表情をしていた。なんだか、感情を押さえ込むための「戦うための仮面」を装着しているような感じに思えた。
 おそらく、今日の魚谷も強い。

 

Img_0695  笠原は顔も体も少しこわばっているように感じた。口元に注目すると、なぜだか歯を食いしばっていた。それが笠原のクセなのかどうなのかは知らないが、ひょっとして必要以上のプレッシャーを感じているのかもしれない。

 ペラ小屋に入ると、笠原は師匠・服部の横にちょこんと座る。ふたりとも真剣なまなざしでペラをみているが、ときおり言葉を交わすと、少し笠原の口元がやわらかくなる。
 師匠がそばにいることは、笠原の精神的支柱となっていそうである。

 笠原につづいて池田浩二もペラ小屋に登場。いよいよもって、東海色が強くなる。ただちょっとペラを確認したら、すぐにどこかにいってしまったので、雰囲気はよくわからない。

Img_0681  1レースが終了して、艇の引き上げ作業。ここに赤岩と市川が登場する。

 赤岩は阿波勝哉のエンジン格納の作業を手伝っていた。赤岩も笠原と同じようにやや緊張している模様。そして色々とやることがあるようで、ピリピリしたオーラを身にまとっている感じがある。
 アワカツの作業の手伝いが終わると、赤岩もペラ室に登場。その後は整備室に移動して、丹念にペラを磨いていた。

Img_6353「(エンジンを)つけてないのオレだけ!? みんな早すぎるんだよなぁ~」
 このように語ったのは市川哲也。
 本当に今日の優出メンバーは動きが早い。市川以外の5艇は、すでに1レース発走前からエンジンが装着してあったが、市川がエンジンを装着しはじめたのは、2レース発売中。さすがSG4勝の実績を誇る名選手。余裕があるのだろう。

 その余裕は雰囲気にもあらわれていて、マスコミを含めた周囲の人間にかなり明るくふるまっていた。
 優出6選手のうち、前半戦のピットで笑顔が確認できたのは市川だけ。もっとも、あえて表情をやわらかくするようにつとめているのかもしれないが……。
 どちらにしろ、市川は緊張と上手につきあっているようである。

Img_0701  14時40分。控え室から山本浩次が出てきた。歩き方は昨日説明したような「トボトボ」。伏し目がちなアンニュイな表情も、初日からまったく変らない。

 テレビのインタビューが終わると、自分の艇のそばに行きペラを取り外す。そろそろ始動しはじめるようだ。隣を通りかかった、同じ中国支部の寺田が、山本になにか話しかけていたがやはり表情はまったく変らなかった。

(PHOTO・山田愼二 TEXT・姫園淀仁)


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コメント

 
ここの予想、今週も少ない買い目で驚異的に的中してますね

http://blog.livedoor.jp/koukai_yosou/
 
 

投稿者: 競艇ファン (2007/09/02 17:32:29)
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