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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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ヒートアップ・ザ・勝負駆け!

 いよいよ予選の得点争い=賞金王トップ12への勝負駆けもヒートアップしてきました。今日は地元の笠原亮が沈没、夢の3億円を目指していた魚谷智之が転覆(負傷帰郷)、一発逆転の足を秘めた大嶋一也が内規違反(帰郷)などなど、無念のアクシデントも多発。明日の本チャン勝負駆けでは、どんなドラマが起こるのか……水神のみが知る過酷で熾烈な1日になりそうです。
 そんな中、1日早い勝負駆けで奮起した選手もおりました。とりわけ見事だったのは上瀧和則と原田幸哉でしょう。

火の玉ジョー、全開!

2007_1122_0173  まず、上瀧は3Rでコンマ07から鮮やかな逃げきり。まあ、今日は1R~7Rまですべて「逃げ」決着ですから、これ自体は驚くべきことではありません。圧巻は10R。6号艇の上瀧は例によって動き、2コースを奪取します。が、起こしでやや後手を踏み、コンマ26のワーストタイミングでスリットを通過しました。ただでさえ勝つのが難しい浜名湖の2コースで、致命的な遅れ。この絶望的な隊形から決め撃ちの小回り差しで、バック先頭に踊り出たのです。3コースの魚谷が握ったという展開にも恵まれた差し切りではありましたが、よほどの出足とレース足がなければ「2コース差し」が決まらないのが浜名湖水面。大逆転の賞金王進出へ、3日目にして上瀧らしいパワーが備わりましたね。
 ちなみに上瀧の賞金ランクは39位。ほぼ優勝だけが賞金王当確の条件ではありますが、勢いに乗ったときのこの男の強さは言うまでもないでしょう。明日も1走2着条件という厳しい勝負駆け。これを乗り切ったとき、「火の玉ジョー」のミラクル伝説が生まれるのかもしれません。

獰猛でクレバーな野獣

2007_1122_0133  今節、はじめて「2コース差し」という決まり手で勝ったのが、8Rの原田幸哉でした。まず、その布石になったのが4R。3コースの幸哉はスリット同体からインの江口晃生にツケマイを浴びせます。ギリギリ耐えた江口に、幸哉は2マークもツケマイ、2周1マークもツケマイ、さらにツケマイ、ツケマイ……最終ターンマーク以外はすべて全速で攻め続けておりました。結果は2着でしたが、このレースを見た選手たちは「今節の幸哉はいつにも増して外からの全速戦が怖いな」と思ったことでしょう。なんというか、獲物を追い詰める野獣のような連続ツケマイでしたから。
 そして、8R。2コースの幸哉はスリットで半艇身ほど覗き、インの齊藤仁にプレッシャーをかけます。なんとか伸び返した齊藤は、ひたすら幸哉の全速ツケマイだけを警戒したはずです。まともに喰らえば惨敗ですから。
 で、齊藤が内から握ったのを見た瞬間、幸哉は機敏な差しハンドルを入れておりました。獲物を追い詰めるだけ追い詰めてから、草むらに隠れて先回りをするように。幸哉の正味のパワーは中堅上位~よくて上の下程度でしょうか。バックでも他艇の追撃を振り切るのに苦労してましたが、そんなパワーだからこそ幸哉の並々ならぬ気迫と聡明さが浮き彫りになった「差し」でした。
 今節の幸哉はひと味もふた味も違う。
 前検からの中尾カメラマンの見立ては間違いなさそうです。まあ、当然ですけどね。今日現在の賞金ランクは15位。優出2着で10位の服部幸男を、3着で11位の三嶌誠司を超える位置にいるのですから。「勝負駆けで絶対に緩めない男」原田幸哉が、今年最大の勝負駆けでぶっとばさないわけがない。今節の原田幸哉は飢えた野獣なんです!!
 幸哉はこの2・1着で準優への当確ランプが点りましたが、野獣と化した男に満腹の二文字はありません。準優~ファイナルの1号艇を目指して、明日も獲物をとことんまで追い詰めることでしょう。獰猛に、そしてクレバーに。

池田が命がけの勝負に!

 さてさて、賞金王ボーダー付近の動向は……?賞金自体は予選で大幅に変わるわけではありません。が、今日あたりから準優~優勝戦も見据えた青写真が浮かび上がってきましたね。
【21日終了時点でのボーダー付近の獲得賞金額と順位】

10位 服部幸男 6301万円 CC不出場
11位 三嶌誠司 5618万円 賞典除外
12位 池田浩二 5508万円 予選23位
13位 吉田弘文 5462万円 CC不出場
14位 田村隆信 5263万円 賞典除外
15位 原田幸哉 5245万円 予選6位
16位 佐々木康 5058万円 予選3位
17位 山本浩次 4930万円 予選40位
18位 江口晃生 4921万円 予選26位
19位 寺田 祥 4757万円 予選9位
20位 平石和男 4704万円 予選7位
(千円単位は切り捨て)

2007_1122_0576  山本浩次は明日①①着でも5・50……一縷の望みは残されていますが、かなり厳しい状況になったようです。原田幸哉、佐々木康幸、平石和男は完走当確、寺田祥も5着当確と、この4人はおそらく準優に残るはず。池田浩二と江口晃生のふたりはバリバリの勝負駆けで、もし落選するような事態になると江口のみならず、池田もほぼ絶望的な状況になってしまうでしょう。当確4人のうちの誰かしらは優出しそうですから。池田の場合、逆に優出さえ果たしてしまえばほぼ12位以内が確定するわけで、明日の2走が生死を分かつ戦いになります。明日からはさらに詳しく賞金変動~ランク推移を紹介します!!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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