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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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浜名湖のエンジンはドングリの背比べ

2007_1119_0244  なんじゃ!?  この人の多さは!

 浜名湖競艇場のモーター抽選は、ピット内にある「ミーティングルーム」と称する部屋で行なわれる。
 部屋の大きさは10m四方くらい。出場選手52名が入るだけでもキャパシティが一杯である。なのに記者が十数名、カメラマンも十数名、さらに浜名湖の職員が入り混じって、立錐の余地もないような状況に。
 たとえSGといえども、普段はモーター抽選の取材者はもっと少ないもの。いかに競艇王チャレンジCが、注目されているかのあらわれではないだろうか。

 でも、選手たちは取材者の数に驚くことはない。さすが歴戦の兵というべきか。
 選手班長の渡邉英児がガラガラを確認したのち、わきあいあいとした空気のなか抽選ははじまった。

2007_1119_0257  浜名湖のエンジンは使用開始からすでに半年が経過している。
 飛びぬけたエンジンはない。2連対率トップが38号機の44%。それに続くのが44号機の42%、以下40%台~30%台後半のエンジンがかなりの数存在している。調整ひとつでどうにでもなりそうなエンジンばかりだ。それがわかっているからか、選手から歓声があがることはなく、淡々と抽選は進んでいった。

 今節の最年長、名人・大嶋一也がガラガラに手をかけたのは5番目あたり。
 いつものダンディな表情で抽選機を2~3回して出てきたのは63番。2連対率が41%あり、近況好調のエンジンである。
2007_1119_0260  席に戻ると、自分の隣に座っている赤岩と、
「ああでもない、こうでもない」
 といった感じで話こんでいた。
 ときおり笑顔をみせていたのは、「そこそこ良いエンジンを引いた」という思いがあるからなのだろうか。ちなみに大嶋と談笑していた赤岩が引いたのは28号機。2連対率は36%。中堅機である。 

「も~、いや!」
 自分の席に戻ってきて、出走表に目を落とした瞬間、女の子のような高い声で叫んだのは市川哲也。彼が引いたのは27号機。2連対率が36%あるのでさほど悪いようにはみえないのだが、何か懸念材料があるのだろうか。
 しばらくして、市川はまた出走表に目を落とし、ハァとため息。

2007_1119_0306  現時点での賞金王・魚谷智之は62号機。2連対率36%の中堅機である。
 魚谷の表情はすでに〝キリリ〟と引き締まっていた。すでに臨戦態勢である。醒めた表情をみせるときの魚谷は強い。

 たとえ魚谷がこのシリーズでどんな敗れ方をしても、賞金王決定戦のトライアル第一戦の1号艇はゆるぎない。が、もしここでタイトルを取るようであれば、史上初の獲得賞金3億円の目が出てくる。充実期に入ったいまの魚谷なら、その偉業をも、あっさりと成し遂げてしまいそうな気もする。 

2007_1119_0308  前節の児島周年記念ではエースモーターを生かしきれなかった山本浩次。今回はどんなモーターをツモるのか?

「山本選手、38番!」

 え!? なんと2節連続でエースモーター(勝率では66号機が上だが)をゲットである。ただ、38号機は近節ではあまり動いていないようにみえる。はたして、どのように仕上げてくるのだろうか。

 

2007_1119_0358  ざわざわした室内に、はじめて歓声らしき歓声が上がったのは、紅一点・寺田千恵が44号機(2連対率42%)を引いたとき。
 こちらは山本の38号機とは違い、近節で優勝していることが示すように、近況も好調である。3キロの恵量を武器に、SGでも驚異的な伸びをみせるテラッチ。エンジンとペラが合えば、初日から強烈な伸びをみせてくれそうである。

【その他の有力エンジン】
66号機(勝率1位 2連対率40%)……田中信一郎
21号機(前節優出 2連対率40%)……三嶌誠司
36号機(前節優勝・2節連続優出)……倉谷和信
11号機(5優出 6着が少ない) ……原田幸哉
61号機(7優出 A級乗れば結果出)……佐藤大介

【穴っぽいエンジン】
59号機(B級選手が多く勝率が下がっている)……佐々木康幸


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