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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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賞金王決定戦!パワー診断トライアル2日目

 なんとなんと、3戦連続で1号艇……湯川の強運はどこまで続くのでしょうか。ただ、1号艇のプレッシャーも日ごとに増すはずで、平常心で走り続けられるかどうか心配にもなってきますね。
 ではでは、今日も節間得点順にパワー評価をしてみます。

2007_1222_r12_0812  ①湯川浩司 20点S→
★2戦連続で揉まれていないので引き波に対する評価はできないが、それ以外は文句なし。今日もトップSから三拍子揃った足での圧勝だった。とにかく先マイさえできれば抜群のレース足とトップ級の伸びで3連勝を飾ってしまうだろう。こうなると課題はパワーよりも精神面か。胃がキリキリ痛くなりそうな立場ではある。

②吉川元浩 19点S’↑
★総合的には湯川以上の足だという思いは変わらない。今日はイン逃げ楽勝なので詳しい評価はできないが、初日に引き波を越える行き足と素晴らしいサイドの掛かりを披露し、今日は出足~レース足の強さを見せつけた。伸びも昨日以上で、もはや無敵の仕上がりといえるだろう。明日、湯川との2度目の直接対決が楽しみだ。

2007_1222_r12_0846③井口佳典 19点S→
★湯川には引き離されたが、それ以上に松井以下を突き放したパワーを高く評価したい。1マークでは3本の引き波を軽々越えるレース足も披露。混戦に強いというのは、さらに過激になっていくであろう今後を考えると頼もしい。ただ、伸びで湯川、他の足で吉川にちょっとずつ負けている点が気がかり。さらなる上積みが必要かも。

④魚谷智之 15点A’↑
★三嶌と3周ガチンコで競り合ったので、かなり明確になった。S級とはやや差があるが、サイドの掛かりは上位級、伸びが半分ほど足りずに出足も12人ではソコソコ。それでも前検に比べればアップしており、中堅上位から上位の下まできた。今後もペラ調整だけでどこまで上積みできるか。実戦のリズムはトップ級だ。

⑤松井 繁 14点A’↑
★苦しい枠番&コースでキッチリと結果を残している。テクに依る部分も多いが、4人の3番手争いから楽々と全速でイチ抜けしたパワーは絶品。粘り強いパワーはそのままで、総合的には中堅上位までアップしたとみる。ただ、伸びが平凡なので得意の一撃形に持ち込めないのが弱み。6号艇の明日も捌き勝負で生き残りを狙う。

⑥田中信一郎13点A→
★逃げて差しての楽な展開での2着。悪くはないのだが、吉川とはかなりの差を感じた。試運転でもシリーズ組と五分だったりもして、S級とはすべての面で足りない気がする。ファイナルでの1号艇が難しいポイントなので、出足より伸びを強化してセンター戦に備えるべきだろう。まずは明日の2号艇での捌きを見たい。

⑦三嶌誠司 13点S→
★自分の思ったところに舳先が向く軽快さが魅力。魚谷との競り合いでも必死に秘術を尽くす魚谷に対して、常に主導権を取っているような余裕が感じられた。枠番に泣かされたが明日は待望の内水域。スリットからの行き足は相変わらずトップ級なので、これを生かしきれば湯川に泡を食わせる可能性はある。

⑧高橋 勲 11点A↓
★どうにも良くならない。本人は「乗りやすくていい感じに戻っている」と強気だが、濱野谷、服部との熾烈な4着争いではコーナー回りで後手を踏むことが多かった。ただ、試運転でもサッパリだったり素晴らしい足を披露したりとムラがあったので、セッティングがはまれば大化けするポテンシャルは感じる。

2007_1222_r12_0941 ⑨濱野谷憲吾10点A→
★1マークで不利があったのだが、それでも上位にはすべての面ではっきり分が悪く、服部よりも苦しい足色だった。特に回ってから押して行くパワーが弱い。明日は戦いやすい3号艇での1着絶対条件。一か八か自力決着を狙って伸びか回り足か、突出したセッティングにすべきかもしれない。

⑩寺田 祥 8点A→
★伸びは中堅より上なのだが、まだ足りない。特にスリットからの行き足が三嶌や井口より劣っていて、寺田向きの豪快なレースができないでいる状態だ。また昨日の突進で疲れ果てたか、精神面でもやや凹んだ感がある。とにかく伸びを強化して一泡吹かせてほしい。

2007_1222_r12_0946 ⑪服部幸男 6点A’→
★昨日はS級かと思っていたが、伸びを中心にちょっと足りない中堅上位。離れた最後方から濱野谷や高橋を逆転したレース足と回り足には見るべきものがあり、展開さえ向けば突き抜けるレベルではある。明日は4号艇。上位陣のSがやや慎重になるようなら、十八番のS一撃で一矢報いるかも。

⑫瓜生正義 4点Sだと思うのだが……
★また今日もSで後手を踏み、何もしないうちにレースを終えた。パワー以前に気合いの空回りが強く感じられる。足合わせを見る限り、転覆の影響はまったくなく、トップ5には入るはずなのに。「足は悪くない。あとは選手の問題です」明日の1号艇は地元で手抜くはずもなく、気持ちがしっくりくれば勝てるはずだ。

 12位・瓜生と1位・湯川……残酷なまでに立場が違うふたりが1号艇を分かち合う明日。もう2度も予行演習を済ませている湯川はダントツの人気になるでしょうが、賞金王トライアルには常に魔物が潜んでいます。瓜生が勝って湯川が……なんてことがあってもおかしくないレースではあります。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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