この特集について
ボートレース特集 > 賞金王決定戦!パワー診断
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
ライタープロフィール
カテゴリー
関連リンク
競艇サポーターズ
関連書籍

 ボートレース特集

賞金王決定戦!パワー診断

 いよいよ、いよいよ始まっちゃいました! でもって、やっぱり凄い迫力でした。これぞ賞金王、これぞトライアル……すべてのターンマークでどこかしらの着順が替わったのでは?と思えるほどの激しい周回の連続!!(本当にそうかも)。残念ながら、11Rでは瓜生と服部が最終1マークで失格のアクシデント。トライアルには付き物とはいえ、大きなビハインドを背負うことになりました。しかし、まだまだどんな大逆転劇があるかわからないのが賞金王。明日からの巻き返しに期待しましょう!

 さて、初日の得点順にパワー評価を紹介していきます。
①井口佳典 10点 S
★あれだけのマクリ差し(2段ロケット!)ができたのだから、サイドの掛かりが悪いわけがない。さらに伸びは12人の中でも上位級で出足もよさそう。ただ、今日のレースはほとんど引き波とは無縁の全速握りっぱなしの突き抜けだったので、正味のレース足は謎。明日以降はこの一点に絞って注目したい。

2007_1221_r11_0761 ②湯川浩司 10点 S
★スリット前にかなり放ったように見えたが、それでも1マーク手前でキュッと伸び返した行き足はGOOD。回った瞬間のレース足は瓜生と一緒くらいで、吉川より少し弱めとみた。トップ級の伸びを切り札に、すべて上位級でバランスが取れている。つまりは現時点ですでに優勝できるだけの仕上がりだ。

③魚谷智之 9点 A
★これが勢いか。泣きが入った前検とは思えないレース足を披露した。伸びも上位でトータル的に水準レベルはありそうだ。が、外2艇が飛び出す隊形だったとはいえ、インで勝てなかったことも事実。出足~行き足にやや不安がありそうで、三嶌が強引にまくっていたら惨敗までありえただろう。まだ完調には遠い。

2007_1221_r11_0767 ④吉川元浩 9点 S’
★2着だったが、いちばん力強さいオーラを感じたのがこの32号機。1マークは3コースから無理気味に握って湯川とは差が開いたが、その後の瓜生、高橋、寺田との競り合いでは常に主導権を握るだけのレース足を見せた。サイドの掛かりも凄そう。伸びが中の上レベルだが、トータル的に現時点で節イチに推す。

⑤松井 繁 7点 A
★三嶌と井口にまくられる展開になったので、正味のパワーは? 道中での魚谷にまくられたが、常に後手を踏みながらの強攻策だったのでパワー差とはいえない。むしろ無理な態勢からでもサイドがぐっと掛かったように見えた。バランスが取れて粘り強そうな足。ただ、伸びもレース足も12人では中堅か。

⑥高橋 勲 7点 A’
★吉川には少しずつやられていたが、相手が悪かった。瓜生とは伸びが一緒で回ってから押して行く足がわずかに上。いちばん強調できるのは回り足だろう。本人は「湿気のせいか前検よりも足が落ちていた」と指摘しており、この整備巧者のこと、明日には吉川とも遜色ないパワーに仕上がるかも。変わり身注意。

2007_1221_r12_0870 ⑦三嶌誠司 6点 S
★井口に接触して失速しただけに謎の部分も多いが、今日のレースでいちばん不気味だったのがこれ。スリットからの伸び、くるくる回って追い上げる足が実にヤバそうだった。特に2周2マークで離れた最後方からクルリンッと瞬時に4着を取りきったのにはビックリ。未知数も含めて、吉川、湯川に次ぐ3番手評価だ。

⑧濱野谷憲吾 5点 A?
★パワーよりレース勘が課題。今日は三嶌&井口の「2段マクリ差し」の直撃を受けたので正味の足はほとんどわからない。2周2マークでもっさりしたターンを見せたが、それもパワーというよりハンドルの入れ遅れだと思う。本人談は「乗りやすいし引き波を越える感じもまずまず」なら納得の域か。謎だらけで要注意。

⑨田中信一郎 4点 A?
★Sで後手を踏み、すぐ外の三嶌と井口に仕掛けられてはなす術なし。見せ場のない最後方では足の測りようもない。「昼間の試運転ではいい感じだった。でも本番では回り足がなかった。6着だけど、まだ挽回できる足だと思っている」という本人のコメントを信じつつ、明日の試運転に注目する。

⑩寺田 祥 3点 A
★最近の寺田といえば「伸びが超抜で掛かりも凄い」という極上セッティングがどこでも実現しているように見えたが、現時点ではいつもの伸びにはほど遠い。このままではバランス型のらしくない仕上がりになりそう。ただ、回転さえ合えば一気に伸びがくるはず。展示タイムも含めて、試運転から目が離せない。

⑪服部幸男 0点 Sと思っていたが……?
★瓜生の転覆を避けようとしてエンスト。しかも「ペラが完全に壊れてしまった。違うペラでは足がどうなるかわからない」という最悪の事態に。不運としかいいようがない。昼の足合わせではご機嫌な気配だったのだが、ペラ評価も0から見直し。ただ、このまま終わる男ではない。人気が落ちたらパワー不問で狙う手も。

2007_1221_r11_0777 ⑫瓜生正義 0点 Sだったが……?
★気合いが入りすぎたか、1マークでブイに接触しそうになってハンドルを切り直したのが後々(後手後手に回って転覆)に響いた。キッチリ回っていればバックで湯川を捕えていたかもしれない。事故の影響がなければ、バランスではトップ。ただ、突出した部分がないのが弱点になるかもしれない。巻き返しを祈る。

 明日のトライアルは、トップ2と思われる吉川と湯川(連続!)が1号艇で、事故に泣いた瓜生と服部がともに5号艇、さらに三嶌が連続の6号艇と残酷なまでの較差が浮き彫りになりましたが、これもまた賞金王。そんな並びだからこそ、逆に「逃げ&逃げ」では決まらないような気もするのですが……激しいレースを期待しつつ、なんとか全員が無事故完走で終わることを何よりも祈っております。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


| 固定リンク | コメント (0) | トラックバック (1)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
賞金王決定戦初日+1月末にオール地元戦の江戸川は最終日 【ラリーズクラブ】
 いよいよ初日を迎えた福岡SG賞金王決定戦。初戦のトライアル初日11Rは枠なり3vs3の進入から銀河の快速王子・1号艇湯川浩司が05快速トップスタートから福岡競艇最寄り駅天神と唐津競艇最寄り駅西唐津を60分以内で結ぶ筑肥線快速王子と化して、福岡を知り尽くした男・2号艇瓜...... 続きを読む
受信: 2007/12/22 3:47:49
コメント