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ボートレース特集 > 2007総理大臣杯
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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遅くなってごめんなさ~い! 総理杯クイズ結果!

どもども~。総理杯ラストクイズの正解ですぞ~………………って、遅くなってしまって、本当にごめんなさい! 総理杯後、BOATBoyの制作で「過労死させる気か!」ってくらいバタバタしておりまして、すっかり更新が滞っていたのであります。皆様、誠に申し訳ございませんでした。

Cimg2588 というわけで、正解、行きましょう。…………って、みなさん、簡単でした? えっ、どこかに村田修次選手がこれを使ってる写真があった!? うぐぅ……。はい。「競技本部連絡用電話」なのでありました。電話、インターホンなどでも正解であります。競技本部は写真でいえば右手のほうにあります(左手のほうにペラ室や整備室)。距離は、そうですねえ、100mはないと思いますが、それなりにあります。しかも、建物の3階(だったと思う)です。ピットから緊急の連絡がある場合、けっこう時間を食ってしまうんですね。そこで設けられた、この電話。あまり気にしたことはないんですが、他の場ではあまり見かけたことがないなあ……。競技本部からピットへ連絡がある場合は、「○○選手、競技本部まで」とかアナウンスが入りますので、この電話が鳴ることはありません(と思います)。

というわけで、正解者多数でありましたね。素晴らしい! ナイスボケは、水神祭用のゴーグルで。って、水神祭記事はけっこうアップしてきましたが、ゴーグルなんて見たことないですがな。しかも、水面からは微妙に遠いし。というわけで、やっちゃんさんには20Pです。

で、結果! 上位3名はたけとよmmさん、モンキーたんさんが195P、どれみすさんが165P、であります!(サブマリンさん、ごめんなさい。計算し直しました。でもどれみすさんと10P差……)お3方には平和島みやげをプレゼントしますので、tanakakogyo@hotmail.co.jp

までご送付先をお願いします。また、浜名湖、徳山のおみやげは、コレも遅れてごめんなさい、週明けには発送しますので、もうしばしお待ちを!

それでは、次回・大村名人戦もお楽しみに。大村は新鋭王座で行ったばかりなので、少し趣向を変えるかも!?


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決意、そして紙一重。――優勝戦後半のピット

1img_6356  レースの途中……、一艇でピットに引き上げてきた植木通彦の顔を、どう表現すればいいだろうか。
 悔しさに顔が歪んでいたわけではなく、あくまでそれは内にしまい込もうとしていたのだろうが、内心はどれだけ複雑な想いが渦巻いていたかはわからない。
 ボートを降りてすぐ、真後ろに競技委員長がいたため、「すみませんでした」と、腰を90度近く折って、頭を下げている。……少し話を先に飛ばすが、服を着替えて競艇場をあとにするときにも、植木は関係者たちに頭を下げ続け、競技委員長にももう一度謝り、「気をつけていたんですが」と付け加えている。
「また来てください」
 そう言葉を返していたのは競技委員長だった。

「気をつけていたんですが……」
 植木のその言葉に偽りはないはずである。
 詳しいレース回顧は、先にUPされている記事に書かれているが、濱野谷憲吾のSTが0.00だったのをはじめ、残り4選手も0.03から0.06の中に入れていたのだ。フライングを切らないようにするのが選手の責任感であるならば、1号艇の断然人気を背負って引かずに勝負に挑むのも選手の責任感だろう。第三者の勝手な推測で書くのは申し訳ないことだが、そんな大きすぎる葛藤の中で切られてしまったフライングといえるはずなのだ。

 ……午後のピットを見ていて、植木の逃げ切りはほとんど100%に近い、とまで予想していた。

2img_6324 9R後のスタート練習までは真摯な姿勢で作業をしていたが、スタート練習から引き上げてきてからは、機力については120%納得がいったように、作業の手を止めて、あちこちで選手や関係者たちと、最高の笑顔を見せながら話している姿が見かけられていたのだ。
 同県の鳥飼眞や、やはり同県であり優勝戦のライバルでもある瓜生正義をはじめ、自分の元教官や、かつて賞金王決定戦で死闘を繰り広げた中道善博さん、平和島競艇場の整備員さん……など、誰と話すときにも、まったく“普段着通り”というか、これまでには見たことがないほどリラックスしているように見えたのである。
 元教官に対しては「植木さんと何を話していたんですか?」とその後に確認してみたが、「ひそひそ話ですよ」と笑って返された。NIFTY主宰の黒須田とともに、植木がものすごくいい状態になっているように見えるという話を続けていたが、そこに現われた中道さんは「スイッチングがうまいんですよ」という話をしてくれた。
 つまり、この状況でプレッシャーがまるでないわけではなく、そんなプレッシャーがありながらも、絶妙の「切り替え」によって、ああした笑顔を浮かべられる心理状態になっていたというわけである。それは、見せかけの笑顔などではなく、実際にスイッチングに成功しているからこそ浮かべられている笑顔だったというわけだ。
「それが一流というもの」。
 中道さんの言葉を聞いて、なるほどな、と深く頷かされたものである。

3u4w0097  午後のピットは、そんな植木がいたからこそ、緊張感が張り詰めているような空気にはならなかったんじゃないかとも思う。
 だが、ピットの空気が一転して、ピンと張り詰めたのは、展示航走のあとだった。
 三嶌誠司は、いつもどおり、人けのない場所を選んで、精神集中のためのストレッチをしていたが、展示航走後に一度、係留所付近を離れていた選手たちが、ひとりひとり、係留所傍の控室に戻っていく姿を見ていると、その表情は一様に硬かったのである。
 なんとなく涼しげにも見えなくもなかったのは瓜生正義くらいのものだろうか。
6u4w0035 吉田弘文は、なんとか気持ちを落ち着かせようと必死で闘っているのがその顔から察せられたし、井口佳典は午後の間中、張り詰めたような顔をしていた。……正直に書けば、吉田は舟券的にいえばいらないだろうと思っていたし、井口こそ、フライングと紙一重のスタートを切るのではないかとも予測していた。
 控室に向かう姿に好感が持てたのは濱野谷憲吾だった。いまさらこう書いても「後出し」のようにも思われるかもしれないが、筆者の取材メモには、乱暴な字で「すきっとした感じ」「ギリギリのいい集中力」とも書かれている。
 そうしてそれぞれが、“固い決意”をもってレースに臨もうとしていたのは間違いないし、この時点でああしたスタートになる前兆が見られていたのだといってもいいかもしれない。
 ……植木はどうなのだろう。
 そのときも、それが気になり、植木が来るのを待ったが、植木は装着場に姿を見せなかった。おそらくは、こちらが選手たちの動きを気にする前に、すでに控室に入っていたのだろう。誰より早く、ひとりで控室にいた植木は、そのとき「どんな顔」をしていたのだろうか。
 おそらくは、午後に見せていた笑顔はしまい込み、“1号艇に乗る艇王”としてのプライドと責任感を胸に秘めていたはずである。
 決意。そして紙一重――。
 この優勝戦は、まさしくそんな闘いだったのだ。

4img_6404 「濱野谷には悪いことした」
 レース後、カポックを脱ぎながら三嶌はまずそう言ったが、厳しい進入争いも凌いで、見事な優勝をもぎ取った“東都のエース”に対しても、賞賛は惜しめない。
 表彰式でも、「(2周目以降は)気を抜かずにターンマークをしっかり回ろう」と思っていたという言葉とともに「涙が出そうにもなっていました」と本音を洩らしている。
 レースから引き上げてきた直後には、その表情は複雑で、喜びも露わにはしていなかった濱野谷ではあるが、約5年間遠ざかっていたSGタイトルを掴み取ったのだから、その喜びは並大抵のものではなかっただろう。

5u4w0007  昨年は、いまひとつの結果が続いていたが、どんなときでも濱野谷はペラ小屋に籠もり続けた。表彰式では、今節の前に角谷健吾と一緒にペラを叩きに行ったことや、辻栄蔵にアドバイスをもらっていたことなどを話したうえで、「みんなのおかげで優勝できました!」と、喜びと感謝の声を上げていた。
“ペラが恋人”のようにも見える濱野谷が、ここでこうした結果を出したことは心から祝福したい。

 自分との闘いに打ち克ったともいえる吉田弘文。決して勝負を捨てない進入を選択した三嶌誠司。一日中自分の心と闘い続けた井口佳典。最後まで自分らしさを失わずにレースに臨んだ瓜生正義。
 この優勝戦に望んだ選手たちの姿勢は、すべてが素晴らしかった!

 それでもだ。
 最後はやはり、話を植木に戻したい。
 筆者は、10年前に植木のロングインタビューをしていながらも、昨年からSGピットの密着取材をするようになってからは、植木に挨拶以外の声を掛けるタイミングを掴めずにいた。だからこそ今日、レース後に「おめでとうございます」と思い切り声を掛けたかったのだ。
 それができなくなった今日……、やはり声を掛けなければいけない、と思った。
 スーツに着替えて荷物を片付け、タクシーを待つ植木を遠目で見ていたが……、やはり簡単に声を掛けられる雰囲気ではなかった。日頃から交流が深い関係者や報道陣たちは植木に声を掛けていき、そのたび植木は「ご迷惑をおかけしました」と頭を下げていたのだ。そんなタイミングで、植木のほうでは覚えてはいないはずの筆者などが声を掛け、「すみませんでした」と謝られるわけにはいかないと思ったのだ。

7r0013568  ただ……。瓜生や鳥飼とともにタクシーに乗り込み、植木が競技本部を離れていくときには、そこに集まっていた多くのファンたちが、「植木、がんばれよ~!」という声を一斉に浴びせかけていた。
 ファンたちにしても、今日の植木の気持ちと闘いぶりは、そうしてしっかり汲み取っているわけである。
 筆者などがこうしたタイミングで声を掛けたりしなくても、ファンたちの熱い想いが植木の耳に届いただけで充分だろう。
「お帰りなさい艇王。優勝おめでとうございます」。
 私がそんな声を掛けるのは“来年”でいい。
 昨年の不振からここまで帰ってきてくれた不死鳥ならば、私がそうした声を掛ける機会を必ず作ってくれるはずなのだから。
(PHOTO/山田愼二=1、2、5枚目、池上一摩=3、4、6枚目、内池=7枚目 TEXT/内池久貴)


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万谷章、63歳の挑戦⑦

2007_0321__452  第2レース。万谷章のSG最終章。インを取りきった万谷親ビンはコンマ17で先マイを目指したが、コンマ11の原田幸哉に煽られ、コンマ12の重野哲之の割り差しを喰らって5着に沈んだ。ピットに帰還した親ビンに笑顔はなく、6日間でいちばん険しい表情だった。40号機を分解、清浄しながら、「あかんかったぁ」とポツリ。しかし、もうレースは終わったのだ。私は今後のことに、話題を切り替えようとした。
――お疲れさまでした。今日はまっすぐ帰るんですか?
 力なく頷く親ビン。
「うん……あ、帰れんわい」
 何か用事でもあるのかと思ったが、そうではなかった。
「これだけの稼ぎじゃ、家に入れてもらえん」
 こう言って、やっと親ビンは笑ったのである。その笑顔にも、悔しさがにじんでいたけれど。
 モーターを格納して、選手控え室へとトボトボ歩く。さてさて、今後の明るい話題はといえば……。
――次なる目標は、100Vっすね!
 目下99V、デビュー通算100優勝に王手をかけている親ビンである。が、親ビンの答は素っ気ないものだった。
「あかんわぁ……」
 そんなそんな、一般シリーズならVのチャンスは山ほどありますって! などと激励しようとしたが、この「あかんわぁ……」はまるで意味が違っていた。
「スタート、行けんかった。あかん……」
 親ビンの心は、2Rから1ミクロンたりとも離れていなかったのだ。そして、親ビンは搾り出すような声で言った。
2007_0321__050 「今日なぁ、メッコ(メイチの気合い)入っとったんじゃ。それなんに、スタートが……(歩きながら、右足の太ももを右手でバシッ!!と叩いた)……それでも、2番(幸哉)だけなら負けなかった。4番(重野)か、アレが見えて、もうあかんかったわ」
 驚いた。悔しそうに太ももを叩いた親ビン。どれだけ本気で1着を狙っていたか、叩いた音の大きさでわかる。万谷親ビンは、まだ物足りないという感じで立ち止まり、大声で叫んだ。
「スタートじゃあ!」
 その声を聞いた上瀧和則が、茶々を入れる。
「うん、メッチャ応援しとったんじゃ、あそこで落としたらいかん」
 上瀧にもたれるようによろけながら、親ビンが苦笑する。
「はあぁぁ、そうじゃろ、けど、落としてもうたんじゃ~」
 上瀧は細い目をさらに細めて、「このぉぉ、根性なしぃぃ~~~~!!」。この一言で、親ビンはやっと歯を出してニッコリ笑ったのだった。
 節間1勝の夢は叶わなかったが、63歳での3着3本、4着2本は立派の一語。そして、最終日の最後のレースまで勝ちにこだわり、負けた己をとことん責めた姿には、ただただ感動するしかない。枯れるどころか、これから一花咲かせようとする若者のようだった。来年、免許の更新が控える親ビンだが、今日の姿を見る限りは67歳までA級でいられるだろう。通算100Vへ、A1級復帰へ、これからも若々しい親ビンのモンキーを見守っていくことにしよう。親ビン、お疲れさま、そして、気迫溢れるレースをありがとう!!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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本日の水神祭 カマギーおめでとう!

 濱野谷憲吾の優勝で幕を閉じた総理大臣杯。12R後はもちろん、祝福ムードに包まれたわけですが(やや微妙な空気もありましたけど……)、その前にも大きな大きな祝福があったのですね、今日は。
Img_6203  そう、8RでSG初1着をゲットした、鎌田義の水神祭であります! おめでとう! 今日の鎌田は8Rの後は11Rに出走、中2レースしかないわけですから、こうしたケースでは11R後に行なわれるものですが、しかし11R後=12R前というのは神聖な時間帯であり、それを考慮したのか、8R終了後すぐに行なわれたのでした。……って、やっぱり11R後に行なうと思っていた選手も多かったようで、鎌田は「一人で飛びましょうか?」と近畿勢に言ったりもしておりました。もちろん、同県の魚谷智之や星野政彦、同地区の松井繁や太田和美がしっかり参加しましたけどね。あら、なぜか金子良昭もおりますが「一人で飛べ」とか言っておりますな(笑)。

Img_6209  さあ行こう、水神祭。ウルトラマンスタイルでわっしょいと担ぎ上げられた鎌田、勢いよくドッボーーーーーーーーン! おめでとう! 自力で陸に這い上がった鎌田は、仲間に「ありがとうございました!」とお礼を言うと、猛ダッシュで控室へ。そして速攻で着替えて、ペラ小屋へと駆け込んでいきました。11Rの準備だ、急げ急げーーーーっ!。

 鎌田義選手、本日はおめでとうございます! もちろん、カマギーのSGロードは、ここがゴールではありません。濱野谷の優勝により、次の笹川賞も繰り上がりで出場が決まりました。地元地区開催となる笹川賞、次は優出、優勝目指して頑張ってください!(PHOTO/山田愼二 TEXT/黒須田守)


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ラストクイズじゃ~!(涙)

どもどもです~。総理杯、最後のクイズタイムがやってまいりました。最後だなんて……ショック!ですね。つまり、クイズタイムショック……って、舟券が外れすぎて、頭が回らなくなってきました。はあ……。

Dscf0597 そんなことはともかく! まずは「徳山からの挑戦状」の正解からいきましょう。みなさん、一生懸命に計算などしていただいて、嬉しい限りっす! そして、敬服いたします! しかし……さすがにドンピシャ賞はいらっしゃいませんでしたね。まあ、ズバリ当てろというのが無茶といえば無茶ですからね。というわけで、正解。Dscf0598 「29919.1km」です。けっこういいセン言ってる方も多かったんですが……。で、ニアピンは、ごめっちさんの30524kmとたけとよmmさんの28900kmとさせていただきましょう。今後も、徳山さんからは挑戦状が届くかもしれませんので、皆様リベンジの機会をご注目ください!

Cimg25882 それでは、総理杯ラストクイズ! 問題は、ピットで見つけたとあるもの、です。装着場の柱にくっついているものなのですが、赤帯で隠したところにソレはついていて、黄帯で隠したこところにソレが何なのかが記されております。だいたいの場所は、そうですねえ……あ、奥に桟橋が見えますよね。柱の影に、この間クイズに出した「フェアーに行なう」などのポールが立っています。ボートリフトは、桟橋の右側。写真の左手側に、ペラ室や整備室があります。正確な表現とは言えませんが、ピットのほぼ真ん中あたりの柱と考えていいんじゃないでしょうか。正解者にはどどーんと80P! 締切は明日(22日)の午後3時でお願いします。

ここで、ここまでの得点ランキングを。(敬称略)

1 たけとよmm 105
  モンキーたん
3 はっしー 95
4 どれみす 85
5 ごめっち 80
6 チュン 65
  325
8 ai 50
  サブマリン
  タッチスタート
  ささぴー
12 はまくんでーす 30

何分、算数に弱い私ですので、計算違い等あれば、ご指摘くださいね。このランキングに名前のある方は、まだまだ逆転の目があります。いや、正解+ナイスボケで、ランク外の方にも逆転の可能性があるかも! というわけで、最後のクイズ、たくさんのご回答をお待ちしております。

さあ、優勝戦はまもなくですよ!


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「見せ場、作ります!」by三嶌――優出選手インタビュー!

 最終日のイベントといえば、もちろんこちらも! 開会式に匹敵する大勢のお客さんがやってきたのは、今日1日の主役登場のこの舞台。優出選手インタビュー!!

1・植木通彦、2・吉田弘文、3・濱野谷憲吾、4・瓜生正義、5・井口佳典、6・三嶌誠司

2007_0321__002  艇王ウエキング登場と同時に大歓声が上がったイベント広場。地元のムテキング濱野谷登場でボルテージは最高潮……と思いきや、いちばんの歓声をゲットしたのは瓜生。東のメッカのファンは無冠の貴公子ウリキング(?)を応援しているのでしょうか……?
 さて、注目は「緑(のカポック)が動く可能性大」とされている進入争い。実際に朝はスローから練習する姿が目撃されていますが……。進入にツッコミといえば松岡アナ、ということで、植木のインタビューから「緑が動くらしいですけど?」と三嶌をチラチラ。当の三嶌は平然と前を見つめており……
植木「(「どうなってもインから行く、でいいですね?」)はい、そうですね」
吉田「(「コースは枠主張、それとも“臨機応変”?」)枠主張です!」
濱野谷「(「コースは……?」)臨機応変、ですかねえ……(「ということは、内側もある、ということでいいですね!!」)……えええっ!? それはどうなんでしょうね(笑)。まあ、枠付近です」
瓜生「勝てるところといいますか……うん、出たとこ勝負ですね(ニッコリ)」
井口「(緑が動いたらくっついていきます)そうですねえ……まあ、“折り合う”と思いますよ(笑)」
ここまで来まして、当の三嶌に「で?」と松岡アナ。
三嶌「も~さっきから(笑)。その件は聞かない、言わない約束しましたでしょ(笑)。ナイショです。はい、ナイショ!」

2007_0321__005  どうやら動くらしい三嶌さん(笑)、「見せ場作ります!」との宣言で、場がピシッとしまったところで、主役の6選手はピットに戻っていきました。

 さあ、優勝戦まであと約3時間!
(PHOTO=中尾茂幸 TEXT=M)


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それぞれの時間――優勝戦前半のピット

1u4w0020 「今日こそは頼むで! 手裏剣ターンでな」
 朝のスタート練習がひと段落ついた午前10時過ぎ、瓜生正義にそんな声を掛けたのは同期の魚谷智之だった。
 顔をくしゃくしゃにして、何かの言葉を返していた瓜生は、今日こそ“無冠”を返上できるのだろうか……。
 今朝の瓜生もやはり、彼らしくスマートな自然体で作業をしているように見受けられたものだ。
 スタート練習後、ボートやモーターの各所をチェックしていたかと思えば、ペラ小屋、ペラ加工室と場所を変えながら、時間のムダなく整備を進めていた。それでいて、気負いや悲壮感のようなものはまるで感じられないのだ。
 これが瓜生スタイルだといえば、そうには違いないが、表面には出さなくても、心に期するものがないはずはない。静かな男が、この写真のように、レース後にも笑顔を爆発させるところを見てみたくなってきた。

2u4w0096  瓜生も作業をしていたプロペラ加工室に、やはり10時頃から籠もっていたのが植木通彦と濱野谷憲吾だった。
 今朝の新聞各紙でも、「艇王vs地元のエース」といった見出しが躍っていたが、歩調を合わせたようにそうして作業をしているところを見ていると、ますますその気になってくる。
 偶然といえば偶然に過ぎないが、ずっと加工室で作業をしていた2人は、2R前後には、ほぼ時を重ねて今度はペラ小屋に移って作業をしていた。
 狭い加工室で作業をしているあいだも言葉を交わしているような様子は見かけられなかったし、ペラ小屋に移ってからは、かなりの距離を空けていた。それがまた、なんとも「緊迫感のある空気」を作り上げていたのだ。
 今日は、植木、濱野谷それぞれに、納得いくまでペラを仕上げる、という点で一致していただけにすぎないのだろうが、ピットでは朝から、そんな「対決ムード」が醸し出されていたのである。

3img_6049  1Rが終わったあとにペラ小屋に入ったのは吉田弘文だ。調整作業は2R終了頃まで続けられ、その後はボートにペラを着けていた。
 筆者がピットを離れる段階ではまだボートを水面に下ろす様子はなかったが、比較的、早い段階で試運転に出るのではないかとも予想される。
 吉田に関していえば、こちらが確認した範囲でいえば、他の選手と声を掛け合うようなところは見かけられなかった。
 そして、気になるのはその表情が少し硬いように見えたことだ。昨日の準優後の共同会見では、必要以上といえるほどに饒舌だっただけに、そのギャップがやけに目立った。これを「集中」と取るか、「緊張」と取るかは難しいところだ。

4img_0355  午前中は、あまり作業をしているところは見かけられず、ピットの端で、レースを見たりしていたのが井口佳典である。
 焦って行なうような整備もないという意味では、「いい状態」にあるのだろう。
 2レース後、重野哲之のモーター格納を手伝ったあと、早くも試運転に出て行ったが、その際には、きりりと表情を引き締めていた。こと雰囲気ということでいえば、井口の気配はバツグンなものがある。

5r0013505  やはり10時過ぎに、装着場の端っこにある「唯一の日向」といえる場所で、ボートとカポックを乾かしながらJLCキャスターや解説者の清水克一さんらと談笑しているところが見かけられたのが三嶌誠司だ。
 耳をそばだてていたわけではないが、「6枠だからね」などという笑い声も聞かれた。そういう意味ではいえば、まるで気負いはない状態になっているのだろう。
 だが、昨日のレース後にも「1等を狙える位置につけたいですね」と話していたように、“勝負に出るためのポイント”を作ってくるのは間違いないところだ。
 報道陣との談笑のあと、ボートを装着場の中央に移してモーターのチェックをしている場面も見かけられたが、そんなときには別人のような顔つきになり、声を掛けるのもためらわれるほどの集中力が伝わってきたものである。
 で、そうかと思えば、その作業のほんの少しだけあとのこと……。ちょうど2Rの頃に、水面の傍に行き、整備員の方と何かを話しながら水面を覗きこんでいる姿が見られた。レース後、「何を見ていたんですか」と訊いてみると、「どこにでもいますけど、スズキの子がいたんです」「外敵もおらんから、ずっとおりました」と丁寧に教えてくれた。
“敵”をつくるタイプではない三嶌にとって、レースとは常に「自分との戦い」なのだろう。
 昨年のチャレンジCもそうだったが、他の選手とはまるで違った時間の過ごし方をしている三嶌を見ていると、そんな気にさせられるものである。
(PHOTO/山田愼二=3、4枚目、池上一摩=1、2枚目、内池=5枚目 TEXT/内池久貴)


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6日目! 優勝戦!

おはようございます。いよいよやってまいりました、今年最初のSGのファイナルバトル! 総理大臣杯優勝戦でございます。植木通彦、11回目のSG制覇なるか。それとも、濱野谷憲吾の久々のSGVが見られるのか。はたまた三嶌誠司のSG2勝目があるのか。そして、総理大臣杯といえば、過去に多数のSG初優勝を生んできたレース。瓜生正義がついに無冠を返上できるのか、それとも吉田弘文が好機を活かして突き抜けるのか、あるいは井口佳典が85期2人目のSG覇者となるのか。いや~~~~、楽しみっすね! 平和島は今日も向かい風。気温は昨日より上がるという予報です。さあ、行こう、総理大臣杯

2007_0320_10r_015 本日の一発目は、鎌田義! 昨日の準優勝戦では、残念ながら敗退。レース後、唇をギュッと結び、うつむいて悔しさを噛み締める鎌田を見ました。そして鎌田は、グローブを外して、床に投げ捨てた。叩きつけたというほど強く投げたわけではなく、しかし敗戦の哀しみをその行動に込めていたように思えました。時間にすれば、ほんの十秒ほどだったかもしれませんが、身動きひとつできずにいた時間もかなり長く感じられたものです。もちろん、その間には周囲の選手と口も利いていませんでした。僕は、こうした悔しがり方というのは、たまらなくカッコいいと思う。悔しいときに己と向き合うことができる、その強さが素敵だと思うのです。今日は、俄然、鎌田を応援したくなりましたね! なんてったって、まだ水神祭を果たしていないのです。今日はぜひ勝って、華々しく、水面に飛び込んでいただきたい! カマギー、頑張れ! 優勝戦の前に、まずはあなたに注目させてもらいましょう!

というわけで、優勝戦も、それ以外の11Rも、おおいに楽しみ、盛り上がっていきましょう! SGの感動を全身で味わいましょうね!(PHOTO/中尾茂幸)


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準優戦 私的回顧

10レース

_u4w0042  風速7mの向かい風や高さ6cmの波など気にすることなく、吉田弘文はインコースからコンマ09のトップスタートを準優戦でも決めた。これで今節の吉田のスタートは、すべてコンマ09~14の理想的な範囲内のタイミングに入れてきている。節一の呼び声高い72号機に誘ってもらっている面はあるにしろ、吉田はスタートが見えている。ターンも鋭い。決してエンジンだけではない。

 このスタートを決めたことにより、スリットで他の5選手を半艇身以上置き去りにすることに成功した。スリット通過後は外へと開いていき、ターンマークとの間に充分なスペースを確保。ターンはサイドのかかりが悪くて、艇がやや外へと流れていってしまったが、焦らず騒がずすぐに艇を立て直すことに成功した。抜群のスタートから、1マークの出口で先頭に立つと、あとは72号機がエスコートしてくれる。

02_0314  1マークで抜けた吉田とは対照的に、2着争いは大激戦。バック水面で内から3号艇の鎌田、6号艇の平田、2号艇の魚谷が併走状態。もっとも伸びていったのは、最内の鎌田だったが、ターンマーク手前であまりマイシロはなかった。
 2マーク。最内の鎌田がマイシロなど気にせず、握ったままターンマークをぶん回す。一瞬、今シリーズ一番のターンが決まるかに見えた。が、ギリギリの線で繰り出したターンの、無情というか世の常というか、スタンド側の消波装置付近まで鎌田はぶっ飛んでいく。同じく握った魚谷も外に流れて、平田のターンもイマイチ。2着争いに浮上したのは、まったくの圏外、5番手にいた三嶌だった。

 

 

11レース

_u4w0134  スリットを通過した瞬間、11レースもイン逃げが決まるかにみえた。インコースの石川真二がコンマ09のトップスタートで、あとは内から、12、16、14、14、26。エンジン差があまりないメンバー構成で、実際にスリットを通過後も極端に伸びていく艇はいない。典型的なイン逃げが決まるパターンだ。
 6艇がそのままターンマークに突入する。2コースにいた濱野谷は差しに構えた。

 えぐるような濱野谷の差しだった。濱野谷のエンジンの引き波を一気に超えるパワーがないので、剃刀でスパッと切るのではなく、中華包丁で叩き割ったような差しになったのだ。後続は離れて、濱野谷と石川がマッチレース状態でバック水面に突入。体勢は外に石川で内に濱野谷。この形だと内が伸びていくのが平和島の常なのだが、意外にも濱野谷の艇がモタモタして伸びない。
_u4w0136  そうこうしているうちに2マークに突入。結局、濱野谷が「内にいる利」を生かして、2マークを先マイして先頭に踊り出た。機力ではなく、気力で掴み取ったような1着であったように思う。

 濱野谷に差されたとはいえ、2マークを回った時点で石川の優出はゆるぎなかった。3番手を走る井口との間隔はほぼセーフティーリードといってもよいくらい差が開いていた。
 2周1マーク。井口が突っ込む仕草をみせる。結果論ではあるが握って回れば難なく勝負は決するはずだったが、石川は行かして差すほうを選択した。
 井口を行かして差そうとした石川に、激しい4着争いをしていた市川と安田が予期せぬ形で突っ込んできて接触する。選手生活19年目にしてはじめて、石川の手の内に入っていたSGの優出切符は脆くもこぼれ落ち、それを井口が拾いあげた。

12レース

_u4w01015  ターンマークでやや流れた吉田とは違い、準優で完璧なイン逃げを決めた選手がいる。12レース、吉田と同じ福岡県の先輩、植木通彦だ。
 3日目の『ベスパフォ』でも書いたが、12レースは舟券がもっとも売れる。しかも本日は準優戦。推定5億円近いお金が、植木の肩には乗っかっていた。ヘタを打てば5億円はパーだし、逆にフライングを切ると、SG準優なので降りかかってくる罰則も重い。
 そんなシチュエーションで、植木はお手本のようなスタートを入れてきた。タインミングはコンマ14――ちょうど一艇身余しの全速スタートである。
 スリット通過後は、6艇がほとんどそろったままターンマーク手前まで進む。植木はターンマークをハズすことなく、差す艇を入れず、まくってくる艇も防ぎながら、悠々とターンマークを先に取る。モンキーターンで上げた腰を下ろしたとき、2艇身ほど植木の艇は抜けていた。
_u4w0047  植木の2番手を死守したのも同県の後輩・瓜生正義だった。2着争いにケリをつけた瓜生は、植木の背後を「三歩下がって師の影ふまず」といった感じでついていく。ターンマークを回るごとに、植木=瓜生の福岡コンビは後続をどんどん引き離していった。

 強さとは、当たり前のことを当たり前にできることである。艇王・植木は、今日それをまざまざと見せ付けた。
 新ペラ導入以降、出ないエンジンに泣かされ続けてきたし、ケガによる帰郷が続いたこともあった。競艇ビギナーのなかには、植木が強かったころの雄姿を知らない者もいるだろう。
 しかし、艇王の長かった雌伏のときも今日まで。明日も当たり前の逃げを満場のオーディエンスに見せつけて、復権することであろう。

 植木にちぎられることなくついていった瓜生正義は、少し気になる存在だ。植木についていくことができるということはエンジンは出ている。明日は同県の偉大な先輩の影を追い越して走っているかもしれない。

(PHOTO/池上一摩 TEXT/姫園淀仁)


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光り輝く選手たち――準優勝戦後半のピット

 午後になると、ピットの空気はまた変わっていた。さすが今年最初のSGである。空気がピンと張り詰めているような静粛なムードになっていたのだ。こうした場所にいると、取材をしているこちらも自ずと気が引き締まる……。

1img_0128  10R。勝ったのは吉田弘文で、2着が三嶌誠司だ。
 レースから引き上げてきたときには、メット越しに、それぞれの笑みも確認されたが、その後の様子は対照的だった。三嶌がいかにも“ひと仕事をこなした”といった雰囲気を醸し出していたのに対し、吉田のほうは“心ここにあらず”といった感じになっていたのだ。
 ただ、そうはいっても、勝利者インタビューをこなしたあとに共同会見に臨んだ吉田は、その時点では相当、饒舌になっていた。
「周りからの評価も含めて、90%くらいまで落ちている感じもある」ようにほのめかしていながらも、それでもやはり「出ている」と強調!
 また、初のSG優出についてを訊かれると、「ほっとしただけです。……よし、やってやろう!となると空回りするんで、普通にやります。だから、あんまり入れ込ませないでください」と記者たちを笑わせてもいた。
 さらに、年末の賞金王決定戦が地元で行なわれることを指摘されると、「そのために走っています」とも言い切っている。
2r0013482  レース直後には放心状態に見えたのとは打って変わり、こうした饒舌ぶりを見せていたのは不思議な気もするし、これができていたのが「平常心」を取り戻せたためなのかといえば、わずかながらも疑問符は付けられる(人間というものは、緊張していたり、気持ちが昂ぶっていたりするときにも、饒舌になったりすることはあるものだ)。
 だが、今日一日はそれほど作業をしているところは見かけられなかった吉田も、会見などをこなしたあとには、12R直前までペラ小屋に籠もっていた。その姿勢はどこまでも前向きなのである。「SG初優勝」が出やすい総理杯では、伏兵以上の存在になってくるはずだ。

3r0013460b_1   今日の三嶌は、展示後かなり長い間、ピットの隅でストレッチと精神集中を繰り返していた姿が印象的だった。正座の状態から後ろに体を反らせていって仰向けになったり、正座の状態に戻ったり……。そうした動作を素早くしているのではなく、ひとつひとつの体勢で、長く動きを止めているのだ。
 三嶌がこうして精神集中しているところはよく見かけられるが、見るたびにこちらは息を呑まされる。人けのない場所を選んで行なっていることもあり、当然、声をかけられないのだが、「プロの姿勢」というものが、遠目で見ていてもハッキリと伝わってくるのである。
 共同会見で、「コースは行きます」「練習どおりやれたら」と、再三繰り返していたのも、プロの姿勢といえようか。
 このNIFTY競艇特集の主宰・黒須田に対しても「1等を狙える位置につけたいですね」と話していたが、温厚な人柄でありながらも、勝負に賭ける気持ちはまっすぐなのである。

4img_0214 11Rを勝ったのは濱野谷憲吾で、2着は井口佳典だ。
 この両者もやはり、レース後から対照的な表情が確認されている。「ホームでの優出」に安堵したような会心の笑みを見せていたのが濱野谷ならば、憔悴の色が見て取れたのが井口だった。
 この2人はともに、今日の午後はプロペラに取り組んでいる時間が長かった。
 とくに濱野谷は、9R前にカポックを着たままペラ小屋でペラを叩いていたのだから、かなり珍しい光景といえる。
 井口は、装着場の隅で、何度も何度も自分のペラをかざして状態を確認していたあとに、ペラ小屋に向かう姿が見られたが、ペラ小屋へ向かう途中には、取材陣に対して“OK!”というようなサインも見せていた。そうして納得の状態にまで持ってこれていながらも、最後の仕上げを行ない、万全の状態でレースに臨めていたということなのだろう。

5u4w0112  共同会見で濱野谷は「去年はここ(優出)でホッとしてダメだったんで、今年はホッとはしないで最後までいきます」と話していたので、レース後に見せていた安堵の表情からは一転して、気持ちの切り替えはできているのだろう。それでいて、気負いは感じられないのだから、やはり「主役候補」の一人といえる。
 井口にしても、スタート勘についてを訊かれると「丸見えです!」という力強い返答!! 「優勝は厳しいですか?」という質問も出ていたが、それに対して「厳しいかもしれませんが、優勝しに行きます!!」と返していたのだから、その姿勢はなんとも力強い。

6img_0253  12R。勝ったのは“艇王” 植木通彦で、2着は瓜生正義である。
 こちらはさすがに優出慣れしている2人だけに、取り立てて特別な表情や発言は見られなかった。
 ただ、植木の場合は、“自然体”を貫けているからこそ、これだけの強さを発揮しているのだといえるだろう。共同会見においても、「復調の手応えみたいなものはありますか?」と訊かれて、「とくにそういうのはないです」と答えたうえで、“モーターの手応え”ばかりを強調していたが、ピットでの様子を見ている限り、昨年前半戦とは、佇まいからして明らかに違うのだ。
「明日はスタートを遅れないようにして……。結果は気にしすぎず、思いっきりいきます」「プレッシャーとかは、とくにないです」
 とも話していたが、貫禄のイン逃げを見せてくれる可能性はかなり高いはずである。

7u4w0077  優勝戦では、福岡勢が3人入ることになったが、共同会見でそのことを指摘された瓜生は、「そのうちの誰かが優勝すれば……」と笑っていた。
“無欲さ”と“スマートさ”が瓜生の魅力でもあり弱点だともいえようが、そろそろ「無冠」を返上してほしいというのは、誰もが願うところだ。
 レース前、展示ピットにボートを着けたあと、ペラを外してピット内を駆けている姿が見かけられたので、何か異変があったのかと追いかけてもみているが……、そのときはどうやら、わずかにペラを磨いただけのようだった。
 そうして、わずかなことにも「やり残し」を出さずにレースに臨むのが瓜生の信条なのかもしれない。その態度はどこまでも真摯なのである。

8img_5873  なお、今日の準優勝戦の前には、競艇場内のイベントに登場していた武豊がピットを訪問して、報道陣に取り囲まれていた。
 ……念のために書いておくと、武豊とは競馬のジョッキーである。
 いくら念のためとはいえ、書く必要はないのかもしれないが、なにせピットは、競艇の仕事場である。その場において、武豊よりも光り輝いている選手たちが50人もいるのでだから、本来はリスペクトすべき対象である武豊であっても、ここでは影が薄いのだ。
 そして明日、この平和島競艇場で、光り輝く50人の頂点が決められる!
(PHOTO/山田愼二=1、4、6、8枚目、池上一摩=5、7枚目、内池=2、3枚目 TEXT/内池久貴)


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万谷章、63歳の挑戦⑤

2007_0320__034  6着4着。今日も勝ちきることができなかった万谷親ビンだが、5Rが終わってピットに戻ってきた顔には「互角に戦えるぞ」という気迫が感じられた。このレースは4カドを選択。握って回ったが届かずにバックでは4、5番手争い。相手は新鋭王の石野貴之だ。

 63歳の親ビンと24歳の石野……39歳差のマッチアップ。石野からすれば「お爺ちゃんのターンスピードには負けられない」という思いがあるだろうし、親ビンからすれば「ワシャあなぁ、お前の親父の石野美好と戦友なんじゃ。まだまだヒヨッコには負けられん!」といったところ。まあ、そんなイケイケの性格じゃないですけど。
 で、軍配はなんとなんと、親ビンに。常に先手を握って回る親ビンの若々しいこと。コーナーごとに石野との差を広げた親ビンは、さらに全速ターンを連発して3番手の堤を追い詰めていた。3周1マーク、ぴったりと堤の外に貼り付いた親ビンは20代も真っ青のフルスロットルモンキー!!!! 記者室もスタンドも「うひゃ~~!」みたいな歓声と拍手で騒然。決まったか……惜しくも届かず併走までがやっとだったが、周回するごとに上位との差を詰めたパワーとテク、そして何より若々しい気合いは見処満載だった。
01_0367 ――新鋭王に競り勝ちましたよ!
 この一言に、親ビンは照れ笑い。
「いや~最初に新鋭の引き波にハマってもうたからなぁ。勝ったわけやない」
 言いながら、ニンマリの照れ笑いが続く。
――そのあとの全速ツケマイ。スタンドは大騒ぎでした、カッコよかった!
 ニンマリニンマリ。
「ほうかなぁ、結局は負けたけどなぁ…」
 ニンマリニンマリニンマリ。と、急に真顔になって親ビンはこう言った。
「うん、悪いところはわかっとる。わかっとるんや」
――どこですか? じゃあ、これから整備っすか?
 親ビンは私をジ~ッと見つめ、それからまたニンマリ笑ってこう言ったのだった。
「悪いのはな、ワシの腕じゃ~」
 4着とはいえ新鋭王を突き放し、堤に肉薄した。節間1勝の大目標へ残りはあと1日だが、今日のレースを見る限り夢物語とは言いきれない。明日の2Rは1号艇を割り当てられてもいる。岡山支部の後輩・山室が3号艇にいて、アウト勢を一掃するようなブロックをしてくれるかもしれない。最終日に勝ってゴール万歳、さらには山室の企みで水神祭、なんてことになったら、私はきっと優勝戦よりも感動してしまうだろうな。
 頑張れ、親ビン。63歳でSG勝利、たとえギネスに登録されなくても、ファンの心に一生残る大記録になるだろう。

万谷章 3・3・3・6・4・6・4着 明日の2Rが、ラストチャンス!
(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)

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速報 優勝戦メンバー決定!

明日の優勝戦のメンバー&枠番が決定しました! ポールポジションは艇王・ウエキング。さらには地元のエース・ムテキング憲吾もいるし、無冠の貴公子・ウリキングも、スティーブン・キングならぬ吉田コーブンキングもいるぞ(←なんのこっちゃ?)とにもかくにも、どこからでも狙える豪華なメンバーになりましたな。明日の午後4時40分頃が、今から待ち遠しい!!

総理大臣杯2007 優勝戦

①植木通彦(福岡)
②吉田弘文(福岡)
③濱野谷憲吾(東京)
④瓜生正義(福岡)
⑤井口佳典(三重)
⑥三嶌誠司(香川)


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クイズ第4問&徳山競艇からの挑戦状!

Cimg2579  どもども~クイズっす~。本日はスペシャルバージョンですよ。まずは、第4問の正解からまいりましょう。総理大臣杯の進行表、隠された時刻を当てよ!という問題でしたね。正解は、左の写真をご参照くださいませ。いやはや~、やっぱり難しかったっすよね。ふむ。しかも、開門からスタート練習までの間隔が違うんだもんなあ。正解が多かったのは、開門時刻でしょうか。これは平和島にお越しの方はご存知ですもんね。あと、どこかに発表されてるかもしれないっす。で、最多正解ははっしーさんの3つ! 以下、はまくんでーすさんとささぴーさんが2つ。やっちゃん、どれみすさん、325さん、ママさん、人間さん、ジローさん、チュンさん、たけとよmmさん、サブマリンさん、モンキーたんさんが1つでした。ナイスボケは無事故感想さん。あはは、単純に笑いました。

 さて、本日はクイズ番外編! 徳山競艇場からの挑戦状であります! 徳山の松田さんとは先日の女子王座決定戦でお会いして、いろいろとお話させていただいたのですが、その松田さんが競艇ファンの皆さんにクイズを出題という次第。こちらのポイントも、今回のクイズに反映させますので、頑張ってくださいね。それでは問題!

Dscf0595 写真は徳山競艇・選手送迎用バスであります。選手たちはこれに乗って、宿舎と競艇場を行き帰りするわけです。では、このバスの積算走行距離(これまでの総走行距離)、果たして何km? これが問題ですよ! 小数点以下については不問としますが、それまでズバリドンピシャの方には、ボーナスを進呈しましょう。で、松田さんからヒント!
●登録は、平成3年3月です。
●競艇場から宿舎までの距離は、約4.2kmです。
●5日レースの場合だと、前検日を含めて一節間6往復します。
●遠乗りの経験もありますが、ごくわずかです。場所は広島県の呉場外。
●以前は年間180日開催でしたが、現在は156日です。
●3月10日現在の走行距離です。

 正解者には80P! ニアピン賞は40P。上下幅は皆さんの回答次第とさせてください。締切は明日(21日)午後2時です! もちろん、総理杯クイズ第5問・ラストクイズも明日出題しますので、お楽しみに。それでは、徳山競艇場からの挑戦状、ぜひぜひお答えくださいませ!


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戦いを待つ男たち

1r0013400  静かな朝。そんな印象が強い午前中のピットだった。
 とはいっても、選手の動きが少なかったわけではない。準優勝戦メンバーを中心に、いつものSG準優勝戦の朝よりも、作業をしている選手の人数は多かったと思う。
 それでも、ピリピリしたようなムードは感じられず、全体として「落ち着いた空気」になっている気がしたのである。やさしい春の日差しのせいかもしれないが、選手それぞれが闘志を内に秘めており、外に向けては発散していないように受け止められたのだ。
 とくに飯島昌弘がそんな印象を強くしていたのかもしれない。1R前にピットに行くと、装着場の隅で、いたわるようにボートを拭いている姿が見かけられたのだ。よく目にする光景ではあるのだが、その作業は本当に長く、2R前には陽の当たる場所にボートを移し、さらにボートを拭き続けていたのである。
 これだけ丹念にボートを拭いている選手はなかなか珍しい。整備面では、手を出すところがない段階に来ているということではないのだろうか。

2u4w0010  整備室でも、1R前から選手は見かけられた。ギヤケースに手を入れていたのが松井繁で、本体を整備していたのが三嶌誠司と鳥飼眞だ。それぞれに慌てているような感じはなかったが、黙々と作業を進めているため、強い集中力を感じられたものである。
 とくに三嶌は、初日から本体に手をつけていながら、ここにきて、まだこうした整備を続けているのだから頭が下がる。
 それでもやはり、その様子は自然体そのもので、2R後の引き上げ時などには植木通彦と楽しげに話をしていた。

3u4w0045  その植木もまた、ピットの空気を落ち着いたものに変えていた一人といえよう。最初に見かけたのはJLC解説者の清水克一さんと立ち話をしているところだったが、植木は時おり見せていた笑みは実にすがすがしいものだった。昨年の競艇王CC優勝戦の朝にも植木と清水さんが30分近い長話しているところを見かけているが、そのときと変わらずリラックスできているようだった。
 JLCのインタビューを受けているときなどは、その話し振りは淡々としていたが、取材中にも時おり浮かべられていた笑みは実に自然なもので、久しぶりに主役の座についている現在の状況に対しても、気負いはまるでないようだった。

4u4w0053  安田政彦、井口佳典らは早い段階でボートを水面に下ろしていたが、その動きには慌しさはまるで感じられなかった。
 魚谷智之は、山崎智也となにやら楽しいそうに話していたし、鎌田義はいつもと変わらず肩で風を切るようにピットを闊歩していながらも、顔なじみの記者などに声をかけられれば、男惚れするような爽やかな笑みを見せていた。
 濱野谷憲吾や田中豪は、「さすがにホーム」といった落ち着きでペラ小屋での調整を続けている時間が長かった。吉田弘文、瓜生正義ら好調九州勢も、2R後に深川真二の手伝いのために出てきているところを見かけられたが、「ここは博多?」と錯覚させられるほど、伸びやかなムードを醸し出していたものだ。
 また、装着場で熱心にモーターをチェックしていたのが市川哲也だったが、そのまなざしはどこまでも“まっすぐ”で、表情だけでいえば、今朝見た選手のなかでももっとも惹きつけられるものがあったほどだ。
 解説の清水さんに対しても、「(足の)雰囲気が良くなってきている」と話していたので、期待したいところである。

5r0013430b  また、2R後には寺田千恵が平田忠則に話しかけているところが見かけられた。こう書けばテラッチに怒られるのは間違いないところだが、なにやら母親が息子に対して激励しているようにも見え、平田は「ありがとうございます」と腰を折って、礼を言っていた。
“テラッチ通”(?)のK記者によれば、テラッチは平田に対して、「あんまり気負いすぎて、フライングを切ったりしちゃダメよ」みたいなことを話していたのだという。
 で、これが、いらぬ老婆心だったかといえば、そうではなかったようだ。平田はたしかに気負いすぎていたことを素直に認め、それを諭してくれたテラッチに礼を言ったのだという。
 SG準優勝戦――。「常連」と呼べる選手はいる一方で、それが「数少ないチャンス」となっている選手がいるのは当然である。
 気負いと集中力は紙一重。植木たち銘柄級の選手たちの貫禄にあふれたレースぶりも楽しみだが、明日を掴もうとしているこうした選手たちの奮闘も楽しみでならない。
(PHOTO/池上一摩+内池=1&5枚目 TEXT/内池久貴)


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5日目! 準優デー!

おはようございます。今日は準優勝戦! 昨日までに引き続き、強めの向かい風が吹いている平和島水面、今日もイン壊滅状態が続くのでしょうか……。ともかく、今日は準優勝戦! 今年最初のSGの、大きな大きな関門が待ち構える日なのです! なお、本日、赤岩善生選手が欠場となりましたので、ご注意ください。

Cimg2604 さて、本日一発目はスリット写真2題。まず、これは3日目7Rのものなんですが、6コースの引き波の上に、黒い影が見えますよね? そうなんです、なんとスリット上を通過した鳥が映りこんでいるんですよ! しかも、ほぼ鳥の姿そのままに映っているということは、ボートと同じ、時速約80kmで飛んでいる鳥なんですね(それより遅いと、胴体が伸びた感じになる)。この鳥さん、ボートを追っかけたんでしょうかね。ちなみにこのレースの6コースは鳥飼眞……ではありませんでした。坪井康晴選手です。鳥飼は4コース! 惜しい!

Cimg2600 こちらは昨日12Rのスリットです。ピット内に掲示されたこの写真を見て、寺田“テラッチ”千恵が、ポツリといいました。「上瀧さん、全速だったのかなあ……」。まあ、たしかに早いスリットですからねえ……と思ったら、そういうことではなかった。「だって、インの艇だけ他の艇より長く見えない?」。ん? どれどれ……あ、たしかにそう見えないこともないっすね。先ほどの鳥のお話を思い出してください。速度が遅ければ、長~く写るのがスリット写真。もしかしたら減速していたのかも……ということなんですねえ。それにしても、選手は目のつけどころが違いますなあ。そして、あの渾身の勝負駆けのなかで、しっかりSTも意識していたかもしれない上瀧和則のプロ意識と技術にも敬服!

というわけで、今日も盛り上がってまいりましょう!


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総理杯ベスパフォ~!4日目

 毎度毎度書いていることではありますが、また今日も書かせていただきましょう。勝負駆けは激しく、面白い! 勝負がかった選手はもちろん、終戦が決まった選手も手を抜くことなく全力で勝ちに行く。そんな健気なプロ根性が、白熱した点取り合戦に深~いコクを与えるのですな。今日は特に予選落ちした選手たちの華々しいファインプレーが目立ちました。
3R・仲口博崇…Fで脱落したのに鬼気迫る追い上げで逆転勝利。
4R・坪井康晴…勝っても5・40。絶望的な成績なのに、勝負駆けの飯島昌弘を力でねじ伏せての逆転勝利。
10R・髙濱芳久…3Rで痛恨のF。失意の10R、道中3番手から凄まじいまくり差しで大逆転の勝利。インタビューで唇を噛む姿が印象的だった。
 などなど鳥肌が立つほどの逆転劇が続いたのでした。で、今日ベスパフォとして取り上げるのも、準優ベスト18位に入れなかった2人のベテランレーサーなんです。まずは、1Rからやんちゃな45歳がファンの度肝を抜いてくれました。

1R/人喰いレーサーの真骨頂

「ここだったかぁ!」
 山室展弘が5カドから一気にまくりきった瞬間、記者席のあちらこちらからこんな声が漏れました。いくらゴンロクを並べても、まったくやる気がなさそうに見えても、忘れたころに一撃必殺の大技を決める男。山室がそんな男であることを、誰もが知っております。いつか、どこかで。それが、この1Rでした。勝負駆けの日の、終戦が決定している1R……ここだったかあ、山室!
 勝利者インタビュー。記者たちはテレビの前にかぶり付きです。植木でも松井でも、ここまでは集まらんだろう、と思えるほどの人だかり。音声が悪くてすべては聞き取れなかったのですが、随所に山室節が炸裂しておりました。多少のズレはあると思いますが、こんな感じです。
――(恐る恐る)素晴らしいレースでした。
山室「そんなことはないですよ」
――今節はどんな感じで…?
山室「エンジョイしてます。人生、エンジョイ。それが大事でしょう」
――最後にもう一言だけファンの方に……
山室「競艇は博打ですから、エンジョイしてください」
――はい、明日以降も期待しております!
山室「それは(どうでも)いいですけどね」
_u4w0012  記者室は爆笑の渦・嵐。名手・中道善博さんも大魔神・安岐真人さんも、この人を喰いまくりのコメントに声を震わせて笑っておりました。後で聞いた話では、山室は自分から率先して水神祭をやらかしたとか。何の水神祭? その場にいたテラッチもわからない(爆)。「これが人生最後のSG勝ちになるかも」という思いがあったという噂もありますが、私の推測は違います。まずは1Rのいきなりカドまくり。あれは「まだ一縷の望みがある63歳の大先輩・万谷さん(2R1号艇)に、勇気と勢いを与えよう」と考えて、シャカリキに攻めたのではないでしょうか。2Rで4着に敗れた万谷親ビンは「お前(山室)のレース見て、ワシも頑張ろう思ったけど」と山室に伝えていたのですが、仲のいいふたりで「一緒に勝とう」という約束があったのかも。とにかく山室は自分のため、というより万谷親ビンを激励したかったのだと思うのです。
 そして、摩訶不思議な水神祭も万谷親ビンのための予行演習だったのでは? 万谷親ビンが勝ったら(それこそ人生最後のSG勝利かも)、水神祭をしてあげたい。それを実現するにはまずは自分が勝って、先に前例を作ってしまおう。そんな突飛な発想だったような気がしてならないのです。的外れだったらごめんなさい。でも、マスコミ嫌いで知られる山室は実はとても優しい男だと私は確信しております。先輩思いの山室の、心のこもったデモンストレーションだった。私は勝手にそう思い込むことにしました。
 それにしても山室展弘45歳、なんてやんちゃでお茶目な男なのか。私と同い年のスーパースターはこの世にふたり。今村豊と、この「人喰いレーサー」山室なのであります。

 今日のベスパフォはもうひとり。男が男に惚れる一大勝負駆け。結果はともかくとして、本当に惚れ惚れするようなイン逃げでありました。

12R/魅せた! 火の玉ジョーのタッチ逃げ

2007_0319_12r_066  勝っても5・50。12Rの上瀧はすでに終戦濃厚のポジションにいたのですが、勝負駆け不発の選手が続出してボーダーが一気に下落。最終レースは大変なことになったのですな。簡単に言っちゃうと
●上瀧が勝って烏野賢太か三嶌誠司のどちらかが5着以下になると、上瀧が準優進出。
 5・50でも相手次第ではベスト18位に残れるんですよ。クレバーな上瀧が、この計算を怠るはずもありません。スタ展からインに居座った5号艇のジョーは、本番でも他艇を置き去りにしてイン水域に。早くに舳先を向けたので、艇がどんどん流れます。ちなみに11Rまでイン逃げはゼロ! どんなに楽インでのんびり舳先を向けても、イン選手はまくられたり差されたり、ボッコボコに嬲られてきたのです。
 艇はずんずん流れて軽く90mあたりも通過しました。2コースの賢太ははるか後方。ダッシュ勢はさらにはるか彼方へ。12秒身が回ります。ジョーは真っ直ぐ前方を見て、発進。85mくらいの起こしですか。で、スリット。もう、カッコ良すぎます。私を一晩、どうにでもして!って言いたくなります。
 コンマ01!!!!!
 もちろん、これは後で知った数字ですが、他の5艇が1艇身近く遅れているのですから肉眼でも「ギリギリの極限スタート」というのが見てとれました。これぞ勝負駆け、これぞ上瀧和則、火の玉ジョー!!!
2007_0319__135  ジョーは逃げました。圧勝です。勝率5・50。己は孤独な一人旅をしながら、あとは運を天に任せるのみ。2着争いはややもつれましたが、バックで賢太と市川の一騎打ち。こうなると、後方で喘いでいる三嶌が4着を取りきるか、5着以下に敗れるか……。上瀧が進む水路はただひとつ。でも、実際には天国と地獄の、どちらかの道を突っ走っているのです。
 3周目、三嶌が追いすがる憲吾を振り切って、最終ボーダーが確定しました。5・67。上瀧の究極の勝負駆けは結果的に徒労に終わったのです。
 でもだがしかし!! ジョーが魅せてくれたこのイン逃げは、本当の本当のほんまもんの勝負駆けだった。命を削るようなコンマ01でイン受難の水面に仁王立ちしたジョーは、競艇の凄さ楽しさ激しさ素晴らしさをすべて見せてくれた。人々の心に残る、文句なしの名勝負でした。こう言うと本人は怒るでしょうが、私はあえてこう言いきります。
 上瀧和則の勝負駆けは成功したのだ、と。(Photo/山室…池上一摩、上瀧…中尾茂幸、Text/畠山)


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勝負駆けとカウリング――4日目、後半のピット

Cimg2596  9R後くらいだっただろうか、午後のピットに足を踏み入れると、すぐに異様な光景が目に飛び込んできた。カウリングがないボートが、装着場に数台置かれていたのだ。とっさにレースでの接触による故障と思って、ボート番号を照合すると、ひとつは鎌田義のもの。カマギー、事故ったっけ……? 必死に記憶を辿っていたら、カマギー、元気マンマンで姿を現わして、記者さんたちと話し始めた。ひとまず、身体は無事か……。ホッとしつつ、もういちど記憶を探る道に戻ると、うーむ、カマギー、別に危ない場面はなかったよなあ。勝負駆けをしっかり成功させたんだし……。
 で、艇修理を担当する方に聞いてみました。はい、話は簡単。明日の準優勝戦に出場する選手のボートは、すべてカウリングを艇番の色がついたものに換えるのだそうです。優勝戦ではおなじみのカラー・カウリングですが、この総理杯では準優勝戦でも見られる! そのために、準優当確を決めた選手のボートからカウリングを外して、下準備をしていたというわけなのだ。すなわち、カウリングがついていないボートはすべて、勝負駆け成功の選手たちのもの。ボート番号をさらに照合してみると、たしかに田中豪、井口佳典、石川真二……、裸ン坊にされたかのような姿ではあるけれども、この時点では栄えあるボートたちなのである。
2007_0319__184  そのなかに、平田忠則や山本隆幸、飯島昌弘らのボートも発見。山本が5・80、平田と飯島は5・67で予選を終えているのだが、だというのにしっかりカウリングが外されている。そう、ボーダーは大変なことになっていた。9R終了時点で、松井繁の5・60(11Rに出走)が18位となっていたのだ。19~25位はすでにレースを終えていて、それより下位でレースを残していて、18位以上になれる可能性がありそうなのはほんの数人。この時点で18位以内に入っている予選終了組は、5・67でも充分、準優当確と言えそうだったのである。平田と飯島は苦笑いも見せていたのだが(一時は、諦めていたでしょうね)、しかしこれは実にツイている!2007_0319__163  混戦模様であればあるほど、彼らを後押しした運みたいなものが怖いような気がする。それはともかく、こんな状況であるから、ピットでは選手はもちろん、関係者全員が、得点状況をいつも以上に気にせずにはおれない空気になっていた。実際、ボートの係の方は記者さんたちに順位を確認しまくってたし。

2007_0319__099  10R、賞典除外の髙濵芳久、得点率上位の吉田弘文、瓜生正義が上位を独占した。勝負駆けを抱えていた者が着外に消えたのだ。4着・安田政彦の顔には、さすがに精気がない。しかし……計算してみると、安田は18位以下には落ちない! ボーダーが上がる気配がまるでないぞ! 着替えを終えて控室から出てきた安田は、得点率の計算をしたのかどうかわからないけれども、飄々とした風情でモーター格納のため整備室に向かった。ま、安田はいつもこうなんですけどね。味のある男、安田政彦。ベスト18に生き残った、その心中やいかに。

2007_0319__162 11R。得点率トップの植木通彦が鮮やかに快勝。予選1位での準優進出を決めた。レース後の笑顔を見れば、もう磐石でしょう、艇王は。一点の翳りもない表情からは、風格が滝のように溢れ出ていた。2着は松井繁。18位から12位にジャンプアップの2着だ。得点率は6・00だから、通常のボーダーであっても勝負駆け成功。さすがである。レース後は、星野政彦と笑い合っていたが、ヘルメットを脱ぐと、笑顔というよりはむしろ複雑な表情に見えた。そうか、勝負駆けなど王者にとっては二の次だったのかもしれない、と思った。2007_0319_11r_035 1号艇でありながら、1着を獲ることができなかった。その悔恨を噛み締めてもいたのであろう。もちろん、勝負駆けを成功させてホッとした思いもあったはずで、そのあたりがなんとも微妙な顔つきに見える理由だったのだと思う。やっぱり、王者は最高だ。

_u4w0100  12R。エンジン吊りが終わったあと、ボートリフトのすぐそばにしゃがんで、水面を見ている男がいた。鳥飼眞と瓜生正義。二人とも、勝負駆けを成功させて、準優進出を決めている。出走表を確認すると……そうか、上瀧和則が出走しているではないか。レース前に上瀧とどんな話をしていたのかはわからないが、鳥飼も瓜生もスタート展示がかなり気になったのだと思う。その上瀧は、展示からイン奪取! それを確認した鳥飼と瓜生は、笑みを浮かべながら控室に戻った。ちなみに、彼らの後ろのほうでは、田中豪も水面を見つめていた。こちらは、濱野谷憲吾の様子が気になっていたのだろう。
 展示から戻ってきた上瀧は、実にいい笑顔で関係者と話していた。充実しきった精神状態を表わすかのような顔つきは、きらきらと輝いていた。それを見た僕は、いったん記者席に戻ったのだが、そこで得点率を計算していて、気付いてしまった。もし烏野賢太か三嶌誠司が大敗して、上瀧が1着となれば、18位に届くではないか! 上瀧は、それを知っていて前付けに出たのか。それとも、意地を見せつけるためだけの前付けだったのか。いずれにしても、これぞ男・上瀧である。
 記者席での仕事が思いのほか長引いて、片付いたのは12Rのファンファーレが鳴ってから。仕方ない、12Rは記者席で見るか……上瀧が逃げ切った! 烏野は? 三嶌は? 烏野は市川哲也との2番手争いを演じているが、三嶌は後方を走っている。こ、こ、これは!
_u4w0032  僕は大急ぎでピットへと走った。上瀧、渾身の勝負駆け成功も見たい。でも、三嶌にはお世話になってるし、なんとか残ってほしい。私情も混じって、非常に複雑な思いを抱えつつ、ピットへと走る。到着。ちょうど、戦いを終えた選手たちがボートリフトへと帰ってきたところだった。うがっ、し、しまった。走っている間にレースが終わってしまったから、上瀧の1着は確実として、烏野と三嶌の着順がわからん。カポック着脱場に戻ってきた上瀧は、やることはやった、という納得の表情。ピットに帰還した直後には、鳥飼や瓜生と声をあげて笑い合っているところを目撃している。結果的に2等だった烏野は淡々とした表情、そして三嶌はまずは顔をしかめながら他の選手たちに「ごめんなさい」と謝って回っていた。ベスト18に残ったのは、上瀧か三嶌か……。
Cimg2602  結果を知ったのは、ボートのカウリングによって、だった。並んで置かれていた上瀧と濱野谷のボートにカウリング交換の係の方たちがやって来て、「こっちは違う」と上瀧のボートを指差したのだ。そして、別の場所に置かれていた三嶌のボートからは、カウリングが外された。カウリングが表現した、勝負駆けの明暗。着替えを終えた三嶌が明るい顔で控室から出てきたことは嬉しかった。一方で上瀧の思いが届かなかったことが哀しかった。その頃、上瀧は勝利選手インタビューの真っ最中。なんとなく上瀧の顔を見るのが怖くて、三嶌の笑顔に心を弾ませたところで、ピットを後にすることにした。三嶌さん、おめでとう。明日は優出を決めてください。そして、上瀧よ、やはりあなたはカッコいい!

Img_9444  さて、そんな勝負駆けの悲喜こもごものさなか、不思議なことがピットで起こっていたので報告します。いや、実は私、そのときピットにはいませんでした。撮影中の山田愼二カメラマンの報告なのですが、なんと、本日、水神祭が行なわれたというのです。水神祭? 今日、SG初勝利とかあったっけ……。今節、水神祭があるとすれば、あとは鎌田義だけのはず、今日は1着じゃないし…………と山田カメラマンの報告に首をかしげるしかなかったのですが、次の山田Cの言葉にぶっ飛びましたよ、はい。
「山室の水神祭だったよ」
Img_9455  や、や、山室展弘!? なぜ山室が水神祭!? たしかに今日は1着を獲ったけど、あなた、SG覇者じゃないですか! 山田Cによれば、同県の川﨑智幸のレース終了を待って行なわれたという水神祭。しかも、報道陣が立ち入ることのできない、試運転ピットのいちばん端っこで行なわれたそうです。それでもカメラを構えるカメラマンたちに、辻栄蔵が大笑いしながら「やめたほうがいいよ。怒られちゃうよ」などとジョークを飛ばしていたとか。怒られてもかまいません。だって、水神祭じゃないですか。この儀式、山室選手を祝福するためにも、載せなければ男が廃ります。でも、何を祝福?
Img_9463 これがですね、結局、誰にもわからんのです。水神祭に参加した同県の寺田千恵も、「なぜ山室さんを落としたのか、わからない」。山室を投げ込んだ人たちですら、何の水神祭か理解していないのであります。まさしく、謎の水神祭。
 それでも、ひとつだけ言えることは、山室選手、ますます大好きになりましたよ! やっぱりこの人がいるSGは、たまらなく面白い! これからもドシドシSGに参戦して、我々を楽しませてください! 山室、サイコー!

2007_0319__030  さてさて、無念の予選落ちでも気になる山崎智也。1号艇でイン発進、しかし吉田弘文のマクリを浴びてしまった瞬間、ベスト18のイスは智也の手からこぼれ落ちた。結果論でしかないが、1着なら余裕でボーダーをクリアしていたのだが……。レース後の智也は、昨日と同様に、微笑を浮かべていた。その様子は、あえて詳しくは書かない。昨日の記事をご参照ください。ただ、今日はひとつだけ違った。脱いだカポックをテーブルの上に置こうとして、それが落ちてしまったので拾おうと下を向いた瞬間、すっと暗い顔になったのである。係の方に「ごめんなさーい」と謝りながら、自分で拾い上げたのだが、その間じゅう落胆を感じさせる顔つきで、しかし拾って顔を上げたときには、また微笑が戻っていた。間違いない。心の中には微笑みとは正反対の悔しさが渦巻いているのだ。
 着替えを終えると、寺田千恵とジョークを交し合うなど、なんだか憑き物が落ちたかのように、スッキリした表情になっていた智也。明日は気楽に、山崎智也らしさを見せて欲しい、そう思うしかなかった。(PHOTO/ 山田愼二=山室水神祭 中尾茂幸=飯島、平田、安田、植木、松井、山崎 池上一摩=上瀧、鳥飼&瓜生 黒須田=カウリングのないボート TEXT/黒須田守)


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万谷章、63歳の挑戦⑤

 4着……2R、1号艇の万谷章親ビンは枠を主張してのイン戦。勝てば節間勝率5・80でベスト18も夢ではないポジションに立てる。準優へ、背水のスリットはコンマ17。一目散に先マイを目指したが、コンマ06の瓜生正義に並ぶ間もなくまくられた。4着で4日間の予選シリーズ終了。
_u4w0014_2  ピットに帰還した親ビンはサバサバとした明るい表情だった。支部の後輩・山室展弘が63歳の老体を労わるように、そしてその健闘を讃えるように微笑みながら寄り添う。親ビンもニッコニコの笑顔だ。
「お前のレース(1Rで山室が5カドから一気まくり)見て、ワシも頑張ろう思ったんじゃけどなぁ、あかんかったわぃ」
 それから勝った瓜生に近づき、肩をポンと叩いて祝福する。
「おめでとさん」
 恐縮しつつも照れ笑いを浮かべる瓜生。受験合格を喜び合う親子のようだ。瓜生の周辺に記者とカメラマンが群がると、親ビンはすっと身を引いてヘルメットを脱いだ。
――お疲れさまでした。どうでしたか、11年ぶりのSGの予選は?
 ナハハと照れくさそうに笑う親ビン。
「6着並べんでよかったわ。ワシだけ格下じゃからなぁ、ほんでも6着は取りたくないし、まあ……よかったな。ただ、スタートがなぁ、どうしてもちょっとちょっと遅れてまって……」
 Fを1本持っていることが悔やまれるのだろう。あるいは今節が人生最後のSG、F2覚悟で突っ込んでもいいのでは、という考え方もあるが、親ビンはそんなタイプの男ではない。地道に堅実に、施行者や他の選手に迷惑をかけない。それが何より大事だ、と思っている男なのだ。
 さらに、来年の4月には免許の更新が控えてもいる。64歳になっている親ビンはその時点での引退も考えているという。残り少ない競艇人生、Fを2本持って3カ月間も休むのでは画竜点睛に欠く。通算100Vの可能性も減ってしまう。そんな思いもあるだろう。
2007_0319__170 ――まだ、あと2日あります。節間1勝の目標が残ってますよ!
 伝えると、親ビンはうんうんと声を出して頷いた。
「まだまだやな。難しいけど、明日からも頑張るわ」
 最後に、定番の追い討ちを。
――勝ったら、万歳ですからね。絶対に万歳してくださいね。
 ナハハハ。万谷親ビンは歯を出して笑った。
「やっぱ勝つのは無理じゃあ。勝ったら競艇界が転覆してまうわ」
 節間1勝へ、通算100VへSG予選が終わっても、63歳の挑戦はまだまだ終わらない。親ビンのヘルメットには、こよなく愛するお孫さんのたどたどしい文字が綴られている。

「1とうがんばれ! ゆかり」
「そうりだいじんはいがんばってね☆たつひさ」

万谷章 3・3・3・6・4着 大健闘の末に予選敗退
(Photo/上・池上一摩、下・中尾茂幸、Text/畠山)


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速報 準優勝戦18ピット確定

第42回総理大臣杯、予選が終了しました。準優ボーダーはなんと5・67。とてつもない混戦模様となったわけです。準優メンバーは以下の通り。

10R
① 吉田弘文(福岡)
② 魚谷智之(兵庫)
③ 鎌田義(兵庫)
④ 烏野賢太(徳島)
⑤ 三嶌誠司(香川)
⑥ 平田忠則(福岡)

11R
① 石川真二(愛知)
② 濱野谷憲吾(東京)
③ 市川哲也(広島)
④ 井口佳典(三重)
⑤ 山本隆幸(兵庫)
⑥ 安田政彦(兵庫)

12R
① 植木通彦(福岡)
② 瓜生正義(福岡)
③ 田中豪(東京)
④ 松井繁(大阪)
⑤ 鳥飼眞(福岡)
⑥ 飯島昌弘(茨城)

※出走表は主催者発表のものをご確認ください。

福岡、兵庫勢が目につく準優勝戦。それぞれに興味深いメンバー構成になりましたね。総理杯といえば、「SG初優勝」が多数出現してきたSG。その権利をもつ選手が11名、準優に駒を進めてきました。一方で、賞金王V経験者も3人。昨年の賞金王出場選手が5人と、銘柄級も少なくない。優勝戦に進むことができるのは果たして……。明日も楽しみっすね!


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クイズ第3問の正解と第4問出題!

じゃじゃじゃ~ん! クイズタ~~イム! 本日もクイズの時間がやってまいりました。まずは、第3問の正解から。うむむ、これは難しかったかもしれませんね。

20070316__058 正解は

「フェアーに行なう」

「準備は早目に」

でした~~。ん? ん? んんんん!!!! モンキーたんさん、「フェアーに行なう」、大正解! 素晴らしいぃぃぃぃ! 奥に試運転係留所が見えますよね。選手もこの手前に写っている手すりのついた桟橋を通るわけですが、そのつど、これを目にするというわけですね。 ナイスボケはささぴーさんで。元気ですよーーーーーっ!

Cimg25792 さて、第4問。これは、整備室の入口に貼ってあった今節の進行表。「第41回」となっているのは、ご愛嬌としまして、初日と2日目以降では、進行スケジュールが違うんですね。もちろん、初日は開会式がありますからね、それが理由なのであります。で、問題は2日目以降の通常進行スケジュール。時間割を隠した6コの項目について、それぞれ時刻を推理して当ててください。初日の時間割が参考になるかな? 項目1コにつき15P。全問正解で90Pです! 締切は明日(20日)の午後2時です。今回は、ボケも難しいんじゃないっすかね~(挑発?)。

というわけで、今回もご回答、よろしくお願いしまっす~~!


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「逃げ」はゼロで勝負駆け後半へ――4日目前半戦終了

 昨日ほどではないものの、今日も強い追い風模様の平和島水面。勝負駆けデーということで激しいレースが繰り広げられております。

2007_0318__808  前半6レースは、昨日までと同様に逃げが決まらない状態。4Rでインの坪井康晴が勝ったものの、飯島昌弘とのデッドヒートを制してのもので、決まり手としては「抜き」。「逃げ」はゼロで前半戦が終了することになった。対してまくり系は、「まくり」が2、「まくり差し」が1。勝負掛かりの選手が“自力勝負”に出ていることも、さらにマクリ水面化をうながしているようだ。すべての決まり手はまくり2、まくり差し1、抜き2、恵まれ1となっている。

 なお、6Rで新美恵一と髙濱芳久が残念ながら勇み足。前日まで予選8、9位の両者が戦線を去ることになった。これも勝負駆けの厳しさのひとつ。後半戦は激しいながらも無事故のレースを祈ろう。
(PHOTO=中尾茂幸)


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変わらぬ朝――4日目、前半のピット

 勝負駆けの朝だからといって、ピットが他の日以上に慌しいわけではないことは、学習済みである。選手たちはそれぞれに闘志を燃やしているだろうが、それが反映されるのはレースであって、ピットでの作業はいつも通り、少しでも、いやできることなら大化けするくらい、機力の向上を目指して自分の作業に没頭するのみ、なのだ。
2007_0318__201  上瀧和則が抱えるノルマは、6・00をボーダーとすれば2・2着。なかなかに厳しい勝負駆けなのだが、しかし上瀧の作業が昨日までと変わるわけではない。黙々とペラ、モーターと向き合い、厳しい目つきで装着作業。この上瀧には昨日の朝も出会っていて、挨拶をすると、力強く男っぽい声で「おはよーっす!」。この声質も声量も、昨日と今日で変わることはない。自身の作業に一段落をつけると、やはり装着場で作業をしていた星野政彦に歩み寄って、談笑タイム。2~3分、話し込むと、最後は「ガーッハッハッハ!」と爆笑して、自分のボートに戻っていった。笑顔の上瀧、これも昨日までと変わった様子はない。
02_0054  同県の深川真二。彼のノルマは1走2着。レースでは、間違いなく、炎の燃え立つ走りを見せてくれるだろう。だが、ピットでの彼は、実に笑顔が目立つ。他選手と一緒にいるとき、とにかく笑っている深川なのだ。彼の真剣な顔は、非常に迫力があるけれども、笑顔は実に優しい男のもの。なんとか勝負駆けを果たして欲しいと願わずにはいられない。2007_0318__151  いつも淡々としている堤昇。彼の勝負駆けは1着で相手待ちの状況。厳しい立場に追い込まれているといわざるを得ない。それでもやはり、変わらぬ様子で調整に励み、変わらぬ表情でピット内を移動する。レースに臨んだときには、目が吊り上がっても、その前段階で肩に力を入れる必要はない。彼なりの闘い方で、彼なりの勝負駆けに挑む。勝っても負けても、悔いなき勝負を!

2007_0318__036  1R、残念ながら勝負駆けを果たせなかった中岡正彦。レース直後は悔しげな顔を見せていたが、着替えを終えたあとには、いつもと同じ、スッキリとした表情に戻っていた。端正な童顔、と言っていいと思うのだが、あまり表情が崩れることなく、粛々としているのが中岡の印象。決してド派手な存在ではないのだが、そこに姿があれば光るものがある、というタイプだろうか。7Rで鬱憤を晴らすべく、すぐに整備室に向かっていったが、彼は平和島巧者の一人であることを忘れてはならない。巻き返しはまだまだありそうだ。

2007_0318__255  準優は当確とした石川真二も、中岡と似たような雰囲気というか、あまり表情を崩したりするタイプではない。まして、今節は花粉症防止のマスクをつけている時間が長いから、なおさら表情の変化に目を奪われることは少ない。しかし、今節の好調ぶりはどうだ。気付かぬうちに、しっかりベスト18のイスを確かなものにしているのだから、盲点になっていると言うしかない。声をかけると、ふっと目が緩んで、マスクをしていてもよくわかる明るい表情になった石川。準優当確の6号艇1回乗りだからといって、意識から消してはならない存在と見た。
02_0010  予選1位の植木通彦は、もうこの言葉しかないでしょう、悠然と勝負駆けの朝を過ごしていた。もちろん、何もせずに時間を送っているわけではなく、ペラ調整を続けて、パワーアップに腐心する。決して緩めることのないこの姿勢が、艇王の艇王たるゆえんなのだ。エンジン吊りに出てくるときも、伸びやかで、そのうえ力強い足取り。そんな植木を見ることができるのは、やはり嬉しいものだ。今日は11Rで松井繁とのマッチアップ。豪華カードに酔いしれる、午後になりそうである。

2007_0318__776  さて、勝って相手待ちという状況が気になる山崎智也。10R1号艇、まず勝てるとは思うのだが……。午前中の智也は、やはり昨日までとは変わらぬ表情で、かなり早い時間帯からレースの準備に取り掛かっているようだった。少なくとも、ベスト18のイスには片手をかけるところまでは行っておきたい。いや、行かねばならぬ。そんな意地を見たような気がしたが、果たして。(PHOTO/中尾茂幸=上瀧、堤、中岡、石川、山崎 池上一摩=植木、深川 TEXT/黒須田守)


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4日目!

おはようございます! 総理大臣杯、早くも勝負駆けデーですね。昨日は強い風が吹き、1~8Rまで安定板装着のレースでしたが、果たして今日は……。今のところ、昨日ほどの風は吹いていませんが……。

2007_0318__269 さて、本日一発目、植木通彦ですが……。昨日の12R、実況アナウンスを聞きましたか?「本日より、艇王ウエキングと呼んでいただければと思います」「艇王ウエキング、ゴールイン!」だはは、呼ばせていただきますよ! 最近、平和島の実況さん、ノリノリっすね。濱野谷憲吾をムテキング、村田修次をムラッシュ、さらには村田瑞穂をムラミーと呼んで、「先頭ムラミー、ゴールイン、2着ムラッシュ、ゴールイン」と村田ワンツーをアナウンスしたのをこの間、聞きましたよ。今節は、後半レースを担当されている方の(たぶん松永さん)実況にも、ご注目ください。楽しいっすよ。

それでは本日も頑張っていきましょう。我々も勝負駆け!


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飽くなき追求心――3日目、後半のピット

 相変わらず風は吹いているが、前半に比べれば風速が弱まってきて、8Rからは安定板が外された。風が和らいだせいなのか、かなり温かく感じられてきてもいて、このあたりの調整が選手たちを悩ます午後となった。後半レースに出走する面々は、早めに試運転ピットにボートを降ろして、回転数などを確かめている。松井繁、濱野谷憲吾、田中信一郎、8Rを終えた植木通彦など、錚々たる顔ぶれが試運転ピットにずらりと並んでいた。
Img_5415  何か意味があるのかどうかわからないが、同支部同士が長いこと話し込む場面も何度か目撃している。7~8Rあたりだったか、地元の期待を背負う濱野谷憲吾、田中豪、村田修次が、濱野谷と村田のボートのあたりで長々と会話を交わしていた。今節、3人しか送り込むことができなかった地元・東京支部。それだけに、結束も堅くなろうというもので、特にペラグループも同じである田中と村田は、よく一緒にいるところを見かけていた。今日は、大黒柱・濱野谷も加わっての作戦会議。それぞれになかなか好調な戦いを見せているが、この悪天候&気候の変化に、知り尽くした平和島のノウハウを今一度、確認しているのだろうか。
01_0048  ペラ室のほうから、最高の笑顔で鳥飼眞と瓜生正義が並んで歩いてくるのも見かけた。鳥飼は、キリッとした男っぽい顔つきが魅力だが、笑顔がまた素敵すぎる。それにあわせて、瓜生も人の良さそうな笑顔を見せているのだから、こちらも思わず笑顔になろうというもの。その10分後くらいだろうか、ペラ室の奥のほうで鳥飼と植木通彦がにこやかに談笑するのも、遠目ながら発見。好調・福岡勢、麗らかな春の陽射しに気分も高まる、といったところだろうか。(写真は瓜生&植木、ですね。鳥飼ファンの皆様、ごめんなさい)
_u4w0099  ほかでは、三嶌誠司&中岡正彦の香川勢、星野政彦&山本隆幸、向所浩二&魚谷智之の兵庫勢、また支部は違えど同じ東海地区の赤岩善生&井口佳典の組み合わせも見かけている。まあ、同支部や同地区で一緒にいる場面には、今日のみに限らず、しょっちゅう出会うものだけれども、なぜかそれが非常に目立っているように思えた、3日目後半のピットであった。

01_0437  午前中、まだ寒風吹きすさぶ頃に、中村有裕が装着場でモーターを丁寧に点検、調整しているところを見かけていたのだが、陽が傾きかけ、装着場にいるのが辛くなくなった時間帯に、とあることに気付いた。ユーユー、今日は12R1回乗りではないか! レースまでたっぷりと時間があったはずの今日、だというのにユーユーはわざわざキンキンに冷え込む装着場に出てきて、モーターと向き合っていたのだ。午前中の姿に、改めて驚かされた。やっぱり、この人はガムシャラだ! 11R発売中、ユーユーは展示ピットに自身の艇を係留させる前、一周だけ勢いよく水面を走った。戻ってくると、さらに2マークの奥で握り込みの確認。係留した後も、その場で丁寧に丁寧に点検を繰り返し、ずいぶん時間が経ってからようやく、装着場に戻り、そのままほとんど間髪入れずに展示控室に向かっていくのだった。若くして、この妥協なき姿勢。改めて頭が下がる。12Rは惨敗してしまったが、明日から巻き返せ!

2007_0318__296  最後まで作業を続けていたのは、ユーユーだけではない。3R1回乗りで2着、得点率も好位置につけている三嶌誠司も、帰宿バスの一便に乗り込むことなく、モーター調整に励んでいた。平田忠則も5Rで出走は終わっていたのにもかかわらず、さらなる機力向上をはかる。鎌田義も、8Rを終えるとペラ室にこもった。午後の遅い時間帯となり、すっかり閑散となったペラ室で、小気味のよい金属音を発し続ける。やはり、選手のこうした飽くなき追求心は、いつ見ても爽快なものだ。しかも、三嶌にしろ、平田にしろ、鎌田にしろ、決して悲観的な成績というわけでもないのである。気合というのは、いろんな形で顕在化する。競艇においては、静かにモーターやペラと向き合ったときにこそ、強烈にそれが表現されることがある。だから僕も、選手たちのこうした姿を追いかけたくなってしまうのだろう。

Cimg2587  などと言いつつ、明るく朗らかな選手の姿もまた、実に心地いいものである。今節は、田中信一郎がとにかく明るく、今日はJLC解説でおなじみの山本泰照さんとじゃれ合っていた。山本さんは今日からピットレポートを担当されているのだが、緑のカポックを着込みながら、「岡山弁で喋って」とさんざん繰り返している。生放送が始まっても、カメラの後ろ側から盛んに山本さんにちょっかいを出そうとする信一郎。カポックを着終わると、山本さんの肩をポンポンと叩きながら、展示控室へと向かっていった。もちろん、生放送中でしたよ。JLCをご覧だった方、8R出走前のピットレポートに緑のカポックが登場しませんでしたか? 信一郎です、はい。写真はちょいとわかりづらいかもしれませんが、左のほうに緑のカポックをつけてる信一郎がいますよね? 

Img_9070  さて、10Rは一日早い勝負駆け、そりゃあ気になるってもんでしょう、山崎智也。4着に敗れ、明日は1着でも相手待ち。可能性は当然残されてはいるものの、大変な苦境に立たされてしまった。レース後の智也は、なぜか微笑んでいて、山本隆幸や田中豪ともその表情を崩さずにレースを振り返っていた。そんな智也を僕は不思議に思いつつ眺めていたのだが、これまでを思い返してみれば、敗れて笑う智也を何度も見てきたような気がする。ただし、成績好調のときの無邪気にすら見える笑顔ではなく、どこか微妙な笑い方の智也だ。あれは菊地孝平が優勝した05年MB記念の優勝戦後、2着に敗れたというのになぜか「ラッキー! キャハハッ! ラッキー!」とはしゃいでいた智也。去年の総理杯では、予選落ちが決まった瞬間、なんだかやるせなさそうに笑みをこぼしていた智也。そして今日は、透明感あふれる微笑を見せていた智也。もしかしたら、智也は煮えくり返るような悔恨を、笑うことで押さえ込んでいるのかもしれない、と思った。この男、我々が想像するより、その本質はずっと男っぽい。カポックを脱ぎ、控室に戻るときにもいっさい崩れない微笑を見て、僕はそう思ったのだった。(PHOTO/中尾茂幸=鎌田 山田愼二=東京勢、山崎 池上一摩=兵庫勢、福岡勢、中村 黒須田=信一郎 TEXT/黒須田守)


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クイズ正解&第3問!

2007_0315__003ども~。クイズタイムっす~。わーいわーい。まずは第2問の正解からいきましょう。問題はこちら。この紙コップ、な~に? でしたね。たくさんのご回答ありがとうございました。多かったのは、お金系、特に小勢入れ、というところでしょうか。支部別に飲み物や食べもの、あるいはタバコなどを買うために、お金または小銭が入っていると。なるほど~。まあ、コップの側面には支部名が書いてあるのですから、支部ごとに使う紙コップであることはおわかりいただけたと思うのですが、食べものや飲み物は支部精算、ってことなんでしょうかねえ。

2007_0315__004 はい、おっしゃるとおり、これは支部ごとに飲食物の買い物用お金入れであります。でも、ですねえ。ごめんなさい、小銭入れは不正解! というのは、しっかりお札も入っているからであります。写真を見てください。ほら、ね? これ、選手間で「株式(会社)」と呼ばれているシステムだそうでして、支部でお金を出し合ってジュース代などにあてるもの。また、レースで1着を獲った選手が同支部の仲間にご馳走するというシステムもあるようで、その選手の名前を伝票に書き込んだりするケースもあるようですね。いわば「1着のご祝儀」といったところ。聞くところによると、競艇学校でも、競艇場で現地訓練を行なうとき、「株式の予行演習」もやったりすることもあるとか。こういう形でも、支部間の結束が強くなっていくんですねえ。

したがって正解は、はっしーさん、aiさん、どれみすさん、サブマリンさん、チュンさん、325さん、タッチスタートさん、たけとよmmさん、モンキーたんさんでございます。おめでとう! ナイスボケですが、津ピン六さん! あなた、なぜ中尾氏がいつも「ギャラ安い」とブーブー言ってるのを知ってるんですか!? 回し者? シャレになってませんがな……。減点しようかとも思いますが、ひとまずナイスボケには選出しないということでひとつ。たけとよmmさんの「私の頭を撫でた選手がお金を入れていく」にしようかとも思いましたが、1回100円は安いので、却下します。ということで、ちゃーはんさんの「もやし」でひとつ! 支部対抗もやし育成選手権とかあったりしたら……と妄想が広がりますね。広がりませんか、そうですか。

20070316__0582 さて、第3問いきましょう! 問題はコレ! 水面からにょきっと突き出したポール。救助艇係留所のあたりにあるのですが、ここには、「標語」が書かれているんですね。

「●●●●●行なう」

「●●●●●●」

●の数は文字数ですよん。ヒントとして、「行なう」のほうは、競技系というか戒め系というか、の標語。もうひとつのほうは身の回り系というか心がけ系というか。わかりにくいっすね。でもまあ、それをもとにお考えくださいませ。今回は標語1つにつき40P! 締切は明日(19日)の午後2時で! 今回もたくさんのご回答、お願い申し上げますです、ハイ! 


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万谷章、63歳の挑戦④

2007_0317__355  今日は多くを語るまい。いや、語れないというべきか。3レースの万谷親ビンは潔く枠なりの6コースを選択。春の嵐よと吹き荒れる水面になす術もなく、大差の6着に敗れ去った。レース後の親ビンは、やはりちょっと寂しそうだったな。
――潔く6コースでしたね。
 聞くと、うんうんうん、3度頷く。
「水面がなぁ……あの水面じゃあ、変なことはできんわ」
 なるほど、と納得する。下手に前付けに動けば進入が乱れ、事故の原因になるかもしれない。そう配慮しての6コース据え置きだったのだろう。SG準優への欲よりも、フェアプレーを遵守する道を選んだのだ。ほんに頭が下がる。親ビンは力なく笑いながら、一言でレース回顧を片付けた。
「なぁんもできんかった。できる水面じゃなかったな」
 それ以上、突っ込みようがなかった。そして、この6着ですべての望みが絶たれたわけでもない。今日までの得点は19点。明日の1回走りで1着を取れば節間勝率5・80、滑り込みセーフもありえる数字なのだ。
――親分、明日は1着取って万歳してから、結果待ちっすね!
 こう伝えると、万谷親ビンは歯を剥き出しにしてナハハハハと豪快に笑った。笑ったままで、答えはなかった。
 ひとしきり笑ってから「ほんなら」と背を向けた親ビンに、「万歳してくださいね、待ってますよ~!」としつこく追い討ちをかける。親ビンは振り返らなかったけれど、小さくゆっくり右手を挙げてくれたのだった。明日の2レースは1号艇。イン逃げを決めて万歳すれば、後から奇跡が付いてくるような気がしてならない。

万谷章 3・3・3・6着 節間4・75 目下33位(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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明日の勝負駆け速報!

 さあ、明日は勝負駆け! 3日目を終わった段階での予選順位が確定いたしました!!
 得点率トップは艇王・植木通彦の8・50。12Rの圧倒的なイン逃げで堂々のシリーズリーダーとなりました。準優ボーダーを6・00と想定すると、植木のほか、石川真二、吉田弘文が当確となっております。
 当確わずか3名ということで、準優へのイスは大激戦の様相。そのなかで残念ながら予選落ち濃厚となったのは前年度覇者・中澤和志に、辻栄蔵、太田和美、原田幸哉ら。エース機と言われた重野哲之は今日の6・6着が、そして女王・寺田千恵も6着が響いて厳しくなりました。なお、山崎智也や“親ビン”万谷章は1着を取って相手待ちの状況となっております。
 以下、明日の勝負着順です。ただ、現在の18位が5・80なので、ボーダーの変動にはくれぐれもご注意ください。

1・植木通彦(当確)
2・吉田弘文(当確)
3・濱野谷憲吾(5・5着)
4・石川真二(6着=当確)
5・市川哲也(4・4着)
6・鳥飼眞(5着)
7・魚谷智之(3・4着)
8・新美恵一(4着)
9・髙濱芳久(3・4着)
10・三嶌誠司(3・4着)
11・安田政彦(3・4着)
12・鎌田義(4着)
13・田中豪(4着)
14・井口佳典(4着)
15・烏野賢太(3着)
16・正木聖賢(3・3着)
17・瓜生正義(3・3着)
18・金子良昭(2着)
19・平田忠則(2着)
20・松井繁(2着)
21・深川真二(2着)
22・飯島昌弘(2・3着)
23・徳増秀樹(2・3着)
24・石野貴之(2・2着)
25・上瀧和則(2・2着)
26・村田修次(1着=5・83で相手待ち)
27・田中信一郎(1着)
28・赤岩善生(2・2着)
29・向所浩二(2・2着)
30・江口晃生(1着)
31・堤昇(1着=5・80で相手待ち)
32・山本隆幸(1着=5・80で相手待ち)
33・万谷章(1着=5・80で相手待ち)
34・山崎智也(1着=5・80で相手待ち)
35・山下和彦(1・2着)
36・中村有裕(1・1着)
37・原田幸哉(1着でも5・40 ※予選落ち濃厚)
38・川﨑智幸(1・1着)
39・坪井康晴(1着でも5・40 ※予選落ち濃厚)
40・重野哲之(1着でも5・00 ※予選落ち濃厚)
41・中岡正彦(1・1着=5・83で相手待ち)

(PHOTO=中尾茂幸)

2007_0318__260←3日目を終えて予選1位! 艇王・植木通彦


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正木聖賢、水神祭!

 艇王・植木やら上瀧やら、原田幸哉やら、おっそろしいメンバーの8Rを見事2コースツケマイで制した正木聖賢。これが嬉しいSG初勝利となりました。ということで、嬉しい嬉しい水神祭!

_u4w0001_1  今日はその8R1回乗りの正木。エンジン吊りをしにきた広島勢が、そのままリフト付近で待ちます。そのとき「ダメだって、まだビッチリ整備じゃ~!」と声を上げたのが市川哲也。どうやら髙濱が「市川さんも行きましょう!」と誘ったようでして……。もちろん、そんな市川は笑顔。髙濱も笑顔。山下も笑顔で、今節不調の辻も笑顔です。いやあ、この笑顔満開こそ水神祭ですね。

 そこに勝利者インタビューを終えた主役・正木が到着。ではとリフトへ移動すると、駆け寄ってきたのはテラッチに万谷親ビンも! この6人がかりで“ウルトラマンスタイル”に抱えられて……

ジャッパーン!

_u4w0014_1  潮が高かったので痛そうな音はしませんでしたが、ひとこと、寒そう! 
 辻がリフトを降ろして陸に帰還した正木。JLCに喜びのコメントをしている最中、「先輩たちのおかげです、じゃないの?」との辻のツッコミに、周囲は満面の笑みでした。

 おめでとう、正木聖賢! 明日の勝負駆けも頑張れ!!
(PHOTO=池上一摩 TEXT=松本伸也) 


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風強し、イン逃げ1本……――3日目前半戦終了

 青空が広がる平和島競艇場ですが、強い向かい風が吹き荒れております。思えば昨年の“嵐”も3月18日でした。ちなみに競艇にとても縁が深い、あの横山やすしさんの誕生日が3月18日……嵐を呼ぶ日付、のような気もしてきますね。

 安定板着用で前半6レースが終了。安定板となるとインが強くなるイメージですが、吹いている風は向かい風、そしてここは平和島。イン逃げが決まったのは2Rの吉田弘文のみで、イン艇(すべて1号艇)が2着をなったのはゼロ。インの壊滅状態が続いております。決まり手は逃げ1、つけまい1、まくり1のほか、抜きが3。荒れ水面だけに一瞬のスキが抜きに繋がっていっております。

 昨日の「前半終了」は、「インは……?」と書いた途端にイン逃げが連発しましたが、この荒れ水面はどう動く? 明日に繋がる、まもなく後半戦が始まるぞ!
(PHOTO=中尾茂幸)

追伸・8Rより安定板は外されます。ご注意ください!

2007_0318__325 ←7Rに1号艇で登場。我らがテラッチがインへ流れを呼び込むか!?


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強風!――3日目、後半のピット

2007_0318__234  寺田千恵が冴えない表情で歩いてきた。たまたま彼女のボートの近くにいた僕と池上カメラマン、まず池上Cが挨拶をすると、顔をしかめながら会釈する。ん? ご機嫌斜め? 続いて僕が挨拶。するとテラッチ、声を出さずに唇を動かした。
「さ・む・い」
 そう言って(いや、言ってないか)、また顔をしかめるテラッチ。平和島に突如吹き荒れ始めた強風。冷たい風がビュンビュンとピットに吹き込んできて、身体も表情も硬くなる、3日目の朝である。それもあるのだろう、やはり装着場に人影はあまり見当たらない。試運転ピットにも、係留されているボートはまばらだ。では整備室? 安田政彦の姿が見られただけ。じゃ、ペラ室は? あら、今日は人口密度が薄いぞ。昨日のような大混雑には程遠い人数だけが、ペラと向き合っているようだ。
Cimg2583  1Rから安定板が装着された、総理杯3日目。戦略や調整方針の変更を余儀なくされた選手たち。だからこそ、慌しいピットを想像していたのだが、ちょっと肩透かしを食った感じだ。ただ、ひとつ付け加えておくならば、整備室内にはたくさんのモーターがあるのを確認しております。そして、装着場にはまだモーターを装着していないボートも。風と気温の様子を見極めて、それに合わせた調整を施そうとしている、ということだろうと思う。(写真は、寒風にも負けず、装着場で懸命の作業をしていた平田忠則です。頑張れ!)

 選手にとって、本当の敵は寒さではない。レースに大きく影響する風、そして波。昨年の総理杯のときのような、まるで激しく波立つ海で行なっているように見えるほどの(平和島は海水ですけどね)強風と高波にはなっていないけれども、空中線は激しくなびき、水面には白波が立っている。これが、選手たちを手こずらせているのだ。
 昨日書いたように、レース後のカポック着脱場は控室入口の脇にあるのだが、ここに帰ってきた選手たちの口からは、風&波、そしてお互いへのいたわりばかりが飛び出したりする。
01_0163 「こえー」
 2R終了後、江口晃生がここに戻ってきて開口一番、苦笑いとともにそう口にする。2番手を走りながら、烏野賢太、深川真二らに抜かれてしまっている江口。そこに苦笑いを浮かべて深川が登場、江口に「すみませーん」と右手を挙げた。江口はさらに苦笑いを深くする。烏野賢太は戻ってくるなり、金子龍介に「ごめんな」。ターンマークに接触して大きく遅れをとった金子は、「いやいやいやいやいや~、こちらこそ、すみません!」と恐縮している。金子は、江口や深川らにも申し訳なさそうに謝り倒していた。さらに、最後に戻ってきた辻のもとには、駆け寄って詫びる金子。実はレース後、辻は「危険回避」を称えられて技能賞を贈られているのだが、つまりは金子の失速の影響をもっとも受けたということ。辻はむしろ金子を気遣いつつ、笑顔を向けていたのだった。
Cimg2585  強風が吹き、波が荒れたのは、自然の神の気まぐれである。普段のようなレースができなくても仕方がない。失敗があっても、誰が責められようか。お互いの身体を気遣う選手たちの姿を見ると、ただただ事故のないことを祈るのみだ。

01_0184  それでももちろん、戦いの手を緩めるわけにはいかない。3R、会心のスタートで2コースマクリを決めた原田幸哉は、レース後ニッコリと笑顔を見せていた。実は、2R発売中、つまり3R出走選手は展示ピットにボートを移動すべき時間帯、原田はすでに着水していたボートをいったん引き上げている。その直前には、2マーク奥で握り込みをチェックしているのを見かけているが、何か気になることがあったのだろう。装着場までボートを戻すのももどかしいのか、ボートリフトのすぐ間際で工具を取り出して再度調整を始めた原田。大急ぎで調整を終えると、素早く着水して、展示ピットへと移動していった。果たしてこれが実ったかどうかはともかく、その執念がレースに大きく影響したのではなかったか。こんな荒れ水面のなかでのレースでは、何よりも精神力がモノを言うような気がするのだ。

01_0249  さて、こんな気候のせいもあってか、エンジン吊りのときくらいしか姿を見かけることができなかった、気になる山崎智也。あまり笑顔が見られないのは、機力の不安か、寒さのためか、それとも闘志を燃えたぎらせているのか。何しろ、目にした時間が短すぎて何とも言いがたいのが正直なところなのだ。後半、もう一度気にしなくちゃなあ。(PHOTO/中尾茂幸=寺田 池上一摩=金子、原田、山崎 黒須田=平田、カポック着脱場 TEXT/黒須田守)


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16日にラストイベントがありました

ども、クロちゃんですっ! 16日、平和島競艇場のイベント広場で、本家クロちゃんと運命の初対面を果たしたわけですが、安田大サーカスの皆さんは、その後、川崎に向かったんですよね。そう、総理杯キャンペーン、ラストイベント! 川崎アゼリアにて、総理大臣杯を盛り上げるべく、パフォーマンスを行なったのです。

Pict0335 川崎といえば、平和島から京浜急行で10分ほどの極近。お膝元であります。これまで競艇に馴染みのなかった人たちも、お近くなのですから、ぜひ総理杯へ! そんなイベントなのでありますな。お子さんとの記念撮影なども行なって、おおいに盛り上がったイベントとなった……とO特派員からの報告でした。

総理杯はこれからが本番! 安田大サーカスとともに、ドーンドーンドーンとますます盛り上がっていきましょう!


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3日目!

おはようございます! 総理大臣杯3日目の朝であります。今日の平和島は快晴! ドピーカン! 休日らしい、そしてSGらしい空になりました。しかし! 風がめっちゃ強い! ホーム向かいの強風といえば、思い出す昨年の総理杯。そう、“嵐の総理杯”ですね。今のところ、昨年のとてつもないほどの強風ではないのですが、空中線は勢いよくなびいております。この風が少しでも弱まるといいのですが……。舟券勝負される皆様、風の情報や安定板装着の情報などにはご注意くださいね。

さて、本日一発目はフォトアルバムといきましょう。

2007_0317__407_1 射し始めた太陽を浴びて、濱野谷憲吾。

2007_0317__464

今節好調、植木通彦。

20070316__099 あら、ピットでモンキーの実演ですか? 原田幸哉です。瓜生正義とテラッチが見つめてました。

2007_0317__723 ピットからレースを見つめる井口佳典。

強い男は、後姿も美しい! それでは今日も盛り上がってまいりましょう!


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万谷章、63歳の挑戦③

2007_0317__289  今日も頑張って踏ん張って、万谷親ビンが大健闘だ!
 まずは2レース、4号艇の親ビンは普通のピット離れからクルリと弧を描いて2コース奪取。21歳後輩の⑥江口晃生は大先輩に敬意を表して?3コースで折り合った。スタートは例によって、やや遅れ気味。それでもインの重野にもたれるようにして、外からのまくり差しを牽制する。たまらず江口は握って回り、昨日同様の楽な2コース差しになった。
 バックでの隊形は重野-(万谷・江口)-坪井。2マーク、親ビンは外の江口をブロックしながら、思いっきりぶん回した。内から突っ込んだ坪井康晴と少し接触して外に膨らむ。その間にこっそり差した飯島昌弘に2番手を明け渡し、さらに江口、坪井が内からグイグイ伸びてくる。大外の親ビンにとっては絶体絶命の3着争い。
 2周1マーク、3艇ほぼ横一線から万谷親ビンはまたしても豪快に握った。「こらたまらん、参りました!」とばかりに引き波に沈んでゆく江口、坪井。万谷親ビンはSGウイナーふたりを自力で攻め潰し、3着を死守したのだ。もう、今日も握りっぱなし!
「なはは、ここまでじゃ~、これでおしまい!」
 ピットに戻った親ビンはこう言って、メットを脱いだ。
2007_0317__195 ――なんのまだまだ、この勢いなら早々に勝てますよ。
 こう振ると、63歳の顔がほころぶ。
「あぁ、なんとか1本、獲りたいなぁ」
 しみじみ呟いたものだが、坪井の姿を見つけるとすぐに真顔で近づき、肩をポンと叩いた。
「(接触して)すまんかったなぁ」
 逆に恐縮して頭を下げる坪井。確かにやや無理な態勢から突っ込んだのは坪井の方で、堂々と先に握って回った親ビンには何の非もない接触だったはずだ。が、万谷は心から申し訳なさそうにこう呟いた。
「当ててまったんや、悪いことしたわ」
 そういえば、先月の取材で親ビンはこんなことを言っていたなぁ。
「ワシもなぁ、汚いゆうか、相手の頭を踏み潰してでも着を上げるような反則スレスレのプレーをしとったら、もうちょっと早く記念とかSGとか獲れたかもしれん、思うことがある。SGに勝つには、必要なことだとも思ってます。でも、そういうのは性に合わんのやなぁ。ほんで、いまさらこの齢でするわけにもいかんし(笑)嫌いなんじゃ、荒いレースが……迷ったら外から握る。身体が勝手にそう動いてまうしな」
 今日も外から握って回った。結果として接触した。どちらが良い悪いではなく、接触した以上は謝る。44年の選手生活で培った徹底したフェアプレー精神。いや、徹底したフェアプレー精神を持続してきたからこそ、万谷親ビンは63歳の今も一流レーサーなのだ、と思う。
2007_0317_09r_072  さてさて、続く9レースの親ビンも、枠なりの3コースから握って握ってまたしても3着に入線した。1周2マークで一度だけ差しに構えたが、艇尾がふらついて失速。昨年のダービー王・魚谷の猛追を浴び続け、生きた心地がしなかったことだろう。それでも逆転を許さなかったテクニックとパワーは、SG戦士の名に恥じないものだ。
 ピットに帰還した万谷親ビンは、肩で息をしていた。が、メットの奥から笑顔が零れ落ちている。そりゃそうだ。ダービー王&エース機の追撃を封じたのである。私も嬉しくて仕方がない。
――3・3・3ですよ、親分!
 興奮しすぎて、うっかり親分などと口走ってしまった。さすがに「親ビン」ではなかったが。親ビンは「はぁ?」という顔を見せてから、いきなり妙なリズムで歌いはじめた。
♪さんさんさんさん、さんさんさんさん
 その音律は忘れてしまったし覚えていても伝えようがないのだが、風呂場での鼻歌みたいな調子だ。
――1回差したら、ぶれちゃいましたね。
 聞きにくい質問も口にできる。すると親ビンは実に口惜しそうに顔をしかめて見せた。
「あれなぁ、(2マークを指差し)ソコじゃろ? う~ん、4番(魚谷)を待ちすぎた、待たんで差したら舟が暴れずにズッポリ入ったかもなぁ、あれはあかん。差しは怖いな、やっぱし握ったほうがええ」
 反省することしきり。が、モーターに関しては満足のゆく仕上がりになってきたようだ。
「もう本体はいじらん。いじって良くなるもんならいじるけど、悪くする方が多いでな。伸びが売りきれることもなくなったし、後はのんびりペラでもやるだけじゃ」
 明日は6号艇の1回走り。正念場の一戦だ。前付けに動くか、ダッシュ攻めるか。即答が帰ってきた。
「スローやなぁ。み~んな腕がええで、外からじゃなんもでけんでな」
 明日も前付けから1マークを捌き、2マークから握って握って握るまくることになるだろう。万谷親ビン、準優まであと3走でっせ!!

 万谷章 3・3・3着 節間6・00 目下22位!(Photo/中尾茂幸、下の写真のみ池上一摩、Text/畠山)

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総理杯ベスパフォ~!2日目

 今日もセンター勢がスリットから攻めに攻め、スリリングな1マークになった平和島水面。連勝発進の仲口がFに散るという悲劇もありましたが、とにかく寸分も目が離せぬ接戦の連続であります。9Rの万谷親ビンも3コースから粘りに粘って3着。エコ贔屓と言われようが何だろうが、今日も親ビンには第3位を捧げたいと思います。
 で、そんなセンター天国の水面で、インとアウトで素晴らしいパフォーマンスが演じられましたね。まず2位は、難しいインから強豪たちを完封シャットアウトしたこの伏兵レーサーに。

7R/そのパワー、凶暴につき。

2007_0317__084  髙濱芳久の43号機が節イチ級の足に仕上がりました。前検から片鱗を見せていたのですが、その凶暴なパワーを完全証明したのが7レース。次々とイン選手がまくられる水面で、髙濱も鬼門というべき水域に足を踏み入れました。外から手ぐすねを引いているのは、濱野谷憲吾、平田忠則、原田幸哉という喧嘩上等の握り屋ばかり。そんじょそこらのパワーでは逃げきれません。
 スリットもやばかった。コンマ11前後の横一線で、3コースの山﨑昭生だけが半艇身ほど凹んでいます。4カドは地元のエース・憲吾。横一線でもカドから半艇身覗くのが平和島ですから、スリットを過ぎてぴったり1艇身ほど飛び出しました。ひとまくりも簡単そうな隊形だったのです。
 が、そこから髙濱が伸びること伸びること! つまりはダッシュの憲吾とまったく同じような伸びで、軽~く1マークを先取りしてしまったのです。まくれる、と見ていた憲吾はその驚異的な伸び返しを見て、瞬時にまくり差しに構えました。機敏な判断です。でも、届きませんでしたね。回ってすぐに1艇身、2マーク手前では2艇身……傍目には「淡白なイン逃げシーン」でも、昨日からレースを見続けている者にとっては「バイオレンスな逃走劇」なのですよ。宣言しましょう。髙濱43号機は、2日目を終えた時点で文句なしの節イチパワーです!
 後半11Rの髙濱は4カドからツケマイぶん回し。追い風が災いして惜しくも届かず3着止まりでしたが、パワー鑑定が曇るものではありません。気付けば2・1・3着で憲吾に続く節間2位。2002年の宮島グラチャン以来、5年ぶり2度目のSG優出も見えてきましたぞ!

 そして今日のベスパフォは文句なし。今節はじめてアウトコースからピンを奪ったこの若者です!

12R/憲吾もビックリ、異次元まくり差し!

2007_0317__061  吉田弘文の足も相当なもの(前検で大関評価)と思ってたんですけどね。まさか、これほどの大技を決めてしまうとは……いや、これはパワー以前に、コーブン君の度胸を褒めるべきでしょう。
 12Rの吉田は6号艇ですんなりの枠なりアウトコース。ただでさえ好調な選手が揃って苦戦必死のアウト戦です。スリットもインの憲吾がコンマ01!
「ぐわぁぁぁ、インの濱野谷、これは早いスタートを…決めました!!」
 と実況アナがFを臭わすほどの超絶スタート。対してアウトの吉田はコンマ10、中凹みもない隊形では勝負あった、はずなんです。が、そこからの思いきりが半端じゃなかった。内の選手の動向には目もくれずに、まずは全速でぶん回し。本当本物の全速で、「差し場が見つかったら…」などという躊躇はゼロ。実際に差し場なんか見当たらない展開でもありました。
「とりあえず、行くだけ行っちゃおう、と」(レース後)
 行くだけ行って、2コースの赤岩の上を通過したあたりで吉田はハンドルを入れました。逃げる憲吾と差す赤岩にミスがあったわけではなく、1-2か2-1か(ほぼ1-2)という一騎打ち態勢の間にドッカ~~~ン! 憲吾からしてみれば、完全に死角になっている空間から、いきなり得体の知れない物体が飛び込んできたわけです。バックはほぼ同体でしたが、差した者と差された者。その勢いには大差がありました。瞬く間に地元のエースを置き去りにして、コーブン君はトリプル万シューの大穴を提供したのでした。
 デビューから4期目にはA2入りを果たした天才肌の吉田弘文。2003年の戸田ダービーでは、SG初出場にしていきなり準優入り(5着)という快挙も成し遂げました。が、その後SGは未勝利で、去年の地元・福岡ダービーではいきなりFに散ってもおりました。で、気付いてみれば30歳。様々な辛酸を舐めたコーブン君は、三十路を迎えて新境地に達したのかもしれません。度胸満点の決め撃ちまくり差し。SGを制覇するには、「見る前に飛ぶ」思いきりが必要なのです。コーブン君、キミなら、できる!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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神々しい選手たち――2日目、後半のピット

_u4w0114_1  ざわざわと人波が一人の男に向かって打ち寄せていく。飲み込まれたように、輪の中心になったのは万谷章。9R3着、この健闘ぶりに報道陣の関心は一気に高まったようで、万谷の周りをたくさんの人が取り囲んだ。詳しくは別記事に任せるが、人垣のなかで笑う万谷オヤビンの姿はあまりにも神々しかった。この一種異様な光景が、明日も見られますように……。
_u4w0128_1  そのレースで1着をあげたのが、我らがテラッチ、寺田千恵。祝福の言葉をかけると、「ツイてただけよ~」と身体をよじってみせ、長嶺豊さんに「テラッチ、カッコいい~!」と賛辞を送られたときには、「だからツイてただけ~」と長嶺さんの腕をポカポカポカと叩いた。もう、バカバカバカ~ン、って感じ? 別れ際には「まだまだ!」と口にしたテラッチは、この勝利にまったく満足はしていない様子である。明るく振舞うのがテラッチらしさだが、レーサー・寺田千恵の本能は満たされていない。うむ、そんなテラッチの笑顔もまた、神々しいと言うしかないだろう。

 空気がリラックスしている、ということは何度か書いてきたが、それが選手たちの心中をそのまま表わしているわけではない、ということはもちろん理解もしてきたつもりだ。そして、その本質部分が後半のピットでは、露わになっていたような気がする。
 ペラ室、超満員。整備室、盛況。整備室内のペラなどを調整するテーブル、大混雑。気候自体はそれほど変化があるわけではないし、すでに多くの選手が今日のレースを終えた時間帯であるのに、この人口密度。いくらSGとはいえ、2日目の午後にここまで多くの選手たちを“整備ゾーン”で見るのは珍しいことである。これは今日の午前や昨日と変わらない光景であって、それがそのまま2日目の午後に引きずられているのもまた、これまでのSGを思い起こせば、あまりなかったことのように思う。
 2007_0317__265 レースを快勝した三嶌誠司が、陽がとっぷりと傾いてもまだ、モーターと向き合っている。7R1回乗りだった安田政彦も、かなり長い時間、本体を整備していた。そこに、向所浩二もやって来て、ひとしきりレース回顧と今後の方向性の相談。おや、魚谷智之もその輪に加わったぞ。おっと、その横には鎌田義がやはり本体を整備しているではないか。兵庫コネクションが、モーターと格闘しながらも、互いに情報を交換していたわけだ。絶好調・兵庫支部のパワーの源がこれなのかなあ……2007_0317__253 などと考えていたら、整備室内にひときわ大きな笑い声が響く。こ、この声は……。カマギーと大きな声で談笑していたらしいその人は、やはり上瀧和則だった。上瀧も三嶌と同様、6R1回乗り。かなりの時間を、整備室で費やしていたことになるぞ。整備室の奥では、井口佳典がギアケースをやっているところも見かけているが、2日目午後にこんなにも大勢の顔ぶれを整備室で見るSGって、やっぱり珍しいような気がするなあ……。

2007_0317__656  ペラ室の盛況ぶりも、生半可ではない。引き戸の上半分が透明なガラスになっており、外から覗くとガラス越しに見える頭、頭、頭(みな座ってペラ叩きしてますからね)。ざっと見渡したところ、赤岩善生、川﨑智幸、正木聖賢、烏野賢太、中岡正彦、中澤和志あたりを確認。さらにチェックしようと覗き込んでいたら、誰かがペラ室に入ろうとドアを開け、そちらを一瞥した濱野谷憲吾と目が合って、ちょいと気まずい思いをしたりして。試運転を終えた坪井康晴が、モーターを格納したあとに小走りでペラ室に駆け込む姿も目撃した。2007_0317__648 その後も、ときどき覗き込みに行ったが、植木通彦がいたり、田中信一郎がいたり、平田忠則がいたり、金子龍介がいたり……入れ代わり立ち代り、選手たちがペラ調整に励んでいるようだった。10R終了後には、帰宿バスの一便が出発し、何人かの選手がそれに乗り込んでピットを後にしているが、その後もまだペラ小屋の盛況ぶりは変わらないのだから、これもやっぱり珍しいような気がするんだよなあ……。

2007_0317__106  そうした山盛りの整備の結果、正解を出し始めている選手もいる。松井繁もその一人だろう。11Rは3コースから見事なレースを見せて、王者ここにありを印象づけている。レース後、カポック着脱場へと歩を進めながら、ヘルメットの奥の目が実に晴れやかに輝いている。弟子の山本隆幸や、同県の石野貴之、仲よさげに談笑しているシーンをよく目撃する江口晃生と、関係の深い面々が対戦相手だったこともあるのだろうが、レース終了の挨拶を交わす際にも、目は笑いっぱなしだ。カポック着脱場では、珍しく6人が勢揃い(午前ピット記事でも書いたように、けっこうバラバラに戻ってくることも多いのだ)。そんななか、松井は実に爽快な微笑みを浮かべて、レースを振り返っている戦友たちを見つめていた。勝者は語らず。ただ穏やかな空気を発散するのみ。そんな余裕がうかがえて、王者の矜持に触れることができたような気にさせられた。エンジン、かかってきたぞ。
2007_0317__433 12Rで6コースからのマクリ差しを決めて、濱野谷憲吾を仕留めてみせた吉田弘文は、特にレース前に、メンタルの充実振りを感じた一人だった。やはり整備室、ペラ室周辺で見かけることが多かったのだが(整備室とペラ室は、ほんの10mほど離れた向かいにあります)、やや下向きの視線で一点を見据えながら歩く姿からは、自信のようなものがうかがえていたのだ。もちろん、それはレースを数十分後に控えての気合の発露だったのかもしれないし、逆にただならぬ緊張感に包まれていた可能性だってないわけではないが、ともかく遠目にも目立つくらいの雰囲気で過ごしていたのは間違いのないことだった。まさか6コースから濱野谷を撃破するほどとは、予想以上だったけれども。明日からは人気になりそうなので、舟券的妙味はないかもしれないが、目を離してはならない男がまた一人増えたということは言えそうである。

2007_0317__787  さて、あらら? ちょっと苦戦気味か? でも気になる山崎智也。後半10Rは1マークでキャビって5着。レース後、申し訳なさそうに、他の出走メンバーにおわびをして回る智也がいた。うむ、表情が冴えない。着替えを終え、モーター格納に向かう足取りも、どことなく力弱い気がする。格納後は、ペラ室に飛び込んで調整に励んでいたが、その際もいまひとつ覇気のない顔つきに見えたのがちょっと気になった。僕には、展開の綾であるようにも思える敗戦だったのだが、勝負師はそんな言い訳に与することは絶対にない。この苦々しい顔が、明日からの反撃の大きな糧になる、そう思う。(PHOTO/1、2枚目=池上一摩 それ以外=中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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まくり差し4本!――2日目前半戦終了

2007_0315__125  3月だというのに朝は小雪が舞った平和島。12時前後に顔をのぞかせた太陽の光がとても暖かく感じます。
 さて2日目も前半6Rまでが終了いたしました。昨日わずかイン逃げ2本。平和島らしいインの弱さで、見る側としてはとてもおもしろい結果になっているが、その傾向は依然継続中。イン逃げが決まったのは2Rの重野哲之のみ。そのほかは5Rで深川真二が2コース差しを決めた以外はすべてまくり差しで決着と、いわば「華麗なテクニック合戦」の様相である。なお、2R以外でイン(すべて1号艇)が2連対を果たしているのも、1R(山下和彦)と4R(鎌田義)だけだった。

 的中への近道はイン軽視!? この傾向はまだまだ東のメッカを支配するのか。まもなく後半戦、ピットアウト!
(PHOTO=中尾茂幸)


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戦場の空気――2日目、前半のピット

 キリリと冷え込む平和島競艇場。明日はもっと寒くなるということですよ。平和島にお越しの際は、充分お気をつけてくださいませ。
 そんな冷気が、なんとなく爽快な総理杯のピット。昨日はあまり長い時間の滞在ができず、ようやく腰を据えての取材ができた今日、選手たちのリラックスした雰囲気が実に心地よく、気持ちのいい空気を感じずにはいられないのだ。
20070316__070  とりわけ、その気分上々ぶりが伝わってくるのは、大阪勢。松井繁、田中信一郎、山本隆幸(兵庫だけど)、石野貴之らに静岡の金子良昭が輪になって話し込んでいるのを見つけて、こっそり様子を眺めていると、最後は全員がドワッと頬を緩めて、笑いながら散っていく。あららぁ、楽しそうだなあ……。松井にすれ違いざま朝の挨拶をすると、ふっと柔らかい表情になって、「おはよっす」。去年の賞金王決定戦では、厳しい表情を崩すことなく会釈を小さく返しただけの松井だった。もちろん舞台がまったく違うのだから、精神状態も同じであろうはずがないが、それでもその振る舞いの違いに、思わずこちらの頬も緩むのだった。賞金王のときの松井も魅力的だったけど、こういう松井もいいなあ……。
20070316__014  信一郎は、ドでかいレンズで撮影していた中尾カメラマンに、「アップで撮れてるんやろ? 最近シミが出てきたから、修正しといて」と軽口を飛ばしていたそうである。また、佐藤正子さんに飴ちゃん(大阪流に言ってみました)をもらっているところに池上カメラマンがレンズを向けると、「ちゃんと撮っとる?」と撮影を促していたとか。信一郎は、こういうときのほうが成績がいいという印象があるのだが……。

20070316__119  もちろん、ここは戦場、笑顔ばかりがあふれているわけではないのも当然である。顔を合わせた瞬間、快活に挨拶を投げかけてきた原田幸哉は、一人きりで作業しているときにはむしろ目を吊り上がらせている。報道陣の取材に優しく応えていた山﨑昭生も、いざ自分の世界に突入すれば、思うようにならない機力への思索を、思い詰めたような表情でしている。山﨑の渋く柔和な顔つきが、途端に気難しい職人のような顔に一変だ(そんなときでも、報道陣に声をかけられると即座に優しい顔になるのだが)。山室展弘などは、眉間に深い深いシワを作りながら、鬼のような形相で歩いていたりもしていた。こうした戦士の顔つきは、もちろん先に名前をあげた松井や信一郎にも見ることができるのである。
Cimg2574  象徴的だったのは、3Rのレース後だ。平和島ピットでは、レース後にヘルメットやカポックを脱ぐ場所が、屋外に設置されている。選手控室の入口脇にあたる場所なのだが、レースを終えた選手は次々とここにやって来ては、装備をほどいていくことになる。ピットに帰還するのは着順が上の選手のほうが早いわけだから、着脱場に戻ってくるのも、おおむね着順の通り。3Rでいえば、まず勝った新美恵一が戻ってきて、その後に2、3着争いを演じた金子龍介、田中豪が「最後、ごめーん」「いやいやいや」とレースを振り返りながら、カポックを脱ぎ始める。上位着順の彼らは、やはり表情に明るさが漂っていて、見ているこちらも幸せな気分になる。20070316__093 その後に戻ってきた、太田和美、川﨑智幸は、表情に精気が感じられない。悔しさをぐっとこらえ、しかし決して高揚しない気分を抱えているのは明らかだ。そして、最後はシンガリ負けの寺田千恵。ヘルメットを脱ぐと、最悪の気分が現われた。明らかに苛立ちながら、半ば投げやりに勝負服を脱ぎ、カポックを脱ぎ、グローブを外す。とても話しかけられる雰囲気ではないのだ。時間の流れとともに、明→暗の表情が順々に行き過ぎるカポック着脱場。勝負とはこういうものなのだと、改めて知らされる瞬間である。そして、これこそが勝負事の魅力。短時間での顔つきの変遷はそのまま、競艇選手の本能の発露なのだ。

20070316__095  で、着替えて装着場に再登場のテラッチ、おやおや、顔つきがもう明るくなってる。佐藤正子さんと顔を合わせると、「ぜーんぜん、ダメ!」と苦笑い。「ど真ん中に来てるのに、ぜーーーんぶ空振り!」とバットを振る素振りを見せて、大きく笑った。ひとまず、気分を切り替えることはできたようだった。
 えっと、ここからは「クロちゃんピットで選手と仲良し自慢」となりますので、あらかじめご了承ください、はい。テラッチを追っかけて声をかけると、「クロちゃ~~~ん」。そして、なんたることか、テラッチ、腕を組んできちゃったのだ。わーいわーい、テラッチと腕組んじゃった。「もぉ~、連れて帰ってぇ~~」。ど、ど、どこへ連れ帰れば……というか、ご主人の立間充宏選手、すみません。その様子を見ていたM記者から、「どこの愛人カップルかと思いましたよ!」と怒られちゃいました。ちょいとドキドキした私でありましたが、つまりはテラッチ、3Rの6着が本当に悔しかったのだ。しかし、気持ちはまったく折れていない。まだ巻き返すチャンスはある!

20070316__091  自慢はまだまだ続きます。近頃、ピットで本当によく声をかけてくれるのは、三嶌誠司。2日目にしてようやく今節初顔合わせとなり、「おぉ、クロちゃん!」とニッコリ笑ってくれたのでした。「昨日、本物のクロちゃん、来とったなあ。Wクロちゃんや! 黒石さん(JLCキャスターの加恵さん)が来たら、トリプル・クロちゃんやな!」。そんないつものジョークもありつつ、機力についても質問をしてみる。何しろ、一昨日、昨日と整備室にこもっていたり、装着場内をダッシュで移動していたり、めちゃくちゃ忙しそうな三嶌ばかり目にしていたのだ(挨拶する間もなかったくらいに)。「戦える足ではあるんやけど、もうワンパンチ足りない。うん、もうワンパンチやね」。さらにワンパンチという言葉を繰り返した三嶌は、だはは、僕の出っ張ったお腹にパーンチ! そう、そのワンパンチですよ!……って、そんなわきゃないか。今日は6R1回乗り。メンバーは瓜生、上瀧、松井……うわ、濃い相手ですねえ。「ほんとにねえ。でも、負けないっすよ!」、うむ、これはその“ワンパンチ”が手に入れば、かなりやれそうな感じですぞ。そして、その6R、見事なマクリ差しで1着! 予告勝利! 僕のお腹のご利益があったみたいっすね!

20070316__020  さて、寒かろうが暑かろうが気になる山崎智也。リラックスよりも緊張感が目立つ一人が、智也である。池上カメラマンも、「智也選手は、笑顔が少ないですねえ」と証言しており、この穏やかな空気の中にあって、異彩を放っている一人といえる。とはいえ、決してピリピリしすぎているわけでもなく、緑のカポックを着て5Rの展示準備に向かう際に顔を合わせたので挨拶をすると、ニコッと微笑んだ。まだまだ納得のいかない戦績しか残せていないだろうが、それほど心配する必要もないと見たぞ。(PHOTO/中尾茂幸 着脱場のみ黒須田 TEXT/黒須田守)


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クイズ第2問!

今日は朝も早よから、クイズタイムでございます~。第2問! 今回は、中尾カメラマンからの出題でございます。モーター抽選取材の際、とあるものを見つけて、こりゃ何じゃ、と。ピットというよりは、選手控室の物件であり、普段は我々も見ることのできない場所なのではありますが……。

2007_0315__003 その物件とはこちら。ん? 紙コップじゃん。でも、ただの紙コップではない。側面に、文字が書かれてますね。何を指すのかは言うまでもないでしょうが……。というわけで、問題はコレ! この紙コップ、いったい何のための紙コップ? これも簡単なのか難しいのかよくわからんのですが、正解者には50Pということでひとつよろしくです。締切は明日(18日)の午後2時! ナイスボケ狙いもよろしく……検尿カップはNGワードですぞ(笑)。今回もたくさんのご回答、お待ちしておりますです~!(PHOTO/中尾茂幸) 


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2日目!

おはようございます! 総理杯2日目! インがたった2勝という、まさに平和島決戦らしい傾向だった初日ですが、果たして今日はどうなる!? 今日もやや冷え込んでおりますが、水面では熱い戦いが繰り広げられます。曜日感覚がまったく狂ってるんですが、今日は土曜日なのですね! 今日明日と、総理杯で素晴らしい週末を!

2007_0315__061 本日一発目は特注選手! 重野哲之選手です! 1走目のエンストは、ボーデンワイヤーの異常という不運なものでした。重野選手自身、かなり悔しい思いをしたはずです。しかし、気持ちは折れていなかった。「巻き返しますよ!」と宣言をしたとおり、2走目は2着! 反撃態勢を早くも整えています。相棒15号機は66号機と並ぶエース機。パワーは落ちていないようですから、これからの予選道中、さらに気合が入るところでしょう。エンストは選手責任外でしたから、このまま行けば準優も充分! 闘志のこもった走りに期待しましょう!

それでは、本日も総理杯、楽しみましょう!


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万谷章、63歳の挑戦②

2r0013349  昨日は「二日酔いじゃ~~」などと大あくびをしていた万谷親ビン。開会式でも「年寄り代表できました、楽しんで帰ります」みたいなことをのんびりと言ってたが、いざ実戦になると……63歳の「年寄り」が、新鋭レーサーに変身した。
 初陣の1レース、2号艇の万谷親ビンは枠なりの2コースを選択。起こしは上々で、インの安田政彦よりも出足はありそうだった。が、スリットまでにややアジャストしたか、両サイドより半艇身ほど凹んでしまった。勢い、まくり差しに入ろうとする3コースの井口佳典。これが決まっていたら、親ビンはひとたまりもなく引き波に沈んでいただろう。
 が、井口の回り足はひどかった。舳先を突っ込むこともできずに、外へと流れて万事休す。九死に一生を得た親ビンは、逃げた安田の2番手でバック追走。その内にまくり差した徳増秀樹が豪快に突き刺さった。内が徳増、外が親ビン。やや徳増が有利という態勢での2マーク、万谷親ビンの選択に迷いはなかった。
「握るしかないじゃろ。ワシのスピードで待って差そうとしたら、みんな突っ込んでくるからな。最後の選手まで待つことになってまう。差しを考えたら6着を覚悟せなかん。だから握るだけじゃ」
 競ったら握る。万谷親ビンの信条だ。風はバック追い風、徳増へのツケマイはわずかに届かず1艇身のビハインドに。続く2周1マーク、ここでも後続艇との差はまだ3艇身ほどで「3着安全圏」とはいえない。万谷親ビンはまた迷わずに握った。今度は強い向かい風で、サイドがグッと掛かる。32歳の快速レーサーに、63歳の強ツケマイ。年齢はほぼWスコアだってのに…。決まった、かと思った。再びバック併走。態勢はやっぱり内の徳増が有利だが、このツケマイ2連発でスタンドが沸きに沸く。見ている私も叫ぶ。
「今度は差せ、親ビン!!」
1r0013337  2周2マークは強い追い風、握ったら流れて明後日の方向に行くかもしれない。徳増も親ビンのツケマイを警戒しているから、差しが効果的なはず。差せ、親分。後続からの突っ込みはもう届きそうにないぞ。
 が、万谷親ビンは追い風なんかどこ吹く風で、思いっきり握った。艇が流れる。徳増ははるか前方へ。後続艇も迫ったが握って回った分だけ加速も早く、3着を取りきっていた。徳増の競り合いには負けたが、私は興奮しまくりウキウキしながらピットに向かった。握って握って握りまくる63歳。凄い、カッチョイイ、男の中の男。心の中でそんな言葉がリズミカルに浮かぶ。
 で、万谷親ビンはというと、ボーッと疲れたような顔でピットに帰ってきた。本当に無表情なのだな。が、開口一番、ちょっとだけ口元が緩んだ。
「はぁぁ、6着取らんでよかった~~」
 本音だろう。万谷親ビンは先月取材したときに、こう言っていたものだ。
「やっぱしなぁ、恥ずかしい成績では行きたくないでな、本番まであと2、3節で、なんとか平均勝率6点台まで戻したいんじゃ。情けない成績で行きたくない」
 男のプライドなのだ。結局短期間での6点復帰はならなかったが、本番がはじまっても同じこと。いくら周りが許してくれるとしても、6着は並べたくはない。初戦の3着に、万谷親ビンはずいぶんとホッとしたことだろう。
――素晴らしいレースでした!今日みたいに握っていけば、勝てそうなムードじゃないっすか。
 興奮したままこう伝えると、親ビンはにんまり笑って首を振る。
「まだまだ、本体があかんし、ペラも消音に合ってないでなぁ。伸びが売り切れるんじゃ……本体、割ってみるかなぁ」
 と、相変わらずのボヤキ節だが、目にはちょっとした光が見て取れる。
「お、先輩! 若いな~、徳増にツケマイ連発とは、若すぎる!! 決まるかと思ったで!! なあ 63歳やなくて、ホンマは36歳ちゃうか~!?」
 駆けつけた長嶺師匠の嬉しそうなこと。万谷親ビンは戦友の言葉に照れて頭を掻きっぱなしだった。
「いやぁ、あそこで握らんと待ってるとなぁ、みんなにやられるんじゃ~、3着も無理なんじゃ、それだけのことじゃわ」
 ハイハイ、それだけじゃないことは、みんなが知ってますよ、親ビン!

万谷章 3着 得点6・00 目下24位。(Text/畠山)


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総理杯ベスパフォ~!初日

 さすが平和島! 勝った選手の進入コースは143352543431で、イン逃げは最初と最終の2レースのみ。345コース勝ちが9レース(75%!)という問答無用のセンター天国でありました。決まり手も、逃げ②、差し①、まくり③、まくり差し⑤、抜き①とド派手決着。「誰がインに入っても勝っちゃう」という昨今のまったりSGとは一線を画す1日でありました。
 うむむ、それだけにベスパフォも難しいのだな。コンマ01でアウトからまくって轟沈(6着)した11Rの石野も凄かった。ドリーム戦の1周2マークで意地の大競りを演じた松井と智也も凄かった。てな感じで思い出すだに収拾がつかなくなるわけで、ここはバッサリと絞りきってしまいましょう。
 まず第3位は、いきなり1Rで徳増相手にツケマイを連発した万谷親ビン。これは別の特集記事で書かせてもらうので、そちらをご覧ください。
 で、第2位にはやはり不死身の艇王を取り上げないわけにはいきますまい。

10R/強烈な伸びでフェニックスまくり!

20070316__019  お帰りなさい、ご主人様~♪てな感じでしょうか。植木通彦、艇王のカドまくり。本当に久々に見た豪快な絞りまくりでした。
 10R、3号艇の艇王は髙濱の前付けを許して堂々の4カド選択。元々コースに頓着するタイプではない植木ですが、最近はペラ不調でダッシュでは届かないケースが多いんです。でも、今節の艇王は違います。昨日の前検はトップ時計。今日の展示タイムも6秒51で水準以上の伸びを見せています。ならば、平和島のこの4カドはベストポジション。いちばん勝ちやすいコースといえるでしょう。
「整備士さんからスリット前後の行き足と伸びがいいと聞いたんで、それを生かすレースを心がけました」
 伸びましたね。スタートはコンマ06。文句なしの踏み込みでしたが、カド受けの金子良昭がコンマ03!ですから、展開的には絶体絶命。「ク~、まくっても届かないから差しに回るか」という隊形でした。が、スリットを過ぎてから30mほどで、逆に半艇身ほど覗いているではありませんか。SGでこんなに伸びる植木って、いつぶりでしょう!?
 こうなっては、艇王に仕掛けのミスは考えられません。金子が抵抗する構えを見せる前に一気に叩き潰し、そのままインの三嶌誠司まで呑み込んでおりました。まさに電光石火の絞りまくり。ここ数年は捌いて捌いてなんとか準優に潜り込み、結局はパワーの差で敗退していく。そんな植木ばかりを見ていたわけで、本当の本当の久しぶりに「見たか、オレの実力を!!!」という雄叫びが聞こえるような1マークでありました。
 ちょいと調べたところ、植木のSG初戦勝ちは2005年11月の芦屋チャレカ以来、約1年半ぶり。去年は総理杯からほとんどのSGに参戦し、初戦は36554422と未勝利に終わっていたのですよ(まあ、大半がドリームですけどね)。破壊力満点の伸びで、あっさりと鬼門だった初戦を突破した植木。今節の艇王は、水上の王道を突っ走ること間違いなし、ですな!

 で、今日のベスパフォ賞は、これまた「らしくない伸び」でピンピン連勝発進したこの無冠の貴公子に!

2R9R/ワースト機を超抜に変えた男

2007_0315__178  複勝率25・3%……ブービーの74号機が27・0%ですから、71号機は文句なしのワースト機であります。そのポンコツ機を引いた仲口博崇が、なんとなんと連勝発進してしまいました。しかも、決まり手はどちらも「まくり差し」。普通、パワーのない選手の連勝というと「1号艇であっさり逃げきり、6号艇で前付けから展開に助けられて差し抜け」みたいなパターンが多いんですよね。それが今日の仲口は、まくり差し2本ですから文句の付けようがありません。
 まあ2Rは3コース吉田弘文の強引なまくりのおかげでもありました。吉田がまくってやや流れたところを4カドからズッポリとマーク差し。あの展開はパワーのない選手でも勝ちきれたかもしれません。ただ、周回を重ねるごとに他艇を置き去りにしていく伸び。これは凄かった。このときの展示タイムは6秒41。今日の一番時計だったはずです。私、小首をかしげながら呟いてましたね。
「こんなに伸びる仲口って、記憶にないな」
 出足が強烈な仲口、レース足が抜群でくるくる回る仲口、そんな仲口は何度も見ていますが、ドッカ~~ンと爆発噴射するように伸びる仲口って珍しいですよね。しかもしかも、ほとんどの選手が苦しんできたワースト機で……。
 この不思議な現象?は、後半の9Rでもリプレイのように繰り返されました。いえ、今度は3コースから自力で2コースの辻栄蔵を叩き潰し、インから逃げ粘る上瀧をバックで置き去りにする完膚なきまでのまくり差し。「3コースからのまくり差しは実力&パワーが揃わなければ不可能」という私の持論からして、仲口の71号機は間違いなく上位級なんですよ。私、昨日の前検から「なかなかの足だな~」と感じてモーター番付に入れていたのですが(エヘン、ちょっと自慢)、まさかここまでとは……。展示タイムも風が変わった(バック向かい風)というのに、6艇中ダントツの6秒54。この数値を証明するように、仲口は気持ち良さそうにグイグイピューンと飛ばしておりました。
 SGの初日に仲口が連勝発進したのは、これがはじめてのことです。初日~2日目で連勝、というのが去年の福岡ダービーでありましたが、その後にリズムを崩して準優の6号艇を確保するのがやっと。その準優も事故で失格の憂き目に逢っています。
「SGにもっとも近い男」と言われてはや幾年。仲口博崇本人も、最後の最後に自分に足りないモノは何か?を嫌なほど自覚していることでしょう。今節はワースト機からの挑戦。想定外のピンピン発進ですから、緊張することも慎重になりすぎることもないはず。優勝戦まで「ポンコツ機とともに戦う」という楽な気持ちで明日以降も戦ってほしいものです。


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真摯な男たち――初日後半のピット

 午後に入ると、選手たちの動きもいっそう激しくなった。ペラ小屋に出入りしている選手などはチェックしきれないくらいで、入れ代わり立ち代わり状態が12R頃まで続いていたのだ。前回の女子王座でも報道陣の数が多いと思ったが、やはり1年最初のSGでは、それ以上の報道陣が詰めかけてきており、SG独特の「重い空気」になっていた。
1r0013367b 選手同士で談笑している場面も、午前中にくらべれば、かなり減った感じだ。
 石野貴之が、4Rで顔を合わせていた寺田千恵に声を掛けていったときにも、寺田は真剣な表情でアドバイスのような言葉を返していた。
 石野と別れたあとの寺田が、同県の川﨑智幸に対して、“おらっ、刺すぞ!”というような<恫喝>をしていたところも見かけられたが(そういう雰囲気に見えたというだけで、実際にそんな言葉を聞いたわけではない。……念のため)、それもまた、ほんの一時のご愛嬌。全体として、ピットの雰囲気はピリリと引き締まっていたのである。

2r0013375  9R後、本日2連勝でインタビューを受けていた仲口博崇がとても感じのいい笑顔を見せていたが、インタビューが終わったあとにはほとんど笑顔も見かけられなかった。
 いつものクールな感じでピット内を闊歩していただけでなく、12Rが近づいた頃にもペラ小屋でペラ調整をしていたのだから、明日以降に向けて、その姿勢は少しもゆるめていないのだ。
 今節は、久しぶりに“強い仲口”が見られるのは間違いないし、“SGにもっとも近い男”という代名詞を返上することだって、充分考えられる。

3r0013381b            10Rで、見事なまくり勝ちを決めた植木通彦は、レースから引き上げてきたときから、とても自然な笑みを浮かべていた。引き上げの手伝いに来てくれた上瀧和則や深川真二らと話をしているときにも、植木自身が笑みを浮かべ続けていただけでなく、上瀧や深川も自分のことのように喜んでいるように見えたのが印象的だった。
 勝利者インタビューで植木は、「平和島で1着をとれたのは何年ぶりかな、という感じで非常に嬉しいです」と、本音で話し、ファンへのメッセージを求められると、「体に気をつけて、明日からもいいレースをしていきたいと思います」と“童心”に帰ったような言葉で締め括っている。
 そんな植木とて、もちろん、いつまでも喜びにひたっていたわけではない。
 午前中も整備室内にある「機械室」に籠もって作業をしていたが、レース後には「ペラ小屋」へ行き、さらに12R前には「ペラ加工室」で姿が見かけられたのだ。
 最近の植木は、ピットで少しの時間のムダもなく作業をしているが、久しぶりに複勝率45・2%という好機を引き当てて、前検で一番時計を出したうえ、こうして結果を出してもさらに作業を続けているのだ。こちらもまた、明日以降にさらなる期待をかけていきたい。

 11Rでは、午前中のピットで熱心にモーター本体に手をつけていた瓜生正義が勝利している。中堅機かとも思われていたが、「足的には悪くない」と言っており、明日以降は「外回りの調整」になるという。総理杯では“SG初優勝”が出やすいこともあって、下馬評では本命扱いもされていた瓜生からも目が離せない。

4r0013398b  ドリーム戦は混戦になったが、これを制したのは魚谷智之である。
 ドリーム戦の出場6選手は、午前中からそれぞれに甲乙つけられないレベルで、ひさむきさとリラックス加減を融和しながら作業しているように見えていたので、この段階では、ドリームメンバーの誰が抜けていて、誰が落ちるとは言いづらい。
 ただ、そんな中でもレース後に目についたのは、ヘルメット越しにも納得の笑みを浮かべていたように見えた濱野谷憲吾(2着)だった。

5r0013384  10R後、何度も何度も自分のペラを確かめて、足早にペラ小屋に行き、ギリギリの段階での最後の調整をしていたが、そんな成果がきっちり出たのかもしれない。
 そのうえ、今回の濱野谷はやはり、いつもにくらべて非常にいいムードを漂わせているように見えるのだ。ホームで総理杯を迎えている濱野谷憲吾は、自身の分身といえる“波多野憲二”(もちろん平和島のイメージキャラクター、『モンキーターン』の主人公です)に負けない活躍を見せてくれることだろう。
 ……レースもピットも、やはりSGは熱い! 今日一日で、今節が最高のシリーズになっていくことを予感させられたものである。
(PHOTO&TEXT/内池久貴)


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クイズ第1弾の正解!

どもです~。クイズ第1問、正解のお時間がやってまいりました。今回も回答をたくさんいただき、ありがとうございます! ふむふむふむ……平和島のマスコット「ピースター」というお答えが多いようですね。なるほど。たしかにありそうな感じもしますが……残念ながら不正解! この絵が、「ブロックの壁」らしきものに描かれているのが、ポイントといえばポイントでした。ピットのなかには、整備室やペラ室、管理棟など、さまざまな建物がありますが、木造にせよ、鉄筋にせよ、普通の家屋とそれほど違いがあるわけではありません。そんななか、ブロックの壁というのは、やや異質なものなんですね。ブロック塀であるべき場所、なのかもしれないなあ、と。

Cimg2572 というわけで、正解です。これ、給油所の壁に描かれた、給油機の絵だったんです! いちおう全景も下に入れておきますが、……ちょっと難しかったっすか?  ごめっちさん、すごすぎますよっ! 正解はただ一人、あなただけです! パチパチパチ! ナイスボケは、おっさんさんとサブマリンさんで! 10Pずつ! それにしても、ごめっちさん、いつも好調っすね。今回もこのリードを守るべく、奮闘してくださいね。そして、他の皆さんもごめっちさんに負けるな!

Cimg2573 第2問は、明日出題させていただきます。お楽しみに!


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堤昇、水神祭!

 5Rで先行する市川哲也を1周2Mで鮮やかに抜き去った堤昇。これが意外にも!?選手生活15年目のSG初1着でした! ということは、今節初めての、嬉しい嬉しい水神祭!

_u4w0058  今日は5R1回乗りの堤。レース終了後、いつでもどうぞの態勢ながら、なかなか行なわれる様子がなかったところに、金子良昭が試運転を終えてピットへ。それを見付けた徳増秀樹がバンザイしながらリフト付近へ。おおっ、そして徳増の後ろには堤も続いているではないですか。静岡の重鎮の帰りを待っていたわけですね。
 そこに合わせて集合したのは、重野哲之、坪井康晴の静岡勢に、同じく東海の原田幸哉。そして登番一番違いの同期・山下和彦も。
 6人によって“ウルトラマンスタイル”に抱えられて……
 ドボーン!
_u4w0065  豪快に1回転しながら着水した堤、元気に泳ぎながら繋留所へ……というところで、リフト上では原田が金子良昭を抱えている!
「こら、オレまだ10Rがあるからダメだよ!」と逃げる金子に、「金子さんもやらなきゃ!」と原田が追い打ち。「オレ、前節通算1500勝でやってもらったよ!」と笑顔で逃げ切った金子でした。1500勝おめでとうございます、金子さん(笑)。
 
 そんなさなかに泳ぎ着いた堤。拍手の輪の最後に待っていたのは同期の山下。「おめでとう!」の祝福ににニッコリ笑顔の主役でした。

_u4w0073  おめでとう、堤昇!(TEXT=松本伸也)  


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あちこちに笑顔!――初日前半のピット

1r0013344b  初日のピットはやはり慌しい。
 1R前、整備室でモーター本体に手をつけていたのは三嶌誠司と瓜生正義だけだったが(三嶌は比較的早く整備室での作業を切り上げ、モーターをボートに装着していた)、ペラ小屋にはいろんな選手が出入りしていた。
 また装着場や待機ピットなど、あちこちで選手が作業している。

 ただ、ピット内の空気が張り詰めているのかといえば、決してそうではない。一人で作業をしているときの表情は真剣そのものでも、他の選手や馴染みの記者などに声を掛けられれば、どの選手もとたんに笑顔を爆発させるのだ。
2r0013320b  とくに、いつになく笑顔を弾けさせているな、という印象を持ったのは、濱野谷憲吾だ。“地元のエース”と位置づけられていることについては、緊張感ではなくプラスに向けられているのだろう。
 装着場で、整備の手を止めることはなかったものの、傍に田中豪や重野哲之などが通りかかったりすれば、そのたび、笑顔で声をかけていた。個人的には笑顔の濱野谷はあまり見た覚えがないだけに、ずいぶん好感を持てたものだ。「ホームの利」はハッキリと活きているわけである。

3r0013330b  松井繁が装着場でボートのチェックを始めると、その周囲を記者陣が取り巻いた。上機嫌といった感じで松井も笑顔で答えていたが、そのうち“お客さん”を乗っ取ったのは鎌田義だった。
 お客さんとはすなわち記者陣のことだが、独演会を始めたようにトークを開始! こちらはちょっと離れたところで聞いていたので、その内容はハッキリとは聞き取れなかったが、お客さんたちは、爆笑につぐ爆笑! どうやら、トイレにまつわる話(←たぶん)をしていたようである。
 そんな話を傍でされながら、松井は時おり笑みを浮かべながら作業を続けていたのだから、こちらは自然体といえるだろう。

 1R……、スタンド内の記者席は“おそるべき一体感”で万谷章親分を応援していたと、あとで聞いたが、ピット内に特別な空気が生まれることはなかった。それでも、万谷(3着)を迎える岡山勢は、なんともいいムードを醸し出していた。
4r0013356b  そして、このレースを機に、新たな作業を始める選手も出てきており、村田修次、深川真二らが整備室で本体に手をつけだした。
 入れ替わりに整備室を出てきたのが山崎智也だ。いつから整備室にいて、どこに手をつけていたのかは確認できなかったが、中澤和志らに手伝ってもらい、ボートにモーターを取り付けると、各所をチェック。
 普段は比較的、若手選手などと和やかなに過ごしていることが多い智也だが、今朝に限っていえば、談笑の輪を離れ、マイペースで作業をしているようだった。
 その顔にはやはり色気が漂っていたのだから、精神面はいつもどおりと見ていいはずだ。

5r0013346b  他に見かけられた選手の様子を一人ひとり挙げていけばキリがないが、“女子王座代表”寺田千恵は、いつもとまるで変わらない様子で過ごしていたのに対し、“新鋭代表”石野貴之の表情は少し硬いように受け止められた。
 この原稿を書き出した頃、ちょうどこの2人が4Rで対戦しているが、結果は寺田5着、石野2着となっている。
 それぞれに見どころのあるレースだったが、石野の表情の硬さは、緊張というより気持ちの強さだとしたなら、この後も台風の目になりえるかもしれない。
 そのほかで目についたのは、真摯な表情で作業をしていながらも、記者に話しかけられたとたんに、いつものスタイルを爆発させていた魚谷智之だ。
 この魚谷スマイルを見ただけで、ホッとさせられるのだから、じつに味な男だ。

6r0013345b  また、2R終了後に、ボートの引き上げに出てきた瓜生の顔を見て、アレッと思った。2連対率30.8%のモーターにずっと手を入れ続けていたのだから、苦戦ムードなのかとも思っていたが、いつも以上にすっきりした顔をしており、普段の“男前ぶり”よりも、そのランクが、2ランク、3ランク上がっているような印象を受けたのだ。
 2R後もやはり整備室に戻っていったが、こうした作業の成果がどう出るかに注目したい。
 リラックスと緊張感のほどよい融和――。やはりSGのピットはいいものである。
(PHOTO&TEXT/内池久貴)


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開会式だ、ドリームインタビューだ!――初日のイベントその①

 さ、寒い~! 天気予報どおり初雪も観測されてしまった今日の東京ですが、ここイベント広場はアツい!! 平日の朝だというのに、お子さま連れの姿もたくさん、花束ゾーンも長蛇の列。さあ、07年最初のSG、総理杯の開会式!

2007_0316__012 ★最若手&最年長
「関東のファンにはあまり知られていませんから、名前を覚えていただければと思います」(石野貴之)
「年寄り代表で……きました。楽しんで……頑張りたいと思います」(万谷章)
 今回の最若手、新鋭王座からやってきた石野。笹川賞にも出ているだけに「あまり知られてない」なんてことはないでしょうけど、今回も大暴れしてアピールしてもらいましょう。
 今回の最年長は万谷親分。「……」の部分でお客さん、笑顔で大歓声を送っております。この“間”は年の功、ベテランの味ですねえ。
 最若手&最年長、東のメッカを沸かせてくれ!

2007_0316__144 ★広島の元気者&気合い
「おはようございます! どうもやっぱり今年はできすぎだと思ってたんですよ(場内笑い)。今節は応援はたくさん、舟券は控えめに!」(辻栄蔵)
「メチャメチャ調子悪いです。今節はストレス発散して帰りたいと思います。頑張るぞ!」(市川哲也)
 今年に入ってすでにGⅠ2勝、手が付けられない状態だった元気者・えーちゃんでしたが、戸田周年の準優でF……。ペナルティでGⅠに出られない時期ができるだけに、ここはモーター悪くともメイチ勝負! ファンのみなさん、たくさんの応援で見守ろう!!
 同県の大将格・市川はどうも最近SGでは影が薄いですが……ここ平和島は賞金王制覇の地。最後の「頑張るぞ!」にはメチャメチャ気合いが入ってました。スカッとするレースを期待するぞ。

2007_0316__186 ★いよっ、待ってました!
「最近は『欧米かっ!』が流行っておりますが、ここは東京・平和島。『東京ベイかっ!』で、グレートによろしく」(烏野賢太)
「ようこそいらっしゃいました。写真撮ってる女子~、舟券も取って帰ってください。花束渡してる女子~、札束を持って帰ってください」(山室展弘)
 開会式司会の松岡アナウンサーに「開会式のギャグはすべりまくりですが」と、容赦なさすぎるツッコミとともに登場のウノケンさん。うむ、やはり(笑)。
 かたや登場した段階から、どんなコメントが飛び出すか場内注目だった山室さん。キッチリとしたネタで最後は場内爆笑でした。うまいっ!

★初っぱな&大トリ
「ここ平和島では、阿波勝哉の次にエンジンを出せる(東京支部の)3人です。頑張ります!」(村田修次)
 今節の選手代表、ムラッシュ村田が選手紹介では最初に登場。最終日にはトークショーもある人気者・アワカツさんを引き合いに出してますが、ムラッシュもバンバンモーター出してください。
 そして大トリに登場は濱野谷憲吾。「気合い入ってます!」とのコメントに、今日いちばんの大声援が上がって幕を閉じた開会式でした。

2007_0316__218 ★そしてドリーム戦インタビュー!
 続いて行なわれたのがドリーム戦インタビュー!
1・魚谷智之、2・松井繁、3・山崎智也、4・坪井康晴、5・川﨑智幸、6・濱野谷憲吾
 なんですが……みなさんエンジンは「まだわからない」。コースは「枠なり」……唯一、濱野谷が「黙っていれば6コースですよ! 濱野谷さんっ!!」と、いつも進入争いにツッコミまくりの松岡アナウンサーに突っ込まれて、「はい、動きます……」と言っていましたが……。
 ドリームインタビューも最後はコメントで締めましょう。
「関東のファンにはあまり知られていませんから、名前を覚えていただければと思います」(松井繁)
 後輩のコメントをそのまんま使ってきました(笑)。王者、余裕のようですよ。
(PHOTO=中尾茂幸 TEXT=松本伸也)

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初日です! SG開幕!

おはようございます。総理大臣杯、初日の朝を迎えました! 2007SGシリーズもいよいよ開幕。ROAD to 賞金王も、船出であります! 今年のSGにはどのようなDRAMATIC KYOTEIが待っているのか。これから約1年にわたって繰り広げられる、見逃すことのできない連続ドラマが、ここ平和島で封切りとなるのです! 本日の平和島は曇り。U記者の自宅近辺では粉雪もちらついていたようですが、平和島競艇場は向かい風がやや強めに吹いているけれども、空が泣き出しそうな感じはないですね。あ、今日は5R発売中、11R発売中のイベントにもご注目くださいねー。平和島までお出での方はぜひイベント広場へ!

本日一発目は、前検日フォトアルバムです。

2007_0315__002 賞金王男といえば、田中信一郎! そろそろ反撃のノロシを上げて欲しいものですね。

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今年早くも記念2Vと絶好調の辻栄蔵! 直前の戸田GⅠでFを切ってしまいましたが、それに怯む栄蔵選手ではないでしょう。

2007_0315__051 平和島は初めてSGを獲った思い出の地、原田幸哉! 近況では同期の魚谷智之が突っ走っていますが、もちろん幸哉も負けていられません!

2007_0315__247 ディフェンディングチャンピオン、中澤和志! 頑張れ! もちろん連覇目指して!

それでは皆様、本日も盛り上がっていきましょう!


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総理杯クイズ~

ども。総理大臣杯でもクイズ、やらせていただきます。ピットクイズを5問、出題いたしまして、もっとも多くのポイントをゲットされた方がチャンピオンです。もちろん、おみやげプレゼントもございますですよ~。今節もたくさんのご回答、お待ちしておりますです。あ、そうそう。今節は途中で、エクストラクイズも挟みます。なんと、女子王座決定戦を行なった徳山のミスターX氏より、徳山ピットクイズが送られてきたのです! この挑戦状に、ぜひともお答えいただきたい、ということで、どのタイミングになるかは未定ですが、登場しますよ~!

Cimg25722 それでは第1問。平和島ピットで壁画発見!? いったい、何が描かれている? これが問題です。ヒントも特にナシ! 難しいのか簡単なのか、さっぱりわからんのですが、とりあえず正解者には40Pを! いつも通り、コメント欄にご回答をお願いしますね。締切は、明日の午後3時です。

それでは、ご回答、よろしくっす~!!


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万谷章、63歳の挑戦①

 Sports@Nifty競艇取材班は、63歳の万谷親ビンと紅一点のテラッチをとことん応援するぞ~っ!!
2007_0315__300  てなわけで、まあテラッチは「同年代のマブダチ」?中尾の写真攻勢にまかせるとして、こちらは万谷親ビンの徹底追っかけ取材だ。去年の尼崎名人戦を制して(62歳でGI初V!)この総理杯チケットを手にした万谷親ビン。2番目の年長者・山崎昭生とは14歳差、最年少・石野貴之とは実に39歳差でのSG挑戦というから、それだけで拍手を送りたくなる。ついでに言うならSG参戦は96年の福岡ダービー以来10年半ぶり、さらにSGで最後に勝ったのが92年の平和島ダービー(優出5着)だから、もし今節で勝ち星を挙げると14年半ぶりのSG勝ちとなるのだな。とにかく、走るたび勝つたび何らかの記録になりそうな、ギネス級のSG挑戦なのである。
 その万谷親ビン、昼のモーター抽選会からさぞや緊張するかと思いきや、大あくびを連発。まあ、緊張しすぎたときにもあくびというのは出るもので、極端にリラックスしているのか、極端に緊張しているのか……深~い年輪の刻まれた無表情な顔をいくら見ていてもわからない。ただ、今回に賭ける気合いが半端じゃないことくらいはわかっているつもりだ。
2007_0315__130  先月、若松で取材したときに親ビンはこう言った。
「そりゃ勝ちたいさ、勝ったらゴールで万歳しよっかな」
 ちょいと口惜しそうに、こうも言った。
「総理杯があと1週間遅かったら、孫が春休みに入ってたんに…」
 こよなく愛する孫娘が休みだったら、家族全員を平和島に呼べたのに……そんな熱い思いがこもった一言だった。とするなら、やはりあの大あくび連発は乾坤一擲の気合いのなせる業なのだろう。
 あくびの合間に引いたモーターは、複勝率40%ちょいの好素性機だった。ペラさえマッチすれば、節間1勝どころか準優まで手が届くかもしれない。が、前検での足合わせはイマイチで、川﨑や信一郎にボコられてしまった。このままでは、ヤバそうだ。
「う~ん……最近調子が悪くてなぁ、金子(良昭)にも山崎(昭生)にも伸び負けしとったから、40%の感触はないわなぁ」
 前検後、ピットでボヤく親ビンがいた。調子というのは、消音ペラのこと。3枚持ってきて今日は2枚試したが、どちらも一息。
「伸び型のヤツに期待してたけど、どうにも重たくてなぁ…伸びは負けるけど、まぁだもう1枚のほうが乗りやすくてええ。明日、最後の1枚試してみるけどなぁ」
 ぼんやり訥々と話す親ビン。どこまで深刻なのか、やはり顔からはさっぱり読み取れない。体調がいいんだか悪いんだか、機嫌がいいんだか悪いんだか、それさえもわからないポーカーフェイスなのである。やはり、言葉で本心を引き出すしかないな。
――久々のSG、気合いはバッチリですよね。体調はいかがですか?
 聞くと万谷親ビン、歯が出るほどにニンマリ笑って、こう言った。
「ナハハァ、ひっどい二日酔いじゃ~~」
 あの大あくびの原因も、それだったんかいぃ!!!
 と、とにかく節間1勝、ゴールでの万歳を実現すべく、明日からも応援しまくりまっせ~頑張れ親ビン、目指せ63歳の水神祭!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)

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気分上々で行こう!――総理杯、前検のピット

 う~、寒い。ピットではいつも暑いの寒いのと大騒ぎの私、今日は当然、「寒いっ!」のです。新鋭王座以来の再会となった長嶺豊師匠との挨拶も「いや~、寒いっすね~」。東京はここ数日、季節が逆行している感じで、長嶺師匠も驚いている様子。明日は、東京に初雪、という噂もチラホラとあり(もちろん降らないという説も有力)、今年も何やら荒れ模様になりそうな平和島・総理杯(昨年は、嵐の総理杯、でしたね)。そんな気候ということもあるのか、早くも調整に忙しそうな選手も見かける、前検日である。

2007_0315__295  そんななか、非常にリラックスした表情が目立つのは、何と言っても艇王・植木通彦である。競艇場入りの際もご機嫌な風情だったが、前検作業中も笑顔が多く、いろんな選手と談笑している姿も目についている。出た、“悠然たる艇王”! 悠然という言葉は、競艇選手では絶好調時の植木にのみ使われるべきだと僕は勝手に思っているのだが、前検日から早くもこの単語を打ち込めるとは、今節の植木は早くも艇王モードに突入していると見ていいだろう。もちろん、ただ弛緩に身を任せているだけの植木ではないわけで、スタート練習を終えた後はしっかりとモーターに向き合う時間を過ごしていた。鋭い視線で。
2007_0315__017  一方、王者・松井繁も実にいい雰囲気。昨年でいえば、オーシャンカップやMB記念などで見せていたリラックスと、賞金王決定戦で見せていた鬼気迫る感じの、ちょうど中間くらいのたたずまい。いちばん近いのは、昨年ダービーで見た松井、だろうか(優出しましたね)。水面を走った手応えも「まあまあ良さそうな感じ」と、機力向上へのメドも立っているようで、まずまずの前検日といったところ。
 ともかく、両巨頭が非常にいいムードを漂わせていることが、シリーズを締める活気となるのは間違いない。強者の振り撒くオーラは、この総理杯を珠玉のドラマに導く最高のスパイスなのだ。明日からの戦いに胸ときめかせてくれる、艇王と王者のたたずまい。まずは、それを感じ取れたことが何より嬉しい。

2007_0315__039  植木&松井以上に、今節を引っ張っていかねばならぬ存在。言うまでもなく、濱野谷憲吾だ。装着場や整備室ではあまり姿を目撃することはできなかったが、ドリーム戦共同会見に登場した濱野谷は、絶好の精神状態に見えたぞ。昨年の総理杯で、特に優勝戦共同会見で、濱野谷はやけにジョークを飛ばしていたのだが、同じような受け応えを今日も見せていたのだ。「コースは、思い切って前付けか、6コースか」と、潔さをズバリと口にするあたりも、心中に一点の迷いもないように見受けられる。また、そのコース取り関連をもう少し突っ込まれて、ちょいと口ごもって見せたあたりには、手の内を明かしたくない=心中、期するものがあるようにも思えて、これまた好もしく見えるのである。
 今日の彼の体重は52kg。前節とほとんど変わらないウェートで平和島入りしているのだが……いつも初日あたりは54kgくらいですよね、濱野谷憲吾って。会見で「体重もうまく絞れてこれた」と証言しているが、明らかに今節に照準を合わせて、彼は減量に励んできた。この気合も脅威! 普段の濱野谷憲吾よりも2~3割増しで考えたほうがいいかもしれないぞ、今節は。

2007_0315__086  いい雰囲気に見えた選手を、もう数人。まずは、何と言っても、エース機を引き当てた赤岩善生だ。現在、ピットは工事中であり、装着場への通路がやや狭くなっているのだが、その入口で装着作業を行なっていた赤岩は、まるで「ここから先は、俺を倒してから行け!」とでもいうような(って、そんなわきゃないんだけど)、ド迫力の表情を見せていた。苛立っているとか、何かに怒り狂っているとかではなく、早くも最高の気合乗り、という感じですね。キリリッとした目つきの赤岩に気合が乗ると、強烈な男らしさをまとうのだ。SG連覇、そんな予感すら覚えてしまう赤岩の好兆。何はともあれ、明日の赤岩は見逃せない。
 太田和美もわりと気分が良さそうに見えた。比較的早めに作業を終えたようだったが、控室に戻っていく歩幅が心なしか大きく見えるのだ。顔つきも穏やかで、こちらが軽く会釈すると、目元に笑みがほのかに浮かんだ。後輩のエンジン吊りを手伝っている際には、鎌田義と何か大声で話し合っており、あれれ、こんな太田を初めて見たような気がする(二人の距離が若干離れていたとはいえ)。似たような空気を金子龍介にも感じたが、賞金王シリーズで見たときも同様だったから、それがキンリューのいつもの様子、なのかもしれない。
2007_0315__096  新鋭王座Vで平和島への切符を手にした石野貴之は、SGの雰囲気にまったく臆した様子を見せていないあたりに、末恐ろしさを感じた。何しろ最年少の“新兵”だから、とにかく忙しそうに動きまくっていたけれども、その姿もむしろ堂々としたもので、こりゃタダモノではないぞ、と。SGはこれが初めてではないけれども、しかしこれだけの振る舞いができるのは大物の証であろう。台風の目になることを期待したい一人だ。
2007_0315__284  石野に比べると、女子王座Vでここにやって来たテラッチのほうに、むしろ緊張感を見たような気がする。手足を呪縛するような緊張感ではなく、舞台の大きさに気を引き締めている緊張感、というか。そして、名人戦Vで乗り込んできた万谷章親分は、いやはや、さすがの貫禄。しっかりとした足取りで、胸を張って闊歩している姿には、思わず拝みたくなるような後光を見た。頑張れ、万谷親分!

2007_0315__253  さて、もしかして今年初?の気になる山崎智也。唐津周年で会ってはいるけど、私、ピット担当ではなかったですからね。実質的に気になるのは2007年最初、と言っていいんでしょう。今年もよろしくお願いします。スタート練習終了後、控室から整備室に向かう彼とバッタリ出くわしたので、会釈をすると、「おっ!」といった感じで目を見開いて、微笑みを返してきた智也。これは、けっこういい雰囲気の智也であります。ドリーム戦会見でも、試運転で1枚良さそうなペラがあったそうで、そのあたりの手応えに気分をよくしているのだろう。ただ、前節の戸田グランプリが悪すぎたそうで、それに比べれば……という点があることを智也自身も否定していない。明日も引き続き注目……いや、気にしなければならないだろうが、今日の時点では上々だったと判断していいのではないだろうか。昨年総理杯では準優進出も果たせなかった智也。今年は頼みますよ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の「総理杯07前検を斬る!」

2007_0315__316  Hです。前検の足合わせをしかと見届けました。今節はズバリ「パワー差の少ない大混戦シリーズ」と見ました。とにかく足色の似かよった選手が多いのですよ。これ即ち「実力と気合いのある選手が勝つ」シリーズになると断言します!
 そんな中で、他艇を圧倒する凄まじいパワーを見せつけた選手が3名。テラッチ、赤岩、吉田弘文です。テラッチは金子良昭をブッチギリの3艇身置き去り。たった1回合わせただけで「はい、おしまい!」という感じで引き上げましたが、あの足は1度見ただけでOK。文句なしの横綱です。
 後半の8班メンバーとして試運転したのが赤岩。さすが66号機というべきか、これも凄かった。井口を2艇身、山本隆幸も2艇身、さらに上位級間違いなしの中岡も1艇身やっつけましたね。ただ、1度引き上げてから戻った足は、ん?という感じ。ペラセッティングを変えたと思われます。そんな再入の赤岩を外から豪快にチギリ捨てたのが吉田コーブンでした。最初の赤岩と合わせたらどうだったか?それは未知数ですが、とりあえずコーブンも上位級は間違いありませんよ。
 他は微妙。上記3艇からやや離れて、川﨑、信一郎、仲口、髙濱、中岡あたりの足が強めでした。不調の植木もいつもに比べれば5割増しの気配(特に回り足が凄そう)で要注意。ドリームメンバーは智也(中堅上位あたり)以外はすべて試運転なし、また気になる15号機の重野も余裕で?水面に出なかったため、評価不能です。明日の特訓&実戦でしっかりチェックするとしましょう。
 もうひとり、節間1勝を目指す万谷親ビンは……川﨑や信一郎にボコられておりました。このままでは苦しいかもかも、です。

2007_0315__092 ●独断のパワー番付

    東     西
横綱 赤岩善生  寺田千恵
大関 吉田弘文  なし
関脇 なし    なし
小結 川﨑智幸  田中信一郎
前頭 中岡正彦  仲口博崇
同2 植木通彦  髙濱芳久

 さてさて、前検タイムが出ました。前半(1~6班)はやや向かい風、後半(7~9班)はほぼ無風とコンディションが違うため、このまま鵜呑みにはできませんが、とりあえず上位と下位のランキングをアップしときます。

●前検時計ベスト10
①植木通彦 6・40
 髙濱芳久
③飯島昌弘 6・42
④江口晃生 6・43
 吉田弘文
⑥寺田千恵 6・44
 仲口博崇
 鳥飼 眞
 鎌田 義
 中澤和志

2007_0315__367  ふむふむ、まさか植木がトップとは思いませんでしたが、かな~り番付に近い結果といえるでしょう。東の正横綱・赤岩も6・46ですから、時計がかかった後半にしては上々のタイム。初日から狙えるパワーです!

●前検時計ワースト6
①金子良昭 6・61
②中岡正彦 6・59
③金子龍介 6・57
④上瀧和則 6・56
 安田政彦
 田中 豪

 前頭筆頭の中岡がブービー時計……まあ、時計がかかった後半ということで、気にしないことにしましょう。ダブル金子の足は確かに厳しそうで、とりあえず明日は軽視させていただきます。(Photo/中尾茂幸)


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エース機は赤岩、重野へ!――モーター&ボート抽選

2007_0314__002  王者の表彰に続いては、一節間の相棒を決めるモーター&ボート抽選! 選手代表の“ムラッシュ”村田修次が数珠のように連なったタマを確認して、ガラガラへ投入。まずは自分の抽選を終えて、「はい、お願いしまーす」と選手を呼び込みます。まずは濱野谷憲吾など東京勢、続いて中澤和志と飯島昌弘の埼玉支部勢……と、おおむね支部ごとにガラガラの元へ。

2007_0314__022  そこへ赤岩善生が登場。“そんきょ”の姿勢でモーターのガラガラを回すと……
「66!」
 前節、打越晶で優勝戦2着、勝率6・28の好モーターが。赤岩はいつものポーカーフェースも、後ろに控えていた原田幸哉が「おおっ!」と肩を叩き、モーター台帳を眺めていた濱野谷が「エース機、エース機!」と教えると、「本当ですか?」と笑顔に。賞金王シリーズでSG初制覇後、絶好調の赤岩。SG連覇へ(可能性があるのは松井だけじゃありません)、まずは幸運が舞い降りたか。
 66号機と並んでエース機候補が15号機。1月に重野哲之が超抜に仕上げて優出2着。2月には大嶋一也が優勝戦で4カドからマクリ差しを決めたモーター。選手間ではこちらが評判のようで、動向が注目されたが……。
「15!」
2007_0314__030  その声を聞いてガッツポーズは、そう、重野なのでした。本人、引く気マンマンだったようで、満面の笑み。モーター特性はバッチリでしょうから、初日から台風の目になりそうだ。おや、重野の後ろにいた徳増秀樹がガックリ……徳増のモーター41号機もH記者の判定ではA評価。同県の後輩に負けずに頑張ってほしいものです。
 その後、淡々と抽選が進んでいきます。いちばん淡々としていないのは抽選を眺めるH記者(笑)。「万谷オヤビンの前にいいモーターが出ちゃってるよ~(泣)」と泣いております。たしかにH記者S評価のモーターは赤岩、重野、さらに26号機を“艇王”植木通彦、44号機を正木聖賢がすでに引いております。
「59!」
2007_0314__149  最後のS評価は……魚谷智之の手に。「あああ……」とH記者がうなだれているところに、万谷章が悠然と登場! 手にした40号機は複勝率40・8%の好素性機。万谷オヤビンではなく、H記者がまんざらではない表情を浮かべておりました(笑)。
 抽選終了も間近になって登場は“王者”松井繁。先に受け取った表彰状などを保管しにいっていたんでしょうか、ガラガラの手前で「さあ、15を引くかのう~」と笑顔の王者。すでに重野が引いているのを知らなかったんですね。「松井さん、出ちゃってますから(笑)」の声に、「なにい~、重野、もう引いちゃったのかっ!」と重野に八つ当たりの王者。「15!」と言いながら回したガラガラからは75号機がポトリ。H記者曰く下降気味のモーターのようですが、当然立て直すとばかりに終始笑顔の王者でした。

 さて、最後に好調機のおさらいをしておきましょう!
S評価(H記者評価)
・66号機 赤岩善生(複勝率46・5%)
・15号機 重野哲之(48・6%)
・44号機 正木聖賢(43・0%)
・59号機 魚谷智之(38・3%)
・26号機 植木通彦(45・2%)
A評価
・53号機 中岡正彦(35・3%)
・41号機 徳増秀樹(32・6%)
・46号機 金子龍介(31・8%)
・57号機 石野貴之(40・1%)
・45号機 山下和彦(33・9%)

2007_0314__065  さあ、相棒が決まった! いよいよ戦いが始まるぞ!
(PHOTO=中尾茂幸 TEXT=松本伸也) 


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平和島に選手集結!

 通用門にぐわーっと集まったファンたち。冷たい風が強めに吹いている平和島なのに、そこだけ気温が上昇しているように感じる。
 ザッツ・SG! ザッツ・総理大臣杯!
2007_0314__124  今年も、ドキドキと胸が高鳴り、ヒリヒリと緊張感が漂い、グワーッ!と歓声が沸き上がる、最高峰のレースがスタートした! 全国発売GⅠは2度、取材班としては唐津と浜名湖2節を加えて5度の節間取材を行なっているわけだが、やはり高揚感がまるで違う。これぞSG! やっぱりいいですよねえ、この空気。
 そんななかに続々とやってくるトップレーサーたち。彼らも多少の高揚感があるのだろうか、どの選手もなんだかご機嫌に見える。植木通彦が微笑を浮かべていたりするのを見ると、こちらまで嬉しくなったりして。ちなみに、東京地方の明日の天気は「雪」と予報されているのだが、「えーーーっ! ゆき~~~~っ!?」という声が響いて振り向いてみると、関係者と話している艇王の笑顔があったりするのだ。おっと、微笑を浮かべているといえば、王者・松井繁も! 田中信一郎ら大阪勢とともに登場した我らが王者は、実にスッキリとした表情で、周囲に笑みを振り撒く余裕を見せている。昨年のMVPが迎えるSG第1戦。昨年の平和島・総理杯にはその姿がなかったこともあわせて、どんな戦いを見せてくれるのか、本当に楽しみである。

2007_0314__037  あれ!? 珍しく少ないなあ……と首を捻りつつ眺めてしまった静岡勢。いや、5人も送り込んでいるのだから、さすがと言うしかないのだが、5人でもなんだか少なく感じてしまうのが逆に、王国静岡の昨今の充実ぶりを示していると言えるだろう。重鎮・金子良昭がキリッと瞳を輝かせて登場すれば、重野哲之がいつものように礼儀正しく挨拶をする。おっと、坪井康晴はニッコリと笑顔で登場。今回は静岡の大将格としての参戦と言っていいでしょうね。どうにもリズムの悪かった序盤戦の影響で事故パンではあるけれども、凛々しい走りを期待したいところです。あ、ちなみにこの写真、中尾カメラマンが中座している間に、私が撮影したものです。

2007_0314__147  坪井と同様に、昨年ブレイクを果たした一人が、中村有裕。競艇場入りのときには、比較的淡々としているという印象があったんだけど、彼も今日はなんだかニコニコですねえ。童顔のユーユーは、笑顔が似合いますね。僕の姿を発見すると、さらにニコニコッとユーユー。昨年秋にインタビューをした縁で、ときどきピットで話をすることもあるのだが、それにしてもこんなニコニコのユーユーは見たことないぞ。「お久しぶりっす、エヘヘ」「いやいや、こちらこそお久しぶりっす、エヘヘヘヘ」……って、なんだかハタから見たら変な二人です。でも、レースが始まればキリリっとしたユーユーとなる。そんな変化をおおいに楽しみたいものです。
2007_0314__132  もう一人、昨年大ブレイクを果たしたのが、魚谷智之。あのダービー制覇以来、アンビリーバブルな躍進ぶりで、もはや完全なる第一人者に上り詰めている。そのひとつの要因が、メンタルトレーニングによる精神力の強化だといわれているが、今日もそれを感じさせる、真摯な表情を見せていた。きっと、競艇場に一歩足を踏み入れた時点から、じわじわと闘志を高めていっているのだろう。なんだか風格までもが備わっているように感じられて、思わず唸らされた次第であります。とはいえ、もちろん今日はリラックスもしていて、必殺魚ちゃんスマイルも見せていましたぞ。

2007_0314__043  今節、会うのが楽しみだったのは、やっぱりこの人、万谷章! 昨年のウルトラ感動名人戦で総理杯の出場権をゲットしてから約1年。ついに、ついにこの日がやって来たぞ! サングラスをかけて登場の万谷親分、し、し、渋いっす! カッコいいっす! BOATBoy4月号の「競艇名勝負物語」にご登場いただいたお礼をすると、万谷親分は嫣然と微笑みを返してくれた。し、し、渋すぎるっす! たしかに相手は強いし、若いが、親分が刻んできた年輪がモノを言うシーンがきっとあるはず。平和島SGといえば、加藤峻二御大の笹川賞61歳優出があった水面。あの感動を、今度は万谷親分が再現して欲しい! 応援せずにはいられませんね!
2007_0314__116  もう一人、女子王座優勝でこの総理杯出場をもぎ取った寺田千恵との再会も楽しみだった。あれから、たった10日。再会もへったくれもない間隔ではあるが、昨年の総理杯での横西奏恵の快挙を思い出せば、史上初女子SG優出のエポックメーキングを果たしたテラッチがどんな表情で現われるのかには、注目せざるをえないというもの。そのテラッチ、中尾カメラマンのレンズに気付いた瞬間、「あーーーーっ!」。さらに、隣の私に気付くと、やっぱり「あーーーーーーっ!」。続いて出た言葉は……「どうしたのぉ!?」。そりゃ、取材ですがな(笑)。我々がピットにいると好成績、というジンクスに気付いたのは女子王座でのこと。こいつぁ縁起がいい、とばかりに、僕の超出っ張ったお腹と超ハゲ上がった頭を2回ずつナデナデしたテラッチでした。ご利益がありますように……。

2007_0314__138  最後に忘れてはならない、スーパースター。濱野谷憲吾に山崎智也! 地元SG、気合が入らないはずがない濱野谷は、到着と同時にファンがグワーッ! いつもの憲吾スマイルで応えながら、ファンとのふれあいを楽しんでいるように見えました。それにしても、やっぱりこの人はカッコいい。地元ということで気合の乗りも違うのかもしれないが、ひときわ輝くオーラを感じずにはいられなかった。そしてまた、いつも以上に笑顔のパワーも増強している! 去年の総理杯は苦しい足色ながら、優出を果たしたが、今年はもちろんそれ以上を! その大目標に現実感をたっぷりと感じる、そんな雰囲気の憲吾なのでありました。
 そして、お久しぶりです、我らが気になる山崎智也! 通用門の向こうのざわめきがひときわ大きくなったと思ったら、やっぱりですか、智也の登場。通用門は一気にファンで埋め尽くされ、記者席に戻ろうとした記者さんが「こりゃ、通れない(笑)」と苦笑いで立ち往生するくらいの人たちが智也を取り囲んだのでありました。いやあ、ほんと、スーパースター! この熱気があれば、競艇は大丈夫! そんなふうにも思わされた次第。智也自身は、他の選手たちに比べると笑顔が少ないように思えたが、クールな智也もやっぱりカッコいい。今節も気になって仕方がないんでしょうねえ、私。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田=坪井 TEXT/黒須田守)

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2007SG開幕です!

おはようございます! 取材班、平和島競艇場に到着しました! と言っても、平和島は我々取材班にとってはホームプール、BOATBoy編集部からは徒歩圏内だったりするんですけどね。それはともかく! 2007SGシリーズがいよいよ開幕! 総理大臣杯が始まります!

Cimg2569 本日はこれより、今年最初のSGに到着する選手たちの取材から、モーター抽選、前検の様子などを取材、リポートいたします。SG一発目ということで、取材班もなんだかウキウキしておりますが、皆様方もこのオープニングSGをおおいに楽しんでください!

それでは、今節もどうぞよろしくお願いいたします!

※トップ画面のエントリ数が5から10に増えました!


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総理杯、間近! 福岡でもキャンペーン!

Rimg0016 明日は総理大臣杯の前検。いよいよ、今年最初のSGが開幕する瞬間が目前にやってまいりました。全国を回った総理杯キャンペーンも、3月12日にファイナル! 場所は福岡「ライオン広場」。O特派員からレポートが届きましたよ!

Rimg0022 これまでのキャンペーンのなかで、最大の集客となったという福岡キャンペーン。サポーターの安田大サーカスも「今まで以上に気合が入っていましたよ!」とO特派員。団長が「レッツ競艇!」と声をかけると、「ぜひ総理杯は行きます!」と応える方がたくさんいたそうですから、大成功のキャンペーンだったようですね! 福岡は今年、賞金王決定戦を開催します。総理杯は「ROAD to 賞金王」の幕開けとなるレース。この長い道のりの終着点で大盛況となったことは、大きな意味があると言っていいでしょうね。

Rimg0039 街頭には、ラッピングバスも登場。「道行く人の目を釘付けにしてましたよー!」とO特派員も興奮気味です! 総理杯のムードも、広がってきましたね! 安田大サーカスは、16日には平和島に登場。その足で川崎アゼリアでのキャンペーンも行ないます。さあ、いよいよ総理大臣杯! おおいに盛り上がってまいりましょう!

取材班は、明日の前検から最終日まで、現地より取材・更新をしてまいります! 今節もよろしくお願いします!


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大阪でもキャンペーン!

今週金曜日に迫った、SG総理大臣杯の開幕。9日には、大阪でもキャンペーンが行なわれましたよ~! 街頭キャンペーンは、梅田の「BIGMAN」前広場。街ゆく人たちに向けて、おおいに今年最初のSGをアピール、DRAMATIC KYOTEIの魅力を伝えたのでありました。O特派員からの画像をどうぞ!

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たくさんの方が集まってくれました!

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あ、平和島のマスコット、ピースターくんもいるぞ!

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安田大サーカスのみなさんは、媒体訪問に大活躍!

本日もキャンペーンが行なわれます。場所は福岡! ライオン広場に安田大サーカスも登場しますよ。お近くの方は、ぜひ!


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名古屋でもキャンペーン!

総理大臣杯の開幕まで10日を切りましたよ! 3月6日には、その全国キャンペーンが名古屋でも行なわれました。会場は「オアシス21」。その模様が、K特派員から報告されています。

昼12時から始まったキャンペーンは、会場周辺を歩いている方々にオリジナルキャンディーを配布したり、アクオス(液晶テレビ、ですね)などの豪華商品があたるラッキーチャンスの応募を受け付けたりと(俺も欲しいーー!)、総理大臣杯の存在をアピールすることからスタート。そして、午後4時には安田大サーカスも登場! 5時、6時と都合3回、ドーンドーンドーンと会場を盛り上げたのでありました。名古屋の皆さん、平和島においでくださるのはもちろん、ボートピア名古屋や蒲郡&常滑競艇場にもぜひ足を運んでくださいね!(画像未着のため、到着し次第、アップしまーす)

次回は3月9日、大阪・梅田「BIGMAN前広場」でキャンペーンが行なわれます。お近くの方はぜひ!


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総理杯キャンペーン旗揚げ式!

下の記事にもありますが、そうです、次は今年最初のSG、総理大臣杯です。もう2週間を切ってるんですよね。その総理大臣杯全国キャンペーン旗揚げ式イベントが、本日行なわれました。キャンペーン・キャラクターは、あの安田大サーカス! 総理大臣杯、安田大サーカスとともに、ドーンドーンドーンと盛り上がりましょう! 本日は、イベントの画像が平和島の伊達男・M特派員より届いたので、掲載します。

032 おなじみ、安田大サーカスです! 彼らはこれから、総理杯の全国キャンペーンに出発するのです!

055 女子王座優勝戦の検討会も行なわれました。優勝者の寺田千恵は総理杯に出場ですよ!

036 マジックショー! プリマベーラは、昨年のキャンペーン・サポーターでしたね。

063 というわけで、安田大サーカスとともに、総理杯で盛り上がりましょう!……それにしても、誰かに似てる人がいますねえ……。総理大臣杯で何かが起こるかも!?


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