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ボートレース特集 > 2007年笹川賞
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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すいません、クイズの業務連絡

どもども~。この間、笹川賞が終わったばかりなのに、もう記念が始まってますね~。選手たちも、本当に大変です。笹川賞ウィナーの瓜生選手も江戸川に来てますね。

さて、ラストクイズの正解で、肝心なことを忘れていたので、この場を借りて業務連絡です。アンパンマンさん、濱野谷憲吾郎さん、下記アドレスに、プレゼントのご送付先をお送りくださいませ。

tanakakogyo@hotmail.co.jp

よろしくお願いします~。

皆様、記念戦線もおおいに注目しましょうね~!


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ラストクイズ正解~!

こんにちは! 笹川賞から早くも2日経ちましたが、ラストクイズの正解、いきましょう~。

Cimg28782_1 モザイクで隠されている選手はだぁ~れ? が問題だったわけですが、まずはモーターの番号「51」に目をつけたのは、みなさん、さすがです。っていうか、ツワモノばかりのみなさんですから、もちろん「魚谷智之選手のモーター」ということはお見通しだろうと思っていましたけどね。

となると、考えられるのは「兵庫支部」「同期」「若手」など、もろもろあるわけですが、そのあたりで推理を働かせていただければ、という問題だったわけですね。

というわけで、正解です。

Cimg2878 じゃ~ん! 右が馬袋義則選手、左が星野政彦選手でした! 兵庫支部の二人だったんですね~。

というわけで、正解は……アンパンマンさんと濱野谷憲吾郎さん、おめでとうございます!……ありゃりゃ、トップツーのお二人ではございませんか! というわけで、おみやげゲットもお二人で確定~! おめでとうございます! おみやげ、しばしお待ちくださいね~。

あと、1人だけ正解だった方も、記しておきましょう。ささぴーさん、モンキーたんさん、りょうぽんさん、関東がましさん(馬袋選手が逆でしたけどね)、空さん、エリザベスさん、人間さん。惜しかったっす! でも、トップツーに2人も正解されちゃったら、届かなかったんですけどね……。残念!

というわけで、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。次回戸田グラチャンでもご期待ください! それでは~!


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遅くなりました~ラストクイズ~

どもどもっす! 瓜生正義、おめでとう! というわけで、笹川賞は無冠の天才が真の天才となって幕を閉じたわけですが、その余韻も覚めやらぬところでラストクイズっす! 今日はピット取材&BOATBoyの笹川賞速報(レポートは6月11日発売の7月号では1ページの速報のみ、8月号で企画もろもろの詳報となります)の作成と(締め切りが今晩なんすよ)、なんだかんだでドッタバタしており、更新することができませんでした。申し訳ございません。仕事も一段落ついたので、ラストクイズの出題でございます。

問題はコチラ!

Cimg28782 第4問として出題した、余った燃料を吸引するタンク。左の写真は、まさにそこで燃料を吸引し終えたモーターを、ある選手が運んでいるところです。あ、2人の選手が運んでいますねえ。そこで問題。その2人とは、果たして誰!?

これが問題! どうでしょう、難しいかなあ、どうかなあ。 正解された方には、一人につき40P! もろもろの推理を働かせて、ご解答ください。締め切りは、明日4日の午後9時で!

ここで、第4問まで+「勝手にグループ対抗戦」予想の上位ランキングを!

1 アンパンマン 110
  濱野谷憲吾郎
3 やっちゃん 100
  ウォリアーズ
  モンキーたん
  325
  ささぴー
8 サブマリン 90
  ジロー
10 ママ 80

以下 70点獲得者多数

2人とも正解すれば、70点の方でも届く計算。いや、正解者少数の場合は、チョー簡単だった第1問のみの方でも、トップに並びますね。皆様、ふるってのご解答、お願いします! あ、いつものように、「また俺の点数、間違っとるぞ、オイ!」という方はご指摘ください。本当に、算数弱くてすみません。今回のおみやげは、ある選手(きっとお喜びいただけます)のサイン入り「JLCグッズ・ラッキーホルダー」でございます。上位2名までですよ、頑張ってくださいませ!

それではラストクイズ、よろしくです~。


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祝福!――優勝戦後半のピット

1u4w8160  スタート展示前、係留所から少し離れて、一人でふらふら歩いていたり、思いつめた顔で座っていたりした原田幸哉の姿が見かけられたが、その時点ではこの男がレースの鍵を握っているとは思わなかった。
 だが、もしかしたならこの段階で、原田は自分の気持ちを固めていたのかもしれない。
 スタート展示で原田は動いたのだ!
 6枠からインを狙いに行くはずの三嶌誠司をブロックに行ったようにも見えたが、結果的に進入は1256/34になっている。
 この後、“浪速のドン”長嶺豊さんに、原田が動いたのは「自分のためなんでしょうか?」と尋ねてみたが、その際には「それはそうですよ!」と即答されている。
 しかしである。一拍おいて長嶺さんは、「……基本的にはね。……ただ、結果的には瓜生(正義)のためにもなるし、あわよくば自分が、という気持ちもあるでしょう」と続けてくれている。

2u4w7898  昨日の準優勝戦でも、湯川浩司が進入でインを狙いにくると、まるで1枠の瓜生正義を守ろうとするように魚谷智之がブロックに行ったが、それだけ76期の結束は固いのだ。いや、76期の結束は固いというよりも……、横西奏恵が、瓜生が優勝すれば「泣いちゃうかもしれない」とも話していたというように、同期の誰もが、瓜生にSG初Vを飾ってもらいたいと願っていたわけなのである。それは、瓜生という人間が本当に気持ちのいい男であり、誰もが応援したくなるほどの努力家であるためなのには違いない。
 ただ、原田にしても、瓜生の優勝を願う気持ちはあったはずだが、自分自身もレースに挑む以上は、勝ちに行かないわけがない。
 だからこそ、あの進入は“自分の優勝を求めての動”であると同時に、それが叶えられないなら瓜生に優勝してほしいという“願いの動”でもあったのだろう。こうしたことについては、本人がどこまで本音で語ってくれるかはわからないことなので、あくまでこちらの想像ということになってしまうが、そんなふうに思われてならないものである。

 そして迎えた本番――。三嶌はやはりインを狙いに動いたが、原田もまた、引くことはしなかった。外枠の二人がともに動いて、展示以上にもつれる形になったが、結局は、展示と同じ並びになっている。
3u4w7929  レースの詳細については別項に譲るが、瓜生は1コースからコンマ11のスタートを切りながらも、1マークで、2コースの松井繁に差し抜けられてしまう……。その瞬間を振り返って瓜生は、「やっちゃったと思いました」とも言っている。
 1周2マーク。ここでもうひとつのドラマが待っていた。瓜生がこのマークでどう松井を抜くかという決断に迫られているうちに、内から原田が突っ込んできて、松井を弾き飛ばす形になったのだ。ピットにおいては、1周1マークで大阪勢の拍手が起きていたが、この2マークでは、一瞬にして静寂が訪れた。
 その瞬間、“同期の絆はそこまで強いのかか!?”とこちらも絶句されられたものである。だが、ここでもやはり長嶺さんの言葉が思い出される。――基本的には自分のため。しかし、自分が勝てないなら瓜生に勝たせたい――。そんな想いのターンじゃなかったのだろうか。
 リプレイで見直してみると、瓜生を守るためのターンだったというよりも、自分が勝ちに行くターンだったようにも見えてくるのだから難しいところだ。
 ……そして結果は、1着=瓜生、2着=原田で、「同期ワンツー」を決めてみせ、3着には濱野谷憲吾が入り、ここで飛ばされた松井は5着に沈むことになったのだ。

4u4w8384  レース後のピットは、感動と緊張が交差した場所になっていたともいえるだろう。
 瓜生が引き上げてくると、今村暢孝ら九州勢が拍手で迎え、瓜生にとっては“もう一人の師匠”ともいえる存在の上瀧和則が「おめでとう!」と言って、瓜生の頭をヘルメットの上からポンポン叩いた。
 そして、急ぎ足でボートを乗り換えた瓜生がウィニングランに出て行くと、次の瞬間には、松井に対して深々と頭を下げている原田が見かけられたのだ。

5r0014229  しかし、松井にしても、今日一日の表情や動きを見ていた限りは、ここ住之江のタイトルに賭ける気持ちは、SG初優勝を目指した瓜生や、一人の同期のために勝利したいと切望していた田村隆信にも負けないくらいに強かったのだと察せられる。
 そのタイトルを手に入れかけていたときのあの突っ込みだったのだから、すぐに納得できなくても仕方がないことだ。原田に頭を下げられても、無言で頷いただけだったように見えていたし、その後の松井も、しばらくの間は放心しているようだったのだ。
 だが、そこはさすがに王者である。モニターに映し出されるレースのリプレイを見ていたあとに、徐々に納得の表情になっていったのが確認されたし、その後には原田とも何のしこりもないように話をしていたそうなのだ。レース後かなり時間が経って、管理解除になったあとには、返却された携帯電話をチェックしながら、「慰めのメールがいっぱい来とるわ」と記者陣にも笑いかけていた。
 今日一日を通して、原田という男が好きになったが、それとともに松井という男の器の大きさも改めて思い知らされたものだった。

6mg_5685  表彰式の空気を見れば、瓜生という男が同期に愛されているだけでなく、ファンにもどれだけ愛されているかもよくわかる。ホームプールでもないのに、表彰式の会場には祝福の空気が満ちていたのだ。
 とくに感動的だったのは、瓜生が優勝すれば横西が「泣くかもしれない」と話していたということを伝えられたとき、「じゃあ泣いてもらいたいですね」と笑って答えた瓜生が徐々にその目に涙をためていったときだった。ファンからは「泣いてもええぞ!」との大きな声がかけられて、瓜生の目からは涙がこぼれていったのだ。
 同期の絆。
 ファンの想い。
 そうしたものがどれだけ大きいかをよくわかっていたからこそ、流された涙だったのだろう。その様子を見ているこちらまでがついついもらい泣きしそうにもなったほどだった。

7u4w7851  表彰式のあと、瓜生がピットに引き上げてくると、残っている選手たちから再び祝福の声が浴びせられていった(写真はレース前のものだが、岡崎恭裕と峰竜太の二人も最後まで瓜生を待っていた)。そして、上瀧の発した「帰らなあかんから、水神祭を先にするぞ」という声により、異例ともいえる“記者会見前の水神祭”が敢行されたのだ。この模様についてもやはり別項に譲るが、原田や魚谷が、自分のことのように喜んでいたのは書くまでもないだろう。
 おめでとう! 瓜生正義!!
 天才はここについに覚醒したのだ。

 納得の足に仕上げて貪欲にインを狙いに行った三嶌誠司。一人の同期のためにも今日一日を緊張の中で過ごした田村隆信。そして、展示航走が始まるギリギリの段階までペラを叩き続けた濱野谷憲吾……。彼らについてももっと多くを書きたい気もするが、今日のピットリポートを締め括る言葉は、これより他にないはずだ。
 もう一度書く。
 おめでとう! 瓜生正義!!
(PHOTO/池上一摩 +内池=5枚目のみ  TEXT/内池久貴)


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追い風が、そして神風が吹いた――優勝戦私的回顧

 11R終了直後、無風だったコンディションは、優勝戦前に2mの追い風に変わった。そしてその“追い風”は、すべて1号艇の瓜生正義に向いていた。
 白井英治が一般戦と特選B戦を連勝した。今日、彼と走った選手たちは、レース後こう口を揃えた。
「モーター出過ぎだよ~! もったいないなあ!!」
 昨日の準優勝戦、白井自身が「肩に力が入りすぎた……」と悔やんだ振り込みがなく、無事に優出していたら。瓜生のモーターも節一クラスであったが、それと同等、もしくはそれ以上のモーターを駆る白井が優勝戦に乗っていた。それは瓜生にとって驚異だったはずである。その白井が準優で姿を消したことは、強い強い追い風となった。
 もうひとつ。
2007_0603__088  優勝戦6号艇の三嶌誠司が、進入で動いてくることは確実だった。瓜生は昨日の準優で、5号艇・湯川浩司の前付けインを許している。「後輩にインを奪われた」というスキを、勝負師・三嶌誠司はどう考えただろうか。前付けに行けば瓜生は入れる――そう考えていたとしても不思議ではない。そしてスタート展示で、三嶌は前付けに動いてきた。
 そこで、回り込んだ三嶌をブロックする形になったのが5号艇の原田幸哉だった。瓜生とは76期の同期。「瓜生くんとなんとかワンツーを決めたい」と言っていた原田にとって、黙っていれば6コースになる進入は考えられなかったのだろう。
 これにより、スタート展示の進入は1256/34。本番でも同じ隊形、原田が三嶌をブロックする形になれば、3・4コースは深くなっても、1・2コースは案外、楽な進入になる。これも瓜生にとっては追い風であった。
 そして本番。注目を集めたピットアウトは、スタート展示と同様になった。スタート展示よりも大きく回り込んできた三嶌を、原田が抑えた。インコースに瓜生、2コースに松井繁が入り、3・4コースに原田、そして三嶌。ダッシュ勢に田村隆信、濱野谷憲吾と並んで隊形が決まった。想定外のことは起こらず、すんなりイン戦となった瓜生。“無冠の天才”がついにSG制覇へ、追い風は吹きまくっていた。
 スタート。5カドからコンマ05で田村が飛び出したが、コンマ11の瓜生を筆頭に、内側勢は揃って艇を伸ばした。横一線でターンマークに向かう6艇。この時点で瓜生のイン逃げは揺るぎないものに見えた。
 ところが。
2007_0603__143 ここまで吹きまくった追い風は、突如逆風に変わった。スタート展示よりやや深めとなったインがそうさせたのか、ターンマークをわずかに外した瓜生。そのとき、朝の優出インタビューで「瓜生くんは出てます! ただしレースはわかりません!」と言っていた王者・松井が、そのスキを突いた。「出ている」瓜生のモーターは、差し切ったはずの松井に迫るも、有利な内側は松井が走っている。瓜生自身も「やっちゃったな……」と振り返った1周バック。完璧だった瓜生戴冠のシナリオは、わずか一瞬の綻びで崩れようとしていた。
 そこに、再び追い風が吹いた。
 松井、瓜生の4艇身ほど後方。最内から艇を伸ばしていたのは原田だった。「瓜生くんとなんとかワンツーを」。2マークを先取りして、さらに伸び返している瓜生が捌けばワンツーは完成する。原田は勝負に出た。そして、大逆転を果たした状況から負けわけにはいかない王者と大競りとなったところを、白いカポックが一気に差し抜けた。
 追い風なんて生やさしいものではなかった。住之江に神風が吹いた。
 瓜生正義、笹川賞優勝。SG優出10回目にして、SG初優勝が決まった瞬間だった。

_u4w8515  ピット帰還後、すぐにウィニングラン。そして優勝者表彰。慌ただしく動き回った瓜生が再びピットに戻ると、一緒に戦った原田、そして魚谷智之の同期生に、今村暢孝など福岡支部の仲間。そして兄貴分の上瀧和則が待ちかまえていた。SG初勝利の水神祭。瓜生は満面の笑顔で祝福を受けた瓜生、そして笑顔の仲間たち。天才の遅すぎたSG初優勝の儀式は、大きな幸せに包まれていた。

 最後に。
 2年前の賞金王チャレンジカップ(芦屋)にて、賞金王ボーダー上にいる瓜生を『特注選手』として追いかけた。そのチャレンジカップにて、他力(上瀧の優勝)ながら賞金王出場を決めた瓜生に対し、ガッツポーズの写真をお願いしたところ、瓜生はこう答えてくれた。
「いや、ガッツポーズはやめておきましょう。SGを勝ったときにします。そのときは必ずまた撮りに来てくださいね」
_u4w8553  チャレンジカップの最中に「この人にSGを勝ってもらいたい」と思って1年半。その間3回の優出を果たしながらも、優勝には届かなかった瓜生が、今回ついに優勝を飾った。そして、その約束を果たしてくれた。
 おめでとう。本当におめでとう、瓜生正義!(PHOTO=レース・中尾茂幸、水神祭&ガッツポーズ・池上一摩、TEXT=松本伸也)


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『勝手にグループ対抗戦』結果発表!!

 以下のメンバーでシノギを削った「勝手にグループ対抗戦」が終了しました!

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 まずは【設問1】の優勝-準優勝の連単は①瓜生正義-⑥原田幸哉の①-⑥でした。はい見事正解で100Pを獲得したのは……な、ないっ! ⑥-①はあるのに、①-⑥がありまっせん! うむむ、1マークの展開のままなら①-①で2票の的中があったんですが……残念ながら、全員討ち死にですっっっ!!

 続いて【設問2】。6日間通算の平均勝率は……トップから順番に並べてみます。

                通算勝率
優勝①ドリームチーム      6・20
2位⑥新鋭キングズ       5・63
3位⑦SGウイナーズ      5・28
4位②ザ・賞金王ズ       5・25
5位⑤銀河&アンドロメダ軍団5・20
6位⑧無冠の帝王軍団   5・02
7位③前付けブラザーズ   4・28
8位④ザ・ウオッカズ       4・00

 他を寄せつけずにドリームチームが圧勝!!「人気先行では」下馬評もありましたが、やはりファン投票に匹敵するだけの実力でしたね。正解は①。見事に的中したサブマリン、やっちゃん、ささぴー、ウォリアーズ、325(敬称略)の5名には30Pを差し上げま~す!6日間のお付き合い、ありがとうございました!!


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朝の表情――優勝戦前半のピット

1r0014182b  選手たちが競艇場入りして間もない9時20分頃、ピットに行くと、整備室に三嶌誠司の姿が見かけられた。モーターの防水ケースを外して、キャブレターあたりを見ていたようだ。この後に出た公開インタビューでは「60%冷静で、40%やけくそで行きます」と語っていた三嶌だが、ピットでの様子を見ている限り、やけくそというよりは、どこまでも冷静かつ貪欲に勝ちを狙いに行っているようにも思われた。
 公開インタビューのあとにもう一度ピットに行くと、優出選手の姿は見かけられなかったが、1Rが終わると、6選手全員が引き上げの手伝いに出てきている。
 そして三嶌は、そのままボートに取り付けてあるモーターを入念にチェックし、検査を受けたあとにも再び、キャブレター付近をかなり長い時間、覗き込んでいた。その視線は本当に鋭く、素人にはわかるはずもないほど微妙なレベルの確認をしていたものと思われる。2R終了後にはボートを離れて走り出したので、どうしたのかと思えば、試運転に出るため、カポックを身につけ、また駆け足でボートのもとに戻ってきたのだ。今日はレースまでのあいだ、できるかぎりのことをしようとしている姿勢が窺われたものだ。

2r0014170b  1R後には、三嶌に限らず各選手がそれぞれの作業を始めた。
 1号艇・瓜生正義は岡崎恭裕と話しながらボートのもとに行き、試運転の準備を始めた。公開インタビューでは「緊張してます」とも話していたが、様子を見ている限りは、そんなふうには思えず、岡崎と話しながら、何度も、いつもと変わらぬ笑みを見せていた。
 ここまでSGのタイトルを獲れてはいないといっても、歴戦のツワモノである。いい精神状態でレースを迎えられるものと思われる。

3r0014174  田村隆信は井口佳典とともに控室から出てきて、ピットの奥に並べてあったボートのもとへ行くと、やはり各所をチェック。
 こちらもまた、時おり笑みを見せながら、程よい緊張感をまとっているように見えたので、好感触である。

 一方、どこかいつもと違うようにも見えたのが地元の雄・松井繁だ。1R後、ピットの中央に停めてあるボートのもとに行き、6人のなかで最初に確認作業を始めたので、すぐに周囲をカメラマンたちに取り込まれている。本人は、直接、レースとは関係ない話を鎌田義としながら手を動かしていたが、しばらくフラッシュの砲火を受けたあとには、「もう、よろし?」と、カメラマンを遠ざけようとしたのである。そのこと自体は珍しくないともいえるが、昨年のオーシャンカップでは、マスコミに囲まれている自分を楽しんでいるようにも見えたのだから、そのときとはずいぶん雰囲気が違っていたわけなのだ。
4r0014164 「ちょっと集中するからね」と言ったあと、ハハハハハと大声で笑ってもいたのだから、地元のピットで充分なリラックスできているのか、そうではないのかが、よくわからない。
 その後、揚降機の近くのほうへボートを動かしていく際、松井の前方にいた取材陣がジャマにならないようによけていくと、「すみませんね。僕みたいなオマケの人間のために」とまで言っていたのだ。これはもちろん、冗談であるには違いないが、こんな雰囲気の松井は最近ちょっと見かけられてはいなかった。これを、とことんリラックスできていると受け取ることも可能だろうが、自分で妙なテンションをつくりあげ、緊張をほぐすための努力をしているようにも見えたのだ。

5r0014179  濱野谷憲吾と原田幸哉は、それぞれに陸の上のボートでモーター回りなどをチェックしていたが、こちらの二人には特筆すべきような動きや変わった表情などは見られなかった。レースまでのあいだにできる限りのことをしようとしているには違いないのだが、6人のなかでは比較的、特別なテーマを持たずにレースに臨めるポジションにいるともいえるだけに自然体でいられるのかもしれない。

 朝のピットは人の動きもそれほど激しくはなく、静かなものだったが、選手それぞれの顔には、多くのドラマが詰め込まれているようだった。

 ……この記事では、ピンボケ写真ばかりをUPしてしまったが、6選手のいい顔は『中尾茂幸の勝負師列伝』で!
(TEXT&PHOTO/内池久貴)


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住之江グルメ!

K記者です。言わずと知れた体重100kg超。毎朝ピットで長嶺豊さんに会うと、腹をツンと突つかれて「これで調子出るわ~」と大喜びされている、私であります。今節も、グルメ、行ってみよう!

Photo_37 といっても、Nifty「競艇特集」がスタートして以来、3度目となる住之江であります。すでに紹介した美味なるものも多く、というわけで今回も重複してしまうわけですが、紹介させていただきましょう。まずは、昨年賞金王時には、ズラリと行列ができていて食すのを断念したホルモン焼き! 1マーク寄りスタンドの「ニュートップ」という食堂に隣接している売店で食せる、住之江ナンバーワングルメであります。今節も大行列ができていたのですが、私、並びました。舟券1レース飛ばしてでも、並びました。そして、無事にゲーーーット!Photo2  私は「よくばり弁当」を買い求めまして、これがホルモン+焼きそばという、本当に欲張りなもの。焼きそばもいい味ですが、やはりホルモン、うまいにゃ~~~~。タレが絶品なんすよ。ボリューム満点で、味も最高。並んでも食う価値はあるにゃ~~。H記者はホルモン単品+明石焼きで勝負。明石焼きはタコ焼きにダシをかけて食する、関西ならではの味であります。

Cimg2859 続きましては、その売店の近くにある「遊食館」1F、アタリ屋でございます。ここは昨年賞金王で紹介しましたが、まさにザッツ・バクチ場・食堂とでも言うべき、定食屋。しかも、開門前からオープンしているため、早朝に競艇場入りする我々取材班にとっては、まさに朝食どころであります。今節なんて、6日間、毎朝行っちゃったもんな~。で、毎朝毎朝、違うもんを食ったのですが、今回オススメはラーメン。これがまあ、昔懐かしのラーメンで、実にホッとする味なのであります。H記者いわく「学食の味やな~~」。納得であります。Cimg2817 もうひとつ、カツ丼も玉子プルルンのナイスなお味。今朝のラスト朝食では、今節2回目のカツ丼で、アタリ屋に別れを告げてまいりました。住之江に来たら、また行きたいにゃ~~。

というわけで、今節も食いまくったK記者でした。それではまた次の場で~~。


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ハッキリ言います、瓜生くんは……by王者――優出インタビュー!

Photo_36  笹川賞、いよいよ優勝戦デー! そして優勝戦の朝は「優勝戦出場選手インタビュー」。さすがファンの夢を乗せた笹川賞、早朝から多くのファンがイベントホールにやってきて、大声援を送っております。ステージバックのポスターパネルが開いた瞬間のどよめきとともに(隣のおじいさんがしみじみ「カネかかっとるのお」とつぶやいたのがやけに印象に残りました)、優出6選手登場!

1・瓜生正義、2・松井繁、3・田村隆信、4・濱野谷憲吾、5・原田幸哉、6・三嶌誠司

2007_0602_11r_051  登場時に地元の松井と同じくらい、いやそれ以上の声援を受けていたのが1号艇の瓜生。インタビューの前にも「そろそろ優勝やろ~!」という声があちこちから上がっております。やはりみなさん、天才・瓜生のSG初制覇を期待しているのですねえ。「緊張してます」という瓜生、「やはり1号艇ですからね」と受けた荻野アナに「インタビューが緊張します」と返して、場内の笑いを誘っておりました。その後は「今日はモーターの回転を合わせるだけ。仮に失敗しても普通以上はあると思います。今日こそはインから行きます」と、いつものように冷静に答えていた瓜生。うーん、悲願のSG制覇へ、視界は良さそうに見えましたよ。

 続いて登場の王者はのちほどタップリで、田村から三嶌まではダイジェストでお送りします。
3号艇・田村「集中して走ってます。3コースから行くつもりです。まあスロー、ダッシュ、どちらも考えていますが、基本はスローです」
4号艇・濱野谷「昨日はプロペラを叩いたんですが、あまりよくなかったですね。今日は時間もあるので一から見直します。コースはピット離れが負けなければ……負けるんですけどね(笑)。外から頑張ります!(笑)」
5号艇・原田「準優はツイていましたけど、いいターンはできました。瓜生くんのアシは別格ですが、その他の選手なら伸びは負けないくらいあります。スタートは限りなくゼロに近いところを行きたいですが、迷惑はかけられない。必ず入っていて、いちばん早いのを行きます。瓜生くんとワンツーを決められるように頑張ります」
6号艇・三嶌「コーナーのアシはすこぶるいいですね。その他のアシは、コーナーがいい分だけ劣るかもしれません。コースは……(お客さんから「動け動け」の大合唱)まあ、あとの5選手もいるわけですしね、ハイ。優勝戦は60%冷静に、残り40%はヤケクソで行きます!(笑・場内大歓声)」

2007_0602_12r_063  さて、2号艇は地元の松井繁! 野太い系の声援を受けて登場後は、「しんどかったですね。モーター? いや、モーターは勝率以上はあると思います。ただ、地元で笹川賞。これまで以上に緊張しましたね」と、ファンと地元の期待を背負ってのプレッシャーを語ったあとは、王者のひとり舞台! 「あの、みなさんに聞かれるんで言っておきます……」に荻野アナが「なんでしょう?」と受けると、「ハッキリ言います、瓜生くんは出てます!」と力強く宣言!(笑) もちろん完敗宣言ではなく、「ただしレースはわかりません! スタートは行けてます!!」と続けたことで、地元ファンはヤンヤの大歓声。大物感タップリの王者・松井繁なのでした。

 インタビュー後、会場でも、ピットに帰る道すがらでも多くのファンに囲まれていた6選手。大・大注目のピットアウトは約6時間後!(PHOTO=中尾茂幸、TEXT=M) 


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6日目! 優勝戦です!

おはようございます。第34回笹川賞、いよいよ優勝戦の朝を迎えました! 住之江の天気はやや微妙な雲行きですが、なんとかもってくれるといいですねえ……。無冠返上なるか、瓜生正義。地元SG連覇なるか、松井繁。同期の思いを背負って走る、田村隆信。SG連覇の権利があるのはこの男だけ、濱野谷憲吾。久々のSG制覇を目指す、原田幸哉。進入を乱してレースを面白くする、三嶌誠司。誰が勝っても、ドラマチックな結末になりそうな、優勝戦。7時間後が待ち遠しいです!

さて、今日は、「最終日になんとか1勝をあげてほしい!」人たち。

2007_0601__029丸岡正典。地元で未勝利なのは、この人だけ。同期・田村の勝利に繋げるためにも、なんとか1本!

2007_0601__226 横西奏恵。女子のなかで未勝利なのは奏恵ちゃんだけです。1R1号艇、逃げろ!

2007_0531__111 王国静岡の重鎮、金子良昭も今節未勝利。最後に渋い1勝を!

2007_0531__221 そして、艇界の七不思議、瓜生正義のSG未優勝。最大のチャンスがやって来た。ここで男にならねば、いつなるんだ。燃えろ、瓜生!

それでは、優勝戦、我々も頑張りましょう! そして、笹川賞の最終日、おおいに盛り上がりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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絆。 ――準優勝戦後半のピット

1u4w7400 準優勝戦最初の10R。1コースから3コースまで微妙なスタートタイミングの勝負となったが、ターンマークが近づいてくると、ピットでは「逃げたかな?」という選手の声が聞かれた。
 しかし……、それが一転! 溜め息というか悲鳴に変わってしまったのだ。1号艇=白井英治が振り込んでしまい、ターンマークを前にして、くるりと艇が 回ってしまうような形になったのだから、競艇という競技では何が起きるかわからない。
「かすった感じはしましたけどね」
 大事故にもつながりかねない展開の中、白井を交わして先頭でターンマークを回ったのは田村隆信だった。公開インタビューの席でも、この場面を振り返る際には言葉数が少なくなっていたのも仕方がないだろう。
 このレース後、田村が語ったのは、一人の同期のことである。名前ははっきりと出してはいなかったはずだが、今年、この住之江で亡くなった坂谷真史選手のことであるには違いない。“彼”が「1マーク付近で見ているはず」なので、「ナニしとんや、と言われないようなレースをしたい」というのである。
 11レースで5枠から前付けでインを奪った湯川浩司にしても、田村と似た想いがあったのだろう。とにかく結束が固い85期である。総理杯における井口佳典もそうだったが、“友”のために結果を出したいと願っている気持ちが、ピットにいても、ひしひしと伝わってくるのである。

2u4w7389  このレースで2着に入った原田幸哉は、異常はなかったという田村と違って、1マークでボートを少し壊したということだ。そのため、道中はかなり乗りにくかったとのことだが、「明日には影響がなさそう」と言っている。
 ただし、ポーカーフェイスの原田は「(SGなどは)獲れるときに獲ればいいと思っています」と前置きしたうえで、「今回(のモーター)は絶対獲ってやるという感じでもないんで」と付け加えている。
 今節では他に絶対的なパワーを誇るモーターが存在しているからそんな言葉も出たのだろう。だが原田は、「満足いく仕上がりにはなっています」「ファンに喜んでもらえるようなレースをしたい」とも言っている。そんな男が気持ちをゆるめたレースをするようなことはないはずだ。

3u4w7381  10R後には、とにかく白井から目が離せなかった。住之江競艇場では、レースから選手たちが引き上げてくる場所が取材ゾーンから離れた場所にあるので、駆け寄った選手たち間でどんな言葉が交わされていたのかはわからないのだが、重い足取りで引き上げてきて、すぐにはコメントを出すこともなく整備室へと入っていた白井の表情には痛々しいものがあったのだ。悔しさを噛みしめ、懸命に“前”を向いて歩いていたのだが、整備室で腰を下ろしたあとには、さすがに消沈している様子が窺われたものだった。
 その後も、同期の鎌田義などがずっと励まし、付き添うようにしていたが、なかなかその顔は上がらなかった。
 それでもだ。12R前にふと気が付くと、鎌田義と並んでペラ小屋でペラを叩いている様子が見かけられ、その顔には、無理やり浮かべているわけではない気持ちのいい笑みがあったのだ。
 結束が固いのは85期に限ったことではない。
 同期というのはいいものだな――。
 あらためてそう思ったし、以前から気になっていた鎌田義の“男前さ”にも惚れ直したものだった。

4u4w7489  11R。こちらは5枠の湯川浩司が1コースに入り、進入から厳しい展開となったが、白井とともにどちらがエース機かを争う存在である瓜生正義が見事に勝利を飾った。
 レース後には、原田&横西奏恵といった同期と、岡崎恭裕&峰竜太といった九州勢が拍手で出迎えている。同じレースで闘い、湯川浩司の前付けをブロックしようともしていた魚谷智之(こちらも同期)もまた、瓜生とがっちり握手を交わした。
「今日こそは頼むで! 手裏剣ターンでな」
 総理杯の優勝戦の朝、優勝戦を控えている瓜生に対して、魚谷がそう言っていたのも思い出される。
 抜群の安定感でSG優出を量産しながらも、タイトルを獲りきれなかった“天才”が、ついに『SG優勝戦の1号艇』を奪取したのだ。レースのあと、かなり時間が経ったあとに原田が「明日は頑張れよ!」と声をかけていたが(瓜生はちゃんと「お前もだろ!」と突っ込んでいた。……「お前もな!」じゃなかったところがちょっと惜しい)、天才のSG初制覇が俄然、現実味を帯びてきたのだ。
 共同会見などでも「プレッシャーはあります」と本音を隠さなかった瓜生だが、「明日こそ、1コースから行きたい」と記者たちを笑わせるだけの余裕も見られている。同じレースに出る原田はともかくとして、心強い仲間たちが傍にいるのだから、緊張しすぎた状態でレースを迎えるようなことはないだろう。

5u4w7555  このレースで2着に入ったのは濱野谷憲吾だ。今日もギリギリの時間帯までペラ小屋に籠もっていたが、「今日のペラは合わなかった」とも素直に話している。また、「二の足で(瓜生に)伸びられた」「(瓜生の足には)劣ります」とも話していたが、その表情は少しも暗くなかった。
 明日は“かかりもよく、伸びもいいけど、ピット離れが悪いペラ”を使うこともあり、ダッシュからレースに臨もうとも決めている様子だ。
 進入からもつれそうな気配もあるだけに、こうした割り切りのできている選手が怖い存在になってくるのは間違いない。

6u4w7153  12Rを勝ったのは松井繁だ。こちらも地元だけあり、レース後は大きな拍手で迎えられていた(白井の同期であると同時に、松井と仲がいい鎌田義がとりわけデカイ音を鳴らしていた気もする。ある意味、大活躍の鎌田義である)。
 松井もまた、モーターについて訊かれると「日によって違うんで……」と好感触の言葉を口にはしなかったが、こと雰囲気に関していえば、スバ抜けたものがある。今日などにしても、一日を通してあまり姿が見かけられなかったのだが、時おり歩いているところを発見したりすると、昨年末の賞金王と同じような空気が感じられたのである。同じ場所だからということだけではなく、顔つきがそうなのだ。パッと見ではかなりのプレッシャーがのしかかっているようにも見えるのだが、ギリギリのところで集中力を高めているのだろう顔である。自分のレース前には鎌田義とともに白井を励ましているところも見かけられたのだから、メンタル部分のコントロールはしっかりできている。
 今年の目標として「SG3勝」を挙げている“王者”である。モーターに差があることは「最初から覚悟していた」と話したうえで、「優勝するためにやるだけです!」と、力強く共同会見を締め括った。

7r0014123  いろいろな気持ちや思惑が絡み合ってきそうな明日の優勝戦をさらに気が抜けないものにしそうな存在が、このレースで2着に入った三嶌誠司である。なにせ、共同会見において、明日の進入についてを訊かれると、「行くのは一艇(自分)だけだと思っているんで」ときっぱり!
 ここ住之江では6コースからでは勝負になりづらいことを説明したうえで、「負けてもともとで行かんと」とも話している。また、そう言っておきながらも、「どの深さからでも一艇身(ST=0.15)全力のスタートを切れる自信はあります」と言い切るのだから、まったくもって油断がならないわけである。
 これまでのSGにおいては、レース前にストレッチをしていたり正座をしていたりといった様々な精神集中のスタイルを見せている三嶌だが、今日はピットの水面際で、他のレースをじっと見ている姿が何度か見かけられている。松井もそうだが、この人の心の強さというか、メンタル部分のコントロール能力には凄いものがあるのだから、やはり怖い存在といえるだろう。

 1枠にエース機をひっさげた未完の天才が入っていながらも、まるで行方が読めない優勝戦――。明日もまた、ピットの様子や進入から目が離せない一日になりそうである。
(PHOTO/池上一摩 +内池=三嶌のみ  TEXT/内池久貴)


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準優勝戦 私的回顧

10R こんなことって……

①白井英治(山口)
②田村隆信(徳島)
③原田幸哉(愛知)
④服部幸男(静岡)
⑤石野貴之(大阪)
⑥菊地孝平(静岡)

 誰もが口を揃えて、同じことを言う。
「瓜生と白井が出ている」
 レースを見ている我々もそれはわかってはいたが、一緒に走っている選手がそう言うのだから、説得力は甚大なものとなる。時間軸としてはずっと後のことだが、優出者共同会見で、濱野谷憲吾も松井繁も「二人に比べれば劣っている」と証言しているのだ。モーターの性能差がハッキリしていると言われる現住之江モーター。その二人がともに1号艇に入ったのだから、順当な決着になるものと多くの人が思っていたはずである。
2007_0602_10r_029  ところが……。
 たしかに、スリットでは2号艇の田村隆信、3号艇の原田幸哉がのぞいていた。コンマ20のスタートは、やや物足りないものではある。しかし、超抜パワーは、それくらいの差は1マークまでに帳消しにしてしまう。実際に、1マークを先マイしようとしたのは、その超抜モーターだった。誰もがそのパワーに慄える準備をしていたとき、まるで予測もしていなかったことが起こった。
 白井英治、振り込み。
 急なハンドルを入れすぎたのか、それとも説明不能の事態だったのか。白井の艇は、大きくキャビって180度反対を向き、急激に失速した。ピットでは、悲鳴が上がっていた。
2007_0602_10r_054  その内側を、田村が素晴らしいハンドルワークですり抜けていく。その田村の上にマクリ差しのハンドルを想定していた原田は、白井の艇の前方に乗り上げながらも辛うじてバック水面に出て、事なきを得ている。不運だったのは、外から全速マクリ差しを狙った菊地孝平。描くはずの軌道上に、白井の艇があった。急な減速を強いられて、白井の外を回るしかなかった。同様のことは、服部幸男、石野貴之にも言えた。全員が事故回避のうえでレースを続行させたのだから、さすがのSGレーサーたちであった。
2007_0602_10r_037  ただし、もっとも不運だったのは、やはり白井英治だと言うしかない。強烈で俊敏な旋回力をもつ白井が、まさかのキャビテーション。SG準優の魔力といえば、あまりにせつないし、彼らしからぬ焦りがあったのだとすれば、SGの壁の高さに呆然とするしかない。4月のびわこ周年記念の優勝戦で、白井はやはり1号艇に入り、コンマ54のドカ遅れを喫している。白井に特別レース賞典レースでの白いカポックは鬼門になってしまっているのか……。
 レース後、悔しさを隠せない白井を、鎌田義が気遣っていた。二人は80期、同期生だ。

11R 天才の覚醒、間近

①瓜生正義(福岡)
②濱野谷憲吾(東京)
③魚谷智之(兵庫)
④吉川元浩(兵庫)
⑤湯川浩司(大阪)
⑥山本浩次(岡山)

 目の前で、一方の横綱が敗れ去る瞬間を、瓜生正義はどう見ていただろうか。予選1位。瓜生の長いSG歴で、初めての経験である。無冠の天才と呼ばれ続けて数年。ついに、そのフレーズを捨て去るときが近づいてきた。そんな瓜生にとって、白井の失速は不吉だと言えた。
2007_0602_11r_045  スタート展示がまた、波乱を予感させるものだった。5号艇・湯川浩司の前付け。この男がインを強奪するとは、白井の振り込みと同じくらい、想像しがたかったことである。
 瓜生に触れる前に、この湯川のことだ。前のレースを1着で通過した田村は、銀河系軍団85期の同期。そして、田村も勝利者インタビューで口にしていたが、3カ月前、この住之江で亡くなった坂谷真史さんも、同期生だった。「もっとも結果を出したいレース場のひとつ」、そう田村は言った。あの日もここにいて、ここを地元水面としている湯川も、田村と同じ思いだったはずだ。そうか、12Rの田口節子も同期生だ……。この準優勝戦を、誰よりも大事に、誰よりも特別な意味合いを抱えて戦ったのは、銀河系軍団だったかもしれない。湯川のまさかの前付けは、そう感じさせるものだった。
 本番でも、湯川は果敢にインを奪ってみせた。もうそれだけで、湯川の走りは尊かったと言える。結果は5着だったが、そのことを問う必要はない。彼は間違いなく、その思いを水面に投影し、表現し尽くしたと言える。
2007_0602_11r_015  瓜生の快走にも、同期の物語はあった。湯川がスタ展同様に回りこんだとき、艇を前に出してブロックする動きを見せたのは、魚谷智之だった。瓜生と魚谷は76期の同期生。本栖時代も、デビューしてからも天才と騒がれ続けた瓜生を、魚谷はその背中を見るようにして追いかけてきたはずだ。気がつけば、瓜生が悲願を果たすより先に、魚谷がタイトルホルダーとなっていた。魚谷は、自分が出ないレースでは、瓜生を応援していただろう。この11Rにしても、ワンツーを決められることを望んでいただろう。その理想を打ち破ろうとする者は、排除しなければならない。魚谷の艇の運びは、そう思わせるものだったのである。結果的に、それを押しのけて湯川はインに入ったのだが、魚谷が本当にそう思っていたのだとしたら、それもまた尊いことである。
2007_0602_11r_013  そんなさまざまな思惑は、瓜生の超抜パワーには、もしかしたらあまり関係のないことだったかもしれない。2コースを選んだ瓜生は、コンマ09のトップスタートをしっかりと決めた。湯川がコンマ28と遅れたから、むしろ絶好の展開を瓜生は引き寄せた。そのままターンマークを真っ先に回る。全速で握った分、やや流れる。その内側を濱野谷が差す。一瞬、憲吾スペシャルが突き刺さったように見えたが、今節の瓜生は、というより瓜生の駆る超抜機はここからが違う。2007_0602_11r_018 そのままバックで追いつくというよりは、実はすでに差しを許していないのだ。2マークに近づくごとに、瓜生が前にいることが明らかになる。ふところを大きく開き、そこを他艇に突かせながら、まったく差させない。逃げであれマクリであれ、瓜生に先に回られたら、誰も追いつけない。握った者勝ちの多摩川ではよく見かけるシーンだが、瓜生はそれを住之江でやってのけてしまうのだ。さすがにこのレースの濱野谷はそれでもよく喰らいつき、2マーク先マイを果たしているが、主導権を握った瓜生がそれを差すのは容易なことだった。
 これで、優勝戦の1号艇が決まった。天才が覚醒する瞬間が、いよいよ迫ってきたのだ。イン確保から逃げても。インを獲られてマクっても。先に回ってしまえば、超抜パワーが火を噴く。今日の瓜生を見た人なら、誰もが納得する物言いのはずだ。

12R 節ちゃん、頑張った!

①松井繁(大阪)
②池田浩二(愛知)
③上瀧和則(佐賀)
④田口節子(岡山)
⑤馬袋義則(兵庫)
⑥三嶌誠司(香川)

 進入は136/245。スタート展示も、本番も同じだった。ピット離れで前に出た上瀧和則と三嶌誠司が動き、松井がインを離さない。2号艇ながら前に入られた池田浩二は腹を括ってカドに引き、田口節子と馬袋義則がその外に陣取る。予想しうる並びである。
2007_0602_12r_014  好スタートを決めたのは、センター勢だ。三嶌がコンマ13、池田がコンマ12。先に攻めの態勢に入ったのは、コースが内の分だけ、三嶌だった。上瀧の上を叩いて、松井のふところにグサリと突き刺すマクリ差し。王者はそれを許さずしっかり逃走を決めて、三嶌の野望は潰えたけれども、意欲に溢れるターンであったのは間違いなかった。
2007_0602_12r_017  池田は不運だった。白井ほどではなかったけれども、1マークの手前で上瀧がキャビり、池田の行く手がふさがれた。上瀧は池田に押し出されるようにして、すぐに回復を見せたのだが、池田が再びレバーを握ったときには、松井と三嶌はすでにはるか先を行っていた。勝負は、この時点でついていた。
 ここから視点は田口に移る。上瀧の上を全速でマクっていったのが青いカポックだと気づいたとき、すでに優出の目はかなり薄くなってしまっていたけれども、その健闘ぶりに誰もが熱い視線を浴びせていたのだ。
2007_0602_12r_106  田口のすぐ後ろには上瀧。大先輩というだけでなく、その存在感や威圧感がずば抜けており、実績とキャリアがはるか高みにある、怖い怖い上瀧和則。田口は、そんなモンスターを従えて、あと5コのターンマークを回らねばならなかった。一瞬でも気を抜いたら、あるいは一瞬でも気の迷いが生じたら、上瀧はたちまち、そのスキを咎めるだろう。準優進出すら「信じられない」と語っていた田口にとって、上瀧の強迫的な追撃から逃げるシーンも想像だにしていなかったに違いない。
 そのとき、ピットの水面際には、寺田千恵、横西奏恵。SG優出のエポックメーキングを果たした2人の先輩が、田口の走りを見つめていた。二人ともとっくにレースを終えており、帰宿バスの第一便に乗っていてもよかったのに、こうして最後までピットに残った。これが、田口の背中を押す何より強いパワーだった。もちろん、同期の田村も湯川も井口佳典も丸岡正典もいた。みんな、強大な壁に挑む田口を後押ししていた。
 上瀧の猛追を凌ぎ切って、田口節子3着。きっと、今節もっとも疲れる戦いだっただろう。優出は果たせなかったものの、天晴れな走り。田口よ、胸を張れ。偉業を成し遂げた同性の先輩も、同期も、きっと君を誉めてくれる。

 激しいレース。まさかの悔恨。同期の絆。仲間の愛。第34回笹川賞、あとは6人のガチンコを残すのみ――。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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勝手にグループ対抗戦!5日目

  「勝手にグループ対抗戦」もいよいよ大詰め。準優も含めて、どのグループが活躍したのでしょうか。まずはメンバーから。

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 続いて節間勝率ランキング。11Rに3選手が固まって「潰しあい」が心配された①ドリームチームでしたが、終わってみれば6点の大台を突破。貫禄を見せつけました。

【5日間の成績】
                  4日間勝率    5日間勝率   勝者
①ドリームチーム……………5・92(1位) 6・16(1位)瓜生・松井
②ザ・賞金王ズ……………… 5・35(4位) 5・57(3位)市川・信一郎
③前付けブラザーズ…………4・41(8位) 4・45(7位)西島
④ザ・ウオッカズ……………  4・44(7位) 4・00(8位)
⑤銀河&アンドロメダ軍団…  5・34(5位) 5・31(4位)井口・田村
⑥新鋭キングズ………………5・41(3位) 5・59(2位)昭生・今村
⑦SGウイナーズ……………  5・54(2位) 5・04(5位)赤岩
⑧無冠の帝王軍団…………  4・76(6位) 4・98(6位)木村・仲口

 やはり強かったドリームチーム! 星の潰しあいどころか11Rは瓜生・憲吾・魚谷の3人で123ダ~決着。12Rも松井がしっかり勝って、一人旅の態勢に入ってしまいました。ドリームチームに投票した5名の方は、30P獲得目前です。

【勝手に三賞】
★殊勲賞/新鋭キングズ
2007_0602__444  山﨑昭生、今村豊の逃げなどで2位に浮上したのですが、圧巻はやはり原田幸哉の“ダイビング優出”でしょう。10Rで白井の振り込みを避けきれずに接触。接触というより乗り上げるほどの直撃でしたが、なんと水面から1mほどダイブしながら2着死守。運が良かったといえばそれまでですが、久々のSG優勝への気迫がひしと伝わる光景でした。白井に大きなケガもなく、自身は優出。この強運ぶりは明日も要注意ですな!
 あ、それからチルト1・5で捨て身の全速戦に賭けた石野貴之も天晴れ。この奇襲はS遅れとともに散りましたが、なんとも新鋭王らしい潔さでありました。
 優勝戦に進出した新鋭キングズは幸哉だけですが、実は瓜生と田村も新鋭王座に輝いています。さすがの底力というべきでしょう。

★敢闘賞/銀河&アンドロメダ軍団
 田村隆信もまた白井の振り込みに直面。「あわや大惨事か!?」という修羅場を冷静なハンドル捌きで回避しました。しかも1着。銀河系軍団でただひとり、優勝戦に駒を進めました。
2007_0602__220 あ、湯川浩司のイン強奪も忘れちゃいけません。スタンド騒然、記者室唖然、こんなにビックリした前付けは何年ぶりかしらん。もちろん本人としては勝つためのゲリラ戦法だったのですが、艇界きってのエンターテイナーらしい奇襲を堪能させていただきました。
 節間勝率は第4位と苦しくなりましたが、実は銀河系軍団の4人だけなら6・11でドリームチームに匹敵する好成績なのですよ(ついでに同期の田口節ちゃんも入れると6・15でほぼ同率に!!)。まさに天才・異能集団といえる活躍ぶりです。明日、岡崎&峰リューのアンドロメダ系も頑張れば、あるいは奇跡の大逆転も……?

★技能賞/ドリームチーム
 多くを語る必要はありませんかね。11Rは3着まで独占、12Rも1着、楽々と3人がファイナルに進出してしまいました。特に、湯川のサプライズ前付けを喰らいながら、慌てず騒がずコンマ09のトップSを決めた瓜生。恐れ入りました。その集中力と度胸に、2日連続のMVPを贈ります!
 あ、今日はユーユーもコンマ02!のタッチから気合い満点のレースで2着をもぎとってましたね。智也のドカ遅れだけが玉にキズでありました。

【優勝戦の見どころ】

2007_0602__470 さてさて、優勝戦に残ったグループはというと……
①ドリームチーム…瓜生・松井・憲吾
⑤銀河&アンドロメダ軍団…田村
⑥新鋭キングズ…幸哉
⑦SGウイナーズ…三嶌
 の4チームに絞られました。<優勝者-準優勝者>の組み合わせは①-①、①=⑤、①=⑥、①=⑦、⑤=⑥、⑤=⑦、⑥=⑦の13通り。クイズに参加してくれた26名の中で、まだ生き残っている票は
①-⑦4票、①-①、⑥-①各2票、①⑤、⑤①、⑦①各1票
と、11人の争いになりましたね。うむむ、瓜生-松井の行った行ったで①-①鉄板なのか、はたまた田村、幸哉、三嶌の伏兵ワンツー決着(舟券も大穴ですな)で全員討ち死にしてしまうのか? 100Pの行方は、まだまだ予断を許しませんな。個人的には①-①では極安の配当なので、⑥-①、⑦-①あたりを応援します!(Photo/中尾茂幸、Text/笹川賞特設チーム)


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速報 優勝戦メンバー決定!

第34回笹川賞の優勝戦メンバーが確定しました!
 ポールポジションは悲願のSG初Vに燃える瓜生。地元水面でそうはさせじ、と2号艇の王者・松井。天国に召された同僚の力を背に3号艇は田村。虎視眈々とSG連続Vを狙う4号艇の濱野谷。5号艇は白井のアクシデント直撃を乗り越えた強運・原田。そして怪物17号機を駆って2年連続のSG制覇を目指す三嶌。真っ先に栄光のゴールを通過するのは、誰だっ!?

優勝戦メンバー

①瓜生正義(福岡)
②松井 繁(大阪)
③田村隆信(徳島)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤原田幸哉(愛知)
⑥三嶌誠司(香川)


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準優前にクイズ正解発表~!

どもっす! クイズのお時間がやってまいりました。といっても、第5問出題は、優勝戦の明日! 24時間ほどお待ちくださいませませ。というわけで、今日は第4問の正解でございます。

Cimg2835 正解は左の写真をご覧ください。そう、50リットルでございます! ピタリ賞は……おお、モンキーたんさんとやっちゃんさん! おめでとうございます! ナイスフィーリングでした! で、52リットルとしたジローさんんにニアピン賞で20P差し上げましょう。理由は「出場52選手だから」というものですけどね(笑)。そんなところにニアピン賞が隠れていたとは。

Cimg2872 で、このタンクがどう使われているかというと、左の写真のような感じ。レースが終わった選手のモーターを、エンジン吊りを手伝った同僚がこのタンクの置かれたところにやってきて、係員さんに吸い取ってもらうのです。ちなみに、この写真は本日7R終了後のもの。30号機は川﨑智幸のモーターで、同県の後輩・田口節子が運んできたわけですね。準優を控えていようと、こうした仕事は関係なくこなす。かえって気が紛れたりするのかもしれないですね。

というわけで、明日の第5問をお楽しみに!


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声なき闘志――準優勝戦前半のピット

1dpp_0001 「今日は暑いね」
 そう漏らしていたのは三嶌誠司だが、実際に午前中からすでに汗ばむような陽気になっていた。昨日の時点で山崎昭生が「今節は天候がころころ変わるから調整が大変」と話していたが、選手の苦労はよくわかる。
 今朝のピットはなんとも静かであり、同期同士で集まっているような場面は見かけられても、無駄口をきいている様子はなく、笑い声が聞こえてくることもほとんどなかったのだ(写真は銀河系軍団が集まっていたところ)。
 ペラ小屋にしても1R前から大繁盛で、準優に出る選手の多くが出入りしていた。

2u4w6692  ほとんどの選手の調整がペラ中心だったが、モーター本体に手を付けていたのは上瀧和則だ(こちらで確認した範囲では、モーターに手をつけていたのは上瀧しかいなかった)。
 ボートにモーターを着けてある状態でしばらく整備士さんと話していたあと、“よし!”という感じでモーターを外して整備室へ直行……。
 とはいえ、とくべつ焦っているような様子は見られず、時には笑顔も見せながら整備を続けていたのが頼もしかった。

3u4w6829  午前中を通して落ち着いた様子で過ごしていたのは、エース機はどちらなのかと争っているような白井英治と瓜生正義の二人である。
 ともに、レース後の引き上げの手伝いなどで姿が見られたが、歩いている姿なども悠然としており、焦って自分の作業をしているような場面は見かけられなかった。両者それぞれに、これ以上、大きな手を入れる必要のない状態まで来ているものと思われる。

4mg_5616  挑戦者ともいえる立場の石野貴之、田口節子らの表情はさすがにちょっと硬くなっているように思われた。
 ただ、石野の場合は先の総理杯でもそうだったが、誰かに話しかけられたりすることなく一人で作業をしていたり歩いていたりするときにはちょっと不機嫌にも見えるような引き締まった顔をしていることが多い。それを考えれば、ちょうどいい気合乗りになっているともいえるだろう。
 その点でいえば、気になるのは田口のほうだ。これから気持ちを切り替えて、失うものはないのだから……という心理状態でレースに臨むことができるかどうかが、鍵を握りそうである。

5u4w6751 準優進出者のなかで、程よい気合い乗りになっているようで、見た目から好感触を受けたのは馬袋義則と山本浩次だ。
 とくに馬袋は、朝から熱心に整備や試運転をしていたが、焦りや緊張のようなものは感じられなかったのだから、一発の予感を抱かされたものである。
 原田幸哉の足を絶賛している場面も見かけられたが、「よかったなあ」などと言いながら、その顔には気持ちのいい笑みが浮かべられていた。

 準優には出られなくても、すごく集中して作業をしていたの が太田和美と烏野賢太だ。
 1Rにおいて、粘りの追い上げで3着に入った烏野は、その後、モニターでリプレイをじっと見ていて、それで何かを感じたのか、休む間もなく整備を始めた。
 また、初日にFを切ってしまった太田にしても、早い時間帯から熱心に回転数を確認していて、その後もずっとボートに張り付いているような状態だったのだ。
 優勝戦への道は閉ざされてしまっても、決してゆるめることのない男たち――。彼らのこれから二日間にも注目したい。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/内池久貴)


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5日目!

おはようございます。準優勝戦の朝でございます。爽快な朝、水面も穏やかですが、数時間後には、凄絶な戦いが繰り広げられるんですねえ。今日も激戦に盛り上がりつつ、明日の優勝戦へ向かって高揚させていきましょう!

本日はフォトアルバムから。

2007_0601__702 田村隆信。10R2号艇。久々のSG制覇に向けて、気合が入る。

2007_0601__401

石野貴之。10R5号艇。厳しい勝負駆けを乗り切って、SG初準優。大金星なるか。

2007_0601__507 濱野谷憲吾。11R2号艇。SG連覇の偉業に、まずは第一関門はクリアした。今日、もうひとつの関門に挑む。

2007_0601__107 魚谷智之。11R3号艇。もはや、彼がSGの予選をクリアするのは当たり前になった。旬な男の勢いは止まらない。

2007_0601_02_005池田浩二。12R2号艇。一昨年、この地でSGを勝った。相性の良い水面。再現を狙う。

2007_0601__018三嶌誠司。12R6号艇。怪物エンジンが火を噴くのはこれから。6号艇でも侮れない。

明日の優勝戦に駒を進めるのは、果たして!? 今日も見逃せませんよ!(PHOTO/中尾茂幸)


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恭裕と竜太 艇界を担う若きニュースターたち

 ピット記事にも書いたように、戯れていたはずの二人は、池上カメラマンとともに、向き合って何事かを話していた。僕はそのそばに静かに近寄っていったのだが……僕に気づいた池上カメラマンが「田口選手は予選通過しました?」と聞いてきた。ようするに岡崎と峰は、出走表に載っている前日までの予選順位を見ながら、いろいろと話し込んでいたようで、予選の行方を池上カメラマンに訊ねていたらしい。なーんだ、そういうことだったら、むしろワタクシの出番でしょう。なんたって、僕は記者席でもらった予選順位表を持ってるもんね。田口選手? そりゃあ、通りましたよ。ボーダーは6点を割りそうですねえ……などと偉そうに講釈たれつつ、順位表を二人に渡した。
2007_0601_02_035  その資料に見入った二人の目が、だんだんと真剣なものになっていくのを、僕は見逃さなかった。
「もうちょっと頑張れば、準優乗れたね」(岡崎)
「うん……」(峰)
 結果的に5・83となったボーダーライン、たしかに二人にはおおいに予選突破の可能性があったと言うべきだろう。特に、峰は転覆がなければ、明らかに圏内だった。
 岡崎が、もういちど資料に目を落として、ふう、とひとつ溜め息をついた。峰も、ちょっとうつむいた。彼らの心を、突如として落胆が占拠したようだった。
 ひとまずは、たいしたものだと思う。デビュー2~2年半の若者が、胸の内に大仕事を実現させる自分を胸に描いていたらしいこと。ベスト18に残れなかったことを、そしてその結果を導いてしまった予選道中の戦いを、こうして悔やんでみせていること。単に「胸を借りる立場ですから」とか、「まあ、いきなりは無理でしょう」とか、そんな気持ちでいたなら、絶対に湧き上がることのない感情を、彼らは心中に抱いてみせたのだ。やはり、この男たちはスーパールーキーである。
2007_0601_02_032  峰が、口を開いた。
「あーあ、ここを頑張ろう、って気合入れてきたのになあ」
「うん……」
「そのために、スタートも控えたし、事故も気をつけたのに……」
「うん……」
 峰の恨み言に、岡崎が相槌を打つ。
「これでしばらくは……」
 たしかに、二人が出られそうなSGは、しばらくはない。今日発表になったモーターボート記念のメンバーにも二人の名前はない。しかし、今の段階でSGに来れたことだけでもたいしたものではないか。しばらくは出られなくても、来年の同じ、笹川賞でリベンジすればいい。
「でも、来年はダメかもしれないじゃないですか」
 と言った峰に、僕は厚かましくも「今年これから頑張れば、大丈夫ですって!」と口走っていた。さらに調子に乗って、「賞金王シリーズだって、頑張り次第では可能性はあります」とも。
 すると峰は、何かを得心したようにうなずいた。
「そっか……。一般戦でも、1着獲り続ければ、間に合いますよね?」
 充分、間に合う。シリーズや競艇王チャレンジカップには一般戦で優勝しまくった選手も出場したりしているのだ。ましてや、二人にはこれから記念の斡旋も増えるだろう。ひとつひとつ結果を残していけば、必ずや道は開ける。失敗したっていいじゃないか。まだまだ若いのだから、いくらでも失敗は許される。今は後ろを振り向くより、前を向くべき時だろう。
2007_0601_01_002 「そうかあ……」
「うん……」
 まだ顔は曇ったままだったけれども、二人は次の目標を見定めたようだった。
  いずれにしても、まったくもって、末恐ろしい若者たちだ。自分がSGで活躍することを、まったく疑っていないのである。そして、SGに出場する切符を、本気で欲しているのである。ということはつまり、彼らはこの笹川賞も、本気で勝負できると信じていたということだ。先ごろ、ゴルフでは15歳の少年がツアーを優勝して、注目を集めた。若きニュースターの誕生は、確実に業界を活性化させる。競艇界でその責を負うのは、間違いなくこの二人だ。すでにスターの心性をもつ岡崎恭裕と峰竜太には、それをやってのけなければならないのだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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12R前は穏やかに――4日目、後半のピット

 12Rが実に脂っこいメンバーだったため、準優勝戦ベスト18のメンバーは11R終了時点でおおむね決まっていた(池田浩二が大敗した場合のみ、入れ替わりがありそうだった)。そのせいか、今日はピット内の空気が落ち着くのが、いつもの勝負駆けデーより早かったような気がする。その11Rこそ、やや緊張感が漂っていたが、それが終わって、勝負駆け成功メンバーの周辺でいったん空気がざわついた後は、ゆっくりゆっくりと時間が過ぎていく。
Cimg2864_1  そんなピットに、岡崎恭裕&峰竜太が現われた。二人とも、リラックスしたふうに談笑しつつ。予選は終わった。今日の仕事もほとんど残されていない。一息つける時間帯である。試運転係留所の脇に差し掛かった二人の顔が、さらにほころぶ。そして、「係留所を飛び越えながら、向こうまで走り切れるか(ボートリフトまではけっこう長いぞ)」にチャレンジし始めた。だはは、何をやってるんでしょうか。助走がつけられないので、これがなかなか大変。2つ3つ飛び越えると、もうその先は飛べない。二人とも何度かチャレンジしてみるが、最高は3つ。うーん、飛び切れないかあ……と、ついつい二人のやんちゃな遊びに見入ってしまった。そのとき、「落ちろ~~~!」と声がかかる。振り向けば、長嶺豊さん。結局、二人とも“一人水神祭”となってしまう事態は避けられたが、「ほんっと、仲ええの~」と長嶺師匠が笑うのも当然なくらい、若者コンビの姿は微笑ましかった。
 ようするに、これが12R前のピットの空気を象徴していたということだ。

2007_0601__095  その前の、少しのざわつき。その空気を作った代表格は、やはり田口節子だった。SGに出場した女子選手は多くても、準優に駒を進められた選手は以外に少ない。何しろ、これが笹川賞8年連続8度目の出場だった海野ゆかりでさえ、いまだ予選突破を果たせていないのだ(でも、今回の笹川賞、ナイスファイトだったと思うぞ!)。その偉業を、SG2度目の出場であり、現時点では女子SG出場者最年少であり、つい数ヶ月前までは負傷による長期欠場を強いられていた田口が、実現させたのだ。誰もが色めき立って当然だと思う。
 11Rは5着で6・00だったから、勝負駆けとしてはそれほど厳しくはなかったけれども、これを4着でクリアして、ベスト18は確定。さすがに、ピット帰還後は笑顔を見せていた田口である。田口は、BOATBoy6月号の巻頭インタビューで、ひたすら不安感を口にしていた。長期欠場が明けて間もなく、来期からはB1降級という状況の中、想像もしていなかったSG出場、戸惑いは当然だし、自信をもって臨めというのが無理な話である。しかし、彼女は己の力でそれを打ち破ってみせた。これはスゴイことである! 
 レース後は、TVインタビューなども数件掛け持ちし、ただただ笑顔でいたけれども、明日はプレッシャーが彼女を襲うかもしれない。しかし、はじめから負けてもともとだったではないか。悔いなき戦いをするためにも、何も考えずに正面からぶつかってほしい。頑張れ、節ちゃん!

2007_0601__453  一方、勝負駆け失敗に、露骨に悔しさを滲ませていたのは、倉谷和信である。6号艇での出走であり、しかも条件は「1着」。前付けに動いたとしても、相当深い進入を覚悟しない限り、インまでは入れてくれなさそうなメンバー構成。ハナから厳しい戦いだったのは、承知していたはずだ。しかし、そんなことで準優を諦める競艇選手など、一人もいない。ましてや、ガッツボンと呼ばれる闘将・倉谷が、勝負を投げていようはずがないのである。
 レース後の倉谷は、ヘルメットをかぶったまま、早足で控室へと戻っていった。ヘルメット越しに見える瞳は、まるでレース前のようにギラついていて、その悔恨の大きさを物語っていた。地元笹川賞、選手代表というポジションであろうと、「大阪勢は3人準優出、よかったね」などと思えるはずがない。今晩、宿舎に戻れば、そんな気持ちになることもあるだろうが、戦いの後にそんな心境になれるはずがないのだ。
 悔しさを静かに、しかし強烈に爆発させている倉谷が、本当にカッコいいと思った。これが、畏敬すべき競艇選手の姿なのだと、僕は信じる。

2007_0601__102  11Rの2着で、瓜生正義が予選1位を確定させた! その時点で2位だった上瀧和則が1着をとっても、瓜生の得点には届かなかったのだ。つまり、瓜生がもし準優を勝ちあがれば、優勝戦1号艇も確定。インがめちゃくちゃ強い住之江のSGで、超抜のモーターを背負って1号艇! 来た、本当に来た。無冠の天才という、ありがたくない仇名をぐちゃぐちゃにぶった斬って捨て去れるかもしれない時が、ついに来たのだ。本物の天才であることを示す時が、本当に来たのかもしれないのですよ! これが興奮せずにいられようか。
 と言いながらも、ピットでの瓜生を見ると、本当に普段と変わらないのだから、昨日も書いたが、これが最大の武器であり、同時に爆発できない理由でもあるだろう。もちろん、明日はまた変わる可能性がある。いや、変わっていてほしい。プレッシャーに打ち震える瓜生を見てみたいし、それを乗り越えられるだけの男であるはずだ。いや、明日もまったく変わらないかもしれない。それはそれで、力を発揮する状態であると、好意的に受け取りたい。ともかく、レース後の瓜生には「予選1位!」と沸き立つ様子はまるで見られないし、それもまたすごいことだと思うしかないのだ。まあ、間違いなく、僕のほうが浮かれてるよなあ……。

Cimg2866  12R直前、先ほど仲良く戯れていた岡崎恭裕と峰が、ボートリフトの縁に向かい合って座っているのを発見した。そこに、池上カメラマンが割り込んで、ともに話し込み始めた。うぬぬ、若い二人をたぶらかすつもりだな、けしからんぞ……とそーっと近寄っていくと……この続きは別稿を設けよう。ここで僕は、二人のスーパールーキーのスター性に改めて感心することとなる。

2007_0601__700  さて、やはり現スーパースターとして二人の若きスターの壁にならねばならない気になる山崎智也。ピンピンの厳しい勝負駆けは失敗、残念ながら2節続けてのSG予選落ちとなってしまった。ただ、午後の遅い時間帯にはすでに切り替えはすんでいたようで、選手仲間や関係者と突き抜けた笑顔で話し込んでいる智也を見かけている。明日は気楽に、しかし予選道中の鬱憤を晴らすべく、スーパースターらしい走りを期待したいものだ。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田=岡崎と峰 TEXT=黒須田守)


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勝手にグループ対抗戦!4日目

「勝手にグループ対抗戦」は! 例によってメンバーのおさらいから。

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 続いて節間勝率ランキング。やはりというべきか、ついにというべきか、「あの軍団」が全速の強ツケマイで大逆転トップに立ちました。しかも、独走です!!

【4日間の成績】
                  3日間勝率    4日間勝率   勝者
①ドリームチーム…………  5・42(3位) 5・92(1位)瓜生・魚谷・憲吾
②ザ・賞金王ズ………………4・85(6位) 5・35(4位)信一郎・太田・辻
③前付けブラザーズ…………4・67(8位) 4・41(8位)
④ザ・ウオッカズ……………  4・76(7位) 4・44(7位)日高
⑤銀河&アンドロメダ軍団… 5・44(2位) 5・34(5位)
⑥新鋭キングズ……………  5・12(4位) 5・41(3位)石野・幸哉
⑦SGウイナーズ…………… 5・54(1位) 5・54(2位)池田
⑧無冠の帝王軍団………… 4・98(5位) 4・76(6位)鎌田・白井

 おそるべし、ドリームチーム!! 今日の着順を早いレースから羅列すると③④②①③④②①①②②⑥…最後に魚谷が乱れましたが、6人12走の平均勝率は6・92!!!! まざまざと自力の違いを見せつけましたね。
 2着は大混戦。3日間トップに立ちながら一瞬にして引き波に沈んだSGウイナーズから5位の銀河&アンドロメダ軍団まで0・20の中に4チームがひしめいております。このままドリームチームが差を広げるのか、準優での星の潰し合いの間に他のグループが敗者戦で復活するのか!? 明日の戦いに注目しましょう!

【勝手に三賞】
★殊勲賞/ザ・賞金王ズ
2007_0601__532  常勝ドリームチームに殊勲という言葉は似合いませんからね。ここはザ・賞金王ズで決まりです。Fを連発した満身創痍の身でドリームチームと同じ3勝。しかも、Fを切った信一郎と太田が逆境をものともせずに快勝しました! 信一郎に至っては、スタ展でインを奪うという気迫。鬼迫と書くべきでしょうか。さすがに本番は5コースでしたが、終戦後もなお地元のファンのため、いや、全国のファンのために全力を注いだ姿は圧巻でした。これぞ、笹川賞です!! 勝率も大幅アップして、明日の敗者戦&服部の準優でさらに上昇するかも?
★敢闘賞/ザ・ウオッカズ&新鋭キングズ
 2チームに差し上げます。まずはザ・ウオッカズ。やはりF後の身で、正攻法から松井を競り倒した逸子ママ。超強力メンバーの中で震えることなく4着を死守し、準優に進出した田口。このふたりの戦いぶりは天晴れの一語。
 新鋭キングズは、33位という絶望的なポジションから①②着のゴボー抜きで勝負駆けを成功させた石野。ボーダー付近からコンマ06、電光石火の差しで準優3号艇をゲットした原田幸哉のレースっぷりが高く評価されました。特に、石野の6コース全速戦はまさに「新鋭キング」に相応しいレースでしたね。
★技能賞/ドリームチーム
2007_0601_02_195  これはもう、枚挙にいとまがありませぬ。強ツケマイ連発で岡崎を競り潰した4Rの憲吾、信じられないパワー&ターンで江口との最大5艇身差を逆転した5Rの瓜生、5コースから口笛を吹くように2着を召し取った8Rの松井……智也も低調パワーに苦しみながら、道中で突っ込みや鋭角モンキーを続々と繰り出して着を上げておりました。
 今日のMVPはもちろん瓜生。勝率トップ、マイヨジョンヌが懸かった重要な2戦をビビることなく①②着でまとめてしまいました。大逆転した8Rに続いて、11Rでも先頭独走の辻を「あわや!」というところまで追い詰めた。確かにパワーが桁違いなのですが、今までの瓜生にない激しい闘争心も見せていましたね。この集中力で2レース連続でイン逃げを決められるか。あとは自分との戦いになります。

【準優の見どころ】
 予選を突破した18人をグループ別に分類すると
①瓜生、松井、憲吾、魚谷
②服部
③上瀧
④田口
⑤田村、湯川
⑥幸哉、石野
⑦池田、菊地、三嶌、山本
⑧白井、吉川、馬袋
 と見事に全グループが生き残りました。勢力図的にはドリームチームとSGウイナーズが一歩リードしてますが、優勝はたったひとり。どのグループにもチャンスはあります!
A/ドリームチーム
 なんとなんと11Rで1~3号艇を占拠。ここで最低でもひとりは脱落することになります。超抜・瓜生の逃げに憲吾の差し、魚谷のぶん回し……今からバックの激戦が目に浮かびますね。「勝手にグループ対抗戦」的には星の潰し合いで、勝率が下がる可能性もあるわけですが……。12Rの松井は10点が堅そうですね~~。
B/ザ・ウオッカズ
2007_0601__300  奏恵か、テラッチか、グレートマザーか、いやいや海野か……SG女王誕生へさまざまな声が流れ飛んでおりましたが、予選を突破したのはなんとなんと田口節子。競馬が64年ぶりなら、こちらは史上初。女子レーサーのSG制覇なるか、節ちゃんだけでなく5人すべての力を合体させて、明日の12Rに臨みます。頑張れ、節ちゃん!!
C/無冠の帝王軍団
 SG初Vの悲願は女子レーサーだけではありません。暴力的な伸びを擁する白井、準地元というべき吉川&馬袋の兵庫軍団がSGレーサーに立ち向かいます。特に、1号艇の白井は千載一遇のチャンス。節イチ候補のパワーで優勝戦まで突っ走る可能性は十分です。
 あ、ちなみに銀河系・湯川と現役新鋭キング・石野もSGは無冠であります、はい。(Photo/中尾茂幸、Text/笹川賞特設チーム)


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速報!準優メンバー決定!!

住之江・笹川賞、明日の準優メンバーが決定しました! 節間トップはモンスターパワーを誇る瓜生。ここを勝てば優勝戦での1号艇も約束されます。悲願のSG初Vへ、最大関門突破なるか!? 地元で気合い入る松井、SG連続Vを狙う憲吾、不気味なインファイター上瀧、そしてダービーのウオッカに続くか田口節ちゃん……千両役者、揃い踏みです!

笹川賞・準優メンバー

10R

①白井英治(山口)
②田村隆信(徳島)
③原田幸哉(愛知)
④服部幸男(静岡)
⑤石野貴之(大阪)
⑥菊地孝平(静岡)

11R

①瓜生正義(福岡)
②濱野谷憲吾(東京)
③魚谷智之(兵庫)
④吉川元浩(兵庫)
⑤湯川浩司(大阪)
⑥山本浩次(岡山)

12R

①松井 繁(大阪)
②池田浩二(愛知)
③上瀧和則(佐賀)
④田口節子(岡山)
⑤馬袋義則(兵庫)
⑥三嶌誠司(香川)


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クイズですぞ~第4問!

ちぃ~す。クイズタイムですぞ~。勝負駆け、熱いですね~。予選下位選手がけっこうピン取っていて(F切った選手がことごとく勝ってますね)、ボーダー付近は大混戦。このあとも目が離せません。そして、クイズも勝負駆けですぞ~。皆さん、張り切ってご解答くださいね!

Cimg2851さて、まずは第3問の正解から。これなぁ~に? が問題でしたね。今回は解答がそれなりに割れましたな~。なるほど、あまり目にしないものですし、ピット情報にも登場したことがないかもしれないですね。

そんななか、ちょっと鋭かったのが、ジローさん。「今年に入って初めて見た」のは、たしかに徳山なんですよ! そう、女子王座決定戦で、これと同じものが使われているのを見たんです。でも、ジローさん、残念ながら不正解。残念っす。

Cimg2836 では、正解にいきましょう。左の写真をご覧ください。これは昨日、原田幸哉選手が使用しているところを撮影したものです。わかりづらいかなあ……。凹の両サイドの部分……でもわかりづらいけど、左右の出っ張り部分が、係留所のキワにかかっているのがわかりますかね? そうなんです、これの使用法としては、係留所に左右の出っ張りをかけて、使うんですね。で、緑の板。原田選手のエンジンが、大きくチルトアップされているのはわかりますよね? ということは、緑の板の部分には、エンジンが(ギアケースの部分ですかね)乗っかっているわけです。そうです、正解は「係留所に着水されている状態のとき、エンジンを固定して作業をするためのもの」なのであります。ちなみに、原田選手はプロペラを交換していましたね。徳山の女子王座で見たのは、まさに優勝戦直前。11Rから安定板がついて、優出メンバーがアタフタと調整を始めた、という記述がピット記事にあったと思いますが、多くの選手がこれでエンジンを固定して、チルトを跳ねたり下げたりと調整していました。テラッチは、いちど跳ねて試運転をし、ダメだったから下げてレースに臨んだわけですから、都合2回、これを使っていたわけですね。

というわけで、正解は、アンパンマンさんと濱野谷憲吾郎さん! あと、惜しいママさんと龍さんには20P差し上げましょう。人間さんの解答も、正解って言えば正解ですが、曖昧すぎるので、今回はごめんなさい。あと、津ピン六さん、NANAさん、たけとよmmさん、どれみすさんが「バウ(先端)を引っ掛ける」というような解答をされてますが、バウじゃなかったんですねえ。惜しいですが、今回は不正解でございます。あ、おっさんさん、燃料はこういった器具を使わずに、普通にそのまま入れてますね。あと、ささぴーさんの解答は左に受け流します。

Cimg28312 それでは第4問! これは、レース後に残った燃料を吸い上げる機械なんですが、いったい何リットル入る? これが問題です。緑色で隠したところに、容量が記されているんですね。タンクらしき部分の大きさも参考に、ご解答ください。正解者には40P! 締め切りは明日2日の午後2時です。それでは今回はたくさんのご解答、よろしくお願いいたします~。


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男の中の男――4日目、前半のピット

2007_0530__310  またこの男のことか、と言われるかもしれないが、やはり書かないわけにはいかない。
 田中信一郎だ。
 まず、ピストン、ピストンリング、シリンダケースを交換という大整備を施してきたことに驚いた。たしかに昨日、3日連続でレース終了後即整備、という姿を見かけていたが、まさかここまでとは。何しろ、F後のレースなのである。痺れた。
 続いて、スタート展示で4号艇からインを強奪したことに、慄えた。昨日は、このパターンでFを切ったのである。にもかかわらず、この動き。勝負を捨ててなどいないという意思表示に見えて、もういちど慄えた。
 結局、レースでは5コース。インに入ることはかなわなかった。ところが! 4カドの井口佳典がマクって展開ができた幸運もあったけれども、狭い艇間にズバリと突っ込む、信一郎らしいマクリ差し一閃。見事に勝利を手にしたのだから、もはや慄えは止まらない。すごすぎるでしょ、この男!
 ピットに戻ってきた直後の、信一郎は笑顔も見せず、鋭い表情を崩さずにいた。その後、勝利者インタビューを終えた後の顔は、まさに充実感いっぱいの、凛々しい表情。これで挫折がチャラになったわけではないけれども、努力とガッツを実らせたことに、ひとまずは満足感を覚えているように見えた。
 まさしく、男である!
 ちなみに、信一郎は2R1回乗りにもかかわらず、艇を片付けずに「試」のプレートをボートに取り付けている。もっともっと機力を上向かせ、勝利を追求するつもりなのだ! もう優勝には届かない。しかし、信一郎に痺れっぱなしの笹川賞。今年後半、この男からは目が離せないぞ。

2007_0530__493  石野貴之が、1Rで1着をあげた。今日の勝負駆けは、1・2着条件。まずは、後半レースにしっかり望みをつなぐ、価値ある1勝である。
 石野が、次代のスーパースター候補であることは、誰もが認めるところ。その要因は、実力や素質はもちろんのこと、その甘いルックスにもあると言えるだろう。ベビーフェイスの石野は、たしかに笑うとアイドル顔だと思う。ところが、1R後、少なくともピットでは石野の笑顔は一度も見ていない。レース後もそうだし、勝利者インタビューなどを終えて、自分の艇のもとに向かう際も、表情はキリリと引き締まったままだ。気合が顔に貼り付いて、瞳にぐっと力がこもる。視線は真っ直ぐ前、足取りは一歩一歩が力強い。どこからどう見ても、気合乗りがバツグンなのだ。若いだけに、これが入れ込みにつながらなければいいなあと心配もしてしまうのだが、しかし闘志を露わにすることは悪いことではない。後半9Rは6号艇だが、この男っぽさは決して軽視できない。

2007_0531__019  昨日の11R前、展示ピットにボートを移動させるギリギリ直前まで、係留所で調整をしている辻栄蔵を目撃した。作業にキューっと集中したときの辻栄蔵は、とても話しかけることなどできそうにない、バリアのようなオーラに包まれる。気さくでサービス精神旺盛な素顔のイメージとはかけ離れた、勝負師の匂いを発散するのだ。今節は、機力がもうひとつということもあってか、まさにそんな辻が出現しており、昨日の11R前というのは、まさにそんな辻の真骨頂といえた。
 今日も同じだ。選手仲間と会話をしているときには、底抜けの笑顔を見せたりするが、自分の世界に入ってしまえば、目つきがぐっと厳しくなる。辻と朝の挨拶を交わすときのパターンは2つあって、リラックスしているときにはニッコリ笑って、元気よくおはようございます! そして今日のような日には、目だけを緩めて、小さくおはよっす。そのどちらも僕は大好きなのだが、後者のほうにより男っぽさを感じるのはたしかだ。2着2本の勝負駆け、その男っぽさで乗り切ってほしい。

2007_0530__378 男っぽさなら、忘れちゃいけない白井英治。彼の鷹のような目には、いつも射すくめられるような気がして、内心ちょっとビビったりもしている僕である。彼は身長もあるから、迫力あるしね。いや、実際は好青年ですよ。挨拶をすれば、小気味よく返してくれるし。今朝も、装着場を移動している白井とバッタリ会って、思わずビビりながら挨拶をしたら、キッと僕を見据えながら、「おはよございまっす!」と小さく会釈を返してきた。3・6着という勝負条件は、今節の白井にはそれほど厳しいものではないだろう。むしろ、ここへ来て2連勝と波に乗った感もあり、気分が悪かろうはずもない。そんな爽快な心中が伝わってくる、白井の表情と言葉に、彼の好調ぶりが現われていると僕は感心するのだった。

Cimg2858  珍しい光景を目にしました。この写真、わかりますか? 2号艇のプレートをつけながら、艇上のカポックは黄色。初めて見ました、こういうシーンは。1Rに5号艇で出走した鎌田義、今日の2走目はたった2レースしか挟んでいない4R。レースを終えてピットに戻ると、いったんリフトで陸に上げるのだが(場によっては、2走乗りの選手などは直接試運転用係留所につけることが許されているところもある)、鎌田はチェックを手早く済ませて、艇番艇旗を仲間の協力を得て付け替えると、すぐに再び着水して、艇を移動させたというわけである。5号艇のカポックを着たまま。いやはや、カマギー、ご苦労様でした。その甲斐あって、というわけではないけれども、4Rでは見事に1着! あと2日、楽しませてくださいね、カマギー!

2007_0530__297  さて、ピンピンの厳しい勝負駆けに臨む気になる山崎智也。前半3R、5カドからS踏み込んで(コンマ05)ツケマイを放ったものの、届かず……。道中、3番手には追い上げたが、予選突破はかなり厳しい状況となってしまった。レースぶりは、さすがであったが……。レース後の智也は、顔に笑みすら浮かんでいた。力のない笑みだが……。それが智也である、ということは何度も何度も書いてきた。ボーダーなど、いくらでも変わりうる。後半、もういちど智也らしい、男っぽいレースを見せてほしい。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田=鎌田 TEXT/黒須田守)


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4日目!

おはようございます。予選最終日、4日目の朝がやってまいりました。本日から6月、ですか……。住之江は薄曇でありますが、風は爽やかでございます。2007SGシリーズ第2戦、今年2度目の激烈なSG勝負駆けデー。目一杯、堪能したいですね。

2007_0531__199 さて、本日の12R、すごいメンバーっすねえ。まるで、準優1号艇争奪戦のごとき、予選上位選手がずらりと顔を揃えています。インが圧倒的に強い住之江、それだけに準優、優勝戦では好枠がほしいところ。すでに予選突破を確実としている選手でも、そんなことで満足していたら優勝が遠のいてしまうのであります。そんななか、期待したいのは服部幸男。今年になって強い服部が戻ってきていますが、今回は約9年半ぶりのSG制覇の大チャンスであります。ここで上位着順を取れば、その大望にぐっと近づく。表彰式で笑顔を見せる服部を期待する一人として、まずはこの12Rに注目したいのであります。

それでは、予選最終日、熱く見守っていきましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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勝手にグループ対抗戦!3日目

「勝手にグループ対抗戦」は折り返し地点に到達しました! まずはメンバーのおさらいから。

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 で、初日から3日目までの節間勝率はというと……

【3日間の成績】
                   2日間勝率  3日間勝率  勝者
①ドリームチーム……………5・33(4位)  5・42(3位)瓜生
②ザ・賞金王ズ……………   5・46(3位)  4・85(6位)
③前付けブラザーズ………   5・06(5位)  4・67(8位)
④ザ・ウオッカズ……………  4・21(8位) 4・76(7位)テラッチ・田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団… 5・53(2位)  5・44(2位)岡崎・田村・湯川
⑥新鋭キングズ……………  5・06(5位)  5・12(4位)中野
⑦SGウイナーズ……………6・04(1位) 5・54(1位)池田
⑧無冠の帝王軍団………… 4・41(7位)  4・98(5位)木村・星野・馬袋・白井

2007_0531_12r_045  3日連続でトップを維持した⑦SGウイナーズですが、勝ったのが池田だけで勝率は大幅ダウン。3勝を挙げて2位をキープした⑤銀河&アンドロメダ軍団、自力でじわりじわりと勝率を伸ばしている①ドリームチームの足音が聞こえてきました。大接戦です。
 クイズ投票で人気を集めた②ザ・賞金王ズは太田に続いて信一郎が激痛のF! 5人中の2人が挫折したとあって、後がない状況といえるでしょう。一方、大活躍したのは⑧無冠の帝王軍団で、昨日の7位から5位に躍進。逸子ママのFがありながら勝率を大幅アップさせた④ザ・ウオッカズも要注意。このダークホース2組が大穴を開けるかも、です!

【勝手に三賞】
★殊勲賞/無冠の帝王軍団
2007_0531_11r_034 「ドリームチーム、何するものぞ!」の気合いで4勝の固め打ち。しかも勝ったコースが2・4・3・1コースだったのが素晴らしい。出色は11Rの白井英治。吉川にまくられて大差の2番手に喘ぎながら、最終ターンマークで奇跡の逆転劇を演じました。今日のMVPは白井以外には考えられないでしょう。
★敢闘賞/ザ・ウオッカズ
 トップSでのテラッチの逃げ、鮮やかでした。田口節ちゃんは信一郎のFによる恵まれ勝利ですが、魚谷の追撃を振り切ったのは賞賛に値します。さらには予選突破が絶望的な状況で2着2本と大健闘、878倍の大万シューの片棒を担いだ奏恵ちゃんにも賞賛のチューを贈りましょう!(←いりませんか、そうですか)
★技能賞/ドリームチーム
 目立ったのは瓜生のイン逃げですが、水面下(ウソ、水面上です)でもハイテクぶりを発揮してましたね。8Rの憲吾は最下位確定か、という苦しいポジションから川﨑を攻めて攻めて逆転の4着。9Rの魚谷はアウト6コースからスピード満点の超鋭角差しで2着。なんとも当たり前のように2着を取りきっておりました。

 そして12Rの智也! パワー不足な上に上瀧に叩かれて惨敗もありえる1マークから、ウルトラハイスピードモンキーで2着を死守。準優に首皮一枚の希望を残す、凄まじい粘りでした。

【明日の見どころ】

A/ザ・ウオッカズ
2007_0531_05r_046  節間10位の節ちゃんと25位のゆかりちゃんが準優へ勝負駆け!節ちゃんは5着条件ながら、11Rでゴッツイ猛獣、いや猛者たちの中に放り込まれました。6着でさえなければ……そんな気持ちだと間違いなく6着になるようなメンバーです。逆にゆかりちゃんはメイチのピン勝負。3号艇と枠も申し分なく、開き直って攻めれば道は拓けるはず!
B/ドリームチーム
 6人揃って楽々予選突破かと思いきや、ほぼ安全圏なのは瓜生と松井のみ。憲吾はぴったりのボーダー上だし、智也に至ってはピンピン連勝条件。が、そんな状況で馬鹿力を発揮する連中だからこそ、莫大な票を集めたのです。ディフェンディングチャンプである智也は全プライドを賭けて立ち向かうことでしょう。3Rはピン条件・ゆかりちゃんとのマッチアップ。今から楽しみですね!
C/銀河&アンドロメダ軍団
 さすがに相手が強かったか、宇宙規模の新鋭・岡崎&峰リュ~は予選突破が絶望的になりましたが、銀河系の4人は当確の田村を筆頭にすべて準優への希望を残しました。いちばん苦しいのは本栖時代のリーダー・井口でピンピン条件。2Rで第1関門を突破すれば、11Rは丸ちゃんとともにアウト水域から捨て身の攻めに出るとみました。

2007_0531_08r_046 ちなみに節間18位に入っている選手をグループ別に分類すると……
①4人②2人③1人④1人⑤2人⑥2人⑦3人⑧3人と、これまた脱落グループなき大激戦となっています。なんとなく⑧無冠の帝王グループが不気味な感じがしますな~。(Photo/中尾茂幸、Text/笹川賞特設チーム)


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さまざまな笑顔――3日目、後半のピット

_mg_5497  人は、ツラいときにも笑える動物である――5Rで、田中信一郎がフライングに散った。地元SG。不調に終わった昨年一昨年のリベンジ。鳴門周年を優勝して、故郷に戻ってきた田中は、誰よりも気合を強く抱いて笹川賞に臨んだ一人のはずだった。5Rも、5号艇から敢然と前付けに出てインを奪ったのだから、ここに懸ける思いはハンパではなかったのだ。しかし、結果は非情だった。まさかのスリットオーバーにより、予選最終日を待たずして終戦。レース後に行なうもろもろを終えて、モーターがいったん運び込まれた整備室に向かう信一郎は、笑みを浮かべていた……。
 その笑みを、どう判断していいのか、よくわからなかったというのが正直なところだ。焼けるような胸の内を覆い隠すための笑みだったのか。それとも、後悔を残さない戦い方ができたことへの彼なりの満足感だったのか。どちらとも思えるし、どちらとも違うような気がする。わからない。ただ、信一郎は、艶やかな笑みを浮かべていた、のである。
 信一郎は、戦った。真っ向から、戦った。その結果のどこに瑕疵があるというのだろう。彼の笑みを見て、必ずや近い将来、強くてどうしようもない信一郎が帰ってくることを確信した。そういえば後半10R後、彼は今日も即座に整備室に飛び込んで、本体を整備していた。昨日と同じように。一昨日と同じように。信一郎の笹川賞はまだまったく終わっていない。明日からも、全力で戦う。

01_0248  人は、ツラいときにも笑える動物である――11R、先頭を走っていた吉川元浩が、3周バックで白井英治に追いつかれ、逆転を許してしまった。ターン漏れならともかく、直線で大きく開いた差が詰められるのは、実に珍しいシーンである。風にあおられたのか、バウが浮いて、艇の安定を欠いている間に、内から白井に喰らいつかれてしまった。吉川にとっては、理不尽な敗北だった。
 ピットに戻ってきた吉川は、さすがに瞳の奥に怒りを隠せなかった。もともと男っぽい顔つきであるが、さらに目がキュッと吊り上がり、ぶつけどころのない怒りにぐっと耐えている。そのままカポックも脱がずに整備室に向かった吉川が、モーターを格納して控室に戻ったのは、ほかの選手が姿を消してから5分ほども経過していた。
 吉川が控室前に戻ったとき、ちょうど着替えを済ませた選手たちがモニターで11Rのリプレイを見ていた。そのすぐそばにいた池上カメラマンによれば、吉川はモニターに見向きもせずに、控室へと入っていこうとしたそうだ。ところが、それを仲間が止めた。
_mg_5519 「まあ、まあ、まあ、一緒に見ようや」
「そうや、反省会しようや」
 大笑いしつつ、からかうように吉川の手を掴んだのは、同じレース3着の松井繁と、12Rの展示を終えた上瀧和則。こんなこと、めったにないんだから、見とかな損やでえ。そうやそうや、どうしてこうなったか、じっくり見てみようや。なあ、ゲンコウ? 思わず吉川は破顔一笑して、その輪に加わった。
 たぶん、吉川は救われた、と思う。悔いの残る失敗も、周りが笑ってくれるから救われる、ということがある。ピットでは、上瀧がよく、こうして仲間の後悔を解消している姿を見かけるが、それが勝負師たちの優しさ、なのではないか。もちろん、吉川の抱いてしまった悔しさが、ゼロになるわけではあるまい。明日を終えての得点状況次第では、そこで失ってしまった2点を惜しむ事態だってあるかもしれない。しかし、仲間とともに笑えたことで、心の重石が軽くなるということはある。(吉川をさらに追い詰めようとする駆け引きの可能性もあるけどね)戦友同士の絆。ガチンコでぶつかり合う者たちの気遣い。

2007_0530__457_1  人は、ツラいときにも笑える動物である――その上瀧和則は、12Rで2コースから果敢に外を攻めたものの、流れて5着。快進撃がストップした。ピットに戻ってきた上瀧は、仲間の前では笑顔を見せていたが、一人になって控室へ歩き出すと、途端に厳しい表情となった。まあ、これは報道陣が群がっているあたりではいつもの光景ではあるけれども、今日はやはり、悔しさを噛み締めているように見える。その面差しには、やっぱり鬼神のごとき迫力がある。
2007_0531__069  その上瀧を、展開を突いて差し抜けた池田浩二が待ち構えていた。最近、二人が仲良さそうに行動をともにするシーンを何度も見かけており、支部は違うものの通じ合うものがある二人のようだが、そんな上瀧と池田が同じレースを戦い、明暗を分けた。上瀧がマクったからこそ、池田に展開が向いたということも言えるわけで、だからだろう、池田はまず苦笑いを上瀧に向けて、ペコリと頭を下げた。ありがとうございます、とも、勝っちゃってすいません、とも受け取れる、そんな笑顔。それを見た上瀧は、口元をほころばせて、池田にひとつ、うなずいて見せた。まあ、しゃあないのう、といった感じの笑顔を見せながら。戦い終わればノーサイド。ましてや、仲間に勝利がもたらされた。笑って祝福する器量は、上瀧にはある。
 ただ……僕には、上瀧の目が完全には笑っていないようにも見えたのだが……。敗戦の直後は、どうしたって悔恨を拭い去り切れない。それが勝負師というもの。後輩の勝利を称える心と、自身の敗北に苛立つ心と、両方が同居する複雑な胸中。勝ち負けの世界で生きる者の本能は、常に引き裂かれそうな思いを強いる。だから、いつだって勝利だけを目指す。

2007_0530__023  人は、ツラいときにも笑える動物である――もちろん、嬉しいときにも人は笑う。3日目時点で予選1位に立った瓜生正義。ついに、悲願達成か……そんな予感に満ち溢れる、最高の成績。こうなったら、本気で期待するしかない。
 瓜生は、どんなときでも感情の起伏を表に出すタイプではなく、いつも穏やかで優しげな顔つきを見せているが、この絶好の成績のなかでも、瓜生はさして変わらない表情で、レース後の時間を過ごしていた。これが強みでもあり、また彼を無冠の帝王たらしめている要因でもあるのだろう。
2007_0531__204  ただし、今日は一度だけ、満面の笑みをレース後に見かけている。どの時間帯だったのか、はっきりと覚えていないのだが、何Rだかが終わって、エンジン吊りに多くの選手たちが出てきているときだったことは間違いない。これまた誰だったのか確認し切れなかったのだが、何か声をかけられた瓜生が、そちらに振り向いて、それはそれは素晴らしい笑顔を向けたのだ。童顔の瓜生だけに、ピュアさも感じさせるもので、気分の良さがそのまんま伝わってくる笑顔。これ、最終日最終R後にも見たいでしょう! ねえ? 明日、大敗しなければ、準優で待望の1号艇が回ってくる。優勝へのカウントダウンが始まる! 明日もきっと、笑顔の瓜生に会える。

2007_0530__576  人は、ツラいときにも笑える動物である――気になる山崎智也には、むしろそれを強く感じるということを、総理杯あたりから何度か書いている。今日もそうだ。前半6Rで転覆を喫してしまった智也にとって、12R1号艇は絶対に落とせない正念場。しかし、上瀧の攻めに抵抗している間に、池田に差し抜けられた。そしてレース後、池田は上瀧に笑いかける前に、智也にも同じ笑顔を向けていたのである。
 もちろん、智也は笑顔で返した。そして……直後に笑顔は消えた。2着に残したことで、勝負駆けには残った。ピンピンという厳しい条件ながら、逆転の目は飛んでいない。それでも……智也の顔にはやるせなさが浮かんでいた。なのに、池田には笑顔を返した。悲しい笑顔。明日は、心からの笑顔に変わるだろうか。(PHOTO/中尾茂幸=上瀧、池田、瓜生、山崎 池上一摩=田中、吉川、モニター観戦 TEXT/黒須田守)


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明日の勝負駆け状況!

 明日4日目の勝負駆け状況をアップします。完走当確は上瀧、服部、田村、吉川の4人のみ。節間トップの瓜生や同3位の松井もほぼ安全圏ですが、38位の山崎智也まで逆転突破がありえる大混戦といえるでしょう。

明日の勝負駆け!

瓜生正義 ⑤⑥
上瀧和則 ☆
松井 繁 ⑤⑤
服部幸男 ☆
田村隆信 ☆
吉川元浩 ☆
魚谷智之 ④⑤
白井英治 ③⑥
馬袋義則 ⑤
田口節子 ⑤
濱村芳宏 ④
池田浩二 ④
市川哲也 ③
山﨑昭生 ③
湯川浩司 ③
原田幸哉 ③
菊地孝平 ③
濱野谷憲吾③③
――以上18位ボーダー――
木村光宏 ②③
倉谷和信 ②③
星野政彦 ②
三嶌誠司 ①
山本浩次 ①
中野次郎 ①
海野ゆかり①
丸岡正典 ②②
今村 豊 ①
赤岩善生 ①
平石和男 ②②
辻 栄蔵 ②②
寺田千恵(①待ち)
仲口博崇(①待ち)
坪井康晴 ①②
石野貴之 ①②
峰 竜太 ――
井口佳典 ①①
今村暢孝 ――
山崎智也 ①①
(ボーダー設定は6・00)


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クイズ第3弾だす~

どもです~~~っ! 気を取り直して、クイズ第3弾、いきまっせ~~~っ! 今日の問題はコレ!

Cimg2851 これ、何? 凹型の金枠に、緑の板がついてますね。いったい、何?

正解者には40P! 締め切りは明日6月1日の午後2時です。これって、簡単ですかねえ。僕は、今年に入ってある場で初めて見たんですけど……。ともかく、ご解答よろしくです~!


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本日の水神祭② 田口節子、やったね!

 水神祭、2発目~。その瞬間は、いきなり訪れました。次のレースが終わったら、岡崎くんの水神祭だなあ~、などと眺めていた5R。そのレースで、田口節子がSG初勝利をあげたのです! 決まり手は「恵まれ」ですが、恵まれる場所を確保していたからこそ、転がり込んできた勝利。実に立派な勝ち星なのであります。これで水神祭コンプリート!

_u4w5871  水神祭が行なわれたのは、6R後。どうやら、横西奏恵を待っていたようですね。寺田千恵の掛け声で集まったのは、同県の大先輩・川﨑智幸に山本浩次、同期の田村隆信に丸岡正典もやってまいりました。さらに「やるよ~」とテラッチが大声で呼んで、整備室のほうにいた海野ゆかりもダーッシュ! そして、6Rのリプレイをチェックしていた奏恵ちゃんも駆けつけて、さあいこう水神祭!
_u4w5889  岡崎同様、ウルトラマンスタイルで持ち上げられた田口。「怖い~」と悲鳴をあげる田口ですが、優しい先輩たちはもちろん容赦しません。喜びと恐怖の入り混じった表情の田口を、せーのでドッボーーーーーーーン! 田口は、顔面から豪快に、水面に吸い込まれていきました。ニッコニコで水面から顔だけ出した田口を、海野が指差して笑っていますが、田口も満面の笑顔であります。
_mg_5505  一昨年の笹川賞は、何もできなかったと田口は語っていました。しかし、今節は尻上がりに着順を上げて、ついに水神祭! しかも、準優が充分狙える位置につけています。この2年の間に、長期欠場なども挟みましたが、着実に成長した証でしょう。もちろん、田口もここがゴールではない。長嶺豊さんが「女子が頑張ってるな~、ええことや!」と大喜びしていたように、田口をはじめとする女子選手の頑張りが競艇を盛り上げる大きな要素なのです。金星目指して、頑張れ! そんなエールを送りたいですね。
 田口節子、水神祭おめでとう! めっちゃかわいかったっす!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭① 岡崎恭裕、おめでとう!

 今節、水神祭の資格があったのは、3人でした。一昨日、まずは峰竜太がバシッと決めて、残るはあと2人。いや~、本日はすごいことになりました。その2人が見事にSG初勝利! 今節の水神祭が一気にコンプリートとなったのであります。

_u4w5800  まずは、岡崎恭裕! 1Rで「今まででいちばん嬉しい勝利」をあげましたね~。本日は5Rにも出走だったため、水神祭はその5R終了後。日高逸子が、近くにいた人に「手伝って~」と声をかけていたため、同県の瓜生正義はもちろん、寺田千恵や湯川浩司、さらには原田幸哉までが参加しておりました。テラッチは、元福岡ではありますけどね。6R出走だった峰竜太も、展示を終えて駆けつけましたよ~。
_u4w5812  それでは、まいりましょう、水神祭。ウルトラマンスタイルに持ち上げられた岡崎を、勢いよく、せーのでドッボーーーーーーーン! 岡崎は、峰くんと同様、空中で身体をひねって、背中から水面へと落ちていきました。陸に上がった瞬間、「イテテテテ」と背中をよじってましたけどね。
_u4w5821  峰くんの水神祭でも書きましたが、大器の呼び声高い岡崎にとって、これは単に出発点でしかありません。「今まででいちばん嬉しい勝利」は、これからどんどんと更新されなければならないのです。もちろん、苦しんだ末のSG勝利だけに、特別な思いが生まれても当然ではありますが、これをひとつの思い出として胸に刻んだら、すぐに次のステップへと踏み出してほしい。そんなエールもこめて、祝福したいと思います。
 岡崎恭裕、水神祭おめでとう! カッコよかったっすよ!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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笑うピット――3日目、前半のピット

Cimg2839 「今まででいちばん嬉しい~~~~~!」
 2Rで岡崎恭裕がSG初勝利! 殺到するカメラマンにガッツポーズを見せながら、岡崎は顔をくっしゃくしゃにして、喜びを表現していた。嬉しくて鳥肌が立つことってありますよね? 岡崎の表情は、まさにそんな感じ。泣き出してもおかしくないくらい、岡崎は初勝利の喜びの海に全身で浸っていた。ちなみに、ピットに帰還した岡崎を真っ先に出迎えたのは、峰竜太。大きく手を振って、持っていた艇番(2走目のものでしょう)をパチパチ打ち鳴らしながら、まるで自分のことのように喜んでいた。これでスーパールーキーが揃って水神祭だ! あ、その歓喜の儀式は、後ほど詳報いたしますね~。

 そんな歓喜に沸いたワンシーンもあった、3日目午前中のピット。ただ、基本的には静かな朝で、昨日や一昨日に比べれば、選手たちの動きは緩やかである。というか、昨日は朝から別件でドタバタしており、ピットに入る時間が今日より遅かったから、もしかしたら昨日も朝イチはこうだったのかもしれない。試運転用係留所にボートはズラリと並んでいても、選手の姿はあまり見られず、何人かの選手が試運転に飛び出していく以外は、ボートがゆらゆらと揺れているのみだ。
Cimg2824  1Rの展示が終わり、真っ先に水面に出て行ったのは、松井繁と田中信一郎の大阪巨頭コンビ。信一郎は5Rに登場なので、やや急ぎ足でピット内を移動していたが、松井は11Rだからか、ゆったりとした雰囲気。それでも、朝イチからこうして調整をしているのだから、ひたすら頭が下がるというものだ。何周か足合わせをして、再び係留所に戻ってくると、情報交換の会話を交わす二人。このツーショットは、やはり貫禄が違う。で、やはり試運転に出ていた馬袋義則が、係留所の空きスペースがないのに、松井の艇のあたりに戻ってきてしまった。それを見た、松井、「こらーっ!」と馬袋を叱りからかっておりました。その笑顔には余裕がうかがえましたぞ。
Cimg2834  田口節子も、朝から走っていた一人。田村隆信、井口佳典の同期の足合わせに加わって、感触を確かめていた。ピットに戻ってきて、いったん控室へと向かい、再びボートのところに戻ってきたときには、1Rが発走する直前。田口は、ボートの脇でじーっと水面を見つめて、物思いに耽っていた。やがて、ボートに乗り、操縦席から水面を眺め続ける。係留所に姿があったのは、田口のみ。たった一人、緩やかに波立つ水面を見つめて、何を思っていたのだろう。準優が見えてきている状況にある田口、これも一種のイメージトレーニングだろうか。
Cimg2829  ちょっとしたハプニングも、やはり朝から試運転をしていた木村光宏の艇が、エンストしてしまったのだ。場所は2マークの奥のほうで、すでに水面には他艇はいなかったから危険はなさそうだったけど、これがまた、エンジンがなかなかかからない。木村はスターターロープを何度も引いていたけれども、モーターはウンともスンとも言ってくれないようなのだ。ついには、救助艇が出動して、木村の艇を曳航することになった。
「燃ケツか!? これで今節2人目や~」
 と、その様子を見ていた鎌田義がニコニコニコっ。鎌田は2Rの展示準備に向かう途中で、このハプニングを目撃したのだった。ちなみに、燃ケツとは燃料切れで、1人目は原田幸哉だそうだ。幸哉、以前にもやったことあったよなあ。それくらい、とことん走る幸哉なのです。で、木村のほうは、実際は燃ケツではなく、ちょっとしたトラブルがあったらしい。Cimg2833 バツが悪そうにピットに戻ってきた木村は、そばにいた星野政彦や整備士さんに謝り倒してました。星野政彦は装着場で調整していた手を止めて、木村をからかってました。そんなことがあったのに、木村は3Rで見事に1着! これでハプニングも帳消しですね。

01_0171  というわけで、唯一の燃ケツ男(笑)、原田幸哉。こういった純なまでの不器用さ、僕は好きです。それはともかく、総理杯でもそうだったし、今回もそうなのだが、ピットでは厳しい表情や、まるで何も視界に入っていないかのように集中した顔つきを、最近の幸哉はよくしている。ピットではかなり明るく振舞う部類に入るはずなのだが、ちょっと様子が違う昨今なのだ。特に今回は、それを感じる。
「今年前半は調子が良くなくて、いつも今度こそは、今度こそは、と思ってやってるんです。でもやっぱり良くなくて、今年ももう5カ月も経ってしまった。ほんと、折れそうになったりもするんだけど、くじけたらダメだって思って」
 焦りとはまた違うのだろうが、幸哉のなかに特別な思いが芽生えているのは確かなようだ。「24時間、仕事に使わなければならないんじゃないか」とまで言ったほどの競艇好きである山崎智也をして「競艇バカ」と言わしめる原田幸哉。だからこそ、今の成績は満足には程遠いということだろう。その思いが報われる、今節になるだろうか。

01_0180  さて、得点状況は崖っぷちに立たされてしまっている気になる山崎智也。彼も、今日の朝の動き出しが早い一人だった。挨拶をすると、いつものように目元を軽く緩めて、明るく返してくれたから、精神的に追い込まれているということはなさそうで、ヘンに心配をする必要はないだろう。今日の2走は大事だぞ。(PHOTO/池上一摩=原田、山崎 黒須田=それ以外 TEXT/黒須田守)


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3日目!

おはようございます! 笹川賞は、早くも3日目を迎えました。予選も折り返し地点を過ぎたわけですね。今日は、勝負駆け前の重要な一日。我々も舟券勝負駆けに向けて、頑張りましょう!

2007_0530__221

ピース! チッチキチーもいいけど、勝利のVサインを見たいですよね~。

2007_0529__442 え? エンジン出てる? いや~、先輩にはかないませんわ~……てな感じ?

2007_0529__159 カッチカチやぞ~……って、峰くんのマネ?

というわけで、湯川浩司特集でした。地元の若大将、大仕事を期待してますよ!

それでは、本日も笹川賞を楽しみましょうね~!(PHOTO/中尾茂幸)


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静寂――2日目、後半のピット

_u4w5443  12R、妙に脂っこいメンバーだなあ、と感心しつつ、よくよく眺めてみると出走全選手が笹川賞覇者。実は企画レースだったのだ。今節は、あと山崎智也と今村豊が参戦しているわけで、笹川賞を制覇することがどれほど偉大なことか、よーくわかる。そして、この12レースは戦う本人たちにとっては、難儀なメンバーだっただろうなあ、と想像する。
_u4w5467  そんな激烈な一番を制したのは、上瀧和則。これで負けナシの3連勝! 絶好調である。レースから引き上げて、まずはエンジン吊りの仲間たちと大声で笑い合うと、報道陣の前ではいつも通りの迫力タップリな厳しい表情だ。うーん、怖い。だが、心なしか、いつもより明るい厳しさに見えるのは気のせいか。4号艇4着の濱村芳宏と顔を合わせると、「ヨッ!」とばかりに右手をあげて、レース後の交歓。そんなときにも、瞳に力があるのだから、ジョー様は乗りに乗ってきたぞ!

_u4w5461  2着の服部幸男は、これまたいつも通り、レース後は顔を引き締めて、特に表情を変えることなく、淡々と振舞っている。哲人の面差しは、こと仕事にあたる際には崩れることがないのだ。そして3着、松井繁。このメンバーで3着なら、まずまずの成績のはずだが、なんだか瞳に怒りの炎が見えるように思えた。勝つことでしか癒されないという、勝負師の本能が、そこには現われていた。
_u4w5479  三者三様の表情ながら、そこには激戦を終えて、勝負の余韻に支配されている男たちがいた。触れれば斬れるかのごとき、鋭い刃を胸に秘めた、そして戦いの後にいったんは鞘に収めたはずでも、あふれ出す殺気を抑えられない、真の勝負師たちがいたのである。

2007_0530__322  面白いのは、その直前のピットは、ここが勝負の場とは感じさせないような静寂に包まれていたことである。優勝戦直前の静けさは、神聖ささえ感じさせるものだが、2日目の静けさは、多くの者が今日の仕事を終えているからか、一段落感があったりするのだ。そんなピットを、時折行き交う若手選手たち。もっと早い時間帯には、走り回って仕事に向かう彼らも、残されているのは12R組のエンジン吊りと、装着場内やペラ室などの片付け、翌日の艇旗艇番付けくらいのものなので、そんなにドタバタとする必要はなく、静かな足取りで動いている。したがって、空気の攪拌され方も、どこか穏やかな感じなのだ。
2007_0530__316  岡崎恭裕&峰竜太の、スーパールーキーコンビ。石野貴之。中野次郎。さらには銀河系軍団。あ、菊地孝平や坪井康晴も。いわゆる若手に属する者たちが、粛々と己の仕事に邁進している。突っ立って見ているこちらとしては、手伝いましょうか、と言うわけにもいかず、しかしまじまじと観察しているのも忍びなく、なんとなく所在ない気分になって、仕方なく穏やかな水面をなんとなく眺めていたりする。
2007_0530__332  そんななかで、目についたのは、田村隆信と井口佳典だ。ピット内には、装着場の整備室前と、競技本部方面、選手控室入口あたりに、モニターが設置されている。取材班は装着場モニターでレースを観戦することが多く、レース中もレースの合間も、僕がもっともうろうろしていることが多いのがその付近なのだが、レースの合間にはリプレイなども流れているそのモニターに、しょっちゅう見入っていたのが田村と井口だったのである。85期5名のなかでも、もっとも行動をともにしているのを見かけるのは、この二人。その何割かは、こうしてモニターを眺めている姿だったりする。12R前の静かな時間、田村と井口はやはり、モニターを長い時間見続けていた。流れていたのは、まさにリプレイ。自分の出ているレースでもなく、先輩などが出ているとも限らないのに、二人はレースを見ながら会話を交わしているのである。2007_0530__076 かつてある一流のアスリートに、自分のプレイをチェックするという意味ではなく、ひたすら多くのプレイをビデオなどで観戦することが、ある種のイメージトレーニングになりうるのだという話を聞いたことがある。その量が多ければ多いほど、知らず知らずのうちに自分の血肉となるというのだ。田村と井口がそうした目的でモニターを見ていたかどうかはともかく、そんな姿が頻繁に見かけられたというあたりに、彼らの強さを見て取りたい気分になったのである。いや、そんな大げさなことではないかもしれないけどね。しかし、そこにレース映像が流れていれば、立ち止まって眺めるということは、誰もがやっていることではない。それだけでも彼らにアドバンテージがあると考えることは、決して的外れではないだろう。

2007_0530__308  そうした装着場の空気とは、まるで無関係な時間を過ごしていたのは、田中信一郎と三嶌誠司である。信一郎は昨日に続いて、レース後は整備室に飛び込み、再び本体を整備していた。今日は10レース4着で、一歩後退。まだまだ納得のいく機力ではないということか。一方、怪物モーターを駆る三嶌誠司は、同じく10Rでまさかの6着。やはり、レース後に整備室に駆け込んで(なぜか装着場の棚に牛乳を置いてから、整備室に入っていきました。飲む時間も惜しい、ということだろうか)、調整をしているようだった。2007_0530__154 そういえば、今日の三嶌はいつもに比べて、表情が硬かったように思う。怪物といわれるほどの手応えになく、だからその威力を引き出すべく慌しい時を過ごす。そんな感じだったのだ。シンガリ負けという屈辱を喫してしまったことで、決心もついたということだろうか。どんなに大急ぎだったといっても、今日は残された時間が短かった。明日の彼の動きは、気にしなくてはなるまい。

2007_0530__252  さて、今日も攻めるレースを見せたけれども5着に惨敗してしまった気になる山崎智也。前半の本体整備は、シリンダケースの交換だった。果たして、どこまで機力向上がかなったかと注目したのだが、レースでは結果につながらなかった。レース後は、何しろ11R出走だったから時間もほとんどなく、後点検の後は格納して、のんびりしていた智也。休憩室のようなところで、ヘッドフォンを耳に当てて、休息しているところを見かけている。明日からの戦いは厳しくなりそうだが、こうした時間も必要だ。気分を変えて、明日に臨め!(PHOTO/中尾茂幸=丸岡&石野、中野、田村&井口、田中、三嶌、山崎 池上一摩=12R、上瀧、服部、松井 TEXT/黒須田守)


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勝手にグループ対抗戦!2日目

 さてさて、「勝手にグループ対抗戦」は2日目を終えました。まずはメンバーをおさらいしておきましょう。

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 で、昨夜から26人の読者が予想クイズに参加してくれたのですが、その集計結果は……
【設問1】優勝-準優勝の枠単予想
②-① 6票
①-⑦ 4票
①-② 3票
①-①、⑥-① 各2票
①⑤、②⑧、③②、④②、④④、⑤①、⑥①、⑦①、⑦⑦、⑧①各1票
 ①-②ではなく②-①が1番人気!「人気はドリーム組でも、実力は賞金王組」というところでしょうか。それにしても、「③前付けブラザーズ」の人気のないことよ。今日は上瀧の連勝も含めて5勝してるんでっせ~!! 女子レーサー同士の④④には、深い共感とともに笑わせていただきました。
【設問2】節間の勝率トップ予想
①5票②7票③0票④3票⑤3票⑥1票⑦7票⑧0票
「②賞金王ズ」と、昨日トップだった「⑦SGウイナーズ」が同点トップ。でもって「③前付けブラザーズ」と「⑧無冠の帝王軍団」がゼロっすか。ええんでっか、この人気薄の2グループで今日は7勝も稼いでまっせ~!!

 というわけで、気になる節間勝率ランキングは……

【2日間の成績】
                    初日勝率    2日間勝率  勝者
①ドリームチーム…………… 5・17(4位) 5・33(4位)瓜生
②ザ・賞金王ズ………………6・33(2位) 5・46(3位)
③前付けブラザーズ…………3・75(8位) 5・06(5位)上瀧(2)・倉谷・江口・暢孝
④ザ・ウオッカズ……………  4・50(5位) 4・21(8位)
⑤銀河&アンドロメダ軍団…  5・45(3位) 5・53(2位)
⑥新鋭キングズ………………4・12(7位) 5・06(5位)昭生・幸哉
⑦SGウイナーズ………… 6・61(1位) 6・04(1位)赤岩・菊地
⑧無冠の帝王軍団…………  4・50(5位) 4・41(7位)馬袋・白井
 なんとなんと、人気薄の③前付けブラザーズが5勝の固め打ち!昨日の最下位から見事な巻き返しで5位まで浮上しました。1号艇が4回というのも幸いしたようですが、このグループの特長は「枠番不問」ですから、明日以降も目が離せませんぞ。
 昨日トップの⑦SGウイナーズは、今日も2勝と無難にまとめてトップを堅持。唯一6点台をキープして独走態勢を築きつつあります。
 不気味なのは、やはり①ドリームチーム。順位こそ4位のままですが、瓜生のピンや松井の2・3などでジワ~リ上位に近づいております。

【勝手に三賞】
★殊勲賞/前付けブラザーズ
2007_0530__393  これは文句なし。「狙ったインは逃さない!」という気合いでピンを量産しましたね。特に4R、3号艇から楽々とインを奪って逃走した上瀧の姿は、このグループの象徴ともいうべきもの。今日のMVPもエースのジョーで決まりです。
 さらには倉谷の渋い差し、江口らしい抜き、暢ちゃんの逃げ……前付けだけでなく、イブシ銀の技を堪能できた1日でもありました。ただ、残念なのは西島で、ひとりゴンロクと足を引っ張ってしまいました。明日以降の巻き返しに期待しましょう。
★敢闘賞/新鋭キングス
 5Rで5コースから一気の絞りまくりを決めて10万シュ~を演出した山﨑昭生。痺れましたね~。昭生さんは渋い粘りが身上のように思えますが、実は勝ったときの決まり手は「差し」より「まくり」の方が圧倒的に多いんです。今日のインタビューでも「迷いはなかったか?」という質問に「スリットで出ちゃいましたからね」と飄々と答えておりました。アウト水域でも昭生を見くびるな。今日の教訓です。
★技能賞/ドリームチーム
2007_0530__112  松井のアウト6コースからのまくり差し、瓜生の水を切り裂くような鋭角差し、憲吾のなんとな~く2・3着にまとめてしまう安定感。そして、昭生のまくりに飛びついてバランスを崩したのに4着まで追い上げた魚谷の気迫……明らかに他のグループとは違うオーラを発しておりました。
 気がかりは、まったく伸びない智也と、スランプにはまっているユーユー。特にユーユーは重症です。7R、スリットで覗いていたユーユーは、外から白井が攻めてきた途端に亀が首を引っ込めるように減速して差しに回りました。これはいけない。去年のユーユーなら白井のまくりに合わせて先に仕掛けるなり、ダメもとで飛びつくなり(魚谷のように)していたはず。厳しく言えば、ファン投票4位の意味がわかってませんね。あの勝ち目のない大アジャストは、投票したファン、舟券を買っていたファンを冒涜する失態でした。ユーユー、それほど自信を失っているのなら、初心に帰ってアウトから握って握って握りまくるレースに徹しなさい。それならファンも納得するはずです。

【明日の特注グループ】
2007_0530__039 A/ザ・ウォッカズ
 前半5Rまでに①テラッチ②奏恵②海野①田口と好枠が鈴なり。準優が狙える海野と田口はもちろん、4人がかりで一気に勝率をアップするチャンス。ウオッカズの応援団は迷わず狙うべし!
B/ドリームチーム
 ついつい叱ってしまった絶不調ユーユー、節イチの噂が流れはじめた瓜生、逆にまだまだ整備途上の智也。この3人が1号艇をゲットしました。人気を独占する1号艇で勝ってこその笹川賞ドリームチーム。健闘レベルではファンは納得しません。石に齧りついてでも3連勝するが彼らのノルマなのです。頑張れ、ユーユー!

C/銀河&アンドロメダ軍団
 岡崎・峰・湯川の3人が1号艇をゲット。パワーが上昇している岡崎、リズム抜群の峰リュー、完全に仕上がった湯川で1号艇・3連勝までありえます。で、その代償として3人ともに漏れなく6号艇もプレゼントされていますが、アウトこそがこのグループの真骨頂。両極端の枠でどれだけ勝率を伸ばせるか、しっかり見届けるとしましょう。(Photo/中尾茂幸、Text/笹川賞特設チーム)

2007_0530__483


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笹川賞戦士フォトギャラリー

2007_0530__329_1 タイトル:わおーん

撮影:海野ゆかり

中尾カメラマンからカメラを奪って、内田和男さんを激写。明日は1着をシュート! お茶目な内田さんもナイスです。


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クイズタイム~今日は解答だけ……

ども。クイズタイムであります。いやあ、私、少しヘコんでおります。クイズ企画が本格スタートしたのは、昨年暮れ、まさにここ住之江の賞金王決定戦でのことでした。あのとき、こちらでは難問のつもりで出題したクイズがズバズバと当てられまくり、皆様の競艇知識に驚かされ、また打ちのめされた私たち取材班。それ以後、なんとか皆様の裏をかこうとひねったクイズなども出題し、最近ではピット取材の際、選手の動きよりもクイズのネタを探している自分に気づき、「いかん、いかん。どっちもちゃんとやらなきゃ」などとピットの片隅で頭を振ったりもしていて、でも結局はひねりすぎの問題を出したりもしてしまって、「クイズ、こんなんでいいのか……」と一人、自己反省などもしている毎日なのであります。そして今回、ああ、またもあの住之江と同じような事態になってしまうとは。問題がやさしすぎるのか、それとも私の中で何かが変わったのか、ともかく昨年暮れの驚愕が再び! 私に襲いかかっているのであります。

えー、能書きはどうでもいいですか、そうですか。はい、第2問の正解にいきましょう。

Cimg2813 まず、選手は中野次郎選手ですね。コレは皆様のご推察通り。そして正解は、「Tokyo bay pirates」。そう、平和島が仕掛けた噂のユニットのシャツだったんですね。東京支部に所属する選手たちで結成されたTokyo bay pirates(トーキョー・ベイ・パイレーツ)は、今後さまざまな活動をしていくことになるわけですが、現時点でファンの目に届いているのは、めっちゃカッコいい私服でモデルふうに撮影されたポートレートですね。平和島の最寄駅のひとつであるJR大森駅には、どでかいポスターが貼られていて、ほんと、カッコいいっすよ。次郎選手は、まだ見てないそうですけど。

というわけで、今回も正解多数でございますね……。「T」だけ大文字では、とご指摘された方もいらっしゃいますが、いいんです、トーキョー・ベイ・パイレーツさえ合っていれば。みなさん正解。ただ、つづりまで完璧にドンピシャの方には、ボーナスとしてプラス10Pといたしましょう。皆様、おめでとうございます、はい……。

本日は、解答のみ。明日からは、もっと皆様を迷わせ、また楽しんでもらえるようなクイズを仕入れ直して、お届けいたしますので、お待ちくださいませ。リベンジ、させていただきますよ!


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雨の中――2日目、前半のピット

2007_0528__272  今さらながら、どうも“勝者”より“敗者”に目を奪われやすい性分のようで、今日なども、取材陣をぞろぞろと連れ歩いている峰竜太より、一人ぽつねんと歩いている岡崎恭裕のほうを気にしてしまったりする。峰は昨日水神祭、今日も2着と好成績で、必然的に注目が集まる。一方の岡崎は、今日も結果が出せなかった。笑顔の峰と、ややうつむき加減の岡崎。2R後、ちょうど二人がすれ違う場面があったのだが、対照的な二人の様子を見て、つい目で追ってしまったのは岡崎だった。いや、二人は基本的に大の仲良しで、一緒にいることも非常に多く、たまたま別行動だったのだけれども、それを見計らったわけではないだろうけど、峰の周りには人、人、人。しかし岡崎は……となると、どうしても岡崎に肩入れしたくなってしまうのだった。頑張れ、岡崎。この屈辱を、今節中に晴らせ。
2007_0530__049  そうした意味で、前半のピットでもっとも心が動いたのは、横西奏恵の表情だった。4R、1号艇で5着。朝特訓の際、中尾カメラマンに「ピット離れが悪いんですよ~」と言っていたそうだから、上瀧和則に回りこまれたことや、最終的に5コースに押し出されたことは仕方がない。もちろんそれも悔しいことに違いないが、それよりも3番手を走りながら、2周2マークで川﨑智幸の突進を受けて5番手まで下がったことが、何よりも悔恨の理由であろう。レース後、川﨑が横西のもとに歩み寄って、そっと背中を叩きながら、頭を下げているのを見かけた。横西もまた、頭を下げていたが、川﨑に対する怒りなどないはずで、あるとするならもっぱら自分に向けられたものだろう。いろいろ意見はあるかもしれないが、あれは川﨑がうまかったのだ。それはきっと、横西自身もわかっている。
 ほかの5選手が控室へと向かって、いちばん最後に、横西はリフトから控室への長い道のりを歩き始めた。その顔は……精気のかけらもなく、ただただ表情を硬くして、悔しさに耐えているものだった。蒼白といったら大げさだが、しかしやや青白くも見えた。目は真正面を向いてはいるが、焦点が合っておらず、おそらくつい数分前の出来事を脳裏で反芻していたのだと思う。そして、自らと向き合ってもいたのだと思う。いつかのSGで、成績が上がらず落ち込んでいたとき、山崎智也が「悔しいと思えるなら、まだ大丈夫」と励ましてくれたそうだ。その言葉を、今もういちど、思い出してほしいと思った。その悔恨にまみれた表情こそ、強者のそれである。そして、そんな顔をできることが、美しいのだ。

 さてさて、朝から雨が降り続ける住之江競艇場。これを書いている今は、空が明るくなってきて、どうやら上がっているようだが、気候が変わった日といえば、選手たちが調整に駆けずり回るのが定番である。とはいえ、まだ仕上がり切っていない選手も少なくない2日目の降雨ということもあるのか、初日のような慌しさはあまり感じられない。試運転には入れ代わり立ち代わり飛び出していくから、たしかにピット内の空気は動きまくっているのだが、これは単純に2日目らしい光景といえば2日目らしい光景。いつもより多く見かけるものがあるとすれば、選手同士の情報交換が頻繁だということだろうか。
2007_0530__065  遠く向こうのほうで、金子良昭、江口晃生、濱野谷憲吾、田村隆信という4ショットを発見。ひとまず選手名をざっとメモして、そちらのほうに走り出すと、あら、憲吾が僕の目の前におりますよ、はい。すでに情報交換をすませて、次の動作に移っていたのだ。みな、行動が早い。
Cimg2820_1  目の前の試運転用係留所では、隣り合わせた西島義則と寺田千恵が、ピット中にも響き渡る声で、大爆笑していた。おやおやおや、何を話してるんでしょ、5Rの1号艇と2号艇が、と思って近づくと、どうやら水面の様子について、すでにいちどレースを走っていたテラッチに西島が問いかけているよう。テラッチの人柄もあるのだろうが、妙に明るい会話であった。
2007_0530__111  ふと見上げると、遠く向こうのほうでは、今度は山本浩次、辻栄蔵、田口節子の3ショット。少し前には、この3人が足合わせをしているのを目撃していて、ピットに戻ってきて、手応えを確認しあっているのだろう。と、思いきや、解散するときに田口が山本と辻にぺこぺこと頭を下げている。もしかしたら、山本と辻が、一緒に走った田口に何かアドバイスをしていたのだろうか。なるほど、山本と田口は同県、辻はお隣で同地区だ。SGレーサーと走ることは、ひとつひとつが田口にとって栄養分となるはずだ。
Cimg2821  おっと、このツーショットは同期生では!? 江口晃生と佐藤正子さんだ。今は立場が分かれているが、ピットで久々に顔を合わせることは、お二人にとっても嬉しいことに違いない。江口もニコニコ、正子さんもニコニコ。こういう同窓会も、いいものですね。正子さんが3154、江口が3159、登番も近い二人の幸せな光景でありました。

2007_0530__032  さてさてさて、雨が降ろうがインが強かろうが気になる山崎智也。姿を見かけたのは整備室。そう、本体整備をしておりました。前検日に「やるかも」と言ってはいたが、本当に手をつけましたか。整備士さんに相談しながらの作業だったが、終始ニコニコ顔で、整備士さんと談笑している様子だったあたり、智也の人柄なんだろうなあ。これがどんな結果を導くのか、11Rが楽しみだ。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田守)


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2日目!

おはようございます。本日は、雨の笹川賞! 大阪は朝から雨が降っております。しかし、水面は熱い。空模様を吹き飛ばす戦いに期待したいですね。

さて、本日は写真を何点か。

2007_0529__042 住之江ピットのボートリフトは、いちばんスタンド寄りにあります。そして、競技本部や出走ピットなどは、2マークの奥にありますよね。選手の控室も同じ場所にあります。つまり、レースから戻ってくると、けっこう長い距離を歩いて戻るわけですね。

2007_0529__092エンジン吊りに出てくる選手の場合は、そのけっこう長い距離を往復することになるわけでして。で、レース終了後から展示終了後までは、報道陣はリフト近辺には立ち入ることができなくなり、したがって写真撮影はこんな角度から行なうことになるんですね。

2007_0529__098というわけで、こうしたさまざまな選手が歩いて戻ってくる姿を正面から撮影することになるわけですね。単独で戻ってくる選手もいれば、こうしていろんな組み合わせで話しながら歩いてくる選手もいるわけで。

2007_0529__040_1ほんでもって、モーターから燃料を抜くのは、同僚たちが買って出ています。出走選手はカポックなどを早急に脱がなければならないので、仲間たちがこうしてモーターを運んだり、燃料抜いたりしてるんですね。

というわけで、住之江ピットならではの風景でした。

それでは今日も張り切ってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)    


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笹川賞・特設予想ク~~イズ!!

 ファン投票で選考される笹川賞は実力+個性がモノを言います。そこで今回の全選手をジャンル別に8つの枠に分類してみました。

①ドリームチーム/松井、智也、憲吾、ユーユー、魚谷、瓜生
②ザ・賞金王ズ/服部、太田、市川、信一郎、辻
③前付けブラザーズ/西島、金子、江口、今村暢、倉谷、上瀧
④ザ・ウオッカズ/日高、寺田、海野、横西、田口
⑤銀河&アンドロメダ軍団/井口、田村、丸岡、湯川、岡崎、峰
⑥新鋭キングズ/今村豊、昭生、烏野、幸哉、中野、石野
⑦SGウイナーズ/平石、濱村、三嶌、山本、池田、赤岩、坪井、菊地
⑧無冠の帝王軍団/星野、森、川﨑、松本、仲口、木村、馬袋、吉川、鎌田、白井

 さて設問です。
【設問1】優勝→準優勝の枠単を当てよ(1点予想)。ゾロ目もあり。たとえば優勝が服部で準優勝が松井なら2-1。優勝が西島で準優勝が上瀧なら3-3。正解者には100Pを差し上げます。

【設問2】6日間の節間勝率(各グループの平均)でトップに立つグループを当てよ(1点予想)。ただし、ドリーム戦の付加点はありません。すべて1着10点、2着8点、3着6点、4着4点、5着2点、6着1点、FLを含む不完走0点(減点は不問)とします。
 的中配当は枠によって異なります。
①30P②40P③100P④200P⑤60P⑥70P⑦80P⑧100P

 〆切は明日2日目の午前10時。直感なり徹夜の研究なりwで、どしどしご参加くださいまし!

 で、以下はじっくり傾向と対策を考えたい方のため(特に設問2ですな)に、あれこれ参考データを補足することにしましょう。

【パドック】まずは、各グループのチームカラーと長所短所を。
2007_0529__363 ①ドリームチーム…いわずと知れた今節のドリームメンバー。人気はもちろん実力もディープインパクト級で、文句なしのV候補だ。ただ、智也のパワーとユーユーの近況不振が気になるところ。
②ザ・賞金王ズ…いわずと知れた賞金王決定戦の覇者たち。破壊力はメガトン級で全体の格ではドリームチームを圧倒する。ただ、太田の痛恨Fが戦況にどう響くか。
③前付けブラザーズ…いわずと知れた進入から容赦なく若者をイジメるちょい不良オヤジ軍団。住之江での前付けは威力満点でツボにはまれば圧勝まであるが、深くなりすぎてゴンロクを多発するというリスクもある。
④ザ・ウオッカズ…いわずと知れた紅5点のナデシコ軍団。グレートマザー逸子を中心に結束力も堅く、競馬のダービー(64年ぶり牝馬V)に連動しそうな勢いも見逃せない。軽量を生かした末脚が武器だが、やはりネックはここ一番のコース取りか。
2007_0529__027 ⑤銀河&アンドロメダ軍団…いわずと知れた85期・銀河系軍団に新鋭の大器・岡崎&峰リューを加えた宇宙規模集団。結束力と度胸は文句なしのトップレベルだが、ちょいと気を抜くとすぐにゴンロクを並べる脆さも同居する。
⑥新鋭キングズ…いわずと知れた新旧の新鋭王座で結成された精鋭チーム。『ミスター競艇』今村豊を中心とする一撃必殺の鬼才揃いだ。同じ新鋭王でありながら西島、服部、瓜生、田村を他のグループに取られたのがチと痛いところ。
⑦SGウイナーズ…いわずと知れたSG覇者の混成チーム。平石を中心にベテランから若手まで弱点が見当たらず、抜群の安定感を誇る。ただ安定感がありすぎて無難にまとまってしまう危険もちょっぴり孕んでいる。
⑧無冠の帝王軍団…SG制覇までもう一歩、明日のスーパースターを目指す精鋭部隊だ。実力はもちろん折り紙付き、あとは一気に突き抜けるだけの運や自信、度胸の問題だろう。実績がないため人気薄だが、SGへの情熱とモチベーションは高く一発大穴の可能性を秘める。
(重複する選手は①枠から順番に優先採用しています)
【初日成績】続いて初日のグループ別勝率を紹介しよう。
                      平均勝率     勝者
①ドリームチーム……………5・17(4位)   松井
②ザ・賞金王ズ……………   6・33(2位)   服部・市川
③前付けブラザーズ…………3・75(8位)  上瀧
④ザ・ウオッカズ……………  4・50(5位)  海野
⑤銀河&アンドロメダ軍団… 5・45(3位)   井口・峰
⑥新鋭キングズ………………4・12(7位)  
⑦SGウイナーズ…………… 6・61(1位)   濱村・三嶌・山本・平石
⑧無冠の帝王軍団………… 4・50(5位)   星野
 ドリームチームは6人で1~6着を分け合うため、今日はどう着順が入れ替わっても平均5・17。少し不利ではあるが彼らの実力を考えれば巻き返しは必至。ちょっとしたハンデと思ってもらいたい。
2007_0529__289  初日のトップはSGウイナーズだ。1Rでいきなり濱村が勝ち、エース17号機の三嶌と山本も1・3と手堅くまとめている。2位の賞金王ズは服部と市川が1着発進。太田のFがありながら6点を突破したのは見事の一語。
 ワーストの前付けブラザーズは、上瀧以外の前付けがことごとく不発。Sで後手を踏み、まくられるわ差されるわ転覆するわで災難続きの初日だった。

 それぞれに魅力溢れるグループたちが、どんな活躍を見せてくれるか。明日以降も得点経過とともに報告させていただく。(Photo/中尾茂幸、Text/笹川賞特設チーム)


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手応え――初日、後半のピット

2007_0529__506  ん? 装着場の奥のほうに見えるは倉谷和信選手。なんだか長い棒を振り回しているように見えるが、何だろうか? ということで、つかつかと倉谷のほうに歩いていったら、途中でバッタリ、菊地孝平と出会った。いつも笑顔で挨拶や会話を交わしてくれる菊地だけに、こちらの顔も自然と緩む。すると、菊地がいつもとは少し違う風情でニヤリと笑った。ん? これは何かあるぞ。足は自然と、菊地のほうにすすすーっと方向転換だ。
 顔をさらにほころばせて、菊地は開口一番、言った。
「今節はやりますよ~」
 おぉっ。これはもしかして、絶好調宣言!
「今節は、いつもとは手応えが違う。自分の中でのイメージですけどね。優勝戦や準優勝戦に出たとしても、センターからでもいける手応えです」
 そう語り出したときには、真剣な表情になっていた。笑顔でちょっとおどけながら心中をあらわにし、真剣な顔つきに変化して具体的な内容を話す。これは、菊地の本音モードだ。モーターのパワーには不安はなく、今日の4Rは4着だったが、これは調整が合い切らずにレースを迎えてしまったものだとのこと。その後の調整でバッチリ仕上がったそうで、これが気合のこもった言葉につながっているのだ。ちなみに、昨日の前検で使ったペラは完全な伸び型仕様で、6コースになりそうなときなどに使う可能性はあるけれども、今後は今日仕上げたペラでのレースとなりそう。ともかく、明日からの菊地は手応え万全でレースに臨む。「やりますよ~」の言葉を信じたい。あ、でも「これは内緒ですよ~」と人差し指を口にあてて笑っていたので、皆さん、このお話は内緒ということでひとつ(笑)。今回の菊地の渾身走は、忍法ひそやか大作戦(?)なのだ。

Cimg2816  で、菊地とすっかり話し込んでから、「そうそう、倉谷選手は?」と急いで装着場奥に向かうと、おぉ、まだ棒を振り回してます。何かと思えば、ゴルフスイング。艇運職員さんに、スイングのアドバイスをしているところだったのだ。バックスイングでいったん止めて、腕の角度などを説明し、ゆっくり振り下ろしてスイングの軌道を解説する。住之江のピットでは、松井繁や太田和美が艇運職員さんの控室で過ごしているのをよく見かけるのだが、地元勢と職員さんの間に固い信頼関係が築かれているんでしょうね。ちなみに、時間帯は12R前。自分の作業を終えた倉谷、自分の仕事を終えたあとのコーヒーブレイク、ってところだったのでしょう。

2007_0529__612  菊地と同様に、「足は良くなった」とキッパリ語ったのは、横西奏恵だ。引いたエンジンは4月に山崎智也が優勝した素性機で、長嶺豊さん情報によれば「智也が、今節も引きたかった言うとったわ」というほどのもの。しかし、今日はゴンロクで、苦しいレースぶりが気になっていた。顔を合わせて声をかけたときには、思わず「残念な成績でしたが……」としかめっ面になってしまった僕だったのだ。ところが、奏恵ちゃん、ニッコリ笑って、「調整して、良くなったんですよ」。ま、マジっすか?「前半は調整が何にもわからない段階でレースになってしまって、でも調整したら良くなったんですよね」と、ちょっと弾んだ声を出した。長嶺さんも頑張ってほしいって言ってましたよ~、と伝えると、さらにニッコリ。「頑張りますよ~!」。うぐぐっ、かわいいなあ、奏恵ちゃんは……てなことはともかく、明日は2日も早い勝負駆け、カッコいい走りを期待してますよ!

2007_0529__114  一方、気になる動きを見せていたのは、田中信一郎だ。H記者が東の横綱に指名した機力、ピットで見せている雰囲気――なんだか目を奪われて仕方がないほどの、眩しいオーラを放っているのだ――からして、今節はかなりやってくれそうな気配を感じていた。11Rも、服部幸男に逃げ切られたものの、イン絶対王朝のような今日の住之江で3コースから2着を確保したのだから、上々の初戦だったはずだ。ところが、着替えを終えた信一郎は、整備室に飛び込んで本体をいじり始めたのである。作業時間はもうほとんど残されていないから、大急ぎでの整備となったわけで、それでも明日に回さず今日動いたのは、よほど気になることがあったということだろう。12R後に整備室を覗くと、もう姿もモーターも消えていたが、明日の信一郎にはちょっと注目してみたい。

2007_0529__460  11Rといえば、引き上げてきた田村隆信の悔しそうな顔が印象に残った。6号艇4着は、良くはないがすごく悪くもない成績と言えるはずだが、道中3番手の局面がありながら、池田浩二の全速ツケマイに逆転を許してしまっていたから、笑って帰ってこれるわけはなかった。ふと思い返すと、これまでのピット原稿で田村のことに触れたことは、意外と少なかったような気がする。SG覇者であり、SG常連であり、だからSGのピットでは何度も顔を合わせている田村なのに(ついでに言えば、森高一真が僕をからかうときなど、よく隣にいたりしたものだ)、どういうわけだか、田村に特別な注意を払ったことが少ないように思うのだ。理由は簡単なことで、田村は感情の起伏をそれほど強く露わにするタイプではないし、大一番を前にしても淡々と振舞うことができるし、大きく目立つ動きをしてみせるようなこともあまりないからだ。本当は、これってスゴイことなのである。あの若さでやりこなせる芸当ではないし、それが田村の強さの一要素であることも間違いないはずだ。だが、そんな田村が今日、明らかに悔しさを隠そうとしなかった。その後は、何度もモニターに見入ってレースをチェックしていたが、それもまた悔恨がさせていたことだろう。勝手な言い分かもしれないが、こんな田村を見たかった。天才レーサーが見せる感情は、たまらなく魅力的だからだ。明日は勝って大笑顔の田村が見たいぞ。

2007_0529__356  12Rドリーム戦。昨年の賞金王決定戦優勝戦と1人が入れ替わっただけで同じメンバー構成となった。リベンジマッチとも言えたこのレース、終わってみれば松井繁が返り討ちに斬って取る結果となったのだった。3着・瓜生正義、6着・中村有裕までが同じ着順。4着だった魚谷智之は2着、5着だった山崎智也が4着と少しだけ着を上げたが、まあそんなことは偶然の領域のお話だろう。ともかく、レース後の松井は実に堂々としていた。去年の12月、歓喜に沸いていた彼とはまた違った、存在自体があまりにも巨大に屹立している、といった感じの王者像。まるで、勝って当然といったたたずまいで、圧倒的なオーラを立ち上らせていた。JLCの勝利者インタビューで、しかし苦しさも感じていたと語っていた内容は、本音だろうとは思う。だが、その苦しささえ力に変えたとしか思えないほどに、松井は大きく大きく見えた。本当は、僕の半分以下しか体重がないんですよ、彼は。身長だって、僕のほうが大きい。なのに、間近で見た松井は、実にでっかかった。やっぱり、この人の存在感は現在の艇界最大ではないだろうか。

2007_0529__232  さて、ドリームは残念ながら4着の気になる山崎智也。1周1マーク、松井の上を握って攻めたのは、何かの決意の表われだったのか。レース後は、意外とさばさばした感じで、暗い表情は見せていなかった。もっとも、総理杯のときに書いたが、これが智也の本音を表わしているかどうかは微妙なところで、明日以降の様子も気にする必要はある。レースを見る限り、まだまだ調整の余地はありそうで、明日も忙しく動き回っているような予感がするのだが。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田=倉谷 TEXT/黒須田守)


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本日の水神祭! 峰竜太!

 出ました、スーパールーキーの水神祭! 今節は、水神さまが祝福を待っている選手は3名いますが、初日から早くも出ましたよ~。しかも、登番のもっとも若い選手!
 本日6R、4コースカドからマクリ差しをズバッと決めた峰竜太が、嬉しい嬉しいSG初勝利! 5Rまでイン逃げ5連発という、イン絶対有利な流れの中、今節初のイン以外からの勝利であるとともに、これから長く闘っていくことになるであろうSGでの記念すべき初白星をあげたというわけです。

2007_0529__191  水神祭は、8Rの後。同県の大先輩・上瀧和則のレース終了を待って、行なわれました。その8Rでは上瀧も1着、後輩の水神祭に彩りを添えましたね~。ま、上瀧さん、峰の水神祭をすっかり忘れて、整備室に向かってしまったんですけどね。峰くんが呼びに行くと、苦笑いしつつ、会場に駆けつけた上瀧でした。
2007_0529__194  では行こう、水神祭。参加したのは、上瀧をはじめ、今村暢孝、日高逸子、岡崎恭裕の九州勢と海野ゆかり。あら、峰くん、開会式でもつけていたスパイダーマンのマスクをつけているぞ。ウルトラマンスタイルに持ち上げられた峰竜太、せーので、ドッボーーーーーーーン! 空中でひねりを加えながら、スパイダーマン峰は水中に吸い込まれていきました。ところがスパイダーマン竜太、あわててマスクを脱ごうとしてます。それを見た上瀧が「窒息するわ」と大爆笑。どうやらマスクしてると呼吸ができないみたいっす(笑)。マスクを完全に脱いで、普通の峰竜太に戻った峰竜太(?)、上瀧と岡崎に引き上げられて、ニッコーーーーと笑ったのでありました。
2007_0529__202  で、その直後、上瀧が急にダッシュしたので、急いで整備室に戻るのかと思いきや。なんと上瀧は、峰のシューズとズボンを取りに行って、峰の元に届けたのでした。うーん、上瀧親分、優しいっ! 

2007_0529__207  峰竜太選手、ひとまずおめでとうございます。しかし、君の可能性は、たかが初勝利に浮かれておしまいになるようなものではないはず。これからのさらなる大活躍を期待します。今日は単なる第一歩。近いうちに、最終日の夕暮れに水神祭ができるよう、頑張れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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クイズ第2弾……

どもです~。クイズタイムです~。いやあ、まいりました。第1問、いろんなところに正解が出ていたんですね……。しかも、うちひとつは、BOATBoyと当「競艇特集」でもおなじみの、池上一摩の写真じゃないですか。さっき、しばいておきましたが、はうぅ……、アタシが甘かったっす。

Cimg2805 はい、正解は、「ファンから選手へのメッセージボード」です。これをピットで見ながら、選手は気分を高めていくわけですね。はい、以上。詳しくは、さまざまな正解掲載場所をご参照ください。フン。というわけで、昨夜から、いじけまくっているアタシでありました。正解者はもちろん多数いらっしゃいます。おめでとうございます。

Cimg28132 本日、この選手をつかまえて、着ている服の背中を撮影させていただきました。それでは問題、隠した部分には何と書かれているでしょうか?

正解者には30P。締め切りは明日30日の午後2時でございます。今回もたくさんの解答、お待ちしてますです~。……まさか、これもどこかに正解が出てたりしないだろうな……。


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緊張感漂う――初日、前半のピット

2007_0528__472  総理杯では、選手たちがリラックスした表情を見せていたことを、何度か書いているが、この笹川賞では様相がガラリと変わった気がする。もちろん、笑顔はそこかしこに見られるし、みながみなカタい表情を見せているわけではないけれども、総理杯に比べて空気がピリリと締まった感じがするのだ。賞金王でしか来たことのなかった住之江のピット、という環境がそう感じさせるのか、それとも選手たちの意識が変わっているのかは、今日のところは判然とはしないけれども、ただ、いよいよ本格的にSG戦線が始まったんだなあとは漠然と思ったりもする。もちろん、こんな空気も実に居心地のいいものだ(こっちも緊張しちゃうけど)。

2007_0528__140  もしかしたら、そうした雰囲気は、慌しい初日だからこそ、という可能性もあるなあと思ったりもする。いつものSGと同様、今日の午前中は忙しそうに走り回る選手たちの姿ばかりが目に飛び込んでくる。試運転用係留所は満艇状態。レースがひとつ終われば、選手たちは試運転開始の緑ランプを今や遅しと待っている。整備室にもさまざまな選手の姿があって、上瀧和則や服部幸男など、後半にレースを控えている者たちが早くも整備に励んでいる。そんななかに、たとえば2Rを終えた木村光宏が速攻で飛び込んできて、調整を始めたりもしている。木村は9Rにも出走だから、大急ぎの風情だ。同様の動きを見せた一人が平石和男で、3Rを終えるとギアケースを外してダッシュで整備室へ。こちらは2走目が7Rだから、木村以上に時間は残されていない。彼らの動きひとつひとつが、ピットの慌しさを形作っている。

Cimg2812  装着場で、ぐっと集中して作業をしていたのは中村有裕。彼の場合は、総理杯でも特にリラックスしていたふうには見えなかったから、ようするにいつものユーユーがそこにいたということになる。ボートに乗り込んで、ギアケースの相当微妙な部分の調整をしているようで、話しかけてコメントを聞けるような雰囲気ではまるでない。遠目から観察することすら憚られるような感じは、やっぱりいつものユーユーということになるだろう。たっぷりと時間をかけて調整を終えると、さらにカウリングあたりもチェックして、そのままボートリフトのほうに艇を運んでいった。顔色ひとつ変えずに、真っ直ぐ前を向いて歩くさまも、ユーユーらしいと思った。
Cimg2810  対照的だったのは、市川哲也だ。朝から、懸命の整備を続けていて、いったんは試運転に向かった市川。その数分後だろうか、いったん引き上げてきた市川は、ボートを架台に乗せて押しながら、整備室のほうへ猛ダッシュ。大急ぎで再調整をし、検査員さんにチェックしてもらって、再びボートリフトまでボートを押して猛ダッシュ! 険しい表情の市川を眺めつつ、うわ、大変そうだなあ……と思って出走表を見返したのは4R締め切り数分前。うがっ、市川は5Rに出走ではないか! つまり、展示ピットにボートを係留しなければならないわけで、まさにギリギリまで調整をしていたということになる。その甲斐あって、5Rは1着をゲットしたが、この様子だとまだまだ調整は続きそうである。

Cimg2806  忙しい時間の合間に、選手たちは情報交換にも余年がない。1Rで苦いSGデビューとなってしまった岡崎恭裕と峰竜太も、試運転用係留所で真剣に話し合っている。「まだ20歳と22歳かあ」と、長嶺豊さんが頼もしそうに二人を見つめていたが、岡崎も峰もまるで気づく様子もなく、長い時間、会話を交わし続けるのだった。
Cimg2808  乗りに乗る兵庫支部、準地元ということもあってか、6人での参戦(関東は地区全体で5人なのに)、心強い味方が常にそばにいるわけだ。左の写真は松本勝也、吉川元浩、馬袋義則。その後には、松本と魚谷智之のツーショットも見かけていて、松本が魚谷の気力を気にかけ、魚谷は様子を松本に報告しているところだった。どうやら、兵庫支部の精神的支柱は松本勝也。彼が、支部を引っ張っているようである。魚谷に続くSGウィナーが出れば、影のMVPはこの人ということになるはずだ(もちろん、松本自身も優勝を目指せ!)

2007_0528__216  さて、笹川賞連覇なるかと気になる山崎智也。整備室を覗いて、いちばん奥のギアケースを調整する部屋にその姿を見つけたときは、やっぱりそうなのか、と思った。昨日、今節は本体をやるかもしれないと語っていたので、整備室で見かけることがあるだろうと予測していたのだ。装着場にある智也のボートを確認すると、やはりギアケースが外れている。ギアケース自体は「外回り」と呼ばれる部位であるが、普段はペラ中心である智也が、モーターのほうにも目を向けているのは間違いなさそうだ。今節の智也は、まずその動きとそれによってもたらされた結果について、注目してみたい。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田=中村、市川、岡崎&峰、兵庫 TEXT/黒須田守)


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開会式!

 笹川賞、開幕! 9時45分から行なわれた開会式ですが、笹川賞の開会式といえば、ほぼすべての選手が「たくさんのご投票、ありがとうございます」とまずはファンへの謝意を表明しますね。これ、決して社交辞令じゃないんだそうです。笹川賞というのは、ある意味、「自力」で出場がかなうSGではない。出るためには、ファンの後押しが必要となるんです。だから、多くの投票を得られるのが、本当に嬉しいらしい。自分の評価のようなものが数字として表われることも、感慨無量なものなのでしょう。
 というわけで、感謝の気持ち溢れた開会式、ベスパフォ~形式で行きましょう。

第5位 だ、誰のこと!?
2007_0529__148 烏野賢太
「最近大阪の人にボコボコにされています。でも、今節は一人勝てそうな人を見つけました」

 誰ですか、その“一人は”! 大阪勢は、今節7名。そのうちの誰なんでしょうか。松井ですか、信一郎ですか、それとも同期の倉谷ですか? でも賢太さん、一人なんて言わずに、7人全員に勝っちゃいましょうよ。いや、大阪勢といわず、全員に勝って優勝を目指してください!

第4位 宣伝かよ
2007_0529__135 日高逸子
「お知らせです。7月末に私の主人の本が中日新聞社から出ます。よかったら買ってくださーい」
森竜也
「日高さんの話は本当にいい話なので、よかったら買ってください」

2007_0529__149   うははははは! 宣伝合わせ技、一本! ちなみに、本のイラストは日高選手自身が書いたそうです。こりゃ楽しみですなあ。詳報は、ここでもお知らせいたしますので、しばしお待ちを。それにしても、ドラゴン森、MCの荻野さんが「やっぱり三重のエースはこの人!」と力強い紹介を受けたのに、福岡支部の先輩の宣伝をしちゃいましたか。ええ人ですなあ。

第3位 出馬宣言!?
2007_0529__163 辻栄蔵
「このまま参議院選挙に出たときも、この投票数をお願いします」

 すわっ、辻栄蔵、参院選出馬!? ま、「たぶん出ないとは思いますが」と付け加えてましたけど。でも、「たぶん」ってことは、出る可能性あるってこと? 本当に出馬したら、我ら競艇ファンがこぞって投票しますから、この笹川賞の得票数なんてもんじゃないでしょ、当選確実! あ、辻選手。レースでは、辻選手に勝舟“投票”券がどかーっと託されますからね。期待してますよ!

第2位 謙遜しすぎです
2007_0529__087 金子良昭
「何の取り得もない自分にこんなに投票していただいて、ありがとうございます。42のおっちゃんでも、頑張ります!」

 そんな、取り得もない人が笹川賞に出られるわけないでしょ、金子さん。42のおっちゃんといっても、まだまだ若い。もちろん謙遜でしょうが、最近絶好調の金子選手、そんな必要ありませんって。SGではちょいと結果が出ていませんが、そろそろ大暴れを期待したいものです。

第1位 1位コンビ
2007_0529__013 鎌田義
「補欠1位滑り込みです。この幸せをみなさんにもおすそ分けしたいと思い、繰り上がり1位Tシャツを作りました。もらってください……あと1枚……もう1枚!」
松井繁
「カマギーは繰り上がり1位Tシャツでしたが、僕はファン投票1位Tシャツを作りました。よかったらもらってください」

2007_0529__188  仲良しの二人は、“1位コンビ”でもあったんですねえ。そして、ともにTシャツを作ったと。ほしいなあ。くれないかなあ。てなことはともかく、カマギーはほんと、エンターテイナーですよねえ。そして、それにきっちり呼応してみせる松井もさすが! 1位コンビで成績も1位を目指してください!

2007_0529__120  ほかにも、アズマックスのマネして、お札で「暑いですね~」と汗を拭いた湯川浩司とか(彼もエンターテイナー!)、スパイダーマンのマスクで登場して「カッチカチやぞ~」を披露した峰竜太とか、「ファンと最愛の妻と子供のため」とファン愛、家族愛を表明した西島義則とか、楽しいコメントが満載の開会式でした。次は、水上のパフォーマンスで魅せてくださいね!

 開会式のあとは、恒例のドリーム戦出場選手インタビュー。時間の関係もあって、ちょっとアッサリ目でしたね。それぞれに、今日の12Rに懸ける思いを熱く語りましたよ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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笹川賞開幕! 初日!

おはようございます! 笹川賞開幕です! 今日は住之江の道が事故渋滞していて、到着が遅れたため、開会式取材に直接向かったため(後ほどアップします~)、この更新がおそくなってしまいました。すみませ~ん。あ、予想のほうが先にアップされてますね。今日のところは、そんな順番で失礼します。

2007_0528__056さて、本日の注目選手を。ま、本日というか、今節こそ!の期待を込めて、この選手をピックアップしました。瓜生正義です! 誰もが、SG制覇を期待する逸材。そして、獲れないのが艇界の七不思議とも言われる無冠の天才。ほんと、そろそろ獲ってもいい頃でしょう! 初日から突っ走ってほしい、そんな意味も込めて、本日の注目大期待選手であります。ドリームは6号艇ですが、笹川賞といえば6号艇が強いSGとして有名です。緑のカポックでも、無視できませんぞ~。

というわけで、今日もよろしくお願いします!(PHOTO/中尾茂幸)


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笹川賞でもクイズです!

どもどもども~。やってまいりました、クイズタイム! 笹川賞でもやっちゃいますよ~。さっそく第1問いっちゃいましょ~。

2007_0528__2642

えー、今節のピットにはあるものが設置されています。左の写真で、緑色に塗りつぶしたものですね。手前の池田浩二選手と比べてみると、でっかいっすね~。しかも、これで下半分ですからね。いやあ、塗りつぶすのも苦労しました……。これ、ナニ?

これが問題でーす。正解者には30P! 締め切りは明日29日の午後2時ですよ~。今回もご解答、よろしくお願いします!


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初夏のメッカ――笹川賞、前検のピット

 住之江ピットに足を踏み入れて、ちょっとした違和感を覚えてしまった。これまで、ここに立ったのは2度とも賞金王決定戦。一昨年は厳しい寒さに震えながら、昨年は口々に暖冬の恩恵をこぼしながら。いずれにしても、住之江ピットといえば、冬、なのだ。ところが、今日の住之江ピットは、いや~~~、爽快! 五月晴れのなか、爽やかな風を感じながら、選手たちが行き交うのを眺める。なんだか不思議な気分になろうというものだ。
2007_0528__408  ボーっとしてたら、「クロちゃんっ!」。三嶌誠司が、いつものように、笑いながら声をかけてくれた。こうして三嶌さんと挨拶を交わすのが恒例になったなあ、とこれまた不思議な感覚に陥る。三嶌は今回、噂のオバケモーター17号機を引いた。「いいエンジン、引きましたね!」と言ったら、三嶌はニヤリと笑いながら、小声で「な?」と言って、うんうんとうなずいた。感触も良好の様子だぞ。

2007_0528__263  三嶌が去っていって、またまたボーッとしていると(←取材しろよ)、今度は中野次郎が「こんにちはっ!」と駆け足でやって来る。いや、もちろん僕の元に駆け寄ってきたわけではなく、自分のボートが置いてあるところに走って移動していたわけだが、その表情と声の張りを見ると、気分は上々の様子だ。そういえば、次郎と会うのは、ずいぶんと久しぶりのような気がするなあ。と、記憶を辿ると、1月の唐津周年ではなかったか。その前は、まさにここ、昨年暮れの住之江だ。去年はほとんど毎月、顔を合わせていたような感覚だが、今年の次郎はこれがSG出発点。一皮剥けた中野次郎を見せるのはこれからだ。
2007_0528__285_1  ペラ室のほうまで移動して、またまたボーっとしていると(←だから、取材しろって)、菊地孝平がペラ室から出てきて、プロペラを光にかざし始めた。その真剣な目つきに、思わず声をかけるのがはばかられ、会釈だけしてその場を離れる。やや遠くから観察すると、2枚のペラを交互に見つめて、最後に小さくうなずいていた。ひとまず納得したのだろうか。その数分後、気づけば整備室で格納作業に入っていた菊地孝平、試運転を見る限り、足は良さそうだし、精神的にも落ち着いた様子、近況好調ぶりを発揮できそうな感じだ。次郎同様、去年はSGでは必ず顔を合わせていた彼も、今年のSG緒戦となるのが笹川賞。やっぱりこの人がいなくちゃ、寂しいですよね。

2007_0528__458  ピット内を縦横無尽に走りまくる影があった。こんな姿を見せるは、もちろん新兵。降ろしたてのSGスーツに身を包んだ、峰竜太であった。うん、似合ってますよ、ミネリュー! となると、もう一人の新兵、岡崎恭裕は……やっぱり走ってます。ともに九州地区ということで、一緒にいるところもずいぶん見かけた今日だったが、先輩のお手伝いだけしていればいいわけではないのが、最若手たち。もし定点観測していれば、いちばん数多く姿を見かけたのが二人だったはずで、それくらい彼らは右へ左へ駆けずりまわっていたのである。あ、岡崎は自前のレーシングスーツを着ていたなあ。明日あたりはSGスーツ姿を見られるだろうか。

2007_0528__461  で、二人の仕事は雑用ばかりではなく、自分たちの前検作業もあるわけで、彼らにとっては初のSG前検でもあるわけだ。もっとも登番が若いから当然9班(前検は1~9班に分けられて、ドリーム戦出場選手以外は登番順)に入ったわけだが、ここに再展示となった松井繁が加わった。早くもSGで王者と対決!……って、対決じゃないっすね、はい。しかし、SGの醍醐味を早くも味わうことができたのではないだろうか。前検を終えて、仲良く並んで戻ってきた二人だが、岡崎が渋面を作っていたのが気になった。たしかにモーター勝率は低いのだが……。

 ドリーム戦出場選手の様子を、共同会見でのコメントも含めて、簡単に。
①松井繁(大阪)
2007_0528__513  モーターの締めるべき部分を一点締めていなかったということで、再展示になった松井だが、これは特に問題なさそう。モーターは勝率以上の動きだったということで、会見での表情は明るく見えた。ピットでは、濱村芳宏や鎌田義らと談笑しているところを見かけており、今日のところは余裕綽々。終始リラックスしているように思えた。
 そんな王者のキーワードは「あとはペラ」。GW開催で使った1枚と新ペラ2枚で臨んでいる今節、「新ペラで行く可能性も充分あるという感じだと思いますね」と、なぜか単純な事象に言葉を多く費やしたのが気になった。逆に言えば、ペラが定まれば、王者モードに入るであろう。
②気になる山崎智也(群馬)
 4月の一般戦で優勝を飾っている智也だが、今回はそのときに比べて苦しそうな手応えのようだ。「今節は本体をやるかもしれないですね」とも言っていたから、それほど泣きは入れていなかったものの、実際は厳しい現状ということかもしれない。とは言いながらも、今日の作業はわりと早めに切り上げたようで、8班が前検航走をしている頃には、着替えてのんびりと歩いている彼を見かけている。
 そんな智也のキーワードは「いつも通り」。会見で何度かこの言葉を繰り返したのだ。だからこそ、僕には逆に「いつも通り」じゃないように思えるのだが、気のせいだろうか。やはり今節の智也も、ここ最近では「いつも通り」のスペシャルな気合を携えていると見た。
③濱野谷憲吾(東京)
2007_0528__208  たぶん、もっとも肩の力が抜けているのは、この男しかいないだろう。やはり、総理杯優勝は、今年の後半を戦っていくうえで、大きな大きな精神的アドバンテージとなるはずである。前検後、智也とツーショットで引き上げてきていたが、二人とも笑みをたたえていたものの、憲吾の笑みのほうがずっと突き抜けているように思える。機力のほうも、伸びが上々とのことで、これを活かしたセッティングにしたいとのこと。
 そんな憲吾のキーワードは「気を引き締め直して」。別に総理杯後の彼が緩んでいたとはまったく思えないけれども、憲吾は自己と向き合った結果、そう考えたようだ。機力、気力ともに、充実一途の濱野谷憲吾。SG連覇も充分にありそうか!?

④中村有裕(滋賀)
 今年に入ってから、いまひとつパッとしたところのない、ユーユー。それを訊ねられると、「予定通りです」。は? 調子落ちが予定通り? そのココロは、「いつか悪くなると思ってたんで」。つまり、昨年後半の好調がいつまでも続くわけはない、必ずバイオリズムが悪くなるときが来る、とユーユーはあの快進撃の頃から考えていたようなのだ。そして今は、じっと耐える時だということも認識しているのだろう。すごいなあ。なかなかできる考え方じゃないぞ。ということは、もちろん再び「ユーユー・タイム」が来ることも間違いないのだ。そのスタートが、今節だったとしてもおかしくはないだろう。
 そんなユーユーのキーワードは、「夢のようです」。笹川賞ドリーム選出を、たった一言、そう表現した。ちょっと棒読みで(笑)。ユーユーのこういう発言、一見、本音のように思えなかったりもするのだが、本当の本当に本音だったりもする。そして、こういう謙虚さが、ユーユーの原動力にもなりうるのだ。

⑤魚谷智之(兵庫)
2007_0528__221  この人の勢いと充実ぶりは、もはや説明の必要はないでしょう。会見では、質問ひとつひとつにキビキビとした解答を示していっていて、実に力強さを感じさせる語調なのだが、ピットで見かけるときには同期や兵庫勢と最高の魚ちゃんスマイルを見せてもいる。メンタルトレーニングで強者のハートを手に入れた彼は、戦いに臨むときの精神の高揚させ方を完全に掴んだのだろう。彼が苦戦する姿、まったく想像できないんですけど。
 そんな魚谷のキーワードは「ファンの声援に応えたい」。去年の笹川賞には、2票差で出場できなかったのである。ところが、今年は一気にドリーム出場。昨年ダービー制覇以来の成長というか変化を如実に表わしている事象であるが、それ以上に魚谷はファンの気分と思いを誰よりも感じ取っているであろう。これはもちろん、強力な武器を手に入れたということである。

⑥瓜生正義(福岡)
 コースを問われて、「枠で」と言った。まあ、このメンバーなら6コースも仕方ないだろうが、そろそろ遮二無二動く瓜生を見てみたいと思うのは僕だけだろうか。とはいえ、6コースでも怖いのが瓜生という男。ピットでのいつもと変わらぬ素振りを見ていると、この安定感こそが瓜生の強みだろうと改めて痛感した次第だ。こういう強さは、実は意外と身につけづらいものだったりする。
 そんな瓜生のキーワードは「全部空回り」。機歴は悪くないはずなのだが、とにかく全部が空回りしていたというのだ。ギアケースを見てみるとのことだが、明日はこの空回りが直っているかどうか。空回りというのはもちろんネガティブな要素だが、ひとつ歯車が噛み合うと、一気にすべてが好転する可能性も秘めている。そのすべを、もちろん瓜生は持っているはずである。

2007_0528__497  さあ、笹川賞が始まる! 初夏の住之江決戦が始まる!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の笹川賞・前検を斬る!

 Hです。今節の前検は名人戦(悪天候でほとんど足合わせなし)とはうって変わって絶好のコンディション。ガンガン試運転をしてくれたので、それなりに自信を持って番付をアップしますぞ。
●独断の前検番付
     東          西
横綱 田中信一郎 今村 豊
大関 菊地孝平   井口佳典
関脇 西島義則   金子良昭
小結 原田幸哉   仲口博崇
前頭 鎌田 義    横西奏恵
同2  湯川浩司   三嶌誠司

2007_0528__428  とにかく信一郎と今村豊が素晴らしかった。実のところ信一郎は倉谷・川﨑と合わせただけなのですが、どちらも2艇身ほどのブッチギリ。これで納得したのか、早々に引き上げてしまいましたね。
 今村豊は何度もピット~水面を往復して精力的な足合わせ。伸びでやられることはなかったです。ただ、最後に出てきたときには出足型のペラに換えたのか、直線の伸びはイマイチでしたね。おそらくレース環境&枠番などで使い分けると思います。展示の気配に注目してください。
 菊地孝平もかなりのパワー。太田や峰くんを気持ちよくやっつけておりました。いちばん不気味なのは西島です。倉谷とともにイの一番に水面に現れ、一発だけ倉谷をボコッてから颯爽と引き上げたのでした。その真意は不明ですが、私は「手応え十分じゃあ、このままで行けるわい!」と解釈しました。S練習でもタッチ級を連発して気合い満点、S勘もOK。毎度毎度のことではありますが、今節も怖~~~い存在ですぞ!
2007_0528__034  女子選手では奏恵ちゃんの動きが目立ちましたね。合わせた相手は、ほとんど原田幸哉のみ。で、小結に指定した幸哉と似たようなパワーでしたからね。昨日のダービーは牝馬のウオッカが勝ったことですし、この笹川賞でもチャキチャキのいい女が……と考えたのは私だけでしょうか。
 注目の怪物17号機をゲットした三嶌は、ちょいと峰くんと合わせた程度。それが同じような足色で、まだ評判ほどのパワーはないように思えました。ただ、潜在能力から実戦で一変する可能性は十分ですが……。
 一方、ワースト候補は岡崎、森竜也、石野あたり。好機のはずのテラッチも井口にボコられてましたね。過信は禁物です。
2007_0528__001  気になるドリームメンバーの動向ですが、比較は難解。松井・智也・瓜生が試運転をせず、憲吾、魚谷、ユーユーも中堅上位程度のチョボチョボの動き。あえて3人を比較するなら、回り足が良さそうだった憲吾ですかね。とにかくS練習でも目立った選手がなく、このままではコースの利で松井が逃げきってしまうかも、です。
 さてさて、前検タイムが出ましたね。私のパワー診断とともにアップしておきます。
●前検時計トップ10
①中野次郎 6・50 B
②田村隆信 6・53 B
③菊地孝平 6・54 S
④馬袋義則 6・58 B
 湯川浩司      A
⑥太田和美 6・59 B
 瓜生正義      ?
 田口節子      B
⑨丸岡正典 6・60 C
⑩坪井康晴 6・61 B

●前検時計ワースト5
①市川哲也 6・83 B
 山崎智也      ?
③山崎昭生 6・74 C
④寺田千恵 6・73 D
⑤服部幸男 6・72 B

 次郎や田村、湯川など若手が上位を独占しましたが、これらは同じ班か近い班でたまたま風がバック追い風になった可能性があります。過信は禁物ですね。それから、ワースト4位のテラッチは、やはりちっと苦しいのかも……。(Photo/中尾茂幸)


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『怪物』17号機は三嶌の手に!!

Hg1u0013  12時すぎから、いつもよりも熱気のこもったモーター抽選会が行われた。というのも、今節は下ろしてから5節使って3優勝!連対率68%!!という超ウルトラ怪物モーター17号機が存在するのだ。他にも連対率50%を超えるモーターが4機もあるのに、記者の間でも選手の会話でも話題は17号機一色。特に前々節、田中信一郎が圧倒的なパワーを発揮して優勝し、「17号機を笹川賞までとっておきたかった」と言ったという逸話もあって、選手たちの会話も弾む。
「誰かいな~」
「ワシには来んやろな~」
 など、あちらこちらで囁きが聞こえたのだが、あっさり3番目くらいにガラポンを回して怪物を射止めたのは三嶌誠司だった。
ウオォォォォという歓声とウグゥゥゥゥゥみたいな呻き声のようなものが入り混じる。選手班長の倉谷和信が茶目っ気たっぷりに「どや、嬉しい?嬉しいやろ?」と促すと、三嶌は言葉の替わりに豪快に相好を崩してみせた。
Hg1u0096  50%を超えている機をゲットした選手は
●17号機68%…三嶌誠司
●26号機59%…菊地孝平
●11号機56%…仲口博崇
●53号機56%…寺田千恵
●70号機54%…今村豊
 中でも要注意は仲口の11号機。前節はB1の小島幸弘が432432232と勝ち星こそなかったが抜群の安定感を披露しており、仲口にとっては気合いの入る好モーターだ。テラッチの53号機は前節に松井繁が1212421③で複勝率をアップさせたもので、鵜呑みにはできない。「53番」と聞いたときの松井の表情にも変化はなかったな。
 この他でマークするなら、湯川浩司の71号機と白井英治の20号機とみた。湯川はパンッと手を合わせてから71号機を引き当てたのだが、その瞬間に石野貴之が「そりゃ、え~でっせ!」と叫び倉谷も「湯川、赤丸やで~!!」。白井のほうは地元の記者たちから「隠れスーパーエースモーターや」と聞いて「マ、マジッすかっ!!」とガッツポーズを見せていた。とりあえず、ここで取り上げた7人の選手&モーターはしっかり足合わせからチェックしておきたい。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)

Hg1u0067


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新緑の住之江に選手登場!

 笹川賞のイメージカラーはグリーン。新緑映える季節にふさわしい色であります。対岸に見える木々が眩しい、今日の住之江。涼やかな風を浴びつつ、選手たちが住之江に続々と到着いたしました! 一番乗りは、グレートマザー日高逸子。かなり早い時間帯に着いていたようで、通用門に駆けつけた頃にはすでに荷物検査に向かったあとでした。これぞ、逸子ママ、ですよねえ。

2007_0528__0011  まず、目を引いた二人! SG初登場のスーパールーキー、岡崎恭裕&峰竜太であります。わりと早い時間帯にやって来たのが峰竜太。入り待ちのファンに囲まれてニッコリ、待ち受けるカメラの放列にまたニッコリ。いつものハツラツとした様子で「おはようございますっ!」と、礼儀ただしいミネリューであります。ひとまず、初のSGに臆した様子はまったくナシ。瑞々しい走りでSGを沸かせてほしいものであります。一方の岡崎恭裕は、峰に遅れること15分くらいでの登場だったでしょうか。といっても、まだ10時台でしたけどね。2007_0528__083 峰に比べると、かなりクールにも見える岡崎は、微笑を浮かべながら淡々と現われました。周りからは当然、「初SGおめでとう!」の声をかけられるわけで、ちょっと照れ笑い混じり、といった感じ。こちらも、カタくなっている様子はあまりうかがえなかったから、新人離れしているといわれるターンがどこまで通用するか、見ものですなあ。とにかく、岡崎、峰、その若さでともにSGをかき回しちゃってください!

2007_0528__108  目を引くといえば、やっぱり女子選手! 順番としては、日高→横西奏恵→寺田千恵→田口節子→海野ゆかりの順番で、住之江に到着。奏恵ちゃんは、にこにこっと笑顔を振り撒きつつ、競艇場入りです。テラッチは、仲良しの中尾カメラマンを見つけて、声を張り上げてました。これも、いつも通りですね。2年ぶりのSG出場は、田口節子。BOATBoy6月号でインタビューした際には、負傷による長期欠場明けでSGに選ばれたことの戸惑いと、しかしこんなにもファンが支持してくれていることへの感謝を、素直に表わしていました。このピュアさが強さの秘密なんだろうなあ、と思った次第ですが、今日も真摯な表情を見せていましたよ。来期は出走回数不足によりB1に降級してしまうわけですが、ここで何かを得て、さらに強い節ちゃんになってくださいね! シンガリ登場の海野は、実に凛々しい表情でした。ともかく、競馬では昨日、日本ダービーを牝馬が優勝しました。この流れを笹川賞にも受け継いでほしいですね。

2007_0528__163  目を引くというより、目を奪われる、ですかね。そう、地元・大阪勢! やはり愛車で競艇場入りする選手が多いわけですが、うむー、雰囲気ありますなあ、皆さん。そんななかでも、やっぱり王者には痺れる! 松井繁であります。愛車ですいーっとピット入口まで乗り付けた松井ですが、荷物を降ろすと、通用門まで戻って、ファンと触れ合います。笑みを浮かんでいますが、気合も感じる表情であります。この顔つきに会うと、「SGに来たなあ~」、いや、「住之江のSGに来たなあ~」と実感しますね。やはり、今節も堂々の主役、でしょう。
「あぶない、あぶない~」と警備員さんの声が響きます。通用門を壁のようにふさいでいるファンの方たちの間を、一台の高級車が通ろうとしているんですねえ。その脇から登場した仲口博崇が、車の中に向かってニッコリ笑いかけると、おぉ、田中信一郎! 2007_0528__172 鳴門周年記念を制したばかりの信一郎が、住之江に凱旋であります。これがまた、その高級車がピッタリの雰囲気を漂わせていて、カッコいいんですよ、はい。信一郎といえば賞金王3V。しかし、昨年一昨年に戦った住之江SGは、屈辱の賞金王シリーズでした。今年こそは賞金王へ! そのためにも、15年ぶりの住之江開催となった笹川賞は、気合を入れて臨む一番です。住之江に舞う信一郎、楽しみにしていますよ!

2007_0528__053  選手が通用門を入ると、3~40m進んだところに二手に分かれる道があって(片方は直進)、どっちから行っても競技本部には辿り着けるのですが、そこで一瞬、迷う選手もいるわけでして。ちょうどそのあたりで取材をしていた我々に、白井英治が「どっち、ですかね?」と聞いてきた。「みなさん、どっちからも行ってますね」…………、ん? デジャヴか?
 そうなんですね、昨年暮れの賞金王シリーズ、あのときも白井は我々に同じことを聞いてきたのですよ。そのときの我々は「みんな、真っ直ぐ行きましたよ」と応えていて、白井も「なるほど」と直進したんですが、だはは、今日は我々の答えがそのときと違うじゃありませんか。で、白井も「そうですか」と暮れとは別の道を曲がっていったのでした。勝負師ほどゲンを担ぐと言いますが、その観点からすれば、優出も果たせなかった賞金王シリーズとは別のルートを行ったのですから、今回は上まで行けるかも!? 白井の走りに、ちょっと注目してみよう。

2007_0528__146  さて、ディフェンディング・チャンピオンの我らが気になる山崎智也、総理杯覇者の濱野谷憲吾とほぼ同時に、住之江に到着しました。いやあ、まさに艇界のツートップ、みるみるうちに通用門が人垣で埋め尽くされます。いやはや、すげえ人気です、相変わらず。智也は、先に荷物を門の中に置いて、ファンの方たちとふれあいタイム。憲吾はその数m横で記念撮影やサイン攻めに。この光景、競艇を知らない人にも見せたいっすよねえ。「競艇には、こんなスーパースターがいるんですぜ!」って。二人とも、今節も、魅せるレースを期待していますよ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)

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住之江です!

Cimg2804 おはようございます! 取材班、住之江競艇場に到着いたしました。明日から開幕する第34回笹川賞、本日の前検から最終日優勝戦まで、ここ住之江から即日レポートをお送りいたしますので、どうぞよろしくお願いいたします。

住之江はいいお天気です。五月晴れっす! 風が心地よいですね~。この薫風の中、本日はこのあとの選手到着から取材し、前検の様子をレポートいたします。

それでは、今節もよろしくお願いいたします!


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笹川賞!

しばらく更新できずに失礼いたしました。現在、大阪におります。そう、明日は笹川賞の前検! 今回も一節間、住之江競艇場より取材・更新していきます。そのために前のりしたというわけですね。先ほど、大阪に到着しました。9時間後には、選手が住之江入りするんですねえ……。

おかげさまで、この笹川賞でSports@Nifty「競艇特集」スタートから丸2年を迎えることができました。いつもご愛読いただいている皆様に、厚く御礼申し上げます。3年目に突入する「競艇特集」、ますます気合を入れて、取材・更新してまいりますので、今後ともどうぞよろしくお願いいたします。

というわけで、明日の前検から最終日まで、住之江よりホットな情報をお届けします。今節もよろしくお願いします!


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