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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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オーシャンカップファイナルクイズの正解です!

どもです~。オーシャンカップ、ファイナルクイズの正解発表のお時間でございます。遅くなってしまって、すみませんでした。なにしろ、昨日今日とBOATBoy9月号の校了だったものですから……。というわけで、さっそくいきましょう。

Cimg3253まずは①。このサンダル、誰のでしょう?でした。これ、ポイントはやはり「95」なんですね。「95」って、何でしょう? 95期? でもオーシャンカップに95期生は出てないし……。というわけで、もう一枚、写真をば。

Cimg3254 はい。わかりますかね。右足のほうには「37」と書かれていますね。両足揃うと、「3795」。もうおわかりですね。3795は金子龍介選手の登番。そうです。正解は「金子龍介選手」でした! 正解者の方、お見事です! オーシャンカップで登番下2ケタが「95」は、あと3295濱村芳宏選手がいましたが、よく金子選手に絞りましたね~。

Cimg32582つづいて②! それぞれの色枠で隠したところには、何と書かれている? これが問題でしたが、数値系はいろんなところにデータが載っているはずですから、調べれば一発、ですが、問題は水色、青、緑、ですかね。このうち、水色は正解率が高かったのですが、青は正解者がたった一人、緑は正解者ゼロでした。緑はちょっと引っ掛けになっちゃったかなあ……。だって、ここに水上ステージ、ありますもんね。

Cimg3258 正解です。「水色=危険信号灯」「赤=165M」「青=130Mブイ」「緑=防塵網」「ピンク=47.0M」「黄色=70.0M」でございました~。えっと、数値系は、コンマ以下があるかないか、は問わないことにしました。で、まずは青。これって「小回り防止ブイ」とか「オレンジブイ」って言うことが多いですよね。しかし、ここでは「130Mブイ」。へ~~~~と思いまして、出題した次第です。たしかに、2マークから20mの地点ですからねえ~。浜野谷憲吾郎さん、お見事! あと、緑は相当に難しかったか、と。失礼いたしました。

Cimg32612最後に③! これについては、新潟中越沖地震被災者支援募金、というのが多かったですね。それもおそらく、競艇場単位、支部単位、あるいは個人で募金をされている選手、少なくないと思います。そして、発想としては、そちらの方向が正解なんです。

Cimg3260正解は「プルタブ収集」でした。私もあまり詳しくないのですが、プルタブすなわち缶ジュースのフタの部分を集めると、ボランティア関係の物品と交換できたり、募金系の活動ができるんだそうですね。毒島誠選手によれば、桐生では選手だけでなく、競艇場一丸となって、この活動をしているとのこと。選手会群馬支部は、こうして選手が集まるところに貼り紙をして、協力を呼びかけているわけです。宿舎にもあるそうですよ。選手たちのボランティア精神、本当にアタマが下がります。正解者はうっさんと公園のセミさん。文言通りではありませんが、内容は同一ですので、正解とさせていただきます。よくご存知でしたね! すごい!

というわけで、トップ3が決まりましたよ~。

1 うっさん 320
2 公園のセミ 290
  どれみす 290
(敬称略)

おめでとうございます! お三方には、桐生みやげをお送りしますので、いつものとおり、下記アドレスに送付先をお願いいたします。

tanakakogyo@hotmail.co.jp

あ、そうそう。戸田、浜名湖分の発送が遅れてしまっております。本当に申し訳ありません。桐生分も含め、8月10日までには発送作業を行ないますので、もうしばしお待ちくださいますよう、お願いいたします。

それでは皆様、次回の蒲郡MB記念もよろしくお願いします。それでは~。 


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オーシャンカップのファイナルクイズ!

ども! 先ほど、桐生から帰ってきましたよ~。というわけで、クイズのお時間がやってまいりました。これがラストですからね~。と、その前に、第5問の正解から。

Cimg32302

青枠で隠された部分、何と書いてある?が問題でしたね。いや~、皆さん、なんでわかるの? けっこう意外なものだと思ってたんだけど……。

Cimg3230 えっと、正解は「パジャマ」でした。写真見づらくてすみません。選手の乗艇着など着用する服を洗濯する係の方がいらっしゃるんですね。このカポックを脱いでいる場所の奥に更衣室があって、お隣に洗濯室があるわけです。最終日は、早々と管理解除になる選手もいるので、レースに関係しない服は早めに出してね~ってことなんでしょうね。

というわけで、今回も正解多数でした。ふぅ~……。

さあ、それではラストクイズ、行きますよ~。あ、その前にここまでの得点ランキングを。

1 ウォリアーズ 190
2 浜野谷憲吾郎 180
  どれみす
  うっさん
  人間
  ママ
  空
8 モンキーたん 130
  ダニエル君
  公園のセミ
  りょうぽん
  サブマリン
13 ささぴー 120
14 plus heart 110
  かきのたね
16 おっさん 100
  ジロー

敬称略でございます。やっぱり高値拮抗になってますなあ。おみやげ、3つしかないんですけど……。というわけで、なんとラストクイズは一気に3問!

Cimg3253 ①ピットで見かけたスリッパです。さて、誰のスリッパでしょうか? 正解者には30P!

Cimg32582 ②ミーティングルームに掲げられている「桐生競艇場水上施設設置図」。6カ所、各させていただきました。それぞれ、何と書いてある? それぞれ20P! パーフェクトなら120Pですね。

Cimg32612 ③ここは整備室に隣接した選手休憩室。中野次郎選手が休憩してました。で、テレビの左下に水色枠で隠した部分、何と書いてある? 正解者には60P!

以上の3問! ①は、帰宿バス第一便が出る直前に見かけたもの。スリット写真や成績表が貼り出される場所あたりなのですが、このへんは選手が宿舎に持ち帰る荷物を、バスを待つ間に置いといたりしてる場所なんですね。②は、調べればわかりそうなものもありますね。これは「書いてある通りの解答」を正解とさせていただきます。で、左から3番目の青で隠したもの。すでにこれが何かをおわかりの方はいるはずですが、しかし我々がふだん口にしているようには書かれていないんですね。そのあたりをご想像いただいて、お答えいただければ、と。③は、よく見ると隠していない部分には「ご協力よろしくお願いします」と書かれています。何にご協力をお願いしているんでしょうかね? 禁煙? いや、次郎選手、喫煙してますよね。じゃあ、何でしょうか……。毒島誠選手によると、「他の場でもやっているところはあるかもしれません。あと、個人でやっている選手もいるようですね」。ほぉ~……。これは近い答えも内容によっては正解にしますよ~。

締切は、明日31日の午後7時とさせていただきましょう。発表はあさってにズレ込むかもしれませんが、ご了承ください。というわけで、ラストクイズ、皆様、ふるってご解答くださいませ!


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優勝戦私的回顧

2007_0729__0011  もっとも強い勝ち方であり、もっとも危うい勝ち方だった。
 魚谷智之のスタートタイミングはコンマ00。いま私の手元にスリット写真があるが、魚谷の舳先はスタートラインに対して垂直に接している。

 競艇の1号艇はもっとも有利な枠である。それが、ことSG優勝戦の1号艇となると、もっとも厳しい枠に変貌するときがある。 今回の魚谷がまさしくそうだった。
 SG優勝戦で初めての1号艇。本人は「GⅠでは経験があるので、違和感はないです」と受け答えしていたが、1号艇以外のほうが気楽に乗れたのは間違いない。
 SG優勝戦の1号艇にとってインコースは聖域。絶対に守り切らなければいけない場所である。もちろん80m起こしまでになると付き合う必要はないが(それでも「付き合う!」という選手もいるが)、少なくとも100mまでなら絶対に譲ってはならないという土壌ができあがっている気がする。それを容易く奪われると、「インだろうから」という理由で舟券を買っているファンを裏切ることになる。さらにライバルたちから、「この選手はココ一番でもインを守れない」というレッテルを貼られてしまう。このレッテルはある意味、優勝戦で敗れるのよりも怖い。とくに、これから競艇界の頂上を目指すであろう者にとっては重い足枷となる。

 つまり魚谷はインを守りきり、なおかつ逃げ切って優勝する必要があった。徹底イン屋が減った現代だが、あいにく今回の優勝戦には暴力的ピット離れの江口がいる。江口は地元SGウイナーの意地にかけて、魚谷の聖域を奪いにくるのはわかっている。

2007_0729__0513  桐生競艇場を雷雨がすっぽり包み、水面を男性的な大粒の雨が打つなか、魚谷はひとりコースに出てスタート練習を繰り返していた(※左の写真はそのときの写真)。鈍く銀色に光る水面で、濡れ鼠になりながら、何本も、何本も、100m起こしのスタートを練習していた。守るべき立場に立たされた者の、悲哀を感じた。

 

 雨が止み、水面が鏡のように光り、やがて女性的なシトシトとした雨がふたたび降り出したとき、優勝戦のファンファーレが鳴った。 当然のごとく、江口が襲い掛かってきた。だが魚谷のピット離れも悪くない。

2007_0729__0025  小回り防止ブイに到達する数秒間は、魚谷の人生においてかなり密度の濃い数秒間だったことだろう。魚谷は江口を受け止めた。

 進入は内から、1625/34。スタートタイミングは、
【00 04 03 13 03 05】
 スリットでは渡邉が立ち遅れたようにみえたが、何のことはない。渡邉のスタートが一番マトモだったのである。ご存知のように、魚谷はフライングに泣いて出世が遅れた選手である。それが、江口や井口とのスリット・チキンレースを(幸運な面がおおいにあるが)受けて勝ったのだから、勝利の意味は大きい。

2007_0729__0042  横綱は相手の技を受け止めて勝たなければいけない。相撲界にはこんな言葉がある。的を射た言葉だと思う。
 魚谷は、江口のピット離れを受け止めて、スリット合戦を受け止めて、プレッシャーすら受け止めて、勝った。そこには横綱の風格があった。
 タイトルは2つ獲ってこそホンモノ。プロスポーツ界にはこのような言葉が流布している。誰が言い出したのかは知らないが、これも真だ。

 魚谷は相手をがっぷり四つに受け止め、ホンモノになった。艇王なきあとの競艇界。魚谷がその座へと一歩近づいたオーシャンカップであった。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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「強い男」であるということ――優勝戦後半のピット

_u4w1547_2    激しい雨が降りしきり、雷までが落ちてきていた夕刻のピットは、早い時間帯とくらべて、がらりとその表情を変えていた。
 前半にはあまり動きを見せなかった魚谷智之をはじめとして、優出メンバーのほとんどが試運転ピットに集結し、試運転、回転数チェック、ペラ調整……などを間断なく繰り返す状況になっていたのだ。
 選手同士が会話を交わすこともあまりなく、暗いピットで各選手が黙々と作業をしている光景は、幻想的にすら見えたものだった。

_u4w1716  しかし、そこにいた優出メンバーは、6人ではなく5人になっていた。そう、開門時の公開インタビューの前からモーターを外して整備室に入れていた江口晃生は、そのままずうっとボートを装着場に揚げたままにしていたのである。
「よし! 載せるか」。
 江口がそう言ったのはちょうど6時頃のことだった。モーターをボートに着ける作業がひと段落ついたとき、「モーターには何も手を付けなかったんですか?」と確認してみると、「はい」という返答を受けている。そこでそらに「手を付ける理由はなかったということですか?」と尋ねてみると、「そんなことはなかったんだけどね」と江口はやや苦笑しながら答えてくれている。
 昨日の公開会見では「本体が少しズレているらしい」とも話していたが、そんな微妙なバランスを考えたならば、これ以上は手を付けないほうがいいと判断していたということなのかもしれない。つまり、いろいろ悩んだ末に「足はいちばん良くなっていた」と話していた昨日の状態をキープするのが得策と考えていた可能性も高いということだ。もちろん、これはこちらの勝手な推測に過ぎないことだが、「よし! 載せるか」と言ったときの江口の表情はとても晴れやかなものになっていたのだ。その顔を見ていると、いい意味で腹が括れているのだろうとも受け取れたものだった。

_u4w1733  しかし、江口に対する「さらなる驚き」があったのは、それからだった。8R後、9R後と、他の選手たちが優勝戦としては珍しいほど顔を揃えるかたちでスタート特訓を繰り返し、渡邉英児がスロー水域に入ることを匂わせたりしていたなかで、江口ひとりは動かなかったのだ。
 10Rの発走と同時にペラ小屋に駆け込み、ほんのわずかだけ調整をしていたようだったが(道具の片付け作業ではなかったが、本当に短い時間だったので、実際にはペラを叩かず、状態を確認しただけだったのかもしれない)、今日一日を通して、“自分のためにやった作業”は、ほぼこの数分だけであり、結局、一度も試運転すらすることがなかったのである。
 10Rが終わったあと、ボートを水面に降ろすと、そのまま展示ピットにボートを着けている。その直後に江口の顔は、勝負師のそれにパチリと切り替わったようにも見えたものだった。微妙ながらも悲壮感にも近いものが漂っているようにも見えたが、実際はどうなのかわからない。公開インタビューでは「気持ちだけは誰にも負けないつもりです」と力強く語っていた江口だが、このような一日を過ごしたうえでどんな心境でレースに臨んでいたのかは、本人にしかわからないことである。

 その後、ほとんど雨もやみ、ほんのわずかに雨がしとついている程度になっている中で迎えられた優勝戦――。

_u4w1918  勝ったのは、江口の果敢な前付けがありながらもインを死守した1号艇=魚谷であり、ゲストの大歓声を受けながら2コースからスタートを切ることになった江口が2着になった。3着には3号艇=井口佳典が入る結果となっているが、これはまさに紙一重の勝負だったといえるだろう。
 なにせ、スタートタイミングはコンマ00! 表彰式で、それを伝えられた魚谷もギョッとした表情を見せていたくらいなのである。いくらゲストの期待に応えようと「強い気持ち」でレースに臨んでいた江口にしても、それ以上のスタートを行くことはなかなかできない。今節の選手代表という身であったことを考えても、江口のST0.04は、十分すぎるほどに男気を見せてくれたものだったといえるはずだ。
 レースが終わるとともに、さまざまな表情で選手たちが迎えに出てきたが、複雑な表情で江口を待つ山崎智也の傍に、笑顔の金子龍介がやってきたときなどは、ハッキリと明暗のコントラストが出ていたものだ。しかし、智也とは、そこで顔をしかめたりするような小さな器量の男ではないので、金子に対してしっかりと笑顔を返していたのも印象的だった。
 魚谷がピットに引き上げてくると、金子が万歳をして、吉川元浩が拍手で出迎えた。その後すぐに魚谷は、ウィニングランに出て行ったが、もう一度ピットに戻ってきたときには、金子がハイタッチで迎えて、その後に魚谷が金子に背中から抱きついていくという感動の光景も見られている。
 表彰式の舞台に移る前には、水面をバックにTVインタビューも行なわれたのだが、魚谷の表情は、心底嬉しそうなものになっていた。雨上がりの夜空に、「最高の魚谷スマイル」が咲いていたのだ。

_u4w1639_2  一日を通して、それぞれに自分との闘いを続けていた85期の井口佳典と山本隆幸(4着)、そして、自分のペースを守りながらやれるだけの努力を1ミリも惜しまなかった渡邉英児(5着)と別府昌樹(6着)――。
 優勝戦を戦った誰もに賞賛の拍手を送りたいところだが、今回のオーシャンカップはやはり、今節を通してもっとも印象に残る戦いぶりを見せていた二人が1・2着に来たレースだったといえるだろう。

_u4w1938_2   表彰式で魚谷は、「この6日間で力を出し切りました」と力強く言い切っていたが、メリハリのよくついた作業をしながら、レースが近づくにつれて、「顔つき」までを戦う男のそれへと変えていった魚谷は、本当に強い男だ。
 表彰式では、「結果にこだわりすぎると自分を見失ってしまうことが多い」と言い、「それは心が強いからですか?」と訊かれると、「いえ、心が弱いからです」とも答えていた魚谷だが、その弱さを自覚して克服できる男を強いと言わずして、どんな男を強いと言えばいいものなのか……。短い期間のうちにSG2Vを成し遂げたのも必然だったといえるだろう。
 おめでとう、魚谷智之!
 あなたの笑顔は、本当によく夜空に似合います。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/内池久貴)


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風雲急を告げる優勝戦予想

 現在18時40分ちょうど。天気は雷雨。少し前までは向かい風が吹いていたのですが、今は風はほとんど止んでおります。天気予報を見た感じでは、おそらくこのままの状況が優勝戦でも続くようです。

 優勝戦に残った6選手、それぞれ個性あるエンジンに仕上がっています。

①魚谷……バランス型
②別府……回り足型
③井口……伸び型
④山本……出足型
⑤渡邉……出足型
⑥江口……ピット離れ型

 そのかわり、抜けたエンジンはありません。

【進入】612/345
 江口がどこまで入ってくるかで予想は変ってきます。私は強烈なピット離れで、小回り防止ブイまでに魚谷を飲み込むのではないかと考えています。昨日の準優のスタ展のときの離れがあれば、それは可能なはずです。魚谷が仕方なく2コースで、別府が助走距離のある3コース。伸び一本に賭ける井口はカド。同期の山本は井口マークの5コース。

【展開】
 インを取り切った以上、江口が必死にスタートを合わせてきます。ここは走りなれた水面。悪天候なのも、桐生を知り尽くした江口に有利にはたらきくはず。1マークを真っ先に回ります。
 ところがピット離れ仕様にしてあるために、1マーク通過後に突き抜けるだけの足はありません。そこに襲い掛かってくるのは、内を差してくる選手。2コースの魚谷か、魚谷がまくりにいったときの3コースの別府。2マークを先マイするのは、この二人のうちのどちらかです。

【結論】
 別府のアタマで勝負をします。回り足がよく変なプレッシャーなく乗れるのがプラスにはたらくような気がします。相手は魚谷と江口。3着は総流しで勝負!

【3連単】
2→16→全

それでは、良いオーシャンC優勝戦を。


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クイズ、これがラストではありません

ども。優勝戦前のクイズタイムです。あ、もちろん優勝戦後にご覧になる方もいらっしゃるのでしょう。成績はいかがでしたか?

さて、第5問の出題ですが、その前に。今回は、正解者多数の問題が3問もあったため、明日、第6問を出題し、それを最終問題とすることにさせていただきます。オーシャンカップが終わっても、どうぞご注目をお願いします。ポイントランキングは明日、発表します。

Cimg32302 では第5問。ここはカポック着脱場。後ろの壁に貼り紙があって、一部青枠で隠させていただきました。ここには、どんな文字が入るでしょうか?

写真がボケボケで、見づらいかもしれませんが、あえてこのまま。もしかしたらどれかの写真にちらっと写っているかも……との懸念もあるわけですが、もし見つけても解答には書かないでね。

というわけで、締切は明日の午後2時! 正解者には50Pです。それでは、ラス前クイズ、ご解答待ってま~す。


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静かな午後――優勝戦前半のピット

_u4w1245  今日は開場とほぼ同時に優出選手インタビューがあったため、「朝(午後イチ)の特訓」の時間帯にも、優出選手の姿はほとんど見かけられなかった。そのなかで気になったのは江口晃生のモーターがすでに外されていて、整備室の中に入れられていたことだ。
 インタビューが終わったあとに手をつけるのだろうと予想されたが……、なかなか作業を始めない。
 他の記者によれば、モーターを外しながら「何もしないよ」との言葉を洩らしていたとのことである。優出インタビューでは今日の作業は「ヒミツ」と言って笑っていたので、この後の動きは、なんとも気になるところだ。
 今節は、選手代表を務めていることもあり、「他選手のペラ検査」をするといった仕事があるのも厄介なところだ。ただし、見ている印象からいえば、そうした仕事をこなしていても、苛立っているような感じはまるでなかった。最善を尽くすためにはどうするべきか――と、慌てず思索をめぐらし続けているようだったのだ。

_u4w1348  公開インタビュー前に江口のほかに姿が確認できたのが別府昌樹と井口佳典だったが、井口がちょっと怖いような表情でピット内を歩いていたのに対して、別府は記者陣に囲まれてもニコニコと笑顔を崩さなかった。
 昨日までは、記者陣に囲まれたときにも無表情でいたことを考えれば、大一番を前にして開き直ることができているのかもしれない。ほとんど話したこともないので、こちらの勝手な印象に過ぎないことだが、別府という人間には、いい意味での“天然”なところがある気もする。怖いもの知らずの精神状態でレースを迎えたならば大仕事をやってのける可能性も大いにあるはずだ。
 インタビュー前の短い時間のうちにもペラ小屋でペラを叩いていた別府だが、ペラ小屋の中でもにこやかに大賀広幸と話していたように、慌てている様子は少しもなかった。昨日の時点で「明日はペラだけ」と話していたが、公開インタビュー後もわりとすぐにペラ小屋での作業を再開していた。そのときもやはり落ち着いた様子で、正木聖賢と話している時間などもけっこう長かった。

_u4w1404  一方の井口は、1R後に試運転に出ていたが、試運転から引き上げてきたときの表情などもやはり少し硬いようには思われた。
 ただ、井口はもともと、85期のなかではどちらというとクールなほうであり、総理大臣杯で優出した際にも、似たような顔つきをしていたものだった。それだけ「強い気持ち」をもってレースを迎えようとしているのだと受け取るのが正解だろう。
 この試運転後には、田村隆信や山本隆幸とスタート勘や足の状態についてを話していたが、そんなときには、時おり笑顔を見せていた。その笑顔もどこか空笑いに近いものだった気がしないでもなかったが、それもまた「ゾーン」に入っているのにも近い状態であるからなのかもしれない。

_u4w1422  緊張という意味では、同じ85期の山本のほうが強いのではないかとも伺えたものだが、山本の場合は、「周囲の味方」が心強い。
 1Rが行なわれている際には、整備室で、湯川浩司や丸岡正典ら同期勢と話しながら、モニターを見つめていたし、2R頃には師匠格の松井繁と装着場で話しこんでいた。
 ハハハハハと、松井の大きな笑い声も聞こえていたので、そうして師匠を笑わせられるくらいの余裕はあるのだろう。この二人に服部幸男も合流して、なにやらペラについてのことを話していたようだが、その後にすぐ、山本はペラ小屋に行き、ペラ調整を始めていた。
 どこかでまた緊張が張り詰める瞬間は訪れるかもしれないが、ガチガチのままレースを迎えたりすることはないように思う。「丸岡の分も頑張ります」と言う山本を、その丸岡がサポートしている光景も、見ていて実に気持ちがいいものである。

_u4w1340  公開インタビューでは「作業はとくべつ考えてないです」と話していた渡邉英児は、本当にいいムードを醸し出していた。
 我がNIFTYのスタッフが、別件で公開インタビュー前に渡邉と話をする機会を設けてもらっていたが、とにかくリラックスしていたとのことなのだ。
 そのことは、遠目で見ているだけでもよくわかる。ペラ小屋での作業などもしていたし、ピット内では何度もその姿が見かけられたが、これは渡邉にとっては「普段どおりの日常」なのだ。
 SG優出は3度目になる渡邉が、6選手のなかではもっとも自然体でレースに臨めるのだろうな、と確信された。

_u4w1458  一方、ピットではほとんどその姿を見かけられなかったのが1号艇の魚谷智之である。こちらはすでに足に関しては仕上がっているため、慌てて行なう作業がないのだろう。TVインタビューに対しても「今日はゆっくり過ごします」と話していたので、夕方くらいから気候に合わせたペラ調整を行なうくらいで問題ないと判断しているものと考えられる。
 その過ごし方は昨日と同じスタイルでもあるので、1号艇・魚谷の機力&精神状態に関しては何の問題もないといえるだろう。
 3R後に金子龍介の引き上げの手伝いに出てきていたときも魚谷はいつもどおりのスマイルを見せていた。
 ……桐生の空模様は少し怪しくなってきているが、ピットの印象でいえば限りなく“静かな午後”だった。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/内池久貴)


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優勝戦出場選手インタビュー

Sn1_9757 1号艇 魚谷智之
 バランスがとれていい足に仕上がっている。SG優勝戦の1号艇ははじめてだが、GⅠでは経験があるので違和感はない。
 ピット離れで攻め込まれてこないかぎりはイン。理想のスタートタイミングは全速のコンマ10

2号艇 別府昌樹
 ターン回り、出足関係がいいと思う。ストレートでも、レースになると大きな差はない。自在派レーサーなんで、コースは出てから考えます。
(連日いいスタートを決めているが?)ここまでのスタートは、全速まではいけていません。
 優勝して名前をガツンと覚えてもらえるようにがんばります!

3号艇 井口佳典
 直線はキている。乗り心地もバッチリ。スタートも一昨日から全速が決まっているので、今日も行きます。コースはどこからでもいいし、1Mは攻めていきます。 

Sn1_9759 4号艇 山本隆幸
 チャンスが来ていると思うので獲りにいきたい。足はいいと思います。バランスがとれて上位級ありますね。コースは出てから考えます。
(井口マークですか? という質問に)場所はどこでもいい。(準優Fに散った同期の)丸岡の分もがんばりたい。よろしくお願いします!

5号艇 渡邉英児
 いつもどおり手堅い走りですね(笑)。出足とか混戦を抜けてくる足はいいです。
 作戦はとくに考えていません。コースは江口さんに取られるのはしょうがないけれど、すんなりとは取られないようにしたい。
 展開があれば抜けるだけの足はあります。これまでSG優勝戦は2回出場して2回とも6着なので、出ていたことすら忘れられていると思います。覚えてもらえるようにがんばりたい。

6号艇 江口晃生
 優勝戦に乗れてよかったです。前半戦は伸び型で戦って、レースが〝ちぐはぐ〟だった。いまはピット離れ仕様に変えています。昨日の準優は(ピットから)出て行くタイミングを間違えた。
(何か作業は考えていますか? という質問に)秘密です。コースはできるだけ内寄りを取りたい。相手があることなのでどのコースとはいえませんが、いけるだけいきたい。気持ちでは誰にも負けていません。精一杯がんばります!


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H本記者の「ヒットの延長戦上にホームランあり」予想

 昨日の的中は4本。しかし穴を狙って手広く買ったレースがことごとくハズれたので、資金均等配分であったとすれば回収率は83%。当たっても当たっても我が暮らし楽にならずといった感じです。
 さて最終日。カツーンとホームランをかっ飛ばしたいところですが、やはり敗者戦はイン有利がセオリー。ヒットの延長戦上に長打があると肝に銘じながら予想を展開いたします。

1レース
寺田のセンター速攻。たとえS行けなくても、石野が仕掛けてくれればチャンスもありますし。相手は新美、石野、坪井。
【3連単】3→126→1256

2レース
F2が二人いて、女子選手がいて、センターにはスタート切れ順1位が一本もない選手が2人いて……。難解な一戦。今節活躍一息の深川に期待してみます。
【3連単】3→145→1245

3レース
ここは飯島のイン逃げで堅いのではないでしょうか。相手も差す今村と、マクリ差す湯川。
【3連単】1→23→235

4レース
ダービー勝負駆けのかかった高橋勲が気合の逃げをみせます。相手もすんなり白井と三嶌。あとは昨日F切った丸岡が人気落ちしているようなので押さえておきたいところ。
【3連単】1→236→236

5レース
地元の声援を背負って山崎智也が走りますが、オッズ的なものを考えると、今節ピンがないものの、機力はそこそこある村田のイン逃げに妙味アリ。
【3連単】1→245→245

6レース
準優には乗った昨年の桐生ナイターSGウイナーの中村ですが、あまり信頼できません。逃げる西島の相手は、外の服部と市川。穴目なら新美。
【3連単】1→456→456

7レース
Fが1本もなく楽な3コースが期待できる吉田が、スタートを決めて速攻。人気薄なようなので相手は総流しで。
【2連単】3→全

8レース
2走1着2着でダービーが当確になる田村。次レースが1号艇なので、なんとしてもここで上位に食い込んでおきたいところ。内3艇がすべてF持ちなだけに、S一撃はないだろうか。
【2連単】6→全 13→6

9レース
6コースになりそうですが、連日スタートを決めている吉川をダメ元で買いたい。機力も上位あるので、少しだけ展開がむいてくれれば。
【3連単】5→126→全

10レース
優勝戦と見まがうような豪華なメンバーとなった特選B。こんなレースって、意外とすんなりおさまるんですよね。
【3連単】1→234→234

11レース
ダービー勝負駆けのかかる田村と高橋に期待。田村のイン逃げは磐石ですし、高橋も中村有裕のレース次第では2着目あります。
【3連単】1→6→全

 優勝戦は19時前後にアップ予定! 本日もよろしく!


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今日は優勝戦!

おはようございます! いよいよ、オーシャンカップの優勝戦でございます! 現在の桐生は非常に暑いわけですが、夜はすかっと優勝戦で夕涼みしましょう! あ、尼崎ではBOATBoyカップの優勝戦も行なわれます。夕方は一瞬、尼崎もご注目!

2007_0727_12r_0017 優勝戦、注目はこの人、渡邉英児。今朝、別件もあって、ちょっとお話をしたのですが、実にリラックスしていて、また聡明さ、柔和さに痺れました。彼自身、今日はチャンスだと認識しているようで、これから約7時間、しっかりと秘策を練り、優勝戦に登場するでしょう。枠はやや遠いですが、侮れませんよ~。

というわけで、今年4発目のSGもフィナーレを迎えます。おおいに盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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最高の男たち――準優勝戦後半のピット

_u4w0634  普段より1レース早い9Rから準優勝戦は始まっている。
 その直前である7~8R頃にも印象に残る姿を見せていた選手は、多くいたものだった。たとえば7R前、ひととおりの作業を終えた倉谷和信は、笑いながら市川哲也に「あとはレースに乗るだけやな」と話しかけていた。その表情からは、やることはやったという充実感が伺えたものだが、市川のほうはといえば、その時点でまだ「やり残し」があると感じていたようだった。
 倉谷より2レースあとの11R出走ということもあるのだろうが、8Rが始まるまでは、そのまま作業の手を止めることはなかったのだ。
 その後、「あまり変わらなかった」という言葉も口にしていたものの、「自分のやった仕事」については納得できていたのだろう。作業がひと段落ついたあとには、誰に見せるためのものでもない静かな微笑を浮かべていたものだった。

_u4w0733  また、“作業の人” 三嶌誠司は、7~8Rあたりにかけて、忍者のような早足でスタスタと、ピット内を精力的に動き回っていた一人である。
 最後の最後までペラ調整を行ない、ボートを展示ピットに着けたのは、8Rの締め切り間際のまさにギリギリの時間になってからのことだった。
 ここに挙げなかった他にも“作業の人”に徹していた選手は本当に多く、その誰もに結果を出してほしい、と祈るような気持ちにさせられたほどだった。

3r0014587  9R――。勝ったのは別府昌樹で、2着は渡邉英児になっている。
 この二人もやはり、今日一日は“作業の人”に化していた選手たちである。
 レース後、別府は「今日はピット離れで遅れないようにとペラ叩きを続けていましたが、それが正解でしたね」とも話していたが、そうしたハッキリとした目的を持って作業を続けていたことで、必要以上にプレッシャーを感じることもなく一日を過ごせていたのだろう。
 作業がひと段落ついたあとには、無心になっているような表情で、水面を眺めていたのが印象的だった。
「けっこうリラックスしてレースができていて、SGを楽しめています」と言ううえに、「優勝しか考えいません」との言葉も心強い! 明日の優勝戦でも鍵を握る存在になるのは間違いないところである。

_u4w0791  2着の渡邉は、レース後の共同会見でも「本体はひととりり終えている」とも話していたように、いつもの渡邉と変わらず、終日、作業をしていた選手の一人だ。
 この好結果について、「積み重ねてきたものの結果」と捉えていたのも、実に渡邉らしい。
「流れに任せて走ったほうがいい結果が出るんで」と話す渡邉であるが、こうした“自然体の作業人”は、得てして大一番で怖い存在になってくるものである。

_u4w0882  10Rでは、バックストレッチからそのまま1号艇の丸岡正典がピットに引き上げてきた瞬間に、ピット内では悲鳴が起きた。
 わずか4センチ(!)のフライングである。
 これで、地元の江口晃生には優出の可能性が強くなったわけだが、そのために歓声を上げる選手や地元関係者は誰もいない。大一番でのフライングが目の前で起きてしまったときには、それを喜ぶようなことは誰もしないのだ。
 ピットに引き上げてきた丸岡に対しては、湯川浩司らが迎えに出て行き、作業を手伝ったが、その場面で丸岡に声を掛ける者も、誰もいなかった。こんな事故の直後には、どんな言葉を掛けても仕方がない、ということを誰もがよく理解しているからだろう。
 昨日のピットリポートで二度も書いたことだが、「言葉はいらない時がある」ということを、こうした場面で改めて確認したくはなかったものである。もちろん、それは誰かが丸岡に声を掛けるべきだと言っているわけではなく、こうした結果そのものをここで見たくはなかったということだ。

_u4w0936  このレースで勝ったのは、丸岡と同じ“銀河系軍団”85期の井口佳典で、2着には江口が入っている。だが、ピットに引き上げてきた二人は素直に喜びを爆発させたりはしなかった。丸岡の手伝いのあとに井口を迎えた同期の湯川にしても、何も言葉を掛けずに、そっと井口と拳を合わせただけだった。
 それだけでも、充分、気持ちは通じ合う。
 そんな二人の心境が、こちらにもひしひし伝わってくるシーンになっていた。
 共同会見で井口は、「複雑な心境もあるのではないか?」と訊かれて、「そうですね。丸ちゃんの分も頑張りたいと思います」と答えていたが、選手とすれば、そうした気持ちになることがすべてといえよう。「(グラチャンを制した湯川ら)同期から受ける刺激がすごいんで、次は僕の番と気合いが入っています!」という言葉が、競艇選手の本質を凝縮している。同期の脱落がどれだけつらくても、そこで後ろ向きになっていていいはずがないのである。

_u4w0907  2着の江口も、すぐには喜びを露わにしなかったとはいえ、そこはやはり地元選手だ。レース後しばらく経つと、さすがに安堵の笑みを浮かべていたものだ。
 それもまた選手としては当然のことである。この段階でもまだ納得しきれる足には仕上がってはいなかったようだが、「足は今日がいちばん良かったかな」と振り返るように、午後イチから始めていた「本体割り」の成果がこうして出たわけなのだ。
「昨日まで自分のレースができなくてイライラしていた」とも言うが、そんななかでも優出を決められて、ほっとしないわけはない。
 もちろん、江口としても、優出をしたことで満足しているわけではない。明日もまた本体に手を吐けることを共同会見で匂わせていたように、出きる限りのことはすべてやっていくはずなのである。

_u4w1014 11R。レース前に選手控室前で、壁にもたれかかるようにしてひとりで座っていた山本隆幸の姿が見かけられたので、10Rの丸岡のフライングが山本にプレッシャーを与えているのかとも案じられたものだった。
 実際にそうした部分もないわけではなかったろう。だが山本は、そのプレッシャーを見事に「結果」に変えてみせたのだ。このレースの1着は魚谷智之だったが、山本は2着に入り、優出を決めたのである。
 1周バックストレッチで、山本が2着に上がったときにピットのどこかから 「ウォーッ!」とすごい歓声が聞こえてきたが、これはおそらく85期勢のものだったのだろう。レース後には85期が「万歳」をするようにして笑顔で山本を迎えていたが、そのなかに丸岡の姿も見られたことにも、ほっとさせられた。
 優勝戦にいくら他の仲間がいようとも、山本にとっては、これを「自分の番」にしたいのはもちろんである。
 共同会見でも「自分の中ではチャンスやと思っているんで、気合い、入れていきます」と話していたが、次は自分の番、という気持ちは決して井口に負けてはいないのだから、明日の闘いが本当に楽しみだ。

6r0014606b  山本を祝福する85期勢とコントラストを織り成すように、江口がこれ以上ないほど悲痛な表情となって、首を傾げていたのを見かけて、ついつい、こちらもじんときた。もちろんこれは、山崎智也が5着に敗れて、優出がならなかったことを悲しんでいたためのものである。
 人は人のために、これほどつらそうな表情を見せられるものだろうか。
 そんなふうにも思えるほどの顔つきを江口はしていたのだ。江口がそれだけ純な男であると同時に、江口にそれほど想われるほど、智也も“いいヤツ”だということなのだろう。

_u4w0512  このレースで勝った魚谷はある意味では勝つべきして勝った選手といえるはずだ。今日の早い時間帯には最高の笑顔を浮かべていたことは前半のリポートで書いているが、夕方には真摯な表情に変わって、ずっとペラを叩き続けていたのだ。
 状態のいい足にめぐり合い、それをさらに生かすために、できるだけのことをやる。
 それは選手として当然のことではあるものの、それがしっかりとやれるところに魚谷の強さがあるわけだ。
「いいモチベーションをキープして明日も走れると思います」と断言していたように、明日の主役候補の筆頭が、一号艇の魚谷になるのは必然といえるはずだ。

_u4w0625  魚谷がレースから引き上げてきたとき、そっとハイタッチを交わしたのが金子龍介だった。
 金子はここまで3着以上がない成績であり、昨日の時点では「(この足では)レースができんわ」と洩らしていた選手である。
 だが、1Rの一回乗りだった今日も、誰より精力的に整備を続けており、7R頃に待機ピットで倉谷から「どうや?」と訊かれると、「なんとかしたいと思いまして」と笑いながら答えていた。
 残りたった一日のためにも、こうして一日中、汗を流しているのは本当にすごいことだと思う。
 8R頃、ボートリフト付近をさっと流して足を確認していた金子がピットに引き上げてきたとき、池上カメラマンがカメラのレンズを向けると、ボートに立ち上がるようにしてVサインを示してくれた。
 もちろん、これはサービス精神からのものではあるが、このVサインが明日も見られることを祈りたい。
 こんな選手がいるからこそ、競艇は最高なのである。
(PHOTO/池上一摩、内池=別府&江口の後ろ姿   TEXT/内池久貴)


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準優戦私的回顧

9レース

2007_0728_09r_0127 「少しだけ放りました」

 ウイナーは、スタートをこのように振り返る。
 だが、スリット通過後の伸びは、まったくアジャストしたようにみえない。それだけ今節の相棒が仕上がっている証拠だろう。

 タイミングはコンマ10のトップスタート。冴えるスタート勘は、プレッシャーがかかった準優1号艇でも衰えることはなかった。別府昌樹、難なくSG初優出である。

2007_0728_09r_0142_2  バックで3艇併走になり、もつれるかにみえた2着争いも、1周2マークで早々にケリがついた。最内から先マイを打った正木の外を、豪快に渡邉英児が通り過ぎていく。アウトトゥアウトの全速ターンが決まった。力強さが違った。

 波乱のスタート展示から考えると、レースの平凡さは否めない。スタート展示でみせた、服部幸男と三嶌誠司の意地の張り合い。そして服部の回りなおし。いかにも本番でも、激アツなレースが繰り広げられそうではないか。

 ところが本番の進入は、小回り防止ブイを回っても服部が動こうとしない。展示ではダッシュに入っていた正木が、内に少しちょっかいをかけるだけで、そんな付け焼刃の動きに渡邉が動じるわけもなく、軽くいなす。そのあとに三嶌が動いてスロー4コースを選択。進入はかなり淡白な1235/46に落ち着いた。
 誤解のないように言っておきたいが、平凡だから悪いわけではない。動かなかった服部を否定するわけでもない。どの選手もベストのレースをしただろうし、もちろんこのレースに興奮した方もたくさんいらっしゃるだろう。ただ、次のレースがあまりにも劇的すぎたので、どうしても霞んでしまう印象があるのだ。

 

10レース

2007_0728_10r_0066  スタート特訓が終わったあとも、田村は100m起こしのスタート練習を自主的に行なっていた。1Rと2Rの合間にも、100m起こしのスタートを自主練習していた。さらにその後も、レースの合間になると水面に出てきて、何度も何度も、助走距離の短いスタート勘をつかもうとしていた。その姿は、夕陽を受けてカベにむけてボールを投げ続けている野球少年のように見えた。

 もちろん競艇は団体戦ではない。しかし1~3号艇を85期が独占し、外には内寄り嗜好の猛者が3人という組み合わせになったこのレース。仲間が勝つためというよりも、自分が勝つためにも、何としても外からくる艇をブロックする必要があった。たとえ止めることができなかったとしても、コースを奪いに来る先輩を、少しでも深い進入へと追い込まなければいけなかった。

 悲しいかな、練習をしたから必ず上手くいくわけではない。田村はスタート展示で、江口に暴力的なピット離れを喰らわされる。なすすべなく秒殺。ほかの85期二人もガブ飲みされ、江口はインコースに入った。
 本番になれば上瀧も黙っていないだろうし、高橋勲だってあわよくば狙っているはず。85期3人は頭を抱えたのではないか。そしてファンも頭を抱えた。ただでさえ買いにくかった舟券が、さらに買いにくくなったのだから――。もちろん買いにくくなった分だけ、レースへ対する興味と興奮は倍加した。

2007_0728_10r_0323  ファンファーレが鳴る。桐生のスタンドはピットが見えにくい構造になっているので、観衆の視線が対岸のビジョンに集まる。
 江口が、出た。
 予行演習同様に田村を斬り捨てようとするが、スタ展時ほどの離れっぷりはない。田村の艇が江口に少しだけかかっている。これでは飲み込めない。

 田村のブロックが決まり、枠なり全艇スローの様相を呈してきた。高橋が回りなおし、
「付き合ってられんわ」
 という風情で、上瀧も回りなおす。85期は、名うてのイン屋をむこうにまわした。
 スタート展示では、【4156/23】だった艇隊が、【1234/65】で落ち着くことになる。形だけ見ると、9レースの進入とさほど変らない。でも、その密度は全然違う。選手各々の声が聞こえてくる進入だった。

 正直、進入の動きだけでもうお腹いっぱいである。でもこのレースはまだまだ動く。
 前レースまで5mの追い風が吹いていた水面は、10レース時にほとんど凪いでいた(記録は追い風2m)。風が変ればレバーを握るタイミングは違う。しかもスタ展と本番では進入隊形が違うのだから、起こし位置も違う。そして……、
 1号艇・丸岡、痛恨のフライング。プラスコンマ01。出ていたのは4cm。

2007_0728_10r_0060  イン逃げを決めたかにみえた丸岡が、バック水面で戦線離脱する。変って浮上したのは井口と江口だ。

 戦前の予想では「江口に漁夫の利が転がり込んでくるのでは」と推理していた。だが、それはとんでもない間違いだった。モーターをピット離れ仕様に変更して、スタートをコンマ04まで踏み込んで、自力で内を絞りにいこうとして、マクリにいって、バックで一瞬先頭である。どんだけ自力なのという話だ。
 伸びを犠牲にした仕様のため、バック水面で井口に放されたが、2着はしっかりと確保した。地元のトップ選手が、優出ノルマをクリアした。

 1号艇のフライングという結末をむかえた10レースだが、私は素晴らしいレースだったと思う。番組の妙でできた、興味深いレースは、予想以上の興奮をもたらした。
 もちろんフライングがあったのは残念だ。でも、ワクワクするレースを展開してくれた6選手には感謝したい気持ちである。

11レース

「遅れてドキッとしました」
 魚谷智之はスタートをこのように振り返る。小回り防止ブイからの楽なスタートであったが、コンマ22のやや立ち遅れた(5番手)スタートとなった。ひょっとして、前レースで起きたフライングが頭を過ぎったのかもしれない。
 魚谷よりもさらにヘコんだのが、カドの中村有裕。それを利して山崎智也が外から飛んでくるが、いかんせん5コースでは遠すぎる。まくり届かずに終戦。

 2コースからコンマ16のトップスタートを決めたのは山本隆幸。Sさえ決めていれば、絶好のカベ役になってくれるはずだった同県の後輩が、1マークで魚谷に襲い掛かる。
 一瞬、マクリが決まったかのようにみえた。ところが、やや流れた。先輩に遠慮してハコまくりに出たわけではないだろうが、その流れた分だけ、魚谷は引き波の直撃を食らわずに済んだ。
 流れながらも、山本はバックで先頭。しかし魚谷は、自分に一撃を食らわせた若者とほとんど併走している。(※決まり手は逃げになっているので、位置関係は微妙。ただ記者席からはこのように見えた)
2007_0728_11r_0122  2マーク。もうこれはキャリアの差とでもいおうか。山本の内から、ターンマークをガッチリと捉える先マイ。サイドもしっかりかかっている。

 内の艇にこのターンを決められると、外にいる艇は厳しい。仕方がなく差しに回って、そのまま2番手に後退。
 現在大ブレイク中の85期銀河系軍団。そして昨年大ブレイクした兵庫勢。ふたつの肩書きを同時にもつ山本隆幸だったが、最強期ともいわれる76期で兵庫支部の肩書きをもつ魚谷にはかなわなかったようである。
 ただ、若者の成長は早い。それこそ明日どうなっているかは、わからない。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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クイズ、今日は正解のみじゃっ

どもっ! クイズですが、今日は正解のみ! なぜなら、いじけてるからです、はい。もう徹底的にいじけ倒して、目には涙すら浮かんでるんです、ぐすん……。あまりに落ち込んで、今日はクイズのネタを探す余裕がなかったんです、はい。ちぇっ、私の負けですよ、私の。

Cimg32352 青枠で隠されたもの、な~んだ?が問題。で、なんですか、え? 答えが佐山夏子姐御のブログに載ってたんですって? あー、はいはい、そうっすか。ちぇっ、知りませんでしたよ、私は。松坂が12勝目をあげたのも知らないし、工藤が13球団から勝ち星をあげたのも知らないし、日本がサウジアラビアに負けたのも知らないし、今日が隅田川の花火大会なのも知らないし、な~んにも知らないんす、あたしゃ。あ、明日は尼崎でBOATBoyカップの優勝戦が行なわれることも知りません、はい。私が知らない分、ぜひ皆さん、ご覧になってください。

Cimg3235_2 はい、というわけで正解は、佐山の姐御のブログにも載っているとおり、水槽ですよ、ちぇっ。あ、アップ写真も載せましょうか。

Cimg3238_2 右の水槽にはナマズがいますが……あ、そうでしたね、詳しいことは姐御のブログをご覧ください、ちぇっ。ともかく、今回も正解者多数ですね。あ、青いバケツもありますね。そこまで書いた方にはプラス10Pさせていただきますよ、はい。

というわけで、第5問は明日、出題します。ほんと、皆様のアンテナの広さや知識量に改めて脱帽しているところであります。いじけ文体は、演出ってことでひとつ、ご理解ください。というか、本当にいじけてるんだけど……。明日こそは、センスのいい問題を探してきますので、皆様、首を洗って待って……じゃなく、お楽しみにお待ちくださいませ~。


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速報 優勝戦6ピット決定

 準優勝戦3個レースが終わりました。いやあ……やはり、ドラマチックな準優でしたねえ……。きっと、優勝戦もドラマチックになるはず。というわけで、枠順が決定しました。

1号艇・魚谷智之(兵庫)SG1V
2号艇・別府昌樹(広島)SG0V
3号艇・井口佳典(三重)SG0V
4号艇・山本隆幸(兵庫)SG0V
5号艇・渡邉英児(静岡)SG0V
6号艇・江口晃生(群馬)SG2V

 フレッシュな顔ぶれになった優勝戦。桐生の夜にニュースターは誕生するか。それとも、地元の意地が爆発するのか。見逃せない一戦ですぞ!

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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準優3レース予想

 進入からとても難解。そして見どころたくさんの準優3レースとなっております。今日は2レースから追い風。前半からの流れをみていると基本に内寄り中心の舟券が正解ではないかと思われます。波乱があるとすれば……やはり10Rでしょう。

9R 進入想定 1256/34

 5枠6枠の三嶌・服部がどこまで動くかがポイント。スタート練習では、渡邉も正木もダッシュの練習をしているようでした。もっとも有力なのは1256/34でしょうか。
 とにかく倉谷がいるだけに、別府のインは揺るぎません。スタートさえトチらなければ、別府のイン逃げは決まります。今シリーズ、別府はスタートが見えています。あとはプレッシャーに打ち勝てるかどうかだけでしょう。H本は別府がプレッシャーに勝つとみます。相手は内寄りの選手で。
【3連単】1→256→256

10R 進入想定 5/123/46

 内枠3艇を独占するのが85期トリオで、外枠3艇が必ず動いてくるであろうビッグネーム。丸岡も井口もスローからの練習しかしていない感じであったし、3号艇の田村は「スローのほうがスタートわかる」と言葉で牽制しており、実際にレースとレースの合間に水面に出て、100m起こしの練習を繰り返ししている。
 正直どんなな進入になるかわかりません。それにスタート展示どおりに決まるとも思えませんし。
 ただひとついえるのは、85期3人が「内には絶対に入れませんよ」と主張していること。そしてそういう状況のときこそ、意地でもインを取りにいくのが上瀧ではないでしょうか。
 H本の進入想定は、5/123/46 。上瀧が100mを切るインで、銀河系軍団が100m前後の起こしになると考えています。
 この体勢で、もっともオイシイ立場なのは江口。選手が意地の張り合いをしたときは、もっともニュートラルな立ち位置の人間に漁夫の利が転がり込んでくるものです。
【3連単】4→全→全

11R 進入想定123/456

 なんだか中村有裕や山崎智也が動きたそうですが、結局は枠ナリにおさまりそうな気がします。深い進入にならないのであれば、この魚谷は磐石です。準優3レースの中で、もっとも安心して見られると思います。配当が安いのは確実ですから、相手も同じ兵庫の山本隆幸に絞ります。
【3連単】1→2→35

はたしてどの選手が優勝戦へと駒を進めるのか。桐生オーシャンC、着々とグランドフィナーレへと近づいております。


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野中選手会長が植木通彦選手の引退について語る

Dscf0426  本日のイベント①は、SGではもはや定番となった野中選手会長のトークショー。今回は、先日引退した植木選手について語っておられました。

――植木選手の引退についてどう考えますか?
 どう考えるいうても本人次第なんで。植木君の場合は20年という区切りで決めていたということだから。その本人が決めていた20年と、勤続20年の表彰が一緒になったので(これを期にということだったのではないか)。
 見ていると去年くらいから悩み事があるんではないかなという感じがしました。一人で戦うプロスポーツ選手というのは孤独なんです。周りにいる友人をハズしていかないとダメな部分がある。それはすごい孤独感なんです。

――その孤独感に苦しさはないですか?
 もちろんその孤独感に苦しさはあります。けど、それに耐えられんようになったら足を洗ったほうがええですよ。頂点に10年も立っていると、同業者が話かけにくくなってくるもんなんですね。たとえ先輩でもだんだん敬語を使うようになってくる。

――でも先輩に気を使ってもらわなくてもいいんですよね。
 ええ。心の中ではウエルカムやけど、ウエルカムにみせるとダメなんです。ちょうど植木君が頂点に立ったのが、10年前の賞金王。私は植木君と中道君が前で競走をしているのをみて、「いつかこけるんちゃうかな?」と思ってました。でも、いつもなら「コケれば割り込んでいこう」と考えるのに、あのレースには行く間がなかった。一緒に走っていてそう思った。
 競艇選手はお客さんからの責任、そして声援の魅力に取り付かれて走るんです。植木君はマジメ、私は荒っぽい。でも(頂点に立った者として)思うところは一緒でしたね。


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目が離せない男たち――準優勝戦前半のピット

2007_0728__0065  今日は「朝(午後イチ)の特訓」が始まる1時頃と、1Rが始まる頃の二度、ピットに行った。そのなかでもとくに目についたのが、11R1号艇に乗る魚谷智之が見せていた、とびきりの笑顔だった。
 普段から難しい表情をしていることは少なく、はじけたスマイルをよく見せてはくれている選手だが、今日の笑顔はそのなかでも格段にはじけていたものだったのだ。これは、筆者の独断ではなく、中尾カメラマンとも意見が合ったことなので、それだけ機力と精神状態がベストに近づいている証拠と受け取っていいだろう。
 最初に笑顔を見かけたのは、朝の特訓に出るため、ボートを水面に降ろそうとしていたときで、二度目に確認したのは、1R後の引き上げの手伝いに出てきたときだったので、最初の特訓で確かな手応えを掴めていたのではないかと思う。整備作業などをしているところも、こちらが見ていたなかではほとんど確認できなかったのだから、「絶頂モード」に入っているといえるのではないのだろうか。

2007_0728__0106  10R1号艇、丸岡正典の動きはあまり確認できなかったが、10Rのメンバーで気になったのは2号艇の井口佳典だ。
 早い時間帯においては真摯な表情で作業をしていたものの、2R終了後には、笑いながら田村隆信に対して「あかん、暇や!」と言っていたのである。
 その表情は文句なく晴れやかなものだったのだから、これ以上は手をつけるところが見つからないくらいに仕上がっているということなのだろう。
 この10Rは、1号艇から3号艇まで85期勢が占めており、曲者のアウト勢がスロー水域を狙ってくるレースになるはずだが、「85期三人衆」の中央に陣取る井口の動きが俄然、気になってきたものである。

_u4w0288  9R1号艇の別府昌樹は、昨日から報道陣に囲まれる時間帯が長くなっており、そのためもあってか、難しい顔をしていることが多いという印象もあるのだが、これは緊張のためというより「地顔」なのかもしれない。
 同県の正木聖賢に対してペラに関するアドバイスを送るように話し込んでいたときや(同じレースに乗りながらも、こうしたことができるのがスゴイところだ)、2R後に市川哲也や白井英治とともに大賀広幸の引き上げを手伝っていたときなどには実に気持ちのいい笑顔を見せていた。
 日頃から、それほど何度も見かけている選手ではないのだが、厳しい表情をしているときとのギャップも大きく、「ああ、こんな笑顔を見せられる選手なんだ」と、好感を持ったものである。
 別府は、朝の特訓だけでなく、1R後にも試運転に出るなど、実に積極的に動いていた一人である。

_u4w0267  積極的に動いていた選手として目についたのは、白井、市川、三嶌誠司、渡邉英児といったところか。
 この4人は、精力的に動いてない節のほうが珍しいほど、常に、時間を惜しまず整備に精を出している選手なので、「いつもと変わらぬ自然体」で、準優に向けての準備をしているのだといえるだろう。

_u4w0376  また、1R前後から、江口晃生が整備室でモーター本体に手をつけていた。しばらくその様子を眺めていた山崎智也は、先輩の作業具合を確認しているだけのようにも思えたものだが、そうしているうちに何かを思いついたかのように自分のモーター本体を取り外している。
 そして、その後は、江口とは少し距離を空けた整備室のテーブルでモーター本体に手を入れだしていた。
 地元・群馬の両エースは、準優までのあいだにできる限りのことをして、レースに臨んでくるはずだ。

_u4w0358  試運転ピットで目についたのは、9R6号艇の服部幸男と、今回は準優出を逃した松井繁の同期コンビだ。
 会話の内容をはっきり聞き取れたわけではないのだが、どうやら服部が、あまり手応えが良くないというようなことを松井にもらし、松井がそれに頷きながら、話をしていたようだった。
 そうしたことを考えれば、ネガティヴな会話であったろうとも予想されるが、なんだか二人のムードがとても良かったのだ。
 この二人は、いつもべったり一緒にいるわけではなく、時おりこうして一緒になり、そうした短い時間帯の中で、二人にしかわからない絆の強さを感じさせてくれることが多いのだが、今日の二人もまさにそんな感じだったのだ。とくに松井の表情がとても良く、昨日から逆襲に転じだしている松井の残り二日にも期待をかけたくなったものである。
 今日は、市川と渡邉という同期が作業をしながら声を掛け合っている場面も何度となく見かけたが、同期が醸し出すムードというのは、どの期をとっても例外なくもとても気持ちがいいものだ。85期ばかりに注目が集まりがちのオーシャンカップになりつつあるものの、「人の動きと、その絆」に関していえば、あちこちから目が離せなくなっている。
(PHOTO/中尾茂幸=魚谷&井口、池上一摩=その他   TEXT/内池久貴)


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常昇桐龍のファンサービス

R0014565b2  本日は、開門とともに群馬支部の若手選手たちが、お揃いの「常昇桐龍」Tシャツを着て、お出迎えサービス! ナイター開催にもかかわらず、午前中から多くのゲストが集まっていたので、開門とともに一斉に入場していた。
「あんたたちも早くSGに出られるように頑張りなさい」というように激励するゲストもいれば、「すでに大ファンなの」とばかりに握手を求めるゲストも!
 両ゲートに分かれてのサービスだったが、やはり北ウィングの一番人気は紅一点の土屋千明か。……か、かわいい。
(PHOTO&TEXT=第三のH)


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H本記者の「桐生が蒸し暑かったから」予想

 おひさしぶりです。H本です。H記者・K記者からバトンを引き継ぎまして、最終日まで予想を担当することとなりました。よろしくお願いします。
 今日もあいかわらず暑いです。しかもミストサウナのように湿気がまとわりついてきます。カミュの異邦人なら「蒸し暑かったから」という理由で、殺人が起きてしまいそうな蒸し暑さです。
 これには選手も相当苦労をするはず。おそらく予選道中と同じように、スタート行った選手が強い傾向が出るんじゃないでしょうか。そもそもが機力差のあるシリーズではありません。敗者戦のセオリーは「インから買え」ですが、今回はコースよりもスタート&展開を重視した予想で攻めてみようと思います。

1R
6選手の中で、今節もっともスタートが決まっているのが1号艇の吉田。強引にコースを奪いにくる選手もおらず、ここは難なく逃げ切ります。相手も差す金子で大丈夫ですが、念のため差し抜けまで押さえておきます。
【3連単】1=2→35

2R
機力は上位も、今節でF2を切った熊谷をどう扱うかがポイント。専門紙やスポーツ紙の印をみていると、そこそこ人気しそうなだけに切るのが正解では。熊谷がヘコんでも、熊谷がS決めてまくっても、どちらにしろチャンスが巡ってきそうなテラッチを本命。
【3連単】4→125→125

3R
坪井の機力はヒト息。スタートもタイミングこそいいように見えますが、切れ順トップは一本もありません。西島を入れて助走距離充分の3コースから、スタート勘バッチリの村田がまくります。
【3連単】2→356→356

4R
烏野以外の選手すべてがFを持っている一戦。パッと見は大阪勢のワンツーにみえるんですが、どこかに落とし穴があるような気が。勘買いですが、大阪二者を1着3着にした舟券で。
【3連単】1→全→4 4→全→1

5R
カド受けでF2の中野がヘコんで、そこに飯島が襲い掛かります。でも2コース飯山の機力と、インの太田のスタートはけっこうなもの。いかにもやり合う展開にならないでしょうか。中間着順を連発している川崎ですが、行き足と回り足はあります。人気ないここが絶好の買い場!
【3連単】5→124→全 1→5→全

6R
ここまでの全6戦中4戦がトップスタートの石野。なのに成績が伴っていないのは、機力がないのか、それとも全速行けてないのか。5レースと同様に、展開待ちの山崎に漁夫の利が転がり込んでくるのを期待です。
【2連単】5→全

7R
機力上位は村田、スタート行けてるのは吉川、寺田祥をカベにしてインから有利に逃げるのは鳥飼。この3選手の巴戦。ボックスで。
【3連単】134BOX

8R
西島が動いても川崎は入れない。ならば1走目に引き続き、ここも濱野谷に票が流れて意外に人気がなさそうな川崎を買いたい。そろそろナイター照明にあかりがともり、インが利きだす時間帯ですし。
【3連単】1→234→234

12R
進入で積極的に動きそうな選手がおらず枠なり3対3。このメンバー構成ならば、センター筋に人気が集中する分だけ1号艇・斉藤のオッズがかなりおいしくなりそう。これも勘買いですが、なんだか濱野谷と松井は3着づけにするのがいいような気がします。
【3連単】1→256→34

準優3レースはのちほど。


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5日目!

おはようございます。オーシャンカップ、早くも準優勝戦でございます。フレッシュな顔あり、存在感ある銘柄級ありの、面白い組み合わせになりましたね。舟券は難しそうですが……。桐生は今日も好天ですよ! あ、本日の準優勝戦は9~11Rですので、ご注意くださいね。

本日一発目は、この人たち!

2007_0727__0174 出世頭はこの男。SG初Vは3年前のオーシャンカップ、再現を狙え。11R3号艇、田村隆信!

2007_0727__0532 堂々の予選1位! 桐生といえば、山崎智也とのデッドヒートを繰り広げた2年前の赤城雷神杯。2着に敗れた雪辱をSGで! 10R1号艇、丸岡正典!

2007_0727_12r_0028 一人だけレース写真ですみません。でも、エンジンは噴いてます。師匠・松井繁の分まで、魂のレースを見せてくれるでしょう。11R2号艇、山本隆幸!

2007_0727__0574 地元の津周年記念はお見事! キリリとした表情は、この期の精神的支柱にふさわしい。総理杯につづく優出を狙います。10R2号艇、井口佳典!

2007_0727__0266 ただ一人の予選落ちとなってしまった……しかし、前を向け、戦いは終わっていない。もっとも新しいSG覇者の意地を見せろ。湯川浩司!

5名参戦の銀河系軍団から4名が準優出、しかもみな好枠です。10Rはうち3名の戦いですから、見逃せません。レベルが高いといわれ続けた85期、グラチャンでの湯川の優勝、そして今回の大躍進と、いよいよ彼らの時代が間近まで来たのかもしれませんね。そのターニングポイントとなるかもしれない今日、彼らから目が離せませんぞ!

それでは本日も張り切っていきましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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人と人。 ――4日目後半のピット

22007_0725__0114_3   二人のあいだで言葉は交わされていたのだろうか――。

 9R、前付けに行った上瀧和則は、1枠の川﨑智幸からインを奪った!
 このレースまでの得点率では両者が並んでおり、6点をボーダーラインと見れば互いに2着が義務づけられている一戦だったのだ。二人は同期であり、昨年の年末には、川﨑が賞金王決定戦に出場できるかどうかということで、上瀧は我が事のように一喜一憂していたものだった。そんなことを考えれば上瀧が入るのは2コースまでだろうとも勝手に推測していたので、これは実に意外ななりゆきだったのだ。
 そして、レース自体も激しいものとなったが、結果は上瀧1着、川﨑2着となっている。6点ジャストでは微妙な状況でもあったため(結果的に川﨑は19位となり準優に勧めなかった)、“結果オーライ”とは素直に喜べないところである。

1r0014534  レースから引き上げてきたあと、ボートリフトで上瀧は、隣りの川﨑に何か声をかけたようにも見えたが、聞き取ることはできなかった。その後も川﨑は、本当に厳しい表情をしており、脱衣場でも上瀧と川﨑は、互いに意識的に距離を離しているようにも見えたものだった。……だが、ふと擦れ違う場面ができると、その瞬間に川﨑は、少しだけ頬をゆるめて上瀧の肩をポンと叩いたのだ。
 勝負の世界だから当たり前のことではあるが、これでこの二人には後に残るしこりなどは何もなくなったのに違いない。
 川﨑選手らしいな――。
 もともと個人的には大好きな選手の一人だが、あの一瞬にそっと笑顔を見せながらも、上瀧と離れたあとすぐにまた表情を引き締めていたところを見て、ますます川﨑が好きになったものである。

32007_0727__0413  仕事ではあるものの、ピットにいられることがどんなに幸せなことなのかと実感されるのは、こんな1コマを目にすることができたときである。
 そんなシーンは他にも少なくない。
 たとえば7R。ピットの控室でレースが映されているモニターを見つめる山崎智也のまなざしは、怖いほどに真剣だった。
 このレースには、同県の先輩、江口晃生が出ていたからだろう。条件的には準優出はおそらくいけるのではないかとも思われたものだが(2号艇で6点ボーダーには4着条件)、予断を許さない状況ではあるので、少しでも上の着を取ってほしいと、自分のことのように祈っていたのに違いない。こちらとしては、ついついレース中もモニターと智也の顔を交互に見ていたものだが、智也の目からは、あたかも自分がレースをしているような殺気が感じられ、見ているこちらがぞくぞくしたものだった。
 結局、このレースで江口は3着となり、準優出はまず大丈夫だろうとは思えたが、江口はこの成績でも不本意だったのか、これでもまだ準優出が心配だと考えていたのか(実際、10R前頃に、「いま、ボーダーは何点?」と筆者にも確認してきていた)、あかんかった、というように首をかしげながら苦笑していた。傍でモーター吊りをする智也の表情も複雑そうだったが、やがて、まあ大丈夫だろう、と納得がいったのか、江口がその場を離れたあとには、“困った兄貴分だ”とでもいうように、一転して子供のような笑みを浮かべていたのだ。
 そんな場面を見ていても、二人の絆の強さと、智也が江口に対して持っているリスペクトの強さがハッキリと感じられたものである。
 競艇が「個の闘い」であるのはわざわざ書くまでもないことではあるが、こうして「個の闘い」と「人と人とのドラマ」が交差した場面を目にしたときには、競艇という競技の奥深さが強く実感されるものである。

 振り返れば6R頃からピットでは、明と暗のコントラストがいよいよハッキリしてきていたが、そんななかでもピットでは、様々な光景が見られ、そこにいろんな種類のドラマが感じられていたものだった。
4r0014530  試運転ピットに村田修次がいるのに気づいたのは陽が傾きだしていた6時頃のことだった。3Rの一回走りだった村田は、すでに準優出の目はなくなっていたのだが、周りに多くの選手がいるにもかかわらず、ひとり「個の世界」に閉じこもっているように、入念にモーターの回転数を確認していたのだ。それ自体は決して珍しい光景ではないのだが、その時間が本当に長かったうえに、他を寄せ付けないほどの張り詰めた空気を現出させていたため、しばらくのあいだ、そこから目を離せなかったほどである。
 また、同じ頃の装着場では、平田忠則が、いたわるように自分のボートを拭いていた。こちらもまた、予選はすでに“終戦”を迎えていたわけだが、村田が醸し出していた空気とはまた違う種類の緊張感が漂っていた。
 その作業がひと段落ついた頃、「残念でしたね。1マークでは行けるかと思ったんですが……」と声を掛けてみると、「僕も行けると思ったんですが、しぶきがガーッときてしまって。……また頑張ります!」と返してくれた。その表情は決して暗いものではなかったが、その後にペラ小屋のほうへと歩いていった後ろ姿にはやはり寂しさが感じられたものだった。
 もちろん、ピットでは、時として笑い声も聞かれる。
 齊藤仁と湯川浩司が何かを話しこんでいたかと思えば、別れ際に齊藤は「SGウィナーの底力を見たよ」と捨て台詞ともとれる言葉を掛けたのだ。それに対して湯川は「むかつくなあ」と返すしかなかったが、両者のあいだには、気持ちのいい笑みが交差していたのはいうまでもない――。

5r0014539  10R。こちらは出走全選手が勝負駆けという非常に厳しいカードで、レース自体も本当に熱い戦いになっている。
 ここでも結果の明暗はハッキリ出されるのは当然なので(1着の正木聖賢と2着の服部幸男が準優出となり、他の4選手は予選落ちになっている)レース後に、迎えに出てきた選手たちの表情も実にさまざまだった。仲間の準優出を祝福したい選手もいれば、残念そうに顔をしかめている選手もいるわけだ。
 そんな場面を見ているとこちらの心境も複雑になるものだが、レースに出た選手たちの表情はといえば、なんだかやけに明るい!

62007_0727__0008 脱衣場で6選手が一緒になると、「ごめんな」「すみませんでした」と、いつものように言葉を掛け合っているのだが、どの選手の顔にも無理のないサバサバとした笑みが浮かべられていたのである。戦った者にしかわからない通じ合う何かがあったからこそのことだろう。
 そんな中、このレースを制した正木だけが、他の選手を気遣うようにまるで笑顔を浮かべず、難しい表情をしていたのだが、それがまた奥床しくていいわけである。
 しばらく経ったあとに「メンバーも濃かったんで緊張しました」とも話していたが、そのためだけの硬い表情ではなかったのは間違いないことだ。

 11R。こちらは10Rとはうってかわって、勝負駆けの状況になっていたのは、吉川元浩ひとりだけで、その勝負駆けは失敗に終わった。レース後、迎えに出ていた魚谷智之も沈痛な面持ちをしていたが、吉川自身、誰が見てもハッキリわかるほど、本当に悔しそうな顔をしていた。それが伝染したように、脱衣場の空気は非常に重いものになっていた。
 そのレースに出走した何人が準優出しているかを考えたならば、10R後の脱衣場の空気とは「逆」であるのが普通のはずなのに、実際にはそうならない。こんなところにも「レースの背後にある人間味」のようなものが伺えるわけである。

82007_0727__0397  最終12R。ここまでの結果によって、レース結果次第では6点でも脱落者が出る非常に厳しい状況のなかで、4選手が勝負駆けになっていた。
 そして、ピットの控室では、7Rとは逆に、今度は江口が真剣な表情でモニターを睨みつけ、智也のレースぶりを見守った。
 ……結果、1着の渡邉英児と2着の三嶌誠司が勝ち抜けて、3着には最初から当確が出ていた山本隆幸が入り、智也は4着だった。これでもボーダーはクリアして準優出には成功したのだが、この結果に対しては、智也自身がまったく納得いかないような表情をしていた。
 それを察したのだろう。迎えに出た江口も、智也に対してはそっと笑みを見せてみただけで、言葉は何も掛けてはないようだった。
 前半のピットリポートでも書いたことだが……、多くの言葉はいらない時はある。
 この日のピットではやたらとそんな光景が目についた。

(PHOTO/中尾茂幸、内池=2・4・5枚目   TEXT/内池久貴)


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本日のベスパフォ~♪ 4日目

 Tokyo bay pirates
 もうすでにご存知の方も多いでしょう。
 東京支部に所属する選手で結成された、ファッショナブル・ユニット。詳しくはぜひとも平和島競艇のHPをご覧いただきたいのですが、「骨になるまで戦い抜くことを誓った」というパイレーツ(海賊)にあやかって、東京支部の11名のパイレーツたちが全国制覇を目指す、といった趣向のもとに生まれたものです。実にナイスな企画といえるでしょう。
 今節、参戦したパイレーツは4名。そのうちの3名が本日、見事なレースを見せました。本日のベスパフォ~♪は彼らと、さらにトーキョーベイパイレーツ(TBP)には参加していませんが、やはり東京支部を担う男に捧げましょう。

パイレーツが獲物を狩る!

2007_0727__0134  まず1Rで、TBPの核弾頭・齊藤仁が華麗にマクリを決めたのが、海賊たちのあげたノロシでありました。既報のとおり、齊藤はこれがSG初勝利の水神祭。連日の整備が奏功しての、念願の1勝だったわけですが、そのパワーアップの軌跡はまさしく海賊が獲物を狩るために武器を磨いてきたようなもの。インの寺田千恵がSで遅れたのを見逃さず、まるで「女子供も容赦しないぜ」とばかりに非情なる鉄槌を下す、荒くれ海賊の攻撃でした。
2007_0727__0484  レースは飛びますが、7Rでは、TBPの爽やか海賊・中野次郎が、彼らしい鮮やかなテクニックを見せました。1号艇ながら、上州山賊の総領(?)・江口晃生にインを奪われた時には、機力不足の苦悩が表われているようにも思えましたが、1マークがさすがだった。4カドから伸びた金子龍介が絞りマクリを敢行すると、次郎の行く手はその引き波に阻まれました。しかし、ここからが次郎海賊の巧腕の見せどころ。江口が金子に抵抗してポッカリ開いた内を小回りでズバッと旋回し、次の瞬間には先頭に踊り出ていたのです。た。この速くて小さい俊敏差しこそ、次郎の必殺技。そこに引き波があろうが、山賊が立ちはだかっていようが、このパターンにハマった次郎は無敵です。エンジンが突然、噴いたわけではない。リズムが急に良化したわけではない。しかし、この若き海賊にこの展開を作ってしまえば、爽快な差し技が炸裂する。ド迫力の一太刀よりも、技術を駆使して獲物を狩る次郎の面目躍如、なのであります。
2007_0727__0209  さて、2Rに戻りましょう。こちらは、ド迫力の一太刀こそが最大の武器である、TBPの北海ヒグマ・熊谷直樹であります。熊谷は、一昨年の津ダービーを最後に、SGから遠ざかりました。褒章懲戒の規定により、SGへの向かう海図を奪われてしまっていたのであります。長い停泊期間を経て、再び大航海に繰り出した最初の寄港地が、このオーシャンカップ。しかし、その2日目に、フライングという魔の大渦が彼を待っていたのであります。
 しかし、そんなことが北海のヒグマを怯ませる要因にはなりえない。F2となったことで、さすがに口では「無事故完走」と言っていますが、そしてそれも本音ではありましょうが、だからといって獲物を前にして狩りをやめることなどありえないのが、熊谷直樹であります。
 内3艇がコンマ30台、熊谷自身もコンマ21でしたから、たしかに展開は向いていた。決してメイチの勝負にいったわけでもないでしょう。しかし、内がヘコんでいると見たとき、ヒグマの目がキラリと光ります。一気の絞りマクリ敢行! 3コースの烏野賢太の舳先が一瞬、熊谷艇の後部に接触しますが、剣を振り上げた北の海賊には、そんなの関係ありません。そのままさらに絞って、一気に内3艇を飲み込むと、バックでは悠々と先頭に立っていたのでありました。
「来年の12月までは死んでいるようなものなので、そういうことでお願いします」
 熊谷は、勝利選手インタビューでそう言いました。たしかに、10月までは事故点を加算するわけにはいかず、F休みが明ける冬までは我慢のレースが続きます。しかし、「そういうこと」でお願いされるわけにはいかない。この2Rのような、強烈な走りがいつでも飛び出すのが北の海賊だからです。熊に会ったら死んだフリをしろ、という迷信がありますが、北海のヒグマは自分が死んだフリをしながら、虎視眈々と獲物を狙う。やはり、北の海賊にはSG大航海をやめてもらっては、困るのであります。

3カドは汚い? でも、そんなの関係ねぇ!

 東京支部全員がTBPに参加しているわけではない。しかし、仲間は仲間。海賊の血は、TBP以外の選手にも流れているのかもしれません。
 6Rの高橋勲が見せた走りは、穏やかな流れになりがちな、最近の“進入”という海に、大きな大きな渦を巻き起こすものでした。
2007_0727__0164  高橋は3号艇。枠なりに収まりそうな顔ぶれのなか、ピットアウト後の各艇の動きは、アッサリと予想通りの枠なり進入が確定したように見えるものでした。ところが……。1号艇の大賀広幸がインに構え、2号艇の太田和美が2コースに艇を向ける。6号艇の平田忠則は早々とアウトへと艇を引き、5号艇の寺田祥、4号艇の新美恵一も、そして高橋勲もその動きに連動しました。高橋勲も!
 そうなのです。高橋は、近年のレースではほとんど見かけなくなった「3カド」を奪取したのであります!
 選手間には、3カドは汚い進入である、との認識が静かに広まっているようで、半ば暗黙の了解的に、3カドはすっかり出現しなくなりました。しかし、ファンからすれば、3カドはぜ~んぜんノープロブレム! かつてはいくらでも見ることのできた3カドは、むしろ3コースと4コースの駆け引きに緊張感をもたらすものであり、競艇の醍醐味を存分に表現していたものであります。狙っていた選手が3カドに入ったときのワクワク感といったら、そりゃあもう! もちろん一方で、狙っていた5コースの選手がすっかり遠くなってしまう、という落胆もあったりしたわけですが、そうした舟券を買う側にも生じる緊張感もまた、競艇の醍醐味であったわけです。そう、3カドは立派な作戦! それを、勝負駆けの場面で駆使した高橋勲は、リスペクトすべき勝負師と言うべきだと信じます。
 そう、高橋はここがギリギリの勝負駆けでありました。今日は1・2着条件で、1Rは先述した齊藤仁の後塵を拝して2着。6Rは1着が必要だったのです。その場面で、高橋は3カドに引いた。その勝利への飽くなき野望は、競艇選手の抱く心境の中でもっとも美しいもののひとつだと言い切れます。そして実際、高橋はこの3カドを実らせた。逃げる大賀を差そうとした太田がレバーを落としたところを見逃さず、すかさず握って太田のアタマを叩き、その勢いのまま大賀の内を切り裂くマクリ差しを決めたのです。もしスローだったら、そこまでの脚勢を1マークまでに作れたかどうかはわからず、まさしく3カドが功を奏したマクリ差しでした。これで高橋は6・17で勝負駆けに成功。しかも、これがまさにボーダーラインとなった、18位での通過でした(次点は6・00の川﨑智幸)。3カドに引いたからこそ、手に入った18番目のイス。この獲物の狩り方は、海賊そのものと言えるでしょう。TBPの一員ではありませんが、高橋勲は湘南の海賊、なのであります。

2007_0727__0363  思えば、今節はオーシャンカップ。ベイとはいえ、東京湾も海、であります。海賊たちが残虐なまでの大暴れをするのも、必然だったのかもしれませんね。残念ながら、TBPのメンバーは全員が予選落ちではありますが、一般戦でも彼らの動向からは目が離せません。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)

←TBPのエースはこの人! 明日は予選落ちの鬱憤晴らしを!


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速報 準優18ピット決定

 予選がすべて終了しました。ベスト18は、なかなか新鮮な顔ぶれになりましたね。銀河系軍団が湯川浩司以外は全員が、しかも好枠で準優進出。わっ、10Rがすごいことになってますなあ。一方で、銘柄級が外枠にそろっていて、波乱の予感もしますね~。というわけで、準優18ピットの速報です。あ、準優勝戦は9~11Rですので、お間違えのないよう。

9R
①別府昌樹(広島)
②倉谷和信(大阪)
③渡邉英児(静岡)
④正木聖賢(広島)
⑤三嶌誠司(香川)
⑥服部幸男(静岡)

10R
①丸岡正典(大阪)
②井口佳典(三重)
③田村隆信(徳島)
④江口晃生(群馬)
⑤上瀧和則(佐賀)
⑥高橋勲(神奈川)

11R
①魚谷智之(兵庫)
②山本隆幸(兵庫)
③市川哲也(広島)
④中村有裕(滋賀)
⑤山崎智也(群馬)
⑥白井英治(山口)

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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ネゴシックス!

2007_0727__0033 本日もお笑いライブがありましたよ~。登場したのは、“島根の突っ込み怪童”こと、ネゴシックス! ボケ満載の小道具を使って、それに対してツッコミを入れまくるという、ピン芸でおなじみの、あの人です。本名はねごろがわさとしさんだそうですよ(字がわからんですが)。

2007_0727__0034 お客さんを巧みにイジるマクラのあとは、お待ちかねのネタ披露。「七夕の短冊」でした。「DVDプレイヤーがほしいです……って、クリスマスプレゼントかって! 何ナニ? 午前中は居ないので、2時から6時までにお願いします……って、夕食の準備に忙しいときにっ! なんだよっ!」てなヤツですね。写真は、「七夕ってどういう意味ですか……って、自分で調べろやっ!……ナニナニ、なんだよ、返事がきとるわ……棚からバター、って、そんなわけあるかっ! おかしいやろっ!」ってネタです。すまんです、島根弁をうまく表現できません。

明日もお笑いライブがありますので、乞うご期待。イジリー岡田&福下恵美で~す。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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クイズっす~!

どもどもっ! 4日目にしてようやく、今節初当たりが出て、テンションの高いワタクシであります! 皆さんも当たってますか! クイズはびしばしと当てられてるわけですが……あ、テンション下がってきた……。

Cimg31812 というわけで、まずは第3問の正解から。青枠には何が書いてある? でしたね。多くの解答は、整理整頓とか、奇数と偶数の並べ方、とかでしたね。うーん、ちょっと引っ掛け問題っぽくなっちゃったかな~。これ、実は艇の並べ方じゃないんですよ。というか、写真のように並べたら、奇数艇はモーター装着ができませんよね。

Cimg3181 正解は、「右艇番と選手名プレートは、写真のように取り付けて下さい。」でした。桐生の艇番って、ちょっと独特の形ですよね。そのモデルとして、これが貼り付けられている、と。ピット記事で、「翌日の艇旗艇番準備は若手の仕事」ということを何度か書きましたが、桐生初出走の新人などは、こうしたお手本みたいなものが必要なのかもしれませんね。

というわけで、正解者はゼロ、でございました。ナイスボケはジローさん。笑いました、はい。今節のボケ、けっこう冴えてますな~。20Pですよ!

Cimg32352 それでは、第4問、まいりましょう! これは装着場の奥のほうから、撮影したものです。報道陣が覗き込んでいるのは、整備室の中。写真の中央右あたりに、出入口のようなものがあるのって、わかります? 中から灯りも漏れているんですが、これが整備室ですね。で、手前は整備士室や艇修理室など。で、青く隠したところにご注目。これが問題ですよ~。ここにはとあるものがあります。果たして何が置かれてる!?

ヒントです。整備とか修理とか、そういった競技関係に使うものではありません。これまで取材したピットでは初めて見かけたもので、おそらく選手が手を触れることはないでしょうねえ。これをじっくり眺めることはあるかもしれないけど。おそらくは、整備士さんなどの関係者の方が置いたものでしょう。ピット取材の合間、ときどき僕はこれを見に行きます。なんか気になっちゃうんですよね~。……てな感じです! これはかなりの難問かと思われますので、近いものなども正解にさせてもらいますよ~。正解者には70P! 締切は明日28日の午後7時です。それでは今回もご解答、お願いしますね~。


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本日の水神祭!

2007_0727__0651 今節、2回目の水神祭が本日、行なわれましたよ! 飯山晃三選手の水神祭には間に合わなかった取材班でしたが(飯山選手、ファンの皆様、ごめんなさい!)、今回はこの選手が先頭ゴールした瞬間に、ピットにぶっ飛んでいきました。その選手とは、齊藤仁! トーキョー・ベイ・パイレーツの一員が、1Rで見事にSG初1着。嬉しい儀式を行なう運びとなりました。

2007_0727__0660 さあいこう、水神祭。2R終了後に、濱野谷憲吾を筆頭にした東京支部、江口晃生&山崎智也の群馬勢や平石和男ら埼玉勢、すなわち関東勢が揃って、仁選手を祝福しました。スタイルは、おー、ワッショイスタイル! 選手を恐れさせる、手荒い祝福であります。というわけで、いきましょう、せーのでドッボーーーーーーーン。空中でくるりと回った仁選手は、頭から水面に吸い込まれていきました。おめでとう!

2007_0727__0676 齊藤仁は、次のSG、MB記念にも出場が決まっています。これを機に、一気に優勝戦線に加われる選手になるべく、頑張ってくださいね! 好漢・仁くん、おめでとうございます!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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K記者の「私も勝負駆け!」予想

 うむー……的中一本、ですか。スミイチH記者の流れをしっかり受け継いでいるKです。
 能書きをウダウダ言うよりも、とにかく予想行きましょう。私も勝負駆け!なんです。

7R
④金子と⑥湯川がとにかく苦しそう。①次郎は、多少アップしているとは思いますが、まだ劣勢です。こうなると、人気をかぶりそうですが②江口で堅いでしょう。相手は③星野と①次郎にもう一度賭けます。
3連単 2-13-135

8R
①平石は劣勢、②池田は着を拾ってはいますが、中堅まで。内2艇の信頼度がやや低いように思えます。ここは④光ちゃんのピンピン。相手も⑤魚谷でほぼ大丈夫でしょう。いちおう、裏表で。
3連単 4=5-123

9R
進入がなかなか難解です。④上瀧は動くでしょうが、2コースと考えるのが無難でしょうか。⑤今村は動くわけではないけど、スロー。準優絶望となった⑥松井は、それでも動くのか、それとも枠なりでおとなしくしているのか。うーむ、読めません。ここは、おそらくイン死守の①川﨑がギリギリ逃げるかも。勢いついた③ユーユーの頭も少々。
3連単 1-34-345 3-45-145

10R
②服部は昨日の前半でペラを壊したとのこと。後半レースではその影響がいまひとつわかりませんでした。ならば、①正木の逃げに賭けてみます。⑤飯山の3着付けも狙ってみたいっすね。
3連単 1-24-全 1-全ー5

11R 勝負レース
朝特訓では①倉谷がかなりの気配。ナイターで同じ足色かどうかは微妙ですが、インから押し切れると見ます。相手本線は、パワー上位の③丸岡。予選トップの⑤別府は3着までと見ました。
勝負舟券☆3連単 1-3-全
押さえ舟券☆3連単 1-全-5

12R
②智也は最近、2コースのときはツケマイを放つケースが目立ちます。①英児の整備力は不気味ですが、智也の強ツケマイ一閃に賭けます。英児が抵抗して流れた場合は、⑤三嶌の差し抜け。
2-356-3456 5-26-2346


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終わらない闘い――4日目前半のピット

2007_0727__0307  本日、桐生入りして、ピットリポートをバトンタッチ。1R前にピットに行くと、まずは、試運転から引き上げてきて装着場で作業をしている平田忠則の姿が目についた。
 平田には先々月、BOATBoyで取材していたので、すぐに声をかけようかと思ったが、やや思いつめたような顔つきをしていたので、それもためらわれた。
 初日は5着2本だった平田だが、2日目からの巻き返しで準優圏内に入ってきている(本日は6R一回乗りで6点ボーダー4着条件)。にもかかわらず、まだ足には納得いかないところがあるのかとも懸念されたが、それほど心配することはないだろう。実際にインタビューを始めたりすれば、ニコニコと笑顔を絶やさない平田だが、普段のピットでは、どちらかというと声をかけにくいムードを醸し出しながら作業をしていることが多いのだ。それだけピットという「仕事場」にかけている気持ちが強いということなのに違いない。

2r0014511  現に、その後すぐに平田は、同期であり親友の白井英治に声をかけていき、笑顔を見せ始めている。さらには、やはり同期の飯山晃三もそこに合流。平田と飯山はそれぞれに、身振り手振りで、長く会話を続けていた。
 何を話していたかは聞き取れなかったが、ときどき手を斜めに振り上げたりしていたところを見ると、乗り心地についてを話し合っていたのではないかと思う。最初のうちは作業をしながら二人の話に耳を傾けていた白井も、やがて手を止め、会話に参加した。
 最後は平田が笑いながら白井に「フライング切るなよ」と言って、この“同期会”は解散されたが、解散直後から再び平田の表情は「声をかけにくいモード」に切り替えられていた。
 一応、挨拶だけはしたものの、平田とはやはり、本質的にストイックな男なのである。

3r0014514  その後、迎えた1レース。こちらは、1着=齊藤仁、2着=高橋勲という結果になっている。
 齊藤はこれで水神祭! 齊藤の準優出は他選手の結果待ちという形になるが(水神祭の模様は別記事で)、高橋勲もこの2着によって準優進出への勝負駆け状況を次レースにつなげたことになる(6点ボーダーで1・2着条件だった)。
 レースから引き上げてきた二人がボートリフトの上で、ちょっと低めのハイタッチのように互いの両手を合わせて祝福しあっていたのも微笑ましかったものだ。
 やはり勝負駆け状況がそのまま結果につながるものだな――とも思ったが、レースに賭ける想いの強さは、準優出が視野に入っているかどうかだけで語ることができないのはもちろんだ。

2007_0727__0288  たとえば、このレース、1号艇=3着だった寺田千恵は、レース直後から同県の川﨑智幸とかなり長い時間をかけてレースを回顧していた。そして、その後にはやはり魚谷智之に声をかけ、自分のレースぶりを悔やむ話を続けていたようなのだ。
 その後、寺田はこの「NIFTY競艇」主宰の黒須田守を見つけると、「もう、やめてえ!」と悲鳴を上げていたものの、その言葉と行動はまるでウラハラ。その後すぐに寺田は、ペラを外して、「次」に向けての作業を始めていたのである。もう、やめたい、なんて気持ちはまるでないのだ。
 また、このレースで5着に敗れた石野貴之も、大阪勢に対してレース回顧をしたあと、すぐにペラを叩き始めた。
 それも、その場所は、ペラ小屋の脇のピットの片隅で、昨年は中澤和志が陣取っていた“孤独な男の闘いの場所”だった。
 ただ、最近のSGにくらべると、石野の表情は憑き物が落ちたように爽やかなものになっていたので、重圧が外れた今後の逆襲が期待できそうだ。

2007_0727__0399  そんな光景と前後して、上瀧和則と西島義則の2ショットが見られたのも、なんとなく嬉しかった。ニコニコ笑いながら話していたが、その後、上瀧はギヤケースを外して整備室へ行き、西島は試運転ピットで熱心に回転数を確かめる。
 上瀧は6点ボーダーに2着条件であり、西島は残念ながら圏外になっている状況……。ギリギリの身であっても、すでに圏外になっていても、二人の姿勢はほとんど変わらない。それから20、30分経ったあとには、それぞれの作業がひと段落するタイミングがちょうど重なったようで、再び装着場で合流した二人はまた笑顔で話を始めていた。
 言葉で説明するのは難しいのだが、そのムードがなんだかとてもいいのである。
「大人の勝負師、二人」
 あえて形容するならそんな感じだろうか。

2007_0727__0076  2Rでは、2日目にFを切っていた熊谷直樹が見事な勝利! レース後にはそれほどの笑顔は見られなかったが、たとえ賞典除外になっていても、「くまくり」の切れ味はやはり鋭かった!
 また、このレースで3着に入って準優出の目を残した池田浩二(6点ボーダーで2・3着条件)が、上瀧らにからかわれながら笑みを浮かべているすぐ隣りでは、6点ボーダーには1着条件でありながら6着に敗れた横澤剛治を取り囲み、同県の服部幸男や渡邉英児らがモーター吊りの作業を黙々と行なっていた。
 多くの言葉はいらない。
 彼らの様子からは、そんな気持ちがよく汲み取れた。
 とくに、同県というわけでもないのに作業を手伝っていた江口晃生の目が、とてもやさしく穏やかだったのがやけに印象に残ったものだ。
 勝負駆けが続いている者もそうでない者も、闘いは終わらないのである。
(PHOTO/中尾茂幸、内池=80期集合写真、1R後ボートリフト   TEXT/内池久貴)


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ピンチヒッターK記者の「的中もたくさん、回収もたくさん」予想!

「ス・ミ・イ・チ~~~っ!」と謎の絶叫を残して、H記者は勝手に管理解除、途中帰郷してしまいました。というわけで、本日はK記者がピンチヒッターを務めさせていただきます。
 それにしても、H記者の予想はなんというか、微妙でしたね。1日1レース的中で、それが高配当のため回収率はプラス、というパターン。昨日も的中は4レースのみでしたが、回収率134%という、ナメた成績でした。あ、だからスミイチ、か。私は、的中もたくさん、回収もたくさんを目指して頑張りますよ~。えっ? 今節の私の舟券成績? えー、いまだ片目開かず、払戻はF返還のみ、しかもそのうちひとつはうっかりして捨ててしまいました……。今日から爆発するんです!

1R
成績がもうひとつ冴えない面々ですが、朝特訓では④勲の気配が良化しているように思えます。カドから伸びて、1マーク抜け出すと見ました。相手は連動する⑤石野と、少しだけ上向いた①テラッチ。
3連単 4-15-全

2R
①湯川はどうにも苦しい足色ですね。ここは思い切って1着条件の⑥横澤を狙います。④熊谷がS無理できないので、思い切って踏み込めば一気にマクれるかも。②今村⑤池田とのボックスも押さえます。
3連単 6-25-全 2・5・6BOX

3R
朝特訓では④井口の気配が絶好です。ここはカド一気で突き抜けるでしょう。①坪井はやや苦しい気配で、②三嶌がアタマを叩く可能性もあって、ここが本線。③山崎は悪くない足。大穴で今朝少しだけ伸びがアップしていた⑥次郎も押さえます。
3連単 4-2-全 4-36-全

4R 勝負レース
④白井はH記者の見立て通り、かなりの足ですね。朝特訓では寺田祥をぶっちぎってました。連動する⑤飯島との絡みで勝負します。②田村も朝特訓では好気配。F後もマジモードの①光ちゃんも怖いですね。勝負駆けの③烏野⑥川﨑は、苦しい足色。ここは軽視します。
勝負舟券☆3連単 4-5-12
押さえ舟券☆3連単 4-12-125

5R
④英児は勝負駆けですが、今朝の気配はちょっとおかしかった。これから整備するのでしょうが、間に合うでしょうか……。ここは③一郎の2着付け。H記者はWヘッドという得意技をもっていますが、私はトリプルヘッドで。
3連単 125-3-1256

6R
朝特訓で②太田がよく見えました。ここは差し抜けを狙います。相手は①大賀⑥平田。
3連単 2-16-全

 後半のアップはのちほど。それではみなさん、本日も頑張りましょう。GOOD LUCK!


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4日目!

おはようございます。オーシャンカップ4日目でございます。勝負駆け、ですよ! 桐生は気持ちいいくらいに晴れました。風は向かい風がやや強め。また昨日とはぜんぜん違う気象条件です。傾向も変わるかもしれませんね~。

2007_0726__0189 ベスパフォ~♪にもあったとおり、昨日は85期が大爆発しましたね。銀河系軍団の時代もすぐ間近か!? そう思わせる走りでした。この勢いに乗って、一気に覇権を握ることも期待したいですね。その中心をなす田村隆信と井口佳典。密かに応援してますよ~。

というわけで、本日も夏の夜のSGをおおいに楽しみましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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今日のベスパフォ~♪3日目

 な、なんと王者・松井が「鬼」になりきらないうちに予選落ち……憲吾も1着条件と、大波乱かつ下克上の予選となっております。そんな中、1日早い勝負駆けで続々と準優圏内に突入した期がふたつありました。今日はこの2組の若武者グループにスポットを当てたいと思います。まずは、誰もが知ってる宇宙規模のこの面々から。

85期 恐るべきギャラクシーチルドレン

 どこまで強くなっていくのか、85期・銀河系軍団。今日の活躍も天晴れの一語でありました。まず3R、5コースの丸岡正典が4コースの今垣光ちゃん(凄いまくりでした!)にピッタリ連動して2着キープ。スタートは図抜けて早いコンマ02! いい気合いでしたね。
2007_0724__0465  続く4Rはリーダー格の井口佳典が「丸岡だけにいいカッコはさせられん」と貫禄の逃げきり。このレースは1マークでもつれにもつれ、村田修次や服部幸男が一時エンストするほどの大荒れレースだったのですが、早々に先マイを打っていた井口には無縁でしたね。
 で、このレースでちゃっかりアクシデントを避けて3着に入線していたのが、銀河系の出世頭・田村隆信でした。ワンツーこそ高橋勲に阻まれましたが、1・3着なら申し分のない結果といえるでしょう。
 で、この3、4Rはほんの序章でしたね。7Rに再登場した丸岡が3コースの難しい隊形から、2コースのテラッチを一気にまくり差しで潰してしまいました。「あれで差せなければ、私にはどうすることもできない」とテラッチはパワー不足に泣いておりましたが、丸岡の残酷なまでの俊敏ターンはテラッチの弱点を露呈させたのです。

2007_0724__0305  こうなると、若者たちの勢いはもう止まりません。続く8Rでも今節の台風の目・山本隆幸が上瀧や信一郎などのSGレーサーを一蹴する完璧な逃げを披露しました。
「85期で連勝ですね」との質問に「はあ、よかったです」と素っ気無く答えた山本。そう、この85期は徹底的に仲良しで徹底的にライバル。その暖かさとクールさの同居が魅力なのです。
 そして最後は10R、井口が最アウトから当然のように2着を取りきっておりました。ユーユーとの競り合いには負けましたが、山崎智也の鬼気迫る猛追を完封しての2着。コースを考えれば上出来でしょう。
 今日はこの4人で231112着の猛打賞! 節間成績も丸岡2位、山本5位、田村9位、井口13位と揃って準優に進出する可能性が大なのであります。
 ん? あ、もうひとりいましたね。銀河系のお笑い担当・湯川浩司。1Rの湯川は力任せにインの山崎義明をまくりに行って、はるか銀河の彼方に流れ飛んでおりました。まあ、戸田グラチャンを取って田村に続いてSGウイナーになった身の上、やるだけのことはやって「さいなら~、後はお前ら4人に任せたるわ~」ってな潔いぶっ飛びでしたね。

 そしてそして、この銀河系よりも激しくまぶしく光り輝いていた3人タッグに今日のベスパフォ賞を捧げます!

80期 ド派手なプレイでオール2連対!

 銀河系に比べると地味で目立たない期ではありますが、今日はM78星雲ばりの輝きでした、80期。
2007_0723__0444  その快進撃は2Rにはじまりました。平田忠則が5コースからのまくり差し。平田はうっかり規則違反なんかをして一見問題児のようなイメージがありますが、本当は素直な好青年なんです。でもって本栖時代から際立っていた天才級のハンドル捌き。何度目かの坊主頭でこのSGに臨んだ平田は、その大器の片鱗を見せつけましたね。素晴らしいまくり差しでした。
 このド派手なパフォーマンスに、平田と並ぶ80期2枚看板のひとり、白井英治が発奮しないわけがありません。6R、山崎智也や魚谷智之を沈黙させるインモンキーで平田に続きました。
 今度は平田が黙ってはいません。続く7Rで白井と同じ1号艇。ちょっと気合いが入りすぎたのと、前出・丸岡のまくり差しがヤバすぎたのとで2着に敗れましたが、今日は1・2着。初日の5・5着から一気に節間15位、準優圏内に突っ込みました。
2007_0724__0497 さあ、ここでもうひとりの80期生が登場します。11Rの飯山晃三。魚谷、濱野谷、熊谷……キツ~イ面子と組まされてしまいました。が、この厳しい番組で飯山は、なんとなんと同体のスタートから3コースのまくり差しを決めてしまったのです。インの魚谷もギョッとする電光石火のまくり差し。はい、すみません……。
 でもって、テレビインタビューが泣かせました。
「上瀧さんが、このメンバーじゃ絶対に勝てん。もし勝ったら俺は引退するっちゅうてたんです。上瀧さ~ん、引退せんでもええですから、今度メシごちそうしてくだしゃ~~い!」
 まあ、上瀧もビックリ仰天のまくり差しだったのですね。これで水神祭を飾った初日に続いて節間2勝目。成績も11位と準優まで見えてきた飯山でありました。
 最後はエースの白井が6コースから凄まじい鋭角ターンで2着に。今日はこの80期3選手で11212着とオール2連対の大活躍でありました。打倒85期!! 本人たちにそんな意識はさらさらないでしょうが、スタンドから見ている私には、このふたつのグループを「SG争奪抗争」と捕えて明日もしっかり注目させていだきます。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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勝者も、敗者も――3日目、後半のピット

2007_0725__0048 「優勝おめでとうございます!」
 な、なんだなんだ。11R後、突如始まった(?)優勝インタビュー。「あ、ありがとうございます」とか言いながら、照れ笑いをしていたのは飯山晃三だ。11R、鮮やかすぎるマクリ差しをズバッと決めて、一躍“時の人”になっていた。で、優勝インタビューを催した、すなわち飯山をからかいながら祝福していたのは長嶺豊さん。「飯山はSGをエンジョイしとるわ~。芯が強いんやな~」と感心しきりだ。
 そこを通りかかった飯島昌弘が、身振り手振りで「ビュンッと行かれた~」と、外から猛スピードでマクられた様子を説明する。飯山は、恐縮しきり。
「スタートは全速だった?」
「はい」
「だよね~」
 飯島が白旗をあげた。と、12Rの展示から戻ってきた同期の白井英治が「すごいよ~」と感動の面持ちで飯山を祝福。もうすっかり、飯山は歓喜の輪に包まれていたのだ。中心で笑う飯山は、とにかく幸せそう。でも本当の幸せはまだまだ先にある。勢いに乗って、そこまで駆け上がれ!

2007_0726__0213 「すいませ~ん、前夜版ありますか~」
 12R直前、山本隆幸が小走りでやって来た。艇旗艇番の準備のため、兵庫支部の先輩たちの明日の枠番を確認する。前夜版に目を落としながら、それぞれの1走目の枠番を暗記する山本に、長嶺さんが声をかけた。
「明日は85期だけのレースがあるんちゃうか~」
 グラチャン覇者の湯川浩司は残念な成績になってしまっているが、丸岡正典2位、山本隆幸3位、田村隆信9位、井口佳典13位と、銀河系軍団は軒並み好位置につけている。……って、長嶺さん、85期だけでレース組むには一人足りないっす(笑)。
「9月の下関周年では組まれるかもしれませんね~」
 前夜版に見入りながら応えた山本は、僕に前夜版を返して、艇旗艇番を取りに向かった。
2007_0726__0154  12R出走選手に乗艇合図がかかって、僕はモニター観戦の定位置である検査員室の外へ。そろそろファンファーレかな~……とぼんやり考えていたら、「すいませ~ん」と山本が再び駆け寄ってきた。
「金子龍介さんは何番ですか……えーと、3番で、魚谷智之さんが……5番。ぜんぜんちゃうやんけ!」
 山本、覚え切れなかったようです(笑)。長嶺さんが声かけたから?(笑)いやいや、現在もっとも勢いに乗る支部というべき兵庫支部、今節は星野政彦、魚谷智之、金子龍介、吉川元浩、山本隆幸と5名も参戦している。2回乗りの選手もいたりするから、これを完璧に暗記するのは、けっこう大変。間違えて当然なのだ。というか、僕には無理です、ハッキリ言って。でも、間違えたままだったら、先輩に叱られる。山本はもういちど暗記し直すと、大急ぎで作業の続きに。85期にせよ、兵庫支部にせよ、こんな光景もまた、充実一途の証明なのだ。

2007_0723__0010  忘れていた。兵庫支部といえば、魚谷智之の様子を記さねばならない。飯山晃三のマクリ差しを喰らって、2着でゴールした魚谷は、これで準優当確となっている。しかし。レースを終えてピットに上がってきた魚谷の表情は、勝った飯山とは対照的に、鈍い光を宿していた。もちろん、己への不満の表われであろう。握るのがワンテンポ早かったためにターンマークにぶつかりそうになり、その分、ターンが不完全だったようで、それが自身を責めることにつながっているようだ。
 魚谷は、11R出走組では、カポック着脱場にもっとも遅くやって来た。そのときにはもう、他の5選手は着替えを終えて、飯山は勝利選手インタビューへ、他は控室へと向かっていた。相当に遅くの着替えだったのだ。普通ならば出場6選手でごった返す着脱場でたった一人、カポックを脱いだ魚谷は、次の瞬間、
「はぁ~っ……」
 ハッキリ声に出して、溜め息をついた。驚いた。準優当確を決めた2着、それはそれと発想を転換したって誰にも怒られはしない場面なのだ。しかし、魚谷は大事な大一番をとり逃したかのように、着脱場に響くくらいの大きな溜め息を漏らした。驚くしかない。
 これが、昨秋以来の絶好調モードの原動力なのではないか。そう思った。

2007_0725__0217  すべて時間帯は10R~12Rあたりだと思ってほしい。
 吉田一郎が、本体整備に着手していて、これがかなり長い時間続いていた。今日は2着2本と、明らかに上昇気配が感じられていた吉田は、さらに上積みをはかっている。いや、6着、5着という絶望的な序盤を一気に盛り返したことで、本格的な勝負モードに突入したのかもしれない。明日は1着2着条件。
 正木聖賢も、夜の整備室の主になっていた一人だ。今節の正木は、ペラ室よりも整備室で姿を見るほうが圧倒的に多いように思えるのだが、それくらい相棒と語り合いを続けているということである。水面が黒く輝き出しても、その手を止めることはない。明日は2着条件。
2007_0725__0562  11Rを終えて、かなり不機嫌な様子でペラ室に飛び込んでいったのは、濱野谷憲吾だった。まるで焦りすら感じさせる風情で、ペラの再チェックに向かったのには、少しだけ驚かされた。ドリーム1着という絶好のスタートから、まさかの6着2本。意識せずとも、首はひねられていくに決まっている。不調を来たし出したペラに、苛立ちをぶつけるかのように木槌を振るう濱野谷。明日は1着条件。
 厳しい勝負駆けを強いられる者たちは、普段よりも何割か増しで気合が入ろうというもの。あたりが闇に包まれて、残された時間はわずかになっていたとしても、明日になってやり残したという思いを抱かないよう、とにかく後悔をしないよう、調整をせずにはいられない。まさに勝負駆け直前の、燃え盛るような風景。

2007_0725__0005  しかし――。こちらも前項と同じ時間帯だと思ってほしい。
 吉田一郎と正木聖賢、その二人とともに、整備室に根を張っていたのは、齊藤仁だ。予選35位の齊藤は、予選突破がほぼ絶望的な状況。2着2本があるだけに、もう少し望むべき足色を手にできていたら、十分に準優は見えていた。そんな思いをぶつけるべく、なのか。いや、そんなことは関係なく、なのか。齊藤は整備の手を緩めようとはしない。明日も戦いがある限り、齊藤は全力を尽くす。
 齊藤と同じ服を着た男が、ペラ室の奥で、わき目もふらずに、ペラを叩いていた。中野次郎だ。トーキョー・ベイ・パイレーツのメンバーの一人は、ペラ室に張り付いていた。次郎は予選47位。こちらもほぼ予選突破はない。それでも、次郎はペラを睨む。狂ってしまったリズムを取り戻すため。不当とも思いたくなる低い評価(今節はやたらオッズが高いのだ)に一矢報いるため。この姿勢がある限り、次郎はすぐにでも試練を乗り越える日を迎えることだろう。
2007_0726__0080  11R発走前。試運転から上がってきた男がいた。一人は横澤剛治。明日はピン条件で、気合が入る。そしてもう一人は金子龍介。予選49位。賞典除外を除いて、最下位を強いられている男である。普通であれば、投げている。天変地異でもない限り、準優に届きそうもない位置なのだ。帰宿バスの一便でとっとと帰って、ふてくされていたとしても誰が責められよう。だが、金子はもがくことをやめない。こんな時間帯まで、調整と試運転を続けたのだ。モーターを格納したあとは、僕が持っていた前夜版で自身のレースを確認した。「ふ~ん、3(号艇)ね。よしっ」。戦いのプレビューを頭に思い描いたのだとしたら、驚くべきことだと思う。
 勝負駆けの日に、勝負駆けに関係のない選手が何人かいる。準優を諦めなければならない者たちだ。しかし、それが勝利を諦めることとはイコールにはならない。笹川賞の4日目を思い出してほしい。3日目までにFを切った4人が、揃って勝ち星をあげたのだ。勝負駆けの選手はもちろんパキパキの気合でレースに臨むが、そうでない者だって、本気で勝利を奪いにいくのだ。仲間の勝負駆けを阻むことになっても。大穴を叩き出して、ファンに溜め息をつかせたとしても。こうした選手たちからも、決して目を離してはならない。それが、勝負駆けの真実だ。

2007_0726__0106  さて、明日は1走5着条件。順当ならば準優確実のはずの、気になる山崎智也。今日は少し着順を落とす形となったが、ポジション的には悪くないこともあって、夜の時間帯も表情には余裕がある。そして、地元の最若手としては、エンジン吊りなどには率先して動き回っていて、ちょっと新鮮な印象を受けたりもする。ともかく、妙な異変はなさそうで、明日も智也スマイルを見せてくれるであろう。あるいは、弦をギリギリと引き絞るのは明日から、ということか。いずれにしても、強い智也が見られる可能性は高いと見たぞ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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桐生オーシャン勝負駆け状況

 明日の勝負駆け状況です。3日目終了時の18位ボーダーは6・00で、おそらく明日もこの数値になりそう。完走当確は別府、丸岡、市川、魚谷、山本、中村、白井、倉谷の8選手。残りの10議席は田村~新美までの23選手で争われます。

明日の勝負駆け

別府昌樹 ☆
丸岡正典 ☆
市川哲也 ☆
魚谷智之 ☆
山本隆幸 ☆
中村有裕 ☆
白井英治 ☆
倉谷和信 ☆
田村隆信 ③⑥
山崎智也 ⑤
飯山晃三 ③④
江口晃生 ④
井口佳典 ④
烏野賢太 ③④
平田忠則 ④
吉川元浩 ③
三嶌誠司 ③③
飯島昌弘 ③③
――以上18位ボーダー――
渡邉英児 ③③
服部幸男 ②
上瀧和則 ②
正木聖賢 ②
池田浩二 ②③
川﨑智幸 ②③
田中信一郎①
太田和美 ②②
濱野谷憲吾①
深川真二 ①
横澤剛治 ①
吉田一郎 ①②
新美恵一 ①①


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お笑いライブ 『丁半コロコロ』『KICK☆』

お笑いライブ第2弾として登場したのは『丁半コロコロ』と『KICK☆』です。

まず一発目は『KICK☆』

Sn2_9567_3

エンタの神様でちょいブレイク(私の中では大ブレイク)したファイター、いやお笑い芸人です。エンタでお馴染みの『世の中の許せない出来事』をノックアウトしていましたがあまりのネタの面白くなさ加減に子供たちに『面白くな~い』と逆ノックアウトされていました。

Sn2_9578 そして最後に『幸運をプレゼント』ということでクイズを出し、それに正解するとKICK☆にKICKできるというイベントでした。しかしまあ、KICK☆にKICKしたとしても幸運は…どうでしょうか。

そしてメインイベントとして登場したのが『丁半コロコロ』です。2年前までは『×-GUN』として活躍していましたが、細木和子先生に改名させられ?て『丁半コロコロ』というコンビ名になったそうです。しかし先生は名前を覚えきれずに『サイコロちょろちょろ』と呼んでいたそうです。

Sn2_9603ネタの方は子供向け番組をモノマネ合戦風にパロディにしていましたが良く似ていた為か“ウォー”という声も上がっていたようです。まあネタ的にはちょっと厳しいものがありましたがこんなもんですかね~

明日は『ネゴシックス』乞うご期待!!私は大好き(写真と文・カメラマンN)


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クイズ第3問~

どもっす! 本日もクイズタイムがやってまいりました。まずは、第2問の正解からまいりましょうか! はい!

2007_0724__0198_2

この写真、だぁ~れ? が問題でありました。いやはや、皆さん、やっぱりすごいでございますねえ。私、改めて感服しました。

今回のポイントは、まずオレンジベスト。あまりにも堂々と写っているので、かえって見逃してくれるんじゃないかと期待していたんですが、甘かったっすね。オレンジベストは、最低体重である50kg未満(女子は47kg未満)の選手が着用する「重り入りのベスト」で、BOATBoyをご愛読くださってる方ならば、三松直美選手の連載コラムでおなじみですよね。というわけで、この写真は体重が50kg未満の選手であります。さらに、カポックが黄色ですから、初日に5号艇に入った選手。右手首のブレスレットもポイントだったかもしれませんね。

2007_0724__0200 はい、次の瞬間の写真です。正解は平石和男選手! ふえ~ん、また正解者多数ですよ~。それにしても、みなさんお見事ですね~。ナイスボケは、ジローさんの「ゲッツ!」にさせていただきます。20P差し上げますよ~。

Cimg31812 それでは第3問です。左は、整備室のガラスに、選手に見えるように貼ってあったものです。青枠で隠した部分には、とあることが書かれているのですが……これが問題。さて、なんと書かれているでしょう?

「選手に見えるように貼ってあった」わけですから、選手に向けての言葉ですよ。正解者には50P! 締切は明日27日の午後7時で! モンキーたんさん、こんな問題でいかがでしょ? それでは今回もよろしくです~。


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朝イチ(昼イチ)の空気――3日目、前半のピット

2007_0726__0011  中尾カメラマンは、朝イチ(今節はナイターだから昼イチか)のピットがお気に入りだそうだ。試運転やスタート練習のため、ほとんどの選手が顔を見せ、レースへの準備にいそしみ、しかしレースはまだ先だからそれほどピリピリもしていない。そんな時間帯の撮影が、中尾カメラマンは心地いいらしい。
 慌しいけど、穏やかな空気。
 中尾カメラマンの気持ちはよくわかる。
 ほとんどの艇が着水しているので、装着場は空間が広くなっている。そこには、たしかにレース間に比べると多くの選手が行き来しており、そしてレース前のような他を寄せつけない空気を発散している者は少ない。もちろん、純粋にレースへの準備時間でもあるから、水面からボートを引き上げる選手にしても、ボートを空いているスペースに停めると、すぐに次の動きを始める。
 何というのだろう……選手が戦士としての顔を作っていく時間帯、といったところだろうか。
2007_0726__0089  そんな光景を眺めながら、坂田博昭さんと話し込んでいると、試運転を終えた三嶌誠司が僕らのほうに向かって、ボートを運んできた。
「クロちゃん!」
 いつものように声をかけてくれる。笑顔だ。そして……。
「クロちゃん!…………ちょっと休憩していいか?」
 坂田さんがずっこける。いやいや、どうぞどうぞ休んでください! というか、僕に断わらんでも……。今日は湿度がいちだんと高くなっているから、三嶌に限らず選手は汗だく。朝から水面を飛び回っていたら、体力も消耗するというものだろう。
「あ、その前に(モーターに)オイル差さなきゃ。オイル差したら、休んでいい?」
 ちょっと息を切らしている三嶌に、どうぞどうぞと言う私……って、僕の許可はいらんですってば。と言いつつ、オイルを差しながら、三嶌とすっかり話し込んでしまった。内容は、言ってみれば艇界を盛り上げる方策は何か、といったところ。三嶌誠司は、高い問題意識を抱きながら、激しいレースに臨む男なのだ。

2007_0726__0050  三嶌が休憩に向かったところで、朝イチ(だから昼イチ、か)のピットをうろつく。整備室を覗くと、別府昌樹が本体を割っていた。昨日ピンピンの好成績も、まだ足色には納得していないということか。その様子を中尾カメラマンが撮影していて、僕に気づくとつかつかつか。「まだ上積みできそう、だって」。今節、中尾カメラマンと別府はカメラ談義で意気投合したらしく、そんな胸の内を明かしてくれたわけだ。うん、別府が台風の目になってきたぞ。
2007_0726__0077  整備室には正木聖賢もいて、こちらは整備を続ける別府を尻目に装着に向かう。その後は丁寧に丁寧に、装着したモーターをチェックしていて、その仕事ぶりが印象的だった。レースでは豪快な走りを見せるのに、仕事は緻密なのだ。さらに、金子龍介の姿も。金子は這ってしまっているが、もちろんまだ諦めてはいない。撮影をしていた中尾カメラマンには悲観的なことも言っていたようだが、その行動は決して悲観に包まれてしまった男のものではない。
2007_0726__0168  試運転で汗ぐっしょりになりながら、江口晃生が係留所のほうから歩いてきた。汗をぬぐいながらも、さっぱりとした表情を見せていて、充実感が伝わってくる仕草だ。すれ違う際に挨拶をすると、「おはよっす!」と小気味のいい返答。気分の良さが声に乗って、こちらに届いてきた。桐生でのこの人は、やっぱり貫禄十分だ。
2007_0725__0252  試運転からいったん引き上げてきた飯島が、一点を見据えて、凛々しい表情をたたえながら、ボートを装着場に停めた。スポンジを引っ張り出して、軽くポンポン。そんなときでも、表情はいっさい崩れない。戸田グラチャンで見せていた気合の表情は、ここ桐生でも変わることはない。その後、ペラを外して整備室内へ。加工をするのか、磨くのか。あるいは、整備室は立ち寄っただけで、この後ペラ室へ移動するのか。一時たりとも集中を切らさない飯島に、闘志を感じずにはいられなかった。
 ペラ室のほうからは、倉谷和信。闘魂が燃え盛り出すと、周囲など目に入らないかのように、強い目つきでガッシガシと力強く歩く男。以前、松井繁が何かを話しかけたのに、それに気づかずに通り過ぎて、松井が「ま、いいか」と見送ったのを見かけたことがある。今日の倉谷は、まさしくそのときの倉谷和信。すれ違ったので挨拶をしたが、「ウス」と言ったか言わないかの小さな声で応えて、ガッシガシと過ぎ去っていった。文句なしに、カッコいいと思う。
2007_0726__0131  そんな間に、坪井康晴が試運転に向かった。今節の坪井は、なんだか憑き物が落ちたみたいに、スッキリとした表情をしているように見える。転覆なども多かった今年前半、リズムはいいとは言えなかったが、復調の手応えを掴んだのだろうか。戸田グラチャンでは少しカリカリしているように見えた日もあったのに、今節は足取りも軽く、穏やかに振舞っているのである。彼の魅力は人懐こい笑顔。それが多く見られる今節は、坪井の姿を見るのが嬉しくなる。
2007_0726__0201  おっと、坪井の後を追うように、気になる山崎智也が着水準備だ。そこに歩み寄ったのは山本隆幸。お互い、ときににやにやっと笑いながら、顔をぐっと近づけて内緒話をしているぞ。真剣な表情になったりもするから、おそらくは仕事の話。桐生のエースが、若者にこっそり何かを伝授、といったところだろうか。

 だんだんと、ピットの空気がピリリと引き締まってきたのに気づく。装着場で見かける選手の数も少なくなって、ペラ室にこもるもの、試運転を待つべく係留所でたたずむ者、整備室には……相変わらず別府、あとは控室のほうへ戻っていく選手を見かけたりもする。これは、レース間の空気だ。
 ビーーーー。合図が鳴った。係留所のほうを見に行くと、1R展示航走の乗艇合図。朝イチ(昼イチだってば)のピットが、レースのピットへと変化を遂げていく瞬間だ。
Cimg3228  20分後、1R発走。1マークで差し抜けた吉田一郎を、3周2マークで寺田祥が逆転する。彼らがピットに戻ってくる。エンジン吊りに選手たちが続々と現われる。大逆転勝利を収めた寺田祥の目が、ヘルメットの奥で笑っている。同期の池田浩二が新美恵一のエンジン吊りの合間にさささっと駆け寄って、寺田が数秒間、何かを耳打ち。池田がニッコリ笑って、新美のもとへと戻っていく。その向こうで、吉田一郎がヘルメットを脱いで、天を仰いだ。手にしかけていた勝利が寸前でこぼれ落ちたのだ、肩を落とすのも仕方がない。上瀧和則が、いつもの「からかうことで慰める」という優しさを繰り出すと、吉田は苦笑いを返した。少しは悔恨がほぐれたようだった。
 こうして、ピットは完全に戦場の空気を取り戻した。さあ、本日も戦闘開始! 勝負駆け前日の、激しいバトルが今、スタートしたのだ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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3日目!

おはようございます。オーシャンカップ、3日目でございます。先ほど、桐生はパラリパラパラと雨が降っておりました。今はあがっていますが、不穏な空模様ですねえ……。予選3日目、白熱の度合いが増す日です。植木通彦氏も来場することですし、好天になれば……あ、もしかしたら、植木氏への涙雨だったのでしょうか……。

2007_0725__0070 さて、本日注目したいのは、寺田千恵。今節紅一点の彼女ですが、もうひとつ元気がない。ピットで出会えば明るく笑いかけてはくれますが、表情にもうひとつ精彩がないようにも思えます。元気が似合う、テラッチ。今日は気持ちのいいレースで、鬱憤を晴らして欲しいですね。

それでは、本日もナイターSG、楽しみましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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今日のベスパフォ~♪2日目

 嗚呼、今日もまたひとり、痛恨のFに散ってしまいましたね。熊谷直樹……昨日の今垣といい、長いブランクからやっとSG戦線に舞い戻った直後の悪夢。いや、久々だからこそ気持ちと身体が前に前に向いてしまうのでしょう。Fもまた、レースでの気迫の一形態なのです。
 さて、まず3位は空が明るいうちにちゃっかりと20ポイントを稼いだ広島の元気印にプレゼント。

1&7R/安芸のK1ファイター、ピンピン延髄斬り!

2007_0723__0377  やりました、別府昌樹!あれよあれよのピンピン、2連勝の快進撃です。1Rは4カドから問答無用のまくり差し。内の中野次郎がF2持ちで凹んだという僥倖もありましたが、SGではこういうラッキーな巡り合わせも重要なんです。
 続く7Rでは、豪快なインモンキーで逃げきってしまいました。これも4カドから覗いた正木聖賢が絞りまくりに出たら危険な隊形だったのですが、昌樹も正木も広島支部なんです。
「昌樹さんは先マイしてください。正木はまくり差しに入りま~す!」
 てな感じでキッチリ折り合いました。この展開も別府にとっては強運でしたね。
 運も味方に付けての2連勝。初日は3着でしたから3走で26点、よほどの大崩れがない限りは準優当確とみていいでしょう。別府にとってのSGは、去年の平和島総理杯に続く2度目の挑戦。去年も初出場で軽~く予選突破、準優では4着に散りましたが大舞台でもまったく怯むことのない度胸には驚かされました。さすが小中高と空手バカ一代(失礼!)で通した格闘家。常に腹も肝も据わっている男なのですが。明日からも水上のリングで優勝候補たちに正拳突きやら延髄斬りやらを見舞うことでしょう。あ、ホントにやったら失格・賞典除外ですけど……。

 続いて第2位は、ホントにホントに頭が下がる艇界一の勉強家に捧げましょう。

12R/近未来SF級の?大手術

 水面では見えない部分で、必死にベストパフォーマンスを目指している男がおります。昨日、痛恨のFで散った今垣光太郎……整備の熱心さに関してはすでに「艇界一では」と噂されるほど有名なのですが、今節も凄いんですよ!
 まずは前検日、とりあえず使用&交換した部品を羅列してみましょう。
★パイロットスクリュー①
★ボールベアリング6202Z・ピニオン①
★ボールベアリング6904・プロペラS②
★オイルシール・ギヤケース①

………なんのことやら、まるでSF映画やゲームに出てくる超高性能銃みたいな響きですな。クイズにでもしたいところですが、私自身がちんぷんかんぷんで解説すらできない有様なのです、すいまっしぇん!!
 ちなみにこの2種類の「ボールベアリング~」をやってる選手は他にも上瀧や江口など4人ほどいるのですが、両方タッチしているのは光太郎ひとり。やはり只者ではありませんな。
2007_0725_12r_0048  で、この整備の末の初日成績が……F。報われませんでしたね。しかし、これで「あとはのんびり」などと手を抜く光ちゃんではないのですよ。今日の12R前に整備状況が公表されると、記者席のあちこちからため息や感嘆の声や笑い声が漏れておりました。
★ピストン(中)②
★ピストンリング(中)④
★シリンダーケース①
★ヘッドガスケット①

 もう、本体そのものが全く別物になってしまうような大手術!! 手を抜くどころか、さらに大胆にパワーアップを狙っている光ちゃんなんです。12Rの結果は4着……やはり報われはしませんでしたが、明日も明後日もこの整備巧者はさらなる上を目指してモーターとニラメッコすることでしょう。舟券を買う側としては……そう。最終日まで軽視することなく、隙あらば狙う。このスタンスをお忘れなく!

 そして今日のベスパフォ賞は、やっぱK記者が気になって気になって仕方がないこの美形ナルシスレーサーに!

11R/無音のまくり差しで憲吾にリベンジ!

2007_0725_11r_0035  かつて「艇王」と呼ばれた男はふたり。初代が彦坂郁雄で、二世艇王が植木通彦。その植木が惜しまれつつ去った今、艇界に必要なのは「21世紀の艇王」ということになります。松井繁にはすでに「王者」の称号がありますから、現時点での最有力候補は山崎智也と濱野谷憲吾のふたりだと私は勝手に思っています。
 桐生の番組さんもそのあたりを意識しているでしょうか。昨日のドリーム戦に続いて今日の11Rでもこの両雄をマッチアップしました。そして……
 美しいレースでしたね、山崎智也。4カドから伸びなりにスリットで半艇身ほど覗くと、音もなく内の艇を絞りはじめました。実際には激しいモーター音が響いているのですが、その音を忘れさせるほどスゥーーーーと静かな進軍。そしてインの鳥飼までまくりきる態勢から、鳥飼が全速でブロックしにきたのを見た瞬間、智也はまた音もなくススス~~~ッとまくり差しに入ったのです。その引き波には1ミリのブレもなし。本当に、無駄な贅肉がひとつとして存在しない鮮やかなまくり差しでした。
「カッコいいっすね♪」
 さすが艇界一のナルちゃん・智也。インタビューでこの1マークを見た瞬間、うっとりと呟いておりました。一方の「新艇王」候補・憲吾は6着惨敗。昨日は逆に憲吾1着、智也5着でしたから、智也は音のないまくり差しとともに昨日のリベンジを果たすこともできたわけです。
2007_0725_11r_0060  ただ、この連夜の直接対決で2艇は一度も競り合いを演じてないんですよね。大差の勝ちと大差の負けで1勝1敗……こうなったら、3度目の対決では「艇王」という名のタイトルを賭けて、スリットからゴールまでガチンコ一騎打ちのバトルをやってほしい。まあ、その舞台が優勝戦なら、勝者にはごく自然に「21世紀の艇王」の称号が戴冠されることでしょう。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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ナイターSG、ピット劇場――2日目、後半のピット

2007_0725__0286  いきなり、気になる山崎智也から。11Rはあまりにもカッコ良すぎるマクリ差しで、待望の今節初1着。ピットに戻ってきた智也は、キラキラキラとかの擬音が聞こえてくるかに思えるほど、顔を輝かせていた。敗れても笑顔を見せる智也だが、爽快な勝利のあとの笑顔はやっぱり一味違う。ナイター照明を背に受けてもなお、スポットライトが当たっているかのように、明るい笑顔だ。
 鮮やかなマクリ差しは、見ている者をも唸らせるものだったようだ。エンジン吊りの同僚たちが、冷やかすように、あるいは感動した面持ちで、称賛する。
「ぜ~~~んぜん、だよぉ~~」
 そういって照れる智也だが、自分でも手応えのあるターンだったのだろう、まんざらでもなさそう。カポック着脱場では、2着に入った市川哲也と大声で笑い合うくらいに、気分を良くしていた。遅れてやって来た三嶌誠司は、智也に上を叩かれた悔しさもあってか、やや表情を暗くしていたのだが、智也が笑顔で挨拶をすると(前半の記事にも書いた「すいません」ですね)、目元を緩めながら、智也にジョークを飛ばしていた。三嶌の悔恨がすべて振り払われたとは思わないが、智也の笑顔は時に敗者をも明るくさせる。その後もしばらく、二人はジョークの応酬を続けていた(ただし、三嶌のジョークは悔しさを紛らすためのものにも見えた)。
Cimg3216  勝利者インタビューから帰ってきて、モーターの格納に向かったところでは、JLC専属評論家であり、群馬支部の大先輩である増沢良二さんとバッタリ。
「軽く決めたなあ~」
 ある意味、最高の賞賛ではないか。
「ぜ~~んぜん、軽くないですってぇ~~~~」
 やっぱり照れながら、智也は整備室へ。足取りは弾んでいた。
 さあ、来たぞ。絶好調モードの智也が来た。明日もシャイニング・スマイルをよろしく!

2007_0725__0126  智也の笑顔が炸裂する前のことだ。11R発売中、整備室に松井繁の姿があった。どうやら本体を整備中の様子。松井は10Rで3着。6着・6着という最悪のリズムからは脱したが、しかし足色は決して良かったとはいえない。王者の戦いで魅了するには、足りないとしか言いようがなかった。いや、何より、これで松井は明日、1日早い勝負駆けを強いられることとなった。ボーダーを6・00とすれば、残り3走で24点が必要。すなわち2着を外すことはできない。そのためには、現状の機力では心もとない、ということも大きな理由のはずだ。レースを終えて一息つく間もなく、本体を開ける。整備士さんが数人、心配そうに松井を取り囲んでいるあたりが、異常事態を表わしていた。本格的な調整は、試運転ができる明日になるのかもしれないが、気になるところは短い時間しか残されていなくても確認せずにはおれない王者なのだった。
 整備室では、渡邉英児が相変わらずの“英児スタイル”で、パワーアップをはかっていた。12R前にはペラ室で姿を見たが、だからといって本体が納得のいく段階まで仕上がったかどうかは、明日の整備室を覗き込んでみないことには、なんとも言えない。ともかく、本来なら帰宿バスの一便に乗ってもいいはずなのに、最後の最後まで仕事を続けるのはさすが。英児スタイルに拍手、だ。
2007_0725__0676  死角に入っていたため最初は気づかなかったが、平田忠則も最後の最後まで整備室にいた一人。彼はリードバルブの調整をしていたようだ。2R1回乗りだったのに、この時間まで頑張った彼にも拍手を送りたい。最後の最後まで、といえば、試運転をもっとも最後まで続けていたのは、中村有裕。6Rで今節初勝利をあげても、ガムシャラに機力向上を目指していたわけだ。11R発売中に上がってきて、次はこちらもリードバルブ調整。この姿勢がある限り、しばらく崩していた調子を元に戻すのには、そう時間を必要としないはずだ。早ければ、今節にも、昨秋からの勢いを取り戻すかもしれない。何と言っても、ここ桐生は、あのガムシャラ旋風がスタートした思い出の地、なのだ。

2007_0725__0378  12R。いつもどおり、検査員室のガラス越しにモニター観戦。6艇がスリットを通り過ぎる。すると、隣の選手休憩室から、「あぁっ!」と悲鳴があがった。コンマ何秒か遅れて、検査員室の中でモニターを見ていた智也も、「あっ!」と声をあげた。検査員室のモニターは審判用と思しき映像なので、何も表示はなかったのだが、選手休憩室のモニターをちらりと覗き込むと「スタート判定中」の文字が画面の隅にあった。やや時間があって、「返還1」。熊谷直樹だった。
 智也が、すぐに検査員室を飛び出す。走ってボートリフトへ。一足先にピットに戻ってくるフライング艇。その主である熊谷は、同地区の先輩だ。辛くても、同県の先輩である江口晃生がレースを走っていても、智也は駆けつけなければならなかった。
 ただ1艇、戻ってくる白いカポック。熊谷は最後までヘルメットを脱がなかったから、表情の細かいところはわからなかった。だが、ヘルメットの奥の目は、こわばっていた。今節は、やはりこれがSG復帰戦だった今垣光太郎もFに散った。そして、1年9カ月もSGにブランクを作ってしまった熊谷も……。やるせない。
2007_0725__0021 「熊谷さんは、もしかしてこれが2本目、ですか?」
 声の主は濱村芳宏。レースを終えた選手たちがピットに戻ってきた頃、エンジン吊りに向かう際、そう尋ねてきたのだった。濱村が懸念したとおり、熊谷はこれが今期2本目のF。まだ今期は半分も残っているのに……。濱村の顔が、自分の身に起こったことを悲観するかのように、悲しく歪んだ。ほぼ同世代の、長らくともにSGを戦ってきた仲間が、SGに帰ってきたことを、濱村も喜んでいたのではないだろうか。だというのに……。心中、察するしかない。
2007_0725__0022 そんな濱村も、すぐに気分を切り替えていた。同期の上瀧和則が1着で戻ってきたのだ。恵まれとはいえ、勝利は勝利。上瀧もかなりきわどいタイミングだったから(コンマ03でしたね)、それをからかいながら、上瀧に祝福の声をかけていた。
「判定中のランプがずっと消えへんからな~、ドキドキドキドキしてな~」
 上瀧は、そうおどけて見せた。もちろん、濱村のからかいに対応して、目が思い切り笑っている。ほんと、自分がやったのかと思ったでぇ~。なんとか残して、しかも1着で切り抜けたことへの安堵が表われていた。ま、上瀧親分がドキドキドキドキしてるのって、想像できないんですけどね。
Cimg3222  カポック着脱場では、やはりスタート談義になっていた。この場所で話題にのぼるのは圧倒的にスタートタイミングについてなのだが、Fが出たレースだけに、さらに会話は白熱する。
「俺は10くらいなんだけどな、でもぐいーんと行ってたから……」
 焦ったとか、自分も早いかもと思ったとか、そのような意味の言葉を続けた江口晃生。お見事、江口のSTはコンマ13。素晴らしいスタート勘である。で、ぐいーんと行ったということは、行き足が上昇している、と受け取っていいのではないだろうか。とにかく、江口はひたすら目を細めて、レースを振り返っていた。
2007_0725__0101  その江口を、今村豊がからかう。今村は江口のすぐ外のコースだったから、しかもSTはコンマ13とまったく同じだったから、その足色についてはハッキリと感じ取っていただろう。二人ともどこかで放っていたのか、「あのままなら、お前も切ったで!」と、なぜかニッコニコの今村。何しろ、事故点過多の今村は、スタートを我慢するしかないと公言もしているのだが、「行く気マンマンじゃなかったのに、こりゃ届いてるなーと思ったもぉん」と言っていたから、それぞれが踏み込んだスタートを決めていたということだろう。まあ、「SGウィナー地区選抜戦」と銘打たれた、実に脂っこいメンバーだから、レバーを握る手にも力が入ったのかもしれない。みな、ギリギリと弓を引き絞って、勝利という的(まと)を狙いすましていたのである。

 戦いの明暗。それはまるで、カクテル光線が降り注ぐ水面と、その外を包む宵闇、両者の差を思わせる。ナイターSG、ピット劇場。そのドラマは、なかなかに心弾むもので、そして時にせつない――。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田守)


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クイズ第2問~

どもです! クイズ第2問、まいりましょう!

2007_0724__0198_2 よ、妖怪カポック!……なわけはございません。これはとある選手がカポックを着用しているところを連写で撮影したら、こんなショットが撮れていた、と。さて、この選手はいったい誰でしょう? これが問題。撮影日は昨日。ヒントはいろいろ散りばめられていると思いますが……。

正解者には40P。締切は明日26日の午後7時でお願いします。それでは今回もご解答よろしくお願いします!


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素敵な男たち――2日目、前半のピット

2007_0724__0283 「ありがとうございます。嬉しいです」
 朝イチで昨日水神祭をあげた飯山晃三に声をかけると、ちょっと肩をすぼめて恐縮しながら、彼は言った。SG初出場、その初日に初1着をあげたのだから、まったく位負けせずに戦っているということだ。立派である。
「SG、楽しいです。飲まれることもなく、楽しんでますね。物怖じしていないように見える? 性格的に、そうなるんじゃないですか?」
 なぜか依然として恐縮するような口ぶりだったけれども、この大舞台でスターたちと剣を交えられる喜びは感じられた。この調子で突っ走れ!

Cimg3196  飯山と別れて、装着場を眺め渡していると、背後からタタタタッと小走りする音が。誰かと思えば、今村豊である。SGを初めて経験する若者のあとは、誰よりも豊富にSGを経験している男がやって来た。ボートの先端に置いてあったカポックをそそくさとかぶると、そのまま着水のためボートリフトへ。元気だ。ハツラツとしたミスター競艇を目にすると、やっぱり嬉しい。
 それにしても、この動き出しの早さはどうだ。今日は12R1回乗り、なのだ。だというのに、こんなにも早く水面へ飛び出していくとは。体調がすぐれなかった頃の今村は、ほとんど整備場や試運転で姿を見ることはなかった。それだけに、こんな今村を見ると、さらに嬉しい。2R前、試運転を今か今かと待ちわびていた今村は、「ビーーッ!」という合図音とともにピットアウト。さっそく走り出そうとしたところで、ちょっと様子がおかしいことに気づいた。その合図は「特別スタート練習」。実は、「スタート練習あるから試運転はちょっと中断」というアナウンスがあったのだが、とにかく試運転に出たい今村の耳には届いていなかったのだろう。今日は、センタープラザステージで「タイトルホルダー選手バナーサイン式」があって、それに参加した選手は朝のスタート特訓ができなかった。そのために、設けられた特別スタート練習。参加していなかった今村は、もちろんスタート練習には加われません。参加者で、今村が勘違いしているのを気づいた三嶌誠司に「ちゃう、ちゃう」と手を振られて、渋々と係留所へ戻ってきたミスター競艇。隣の係留所にいた高橋勲に、照れ隠しの苦笑いを向けた。だはは、ちょっとかわいかったぞ。ともかく、今村豊、絶好調!

2007_0723__0302  今村さんに心和まされつつ、ペラ室を覗き込む。おぉ、今日も大盛況。濱野谷憲吾や田中信一郎、田村隆信、鳥飼眞……さまざまな顔が目に飛び込んでくる。そのなかに、服部幸男もいた。服部についてのピット記事で頻繁に登場するのは、「ペラを徹底的に調整する」姿。浜名湖ではマイポジションというべき、あたかも服部専用にも思える場所で一心不乱に叩く姿を何度かご紹介している。ここ桐生でのマイポジションは、ペラ室中央からやや左寄りのあたり。入口に背中を向けて、ペラを凝視する。というわけで、表情は外から見ることができないのだが、哲人の面差しが宿っていることは間違いない。
 ただ、今日の服部が少し違ったのは、まるで根を張ったようにペラ室に陣取るようなことがなかったことだ。ペラ室から出る服部をちょうど見かけたのだが、まるで散歩でもしているかのようにゆったりした足取りで、整備室へと向かっていた。顔つきは哲人の面差しのままなのだが、体全体が余裕を表現しているのだ。強い服部が完全に帰ってきた、これはその象徴といえる行動なのだろうか。

  2R、インの金子龍介がドカ遅れ。コンマ41で、スリットの時点で勝負はほぼついていた。2コースの平田忠則が楽々とマクって、3コースの横澤剛治が続いた。
Cimg3199  レース後、カポック着脱場で、横澤が平田以外の4選手にひたすら「すいません」と言い続けていた。この場合の「すいません」は、いわば符丁のようなもので、勝った選手、または上位選手が敗れた選手たちを気遣う言葉である。「すいません、勝たせていただきました」ということだろう。もちろん、平田も同様だ。平田の場合は、誰よりもまず横澤に「すいません」だ。そして、ある一人の選手に対しては、表情がゴロリと変わった。その相手は、金子龍介。にこやかに「すいません」を連発していた平田が、突如、顔をしかめる。まるで自分の強引な走法で迷惑をかけたかのように、本当にすまなそうに「すいません」と金子に詫びた。平田に非があるわけではない。金子がスタートをミスったのだ。だから、金子も平田に対して「ども」という感じで右手をあげただけだった。それでも、「すいません、勝たせていただきました」の思いは、金子が痛恨を喫しているだけに、なおさら強くなる。しれっとした態度で、レース後の挨拶を交わすことなど、平田にはできなかったのだ。つまり、平田はそういう素敵な人柄だし、こうした信頼は平田と金子に限らず、多くの選手間に存在する。金子は、当然のことながら顔色を失していた。それを見て、平田が気遣いを見せる。そんな競艇選手という人種が、やはり僕は好きだ。

2007_0724__0042  3R前あたりの整備室の様子を若干。新美恵一が整備に励んでいて、そこに齊藤仁が加わる。齊藤は、4着に敗れた1R後に顔をしかめているのを目撃していて、整備の必要を感じたのだろう。昨日のコメントは、「本体整備も考える」だったから、実践に移ったということだ。そこに、渡邉英児が飛び込んでくる。2R前に本体整備をしていた英児は、3R発売中の試運転タイムには水面に飛び出していた。しかし、ほんの1、2周で戻ってきて、もういちど本体整備。装着場で本体を外して、えっほえっほと整備場まで自力で運んで、整備用のテーブルにそーっと優しく置いていた。さあ、英児スタイルのスタートだ。よく見ると、その手前のテーブルには上瀧和則。ペラ室でも姿を見かけた上瀧が、整備室に仕事の場を移していたのだ。手元が物陰に入っていて、何をしているのかは見えなかったが、目つきがめちゃくちゃ険しい。まるで剣豪が最強のライバルとの果たし合いに臨むがごとき、強烈な視線なのだ。うむむむむ、怖い。
2007_0724__0406  で、3R。僕はいつも通り、検査員室のモニターを窓越しに。そのとき、隣の選手休憩所に、選手の姿がやけにたくさんあるなあ、とは思っていたのだ。レースが始まり、深川真二が見事に差し抜ける。
「よっしゃ~~~~!」
 ひときわ大きな声が、休憩室から聞こえてきた。誰だ誰だ、声の主は…………上瀧親分! ま、そうでしょうね。同県の後輩が見事なレースを見せた。親分としては、声を張り上げてしまうのも当然でしょう。ただ、その直前におっかない顔を見ていたので、なんだか不思議な感覚になった。
 ピットに戻ってきた深川を出迎えた上瀧は、「うほっほ」とニッコニコで健闘を称える。うん、素晴らしい師弟関係だ!

2007_0724__0540  さて、ドリーム大敗でこの先の戦いぶりが気になる山崎智也。朝イチで挨拶を交わしたときには、気合の入った様子がうかがえて、やっぱり巻き返しへの思いは大きい。とはいえ、丸岡正典と何か話して爆笑したり、休憩室では選手仲間たちと笑顔で会話を楽しんでいたりと、決して肩に力が入りすぎている様子もない。調整はペラが中心で、したがってペラ室で姿を見かける機会が多いが、まあこれはいつも通りだろう。5R1号艇で2着はちょいと痛かったが、桐生最強の名にかけて、ここからパワーアップを見せてくれるだろう。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田守)


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2日目!

A_4 おはようございます。桐生オーシャンカップ2日目でございます。本日はまず、緊急避難先からお送りいたします。 すでに試運転も始まっており、選手たちは予選折り返しに向けて、慌しい一日を送ることになりそうですね。

今日は、注目カードが2つあります。ひとつは6レース。ドリームでも対戦した濱野谷憲吾と松井繁が再び剣を交えます。さらに11R、こちらも濱野谷憲吾と山崎智也が再戦。スーパースターたちが、ドリームの翌日に早くも再度、ぶつかり合うわけです。これは見逃せませんなあ。あ、12Rは、「SGウィナー地区選抜」という企画レース。メンバーーはかなり脂っこいっす。これもまた、どんな戦いになるか、楽しみですね。

というわけで、本日も水面は熱くなりそうですぞ。夏の夜を楽しみましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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今日のベスパフォ~♪初日

 今日は穏やかなレースが多かったのですが、今垣光ちゃんがFに散るという悲しい事件が起こってしまいました。せっかくSG戦線に舞い戻って「さあこれから!」という矢先に……まあ、Fも辞さない闘志が光ちゃんの魅力なんですけどね。これでダービーはF休み。憲吾も智也も王者も光ちゃんも(もちろん艇王も)いないダービー……どうなっちゃうんでしょう!?
 さて、今日のベスパフォ賞は順位を付けず、あまり得意ではなかった桐生水面で4勝の固め打ちをした大阪支部の面々に捧げちゃいます!

4勝&転覆&惨敗……浪速のド派手パフォーマンスに酔う!

A_3  大阪支部の快進撃は2Rからはじまりました。2号艇の丸岡があれよあれよの差し抜け。これで勢いついたか、4Rの信一郎は内2艇の競りを尻目に3コースから楽々と差しきりです。
 返す刀で6R、インを死守した太田和美が凄まじい逆転で大阪支部の3勝目をもぎ取りました。このレース、太田の逃げはやや流れて大賀広幸の差しと吉川元浩のまくり差しを同時に喰らうという苦しい展開に。バックでは大賀と吉川の外でもがきつつ、さらに最内から今垣光太郎が2マークに突っ込んでくるという絶体絶命の態勢です。が、2マークでの太田が凄かった。まずは大賀を回してから、今垣をターゲットにして全速の強ツケマイ。1マークでも見られないような、豪快なまくり差し。あまりに狭いスペースに突っ込んだのと2艇の引き波を正面から浴びたので、太田の舳先は50センチほども浮き上がりました。しかし、それでもバウンドし終わった瞬間には、もう前に突き進んでいましたね。あの出足はハンパじゃない。
「アソコに入るのは、ちょっと怖かったけど……大阪勢が頑張ってるんで、気合いで突っ込みました」
 やはり以心伝心、同僚の気合いがそのまま太田に伝染してたのですな。そして11R……これが今日のハイライトでしょう。

 11Rは「ニューリーダー戦」というサブタイトルが付いておりました。改めてメンバーをば。
①4168石野貴之(25・大阪)
②4075中野次郎(26・東京)
③4044湯川浩司(27・大阪)
④4025山本隆幸(29・兵庫)
⑤4024井口佳典(29・三重)
⑥4012中村有裕(27・滋賀)
B_3  そう、このレースは「登番の若い順、つまり後輩から順番に並んでいる」というスパイスが隠されているんですね。③~⑤85期の3人には先輩後輩の感覚などないでしょうが、とにかくユニークなメンバー&枠番だったのです。
 私とK記者は「進入が654321になったりして~♪」などと妙な期待もしていたのですが、現実はスタ展も本番も枠なりの3対3。う~ん、ちょっと残念。
 しかし、この穏やかな進入も、いざスリットを過ぎるといきなり激しくなりました。必殺仕掛け人はやはり3人の大部隊を擁する銀河系85期。まずは3コースから湯川がキュッと覗いてまくり態勢に入ります。
「石野君、キミは同じ大阪支部の後輩や、そのへん、ようわかっとるんやろな~」
 そんな挨拶をしているような覗き方です。が、さらにその外から4カドの山本が異様な伸び足で半艇身ほど覗くと、湯川はさっと身を引き「ほんだら山本はん、ワシの代わりに石野をいわしたってください」と差しに構えたのです。インの石野としては、一の矢が消えたと思ったら、その外からさらに伸び~る二の矢が……2コースのF2中野が凹んでいるだけに、この分厚い銀河系攻撃には生きた心地がしなかったはず。
 しかし、石野貴之という男は伊達や酔狂で新鋭王座を獲った輩ではありませんな。同じ近畿支部の先輩のまくりに、あえて全速で艇を突進するようにして張り逃げしたのです。凄まじい全速インモンキーでしたね。ただ単に落として先マイだけを優先していたら、石野は山本の引き波に沈んでいたはず。が、この気合いの張り逃げに山本の艇は流れ、石野の艇はバックで突き抜けておりました。レース後のインタビューが、この童顔の美青年の器を如実に証明しています。まずはスタート。
「途中から風が変わって、Fを切ったかなと思いました。でも、全速ですけど」
 これって、今垣がFを切った直後のレースだったんですけど……。続いて1マーク。
「湯川さんが覗いたんで、ブロックしようかと……」
 そう、この天然パーマ王子(by開会式)は、山本が行く前からすでに過激な迎撃態勢に入っておったのですよ。恐るべし、天パー新鋭王子様。銀河系の3つの巨星を従えて、90期の天才レーサーは悠々とバックを独走しておりました。やまと競艇学校の純1期生でもある石野君、「ニューリーダー」と呼ぶに相応しい大逃げでありました。

C_3  あ、ただ、桐生本場のスタンドでいちばん目立ったのは、やはり銀河系のひとり・湯川でしたな。1周2マークを回って豪快に転覆した湯川は、救助艇に曳かれてスタンドのまん前でレースが終わるのを待っておりました。頭を下げながら。
「キャッ、湯川く~ん!!」
 予期せぬ“前付け”にスタンドの女性ファンはレースそっちのけで黄色い声援を連発。う~ん、さすが銀河系のお笑いパフォーマー湯川。も、もしや「レースで石野が主役になるなら、ワシが体を張ってファンの視線を遮ったるで~」なんてことはないでしょうけど。とにかく、転んでもタダでは起きない銀河系の底力を痛感した次第です。
 結局、大阪支部は7人で4勝の固め打ち。一方で王者・松井がドリーム6着惨敗、新SGレーサーの湯川浩司が転覆という不幸もありましたが、どっちにしてもド派手なアピールをした初日だったといえるでしょう。まあ、松井はいつも予選後半にぐんぐん盛り返すし、湯川も責任外でまだまだ挽回は可能ですからね。今日はあまり目立たなかった倉谷も含めて、大阪支部の7人衆は明日以降も要注意ですぞ~~!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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おわびとお知らせ

オーシャンカップ、初日から盛り上がってますよ~。今年初のナイターSG、あたりが闇に包まれ、照明が煌々と照っているのを見ると、なんだかテンションが上がってまいります。今日から始まった真夏の夜の戦い、今後の展開もおおいに楽しみですね。

そんなときに、お詫びでございます。本日の一発目の記事でもお伝えいたしましたが、本日午後9時から明日25日の午後3時まで、Niftyココログがメンテナンスを行ないます。したがいまして、私どももこちらに記事を更新することができなくなります。本日のベスパフォ~や後半ピット、あるいは明日の予想あたりがメンテナンスにかかるでしょうか。盛り上がるナイターSGに水を差すような形になり、大変申し訳ございません。

しかし! もちろんその間、我々もぼけっとしているわけではございません。記事の更新はストップしませんよ! その記事はどこで見ることができるか。

http://blog.goo.ne.jp/kyoteisg/

こちらに緊急避難先を設定いたしました。メンテナンスの時間帯に更新される記事は、ひとまずこちらでお楽しみくださいますよう、お願いいたします。メンテナンス終了し次第、そちらにアップした記事も、このSports@Nifty「競艇特集」のほうに移植いたします。また、メンテナンスの間も、記事の閲覧のほうは可能です。ここまでの記事で見逃したものがある方も、ご安心くださいませ。ゆっくりとご覧ください。ただし、コメントの投稿などは、できませんのでご了承ください。

繰り返しになりますが、ご迷惑をおかけしますことをお詫び申し上げます。すみません。メンテナンスの間も、またメンテナンスが明けた後も、Sports@Nifty「競艇特集」をよろしくお願いいたします。


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クイズ第1問の答え~

ども! 桐生ナイター! なんだかテンション上がるっす! というわけで、クイズ第1問の答え!

Cimg3168 答え「ほおりこんでくるわ~」。

正解者多数……テンション下がるっす……。これは言うまでもなく、グラチャン覇者の湯川浩司選手。85期のオリジナルTシャツで、ネタ元は田村隆信選手だそうですね。ほおりこむものはもちろん、スタートであります。メイチのスタート行きまっせ!ということですね。

で、競艇オフィシャルwebに、この写真が山ほど出てるんですってね。オフィシャルwebの写真を撮っているのは池上一摩。BOATBoy、そして当「競艇特集」でもおなじみのカメラマンであります。……って、身内がバラしてたんかいな。あとでいじめておきます。

というわけで、繰り返しますが、正解者多数。そして、ボケてくれた方には問答無用の10Pであります。その心意気が嬉しかったっす……ぐすん……。

で、本日は正解のみであります。後ほど詳細は更新しますが、本日はメンテナンスにこのあと突入するため、コメントの投稿ができなくなるからであります。明日、第2問を出題いたしますので、しばしお待ちを。よろしくお願いします!


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3日目に、艇王登場!

オーシャンカップでは、さまざまなイベントが行なわれる予定なのですが……3日目、26日に見逃せないイベントが急遽、行なわれることになりました!

2006_0831_01_100 艇王・植木通彦、桐生に登場!

マジです。7月26日の第3レース発売中(15:07~ 予定)、「植木通彦元選手セレモニー」が行なわれるのです!(元選手、って書かなきゃいけないのが悲しいっす) 艇王からのファンへのご挨拶が行なわれるというのですから、皆様、その姿をぜひ、目に焼き付けましょう! あさっての第3レース発売中ですよ! 艇王に会いに、桐生までぜひ!


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爽快に笑う――初日、前半のピット

 スカッと晴れたオーシャンカップ初日。実に気分のいい日ではあるが、こうなると体重0・1トン以上の私が気になるのは、やっぱり暑さ。昨年、一昨年の経験上、桐生のピットは熱気がこもる。立っているだけで汗だくになり、この稿にも暑い暑いと書き連ねることになる。こりゃ今日は大変だぞ~と、ポケットにはハンカチ、記者席にはタオルをしっかり用意して、ピットへと向かった僕である。
 で、本日のピット。これが、意外と暑さを感じない。まず理由のひとつは向かい風。桐生のピットは、ホームストレッチの直線上にあるので、向かい風のときは風が吹き込んでくるのだ。さらに、どうやら湿度がそれほど高くない模様。だから、実に爽快な空気に包まれているピットなのである。記者席からピットへ向かう屋外の場所も、太陽の陽射しがむしろ心地よく、うむ、素晴らしい夏の日ではありませんか。
 というわけで、ピットの選手たちもどこか穏やかで、心地よい風を肌で満喫している、といった感じに見えたりする。
2007_0723__0491  装着場では、ボートを隣同士に置いてある白井英治と村田修次が、長い時間、話しこんでいる。白井の目は、気分よさげに笑みをたたえ、口元が弾んでいる。寡黙という印象の村田も、時折目を細めながら、短く言葉を返している。そりゃあ、レースのことや機力のことがテーマだったに決まっているけど、遠目には世代の近い者同士が雑談に興じているような雰囲気だ。
 村田が着水に向かうと、白井のそばに近寄っていったのは大賀広幸。二言三言、言葉を交わすと、ニッカアと顔いっぱいを使って壮大に笑い合った。つづいて、白井のもとを訪れたのは吉川元浩。白井の笑みはおさまる様子がまるでなく、吉川からも男っぽい笑顔を引き出していたのであった。
 白井を中心にした、丸っこい空気。それが、今日のピットそのまんまを表わしていたと言える。

2007_0723__0305  2R、1号艇の高橋勲は、3着。レース後の着替えを終え、ピット内の掲示板の前まで来ると、成績表を覗き込んだ。「あぁ~あ」、言葉にはなっていなかったが、声を発していたら間違いなくその表記のようになるはずの形に口をあけて、目尻を少しピクッ。勲はきっとそのとき、コンマ30と記された、自分のスタートタイミングを目にしたはずだ。他艇とそれほど差があったわけではないのは幸いだったが、しかし飯山晃三の攻撃を受けるハメになったのは、やはりそのSTのせい。もしかしたら勘が狂っていたのかもしれない、そのスリットを見た勲は、そうやって心中をストレートに表わしていたのだった。
2007_0723__0223  勲を口あんぐりにさせた飯山晃三を、「こお~ぞお~!」と大声で呼んだのは吉田一郎だった。長崎の先輩。一足先に成績表をチェックしたらしい吉田が、飯山に何かを伝えようとしたらしい。ちょっと聞き取れなかったが、20mほども離れたところにいた飯山に何かを叫ぶと、飯山も「や~っぱりぃ!?」と大声で返して、吉田のほうに歩み寄っていった。飯山の顔には、敗戦への気落ちは微塵もない。吉田も、自力で攻めようとしたことを称えるかのように、にこにこと笑って飯山を迎えている。これから反省会、だろうか。でも、それはきっと、前向きで明るい反省会だろう。

2007_0723__0439  成績表の横にあるスリット写真をじーっと眺めている男がいた。朝のスタート特訓の際のスリット写真もずらずらりと並んでいて、その男が見ていたのは、レースのものではなく、そちらのほうだ。2回ほど、うんうんとうなずいた彼は、ふと僕と目が合って、挨拶。「お疲れ様です!」「お疲れ様ですっ!(ニッコリ)」(ニッコリ)がつくほうが彼、齊藤仁。僕よりもはるかに元気に、爽やかな笑顔で、挨拶をしてくれたのだった。時は、3R発走直前。よ~し、今日は仁くんのことの舟券を買っちゃろうじゃないの。
 3R、乗艇合図がかかる。整列。敬礼。係留所に向かう6人。…………おいっ! そのなかに、いるじゃないか、齊藤仁!  なんと、僕が挨拶をしたのは、事もあろうに、レース直前だったのである。す、す、すいません! まったく気づいてませんでした。迂闊でした! 誰もが緊張高まる発走の直前。普段なら、絶対に声なんかかけないんだけど……。それにしても、そのときの仁くんの笑顔といったら! みなさん、齊藤仁、素晴らしいです。今節は、応援させていただきます!
2007_0723__0096  僕がレースを観戦する場所は、整備室内の検査員室にあるモニター。装着場側に窓があって、そこからモニターが見えるのだ。その検査員室ギリギリの場所にボートをつけて、本体を整備していたのが江口晃生。2R終了後だったか、整備室を覗き込んだとき、江口は整備士に相談をしながら、本体に手を入れていた。早い段階で、本体をいじっているのは、機力劣勢なのか、それとも気合の表われか。で、3Rを見ようと検査院室のモニターを見に行くと、江口は本体を装着している最中。ファンファーレが鳴り、出走選手がピットアウトし、待機行動に入っても、作業にいそしんでいた。江口さん、忙しそうだなあ……などとぼんやり思いつつ、モニターに目をやる。3対3の隊形となり、ダッシュ勢がスピードを乗せる。いざ、勝負……「ちょ、ちょっと、ごめんなさい!」。頭を下げながら、僕に声をかけたのは、もちろん江口。実は検査員室は、江口のアジト的な場所でもあって、選手班長としての役割を果たすべく、レースをここで観戦しているのが常なのだ。これは一昨年のオーシャン、昨年のMBでも同じだった。江口は、ダッシュ勢が起こした音を聞き取って、慌てて検査員室に駆け込もうとした。その行く手に、0・1トンのデヴが立ちはだかっていたわけである。いや、こちらこそ、ご、ご、ごめんなさーーーーーい! と、僕は忍者のごとき素早さでその場をどいて、江口に道を譲った。検査員室に駆け込んだ江口は、出走表を手にしながら、真剣な表情でレースを見ていた。選手班長と、優勝を狙う一選手と。限られた時間を有効に使うべく動き回る江口には頭が下がった。(すいません、ピット写真がないので、写真は昨日の競艇場入り写真です)

Cimg3185  3R、正木聖賢が1着、今村豊が2着。ピットに戻ってきた正木はもちろん、目を細めて別府昌樹、市川哲也らと喜びを分かち合う。そこに、バツが悪そうに整備室から走ってきたのが西島義則で、西島は本体整備に熱中するあまり、エンジン吊りを忘れていたようなのだ。装着場ががやがやし始めて、「あ、正木が走ってたんだ」と気づいたのか、エンジン吊りの作業がほぼ終わりかけた頃に現われた西島。それも致し方ない。なにしろ前半の西島は、試運転→整備で文字通り走り回っており、しかも整備は本体を完全に開いてのものだったから、忙しい時間を強いられていたのだ。ま、たとえ忙しくても、若手だったら相当どやされてたでしょうけど。西島は、正木に駆け寄って、右手を揚げて謝意を示す。しばし、別府や市川の作業を眺める。そして、言った。「勝った……のか?」。当然レースを見ていない西島は、よく見れば正木のボートがいちばん右端のリフトから上がってきたと思しき場所で片付け作業をされているのに気づいたのだろう。いちばん右端のリフトとは、1着艇が上がってくる場所。で、「勝った……のか?」。思わず爆笑する市川、別府、そして勝った当人の正木。そのタイミングがなにしろ絶妙で、めちゃくちゃ大ボケかましたように見えたのである。西島さん、忙しそうだから、ここは僕らがやりますよ、とばかりに作業をすべて奪ってしまった後輩たち。てきぱきと作業をこなしているのを見て、西島は「サンキュ」という感じで整備室に戻っていったのだった。こりゃあ、しっかり仕上げなきゃ、後輩に顔向けできませんぞ、西島選手!
Cimg3187  2着の今村は、正木以上に笑っていた。めちゃくちゃにゴキゲンで、めちゃくちゃに元気一杯。かなり大きなアクションの身振り手振りで、レースの様子を仲間に話しかけている。いや、話しかけている、じゃないな。仲間たちに激情をぶつけまくっている。カポック着脱場に移動して、着替えを始めると、やって来たのは3着の坪井康晴。「あんまりええ活躍せんかったのう」……ん? 坪井を挑発してるのか?……と思いきや、最後に一言、加わった。「あんまりええ活躍せんかったのう、俺」。俺、かよ! 今村さん、あなたが活躍せんかったんすか! ようするにこういうことだ。今村はスローの5コース。坪井はスローをうかがったが、結局回り直して6コース。今村は坪井が引いたおかげで艇番よりひとつ内を取れたわけだから、その責任を果たそうとしたのだろう。つまりは、坪井の展開を奪わないよう、攻めるつもりだったのだ。で、実際に今村は外マイ。「いちおう、行ってやったけん……」と言って、ニヒヒと笑う今村だった。大先輩にそう言われて、「ほんとっすよ~。もっとドッカーンとマクってくれないと~」などと坪井が言えるわけがない。いつもの人の良さそうな笑顔で、いえいえいえいえ、いえいえいえいえ、と何度も手を振って、今村の気遣いに応えるのみだった。今村、ほんとうに元気一杯です!

2007_0723__0070  さて、爽やかな桐生だからこそ気になる山崎智也。ドリーム戦1回乗りにもかかわらず、かなり早い動き出しを見せていた。試運転も2R、3Rあたりですでに始めていて、合間にはペラ室にもその姿が見えている。桐生SGの智也、やっぱり本気度は2~3割増しだ。(PHOTO/中尾茂幸 黒須田 TEXT/黒須田守)


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開会式!

2007_0724__0278  初日のイベントといえば、開会式。桐生では、水上ステージで行なわれます。つまりは、屋外。本日はすかーっと晴れましたから、う~ん、爽快な開会式。選手の着用しているブルーのTシャツと青空が、実にマッチして涼やかな光景を作り出していましたね~。うん、夏です!

2007_0724__0013  さて、今回の開会式は、選手にそれぞれひとつ、質問が用意されて、それに選手が答えていくもの。これ、浜名湖でも見たことがありますが、いいですよね。普段の開会式より、選手がウィットを利かせていたように思えました。
●江口晃生
Q 今節、もっともマークしている選手は?
「地元の江口選手です!」
 初っ端に登場の選手代表、いきなりオヤジギャグ(?)で場内を沸かせます。江口は普段は、「一生懸命がんばります」系のあっさりした挨拶ですから、こうした一面を見られるのは、嬉しいですよね。

●齊藤仁
Q 今節の意気込みを一言
「ナウなヤングに人気になることです」
 な、ナウなヤングって……。
●村田修次
Q 今節、もっとも戦いたい選手は?
「理由はここでは言えませんが、松井繁選手」
 言えない理由って、なんだ?
2007_0724__0057 ●池田浩二
Q 今節のテーマは?
「今節は、コレ(両手でバッテンを作る)で!」
 なぜバッテン!? モーターは、よくないんでしょうか。
●吉川元浩
Q 今節もっとも戦いたい選手は?
「この格好を見て大笑いする湯川浩司」
 選手はブルーのTシャツに、半ズボン。さらに帽子をかぶってました。吉川選手、そこそこ似合ってたと思うけどなあ。
●石野貴之
Q 今、流行の●●王子。自分は何王子?
「一晩考えましたけど、テンパー王子ってことで」
 石野選手、天然パーマでしたか。実は、僕もなんです。髪の毛があった頃は……。
2007_0724__0127 ●深川真二
Q 今節、負けたくない相手は?
「それは陸の上でしょうか、水の上でしょうか」
 り、陸の上でも戦うんすか? こ、怖いなー……。
●新美恵一
Q 得意な決まり手はなんですか?
「名前のとおり、恵まれ一着です」
 座布団3枚!
2007_0724__0169 ●熊谷直樹
Q 今節のテーマは?
「宿舎で後輩を徹底的にイジメること」
 こ、怖いなー。次郎選手あたりが標的かな? 宿舎だけでなく、水面でも後輩をイジメ倒してください。
●服部幸男
Q 今節、負けたくない相手は?
「個人ではいないですが、旺盛な自分の食欲との戦いですね。ベストを尽くします」
 あ、僕も僕もー。でも服部さん、私、5kg痩せたんですよ。
●山崎智也
Q 地元SG、意気込みを!
「完全燃焼!」
 場内のお客さんは大拍手! さすが地元のエースです!

2007_0724__0274  最後は、一風変わった、山崎智也の選手宣誓。普通は、「本日より最終日まで、我々選手52名、精一杯戦いますので……」てな感じなのですが……。
「何も言うことはありません。桐生競艇場に来て、僕たちのレースを見てください。選手宣誓、山崎智也」
 さすがです! シンプルにしてオシャレ! たった5秒の名演説! 智也が参院選に出たら、俺、投票するなあ……。
 青空の下、オーシャンカップのゴングがいよいよ鳴らされました!

 ※開会式後、恒例のドリーム戦インタビューも行なわれましたよー。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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オーシャンカップ開幕!

おはようございます! オーシャンカップ、開幕です! 桐生は晴れ渡りましたよ~。まさしくSG日和! いよいよ始まるナイターSG、盛り上がってまいりましょう!

2007_0723__0190 昨日は余裕の表情を見せていた、新美恵一。気になりますねえ。総理杯は快調に飛ばしながらFに散ったわけですが、そのリベンジもここらで果たしたいところ。渋い走りを桐生の夜に炸裂させてもらいたいところです。

さて、ここでおしらせ。本日21時から明日15時まで、Niftyココログがメンテナンスを行なうため、記事の更新ができなくなります。記事の閲覧は可能ですが、コメントなどの書き込みはできません。

で、その時間帯に更新する記事は、緊急避難先を設けて、そちらにアップしてまいります。詳しくは、後ほど、ご報告いたしますので、そちらをご覧ください。

読者の皆様には、大変ご迷惑をおかけいたしますが、どうかご了承ください。


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むふふのふ、クイズです

ども! こんばんわ! オーシャンカップでもクイズやるっす! よろしくっす!

さっそく第1問!

Cimg31682 水色で隠された部分、何と書いてあるでしょう?

これが問題っす! けっこう簡単なような気がするので、正解者には20Pとさせていただきましょう。締め切りは明日24日の午後7時。ご解答よろしくお願いいたします!


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男っぽい!――オーシャンカップ、前検のピット

 がらんとした装着場。多くの選手はすでに着水を終えて、試運転に出たり、スタート練習&タイム計測を待っている。残っているのは、スタート練習が後のほうの面々、すなわち、若手たち。それでも、10艇残っているかいないか、という状況で、前検日のいつもの風景がそこに広がっている。
2007_0723__0124  ……というなかに、今垣光太郎はいた。スタート練習は4班。前半組である。もちろん、他の同班メンバーはとっくに着水を終えている。しかし、今垣は8班や9班の面々とともに、まだ装着場で作業をしている。若手の中に、ただ一人、今垣光太郎。……いや、実はこれも、前検日のいつもの風景だ。彼は決してもたもたと作業をしているわけではない。むしろ誰よりも慌しく動いているといっていいだろう。それでも、着水は遅れる。理由はもちろん、徹底的に点検をし、徹底的に緻密な装着をし、徹底的にボートとモーターをいたわっているからだ。
 今垣光太郎、SGに復活!
 その実感は、このある意味で懐かしい風景を見たときに、改めてひしひしと感じられた。誰よりも着水に時間をかける今垣光太郎。これこそ、SG前検の日常なのだ。これこそ、今垣光太郎の真骨頂なのだ!
 結局、彼が着水したのは、1班(ドリーム組)のスタート練習が始まる直前。こういうわけで、今垣はほとんど試運転を行なえないまま前検日を終える。
 ちなみに、スタート練習&タイム計測後の今垣は、やっぱり慌しく走り回っていた。完全に自分の世界に入り切ってモーターを点検していたかと思えば、装着場にある自分のボートに向かってダッシュ。走って整備室に戻ると、部品室の前で何かを覗き込んでいる。そしてまた、モーターのもとに歩み寄って、自分の世界に没入。その合間に、報道陣に囲まれている今垣は、にこにこと目元が緩んでいて、なんだか実に楽しそうだった。やっぱり、ここが今垣光太郎の立つべき舞台なのだ。

2007_0723__0102  SGに戻ってきたといえば、この男も、である。熊谷直樹。北海の熊が、約1年9カ月ぶりに、SGの舞台に帰ってきた。
 熊谷は今日、特別目立った動きを見せていたわけではない。スタート練習後は、むしろ悠々と過ごしている感じで、エンジン吊りに出てくるときも、余裕の歩みである。整備室を覗いても、すでにモーターを格納してしまったのか、作業をしている様子はなく、しかし時折、選手仲間と話し込んでは、男っぽく、同時に童顔にすら見える笑顔をほころばせている。熊谷もまた、この場に帰ってこれたことを喜んでいるように思えた。
 改めて気づいたのだが、熊谷はなかなか声が大きい。報道陣の取材を受ける際も、ハキハキと言葉を連ねていて、少し離れたところでもしっかり話が聞き取れることに驚いたものだ。芯の強さがそうさせているのだろう。やっぱり、熊谷直樹は男だ。男の中の男だ。彼をSGで見られることのできる幸運を、僕は心から嬉しく思う。今日、別件で話をさせてもらったのだが、ハッキリ言って、痺れました。

2007_0723__0318  整備室では、多くの選手が作業に勤しんでいた。ずーっと奥のほうではギアケースを調整する選手が数多く見かけられるが、上瀧和則、濱村芳宏、川﨑智幸、烏野賢太……と、よくよく見れば、60期勢が群がるように作業をしていて、ちょっとした驚きを覚える。右手のほうには部品室があり、その横には機歴簿が置いてあって、そこでチェックをしているのが三嶌誠司、高橋勲。これまでの整備状況から、機力向上のヒントを掴もうとする所業は、あたかも推理小説を解くが如し。三嶌のこうした姿は、よく見かけることができる。もしかしたら、今日の手応えはもうひとつだったのかもしれない。同じあたりに新美恵一の姿があって、何をしているのかと思えば、ただぼーっと立っているだけ。いや、ぼーっと、は失礼か。仲間の作業の様子を見守っていたのだろう。余裕の時間を過ごしているのは、むしろ好材料である。
2007_0723__0097_1  そんななか、早くも本体を開けている男がいた。西島義則だ。本体とキャリボデーの密着性を強めるシートを手にしていたから、何か部品を交換したのかどうかは、明日の発表を待たないと何とも言えない。だが、こうして思い切って本体に手をつけるのは、西島流。時には部品を大胆に交換して、機力を立て直してしまうのは、名人芸とも言える。前検日の段階で、早くもこれだけの手入れを施す。レースだけでなく、すべての部分で、西島は鬼だ。

2007_0723__0111  田中信一郎が、やや真面目な表情で、しかし決して硬い顔つきではなく穏やかに、何かを話し続けている。相手は湯川浩司。湯川は、両手を後ろに組んで、神妙な面持ちで、信一郎の話に聞き入っている。ほんの3週間前、SGウィナーの仲間入りを果たした湯川と、その兄貴分的な存在の信一郎。ちっとも浮かれた様子の見えない湯川もすごいが、その湯川とともに相乗的なレベルアップをはかっているように見える信一郎は、さすがに超一流の男である。言っておくが、信一郎が湯川に説教をしていたわけではないと思う。何と言うのだろう、プロフェッショナルが、彼らにしかわからない分野で、ハイレベルな会話を交わしているようにしか見えなかった。ある意味、うらやましささえ感じる空気だ。
2007_0723__0411_1   やがて、二人の周りに選手の輪ができる。太田和美、丸岡正典。大阪勢が、会話に加わっていった。いや、加わったというより、それぞれが話を引き継いだ、という感じか。新一郎と太田が話し始め、湯川が丸岡に声をかけていく。大阪支部の結束の強さ、ここに見たり、というシーンである。さらに、湯川&丸岡に、井口佳典や山本隆幸が加わっていく。こちらは銀河系軍団だ。大阪の輪が、85期の輪に化学変化を起こしていった。こちらの結束もまた強し。強者たちは、こうして情報交換をしながら、己を高めあっていく。

2007_0723__0077  ドリーム組。松井繁は、手応えが良くなかったようだ。「僕は、よくない、普通、いい、の3種類でしかモノを言いません(前検日は、という意味かもしれない)。で、今日はよくない。ペラは2枚試したが、どちらも感じは悪いです」。こんなときの松井は、あれこれと突っ込んでくる質問に対して、半ば呆れたように言葉を紡ぐ。だから、良くないんだから、スタート勘とかスローからの足とか言われても、答えようがないんだって。そんな雰囲気なのだ。こうしたときの松井は、まさに鬼。きっと明日からは、忙しい時間を過ごすことになるはずだ。たとえば江口晃生と大声で笑い合っているシーンを見れば、機嫌が悪いというわけでは決してなさそうだ。だが、納得のいかない手応えを良化させるために、明日は鬼の表情を見せるのかもしれない。
2007_0723__0002  共同会見で、濱野谷憲吾と田村隆信は、わりと淡々としていた。濱野谷は、実は好モーターだと聞いて、「ほんと? だったら、そこまでは出てないですね」と意外そうに笑ったが、しかしそれはあくまで現状の話。きっちり仕上げる手応えは掴んでいるのではないか。そんな淡々とした表情だ。一方、魚谷智之はハキハキと質問に応えていった。いつもの魚谷といえばそうなのだが、こちらも仕上げの課程は頭に浮かんでいるのだろう。揺るぎのない応対だ。ハッキリと厳しいと語ったのは烏野賢太。何しろ、会見に登場したのはいちばん最後で、油だらけの手を洗いもせずに会見場にやって来たのだ。つまり、整備の途中で登場したのであり、もちろんこのあとも整備を続けるつもりだ(先ほどギアケース整備で見かけたのは、会見の後である。結局、彼が整備を終えたのは、9班のスタート練習が終わったあとだった)。それでも、粛々とコメントを並べていったのは、さすがのベテラン。尊敬に値する。

2007_0723__0081  さて、地元SG! いつも以上に気にしますぞ~山崎智也。ドリーム6号艇で登場の彼だが、共同会見にはなぜか不機嫌そうに現われた。ピットでは笑顔もたくさん見せており、決して不穏な気持ちを抱いているわけではないと思うのだが、会見での智也はいつもと違って、どこか苛立っているように見えた。モーターの手応えについての言葉は、決して悲観的な内容のものではないのに、口調は普段の智也に比べてぶっきらぼう。地元SGだからこその意気込みを聞かれても、「地元なんで頑張ります」と吐き捨てるようにというか、「そんな当たり前のこと言わなきゃいかんのか」というような風情で言ったりする。明らかに、いつもの智也と様子が違うのだ。言っておくが、ピットでの智也は特に変わったところはないのに。これが何を意味するのか、その答えを探りながら、今節の智也を気にしていきたいと思う。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の桐生OC前検を斬る!

2007_0723__0326  今日の桐生は途中でパラパラと雨が降ったりもしましたが、ほぼ無風のベタ凪水面。それだけに選手間の足合わせも頻繁に行われました。ただ、競った相手をすべてボコボコにかるような怪物級は見当たりませんでしたね。井口やテラッチが凄まじい伸びを披露したかと思いきや、次に水面に降りたときには相手と同じ足色だったり。ペラによって出足と伸びに偏りがあるようで、「どのペラを付けてもOK」という三拍子揃ったモーターは不在なようです。逆に「どのペラでもボコボコにやられる」という箸にも棒にもかからないような選手もいませんでした。パワー面だけで言うなら、上下の格差の少ない混戦シリーズ。選手の実力とコースの利がモノを言いそうです。
 そんな大同小異の面々ですが、とりあえず私なりの番付評価をアップしておきます。

2007_0723__0095●独断のパワー番付

         東        西
横綱  今村 豊    西島義則
大関  田中信一郎  井口佳典
関脇  濱野谷憲吾  丸岡正典
小結  寺田千恵    川﨑智幸
前頭  湯川浩司    山崎智也
同2   松井 繁     太田和美
同3   服部幸男    高橋 勲

2007_0723__0097  今村と西島はいつも前検で良く見えるんですけどね。特に西島は一番に水面に飛び出し、信一郎を手玉に取って足合わせはおしまい。たった1回だけの診断なのですが、合わせた信一郎がかなりの手応えでした(回り足が凄い。伸びは平凡)ので思いきって横綱に推奨します。井口とテラッチは病的に伸びるペラがありますね。アウトコースでは大きな武器になりそう。憲吾は伸びより出足型か。湯川、丸岡、松井、太田の大阪勢はバランス型で、安定した成績を残しそう。こうして番付を見ると、大阪支部の成熟度の高さを痛感させられます。

 さてさて、前検タイムが出ましたね。例によって上位とワーストを紹介します。

●前検時計トップ10

①白井英治 6・65
 山本隆幸
③今村 豊 6・67
 西島義則
 魚谷智之
 横澤剛治
⑦熊谷直樹 6・68
 服部幸男
 高橋 勲
 田村隆信

●前検時計ワースト6

①正木聖賢 6・86
②市川哲也 6・83
③村田修次 6・81
④烏野賢太 6・80
 上瀧和則
 松井 繁

2007_0723__0454  トップは白井英治ですか。水面では見かけませんでしたが、モーター複勝率は7位(勝率3位)の好素性。素直に信じるべきかも、です。トップタイの山本隆幸はやったりやられたりで、トップ級ではないと思います。おお、今村&西島の両横綱が3位タイで続いてますね。まあ、このふたりに伸び型モーターが合うかどうかは別にして心強いデータではありますな。
 一方、断然のワースト時計を出した正木ですが、これは何かの間違いでしょう。それほどひどい状態ではありませんよ。市川と村田は、確かに伸びは売り切れ気配でした。直線での競り合いはヤバそうです。(Photo/中尾茂幸)


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エース20号機は銀河系・井口の手に!

2007_0723__0017_1   午後4時20分、競技棟のミーティングルームで注目のモーター抽選会が行われました。会場では各地区ごとに選手が集まり、思い思いに自分の順番を待っています。松井繁は太田和美とニッコニコの談笑。上瀧和則と深川真二は悪さを考えている子どものようにギラギラ目を輝かせて、抽選中の選手に茶々を入れております。服部幸男は腕を組んで微動だにしない瞑想。紅一点のテラッチは川﨑智幸と「ラブラブか!?」と疑うほどの親密度でヒソヒソ話……まあ、全体的にはいつもと同じようなのんびりムードなわけですが。
2007_0723__0080  その緩~い空気がちょっとだけピリリとしたのは、井口佳典が「20」と書かれた赤玉を落としたときでした。その数字を読み上げた選手班長・江口晃生も
「にじゅう………ん、20?」
 と復唱しています。ほぼ同時に、井口と同期の田村隆信が「いちばん(のモーター)やないか? うん、いちばんや」。丸岡正典や湯川浩司、山本隆幸の銀河系軍団が一斉に井口の顔を見て、露骨に不快そうな顔を見せました。もちろん、ジョークですな。メチャクチャ仲がいいからこそのシカト攻撃。井口はヘヘヘ~と照れ笑いでその同期の“祝福”に応えておりました。
 さてさて、複勝率の上位モーターを引き当てた選手は……
①20号機…井口佳典
②70号機…山崎義明
③45号機…坪井康晴
④28号機…正木聖賢
⑤26号機…濱野谷憲吾
⑥12号機…江口晃生
⑦16号機…白井英治
 最近好調のモーターは
★前節優勝34号機…横澤剛治
★前々節優勝19号機…服部幸男
2007_0723__0039  気になる地元のエース・山崎智也は複勝率41・6%、10位にランキングされている上位機をゲット。これだけの素性があれば、しっかり戦えることでしょう。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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桐生に選手がやって来た

 選手の入りを取材するためピットに到着して、ふと時間を確認すると午後2時前。そうです、これがナイター。空はどんよりとして、雨まで降ってきたけれども、夏の到来を感じさせられた瞬間であります。ナイターSG、オーシャンカップ。夏の風物詩――。
 そういえば。2年前のオーシャンカップも、ここ桐生での開催。あのときも、前検はこんな天候で、雨の中、選手たちは集まったファンと交流をしていたものであります。そんなことを思い返していたら、ふとひとつの光景が脳裏に甦った。荷物検査を終えたら、もう時間ギリギリ。それでも、一緒に写真を撮りたい、サインが欲しい、と待ちわびていたファンの前に現われて、関係者に「まだ時間は大丈夫だよね? じゃあ、(ファンのもとに)行ったほうがいいね」と問いかけて、にこにこと人の輪の中に飛び込んでいった男がいた。植木通彦であります。
 今日は幸いにも、選手たちが続々と到着する頃には雨がすっかり上がったのですが、しかし傘をさしながら選手の姿を楽しみに待っているファンの方たちを見ていたら、ついつい艇王のことを思い出してしまったのですねえ……。

2007_0723__0180  などと言っている間に、一番乗り選手が登場! おぉっ! 我らが気になる山崎智也であります! 今節は江口晃生とともに、地元からは2人での参戦。ということは、智也は必然的に「地元の最若手」なのでありまして、一番乗りもむべなるかな。宅急便の運転手さんとなにやら打ち合わせをしていて、どうやら“若手の仕事”をしているようであります。運転手さんに請われるまま、ガッチリ握手を交わすと、あらら、再び愛車に乗って、どこかへ走り去ってしまった智也。中尾カメラマン情報によると、「江口さんを迎えに行く」とのこと。やはり、地元の最若手、なのでしょう。
 ところが、その江口さんは、それから30分後くらいに、奥様に送られて愛車で登場。なんだ、ガセかよ。桐生SGでは、毎度この光景を目にしますが(お子さんがご一緒のこともあり)、こうした家族の愛情を背負って、江口晃生は地元SGを燃えて戦うのでしょう。麗しい光景であります。
 で、智也はそれからさらに30分後くらいに再登場。待ち構えていたファンの輪の中に飛び込んで、サイン攻めにあっておりました。これもまた、地元桐生に限らず、いつもの光景。

 智也がいったん消えたので、実質的な一番乗りは、タクシーに同乗して現われた熊谷直樹と倉谷和信。56期・北海道、60期・大阪……連れ立って現われる理由は、いまひとつわからない。それでも、その後もじゃれ合ってる姿を見かけたりもしたから、二人はとっても仲良しなのかもしれない。
 続いて現われたのは、白井英治。さらに星野政彦が「選手は、どれくらい来てます?」と我々に訊ねながら登場。その頃には雨は上がり、そして続々と選手たちは桐生へと到着し始めた。いよいよ、選手たち大集合であります。
 桐生は、首都圏からなら車でひとっ走り、という距離ですから、関東地区の選手は愛車でやって来るケースが多い。中野次郎もその一人で、かなり早い段階で登場。齊藤仁が、車を指差して「あれれ?」とからかっています。次郎選手、今日は真っ赤なフェラーリではなく、ボックスカーでやって来てたんですね。それを仁選手がツッコんだ、と。濱野谷憲吾も同様で、運転の疲れを感じさせない凛々しい風情。ファンタジスタであります。
2007_0723__0069  その濱野谷に、タクシーで到着した池田浩二が、なぜかいきなり泣き真似。前腕部を目にこすりつけて、男泣きに泣いているのであります。しかし憲吾はニッコニコ、そして池田も大爆笑。な、なんだ? おそらく、ですが、池田選手は今月上旬にFを切って、ほぼ当確だったはずのダービーがF休みにかかることになってしまった。憲吾選手も江戸川周年のFでダービーはF休み、「憲吾さ~ん、俺もやっちゃいましたよ~」という号泣(?)なのだろうと思われます。ダービーで稼げない分は、この桐生で!

2007_0723__0155  次から次へとやって来る選手の様子を見ていたら、通用門付近に行列ができていますぞ! こ、これはもしかして……今垣光太郎だ! SG前検日、サインや写真撮影を求めるファンの輪が大きいベスト3は、智也、憲吾、そして光太郎。だから、今、目の前にできている行列は、まさしくSGの象徴なのであります。しかし、この光景はここ半年ほど見ることができなかった。光ちゃん、SGにおかえりなさい! ファンの方たちも、そんな思いで瞳をキラキラさせていたように、私には思えました。20分ほどもファンとの交流を続け(職員さんが打ち切ろうとしても、光ちゃん自身が声をかけられるままに、ファンのリクエストに応えていました)、荷物検査を受けに向かうと、そこには私を含めて報道陣がズラリ。「おはようございます!」。やっとSGに帰ってきましたよ、やっぱりSGはいいっすね! そんな意味を汲み取ってしまいたいくらいにハツラツとした声、表情で、挨拶を交わす光ちゃんは、とにかく元気一杯! やっぱり、この人がいないと始まらないでしょう、SGは。

2007_0723__0163  今回、お会いしたいなあと思っていた二人。まずは上瀧和則。グラチャンで負傷し、次節の浜名湖周年も欠場。おおいに心配させた親分でありますが、元気に桐生にやってまいりましたよ。深川真二と一緒に登場、コワモテ佐賀コンビの揃い踏みは、なかなかに迫力十分であります。そして、その迫力がまた嬉しい。同期の濱村芳宏と顔を合わせると、大声で世間話に興じていて、その姿もまた普段通り。何はともあれ、一安心といったところであります。
2007_0723__0176  もう一人は、飯山晃三。これがSG初出場となる、長崎から殴り込んできたニューカマーであります。実は、今年の競艇名人戦の際、やはり前検日に大村競艇場を訪れていた飯山と顔を合わせており、その好青年ぶりが印象に残っていたのですよ。念願のSG参戦を決め、その飯山がどんな表情で現われるのか、実に楽しみだった。注目していたのであります。その飯山は、同県の吉田一郎とともに桐生入り(SGに長崎から複数って、あまり見ないような……)。ひとまずは、まったく臆した様子も見せず、大村で見せていた好青年の表情のまま、SGのピットに足を踏み入れていました。その調子で、レースでも大暴れを見せてほしいものであります。

2007_0723__0230  長崎勢が登場してから、ポッカリと時間が空きました。残るは10名弱。ファンの方も、我々取材班も、なんとなく手持ち無沙汰になった頃……やって来たのは近畿勢! 滋賀、大阪、兵庫の選手たちであります。その瞬間、ファンから沸き上がった歓声は、それはそれは凄かった。「マツイさーん!」「オオタさーん!」「タナカさーん!」「ウオタニさーん!」いやあ、驚いた驚いた。もっとも大きな声援を集めていたのは、やはり王者・松井繁でしょうか。緩やかな表情ながら、頬を引き締めたままの松井は、風格としか言いようのないオーラを漂わせてファンの輪の中に入っていく。さ、さすがであります。
2007_0723__0199  一方、ベストドレッサー賞を差し上げたかったのが、金子龍介。赤いフチのメガネをかけて、思わず萌え~~…………じゃなくて、実にオシャレなボーイぶりを発揮しております。そういえばキンリュー、いつもバシッと決めて競艇場入りしている気がするなあ。関係者に「メガネ似合うね~」と言われると、「賢そうに見えるでしょ」。いやいや、とにかくオシャレっす! 私も見習いたいっす、はい。

 桐生入り、シンガリは高橋勲。これで52名全員集合! オーシャンカップ、いよいよ開戦です!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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桐生です!

Cimg3164 おはようございます……って、もうお昼ですね。こんにちは! 取材班、桐生に到着いたしました。現在、曇り空の桐生競艇場。すでに横断幕が貼られていて、早くもSGムード満点になっておりますよ。

明日から開幕するオーシャンカップ、本日の前検から最終日の優勝戦まで、ここ桐生より取材、即日更新してまいります。本日の一発目は、いつも通り「選手到着」になりますが、そうですねえ、3~4時くらいの更新になるでしょうか。その後、モーター抽選、前検の模様などを、お届けしてまいります。

それでは、今節もどうぞよろしくお願いいたします!


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さあ、ナイターSG!

植木通彦電撃引退に揺れる競艇界ですが、しかしDRAMATIC KYOTEIは決して色褪せることなく、続いていきます! 週が明ければSGウィーク! 今年もナイターSGの季節がやってまいりましたよ!

7月24~29日まで、桐生競艇場でオーシャンカップが開催されます! もちろん、取材班は明日の前検日から桐生入りし、優勝戦まで現地より即日更新してまいります。ナイター開催ですから、一発目の更新がお昼から午後イチくらいですかね。通常開催より少し遅めになりますが、今節もご愛顧いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。

それでは、明日より、桐生の夜にお会いしましょう!


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