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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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蒲郡ラストクイズ、正解です

ども~~。蒲郡より帰郷いたしました~。というわけで、蒲郡ラストクイズの正解発表でございます。さっそくいきましょう。

Cimg33962 まずは①。これより先は…………何? が問題でした。このドア、どこにあるドアかというと……ガラス越し照明が反射した水面がおわかりいただけますかね。これ、装着場から係留所に出入りするドアなんですね。係留所もガラス越しに見えてますよね。冬になると、装着場と係留所の間にシャッターが降ろされるのですが(今回も一部は下りてました)、夏は開けられており、このドアはだ~れも使ってはいませんでしたね、はい。それはともかく、「これより先は」、ということは、「係留所は」という意味でもあるわけですね。

で、「係留所は」何なのか。

Cimg3396 正解です。これより先は、…………「取材禁止」でした! つまり、これは報道陣に向けられたものであり、「係留所では取材しないでね~」ということなんですね。取材は、装着場でしてくださいよ~、ということでもあり、実はこれ、すべての競艇場に共通するルールでもあります。どこのピットでも取材可能区域と禁止区域があり、可能な場所は装着場というのが基本。整備室は人数制限が設けられているのが普通で、それ以外の場所はまず禁止区域になっていることが多いですね。今回は、さっきも言ったとおり、シャッターが開いており、声が届くところで選手は作業していましたが、それでもそれはご法度。選手が作業に集中しているときに声をかけるのは、やっぱりマナー違反ですよね。

Cimg33492 つづいて②。このボート、誰の? が問題でした。ボケなどにもありましたが、そりゃあ、蒲郡競艇場のもの、ですが、もちろんそんな答えのわけがございません(笑)。2日目に撮影したものだったわけですが、ようするに、その日に接触などがあった選手、ということですよね。

Cimg3349

正解は、濱野谷憲吾選手でした! これは、6着に敗れてしまった10R後、でした。4~6着争いというのは、接触により後退していたり、前団の引き波がかなり残っていたりするからか、けっこうもつれたりしますよね。それでレース後、修理室に運ばれているのをよく見かけますね。

Cimg32932 つづいて③。赤で隠した部分には何と書いてある? 青と黄色ランプですね。まず、これがどこにあったパネルか、というのがポイントでしょう。どこだと思われますか?……というか、それを読み切った方も多かったようですね。これ、ボートリフトにあったパネルなんです。ヒントとしては、「停止」があるところでしょうか。あと、ピットでこうした電動で動くもの、といったら、まずはボートリフトかなあ、と。「出走」系の解答がありましたが、競技関連のものはやっぱり競技本部内にあるはずですよね。報道を含め、外部の人間の目に触れるところにはないはずです。あったって、いたずらなんかしませんけどね、はい。

Cimg3293 ということで、正解です。「上昇」「下降」でした。ボートリフトと読めば、比較的簡単に導ける答えだったでしょうか。あ、言うまでもなく、これだっていたずらなんかしませんよ。選手の安全に関わることですから、艇運の係の方しか、これに触れることは許されません。たとえ選手であろうとも。

というわけで、最終的なランキングは……1位=う~な~どんさん、200P! お見事! しっかり逃げ切りましたね。2位=みゅあさん。140P! こちらも逃げ切り!「ネコ」を当てたのがお見事でした。そして3位=ジローさん、130P! ラストクイズを完全制覇で、一気のゴボー抜き! 素晴らしい! ということで、お三方には蒲郡みやげをお送りいたしますので、

tanakakogyo@hotmail.co.jp

にご送付先をお願いいたします。

それでは皆様、今回もお付き合いいただき、ありがとうございました。次回は平和島ですが、現在のところ、クイズをやるかどうかは検討中。3月に総理杯でやったばかりですからね。さすがにネタも少なく……。もちろん、前向きに検討中ですので、ダービーレポートの際、ピット内をよく観察してみます。ともかく、またのクイズの機会をお楽しみにお待ちくださいませ。ではでは~!


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MB記念ファイナル・私的回顧

艇王のDNAを受け継ぐ甲子園侍

第53回MB記念優勝戦

①山本浩次(岡山)
②魚谷智之(兵庫)
③市川哲也(広島)
④池田浩二(愛知)
⑤笠原 亮(静岡)
⑥赤岩善生(愛知)

2007_0902_12r_0118  バック直線、黒いカポックが先頭に踊り出た。外から1号艇が追いすがる。届かない。1周2マークを豪快に先取りして、魚谷智之のSG2連覇が確定した。強い。強すぎる。
 進入は1236/45。スタート展示では6号艇の赤岩が強気に攻めてから回り直し、内3艇がやや深めの123/456だった。が、本番では池田と笠原がすんなりと赤岩にコースを譲って艇を引いた。山本の起こしは110m。インとしては申し分のない助走距離だ。
 それでも、山本はタイミングを逸した。「ナイターは苦手」と公言しているとおり、今節の夜戦での平均スタートは昨日までコンマ21。SGとしては、かなり遅い。苦手意識のなせる業か、それとも本当に大時計が見えにくいのか。山本はコンマ26という致命的なタイミングでスリットを通過した。
2007_0902_12r_0108  一方、5カド池田はコンマ09。単純に山本と比較するなら1艇身以上の大差だ。しかもダッシュによる加速の利もある。スリットを過ぎてすぐにマクリ態勢に入った池田だが、それをイビツな隊形が遮蔽した。内から山本26、魚谷17、市川14、赤岩14、そして池田が09。この段々畑のような肩上がりの隊形からマクリ切るのは至難の業なのだ。それに、池田の伸びがイマイチだったのも災いする。すぐに赤岩が伸び返して行く手を阻む。その内から市川が、その内から魚谷が……赤岩の舳先から抜け出せないうちに、池田は行き場を失った。軽い玉突き状態だ。
 そして、この隊形は出遅れたイン選手にとっては不幸中の幸い、伸び返しやすい隊形でもある。センター勢が揉み合っているうちに、ドカ遅れに近かった山本が息を吹き返してゆく。元より伸びは節イチ級。展示タイムでも時計ひとつ違うパワーが他艇を威圧する。スリットで半艇身以上も覗いていた魚谷は、山本をマクるつもりだったという。
「迷いました。一瞬、マクリに行こうと思ったんですけど、身体が勝手に反応してくれました。差しで正解でしたね」
 確かに、山本の恐るべき伸び返しを考えると、魚谷がマクれば共倒れまでありえただろう。ただ、差しに回れば別のリスクが発生する。息を吹き返した山本の先マイ逃走。これを許す可能性が高まるのだ。
2007_0902_12r_0131  山本は一目散に1マークを先取りした。市川のマクリを蹴散らしながら。伸びだけでなく、回ってからのレース足も抜群なのだ。差しに回った以上、魚谷はその超抜パワーを尻目にただひたすら自分のレースに徹するしかない。1周バックは完全なパワー比べになった。
 そして、魚谷はその一騎打ちを制した。1マークからすでに有利な態勢ではあったが、山本に負けない原子力が彼の背中を強く激しく後押しした。
「オーシャンカップではスタートからドキドキして(コンマ00のタッチS)複雑な気持ちで走ってました。スタートから確信を持って全速で行けた今回は、あの時よりメチャクチャ嬉しいです!」
 SGに出るたび、SGに勝つたび、あどけない童顔が精悍になってゆく。走るたびに経験を自信に変えて、その小柄な体躯に蓄積している。レース後、記者席のあちこちで漏れた言葉は異口同音。「強い」の一語だった。実際、強いとしか表現できない勝ち方だった。マクリから差しへ方針変更してから、初動に入る速さ、角度、タイミング……2コース差しが難しいと言われる蒲郡で、魚谷は準優と優勝戦とを完璧な2コース差しで制した。その勝ちっぷりに「強い」以外のどんな表現を授ければいいのか。

2007_0902_12r_0147  あるいはこの男が、かつて圧倒的な強さで艇界を統一し、「艇王」と呼ばれた英雄の後継者になるのか……そんな思いを抱かせる完璧無比な強さだった。
 今年の競艇甲子園は『水上の侍~松井、山崎、濱野谷、原田、辻、今垣~』が無残に散り、甲子園がある兵庫の若武者が頂点に立った。覇者の次なる目標は、野中、西島を越えるSG4連覇、そして艇界初の3億円レーサーか。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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優勝戦のピット風景

Img_1050  ウイニングランを終えて帰ってきた魚谷智之を、3人の男が出迎える。魚谷と同じ兵庫支部の吉川元浩と鎌田義、そして同期の原田幸哉である。

「魚ちゃん!」

 原田幸哉が、まるで自分が優勝したような表情で声をかける。ヘルメットのシールドを上げた魚谷が、嬉しそうに目で応える。
 その後エンジン格納を手伝ってくれている「尼崎最強伝説」をともに作っていく、吉川、鎌田とガッチリ握手。そして、地上派中継のヒーローインタビューを受けるため、ピットの隅へと小走りに走っていった。

Img_0810  けっこう遅い時間まで、ファイナリストたちはペラの調整を行なっていた。

 19時。もうすぐ10レースが始まる時間だというのに、ペラ室には市川哲也、池田浩二、笠原亮の3人がいた。誰も口を開かない。ガラス越しにヒリヒリした空気が伝わってくる。前半のピットでは明るかった市川も、いまは声をかけられないオーラを醸し出している。

Img_0843  同じく池田の表情もかたい。SGを2勝しているとはいえ、やはり地元SGとなると違ってくるものなのだろう。写真を撮ろうとカメラを向けたら、不意に視線が合った。他意はないのだろうが、睨むような鋭い視線であった。

 あまり姿を見かけなかったのが、1号艇の山本浩次。スタート練習が終わって軽くペラを確認したあとは、おそらく控え室に引っ込んでしまったようだ。

Img_0917  10レース発走と同時に、笠原のペラ調整が終わった。前半のピットでは、やや気負った気配がみえた笠原だが、レースが近づくにつれリラックスできているように感じた。そのへんは市川と対象的だ。もちろん、師匠の服部をはじめ、東海勢の選手たちからいろいろと声をかけられるのが、いい方向へむいているのだろう。
 陸に上がっている艇にペラを装着。ゴロゴロと艇を転がして、リフトの方向へと向かう。その顔をみると、やはり「への字口」になっていた。ボートも心も臨戦態勢が整ったのだ。

Img_0900  市川と笠原がペラ室から出て、しばらくして池田も調整終了。ところが、優勝戦発走まで1時間を切った時間に赤岩がペラの確認をはじめた。

 新兵の山崎哲司がペラ室の掃除をしている横で、念入りにペラゲージを使って確認する赤岩。ハンマーは使っていなかったようだが、試運転で何か気になるところがあったのだろうか。ただ、顔つきはいたって普通だったので、これが赤岩のルーティーンなのかもしれない。丁寧に、丁寧に、ペラを確認していた。

Img_0905  控え室から出てきた山本浩次は、やはりトボトボと歩きながらピットへ向かう。

 魚谷智之はいたって普通の感じで、ピットへ向かう。

 やや胸を張ってピットへ向かったのは市川哲也。

 池田と赤岩の愛知コンビもピットに。

 笠原亮はひととおりストレッチをしたあと、走ってピットへ行く。

 そうして十数分後、優勝戦は始まった。

 

 思えば、魚谷が勝つべくして勝ったレースであった。昨日の準優勝戦1着後の表情が、それを物語っていた。準優出に喜ぶものに対して、魚谷は「まだ戦っている者」の表情をしていたのだ。そこにはやはり意識の差があったように思う。いまの魚谷にとって、SGの準優戦は通過してしかるべきゲートなのであろう。

Img_6442  本日のピットでは、魚谷の集中力を垣間見る出来事があった。10レース「特選B」が終わり、展示ピットの方向へとむかって歩き出す魚谷。顔はキリリと引き締まっている。はたからみても集中しているのがわかる。完全な勝負モードだ。
 ところが数分後、魚谷がダッシュで展示ピットから戻ってきた。顔は苦笑い(左の写真がそのときに撮影したもの)。「何かトラブルか?」と思いきや、プロテクターをピットに持っていくのを忘れていたのである。

 これを「集中している」ととるか「緊張している」ととるかは紙一重。だが自分を笑うことできるというのは、自分自身が見えている証拠。おそらく究極にまで集中していたのだ。そして、その集中力は、優勝戦のスタートで、1マークで、炸裂した。

Img_1057  ヒーローインタビューが終わるとすぐに、魚谷は救助艇へ乗るように促される。水上ステージで優勝選手表彰があるのだ。
「魚谷選手、おめでとうございます!」
 救助艇に乗り込んだ魚谷に、報道陣の誰かが声をかけた。魚谷が満面の笑みを返す。 今節、魚谷が心の底から本当に笑えたのは、これがはじめてだったかもしれない。

 笑顔の魚谷を乗せた救助艇は、大勢のファンが待つ水上ステージへと走っていった。

 

(PHOTO・山田愼二 TEXT・姫園淀仁)


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蒲郡ラストクイズ!

どもですっ! 間もなく優勝戦! 蒲郡は次第に闇に包まれ始め、ビッグバトルのムードが漂ってまいりました。さあ、優勝戦前にクイズタイム! もちろん、優勝戦で熱狂したあとに、ゆっくりお考えくださいね。

Cimg33212 まずは第4問の正解から。赤枠のところに何が書いてある? が問題でした。で、これがいわゆる誤字だ、と。皆さん、誤表記をいろいろ考えてくださいましたねえ。「工具」という解答が多かったわけですが、みなさんの考えた誤表記は、けっこう笑い、感心させていただきました。みなさん、うまい! ただ、正解は「工具」ではないんですね。ヒントに「こう間違えた気持ちはわかる」とありますが、これがけっこうポイントだったかな、と。実は、この写真に正解となるブツが写っているんですよね……。

Cimg3321 正解は「定木」でした。正しい表記はもちろん「定規」。そして、左に写ってますよね、定規。この定規は木製、したがって「定木」。気持ちはわかるでしょ? 木製の定規は、たいていの場のピットにあります。選手たちは、モーターをボートに装着する際、水平に装着されているかをこの定規を使ってチェックしているようですね。ちなみに、右に写っているのは、でっかいハサミ。ハンドルとモーターを結ぶワイヤーを切るのに使われているようです。

正解者は、う~な~どんさん、お見事です! 完璧な正解ですね! おめでとうございます。

ここまでの得点表です!

1 う~な~どん 100
2 みゅあ 70
3 ウォリアーズ 50
4 ゆりこうたろう 20
5 どれみす 10
  りょうぽん

今回は難問が多かったせいか、正解者はこれだけ……。ラストクイズは3問出しますから、皆さん、逆転を狙ってください!

Cimg33962 ではラストクイズ①。これより先は、…………何?

これはノーヒント! 正解者には、40P!

Cimg33492 つづいてラストクイズ②。これ、誰のボート?

今節は、激しいレースが多かったこともあり、ボート変更が相次ぎましたね。変更までいかずとも、修理が必要なものも少なくなく、艇修理室はこのように大盛況となっておりました。この写真は2日目に撮ったもの。いちばん手前のボートは誰のものなんでしょうねえ……。正解者には30P!

Cimg32932 そしてラストクイズ③。ボタン(ランプ)がいっぱいあります。左上とその下を赤枠で隠しました。何と書いてある?

これもノーヒントでいきましょう。このパネルが何なのかに想像をめぐらし、お答えくださいね。ひとつ30Pで、両方正解なら60Pです。

締切は、明日3日の午後9時。正解発表は、明後日4日にいたします。蒲郡ラストクイズ、皆様、どしどしどしとご解答くださいね~。よろしくお願いします! そして、今節もありがとうございました!


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6日目前半のピット 早い始動

Img_0652_2  SG最終日の早い時間のピットには、少しのんびりとした空気が流れる。
 ほとんどの選手から優勝の権利がなくなっているし、あと1走か2走で管理下から解除されるからだ。専門紙の記者が減り、優勝戦出場選手が動き出すのが、もう少し遅い時間であることも「のんびり空気」に影響している。

 そして蒲郡のピットも、通常のSG最終日の雰囲気と同じだった。昨日や一昨日までに比べると、選手の動きもややおっとりしたものとなっている。もちろん、おっとりしているといっても、「キビキビ」動いていたのが、「キビ」になったくらいなのだが。……って、わかりにくいか。

 ただし、通常のSGとは少し違う動きもみえた。優勝戦出場選手の始動が早いのだ。14時すぎにペラ小屋をのぞくと、すでに魚谷が背中を丸め、うつむきながらハンマーをふるっていた。
 魚谷のまわりを囲むのは、坂口周、服部幸男、原田幸哉。もちろん偶然なのだろうが、なんだか東海の選手が魚谷を包囲しているような感じである。
 昨日と同じように、魚谷はやや怒りを帯びた表情をしていた。なんだか、感情を押さえ込むための「戦うための仮面」を装着しているような感じに思えた。
 おそらく、今日の魚谷も強い。

 

Img_0695  笠原は顔も体も少しこわばっているように感じた。口元に注目すると、なぜだか歯を食いしばっていた。それが笠原のクセなのかどうなのかは知らないが、ひょっとして必要以上のプレッシャーを感じているのかもしれない。

 ペラ小屋に入ると、笠原は師匠・服部の横にちょこんと座る。ふたりとも真剣なまなざしでペラをみているが、ときおり言葉を交わすと、少し笠原の口元がやわらかくなる。
 師匠がそばにいることは、笠原の精神的支柱となっていそうである。

 笠原につづいて池田浩二もペラ小屋に登場。いよいよもって、東海色が強くなる。ただちょっとペラを確認したら、すぐにどこかにいってしまったので、雰囲気はよくわからない。

Img_0681  1レースが終了して、艇の引き上げ作業。ここに赤岩と市川が登場する。

 赤岩は阿波勝哉のエンジン格納の作業を手伝っていた。赤岩も笠原と同じようにやや緊張している模様。そして色々とやることがあるようで、ピリピリしたオーラを身にまとっている感じがある。
 アワカツの作業の手伝いが終わると、赤岩もペラ室に登場。その後は整備室に移動して、丹念にペラを磨いていた。

Img_6353「(エンジンを)つけてないのオレだけ!? みんな早すぎるんだよなぁ~」
 このように語ったのは市川哲也。
 本当に今日の優出メンバーは動きが早い。市川以外の5艇は、すでに1レース発走前からエンジンが装着してあったが、市川がエンジンを装着しはじめたのは、2レース発売中。さすがSG4勝の実績を誇る名選手。余裕があるのだろう。

 その余裕は雰囲気にもあらわれていて、マスコミを含めた周囲の人間にかなり明るくふるまっていた。
 優出6選手のうち、前半戦のピットで笑顔が確認できたのは市川だけ。もっとも、あえて表情をやわらかくするようにつとめているのかもしれないが……。
 どちらにしろ、市川は緊張と上手につきあっているようである。

Img_0701  14時40分。控え室から山本浩次が出てきた。歩き方は昨日説明したような「トボトボ」。伏し目がちなアンニュイな表情も、初日からまったく変らない。

 テレビのインタビューが終わると、自分の艇のそばに行きペラを取り外す。そろそろ始動しはじめるようだ。隣を通りかかった、同じ中国支部の寺田が、山本になにか話しかけていたがやはり表情はまったく変らなかった。

(PHOTO・山田愼二 TEXT・姫園淀仁)


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艇王・植木通彦さんの引退報告会

2007_0902__0017 蒲郡競艇場の最寄りである三河塩津駅。今日、電車を降りてから競艇場への行列のなかで、多くの人たちがこう話しておりました。
「今日、植木来るんだよな」「うん。見られるかなあ」
 前回の桐生・オーシャンカップでも来場挨拶がありましたが、ここ蒲郡でもみんな待っていましたよ、艇王! 植木通彦さん来場での引退報告会!

 優出インタビュー前に昭和アーケード特設ステージで行なわれたこの報告会。開始前からステージの回りに詰めかけたのは超が付く大観衆。ステージから半径15mほどにファンがギッシリ詰めかけておりました。そして、植木さん登場で上がった大歓声。みなさん、ありったけの声で叫びます。笑顔の植木さんに、「いまから走れ!」との声も上がり、「今日はそういうんじゃないですよ」と、照れ笑いをしたあとに、「みなさん、20年間本当にありがとうございました!」と挨拶すると、これまた超が付く大歓声が上がったのでした。

 このあとは、おなじみ荻野アナウンサーが聞き手のちょっとしたトークショーへ。オーシャンでの報告会同様に、多少のどよめきは残しつつ、みなさん静かに聞き入ります。
「選手だった時代は、レースを走り、そして賞金をいただくのが仕事でしたから、このような選手インタビューやトークショーなどでも、みなさんの本当のありがたさはわかっていませんでした。辞めたいま、本当にみなさんに支えられてきたんだな、ありがたいことだなって、わかります。本当にありがとうございました」
2007_0902__0003  植木さんの言葉が切れると、拍手や歓声、そして「(優勝戦)7号艇で走れ!」などの惜別の声が上がります。それに「いやあ、そういうわけにはいかないんですよ(笑)」とキッチリ答える植木さん。このマジメなやりとりに聞き入っている場内も和むのでした。
 ファンから「優勝戦の予想は?」の声を受けて、「予想はともかく、みなさんどんな選手ですかね?」と荻野さんが振ります。すると、「そうですね、(1号艇の)山本くんは……………………人柄がいいです(笑)」に場内爆笑、「池田浩二とか赤岩は僕に対して厳しいレースするんですよ(笑)。いつかケリを入れてやろうと思ってました(笑)」とサービスも。もちろん「38歳で年が近い市川くんや、魚谷、山本……みんな頑張ってほしいですよ」とフォローも忘れません。
2007_0902__0035  登場から最後まで、「本当にみなさんに支えられて……」と繰り返していた植木さん。最後も「お子さんたちも楽しめるような楽しいレース場になるようにしていきたい」と語り、荻野さん曰く“競艇の伝道師”として、これからも活躍していく植木さん。これからの景気付けに一本締めを行ったあと、色紙やカメラを手に集まった多くのファン、ひとりでも多くに応えるべく、ペンを走らせ、笑顔を見せておりました。(PHOTO=中尾茂幸、TEXT=M)


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「魂のこもったレースを見せます」by赤岩――優出選手インタビュー!

 さあ行こう、最終日! 開門前から多くのファンが詰めかけていた蒲郡競艇場、ヒルイチのダブルイベントから、昭和アーケードに熱気が渦巻いておりました。まずは優勝戦デーおなじみの「優出選手インタビュー」からいってみましょう。カメラや色紙、さらにはお手製の横断幕(赤岩応援団でした)を手に、ファンが優出選手を待ち受けます!

1・山本浩次、2・魚谷智之、3・市川哲也、4・池田浩二、5・笠原亮、6・赤岩善生

2007_0902__0055  選手登場とともに上がる大歓声は、やはり地元の池田と赤岩がフルボリューム。ちなみに赤岩のほうがやや野太い、重低音の響き。「花は桜木、男は赤岩」(by開会式)、男気溢れる男性ファンの心をガッチリ、ですな。あと、久々のSG優出、市川にも大きな声援が飛んでおりました。
 さて、司会の荻野アナウンサーがモーターの様子を尋ねると、1号艇の山本から「いいですね」が連発。「乗りにくいので、その調整」とコメントした5号艇の笠原も、足自体はいいようなので、モーター足は各選手満足の仕上がりの様子。となると、気になってくるのは進入です。
山本「インです」
魚谷「2コース」
……ときて、一部予想では3コースからもつれるとの噂があり……
市川「まあ水面に出てからです。どこからでもスタートはできるようにはしておきます。カド? それも含めてですね」
池田「ピット離れはいいので……うーん、出きってしまえばコース取ることもありますが……」
やはりこの辺りになにかが起きそうですが……
笠原「4~6コースです。赤岩さんを入れないようにしたい」
と、笠原が核心を突くコメントをしたあとに、注目のこの人が登場。
赤岩「まだ、何も考えていませんよ。(場内から「地元だから遠慮しないでいいぞ!」との声がかかり、荻野アナ「遠慮するな、との声がありますが?」」まあ、遠慮するかどうかは、この顔を見ていただければわかると思います(ファン大歓声)」
赤岩は間違いなく動きそうですが、笠原も気合いの入った表情&声で「入れないようにしたい」と。これはもう、外勢の進入から気合がほとばしるレースになること間違いなし!

1  最後の最後、「全身全霊、魂のこもったレースを見せます」との赤岩の言葉が締めとなりました。再び立ち上がる大歓声! 再び大歓声でこの場に戻ってくるのは誰だ!?
 優勝戦まで、あと約6時間!(PHOTO/中尾茂幸、TEXT=M)


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6日目! 優勝戦!

おはようございます。モーターボート記念、いよいよ優勝戦です! 水面では、早くも笠原亮が試運転してますよー。今日は、天気予報では雨が降るかも、とのこと。現在は曇り空ですが、蒲郡競艇場にいらっしゃる方は、傘の用意などもお忘れなく。

2007_0831__0439 今節、選手班長を務めた大嶋一也。本当にご苦労様でした。多忙を極めつつ、昨日はピンピン! さすがの名人ですね。今日も、後輩2人が進出した優勝戦を熱く見守るでしょう。我々も大嶋選手とともに、盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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今日の阿波勝哉・外伝

『或るアワカツサンド中毒患者の呟き』

2007_0901__0005 「おいおい、なんで次郎の展示が65でアワカツが78なんだよ、次郎、チルト跳ねてねえべ、ってマイナスかよ、なんでマイナスで65で3度で78なんだよ、1艇身は負けてんじゃねえか、ならよぉ、同じ東京なんだからその伸びるペラの作り方教えてやれって、同じ東京だべ? パイレーツのお友だちなんだからさぁ、それからエンジンもこっそり交換してやれっての、アワカツの壊れてんだから、交換してやれよ次郎、どっちもF2で予選落ちしちまったんだしさぁ、次郎のエンジンとペラで3度にしたら、どんな展示になると思う? 50とか55だべ、それで走らせてやれって次郎、パイレーツなんだから、お、はじまったよ、いいよ、無理すんなよアワカツ、このままA1張ってたら笹川賞間違いないんだから、平和島なんだから、今節はもういいって、エンジン壊れてんだから、次郎も貸してくれないんだから、よくやったよ、そのポンコツでさぁ、お、周のヤツ、インなんか取りやがって、一緒に3度にしてアワカツをリスペクトするどころか、インかよ、う~ん、やっちゃうかアワカツ、そんな根性なしは早いうちに潰しとくか、チルト3度の怖さを教えてやるか、な、あ、でも無理はやめよ、な、来年の平和島で思う存分潰したろ、ん、そう、ゆっくり起こして、そっから伏せて、な、大丈夫、入ってる、行ける、よし、行げ~~~~!!!!!……………………………な、もういいから、東京帰ろ、平和島でチルトサンド喰お、な」


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MB準優・私的回顧

9R “何もしない”頭脳プレー

①田村隆信(徳島)
②笠原 亮(静岡)
③菊地孝平(静岡)
④市川哲也(広島)
⑤新美恵一(愛知)
⑥田頭 実(福岡)

2007_0901_09r_0007  進入の段階で、すでに勝利の女神は市川哲也に微笑みかけていたのかもしれない。スタート展示では12346/5。6艇全員がブイに殺到し、5号艇の新美恵一が「こりゃ付き合いきれん」という風情で身を引き回りなおしていた。他の5艇はかなり深くなったが、とりあえず笠原-菊地の静岡ラインは「絶対に譲りませんよ」と先輩にピシャリと宣告したわけだ。
 そして本番。再び456の外枠3艇がピットアウトから激しく攻めたてる。静岡ラインも「譲らないと言ったじゃないですか」とばかりに抵抗する。そして、スタ展と同じような隊形で2マークのブイを回ったとき、つ、と1艇だけが一抜けした。新美ではなく、4号艇の市川だった。このままでは12356/4。内5艇は追い風に背を押されて前へ前へと進み、市川だけが悠々と逆方向に艇を流している。
 ♪そっちの水はこ~わいぞ、こっちの水はあ~まいぞ。
 そんな童歌が聴こえてくるような市川の艇団離脱。深い進入を恐れた新美と田頭は、やがて歌に魅入られたように回り直して市川に追随した。
2007_0901_09r_0022  123/456。
 字面だけ見れば何の変哲もない進入だ。が、実際には天国と地獄ほどの差がある枠なり3対3になっていた。123////456、こんな感じ。12秒針が回って外の3艇が握り、窮屈そうな内3艇は90mあたりでやっと発進する。
 スリットは6艇ともに芸術的な鋭発だった。インの田村から08、06、04、02、06、07……! 韋駄天揃いの準優の中でもひと際「ミクロ戦士」たちが集結したレースではあったが、それにしても素晴らしすぎる。そして、この直後に残酷なまでのスローVSダッシュの助走較差が生じた。4カドの市川が伸びる伸びる。

2007_0901_09r_0044  あっという間にカド受けの菊地を叩き、そのままインの田村まで呑み込んでしまった。これで一議席が確定。バック2番手には連動した新美が浮上したが、超抜パワーの笠原が2マーク全速まくりで地元選手の野望を打ち砕いた。
 市川の頭脳プレー。勝因は多々あるが、やはり進入で大勢が決したと私は思う。全選手が少しでも有利なコースを獲りたい、と躍起になる中で、市川だけは何もしなかった。「4枠なのに6コースになるかも」というリスクを背負ってまで何もしなかった。そして、何もしなかったことで、これ以上は求めるべくもない理想的な4カドが転がり込んだ。冷静で老獪で勇敢な艇団離脱。賞金王決定戦を含めてSGを4度制した男の恐さ強さを、改めて思い知らされた。

10R 恐るべきパワー差し

①池田浩二(愛知)
②魚谷智之(兵庫)
③今垣光太郎(石川)
④服部幸男(静岡)
⑤湯川浩司(大阪)
⑥濱村芳宏(徳島)

2007_0901_10r_0020  9Rが展開のレースなら、この10Rはコース&パワーのレース。進入はオーソドックスな枠なり3対3、インの池田が楽~な130m起こしでスリットはほぼ横一線。こうなると、「コースの利VSパワー差」の勝負になる。池田が逃げて、魚谷が差して、今垣が握った。多くのファンが思い描いていたであろう1マークがそこにあった。3者ともほぼ完璧なターンだ。コースの利が大きければ123、それを打破するだけのパワー差があればこの着順は変動する。1マークを見届けた私のイメージは123のままだった。
2007_0901_10r_0041  が、そのイメージには大きな誤算があった。魚谷のパワーがケタ違いなのだ。完璧な先マイを打った池田にバックで並び、交わし、2マークで置き去りにしていた。蒲郡の2コース差しは届かないことで有名だ。今節も多くの猛者がこの難題に挑戦し、そのほとんどが克服できずに散っている。巧く回ってやっと2着、という映像が私の脳内にこびり付いていた。その映像を魚谷の凄まじいパワーが蹴散らした。
服部「内の2人にまったくスキがなかった」
今垣「内の2人に完璧なレースをされた。あれでは仕方がない」
 レース後の敗者のコメントが、池田と魚谷がいかにハイレベルなレースをしたかを的確に物語っている。そして、勝者でもあり敗者でもある池田は吐き捨てるようにこう言った。
「まだまだ、足りませんね」
 逃げた池田と、差した魚谷。勝った魚谷と負けた池田。両者はコースを変えて明日も剣を交える。相手のパワーがどれほど強烈だったか、もっとも痛切に感じた男のコメントだった。

11R 上瀧VSレッドロックパワー

①山本浩次(岡山)
②赤岩善生(愛知)
③川﨑智幸(岡山)
④瓜生正義(福岡)
⑤村田修次(東京)
⑥上瀧和則(佐賀)

 これぞ準優! 「準優」という言葉が教科書に載るなら、このレースを教材にしたい。そんなレースだった。進入は126/345。上瀧の前付けで内2艇はやや深くなったものの、激しくやり合うこともない折り合った進入といえるだろう。イン山本の起こしは105mあたり。楽ではないが、抜群の出足を誇る山本にとっては十分に克服できる範囲だ。
2007_0901_11r_0037  内3艇のタイミングはすべてコンマ19。外の3艇は少し遅れたので、スリットを過ぎて6艇が横一線に並んだように見えた。10Rと同じくコース&パワーのレースになったわけだ。
 そして、1マークですぐに10Rとの決定的な違いが生じた。山本が節イチ級のパワーで早々に抜け出したのだ。まあ、10Rの逆転がちょっと異質だったわけで、この山本のイン逃げがスタンダード。コースの利もパワーも上なのだから、山本はしっかりと回るだけでよかった。
「今節、はじめて緊張しました。(1マークで)赤岩君がどこにいるのかな~とか思って。赤岩君、もの凄く出てると思ってたんで……」
 レース後に山本はこう語っているが、3コースから握った赤岩は追い風に流されてバック3番手を追走していた。2番手・上瀧との差は2艇身ほど。態勢はほぼ162、つまりコースと同じ順番で落ち着こうとしていた。
 が、ここからがやばい。山本が緊張するほどのレッドロックパワーがここからフル回転したのである。不気味なまでの伸びと回り足で、ターンを回るごとに上瀧にじわりじわり迫る赤岩。2周1マーク、2艇が並んだ。完全なマッチレース。いや、4番手の川﨑も5艇身ほど後方で諦めた素振りはない。この熾烈な2着争いこそが準優の醍醐味であり、このレースはその魅力を惜しげもなく露出している。
2007_0901_11r_0054  2周2マーク、川﨑が最後のお願いで内に切り込む。これを上瀧が抱き込むようなターンをした瞬間、赤岩の大逆転の差しがズブリと突き刺さった。狙い済ました決め差し。が、決着はまだつかない。3周1マーク、先マイした赤岩の艇が先頭の山本の引き波に乗って左右にバウンド。その間に上瀧は渾身の差しを繰り出していた。再び併走。息を吹き返した上瀧が外の赤岩を牽制しながら最終マークに向かう。そして赤岩の差し場を殺すべく減速した瞬間、赤岩が握って上瀧を抱き込んだ。この抱きマイが丸々2周の一騎打ちの終焉を告げたのだった。
 ザッツ準優。死力を尽くして2着を奪い合った赤岩と上瀧に惜しみない拍手を贈りたい。嗚呼、それにしても山本、魚谷、赤岩、笠原……誰が節イチパワーなのか、すっかりわからなくなってしまった準優でもあったな。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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5日目後半のピット それぞれの表情

 ナイターSGの5日目は、照明が点灯するあたりから慌しく時間が流れ出す。

 17時。ぐっと体感気温が下がった。「そろそろやろうかな」といった具合に、上瀧や魚谷が艇にエンジンを装着しはじめる。水面に目をやると、赤岩と川﨑が試運転をしている。ようやく準優勝戦出場メンバーが始動をはじめられる気温と時間になってきたようだ。

Img_6161 係留ピットに視線を移すと、2人の男が体育座りをして、なにやら話し込んでいる。近寄って確認してみると、やはり85期から準優出した二人。田村と湯川である。

 記者は係留ピット内に入ることができないので、どんな話をしているかわからない。が、それにしても、よく話が尽きないものである。まあ、同じ釜の飯を食った同士。たとえ会話がなくても、一緒にいるだけで落ち着くのだろうけど。

Img_0051 1745分。係留ピットのボートの上で、赤岩善生がただひとりたたずんでいる。少し思いつめたような感じで、目線はどこか違う方向へとむいている。何か考え事をしているようだ。そして今考えることといえば、やはりエンジンのことしかない。

 数分後、ふと思い立ったように艇に装着してあったペラを外し、違うペラを取り付けだした。どちらのペラでいくかずっと悩んでいたようだ。

Img_0303  ペラ小屋は準優出メンバーがひしめき合っていた。今日の準優は9~11レースに組まれているため、このあたりの時間帯が最後のペラ調整の時間になるのだろう。服部はやはり定位置でペラを調整し、上瀧もゲージを使いながらペラを確認していた。

 1805分。8レースを終えた艇の引き上げ作業。鎌田義と湯川がじゃれあいながら出てきた。(9レース出走以外の)準優出選手もおおかた引き上げに参加していたが、村田修次はそれに参加せず、係留ピットでひとりペラをみていた。磨かれたペラに、水面の緑が反射して鈍く光る。眼光は鋭いのだが。

 1810分。予選トップ通過の山本浩次が水面に出る。前半戦のピットで書いた気配に、まったく変化はない。この御仁、気負いとかプレッシャーはないのだろうか。山本がマイペースを崩さないのに対して、まだペラが決まらないのか、村田がピットを走り回っていた。

Img_0552 1820分。今日はあまりピットで見かけることがなかった笠原とすれ違う。9レースに出走するため、本番ピットの方向へむかって歩いていった。

 気合の入ったときの笠原は、口が「への字口」になり、少し泣き顔になる。さっきすれ違ったときの表情は、まさにそれ。

 1825分。笠原に続いて、10レース出走予定の魚谷が展示ピットへむかって歩いていく。笠原が泣き顔なら、魚谷はやや怒りを帯びた顔。こちらも完全にレースモードに入っている。

 1830分。9レースの準優一発目が発走間近。瓜生はまだペラをやっている。

 準優勝戦にむかう1時間半。大雑把に時系列で追うと、このようになる。競艇は、人との勝負であり、エンジンとの勝負なのだが、時間との勝負の面も大きい。限られた時間をいかに有効に使うか。それが勝負を分けてくる。

 結果論なのだが、今回はピットでバタバタしていた選手ほど準優で不本意な成績に終わったように思える。

 

Img_0490  9レースが終わり、伝家の宝刀を抜いた市川が引き上げてきた。レース前から周囲の人間に明るく話しかけるなど陽気な感じの市川だったが、レースもまさにご機嫌な競走となった。コンマ02の全速スタートを決めてカド一撃である。長い間SGの準優戦や優勝戦では見ていなかったが、これこそが市川のスタイルだ。

 ヘルメットを取ったあとの面持ちはそんなに崩れていないが、やはりうれしそう。まずは菊地に歩み寄って、「ゴメンな」とあいさつ。

 すると、同じレースで4着に敗れた田頭が市川に話しかけてきた。

「放おらんやったねぇ」

 笑顔でうなずくと、市川は無言でフラッシュの光の中に消えていった。

 後の記者会見では「かなり緊張していた」と語った市川。レース前にそんな感じは微塵もなかったのだが、あとあと考えてみると、周囲の人間に話しかけながら気を紛らわしていたのかもしれない。

 2着の笠原は「ヘの字口」が真っ直ぐになり、スッキリした顔になっていた。昨年の桐生・MB記念や、福岡・ダービーのときには「どうしようもない」という絶望的な雰囲気を漂わせていた。しかしあのころの悲壮感はどこにもない。笠原は完全に自信を取り戻している。 敗れた菊地の表情は固く、田頭は満足げな顔。スタートで放った(結果、Fにならずに済んだ)田村はサバサバした感じで引き上げていった。

Img_6191 10レース。1着になった魚谷は、水面に上がってもなかなかヘルメットを取らない。すぐさま同期の原田幸哉が駆け寄ってきて、おしりをパンッと叩く。

 しばらくしてヘルメットを取った魚谷だが、あまり笑顔はない。優出記者会見でも、淡々と記者の質問に答える魚谷。それは「戦いを終えた男」の表情ではなく、「まだ戦っている男」の面構え。準優を突破した魚谷は、すでに優勝戦に目が向いているのだろう。

Img_0571  一方、2着に敗れた池田浩二は、悔しさをあらわにしていた。

 ピットに上がってくるとすぐにヘルメットを脱ぎ、「くっそ~!」と顔に書いてあるような苦笑い。
 記者会見馬でも水を一口飲んだあと、

「あ゛~!」

 という、声にならない声をあげていた。優出できた喜びよりも、魚谷に差された悔しさのほうが大きいようである。

Img_0632  そして11レース。さすがのマイペース・山本も、表情はやや上気しているように感じた。なんでも「今節、はじめて緊張した」らしい。そんな気配はどこにもなかったが、山本の内面ではプレッシャーが押し寄せてきていたのだろう。

 2着の赤岩は、なかば放心しているような気配。すべてを成し終えた、充実した放心だ。そして赤岩よりも嬉しそうな表情をしていたのが、地元・愛知の大先輩である大嶋。山本の艇の引き上げを手伝っていたのだが、心の底から喜んでいるのがわかる笑顔であった。

 笑顔、スッキリした顔、無表情、悔しい顔、上気、放心。

 幸せの形がそれぞれ違うように、優出選手がみせた表情はそれぞれ違った。

 明日の優勝戦。いったい誰が、どのような表情をみせてくれるのだろうか。

(Photo・山田愼二 Text・姫園淀仁)


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速報 モーターボート記念優勝戦メンバー確定

大熱戦の準優勝戦が終わり、優勝戦のメンバーが確定いたしました。全員がSGウィナー! 地元愛知からも2人が準優を突破しました。歓喜を味わうことのできるのは、果たして……。優勝戦は明日2日の12Rです!

1号艇 山本浩次(岡山)SG2V
2号艇 魚谷智之(兵庫)SG2V
3号艇 市川哲也(広島)SG4V
4号艇 池田浩二(愛知)SG2V
5号艇 笠原亮(静岡)SG1V
6号艇 赤岩善生(愛知)SG1V

※念のため主催者発表をご確認ください。


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緊張と緩和 5日目前半のピット

2007_0901__0158  13時すぎ。ここ最近の東京の涼しさに比べると、蒲郡のピットは南国のように暑い。屋根があるので直射日光はあたらないが、そのぶん湿気が外へ抜けずにピット内に充満している感じがする。今節、いまだに「ず抜けたエンジン」が生まれていないのも、この蒸し暑さが影響しているように思えてくる。

 ガラス張りのペラ室をのぞいてみた。中には、顔に汗を滲ませた男たちが十数人。
 誰がいるかを確認してみると、濱野谷憲吾、山崎智也、松井繁、鳥飼眞、白井英治、寺田祥、……と、豪華な顔ぶれがずらり。

 で、「あれ? 誰が準優に乗ったんだっけ?」と出走表に目を落としてみると、惜しくも準優出を逃したメンバーたちばかりだった。

 敗者戦になると、ピリピリムードも若干なごんでくるものだが、そんな甘い雰囲気はない。予選落ちになった悔しさを晴らすため、たとえ敗者戦といえでも全力で取りにいこうとしているのだ。今日のメインイベントは準優勝戦だが、彼らビッグネームの敗者戦にも注目してほしい。

2007_0901__0048  敗者戦にかける選手に混じって、準優10Rに出場する服部幸男がペラ室でペラを叩いていた。

 どの競艇場でも、服部は常にペラ室にいる印象がある。エンジン整備よりもペラで調整するタイプだからなのだろうが、部屋の主といった感がある。この難しい気温だからこそ、早い時間から微調整を繰り返していくのか、それとも初手からペラ室にこもるのが服部のルーティーンなのか。とにかく、いつもの服部と、何の変化もない。緊張などとはまったく無縁なようである。

2007_0901__0485  ペラ室のすぐ向かいには、準優メンバーの艇が止まっている。そのボートにもたれかかるように会話をしていたのは、85期のSGウイナー2人。田村隆信と湯川浩二だ。
2007_0901__0651  その表情は平穏そのもの。ときおり笑顔がみえるのは軽口を叩いているのだろう。もはやタイトルを獲った二人にとって、SGは緊張する舞台ではないのかもしれない。その後、二人で整備室に移動して、いっしょにエンジン台帳を確認していた。顔のつくりはまったく違うが、仲のよい兄弟のような風情であった。

2007_0901__0555  田村と湯川の二人から目を切ると、水面から上瀧と今垣の二人が上がってきた。けっこう珍しいツーショット。横に並んで整備室へ向かいながら、何か話をしている。どちらも寡黙なイメージのある選手だが、今回は今垣が身振り手振りをまじえながら上瀧に何かを伝えていた。ともにエンジンを徹底整備するタイプだから、エンジン関連の話だったのか。表情は真剣そのものだ。

 14時。水面やピットで唸っていたエンジン音がピタリと止む。すると今度はピットにいるテレビクルーたちが慌しくなる。前半の作業が一段落した準優出場選手を捕まえて、コメントを取るためだ。
「村田選手、すいません」
「瓜生選手、お願いします」

 そんなちょっとした喧騒の中、ボートにエンジンを設置する川﨑。すると夢大作さんが寄ってきて、川﨑とにこやかに談笑していた。それにしても川﨑の表情は豊かだ。やんちゃ坊主がそのまま大人になったような感じで、表情がコロコロと変る。

 

2007_0901__0125  成績がいい選手は、顔を上気させ、ピット内を意気揚々と風を切るように歩くことが多い。
 なのに、予選トップ通過の山本は「ボケーッ」とした表情で、なで肩で足をズるような感じで歩くため「トボトボ」という擬音がよく似合う。バター顔系のオトコ前なのに。

 ほんと、山本は不思議なオーラをもった選手である。インタビューの受け答えなどを見ていても、気負ったところがまったくない。その雰囲気をしいて言葉にするならば、やはり「癒し系」といったところか。
 いや、SG2優勝の選手にむかって、「ボケーッ」とか「トボトボ」とか「癒し系」というのは失礼なのだろうけど――。おそらくこれが山本の自然体。ひさしぶりのSGで、準優戦が近づくにつれ、どのように表情が変わっていくかが少し楽しみである。

 湯川「浩司」は同期と一緒で、山本「浩次」が自然体なら、そわそわした感じだったのは池田「浩二」。ペラ室に入ったり、整備室に入ったり、ピット内をうろうろしていた。

2007_0901__0024  こちらの「こうじ」も山本と同じく、準優1号艇である。しかも地元SGの。走りなれた水面だからこそ、逆に緊張しているのか。それともやることがたくさんあるので、あちこち動き回っていて、心の中はリラックスしているのか。私には前者のようにみえたのだが、はたして。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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仮面ライダー!

悪いヤツらが、世の中に悪を蔓延しようと、蒲郡競艇場から計画をスタート。このままでは、世界の平和が侵されてしまう……でーんおーーーーー!

Cimg3393  というわけで、本日、仮面ライダー電王キャラクターショーが行なわれました。それにしても、あれですね、仮面ライダーも私が子供の頃からずいぶん変わりましたね。何しろ、電王ったら、なんだか言葉使いが荒っぽい。そんでもって、仮面ライダーが全部で3人登場! 電王は赤なんですが、青も緑もいるんですね。緑がいちばん正義の味方っぽくて、青はキザなヤツ。うーむ、時代は変わる。変わらないのは、「チームのリーダー(主人公)は赤」ってことくらいですか。

Cimg3394 ショーは、小物のワルいヤツ登場→電王が退治→小物が「ゴメンゴメン」→大物のワルいヤツ登場→電王、裏切られる→ワル軍団、大喜び→緑が登場して、電王を救出→電王が小物を追いかけて消える→唐突に青が登場して、緑とともに大物退治→電王が小物をやっつけて、めでたしめでたし……という感じの、よくできたショートコント……もといショートストーリー。私は、ついWWE(アメリカのプロレス)を思い出しちゃいましたねえ。

Cimg3370 ま、そんなことを考えていたのはもちろんワタシだけ。会場を埋め尽くしたチビッコたちは、電王がピンチになれば「でーんおーーーーー!」、ワルを退治するときには「がんばれーーーーーー!」と、開会式で山崎智也に浴びせられた以上の歓声を送っておりました。今節、もっとも大歓声を受けたのは、仮面ライダー電王で決まりですね!(←これが電王ですよ)

本日は17時30分から第2回公演がありますよ~。(K)

Cimg3383

(←途中、急にステッカーを配り出すなど、チビッコに媚を売り出した小物ワル。いい味出してました)


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久々! グルメ情報in蒲郡

皆様、大変ご無沙汰しております。体重100kg超、競艇場グルメ評論家を自認しております、K記者でございます。え? ご無沙汰じゃない? いやいや、グラチャン、オーシャンとグルメ情報はお休み。というわけで、こうして競艇場グルメ記事を記すのは、ずいぶんと久しぶりのように感じる今日この頃、なのでございます。今年に入ってのSGは、平和島、住之江、戸田、桐生と、すでに訪れたことのある競艇場ばかりでした。グルメ情報については、重複する可能性も多々ありということで、前回、前々回はお休みしたのですね。しかし、今回は取材班としては初めて訪れる蒲郡! もう、張り切ってメシ食いましたよ、毎日毎日! 実は私、最近5kgほど痩せたのでありまして、これを期に徐々に徐々に減らしていこうかと思っているのですが、もうそんなことなど忘れて、食いまくりました、蒲郡で! はい、前口上はこれくらいにして、蒲郡グルメ情報、いきましょう!

Cimg3326

Cimg3327 

蒲郡といえば、まずはやっぱり、ここを紹介しなければなりませんね。そうです「昭和アーケード」です!

――やっぱり懐かしい、まったく新しい――う~ん、おっさんとしては郷愁をそそられる、そんなイベント通り「昭和アーケード」。昭和の香りを思い切り漂わせる演出で、さまざまな食を提供してくれるわけです。今年は10月8日までですよ~。

Cimg3317 僕が懐かしかったのは、もう、これに尽きますね。オリエンタルカレー! 子供の頃、我が家のカレーといえば、オリエンタルカレー。母親が作るカレーの味が、まざまざと思い出される、感激の一品であります。いやあ、ガキの頃を思い出すなあ……と呟いたら、Nカメラマンは「オリエンタルカレー? 知らん」、H本記者も「初めて聞きましたよ~」。え? オリエンタルカレーって、メジャーじゃないの? 私の故郷は長野県塩尻市で、ここは文化としては名古屋圏に近いから、知ってるってだけ? というか、オリエンタルカレーって、中部限定? まあ、何にせよ、昭和アーケードでぜひ食ってみてください。懐かしい味、ってのは間違いないですから。

Cimg3318 非常にお気に入りになったのは、亀城庵のさぬきうどん。いわゆる、ぶっかけうどんってヤツですな。このだし汁が、清涼でコクがあって、美味すぎ! 多少甘めな感じですが、しつこい甘さではありません。量がちょっと少なめなので、もう何杯でもいけそうな絶品うどん、本当は温玉ぶっかけを食いたかったのですが、玉子が品切れ中で、発狂せんばかりに残念でありました。あのだし汁とうどんと玉子をからめて……あぁ、後でまた行こうっと!

Cimg3325 発狂しそうだったといえば、これ!「世界の山ちゃん」といえば、もはや有名店ですね。その山ちゃんの手羽先が、昭和アーケードで食せるのです。で、これをH本記者と一緒に食ったのですが、二人とも「ビ、ビ、ビ~~~~~ル!」と悶え苦しんだのでした。このスパイシーな手羽先とビール、うぐぐぐぐ、最高の組み合わせですよ、これは! しかし、我々は仕事中で、飲むわけにいかん。しかし、飲みたい。この手羽先を食ったら飲まずにはいられない。でも、飲めない。ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ! しかも皆さん、昭和アーケード内のビール販売所では、あのムーンライトエンジェル(ラウンドガールなどを務めてますね)がアテンドをしてるんですよ! おねーさんからビールを受け取りたい、そして手羽先とともに味わいたい、しかし仕事中……ぐわぁぁぁぁぁぁぁ! と、発狂寸前になるうまさでした。山ちゃんではどて丼も売ってますが、これもなかなか美味。ただ、個人的には常滑のどて丼のほうが好きかなあ。

このほか、昭和アーケードには焼きそばやお好み焼き、トトまる焼き(甘味ですね)、駄菓子屋など、さまざまな味を楽しむ屋台が出ています。ぜひ足を運んでみてくださいね~。

Cimg3366 蒲郡グルメは、もちろん昭和アーケードだけじゃございませんよ! オススメは、回転寿司! なんと蒲郡には、「回転すっしー」(そのまんまだ)という名の回転寿司屋があるのです。

競艇場に回転寿司? 大丈夫? などとおっしゃる向きもあるかと存じます。何を隠そう、私もそうでした。しかし、なめたらあかん! これがもう、実に美味!なのであります。街中の回転寿司にも劣ることのない、味わい深い寿司が味わえるのです。なんでも、街中の寿司屋さんの支店、というウワサですね。

Cimg3368

Cimg3367 面白いのは、お皿の色。白、黒、赤、青、黄、緑……そうなんです、艇番の色と同じなんですね。そして、白=110円……緑=630円と、艇番が大きいほど豪華な皿。艇番と値段がほぼ対応していると考えていただいて、いいんじゃないですかね。これもまたビールが欲しくなるわけですが、ぜひお試しいただきたい寿司でございます。あ、今回はまだ行ってないのですが、この回転寿司の隣の店のきしめんも絶品です。こちらもぜひ。

というわけで、今日これから蒲郡にいらっしゃる方、明日の優勝戦を観戦に訪れる方、蒲郡グルメは盛りだくさんで皆様を待っておりますぞ。ビール片手に、ぜひお試しくださいませ~。ああ、ビール飲みたいよ~。(K)


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お待たせしました、クイズです

どもどもどもどもっ! 昨日は大変失礼いたしました。現在時刻、13時40分くらいですが、クイズ、今日は早々と出題させていただきます! では、まいりますよ~。

Cimg33212 装着場の壁にかかっていました。赤枠で隠した部分にはなんと書かれている? これが問題!

まず、それほどひねらずに考えていただいて大丈夫だと思います。ただし! なんと、ここに書かれている文字は、いわゆる誤字。「VOW」ってご存知ですか? あれでいえば、ガハハハハと笑い飛ばすネタになりそうな感じ。まあ、こう間違えた気持ちはわかる、っていうか。

……てなあたりをヒントとして、書かれている文字をピッタリ当ててください! 締切は、明日2日の午後6時。正解者には、40P差し上げます! 今回もよろしくご解答を!


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5日目!

おはようございます。モーターボート記念、準優勝戦! ベスト18の激戦バトルデーでございます。あ、準優勝戦は9~11Rですので、ご注意くださいね! 蒲郡は、暑いっす! ゆうべは非常に涼しかったのに、一夜明けたら夏に戻ったようです。今日から9月なんですけどね!

2007_0831__0292 山崎智也と守田俊介。大笑いしながらすれ違っていました。

2007_0831__0370 市川哲也と齊藤仁。出走選手控室のほうにある係留所から並んで歩いてきました。

2007_0831__0633 石野貴之&赤坂俊輔の90期コンビと山崎智也。エンジン吊りを待つ間のショットです。

というわけで、珍しい組み合わせの写真を掲載してみました。同県・同期だけが戦友ではない、のですね。

それでは、本日もおおいに盛り上がってまいりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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サムライたちの表情――4日目、後半のピット

2007_0831__0026  12R。バックで、外に今垣光太郎、内に池田浩二で併走となった。こうした場合、SGクラスなら内が断然有利。池田が1等、今垣が2等で態勢が固まるかと思われた。しかし、2マークで池田が大きく流れた! 差した今垣が前に出る。これでほぼ決着はついた。1着・今垣、2着・池田。今垣は2着では準優が危なかっただけに、幸運な1着とも言えた。
 ピットに戻ってきた池田は、出迎えに対してはまず苦笑い。しかし、上瀧和則が声をかけにくると、途端に表情がなくなった。そして、悔しさが滲み出てきたのである。おそらく、上瀧は慰めの言葉をかけたのだろう。それに対して、ヘルメットを脱いだ池田は、首を捻って応えていた。上瀧が、ふっと微笑む。それは、失敗を悔いてみせる後輩がかわいくて仕方がない、という感じのスマイルだった。同じレースを走った瓜生正義が近寄ってくると、再び苦笑いを見せてはいたが、しかし気分が晴れた様子は少しもなかった。
2007_0831__0116  一方、今垣光太郎は……なんとまあ、こちらも思い切り渋面を作っていた。池田から少し遅れて、控室へと戻ろうとした今垣は、僕と目が合った瞬間、悔しそうな風情で思い切り顔をしかめてみせたのだ。もし、それが2着に敗れた後だったら、「やっちゃいました」と翻訳できただろう。しかし、今垣は逆転で1着をもぎ取ったのだ。準優のピットも、奪い取ったのだ。だというのに、その表情。おそらくは、納得のいかない機力と、それがゆえのスッキリと勝ち切ったとは言えないレースへの不満が、その表情の答えだと思う。
 勝者も、敗者も、同じ顔をすることがある。勝負というものは、まったくもって奥が深い。

2007_0831__0038  池田に笑みを見せていた上瀧和則の動きが、ちょっとだけ気になった。あ、ちょっと待った。動き、ではないな。上瀧の行動というか……いや、動いていないんだよなあ……ようするに、意外な場所に長く留まる上瀧を見つけて、首を傾げてしまったのだ。
 上瀧がいた場所は、整備室に隣接した喫煙室。ここは、整備中あるいはペラ叩き中の選手が、休憩をする際に使用する場所であり、そうでない場合はたいてい、ピット奥の選手控室にいるというのが彼らの行動である。そりゃあ、リラックスしたいときには、仕事がすぐそばにある場所よりは、のんびりとできる控室のほうが適しているに決まっている。
 だというのに、上瀧は喫煙室にいたのだ。ちらちらと様子をうかがってみると、整備をしている様子はない。もちろん、出走するレースはすでに終わっている。普通ならば、控室にいるはずなのだ。それなのに、上瀧は喫煙室でじっとしている。他には誰もいない。ただ上瀧だけが、喫煙室のソファに座って、動かないのだ。
 勝負師は、時に孤独を求めるものなのか。実を言えば、上瀧はボーダーライン上にいて、11Rや12Rの結果次第では次点に終わる可能性があった(結果的に18位で予選通過となった)。もしかして、あのときの上瀧は、運命の宣告を一人、待っていたのか。それを受け入れる覚悟を胸に携えながら。だとするなら、この男はやっぱり、サムライだ。

2007_0831__0435  準優突破が確定したあとに、気づくのは遅きに失するというものであろう。川﨑智幸が、実にいい雰囲気なのだ。それを認識したのは、JLCの準優進出選手のインタビュー収録を見て、だったから、本当に遅い。もっと早く気づくべきだろ、ほんとに。
 どんな雰囲気かというと、他の準優組よりも、はるかに肩の力が抜けているのである。長嶺豊さんとも、時に爆笑を交えながら、談笑しており、これが明日に大一番を控えている選手か、とまで思えてしまう。それくらいにリラックスしており、まさしく百戦錬磨の渋さを発見してしまうのだ。あれだな、うん、ここまで気づかなかったのは、まさしく初日から同じような雰囲気だったからだろう。予選道中はどうしても、愛知勢の気合とかに目が行ってしまうから。まあ、言い訳でしかないが、明日の川﨑には要注意だ。思えば、川﨑と上瀧は、60期の同期生。サムライのあり方は、人それぞれということか。

2007_0830__0048  笠原亮も、いい雰囲気だぞ。彼は、負ければ素直に悔しがり、勝っても反省を忘れない。また、好調のときには声が弾み、不調に喘いでいるときには自嘲気味の言葉を発したりもする。まさしくピュアな男だし、また調子の良し悪しが表に表われやすい男ともいえる。もちろん、それは彼の強さのヒミツだ。
 9R、今節2本目のマクリ一撃で、2勝目をあげた笠原。実に見事なレースぶりで、アシは完全に仕上がったようだ。レース後、「カッコよかったっす!」とすれ違いざまに声をかけると、笠原は照れたように、しかししっかりとした表情で、ニッコリと笑って頭を下げた。もし機力やレースぶりに手応えがなかったら、笠原はきっと「たまたまです」とか言っただろうから、この笑顔は明らかに、好調の証。A2落ちの屈辱も浴びた笠原だが、完全復調と見てよさそうだ。

2007_0831__0636  7R、ヒヤリとするシーンがあった。菊地孝平と西島義則が2周1マークでもつれ、菊地の頭上を西島の艇が通過するような形になったのである。グラチャンで、やはり西島と上瀧がもつれたシーンと酷似した2艇の交錯。あのときの上瀧は、ケガを負っている。
 ピットには、いつもと変わらぬ菊地がいた。まずはホッとする。明日の出走も問題ないようで、早々と準優進出選手としてのコメントを出してもいた。だが、やはり気になる。控室へ戻ろうとする菊地を、つかまえた。
「大丈夫っす! バッチリっす!」
 まずは元気一杯に応えた。これで完全にひと安心。しかし、続く言葉は、僕を震えさせた。
「マジで、死ぬかと思った……」
 それほどまでに、危険な場面だったのか……。そう言った菊地は、おそらく僕の前に何人にも聞かれたのだろう、ちょっとばかり「それを言わせないでくださいよ」とでも言いたげな苛立ちを浮かべていた。「だから、ツイてましたね」、そう菊地は笑ったが、僕にはとても笑うことなどできなかった。気分を入れ替えて、明日頑張って、そういうのが精一杯。我々には、ただただ無事にレースを終えることを祈るしかない……。

2007_0831__0060  2・3着条件だった今日、3・3着。わずかなところで、山崎哲司は準優進出を逃してしまった。
「やっぱり、昨日、だよなあ。こうなるもんだよなあ……」
 昨日、とは、先頭を走りながら坂口周に逆転を許し、2着に敗れたレースだ。あれが1着だったら、準優に届いていたのだから、間違いなく逆転されたことが運命を分けた。それが「自分の失敗だった」のだから、後悔はなおさら大きい。
 しかし、今節でテツは間違いなく、大きな糧を得た。
「自分のペラをもっと信じるべきだったなあ……。池田さんのペラが出てるんで、それを参考にさせてもらったりしたんだけど、でもここ(蒲郡)のお盆開催で使ったペラを煮詰めて煮詰めてやればよかったんですよね。自分で、あれが限界だと思ってしまったから……」
「やっぱり、経験が足りなかったんですよ。SGに出てる人は、本当にバランス良くて、調整を見つけるのが早い。うん、やっぱりこんなにバタバタしてちゃ、いかんのですよねえ」
 テツはたいしたヤツだ、と思った。予選を終えてすぐに、こうして自分と向き合い、何が足りなかったのかを具体的に表現することができる。それはまぎれもない、強者の資質なのだ。けっこう逞しいヤツだなあ。今節、中尾“師匠”茂幸カメラマンとの関係もあって、何度か話はしたけれども、今日、初めてそう思った。もしかしたら次のダービーで、いきなりさらに強いテツを見られるかもしれない。

2007_0831__0295  さて、結局這ったままで予選を終えてしまった気になる山崎智也。後半はほとんど、姿を見かけることはなかった。賞金王の勝負駆けと言われて臨んだ今節。結果を出すことはできなかった。だが、ここで終わる智也ではないことは、競艇ファンの皆さんのほうがご存知のはず。明日も、明後日も、気にさせてもらいます。気を落とさずに、がんばれ智也!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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熱闘!競艇甲子園! 4日目速報

『蒲郡・都市伝説?前半に怪奇現象が!!』

 さすが競艇甲子園!これぞ競艇甲子園!という奇妙な現象が前半戦で起こった。気付いたのは5Rで市川が戦慄の前付け逃げを決めた後だった。あまりの大穴に脱力状態と化し、ホケ~~ッと1Rから勝った選手の地区をおさらいしてみると……
1R…九州(吉田)
2R…四国(森高)
3R…東海(新美)
4R…近畿(魚谷)
5R…中国(市川)
2007_0831__0491  見事に別地区の選手が勝ちあがっている。でもって、もし6Rでぴったり6地区パーフェクトになるとすると……関東の選手が勝てば達成だ。いや、達成というより、MB記念の性質上そうなるのではないか……6レースには②齊藤仁と④濱野谷憲吾が参戦している。この流れからすれば、勝つのは両者のうちのどちらかだ!
 ちなみに2着選手も調べてみると、【近畿、関東、中国、九州、東海】とこれまたすべて別地区!! あとは四国だけなので、関東-四国で決まる!!!? と思ったら、6Rの四国の選手はいなかった。
 と、とにかくこの奇妙な流れに気付いたのも何かの縁、関東の選手をアタマにしよう。勝つとしたら、もちろんピンピン勝負駆けの憲吾だ。そう、この流れは憲吾が勝つための布石なのだ!! 
 と私は当初の予想(平田◎)に、憲吾のアタマ舟券も加えてしこたま買った。そして……齊藤仁が勝った。チャンチャン。

『F2田頭、火の玉Sで19人ゴボー抜き!』

 今日の勝負駆けをおさらいしておく。昨日の18位以上から脱落したのは東海1(原田)、四国1(烏野)、中国1(寺田)、九州1(白水)の4選手で、逆に19位以下から逆転の準優進出を果たしたのが東海1(新美)、近畿1(今垣)、中国1(市川)、九州1(田頭)の4選手。数的にはなんとなく帳尻の取れた交代劇ではあったが、同地区の当事者たちは複雑な思いでお互いを見つめあったことだろう。
2007_0829__0266  今日一番の番狂わせは、九州の田頭実だった。さすがF3でコンマゼロ台を連発してGIを制した男。F2なんかヒヨッコ程度にしか思っていないのか。前半4Rはコンマ08のトップSで2着、後半10Rはコンマ05!!!!!で勝ってしまった。この10Rはインの濱野谷憲吾がFを切っての「恵まれ」勝ちなのだが、Sを張り込んでいたからこその1着。とにかくF2持ちで、昨日(コンマ07!)から3連続ゼロ台は凄すぎるぞ、田頭!
 そうそう、昨日の1着も「恵まれ」だった。驚異のS力&強運で昨日の35位から16位に浮上、奇跡の予選突破を果たした田頭は明日も要注意だ! おまけとして、田頭がF3で地元の記念を制したときの回想コメントを添えておこう。
「あの時はF3だから優勝できたんです。F1、F2だと気持ちがはやり過ぎて起こしも早くなりますからね。で、どこかで放って惨敗したはず。F3だから慎重に起こしてすべて全速で行けた。優勝はある意味F3のおかげでしたね」
 F3だからGIを優勝できた……恐ろしいセリフだ。しかし、とすると、田頭が今節優勝するには、もうひとつFが足りないのかっ???

ハードボイルド・チルト3
『今日の阿波勝哉』

 伸びない。どうしても伸びない。
 昨日、痛恨の勇み足でF2の身の上になった阿波だが、伸びさえくればF3も辞さずに攻める男である。が、2Rの展示タイムは6・63……3号艇の森高と同タイム、1号艇の平石にもコンマ02しか“貯金”がないようでは叩けるはずもない。スタート展示では、5コース西島の方が優勢に見えたほどだ。
2007_0829__0025  実戦、2Rは全艇が慎重なスタートだった。インの平石がコンマ29、これを物差しにしたように以下25、27、25、26で、阿波も申し合わせたように27……。昨日のFがなければ、今節のもどかしい伸びでもコンマ10程度のSでまくりきれただろう。もっとも、阿波のFがなければ平石ももっとSを張り込んだか。内5艇の緩~いスタートは「怖い阿波がFを切ったからなぁ」という安堵の表れなのかもしれない。
 スリット同体、10m進んでもほぼ同体。ここでもはや阿波パターンは息絶えた。阿波に代わって5コースの西島が敢然と握って回る。十八番を奪われた阿波は「もはやこれまで」と舳先をターンマークに向けた。なんとなんと、阿波としては実に珍しい最内差しだ。
 もちろん、まくらないアワカツなんか見たくはない。本人も屈辱の差し回りだったろう。が、「どんな無様なレースをしてでも着に絡みたい!」という悲痛な叫びが聞こえるような差しに、私は言葉を失った。
 そして、その差しが一瞬だけ決まったかに見えた。他艇がゴチャグチャやりあっている間に、阿波が内からソロ~リ。バック先団は仲口と森高だが、阿波にはインの利がある。2マーク、阿波は最後の頼みとばかりに先マイを打った。チルト3度の急旋回に、艇が軋んで跳ね上がる。これもまた、悲鳴のようなターンだ。やっとサイドが掛かってギシギシと前進しはじめたときには、差した森高、仲口はおろか握った山崎智也にも競り潰されていた。終わってみれば、6着……苦境は続く。伸びがこない限り、明日もあさってももどかしい展開を強いられるだろう。
「それでも、明日の2Rも阿波の舟券を買って、阿波だけを見続けよう。明日はトップ18が抜けた敗者戦。伸びがなくてもS一撃で……」
 アワカツ中毒患者である私は、今晩もうわ言のように呟き続ける。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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準優メンバー決定!

 明日の準優メンバーが決定しました! 王者・松井に憲吾・智也は脱落したものの、ポールポジションの田村、池田、山本はじめSGウイナーがずらり15人!! レベルの高~いセミファイナルになりましたよ~!
 なお、準優はナイターということで9~11Rに行われます。くれぐれも間違いのなきように!

9R

①田村隆信(徳島)
②笠原 亮(静岡)
③菊地孝平(静岡)
④市川哲也(広島)
⑤新美恵一(愛知)
⑥田頭 実(福岡)

10R

①池田浩二(愛知)
②魚谷智之(兵庫)
③今垣光太郎(石川)
④服部幸男(静岡)
⑤湯川浩司(大阪)
⑥濱村芳宏(徳島)

11R

①山本浩次(岡山)
②赤岩善生(愛知)
③川﨑智幸(岡山)
④瓜生正義(福岡)
⑤村田修次(東京)
⑥上瀧和則(佐賀)


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クイズ休載のおわび

どもでございます。えー、本日のクイズでございますが、昨日「明日出題」と申し上げたにもかかわらず、休載させていただきます。こちらの都合で申し訳ないのですが、本日超多忙につき、取材が充分ではございません。明日、いつもより早い時間帯に改めて出題、更新いたしますので、本日につきましては、どうかご了承いただきますよう、お願いいたします。

本当に申し訳ございません。


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強者の勝負駆け――4日目、前半のピット

2007_0830__0294  松井繁にとって、勝負駆けという状況はどんな意味をもっているのだろう。
 王者と呼ばれるほどの男にとって、4日目を準優当確で迎えることは、何の不思議も感じない当然のことである。むしろ、今日のように2・3着条件で臨むことのほうが訝しく思えたりもする。モーターを抽選で決めたり、生き物のように相場が安定しないペラが重大な要素だったりする競艇においては、松井であろうと予選道中を苦戦してもおかしくないのに、常に上位で当然と思われてしまう松井繁という存在。もちろん、王者の宿命、である。
 では、簡単とは言えない条件を強いられている松井が、パンパンに張り詰めてピットにいるのかというと、そうではないから驚かされたりもする。懸命の整備を続ける齊藤仁が、松井と足合わせをしていた。二人して係留所に戻ってくると、仁はボートを降りるや猛ダッシュで松井のもとに駆け寄り、松井がアドバイスらしきことを始める。神妙に聞き入る仁、真剣に言葉を投げかける王者。組み合わせの意外性も含めて、不思議な光景のように思えた。勝負駆けに対峙しているはずなのに……。
 その10数分後、松井は鎌田義と額をつき合わせるように、話し込んでいた。鎌田は1Rで転覆していて(体のほうは「問題ないっす!」とのこと)、モーターを洗浄し、ようやく組み直しが終わって再装着していたのだが、そこに松井が歩み寄ったかたちだ。ときに、声をそろえての大笑いも聞こえてくるから、深刻な話をしていたわけではなさそう。松井は、ペラを手に何度か歩き始めては、また鎌田のもとに戻って会話を続け、そして爆笑……。松井と鎌田はよく行動をともにしているが、それにしてもやっぱり不思議な光景。勝負駆けに対峙しているんですよ、彼は……。
2007_0830__0386  王者ともなれば、勝負駆けなどという概念は、ほとんど意味をもっていないのか。常に確勝を求められるのだから、得点とか勝ち上がりなどとは別次元で戦っているということなのか。おおいに考えさせられた、今日の松井繁……。

2007_0830__0234  松井とは対照的なのが、菊地孝平だ。菊地は、ボーダー6・00と想定すれば、準優当確。もちろん、予選2位という好ポジションにいるだけに、準優の好枠を狙って少しでも上位の着順がほしいところだが、しかし胃がキリキリと痛むような思いとは無縁のはずである。だが、今日の菊地は「思索モード」に入っていた。菊地がここ一番で見せる、もはや周りなどいっさい目に入らないがごときの、物思いにふける姿。レース直前だけでなく、ピット内を移動している際にも、そんな様子なのだ。まさしく、頭脳というコンピュータがフル回転している状態。聡明な菊地孝平を象徴するワンシーンでもある。
 こんな彼をもっとも見かけることができるのは、やはり優勝戦や準優勝戦だ。そして最近では、条件つきの勝負駆けに臨む日も、時折見かけるようになっていた(昨年の浜名湖グラチャンでは初日からだった)。そんな菊地が、当確マークをつけた今日も見られた。これが菊地の進化なのか。それとも……。残り2日の菊地孝平が楽しみになった。

2007_0829__0313 「ダメだーっ」
 後ろから聞き慣れた声が聞こえた。振り向くと、平石和男。こんな言い方はおかしいけれども、満面の苦笑いだ。2R、1号艇を活かすことができず、ほぼ終戦という状況に、平石は笑うしかなかったのだろう。
「簡単に期待を裏切っちゃってねえ……」
 自嘲気味にそう言う平石に、どんな言葉をかけていいのか、わからなかった。渾身の勝負を実らせることがかなわなかった戦士に、何を言ったらいいのだろう。いや、それはこちらの考え過ぎかもしれない。平石は、困ったように顔をしかめた僕を見ても、苦笑いが……いや、むしろごく普通の笑顔になっていたのだから。本人にとっては気持ち的にも決着がついていて、だからこそ“自嘲することができる”状態になっていたのかもしれないのだ。これもまた、勝負駆けの真実、かもしれない。

2007_0830__0211  勝負駆けだからなのか、整備室に意外な顔があった。瓜生正義である。瓜生は予選3位。アシ色は相当よく見えているのだが、いったいこれ以上何が必要なのか。しかも、本体を調整しているのだから、驚くしかなかった。僕がピットにいる間に、その真相を確かめることのできる余裕がなかったことは申し訳ないが、12R登場の際には、部品交換状況などに注意してほしい。
2007_0829__0832  本体整備をしていたもう一人は、吉川元浩。1着、2着という好発進ながら、その後の停滞により、今日は2着条件。一転して、苦しい戦いを強いられることとなった。初日あたりには「悪いところがない」という機力コメントだったのだが、変調があったのだろう。ある意味、今日の前半、もっとも忙しそうにしていたのが吉川である。これが報われれればいいのだが。
2007_0829__0684  忙しそうといえば、今垣光太郎がピット内を走っているところを何度か見かけた。これはもう、いつもの光ちゃん。試運転、整備室、装着場などの間を駆け回っているのが、光ちゃんスタイルなのだ。ただ、いつもと違う、特にシリーズ前半と違うのは、手にペラを持っていた点。もう本体に手をつけるところはない、ということかもしれないと思った。2着条件も、1号艇ならクリアは難しいことではない。

2007_0831__0310  さて、勝負駆けと関係ない一日を過ごすことが寂しすぎる気になる山崎智也。先ほど、平石のことを記したが、その後、彼が歩み寄ったのが、智也のところだ。ペラを装着する智也と、平石は談笑。しかし、平石が去った後の智也はすーっと表情を硬くしていった。間違いなく、現状に納得していない智也がそこにいた。やはり、男っぽいのだ、智也は。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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4日目!

おはようございます! モーターボート記念予選最終日、4日目でございます。いわゆる勝負駆け、でございます! 蒲郡は、朝は涼しかったのですが、先ほど雨が降り、上がって太陽が出てきて、蒸し暑いっす。

2007_0829__0799 さて、本日一発目は、中尾カメラマンの写真の弟子、山崎哲司を取り上げます。昨日10Rは、1マークで鮮やかなマクリ差しを決め、バック先頭に立ったテツ。しかし、2周1マーク、坂口周にまさかの逆転を許してしまっています。レース後、ピットに戻ってきたテツは、唇を噛み締めていました。誰が見ても、悔しさを押し殺していることがわかる、そんな雰囲気だったのです。

その直後、そんなテツにお呼びがかかります。JLCの展望番組のインタビュー。あのレースのあとに、彼が何を言うのかが気になり、近くで様子を眺めていました。意外というか、当然というか、テツはハキハキと、小気味良くインタビューに応えていて、ついさっき味わった悔しさを表に出すことはなかった。これはこれで感心したものです。

ところが。インタビューを終えたテツは、モーター格納のため、整備室に駆け出します。そのとき、僕とすれ違いざま、テツは僕に向かって、思い切り顔をしかめてみせた。それは、「くっそー! やっちゃいました! くっそー!」とでもいう心の声が聞こえてくるほどの、悔しさを露わにしたものでした。そうだ、テツ、悔しいときは思い切り悔しがったらいいんだ。僕は、まだ癒えぬ悔恨を素直に表わしたテツに、深く感銘を覚えていましたね。なぜなら、その表情こそが、テツがこの先さらに強くなることの証のように思えたからです。これが、若者らしさのように思えたからなのです。

今日は、2・3着条件の勝負駆け。決して楽な条件ではないし、予断は許しません。でも、仮に失敗してもいい。テツには、次のダービーだってあるんだから、そこでリベンジをすればいい。今日はただただ、思い切りのいいハツラツとしたレースを見せてほしい。そこに結果がついてくれば、さらにいい。そう思っています。ガンバレ、山崎哲司。中尾師匠も応援してますぞ。(PHOTO/中尾茂幸)


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男気の交歓とレース前の戦士――3日目、後半のピット

2007_0830__0415  今節、この男の名前を何度か書いてきた。SGは3節目、僕にとっては地元の選手でもあるが、正直これまで大きな注目をしてきたわけではない。だが、前回のオーシャンカップ、そしてこのMB記念を通じて、彼には何度も感嘆させられてきた。
 齊藤仁だ。
 濱野谷憲吾の総理杯優勝祝勝会では、角谷健吾らとともに、ステージ上で踊り狂うパフォーマンスを見せた、ひょうきんものの齊藤仁。ピットで挨拶を交わすときなど、陽気な顔を見せてくれて、そのイメージはあの祝勝会の彼とも重なるものだ。
 一方、彼はオーシャンでも、MBでも、整備室の主になっている。序盤はもうひとつの成績であるのは、2つのSGに共通している。そして、コツコツと整備を続け、成績を上げていくことも。今日もかなり遅い時間帯まで、整備室に姿を見かけた齊藤仁。そのかたわらに熊谷直樹がいて、アドバイスを送っているようだったのにも痺れた。男気の交歓、と言うべきか。明日は1・1着条件と、厳しい勝負駆けの齊藤仁。精一杯応援させてもらおう。

2007_0830__0305  愛知勢の気迫は、「熱闘!競艇甲子園」でも書いたし、ピット記事にも何度か書いているが、その代表格といえる原田幸哉は、出走する12Rの直前……というか、展示ピットに係留しなければならない11R直前まで、試運転を続けていた。
 10R前だろうか。いったん陸に上がった原田に、笑顔で近づいたのは上瀧和則だった。上瀧は、まさに11R出走で、これから展示控室のほうに向かう途中のようだった。
「どうだ?」
 原田に声をかける上瀧。ヘルメットをかぶったままの原田の声は、少し離れた場所にいた僕には、ハッキリとは届いてこなかったが、上瀧が笑顔を保ったまま「うん、うん」と聞いていたのは確認できている。懸命の調整、試運転を延々と続けている幸哉を、上瀧も気にかけていたのだろう。この二人が仲良く話しているところは、正直初めて見たわけだが、期も年も地区も違ったって、上瀧は男気を発揮することができる男だ。ここにもまた、男気の交歓を見たと思った。

 ところで、上瀧といえば気迫あふれる男というイメージが浸透していると思うが、原田と別れて展示控室のほうに向かう姿は、比較的淡々としているものである。不思議な気もするが、それが上瀧なのだ。
 展示控室、あるいは出走控室に向かう選手の様子は、十人十色でなかなか面白い。そのタイミングというのは、すなわちレースがすぐ間近に迫った時間帯。緊張感も高まり、闘志は燃え、数分後数十分後のレースを頭に思い浮かべる時間帯でもある。
2007_0830__0164 ●辻栄蔵……10R前、スキップするようにぴょんぴょんと跳ねながら、時に体をひねってほぐしつつ、控室に向かっていくのを見かけた。辻は時折、こういう姿を見せることがある。
●三嶌誠司……普段は陽気に声をかけてくれたりする三嶌だが、控室へと向かう際には視線を下にグッと落とし、一点を見据えて、真っ直ぐに歩いていく。一歩一歩の踏み込みは強く、ひたすら気合を感じさせる。
2007_0830__0192 ●瓜生正義……肩をいからせて歩いているように見えるのはなぜなのか。肩を回しながら歩いていたりすることもあるからなのか。顔つきは、それほど厳しくなく、リラックスしているようにさえ見えることもある。
●今垣光太郎……整備をしているときの彼は、とにかく動きが素早い。小走りで駆け回っているところも、しょっちゅう見かける。ところが、出走前に控室へ向かう光ちゃんの足取りは、実にゆっくりなのだ。あまりに対照的で、最初はちょっと驚いたほど。今日も12R前には、ゆっくりと歩いているところを見かけていて、いつもの光ちゃんだ、と嬉しくなったりもした。
●松井繁……かつて、僕は植木通彦さんのピットでの様子に「悠然」という言葉を使ってきたが、これは王者に引き継いでもらおう。今日の8R前は、あたりを見回すような仕草も見せていて、しかし風格は離れた場所からもハッキリと感じられるほどなのだから、さすがの王者だ。
●仲口博崇……気合満点なのは、この人。特に勝負が懸かったレースでは、かなり力強い踏み込みで、やや早足ぎみに、歩を進めている。気合入りすぎ?とも思えることもあるが……。今日の11R前は、口元に笑みが浮かんでいるようにも見えて、やや余裕を感じさせていた。
2007_0830__0271 ●服部幸男……ともかく、真っ直ぐ。視線は真っ直ぐ、歩様も真っ直ぐ。哲人の面差し、なのだ。ある意味、もっとも近寄りがたいオーラを出しているのは、レース前の服部かもしれない。10R前も、もちろんそんな服部だった。
 ……ざっと記してみたが、いかがだろう。普段のギャップを感じさせる選手もいれば、イメージそのままの選手もいる。ただひとつ言えるのは、レース直前の彼らには決して声をかけようとは思えない、ということだ。つまり、「自分の世界に没入している」という点は、全員に共通しているのである。戦いの前だから当然のことだが、そんな彼らを眺めていると、僕は本当に幸福な気持ちになる。

2007_0830__0052  さて、なんと、予選突破はほぼ絶望的になってしまった気になる山崎智也。そういう先入観をもって彼を見るせいか、どうしても元気がないように見えてしまう。明日はピンピンで2点足らず……奇跡は起きないものか……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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熱闘!競艇甲子園! 3日目速報

『地元愛知勢、荒ぶる』

2007_0830__0368  競艇甲子園、今日は愛知勢が不利な枠順に入るケースが多発していました。まるで、地元だというのにシード権を奪われてしまった、そんな風情。
2R 6号艇 大嶋一也
5R 6号艇 原田幸哉
6R 6号艇 都築正治
8R 6号艇 池田浩二
 3人がSGウィナーという愛知の顔、都築もここまで懸命の調整と試運転を続けている。そんなメンバーが、今日は試練の一日を迎えたのであります。
 ……いや、もしかしたら試練などではなかったかもしれない。これは、
「地元の気合、闘志を満天下に知らしめる!」
 という演出だったのかもしれません。彼らの見せた走りは、そういうものだったのです。
 まずは2R。大嶋一也ですから、当然のことながら、動きます。これは想定の範囲内。ただし、去年の当地周年記念の優勝戦で、上瀧和則を相手に一歩も引かずインを取り切った森高一真がこの2Rでは1号艇でしたから、「2コースまで」というのが多くの見解ではなかったでしょうか。大嶋は、そんな予定調和をぶち壊すべく、一気に回り込んで森高のハナを叩いた。そして、インを奪い取った。それはまさに、地元の大将ならではの気迫だったと言っていいでしょう。
2007_0830__0278  5R。ここも幸哉が、アウトで納得するはずがない。今節、誰よりも強い思いを抱いて蒲郡入りした幸哉です。ただでさえ得点状況が楽ではないのに、ほいほいと6コースに艇を引くわけがありません。もちろん、内枠勢もいくら幸哉だからといって、すんなりコースを明け渡すわけがない。結局、幸哉は4コースまでしか入ることはできませんでしたが、ひとまず意地を見せつけることはできたと言えるでしょう。
 6R。一般戦では積極果敢に内を狙う都築ですが、外からでも勝負になる男です。しかも、ここは阿波勝哉が2号艇に入っていた。黙っていても、5コースには入れるのです。ところが、都築はタダで手に入る5コースなどいらん、とばかりに、大きく回り込みました。そして、くるりと舳先を向けた位置は2コース! 3号艇・中村有裕、4号艇・山崎智也、5号艇・瓜生正義は、たしかにそれほどムキになってコースを主張する選手ではない。その気になれば、取れておかしくない2コースではありました。それでも、大嶋、幸哉に続くかのように、内へと潜り込んでみせた都築には、「愛知には都築正治がいるんだ!」と高らかに叫んでいるかのような、熱いものを見たような気がします。
2007_0830__0240  最後は8R。これは、本当に驚いた。池田浩二が、SGで前付けをしたシーンなど、どんなに記憶を掘り起こしても思い出せない。いや、もしかしたらあったかもしれませんが、ここまで印象的な進入は、ハッキリと見たことがないのです。何より、スピードターンが武器の池田は、内にこだわるタイプではない。蒲郡競艇場が発行している出走表を見ると、池田浩二の6コース回数は29回。これは、3コースや5コースと遜色ない回数なのです。つまり、特に枠なり偏重のSGにおいては、アウトから勝負してきたことの証。その池田がなんと2コースを奪い取ったのですから、驚くのが自然というものでしょう。ちなみに、3号艇には王者・松井繁がいました。スタート展示で2コースに池田が入ったとき、本番で松井がそれを許すかどうかが気になったのですが、それはまさしく杞憂というもの。池田は本番ではさらにハッキリと内への意欲を見せて、2コースを取り切ったのです。

 それぞれの成績は、ここではあえて書かないこととします。なぜなら、この前付けの連発が実ったかどうかよりも、地元水面で見せた気迫こそが尊いと信じるからです。こうして意地を見せるということが、充分にライバルたちへの威嚇となる。それも含めて、彼らの地元SGに懸ける思いが、緑のカポックの動きに凝縮されていたのです。

『本日の阿波勝哉withチーム・チルト3』

 前半のピット記事にも書きましたが、この日はチーム・チルト3(急遽、勝手に結成させていただきます。メンバーは、阿波、テラショー、石野、坂口です)にとっては、厄日になってしまいました。
 1Rでは、スタート勘がまったく見えていなかった坂口周がドカ遅れ。2Rでは、阿波勝哉がフライング。阿波は6Rにも登場しましたが、F2を背負ってしまったことの影響か、今度はドカ遅れでした。
2007_0830__0179  さらに。9R。石野貴之もフライングを切ってしまいます。このとき、石野はチルト0・5での出走でした。そこで切ってしまったFは、今後の石野にチルト3を履くことをためらわせるのではないか……F自体も痛恨には違いありませんが、石野のチャレンジ精神をも蝕んでしまいそうなことが、あまりにも残念でなりません。
2007_0830__0013  もちろん、Fを切ったとしても、石野はチルト3を試すかもしれないし、阿波も待ちに待ったアワカツマクリを見せてくれる可能性はあります。10R、坂口周が勝利をあげ、嬉しい水神祭をあげました。この勝利自体、厄払いになったかもしれない。チーム・チルト3に勢いを取り戻したかもしれない。そして、坂口はこうコメントを出しています。「(5号艇の)明日は、もちろんチルト3でいきます」。拍手! 大拍手!
 チーム・チルト3の挑戦は明日以降も続く。まずは、阿波に初日が出てほしいのですが……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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本日の水神祭

2007_0830__0003  宵闇が競艇場を包む10R、水神祭が出ましたよ! 主役は、坂口周! 前半の1Rでチルト3に挑戦し、ドカ遅れのスタートで苦笑いを見せていた“メグ”(選手仲間にそう呼ばれてました)が、1号艇で登場の10Rはチルトを戻し、見事な勝利です! 1周1マークでは、山崎哲司のマクリ差しを浴びましたが、諦めずに追いかけて、2周1マークで逆転の差し。SG5走目にして、初1着をもぎ取りました。

2007_0830__0010  水神祭は、レースの直後。東海地区の先輩である大嶋一也、都築正治、菊地孝平、坪井康晴、赤岩善生らに、平石和男、瓜生正義も集結し、盛大に祝福します。平石さんは、「なんで俺がいるんだ、って突っ込まれちゃうかも」とか笑ってましたが、“松阪つながり”と強調してました。意味をおわかりの方、教えてください。
 というわけで、さあ行こう、水神祭。ウルトラマンスタイルで持ち上げられた坂口を、せーのでドッボーーーーーン! 誰かが「飛んでけーっ!」とか叫んで投げられた坂口、漆黒の水面の遠くのほうまで吹っ飛んでました。おめでとう、メグ!
2007_0830__0015  岸まで泳ぎ着いた坂口を、都築が救い上げようとするのですが……誰だ! 背中を押すのは! 都築は最初から「俺が先頭だと落とされるから、大嶋さんお願い」と警戒していたのですが、いざ坂口に手を伸ばすと、案の定! 犯人は、赤岩善生でした。坂口が陸に上がると、都築と赤岩のおっかけっこ! ダハハ、祝福の儀式は、みなが高揚しているのですね。

2007_0830__0016  というわけで、びしょ濡れでJLCの勝利者インタビューに出演したのをご覧になった方もいらっしゃるでしょう。儀式に立ち会った報道陣などが、さらにインタビューをも取り巻いて、はじめと終わりに大拍手を浴びせておりました。もちろん、ワタクシも!
「いやあ、ホッとしました」
 改めておめでとうと声をかけると、そう言って顔をクシャクシャにしたメグ。いつも書いていることですが、これはあくまでもスタート地点。予選突破は厳しい状況ですが、残り3日も、そして今後も、SGをその名の通り、駆けメグってください! 本日はおめでとうございます!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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勝負駆け情報! 3日目終了得点状況

 3日目が終了しました。明日は予選最終日、勝負駆け。ボーダーを6・00と想定すると、準優当確はわずか2人と、混戦気配であります。

1 山本浩次(岡山)5・5着
2 菊地孝平(静岡)★当確
3 瓜生正義(福岡)★当確
4 田村隆信(徳島)5着
5 笠原亮(静岡)5着
6 上瀧和則(佐賀)5着
7 池田浩二(愛知)4・4着
8 赤岩善生(愛知)5着
9 濱村芳宏(徳島)5着
10 村田修次(東京)4着
11 湯川浩司(大阪)4着
12 魚谷智之(兵庫)3・4着
13 寺田祥(山口)4着
14 烏野賢太(徳島)3着
15 原田幸哉(愛知)3着
16 白水勝也(福岡)3着
17 服部幸男(静岡)3・3着
18 川﨑智幸(岡山)3・3着
18 三嶌誠司(香川)3着
20 山崎哲司(愛知)2・3着
21 松井繁(大阪)2・3着
22 新美恵一(愛知)2・3着
23 吉川元浩(兵庫)2着
24 今垣光太郎(石川)2着
25 市川哲也(広島)2着
26 仲口博崇(愛知)2・2着
27 中野次郎(東京)2・2着
28 大嶋一也(愛知)1着
29 辻栄蔵(広島)2・2着
31 中村有裕(滋賀)1・2着
32 熊谷直樹(北海道)1着相手待ち
33 平石和男(埼玉)1・2着
34 白井英治(山口)1着相手待ち
35 田頭実(福岡)1・2着
37 濱野谷憲吾(東京)1・1着
39 齊藤仁(東京)1・1着
41 西島義則(広島)1・1着相手待ち

 これは激しい星の潰しあいになりそうですね。明日も熱いレースになること、間違いなし!


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クイズ、本日は正解のみです。すみません

どもどもどもっ! 本日は緊急メンテナンス、失礼いたしました。お詫びついでと言ったらなんですが、クイズ、本日は正解のみでございます。申し訳ございません。第4問は、明日出題ですので、しばしお待ちを~。

Cimg33442 というわけで、いきましょう。まず1問目。赤い枠のところにはな、何が……?でしたね。これ、「何がある?」ではないところがポイントのつもりだったんですが、わかりづらかったですかね。なぜ「何が……?」で留めたかといいますと、これに続くのは「いる」だからなんです。「何がいる?」ですね。うーん、やっぱりわかりづらかったかもしれませんね。

Cimg3344 正解は、「ネコ」でありました。おい、お前はどこから迷い込んできたんだ? ネコは涼しいところを探し当てる名人だといいますから、夏の暑い夜、爽快な場所を探して、蒲郡のピットに忍び込んだんでしょうね。でもお前、人間に見つかる前に帰りなさいよ。ここは勝負の場、ネコには危険なものもたくさんあるからな。……あ、競艇にはまるで関係のない答えでしたね。ま、夏の夜の珍事、ということでひとつ。それにしても……みゅあさん、お見事! そんなわけあったんです! 素晴らしい!

Cimg33222 続いて2問目! 赤枠の下は何と書いてある?でした。後で「3文字」というヒントを出させていただきましたが、ご覧いただけましたでしょうか。なぜヒントを出したかというと、「よく聞く言葉なんだけど、あまり使う機会のない」言葉があったからでありまして、周囲の文言から賞金関連のものであるのはわかるけれども、正解が出にくいかなあと思ったからであります。3文字、となると、最後の一文字は「室」とか「所」だろうと想像できますから、残り2文字もひょっとして……ということでした。

Cimg3322正解は「賞典室」でした。賞典を辞書で引くと、「褒美として与えるもの」とあります。賞与、と考えていいでしょうね。そして競艇においては、賞金という意味でもありましょう。ちなみに、未確認なんですが、この部屋は今は使われていないようです。今って、賞金は振り込みなんですよね。かつてはレースが終わると、ここで稼ぎを手にして、家路についたものと思われます。このあたり、明日にでも確認しておきます。

というわけで、今回は全体的に難問ですかね。明日の問題はどうなるか……、ともかくお楽しみにお待ちくださいませ!


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競馬ジョッキー 予想トークショー

Sn2_3157 本日のイベントは競馬ジョッキーによる予想トークショーでした。

佐藤哲三、福永祐一、川田将雅ジョッキーの3名が来てくれました。

なんと佐藤ジョッキーは競馬会に【競艇倶楽部】なるものを設立したそうです。福永、川田ジョッキーもこの倶楽部に強制参加?させられたみたいですね。

Sn1_3808 川田ジョッキーの予想は“先生”である佐藤ジョッキーに教えてもらっているそうです。

【3連単】4-5-流し

まだまだ競艇場に来た回数も少なく全て“先生次第”という予想が何時かは自分の予想に変わるときが来るでしょう。その時は穴党なのか、本命党なのか、どうでしょう?

Sn1_3813 福永ジョッキーはお父さんが競艇大好きで琵琶湖競艇場に“福永ルーム”があったそうです。

予想は 1-4-2 1-4-5

男らしい2点予想です。

彼のスタイルは本命を厚めにドッカーンと買うそうです。

そして穴目を元金程度になるように押さえるようです。

Sn1_3815 佐藤ジョッキーはSG開催で良くお目にかかりますが、相当好きなんでしょうねぇ~!

魚谷選手と対談もされたみたいでファンになったとか。

さて、佐藤先生はどんな予想でしょうか…

2-4-5 4-2=5 4-1=5

先生らしい予想とでも言いましょうか、鋭いですよね。

先ほどレースが終わりましたが、結果は1-4-6でした。

予想的には皆さん外れていますが舟券は別なはずです。誰かが押さえているかも…

それはそうと、カメラマンNの予想はこのレース初的中です!!

今後も期待を!          〈記事と写真=カメラマンN〉


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チルト3の憂鬱――3日目、前半のピット

2007_0829__0813  1R。チルト3を履いた坂口周が、思い切り引いた位置からスロットルを握る。
「あら、遅いんじゃない?」
 ピットの記者席で見ていた佐藤正子さんが、その瞬間に呟いた。現役を離れたというのに、選手を経験された方の見立てには驚嘆させられる。そのとおり、坂口はスリットに近づいていっても、内の艇団から遅れたまま。コンマ53というドカ遅れのスタートで、チルト3の威力を発揮できないまま、スリットで戦いを終えた。
2007_0829__0667  なんとか守田俊介をかわして5着で入線した坂口は、ピットに戻ってくると、「ぜんぜんダメ」と言いながら苦笑いを連発した。出迎えた菊地孝平や坪井康晴も、苦笑い。といっても、それはそれは優しい苦笑いで、坂口を癒そうとしているものだったのは間違いない。ようするに、スタートがわからなかった、のだ。スタート展示はコンマ27のフライング、本番はコンマ53の後手。たしかに、伸びアシはすごい。坂口も試運転でその手応えはつかんでいたからこそ、本番でもチルト3に挑んだ。しかし、レースには、スタートという要素もある……。このじゃじゃ馬を乗りこなしてきたミスターチルト3の偉大さが改めて実感された瞬間だった。
2007_0829__0149  ところが……。続く2R、そのミスターチルト3も蹉跌を味わわされる。阿波勝哉、痛恨のフライング。コンマ06の勇み足。赤坂俊輔もコンマ02のスリットオーバーで、全体的に速いスタートだったことで、出し抜きたい阿波もレバーを握る勘が狂ったのか。ちなみに、佐藤正子さんは「置きにいってたもんねえ……」とおっしゃっていた。もしかしたら、阿波はすでに認識していたのかもしれない。
2007_0829__0633  ピットに戻った阿波は、まず競技本部まで走って行き、おそらく説諭を受けて装着場まで再び駆け足。エンジン吊りを手伝った関東勢に頭を下げて回り、最後は同じレースに出ていた選手代表の大嶋一也のところにいって、深々とお詫びをした。大嶋は、気にするな、というふうに、右手をあげて応えた。菊地が、さっき坂口にも向けていた優しい苦笑いを阿波にも向けていた。やっちゃいましたね、そんな風情はきっと、阿波の心を軽くしたはずである。
 一連の“チルト3の憂鬱”を見ながら、複雑な思いはどうしてもぬぐえなかった。レースを、いや競艇自体を面白くするはずのチルト3ブームが、一方でその扱いの難しさゆえに、こうした痛々しい状況を生むこともあるということ。チルト3は禁断の果実なのか……。しかし、僕は主張したい。エキスパートである阿波はもちろん、チャレンジした坂口も素晴らしい! だから、これがムーヴメントの逆風にならないことを祈りたい。そのためにも、チルト3チャレンジャーたちを称えたい! 坂口、頑張れ! 阿波、このあとも超絶ストレートを見せてくれ!

2007_0829__0897  革新的な必殺技に挑む若者の姿は清々しいが、一方で円熟のベテランたちの貫禄も粋な美しさをたたえている。2R、進入で動いた6号艇の大嶋一也だったが、その際、2号艇の平田忠則が水をもらうことになってしまった。外から動いたのは、4号艇の田頭実もそうだったし、平田自身も抵抗する動きを一瞬見せていたから、決して大嶋だけがその事態を生み出したわけではなかったが、レース後の大嶋はヘルメットを脱ぐ間もなく、平田のもとに駆け寄った。何かを話しかけ続け、最後に右手をあげて謝意を示す。選手代表、今節最年長のベテランが、まだ若手の部類に入る80期の平田に頭を下げる。なかなかできることではあるまい。そして、これこそが長きにわたって激戦を戦い抜いてきた者の潔さ、であろう。まさしく、武士、である。そんな大嶋に対し、平田はむしろ恐縮ぎみ。そりゃそうである。ということは、こうして後輩に謝ることが、牽制にもなっているのか。ともかく、そこには歴戦の強者だけが醸し出せる奥深さがあった。
2007_0829__0318  時間は前後するが、1R前のこと。装着場では、平石和男がかがみ込んで、ペラを装着していた。彼はBOATBoyが誇るライターさんでもあり、だからピットで会うたび、軽快に挨拶をかわしてくれる。今日ももちろん、笑顔を見せてくれている。その場を少しの間離れて、再び戻ってみると、平石のもとには熊谷直樹がやって来ていて、真剣な表情で話し込んでいた。で、これがまた嬉しいのだが、僕の姿を認めた熊谷は、会話の最中だというのに会釈をくれる。もちろん僕は恐縮して、ペコペコと必要以上に会釈を返したりしてしまうのだが、彼のこうした男っぽさにはひたすら敬服するしかない。
 で、驚いたのは、二人の会話はかなり長い間、続いていたことだ。選手同士がレースの合間に装着場などで交わす会話は、もちろん時間も内容もさまざまだが、それほど長くは続かないように思える。整備、調整に忙しい時間帯の会話だから、まずは必要なことを集中して話しているのだろう。だというのに、延々と、しかも真剣な表情で話を続ける平石と熊谷。彼らだからこそ分かり合える、ベテランならではの話があるということか。そんないぶし銀たちのすがたは、とにかく素敵なのだ。

2007_0829__0798  一気に話の方向性が変わるが、えー、ハツラツとした若者は気持ちがいい、というお話です。モーターを吊る架台置き場のあたりに突っ立っていたら、山崎哲司が架台を運ぶため、やって来た。中尾カメラマンの写真の弟子ということで、中尾氏をアゴでこき使っているワタシにも仲良くしてくれるわけだが、ふと僕の腹を見て、ツンツンと突き始めた。「メタボ~! メタボ~! やばいっすよ、これぇ~!」。いや、テッちゃん、メタボどころじゃありません。何しろ、ワタシ、山崎哲司2人分の体重ですから、はい。「マジっすか~。しっかし、これ……産まれる寸前じゃないっすか~」。万年臨月状態ですから、はい。産まれたら、名付け親になってね。「だっはは~」、大笑いしたテツは、架台を滑らせながら、しかもその架台に乗っかってローラースケートみたいに軽やかに滑走しながら、去っていきましたとさ。うーむ、みなさんもメタボには注意しましょう。ワタシは手遅れですから。

2007_0829__0440  さて、今日はなんとしてもポイントアップを!気になる山崎智也。様子自体は昨日とあまり変わらないが、ペラ調整にかなり熱が入っていた(ま、いつもペラ調整は熱心にしていますが)。しかし……6Rは3着。苦しい状況に追い込まれてしまった。明日からも諦めずに頑張ってもらいたいが……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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カメラマンNの『オーラの泉が見える』予想

前半戦は“イン強し”で終わってしまいました。Fに散った選手もいましたが後半戦は気を引き締めて頑張って行きましょう。
今回はカメラを通して見える選手たちのオーラを舟券に変えてみましょう。

7R  進入 312/456
多少深くなっても大嶋のイン戦は間違いないでしょう。
村田が軽くさばきそれに湯川、田村が続く。
今節オーラが見えないのは坪井。
【3連単】1-45-456

8R  進入 1235/46
F2だが白水の逃げが決まる。
相手は王者と池田。
良いオーラを放っているのは松井と池田。
【3連単】1-3-26 1-6-23

9R  進入 123/456
進入は赤岩が動かなければそのままと見た。
カドになる赤岩か石野のマクリに乗って濱野谷が展開有利にマクリ差す。
差し抜けない時の1のアタマも少し押さえましょう。
SG覇者にオーラの泉が。
【3連単】5-34-16 1-5-34

10R  進入 234/156
坂口がアウトに回るかもしれませんが大勢には影響しません。
テツの一番差しが決まって欲しい…願いの予想。
実力抜けている服部がオーラも一番。インの強いコースでイン頭もちょっとだけ買いましょう。
【3連単】3-45-26 2-3-45

11R  進入 125/346
三嶌が動き3コースまでには入る。
イン上瀧はゆったりした進入で先マイを決める。
オーラを溢れさせているのは上瀧和則。
【3連単】1-3-25 1-4-26

12R  進入 123/456
原田が先マイを決めたところに今垣がマクリ差す。
今節気になる原田にオーラが。
【3連単】4⇔1-25

前半戦の結果は周知の通り。
ま、こんなもんでしょう。
私は運転手ですから…

明日からは元祖予想記者HがF休み明けの復帰戦です。どうぞよろしく!!


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緊急メンテナンス終了のおしらせ

ども! モーターボート記念3日目、楽しんでますかーっ!

さて、本日13~16時まで、緊急メンテナンスが行なわれました。記事更新には影響がなかったのですが、コメントなどの投稿ができず、クイズの解答には影響があったかもしれませんね。というわけで、クイズの締切を午後8時30分まで延長いたします。メンテナンス中、投稿いただこうとしてできなかった皆様、申し訳ありませんでした。

で、せっかくなので、クイズのヒントを。2問目のほう(何と書いてある?)ですが、3文字です! おっさんさん、みゅあさん、どれみすさん、ゆりこうたろうさん、再解答OKですので、ぜひ考えてみてください。もちろんこれからご解答いただく方も、3文字で考えてくださいねー。


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カメラマンNの『当るとか、当らないとか…でも、そんなのかんけ~ね~!』予想

昨日までの予想はH本記者でしたが今日だけ私カメラマンNが代打を勤めさせていただきます。
本業はカメラマン、いや『BOAT BOY』専属の運転手?なので右から左に軽く流してください。

1R  進入 123/456
地元愛知の都築が軽く逃げ切るでしょう。
昨日の試運転で水面に出る回数が一番多かったのは多分彼です。
ピット離れ、出足も良いのでスタートが遅れる心配もないでしょう。
6号艇坂口のチルト3マクリに注意。
【3連単】1-4-26 1-6-24
【2連単】6-全

2R  進入 146/235
SG復活の森高がイン譲らず、気合いの走りで勝利をもぎ取る。
相手は差してくる平田と田頭で決まり。
阿波はペラが合っていないようでチルト3でも伸び負けている。
【3連単】1-2-36 1-4-36

3R  進入 124/356
並びは枠なりか新美が動いての3コース。
枠なりならインの熊谷の逃げ、新美が動いて湯川がカドになるなら湯川の頭も一考。
3着は展開で変わる。
【3連単】1-3-56 3-1-25

4R  進入 ①126/345  ②1256/34
全ては今垣のコース取りで変わる。
赤岩が地元の意地で②のような進入、それか枠なりになれば烏野の逃げが決まる。
①の進入なら3コース得意の今垣がマクリ差す。
今垣の進入次第なので2通りの予想です。
進入①【3連単】6-1-25 6-5-12
進入②【3連単】1-2-56 1-3-56

5R  進入 126/345
原田のコース取りが微妙な一戦。
動かないはずはないが、何コースまで入れるかがカギとなる。
エンジン出ている吉川も注意。
ここは高配当狙いで。
【3連単】5-1-34 5-4-16 6-1-34 6-3-45

6R  進入 163/452
都築のピット離れが脅威で中村が入れなければ3コースになる。
ここは智也の実力に期待しましょう。
残り3走で28点は厳しいが彼なら一発やってくれるでしょう。
相手は逃げ残る笠原と瓜生。
【3連単】4-1-56 4-5-13

基本は3連単の4点買いです。
今までの点数だけ多くて当らないダメダメ予想とは買い目が少ないだけで同じかもしれませんが、
『でも、そんなのかんけ~ね~ そんなのかんけ~ね~!』


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3日目!

おはようございます! モーターボート記念、3日目でございます。今日は曇っている蒲郡、気温は高くないようですが、蒸し暑さはあまり変わらないですねえ……。しかし、そんなことは言っていられませんぞ。今日は明日の勝負駆けを前にした、大事な一日。私も舟券勝負駆けでして……。

2007_0829__0169 王者の笑顔。さすがに貫禄がありますね。昨日は12Rで1着の松井繁。1着量産態勢に入ったか?

2007_0829__0662 親分の笑顔。迫力ある表情もいいですが、笑った顔も男っぽい。上瀧和則、今日も進入からかき回してくれるでしょう。

2007_0829__0619 旬な男の笑顔。ノリにノッている人は、表情が本当にイキイキしているもの。魚谷智之には、ぜひともあやかりたいものです……。

2007_0829__0617 エンターテイナーの笑顔。人を笑顔にできるってのは、素晴らしいこと。鎌田義はそんな男です。だから、彼自身、笑顔が最高なんですねえ。

というわけで、本日は我々も、笑顔笑顔、笑顔!といきたいものですね。張り切っていきましょう!(PHOTO/中尾茂幸)

あ、本日、カメラマンNが予想デビューいたします! 皆様、ご注目を!


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熱闘!競艇甲子園 2日目速報!

『競艇甲子園2日目は〝西高東低〟』

2007_0829__0614  今年の夏の甲子園は「西高東低」の傾向が出ていたが、蒲郡〝競艇〟甲子園の2日目の結果も「西高東低」であった。

 1レースこそ関東のベテラン江口晃生(群馬)が逃げ切ったが、2レースは烏野賢太(徳島)がさばいて1着。3レースは鎌田義(兵庫)がマクリ、4レースは三嶌誠司(香川)が、5レースは石野貴之(大阪)逃げ切る……。
 その後も西日本勢の勢いは止まらず、関東・東海勢の勝利は江口と10レースの仲口博崇(愛知)の2勝でおわった。

 そんな大躍進をみせた西日本勢のなかでも、とくに目立った活躍をみせたのが兵庫の3人であった。

 まず口火を切ったのは4レースの鎌田義。開会式で口にした「尼崎最強伝説」を体現するかのようなスタート速攻を決めて、そのまま先頭でゴールを突き抜ける。

 この鎌田義のマクリが、今回のMB記念初のマクリとなった。鎌田義は、2回走りの11レースで6着になってしまったため、明日は1日早い勝負駆けとなるが、4レースでみせた勢いを再びみせてほしい。

 

2007_0829__0620  つづいて6レース。「尼崎最強伝説」を牽引する吉川元浩が、5コースから鮮やかなマクリ差しを入れる。バック水面は逃げた齋藤仁との併走になったが、2マークを先マイして勝負にケリをつける。 このマクリ差しで、吉川は得点率2位にジャンプアップ。早ければ、明日にも準優に当確ランプが点灯する。

 真打・魚谷智之は9レースに登場。コンマ10の理想的なスタートを決めるも、6コースではさすがに遠かった。1マークを回った時点では後方におり、内からバック水面をするすると伸びてくるも、中村有裕に前方をやや強引にカットされる。
 2マーク手前では上位着順が絶望的な位置にいた。だが前方で4艇がからむアクシデントが発生。それを冷静に見ながら2マークを小回りすると2着が転がり込んできた。

 運に恵まれた部分はおおいにある。だが、中村に前をカットされたときに、アツくならず冷静に対応できたのが大きかった。
 2日間の成績は、4着、2着、2着。明日は4レース1回走りで、魚谷はけっこう濃いメンバーの中に入れられてしまったのだが、ここでこそ今節初勝利を飾ってくれるのではないだろうか。

 

『夜のマジシャンがピンピン発車』

2007_0829__0039  8レース。田頭に2コースを譲った田村は、3コースからコンマ11のトップスタートを決めた。が、田頭のスタートはコンマ16。絞りマクリが打てるほど田村の艇が出ているわけではない。せっかくスタートを行ったのに、結果的に〝帯に短し襷に長し〟的なスタートとなってしまっていた。

 1マーク手前でもその位置関係は変らない。2コースの田頭もすぐに差しに構えると上を叩かれるのが見えているのでギリギリまでガマンをする。田村の行き場はなくなった。
 はずだった。外を回すと届かないし、ここから待って差すと間に合わない、はずだったのだ。

 しかし田村は、先マイした寺田祥と内を差した田頭の間に進路を見る。そして、魔法のようなターンを繰り出す。2マーク寄りにある記者席からみていると、まったくスペースがないところを一気にすり抜けたようにみえたのだから、まさにマジックである。
 あそこに艇を入れて抜けることができるのだから、田村のエンジンがかなりのレベルに仕上がってきているのは間違いない。

 2日目が終わり、田村が唯一のピンピン選手となった。過去にもナイターSGで好成績を残してきた田村だが、この2日間であらためて夜の強さをみた気がする。
 明日は7レースと11レースの2回走り。初日ドリームを最低人気で制した夜のマジシャンが、早々に準優出を確定させてきそうな勢いである。

 

 

『きょうの阿波勝哉』

 きょうの阿波勝哉は1レース1回走り。初日6着だから仕方ないとはいえ、アワカツファンにとってはもっと注目を浴びる時間で走ってもらいたかったことだろう。
2007_0829__0025  ところが、1レースは阿波にとってはメリットある時間帯である。この季節、この時間は、スタンド対岸右奥から風が吹き込んでくる、つまり向かい風になるのだ。そしてこの風は、時間が進むにつれ左へ左へと移動し、最終レースが行なわれる時間には対岸からスタンドに垂直に吹くようになる。1レースは、気象的にもっともカマシが生きてくる時間なのだ。
 そして実際に、きょうの1レースは向かい風が吹いた。風速は3m。6コースで助走距離を十二分にとった阿波勝哉にとって、おあつらえむきのマクリ風である。

 大時計をほぼ正面にみながら、阿波が加速する。85m線上を通過した瞬間、筆者の脳裏にはスリット通過後に一気に内5艇をなで斬りにする姿が浮かんだ。しかし、そこからあまり伸びていかない。ひょっとして揉みながら行ったのか、それともエンジンが仕上がっていないのか――。

 スタートタイミングはコンマ14のトップタイスタート。ただ6艇が横一線に並んでおり、阿波の艇がスリット通過後に伸びていかないのであれば、もうどうしようもない。5コースにいた吉田弘文がターンマーク手前で差しに構えるため艇を引き、ようやく阿波に進路が開ける。が、当然ながらときすでに遅し。本日は成す術なく6着に敗れた。

 明日は2レースと6レースの2回走り。また、1レースの坂口や、5レース・9レースの石野、そして本日12レースでチルト3を使ってきた寺田祥(4レース出走予定)も、チルトをハネてくる可能性がある。明日の前半戦、向かい風が吹いている可能性の高い前半戦、阿波を筆頭に、「チルト3度」祭りがはじまるかもしれない。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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男の姿――2日目、後半のピット

2007_0829__0249  淡々。前半のピットをそう書いたが、思い起こしてみれば、この言葉はもともと、ある一人の選手の様子について、ひたすら使っていたものである。
 ミスター不動心、山本浩次だ。
 昨年のオーシャンカップ準優FでSGから遠ざかり、笹川賞で復帰したものの、もうひとつ存在感を発揮できなかったこともあって、「山本浩次=淡々」というのをすっかり忘れていた。いや、淡々だからこそ、成績がもうひとつのときは目立ちにくいわけで、今日になって気づくなんていうのは、本当は虫のいい話なのだ。
 でも、やっぱり気になってしまう、山本浩次の2連勝。そして、それでもピットでは変わらず淡々としているのだから、唸らされる。明日も、彼の淡々とした表情に目を惹かれるだろうか。

Cimg3348  係留所には、すでにボートは1艇もない。12R前のことだ。ところが、カポックとヘルメットだけが置かれている。誰のだ? 近寄って見ると、森高一真のものだった。姿を探す。見つけたのは整備室。齊藤仁、田村隆信と話しながら、モーター整備をしているようだった。齊藤も、本体整備に励んでいるようで、情報交換などもしていたのだろうか。おそらく、だ。2007_0829__0597 森高は試運転を終えると、いったんは係留所に戻った。そこにヘルメットとカポックを置き、ゆっくりとリフトに移動し、ピットに戻る。その後は、とるものもとりあえず、整備室に駆け込んで、ヘルメットの存在を忘れるほどに、整備に熱中していた、ということだろう。その姿勢に、森高の本気度がうかがえる。

2007_0829__0639  整備室には、熊谷直樹もいた。これも本体整備の様子だったが、熊谷が整備を終えて、控室に戻ったのは12Rが始まる直前のことである。MB記念ではすでにベテランの部類に入る熊谷が、最後の最後まで本体をいじり、機力向上をはかる。ただ一人、黙々とモーターと向き合う顔つきには、もはや説明不能の凄みを感じずにはいられない。それも、遅い時間帯まで、延々とそれを続けていたのだから、頭も下がるというものだ。12レースが終わると、さっき控室に戻ったばかりなのに、再びリフトまで歩み出て行って、後輩たちのエンジン吊りに加わる。そんな様子もまた、迫力を感じさせるのだから、この人のオーラは本物だ。

2007_0829__0206  整備室の奥のほうで、話し込んでいる二人がいた。仲口博崇と阿波勝哉である。これは珍しい組み合わせ。いったい、何を話していたのかは……整備室のかなり奥のほうなので、残念ながらわからない。ただ、仲口の表情、阿波の態度を見ていると、仲口がチルト3でのレース、あるいは調整法について質問をしていたのは間違いないと思う。読唇術などできないが、明らかに「ああ、そうなんだ」と仲口の唇が動いたのは確認できた。今日、寺田祥が12レースでチルト3度を駆使した。石野貴之、坂口周も実践に移す動きがある。まさか仲口も、か。まあ、使わないとしても、興味はあるのだろうけど。
2007_0829__0027  阿波については、長嶺さんが「阿波は優しいわ~」と感心していた。まだ阿波流には仕上がっていない機力。どうやら、部品を総とっかえしてしまおうか、というプランがあったのだそうだ。しかし、阿波は「それは言い出せませんでした」と長嶺さんに語ったという。つまり、チルト3という“特殊な”戦法を使う自分のために、モーターをいじりすぎるのは申し訳ない、という思いが阿波にはあるらしいのだ。「そんなこと考えんでもええのに……。阿波は優しすぎるわ~」。阿波は、ただ独善的にチルト3を繰り出しているのではない。それが時に他者に迷惑をかけるかもしれないと恐縮しつつ、しかし暴力的、破壊的な伸びを爆発させようとするのだ。それも男の姿。カッコいいと思う。でもアワカツよ、僕も長嶺さんと同意見。SGという舞台ならなおさら、誰に遠慮することなく、大マクリを繰り出すべく、暴れてください!

2007_0829__0299  で、本日チルト3を繰り出した一人、寺田祥。レースを終えてピットに戻ってくると、さすがに目元に苦笑いが浮かんでいた。初めての体験ですからね。どうやらスタートが難しかった模様で、しかしスリット後に内を飲み込む素振りを見せていたから、伸びは充分だったようだ。さらに、回り足もまあまあだったと思うんだけど。なんだか、全身を脱力させてるようにも見えたテラショーに、多くの選手が近寄って、笑いながら声をかけている。「どうだった、どうだった?」って感じでしょうかね。小走りで駆け寄って、もっとも長く話し込んでいたのは坂口周。チルト3を視野に入れているだけに、おおいに興味があったのだろう。テラショーの話も参考に、明日あたり坂口2007_0829__0157 バージョンのチルト3が飛び出すか!?

 さて、今日もポイントを上げられず、絶対絶命の気になる山崎智也。今日は遅くまでペラ調整。笑顔を見せてはいたけれども、当然、胸の奥にはさまざまな思いもあるだろう。10レース2着の湯川浩司が、「コンマ05、叩き込んじゃった~。こ、コワ~」と智也に笑いかけると、穏やかな笑みを見せて、しかしすぐに湯川のもとを離れて、一人になっていた。そんなあたりに、実は自分に苛立つ部分を見たりもしたのけど、考えすぎだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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イッツ・クイズタイム!

どもども~。MB記念、当たってますか~!? 当たって儲けまくりの人も、当たってない人も、クイズをズバッと~(by蒲郡実況・高橋アナ)当ててくださいね~。というわけで、クイズタイムっす!

Cimg3304 まずは第2問の正解から。これ、な~~~んだ? が問題でございましたですね。はい。うーむ、なかなか難問でしたかねえ。この類いのものを見るのは、これが初めてでしたから、難しくて当然ですよねえ。しかも、みゅあさんが「最近使われてない?」と書いてましたが、そのとおり、今は使われていないものなんですよ。よーく見れば、けっこうサビサビなのがおわかりいただけるか、と。

で、正解なんですが、これを探り当てるのも実は非常に難渋いたしました。今はもう使われていないものだから、これが何かを知っている人が少ないんです。ピットで働く職員さんに聞いても、「さあ……?」「使ってるところ見たことないからねえ」とのお答えが連発。これは蒲郡のピットを長い期間知っている人に聞かねば……と、長嶺豊さんに聞きにいったのですが、「そういえば、何やろなあ?」。長嶺さんも、使っているところを見た記憶がないそうです。で、長嶺さんがこれに興味をもってくれた。「よし、地元の(大嶋)一也に聞きにいこう!」。え、え、えっ! やば、大変なことになってしまったぞ……と焦っていると、別の職員さんが登場。長嶺さんが、「これ、何?」と訊ねます。実はこの方、けっこうお若い方だったのですが、やっぱり興味をもったらしいんですね。それで、先輩の方に聞いた、と。そしたら……。

というわけで、正解です。これ、「ポリバケツを入れる輪っか」でした! かつて、ここにはポリバケツを入れておいたそうで、すなわち柱という柱に、バケツが設置されていたわけですね。用途は、ゴミ入れ。係留所のすぐ後ろですから、選手が作業をしていて出たゴミを、ここに入れておき、あとで回収する、ということだったようです。現在使われていないのは、「ゴミが出なくなったから」。選手の意識や、ボート周辺での作業の変化などによって、ポリバケツにゴミが入っていることがほとんどなくなったとか。それで、現在は使用せず、輪っかだけが残った、ということでした。なるほど、蒲郡ピットの歴史を感じさせる輪っか、だったんですね~。

というわけで、正解はウォリアーズさんとみゅあさん。お見事! みゅあさんは「使ってない」とまで触れてるもんなあ。鋭い! う~な~どんさんは「ゴミ箱」というお答えで、基本的には正解ですが、やはりバケツという答えが上位ということで、40Pとさせていただきます。ご了承ください。ナイスボケは、りょうぽんさんの「かがり火用の枠」。あのねえ、ピット内は火気厳禁なんです! こんなところでかがり火焚いたら……こ、怖すぎる! ということで10P差し上げます!

Cimg33442 これは、ピットへ行く道の途中、というか、もうあとちょっとでピット到着、というところで見つけたものです。燃料庫のウラ、ですね。赤で隠したところには何が……? これが問題です。正解者には20P!
あ、でもこれ、「蒲郡のピットだから」というわけでもないんですよねえ……。たまたまピットに向かう途中で見つけたもの、ですので……というわけで、今日はもう1問!

Cimg33222 これは、現在は記者席、前検の日には「プロペラ検査はこちら」の建物の1階です。すぐ左手に、選手控室があるんですが、はい、赤で隠したところ、なんと書いてある? これが問題です! これはピッタリ的中したもののみを正解とさせていただきますね。周囲にヒントらしきものが目白押しなので……。正解者には30P! 2問とも締め切りは明日30日の午後7時です。

それでは今回もご解答よろしくです~。


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気合は、淡々と――2日目、前半のピット

Cimg3330  不思議と、淡々としていた――。
 前半のピットを一言で表わせば、そうなるだろうか。
 激しい動きがあるでなく、しかし選手の姿は多く散見され、それぞれが静かに調整をしている。今日の蒲郡は、朝に雨があった。それもあって湿度が上がっており、気温はそれほどでもないが、蒸し暑さを感じる。昨日とは、やや違った感じの湿った風が吹いているのだ。だから、もっともっと慌しい雰囲気を想像してピットに向かったのだが、考えていたよりずっと穏やかなピットだったことに、少し驚いたのだった。
2007_0828__0403  とはいえ、初日を終えて、それぞれに機力の手応えを得た彼らが、ただただのんびりと過ごしているわけではないことは、当たり前だ。たとえば、ひとつのレースが終わり、スタート展示が終わる頃には、係留所に多くの選手が姿を現わし、ボートのかたわらで、あるいはすでにカポックとヘルメットを着用のうえ乗艇して、試運転可能の青信号が点るのを今か今かと待っている。そんな一人が、川﨑智幸。青信号とともに試運転に飛び出した。いったん戻ってきたあとも印象的だった。はた目にもそうだとわかるほど、視線を下に向けて、何かをじっと考え込みながら歩く川﨑。いったん装着場のど真ん中で立ち止まると、控室のほうへ足を一歩踏み出し、止まって、また何か考え込んで、今度は正反対の整備室のほうに足を踏み出し、止まって、またまた何か考え込んで、ようやく整備室に向けて歩き出した。彼の頭の中に、どんな光景が浮かんでいたのかは知る由もない。ただ、川﨑がこれまでに積み重ねてきた経験が導き出した、彼なりの方程式や公式が渦巻いていたのは間違いのないことだと思う。その思索で、川﨑はどんな答えを見出したのか。

2007_0828__0287  整備室には、中村有裕が一人、整備士さんにアドバイスを受けながら、ギアケースの調整をしていた。心配そうに見つめる整備士さん、真っ直ぐな眼差しでギアケースと向き合うユーユー。その調整はかなり長い時間続いて、3R前くらいだろうか、ようやく装着。整備士さんはその作業にも立ち会って、その間じゅう、会話を交わし続けていた。その姿が、なんだか兄弟のようにも見えて(整備士さんが、弟を心配する兄、というか)、ユーユーには申し訳ないが、ちょっと微笑ましかった。二人の思いが、結果に反映すればいいのだが。
2007_0828__0188  整備室と装着場の行ったり来たりを繰り返していたのは、“整備の鬼”今垣光太郎。いわゆる電気一式の部分を手に、整備室に駆け込んだり、装着場に戻って調整をしたり。まあ、いつもの光ちゃんといえば、いつもの光ちゃんである。ただ、雰囲気はいつもの光ちゃんではなかった。こうした鬼モードに入った今垣は、その集中力が並大抵ではないから、周囲が目に入っていないのではないかと思えるほど、思い詰めたように見えるものである。ところが、今日は柔らかい。集中力はそのままに、肩の力がポーンと抜け切った感じで、それこそ好調時の植木通彦さんを彷彿とさせるムードなのだ。ぼけーっと突っ立っているこちらに、「こんちはっ!」と挨拶をしてきたりもして。鬼モードの彼は、こちらが挨拶をしても、心ここにあらずの返答をしてくるだけのこともあったから、うーむ、やっぱり何かが違う。そして僕は、これをいい変化だと思うのだが。
2007_0827__0367 装着場を見回すと、ここで調整をしている選手がいつもより多いようにも思えた。吉川元浩は、ボートのへりに腰掛けて、ペラをじっと見つめている。時に光にかざし、時に顔にぐっと近づけて、5~10分ほどもペラと向き合っていたのだ。すこし近寄りがたいものがあった。整備室入口の近くでは、田村隆信がなんだか大きな整備をしているように見えた。ユーユーと同様に、整備士さんが付き添っていて、キャリィボデーを交換しているようにも見えたのだが、気のせいか。あるいはギアケースの整備かもしれず、このへんは確認し切れなかった。ただ、ドリームを制した田村が、それほどまでの大きな動きを見せていたのに、少し驚いたのだ。後半、機会があれば聞いてみよう。

2007_0828__0442  昨日の「熱闘!競艇甲子園」の記事で、「気合みながる愛知勢」というネタがあったが、ピットでもたしかに愛知勢の動きは目立つものである。もっとも気合乗りがすさまじいと思えるのは、原田幸哉。レースが始まる前から試運転に励んでいて、ピットに戻ってくるやすかさず調整に取り掛かっていたが、その眼力が強烈なのだ。もちろん、単にガチガチに気を張っているわけではなく、仲間と語らう際には笑顔を見せている。理想的な緊張と弛緩と言えるだろう。2007_0828__0115 赤岩善生も、闘志を感じさせる……というか、彼はいつだって、気合満点の男だ。今節は、そこに透明感すら覚えさせるほどで、顔つきにはむしろ穏やかさを見ることもある。挨拶を交わしたりすると、ほんと痺れるんですよ、これが。とにかく、気分が乗りに乗っている感じだ。
2007_0828__0126_2   まったく機力が上向かないらしい都築正治にしても、懸命に整備と試運転を続けていて、表情や仕草には現われない気合を感じることができる。これを書いている今も、目の前の水面を「都築」というネームプレートのボートが走り回っているのだから、なんとか彼の思いが天に通じて……いや、モーターに通じてほしいと心から願う。
 原田にしろ、赤岩にしろ、都築にしろ、(もちろん仲口もテツも大嶋一也も)こういう姿を見ると、地元SGっていいなあ、と思う。そして、地元有利という定石を「なるほど」と思ったりするのだ。

2007_0828__0219  さて、ムシムシした空気の中でも気になる山崎智也。先ほど「試運転を今か今かと待つ」と書いたが、そのなかに智也の姿がありました。都築と同様、智也もまた、整備と試運転を繰り返している前半。ここから劇的に変わったりすることもあるのが、智也だと思うのだけど、今節は果たして。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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蒲郡MB記念2日目後半予想

H本です。前半戦5レースまで終了しましたがボウズ。勝負をかけた4レースも、菊地が瓜生に競り負けてハズレ。ホントにビールでも飲みたい気分になってきました……。

7R
西島と松井が動いてくるでしょうが、服部は入れません。ならば山本の逃げで大丈夫なのでは? 2コースの服部がいいカベになってくれそうですし。
【3連単】1→246→246

8R
1号艇に上位エンジン、2号艇にドリーム勝ちを入れ、外3艇にF2持ちを入れた今節一番の本命番組。でも1→2→3は、配当が安すぎて買えそうにありません。「野も山もみな一面に白ならば、阿呆になって黄を買うべし」ということでアウトボックス。何の根拠もありませんが。
【3連単】3456BOX

9R
原田幸哉はカドを選択して、積極的にマクっていくとみました。ならば昨日のドリームの再現のように、原田をマークする選手を買ってみたい。中村有裕から。
【3連単】4→125→全

10R 勝負レース!
三嶌をもう一度。少しだけでも展開がむけば1着になる足をもっています。前半戦はヒモ抜けで悔しい思いをしたので、総流しで。6号艇なのであまり人気もないでしょうし。
【3連単】6→全→全

11R
落ち着いた進入になりそうなので、瓜生の逃げで大丈夫でしょう。2着もエンジン上昇中で回り足ある今垣、3着候補も地元の赤岩。今節初の「3連単1→2→3」ダーッ! がココで出ます。
【3連単】1→2→3

12R
インから逃げる辻と、2コースから差す平石の一騎打ち。人気になりそうな松井ですが、自力で仕掛けないかぎり展開がなさそうな気がします。軽視の方向で。
【3連単】2=1→356


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蒲郡MB記念2日目前半予想

 どうも、蒲郡競艇場到着と同時に昭和アーケードに突撃して、「ドテ丼」と「手羽先」食ったら、ビールが飲みたくて飲みたくて仕方がなくなったH本です。って、紹介文が長いっすね。もちろん飲んでませんよ。

 MB記念初日は的中2本で回収率が50%台。2レースで出た平石アタマのマンシュウが、絞りすぎた結果抜けたのが痛かった。まぁ、いまさらそんなコトいっても、アフターカーニバルなんですが……。そうそう、勝負を挑まれているしげ爺さんは調子がいいようです。

 さて2日目。内寄りを好む選手が各レースにバラバラに投入されたため、進入予想から難しい番組が増えたような気がします。スタート展示とピット離れは注意をして見ていたほうがよさそうですよ。

1R 
いきなりアワカツ登場ですが、エンジンは〝まだ〟仕上がっていないのでは? 本命は江口。昨日は着順がともないませんでしたが、機力があるのはやはり間違いなさそうです。エンジンに四苦八苦している都築は切り、コメントは悪くない飯島ですが、昨日のレースを見るかぎりでは軽視したいところです。となると、残るのは平田と吉田の福岡同期2人。
【3連単】1→56→356

2R
ピット離れがある大嶋がインを奪って、そのまま逃げ切り。相手は烏野、白井、鳥飼の3人。1号艇の坪井は戦えるエンジンではなく、切るのが正解でしょう。
【3連単】4→236→236

3R
進入は1256/34あたりか。少なくとも田頭がインを譲ることはなさそう。目だった足の選手もおらず、たとえF2でも田頭がスタート行けば逃げ切れそう。ひょっとして坂口周がチルト3度を使ってくるかもしれません。スタ展には注意をしておいてください。
【3連単】1→356→356

4R 勝負レース
昨日の三嶌は5着に敗れましたが、あれは展開がむかなかっただけ。前検日の見立てどおり、機力上位はまちがいありません。上瀧が動いてくるでそうがインを譲らず、そのまま逃げ切りです。相手も菊地と上瀧の2人に絞ります。
【3連単】1→25→25

5R
「チルトを跳ねる可能性もある」とコメントしている石野ですが、さすがに1号艇では跳ねてこないでしょう。ただこのメンバーに入ると、石野のイン戦にはやや不安が残るようにも思います。2コースから攻める地元の池田を本命に。
【3連単】2→346→全

6R
齋藤のイン戦もやや不安が残るところ。ということで、笠原を本命に指名します。昨日はターンミスで1着を逃しましたが、出足と回り足がいいのは間違いなさそうですし。
【3連単】3→145→全

 


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2日目!

おはようございます。モーターボート記念、2日目ですよ~。蒲郡は少し涼しくなった感じ。ムシムシしてますけどね。天候の変化で、体調など崩さないよう、気をつけましょう!

さて、本日一発目は、この2人を取り上げます。昨日、11R前くらいでしたか、とにかくもうあたりは闇に包まれていた時間帯、長嶺豊さんがこんな情報を教えてくれました。

2007_0828__0283「今日、石野がチルト3試した言うとったで~。けっこう伸びるって!」

ほぉ、石野貴之が究極の伸びにチャレンジですか! 長嶺さんは、今回の蒲郡チルト3OK策を高く評価していて、「選択肢が増えるのはええことや。これで面白くなるで~」とおっしゃっているのです。まったく同感の私としては、そんな長嶺さんの言葉が嬉しくてしょうがない。というわけで、ピットの片隅で二人しておおいに盛り上がっているのであります。

で、12R直前のことでした。長嶺さん、またニッコニコで教えてくれた。

2007_0828__0062 「坂口も試したって! 明日は枠がいいから使わないけど、外枠のときは考えるって!」

坂口周も! 彼は、どうやら前検ですでに試していたようですが、初日は使わず。しかし、真剣に考えているようで、今後「さかぐちめぐる、チルト3」のアナウンスが聞かれるかもしれませんね。あ、長嶺さん、情報ありがとうございます!

石野も坂口も、今日は好枠。坂口が3R2号艇で、石野は5R1号艇です。ここでチルト3を使うかどうかはわからないですが、とにかく二人が出走するときはチルト角度に注目! 阿波勝哉に続く大マクリ作戦が見られるかもしれませんよ。もちろん、舟券的にも要チェックですよね。

それでは、本日もよろしくお願いします~。(PHOTO/中尾茂幸)


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熱闘!競艇甲子園 初日速報!

『気合みなぎる愛知勢』

 MB記念初日は、地元選手の活躍が目立った一日だった。やはり2年ぶりのSG開催ということで、愛知支部の選手おのおのに期するものがあったのだろう。
 オープニングレースは山崎哲司の逃げ切りで幕を開け、5レースは他艇がアジャストするなか、自分の勘を信じた赤岩善生が楽々と逃げ切った。2レースでアワカツをぶっ飛ばして着外になった大嶋も、10レースは1号艇からコンマ07の快ショットを決めて悠々と逃げ切る。

2007_0828__0070  1着になったのはこの3選手だが、ほかの愛知勢も気合では負けていない。上手く着をまとめた仲口博崇や池田浩二、新美恵一。それにどうしようもないエンジンに苦労する都築にも気合がみえた。ただ、もっとも気合がみなぎっていたのは、原田幸哉であるように思う。

 ドリーム戦。原田幸哉は4カドからスタートを決めると、一切の躊躇なく内3艇をまくりにいく。スリットでヘコんでいた2コース・3コースはすぐに飲み込み、敢然とインにも立ち向かう。インにいるのは、ごぞんじ王者・松井繁。

 原田は気合で松井を外から刈り取ろうとするし、松井は意地でも原田だけにはまくられるわけにはいかない。気合と意地のブツかり合いは痛み分け。ふたりとも外へ流れていった。
 勝ったのは漁夫の利を得た田村隆信だが、レースを作ったのはカドから動いた原田。明日も、愛知勢がタクトを振り下ろすようなレースが数多くみられそうである。

 

『ハンデなんて関係ねぇ! F2カルテットが大健闘!』

 今節はフライングを持っている選手が数多く参加している。一般戦ならいざ知らず、常にギリギリの勝負が求められるSGでは、たとえフライング1本持ちのハンデでも致命傷となることがある。
 そんな厳しい舞台であるというのに、今節はフライングを2本も持った選手も複数参戦している。田頭実、中野次郎、白水勝也、熊谷直樹の4人だ。
 常識的に考えると、F2選手は舟券対象からハズすのがセオリー。実際に、この4選手がらみのオッズは、軒並み高配当を示していた。ところが。巷の常識をあざ笑うかのように、F2カルテットが躍進をみせる。

2007_0827__0044 まず4レース。田頭実がダッシュ5コースからスタートをブチ込んできた。

「F2でのスタートぶち込み」といえば田頭の代名詞。もはやちょっとやそっとでは驚かないのだが、今回のタイミングはコンマ04。たしかに他艇も速いスタートだったが、F2選手のスタートじゃないよ、コレ。

 レースはインの湯川が逃げ切り。2着も2号艇の仲口が入る順当な結果となった。

 だが、スタートで負けなかった田頭もキッチリと3着に入線する。2連単が510円に対して、3連単配当は3460円。F2だからこその好配当である。

 

 2007_0828__0266つづいて5レース。

 2コースから攻めた中野次郎は、スリット前でアジャストしてしまう。選手紹介で中野が目標にあげていたのは「無事故完走」。この先の過酷なF制裁を考えると、レバーを放ってしまうのも致し方ない。

 ところがラッキーだったのは、他艇もアジャストしてくれたこと。その後も、2周1マークで魚谷がターンマークに接触する。

 結果、中野次郎は2着に入線した。たとえスタート行けなくても、運を味方につければ何とかなるものである。こちらもインが逃げ切って、2コースが2着に入った競走なのに3連単配当は5680円の好配当。

 

2007_0828__0410  6レースには白水が登場。5カドから3番手スタート(コンマ12)だったが、スリット通過後に艇をグイッと伸ばす。そこから絞りマクリに出て、インの川﨑にまで襲い掛かる。

 ターンでやや流れてしまい、川﨑には届かなかった。だがスリット通過後と、2番手争いから抜け出すときに披露した足は、素晴らしいものがあった。

 たとえスタート行けなくても、エンジンを出せばいいのである。3連単は4860円だ。

 

2007_0828__0105  最後は7レース。選手紹介で、

「F2ですけど、行かないわけではありません」

 と強く宣言していた熊谷が、しっかりと3着に入線する。

 安全なタイミング(コンマ20)のスタートを決めるも、艇はあまり伸びていかない。

 1マーク。今垣光太郎が強烈な引き波を描いて、熊谷の上を通り抜けていく。記者席から見ていると、沈められたようにみえた。だが、熊谷はこれを上手くかわして3番手を追走。そしてそのまま3着を死守した。   
 たとえスタート行けなくても、さばく技があれば何とかなるのだ。3連単は9540円である。

 MB記念初日は、F2持ちの全選手が舟券にからんだことになる。
 今節はF2カルテットからは目が離せない。「F2だから」という単純な理由だけで彼らを切ると、痛いシッペ返しをくらいそうである。

 

 
『きょうの阿波勝哉』

2007_0828__0084  残念ながら、きょうのアワカツはマクリ不発に終わった。着順は6着。それが宿命とはいえ、イチかバチかの成績をみていると、あらためてチルト3度が諸刃の剣であることがよくわかる。

 約2年ぶりのSG勝利まであと一歩だったのだ。3レース、定位置の大外6コースから加速して、スリットを通過したタイミングはコンマ16。トップスタートである。もしこれが平和島の一般戦なら、ファンは阿波の勝利を確信しただろう。

 だがここはSGの大舞台。そして走り慣れない蒲郡。いつもなら5コースを瞬殺するのに、きょうは伸びがついてくるのが少しだけ遅れた。そして5コースの平石もコンマ17のスタートを行っていたため、絞るのにやや手間取った。

 結局、その分だけ1マークまでに全艇を飲み込むことができなかった。さらに徹底イン屋の大嶋一也に「オレの庭で好きにさせるかぁ!」と抵抗されてしまうと、もはや成す術はない。

 伸びはついてきている。もう少し早くトップスピードに乗れるセッティングにできれば、伝家の宝刀が炸裂するのは間違いない。明日の阿波勝哉は1レース1回走り。まとわりつくような蒲郡の暑さを、チルト3度が切り裂く。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)
 


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pure――初日、後半のピット

2007_0827__0382  すでに皆既月食が始まっていた頃、だっただろうか。蒲郡競艇時間でいえば、11R前のことになる。齊藤仁が、なんと、装着場からボートリフトへと艇を運び、そのまま着水した。い、今から試運転? すでに一便で宿に帰った選手もいるなか、齊藤仁はまだ水面に出て行って、闇の中を走ろうというのだ。たまげた。
 さらに驚いたことに、試運転のプレートをつけた艇があと2つ、係留所にあった。都築正治、そして阿波勝哉だ。2人と合流した齊藤仁は、やがて足合わせを始める。閑散とし始めていた装着場に、エンジン音が轟いた。なんだか、昼間よりもずっと大きな音のように聞こえた。
2007_0828__0084_2  アナウンサーの坂田博昭さんに、齊藤仁は言ったそうである。明日は2Rと6R、だから今試運転しても、明日どうなるかはわからないんです。そりゃそうだ。気温が下がり、風が心地よく感じられる時間帯に、齊藤仁は都築や阿波と走っている。しかし、明日のレースは、まだ日が高く、きっと真夏の暑さを感じさせる時間帯。この試運転でセッティングをつかんだところで、明日のレースに効果を発揮できるかなんて、まったく保証がない。
 それでも、齊藤仁は走らずにはおれなかった。それは、都築も、阿波も、同じこと。都築は地元SGで後悔のない走りをするために。阿波は、一秒でも早く、チルト3仕様を完成させるために。
 今走っても、わからないかもしれない。でも、走らなかったら、何もわからない。
 坂田さんがそう言った。齊藤仁は、己の思いに素直にしたがって、水面に飛び出した。都築も阿波も。みるみる月が欠けていくなか、そんな現象には目もくれず、彼らは走ったのだ。

2007_0828__0058  選手控室前で装着場を眺めていたら、作業を終えた笠原亮が、控室へと足取り軽く戻ってきた。目が合う。笠原は、爽快な笑顔を見せた。
「カッコ悪かったっすねえ」
 9R、笠原は1マークを回って先頭に立ったものの、2周1マークで山本浩次の逆転を許していた。それを指しての、反省の意も込めた言葉だろう。ようするに、ターンミスだった。ターンマークにぶつかりそうになり、レバーを落とした(笠原は「やめちゃったんです」という表現を使った)。そのスキを、山本浩次に突かれたのだった。笠原と話をすると、第一声がこういった反省の弁だったり、ネガティブな自嘲だったりといったケースが多い。いつも自分と向き合い、自分に不足しているものに対してストレスを抱いている笠原ならでは、なのだが……。
 ただ、それにしては、今日の笠原は表情も明るかったし、言葉も決して弱々しいものではなかった。むしろ、ハツラツとしていたと言ってもいい。
「今年はペラも調子いいんですよ。(1周)1マークも、久々にいいターンができたし。足はいいですからね。明日からも楽しみですよ!」
 笠原の言葉には、心情がストレートに表われる。悔しいときも、それを隠そうとしない。ピュア、ということは、実は大きな武器なのだ、と僕は彼に教わった。そんな笠原が明るい、それは嬉しいことだし、明日以降の戦いから目が離せないということを表わしてもいる。

2007_0828__0009  整備室を覗いたら、守田俊介が本体をいじっていた。これまで、何度か彼をSGのピットで見てきたけれども、これは珍しいことではあるまいか。じっくりこっそり観察したところ、ピストンリングを外そうとしているところのようだった(交換したかどうかは、明日の競技情報をご確認ください)。いずれにしても、守田がかなり本気で、機力向上を願っていることは明らかだった。
 彼は、笠原とは反対に、レース後などにも感情を露わにすることはあまりない。それが守田流だし、決して感情に波が立っていないわけではなかろう。それだけに、モーターと真摯に向き合っている姿は、なんだか嬉しい気分になるものだった。そこに、彼の勝負師としての本質が、とうとう見えたような気がしたからだ。

2007_0828__0446  ドリーム戦は、好勝負となった。主役は、原田幸哉だ。渾身のスリットから、一気にマクる。松井繁と競り合う。当然、笹川賞のあのシーンが、脳裏に甦ってくる。松井も原田も、惨敗に終わった。
 ピットに戻ってくると、松井も原田も、苦笑いを見せていた。そしてお互い、挨拶を交わすと、さらに苦笑いは濃くなった。言うまでもなく、二人とも笹川賞を引きずってなどいない。ただただ、共倒れに終わり、他者に漁夫の利を与えた悔しさを共有していたのだ。もちろん、それは仕方ないことだった。松井はマクられるわけにはいかなかった。原田は、マクって決着をつけたかった。そのぶつかり合いは、競艇の醍醐味のなかでもかなり上質なものである。レース後の苦笑いは、実は健闘を称え合ったものだったと言える。
 そんななか、エンジン吊りが終わって、選手が三々五々散りだすと、原田の顔のシワはどんどんと深くなっていった。やはり、苦笑いだけですませるわけにはいかなかったのだ。そのシワは、他の選手、たとえば瓜生正義や辻栄蔵と顔を合わせれば、即座に笑みに変わった。しかし、離れて一人になると、どうしても視線は下を向き、頬には悔しさが浮かんだ。それは、原田がいかにこの地元SGに懸けているかの証。美しいとしか言いようのないものだった。

2007_0828__0083  12Rが終わって、ピットを後にする。記者席へと向かう道を歩みだしたとき、背中で声が聞こえた。「仁ちゃん、明日がんばろっ!」。一瞬、聞き流しそうになったが、すぐに11R前のあのシーンが浮かんだ。はっ、声の主は誰だ……振り向いたが、残念なことに齊藤仁の姿しか確認できなかった。阿波だったのか、都築だったのか、それとも11Rの試運転をどこかで見ていた者だったのか……。明日頑張れ! ピュアな戦士たちよ、頑張れ!

2007_0828__0065   さて、彼もやっぱりピュアな男だと思うのです、気になる山崎智也。5着2本という、不本意な初日。しかし、レース後の智也は、ゆったりと過ごしていたようで、整備室でもペラ室でも姿を見かけず、エンジン吊りの際には控室から出てくるところを目撃している。うーん、なんだか今回の智也、今のところはけっこう謎です。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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クイズでございます。

どもども。暑くて熱い一日が終わりましたね~。というところでクイズタイムまいりましょう。

Cimg32862 「????はこちら」、何がこちら? が問題でございました。選手向けの看板であり、このあとはすぐ看板はなくなっていた……そうですね、前検ならではの看板なわけです。しかも、「入り待ちの方は見えたかも」ってことは、選手の到着時に出ていた看板ということ……「荷物検査」という解答は、定石にのっとって考えればそうなりますわなあ。

で、ママさんが鋭いことをおっしゃっている。荷物は重いから、もって上がるのはしんどい……到着記事などに掲載した写真をご覧いただければ、どでかい荷物を抱えている選手の姿がありますよね。宅急便で送られるものも含めて、巨大なカバンを3~4個も持ち込むのが普通であります。たしかに、それをもってこの階段を上るのは、大変ですよねえ……。

Cimg3286 それでは正解。ママさん、惜しかったっすね。「プロペラ検査はこちら」が正解でございました! 選手は荷物検査を受けたあと、レースで使うペラが規定に適格しているかどうかのチェックを、ここで受けるわけでした。選手はペラだけをもって、この階段を上がっていくんですね。正解者はゆりこうたろうさんとう~な~どんさんです! おめでとう! ナイスボケは、どれみすさんの「人生相談」。ちなみに申しますと、プロペラ検査をした部屋は、その後、我々報道陣の「記者席」になっております。よ~し、ワタシが選手の人生相談に答えちゃうぞ~……って、ワタシのほうがいろいろ選手に相談したいことがあるんだけどなあ……。

Cimg3304 それでは本日の問題です。これ、な~に?? これが問題!

えー、これがある場所というのは、装着場と係留所の境にある柱(冬はガラスつきのシャッターを下ろすんですが、そのレールというか)の下のほうなんですね。で、これが連続してついているんですが、あるところから急についていない。このへんの理由は定かではありませんが、ついていないのは奥のほうでした。

というわけで、今回も解答よろしくです。正解者には50P、締め切りは明日29日の午後7時です! それでは~。


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本日の水神祭 初日――テツ、おめでとう!(by中尾師匠)

 前半ピット記事でもお伝えしましたが、本日1Rで、SG初出場の山崎哲司が1着! SG第1走での1着はお見事でしたが、もちろんこれは水神祭!でありますね。嬉しい儀式は、2走目6Rの終了直後に行なわれました。ピットのいちばん端っこでやってましたから、場内のお客さんのなかには、その様子を遠目にご覧になった方もいるかもしれませんね。

2007_0828__0124  集結したのは、地元・愛知支部をはじめとする東海地区の面々。ウルトラマンスタイルで持ち上げられると、せーのでドッボーーーーーーン! 投げられた直後に空中で一回転するという、新種「ウルトラマンスタイルwith一本背負い」ですね、これは。真夏の水面に吸い込まれたテツ、ダブルの意味で気持ちよかっただろうなあ。

2007_0828__0130  ピットに引き上げられると、長嶺豊さんのインタビューを受けるなど、報道陣が群がって、拍手を送ります。テツ、ハキハキと受け答えて、喜びが伝わってきますなあ。このMB記念はもちろん、ダービーに出場が決まり、このままいけばチャレンジカップも賞金王シリーズも(もちろん賞金王の可能性もあるぞ!)出場できそうなテツ。SG常連となっていくわけですから、言うまでもなく今日の水神祭は通過点でしかありません。これからも頑張れ、テツ! 中尾師匠もカメラを構えながら応援しているぞ!(PHOTO/中尾“テツの師匠”茂幸 TEXT/黒須田)


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新鮮ピット――初日、前半のピット

 蒲郡のピットは、若干特殊である。
 まず、対岸に位置している。2マークの奥がもっとも多いパターンで、対岸にあるタイプは他には福岡しか知らない。ところが、出走ピットは2マーク奥の通常パターン。選手はレースや展示のたびに、ピットからけっこうな距離を移動するわけだ。
Cimg3316  で、ピット自体も非常に細長い。ボートリフトは、ちょうと角っこのところにあって、ペラ室や整備室はその奥。だというのに、選手控室は反対の隅っこ――えっと、蒲郡の水面をJLCなどで見たことある人は、薄緑色の屋根が対岸左手奥にだーーーっと見えますよね。その向かっていちばん右端の奥、そこに選手の控室がある。つまり、控室は右端、整備室などは左端、そんでもって、たとえば試運転から戻ってきた選手がどちらに向かうのか、これがなかなか読みづらかったりする、のである。選手控室寄りのあたりで森高一真が試運転から戻ってきたのを目の端で確認をし、しかし他の選手の動きをじーっと見ていると、ふとすぐそばに森高がどっかどかとした足取りで、近づいていたりする。整備室ではなく、控室に向かおうとしていたのだ。あ、おはようございます、と慌てて挨拶をすると、なぜかメンチを切ってくる森高。それを見ていた田村隆信が、隣でニコニコしていたりして。という具合に、取材方法にまだ慣れることのできない、蒲郡ピットなのだ。
 整備室を覗くのも、なかなかひと苦労。奥のほうに選手がわらわらと集まっていて、ギアケースを整備しているらしいことはわかるのだが、僕と選手の間にはガラスが3枚ほど。間に喫煙室があって、それを通して眺めるのは、なかなか選手の確認がとりづらい。鎌田義がギアケースを調整しているのはわかったが、それは白井英治とおそろいの星条旗柄の乗艇着を着ていたからだ(これがなかなか派手なんです)。
Cimg3292  で、もうひとつの入口のほうから覗いてみる。あ、三嶌誠司が本体整備をしている。と、見入っていたら、ドアがしゃーっと開いてしまった。あら、自動ドアでしたか。恐縮しつつ、横を見ると、そこはペラ室。満員御礼の状況が一目で見渡せるこのペラ室は、全面ガラス張り。だから、整備室を覗いている僕が、選手たちから丸見えの状況だ。ま、集中してペラを叩いている選手たちは、こんなハゲデヴには目もくれないんですけどね。でも、ちょっと恥ずかしくなって、すぐにその場を離れたのだった。うーむ。やっぱりまだ慣れてませんねえ。あ、そうそう。係留所が装着場からめっちゃ近いのも珍しくて、こんなに近くで写真を撮れたりするんですよ。だからかえって、選手に気を遣っちゃったりして。
Cimg3298  さて、もうひとつ特殊なのは、記者席の位置。先ほどの薄緑色の屋根、その切れたところに二階建ての建物があるのがわかりますかね? その二階が記者席なのであります。つまり、2マークが目の前なんですね。しかも、対岸から見渡すという、普通ならありえないシチュエーション。レースももちろん興味深いが、試運転もなかなか面白い。足合わせの場合、2人の選手がちょうどレバーを落とすあたりだから、「ありがとうございました~」と挨拶する様子が目の前で見られるのだ。山崎智也と赤岩善生の足合わせでは、智也が右手を高々とあげて、「どもっ!」てな感じ。松井繁と熊谷直樹の足合わせでは、松井が熊谷に軽く右手を挙げていて、あれ、後輩なのにずいぶんな挨拶じゃん、とか思ったりして。いやいや、それがお互いに許されるほど、長い間ともにSGで戦い、気心を許しあう間柄だということだ。なるほどねえ。Cimg3305 あ、この位置からは、待機行動もいつもと違って見えましたね。阿波勝哉が目の前を通過していったのは、普段は「いつもどおり、いっちばん奥まで行ってるよ~」とか笑ってることからすると、正反対なわけですから。

Cimg3312  さて、そんなピットに慣れるべく、朝(午後イチ)からうろうろしていたわけだが、1Rでさっそく歓喜の瞬間を目にすることとなった。山崎哲司、SG初陣にして水神祭! 進入で都築正治にインを取られそうになり、スタートではやや後手を踏みはしたが、意地の先マイで1着! おめでとう! しかし。
 ピットに戻ってきたテツには、笑顔はなかった。喜びを爆発させるふうもなく、少し首を傾げるようなところもあった。それはまさに、コース取り、スタートに反省点があったからのようだった。でも、ちゃんと先マイしたじゃない! そう言うと、「差されてもおかしくないターンだったし……」。とにかく反省反省、反省!のテツなのだ。「まだまだですね」、そう言うテツに、「師匠(中尾カメラマン)にも伝えておくから!」と言うと、やっと笑顔が出た。着替えを終えると、すでに次走へと気持ちを切り替えたのか、すっきりした表情も見せていて、うむ、このあたり勝負師としての気持ちをしっかり持っている男だと、改めて感心したぞ。この勢いで、突っ走れ、テツ!

Cimg3315  2Rには、阿波勝哉が出走。6コースから得意の伸び足を見せ、豪快にマクっていったものの、まだ足は完全ではないのだろう、平石和男、中村有裕の差しを許してしまった。まだ1マークまでに内を飲み込み切る足はないから、これからさらなる調整をつんでいくことだろう。
 レース後は、6着まで着を落としてしまったこともあって、ややうつむき加減に見えたものの、熊谷直樹が笑いかけると、阿波も笑顔。苦笑いという感じにも見えたが、しかし熊谷の心遣いがしっかりと届いていたようだった。「ああなったら、しょうがねえよな」「そうっすね」、そんな感じの会話だったのだろうか。ともかく、本領発揮はこれからだ!

Cimg3303  さて、慣れないピットでも気になる山崎智也。ぼけーっと水面を眺めていたら、それが智也のボートのすぐ近くだったようだ。こちらに近づいてくる足音に気づき、振り向くと、智也ではないか。おはようございます! そう挨拶をすると、智也はニコニコニコッと笑って、おはよっす! むむ? 智也は常に気持ちよく挨拶を返してくれる人ではあるが、こんなに笑顔で返してきたことは、少なくとも最近はなかったぞ。これが何を意味するのか、やっぱり気になって仕方ないのであった。(黒須田守)


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MB記念初日 後半戦予想

 5レース終了時点で的中1本も、回収率は105%(勝負レースは投資金×2で計算)。なんとかプラスに持ち込んだという感じですが、方向性は間違ってなさそうです。後半戦は、大船に乗ったつもりで、H本についてこい!

7R
1号艇に西島、2号艇に熊谷、なんだかあのレースを思い出す番組ですねぇ。ここも横綱指名の平石をもう一発。相手本線は今垣光太郎で。都築は3着候補、赤坂は切ります。
【3連単】3→125→1245

8R
前半戦を見るかぎり中村の足はやや厳しそう。飯島にいたっては完全に見立て違い。前半戦でチルトを落とした坂口周にも迷いがありそう。消去法でいくと、内3艇しか残りません。
【3連単】123BOX

9R
ここまではインを軽視できる番組が続きましたが、ここからは一転してインが強そうな番組に変ります。鎌田が逃げて、上瀧が差す。あとはエンジン良さげな笠原と赤岩も。
【3連単】1→246→246

10R
選手班長の大嶋が、スタートを張り込んでそのまま逃げます。相手は本線は4カドからマクリ差す魚谷。技術上位の山崎智、いいエンジンを引いた吉田を2着候補、村田修も侮れません。
【3連単】1→245→2456

11R
スタートで遅れない限り、服部が逃げてきます。ただ怖いのは機力横綱評価を下した三嶌。マクリはなさそうなので、バック水面で一騎打ちになるのではないでしょうか。
【3連単】1=2→全

12R
やや泣きコメントが目立つ松井ですが、足がそんなに悪いようにはみえません。スタートさえトチらなければ、勝負になるはず。相手は差してくる瓜生。
【3連単】1=2→全


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開会式!

Sn2_2912 蒲郡MB記念開幕です! 本日から6日間、出場52選手には、残暑を吹き飛ばすような好レースを期待します! 

 今回の開会式&選手紹介は少し趣向がこらしてあって、支部(エリア)ごとに選手が登場して挨拶をする形式を採用しておりました。そして各選手の挨拶が済んだあとは、ファンとの「ふれあいゾーン」に移動。「ふれあいゾーン」とは、その名のとおり、選手とふれあえる場所です。

 スター選手たちと、握手したり、話ができるということで、大勢のファンが水上ステージ前にはつめかけておりました。

 

Sn2_2873_3 【群馬・埼玉支部】

江口「精一杯がんばります!」

山崎智「中野次郎クンが水着ギャルを見て楽しんでいます。次郎クンには負けないように頑張ります!」

 蒲郡MB記念のお手伝いをしてくれるのが、6人の女性で結成されたムーンライトエンジェル。今日は6人全員がビキニの水着をきて登場していたので、中野次郎選手だけでなく我々記者の目も、ソッチに釘付けになっておりました(笑)。でも、ステージ前に詰めかけた女性ファンは智也に釘付けだったのでは?

Sn2_2874 【東京支部】

熊谷「F2なんですけど、だからといって行かないわけではありません」

村田「東京支部で7本のFを持っています。F2の熊谷選手と中野次郎よりはスタート行きます」

中野「無事故完走で頑張ります」

 F禍に泣く東京支部。次のSG・全日本選手権は平和島開催であるにもかかわらず、出場できる選手が高橋勲一人になってしまいました。地元SGに出場できない悔しさを、ここ蒲郡でブツけてくれることでしょう。

Sn2_2880 【静岡・三重】

坪井「暑いですけど、気合を入れてがんばります」

菊地「蒲郡は調子がいいし、MB記念はゲンのいいレース。がんばります」

坂口「ひさしぶりの記念がSGになりました。目標は阿波選手よりも伸びることです」

 競艇王国の静岡勢から参戦した4名はすべてSGウイナー。誰が優勝してもまったくおかしくありません。津競艇場から推薦された三重の坂口周は、チルト3を使ってくる模様です。アウトからの豪快なレースを期待していますぞ。

 

Sn2_2886 【愛知】

大嶋「ハードルは高いですけど優勝目指してがんばります」

原田「蒲郡のSGにすべてをかけてきました」

山崎哲「選手になって7年。こんなに早く夢の舞台に立てるとは思っていなかったです」

 地元・愛知勢がこの大会にかける思いはやはり強いようです。みな引き締まった表情からは、気合が溢れているようです。とくにいい気配だったのは原田幸哉。なんでも蒲郡での開催が決まったときから、ここを目標にしていたのだとか。

 

Sn2_2889 【大阪・滋賀】

松井「近畿の代表(※聞き取りずらかった。大将かも?)として、近畿勢を引っ張っていきたいと思います」

守田「ユースケもボクも調子は一息ですけど、応援してくれるみなさんのためにがんばりたいと思います」

中村「守田さんという頼りになる先輩がいるので心強いです」

 気負いではなく、王者・松井繁は選手層の厚い近畿を牽引する活躍をみせてくれそうです。まだ足に納得はいっていないようですが、かならず仕上げてくるのは間違いありません。
 松井の表情とはうってかわって、終始ニコニコ顔だったのは中村有裕。MB記念のディフェンディングチャンピオンです。中村は、司会者から「(守田がいて心強いというのは)本心ですか?」と問われたので、「ウソです」とボケておりました。

 

Sn2_2894 【兵庫・福井】

魚谷「アツく、そして落ち着いた、いいレースをしたいです」

吉川「リズムよくここに来ることができました」

鎌田「尼崎最強伝説を伝えるべくここにきました」

 日の出の勢いの兵庫支部からの参加は3人。鎌田のコメントではないですが、尼崎ベスト3がこの3選手といっても過言ではないと思います。

 

Sn2_2897 【四国】

三嶌「全国各地の花火大会はほとんど終わりましたけど、最終日に大きな花火を打ち上げたいと思います」

烏野「♪チッチキチッチッチッチッチー がまがまがまがま蒲郡…………。あ、忘れてもうた。やっぱりアノ女の子みたいにはできへんわ」

 私事ですが、今年はまだちゃんと花火を見ておりません。三嶌が打ち上げる大輪の花火を見てみたいものです。
 これまでの烏野といえば中山きんに君が定番でしたが、今回はラップ少女・小島あやめに挑戦。「やっぱり上手くできへんわ」って、べつにラップに上手く乗れなくとも、水面を上手く乗ればいいんですから。

Sn2_2902 【中国】

市川「いいエンジン引きました。でもまったくペラが合ってません。裏切りにはご注意を」

白井「山口県にSGのタイトルを持ち帰りたいです」

 エースモーターを引いたというのに、市川の表情はいまひとつでした。今日は11レース1回走り。夜までにどのように仕上げてくるかが見ものです。
 山口県勢は白井・寺田ともに「期するものがある」という感じでした。要注意ではないでしょうか。

 

Sn2_2905 【九州】
田頭「F2ですけど、地元のファンのみなさんのためがんばります」

白水「2本持ちでスタートは慎重ですが、一生懸命走ります」

平田「こんなボクを推薦してくれた施行者の方ありがとうございます。蒲郡は苦手だけど、好きになれるようがんばります」

赤坂「ペーペーで、選手もエンジンもパッとしないけど」

 トリは九州。上瀧もコメントしておりましたが、今年の夏の甲子園を制したのは九州の佐賀。今年の年末の大一番への切符も残り少なくなってきました。そろそろ九州勢が目の色を変えて、大暴れする予感がします。

Sn2_2910

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・H本)


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MB記念初日前半戦予想

 こんにちわ! 本日もH記者が育児休暇のため、わたくしH本が予想を担当させていただきます。しげ爺さん、勝負受けさせていただきますっ!

1R
名づけて「山崎哲司、さっさと水神祭を上げちゃってください」競走。ガツガツとインを奪いにくる選手もおらず、番組屋さんの愛が詰まっております。基本的には山崎哲の逃げ切りが濃厚でしょうが、前検での動き良かった飯島の差し目も考えられます。配当的にはむしろ、飯島アタマを本線で勝負したいところです。
【3連単】1=2→456

2R 勝負レース!
横綱に指名した平石のアタマに突っ込みます。アワカツがいるし、地元の重鎮大嶋がいるしで、オッズはかなり割れるはず。絶好の狩り場ですよ、このレースは。
【3連単】4→156→156

3R
赤坂のイン戦はやや心もとない。このメンバー相手ならばなおさらです。狙うべきは前検で動きがよかった江口。相手はスタート速攻を狙う池田と、エンジン出しには定評のある村田。
【3連単】5→124→124

4R
2連対率25%~31%の低調機が十把ひとからげにされた難解なレース。この手のレースって、とりあえず勝率上位のボックス買いをするだけで、けっこうオイシイ思いができることが多いのだが。
【3連単】1246BOX

5R
烏野と服部が動いてくるにしても、赤岩のインは揺るぎない。そして110m起こしくらいまでならば、赤岩は確実に逃げてくるはず。相手は魚谷と服部。F2ながら中野は侮れない。
【3連単】1→236→236

6R 勝負レース!
白水と山崎智の足はかなり悪そう。山崎哲も6コースだと遠い。消去法でいくと内3艇しか残らない。本命は寺田祥も、川崎アタマの舟券もおさえる。
【3連単】2→13→13 1→2→3


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初日! MB記念開幕!

おはようございます! モーターボート記念、本日より開幕でございます! 先ほど、記者席の目の前を水着姿のおねーさん(ムーンライトエンジェル)が通り過ぎて、ついうっとりしてしまったKです。いや~、夏ですな~。本日も、非常に暑い。蒲郡にいらっしゃる方、場外に行かれる方、いや、お仕事で頑張ってる皆さんも、熱中症などの対策をしっかりしてくださいね~。

Cimg3291 本日の注目は、やっぱりこの人ですね。後姿ですみません、阿波勝哉であります。昨日の前検では齊藤仁とかなりじっくりと話し合いをしてました。いきなり必殺チルト3マクリが炸裂するか、本日は2Rに登場ですから、お見逃しなく! あ、昨日は坂口周もチルト3で走っていたようです。アワ現象が拡大するのでしょうか。これも注目ですね。

というわけで、本日から6日間、おおいに盛り上がってまいりましょう! どうぞよろしくお願いします。


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蒲郡クイズです~

どもっ! やります、やるんです。蒲郡でもクイズやるんです。MB記念クイズ、やっちゃうんですよ~~~~! というわけで、今節もひとつよろしくっ!

Cimg32862 さっそく第1問。「????はこちら」。何がこちらなんでしょうか? これ、選手への案内なんですね。そして、今日の夜にはもう、なくなってました。というあたりがヒントですね。

で、お願い! 選手の入り待ちにいらっしゃった方、これ、見えてたんじゃないかなあ……? 見えてた!という方、できるだけギリギリに解答して! また、「入り待ちで見ました」ってコメントはナシで! いらっしゃった方にはボーナス問題ですが、まずはこれからいきましょう。正解者には20P! 締切は明日28日の午後7時でお願いします。

それではたくさんの解答、お待ちしてます~。


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競艇甲子園??――MB記念、前検のピット

 競艇甲子園。モーターボート記念を、そう呼ぶことがある。開催場(蒲郡)以外の23場が、自場の威信を懸けて推薦する代表選手たちが集うことが、その由来だ。たとえば、桐生競艇場代表は江口晃生。戸田競艇場は平石和男。23名以外は、優先出場選手+開催場希望選手ということになるが、その23名にとっては故郷を背負って戦う、重大な一戦となる。
 そうしたシリーズの性格から、初日ドリーム戦では「各地区代表選手」を選出している。競艇の“地区”というカテゴリーは6つ。ちょうどレースにおけるピットの数と同じだ。そこで、関東、東海、近畿、四国、中国、九州の代表を選び、その激突をドリーム戦としたわけである。
①松井繁(大阪・近畿代表)
②瓜生正義(福岡・九州代表)
③濱野谷憲吾(東京・関東代表)
④原田幸哉(愛知・東海代表)
⑤辻栄蔵(広島・中国代表)
⑥田村隆信(徳島・四国代表)
 なんたる豪華カード。艇界には、全国各地にスーパースターがいるのだということを改めて感じさせられる。で、前検日恒例のドリーム戦出場選手共同会見。ここで、質問者の記者さんはすべての選手に「●●地区代表に選ばれましたが」と投げかけている。これが、実にヒットの質問となった。その対応の違いが面白かったのだ。
2007_0827__0296  まず、素直に喜んだのが、瓜生と濱野谷。「ありがとうございます」と選ばれたことへの謝辞を述べ、瓜生は「九州代表として頑張りたい」と語っている。濱野谷にいたっては、「ということは、智也に勝ったってことですか?」とジョークを飛ばして、会見場を爆笑で包んでみせた。
2007_0827__0289  同じく「ありがとうございました」と言ったのは原田幸哉だったが、瓜生や濱野谷と少し違ったのは、やや淡々とした受け答えだったこと。もちろん、嬉しくないわけはないだろうが、そうした次元とは別のところに、幸哉は闘志を向けているはずだ。
2007_0827__0292  一方、松井、辻、田村は、それに対してはほとんど反応を見せず、受け流していた。すなわち、地区代表という概念はあくまでレースの付加価値であって、戦う相手は地区の代表か否かにかかわらず、強力なメンバーばかり。地区代表うんぬんに意識を向ける必要を感じていないのか、単に我関せずで普段の戦いを見せるつもりなのかはわからないものの、誤解をおそれずにいえば「それがどうしたの?」という感じで、特にコメントを発することはなかったのである。
 で、これがさらに面白かったのは、“いい雰囲気”に見えたのはいずれも前者、地区代表に選ばれて「ありがとう」と言った3人だったのである。ドリーム戦という、たった1つのレースに対して、「地区を背負う」ことが強みになるとは思わない。だから、地区代表であることを意識したからといって、特別に気合が入るということがあるわけはない。ただ、この偶然はやはり興味深いことだった。それがレースの結果に直結するわけではないけれども、ただ何かを意味していることは間違いない。個人的には、この3人、節間を通して追いかけていいのではないか、と思えているのだが。
 ちなみに幸哉は、お盆開催のときに見ていて、「これを引きたい」と思っていたモーターが2つあって、そのうちの1つを引いたのだそうだ。13号機、これはお盆には赤岩が引いたモーターだが、そのときからMB記念で引けたらいいなあ、と考えていたとのことである。もうひとつは、33号機。吉田弘文が引いてますね。

 さて、今日の前検は、普段見るのとは少しだけ違う形で行なわれていた。というのは、普通だと前半と後半に別れ、5班と6班の間に試運転タイムが設けられるのだが、なんと1班から9班まで、一気に前検航走が行なわれたのである。理由はハッキリ確かめていないのだが、おそらく「係留所が豊富」であることにより、後半組もすぐに着水でき、試運転ができるからではないかと思われる。今まで見てきた競艇場では、係留所が52コもないから、後半組は前半組が前検航走を終えるのを待って、着水することになるのだが、今日はいきなり全艇が着水を終えて、装着場は1艇もボートがないという珍しい状況になっていて、驚いたものだった。
 で、だから何かというと、前検航走がすべて終わったあと、整備室やペラ室が満員御礼状態になっていたのだ。いつもなら、9班がモーターの格納作業をする頃には、1班や2班の選手はとっくに格納を終えていたりして、それなりに隙間を感じるものだが、今日はなんだか人でいっぱい。そして、格納作業をしているかたわらで、ひそやかに整備をしている選手がいたりする。選手がたくさんいるから、よく見ないと見落としてしまいそうなくらい、ひそやかな整備に見えるのである。
2007_0827__0270  たとえば、吉田弘文の姿を整備室の奥のほうに発見し、少し眺めていたら、その前にいた選手が移動したら、あ、ギアケースを手にしているじゃないか。好素性機だが、早くもセッティングに手をつけているようである。同様にギアケースを手にしていて、大慌てでメモをした選手には、濱野谷憲吾もいた。
2007_0827__0388  手前のほうでは、森高一真がキャブレターをいじっていた。その目つきは鋭く、しかし湯川浩司などに声をかけられると、笑顔も見えている。気合とリラックスが、いい配分で混じり合っているようだ。今日、ピットでの森高との接触は1回。試運転後、いったん控室に戻ろうとした森高と出くわして、森高はこちらをキッと睨みつけるような視線を向けつつ「クロちゃんっ!」と言って、つむじ風のように去っていった。そういえばそうだった。いつもちょっかいかけてくる森高も、気合を入れるべき場面では決して柔らかな表情を見せてはいなかったではないか。今節は、その姿が前検からある。間違いなく、いい精神状態で、森高はここにいる。
2007_0827__0302 ペラ室で目についたのは、鳥飼眞と瓜生正義。二人とも、けっこう強い力でペラに一撃を加えたりしていたが、顔つきは実に穏やか。というか、時に大笑顔。なんだかいい雰囲気で、笑い合っているのだ。うむ、やはり瓜生は追いかける価値がありそうだし、鳥飼も注目するべきだろうなあ、と思った。

2007_0827__0430  さて、このMB記念は賞金王勝負駆けと言われている気になる山崎智也。そうなんですね、このあとダービーとGⅠに出場できない智也にとって、ここは確実に、しかも大幅に、賞金を上積みしなければベスト12黄信号となってしまうのだ。智也自身、まさかこんな背景でMB記念を迎えるとは思っていなかっただろう。ただ、少し安心するのは、なかなか好気合に見えた今日の智也。決して肩に力が入るわけではなく、しかし弛緩という言葉とは無縁の感じで、いい状態に見えたのである。ともかく、悔いのない戦いをしてくれることを願っております!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H本記者の前検を斬る!

 H本です。今回はH記者が育児休暇のため、私がしばらく予想記事を担当します。よろしくおねがいします。
2007_0827__0190  さて前検気配ですが、ブチ抜けた機力をほこるような選手はいませんでした。しいて両横綱をあげるとすれば、平石和男と三嶌誠司です。

 平石は足合わせで、複勝率40%オーバーの笠原や齋藤を突き放す足を披露。笠原や齋藤も足が悪いようにはみえなかったので、これは有力です。またスタート展示でも、小気味いい行き足と伸びをみせてくれていました。

 かたや三嶌は伸びが鋭い。内寄りを好み選手ですが、ダッシュからの競走のほうが侮れないかもしれません。外枠で人気薄のときに狙ってみたいところです。

 大関・関脇クラスは、川崎をちぎり捨てた服部幸男、白井に楽勝した寺田祥、行き足が良さそうな鎌田義、それから江口晃生、このあたり。穴っぽいところでは、飯島、山本、齋藤、石野、あたりが面白そうですね。

        東    西
横綱 平石 三嶌
大関 服部 寺田
関脇 鎌田 江口
小結 飯島 山本
前頭 齋藤 石野

 複勝率トップのエンジンを引いた瓜生や、エースモーターの市川はほとんど足合わせをしておらず、何ともいえないところ。ドリーム組では、コメントこそあまり強気ではありませんでしたが、松井の足はそんなに悪くないようにみえました。
 なお、注目の阿波勝哉ですが、まだまだ足を合わせきれてないようにみえます。阿波は常にそれなりの人気を背負う選手なので、とりあえず明日は阿波を切って勝負しようと考えているところです。
 と、ここで前検時計ランキングが届きました。

①坂口周  6秒55
②江口晃生 6秒60
③松井繁  6秒61
③瓜生正義 6秒61
③中野次郎 6秒61

 坂口周がひとり6秒5台を叩き出しました。ただ、スタート練習はすべて6コースのダッシュから行っていたので、大きくチルトを跳ねていた可能性もあります。選手コメントには注意しておいてください。なお横綱に指名した平石が6秒63、三嶌は6秒67ですから、前検タイム的にも期待できるのではないでしょうか。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・H本)


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モーター抽選!

2007_0827___0016  競艇甲子園・MB記念。各競艇場を代表した男衆52人は、みな精悍に日焼けをしていた。グラチャンを走り抜き、お盆シリーズで活躍した証がこの褐色の顔なのだろう。彼らはただでさえ男らしいというのに、よりいっそう男らしさが際立つ。
「指名により班長やります。よろしくお願いします」
 少しくぐもった声で大嶋があいさつ。各執行委員の挨拶が済み、今節の命運を握るガラガラが登場する。

 選手班長の大嶋が最初にガラガラを回し、モーター・ボート抽選スタート。
 班長の次に抽選機に手をかけたのは服部。引いたモーターは54号機。複勝率は31.2%と低いが、前節で優出を果たしたモーターでもある。どちらに振れるか微妙だからか、服部はいつもの引き締まった表情であった。
 服部の次に引いたのは、弟子の笠原。有力機のひとつ22号機(勝率6.35 複勝率46.6%)を早々に引き当てた。以下、坪井が31号機(複勝率27.6%)、菊地が29号機(複勝率32.7%)で、静岡軍団の抽選は終了。数字的にはあまりよくない結果だったが、かならずや彼らは仕上げてくることだろう。

 

2007_0827___0033 「33出てもうたわ」
 ワイワイ言いながら抽選に参加することが多い烏野賢太は、自分の直前に吉田弘文が33号機(複勝率46.1%)を引いたのが少し悔しそう。吉田と同じように、ガラガラを先に左へ回してかきまぜてから、右に回すのだが、出てきたのは25号機(複勝率38%)。可もなく不可もなくといったところか。 

 吉田や烏野のように、ガラガラを左に回して納得いくまでかきまぜる選手が多かった。そんななか、上瀧和則は「われ関せず」といった感じで、スッと右に回して玉がポン。
 出てきたのは28号機。複勝率40%オーバーで、前節優出エンジンだ。今年の甲子園は「佐賀のがばい旋風」が吹き荒れたが、ここ蒲郡でも佐賀旋風が吹き荒れるのか!?
 上瀧のあとで引いた瓜生は複勝率トップ(50%)の34号機を引き当てる。その後、池田浩二から何か聞かされて笑みがこぼれた。

2007_0827___0090_3 勝率6.35、複勝率49.1%のエースモーター27号機を引いたのは市川哲也。番号が読み上げられた瞬間、バシャバシャとカメラマンのフラッシュが焚かるが、市川は27号機がエースだとは気づいていない様子。自分の席に帰ってモーター成績表を確認してから、ようやく破顔一笑。そんな市川に隣にいる西島と辻が笑顔でちょっかいをかけていた。

 抽選もつつがなく進み、残すところ原田幸哉と山崎哲司の2人に。
「幸哉さん。13が残ってる!」
 白井英治が原田に声をかける。13号機は前節で赤岩が調整し、複勝率が40%を超えるエンジンだ。そして幸哉、白井の声に応えるかのように、見事13号機をゲット。モーター抽選からその勝負強さをみせつける形となった。

 それでは最後に、上記で紹介した以外の複勝率40%超えモーターの抽選結果を。

19号機 田村隆信
26号機 熊谷直樹
41号機 新美恵一
45号機 齋藤仁
48号機 鎌田義
51号機 山崎智也
53号機 中村有裕
59号機 池田浩二
71号機 都築正治


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猛暑の中、選手がやって来た!

Sn1_0949  暑い! 猛暑の8月、今節中には9月に突入するというのに、まったくもって暑い! 今日の蒲郡は、気温はそれほどでもないようだが、湿気もあって、とにかく暑い! 我らが気になる山崎智也に「おはようございます!」と挨拶をすると、智也、「あついっす……」と声にならない声で応えて、顔をしかめていた。まったくっすね……こちらも声にならない声で返したわけだが、お互い汗だくであります。
 この暑さのなか、競艇場入りした選手はもちろん、入り待ちに集まったファンの方々も、本当にご苦労様です! 記念撮影など、ファンの方たちと選手の交流が行なわれた場所は、強烈に太陽が降り注ぐ場所だったから、みなさん大変だっただろうなあ……。

Sn1_0868  で、そんな写真、サイン攻勢に、2~30分も延々応えていたのは今垣光太郎。入り待ち人気ナンバーワンの光ちゃんだから、これもまた当然の光景ではあるものの、声をかける数がいつもよりずっと多いように思えたのは、気のせいか。そういえば、BOATBoy7月号のインタビューで、光ちゃんは言っていた。「蒲郡のファンの方は本当にたくさんの声援をくれて、地元のような感じで走れるんです」。うむ、気のせいではない。ここ蒲郡には、光ちゃんファンがたくさんいるのだ。そして、それを心から嬉しく思っている光ちゃんは、どんなに暑くても、汗が滝のように流れ落ちたとしても、誠心誠意、すべてに応えるということだろう。相性のいい水面、2度のSG制覇がある蒲郡をそう表現することもできるが、それはきっと、ファンの強大な後押しがあるからに違いない。

Sn1_0934  それにしても、選手の皆さんには、本当に頭が下がります。何度呼び止められても、それがすでに控室に向かい始めたときであっても、ファンの元に駆け寄っていく彼らは、本当に素晴らしいと思う。ファンとの交流の場所から控室への道は下り坂になっていて、辻栄蔵がキャスター付きの大カバンの上にまたがって、颯爽と控室へ滑っていく。ダハハハ、なかなかカッコいいぞ。ササーッ……辻さーん! ありゃ、せっかく軽やかに下りたのに、再び声がかかってしまった。しかし、それでも快く、ファンのもとへと坂を上って帰っていく辻栄蔵。呼び止めたファンの方もちょっと恐縮していたが、辻も心からその声援を喜んでいたに違いないのだ。

Sn1_0838  到着取材のため、ピットに辿り着いたのは13時50分くらいだっただろうか。その時点で、すでに東京勢が到着していた! 今回、会うのが楽しみだった一人は、やっぱり阿波勝哉! 蒲郡競艇場の大英断――MB記念からチルト3度OK!は、間違いなく、このSGを何倍も盛り上げることになるはず。言うまでもなく、阿波勝哉が必殺チルト3度の大マクリを敢行できるから! 誰が何と言おうと、これは大英断なのです! その阿波勝哉、やっぱり人気は絶大ですね。ファンから声をかけられて、サイン攻めにあってました。挨拶をすると、力強く男っぽい挨拶が返ってきましたぞ。

Sn1_0843  中尾カメラマンが会うのを楽しみにしていたのは、もちろん写真の弟子、山崎哲司!(彼は中尾カメラマンのことを本当に「師匠!」と呼ぶのです)これが嬉しいSG初出場。SGのピットで再会できることを、中尾氏はもちろんテツも嬉しそうに笑い合ったのでありました。中尾氏の励ましに、「やるしかないです!」と力強く宣言したテツの表情は、うむ、SGの雰囲気に気圧されている感じはないですな。ただ、「人がたくさんいて、ビックリしますね。その意味では雰囲気が違いますよねえ」とのこと。これ、やはりSG初出場の坂口周も、挨拶を交わしながら「人がたくさんで、ビックリです!」と、同じことを言っていた。そうなのですよ、これがSGなのです、若者たちよ! ここで名を売って、スターへの階段を駆け上がれ!

Sn1_0907  そんでもって、僕が会うのをもっとも楽しみにしていたのは、森高一真! 祝SG復帰! 昨年の競艇王チャレンジカップの準優でFを切ってしまい、SGから遠ざかった森高だが、あの日、丸亀競艇場で彼は「クロちゃん、来年や! 見といてや!」と力強く宣言していたのであります。そして、今日! ようやくSGのピットで再会が果たせたわけで、嬉しい限りだ。……でも、森高さん、こ、怖いんですけど(笑)。ファンとの交流を終え、控室へと向かう森高に近寄ると、なぜか急に肩をいからせはじめた森高。
「SGにおかえりなさい!」
「おっし!」
 だはは、親分と舎弟の再会ですか、これは(笑)。その森高、頬がきゅっと引き締まっていたように思えた。気合パンパンで、蒲郡にやって来たと見たぞ!

Sn1_1044  最後に到着したのは、愛車でズバッと乗りつけた原田幸哉! ちょうど、同期の瓜生正義が控室に入るところで、顔を合わせると「おうっ!」。ぱっと顔がはじけたが、一人になると、すぐに表情がキュルッと引き締まった。幸哉も気合パンパン! 地元のエースとして、この大一番に懸ける意気込みは人一倍、今節の幸哉は期待できると見たぞ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守) 


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蒲郡です!

残暑お見舞い申し上げます。9月も目の前だというのに、秋の気配は訪れませんねえ。蒲郡も、実に暑い! というわけで、取材班はただいま、蒲郡競艇場に到着いたしました! こりゃあ、取材で汗だくになりそうだなあ……。

Cimg3283 本日は、このあと選手到着から前検の模様まで、取材・更新してまいります。最初の更新は4時くらいと予想されますので、もうしばしのお待ちを。蒲郡では今節からチルト2度、チルト3度が認められます。となると、注目はもちろんあの人ですよねえ……。あの人も含め、どんな表情で蒲郡入りするのか、私も楽しみであります。

それでは皆様、今節もよろしくお願いいたします!


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いよいよモーターボート記念!

まだまだ残暑厳しい毎日ですが、皆様いかがお過ごしでしょうか? 真夏のSGといえば、ナイターSG。明日より、今年2発目のナイターSG、モーターボート記念が蒲郡競艇場で開幕します! 競艇甲子園の異名をとる、熱い熱いナイターSG。もちろん、前検から最終日まで、現地より取材・更新してまいります!

取材班、ただいまより蒲郡に出発いたします。ナイターということもあり、更新は午後からになりますが、どうぞよろしくお願いいたします。それではみなさん、蒲郡でお会いしましょう!


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