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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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匠たちの前検チェック!

 これを書いている今、水面にはやや強めの向かい風が吹いています。しかし、先ほどまではほぼ無風、その前はやや強めの追い風でありました。春の風は気まぐれ、なのか。それとも、これが宮島の日常なのか。明日からはこの風に悩まされるのか、それとも味方につけられるのか。何を言っているのかよくわかりませんが、ようするに、難しかったのですよ、足合わせの様子を見極めるのが。
 しばらく眺めていて気づいたのですが、この世代の選手たちは、普段見慣れているSGの選手とは、試運転の流儀がやや異なるようでした。まず、足合わせをするよりも、単走で走っていることのほうが多い。レースにせよ試運転にせよ、水面を走った回数は現在のSGクラスをはるかに凌駕する彼ら。それだけに、足あわせなどせずとも、感触を確かめることはできる、ということなのでしょうか。また、“突然、足合わせ”のケースも多々見かけられました。たとえば、単走で1マークまで走った選手が、ターンをしたあとにスピードを落とし、後から単走で走ってきた選手のターンに合わせて握り込み、結果的にバックでは足合わせの格好になっている、というケース。こうしたパターンがけっこう多く見受けられ、逆に1マークまでは足合わせしたのに、片方が1マークでスピードを落として、単走2組に分裂、なんてこともけっこうありました。
 そうした“見慣れない光景”に幻惑されたこともあるのでしょうが、とにかく難しいというしかなかった前検の試運転。いや、あるいは今日の段階では、大きな差がそれほどない、ということなのかもしれません。

2008_0414_0237  とはいえ、もちろん目を引く選手がいたのも事実。何より、御大・加藤峻二が鋭いアシ色に見えたのは、胸をワクワクさせられるものでしたね。誰と合わせても強めで、素性のいいモーターを引いた山口博司には圧勝の気配。悲願の名人戦Vに向けて、一節間、峻ちゃんと心中するだけの理由は、できたような気がします。今日のところは横綱指名でよろしいのではないでしょうか。
 もう一人、エース機を引き当てた選手班長、池上哲二も非常にいい気配を見せていました。ダッシュよりスローで実績を積み上げてきたモーターのはずですが、今日のところは伸びもかなりのように見えましたね。松野京吾との足合わせでは、3~4艇身近くも突き放していました。松野が苦しい可能性も多々ですが、池上自身も上々の手応えを得たはずです。
 前検横綱はこの2人でいきましょう。明日は……ん??? ともに1回乗り、しかも1R1号艇と2号艇じゃありませんかっ! ふむー、朝の1Rが勝負ってことですかな、明日は。なんだかいきなり、今節の行方を占う一番が出現してしまいましたなあ……。
2008_0414_0246  といったわけで、前検番付でございます。

           東               西    張出
横綱   加藤峻二    池上哲二
大関   新良一規    山﨑毅    木下繁美
関脇   吉本正昭    尾崎鉄也
小結   林貢      井川正人
前頭1  高山秀則    鈴木幸夫
前頭2  川名稔     吉田重義

 いちおう順番をつけましたが、大関以下はかなり僅差だと思います。また、おそらくペラの違いでしょうが、試運転に出る時間帯によって気配が違って見せる選手もいました。顕著だったのは吉本でしょうか。最初に試運転に出てきたときにはボコボコにやられてばかりでしたが、10分ほど間を置いて出てきたときには逆にやっつけまくり。前検はこれがありますからなあ。瀬尾達也、山﨑昭生は番付には載せませんが、それほど悪くなさそうでした。また、関忠志あたりも優勢に見えるマッチアップがいくつかありましたね。

 といったところで、前検タイムの到着であります。
1 川名稔(9班) 6・46
2 村田瑞穂(2班) 6・49
  池上哲二(4班)
  竹内知樹(5班)
  原義昭(9班)
  山田省二(9班)
7 富山弘幸(6班) 6・51
  片山晃(7班)
9 新井敏司(4班) 6・52

 以上がベストナイン。西の横綱、池上が2位ですぞ~。ちなみに、峻ちゃんは次点タイの6・53。上々です。なお、前検の班を書いたのは、冒頭に書いたとおり、風向きや風の強さがころころ変わったりしたから。9班の頃は向かい風がやや強かった時間帯、バックでは追い風になるわけだから……と考えれば、3人が上位に入ったのもその影響があった可能性がありますね。

2008_0414_0241  反対に前検タイムワーストは……
金井秀夫(2班) 6・68
高山秀則(4班)
久間繁(6班)
荘林幸輝(1班) 6・67
桑原淳一(4班)
原田順一(2班) 6・66

 あら、番付入りからは高山がワーストタイに。4班は、上位が2人、ワーストも2人。うーむ、どう判断するべきか……。いずれにしても、勝負は1Rだなあ……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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