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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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匠登場!

 宮島到着後、パソコンの前で苦吟の連続、実はメンテナンス中だった……というハプニングでスタートした宮島名人戦。私が焦りまくっている間に、偉大なる先人たち、我らが競艇界の誇る偉人たちが続々と宮島競艇場に到着しましたぞ! 人生の先輩のみなさんなのに、ピット入りが遅れてすみません! ということで、駆けつけたときには、すでに多くの選手が到着しておりました。中尾カメラマンにも、「クロちゃん、遅い!」と怒鳴りつけられた次第であります……。

さて、宮島競艇場のピットへの通用門は、チンチン電車の踏み切りも兼ねているんですね。競艇場のすぐ横をチンチン電車が走っているための、独特のレイアウトなのですが、つまり選手たちのタクシーは踏み切りを渡って競艇場に入ってくるわけで。なんだか不思議な光景でありました。
2008_0414_0234  不思議な光景といえば、なんと、荷物検査がピットを入ってすぐの場所で行なわれるのですね。通常は、競技棟の一室を使って行なわれていて、その様子を見ることはほとんどないのですが、ここ宮島では屋外で荷物検査が行なわれていて、もう目の前で様子を見ることができてしまったのです。テーブルが3カ所に置かれ、それぞれ一人ずつ、でっかいスーツケースを広げて荷物のチェックを受けるわけですが、一人あたり……そうだなあ、3~5分くらいはかかっていたでしょうか。チェックは本当に細かく行なわれていて、けっこうな時間を必要とするのですね。ということで、それぞれのテーブルにはズラッと選手たちの列ができております。艇界の匠たちが、順番を待っている姿はこれまた不思議な感覚でありました。待っている間に、久々に再会する仲間や先輩に挨拶する彼らの顔には、嬉しそうな笑みが浮かんでおりましたぞ。春の陽気もあいまって、うーん、穏やかで優しい空気に癒されました~。

2008_0414_0024  そんななかで、どうしても目を引いてしまうのは、やはりこの人、史上初の女子出場選手となった鵜飼菜穂子! 鵜飼さんはかなり早くの到着だったようで、僕がピットに着いた頃にはすでに着替えを終えて、ペラ検査へと向かっていました。鵜飼さんの姿を見るのは、これまではいつも女子王座決定戦であり、ということはいつも、最年長選手でありました。ところが、ここでは……最年少! それに加えて、ただ一人の女子……そうした先入観がこちらにあることは否定しませんが、女子王座で見るよりもずっと、鵜飼さんは凛々しい表情であるように見えました。うーん、いいっすね、こんな鵜飼姐さんも!
2008_0414_0174  あ、そうそう。不思議な光景で思い出したのですが、この人の姿があったのは、なんとなく違和感を覚えたものでありました。山﨑昭生です! 来月の笹川賞にも出場するように、昭生さんと会うのはもっぱらSG。そして、ルックスが若いじゃないですか、昭生さんは。だから、もちろん今節の主力の一人であることは承知していても、そこにその姿を見ると、やはり改めて驚いてしまうのですな。まあ、その意味では、瀬尾達也の顔があったのもまた、ちょっと不思議でありました。こうして、名人戦の趨勢は次第に変わっていくということなのでしょう。
2008_0414_0019  そう考えると、やっぱり加藤峻二に対しては、最敬礼するしかない! 人間国宝・峻ちゃんは、今年も元気に名人戦の舞台にやってまいりました! 挨拶をしてくる“若手”たちに、嫣然たる笑みを返す峻ちゃんは、もう、ただただ神々しいと言うしかない。春の光が後光のようにも見えて、思わずたじろいでしまった私でありました。やはり、この方には永遠に名人戦に来てもらわねば! まずは、悲願の優勝を果たすべく、若々しい走りに期待しておきましょう。

 というわけで、往年の……いや、今でも光り輝く匠たちが、厳島神社の大鳥居を望む宮島競艇場に勢揃いしましたぞ! この味わいを堪能せずして、競艇ファンを語るなかれ! 匠の祭典がいよいよ開幕!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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