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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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君は善さんとランナバウトを見たか

Img_1634 ボートが激しく左へ傾く。V字になった艇底が、水をきれいに捉えて、そのまま鋭角に曲がっていく。こ、これは、ランナバウト! そうなんです。本日5R発売中に、ランナバウトのエキシビション走行が行なわれました。現在の競艇で使われているボートは、艇底が平らで段差があり、フィンをつけて水を掴む構造になっている「ハイドロプレーン」。しかし、かつてはハイドロと「ランナ」と呼ばれたランナバウトの2種類のボートでレースが行なわれており、名人戦出場の世代はほぼ両方のレースを経験している人たちなのです。ランナの特徴といえば、鋭角にターンできること、そして「しゃくり」と呼ばれた舳先を上下させて直線を進む走法。その再現が、この名人戦で行なわれた! 名人戦にふさわしいイベントと言えるでしょう。

Img_3177 その操縦者こそ、「匠」の名にふさわしい技師だった、中道善博さん! JLCで解説をされている中道さんですが、この宮島入りする前に、やまと競艇学校でランナの練習をしてきたそうです。現役時代でも、5~6回しか乗ったことがないんだって。というわけで、競艇学校で納富英昭教官にコーチを受けてきたとか。納富さんは、中道さんの同期にして、ランナの名人と言われた名選手だった方であります。

Img_3169 というわけで、さあ行こう、ランナバウト! 中道さんが水面に向かうと、出場選手たちもぞろぞろと表に出てきて、中道さんの走りを楽しそうに眺めています。水面際は笑顔笑顔の大スマイル祭りで、この粋なイベントを楽しんでいるようでありました。もちろん、「善さんがランナでどんな走りをするんだ?」という意地悪な興味もあったはずですな(笑)。見事に2周を走り終えて戻ってきた中道さん、真っ先に声をかけたのは片山晃でしたね。「もうおしまいなの!?」「これだけでヒザがガクガクじゃ(笑)」。そんなやり取りを、選手たちもおかしそうに眺めています。で、その頃、4Rを終えて着替えを済ませた山口博司が息せき切って水面際へ。「えっっっ! 終わっちゃった!?」、レースで敗れた以上に残念そうな山口博司でありました。善さんの走りもそうですが、ランナを懐かしむ思いもあったんでしょうね。

というわけで、中道さん、ご苦労様でした! といっても、今日はもういちど、このエキシビションが行なわれます。それは、優勝戦のスタート展示前! これから宮島に来られる皆さん、優勝戦前には水面へ! そして貴重なランナ走行、善さん走行を満喫してください!(PHOTO/山田愼二)


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コメント

今日、生で善さんのランナ走行見ました。
ボ-トがひっくり返りそうなタ-ン凄い!

投稿者: おちょこ (2008/04/20 21:23:18)

先ず、すさましいインの取り合いでレースが始まります。
イン絶対有利で、多少の深インでもシャクリまくっていき足をつけ、まるで空中に浮いてるかのようなスタートです。
1マークまではまくられないように艇をぶつけてもでも自分を主張し、頭が水面につくぐらいまで体重移動し旋回します。今のモンキーターンの原型でしょう。舟が重いので体重が軽いと
うまくコントロールができなかったようです。
住ノ江では7Rと11Rがランナ戦でした。
あのころはコース取りも罰則がそんなに厳しく無かったので
本当に面白かったです。因みに当時の住ノ江はインに近い方から6,5,4,3,2,1でした。

投稿者: かまし一発 (2010/12/01 20:31:36)
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