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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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業務連絡 プレゼント当選の皆様

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

年初一発目は業務連絡。賞金王プレゼントは、少し遅れてしまいましたが、本日発送いたします。つきましては、たかかず様、さっち様、ご送付先をお願いいたします。また、まぁ様、大変申し訳ございませんでした。恐縮ですが、kyoteisg@mail.goo.ne.jp
にお送りしてみていただけませんでしょうか。よろしくお願いいたします。


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プレゼントクイズ当選者発表!

賞金王プレゼントクイズ、当選者発表! まず、正解ですが、皆様ご存じのとおり「賞金王決定戦=井口佳典 賞金王シリーズ=田中信一郎」でございました。正解者は、28名! うち、オマケ有組は7名でありました。1号艇Vという順当な結果だったこともあり、正解者多数でしたね。おめでとうございます。

厳正なる抽選の結果、当選10名は以下の通り。敬称略ですのでご了承ください。★はオマケ組です(抽選はオマケ組も通常組も分けずに行なっています)。

みんな頑張れ★
J①★
まぁ★
さっち
中尾清
カズウ
味噌好き
たかかず
あけみ
もみー

おめでとうございます! ご当選者の皆様は、いつものように tanakakogyo@hotmail.co.jp まで送付先をお送りください。その際、件名を「賞金王プレゼントクイズ」としてください。また、1月4日までにお送りください。5日に発送いたします。ちょっと間が開きますが、ご了承ください。

それでは皆様、よいお年を。風邪などに気をつけて、年末年始開催を楽しみましょう! ではまた来年!


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クイズ当選者発表はクリスマスイブ!

下の記事で、「今年の更新は終了」とか書いてますが、クイズ当選者の発表は明日24日、更新します! 今しばしお待ちを!


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賞金王決定戦ファイナル 超私的回顧

黄金銀河の片隅で……

12R 賞金王決定戦
①井口佳典(三重)  12
②松井 繁(大阪)  16
③湯川浩司(大阪)  19
④濱野谷憲吾(東京)18
⑤瓜生正義(福岡)  22
⑥吉川元浩(兵庫)  23

進入123/456

2008_1223_r12_1073  ゴールから1マークまでの間に、井口は何度も何度もガッツポーズを繰り出した。素早いピット離れ、トップS、精緻なインモンキー、丁寧かつ豪快な周回……1分44秒5の圧倒的シリーズレコードで、井口はそのゴールを駆け抜けた。勝者の胸中を、どんな思いが駆け巡ったか。去年のこのレースでの失敗、支えてくれた家族、秋口のスランプ、2年前にこの水面で殉職した友の顔……それらはいずれ本人の口からさまざまなメディアへと伝播されるだろう。今は、この決まり文句を井口に贈りたい。

 銀河の歴史が、また1ページ。(by田中芳樹『銀河英雄伝説』より)

2008_1223_r12_1009_2  私自身の見解を言えば、このイン逃げは昨日の時点でほぼ約束されていたと思う。シリーズリーダー松井との直接対決に打ち勝ち、ポールポジションを奪い取った。この夜、私は冒頭の枠番とニラメッコしながら妄想のレースを楽しもうとした。が、その大半は枠なり3対3から井口があっさり逃げ切ってしまう。穴党としての逆転のイメージが、まるで沸いてこないのである。仮に井口と松井の枠番が逆だったら……? 途端に妄想レースが別府温泉のように湧き出してきた。ウルトラ節イチの井口がどう松井を攻めるか。また井口と湯川がやり合うのではないか。井口がパワー任せに握ったら、アウト水域の選手は……? わくわくした。
 で、我に返って現実の枠番を見ると、それまでの危うい均衡が崩れて井口の逃げ切りになってしまう。それほど死角の見当たらない1号艇なのだ。結局、私は10分ほどで妄想を打ち切り、まだ底が割れていない瓜生のパワーに期待することにしたのだった。思えばここ1カ月ほど、常に「松井の1号艇」ばかりをイメージしてたしなぁ。
 現実のレースは2周目で1-4態勢が固まり、その2艇はすでに大差だった。競艇にはよくあることだ。スタンドの観衆は3着争いに熱狂し「1-4-3!」「1-4-2や!」「よっしゃ1-4-6やぁぁ!!」と口々に3つの数字を絶叫している。これもギャンブルとしての競艇の正しい姿。1=5の舟券しかない私は、井口が疾駆する姿をぼんやりと追いかけていた。ダービーの丸岡VS瓜生のようなマッチレースもあれば、今日のようなレースもある。それも競艇であり、このレースがつまらない凡戦だったとは微塵も思わない。
 だが、シリーズ全般を振り返って物足りなさを感じたのも事実だ。今年のメンバーはオールマイティで捌き巧者で潔いタイプのレーサーが揃った。必然、穏やかな枠なり進入になり、フェアでクリーンな道中にもなる。そして、競艇は「6選手のレベルが均等に高くなればなるほど、インが強くなってゆく」という特性を持つ。SG=イン天国。さらに選り抜きの選手が揃った賞金王12人ならなおさらのこと。これは、「矛盾」の語源にも似たパラドックスだと私は思う。つまり、強く高潔な選手が集まれば集まるほど、見た目のレースは単調になりやすいのだな。底辺が広がり、A1レーサーのレベルが一様に高くなった近代競艇の弱点がここにある。今節、私はこの矛盾=弱点を妙に強く感じてしまった。そして、艇界の危機感も……。
2008_1223_r12_1000  今後、さらに艇界の底上げとレベルアップが進むとするなら、より競艇を興行として成功させる努力、レースにコクとインパクトを持たせる工夫が必要になるだろう。賞金王決定戦でも賞金上位10人に、イン屋(イン奪取率などデータ基準さえ決めれば「イン屋」のカテゴリーが生まれる)とアウト屋(同)の賞金トップをひとつずつ加えるなどのオプションがあってもいいと思う。「賞金王決定戦」の名がおかしいとしたら、「競艇グランプリ」として。西島義則や上瀧和則、阿波勝哉(できれば平和島で)などの超個性派が必ずいるグランプリ……ありだと思うのだが。
 あ… せっかくの艇界最大のお祭りの夜にとんでもなくシミッたれたことを書いてしまった。まあ、舟券惨敗者の負け犬の遠吠えと思われても仕方ないな。5日間、イン選手を買わなすぎて自滅したバカヤロの愚痴、クダ巻き。心の中でドナドナを歌いながら。が、思ったことはそのまま書いておきたい。批判やクレームも甘んじて受けます。その意見(交換)がまたよりよき未来の競艇につながると思うから。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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本日の水神祭! おめでとう賞金王!

 井口佳典は、SG2度目のV。それでも……水神祭が行なわれました!
 H園記者の目撃証言によると……
原田幸哉「勝ったら、投げ込まれたい?」
井口佳典「投げ込まれたいっす!」
原田「よっしゃ。じゃあ、待ってるわ」
 といったやり取りが、9~10Rあたりの頃にあったとのこと。それが銀河系軍団にも伝えられ、表彰式が行なわれている間、一秒ごとに宵闇が迫って来るピットで仲間たちは待ち続けたのだった。

Img_6624  表彰式から戻って来て、共同会見にいざなわれた井口は「先に落ちる」と一言残して、ジャージを脱ぎ出した。そこに原田や森高一真、さらには井口の優勝を祝福するために駆けつけた同県同期の桐本康臣が集結。もちろん、山本隆幸、丸岡正典もやって来て、おぉっと! 王者・松井繁も登場だ! 鎌田義がそれに続いて、「さすがに俺があんまり(カメラに)写ったらまずいわな」などと言いながら、一番手前に陣取った。……ん? 誰か足りないぞ。
「ゆーかわーーーーー! ゆーかわーーーーー! はよこーーーーーーーい!」
Img_6626  そう叫んだのは、モンスター・野中和夫! 野中選手会長に呼ばれたら、湯川も全速フルダッシュで駆けつけなければならない。
 というわけで、役者が揃ったところで、さあ行こう、水神祭。
 ワッショイスタイルでぐわんと担ぎ上げられた井口。1、2の3でドッボーーーーーーン!
「さ、さみぃぃぃぃぃ!」
 井口の絶叫と万雷の拍手がピットに響き渡って、井口の賞金王制覇のドラマが幕を閉じました。

Img_6634  井口選手、1億円バトル優勝おめでとう! 来年はいっそう、あなたの年にしてください!(PHOTO/山田愼二 TEXT/黒須田)


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賞金王決定戦 祭りの前

_u4w7147  10時05分。中央ホールの裏口には、推定400人のファンが集まっていた。
 賞金王決定戦ファイナルの出場選手6人が、この裏口から退場してピットへと帰っていく。そのよきファンから隔離された通路を通るわけではなく、普通にスタンドの裏を横切っていく。つまり、ここで待っていれば選手の顔を身近に見ることができるのだ。
 6号艇の選手から降順で裏口から出てくる。吉川の顔が見えると、いきなり野太い声援が飛んだ。
「よしかわぁぁ~! がんばれよ!」
 ファンでできた花道をかき分けながら、6選手たちはピットへ戻る道を歩いていく。
 花束やサイン色紙を持って選手に駆け寄る者や、写真をお願いする者。ガードマンや職員が「時間がありませんので通してください」と選手を守ろうとするが、ファイナリストたちは気軽にファンの願いに応えていた。
 もっとも多くのファンに囲まれていたように見えたのは松井繁、もっとも多くの声援を受けていたように感じたのは湯川浩司。

_u4w7320   年に一度の競艇界のお祭りに、住之江は朝から熱気を帯びている。ところが、ピットに戻るとスタンドの熱気がウソのように静まり返っている。
 予想欄を作る必要がないので、スポーツ紙や専門紙の記者の数が昨日よりも少ないということもあるだろう。
 だが、選手たちも今年の競艇界の1年を締めるこの特別な日を意識しているのかもしれない。シリーズの選手も、順位決定戦の選手も、そして賞金王決定戦に進んだ選手も、みな晴れやかな顔をしていた。「静」ではなく、「聖」という感じがしっくりとくる空気である。

_mg_0104  決定戦に出場する6選手のまわりには、カメラがついて回る。濱野谷が艇にエンジンを装着すれば、ごらんのように人垣ができる。 松井が歩けば、一斉にカメラがそちらの方向へと向く。瓜生のインタビューがはじまれば、JLC関係者以外も聞き耳を立てる。
 だがその横では、忘れ去られたかのように、トライアルで敗れ去り、順位決定戦周りになってしまった選手たちが黙々と作業をしている。
 昨日までは熱狂の中心にいたのに、1日たつと蚊帳の外。それが勝負の宿命とはいえ、神輿をかつげなくなった人間の悲哀を感じる。不意にあしたのジョーで丹下のおっちゃんが語っていた言葉を思い出した。
「敗者には何もくれてやるな」

_u4w7368  インタビュー終了後、ファイナル6選手の中で、一番に水面に出たのは松井繁。
 松本勝也など近畿の選手を数人引き連れて足あわせ。水面に上がってきた松井が、松本を指差しながら、笑顔をこぼした。トライアル初戦からピットにいるが、松井の笑顔はあまり見ていない。しかも4日間で一番の笑顔である。足が納得いくものに仕上がっているのかもしれない。そして、確実にリラックスしている。

 瓜生正義も口角が上がっていたひとりだ。記者があいさつをすれば笑顔で返してくれるし、エンジンを装着するときも平田と談笑をしていた。4号艇という気楽な立場なのもあるだろうが、祭りに参加できるのが嬉しくてしかたがない。瓜生の童顔の笑顔に、そんな意思が感じられるように思えた。

_u4w7430  ほかの4選手たちも、みなイイ顔をしていた。無理やり言葉を当てはめるなら、湯川浩司は「満足感のある顔」。吉川元浩は「大胆不敵な顔」。濱野谷憲吾は「冷静沈着な顔」。そして1号艇の井口佳典は「堂々とした顔」をしていた。
 男の歴史は顔に出る。彼ら6人の顔を見ていると、だれひとり「役不足だ」な者などいない。

(PHOTO/池上一摩 TEXT/姫園淀仁)


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“本紙予想”賞金王決定戦ファイナル!

 Kです。さあ行こう、賞金王決定戦。もはや戦友のような気もしてきた憲吾(さんは一生付けない)は、今頃、住之江でしょうか。なんだかんだとありましたが、最後の最後はお互い悔いの残らない、08年の総決算としての舟券で思い切り勝負しましょう。もちろん、うりちゃん、坪吉さん、競艇LOVEさん、うさ子さんをはじめ、すべての競艇ファンの皆さんも! 私にとって、2008年は銀河系の年。ならば最後も銀河系で行きます。そして、憲吾(さんは来世でつける)とやり合ったからなのか、あの人も気になります。
 それでは皆様、Good Luck!

11R 順位決定戦
魚谷が順決回りの憂さ晴らしで来年につなぐ。坪井が差して追撃。
◎魚谷 ○坪井 ▲赤岩 △今垣 
3連単1-246-全

12R 今年の賞金王覇者は井口。超抜の出足で一気に逃げ切る。相手は湯川で銀河系決着。濱野谷を絡めた舟券を夢券で押さえに。松井は、着を拾いに行くレースをするはずがなく、◎を打たないなら無印。
◎井口 ○湯川 ▲濱野谷 △吉川
3連単1-346-全 34-1-34 34-34-1

一節間お付き合いいただき、ありがとうございました!


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優勝戦出場選手インタビュー

 優勝戦出場選手インタビュー。本日はもちろん二本立てであります。
2008_1223_00122008_1223_0014  シリーズ戦。田中信一郎は、「シリーズは僕、決定戦は(湯川)浩司が勝つ」と高らかに宣言。また、「一番遠くに座ってる人がいるので……」と倉谷和信の前付け警戒を軽く表明。しかしインは譲らない決意を見せています。
2008_1223_0046  その倉谷が、このレースのキーマン。笠原亮が「3~5が来たら入れない」と、暗に倉谷の前付けには突っ張らない考えを示し、中島孝平は「どこからでも勝てるアシ」、山口剛は「入れたコースからスタート行きます」と、コースにこだわらないことを表明しました。しかし、池田浩二だけは「6コースは考えていない。スローでも内に行きたい」と倉谷の動きに連動する、もしくは倉谷の前付けを黙って見過ごさないことを宣言。こうなると、「3~5は入れない」笠原の動きも気になるわけで、いったい進入はどうなるのか……。目が離せない、エキサイティングな優勝戦になりそうです!

2008_1223_0068_22008_1223_0072   決定戦。井口佳典が「どんなに深くてもイン」と表明しましたが、井口のポジションを奪うようなそぶりを見せた選手は皆無。吉川元浩が「動くことも考える」と言っていますが、枠なりに収まる可能性が高いと見るべきでしょう。入っても4コースとか。
2008_1223_0079  そんななか、松井繁が「2コースから差し切ります」と、作戦も含めて宣言。井口への牽制の意味もあるのでしょうが、力強く断言しているあたりに意味がありそうな……。ちなみに、某T王さんは、「松井、緊張してるね」とボソリ。いつもと違う松井、ということですね。湯川浩司は「松井さんが差すならマクリかマクリ差しだけど、まだイメージは沸いていない」、瓜生正義は「思い切り行く」。2008_1223_0090 そして濱野谷憲吾が「今節はフライング切ってもいいつもりで来ている」とぶち込み宣言! おぉっ! 「……でも、わかりませんけどね(笑)」。取材班&T王さん、一斉にずっこけましたよ(笑)。「濱野谷らしいねえ(笑)」とT王さん。この舞台でもらしさ爆発の憲吾さん、サイコー!
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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6日目! さあ、クライマックス……

おはようございます。賞金王決定戦6日目。いよいよ、聖戦のクライマックスの日が、やってきてしまいました……。この戦いを見なければ、今年は終われない。しかし、この戦いが終われば、今年も終わってしまう……。最高のレースに酔いしれ、2008年を締めくくりましょう。

2008_1222_0129_2 今年は、銀河系軍団がさらに躍進を見せた1年でした。85期の先頭を走ってきた田村隆信は、どんな思いで1年を過ごし、この舞台に立っているのでしょうか。今日は井口&湯川に声援を送り、そして来年は自身が久々のSGを!(PHOTO/中尾茂幸)


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パワー診断付き・賞金王トライアル回顧 第3戦

妄想の果て

11R
①濱野谷憲吾 09
②湯川浩司  13
③魚谷智之  16
④吉川元浩  14
⑤赤岩善生  22
⑥坪井康晴  12

2008_1222_r11_0696  非力なパワーに苦しんでいる憲吾が逃げ切れるのか。レースを読む上で、ここから考えはじめた人は多いだろう。私もそうだった。そして、パワーアップしている湯川の差しが届く、と考えた。レースはやはり、憲吾が先マイして湯川が差す、という展開になった。ここ1年、記念1号艇での取りこぼし(S遅れやターン流れなど)が多かった憲吾だが、ここはコンマ09のトップSからしっかりと1マークを先取りした。圧勝パターンか。いや、やはりそうはならない。差した湯川が内からソロリと伸びて、憲吾の内フトコロに喰らい付く。バック中間で、舳先がかかる。このまま艇が並んでしまえば、完全な逆転パターンだ。
2008_1222_r11_0710  が、そこから憲吾のモーターが踏ん張った。私が思っている以上に憲吾の機力がアップしていたのかもしれないし、私が思っているほど湯川の機力がアップしていなかったのかもしれない。半艇身ほどの差のまま、2艇は怯むことなく2マークに向かった。共倒れもありえる、危険な競り。食い下がる湯川は2着でもファイナルは安泰だし、少なくともこの11Rでのトップ当選が確定する。それでも湯川は引かない。12Rの結果待ちとはいえ、2着より1着の方がファイナルでの1号艇のチャンスが膨らむ。そんな思いがあったのかもしれない。単なる闘争本能がそうさせていたのかもしれない。マイシロがほとんどないまま、もつれるように2艇が2マークに差し掛かった。
 ここで、機力だけでは推し量れない憲吾の経験とハンドルワークが炸裂する。スピードを落とすことなく腰を跳ね上げて重心を移動し、鋭角にハンドルを入れて湯川の艇を引き波に沈めた。この職人技の俊敏ターンがあるから、濱野谷は今年もここにいる。引き波でやや振り込んだ湯川もすぐに立て直しで2番手を確保し、これでファイナルの2議席が決まった。
2008_1222_r11_0738  後続は、12Rの結果も睨みながらのサバイバル戦に。これがまたトライアルの醍醐味でもあり、残酷さでもある。3着ならファイナルに手が届くかもしれない坪井に、ほぼ絶望的な同期の赤岩が猛チャージをかける。たまらず失速する坪井。同じく3着以上が欲しい魚谷や吉川もコーナーごとに厳しく攻め続ける。その絶対必須の3着を取り切り、ファイナルへのチャンスを残したのは吉川だった。吉川のパワーは昨日よりもややアップしていたようだ。1マークではマクリが届かず他艇より後手を踏みながらの3着。A評価が妥当だと思う。S指名した第1戦の状態に戻れば、アウトからでも怖いと思うのだが。
 勝った憲吾は上向いたとはいえ中の上、やはりBまでか。伸びは湯川と同等だったが、回ってからの足がやはり弱い。今日は引き波とは無縁だったが、それがさらに心配でもある。しかし、憲吾にはそれを補うだけのテクが……明日は機力アップとともに、開き直りの大胆レースに期待したい。
 湯川の足は……どうか。ターンから直線半ばまでは憲吾より明らかに強めだった。が、全体的な迫力は一息だった気がする。大整備の末の機力向上。その反動が怖いかも、とレースを観ながらちょっと不安になった。上の下、A評価まで。

12R
①瓜生正義  18
②井口佳典  23
③松井 繁  25
④白井英治  20
⑤今垣光太郎 21
⑥丸岡正典  15

2008_1222_r12_0830  今節、レース前にもっともうきうきそわそわ、楽しみに待ったレースだった。前夜、K記者と3時間以上も妄想の12レース(30レース分くらいあった)を語り合ったほどだ。もちろん最大の焦点は、井口VS松井におけるファイナル1号艇争いの思惑と行動である。
1着・井口、2着・松井…同点で持ちタイム勝負。
2着・井口、3着・松井…井口
3着・井口、4着・松井…松井
 などなど、こんなシビアな状況で内枠にいる井口は松井に対してどんなレースを見せるか。私(K記者もほぼ同じ)の見解は、先に予想の中で書いたとおりだ。
 井口が、松井の動きを殺す。
2008_1222_r12_0779  そして結果は……結果だけなら、私たちの予測通りになった。実際には、それがわかりにくいレースではあったのだが。2艇ともにスタートで後手を踏んでしまったから。
 100人がレースを観れば、100の感想と見解が生まれる。この私がもっとも楽しみにしていた1マークはどうだったか。ある者は「井口は松井に関係なく差した」と言うだろう。ある者は「2艇ともに凹んだのだから、お互いのことを意識する余裕などなく無心に旋回した」と言うだろう。どちらも正しいのかもしれない。が、スタンド1マーク付近にいた私にはこう見えた。
 スリットから伸び返した井口が、右後方にいる松井の辿るべき航跡を予め消しながら差しハンドルを入れた。
 将棋には「敵の打ちたい所に打て」という必勝法にも近い金言がある。井口の差しはいつもの彼のスタイルに比べれば、ちょっと遅かったように思う。かなり伸び返したのに、あえて遅らせたような。7割がた私の先入観がそう見せたと知りつつ、私の目にはそう映った。そして、結果(論)として、松井は差し場を完全に失って1マークで置き去りにされる。私の妄想のレースが、不完全な絵づらのまま現実のものとなった。いずれ、この真相は井口自身に聞くとしよう。とにかく私の目にはそう見えた。
2008_1222_r12_0811   そして、ここから私の妄想を蹴散らすほどの凄まじい光景が生まれる。Sで遅れ、差しも遅れた井口は、今垣のマクリ差しの餌食になった。思いきり引き波にはまった。遅れ差しと全速のマクリ差しではスピードも大差だ。松井も散ったが、井口も散った。そう思った。が……まだ観ていない方はVTRを観てほしい。2マークまでの間に井口は今垣に追いつき、2マークで競りになりながら全速で握って今垣を張り飛ばし、消波装置近くまで流れながら、差し抜けていた白井と丸岡を外から交わし去ってしまったのだ!! ちょっと、ありえない。この決定戦には住之江のトップ12のモーターが使用されている。素性の悪いエンジンはない。それなのに……今垣はホラー映画の犠牲者のようだった。白井も丸岡も子供同士の喧嘩のようだった。逃げきった瓜生も1分45秒0の猛タイムでそのパワーを証明して見せたが、あの1周バック~2周ホームの井口の逆転劇だけが脳裏に焼きついた。
「ひゃ~~、化け物や、あんなん観たことないわ~」
 スタンドで若者が帰途に着きながら奇声を発していた。わかる。あのディープインパクト級の足を見てしまっては、驚愕するしかない。この1戦でファイナル1号艇をもぎ取った井口は、明日、松井に替わって一本かぶりの人気になることだろう。私もSS評価からSSSに替えたいくらいだ。

2008_1222_r12_0796_2  が、今日の相手があまりにもワーストすぎた今垣だったことは、肝に銘じておくべきだろう。完調に仕上がったはずの松井は、今日はまったくレースをしていない。瓜生もまたすんなり逃げただけだから、まだその真価はわからない。明日はファイナル。今日のあの凄まじい残像を夜の間にリセットして、また妄想のレースを何度も何度も走らせてみたい。

※おちょこさん、たみやんさん、コメントどもです。今日もどちらも1-2決着で、ビギナーから観れば「昨日までと同じ、ただ1が逃げるだけやん」と思うようなレースだったかもしれません。でも、私自身は多大な妄想とともにレースそのものをとても楽しめたので、「大暴れ」はしませんです。今日の不満はトライアルより、1日通して「イン10勝、2着2回」という穴党にとっては絶望的な数字です。本命党だけの競艇でいいのか? 選手の実力やパワーに関係なくインにさえ入れば勝ってしまう。なのに、誰一人そんな有利なインを獲りに行かない。そんな無個性極まりない馴れ合いの競艇でいいのか? ここ数年のSGで常々疑問に思っていることが、もっとも顕著な形で現れた1日でした。どうせなら明日、12R全部インが勝っちまえ! と半分がた自棄にもなっております。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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賞金王シリーズ優勝戦&賞金王決定戦メンバー決定!

 1年間の長き戦いの果て、ついについに賞金王シリーズ&賞金王ファイナルに進出する6選手が決まりました。1億円と名誉を賭けた賞金王ファイナルのポールポジションは銀河戦士・井口。絶対的本命だった松井を押しのけて堂々の1号艇です。このまま井口が金のヘルメットを戴冠するのか。王者・松井、同期の湯川はじめ他の5人が井口を攻略するのか。明日の16時30分頃、ラストSGバトル開幕です!!。

12R 賞金王決定戦
①井口佳典(三重)
②松井 繁(大阪)
③湯川浩司(大阪)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤瓜生正義(福岡)
⑥吉川元浩(兵庫)

10R 賞金王シリーズ優勝戦
①田中信一郎(大阪)
②笠原 亮(静岡)
③中島孝平(福井)
④山口 剛(広島)
⑤池田浩二(愛知)
⑥倉谷和信(大阪)


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H記者の「井口が松井を……!?」予想

 さあ、マジギリ勝負駆けのトライアル。今日こそは、ついについに勇者たちの本能が覚醒するはず。凄いレースになりますよ。もしも間延びしたつまらんレースになったら、私は大暴れします。きっと。

11R
 ①濱野谷憲吾B→
◎②湯川浩司 A↑
 ③魚谷智之 A→
 ④吉川元浩 A↓
 ⑤赤岩善生 B→
★⑥坪井康晴 S→

進入123/456

 一昨日からぐんぐん気配が上がっているのが湯川。今朝はファイナルでも十分に勝ち負けできる足を披露しておりました。相変わらず苦しい憲吾のイン戦なら、決め差しで届くはず。憲吾が逃げ切ったら、ひたすら拍手ですけど。もちろん握る魚谷が怖いのですが、配当的に狙っておきたいのがこのレースではトップ足の坪井。内の動きを的確に捉え、まくり差しか最内差しでキッチリと権利をモノにするでしょう。2・3着付けで。この2日間狙ってきた吉川はどうも気配が重苦しいので、ここは軽視します。
3連単★2-6-全、2-全-6

12R
◎①瓜生正義 S→
 ②井口佳典 SS→
★③松井 繁 S↑↑
★④白井英治 B→
 ⑤今垣光太郎C→
 ⑥丸岡正典 A↑

進入123/456か152/346

 本当に楽しみな1戦です!! 11Rはポイント僅差のガチンコ生き残り勝負でしたが、こちらはファイナル1号艇決定戦。井口VS松井で、レースの主導権を握っているのが好枠の井口。これがたまらなく面白い! たとえば井口①松井②なら同点で持ち時計勝負、井口②松井③なら井口、井口③松井④なら松井……と微妙に明日の枠順が変わっていきます。さて、
Q/あなたが井口ならどう考えるでしょう?
A1…とにかく勝って松井の持ちタイムを超えるのみ。他のことは考えない。(←男らしい)
A2…1マーク手前まで松井の動きを完封し、張り飛ばしてから仕掛けたい。瓜生を行かせての2着でもよしとする。(←戦略的)
 どちらか。井口の性格を考えればA1なのですが、私はあえてA2を選択します。1億円への最短距離を得るために、頭脳プレーがあってもいい。そして、それ以上の理由があると思うのです。この水面の1マークで還らぬ人となった同期の坂谷君……あれから間もなく2年、銀河系の3戦士は「絶対にこの水面でSGを獲る!!」と暗黙の約束をしていると思っています。その近道はファイナル1号艇。11Rの湯川も1・2着を取っておけばその可能性が残る。井口も死力を尽くしてその黄金のポジションを勝ち取ろうとするでしょう。それには1着だけではない、松井を張り飛ばすという方法もあるのです。
 結論、井口はすぐには差しハンドルを入れない。松井の動きをギリギリまで殺してから差しか握るか、で瓜生を攻めに行く。結果、瓜生への仕掛けは甘くなり、瓜生は逃げ切る。昨日、私は「単純な逃げ切りばかりではつまらん」と書きましたが、このケースはまったく違う。絶対的本命に、誰がどう立ち向かい、どれほど優勝への気迫に溢れたレースを見せてくれるか。このレースは、その熱すぎる思いが1マークでほとばしると信じています。本命はパワーも十分な瓜生。松井が飛ばされるとみて、2着には井口、ぶん回す白井。3着に外の2艇も加えます。とんでもないこと……は配当ではなく、「井口と松井の火花散る対決」なのでした。どうぞ、このレースの1マークは2・3コースの動きに注目してください!!
 ※ちなみに今日になって気配が大幅にアップして完調になったと思えるのが松井です(笑)。だからこそ仕掛けも激しく、さらに面白いレースになると思います。
3連単★1-24-2456


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“本紙予想”賞金王決定戦トライアル第3戦です

 K師匠(憲吾氏公認)です。このトライアル予想は、おおいに悩みました。H記者フリークとゆかりの深い、憲吾さんと瓜生さんが1号艇なのです。うりちゃん様に敬意を表する意味でも、瓜生さんの◎は即決しました。しかし、問題は憲吾さん(本物)です。憲吾氏(偽物)との死闘を思い出すと、憲吾さん(本物)に◎を打つのがどうしてもためらわれた。唸りに唸ったのであります。しかし、コンマ14秒くらい悩んで、思い直しました。私情が左右する予想など、予想ではない、と。憲吾氏(偽物)に師匠と認めさせてしまった私が、フラついた予想をするわけにはいかん、と。トイレの中で? 誰だ、チクったのは。ともかく、真っ向から予想させていただきます。で、こんなん出ました。

11R 濱野谷が逃げてトライアル勝ち抜き。魚谷の強襲が脅威で逆転まで。
◎濱野谷 ○魚谷 ▲湯川 △坪井 
3連単1-326-全 3-126-全

12R 瓜生も逃げてトライアル勝ち抜き。井口、松井が相手も今垣が波乱の目。
◎瓜生 ○井口 ▲松井 △今垣
3連単1-235-全


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賞金王プレゼントクイズ!

お待たせいたしました。プレゼントクイズの実施です。今回は、クオカードを正解者の中から抽選で10名様にプレゼントしますよ! また、ある条件をクリアした方には、オマケも! 皆様、ドシドシとご応募くださいませ。では問題です。

【問題】賞金王決定戦、賞金王シリーズの優勝者は?

シンプルにこれでいきましょう。決定戦、シリーズの優勝者を1名ずつあげてください。両方とも的中させた方を正解者とさせていただきます。

さて、締切ですが、明日23日の14時とさせていただきます。で、本日14時までに解答していただいた方で、正解者となった方にはオマケを! つまり、準優、トライアル第3戦の結果が出る前にご応募くださった方ですね。もう時間がありませんし、なにしろベスト6が判明する前ですから、何かオマケをば……と考えた次第です。ただし、当選者抽選は、通常締切までに解答してくださいった方と一緒に行ないますので、ご了承ください。あ、解答はいつものようにコメント欄にお願いします。

それでは、ご応募お待ちしております!


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5日目! アツすぎる一日!

おはようございます。賞金王決定戦5日目。決定戦トライアルは最終戦で、1億円バトルへの進出権利をもぎ取らんと、極限の戦いが繰り広げられる日。賞金王シリーズは準優勝戦、2着条件の勝負駆けのようなもの。一日を通して、住之江が炎上してしまうのではないかというほどの、熱戦が展開される日です。シリーズ準優が8~10R、トライアルが11~12Rと、一年でもっとも豪華なカードがラインナップされる一日でもありますね!

2008_1221_0740 SG初出場の吉田拡郎、準優進出です。こうなったら、“偉業”、狙っちゃいましょうぜ。(PHOTO/中尾茂幸)


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パワー診断つき・賞金王トライアル回顧 第2戦

動と静

11R
①赤岩善生 11
②吉川元浩 17
③魚谷智之 09
④井口佳典 05
⑤白井英治 07
⑥丸岡正典 09

 井口の決まり手は「差し」ではなく、「刺し」だった。
 スリット直後、2コースの吉川が凹んだことによってレースは動いた。3コース魚谷がカドから伸びる井口を制して、先に仕掛けたのだ。機先を奪われた井口は、ならば、とすぐに舳先をブイに向けた。その決断とターンスピードの速いこと速いこと。もう、赤岩の逃げも魚谷のマクリも吉川の小差しも、何もかもなかった。落として回った吉川の内フトコロに、スパーーーーン!! 鋭利な刃物のように舳先を突き刺して、それで1着は決まってしまった。バックでは3艇身、4艇身、5艇身……差した選手の伸びではない。問答無用のパワーだ。今日のトライアル2戦だけでいうなら、図抜けた節イチパワーと断言していいだろう。
_u4w5368  この井口の「全速刺し&ウルトラパワー」からすれば、その後の2着争いは下々の戦いでしかなかっただろう。井口の外をぶん回した白井と、最内をしぶとく走る丸岡が併走して4-5か4-6という態勢で2マークを回る。この接戦を白井が制して4-5-6の隊形に……が、私の目にはこのまま決着するとは思えなかった。軽快に飛ばす井口に比べ、明らかに後続2艇の足取りが重い。丸岡の3艇身後ろには魚谷。これがモコモコモコモコ伸びている。
 2周1マークで、まずは丸岡と魚谷の体が入れ替わった。2周バック、2着を死守しようとする白井と魚谷の差は、まだ2艇身。直線でその差が詰まる。2マーク、魚谷が内からにじり寄り、白井はそれに緩いツケマイを見舞って引き波に乗せようとした。そこでキャビッて、さらに体が替わった。引き波に乗ったのは白井のほうだったのだ。この2マーク、白井は全速でぶん回すべきだったのかもしれない。彼の艇には落としマイで引き波を超えるだけのパワーはなかったのだから。道中で2艇を交わした魚谷の足は、もちろん見所があった。あったが、相手が白井と丸岡だったことを考えると、このゴボー抜きを見ても超抜とは言えない。Aランクの評価が妥当だと思う。
_u4w5391  丸岡は吉川にも抜かれて5着……パワーが苦しいせいもあるのだろうが、レースっぷりにまるで覇気が感じられない。3周1マークを後続の吉川と赤岩を先に行かせるまで、待って待っての差し。これほど消極的では、賞金王ファイナルに乗れるわけもなし。あのダービーで瓜生と死闘を演じたガッツマンはどこに行ったのか。機力より気力の問題、という気がする。吉川は出遅れがすべて。まるでレースにならなかったが、昨日よりやや気配が落ちていたと思う。気圧の変化に苦しんだか。6着に敗れた赤岩は、相手と展開が悪すぎた。2コースの凹み、魚谷&井口の挟撃、可哀想なイン戦ではあったがパワー不足も間違いのないところ。
 とにかく、アウトセットの4-5-6で決まりかけ、道中で激しい逆転劇があり、イン選手が6着に敗れるという実に賑やかなトライアルだった。らしいレースが、やっと生まれた。が……

12R
①松井 繁  11
②湯川浩司  14
③濱野谷憲吾 14
④今垣光太郎 15
⑤坪井康晴  24
⑥瓜生正義  24

 デ・ジャ・ヴ? 私は昨日の同じ時刻の同じレースを同じ水面で見ていた。違ったのは、何人かの選手の名前と、インの松井がトップSだったこと……進入から松井を脅かす者は誰もいなかった。ならば、とスタートを張り込んで1マークで攻め潰そうとした者もいなかった。地元で王者で楽インでトップSの松井が、1マークを先取りした。他の5選手はすべて差しだった。ダッシュ勢に至っては、昨日とまるで同じようなドカ遅れ……これは一体、何なのか。それほどみんな、松井繁のことが好きで好きで3度目の賞金王を獲ってもらいたいのだろうか。競艇はSGの優勝戦であっても単調なレースになることはままある。それは私も知ってるし、スタートが揃ってしまえば、外の艇が仕掛けにくい競技であることも知っている。
_u4w5515  が、ある意味でSG優勝戦より価値のあるこの聖戦トライアルで、2日連続同じ相手(しかも絶対的本命)に同じような楽な勝ち方をさせていいのか。大レースのプレッシャー? それは理由にはならない。この水面にいる12人は様々なプレッシャーを克服して集結した本物の精鋭たちだ。多大なプレッシャーを克服した勇者たち。我々はそう信じている。そう信じているから、この4日間を聖戦と呼び、1年の間楽しみに楽しみに待ち続けている。
 勇者たち。
 少なくとも、連日の12Rからそれはまったく感じられない。これがトップレベルの選手たちの最高の舞台の戦いなのだ、と私は競艇の初心者たちに思ってほしくない。思われたくない。昨日と今日の12Rを見て、ビギナーの誰が「水上の格闘技」と思うだろうか。
_u4w5550  松井は逃げた。逃げるべきお膳立てがすべて揃った舞台で逃げた。それだけのレースだった。誰も王者に仕掛けないまま縦長の隊列になったので、パワーそのものもよくわからない。松井の足がいちばんわからない。はっきり言えるのは、2周1マークで並ぶ間もなく逆転した瓜生の方が、やられた憲吾よりもはるかに上だということ。差して後続との差を広げた湯川の足がかなり上昇したこと。今垣はニッチモサッチモならないワースト級だということ。その程度だ。
 艇界でもっとも重要かつもっとも素晴らしいこの舞台の12Rで、もしも4日連続でデ・ジャ・ヴのような静かすぎるレースが行われたら、それははっきり競艇界の危機だ。明日こそは……勇者たちよ、素晴らしい競艇を見せてくれ!!(Photo/池上一摩、Text/H)


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賞金王決定戦トライアル2日目・午後のピット

_u4w5168  14時15分。トライアル組のスタート特訓。
 特訓が終わったあと、各選手が調整ピットに艇をつけて、レース前の最後の調整を行なう。

 松井と魚谷が調整ピット付近で言葉を交わしていた。自分の足色の確認をしているのだろう。松井の言葉に魚谷がうなずき、魚谷は松井のもとを離れていく。
 その瞬間、魚谷は力強くひとりうなずいた。自分の思い通りの足に近づいている手ごたえを自他ともに感じた。そんなところだろう。魚谷は明るい表情でペラ室に入っていった。

_u4w5336  特訓後にも試運転をしていたのが今垣光太郎だ。
 トライアルメンバーはひとりで試運転するよりも、誰かと足をあわせていることが多い。だが今垣はひとりで試運転している姿をよく見かけた。
 試運転を終えるとペラをはずして調整。ペラをたたき終わるとメモ帳に何かを書き込む。そして試運転に出る。今垣はそんな作業を淡々とこなしている。他の選手との会話はほとんどしていない。
 ただし「孤独」というよりは「独立」といった言葉のほうがよく似合う姿だったように思う。

_u4w5154  濱野谷には飯山が付きっ切りでアドバイスをしている様子だ。調整ピットに艇をとめたまま、キャブレター付近を触っている。かと思えばペラ室でも二人はいっしょ。周りが無言でペラを叩くなか、飯山が濱野谷にむかって何かをしゃべっていた。

 14時45分。9レース終了。トライアルメンバーも艇の引き上げに向かう。が、そのあとの作業をほとんどすることはなく、すぐにそのまま引き上げていく。登番の古い松井や今垣は当然、湯川や丸岡などもとくに何かを手伝うことはない。トライアルへの準備がある者に、みなも気を遣っているのだろう。
 14時50分。トライアル2回目のスタート特訓が開始。調整ピットにつながれている艇は、トライアル出場メンバーのみ。「試運転」のランプが点灯すると同時に、トライアル戦士たちがいっせいに水面に放たれていった。

_u4w5205  15時00分。試運転を終えた松井がギアケースの交換を決行した。 昨日の松井も1日中動き回っていたが、今日の松井も終日忙しそうにしていた。朝に試運転を終えるとエンジンを下ろして整備。その後も何度も試運転を繰り返す。表情はいつもどおりポーカーフェイスなのだが、若干の焦りがみえるように感じるのは気のせいか。この日の松井は本体にかかりきりになっていたようで、ペラ室で見た回数はかなり少ない。

 15時40分。トライアル11Rの発走を控えたピットは静まり返っている。すでに選手宿舎へ帰るバスの1便は出たあと。選手の数が少なくなると、報道陣の多さが目につく。

 15時55分。11レース終了。2着の魚谷から記者インタビューがはじまる。
「リラックスして力が発揮できそうな感じ」
「攻めて行くのが今日のテーマだった」
 キリリと引き締まった表情から飛び出す言葉は、レース内容にかなり納得しているようだった。最後に、
「今日は気持ちよく寝れそうです」
 と語ったときにみせた笑顔はとてもキュート。

_u4w5502  11レースを勝ったのは井口。レース後は周囲への配慮なのか笑顔はなし。しかし、山本隆幸がすれ違いざまに井口のお尻をパンッと叩くと、ニヤッと笑った。
 ピット内で行なわれた勝利者インタビューの言葉は、エンジンが仕上がっているというものばかり。
「全部出てると思います」
「何もすることがない状態」
「コンディション(天気等)の変化も関係なし」
「エンジンは何も触っていません」
 昨年の賞金王決定戦敗戦の屈辱をきすために気合の入っている井口だが、どうやらそのお膳立てはすでにできているようだ。

_u4w5481  16時20分。残すは12レースのみ。しかしペラ室には数人の選手が明日のためにペラを叩いていた。
 驚いたのは丸岡がペラを叩いていたことだ。レース終了直後にペラを叩くのがまれなら、トライアル出場選手がレース後にペラを叩いている姿もあまり見ない。
 11レースで5着に敗れ、優出はかなり厳しい状況となった丸岡。不甲斐ない結果に、何かをやらずにいられなかったのではないだろうか。
 そこに井口が通りかかる。森高と田村、同期の二人に囲まれてながら表情からは笑顔がこぼれている。今日の1着とトライアル突破当確に上機嫌なようだ。
 ふと井口がペラ室のドアを開けると、誰かにむかって(おそらく丸岡だと思われる)、
「明日も攻めるね!」
 と大きな声で叫んだ。

_u4w5127  16時40分。12レース2着の湯川のインタビューがはじまる。
 前検から今日までずっと暗い表情(写真のような)だった湯川に、ようやく明るさが戻ってきた。コメントの内容もプラスなものが多い。
「今日が一番よかった」
「バランスとれて全体的に上向き」
「はじめに比べると(エンジンは)雲泥の差」
 2分ほどの会見を語ると、机の上に置かれている水を一気に飲み干して退場した。

_u4w5144  16時50分。トライアルを2連勝した松井繁のインタビュー。2連勝したというのに、とくに喜びの表情はない。「予選突破は当たり前」と考えているのではないかと思えてくる。
 記者の「ここまで順調にきましたか?」という質問にも、
「悪い中で順調。それでも慌てることなく走ります」
 と答えていた。2連勝でも「悪い中で順調」なのだ。
 たしかに松井のエンジンはイマイチであった。いろいろと試すが、自分の納得する足にならない。それでも2連勝である。もっと喜んでいいとも思うのだが、松井はそれをしない。
「ブッツけでやったギアケース交換でやっとグリップ感がよくなった。これで明日はペラの調整ができる」
 悪い中での順調でピンピンなのだから、エンジンがさらに上向きそうな明日はどうなるのだろう。

(PHOTO・池上一摩 TEXT・姫園淀仁)


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速報 賞金王決定戦トライアル第3戦 枠順決定

 賞金王決定戦トライアル第3戦のカードが決まりました。本日も、12R終了後にガラポン抽選が行なわれ、下記の通り決定。現在、6位は坪井康晴で、得点率は7・00。これは、通常の得点形式では6・00となり、3着平均がボーダーラインとなっています。これを最終ボーダーと想定すると、松井、井口は完走当確。一方、赤岩、今垣、丸岡が厳しい状況に立たされてしまいました。しかし、何が起こるかわからないのが賞金王! ボーダーはいくらでも上下するので、予断は許しません。
 さあ、いよいよトライアルも最終戦。明日を心待ちにしましょう!

11R
①濱野谷憲吾 13点 7位(2着)
②湯川浩司  16点 3位(5着)
③魚谷智之  15点 5位(4着)
④吉川元浩  15点 4位(4着)
⑤赤岩善生  10点 10位(相手待ち)
⑥坪井康晴  14点 6位(3着)

12R
①瓜生正義  12点 8位(2着)
②井口佳典  19点 2位(当確)
③松井繁   20点 1位(当確)
④白井英治  11点 9位(1着)
⑤今垣光太郎 10点 11位(相手待ち)
⑥丸岡正典  9点 12位(相手待ち)

※念のため主催者発表をご確認ください。
 


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H記者の「水面を狂気のマクリが走り抜ける!!」予想

 hiyoちゃん、コメントどもです~このヘコ当たりを踏み台にしてさらに頑張ります! 、でもって憲吾どの、取りガミの舟券を握り締めながら、「これの、どこが極選じゃ~~~!!」と私もまったく同じことを叫んでおりました。16マルチ作戦は他のレースで勝手にやるとして、やっぱ穴・極選はえり抜きの無理筋300倍レベル予想に徹します!! 明日以降もよろしくっす!
 ではでは、トライアル予想へ。12Rは、「うりちゃんの6-9-9作戦が炸裂&原田鉄工所さんのアンチ松井作戦が炸裂&非力な本家・憲吾が活躍」の夢がすべて叶うといいんですけどね。6-4-全とか。ま、私も1号艇・松井アタマは買わないと心に決めてるので、ここはガッツリ穴狙いで行ってみましょ。

11R
①赤岩善生 B→
②吉川元浩 S'↓
③魚谷智之 A→
④井口佳典 S↑
⑤白井英治 B→
⑥丸岡正典 B→

進入123/456

 昨日の吉川の消極的な差しが物議を醸しています。吉川アタマ勝負の私としても、あの態勢なら握ってほしかった。松井の抵抗を恐れての安全策だったのか、仲のいい松井とのワンツーパンチを望んだのか……後者だとしたら言語道断、私は前者だと信じることにします。だとしても、ちょっと情けない差しではありましたが。
 今日は気温や気圧も変わり、足合わせでもちょっとした変化があったように見えました。吉川は昨日より一息のムード。2着向きかも。井口はなんだかさらに凄まじい足になってましたね。伸びる伸びる。パワーだけなら4-2でしょうか。が、どうしても気になる選手がひとり、パワー不問でS一撃を狙う白井です。パワー不足を自認していれば、おそらくコンマ05前後の全速で攻めるはず。スリットで覗いておいて、あとは井口に連動するか、自力で握り潰すか。ピンロク勝負に出るとみて、5-2も少々。
3連単★本線4-2-全、穴5-2-全

12R
①松井 繁  A→
②湯川浩司  A'↑
③濱野谷憲吾 B→
④今垣光太郎 B→
⑤坪井康晴  S→
⑥瓜生正義  S→

進入123/456

 見事なまでに捌き巧者が揃ってインの松井にとっては御しやすいレース。が、昨日のパワーと今日の足合わせを見る限り、磐石の状態には程遠いと思います。こんなときに怖い選手は……ズバリ今垣です。差し狙いでは引き波を超えられない非力パワーを露呈してしまうので、ここはスタートからマクリだけを考えて攻めるはず。開き直ったときの光ちゃんの怖さは誰もが知るところ。今年は“松井キラー”でもあったし。この男の意外性に賭けます。もちろん、光ちゃんが握って攻めれば美味しい展開が生まれるのは坪井、瓜生のふたり。4-56で勝負。トライアルはパワーだけでは決まらない。狂気すら秘めた気合いと気合いがほとばしるレースが観たい。今日は白井と今垣にその役割を託してみます。イン予想K記者と真っ向勝負!! あ、憲吾どの、斬り捨て御免!(そうそう、気配としては湯川がややアップしたと思います)
3連単★4-56-全


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“本紙予想”賞金王決定戦トライアル第2戦です

 K記者さん(自分で言うのが恥ずかしい)です。シリーズ戦のほうは結局、イン中心予想。3日目は7R以降がすべて逃げ決着だったことも考えると、後のレースになるほど、イン切り捨ては危険かと思われます。というわけで、先に結論を言うと、トライアルはここも両方イン本命。ただ、6戦すべてがイン決着になるというのも考えづらく、H記者の予想なども参考にしつつ、穴目を探すのも面白いかもしれませんね。個人的には憲吾さんなんですけど……。ね、憲吾(氏を付けようかどうか真剣に考えている)?

11R S互角なら赤岩が逃げ切れるはず。怖いのは井口。突き抜ければ波乱も……。
◎赤岩 ○井口 ▲魚谷 △吉川 
3連単1-432-全 4-13-全

12R 松井が2連勝で決定戦1号艇に王手。アシ的には坪井が本線だが、瓜生が気になる。
◎松井 ○瓜生 ▲坪井 △濱野谷
3連単1-653-全


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賞金王決定戦トライアル2日目・午前中のピット

_u4w4677  9時50分。賞金王決定戦の朝は早い。
 ピットに到着すると、すでにトライアル戦士たちは2日目の始動をはじめていた。
 瓜生、丸岡、白井の艇は係留ピットにつながれていた。陸に上がっている艇もあるが、大半の艇はすでに水に濡れていた。つまりすでに選手たちは試運転を行なって、調整に入っているのだ。

 昨日の12Rをまんまと逃げ切り、枠順抽選でトライアル2戦目の1号艇をツモってきた松井の艇からも雫が滴り落ちている。すでに最初の試運転を終えたようだ。しばらく松井の艇を眺めていると、松井が整備士2人を自艇のそばにつれてきた。

 ハンドルを左右に切り、エンジンの動きを整備士に確認してもらう松井。試運転でハンドリングに何か納得いかない部分があったのかもしれない。1分ほど確認したあとで、松井の艇は整備室の中へと入っていった。

_u4w4803  濱野谷憲吾の艇も陸に上がっていた。だがトライアル出場選手の中で、唯一エンジンが装着されていない。

 整備室を覗くと、エンジンをバラして洗浄室でパーツを洗って濱野谷がいた。

 昨日のレースは3着。道中2番手を走っていながら、井口のパワーに沈められての3着である。レース後の濱野谷のコメントは「伸びはまずますも、乗りやすさがない」。ただ井口にいいようにヤラれた競走には、自身で納得いっていないのではないだろうか。

 12レースは濱野谷の整備情報、そして試運転に要注目である。

_u4w4932  ペラ調整室へと移動すると、シリーズ・トライアル関係なしに、約6割の選手がペラを叩いていた。

 昨日の11Rを逃げ切った坪井康晴は眉間にしわを寄せながらペラを叩いている。
 飄々とした感じの横顔が見えたのは井口佳典だ。昨日の11レースで道中逆転の2着。レース後に「前検からエンジンは仕上がっている。あとはペラの微調整だけ」と語っていただけに、かなり余裕がありそうである。

_u4w4958  ペラ室の住人は、みな俯いて集中しながらペラを叩いているのだが、ひとり手を止めて空を見上げている男がいた。丸岡正典だ。
 いったい何をしているのだろう? 瞑想? 視線の先を探してみると、その場所にはモニターがあった(外から死角になるので、その場所にモニターがあるのはわかりにくい)。

 モニターには、ちょうど昨日のレースリプレイが流れていた。昨日のレースを振り返りながら、「2日目にしてもう後がない」という現実を反芻しているのかもしれない。

_u4w4606  11時20分。ピットの空気が少し変わったように感じた。昨日や、今日の朝に比べると、はるかに穏やかな空気である。
 ピットに入ってすぐの場所で、濱野谷が艇にエンジンを取り付けていた。早朝から行なっていた整備が終わったのだろう。
 濱野谷の周りを、テレビカメラマン、スチールカメラマン、そして記者など、約10人が取り囲んでいる。濱野谷の表情は笑顔。カメラマンに対してのサービスショットなのだろうが、かなりリラックスしているように感じた。今年の出場メンバーの中では、濱野谷は賞金王決定戦を知り尽くしている男の一人だ。もう、「賞金王決定戦」というタイトルに緊張はないのかもしれない。

 もうひとりの「賞金王決定戦を知り尽くした男」松井繁は、ギアケースを外し整備室に入っていた。ずっとピットにいた池上カメラマンに聞くと、ハンドルを整備士に見てもらったあと、エンジン本体を外して整備に入っていたらしい(※写真はそのときの写真)。
「1日作業をしたのに成果がなかった」
 と昨日のレース後に語っていた松井。今日は作業の成果が出るだろうか。

 トライアル発走まであと4時間。

(PHOTO・池上一摩 TEXT・姫園淀仁)

 


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4日目! トライアルは第2戦

おはようございます。賞金王決定戦4日目を迎えました。決定戦はトライアル第2戦、シリーズ戦は予選最終日、勝負駆けでございます。本日は12レースすべてが、背水の陣ですね! 朝から夕方まで、熱戦に酔いしれましょう。

_u4w3581 皆さん、この井口佳典、いつもと違うのがおわかりになりますか? そうです、オレンジベストを着ている=体重が50kgを切っている! ファン手帳2008年後期版に記された体重は54kg。普段は52~54kgでレースをしている井口です。それが、今節は49kg! 4~5kgの減量をして、賞金王決定戦に臨んでいるのです。減量は順調とのこと、実際にエンジンの出方が違うそうです。神経も研ぎ澄まされて、今の井口は最高の状態と言えるでしょう。決定戦の台風の目はこの人!(PHOTO/池上一摩)


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パワー診断付き・賞金王トライアル回顧 第1戦

穏やかな……穏やかすぎる緒戦

11R
①坪井康晴  09
②今垣光太郎 06
③井口佳典  08
④濱野谷憲吾 08
⑤白井英治  12
⑥魚谷智之  20

2008_1220_r11_0902  枠なりの3対3から、坪井がコンマ09の踏み込みで鮮やかに逃げきった。光景だけを語るなら、これくらいしか表現しようがない。が、勝ちタイムを見た瞬間、それが単なる楽逃げではなかったことがわかる。1分45秒0! このレースまでのベスト時計が池田浩二&松本勝也の1分46秒1だから、一気に1秒1…7艇身分ほど更新したことになる。さすが、「いつでもどこでも出す坪井」ともいえるし、同点でのタイム差決着になる可能性も踏まえて手抜きせずに走った証でもあるのだろう。それにしても、速い。
 この坪井に1マークで唯一肉薄したのが井口佳典だった。スリット同体から2コースの今垣が落とした瞬間、狙いすました全速のマクリ差し。勢いだけなら坪井と併走してもおかしくないスピードだった。が、さすがにマイシロの少ない割差しだったためにバックで流れ、坪井艇の後部に接触して失速。その間に、スルリと最内を憲吾が差し抜けて、ほぼ安全な2番手を確保してしまった。
 問題はここからだ。2マーク、坪井が回り、憲吾が回り、井口は後続の攻めを避けながらターンマークを外しつつ全速で握った。これでは憲吾に届くはずもない。それでも、その差は3艇身ほど。私の目測ほどの差がつかない。
「ん?」
2008_1220_r11_0910_2   などと思っているうちに2周ホームでみるみる差を詰め、その勢いで得意の全速ツケマイを敢行した。じっと小回りする憲吾。憲吾のターンに落ち度はなかったはずだ。そして、井口の強行はその相手を考えればとても届く位置ではなかった。が……。
 バック直線、憲吾が頭ごと露骨に外側に目をやった。何かを察知したのだろうし、驚いたのかもしれない。その視線の先に、すでに井口の姿があった。そして3秒後、両者の立場は完全に逆転し、2艇身ほど井口が突き抜けていたのだ。このパワーは……? あまりに唐突な大逆転劇に、私は戸惑いだけを覚えた。憲吾がひどすぎるのか、井口のパワーが凄まじすぎるのか。きっと、その両方なのだろう。そうでなければ、憲吾ともあろう者が……ありえない!! 2周2マーク、憲吾は内に切り込んで井口を外へおっ付けた。決死のダンプだったが、井口はこれを抱いて交わし、あとは引き離す一方だった。
 憲吾までが縦長になって、あとは4着争い。今垣、白井、魚谷がくんずほぐれつでコーナーを曲がるが、明確な差はでない。最後の最後に魚谷の差しが届いて4着になった。この魚谷の敗因はS遅れとコースによるもので、もっとも不利な立場からここまで追い上げたのはそれなりに評価できる。5着・今垣と6着・白井は全体的に苦しく、このままではベスト6入りはかなり厳しいだろう。

12R
①松井 繁 19
②吉川元浩 15
③湯川浩司 16
④瓜生正義 24
⑤丸岡正典 30
⑥赤岩善生 28

2008_1220_r12_1019  スタンドにいた若者が「1-2-4が5・8倍だって。こんなトライアル、見たことないわ」と仲間に言っている。まあ、確かにこれほど人気が偏るトライアルは珍しいだろうが、実際にそんな本命サイドで決まらないのがトライアルでもある。一寸先は闇。トライアルで大本命を買ってはならない。
 そんな私の経験則が、1周バック直線で脆くも崩れた。展開の綾があったのはスリット~1マークまで。松井の起こしがやや慎重で、スリットから吉川がスッと半艇身ほど覗いてみせたのだ。
「うわ、吉川や!!」
 誰かが叫んだ。私にもそう見えた。1マークまでに吉川はさらに伸びる。マクリもあるし、回してズボ差しもある、という美味しい展開だ。が、実は2コースにとって、この微妙に美味しい態勢が実はクセ者でもあるのだな。吉川は少し松井に被さるような位置から安全策の差しを選んだ。松井はそれを読んでいたのだろう。全速ではなく少し落としてクルリと回る。その間、吉川はじっと待つ。待っている間に減速する。松井の引き波のダメージが倍増する。9年連続ファイナル進出男・松井の見事な頭脳ターンであり、賞金王の怖さ・プレッシャーを知り尽くしているからこその老獪なハンドルだった。もちろん、ほとんどが差しに回った他の艇もつっかえる。
2008_1220_r12_1023  バックで松井が独走し、焦点は2着争いに。落としすぎた吉川が一旦は後続に迫られたが、しっかりと伸び返して2マークで振り切った。後は湯川と赤岩の3着争い、瓜生と丸岡は置き去りにされた。2周目で縦長になったため、そのあたりの精度の高いパワー評価は下せない。大整備で臨んだ湯川は、赤岩の追撃を振り切った点を考えるとワーストからは脱出したのだろう。赤岩はシリーズでは中堅か。瓜生の足はこんなレベルではないと思う。丸岡はまるでレースをしていないのでよくわからない。ただピット離れが悪く6コースに甘んじたのはマイナス材料だ。
 そして……先頭に立ってからの松井は、なんとなく遊び遊び走っているように見えた。実際に遊んだ? それはありえない。坪井が手抜きなく走ったように、この百戦錬磨の王者は様々な状況を念頭に置きながら走っている。レースタイムも重要だと知っている。それが、勝ち時計は1分46秒6……スタートの遅さを加味してもちょっと物足りない時計ではあった。おそらく、回り足がまだ弱い。むしろ、しっかり着実に追い上げてゴールでは3艇身差まで詰め寄った吉川の方がパワーは上だったと思う。11R組とは比べようがないが、坪井・井口・吉川、そしておそらく瓜生がS評価だろう。松井、魚谷がAで、他はB程度だと考えている。
 それにしても、1-2-3で920円……前付けもない、ダッシュ勢のスタートも冴えない、マクリ仕掛けもない、突進もほとんどない、穏やかな、穏やかすぎるトライアル緒戦だった。どうしたのだ!! と言いたくなるようなトライアルだった。賞金順で決まった枠だから、インへの遠慮があったのか。メンバーがみなオーソドックスで物分りのいいエリート集団だから、綺麗すぎるレースになるのか。ならば、明日からも抽選でインを獲った選手が、運だけで逃げ切り、運だけで優勝戦の枠番も決まることになる。そんなつまらないトライアル、誰が見たい? 明日も同じように進入からほぼ何事もなく赤岩と松井が逃げ切ったら、私は少し暴れる。きっと。
 最後に、影武者憲吾どの、うりちゃん、原田鉄工所さん……ごめんねごめんね~~(号泣)!!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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賞金王決定戦トライアル 午後のピット

_u4w3563  12時35分。水面上はトライアルに出場する選手たちで大盛況だ。
 普段のSGでも初日のこの時間帯は試運転が多くなる。しかし今日の水面は普段以上の様相だった。賞金王戦士のほとんどが、試運転を行なっていたのだ。
 賞金王決定戦は予選3日間の短期決戦だけに、初日にヘグってしまうと巻き返しは難しい。みな「1秒でも惜しい」といった感じで、2周、3周、と足あわせをし。調整ピットで回転をたしかめ。いち早く相棒であるエンジンの調子を確かめようとしていた。

 そんななか、違った動きをしていたのが湯川浩司だった。周りが試運転を繰り返すなか、シリーズ出場選手たちに混じり湯川はペラを叩いていた。
 前検から湯川の気配は良くなかった。湯川の引いた62号機は2連対率が40%を割り、優勝回数ゼロ回のエンジン。前検タイムも12人中最下位。本人のコメントも弱気なものだった。
 その弱点を解消すべく、湯川は早くにエンジンの本体整備を決行した。整備に時間を費やした分だけ、試運転ラッシュに出遅れたのだろう。
 それでも、湯川の動きに焦りは感じられなかった。もちろん余裕があるわけではないが、いきなり窮地に立たされてテンパっている様子もなかったのだ。
 12レースまでに時間はある。ひとつづつ問題を解決していけば絶対に間に合う。そんな確信があるかのような立ち居振る舞いだった。

_u4w4045  13時45分。水面はまだトライアル戦士たちの試運転が花盛り。
 彼らの多くは、自分のパートナーを定めて試運転を行なっている。
 瓜生正義と魚谷智之の76期コンビは、二人で集中して足あわせをしている。
 吉川元浩が足あわせをしているのは、同県の先輩・松本勝也である。
 松井繁が集中的に足あわせをしていたのは、弟子の山本隆幸だった。山本と数本足あわせをして、しばらく調整を行い、また山本と足あわせ。山本を物差しにしながら、エンジンの調子を上げていこうとしていた。
 陸にあがった松井の雰囲気は、悟りを開いた仙人のよう。どんな選手でも調子の良し悪しはある程度表情に出るものなのだが、今節の松井はそれがまったくわからない。笑うわけでなく、かといって怒り悲しむわけでもなく、淡々と仕事をこなしている。「泰然」という言葉がよく似合う。

 ペラ調整を終えた湯川も足あわせに参戦してきた。パートナーは同県の吉永則雄だ。
 2周ほど足をあわせて、すぐピットに戻りペラ室に入る。またしばらくすると水面に出て試運転。細かいペラ調整を入れながら、エンジンの具合をはかっている。
 何度目かのペラ室入りをしようとしたときに、地元のマスコミ関係者が、
「前検よりは確実によくなってるよ!」
 と声をかけた。その声に湯川は軽く微笑む。少し手ごたえが出てきたようである。

_u4w3689  14時25分。足あわせラッシュはようやく一段落。トライアル戦士たちの表情が、少し和らいだ。
 試運転の本数が一番多かったのではないかと思われる瓜生正義も、調整ピットでひと休みしていた。そこに、
「ま~くん!」
 瓜生の名前を呼びながら原田幸哉が駆け寄ってきた。2日目のFでシリーズの優出はなくなったが、原田は3日目ピンピンの好成績である。瓜生に何かをアドバイスがあるのかもしれない。
 さらにこの二人の下に魚谷もやってきた。76期三人で車座になり密談タイム。まぁ、密談といっても誰からでも丸見えだし、三人に笑顔が見えるので雑談といったほうが正しいかもしれないが。
 5分ほど密談は続き、別れ際に原田が、こんなことを言った。
「ま~くんは『ほどほど』という言葉を知らないから(笑)」
 あんたが言うか!?
 その言葉に対して瓜生は、
「いや。まだマックスいってないよ」
 と爽やかな笑顔で返した。
「『ほどほど』という言葉を知らない男のマックス」を、ぜひ今節は見てみたい。

_u4w4103  14時40分。「オレら、関係あるのは前検と初日だけや」と自嘲気味に笑いながら、シリーズ出場選手が控え室に向かって歩いていく。3日目のこの時間帯になると、マスコミの注目はトライアル組に集中するので、シリーズ組はおいてけぼりになりがちである。
 
 14時50分。マスコミが注目するなか、トライアル組のスタート特訓がはじまる。
 12Rに出走する松井繁は、なぜか11Rのメンバーと特訓をしていた。
「対戦相手に手の内を見せたくないのか?」と思ったが、その後の動きを見ているとどうやら違う。足に気になるところがあったので、早めに特訓を終わらせたかったようなのだ。それを証明するかのように、特訓後の松井の動きは急に慌しくなった。
 同じように吉川元浩の動きも忙しくなってきた。特訓が終わるとペラを叩き、ダッシュで艇に戻って松本勝也と足あわせ。前半は余裕を感じられた吉川が、かなり忙しそうにしている。この二人に対して、残りの10人の姿を見ることはめっきり減った。

 15時40分。松井と吉川の試運転は、11レースの発走ギリギリまで続く。

 15時55分。トライアル11R勝利者会見。坪井康晴が語った言葉は、
「(1号艇で1着が取れて)とりあえず、ほっとしています」
 ただ坪井の表情に、「一仕事終えた」という感じはなかった。仕事はこれから。そんな自覚が彼にはあるのだろう。

_u4w4576  16時35分。トライアル12R終了。1着は松井繁。レース終了後すぐに、明日の枠順抽選が選手控え室で行なわれた。
 選手控え室は小さな小屋なのだが、その周りには50人を超えるマスコミ関係者が取り囲んでいた。
 最初に11R1着の坪井が抽選機を回し、次が松井の番。大きく柏手を打ったあとに回して出てきた数字は、

「1」

 その瞬間、周囲からどよめきが起きた。

「今日は1日作業して成果がなかった」とレース後に語った松井だが、明日も主役候補の筆頭はこの男になりそうである。

(PHOTO・池上一摩 TEXT・姫園淀仁)


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速報 トライアル第2戦枠順決定!

 12R終了後、明日のトライアル第2戦の枠番抽選が行なわれました。
 念のためおさらいしておくと、まず本日の着順によってグループ分けがなされます。【1、3、5着】【2、4、6着】ですね。抽選順は、着順が上位の者から。同着順の選手は、ジャンケンで順番を決めます。
 まず、【奇数着順】組から抽選が行なわれ、こちらが決定した後に【偶数着順】。モーター抽選と同じ、ガラポン器が使用されます。

 さて、トライアル第2戦の枠順は……。

11R
①赤岩善生 6点(4着)
②吉川元浩 9点(2着)
③魚谷智之 6点(4着)
④井口佳典 9点(2着)
⑤白井英治 4点(6着)
⑥丸岡正典 4点(6着)

12R
①松井繁 10点(1着)

②湯川浩司 7点(3着)
③濱野谷憲吾 7点(3着)
④今垣光太郎 5点(5着)
⑤坪井康晴 10点(1着)
⑥瓜生正義 5点(5着)

 王者がまたもや1号艇! いったい誰が王者の進軍を止めるのか……。

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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気配が変わった――THEピット、賞金王決定戦トライアル初戦①

 ガラリ一変。賞金王戦士たちの表情が、昨日とはまるで違っていた。
 今日からいよいよ決戦が始まる。ゆえに、誰もが気合を表に出している……というわけではない。大一番への緊張感が顔を出している、という感じでもない。集中力がぐっと高まってきている、というのが正確なところだろう。リラックスしている選手も多かった昨日とは違い、12人が12人、慌ただしくピットと水面を駆け巡る。短期決戦ということは、調整にあてられる時間も短いということ。少しでも早く最高の状態に到達させるために、極限の集中力で臨戦態勢を整えていっている、ということだ。
_u4w3869  象徴的なのは、松井繁だろうか。見かけたうちの7割は、走っている姿だった。水面ではない、ピット内で、だ。1秒でも惜しい、というふうに、係留所とペラ室の3~40mを走る松井。まだ午前中だというのに。レースは4時間も先だというのに。松井にとってそれは、瞬きするほどの時間だというのか。
 レースが終われば、決定戦組ももちろん、エンジン吊りに加わる。リフトからボートを引き上げ、モーターを外したり、モーターから燃料を抜いたり、2回乗りの場合は艇番艇旗を交換したり、といった作業を皆で協力して行なうわけだが、いち早くその輪を離れたのが坪井康晴、であった。松井と同じく駆け足で、向かった先はペラ室。その5mほど後ろ、丸岡正典がやはり小走りで坪井に続く。_u4w3929 その5m後ろには、濱野谷憲吾が大股で早歩き。そうして決定戦組がペラ室に吸い込まれていくと、30艇身ほどもぶっちぎられて、シリーズ組が同県の仲間と談笑したりしつつ、歩いてくるのであった。決定戦組は友との語らいも犠牲にして一人、自分の作業へと走る、のである。ちなみに、濱野谷の視線の厳しさが、痺れるほどカッコ良かった。
_u4w3581  別の意味で象徴的なのは、井口佳典だ。ふだんのSGで顔を合わせると、ニッコリ笑って挨拶をしてくれる。昨日は、笑ってはくれるが、目が笑っていない。賞金王のピットなのだから、そういうものだと理解していたのだが、今日は挨拶もしてくれない。いや、そうではない。こちらが目に入らないのだ。ふだんのSGなら、進路の先でなくても、近くにいれば、気づいてくれる。昨日は、同じような場所で、こちらのほうから声をかけた。でも今日は、同じような場所にいても、目に入らないのだ。会釈をすると、そのまま通り過ぎ、10mほど歩いたところで、はっとして振り向いた井口。小さくうなずいてくれたが、表情は修羅の如く怖かった。
_u4w3945  逆の方向に変わった者もいる。白井英治だ。昨日は正直、やや硬さを感じるところもあったのだが、今日は実にすっきりした表情へと変わっているのだ。整備士さんと相談しつつ整備もしていて、むしろ他選手より忙しいはずなのに、時折笑みが浮かんだりもしていたのだから驚いた。初出場なのだから、逆の変化ならありえるとは思っていたのだが……。

_u4w3822  昨日とまるで表情が変わっていない者もいた。湯川浩司だ。まったく冴えない表情が、昨日よりむしろ重症になっている。朝から何度も何度も試運転をしていたが、2R後、何かを決意したかのようにボートを陸に上げ、整備室前まで運んだ。深い苦笑いとともに整備士さんに何かを交渉する湯川。「お願いっ!」と懇願すると、整備士さんはひとつうなずいて、それを確認した湯川は置いてあった工具を取りに係留所までダッシュした。湯川が外したのはギアケースで、これの交換となるのか。あるいはキャリアボディーか。作業が始まる前に記者席に戻ったので確認は取れていないが、直前情報に注目してほしい。それにしても……表情が暗くなっていく一方の湯川が哀しい……。
 
_u4w3889  赤岩善生は、3R直前になってようやく着水。その前は整備室にこもっていた。試運転を1周だけして、ボートをリフトへ。ほんのわずかな時間で、陸→水→陸の往復をしたことになる。装着場でモーターを見つめながら考え込む姿があったが、どこか気になる所があるのだろう。
 今垣光太郎は、水面で見る機会が多い。数えたわけではないが、前半のうち、もっとも試運転を走った決定戦組ではないだろうか。吉川元浩も、試運転をしている時間が長かったように思えた。松井と話し込みながら歩いている姿もあったが、二人の顔に笑顔は小指の先ほども混じっていなかった。
_u4w3739  その頃、まだモーターを装着もせず、本体整備にかかりっきりになっていたのが、瓜生正義である。まさしく整備室の主のようで、九州の選手が出走してなければエンジン吊りに出る必要がないから、装着場で姿を見る機会がほとんどなかった。だから、どんな表情なのかはまるで確認はできず、極端な言い方をすれば、瓜生の顔をまったく見ていないのである。
_u4w3623  顔をほとんど見られなかったもう一人が、魚谷智之だ。装着場に魚谷のボートがずーっと置かれたままになっており、しばらく気にも留めずにいたのだが、試運転に飛び出ていく決定戦組が多いなか、これはやや異常だと気づく。ピンと来てペラ室を覗き込むと、案の定。魚谷はいちばん奥のほうで体を丸めて、一心不乱にペラを叩いているのだった。外から見えるのは、右側の横顔のみ。ただただペラを見つめている姿には、鬼気迫るものがあった。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”賞金王決定戦トライアル第1戦

 K記者(自分でつける)です。賞金王決定戦も、“本紙予想”を担当させていただきます。冷えてくればくるほど、インが強くなる住之江水面。当然、イン中心の予想が無難かと思います。もちろん、トライアル6戦すべて逃げ決着、というのも考えづらいわけで、このあたりが悩ましいところではありますが……。私は、憲吾さんがものすごく気になっているんですが、果たしてどうか……。あ、こちらはもちろん本物の憲吾さんです。あちらには、さんは意地でも付けませんから。
 てなことはともかく、さあ行こう、賞金王決定戦!

11R 坪井の逃げが有力も、気配のいい今垣に逆転の目。点数増えても、両者の頭流し。
◎坪井 ○今垣 ▲魚谷 △濱野谷 
3連単1-264-全 2-164-全

12R 王者・松井が初戦を堂々と逃げ切る。相手本線は吉川よりもカド自在の瓜生
◎松井 ○瓜生 ▲吉川
3連単1-42-全


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3日目! そしてトライアル初戦!

おはようございます。3日目の朝、ということは賞金王決定戦トライアル第1戦の朝、であります! ついに始まる、聖戦! 賞金王シリーズは予選の佳境に突入し、そのうえメインカードでは激烈1億円バトル。我々のゴールデンデイズに突入であります。

2008_1219_0947 趣味間違い探し様、ご指摘のとおり、水神祭は12R発売中でございます。申し訳ございませんでした。また、ご指摘ありがとうございます。昨日は、予想のほうにも誤記が多く……失礼いたしました。(PHOTO/中尾茂幸)


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賞金王決定戦 前検チェック

 実はH記者よりはるかに超膨大で、しかも野暮どころか超重要な仕事が本日遂行されたため、更新が遅れてしまいました。申し訳ありません。
 というわけで、駆け足で賞金王決定戦の機力評価。共同会見で飛び出た気になる一言なども交えつつ、ざざざっといきたいと思います。
 ただし……実を言うと、決定戦の機力評価もやや難解。明日より先ほど、ようやくのこのこと住之江にあらわれたH記者が担当いたしますので、本日はそのベース程度に考えていただけると幸いです。数字は前検タイムです。

●A評価
松井繁 6・63
今垣光太郎 6・65
井口佳典6.62
魚谷智之 6・61

2008_1219_0370_2 実を言うと、多くの選手が「あまり変わらなかった(差はなかった)」と証言していた決定戦前検。たしかに、スタート練習で極端に良かったり悪かったりは、あまり見えなかったような気がします。足合わせは「決定戦組&シリーズ組」というマッチアップのほうが多く見られ、それもまたそれぞれの比較を難しくしていたように思えます。
 そんななか、井口は会見で「足合わせで湯川と魚谷さんをやっつけた」と証言。井口の強気の発言は、たしかに足合わせでの様子を裏付けていたと思います。その井口にやっつけられたという魚谷ですが、おそらくスタート練習時はペラを変えていたのでしょう。展示タイムは井口よりも上で、これが一番時計タイ。昨年の決定戦前検の共同会見で、「悲しいお知らせがあります。まったく出ていません」と切り出した魚谷が、今日は「今年はどんなお知らせ?」という質問(代表の記者さん、ナイスです!)に対して、「どちらかというと、いいお知らせです」と笑って語っていたのだから、その手応えに間違いはなさそうです。
 松井も、シリーズ超抜の山本隆幸と合わせて大きく見劣る感じはなかったのだから、こちらも上々。今垣も軽快なアシ色と見えました。

●B評価
坪井康晴 6・69
吉川元浩 6・65
濱野谷憲吾 6・61
瓜生正義 6・62
丸岡正典 6・70
赤岩善生 6・66

2008_1219_1000  B評価は、「まあ、悪くないかなあ」という感じに受取っていただければ。吉川は、節イチだったチャレカの記憶が生々しいせいか、思ったよりは平凡な感じ。いや、平凡というと悪く聞こえますが、思ったよりは、のほうに比重があると思ってください。これは坪井も同様で、「今、艇界でもっともエンジンを出す選手」という先入観がなせる業。むしろ、明日からは気配を一変させる可能性もあると見たほうがいいでしょう。
 気になる一言は「ここ最近は、(スタート練習で)下がってばっかりだった。でも、今日は下がらなかった。それだけでも充分です」の濱野谷。SGの前検ではこのところずっと、前検で行きアシがかなり足りず、それを仕上げ切ることができずに苦戦してきた濱野谷です。しかし、今回は違う。この「違う」という部分が大きいわけで、この先の戦いに光明が見えたということ。しかも、展示一番時計タイじゃないか。こうなると濱野谷は強いぞ~。

●C評価
白井英治 6・68
湯川浩司 6・73

2008_1219_0690  白井は、会見ではどちらかというと強気に聞こえる発言も多かったのですが、アシ色はむしろ悪いほうに見えたものです。このあたり、ちょっと自信がなかったりするのですが……。
 一方、湯川は残念ながらワースト級だと思います。前の記事で書いたとおり、さっそく大整備に取り掛かっているのを見て、「やっぱりか……」と思った次第。もともと伸びには定評のある湯川なのに、井口に相当分が悪いように見えたのですから……。どうにもリズムが悪い昨今の湯川、その流れを引きずっているようなのが気になります。この秋、縁の深い選手の一人となった湯川だけに、応援したいのですが……。

 言うまでもなく、トライアルは11Rと12R。各選手は1回乗りです。つまり、明日は朝からタップリ時間がある。気配を大きく上向かせる選手がきっといるはずですので、注目を。あとはH記者、任せましたよ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K記者)


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THE前検 賞金王決定戦!

2008_1219_1056  注戦を終えた決定戦組がピットにあらわれ、モーターを受け取り、装着。真っ先に水面にボートを下ろしたのは、1R発売中、吉川元浩だったそうである(チャーリー池上カメラマン談)。賞金王シリーズのピット記事に書いたように、その後は続々と着水。調整などを経て、真っ先に試運転に飛び出したのは、4R発売中、湯川浩司だった(これは直接目撃)。湯川は、試運転許可の合図である緑ランプが灯ったと同時に係留所を離れ、レバーをぐっと握り込んで水面に駆け出した。これを合図とするかのように、坪井康晴、瓜生正義、濱野谷憲吾、吉川元浩らが続々とモーターを全開にする。記憶が確かなら、06年の賞金王前検の際、坪井が同じようなタイミングで試運転を始めているはずだ。
2008_1219_1019  それからは決定戦組は次々に試運転を始めたわけだが、その頃ただ一人、整備室に姿があったのが、今垣光太郎である。モーターをボートに装着する前に、入念に点検をし、カーボンがこびりついていれば磨き、そうしていちど分解して己を納得させるのが、前検日の今垣の「いつもの姿」である。結局、モーターをボートに装着したのは12時10分、さらに丁寧に装着の具合をチェックして、着水が12時45分。実に5R発売中だ。吉川が着水してから2時間が経過している。
 今垣は、それから試運転に出て行ったのだが、これは「いつもの姿」ではない。ふだんのSGでは、今垣が着水する頃にはもう試運転タイムは終わっていることが多いのだ(通常のSGは12頃モーター抽選、14時頃スタート練習等開始。今日は9時30分モーター抽選、14時15分頃スタート練習等)。時間がたーっぷり与えられている決定戦組、この特権は今垣に試運転を許すことになったのだった。

 さて、いわゆる前日検査航走は、トライアル11R組=8R発売中、トライアル12R組=9R発売中に行なわれた。スタート練習3本、展示航走1周というのは、通常のSGと同様。まずはそれぞれのスタート練習のコースを記しておこう。

11R
①坪井康晴
②今垣光太郎
③井口佳典
④濱野谷憲吾
⑤白井英治
⑥魚谷智之

1本目 123/456
2本目 14625/3(1=深め)
3本目 6132/45(6=深め)

12R
①松井繁
②吉川元浩
③湯川浩司
④瓜生正義
⑤丸岡正典
⑥赤岩善生

1本目 123/456
2本目 12364/5(1=やや深め)
3本目 1352/46(1、5、2=やや深め)

 ここから何が読み取れるか、というと……難しいな。1本目が枠なりになるのは、ほぼすべての前検スタート練習のルーティン。それから思い思いのコース、起こし位置を選択して2本こなす、ということになるのだが、言うまでもなく走っている時間帯、気候、水面状況、対戦相手はいつも同じであるわけがないので、ここで何を確認するのかは選手によって違うように思えるからだ。ただし、通常は登番順に班分けして行なわれるのに対し、明日のカード通りに行なわれるのが決定戦のスタート練習(通常のドリーム戦も同様)。それを考えれば、3本ともインの松井は明日を見据えてのコース取りで、やや深めからも試したのは前付け艇があった場合の起こしなどを確認していたのだろう、と想像がつく。魚谷は、スロー2本。これは明日は動くよ、という意志表示というよりは、2日目以降を想定しているような気がする。
 ちなみに、STは両組、3本とも速めである。前検は入れる必要はないから、Fも多い。勘と実際のSTの差を見ながら、彼らは起こし位置などを修正し、明日に臨むわけだ。

 さて、それぞれの前検日の様子については、賞金ランク順に簡単に記していこう。名前のあとの「●●」は、僕の個人的感想を熟語で表現したものです。

2008_1219_0100 松井繁「貫禄」
●前検後=試運転
 ピリピリしてもおらず、しかし緊張感を適度に保っており、大一番に臨むスタンスとはこれだ、と無言で表現しているようでさえある。笑顔も随所で見られ、決定戦独特の空気に無理なく馴染んでいるのだから、やはり決定戦の戦い方を誰よりも知っている男であることは間違いない。
 前検後、いったんボートを装着場にあげ、ペラを点検すると、すぐさま再着水。その後は延々と試運転を続けた。何しろ、共同会見も試運転の合間を待ったため、ただ一人、相当遅い時間帯になったのである。結局、なんと12R発売中まで試運転を続けていた。ちなみに、06年賞金王でも松井は同じ行動をとっている。結果は、優勝、だった。
 足合わせのパートナーは、山本隆幸と鎌田義。山本はシリーズ組では節イチクラスだから、これは頼もしい相棒だ。また、この3人に吉川も加わって、4人はまるでチームのようでもあった。情報交換をし合う姿に見られた結束力は、短期決戦にあっては大きな武器。明日からも同様の光景が見られるだろう。
 やっぱり、今節堂々の本命! 王者は前検から凄いのである。

2008_1219_0293 坪井康晴「清涼」
●前検後=試運転
 かなり早くから試運転を始めた坪井は、わりと遅い時間帯まで続けていたから、もしかしたらもっとも長時間ボートに乗った選手かもしれない。明日の1号艇にプレッシャーを感じている様子はなく、落ち着いた雰囲気を醸し出しているのは、2年前に一度この舞台を経験しているからか。緊張感にまみれ、押しつぶされることはもはやありえないだろう。

今垣光太郎「余裕」
●前検後=格納
 松井の強烈なオーラを除けば、今日もっとも雰囲気が良かったのは、この人である。試運転後は作業らしい作業もせず、実にゆったりとした時間を過ごしていたのだから、ちょっとした驚きがあった。整備室に入って行ったのを確認したので、少し時間をおいて覗き込むと、機歴簿をのんびりと眺めている模様。もちろん視線は鋭かったが、腰かけている体勢が妙にラフだったのだ。かなりの手応えを得ている、と見た。

吉川元浩「風格」
●前検後=試運転
 まるで10年連続で賞金王に出場しているようなのである。去年が初出場で、今年はまだ2回目。なのに、ずっとこの場に居続けているかのように、賞金王のピットになじんでいるのだ。
 松井の項で、まるでチームのように……と書いたが、吉川の足合わせパートナーはもっぱら鎌田だった。期こそ違え、親友のような2人なのである。

2008_1219_0124 湯川浩司「暗鬱」
●前検後=本体整備
 ハッキリ言って、もっとも雰囲気が暗いのはエンターテイナーのはずの湯川。装着場では視線が下を向いてしまっているのだから、よほど機力に不安があるのだろう。去年とは180度違う様子に、こちらが戸惑ってしまう。
 整備室では、早くも本体を割る大整備を施していた。整備士さんたちも集結して、心配そうに湯川を見守っている。おそらく明日も続くのではないだろうか。実は、決定戦で部品交換をするのは鬼門なのだが……。

2008_1219_0088 井口佳典「闘魂」
●前検後=格納
 装着場を移動しながら視線が下向きになるのは、湯川同様。だが、表情に暗さはない。むしろ、視線には鋭さがある。一歩進むごとに鋭敏になっていくようにも見えて、機力の手応えうんぬんを別としても、ソルジャーとしての自分を作っていっているように思えた。気合がほとばしっていて、怖いくらいである。

2008_1219_0161 濱野谷憲吾「柔和」
●前検後=格納
 賞金王の憲吾といえば、厳しい表情ばかりを見てきた気がするが、今回は比較的穏やかに見える。共同会見でも手応えの良さを語っていたし、早々に作業を終了していたようだし、不安点は少ないのではないだろうか。下関周年のラッキーなVもそうだが、流れが変わったように思えるのだが、果たして。

2008_1219_0084 瓜生正義「平常」
●前検後=点検、試運転
 この人は、こうした舞台でも本当に変わらぬたたずまいである。昨年は地元ということもあってか、少し肩に力が入っていたそうだが、実際はあまりそうは見えなかったものである。今年はリラックスしているそうだから、なおさら「いつもの瓜生」にしか見えない。たいしたものである。
 前検後は、かなり長い時間をかけて、装着場でモーターの点検をしていた。大きな作業というわけではなかったものの、その長さは随一。その後、試運転にも出ていて、作業を終えたのは遅いほうの一人であった。

2008_1219_0196 丸岡正典「淡々」
●前検後=格納
 もともと淡々としている丸岡は、今日も淡々。時折、あたたかみのある笑みなども浮かべていて、緊張感はあるとは言うものの、それが表に出るようなところがない。余裕といえば余裕だし、気楽といえば気楽である。
 ただ、舞台の特別性はしっかりと実感しているようでもあった。ほんの少しだけ、表情に硬さが浮かぶことがあったのだ。これは初出場の若者としては当然であり、それほど気にする必要もないだろうが、平常心かといえば100%ではない、というべきだと思う。そういえば今日は、銀河系の組み合わせをあまり見かけなかったな……。

2008_1219_0139 白井英治「緊張?」
●前検後=点検、試運転
 リラックスしている、という。だから明日からは緊張感をもって、ともいう。だが、僕には普段のピットで見る白井とはどこか違うように見える。賞金王決定戦という舞台に震えているのではなく、ここが賞金王決定戦という特別な舞台であると強く考えている(感じているではなく)という感じ……わかりにくいかな。ものすごく大雑把に言うと、「スペシャルなステージ」ということを考えすぎているような気がするのだ。もっとも、そうした無意識の中に入り込むようなプレッシャーに押し流されるような男ではないとも思うが。明日の様子がおおいに気になる。

2008_1219_0114 魚谷智之「決意」
●前検後=格納
 共同会見ではもっとも多くの笑顔を見せていたのが、魚谷だった。力んでいるふうもなく、自然体で前検日に臨んでいる様子は、すがすがしくもあった。しかし……。
 たとえば、エンジン吊りのあとに控室に一人で向かう際。その歩様が実に力強いのである。笑顔は消え、キッと一点を見据えて、気合満点の様子なのだ。これが競馬のパドックだったら、大川慶次郎さんが「バカによく見えますね~」と言うところ。すなわち、メンタリティは完全に仕上げて、この場に臨んでいるように思えるのだ。やっぱりこの男は、強い!

2008_1219_0093 赤岩善生「歓喜」
●前検後=本体整備
 この場にいることを楽しんでいるようにすら見えるのだが、気のせいだろうか。もしその通りだとしたら、大舞台でこそ映える男だということになる。
 前検後に本体整備をしていたのは、湯川とこの赤岩のみ。ただし、湯川が大整備をしているようだったのに対し、赤岩は自分のスタイルを黙々と貫いている、という感じ。ちょっとした高揚感がうかがえはするものの、仕事はキッチリとこなしていくあたりが、実に男!な感じである。台風の目はこの人だと見たが、どうか。

 ここに記したのはもちろん独断が強いものだし、レースが始まればまた一変していくのが当然というもの。それでも、前検のピットを見た感触では、◎松井、今垣、魚谷○吉川、濱野谷、井口、赤岩▲坪井、瓜生△丸岡、白井、そして湯川が悲しいことに無印、という感じなのだが……。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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賞金王決定戦12戦士の相棒が決定

2008_1219_0003  本日、9時30分より、住之江競艇場イベントホールにおいて、賞金王決定戦ボート&モーター抽選会が行なわれました。賞金ランク順に、ボックスに収められた封筒を1枚ずつ引く、という方式は例年通り。封筒の中に番号の書かれた紙が入っており、その番号が聖戦をともに戦う相棒ということになります。初出場が3人と、4分の3が経験者のせいか、比較的落ち着いた雰囲気で行なわれたのが印象的でしたが、12R組の1、2号艇で隣同士に座った松井と吉川がずーーーーーーーーーっと談笑していたのはもっと印象的でした。貫禄あるなあ。

 抽選結果は以下のとおりです。

2008_1219_0011 松井繁 
モーター 80号機(42・9%
ボート  60番(44・1%)
80号機は常に上位争いをする好機とのこと。ダイヤモンドカップで丸岡が乗っている。

坪井康晴
モーター 39号機(42・5%)
ボート  29番(39・5%)
初下ろし時に連続Vと、現モーターの初代エース機。中だるみの時期もあったが、近況は復調気味か。

2008_1219_0019 今垣光太郎
モーター 17号機(48.0%)
ボート  12番(38・8%)
エース機! 2連対率はトップで、行きアシ、回り足が力強いそうだ。17の番号が出た瞬間、客席が騒然としたほど。

吉川元浩
モーター 63号機(41・8%)
ボート  75番(39・6%)
バランス型との評判。A1級が乗ると、ほぼ好成績で、住之江今年3Vの吉川だけに調整はお手の物のはず。

湯川浩司
モーター 62号機(39・6%)
ボート  92番(43・0%)
数字的には下位となるが、伸びが力強いという評判で、まさに湯川向き。近況も良さそう。

2008_1219_0038 井口佳典
モーター 35号機(39・5%)
ボート  82番(42・5%)
これも数字はないが……ダイヤモンドカップで僚友・湯川が乗っていた。湯川「最高のモーター」井口「湯川は、ぜんぜん出てなかったっすよ!」

濱野谷憲吾
モーター 30号機(44・0%)
ボート  74番(41・6%)
30号機は現エース級との呼び声も高く、吉川がゴールデンレースで好成績。優勝2回は坪井の39号機と並んでトップタイ。

瓜生正義
モーター 79号機(41・1%)
ボート  62番(40・6%)
同期・伊藤宏が完全優勝を飾っているモーターを引いた瓜生。瓜生ファンから「やった!」という声もあがっていたぞ。

2008_1219_0065丸岡正典
モーター 66号機(44・4%)
ボート  84番(40・8%)
ダイヤモンドカップで田中信一郎が優勝したモーター! これもエース級と評価が高いモーターだ。

白井英治
モーター 10号機(39・4%)
ボート  77番(38・2%)
10号機は近況がもうひとつで、評価的にはワースト級かも。もちろん、白井の調整次第ではある。

2008_1219_0072 魚谷智之
モーター 40号機(46・9%)
ボート  61番(41・5%)
2連対率上位で、行きアシから伸びが良好とか。あの大時計故障優勝戦で1号艇の松下直也が乗っていたのだが、松下は魚谷の弟子ですよね。

赤岩善生
モーター 21号機(40・9%)
ボート  56番(50・0%)
赤岩の注目はボート。2連対率ダントツのエースボートで、評判がめちゃくちゃ高いのだ。残りものに福が? 21号機の回り足がいいそうだ。

2008_1219_0004  パートナーを手に聖戦が開戦であります。このあと前検が始まりますが、その様子ももちろんレポートします!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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2日目! 決定戦前検です

おはようございます。賞金王決定戦2日目でございます。今朝、開場前のスタンドでぼんやり水面を眺めていたのですが、快晴で非常に気持ちいい! そんな清々しい一日、本日は決定戦の前検日であります。いま、公開モーター&ボート抽選を取材してまいりましたよ。のちほど、更新いたしますが、近況好調の現エースといわれる30号機は、濱野谷憲吾でした。

2008_1218_0003 スタンド裏にある広場に置かれている12人のパネルです。優勝者はもちろんこの中にはいる! 記念撮影にぜひ。(PHOTO/中尾茂幸)


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初日! 聖戦開幕!

おはようございます。さあ、皆さん! 賞金王決定戦、はーじまーるよーーーーーーー! そうです。本日より競艇界のスペシャルウィーク、賞金王決定戦が開幕します。本日は賞金王シリーズの初日、20日より決定戦トライアルがスタート。本日は開会式にベスト12が登場しますし、明日は早くも前検。刻一刻と、興奮が高まっていくばかりの日々であります。私も早くもイレコミ気味っす、はい!

2008_1217_0283

石田政吾はガンバリマス! われわれ取材班もガンバリマス! 皆様も1週間、多忙な師走ですが、賞金王でガンバリマショウ!(PHOTO/中尾茂幸)


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下のバナーをポチっとね!

いつもSports@Nifty競艇特集をご覧いただきまして、ありがとうございます。今回、一番上にある記事の下に、バナーがあるのに気付きましたかな? 我らがBOATBoyの発行元である、日本レジャーチャンネル(JLC)の賞金王特番キャンペーンであります。

ポチっとひとつ!

キャンペーンページのPHOTOを撮影したのは、われらが中尾茂幸! 当特集だけでなく、こちらでも中尾カメラマンの写真が見られるのであります。そして!

プレゼントクイズ!

そうです、素敵なプレゼントが当たるクイズが実施されているのですよ! 今回、当特集でもプレゼントクイズを企画しておりますが、同時にJLCキャンペーンのほうでも的中させて、Wプレゼント獲得を目指さねば! 最終日には当然、賞金王決定戦、賞金王シリーズのW優勝戦的中を目指す我々ではありませんか。クイズのほうもぜひ、ともにご参加ください。というわけで、繰り返しになりますが、下のバナーをクリックして、ぜひともご参加ください!


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聖戦が始まります……

Cimg4350 取材班はただいま、住之江競艇場に到着いたしました。さあ、いよいよ聖戦が始まります。第23回賞金王決定戦! 今年も、黄金の6日間がやってまいりました……。

Cimg4351_2 昨年は福岡競艇場で行なわれた1億円バトル、今年はメッカ住之江に帰ってまいりました。福岡賞金王も熱かったが、賞金王の歴史を刻んできた住之江での聖戦が熱くならないわけがありません。

明日18日から賞金王シリーズ、そして賞金王決定戦トライアルは20日から! 本日はシリーズ戦の前検日であります。取材班は、本日のシリーズ組の競艇場入りから、最終日最終レースのスーパーバトルまで、ここ住之江から情報などをお送りしてまいります。もちろん、決定戦もシリーズも! 

今節もよろしくお願いいたします!


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