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ボートレース特集 > 2008オーシャンカップ
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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次回もナイターSG!

松井繁の優勝で幕を閉じた第13回オーシャンカップ。気温も激しく上昇し、水面では激戦が繰り広げられ、ほんっとーーーーーーーにアツい1週間でしたね。

2008_0727_r12_0880 というわけで、今節も猛暑の中ご覧いただき、ありがとうございました。最終更新は23時近辺でありながら、ご覧いただいた皆様には感謝の一言です。次回は、8月26~31日に若松競艇場で行なわれるモーターボート記念! またもやナイターSGであります。更新タイミングは今回と同じになるかと思いますが、いずれにしても現地より取材・更新してまいりますので、よろしくお願いします。8月末ですが、まだ残暑厳しいかと思いますので、お身体には十分お気をつけて、この夏をお過ごしくださいね!

それでは、われわれも管理解除、もうすぐ日付も変わる蒲郡を後にいたします。繰り返しになりますが、今節もありがとうございました。また、次回もよろしくお願いいたします。夏の夜の若松でお会いしましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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優勝戦 極・私的回顧 withタカハシ節

12R 優勝戦
①松井 繁(大阪)
②笠原 亮(静岡)
③今垣光太郎(石川)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤中村有裕(滋賀)
⑥白井英治(山口)

Cimg4183  進入から、私は2コースの笠原だけを見ていた。10R頃にアップした予想の通りに舟券を買ったから。
「★結論…笠原の2コース速攻に賭ける。S勘はバッチリ。スリットで松井より覗き、牽制しての差しか、出切ればまくり。どちらにしても今節の笠原の攻めは強烈で、バックで松井を捕えるシーンは十分に想定できる。差しなら2-1、まくれば2-56が筋。どうせ穴を狙うならアウト白井との2=6を本線にしたい。

3連単★本線2=6-全、押さえ2-15-全」
 
 今節はソコソコ儲けていたので、2-6-5の160万円コースも作っておいた。
 そして本番、私の心がそぞろときめいたのは、1マークの手前までだった。スリットで、笠原が松井より1/4艇身ほど抜け出した。ここまでは予想通り。あとは、差すか、まくるか。
2008_0727_r12_0733 笠原はまくりに行った。松井に艇を被せて握り潰そうとした。が、松井の伸び返しがあまりにも強烈すぎて、やむなく差しに回った。
 ここで私の舟券は終わっている。
 まくろうとしてからの差しでは、このメンバー相手では何もしなかったのと同じ。笠原はあえなく失速し、その間に松井が逃げ、濱野谷が差した。松井・濱野谷、両者のアタマ舟券が1枚もない私は、ぼんやり先頭争いを見つめるしかない。
「ケンゴォォォ~!!」
 いきなり、隣のU野記者(内池記者とは違う、我が取材班のフィクサー)が叫んだ。目の前の舟券をチラ見すると、3連単4-1-他の目がしこたま書かれていて、1-4という目はどこにもない。そりゃアツイわ。羨ましい。私もせめてバック直線までは叫んでいたかった。
 急遽、U野記者の応援団長に変身した私は、冷静に水面状況を見つめた。1マークから100m、「憲吾スペシャル」とまで言われる濱野谷の差しが突き刺さっている。松井は笠原のまくりを牽制・ブロックした分だけロスがあったのだ。
私「こりゃ、憲吾だろ」
U野「でしょ? でしょ? 行けるよね!!」
 高橋アナの場内実況が、U野記者の興奮に拍車をかける。
「4号艇、内寄りから忍び寄る、は~まのやあぁぁ!! 1号艇、伸び返すか松井繁ゥゥ」
 あっという間に伸び返していた。
私「あれ」
U野「うわっ!」
2008_0727_r12_0838 我々の見立て違いだった。というより、松井と憲吾のパワーが違いすぎた。バック中間で1艇身、2マーク手前で2艇身……。
U野「ワンチャンス!!」
 濱野谷の差しハンドルは艇界随一。U記者はその奇跡の業に最後の望みを託す。
U野「憲吾~~~~!!」
 そして、濱野谷はこれ以上ない完全無比の差しを披露した。高橋アナのトーンもさらに上がる。
「狙い撃つ4号艇、迫力満点のコーナーワーク、飛ぉぉび込むぅぅぅ! 渾身の差しだ、濱野谷憲吾!!」
 問答無用の渾身の差しだった。が、ここでも松井の行き足はケタ違い。一瞬にして濱野谷を3艇身、引き千切った。U野記者が沈黙した。
2008_0727_r12_0821  あとは、まったりと2人で水面と、高橋アナの名調子を聞くばかり。U野記者はまだいいよ。1周2マークまで心の底から絶叫できたんだから。
 タテ長になった最終周、タカハシ節が今節の総仕上げに入った。
「マブタの裏に焼き付けたい、これぞ王道、究極のワンエイティーターンを繰り出しVを決定付けました。今年の勢いなら、3億円も夢じゃない! 灼熱のオーシャン、ウォータースタジアム、百獣の王は、やっぱり松井だったぁぁ!!」
 決まった。選手も実況も完璧。まさに、王者が王者のレースで勝った。百獣の王のイン逃げだった。
Cimg4182  しかしそのとき、私はといえば、1=4を死ぬほど買った11Rの舟券をポケットから引っ張り出し、「塗り間違えて12Rになってないかなぁ」などと呟いていたのだった。(Photo/中尾茂幸、舟券は畠山、Text/畠山)


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THE ピット――優勝戦の「素晴らしき一日」

Img_5396  いつものことといえばいつものことだが、いろんな意味で複雑な気持ちにさせられた一日だった。
 公開インタビューで「たぶん負けないと思います」と言い切った王者・松井繁が圧倒的に優位にあるのはわかっていながら、6選手の誰にもチャンスがある気はしたし、6選手の誰にも優勝してほしいと願われたものだったのだ。

 たとえば今日のスタンドでは、今垣光太郎が3年ぶりの優出を果たしたことを喜んで、泣き崩れていた女性ファンの姿も見られたと聞いている。
 今垣自身、今回の優出に懸ける気持ちは本当に強かったのは間違いない。一日、休む間もなく作業をしていた今垣の顔には「決意」というようなものがハッキリと浮かび上がっていたし、勝手な予想としては「危険なスタート」を切るのではないかと考えられたほどだったのだ(実際、コンマ09のスタートを切っている)。
 すべての作業を終えて、展示ピットにボートを着けようとするとき、空を仰ぎ見るように、顔を上に向けていたところも見かけられたが、あのときの今垣がどんな気持ちだったのかは想像もつかない。

Img_5429 「独特の行動パターン」をとっていたという意味では濱野谷憲吾もそうだった。
 濱野谷は“浪速のドン”長嶺豊さんに対して「ペラが合いきっていない」「ペラが合えばもっと出るはず」と話していたというが、一日のかなりの時間をペラ小屋に籠って作業をしていた。
 そして、結果的に、納得してレースを迎えたのかといえば、「微妙」だったのではないかと思われる。
 9R後、他の5選手がスタート特訓を行なっている最中にも、濱野谷はそれに参加せず、ひとりでペラ小屋に籠り続けていたし、その少し前に馴染みのキャスターに状態を尋ねられると、ニコリと笑って「ぜんぜん!」とグッドポーズを見せていたのだ。これは、裏返しの言葉などではなく、「ぜんぜんダメ」という本音を、裏返しの笑顔とポースで示してみせたのだと思われる。
 待機ピットにボートを着けかけたのは早かったが、その後、回転数をチェックしたあと、もう一度、水面に飛び出していった。そして、ひとまわりボートを流していたが、ヘルメットなしでの走りとしては、少々、大回りしすぎているようにも見えたものだった。あの行動にしても、濱野谷の中での逡巡のあらわれだったとも考えられなくはない。

Img_5684  白井英治の行動パターンも独特だった。
 早い時間帯には試運転にも出ていたが、その後はずっと、他のボートは置かれていない装着場にボートを「置きっぱなし」にしているような状態が続いていたのだ。
 そして、9R後のスタート特訓にはいち早く飛び出していったが、その後すぐ再び装着場にボートを揚げている。そして、入念にボートやモーターを拭いていたのだが、それがひと段落すると、再びボートを「放置」したのだ。
 その後、展示ピットにボートを移したのは、6人のなかでも最後になっただけでなく、11Rの締切が近づいているのを知らせるブザーが鳴り響きだしたあとだったのだ。それが焦らし作戦というわけではまったくないのはもちろんであるが、そんな様子を見ていると巌流島の宮本武蔵がイメージされた。できるだけボートに水を吸わせないことも考えての行動だったのではないかとも思われるが、それもまた「一発」に賭ける気持ちの強さのあらわれだったのだろう。
 レース後、仲間たちに囲まれている中では、爆笑を起こしたりもしていたが、そうした場面を除けば、本当に悔しそうな顔を見せていた。
 白井をはじめ、選手たちはそうして“本音”を顕わにはしない部分を持ちながら、戦っているわけである。

Img_5483  笠原亮と中村有裕はそれぞれに自分のペースで作業をしていた。
 笠原はペラ小屋に籠っている時間も長かったが、6人のなかでももっともリラックスしてレースに臨めた選手だったのではないかと思う。
 レースがかなり近づいてきている時間帯に、自らNIFTY主宰の黒須田守に声をかけてきて、優勝戦とは関係のない話をしていたほどだったのだ。かといって、レースに臨む気持ちの強さは他の5人に少しも劣るものではなかったことは間違いない。非常にいい精神バランスにあったと言えるだろう。
 対して中村は、昨日と変わらず、一日、引き締まった表情を崩さずにいたが、あまり作業はしていなかった昨日とはうってかわって、今日はかなり長い時間、ペラ小屋に籠っていた。
 そうして、それぞれの選手が「自分なりの時間」を創出していたのだ。

Img_5562  レースの結果はまだ書いてはいなかったが、ある種、松井の強さが絶対的なものになっていたことを除けば、本当に紙一重だったに違いない。
 その結果として、松井が優勝して、2着には濱野谷、3着には笠原が入っている。
 今日の松井がどのような一日を過ごしていたかといえば、「いつも通り」という以外に言葉が見つからない。
 集中するときはとことん集中して作業していて、抜くところは抜く。そして、モーター吊りなどのピット全体の作業にも気を配る。そんなメリハリが「完全なバランス」の中でつくられていたかのようだったのだ。

Img_5836  松井自身、そうした部分を含めて「現在の自分」に対しては、絶対的な自信を持っているのだろう。
 レース後の共同会見で、これがSG8勝目になることを告げられると、「少ないですね」と即答してみせたのだ。
 そして、これから自分をどう変えていくかというような問題ではなく、「気持ちを切らさず、これまでどおりにやっていきたい」とも言っていたのだから、すごい言葉だ。
 さらにいえば、上位の人とも変わらないペラも作れている――というのだから、いまの松井を止めるのは並大抵のことではない。
 王者・松井繁。あなたは本当に強い。
 ……いや、強すぎる選手、強すぎる人間になっています。
(PHOTO/山田愼二 TEXT/内池久貴)


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H記者の「夜の艇王は笠原!!」予想

Cimg4178  さあ行こう、優勝戦! と、書いたところで、今節2本目の穴・極選が的中しました! 9R4-5-3で22320円。これを300円ほど当てて(→写真、4&5のマルチボックスも買っておきました。ムフ)。これで今節は大幅プラス。優勝戦では浮いている分をそっくり松井に……という戦法もありえますが、どうも今節の優勝戦は波乱になる気がしてしょうがない。妙な胸騒ぎってヤツです。この、まったくアテにならない第六感を信じ、穴狙いで行ってみます!

12R 優勝戦
①松井 繁(大阪)S↑
②笠原 亮(静岡)S→
③今垣光太郎(石川)B→
④濱野谷憲吾(東京)B→
⑤中村有裕(滋賀)A→
⑥白井英治(山口)A↑

★パワー評価…①②⑤⑥③④の順とみます。松井は行き足、笠原は回り足が特に強烈。外の4艇はやや劣勢で、内2艇にSを決められたらお手上げ状態に。
★進入…「6コースで勝ちたい」という白井の言葉を信じるなら枠なり3対3か。ただ、思い切り出足型にした今垣のP離れがよければ内を絞り込むかも。ここでは123/456を想定する。
★スリット…S勘はみんなOKも、特にキワまで見えているのが笠原。狙ってコンマ10全速は行ける。気合で張り込みそうなのは中村と白井。特に白井は「S行くしかない」と開き直っており、コンマ05あたりまで突っ込むかも。気になるのは濱野谷で最近の優勝戦はちょっとビビリ気味。アウト勢にとってはチャンスか?
★1マーク~バック…笠原と白井・中村のSが鍵。あまり踏み込めずに同体になってしまえば、1-2が5割、2-1が2割でその他のフォーカスが3割程度。それくらい1=2が強靭になります。
 が、この優勝戦は多少の凹凸が出るはず。松井は15あたりで、笠原や外2艇がやや覗く感じになりそう。松井が伸び返して圧勝するか、Sを決めた誰かに足元をすくわれるか……?
★結論…笠原の2コース速攻に賭ける。S勘はバッチリ。スリットで松井より覗き、牽制しての差しか、出切ればまくり。どちらにしても今節の笠原の攻めは強烈で、バックで松井を捕えるシーンは十分に想定できる。差しなら2-1、まくれば2-56が筋。どうせ穴を狙うならアウト白井との2=6を本線にしたい。

3連単★本線2=6-全、押さえ2-15-全


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THE ピット――優勝戦前の空気

2008_0727_0153  公開優出者インタビューのあと、ピットに行くと、まずは平田忠則とすれ違う形になっている。挨拶をしようとすると、平田のほうから先に「(昨日は)ダメでした」との一言。
 実をいうと平田には、来月(8月)発売の『BOATBoy』の記事のために、先月のグラチャンで、準優1日密着取材をした経緯があったのだ(……宣伝です。……でも、ここで使用した写真は「今日の白井」にしておきました)。
「準優で同期3人が同じレースというのはどうでしたか?」と尋ねてみると、「イヤでしたねえ」と即答。「やっぱりやりづらいという感じはあったんで……。でも、展示から(進入が)動いたんで、僕も心を鬼にして勝ちに行ったんです」と続けている。
「80期からもそろそろSGウィナーを出したいですよね」と振ってみると、「はい」と頷いた平田は「……でも、一人とれば、パッパと行くと思うんですよ。GⅠもそうだったんで」と続けている。
 そして、「だから白井(英治)のことも応援しますけど、本当は僕が先に獲りたいんで」と付け加えるのも忘れなかった。
 その白井は、昨日に引き続いて、かなりのリラックスムードだ。1Rや2Rのあとには、モーター吊りの手伝いに出てきていたが、早い時間帯では自分の作業をすることもなく、のんびり過ごしていて、好感が持てたものだった。

2008_0727_0258  公開優出者インタビューの直後からペラ小屋に閉じこもっていたのは濱野谷憲吾だ。
 濱野谷の場合はいつものことなので、とくべつ驚くことではないのだが、それにしても、まったく休憩を取らずにこうして作業をする集中力にはすごいものがある。
 1R後にはモーター吊りにも出ていたが、手伝いが終わると、さっとペラ小屋に戻ってすぐに作業を再開するのだから、ほとんど「ペラ小屋の住人」と化していた。

2008_0727_0125  濱野谷と変わらず、インタビュー直後から整備室にいたのが中村有裕だった。
 昨日は作業をしている場面はあまり見かけなかったので、これは少々意外なことだった。ただ、だからといって、ジタバタしているというような印象はまったく受けなかった。整備室でまずペラを磨いていたあと、モーター本体の各所をチェックしていたが、大がかりな整備はしている素振りはなかったのだ。
 昨日と変わらず慌てず過ごそうとはしているのだろうが、やれるだけのことはしっかりやっておこうという姿勢のあらわれなのだろう。

2008_0727_0043  同じ時間帯に笠原亮の姿も装着場で見かけられたので、優勝戦の日にしては、ずいぶん選手たちみんなの動き出しが早いな、とも思ったものだ。
 とくに笠原はボートにカポックを載せていたので、早くも試運転に出るのかとも予想されたものだが……。
 実際はそうではなく、その後、ペラゲージなどを入れたケースを選手控室のほうへと運んでいって、そのまましばらく姿が見かけられなくなった。
 最終日になると、各選手が荷物などの片付けをしながら作業をしていくものなので、まずは片付けから始めたということだったのだろう。ただ、この片付けにはそれほど時間がかからず、その後、しばらく時間を空けたあとには、ペラ小屋にこもっての作業をしていた。

Img_5240  1Rのレース中に整備室に入っていったのが今垣光太郎だ。
 こちらはまず、本体のプラグプロテクタを外して中の部品の確認から始めていた。そして、その後も細かくギヤケースなど本体各所をチェックしていた。
 中村有裕と同じで、大かがりな整備をしているわけではないようだったが、“整備の鬼”今垣は、こうした作業をとにかく入念に行なっていくのだろうとも予想される。
 劇的に足を変えようとしているわけではないかもしれないが、最後の最後まで上積みを求めて作業を続ける――。
 今日の今垣は、そうした執念を最後まで見せてくれるに違いない。

2008_0727_0183  公開インタビュー後、ピットでなかなか姿を見せてくれなかったのは松井繁だ。
 1Rには星野政彦が出ていたのでモーター吊りに出てくるかとも思ったが、このときは姿を見せずに、太田和美が出ていた2R後、選手控室のほうから、ゆっくりと歩いてやってきた。寺田祥と話しながらボートリフトのところまで来たあと、近畿勢と話しながらモーター格納をしていたが、その姿はいつもとまったく変わらず、何の気負いもないように感じられたのだ。
 インタビューでは「たぶん負けないと思います」という、ものすごい発言もしていたわけだが、そうして自分にプレッシャーをかけているといったことではなく、それだけ強い自信を持っているということなのだろう。
 そんな松井に隙は見つかるのだろうか……。
 今日の蒲郡では、やや強めの向かい風が吹いているので、握る選手が揃った優勝戦は面白くなるとは思うのだが……。“王者の強さ”だけをこの目に焼き付けられる結果に終わったとしても少しもおかしくはない。
(PHOTO/中尾茂幸&山田愼二=今垣のみ  TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』最終日

 Hです。今日は1号艇に強力な布陣が並んでいますが、そう簡単には逃げ逃げパターンにはならないはず。相変わらず、追い風が凄まじく強いですからね。センター勢が激しく握っていくことでしょう。極選の基本「まくる選手かその外選手」を今日も貫いて、8・9Rで穴を召し取ります。7月絶好調のしげ爺さんに負けぬよう、優勝戦までにたんまりと軍資金を増やします!

8R
  ①中島孝平
△②鎌田 義
  ③寺田 祥
○④原田幸哉
◎⑤池本輝明
×⑥井口佳典

進入123/456

 今節の原田は8走中7回がトップS! ここもカドから地元の意地で寺田を叩いて行きます。となると、マークする池本の出番。パワーは日増しにアップし、このメンバーでも通用するはず。ズッポリのまくり差しに期待します。相手はもちろん原田ですが、アウト巧者の井口、内で粘る鎌ギーを押さえます。

3連単★本線5-4-全、押さえ5-26-全

9R
  ①赤岩善生
△②山崎智也
×③作間 章
◎④福田雅一
○⑤横澤剛治
  ⑥川崎智幸

進入123/456

 面子だけを見ると123で堅そうですが、本当にそうでしょうか。智也は2コースになると、7割程度の確率で握ります。スリットから伸びる作間もまくりを基本に組み立てるはず。つまり、2・3コースで2・3段まくりになる可能性があるんですね。こんな展開で123ダーはまずありえません。この混戦を切り裂くのは、隠れ超抜の福田。今節は着をまとめながら1着がありませんが、最後の最後にピン大穴を演出して帰ります。展開ある横澤と自力で攻める作間、智也へ。

3連単★4-235-全


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優勝戦インタビュー!

2008_0727_0005_2  いやはや、暑……いや、熱かったっすねえ~、優勝戦出場選手インタビュー! ハッキリ言って、蒲郡のファンは蒲郡の夏よりアツかった! イベントステージに6名が登場すると、地の底から湧いてくるような大歓声! 思い思いにファンの選手への声援が飛んでいる様子は、ウイーンフィルの演奏に匹敵するほどの迫力がありましたね。こういったファンの熱を感じると、本当にうれしい! 当然、選手はもっともっと嬉しいものだと思います。
 もっとも大きな声援を浴びていたのは、今垣光太郎! ここ蒲郡での光ちゃんの人気は、本当にスゴイ。彼自身、地元のような声援をもらえるから、本当に気合が入る……と以前、語っていたものでありました。今日はその人気ぶりを目の当たりにしたわけですが、すっごいっす、ほんまに。その瞬間、イベントステージの気温が40℃を突破したようにさえ思えましたね。この声援が、光ちゃんの背中を押すかもしれませんね。

 というわけで、6名の気になる一言。
1号艇・松井繁
「たぶん負けないと思います」
 そう言い切った瞬間、「うおぉぉぉぉぉぉぉっ!」という地鳴りのような歓声が轟きました。これを言えるのは、王者しかいない! 誰をも圧倒する優勝宣言でありました。「スタートは見え方が合っている」「全速で10行きたいと思います」、この2つのコメントも、合わせ技と考えれば、深い意味を感じますね。
2号艇・笠原亮
「いいです」「バッチリです」「全部です」
 インタビューなどでは、短いセンテンスで言葉少なに応える笠原。今日もそうでしたね。エンジンはどうですか? どのあたりがいいですか? そんな質問にも、一言しか返さない。ふだんの彼は、むしろ饒舌ですらあるのですが、この受け答えが笠原流。そして、今日はすべての言葉が、ポジティブなものだったのであります。
3号艇・今垣光太郎
「優勝しか……………考えてないです」「声援を力にできるよう頑張ります」
 何かを言おうとして考え込んだ様子を見せる。光ちゃんのインタビューの定番ですね。ただ、今日の光ちゃんは、そんなときにも力強い言葉が多かった。やはり、気合は相当に入っていると見ました。今日の歓声を、きっと意気に感じているはずです。
4号艇・濱野谷憲吾
「レースを作っていく行きアシはあるので、レースを作りたいと思います」
 ほんと、濱野谷がレースを作っていくところを見たい! 4カド必至のここで、他選手も見る者も絶句させるような、強烈なレースを魅せてほしいと思います。当然、それができる選手のはずですから! まだエンジンは仕上がっていないと言っていますが、今日これから、「ベストを尽くす」はずです。
5号艇・中村有裕
「思い切っていきます!」
 ガムシャラが座右の銘のユーユー、それだけにこの一言が心強い! ガムシャラな走りが、中村有裕の真骨頂。それを見せれば、結果もおのずとついてくるはずです。そして、そんな走りをするという宣言を力強くしたことで、期待は高まっていくわけであります。
6号艇・白井英治
「基本は6コースから。6コースから勝とうと思えば、トップスタートはノルマだと思っています」
 これも、客席が沸いた一言であります。白井英治、アウトからぶち込み宣言! 白井は、3年前の総理杯優勝戦でFを切り、1年間SGから遠ざかっているんです。しかし、そんなことはトラウマにもなっていない。いや、なっていたとしても、勝つためにトップスタートを切る! この男気が白井の魅力ですよね。一発大駆けのシーンも十分と見ましたぞ。

 いやはや、インタビューを見てしまったら、全員から買いたくなってしまいました。激戦になるのは間違いない優勝戦。ピットアウトは約6時間後!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ最終日

 “本紙予想”6日目、ついに最終日でございます。結局、担当は一節を通して、Kでありました。5日目は、2R9930円というスマッシュヒットはありましたが、トータルでは3レースのみの的中。どうもスッキリしませんでしたね。最終日、なんとかここまでを一気に挽回すべく、頑張る所存でございます。ただ……今日はなんか、1号艇が強そうだな……。

1R このメンバーなら山口が逃げ切れる
◎山口 ○村田 ▲林 △岩崎
3連単 1-63-全

2R 小畑が動いて、カドになる飯島の速攻戦
◎飯島 ○坪井 ▲平尾
3連単 3-15-全

3R アシ上位級の作間がカドから自在に
◎作間 ○鎌田 ▲井口 △上瀧
3連単 4-512-全

4R もはや上位級になった横澤が攻める
◎横澤 ○吉川 ▲横西 △寺田
3連単 3-154-全

5R 魚谷と湯川の一騎打ちの様相
◎魚谷 ○湯川
3連単 1=2-全

6R 準優でも行きアシ目立った烏野が先マイ逃走
◎烏野 ○前本 ▲平田 △田中
3連単 1-235-全

7R 準優転覆の憂さを逃げて晴らす三嶌
◎三嶌 ○秋山 ▲瓜生 △池田
3連単 1-354-全

8R ラスト走の原田が闘志見せれば、寺田に展開が向く
◎寺田 ○鎌田 ▲中島 △原田
3連単 3-214-全

9R 赤岩がラスト走で意地見せて締める
◎赤岩 ○作間 ▲福田 △横澤
3連単 1-345-全

10R インなら堅い重成の好脚
◎重成 ○平田 ▲魚谷 △室田
3連単 1-432-全

11R 超抜級の瓜生がきっちり逃げる
◎瓜生 ○湯川 ▲烏野 △池田
3連単 1-453-全

12R 優勝戦
アシ良し、気力良しの王者が盤石。松井、今年SG2V目へ逃走。相手本線は回り足バツグン笠原。
◎松井 ○笠原 ▲濱野谷 △白井
3連単 1-246-全


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6日目! 優勝戦でございます

おはようございます。オーシャンカップも、最終日を迎えました! 今日も猛暑でございます。記者席にたどりつくだけでも汗だくになっているわけですが、本場にいらっしゃる皆さん、場外に出かける皆さん、またお家で観戦の皆さんも、水分をしっかりとって暑さ対策をしっかり! そして、思いっ切り優勝戦を楽しみましょう!

2008_0725_0078 瓜生正義は、今回が久しぶりのSG。その復帰戦でいきなり準優に進出したのは、さすがでありました。ただ、残念でした、優出失敗。いきなりの優出、そして優勝なんてことがあったら、すごいなあと思っていたのですが……。

ただ、アシは素晴らしいですね。今日は一般戦回りとはいえ、瓜生ここにあり、を見せてくれることを期待しています!

それでは、オーシャンカップ優勝戦、真夏の夜をおおいに満喫しましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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特別企画「今晩のタカハシ節!」5日目

 SGには珍しく、今日の準優はダンプや突っ込みなどによる接触がほとんどないクリーンなレースが続きましたね。9Rはすんなりの1-2行った行った決着、11Rは1マークで三嶌誠司が失格、道中に紛れの要素が少なかった。タカハシ節がスリットから全開になったのは、やはり今垣光太郎のカドまくりが炸裂した10Rであります。

★スタートを切って行きました。ダッシュ勢、好タイミングゥ、5号艇ハンドルを切ぃったぁぁ、
シャァクリ~~~マァクリ~~~!!

2008_0725_0377 「シャクリ」とは状態を激しく前後に震動させるアクション。ランナーバウトでは有効な戦法だったようですが、ハイドロプレーンではロスになることが多いとか。それでも今垣光太郎は「少しでも前に出たい!」という気合で前後に揺らすんですね。光ちゃんならではのこの個性的なスタイルを、高橋アナは愛情を込めて3周目にも強調します。

★進入、4号艇の平田忠則が遅れたことでドラマは生まれたぁ。カド4コースを選択、5号艇トップスタートか、1マークはシャクリながら得意のシャクリマクリ、カドマクリが決まった今垣光太郎、蒲郡SGファイナルには、なくてはなりません!

 今後も今垣光太郎がまくったら「お、出た、シャクリマクリィ!」とみんなで叫びましょう。そうそう、準優は待機行動中の選手紹介も見事でした。ここでは、明日へのおさらいの意味も込めて優勝戦に進出した選手だけをピックアップしてお伝えしておきます。

9R

①笠原亮
★インは当然、この人。強すぎる蒲郡、亮くんの大漁伝説の開幕であります、笠原亮。

②濱野谷憲吾
★魅力のハンドル、魅了のレースは濱野谷憲吾ォ。

10R
⑤今垣光太郎
★5号艇、奥に下げるか。丹精込めた愛情の新ペラ、蒲郡ファイナルにはなくてはならない今垣光太郎が4カド。

⑥白井英治
★6号艇、回り足強化に闘志倍増。エーちゃんが舞台を興奮の色に染めるか白井英治。

11R
①松井繁
★(まずは池田の前付けから)様子を見ながらも、やはり動いてきたぁ、魅せるアートタッチ、地元最後の砦、意地を見せたい池田浩二、2コースです。その内より受け止めます、余裕と風格で極上のターンで制するか、松井繁。

②中村有裕
★ふたりを睨んだところで、3コースが中村有裕。突破口を切り拓く強気の電撃スリットか、中村有裕。

 明日のファイナルではこのフレーズがどのように変わっているのでしょうか。いよいよ、いよいよ今節のタカハシ節の総決算の時が近づいてきました!!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山) 


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機力診断つき「オーシャンカップ準優TOPICS」

 激戦続きのオーシャンカップ、準優もやっぱり激戦だった……。というわけで、本日のTOPICSはK&Hの合作でお届けします。

9R
<Kのレース短評>
2008_0726_r09_1168_2   これぞ完璧な逃げ、でしたね。笠原亮、お見事な押し切りでありました。
 スリットで2コースの濱野谷憲吾がのぞき、しかも軽快な行きアシから攻撃的な牽制を見せたため、一瞬ジカマクリもあるか、という展開。もっとも濱野谷は基本的に差し屋ですから、ここはやっぱりの差し構えでしたね。もし外から攻めてくる艇がいれば、濱野谷が差しハンドルを入れた瞬間が怖い。センターあたりからの強攻が飛んでくるおそれがあるからで、実際、中島孝平が握って攻めています。
 ところが、笠原はそういった状況などおかまいなしに、全速でターンマークを回りました。もしかしたら、少し前に出ている濱野谷を警戒したのかもしれませんね。濱野谷も、笠原の動向を察知したうえで、差しに構えたようにも見えました。こういった全速逃げは、往々にして流れ気味になり、差しを許してしまうもの。しかし、回り足バツグン、サイドのかかりも強烈の笠原は、きれいな弧を描いて、バック水面に抜け出しました。こうなれば、握って回っている分、濱野谷の差しも中島のマクリも、外からの逆転狙いのマクリ差しも届こうはずがありません。まさしく「強いイン逃げ」で笠原は、あっさりとケリをつけてしまったのであります。
 濱野谷の差しも、後続にやや追いつかれる気味ではありましたが、揺るぎなかったですね。やはりこの人のテクニックは最高級であります。スタートを行っていた分もありますが、好旋回でありました。もう一人、特筆したいのは、魚谷智之。ピット離れで遅れた吉川元浩が回り込んで枠を主張したため、1~5コースが枠なりのスロー。魚谷は単騎ガマシになっています。そこで魚谷はコンマ04の快スリットを決めた。さすがに内を絞っていくまでには至りませんでしたが、1マークでは2番手争いに加わらん勢いを見せています。残念ながら優出はなりませんでしたが、覇王の底力を見せつけられた思いがしました。

<Hの機力診断>
笠原S↑/自慢のサイドの掛かりに、今日は行き足も光った。S昇格。まくり艇もなくマイシロ十分、満を持して差した濱野谷を1マークから100mで3艇身突き放したパワーはかなりヤバイ。行き足では松井の次か。回り足、行き足ともに万全なら2コースでも勝負になるが、作戦の幅が広いセンター自在戦の方が行かせると思う。

濱野谷B→/笠原より出足、回り足で明らかに見劣った。Aには至らない。魅力は、スリット後1マークまでにじわじわ伸びて他艇を置き去りにしたセカンド~サードの足か。やや後伸びの感があるので、ダッシュ戦向き。ただ、楽に差したのに回ってから他艇に揉まれた出足は不安がありすぎる。混戦になると苦しい。

10R
<Kのレース短評>
2008_0726_r10_1318  ここで波乱が起きようとは……。いや、3レースとも、1号艇はモーターの仕上がりはバッチリで、どこかで波乱が起きるだろうと予想していたわけではありませんが……しかし乗りに乗る湯川のイン戦がこうもあっさりと沈められようとは、想像の範疇外の出来事でありました。
 ポイントは、3コースの平田忠則がスリットで後手を踏んだことでありましょう。スタート展示で白井英治が動き、本番も進入争いがもつれるなか、ピット離れで後手を踏みながら、しかし勝つために、優出のためにコースを主張した平田。それだけに、スタート遅れは致し方ない部分もありましょう。しかし、コンマ18のスタートを決めた4カドの今垣光太郎にとって、この1艇身強の差は大きな大きな味方となった。スリット後、しばらくは直進した今垣は、スリットと1マークの中間あたりから、ここしかない、とばかりに絞りながらマクっていきます。湯川のアシ色からすれば、コンマ03のスリットでの差は(湯川のSTはコンマ21)十分に挽回できるもののはずでしたが、そこは絞って勢いがついた分だけ今垣のほうに分がある。湯川は舳先を今垣の艇の後部に引っ掛けるまでしかできませんでした。しかも、簡単に振り切られてしまっています。
2008_0726_r10_1326  ここで勝負アリ。今垣光太郎らしい、渾身のマクリ切りで、バック独走。進入でもガッツを見せて4カドを獲り、スリット後は相手をねじ伏せるようにマクってみせた今垣の走りは、一時の勢いを完全に取り戻したように見えました。
 2着は、今垣のマクリに乗った白井英治。彼がスタート展示で2コースを奪ったからこそ、本番は熾烈なる駆け引きが生まれた。そのうえで優出を果たしたのだから、このレースの影のMVPはもちろんこの男であります。優勝戦も6号艇、カギを握っているのはこの男かもしれませんね。

<Hの機力診断>
今垣B?/スタート一撃なので、正味の足はまったくわからない。スリットからの伸びは良さそうだ。

白井A↑/道中で湯川、瓜生のS級コンビの猛追を振り切った回り足は好感が持てる。行き足もまずまずで、引き波は問題ない。が、2周目の途中まで徐々に追い上げられたということは、Sには遠い。展開があれば勝ち負けになるレベル。自力で攻めるには、もう一本伸びを付けたいが。

11R
<Kのレース短評>
2008_0726_r11_1467  一瞬、ここも波乱が起こるのかと思った。本人も「へたくそなターン」と振り返ったように、松井繁がターンマークを外したのであります。弘法も筆の誤り、とは言いますが、松井がインから逃げて、ターン漏れをするなど、ここしばらくは見たことがなかった。4カドから強力な伸びを見せた烏野賢太の姿も目に入ったのかもしれませんし(結局、烏野は差すのですが)、3コースの中村有裕が握ろうとしている姿も気になったのかもしれませんが……。全速で攻めた結果、軌道が見事なマクリ差しとなったユーユーのターンが松井を捉えたとき、予想外の展開に頭がクラクラしたものです。
 しかし、そこからの松井はやはり王者だった。内側を複数の艇に差されてもおかしくない展開のなか、ユーユーの差し切りを許さなかったあたりは、万全の機力+超絶テクニックでありましょう。そして、2マークでは巧みに展開を突く差し切りでトップを奪い返したのですから、きっと松井は少しも慌てていなかったのでしょうね。機力への信頼、冷静なる判断力……王者たるもの、メンタルも図抜けているわけであります。
2008_0726_r11_1487  この2マークでは、中村有裕も称えなければならないでしょう。別にコメントがあったから、ではありませんよ。1マークのマクリ差しも見事でしたが、心震えたのはむしろ2マークだった。外側には王者が併走しており、なおかつ内からは池田浩二がスルスルとアシを伸ばして、先マイを狙う勢いで追撃していました。松井を牽制しつつ、池田を行かせて差すのか。それとも池田を締めこんでから先マイを狙うのか。あるいは……。戦略はいくつか考えられるでしょう。しかし、ユーユーが選択したのは、ピュアな全速先マイ! そうです、ユーユーはとにかく猛スピードでターンしていくことを選んだのです。まるで、松井を蹴飛ばしながら池田の頭をぶん殴っていくかのような、駆け引きなどまるで考えない“自力”の1着獲りは、とにかく美しいもの。結果的に松井のうますぎる差しにつかまってしまいますが、それ以上に“自力”で勝ちにいった姿勢が素晴らしいと思います。こうして思い切って握って回れば、突っ込まれることはない……そんな真理も改めて教えられたような気がしますね。

<Hの機力診断>
松井S↑/1周2マークが圧巻。中村が先に全速で握り、松井は少し落としての差し。このパターンは握ったもん勝ちで、まずはストレートで伸び負けるのだが、回ってから一気に加速して中村をブロック、さらにホーム後半の伸びでも中村より上だった。「ペラをひと叩きして最高に仕上がった」と胸を張るのも頷ける。S同体の隊形なら、ほぼ100%逃げ切れる鬼足に仕上がった。

中村A→/競った相手が悪かったが、好バランス。優勝戦でも水準級のレベルは十分に保っている。1周2マークは池田を抱いて回ったロスもあり、あれがなければ明日も2号艇だったかも。ただ、セカンドの伸びがありそうなので、調整次第ではダッシュ戦でスリットから一気に加速できる可能性もある。気になるのは直線最後でやや伸びが売り切れる感じに見えた。今日の今垣のようなスリット一撃決着が理想だ。


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THE ピット――津波の如く

Img_4983 「津波をイメージしろ! 津波を!!」
 8レース終了後、選手たちが一斉に整備室のモップがけを始めた。
 他の競艇場では、やはり5日目のこうした時間帯になって、選手が一斉に装着場の掃除を始めるところを見たことがあるが、「場」によってはこうしたことがルール化されているところがあるわけなのだ。そして、たとえルールといえども、嫌々やるような選手などは一人もいないのが素晴らしいところだ。
「津波をイメージしろ! 津波を!!」
 モップかけの陣頭指揮をとるようにしながら、そうして叫んでいたのは鎌田義だった。
 その意味するところは……よくわからない。
 まあ、「泡の波」を大胆に立てながら掃除をしよう……とでもいうことなのだろう。

Img_5060  9Rから始まった準優勝戦。
 こちらが津波のようなレースになったかといえば、そもそも「津波」の意味がよくわからないので、なんとも言えないが、イメージとしては怒涛の津波が3レース続いて起きたようなレースになった気はする。
 9R。勝ったのは笠原亮で、2着は濱野谷憲吾だった。レース後、原田幸哉が笠原のお尻をポンと叩くと、その後すぐ、濱野谷憲吾も笠原の腰辺りをポンポンと叩いて祝福していた。
 笠原自身、すぐに喜びを爆発させるようなことはなかったが、TVインタビューに向かいながら、スタッフのほうに向かって、小さくガッツポーズをしてみせたのが、いかにもらしかった。1号艇でのこの結果にはずいぶんホッとしているように見えたが、それも当然だろう。
 ただ、素直に笠原を祝福していた濱野谷に関して言えば、もう少し複雑な表情を見せてくれてもよかったのではないかという気がしないでもなかった。いくら優出は果たしたとはいっても、レースは2着だったからである。そうしたところで、もう少しガツガツしたところを見せてほしいのだ。憲吾だからこそ、それを期待したい!

Img_5074  それとは対照的に、レース後、遠目ながらも、がっくりと肩を落としているのが見られたのは、攻めのレースに徹した結果として4着に終わった中島孝平である。
「ちょっと1枚撮ってきてもらえますか」と、山田カメラマンにリクエストしてみると、案の定、悔しそうな顔をした写真が上がってきたものだった。
 その写真を見せてもらったあとすぐに、レース中、激しく競り合った田中信一郎とすれ違うときに、中島と田中はお互いに腰を90度近く折り曲げて、ぺこぺこと頭を下げ合っていたのも、それぞれに、お茶目、かつ、男らしかった!
 その後も中島は、悔しさを隠さず、「後片付け」や「ペラ調整」をしていたのだから、今後も追いかけていきたい選手だと強く思ったものである。

Img_5168  10R。こちらは結果も波乱となり、1着は5号艇の今垣光太郎で、2着は6号艇の白井英治となっている。
 正直いって、レース前にはそれほど目立った印象を受けなかった二人だが、レース後の二人の反応も、それぞれに見ていてなんとなく違和感を覚えるようなところがあった。
 TVインタビューを受けているあいだも、今垣は終始、複雑な表情を崩さず、ほっとしたところも喜びも見せなかった気がするのだ。山田カメラマンによれば、インタビューに向かいながら「3年分、3年分」と呟いていたというので、3年ぶりのSG優出の喜びは、顔には出さずに心の中で噛みしめていたのだとも考えられる。
 ただ、インタビューなどで今垣は、調整の結果には納得しきれていないようにも話していたので、「ピットの哲人」「職人」としては、この結果をすぐに素直には喜べなかったという部分もあったのかもしれない。
 それでも、優出については「本当にうれしいです」と本音で話していたし、レース後には様々な作業のためにピット内を走り回り、少しずつ元気な表情にもなってきていた。
 11Rを整備室のモニターで見ていると、隣に来た今垣は、同支部の室田泰史を気にして、レース中には大きな声を出したりもしていたので、少し時間が経ったことで、気持ち的にもノッてきたところがあったのかもしれない。明日のピットでは、「SG優勝戦の舞台に臨む自分自身」を噛みしめながら、一日を通して整備の鬼に徹する美しき光太郎を見られることだろう。

Img_5012  白井英治の場合は、レース後から「光太郎さんのおかげ」とも繰り返していたが、多少、展開の助けはあったとしても、一日を普段着どおり過ごして、レースも自分のスタイルに徹したことによって、この結果につながったとも言えるだろう。1レース前には、自分の作業をしないで、寺田祥に付き添っているところなどが見られていたので、調整的には、ある程度、納得できるところまで来ているとも受け取れる。
 明日の優勝戦は、今日と同じく6号艇になるのだが、こうしたポジションの白井が怖い存在であるには違いない。

Img_4923  12Rも激しいレースとなったが、1着は松井繁で、2着は中村有裕だった。
 レース前にペラを叩いたことで、今節いちばんの足に仕上がったとも話していたが、レース前の過ごし方や作業ぶりといい、レースでの戦いぶりといい、いまの松井は、どこにも文句のつけようがない突出した存在になっている。
「あちい~」と松井が苦笑しながら、言葉を吐き出したのを耳にしたのは、ちょうど18時のことだった。すぐ傍にあった温度計を見てみると、気温が33度で、湿度が57%となっていた。数字だけでもかなり厳しいが、風がほとんど吹きぬけることがない密閉された空間だからこそ、数字以上につらい状態になっているのだ。
 ただ、松井がそう口にすると、それが愚痴や弱音には聞こえず、そんな状況さえを楽しんでいるように聞こえるのだから不思議である。まさに「絶対王者」なのである。

Img_5003  2着の中村に関しては、前半のピットリポートでも触れているが、これまでの中村とは何か別人になったような印象を受けたものだった。髪型や日焼けのせいだといえば、それまでかもしれないが、何か、内に秘めた強い決意がそのまま表情に出ていた気がする。
 1R頃もそうだったが、レースが近づいていく時間帯も、作業をしているところは見かけられず、何度かゆっくりと、縦長の装着場を一人でゆっくりと歩いているところが見かけられている。
 意味のある移動だったかのか、ただの散歩のようなものだったのかはわからないが、「独特の雰囲気」を醸し出していたのは確かだった。
 中村のなかで何かが変わり始めているのだとすれば、明日もまた「ニュー中村有裕」が見られるのかもしれない。それがまた、なんとも楽しみになってきた。
(PHOTO/山田愼二 TEXT/内池久貴)


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優勝戦メンバー決定!

 オーシャンカップ優勝戦のメンバーが決定しました!

①松井繁(大阪)
②笠原亮(静岡)
③今垣光太郎(石川)
④濱野谷憲吾(東京)
⑤中村有裕(滋賀)
⑥白井英治(山口)

 ポールポジションは松井繁。一昨年の若松オーシャンも、1号艇から優勝しています。笠原亮は、優勝した総理大臣杯が2号艇でしたね。そして今垣光太郎は当地SG2V(ともにナイター!)。濱野谷憲吾、中村有裕を含めて、SG覇者が5名という豪華な優勝戦であります。唯一未戴冠の白井英治は、準優でも6号艇、スタート展示で2コースを獲り、本番も5コースと動きを見せましたが、優勝戦でも嵐を呼ぶ存在となるか。
 めっちゃくちゃ面白いカードになりましたね!

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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H記者の「本命・極選!?」予想

 うむむ、やはり極選の2連勝はありませんでした。いい足でしたけどね、横澤。ちょっと展開を読み違えました。
 さあ準優です。穴党の私としては、ここも「穴・極選」3連続勝負!といきたいのですが、あまりの無理筋では失笑を誘うだけ。配当にとらわれず冷静沈着に予想したいと思います。で、明日の優勝戦こそ極選かも!?(←妙な胸騒ぎが……)

9R
①笠原 亮 A
②濱野谷憲吾B
③中島孝平 B
④田中信一郎B
⑤吉川元浩 B
⑥魚谷智之 B
進入予想123/456

 サイドの掛かりが凄まじい笠原はセンター~アウト筋で買いたいんですけどね。もちろん、イン戦で不利なわけではなく、先マイから鋭角ターンで大きな武器になると思います。で、笠原にとってはパワーよりも2コースの憲吾が強~い味方。外をしっかり牽制してから差し回る「憲吾パターン」は内艇にとって心強い壁なんです。3~5号艇で強烈に伸びる選手も見当たらないし(吉川のS駆け一発は要注意ですが)、ここはすんなり行った行ったで決まる気がします。では1-2か2-1か……やはりパワーとコースの利がある笠原が上でしょう。「蒲郡は2コース差しが決まらない」というデータも踏まえて吉川への1-5も少々。

3連単★本線1-2-56、押さえ1-5-26


10R
①湯川浩司 S
②重成一人 A
③瓜生正義 S
④平田忠則 B
⑤今垣光太郎B
⑥白井英治 B
進入予想1235/46

 まくり屋の白井に視線が行きますが、ここは相手が悪かったか。パワーS級のふたりが揃っては、アウトからかましてもきっちり伸び返されそう。ここも内寄り決着ですね。湯川の先マイは必然として、重成が握るか差すかがミソ。今節のレースっぷりから、7割がた握るような気がします。となると、差す瓜生との足比べ。重成も相当なパワーですが、バックで外になる分だけ、瓜生に分がありそう。湯川が重成を警戒して握りマイで攻めると、3-1の目も十分。重成が差せば、今度は瓜生は握って攻める。これはテクと回り足の差で瓜生の方がかなり優勢かも。かといって湯川までは届かず、ほぼ1-3になるとみます。

3連単★本線1-3-全、押さえ3-1-全

11R
①松井 繁A+
②中村有裕 A
③烏野賢太 A
④三嶌誠司 B
⑤室田泰史 B
⑥池田浩二 C
進入予想123/456

 レース展開的には、このイン戦がいちばん苦労するはず。スタートセンス抜群の中村、伸び~る烏野、スタート凄い室田が揃いましたからね。おそらく、誰かが1マークで松井の背中に冷や水をかけるかも。まあ、それで松井が動じるかどうかは微妙ですけどね。よほどスリットで凸凹ができない限り、トップ級の行き足で突き放すでしょう。前節の平和島から一味違う烏野の全速戦に期待して1-3勝負。で、このレースだけは穴目の3-2を少々押さえておきます。

3連単★本線1-3-全、穴3-2-全

 はい、穏やかな予想になりました。もし私の予想通りの決着なら優勝戦は①松井②湯川③笠原④濱野谷⑤烏野⑥瓜生というメンバーになるのですが……本番や、いかに!?


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THE ピット――強き者たちの「顔」

Img_4708  本日、蒲郡に到着したU記者です。
 1レース前のピットに行くと、すでにサウナ状態になっていた。都会の街中や海の暑さとはまた違う、うだるような暑さの中で、ボートやモーターを運びながら作業をしている選手は、それだけでも本当にすごいと思う。41歳の私などは、ピット内を歩いているだけでも気を失いそうになるほどなのだ。
 ピットに入ってわりとすぐ、以前にBOATBOyで取材したことがある小畑実成がいたので(40歳仲間でもある)、声をかけてみた。およそ4年ぶりのSG出場で、厳しい結果が続いているが、状況についてを尋ねてみると、ずいぶん長く考えこんだあとに「……やっぱり思うように足が出ませんね」と話してくれた。そうした言葉を口にすれば、言い訳のようにもなってしまうので、口にするのがためらわれたのかもしれない。
 ダービーの勝負駆けについても状況はかなり厳しくなっているが、「ダービーについても初日から考えていたかどうか」も訊いてみると、それについては長い言葉で返してくれた。
「それはやっぱり、考えている部分はありましたし、周りからもそれを言われ続けるわけですからね。でも、考えすぎても仕方がないし、考えすぎるとレースがつまらなくなりますからね。それは、出たいことは出たいですけど、出られなかったとしても、これでダービーが終わるわけじゃないし、僕の競艇人生が終わるわけでもないですから。やることをやって結果を待つだけです」
 準優に進出したのは18人。
 しかし、ダービー勝負駆けが残っている選手も、そうではない選手もこうして戦いを続けているわけである。

2008_0725_0741  準優に進出している選手としては、まず目についたのは濱野谷憲吾だ。
 早い時間からペラ小屋にこもっていたようで(1R前にペラ小屋にいた準優出選手としては他に、松井繁、今垣光太郎、重成一人、中島孝平などが目についた)、ペラの具合を確認しながら、小屋から出てきたあとは、待機ピットと整備室を往復してギアケース調整などをやっていた。
 いつも黙々と作業をしている選手だが、こちらが確認した範囲では他選手と声を掛け合うようなこともなく、口を真一文字に結んで、やれることはすべてやってレースに臨む――というような姿勢を見せていた。

2008_0725_0310  どのように表現すればいいかは難しいところだが……。烏野賢太と重成一人も「気になる顔つき」になっていた選手である。
 ひと言でいえば烏野は「ノッてる男」の顔になっていた。しばらく悩んでいたというペラに対しても答えが見えてきたということで、それがそのまま表情にあらわれているのかもしれない。
 対して重成は、集中と飄々の具合が、程良いバランスになっているようにも感じられたものだった。張り詰めていたわけでもなく、リラックスしすぎているわけでもない。なんともいえない「いいフンイキ」を見せていたのだ。
 SG準優勝戦ともなれば、やっぱり人の顔を変えるだけの重みがあるわけだ。
 作業をしているところは見かけられなかったが、中村有裕も気になった選手の一人だ。蒲郡のピットは非常に縦長の独特の形態をしているが、装着場を一人でゆっくりと歩いてくる姿が見かけられている。そして、その顔つきが別人のそれになっているようにも見え、とにかく精悍に見えたのだ。

2008_0725_0512  絶好調男の湯川浩司に関していえば、何度も姿を見たわけではなかったものの、“戦友”の井口佳典と並んで歩いているところなどからは、いつもどおりのマイペースという印象を受けたものだ。
 また、王者・松井繁も、マイペースかつ、ノッてる感じだ。休みなく作業をしながらピット内を動いているが、その際にはスキップに近いような足取りを見せたりもしていたのだから、心身ともに絶好調状態にあるのだろう。

2008_0725_0658  ……結果を出し続けている男たちが、さらなる結果を積み上げていくのか、あるいは久しぶりの大舞台に駒を進めることを睨んでいる男たちの逆襲があるのか……。
 それぞれの選手たちの顔つきを見ているだけでも楽しみになってきた。
(PHOTO/山田愼二=小畑 & 中尾茂幸=他すべて  TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選!!』5日目

 ど、ども、何年かに1回くらいのラッキーパンチに舞い上がっているHです。濱野谷さん、うりちゃん、ありがとうございます。そして、我が最強の敵(とも)しげ爺さん、コメントどもです~。今までコメントといえば「H記者の予想を外して買ったら的中しました~!」みたいなのばっかりなので、なんとも照れ臭くてしょうがないっす。
 でもって今日の極選を決めるにあたって、かつてないプレッシャーが私の肩に……! あの、本当に昨日はオリンピックとWカップが一緒になったような出来すぎ予想だったので、次の的中は4年後くらいかと……はい、いつものように期待しないで「相変わらず無理筋やなぁ」と笑い飛ばしてくださいまし。
 今日の極選は、日々ちょっとずつパワーアップしている6R横澤を狙ってみます!

6R
  ①森高一真
  ②村田修次
  ③作間 章
◎④横澤剛治
○⑤林 美憲
×⑥小畑実成

進入予想126/345

 準優でも通用する行き足だった作間が敗者戦に……これが波乱の要素になります。小畑を入れての4カドはパワー的に絶好の舞台。スリットから伸びなりにまくると思いますが、森高はそんじょそこらの1号艇じゃありません。硬派の競艇道を貫き通す男ですから、「まくりが来たら飛ばす」という選択をする可能性が非常に高いんですね。この森高VS作間は競りになってもおかしくない。
 となると、作間の外から展開を突ける横澤に食指が動きます。昨日のレースっぷりはかなり見所があって、引き波を超えるだけのパワーも十分。まくり差しか、作間の上を2段でまくるか、どちらにしてもバックで勝ち負けに持ち込めるとみます。内水域がもつれるという想定なので、横澤に連動する林と、前付けから小さく差して粘りそうな小畑で穴狙い。

3連単★本線4-5-全、押さえ4-6-全

 どれも堅そうに見えて仕方がない準優予想は7R頃にアップします。


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昭和ハワイアンアーケード!

Cimg4168 昨年の夏季シーズン、蒲郡競艇場のヒット企画だったのが昭和アーケード! レトロな雰囲気の町並みをスタンド内に再現し、さまざまな屋台が出店してグルメの舌を満足させた、素晴らしい企画でありました。その昭和アーケードに、今年はハワイアンのエッセンスが注入され、「昭和ハワイアンアーケード」として登場! というわけで、グルメ班としては、行かねばならぬ。幸い、記者席のすぐ下にあるので、毎日毎日、入り浸った次第でございます。

Cimg4176 オススメグルメは、まずハワイアンピザ! 薄手の生地に、たっぷり具が乗っかり、とろけるチーズでベリー具ー、いや、ベリーグー。ハワイアンなところは、具にパイナップルがあるところですかね。けっこうボリュームがあって、美味であります。

Cimg4172_2 ロコモコもうまい! ハワイアン・ハンバーグ・ドンブリとでもいうべきロコモコは、ハンバーグと目玉焼きがご飯の上に乗っていて、デミグラスソースをかけたもの。ちょっとソースが少なめな感じがするので、ごはんとのバランスを考えつつ食べてくださいねー。海鮮焼きそば「シーフード・チャウ・メン」も美味。Cimg4174 そして、ジャンボねぎまバーべQソースが、これまたうまい! 大きめの豚バラ肉が、いやはやもう、素敵な味わい。思わずビール!と叫びたくなる逸品であります。で、その隣には生ビールが売っていたりして、ああ、飲みたいよー! といった具合に、全体的にはビールに合うフードがそろっている感じで、仕事中で飲めない我々には、生殺しのような場所なのでもありました。ま、それでも毎日入り浸ってたんですけどね。

Cimg4173 もうひとつ、本来はハワイアンアーケードの出店じゃないのですが、アーケード内にあるワゴン販売のハンバーガー「K’sバーガー」が絶品! 元競輪選手の樋口和夫さんがオープンしたお店で、デミグラスソースがポイントとなっているハンバーガーは、ほんまにうまい! しかも手渡された瞬間、驚くほどのズシリとした重量があり、ボリュームがとんでもない。こちらもぜひぜひお試しくださいませ。

Cimg4167 昭和ハワイアンアーケードは、今節だけではなく、9月28日までオープンしております。皆様、ぜひ体験してみてくださいね~。


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ5日目

 “本紙予想”5日目でございます。4日目は的中が3本。それなりの高配当もあったわけですが、好調と胸を張って言えるほどではありませんね。オーシャンカップも残り2日、予想が夏バテしないよう、頑張ります。本日も担当はKでございます。

1R スタート見えている出畑がカドから攻める
◎出畑 ○池本 ▲平尾 △岩崎
3連単 4-165-全

2R 上瀧が動いて3コースにゆっくり構える横澤
◎横澤 ○馬袋 ▲小畑 △上瀧
3連単 2-516-全

3R ターン快調の秋山、1マーク遅れても諦めない
◎秋山 ○寺田 ▲前本 △原田
3連単 3-156-全

4R 次点に泣いた赤岩、まだまだ緩めない
◎赤岩 ○横西 ▲福田 △鎌田
3連単 1-364-全

5R 行きアシは準優でも見劣らない江口の攻め
◎江口 ○坪井 ▲平尾 △川﨑
3連単 2-514-全

6R 森高が予選落ちのウップン晴らす
◎森高 ○作間 ▲村田
3連単 1-32-全

7R 智也も予選落ちのウップン晴らす
◎山崎 ○上瀧 ▲前本 △飯島
3連単 3-145-全

8R 井口も予選落ちのウップン晴らす
◎井口 ○赤岩 ▲福田 △秋山
3連単 1-524-全

9R 準優勝戦
今節濱野谷のS速く、カベにして笠原が全速逃げ。差す濱野谷が本線。
◎笠原 ○濱野谷 ▲中島 △田中
3連単 1-234-全

10R 準優勝戦
平田の快S速攻脅威も、湯川に逃げ切れるアシ。瓜生が続くか。
◎湯川 ○瓜生 ▲今垣 △白井
3連単 1-356-全

11R 準優勝戦
王者・松井に死角なし。伸び超抜け・烏野が本線に。
◎松井 ○烏野 ▲池田 △三嶌
3連単 1-364-全

12R 原田が5日目の夜を締める 
◎原田 ○山崎 ▲森高 △井口
3連単 1-456-全

※準優勝戦は9、10、11Rですので、ご注意ください。


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5日目! 灼熱の準優勝戦!

おはようございます。オーシャンカップ5日目。準優勝戦でございます! 今日も気温は上昇しており、風もホーム向かい風。昨日と同様のコンディションで、セミファイナルが行なわれます。予選も激戦続きなだけに、準優もアツいバトルが繰り広げられますぞ~。

2008_0725_0317 さて、準優の中からピックアップしたいのは、烏野賢太。昨日、地上波放送のレポーターである高尾晶子さんに「久しぶりに活躍してるやろ?」と話しかけているのを目撃しましたが、たしかにSGでこれほどまでの存在感を示すのは久しぶりですよね。前節の平和島でも強烈な伸びでシリーズを盛り上げていましたが、反撃開始の時期がやってきたのかもしれませんね。準優突破となれば、一昨年のグラチャン以来の優出。強いケンタをぜひ見たいですね!

それでは皆様、今日も暑さに負けず、がんばりましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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特別企画「今晩のタカハシ節!」4日目

 今日のタカハシ節のテーマは、もちろん「勝負駆け」。1Rから最終12Rまで、高橋貴隆アナは、ファンファーレの直後に勝負駆けの厳しさ、激しさ、そしてファンにとっての楽しさを飽くことなくアピールしていきます。そのいくつかを拾い集めてみました。

★お天気は今日も崩れず、強烈な暑さ。戦いの熱気と入り混じり、SG第13回オーシャンカップ、シリーズはもの凄い過熱ぶりであります。

★触るとヤケドしそう。それほどっまでに、予選最終日、序盤戦から熱いファイトが展開されています。

★乾いたノドには水分を、欲しがる体に1着の元気材料を……今日も酷暑のもと、過激なレースが展開されています。

★ギリギリを攻める、艇界トップランカーでなくてはできない、激しさと危険、紙一重の攻防。とにかく熱かった予選最終日。第13回オーシャンカップ、最終レースを迎えます。

 そして、天気(38度)&レースと同じくらい熱かった実況の、予選道中ラストの雄叫びは……

★終わってみたら、結果的に松井がトップくわぁぁぁぁ!?

 このシンプルかつ象徴的なワンフレーズで、「熾烈な予選がいま終わった、そしてリーダーはやっぱり松井だった」という結末を知らしめましたね。

2008_0725_0060  で、今日のタカハシ節で、いちばんヴォルテージが上がったのは、実は勝負駆けのデッドヒートではなかった。8R、すでに予選突破に赤ランプが点っていた秋山直之の全速ぶん回しに高橋アナの舌はヒートアップしていきます。

①2周1マーク

★持ち味のフゥゥゥゥル゛ル゛スピィィィドタ~~~~ン、5号艇のアッキヤマァァ!!

②3周1マーク

★握りっぱなしのコーナー戦。4号艇の岩崎にお~~そい掛かったぁぁぁ、今度は角度がいいぞぉぉ、5号艇のアッキヤマァ、ついには呑ぉぉみ込んだぁぁ!!

③最終ターンマーク

★5号艇のアッキヤマァ、アタマを叩くように、角度を付けて4号艇を粉砕ィィ!!

 え、さほどの名調子でもない? もっといいフレーズが多々あった? はあ、あの……しつこいようですが、私、『穴・極選』でこのレースを的中させたもので、この実況が私の心情に完全にシンクロして、っていうか、もうこの実況は私そのものっていうか……はい、すいません。とにかく、明日はいよいよ準優、タカハシ節は誰にも止められない暴走モードに突入することでしょう!(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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機力診断つき「本日のオーシャンTOPICS」4日目

 本日からHが担当します。「触ればヤケドしそう」(by高橋アナ)な熱い勝負駆けが終わりました。山崎智也が1号艇で、まさかの予選落ち……最近、SGの勝負駆けでの失敗が目立ちますね。かつての神通力が影をひそめた智也。ちょっと心配ではあります。
 最初のピンスポットは、その智也を引き波に沈めて勝負駆けを決めたこの選手。

2008_0725_0533 ●室田、電撃のコンマ03まくり

 今節の室田泰史のスタートは、まさに神がかり。コンマ10、12、13、05、11ときて、今日の9Rは4カドからコンマ03! イン智也がコンマ21では、抵抗する術もありませんでした。とにかく凄まじすぎるぞ、室田のS。これで今節平均は6走でコンマ09、うち4回がトップタイミング! 機力的にはせいぜい中堅上位という感じですから、気合一本で準優入りを果たしたといえるでしょう。
「明日も、自分のスタートを行きます!」
 勝利者インタビューで高らかに宣言した室田。デビューから14年目にGI初優出、そして17年目に4度目のSG挑戦で初の予選突破……遅咲きレーサーならではの思いが、スリットにぎゅうぎゅうと詰まっているはず。
 花の69期は信一郎や和美だけじゃない!
 SGでは“脇役”だった男が、やっと開花したか。そんなムードがぷんぷん漂う9Rの一撃まくりでありました。

●烏野、ナチュラルまくり

Cimg4177 私事ですが、烏野賢太が勝った8Rは、喉が枯れるほど絶叫しましたです、はい。『穴・極選』で指名した烏野-秋山の穴舟券が、できそうでできない。
「アキヤマ~~ッ! 握れ~~~~!!!!!」
 何度叫んだことか。最終バックで2-5-4の280倍が出来上がった瞬間、私、ちょっぴり失禁してしまいました。200円しか買ってなかったのに……と、とにかく賢太、まくってくれてありがとう。秋山、ぶん回してくれて、ありがとう!
2008_0725_0316 と、ちゃっかり写真付きで自慢してしまいましたが、今日の烏野の勝利はパワーとはほとんど無縁のナチュラルまくり。前半で勝負駆けに失敗した太田(減点付き)が、気落ちでスタートタイミングを逸した。烏野としては、しっかり1マークを回れば勝てる展開でありました。このレースでパワー云々は問えませんね。
 ただ、「チルト3度の選手を除けば、伸びは間違いなくトップ級」というコメントは信頼していいでしょう。超伸び型の賢太、というのは実は困りもので「ここ一番でまくるか差すか」微妙な組み合わせでレース展開が読みにくい。まあ、私は今日の極選で「2コースからまくる」という予想が的中したことに気をよくして、今後も烏野は握るレースに徹すると信じます。グレート賢太、童心に帰ってガンガン全速で握ってくれたまえ!

●湯川と瓜生が双璧パワーだ!

2008_0725_0410  シリーズ独走態勢だった湯川は、前半7Rでまさかの5着惨敗。が、これはパワーもへったくれもない不幸な展開に泣いたもの。2コースからインの江口をまくろうとした瞬間、外から全速で握った坪井もゴリゴリ寄せて、サンドイッチの具になってしまっては万事休す。最近、2コースでは張られても飛ばされても握り、今日もやっぱり圏外へぶっ飛んでいく湯川の姿は美しくさえ見えました。とにかく、パワーとは無縁の5着であります。
 で、後半の11R、結果は3着でしたが怪物パワーの片鱗を見せましたね。バック4、5番手から1周2マークで福田を捕え、子ども扱いにしての逆転3着。福田の足も上位級だけに、その行き足はやはり節イチ級といえるでしょう。
 もうひとり、試運転からレースから不気味な超抜パワーを見せているのが瓜生正義。勝ったのはイン戦のみで目立つ成績ではありませんが、それこそが25号機の怖さ。どのコースからでも楽々と上位着順を取れるだけの素晴らしいバランス、安定感があります。走攻守の三拍子揃った死角のない足。その分、爆発的な破壊力は湯川に劣るわけで、湯川と瓜生はかなり対照的なS級=節イチ候補といえそうです。
 3番手候補は、まずは行き足で松井繁(初日は湯川を圧倒するレース足でした。今日の逃げ足も完璧)、伸びで烏野賢太、回り足(サイドの掛かりが抜群!)で笠原亮がトップレベル。この3人を「Sに近いAランク」に指名します。(Photo/中尾茂幸 Text/H)


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THEピット――歓喜と悔恨

 今日になって、ボート交換が相次いだ。言うまでもない。それくらい激しい勝負駆けが繰り広げられたのである。何しろ、ボーダーがなかなか下がらないばかりか、ボーダー付近の選手の勝負駆け失敗も続出。逆に、渾身の勝負駆けを成功させる選手も出ていて、レースごとに予選順位が入れ替わる。後半のピットは、そんな選手たちの悲喜こもごもが、独特の空気となってふんわり漂っていた。

 勝負駆けに敗れてしまった選手たちの表情は、十人十色である。いや、悔しくないわけがないのだが、それを隠そうとしない者、別の表情で包み込んでしまう者、人それぞれの傷の癒し方がある。
2008_0725_0182  10Rは激烈だった。重成一人と魚谷智之以外は、いずれも1着勝負と言ってよかった。つまりは、4人のうち3人は、涙を飲むことになってしまう。その3人のうちの一人となってしまった作間章は、レース後、ヘルメットをかぶったままでもわかる、憮然とした顔つきを見せている。もともと切れ長の目がさらにキレを増したように見えるほど、その目もとから悔恨があふれ出てくる。6号艇の不利など、関係ない。我々は、「緑だから、苦しいだろうなあ」などと想像していても、選手たちはそんなことは微塵も考えず、どうすれば6号艇から勝利をもぎ取れるかしか考えていないのである。
2008_0725_1016  前本泰和も同様だ。実は前本は、1着で6・00、得点状況からいえば相手待ちの厳しい状況であった。そんなことも、前本には関係なかった。何より、勝たなければ相手待ちにもならないのだ。前本は、何が何でも勝っておきたかった。それが果たせなかったことは、ただただ痛恨。眉間に深いシワが寄っていくことを止められるはずがないのだ。
2008_0725_1030  そんな2人の一方で、充実感が見えたのが鎌田義である。いや、本当は充実感ではないかもしれない。ピットに上がってきたときには、ハッキリとやるせない顔つきを見せていたからだ。こんな鎌田を、勝負の懸かった場面であればあるほど、よく見てきたように思う。常に渾身の戦いを見せている証が、そこにあるといつも思ってきた。今日の鎌田も同様だった。ただ、時間が経つにつれ、どこか「やるだけやった」というような雰囲気が見えたのもたしかである。前半のピットでも書いたように、昨日から鎌田は可能な限りギリギリの時間まで、パワーアップを諦めなかった。それは、後半レースでも同様である。それが実らなかったことは、本当に悲しいことではあるけれど、悔いの残らない戦いはできたのではないか……。どんどんと優しげになっていく鎌田の目もとを見ていて、そんなふうに思えたのである。
2008_0725_0857  9Rで3着に敗れた横西奏恵からも、似たような印象を受けた。今日は1着2本という過酷な勝負駆けであり、それを1・3着でまとめたのは、もちろん満足できるものではないけれども、やはり「やるだけやった」と言えるものではなかったか。ピットに戻って来た横西は、まるで勝利の後であるかのように笑っていた。同じレースを戦った白井英治が、「いいレースをしたと思うよ」と笑顔で話しかけると、横西の笑顔はさらに弾けていった。言うまでもなく、悔恨がないわけがない。本気で準優を目指して、前半では1着を獲れたし、後半も惜しいと言えるだけのレースをしている。だが、そんな思いを凌駕できる敗戦だってきっとある。まあ、今夜、布団に入ってレースを思い出したとき、悔しさばかりが襲いかかって、一人噛みしめることになるかもしれないが。
2008_0725_0913  笑っていたといえば、気になる山崎智也も、レース後はほほ笑んでいた。だが、これを額面通りに受け取るわけにいかないということは、ここで何度も書いてきた。智也は、悔しい時ほど笑える、いや、笑ってみせる男だからである。3着勝負の1号艇、油断はできないとはいえ、それほど厳しい条件ではなかった。智也もある程度は計算を立てていたことと思う。ところが、まさかの5着。よくよく観察してみれば、智也の笑顔にはやっぱり悲哀が感じられた。11R前だったか、田中信一郎が智也のボートを見入りながら、たまたまそばにいた智也に声をかけているのを見かけた。二人が冗談を飛ばし合うシーンは時々見かけるから、珍しいシーンではないが、智也が「ありがとうございますっ!」と返していたことから、信一郎が智也の心を軽くするような言葉を投げかけていたのではないか。やっぱり、智也はこの敗戦を心の奥底でひそかに、重く捉えていたのだと思った。

2008_0725_0525  勝者は、もちろんみな、笑顔である。9R、カドからのマクリ一発で勝負駆けをクリアした室田泰史は、久々のSGで第一関門をクリアしたことで、クールにスマイルを見せた。同期の田中信一郎が駆け寄って、「イェーイッ!」と手をあげると、室田の笑みはさらに深くなっていく。スタート決めて、マクって勝利、というのは、まさしく勝負駆けの醍醐味。この舞台でそれを成し遂げた喜びは、選手の経験がなくたって理解できることである。
2008_0725_0171  同じ9Rを2着で突破した平田忠則の笑顔もまた、印象的だった。グラチャンでも準優に進出している平田は、しかしそのときは同県の鳥飼眞の失敗による18位滑り込みだった。複雑な表情を見せていた、グラチャンの4日目。しかし今日は自力での突破なのだから、誰に遠慮することなく、笑顔を振りまくことができる。笑えるときに笑っておけ、いずれ泣くときが来る……とは誰の言葉だったか。今日の平田には思い切り笑ってほしい。そして、いずれ歓喜の涙を流す日が来ればいいと願う。
2008_0725_0373  10Rを1着でクリアした今垣光太郎は、笑顔は一瞬であった。室田らの祝福に応えて、軽く目じりを下げてうなずいた程度で、あとはごくごく平常な表情に戻っていく。もっとも、これはいつもの今垣光太郎。1着を獲ったからといって、底抜けの笑顔を見せるような男ではない。そのかわり、敗れたときは露骨に悔恨を表に出す。相対的に言えば、ごくごく普通の表情が、勝利後の今垣光太郎の“笑顔”なのだ。今節の今垣は、これまでのSGの何倍も、ピットで笑顔を見せている。中尾カメラマンも、撮影をしていて驚くほどだそうだ。それでも、レース後の彼は、いつもと変わらない。レースにあたっては、ただひたすら勝負師の顔を見せる男、なのである。

2008_0725_0651  目まぐるしく順位が入れ替わっていった予選順位も、終わってみれば松井繁がトップに立っていた。うーん、さすが王者! 今節、実はピットでは、王者の姿にあまり目を奪われるようなことがなかった。今、彼の様子を思い返してみると、威厳を十二分に感じさせながら、しかし実に淡々としたふるまいだったように思う。どうしても気合をあふれさせている選手や、あるいはこの暑さのなか汗だくで奮闘している選手に肩入れしてしまうなか、松井の涼しげな余裕を素通りしてきてしまったのであろう。自分の不明を恥じつつ、王者の突出した強さに最敬礼したい。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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準優18ピットが確定!

 予選が終了して、準優勝戦メンバーが確定しました。予選1位は、王者・松井繁! 1号艇はほかに、湯川浩司と笠原亮。湯川はグラチャンに続く準優1号艇であります。それにしても、近畿地区が強いっすね。福井支部は出場3人が3人とも準優進出。一方、関東は濱野谷憲吾1人。また、地元からは池田浩二が18位! この幸運が怖いかも。なお、次点は赤岩善生。惜しい……。

 なお、準優勝戦は9~11Rですので、お間違えのないようご注意ください。

9R
①笠原亮(静岡)
②濱野谷憲吾(東京)
③中島孝平(福井)
④田中信一郎(大阪)
⑤吉川元浩(兵庫)
⑥魚谷智之(兵庫)

10R
①湯川浩司(大阪)
②重成一人(香川)
③瓜生正義(福岡)
④平田忠則(福岡)
⑤今垣光太郎(石川)
⑥白井英治(山口)

11R
①松井繁(大阪)
②中村有裕(滋賀)
③烏野賢太(徳島)
④三嶌誠司(香川)
⑤室田泰史(福井)
⑥池田浩二(愛知)

※念のため、主催者発表をご確認ください。


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THEピット――尊い汗

2008_0722_0643  中尾カメラマンが言う。「ピットでの選手をアップで撮ると、みんな汗だくなんだよ」。ファインダー越しにグッと寄るからこそわかる、選手たちの額に浮かぶ玉の汗。今日、午後3時あたりの気温は35℃。そりゃあ、汗だくになるというものである。
 だというのに! 秋山直之が、わざわざTシャツの上にさらに長袖のジャージを着こんでいる姿が! もし僕が醜いデヴではなく、マッチョな体つきなら、シャツを脱いでしまいたくなるほどの気候なのである。シャツ一枚でも汗が流れる気温のなか、秋山は長袖ジャージをさらに着込む! もちろん、乗艇の際には半袖は厳禁であるから、当然の服装にしただけといえばそうだが……うむ、選手でなくてよかった。こんな日はそう思う。

2008_0724_0508  秋山に限らず、ピットでは長袖の服装をしている選手のほうが圧倒的に多い。レースまで時間がある選手や、すでにその日のレースを終えている選手はTシャツ一枚になっていたりもするが、それは少数派の部類。何レース前だったか、装着場を飄々と歩いていた村田修次も、もちろん長袖のSGジャージを着込んでいた。あまりにも飄々としているので、暑さをあまり感じない人なのかと思いきや、そんな村田の顔はやっぱり玉の汗。この暑さのなかであれだけ飄々とできるのは、たいしたものだ。
2008_0724_0260  で、ここまで苦戦続きで、整備に奔走している飯山泰は、僕と同郷。信州人である。信州だって、そりゃ夏は暑いことは暑いけど、朝夕は涼しくなるし、こんなにもジメジメとした暑さではない。というわけで、僕などは今やすっかり、夏が苦手な人間になっているのだが、飯山もきっとそうなのではないかと想像する次第なのだ。しかし、飯山もやっぱり長袖のジャージを着て、ピット内を駆けずり回っている。もちろん、汗だくではあるが……。同県人として、脱帽でございます。

2008_0724_0068  すでに予選突破が絶望的になっている林美憲の艇に「試」のプレートがついている。今日は1R1回乗りだったわけだが、このあともまだ水面に出ていくつもりのようだ。もう何度も書いているが、準優がどうこうなど、このクラスの選手には関係ない。一般戦でも負けたくないから、できるだけの調整をする。そういうものだ。でも……こんな暑い日くらいは、空調の利いた部屋でのんびりしたっていいんじゃないの? などと思ったりもするわけである。そんな、凡人の浅はかな考えなどまったく発想にない、とばかりに、林がカポックを手に現われた。もちろん、額には汗が光っている。

2008_0724_0607  昨日の後半、10R前のことだ。鎌田義のボートが試運転用係留所にあって、訝しく思った。なぜなら、鎌田は11Rに出走するからである。つまり、展示用ピットにボートをつけているのが自然な時間帯だったのだ。鎌田はその頃、ペラ調整室におり、つまりはギリギリまで調整を続けていた。もういよいよボートを移動しなければならない、という刻限になって、鎌田はダッシュでボートに乗り、展示用ピットへと向かった。
 今日の前半、まったく同じ光景が見られた。2R前、鎌田のボートが試運転要係留所にあったのだ。京も、鎌田のギリギリまでの必死な調整は続いていた、ということになる。結果うんぬんではなく、その姿勢に感動である。昨日と同じように、ダッシュでボートに乗り、展示用ピットに移動する際、鎌田は右手で額の汗をぬぐっていた。それは本当に尊い汗だと思う。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の『穴・極選!!』4日目

 昨日、秋山とともに握ってぶっ飛んだHです。で、今日の極選も8Rの秋山勝負。別に意地になっているわけじゃありません(多少はあるけど)。このレースには荒れるべき要素があるのです。それは……。

8R
  ①太田和美(奈良)
○②烏野賢太(徳島)
  ③池田浩二(愛知)
  ④岩崎正哉(福岡)
◎⑤秋山直之(群馬)
  ⑥深川真二(佐賀)
進入予想1236/45

★穴要素/2コースの烏野がまくる。
 差し屋の烏野ですが、今節のモーターは超の付く伸び型。前節の平和島でも烏野は節イチの伸びを誇るモーターを手にし、2コースから強引にまくっておりました。今節も握ってますよね。差したら御免、「烏野はまくる」と決め込みます!
 で、この意外な2コースまくりが波乱の種。3号艇の池田も自力で攻めたいタイプですからね。「烏野が差し回る」と決めつけて、スリットから見切り発車で握る可能性があります。となると、烏野にドン突きゴッツンコ。もつれている間に、内水域がポッカリと空いてしまうのです。この絶好の差し場を狙うのは深川か、岩崎か。どちらも機力は一息で、引き波を超えるのに苦労しそう。ならば、アウトから全速差しorまくり差しの秋山の方がはるかに破壊力があるとみます。まくる賢太との一騎打ち!

3連単★5=2-全


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ4日目

 “本紙予想”4日目でございます。3日目は大変微妙でございました。◎がアタマを獲ってもヒモが抜ける。ウラを食う。そんなレースが多かったですね。10~12Rは的中しましたが、配当的にそこまでの負け分を取り戻したとはいえません。というわけで、本日は“本紙予想”も勝負駆け。本日も担当はKでございます。

1R アシがアップしてきた横澤を狙う
◎横澤 ○石野 ▲深川 △池本
3連単 5-613-全

2R ピンピン勝負の森高が魂の逃げ
◎森高 ○坪井 ▲原田 △平尾
3連単 1-245-全

3R 超抜クラスの江口がここも伸びる
◎江口 ○鎌田 ▲吉川 △太田
3連単 5-236-全

4R 2日目までのアシに戻れば、村田が差す
◎村田 ○福田 ▲作間
3連単 2-13-全

5R 三嶌が逃げて予選突破
◎三嶌 ○今垣 ▲白井
3連単 1-64-全

6R 1着勝負の赤岩、最高の気合で抜け出す
◎赤岩 ○魚谷 ▲石野
3連単 4-51-全

7R 江口が行きアシ活かして逃げる
◎江口 ○湯川 ▲瓜生
3連単 1-26-全

8R 勝負駆け太田が一気にポイントアップ
◎太田 ○烏野 ▲池田
3連単 1-23-全

9R 3着勝負も智也は逃げてピン狙い
◎山崎 ○白井 ▲平田 △森高
3連単 1-236-全

10R アシ上向いている今垣の逃げ決まる
◎今垣 ○前本 ▲魚谷 △作間
3連単 1-246-全

11R 濱野谷がイン逃げで準優進出へ
◎濱野谷 ○湯川 ▲福田 △山口
3連単 1-562-全

12R 松井が王者の逃げで予選を締める 
◎松井 ○笠原 ▲川﨑 △田中
3連単 1-324-全


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4日目! 真夏の勝負駆け!

おはようございます。オーシャンカップは4日目。予選最終日の勝負駆けデーでございます。ナイトキングの座につくために、クリアしなければならない剣が峰。選手たちは汗だくで、この壁に立ち向かうわけです。われわれも、暑さに負けず、舟券勝負駆け!

2008_0724_0977 さて、予選1位は湯川浩司。グラチャン覇者が、今節も快調であります。BOATBoy9月号の巻頭インタビューが湯川選手、その際の彼の“異変”についてたっぷり話を聞いたわけでありますが、もはやそんな“お異変”の部分は完全に通り越してしまった感があります。その湯川選手が、昨日の後半のピットで、神妙な顔つきをして現われました。そして……「どうなっとるんや?」と、ちょっと怒気を含んだような声色で話しかけてきた。ん? 何か怒らせるようなことしましたか……と思いきや。「蒲郡でこんなに出たことない。どうなっとるんや?」。ようするに超抜宣言じゃないっすか! 「いや、蒲郡で今まで出たことない」と言い直した湯川選手、自分でも不思議なほど出てるというわけであります。「どうなっとるんや?」って、ええことじゃありませんか! で、たまたまそばにいた井口佳典がからかってくると、夜のピットでじゃれあい開始! だはは、仲がいい銀河系軍団、気分もよさそうであります。これは今節、まだまだ突っ走りそうですぞ!

それではみなさん、勝負駆けデーにアツくなりましょうね!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――ドキュメント・3日目10R

2008_0724_0686  展示から戻り、本番用ピットに艇をつけると、選手たちはモーターを点検し、ボートを降りる。もっとも早く降りたのは、森高一真だった。他の選手がモーターを覗き込むなか、森高はほとんど相棒に触ることなく、ボートを降りて本番用ピットを後にした。すでに絶大なる信頼を置いているということなのか……。
 早足で装着場に戻った森高は、たまたま作業をしていた同県の先輩・重成一人と顔を合わせると、二言三言、言葉を交わす。目元には微笑が浮かんでいるが、頬は引き締まったままだ。森高はそのまま整備室内の喫煙所に入っていく。誰もいないそこは、精神統一にはもっとも適した場所、なのだろうか。森高は一人、目つきの鋭さを絶やさないまま、床を見つめ続けていた。

2008_0721_0667  展示を終えた選手たちがいったん装着場に戻るのは、工具入れを整備室の隅に置くためである。点検やペラの装着、あるいは何かあったときのために、係留所には工具入れを持参し、近くに置いておくのが選手の常だが、展示のときも工具入れは展示用ピットに置かれている。だが、本番が終われば、そのまま装着場に戻ってくるわけだから、工具入れを装着場のほうに移動させておく必要があるわけだ。したがって、展示後に装着場にいると、自然とレース直前の緊張感に包まれた、ピリピリとした選手たちを見ることになる。
 烏野賢太も、もちろん装着場に工具入れを持って、姿を表わしている。多くの選手は、そのまま控室へと向かったり、森高のように精神統一できる場を探して身を置くものだが、烏野は工具を置くと、さっさと出走待機室のほうへと向かっている。なるほど、むしろそこは他の選手が不在の静かな空間。戦いに向かうメンタルを作り上げていくには格好の場所、とも言える。烏野は、彼の普段の足取りに比べると若干早足で、待機室のほうへと消えていった。

2008_0724_0942  松井繁がキッと前を見据えたまま控室に向かうところを見かけた。赤岩善生も、やや視線を下におろしながら、控室のほうへまっすぐ歩いて行っている。それから数分遅れて、池本輝明が姿を見せた。工具を装着場の隅に置くと、ふううっと、ひとつ息を吐く。そして、手にしていたタオルで汗をぬぐいながら、「暑いなあ」とばかりに顔をしかめた。この猛暑のなか、選手は長袖の乗艇着を着て、カポックも着けて、さらにカッパを着て、さらにさらにヘルメットをかぶって水面に出る。走っているときは気になどしていないだろうが、ふと我に返ったとき、汗が噴き出ているのに気づいてもおかしくない。

20080723_0421_2  集合合図があると、出走選手たちは待機室へと向かう。松井繁が目の前を通過する。オーラが何倍にも増しているのに、ごくごく当たり前のように気づいた。これが王者だ。これが松井繁だ。レース前の自身の高め方を誰よりも知っているからこそ、王者として君臨できるのだ。たまたま、僕のそばには長嶺豊さんがいた。大阪の先輩でもある長嶺さんが、ニコニコと松井を眺めるが、松井は一瞥しただけで、目もくれずに歩いていく。これは礼を失しているのではない。松井は究極の集中力のなか、戦場へと向かっているのだ。長嶺さんも、そんな松井の顔を見ているのが嬉しくて仕方ない、とでもいうように、ずっとニコニコと笑っていた。

2008_0724_0236 選手がボートに乗艇して、いよいよレースが始まる。……ん? そういえば、瓜生正義の姿を見ていないではないか! もしかしたら、瓜生は工具を展示の前には片付けていて、展示後はそのまま、待機室にとどまったのかもしれない。同じ行動をしている選手を、一人だけ知っている。瓜生の同期である、魚谷智之だ。メンタルを作るための方法論に、何か通じるものがあるのだろうか。

2008_0724_0935  レースが終わって、装着場が喧騒に包まれる。出走6名が戻ってくるより先に、仲間はボートリフトに駆けつけて、エンジン吊りの準備をしているのだ。6名が陸に上がって来て、6色のカポックを選手たちが取り囲む。もちろん、自分の艇とモーターなのだから、中心になって片づけをしているのは、出走選手自身だ。だからそのときには、選手たちは気丈に動いている。勝者はもちろん、敗者でも。周囲の仲間と勝因敗因を語り合い、笑顔、苦笑いを見せてはいるが……。片付けが一通り終わって、選手の輪がほどける。森高一真はその瞬間、深く腰を折って、両手を膝においた。まるでガックリとうなだれるかのように。しかし、それはほんの一瞬の出来事。森高はすぐに上体を起こして、スタスタと控室へと戻っていった。眉間にシワを寄せながら……。そして、赤岩善生は、強烈な視線を保ったまま、肩をいからせるようにして、控室へと歩を踏み出した。準優突破は、そして優勝はまだまだ諦めていない、そんな決意を滲ませていると思いたくなるほど、その顔つきは力強いものだった。

 本当の意味での笑顔をレース後に見せているのは、勝者のみ。ここでいえば、烏野賢太ただ一人だ。その烏野も、弾けるような笑顔ではなく、比較的淡々としている。これがレース後の真実なのか。あるいは、百戦錬磨の男だから、ひとつひとつの結果に心の波を高くなどしていられない、ということか。いずれにしても、結果が出たあとのピットは、悲喜こもごもが外野で見ている身にも痛いほど迫ってくる。きっと、明日、そして明後日は、そんな空気がもっと強くなる。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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特別企画「今晩のタカハシ節!」3日目

 無骨だけれど、情熱、愛情、研究たっぷりのタカハシ節。今日もじっくり楽しませてもらいました。8Rの待機行動では「中島孝平、笠原亮、そんな84期、勝利のバトンリレーがつながれています。当然、ここは1号艇の中村有裕」と、84期による3連勝をさりげなく匂わせるあたりが憎い演出。予選レースは点ではなく、線でつながっている。そんな有機的な流れを感じさせるフレーズでした。
 で、今日になって気付いたのですが、タカハシ節は照明灯とともに一気にトーンが上がるようです。9Rのファンファーレの直後から、声音がギラギラと脂ぎっておりました。

★照明灯にも灯が点りました。誰が、キラリと照明灯に輝くコーナーワークを披露するか。

 この言い回し、かなりエロいというか、ギトギトなネチッこさが滲み出ています。レース本番も明らかに8Rまでとは違っていた。湯川と飯島のデッドヒートに燃えた、という理由もあるのでしょうが、照明灯のカクテル光線によって穏やかな実況アナが狼男に変身したのでは……? それほどヴォルテージが違いましたね。特に2周1マーク~バック直線の実況は獣の咆哮のようでした。

2008_0724_0987 ★(1周)2マークはガラアキの混戦、ヒト突きの好旋回、飯島昌弘。その動きを見る3号艇の湯川。ブイぎわ、空くぅぅぅ、飛び込んで来るぅぅぅぅぅ、4号艇と3号艇の混戦、主導権争いデッドヒート、湯川の足が勝るぅ。
グググググアァァァァァァァッとおぉぉぉ!!
4号艇を一気に捕えて前に出る勢い、湯川ァ。

☆鑑賞/ついに3日目にして伝家の宝刀、臨場感120%の擬態音が炸裂した。熱帯夜よりもはるかに熱い「グググググアァァァァァァァッ」を浴びた者は、誰もが競艇熱射病患者と化すのである。

 証明の灯が月光の如く高橋アナを変貌させたのか、はたまた早くも3日目でコブシ全開の暴走モードに突入したのか。これはもう、誰もタカハシ節を止められませんな。最後に、今日もっともコブシが冴え渡った11Rの最終ターンマークの絶叫をば……。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)

★幅を取る4号艇、フゥゥゥゥル゛ル゛ル゛タ~~~~~~ンの握り返しィィ、ぜんっそく強襲、太田和美ィィ!!


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機力診断つき「本日のオーシャンTOPICS」3日目

 オーシャンカップ3日目が終了し、明日は勝負駆け。佳境に突入してまいりました。レースは激しさを増してきており、エキサイティング・ナイターが繰り広げられております。アシ色のほうは、かなりハッキリしてきましたね! というわけで、3日目トピックス、まいりましょう。

2008_0724_0339 ●笠原亮が来た!
 蒲郡巧者であり、東海地区選で今年の蒲郡の記念レースを制している笠原亮。彼は以前、こう言っていました。「乗り心地がくれば、すべて握る」。マクリ差しになることも多いので、マクリ屋というイメージはないかもしれませんが、実は生粋の握り屋であり、いつでも強烈なマクリをぶっ放す危険な香りのする男なのであります。
 1R、2号艇2コースの笠原は、握りましたね、強引に。1コースの岩崎正哉が張り気味に逃げますが、その外を構わず握って、強ツケマイ敢行。まさしく、笠原らしいレースであります。そして、このツケマイが岩崎を沈めた! 一瞬は岩崎が合わせ切ったかのように見えましたが、バックに出た瞬間、ススススーッと前に出ていき、一気に先頭に立ちました。岩崎が機力もうひとつとはいえ、アシの違い、スピードの違い!
 さらに7R、4カドを奪った笠原はスリットから軽快な行きアシを見せ、3コースの林美憲が落とした瞬間に一気に大マクリ! 鮮やかに内を飲み込み、バックでは独走に持ち込みました。
 マクリでピンピン、2連勝! 笠原亮の本領、あるいは本性をむき出しにした、マクリ2連発でありましたね。アシのほうも、文句なしでしょう。スリットから伸びていくアシ、強引に握っても流れない回り足、回った後に押していくアシと、ハッキリと上位です。台風の目どころか、主役候補にまでのし上がった、そう言ってしまっていいのではないでしょうか。

2008_0724_0837 ●江口と烏野は、やっぱりイイ!
 初日に注目した江口晃生と烏野賢太。2日目はアシ落ちか……などと書いたものですが、今日はその素性をきっちりと見せつけましたね。やっぱり、いいアシしてます!
 まず2R。3コースからコンマ04の超絶スリットをぶちこんだこともありましたが、スリット後は明らかに伸びが違った。そのまま一気にマクリ切ったアシは、まさしく3年前のオーシャンカップを彷彿とさせるものでありました。いやあ、強烈でしたね! 行きアシから伸びは間違いなく上位です。
 一方の烏野は、6Rこそ6コースから何もできませんでしたが、10Rは完璧な逃げ切り。アシに不安がないことを見せつけています。レース後の勝利者インタビューでもご機嫌でしたねえ。選手たちは、モーターのパワーで気分が変わる。つまり、間違いなく納得のアシになっているということでありましょう。
 この2人は明日も注目ですぞ!

2008_0724_0653 ●湯川浩司は止まらない!
 予選1位は、湯川浩司! いや~、もう止まりませんね、この人は。本人は「ツイてるだけ」と言っていますが、ツイているだけでこれほどまでの成績を上げられるわけがない。9Rも、川﨑智幸を2マークで捌いて(川﨑は全速マイが流れて、消波装置にぶつかるかと思われるほどだったのですが、巧みにハンドルを入れてギリギリで回避。これもスーパーテク!)、さらに飯島昌弘との接戦を制して堂々の3連勝。ツキだけで片付けられようはずがないではありませんか!
 湯川浩司は、ペラを3枚しか持っていません。つまり、淡水だろうが海水だろうが、ノーマルだろうが減音だろうが、同じペラで走っているのであります。しかも、実際に使っているのはたった1枚で、昨年のチャレンジカップ前あたりからその1枚をずーーーーーっと使い続けているそうであります。そう、季節も関係ないんですね。そのペラが、どこに行っても噴いている! これは、彼のペラ調整力が突出しているということではないのか。やっぱり、決してツキだけではないのですよ、この勢いは。というわけで、今節もエンジン出ております! このまま突き進んでもおかしくない!

2008_0724_0943 ●上位級は彼ら!
 まず、S評価は笠原亮、江口晃生、湯川浩司、烏野賢太でいいでしょう。これが四天王だと思います。A評価は、平田忠則、福田雅一、瓜生正義、松井繁、魚谷智之、作間章。やや下のA’評価として、重成一人、中村有裕、村田修次、今垣光太郎、田中信一郎、三嶌誠司、池田浩二、鎌田義、白井英治、濱野谷憲吾をあげておきます。あまり絞ってないかな。まあ、いいや。やはり狙い目はSからA。まあ、そろそろ人気になってきてしまいますが、盲点をついて高配当をとっておきたいですね。名前はあげていませんが、川﨑智幸、前本泰和あたりは穴になるかもしれませんよ。なお、K記者の見解はここまで。明日からH記者にバトンタッチしまーす。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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明日の勝負駆け情報!

 予選3日目が終了いたしました。予選第1位は……湯川浩司! この好調ぶりは、凄すぎます! 明日も1位で予選を終え、準優も勝てば……また優勝戦1号艇!? もはや完全に本格化したと言っていいでしょう。その湯川も含めて、準優当確は5名。残り13コのイスを争う激戦が、明日でございます。なお、20位の太田和美が現在6・00ですが、ここでの18位想定ボーダーも、6・00といたします。

1 湯川浩司  ★
2 中村有裕  ★
3 笠原亮   ★
4 重成一人  ★
5 松井繁   ★
6 魚谷智之  3・6着
7 池田浩二  3・6着
8 瓜生正義  5着
9 濱野谷憲吾 5着
10 福田雅一  4・4着
11 田中信一郎 5着
12 鎌田義   3・4着
13 烏野賢太  4着
14 作間章   1・6着
15 平田忠則  3着
16 中島孝平  3着
17 今垣光太郎 3・3着
18 三嶌誠司  3着
19 山崎智也  3着
20 太田和美  3・3着
21 川﨑智幸  2着
22 村田修次  2・3着
23 白井英治  2・3着
24 室田泰史  2着
25 吉川元浩  1着
26 坪井康晴  2・2着
27 赤岩善生  1着
28 井口佳典  1着
29 前本泰和  1着
30 江口晃生  1・2着
33 佐々木康幸 1・2着
34 岩崎正哉  1・2着
37 平尾崇典  1・1着
38 森高一真  1・1着
40 横西奏恵  1・1着
41 石野貴之  1・1着
43 深川真二  ※1・1着で相手待ち

 ボーダーの上下は当然、考えられます。なにしろ、明日の7~12Rの1号艇が江口、太田、智也、今垣、濱野谷、松井とSGウィナーばかり。濱野谷と松井以外は勝負駆けですから、ここできっちり1着を獲れば一気にポイントアップも……てな状況ですからね。明日は丸一日、見逃せない戦いの連続になりますよ!


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THEピット――歩く。走る。

 立っているだけで汗が出てくる。ピット内をちょいと歩いただけでも、まるでスポーツでもしたかのようにノドが渇く。ハッキリ言って、僕は歩くのが速いほうなのだが、ピット内ではいつもの5倍くらい遅いスピードで歩いているのだ。体力を消耗しないように。それでも、汗が噴き出て、腕からぽとぽとと垂れそうになる。夏!である。
 とまあ、僕はグチグチ言っていればいいけど、選手の作業は夏だろうと冬だろうと関係ない。水面の水が冬には温水になるわけではないし(むしろ水温は下がりますね)、基本的に屋外であるピットが冷房キンキンになるわけでもない。というわけで、あまり汗をかかないようのたのたと歩いている僕は、選手にごめんなさいと謝りたくなったりもするのである。

20080723_0557  整備室から出てきた濱野谷憲吾が、駆け足で係留所に向かった。その出足は超抜級で、伸びもまずまず。つまり憲吾は、移動する時間も惜しいとばかりに、ダッシュした、というわけだ。係留所に辿り着く手前で、素晴らしいエンジンブレーキのかかりを見せて立ち止まると、手にしていたペラを光にかざす。数秒、ペラの翼面をじーっと見つめると、再び駆け足になって係留所へと走り出した。額に光る汗も、気にせず憲吾は走る。
 その脇に駆け込んできたのは中島孝平。どこから現われたのかはわからないが、憲吾を見ていたら視界のなかに走って入って来た。中島も、寸暇を惜しんで次の作業に取り掛からんとしたわけである。
20080723_0244  中島と入れ替わりに、係留所から走り去っていったのが、重成一人。憲吾が係留所に着いたころ、係留されたボートに乗っかって作業をしていた重成だったが、一段落ついたのか、次の行動へ。それが、憲吾や中島と同様、ダッシュ、だったというわけである。それにしても、重成のフォームは惚れ惚れするほど整っていて、陸上競技の選手を思わせた。直角に曲げられ、前後にロボットのアームのように正確に振られる腕。ほどよく蹴上げられ、力強く地面を叩きつける足。短距離とか走らせても、速そうである。重成はそのまま、競技本部のほうへ走っていった。まさしく、蒲郡ピットに吹いた涼やかな風、であった。

20080723_0604  重成が走り去った方向から、飯島昌弘が歩いて来る。これが、いわゆる早足で、この暑いなか、そんなにスピードをつけて歩いている飯島を尊敬のまなざしで眺めてしまった。ときどき水面のほうを眺めながら、しかしスピードを緩めることはなく、カシッカシッと歩く飯島。そのまま、選手控室のほうへと向かったが、そのスピードは実に正確に刻まれていた。その後、3Rの出走準備に向かう飯島も見かけたが、同じようにカシッカシッ。気持ちのいい早足だ。
20080723_0213  前半のピットで見た選手の中で、早足のスピードは飯島がナンバーワンと見えたが、これに匹敵する速さで歩いていたのは白井英治だ。長身の白井だけに、コンパスが大きいのは当然のこと。その長い足を生かして、ガッシガッシと大股で歩く。まさしくチルト3度の伸びである。というわけで、飯島とは正確にどちらが速いかは微妙なところだが、豪快さでは白井のほうが上であった。白井は、汗が似合う男ですよね。

20080723_0268  一方、ゆったりとした足取りで歩いているのを見たのは、川﨑智幸である。といっても、これは川﨑のレース直前の歩様であって、去年の児島キングカップでそれは確認している。力強い歩様だった吉田拡郎との差がみるみる開いていったものである。しかしこれこそ、川﨑の胸の奥の闘志に火がついた合図なのだ。というわけで、出走表を確認すると4Rに出走。なるほど、レースまでの時間はあまり残されていないから、バトルモードに突入したと考えていいのだろう。川﨑の場合、ゆっくり歩いているときほど、レースが近いのである。
2008_0722_0389  同期である烏野賢太も、スピードはそれほど速くない。ヒザでリズムをとるような感じで歩く烏野のたたずまいは、風格を感じさせるものでもある。ただ、今節はそのスピードがいつもに比べて、ちょっと速いような気がする。飯島や白井と比べれば、ゆっくり歩いているほうだが、しかし烏野賢太比でいえば何割増しかでスピードが出ているように思えるのだが。SGで久々に好機を手にし、その高揚感が歩き方にも表れている? それは考えすぎかな? でも、これはちょっとした異変だと、思う次第である。

20080723_0375  さて、3Rで平石和男が転覆した。腕をケガし、その休み明けだけに心配されたが……救助艇から降りた平石は、ごくごく普通の足取りでありました。救護室にも向かわず、直接更衣室に入っていったので、あまり心配する必要はなさそうである。まずは安心。選手の皆さん、酷暑は時に心身の感覚を狂わせます。くれぐれもケガにはご注意を! そしてファンの皆様は体調にご注意を! ふう、僕も水分とらなきゃ……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の『穴・極選!!』3日目

 昨日の極選・福田は惜しくも2着、真裏の3-4で3連単W万シューを喰らったHです(まあ、今垣のひとまくりは想定外でしたが)。今日こそはアタマ決着で穴を仕留めてみせます。7Rの一本勝負、頼んだぞ、秋山!

7R
×①上瀧和則
  ②井口佳典
  ③林 美憲
◎④秋山直之
△⑤笠原 亮
○⑥三嶌誠司

進入予想1236/45

 昨日10Rの秋山の強ツケマイ連発は迫力満点でした。ああいうレースができる時の秋山は、必ずどこかで穴を開けるんです。で、この7Rは上瀧がF2、井口がF1で、外から攻めるには絶好の並び。秋山がトップSでまくりきるとは思えませんが、パワーある三嶌あたりが握って攻めた瞬間にこっそりと展開を突いてバックで勝負形に持ち込みます。あとは握って握って握っての秋山パターン。得意の決まり手「抜き」を魅せてもらいましょう。相手は超抜の三嶌。F2で人気落ちの上瀧、アウト巧者の笠原を押さえます。

3連単★本線4-6-全、押さえ4-16-全


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ3日目

 “本紙予想”3日目でございます。昨日はほぼ壊滅状態でした。申し訳ございません。11、12Rは的中していますが、非常に配当が安いところでありまして……。しかも、◎を打った山口、坪井、秋山、赤岩がそれぞれ落、転、落、Lって……。かえって選手たちにも申し訳なく思ってしまいました……。今日はリベンジしますよ! 本日も担当はKでございます。

1R レース足がキている笠原が抜け出す
◎笠原 ○石野 ▲出畑 △横澤
3連単 2-564-全

2R アシ悪くない前本が逃走決める。江口の行きアシにも注
◎前本 ○江口 ▲田中 △赤岩
3連単 1-456-全

3R 今度こそ上瀧がイン逃げ決める
◎上瀧 ○山口 ▲坪井
3連単 3-16-全

4R 行きアシ軽快な福田が伸びて自在に攻める
◎福田 ○室田 ▲馬袋 △池本
3連単 3-142-全

5R 瓜生が盤石の逃げで確勝
◎瓜生 ○平尾 ▲原田 △山崎
3連単 1-436-全

6R 小畑が動けば村田がカド。2日目1Rの再現か
◎村田 ○烏野 ▲重成 △深川
3連単 3-642-全

7R 1号艇の上瀧を外すわけにはいかない
◎上瀧 ○笠原 ▲秋山 △三嶌
3連単 1-546-全

8R 滑り出し快調の中村がイン戦決める
◎中村 ○田中 ▲横西 △吉川
3連単 1-235-全

9R 2着連発の川﨑がここで念願のピン
◎川﨑 ○湯川 ▲原田 △前本
3連単 1-356-全

10R 好メンバーで難解も、烏野が素早く逃げる
◎烏野 ○森高 ▲瓜生 △松井
3連単 1-356-全

11R 意地の走りを続ける池田がインは外さない
◎池田 ○鎌田 ▲太田 △寺田
3連単 1-345-全

12R 魚谷のイン逃げを買うしかない 
◎魚谷 ○作間 ▲白井 △濱野谷
3連単 1-234-全


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3日目! 早くも折り返し!

おはようございます。今日も暑いですね。蒲郡は、やや風が吹いていて(ホーム向かい風)、心地いいといえばそうなんですが、しかし湿気もあって非常に夏!であります。本日は3日目。明日が予選最終日ということもあって、選手たちも得点が気になリ始めるころ。それぞれの予選突破に向けての走りに、アツい視線を送っていきましょう。

20080723_0592 整備室からエンジンつりのため、ボートに向かう選手たちです。佐々木康幸選手が違う方向へ歩き出そうとしていますが、救助艇の発着場に向かうため。これは昨日の3R後のもので、坪井康晴選手が転覆していました。ご覧いただければわかるとおり、地区的に固まってエンジンつりに向かう。エンジンの片づけを手伝うのがエンジンつりではありますが、同地区の仲間を出迎える、という意味もあるわけですね。

それでは、本日もオーシャンカップを楽しみましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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特別企画「今晩のタカハシ節!」2日目

 今日の高橋アナは、昨日より30%ほどヴォルテージが上がっていましたね。10Rの2周1マーク「ぜぇぇぇんそくでブン回し~~、ン(コブシを使って)ロック号艇のあっきやま~!」など、かなり力のこもった実況もありました。SGは6日間の有機生命体。高橋アナは選手の気合とシンクロしながら、徐々にしっかりとテンションを上げているようです。
 で、今日のハイライトは「地元選手への愛」であります。8Rと12Rに登場した地元の池田浩二。結果は3着3着と煮え切らないレースになりましたが、高橋アナはしっかりと池田の航跡を辿っておりました。
20080723_0111  まずは8R、待機行動中に「ドリーム4着も、追い上げる姿に闘志を示しました、池田浩二」とさりげなくフォローを入れます。そして本番、道中で福田雅一とのデッドヒートになると……
①2周2マーク/福田にツケマイを浴びせるも流れる。

★2号艇の池田浩二、しぶきが若干上がったぁ! 旋回の後軌でロスがあった分だけ流れた池田ァ。

②2周2マーク/渾身の差しハンドルを入れるも、福田にはわずかに届かず。

★2号艇の池田浩二、シャープに内フトコロを狙い撃ってくるぅぅ。またまた好旋回! 福田と池田、抜きつ抜かれつの混戦デッドヒート。4号艇(福田)が絞り込むゥ、それでも引きません、2号艇の池田浩二。しかし、接触した分だけ少し下がりました、池田浩二!

☆鑑賞/あくまでも池田浩二にスポットを当てる高橋アナ。昨日は田中信一郎に比べて福田の行き足がどれほどいいかを力説していたが、今日は「旋回でのロス」「接触でのロス」を強調して、足の比較は一切なかった。明らかに福田の行き足の方が勝っていたのに……ここに、地元選手への愛情、同時に地元ファンへの働きかけが哀しいまでに強く感じられる。「しぶきが若干上がったぁ」のフレーズは比喩的ではありながら、その心情を余すことなく伝えきっている。

 この地元選手&地元ファンへの熱い思いは、12Rでも変わりませんでしたね。2周1マーク、山崎智也とのデッドヒートで敗れた池田に対して、高橋アナはこう言及します。

★4号艇(池田)は引いて行く。5号艇(山崎)はツケ回ったぁ。4号艇は、かなり三嶌が喰い込んできたことによって、レバーを落とす時間が長かった4号艇、池田浩二!

☆鑑賞/ここも「池田は展開に恵まれずに後手を踏んでしまった」と主張する高橋アナ。まるで自分に言い聞かせるように……。後半部分は文脈もやや乱れているが、むしろだからこそ強い愛を感じさせるものである。池田浩二は足負けではない。展開に泣いただけだ。だから、絶対に池田を見捨てないでほしい。理屈を度外視してそう思い込もうとする(伝えようとする)高橋アナの、麗しい郷土愛を堪能できる名調子であった。

 日々、ヴォルテージが上がっていきそうなタカハシ節。明日あたりから十八番の擬態音を解禁して絶叫モードに突入するのではないでしょうか。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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THEピット――ツーショット

20080723_0792  10R前、完全にナイタータイムに突入したころにピットに入ると、まず目に入ったのは、上瀧和則だった。ここまで不本意な成績が続くが、決して悲壮感の漂う表情ではない。むしろスッキリしているようにすら見えるが……そこに歩み寄ったのは池田浩二だった。上瀧が何か話しかけると、しばらく二人きりで立ち話。笑みはそれほどないものの、どちらかといえばリラックスした感じの二人だった。
 地区も期も違う上瀧と池田だが、ツーショットは決して珍しいものではない。実はけっこう仲のいい二人で、池田によれば「上瀧さんのほうから話しかけてくれて、それ以来、いろいろ教えてもらうようになった」。上瀧は池田に、何か同じ匂いを感じたのだろうか。もっとも上瀧は、たいていの選手仲間に対して、優しい表情を見せる男気の人だが。もしかしたら、今回は逆に池田が上瀧に地元の特質を教えているのかも、とちょっと思った。

20080723_0882  すでに前夜版が出ている時間帯ということもあって、若手の選手を中心に、翌日の艇旗艇番準備をするべく、装着場を行き来している選手の姿が目につく。選手控室のすぐ近くに置かれているボートのあたりでは、佐々木康幸がその作業をしていた。静岡の最年少は笠原亮だが、11R出走ということもあって、手の空いていた佐々木がやっているのだろう。若手が雑用をこなすのは当たり前のことだが、先輩たちだって決してふんぞり返っているわけではなく、こうして率先して動く。ピットではよく見る、競艇選手の姿だ。その佐々木が会話をしていたのは、星野政彦。これまた地区も期もまったく違うし、これまであまり見かけたことのない組み合わせなのだが……あらら、星野さん、佐々木と同様、艇番艇旗のセットをやっているではありませんか。これはさすがに驚いたぞ。兵庫支部の最年少は鎌田義、しかしカマギーはこの時間もまだ試運転中で、そんな必死の調整を続けている後輩を星野が気遣ったのかもしれない。ともあれ、こういう光景は大好きなのです、私。

 カマギーは、暗くなっても水面を駆け回り、試運転を続けていた。ナイター水面は、6色の勝負服を非常に美しく映えさせるものだが、それを着ていなくても、真黒なカポックだけであっても、試運転を懸命に続ける姿はやっぱり美しいと思う。この時間帯になれば、水面に出ている選手は非常に稀。つまり、1艇か2艇くらいが漆黒の水面を照明に照らされて走っている、ということになる。これがまた、幻想的ってことなんだろうなあ。
20080723_0924 そのカマギーのパートナーは、平田忠則だった。そう、平田も懸命に試運転を繰り返す一人だったのである。平田は5R1回乗りだったから、レース後はかなり長い時間、調整と試運転を続けていたことになる。そういえば、グラチャンでも頻繁に試運転に出ていたなあ、と思い出して、彼の真摯な姿勢は夜であろうと変わらないのだと、改めて知った。
 で、この二人は80期の同期生であります。80期はまだSGウィナーを出していないけれども、しかしSGには多数が参戦する隠れたハイレベル期。実は我々はこっそり「裏銀河系」とも呼んでいて、いつ大ブレイクしてもおかしくないと思っている。今節はこの2人のほかに、白井英治と重成一人。うん、やっぱりいつSGを勝ってもおかしくない選手ばかりだ。

2008_0722_0691  その頃、12Rの出走準備に忙しそうだった三嶌誠司。ギリギリまで調整を続けて、急いで水面に降りていく、というのは三嶌スタイルとも言える。いつも優しく話しかけてくれる三嶌さんではあるが、こういうときにはもちろん、こちらとしては離れたところから眺めているだけとなる。邪魔はできないし、したくない。
「やっさん!」
 突然、三嶌さんが叫んだ。やっさん? 誰だ誰だ、やっさんは?……室田泰史でありました。そうか、やっさんだ、確かに。そして、この二人は69期の同期なのですね。さらに12Rにともに出走するライバルである。誠やんとやっさんの会話は和やかに続いていたが、その内容は果たして……。穏やかな二人だけに情報交換のように見えていたけど、案外それがお互いへの牽制になっていたかもしれない。

20080723_0446  69期もまた、非常にレベルの高い期として、誰もが認めている。SG覇者4人は、22期、58期、82期らと並ぶ最多タイ。そのうち、賞金王覇者2人は69期だけだ。で、その賞金王覇者の一人、田中信一郎が10Rに出走。当然、もう一人の賞金王覇者、太田和美はエンジン吊りにやって来た。
 蒲郡では、10R終了後に帰宿の第1便が出発する。といっても、蒲郡の宿舎はピットの目の前なので、みな徒歩移動ですけどね。4R1回乗りだった太田は、この第1便で帰るつもりだったようだ。
「オサキング!」
 オサキング!? お先、に、キング、ですよね。そして、それを発したのは、太田和美、ですよね。そんな太田を見たことがなかっただけに、ちょっと驚いた。個人的には、バイバイキーン、より流行ってほしいと思った。僕は今日から使う。

20080723_0315  というわけで、「第一便で帰る選手は、集合!」と合図がかかる。選手控室の裏あたりに、一便組がズラリ。そして、宿舎に向けてゆっくり歩き出した。
 すると、装着場のずっと奥から、一人の男が全力疾走!
「一便、出ちゃったぁぁぁぁぁ~!?」
 そう叫びながら走っていたのは、原田幸哉。彼も一便で帰るつもりだったが、整備室のほうで何かをしていたらしい。しかし、さっきアナウンスが聞こえた。まずい、急がなきゃ! てなところでしょうか。
 幸哉、今ならまだ間に合う、走れ走れ、走れ~~~~っ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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機力診断つき「本日のオーシャンTOPICS」2日目

 オーシャンカップ2日目が終了いたしました。何と言うか……非常に波乱含みであり、事故も多発してしまった1日でありました。それに、なんだかアシ色のほうも、初日よりわかりづらくなったよう気がします。まあ、そんな言い訳めいたことをこぼしていても仕方ないのですが……。

●イン受難!? 強烈マクリも飛び出したぞ!
 もともと蒲郡はインが強い競艇場であります。特に、1日の後半戦になると、インの1着率がググッと上がります。さらに、今節はイン優勢のSG。昨年のモーターボート記念ではインが圧倒的に強かったものですが、あれこそがまさに、蒲郡SGの当然の結果ということもできます。
 ところが、今日はインがたったの4勝! 10、11、12Rと連チャンしたことでこの数字にまで辿り着きましたが、まったくもって「イン受難」とすら言いたくなるほどの1日だったのであります。
2008_0722_0442 そんななかで、マクリが飛び出したのも非常に印象深かった。しかもカドマクリがびしばしと決まったのであります。2Rの中島孝平が、 5Rでは原田幸哉が2号艇ながら4カドに引いて一撃で決めていますし、8Rの今垣光太郎が魅せた3コースマクリも見事でしたね。また、残念ながら魚谷智之のマクリ差しに屈しましたが、9Rでは濱野谷憲吾もマクって2着に入っています。マクリは競艇の華、やはりこれだけ外からの攻めが決まると、気持ちいのは確かであります。
 特に印象に残ったのは、原田でしょうか。インタビューでは、2コースが獲れなかったから思い切ってカドに引いた、というような意味のことを語っていましたが、今朝のスタート特訓で原田は、4カドあたりからのダッシュを練習しています。今日は1回乗りですから、明らかにこのレースで4カドは想定のなかにあったはず。まさしく、狙いすましたカド一撃の舞、だったのであります。
2008_0722_0384  このマクリオンパレード勢、ではアシ的にはどうかといえば……基本的には、内が深くてスピードが乗り切っていなかったり、スタート決めた分だったり、特別に強調すべきアシ色を見せていた選手はあまりいなかったように思えます。村田は良さそうですけどね。むしろ、2コースからイン後手を突いてジカマクリを見せた6Rの松井繁が、行きアシ的には一番でしょうか。あとは原田がダッシュ向きのアシになっている可能性がありますが、それ以外はなんとも微妙な感じ、であります。

2008_0722_0547●爽快マクリ差しにも注目!
 ドリーム戦6着で「すみません、明日頑張ります」と苦笑いを見せていた昨日の魚谷智之。しかし9Rは見事でしたね。濱野谷憲吾のマクリをズバリと突き刺すマクリ差し! 1マークに突入する時点で、すでに突き抜けを確信させたハンドルワークは、さすがの覇王でありました。前検からアシは決して悪く見えなかった魚谷が、今日、ついにその本領を発揮したと言っていいでしょう。ナイターSG3連覇が、少しずつ現実味を帯びてきましたなあ。
2008_0722_0320  一方、アタマまでは届かなかったものの、笠原亮の11Rで魅せたマクリ差しも気持よかった。4カド発進の笠原でしたが、スリット後に平尾崇典が3コースから若干伸び、壁として立ちはだかります。しかし、かまわず笠原は全速攻撃。平尾の上を叩き、握ったまま逃げる白井英治に迫って、見せ場を作りました。笠原は、とにかく“乗り心地”を求める男です。なぜなら、常に全速でターンしたいから。すなわち、笠原がガンガン全速で攻めている時は、その乗り心地が来ているということ。こうしたときの笠原は非常に怖い存在となります。11Rを見る限り、かなりいいセンまで持ってきているように思えますが、果たして……。
 12Rの山崎智也も、2着まででしたが、鮮やかなマクリ差しハンドルを見せてくれました。湯川浩司もアシ色がしっかりしていて、回った後に万全のアシを見せたことで智也は届きませんでしたが、しかし昨年賞金王シリーズを思い出させる黄色いカポックのマクリ差しは、宵闇を切り裂く稲妻のようにすら見えました(大袈裟? すみません、舟券取ったもんで)。智也に関しては、それ以上に2周1マークも触れておきたい。1周2マークで内をうまく差した池田浩二が智也に並びかけ、ほとんど併走状態で1マークに突入します。ここで智也は、思い切り握りました。そう、実は山崎智也という男は生粋のマクリ屋なのですよ、その本質は。こうした場面では、まず握って攻める。そう考えれば、1周1マークのマクリ差しも、4カドから差した池田にツケマイを浴びせるかのようなターンでしたね。全体的にはまだ中堅上位程度のようにも思えますが、少なくともマクって攻めて突き抜けるだけのパワーはあるでしょうね。

●江口も烏野もアシ落ち?
 昨日、超抜候補に烏野賢太と江口晃生をあげましたが、今日は二人とも、目立った動きを見せてはいませんでした。5Rの江口は、原田に一気に上を叩かれているので参考外とも言えますが、昨日見せていたアシなら、伸び返して先マクリも可能なように思えただけに、少しトーンダウンした印象があります。烏野は、6Rで松井のマクリに追随した際、スリット付近のアシに見どころを感じさせましたが、昨日のインパクトには及ばず。今日はアシ色がわかりにくくなったなあ……という印象は、多くはこの二人のアシ色によるものでありまして、評価番付をおおいに狂わされたのでありました。
 もちろん、まったく悪い、という印象はまったくないので、明日再び盛り返す可能性はあります。したがって、引き続き注目はしてみたいと思っていますが……。

2008_0722_0422 ●ああ、事故多発……
 1Rで山口剛が振り込んで落水(6コースだったので、他艇との接触はナシ)。3Rでは3周1マークで失速した石野貴之に坪井康晴が乗り上げて、坪井が転覆。4Rではスタートで立ち遅れ、しかし寺田祥のジカマクリに抵抗してターンマークに激突した秋山直之が落水。今日の前半戦は、何やら荒れ模様でありました……。ひとまず、大きなケガをした選手がいなかったのは何よりでしたが、今後も選手の皆さんの無事を願いたいと思います。
 衝撃的だったのは、7R。地元の赤岩善生が、まさかの出遅れ。俊敏なピット離れを見せた鎌田義を押さえてインを獲りきり、あとは逃げるだけ……だったはずが、起こす際に原因不明のエンジン不良を起こし、規定の時間内にスリットを超えられなかった、のであります。選手責任外ではありますが、昨日からもっとも気合が入っている一人であり、アシも少しずつは上向かせていた赤岩にとって、これは痛すぎる……。

2008_0722_0472●で、誰が出ている?
 というわけで、非常に評価が難しくなった感のある、オーシャンカップ戦線。昨日、名前をピックアップするって書きましたけど、本音を言えば、まだまだ判然とはし切れない! それでも、ざっとピックアップすれば、村田修次、作間章、白井英治、寺田祥、魚谷智之、前本泰和、原田幸哉、江口晃生、松井繁、烏野賢太、湯川浩司、今垣光太郎、福田雅一、森高一真、瓜生正義、平尾崇典、笠原亮、池田浩二といったあたりでしょうか……って、多いよ。しかも順番がメチャクチャだし。明日は、もちろん上向きの選手も見極めつつ、今名前をあげたあたりから絞っていきたいと思います。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――孤独に身を置く

 前半風景が昨日と一変している。試運転用係留場が、満員御礼状態になっているのだ。いちばん端っこに今垣光太郎がつけていて、そこから左にボートがズラリと並んでいる。ブロロンブロロンと回転数をチェックする音が、まるでオーケストラのように装着場に轟く。今日は昨日よりさらに暑くなっているが、額の汗をぬぐおうともせずに、選手たちは真剣な顔つきでスロットルレバーを握ったり放ったりしていた。
2008_0722_0817  そのボートの列のちょうど真ん中くらいで作業をしていた赤岩善生が、一人、係留所からボートをゆるやかに発進させた。スロー水域でボートを操るように、ゆっくりゆっくりと艇を前進させる。赤岩がそうして向かった先は、そこから10コ分か15コ分くらい離れた係留所で、このあたりにはボートは1艇も係留されていない。つまり、がらんとした場所にただ1艇、ボートを移動したのである。そして、その場所で再び同じ作業を始めた。輪からは離れたところでたった一人、静かに、しかし厳しい顔つきで、回転数のチェックをしていたわけだ。
 赤岩がなぜ、わざわざ元の場所を離れて、周囲に誰もいない場所に移動したのかは、わからない。もしかしたら、エンジンの音をしっかり聞き分けるため、大勢がエンジンを始動している場所から抜け出したのかもしれない。ぽつんと一人、作業を続ける赤岩善生。カッコよかった。

2008_0722_0564  いつも近畿勢や同期と笑顔を飛ばし合い、朗らかに過ごしている鎌田義。開会式でのエンターテイナーぶりは、多くの方がご存知であろう。だが……もちろん、カマギーは勝負師である。ピットでは、時に怖いほどに鋭い目をしていることがある。勝負が懸かったとき、あるいは懸命に作業に集中しているとき。今日のカマギーもそうだった。昨日に続いて7Rに出走、まだ気温が高い時間帯に登場するカマギーは、おそらくこの酷暑の中こそがもっとも作業に熱を入れる時、なのだろう。汗だくの作業は、孤独な戦い。ちょうど作業に一段落をつけて整備室に向かう鎌田とすれ違ったので、挨拶をすると、鎌田は眉間にシワを寄せたまま、これぞ男、というような顔つきで、挨拶を返してくるのだった。こんなカマギーも、カッコいい。

2008_0722_0611  実際にレースでどうするのか、については7Rを確認してもらうしかないが、出畑孝典はたしかに、チルト3を試してみようとしているようだ。3R前の試運転で、ポツンと一人、6コースの起こし位置にいた出畑は、他の艇がホーム水面にいないことを確認して、一気にスロットルを全開にさせていた。7Rは5号艇だが、3度ならば6コース……そんな練習風景だったように思う。
 ピットに戻って来た出畑は、先輩である瓜生正義と係留所でかなり長い間、話し込んでいた。もっとも、瓜生は終始笑顔だったので、先輩のアドバイスとか後輩の相談とか、そんな類いの会話には見えなかったけれども、しかし変わったことを試そうとする出畑は、きっと会話を欲していたとも思う。今節はまだ、3度を使った選手は出ていない。たった一人、この飛び道具に挑もうとしている出畑には、声援を送りたい……でも、やらなかったらどうしよう。7R必見。

2008_0722_0803  深川真二は、ダービー勝負駆けである。同じ立場の選手はもちろん深川ひとりではなく、しかし勝負駆け組ではもっとも勝率が高いのが深川。つまり、追われる立場にある。前検でアシは決して悪くは見えなかったが、初日はゴンロク。悔恨を噛みしめたまま、2日目を迎えている。2R前だったか3R前だったか、ちょっと失念してしまったが、装着場内を小走りで移動している深川を見かけた。暑いのに……というのはデヴの感想なのかもしれないが、しかし素直に頭は下がる。深川といえば、迫力系の顔つきだが、その走っている時の顔には、約1・5倍増しの迫力が感じられたのだが……。それをもって、巻き返し必至、なんて書くわけにはいかないが、しかし闘志はさらに膨れ上がっていると見て間違いなかろう。

2008_0722_0750   それにしても今日の前半は、事故が多発してしまっている。1Rでは山口剛が落水し、3Rでは失速した石野貴之に坪井康晴が乗り上げて転覆、4Rでは秋山直之がターンマークに接触して落水している。石野がやや手を痛そうにしている以外は、それぞれ皆無傷のようで(石野もとりあえず元気)、まずは一安心である。3R、石野と坪井が一緒に救助艇で引き上げてきたのだが、石野が救護室に向かった一方、転覆したはずの坪井はそのまま控室へと向かっている。むしろ石野のほうが手負いとなってしまったわけだ。ともかく、これからの戦いが厳しくなってしまっているのは確か、ここからの巻き返しに注目しよう。救護室の石野の様子を、松井繁、田中信一郎、湯川浩司ら、錚々たる先輩たちがピット内を走ってまで心配していた。そう、競艇はたった一人での戦いでありながら、彼らは決して一人ぼっちではない。仲間とともに、猛暑のバトルを戦い抜け!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の『穴・極選!!』2日目

 昨日は5着2着の石野と無理心中を遂げたHです。私が期待していたほどの行き足はありませんでしたね、石野君。悪くはない足なので今後も狙ってはいきますが、今日の極選はスリットからさらにチュイィィィィィンと伸びそうなふたりの選手に期待します!

7R
△①赤岩善生
  ②中村有裕
×③平石和男
○④鎌田 義
◎⑤出畑孝典
  ⑥湯川浩司

進入予想123/465

 前検トップタイムを弾き出した出畑。「思ったほど伸びなかった」と泣きが入っているようですが、チルト3に跳ねれば嫌でも伸びます。そして、「チルト3にしよ」という呟きを地獄耳のNカメラマンがキャッチしたのであります。前検チャンプがチルト3!??? これだけで、買い、でしょう。おそらく5コースはF持ちでややスタートが慎重な湯川(昨日は22)。アウトからスリットでわずかでも覗けば、そのままインまで呑み込むとみます。
「アワカツが勝ったとき(6コースまくり)のヒモは4コースが多い」
 というデータに従って、鎌ギーへの5-4勝負。インで粘る地元の赤岩、混戦に強い平石を押さえます。

3連単★5-4-全、5-13-全

8R
  ①横澤剛治
○②池田浩二
×③今垣光太郎
◎④福田雅一
  ⑤作間 章
△⑥寺田 祥

進入予想123/456

 高橋アナの受け売り(「今晩のタカハシ節!」参照)ではありますが、福田ガイッちゃんの行き足は実に魅力的。しかも最近の今垣はやたらと慎重なスタート(今節も20、36)なので、カドから10前後の全速なら一気にまくりきれるはず。昨日の後半でコンマ01と踏み込みすぎたのが気がかりですが、ここも行ってくれると信じます。で、本来は連動する作間との4-5が筋ですが、オッズを見たらやはり売れてますね。ここは目をつぶって地元の池田(先まくりもあり)との4-2勝負。遅れ差しの今垣、アウトから2着巧者の寺田を押さえます。

3連単★本線4-2-全、押さえ4-36-全


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ2日目

 “本紙予想”2日目でございます。初日は5Rと8Rの2本のみの的中。しかし、5Rが3連単9040円と、なかなかおいしい配当でございました。本日は的中数もアップさせてまいりたいものですね。ちなみに、昨日は前半がイン2本、後半がイン4本と、波乱気味でスタートして、最後は堅いところへ収まっていく、といった感じでした。今日もその呼吸で狙ってみたいと思います。本日も担当はKでございます。

1R 出足系統悪くない山口のマクリ差し狙う
◎山口 ○村田 ▲佐々木 △深川
3連単 3-415-全

2R 上瀧がイン奪って逃走劇
◎上瀧 ○横西 ▲飯山 △横澤
3連単 5-216-全

3R アシ抜群の坪井が自在に攻めて突き抜ける
◎坪井 ○作間 ▲石野 △白井
3連単 3-426-全

4R 秋山が逃げてバック独走
◎秋山 ○寺田 ▲三嶌 △魚谷
3連単 1-256-全

5R 江口が行きアシ活かして1マーク攻める
◎江口 ○重成 ▲原田 △池本
3連単 3-124-全

6R 伸び超抜級の烏野が3コースから自在攻め
◎烏野 ○松井 ▲山崎 △川﨑
3連単 3-245-全

7R 男・赤岩、地元のイン戦で負けられない
◎赤岩 ○鎌田 ▲湯川 △平石
3連単 1-463-全

8R 横澤が外の攻め押さえて逃げ切り
◎横澤 ○今垣 ▲福田 △池田
3連単 1-342-全

9R 坪井が盤石の逃げ
◎坪井 ○濱野谷 ▲魚谷
3連単 1-23-全

10R アシいい村田が逃げ速攻
◎村田 ○吉川 ▲森高 △井口
3連単 1-254-全

11R 白井がインから全速戦。飯山の競技情報にも注
◎白井 ○瓜生 ▲笠原 △松井
3連単 1-245-全

12R 湯川のイン戦を信頼
◎湯川 ○三嶌 ▲山崎 △池田
3連単 1-254-全


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2日目! 今日も暑い!

おはようございます。といっても、すでにお昼ですか。オーシャンカップ2日目、今日も酷暑のナイターSGであります。熱中症などには十分お気をつけて、三河ナイトバトルを楽しみましょう!

2008_0722_0171このオーシャンカップ、瓜生正義がSG復帰! 昨年の競艇王チャレンジカップ準優Fのペナルティが明け、あるべき場所へ戻ってまいりました。やっぱり、この人はSGのステージこそが似合っている! それにしても、ピットで見ていて、まったく久し振りという感じがしないのはなぜなんだろう? きっと、当り前のように当り前の場所で彼の姿が見られているからでしょうね。3つのSGは棒に振ってしまいましたが、まだまだ巻き返し可能。今年も暮れの大一番の切符をつかみ取ってほしいものです。

それでは皆様、本日も暑さに負けず、張り切っていきましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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特別企画「今晩のタカハシ節!」初日

 さあ、特別企画。蒲郡名物・高橋貴隆アナの実況から、珠玉のフレーズを厳選してお届けします。
 今日の高橋節は、初日ということもあってか穏やかな実況に終始しましたね。「チュイィィィィン」などの擬態音も、「昼の艇王は植木に譲っても、夜の帝王は譲れない、上瀧和則」といったオヤジギャグも封印しておりました。派手なマイクパフォーマンスがなくてガッカリ?
 いやいや、高橋節は擬態音、擬声音、オヤジギャグ、浪花節だけじゃない。さらなる魅力があるんです。それは……
<聞いているだけで、選手のパワーが手に取るようにわかる。>
 これです。つまり、舟券に直結する貴重なコメントが随所に登場するんです。聞いて得する場内実況。初日は7Rが出色でしたね。高橋アナは伏兵の福田雅一に目を光らせていたのです。
 まずは、待機行動中。

2008_0722_0577 ★最アウトは5号艇。緒戦は4着、しかし、仕掛けの鋭さ、行き足を披露しておりました福田雅一。

☆鑑賞/福田は前半2Rで2コースから力任せにまくり、流れて4着。道中はずっと舟券とは無縁の航走をしていたが、高橋アナはスリットからの行き足を高く評価していた。おそらく、「次の7Rでは実況で要注意」とマークしていたのだろう。その判断の正しさは、1周バックの熾烈な2着争いで証明される。

★スルスルスルッと、さあバック中間、5号艇の福田マサカズゥ~、行き足からストレートは軽快ムードの福田が6号艇の田中信一郎を捕えたぁ!

☆鑑賞/してやったりの2位逆転劇。バックで1、2艇身ほど先行していた田中を、あっという間に抜き去った福田の行き足は圧巻だった。この「行き足からストレートは軽快ムード」は、2Rの布石があってこその名調子だ。さらに、2周1マーク~バックでも高橋アナは福田VS田中の足色を冷静沈着に目測している。両者はすでに4艇身ほど離れていたというのに……。

★3番手6号艇の田中信一郎、ここから追い上げて行こうという態勢ではありますが、向き直ってからのストレートは5号艇の福田の方が分が良く見えます。

☆鑑賞/なんと親切、なんと的確、そしてなんと有意義なコメント。特に初心者にとって「行き足」は非常にわかりにくい要素だ。それをレース観戦&実況によって、「福田の行き足は、田中より素晴らしい」ということが手に取るようにわかるであろう。ちなみに3連単の1-5-6は10790円の万シュー。高橋アナの慧眼が炸裂した名実況といえるだろう。

 はい、「福田の行き足はタダモノではない」と3度も強調してみせた高橋アナ。「1マークを回って先頭は1号艇、2番手は5号艇、3番手は6号艇が追走しております」といった普通の実況とは一味もふた味も違う奥深さを堪能できましたね。明日はどんな名調子が飛び出すか、じっくりと聞き入ることにいたしましょう。(Photo/中尾茂幸、Text/畠山)


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THEピット――コメントと実像

2008_0722_0668 「2コースだったけど、インまで考えていた」
 3R、3号艇から2コースを奪った小畑実成は、実はインを狙って動いたようだ。かつては強烈なカマシが印象的だった彼は、今はガンガンとコースを動いて勝負する硬派になった。
 今日は3R1回乗りだったが、調整は遅くまで続いていた。「伸びは弱め。整備する」というコメントの通り、暗くなってもピットに残っていたのだ。仕事人――そんな言葉が自然と思い浮かんだ。といっても、顔を合わせればニッコリ笑って挨拶をしてくれる好漢なのだけれど。

2008_0721_0266「競っても弱いし、チルト3でも少ししか伸びない。整備する」
 もっとも遅い時間まで本体を整備していたのは、飯山泰である。ドリーム戦のスタート展示が終わった頃、整備室を覗き込むと、整備士さんと話しながら本体をいじっている飯山の姿があった。こんな時間まで! 整備室には、他にも何人かの選手の姿があったけれども、ほとんどが整備室の整理整頓に励む若手で、本体に手を入れているのは飯山一人だった。その時間帯は、どれだけ整備しても、もう水面に出て感触を確かめることはできない。それでも、やらずにはおれない……。この整備が実を結んで、明日、超絶伸びがいきなり現われればいいのだが。

2008_0722_0477 「アシ的には悪くない。乗りにくさもそれほど感じないから、ペラ調整だけで」
 そうコメントを残している山口剛を見かけたのは、整備室だった。ペラ調整だけ、じゃなかったのか? 大きな整備をしている様子ではなかったが、たしかに山口はモーターと向き合っていたのだ。まあ、遅い時間帯まで試運転をしていたから、最後の格納作業をしていたのかもしれない。
 そのあたりを確かめようと、整備室を出た山口に近寄ろうとしたが、彼は明日の艇旗艇番準備に駆けずり回り始めた。こちらに気づくと、童顔の笑みを見せて挨拶してくれたが、とても話ができそうな状況ではなかった。まあ、いい。山口があたりが暗くなるまで作業をしていた、その事実自体が重要だと思う。

2008_0722_0162 「前半は逃げられたけど合ってなかった。後半も合ってなかった。いろいろやっていきたい」
 そんなコメントの平尾崇典は、ペラ室にいた。つまり、いろいろやるうちのひとつ、今日集中していたのが、ペラ調整だったということだろう。表情は見えなかったが、凛々しい背中であった。
 その後、装着場で平尾を見かけた。「平均年齢が高い(勝利者インタビューより)」岡山勢の艇旗艇番準備をしていたのである。なるほど、岡山では彼が最年少。平均年齢をなんとか引き下げている者の仕事をしているわけである。そんな平尾はとにかく飄々としていて、クールな空気を発散している。実際は非常に好青年なのだが、しかし遠目に見ていると、どこか孤高の職人といった風情にすら見える。今年は好調なのだが、飄々とした平尾を見ていると、そんなことすら忘れそうになる。能ある鷹は爪を隠す、そんな言葉を思い浮かべたりする。

2008_0722_0701 「走り出せば悪くないけど……」
 どうして「……」という文字というか記号を見ると、苦悩を想像してしまうのか。つまりこのコメントの奥には、悪くないけど手応えも感じられないアシを嘆いているように受け取ってしまう。
 そのコメントの主である岩崎正哉は、しかし悲嘆などまるで感じさせない風情で、装着場を歩いていた。選手としては長身の岩崎が、ポケットに両手を突っ込んで、足取りまっすぐに歩いている姿は、実にサマになっている。モデル……は言いすぎだけど、他の選手とは一味違った雰囲気だったのは確かである。望んでいるアシが来て、明日もこんな姿を見せてくれるだろうか。

2008_0722_0584 「本体は悪くないのでペラかな」
 気になる山崎智也は、ギアケースを大幅に調整しながらも、納得のいくアシに仕上げられず、さらにギアケースを調整すると表明している。そのうえで、ペラも叩き直していく、ということであろう。ペラ室を出て控室に戻ろうとしている智也とバッタリ顔を合わせたが、表情には特に深刻さが見えないから、方向性や上積みの手応えはつかめているのであろう。
 そんな智也が、12Rのエンジン吊りに姿を見せた。ドリーム戦には……関東勢不在! というわけで、智也は誰のヘルプをするのか江口とともに迷いながら、結局どこの輪にも入れずに江口、さらには村田修次とともに立ち尽くしていた。と、白井英治のボートの付近にはモーター架台がないぞ、ということで、智也に出番がやって来た! ニッコニコで駆け寄って、はい、架台どうぞ!とボートまで持っていくと、周囲もみなニッコニコ。そんな智也を見ながら、江口さんが智也の背中をパッチーン。いててっ、と笑う智也。そして……村田にクレームをつけにいくのでありました(笑)。ゴキゲン群馬軍団&ムラッシュ。

2008_0722_0523 「そんなところに立ってたらアカンで」
 ん? コメントでもなんでもないな。ドリーム戦発売中、装着場のほうから照明に照らされる水面や、明かりきらめくスタンドを眺めていたら、背中からそんなふうに注意された。「クロちゃんみたいなんは……丸見えやで、スタンドのほうから。誰が見てるかわからんのやから」。森高一真だった。ああ、こんなやり取り久しぶりだなあ……。だがしかし。
 森高の声は決して弾んでいるわけではなかった。僕をからかいながら、そして笑顔も見せながら、同時に闘志の炎を消していない。その後、話し込んだ数分間、森高からは力強い言葉が飛び出し続けた。爽快だった。細かいことはあえて書かない。だが、「面白いところまでは行くからな」という宣言は、つまり……そういうことだ。
「見とってや!」
 もちろん、その戦いぶりをしっかりと見続けさせてもらう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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機力診断つき「本日のオーシャンTOPICS」初日

 オーシャンカップが開幕しましたね。ナイターSG、約1年ぶりの幻想的な光景には、やっぱり心が躍るというものであります。選手にとっては、昼間開催以上に調整などには悩まされるのでしょうが、やはりこれが夏の風物詩……。というわけで、ナイター・オーシャンの機力診断つきトピックスでございます。

●いきなり大荒れ! ダブルマンシュウ!
2008_0722_0262  ナイターSGの幕開けを告げる1Rで、いきなり大波乱! スタートのぞいた福田雅一が仕掛け、できた差し場を池本輝明が突く。その2艇のど真ん中に外から全速で艇をこじ入れたのが室田泰史! バックではこの3艇が押し合いへし合いの真っ向勝負、2マークは内から伸びた平石和男も含めてのターン合戦となりました。先んじたのは池本でしたが、最内をズブリと突き刺したのは室田。2周1マークを堂々と先マイし、波乱の立役者となったのでした。2連単5-3=14380円、3連単5-3-6=42410円! ひえー、ダブルマンシュー! いやはや、何やらオーシャンカップの大荒れを告げるかのような結果であります。
 室田の艇間を突いても下がらなかったアシは、見どころがあったと思います。しかし、強調しきれないのもまた事実。明日のレースを見極めて、正味の評価をしたいところですね。一方、前検で破格の展示タイムを出した出畑は、今日は平凡なタイム。あれは何だったのか……てな感じではありますね。前検のアシを取り戻すことができるかどうかがポイントでしょう。

2008_0722_0638 ●オンリーワンのマクリ差し!
 2Rでは、上瀧和則が敢然とイン奪取! スリットではややヘコんでいましたが、きっちり伸び返して先マイの態勢、2コースの林美憲は差しに構えて、この2人でなんにもない、という態勢かと思われました。そこに猛然とマクリ差しを入れたのは、唯一のA2級、秋山直之! これぞ秋山とでも言いたくなるような全速ターンで林の上に艇を向けると、上瀧のふところにもズブリと差さってしまったのであります。まさしく、オンリーワンのマクリ差し!
 池上カメラマンによると、レース後に上瀧が「アッキー、出てるな!」と秋山に声をかけていたそうであります。内側を猛スピードで差していったのを間近で見た上瀧の証言ですから、信頼できるコメントでしょう。秋山自身、出足がもう一歩良くなれば、との感覚を抱いているようですが、彼の超絶スピードターンを生かすだけのアシ色にはすでになっていると見ていいと思います。

2008_0721_0473 ●チルト3度は封印か……
 5Rに登場の飯山泰は、チルトを跳ねませんでしたね。開会式での「チルト30度くらい必要です」は、正直な感覚だったのでありましょう。ならばチルトを下げて、レースができるように、という狙いだったのでしょうが、6コースに出されてしまったのが痛かった。おそらく、今後は伸びをつける調整をしていくことになるのでしょうが、それが実を結ぶまでは、チルト3度はお預けかもしれません。うむ、残念。
2008_0721_0678 しかし、このレースでは超抜候補が登場しましたね! 烏野賢太であります。伸びは明らかに飯山より軽快で、巧みな旋回が持ち味の彼にしてみれば満足のいくアシ色ではないのかもしれませんが、ズバリ、出ていると思います。ターン足も、1周2マークの逆転を見る限り、悪くないと思うんだけど……。烏野は、前節の平和島でも超抜の伸び型エンジンで暴れ回りました。そして、彼にしては珍しい、マクリの連発も見せてくれた。「久しぶりに見る風景」とレース後のインタビューでは言っていましたね。勝手な推測ですが、烏野はきっと、あのときマクリの快感を思い出したはず。今節も同じような仕上がりなら……マクリ屋ケンタの姿が見られるのかもしれません。

2008_0722_0772 ●信一郎が動くぞ~
 最近の田中信一郎は、外枠だと敢然と内を狙って動くシーンをよく見せています。平和島ダイヤモンドカップの優勝戦も、6号艇からイン奪取、でしたね。本日7Rは6号艇、やはり動きましたぞ、田中信一郎! スタート展示は2コースをゲットしましたが、本番は上瀧和則、さらに山口剛が主張してきて4コースまで。しかし、この動きは今節の彼の動向を予言しているものだと私には見えましたね。外枠になれば……魂の前付けがまた見られるかもしれません。
 ただ、昨日は「回り足がよく見えた」と評価していた彼のアシ色、今日はそれほどとは見えませんでしたね。11Rは1号艇から逃げ切れなかったのですが、江口晃生のツケマイに抵抗しながら1等争いにまで残してみせてはいるものの、突出した動きだったかといえば、肯定しきれないように思えます。明日の動向に、注目しておきたいところです。あ、あと、やはり前検で名前をあげていた山口剛も、中堅上位程度かもしれませんね。伸びより出足系統なのは間違いないと思いますが、こちらも明日の動きをしっかり確認したいと思います。

2008_0722_0135 ●その他の注目どころは……
 まず、江口晃生はあげておかねばなりません。行きアシから伸びにかけて、はっきりと上位でしょう。こう言ったらナニですが、普段の江口は出足型に仕上げ、マクリよりは差し、というタイプです。だというのに、今日の江口は2コースからツケマイを放ったのです! つまり、それくらい行きアシから伸びは素晴らしいということ! 思いだすのは、3年前のオーシャンカップ。あのときも、強烈な行きアシでスリットから伸び、マクリを決めていたものです。もちろん、優勝戦もマクリで植木通彦を沈めています。あのときのアシに、非常に似ていると思いますぞ。
 坪井康晴もいいですね。11Rは逆転の1着。これは完全に回り足の勝利でしょう。もちろん、回ったあとの加速力も申し分なく、伸びも悪くない。グラチャンに続いて、超抜にもっていくことができそうな感じです。
2008_0722_0146  あとは、石野貴之! 8Rでは軽快な行きアシを見せていましたね。スリットから伸びていく感じで、隊形次第ではいくらでも攻めのパターンを作れそうであります。石野といえば、チルト3度もありえるわけですが……それがなくとも充分に伸びていく感じがします。
 ドリーム組は、ひとまず評価保留というところではありますが、湯川浩司はやっぱり良さそうですね。3着に敗れてはいますが、道中はいいアシをしているように思えました。

 本日はこんなところで。明日には、出てる!と思える選手名を並べてピックアップしていきたいと思います。明日のアシ色チェックは重要ですぞ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THEピット――うん、初日の光景だ

 蒲郡ピットには、試運転用係留所が2カ所、装着場前と競技棟側にあるのだが、装着場前の係留所には、ボートが数えるほどしか見当たらない。寺田、濱野谷、重成、吉川、笠原……ふーん、着水しているのはこれだけかあ……。競技棟側には10艇近くが係留されていたようだが、それにしても、少ない、うん。
 今日は初日、である。6日間のうち、もっとも慌ただしい1日となるはずなのに。荻野滋夫さんも「なんだか静かなピットですねえ。SGでは珍しい」とおっしゃっていた。察するに、もう少し暗くなり、気温が下がってから感触を確かめようとしているのではないか……と話し合ってみたが、まあ、実際のところはどうなんだろう。
2008_0721_0780  などとピット内をぐるりと眺めていたら、魚谷智之が本体をえっちらおっちらと抱えてボートに向かっていた。どうやら本体整備をしていたようで、ボートとキャリボディより下は装着場に置いたまま、えっちらおっちらと本体のみ、整備室に運びこんでいたようだ。しかし……ピットは突っ立っていても汗がじわりとにじんでくる気温と湿度。そんななか、重いエンジンを抱えて、えっちらおっちら。選手は時に、力仕事をこなすマッチョ性が要求される。大変だ……。

2008_0721_0051  装着場の隅では、室田泰史が自艇のかたわらにしゃがみ込んで、ボートの下部を覗き込んでいる。一緒に、検査員さんとか艇修理の職人さんも注視していて、どうやらボートが破損した様子だ。室田といえば、本日のオープニングレースを勝利した、オーシャン封切り男。激しいレースを勝ち抜いた代償が、ボートの破損ということか。しばらく数人で覗き込んで、ときどき底部をすりすりと手でこすったりしつつ、結局は艇庫から新しいボートが運び出されてきた。ボート交換、である。15番から43番に変更になったわけだが、新たな相棒はさらに室田に勝利を呼び込んでくれるだろうか。

2008_0721_0187  2008年一番の気合で臨んでいる赤岩善生は、その心中が完全にオープンになっていると言っていいほど、ピットでも闘志をあらわにしている。顔つきは、本当に怖いくらいの凛々しさで、歩様も当社比2・5倍くらいの力強さ。そうした雰囲気的なものだけでなく、ピット内、水面を走る量も、今日の前半の時間帯ではナンバーワンではないか、と思われた。試運転を何周もこなした後、足合わせをした相手に駆け寄って情報交換。飯山泰、太田和美、濱野谷憲吾、笠原亮……など、まるで1秒をも惜しむかのように、次から次へと話し込んでいた。2008年一番の気合……男・赤岩は有言実行なのである。

2008_0721_0658  赤岩ばかりではなく、特に試運転組が足合わせのパートナーと情報交換をしているところは、頻繁に見かけた。初日というのは、調整に慌ただしいばかりではない。まず手応えをつかむこと、そのために情報を交換すること、その行動もまた慌ただしいほどに繰り返される。寺田祥と出畑孝典という、少しばかり不思議な組み合わせ。寺田祥とは笠原亮も。2008_0721_0693 笠原亮は作間章とも話し込んでいたぞ。で、装着場に目をやると、さっそくテラショーがボートに乗り込んでエンジンを始動、回転数をチェックしていたりする。おそらく直前の会話をヒントに、回転数を確認もしくは調整しているのであろう。うん、これはたしかに初日の光景である。

2008_0721_0464  そういえば、気になる山崎智也は、福田雅一と話し込んでいた。福田のSG参戦が近年は少なかったとはいえ、この組み合わせは初めて見た。69期と71期だから、本栖で重なっていた時期もあるんだろうけど……。と訝しく思っていたら、その後、二人で足合わせをしているのを発見。なるほど、これもまた、足合わせのパートナー同士の情報交換だったわけだ。足合わせというのは何も、関係が深い同士がやるものというわけではない。たまたま同じ時間帯に水面に出ていた選手同士が、合わせることだってあるわけだ。智也&福田も、そう考えれば別に不思議なパートナーではない。……まあ、ものすごく新鮮ではあったんだけど。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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H記者の『穴・極選!!』初日

 7月に入って競艇は連戦連敗、パチンコ『エヴァ』は連戦連勝のHです。って、それじゃダメだべさ。オーシャンの穴・極選で、この本末転倒の流れを一気に変えてみせようじゃないか。
 去年のMB記念ではイン勝率が58%!だった蒲郡。今節も1日に6、7勝はインが掻っ攫いそうですな。が、残りの5、6Rは2~6号艇で(大)穴になるはず。その少ないチャンスを鷲掴みにしてみせます。
 今日の極選は、スリットから伸びる石野貴之の「2走連続追っかけ引き倒しアタマ決め撃ち舟券作戦」で勝負。行き足がモノを言う3、4号艇の今日が絶好の狙い目と見ます。

4R
  ①平尾崇典
×②今垣光太郎
  ③横澤剛治
◎④石野貴之
△⑤星野政彦
○⑥江口晃生

進入予想126/345

 5コースになりそうな石野ですが、江口の前付けで内がやや深くなる分、強気の攻めが利くはず。自力で握り倒すか、カド横澤を使ってのまくり差し。相手は超抜パワーの江口。展開向きそうな光太郎、石野に連動する星野(まさかチルト3度?)を押さえます。

3連単★本線4-6-全、押さえ4-25-全

8R
  ①作間 章
△②山崎智也
◎③石野貴之
○④森高一真
  ⑤瓜生正義
×⑥飯島昌弘

進入予想123/456

 前評判の高い超抜機をゲットした作間と智也に人気が集中することでしょう。が、あっさりの1-2決着はない、と予言しておきます。理由は
①両者ともに緒戦でSが慎重になる。
②最近の智也は2コースから握るケースが多い。
 4RでS勘を掴んでいる石野にとってはセンター一撃を決めるチャンス。たとえ同体でも智也が無理気味に握れば美味しい展開が生まれるはず。相手は石野に連動する森高(前付けの可能性もあり)。先に攻めるかもしれない智也とアウトからぶん回す飯島(まさかチルト3?)を押さえます。

3連単★本線3-4-全、押さえ3-26-全

 石野がピンピン発進するようなことになれば、私は蔵が建つほど儲けてしまうのですが……頑張れ、未来のSGウイナー!!


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ふれあい開会式!

2008_0722_0001  蒲郡SGの開会式は、「ふれあい開会式」! 昨年のMB記念でもやってましたね~。大時計横特設ステージの前に、選手ごとのブースがあって、ファンの方がそこで選手とふれあえる、というものであります。選手は開会式の間はずーっとそこにいて、選手紹介の挨拶をするときだけステージへ、というスタイル。これ、ファンの人にはたまらないだろうなあ、と思いますよね。2008_0722_0008 というわけで、ステージ前には早い時間からたーーーっくさんのお客さんが終結し、選手とのふれあいを楽しんだわけであります。

2008_0722_0004  選手紹介のほうは、54~59期、60期&63期、64&69期、70&71期、73~76期、78~80期、81期、82~84期、85~91期、といったグループでステージに登場(ブースのエリアがこういう構成になってたみたいです)。今節もっとも登番が古いのが54期の江口晃生というのも驚きですね。もう60期勢や63期の光ちゃんが古株の部類だもんなあ……。
 というわけで、気になる一言をざっとご紹介。
小畑実成
「男は40から!」
 王者・松井も感動したという小畑の名言が、ここでも! うーん、私も来月、不惑になるんですよねえ……。
2008_0722_0010 川﨑智幸
「夏風邪に気をつけて頑張りましょう!」
 おぉ、優しいお言葉! 皆さん、本当に気をつけてくださいね。夏風邪は長引くからなあ……。川﨑選手も気をつけてください!
三嶌誠司
「暑いですけど、元気出していきましょう」
 三嶌さんも、三嶌さんらしい優しい一言ですなあ。元気出していきますよ! 暑くても、舟券当たらなくても、二日酔いでも……。
上瀧和則
「F2ですが、3本目覚悟で頑張ります!」
 マジかよ! エース機を引いた以上、緩められないよなあ。もちろん、Fには気をつけてもらいたいですが、その気持ちがカッコいい!
飯山泰
「チルト3で頑張ろうと新ペラを作って来たんですが、20cmくらいしか伸びませんでした。計算すると、チルト30度くらい必要です」
 ダハハハハ! チルト30度! 伸び始めたころには、すでに他の艇はターンしてそうですなあ。というか、飯山自身がターンできそうにないっすね。
2008_0722_0036赤岩善生
「2008年、一番気合を入れて頑張るところです。エンジンは関係ありません。頑張ります!」
 くぅ~、男やなあ。ほんと、カッコいいっす。エンジンは関係ありません……そうです、最大の武器は「ハート」ですよね!
作間章
「2008年、2番目に気合を入れて頑張ります」
 だはは、赤岩の次ってことかな? 82期勢のナイス連携プレーでした。僕は3番目くらいに気合入れて、舟券買いたいと思います。
秋山直之
「A2オンリーワン。でもナンバーワン目指します」
 あの名曲よりも、僕はずーーーっと、秋山の言葉を支持します。僕も舟券ナンバーワン目指します!
2008_0722_0041出畑孝典
「なんだかやれそうな気がする~~~~っ!……あると思います」
 だっはは、天津木村ですな。僕も今節は舟券予想がなんだかいけそうな気がする~~!

 開会式後はドリーム選手出場インタビューも行なわれ、いよいよオーシャンカップの幕が切って落とされます! (PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”オーシャンカップ初日

 今節も、予想は“本紙予想”とH記者の「極選」の二本立てです。どうぞよろしくお願いいたします。本日の“本紙”担当はKでございます。

1R 前検タイム抜群の出畑に注目したい
◎出畑 ○飯島 △福田
3連単 4-12-全

2R やはり前検タイム抜群の馬袋を狙ってみる
◎馬袋 ○林 ▲村田 △上瀧
3連単 3-164-全

3R 横西が闘志こめた逃げ切り
◎横西 ○深川 ▲森高 △鎌田
3連単 1-426-全

4R 今垣が進入柔軟に構えてマクる
◎今垣 ○平尾 ▲横澤
3連単 2-13-全

5R 飯山は競技情報と伸びアシ次第。本命は手堅くイン平田
◎平田 ○飯山 ▲烏野
3連単 1-45-全

6R 負傷明けの不安あるも、平石が逃走決める
◎平石 ○重成 ▲太田
3連単 1-35-全

7R アシ良さそうな鎌田の逃げ切り
◎鎌田 ○笠原 ▲田中
3連単 1-36-全

8R 作間が智也の攻めをしのぎ切る
◎作間 ○石野 ▲山崎 △瓜生
3連単 1-325-全

9R 近況充実の寺田がイン押し切り
◎寺田 ○今垣 ▲井口
3連単 1-43-全

10R イン原田はアシ苦しく、深川が自在に捌く
◎深川 ○原田 ▲濱野谷
3連単 3-15-全

11R 田中がインから後続突き放す
◎田中 ○坪井 ▲三嶌
3連単 1-54-全

12R 混戦模様で難解も、吉川が逃げて決着
◎吉川 ○湯川 ▲魚谷 △白井
3連単 1-425-全


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初日! オーシャンカップ開幕です

おはようございます。オーシャンカップ、いよいよ開幕ですね! 蒲郡は非常に暑い、そして全国的にも暑いだろうと思いますが、この気温に負けず、がんばりましょう!

2008_0721_0557 新鋭王座Vでつかんだオーシャン切符。あの鮮烈な勝利を思い出せば、ここでも十分勝負になる! 山口剛のハツラツしたレースには期待したいところです。次のMB記念には、たけし軍団・91期から2人目のSG出場者がやってまいります(郷原章平)。新時代を作るためにも、まずは山口が先鞭をつけてほしいですね。

それでは、オーシャンカップ、おもいっきり楽しみましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――前検の表情

2008_0721_0794  9班まですべてのスタート練習がすべて終わると、整備室は満員御礼。単に格納作業をしているだけの選手もいれば、いわゆる外回りの調整に励む選手もいる。今日は、調整をしたからといって、その手応えを確かめるべく水面に出ることはできないが、しかしバタバタする初日の時間を少しでも有効に使おうと、今日のうちにできることはやってしまおうということなのだろう。これぞSGレーサー。しばらく中を覗き込みながら、選手の動きをチェックしていたら、ギアケースを整備していた横西奏恵と目が合った。うわっ、目障りでしたか、すみません。てな感じで会釈をすると、奏恵ちゃんは目だけでうなずいて、お前なんか知らんといった感じですぐさまギアケースに視線を戻すのだった。たまたま顔をあげたらデヴハゲがいただけだろう。周りに気をとられているヒマなどないのだ。

2008_0721_0382  整備室が混雑しているから、相対的にペラ室には隙間が見える。明日からはきっと、こちらが満員御礼状態になるのだろうが……。すぐに目についたのは、江口晃生と深川真二。二人とも、装着場側には背を向けている感じになるので、もちろん顔つきは見えないが、一心不乱にペラと向き合い、ハンマーを振るう。ペラ室にへばりついていたわけではないので断言はできないが、たぶんかなり長い時間をペラ室で過ごした二人なのではないか。何度か覗き込むたびに、メンバーの入れ違いはあっても、この二人の姿はいつも目に飛び込んできた。
2008_0721_0816  で、先ほど選手コメントが手元に届いたのだが、江口「本体がいいんだろうね」深川「試運転を含めて悪いところはなかったのでペラに専念」。なるほどなあ。明日レースをしてみてまた感触が変わってくることもあるのだろうが、二人は前検から早くも次の段階に進んでいるということなのだろう。大きなアドバンテージになる可能性はおおいにある。

2008_0721_0812  初日はドリーム選手共同会見があるので、その会場に向かおうと歩き出すと、湯川浩司がモーター架台を2台操りながら、すいーっとローラースケートのように乗っかって、ボートリフト付近まで運んでいた。すれ違いざま、湯川は「すーっ!」。こんちわっすーっ!の湯川流略語である。で、ここで宣伝も兼ねて明かしてしまいますが、BOATBoy次号でグラチャン優勝直後の湯川に直撃してまーす! ということもあって、「こないだはどーもーっ!」と声をかけると、「どもーっ!」と笑ってリフトのほうまで滑降していった。うーむ、ナイスボディバランス! グラチャン連覇、SG3Vの男も、この場ではまだ新兵の部類に入るわけだ。
 そんな様子が示しているように、前検の手応えは悪くなかったようだ。前節の平和島では「ピークが過ぎましたわ」と苦笑いを見せていたものだが、今日のアシ色は彼向きのものになっているようである。その後、共同会見に現われた湯川は、冗談っぽい口調で報道陣を笑わせつつ、確かな手応えを語っていた。

2008_0721_0722  会見で印象的だったのは、白井英治の高揚ぶりだ。いや、高揚とは違うのかもしれないが、手応えの良さからくる言葉の強さを感じずにはいられなかった。引き当てた68号機は、5月のオールジャパン竹島特別でも相棒だったモーター。ところが、そのときとはまるで感触が違うそうで、「あのときは伸びなかったけど、今日は良かったです」とのこと。白井が乗った次節に転覆があり、それで整備してからアシ色がガラッと変わっているようで、その点をインタビュアーに指摘されると、白井は力強く肯定していたので、たしかに完全良化しているのだろう。
 これはちょいと意外だったのだが、白井はSGのドリームは初めて、なのだそうだ。「たぶん、緊張すると思いますね。今日も、いつもののんびり感がない」と言っているが、SGドリームの名誉に浴したことはまんざらでもないんでしょうね。そうか、高揚に見えたのは、これもあったのかもしれないな。初ドリーム初1着を目指せ!

2008_0721_0830  さて、今節は非常に個人的に気になっている男がいる。
 森高一真だ。
 このオーシャンカップは、実はダービーの勝負駆けとなっている選手が何人か出場している。森高もその一人で、そして森高にとって今年のダービーは「地元ダービー」なのだ。3月に会ったとき、森高はダービー出場に懸ける思いをアツく語ってくれた。僕は、勝手に「森高は僕にダービー出場を約束したのだ」と解釈することにしていた。正直、現時点で森高の勝負駆けは相当に厳しい。このオーシャンでは、それこそ優勝するくらいの成績を残さなければならないだろう。
 取材を終えて記者室へ帰る際に、バッタリ森高と顔を合わせた。「おぅ、クロちゃん……」「頑張って……」「おぅ……」たったそれだけの、しかもかなり小声での会話だったが、森高の気合は十分に伝わってきた! ほんと、個人的な話で申し訳ないけれども、他のダービー勝負駆け選手もあわせて、森高の走りを追っかけたいと思う。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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K記者の前検チェーック!

 モーター抽選が終わり、最初に水面に選手が飛び出したのが、午後5時過ぎだろうか。一番乗りは福田雅一。最近のSGにおけるこの役割は、都築正治が独占していたものだが、不在の今節、真っ先に水面に出たのがやっぱり69期とは! で、福田が単走で1周したところに足合わせを挑んでいったのは、田中信一郎。一発目の足合わせはいつも都築vs信一郎というのがSG前検の風景だったから、これはまさしく定番! 彼らのテキパキとした動きには、いつも感心させられるというものだ。
 で、このマッチアップを合図に、次々と艇が水面に飛び出し、延々と試運転が繰り広げられる。その後、展示航走、スタート練習が行なわれて、ラストの9班が終わったのが午後6時50分。このとき、蒲郡はまだまだ明るい時間帯で、すなわち今日のすべての走行は宵闇に包まれる以前に行なわれたことになる。特に試運転は午後6時前後だったから、遅い時間帯のレースに出走する選手たちは、今日とはまた違ったセッティングを強いられる可能性は十二分にあるな。

 まあ、つべこべ言わずに、足合わせを見て目立ったところをあげていこう。
2008_0721_0288 ●湯川浩司
 行きアシが非常によさそうで、ターンしてからスリット裏にかかるまでの伸びが、足合わせした相手をたいてい圧倒していた。平和島ダイヤモンドカップでは、近況とはまったく逆の出足型に仕上がっていたようだが、今節は湯川本来のアシ色で戦うことができそう。きっちり回転を合わせていくのはこれからだろうが、今日の時点でもかなり目立つアシ色だった。
●坪井康晴
 いいですね。グラチャンでは強烈な伸びを見せていた坪井、今回もタイプ的には似たような感じのアシ色に見えた。そして、誰と合わせても強め。作間章のみ、互角に見えたが、グラチャンから引き続き好調、と言っていいのではないか。
●田中信一郎
 初っ端に福田と合わせた後は、ほとんど足合わせをしていなかった(見落としていた可能性もあるけど)信一郎は、そのわずかな足合わせのなかで、佐々木康幸を圧倒。こちらは伸びではなく、回り足が強烈に見え、1マークのターンで2~3艇身も佐々木をやっつけていた。その佐々木は、村田修次とは互角か強めで、その村田が出足から行きアシで石野貴之や飯島昌弘を圧倒していたから、三段論法で信一郎は非常に出ている、と判断していいのではないか。もっとも、石野は伸び型に見えたけれども。
2008_0721_0277 ●烏野賢太
 このところ、SGではあまりよく見えたことのなかった烏野だが、今日は非常に軽快なアシ色と見えた。伸びも悪くないし、ターン周りも非常にいい感じで、アシ合わせではほぼ負けナシ。平和島DCで強力な伸びからマクリを連発していた烏野、あれはエンジンもそういうタイプだったし……と思っていたものだが、もしかしたらペラに正解を出してきたのかもしれない。
●飯山泰
 で、その烏野を唯一、やっつける伸びを見せていたのが、飯山。もしかして、チルト3度だったのか? 特に、足合わせスタート直後のマッチアップでは、完全に圧倒するくらいの伸びを見せていたぞ。その後は、星野政彦にやられたりもしていて(星野が3度だった?)、おそらくは別のペラも試したりしていたのだろう。果たして、明日のセッティングは?
●山口剛
 足合わせを見る限り、伸びはそれほどでもないと思う。しかし、回ったあとの出足系統が、とにかく凄い。内に合わせれば外を寄せ付けず、外に合わせれば内を抜き去っていく。飯山とはまったく別タイプのアシと言っていいだろう。で、二人のマッチアップがまた面白くて、ターンで山口が先行し、ストレートで飯山が一気に並んで行く、というか。明日、二人の対戦があれば興味深いなあ……と思ってたら、残念。別々のレースでした。

2008_0721_0294 目立ったところは以上でしょうか。魚谷智之も悪くないと思いますね。この前検気配なら、ナイター3連覇への見通しは明るいはず。また、鎌田義も足合わせはちょっとずつ強めに見えました。笠原亮も、行きアシは悪くなさそうです。逆に、原田幸哉と赤岩善生の地元勢が苦しそうに見えましたね。明日以降の調整に注目しましょう。

 本日のところは、上記6選手をA評価として、ほかに名前があがった選手たちをその下あたりに位置づけたいと思います。もちろん、本番は明日から。ナイターレースでもありますから、大きく変化する可能性にも気を配っておきたいところです。

2008_0721_0305  といったところで前検タイム。
①出畑孝典 6秒61
②馬袋義則 6秒62
③作間章  6秒70
④烏野賢太 6秒72
⑤深川真二 6秒73
 平田忠則
 飯山泰
 中島孝平

 うげっ、なんですか、この出畑と馬袋の図抜けたタイムは。足合わせでは気がつかなかったなあ。
 ワーストは…
上瀧和則 6秒93
星野政彦 6秒92
三嶌誠司 6秒91
山崎智也 6秒89

 出畑、馬袋とは2艇身も遅いエース機!? ここまで差が開いていると、逆に調整が進む明日は一変の可能性すらあるのではないかと思えますね。ちなみに、智也の次に遅いのは、坪井でありました。A評価なのにぃ……。
2008_0721_0296  ちなみに、デバッチは初日1R、馬袋は2Rに出走します。早いレースから、彼らのアシ色をしっかりチェックしましょうね!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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熱気ムンムンのモーター抽選

 モーター抽選取材のために、中尾カメラマンとピットに。はて、会場はどこだったかいな、と思案していたら、高橋貴隆アナにバッタリ! そうです、今節もズバ~ッと!名調子が炸裂することでしょう。レースはもちろん、実況にも注目ですぞ。
 ごあいさつがてら、高橋アナから蒲郡モーターについて情報をいただく。ふむふむ、えっ、この前の江戸川大賞IN蒲郡の際、あのスペシャルセッティングを試した気配のある選手がけっこういるって!? などと貴重な情報をたっぷり仕入れて、ついでに抽選会場も教えてもらって、運命のガラポン取材に向かった我々でありました。高橋さん、ありがとうございました!

2008_0721_0319  熱気ムンムンの抽選会場。途中で平尾崇典がエアコンの温度設定を下げたくらい、汗ばむ空気であります。その1分後には、石野貴之がさらに下げようとしたくらいですから、早くも熱戦の気配が漂っております。ちなみに、エコのご時世ということもあり、そもそもの設定が高めだったわけでありまして、最終的に普通の温度設定となったことは付記しておきます。あと、決して私の暑苦しい体格が温度を上げていたわけでもない……はずですけど、どうなんでしょう?
2008_0721_0287  そうした空気のなか進んでいった抽選ですが、雰囲気自体は非常に和やか。そのムードを作りだしていたのは、田中信一郎と鎌田義でありました。高連対率のモーターを引いた選手には「おーっ!」と歓声を飛ばしたり、自分たちの抽選時にはおどけてみせて周りを笑わせてみたり。たとえば、松井繁が36号機を引くと、カマギーが「おーっ、松井さんがええの引いたーっ!」とかね。ちなみに、36号機は女子リーグで横西奏恵が抜群の強さで優勝したモーターであります。2008_0721_0261 福田雅一が67号機を引くと、「おおっ! 俺に何でも聞いてくれ!」と田中信一郎。そうです、福田は田中と同期の69期、そして67号機は田中が江戸川大賞IN蒲郡で引いたモーターなのであります。さらに……あのスペシャルセッティングを試していた気配がある選手の一人に、この田中も含まれているらしい……。うーむ、このあたりのアシ色は非常に気になりますなあ……。

2008_0721_0266  あのスペシャルセッティングとは、言うまでもなくチルト3!であります。そして、ここ蒲郡で最初にチルト3でスタンドを沸きあがらせた男が、飯山泰。その飯山が、江戸川大賞IN蒲郡でもチルト3を試していた49号機を引いたのが……今垣光太郎でありました。うーむ、光ちゃん、やるかなあ、3度……。なお、飯山本人が引いたのは43号機であります。前節、山地正樹が最終日選抜戦を勝っております。
 ともかく、先頃の平和島ダイヤモンドカップでチルト3度が飛び交っていたように、このところスペシャルセッティングにチャレンジする選手が増えている! しかも、その平和島DCを長岡茂一がチルト3度で制しているだけに、今節も何人かの選手がチルトを跳ねて登場する可能性がおおいにあります(実際、星野政彦がチルト3経験者の湯川浩司に、アジャスターがなんちゃらと質問しているのを目撃!)。競技情報にはおおいに注目しつつ、そしてチュイーーーーーンと決まる伸びに酔いしれつつ、このオーシャンを楽しみましょう!

 といったところで、注目機の行方を。
2連対率1位「69号機」……上瀧和則
    2位「27号機」……山崎智也
    3位「47号機」……坪井康晴
    4位「38号機」……作間章(江戸川大賞V機)
    5位「55号機」……江口晃生
    6位「25号機」……瓜生正義
    7位「29号機」……三嶌誠司(オールジャパン竹島特別V機)
    8位「67号機」……福田雅一
    9位「17号機」……烏野賢太
    10位「36号機」……松井繁
江戸川大賞で三嶌誠司が超抜「71号機」……田中信一郎
江戸川大賞で福来剛が優出「74号機」……室田泰史
BOATBoyで高橋アナ取り上げ「16号機」……池本輝明
             「21号機」……中島孝平
             「18号機」……濱野谷憲吾

2008_0721_0313  上瀧和則が69号機を引いた瞬間、もちろんカマギーは「おぉっ!」。上瀧も「やっばーいっ!」と言いながら、にっこにこで嬉しそう! F2の足かせが気にはなりますが、エース機を引いたエースのジョーは闘志に火をつけたはず、と思われます。うーむ、上瀧のレースは進入から道中のアシから、すべて眼が離せそうにないなあ……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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酷暑の蒲郡に選手到着です

 まずは皆さま、熱中症や日射病には、くれぐれもご注意くださいね! この炎天下、日陰のない場所で選手を待つファンのみなさん、またファンに応える選手のみなさんを見ていたら、ほんと、心配になってしまった。酷暑にも負けず、蒲郡に駆けつけたファンには本当に頭が下がるし、汗だくでサインや写真撮影に快く応じている選手にも頭が下がる。ただただ、体調には注意してください! もちろん、全国各地でオーシャンカップを楽しまれるファンの皆様も! あ、私も気をつけます、いちおう、はい。

2008_0721_0060  いやはや、本当に選手とファンの交流には、感心するしかなかったのですよ、これが。その様子を眺めているだけでも汗が垂れてくるというのに……。たとえば、魚谷智之。でっかい荷物を引きずりながら、「魚ちゃん!」の声がすると即座にファンのもとへ。「あっついなぁ?」などと気軽に声をかけながら、流れる汗を拭こうともせずにファンとの会話を楽しんでいるのだ。とりあえず、交流は一段落ついた。そろそろ荷物を運びこまねば……とピットのほうへ歩き出した瞬間、「ウオちゃん!」。おっとっと、と立ち止まり、荷物をその場に置いて、再びファンのもとへ。いやはや、大変である。それから数分後にファンから解放されて、ようやく選手控室へと消えていった魚谷だったが……、あら、またまた出てきて、ファンのもとへ! もちろん、にこにこと人懐こい笑みでファンと触れ合っているのだから、ほんと、ご苦労様です! ナイターSG3連覇、蒲郡SG2連覇、頑張れっ!……と心から応援したくなる、魚谷の姿でありました。

2008_0721_0017  もちろん、他の選手も魚谷同様、汗びっしょりとなりつつ、ファンと触れ合っている。ありゃりゃ、ファンからタオルで汗拭いてもらってる選手が……光ちゃん! 今垣光太郎であります。ちなみに、本日の蒲郡一番乗りが今垣。彼にとっては地元と同じくらい思い入れのある水面なんですよね、ここは。
 というわけで、選手入りで気になったシーンを一気に!
2008_0721_0085 ●石野が丸坊主!
 思えば、石野貴之をSGで見るのは久しぶりですね。去年のMB記念以来かな? ありゃ、じゃあまさしくここ、蒲郡で見て以来なのか! そういうワケがあったからというわけじゃないのだが、にこにこと童顔をほころばせて蒲郡入りした彼を、一瞬、認識できなかったんですよ、これが。なぜなら、石野、丸坊主だったから! 私はツルッツルの坊主頭ですが、石野はクリックリの坊主頭。だから、私はハゲですが、石野は「かわいーっ!」とファンから黄色い声が飛ぶほどであります。やっぱりいい男は、どんな髪型でも似合うのですな、ちぇっ。
2008_0721_0124 ●平石和男、登場!
 先月の住之江GⅠで負傷し、グラチャンを含めて欠場していた平石和男が、元気に蒲郡に登場! なにしろ、BOATBoyで連載してくれている平石、現在発売中の8月号ではコラムも休載になり、おおよその状態を担当者から耳にしてもいたので、おおいに心配していたのだが……、うむ、よかった! 元気に復帰されて! まだ何も会話は交わしていませんが、節中にお話できたらなあと思っております。
2008_0721_0126 ●似てる!?
 ファンとの交流を終えて、選手控室に入ろうとしていた上瀧和則に、ある選手が声をかけた。「今日はジョーに間違えられなかったわ」。上瀧、「えぇっ!?」と意外そうに笑顔を返す。まさかこの選手が、自分と間違えられるとは、まったく想像していなかったのでしょうな。その選手って、誰だと思われますか? 正解は星野政彦!……上瀧と似てますかね?「アワくんにもけっこう間違われるんだよなあ」とも言ってましたが、似てますかね、阿波勝哉と? 私はノーコメントとしておきます。
2008_0721_0090 ●群馬勢が一緒にやって来た!
 いや、誤解のないように言っておきますが、決して仲が悪いということはない。むしろ仲がいいシーンはしょっちゅう見ていて、ピットで笑い合うシーンは日常的と言える。でも、なぜか競艇場入りは、別々であることがこれまで多かったんです、群馬支部は。江口晃生、山崎智也、秋山直之であります。というわけで、いつも選手入りを取材している中尾カメラマンも池上カメラマンも、思わず「おぉっ」と小さくどよめき。それくらい、珍しいシーンだったんですな。私も、「いいもん見た!」とか軽く興奮してしまいました、はい。

 というわけで、トリは川﨑智幸で、オーシャン戦士が蒲郡に勢ぞろい! しっかし、暑かったな、もう……。選手たちはこれからさらに猛暑の中、ピットを飛び回るわけですが……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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蒲郡です!

いや~、暑い! 今日も夏真っ盛りで、先ほど豊橋に降り立った瞬間、汗が吹き出しましたぞ! というわけで、取材班、ただいま蒲郡競艇場に到着いたしました。1週間の長い戦いが、始まりますぞ~。

Cimg4165 さて、本日より最終日まで、ここ蒲郡より取材・更新をしてまいります。本日は、いつもの前検日のように、選手の入りから前検の様子を更新します。一発目の更新は……午後4~5時といったところでしょうか。通常のSGとは更新時刻が大幅に変わりますが、これがナイターのさだめ、ご了承くださいませ。

それでは皆様、今節もどうぞよろしくお願いいたします!


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ナイターSG!

皆様、酷暑の中、いかがお過ごしでしょうか……今年もナイターSGの季節がやってまいりましたよ!

7月22~27日まで、蒲郡競艇場でオーシャンカップが開催! 今年のナイターSG第一弾は、“海王”を決める戦いであります。チルト3度も使えるエキサイティング・ナイトの地で、2008年SG戦線折り返し地点の激戦が繰り広げられるわけです。ちょうどダービー勝負駆けの時期でもあり、毎日が気温以上のアツい一日になるのは間違いありませんね!

というわけで、取材班は明日の前検から最終日まで、現地より取材・更新してまいります。ナイターですので、午後からの更新になりますよ~。それでは、取材班、蒲郡に出発いたしまーす。今節もよろしくお願いいたします。


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