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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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戸田グラチャン 初日ダイジェスト

 今節は新ルールを踏まえつつ、「今までのSGと何がどれだけ変わったか?」を検証していきたい。

①進入コース…枠なり8本

2009_0623_0208  コース取りだけを考えると、まったく拍子抜けの1日だった。枠なりは8本。他の4レースは変動があったわけだが、3Rの③重成や4Rの②丸岡がピットアウトでドカ遅れしてアウトに回るなど、積極的な変動とはいえない。唯一、⑤上瀧が2コースを奪った6Rだけが「前付けレース」であり、他の11レースは基本枠なりと同意義だったな。
 こうなると、今までのSGと何ら変わりがないのである。イン選手は120~130mの浅い起こしで2、3コースは150mブイ起こし。これでは、いくらマクリ水面の戸田でも、ダッシュ勢の破壊力が半減する。

 2009_0623_1265 それはレース結果にもはっきり反映されていて、今日ダッシュ勢で勝ったのは、まさに上瀧が動いた6Rのみ!(白井の4カドまくり) 他の11レースはすべてスロー勢が制してしまった。ある意味では簡単な結論である。
「前付け艇がいればダッシュが生き、枠なりならスロー勢が有利になる」
 新ルール=センター勢が有利と思われているが、緩い枠なりなら以前のSGと何も変わらない。むしろ、余計な先入観がある分だけ、インからの配当が妙味になる。明日以降も「前付け艇があるかないか」を的確に見極めることが、的中への近道になるだろう。
 それにしても、直近の若松GIでは「枠なりが72レース中たったの15本!!!!」という大乱戦だったのになぁ。きっと明日も基本枠なりが多いのだろうが、勝負駆けが増えれば増えるほど進入も荒れはじめる。この傾向はルール更新後に顕著であり、3日目あたりからダッシュ勢の活躍が目立ちはじめるだろう。
 明日の要注意レースは
★3R…⑤倉谷が動けば⑥三嶌も……?
★5R…早くも勝負駆けの⑥原田がじっとしているか?
★6R…④江口⑥川﨑が不気味。
★7R…④上瀧、どうする?

 スタート展示がある程度の参考になるはずだが、新ルールになってから「スタ展は死んだふりで本番ゴリ押し」という知能派も増えた。過信は禁物ですぞ。

②決まり手…逃げ5、差し2、まくり3、まくり差し1、抜き1

2009_0623_0718  逃げ5本はSGとしては水準、戸田水面としては多すぎという感じか。先にも書いたが、今日のレースはルール変更前のSGとほぼ同じ流れだったので、見慣れたバランスになった。もちろん進入が乱れれば乱れるほど「まくり」や「まくり差し」が増えるので、今日の傾向が最終日まで続くとは思っていない。
 で、今日の平穏水面で目を引いたのは、スローからセンターまくりを決めた飯山泰と服部幸男だ。スロー水域から楽イン選手をマクるのは簡単な仕事ではない。スリットからの行き足がしっかりしている証であり、それは戸田のようなマクリ水面では「Vにもっとも近い足」ともいえる。明日以降もこの2選手の動向はしっかりチェックしておきたい。

③イン成績…1着5、2着5、3着0、着外2

 一言で片付けるなら「インが強かった」わけだが、もっと新ルールが影響するレース(前付けなどによる深イン)が増えると、イン選手の勝率が下がって2・3着率がアップする。今日は3着がゼロだったが、明日以降は「マクられ残して3着」といったケースも増えるだろう。そんなイン選手を舟券でどう拾うか、も新ルール後の課題だと私は思っている。1号艇(イン選手)を絡めたボックス。そこに妙味があると踏んでいるのだが、どうだろうか。明日からも随時実験的にボックスを買ってみるつもりだ。

④独断パワー診断

 昨日の推奨レーサーたちの成績は
★A(上位)…今村豊③②、岡本慎治②、服部幸男①、石田政吾①、太田和美②⑤、木村光宏③④
★A'(中堅上位)…平田忠則④、飯山泰①、石川真二④、魚谷智之④、赤岩善生④、白井英冶①、川﨑智幸③③

 ゴンロクがほとんどなかったのは自慢だが、見立て違いもあった。特に暫定の節イチに推し、穴・極選ブラックでも本命にした木村が実戦では中堅まんまの足色(すいません><)。平田、魚谷、赤岩も平凡な気配だった。実戦を踏まえた上で、補正番付を記しておく。
★S(節イチ級)…飯山泰
★A(上位)…服部幸男、岡本慎治、今村豊、石田政吾、太田和美、湯川浩司
★A'(中堅上位)…白井英冶、渡邉英児、川﨑智幸、佐々木康之、今垣光太郎

2009_0623_1287  とにかく飯山の行き足はヤバかった。元々スリットの足を重視するタイプなのだが、今節は初日からバッチリきてしまったようだ。今日のひとマクリは単なるスタート勝ち(飯山が07で内の江口が22)のように見えるけれど、スリットのほんの直前までほとんど同体だったのだ。いくら江口がアジャストしたとしても、あの飯山のスリット前後の行き足は凄すぎる。一瞬にして両隣を置き去りにする足。こんな足を持ったときの飯山は本当に強い。この戸田での地区選を制したときのように! 他の足は未知数でも、この水面でこんな好物のパワーがあれば、もうそれで大暴れは約束されたようなもの。選手との適正も含めて節イチに推す。
2009_0623_0821  今日のレースを見て上位級に抜擢したのが湯川。昨日も「中堅上位はあるかな」とは思っていたのだが、ドリーム戦のバックで5番手から粘りに粘って3着まで押し上げた足を高く評価する。ただ、湯川がいちばん欲しいのは飯山と同じスリットからの行き足で、それはまだかなり不足していると思う。最終日までにそのパワーを出しきれるか、が3連覇への分岐点になるだろう。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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