この特集について
ボートレース特集 > 今日のベスパフォ&珍プレー
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
ライタープロフィール
カテゴリー
関連リンク
競艇サポーターズ
関連書籍

 ボートレース特集

今日のベスパフォ&珍プレー

今日のベストパフォーマンス

8R/女傑の進軍

2009_0826_0230 まだ8Rを見ていない方は、是非ともVTRなどでこのレースを堪能してほしい。6号艇の動きだけを視野の真ん中に入れて。6コースだった横西奏恵は、1マークで最内差しを選択した。届かずに最後方。ここからが凄い。
★2マーク…バックの内からもこもこ伸びて5番手あたりから、ダンプ気味の斬り込み。しっかりサイドを掛けて他艇と接触することなく3番手争いに持ち込んだ。が、2周ホームでは3艇併走のど真ん中。これって、いちばん苦しいポジショニングなのだが。
★2周1マーク…その息苦しい位置から、横西は委細構わず握ってぶん回した。判断の早さ、行動の迅速さは両脇の平石和男、木村光宏レーサー以上。男前すぎる全速モンキーで3番手をキッチリ取りきってしまった。
★2周2マーク…ここがまた凄い。伸びそのものは中堅だけに、バック直線でじりじりと追撃される。内から平石、外から木村がにじり寄っての2マークで、横西はその2艇のど真ん中に再び艇を突っ込んで豪快に割り差した。闘争心剥き出しのターンだ。今度は外の平石と併走で、内後方から地元の木村が迫る展開に。3周1マークで奏恵ちゃんは……。
★3周1マーク…平石への牽制を捨て、木村の頭を叩き割るような強ツケマイでまずは目先の敵をひとり完全に沈黙させる。3着争いの相手は平石のみ。内からひたひたと歴戦の猛者が迫ったが……。
★最終ターンマーク…突進気味の平石を迷うことなく上から握り潰し、貴重な6ポイントをゲットした。
 まあ、文章にするとこんな程度だが、水面で目の当たりにした奏恵ちゃんの迫力はもうなんと言っていいのか。ダンプ、割り差し、強ツケマイ……パワー任せとはまるで別物(横西のパワーは中堅に毛が生えた程度だと思う)の気合300%の全速全力攻撃の連続だった。目が釘付けになる、とはこのレースの奏恵ちゃんのことである。

今日の珍プレー

3R 進入隊形は1345<2>6??

2009_0826_0246  さすが、全速ターンを生み出した艇界のエジソン。エポックメイカーの今村豊がまたしても観衆のド肝を抜く新戦法を披露した。名付けるなら「対アワカツ6コーススロー戦法」。まんまか。全レーススローを決め込んでいる今村にとって、このレースは実にやりにくい番組だった。自然のなりゆきまかせだと、自分が5コースで阿波勝哉が6コース。スローの今村が、阿波の単騎ジカマクリに対抗するという図式だ。これは誰が考えても気持ちのいい進入ではない。かといって、急造のダッシュ戦で鋭発のSを行けるわけもなし。そこで(おそらく)今村は考えた。俺はスロー専門。阿波はダッシュ専門。でもって絶対にマクられたくもない。その唯一の選択は……今村はスロー水域で艇を流したまま、早々に消波装置の近くまで辿りついてしまったのだ。スロー&アウト主張。ちょっと、わけのわからない事態になった。
(おそらく)困ったのはアワカツである。大好きな6コースが欲しいのだが、そこには今村さんがいる。スローで。ということは自分は……5カド? いや、5コース単騎ガマシ? それは異様な光景だった。スロー5艇が広く並んだ中、1艇だけ深々と引いた艇がその真ん中を突き破るような。結果として、阿波は突き破ることはできなかった。スタートにいつもの迫力はなかった。当然か。逆にコンマ09のゴキゲンなSを決めた今村は、阿波にぴったり張り付きその外を全速でぶん回した。やんちゃである。新戦法で厄介な敵の目をくらまし、旧戦法(全速ターン)でその敵を叩き潰す。しかし、どちらもオリジナルなのだから、誰も文句は言えないし。アワカツにとっては災難だったが、「やっぱ歴史や伝説を作る男ってのは、いつでもやることが一味違うわい」としきりに感心していた私だった。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


| 固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
トラックバック
この記事のトラックバックURL:
コメント

今村さんの進入にはビックリしました( ̄▽ ̄)

競艇は奥が深い(?)ことを思い知ったような気が・・・

あと奏恵さんのレースは面白いですよねo(^-^)o

奏恵専用カメラでも作っては如何でしょうか( ̄▽ ̄)

投稿者: うりちゃん (2009/08/26 22:13:03)
コメントを書く




※メールアドレスは外部には公開されません