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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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賞金王シリーズダイジェスト 機力診断つき「2日目」

●1号艇の西島義則が1着。決まり手は……?
「逃げ」だろ?
 もし今日のレースを見ていなければ、見出しを見てそう言うでしょう。あるいは、そんなこと言うからには違うのか?と訝しく思うはず。
 正解は、まくり、であります。
2009_1218_0500  1号艇の西島義則が1着で、決まり手まくりってどういうことや! 住之江の審判長が間違えたんかい! いえいえ、もちろん審判長さんは間違っておりません。まごうことなき、白いカポックの西島のまくり。9Rの出来事でありました。
 スタート展示では、6号艇の藤丸光一が動くも、西島はイン主張。まあ、これは予想通りであります。ところが本番で、スタ展では6コースだった5号艇の木村光宏が藤丸を入れなかった。藤丸の動きに合わせて木村が舳先をスリット方向に向けたとき、西島はなんと、まだバック水面。そう、木村が1コースに入ってしまったのです。藤丸も舳先を向けているから、2コース確定。西島は、まさかまさかの3コース! 思い出すのは12年前の賞金王決定戦ファイナル、6号艇の今村豊が前付けして、1号艇の西島がインを奪われたシーン。あのときは「うぉぉぉぉっ」という感じでしたが、今日のは「え? え? え? ま、マジ?」てな感じでしたね。なんだか狐に化かされた気分でありました。
 ここからが凄かった。2コース藤丸が後手を踏んで中ヘコミになったスリット隊形。ここから西島はマクリに出ます。木村はもちろん抵抗するのですが、これを振り切った西島はバック先頭。俺のインを奪うなら奪え。そのかわり、思い切りマクってやるからな! そんな声が聞こえてきそうな意地のマクリ。イン屋というのは真っ先にターンマークを回りたい、と言い換えることもできるわけで、インを獲れなければマクっちゃう、というタイプも数多く散見されます。西島もまさしくそうした「徹底自力部族」。白いカポックというのがあまりに不思議なのは確かですが、西島らしい勝ち方ではあるのですね。……などと書いてみて、やっぱり1号艇の西島が3コースマクリの不自然さばかりがつのるではありますが。
 機力的に言えば、今日のような3コースマクリが決まるのだから、悪かろうはずがなく。行きアシが良さそうなので、インに入ればさらに西島らしいレースができそうですね。

2009_1219_1384 ●井口佳典、3連勝!
 2日目は12R1号艇1回乗り。4コースから攻めた濱野谷憲吾のマクリをがっちり受け止めて快勝! 節イチ指名の井口佳典、3連勝であります!
 マクリに抵抗し、決して前に出さずに、差させもしない。これはもう、めちゃくちゃ出ている証であります。もちろん井口のテクが可能にしている部分もありますが、やはり節イチで文句なし!でありましょう。 少なくともこの寒さ、気候が変わらなければ、ほぼ負ける要素がないのでは?とまで思えるほど。明日は9R、6号艇の1回乗り。1号艇が湯川浩司で、銀河競りが気にはなりますが、6コースからでも勝負になるアシだと思います。

●機力上位と思われる者たち
 その他、上位級と思われる選手たちをあげておきましょう。
2009_1219_1400  スリットからの行きアシが目立つのは、濱野谷憲吾、湯川浩司、辻栄蔵。濱野谷は井口に止められていますが、相手が悪かった。他の選手だったら、マクり切っていた可能性も充分です。湯川は1着は出たものの、いまひとつ結果には結びついていませんが、スリット近辺はいい感じ。辻は、H記者の見立て違い? 私には悪くないように見えます。
 新田雄史、今井貴士の水神祭組も上々。また、森高一真も最近ではかなりいいほうではないかと。今日は大敗でしたが、鎌田義も悪くない。このあたりは出足からターン足系ですかね。
 徳増秀樹は、前検時のインパクトが消えました。悪くはないんだろうけど、強調するほどでもない。評価を下げておきます。ただし、再爆発の可能性は頭の片隅に入れておきましょう。
 といったあたりで、私の担当は終了。明日からは現地にやってくるH記者にバトンタッチです。私よりも目利きのH記者ですので、明日からも乞うご期待。ではでは。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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