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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THE ピット――シリーズ、朝一番!

2009_1223_0657  今朝は9時30分から優出選手インタビューが行なわれたが、「シリーズ」優出選手のインタビューが終わった直後にピットに行ってみると、真っ先に西島義則がダッシュで戻ってきたのに驚いた。
 1分1秒を争う状況にあるわけではなかろうが、“年男”西島は本当に若い! 笑顔で駆けている姿を見ただけで、こちらが嬉しくなってきた。
 西島はこの後、5分か10分ほど経ったあと、控室から出てきて、ペラ小屋に入った。そして服部幸男の傍に座って、ひと声掛けて笑顔を見せると、作業を開始した。その後にしても、装着場のいちばん端っこにあるボートのもとへ行ったり、ペラ小屋に戻ったりと、気がつくたびに居場所を変えていたのだから、本当によく動いていたものだ。

2009_1223_0618  西島よりもなお、動き出しが早かったのは、同じ広島の辻栄蔵だ。
 インタビューからピットに戻ってきたのは西島より後だったが、まったく休まず、カポックを手にしてボートの元へと移動した。そして、モーターなどをチェックしたあと、駆け足で整備室に行き、「お願いします!」と声を掛けると、再び駆け足でボートのもとへ戻る。その後、モーター点検を受けるとすぐにボートを水面に下ろしていたのだ。
 この時点で1レースの展示航走の時間(10時13分)になっていたので、このときは、待機ピットにボートを映しただけだったが、展示が終わるとすぐに発進! 念入りに何度か周回を重ねたあと、ボートを引き上げると、休まずペラ調整に移行していたのだから、全力投球だ。
 優出インタビューでは井口のことを「若いっていいですねえ~」と話していたが、そう言う辻も、負けずに若い。

2009_1223_0263  大嶋一也も動き出しは早かった。
 ……いや、動きそのものは、さすがダンディー!といった感じで余裕に満ち溢れていた。腕組みをして、頭の中では思考を巡らせているような顔をしながら、ゆっくりした歩調でピットを移動していた。
 その光景を見たのは10時過ぎのことだったが、そうして自分のボートのもとへと行くと、モーターをチェック。リポーターに対して「足だけは万全にしとかんと何が起こるかわからんから」と話していたが、その所作も言葉もまさに貫録だったのだ。

2009_1223_0321_2   このように選手たちの動き出しが早かったのは、シリーズ優勝戦は、10レースに行なわれることとも無関係ではないだろう。以前に艇王・植木通彦氏を取材した際、シリーズの場合は「優勝戦なのに、後ろで展示の準備をしていることには違和感がありました」と言っていたのも思い出される。
 優出インタビューのあと、なかなかファンに開放されなかったのか、西島に比べれば、ずいぶん遅れてピットに戻ってきたのが、井口佳典と湯川浩司の銀河系コンビだ。
 その後、井口は、装着場のボートのもとへと行って、モーターのチェックをしていたが、その作業自体は長くなかった。
 すぐに引き揚げてきて、その途中で田村隆信と話し込み、一緒に笑いながらペラ小屋に入っていった。
 私が見ていた範囲でいえば、自分のペラを叩いていたわけではなく、田村のペラ調整を眺めている感じだったので、調整に関しては急いでやるべきことはないのだろう。

2009_1223_0016  そんな井口以上にゆっくりして見えたのは湯川浩司だ。
 湯川とは、BOATBoyのイベントを通して面識はあるので、ちょっと離れたところから頭を下げると、軽い笑みを浮かべる感じで頭を下げ返してくれた。ピット内で、1人でいるときには厳しい表情をしていることも少なくない湯川だか(仲間といるときはいつも明るい)、そのときの表情を見て、いい感じでリラックスしているな、と思われた。
 1レース前の時間帯にもその姿を見かけたが、その印象としては、どのように時間を過ごそうかと考えているふうだった。
 少しピットを行ったり来たりしたあと、整備室にいた田中信一郎のもとへ行き、短い間だが、のんびりした感じで話をしていた。そして1レース後には鎌田義のエンジン吊りを手伝い、その後は再び姿を消している。

2009_1223_0220  優出インタビューのあと、ほとんど姿が見かけられなかったのは藤丸光一だ。だが、1レースが終わると、ゆっくりとボートリフトのほうへと歩いていって、そのエンジン吊りを手伝った。
 そのまま自分のボートのもとへと行って、チェックを始めていたものの、やはり急いで何かをしようという雰囲気ではなかった。
 藤丸もまた、完全にマイペース状態にあるといえるだろう。

 銀河系vsベテランのイン屋たちvsコース的にも年齢的にも間に挟まれた辻栄蔵――。
 ピットにいても、そんな構図が鮮やかに浮かび上がり、シリーズ優勝戦がますます楽しみになってくる。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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コメント

浅いレポートだなあ!というようなことをつくづく思ったりもしたものなのだ。

投稿者: はまなはまち (2009/12/23 17:56:25)
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