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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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H記者の『穴・極選リベンジ』4日目

 たすくぅぅぅぅ、カマセ~~~っっ!!
 なんて叫ぶ間もなくアウトからコンマ04下條クンにカマされたHです。あの瞬間、なぜか「天はみずから助ける者を助く」という聖書の言葉が脳裏に浮かびました、はい。予想でもK記者にカマされ返り討ちを喰らったし……なんだかモノスゴそうな『hiyoメモ』をこっそり覗き見したいっす>< 自信喪失で極選指定するのは10R。
 
10R
★①毒島 誠
★②坂元浩仁
◎③古川 健
 ④大串重幸
 ⑤篠崎元志
 ⑥小坂尚哉

進入123/456

 パーフェクトVが見えてきた小坂と微かな勝負駆けになった篠崎が人気になるレース。丼ちゃん好みのアウトセットが実に美味しくないレースなのでありますよ。博打打ちの鉄則は「人気の盲点を狙い撃て」。コースの遠い小坂(←パーフェクトを意識して硬くなるかも?)&まだまだパワー気配が怪しい篠崎をバッサリ切り捨て、内枠に目を向けるべきでしょう。すると見えてくるのがA2の古川君。伸び一本の45号機につき、ここは差しもまくり差しも捨ててのスリット一気まくりに出ます。F持ちながら平均コンマ08のS勘も心強い。ハコまくりになるとみて毒島と坂元の内粘りに流します。小坂が勝ったら、呆れながら拍手するとしましょう。
3連単★3-12-全

 こっそり123BOXも買っちゃおうかにゃあ。showさん、コメントどもです。憲吾郎どの、だから~~11R中野秀彦のボートがネトロンに引っ掛かって30分も遅れた戸田の優勝戦なんか見てませんってばっ!!


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H記者の『穴・極選リベンジ』3日目

 ボー編集者のキビシイ追い込み電話に耐えきれず、埼玉県の某所に避難、潜伏していたHです(←今は別の場所。K記者にもひ・み・つ)。いえ、まさか守田俊キチがB1にまくられた戸田優勝戦の結果なんて、まったく知りませんですよ、はい。
 なんか、私がいない間にK記者は随所で賞賛を浴びてるようですね。一方、私は……ま、まだ罰ゲームイジメが続いてるっすかっ?? 真夏の熱湯風呂っすかっ???? ま、今日の極選一発で誰がいちばん素晴らしい記者かがはっきりするはず。逃亡資金も底を尽き、これが外れたら「誰もいない真冬の東京湾でひとり水神祭」くらいの状況でもありますし。頼んだぞ、シンドー君!!

10R
★①山田哲也  10
 ②池永 太  18
 ③西山貴浩  21
 ④新田雄史  14
◎⑤進藤 侑  08
★⑥下條雄太郎 19

進入123/456

 今日の1Rで5着大敗し、早くも予選突破に黄信号が点った進藤君。重い着は続いてますが、見せ場は作ってるんですよ。今日も絞りまくりからあわやのシーンも作ったし。S勘は12、07、06と文句なし。内で人気の新田はF持ちでもありますしね。↑出走表横の数字は今節のSタイミング。もちろん、このままだとは思ってませんが、山田と進藤だけが突出する可能性は十分にあります。山田を行かせてのまくり差し5-1本線に、山田までまくりきったときの5-6アウトセットが押さえ。
3連単★5-16-全

 さあ祈ろう、再び我が栄光の日々が来たらんことを!!(←過去にあったんかい?という無粋なツッコミはやめてください)


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THEピット――異変?

 静かだ。勝負駆けだというのに、静かなのだ。
2009_0625_0841  いちばんの異変は整備室。昨日までわんさと選手が整備をしていて、常にざわめきの中にあったというのに、今朝はし~~~ん。無人になっているのである。よく見れば、奥のほうの工作室に赤岩善生や吉川元浩、太田和美らの姿があるけれども、本体整備をしている選手は皆無。実際は、もっと早い時間に森高一真などが本体整備をしていたようだが、1Rの展示が始まる頃には整備室はすっかり空室状態になっていた。すでに本体をいじる者はいないのか、それとも守田俊介が2R展示の準備で水面にいたためなのか、選手の姿が見えない整備室は妙に広く感じるものだ。
2009_0625_0783  もちろん、選手たちが何もしていないというわけではない。試運転係留所は満艇状態になっているし、ペラ室が一転して満員御礼となっている。昨日までは英児スタイルに突入していた渡邉英児もペラ室で姿が見られたし、整備の鬼・今垣光太郎もゲージを手にペラ室に入っていくのが見えた。本体よりペラ。4日目(前検も含めれば5日目)ともなれば、すでにモーターの調整はほぼ完了し、ペラで合わせていく段階に入っているのかもしれない。ともかく、勝負駆けという雰囲気はほとんど感じることはない、朝のピットであった。
2009_0625_0752  そうした空気の中で、目立つのは平尾崇典だった。いや、何も目立つような動きをしていたわけではない。一言で言えば、黙々と調整をしている、である。装着場で自艇のもとにしゃがみ込んで、淡々とチェックなどをしている。何しろ、装着場に選手の姿はほぼ見えないので、ただ一人、そうしているだけで目立つことは目立つ。ただ、その物静かな様子はピットの空気と妙にマッチしていて、ついつい目を奪われるというわけなのだ。それから数分後、ふと気づくとすでに平尾の姿はなかった。こちらが別のところに注目している間に、音もなく去ってしまったようだ。その後、しばらくは平尾の姿を見かけることはなかった。
_u4w3371  音のない装着場に光が射した……いや、丸坊主の平田忠則でした。失礼。というか、そんなら僕のツルッパゲがすでに光を射していましたね。自分のことは意外とわからないもので、ははは。平田のボートは係留所にあって、ペラを叩いて係留所へ、試運転してペラへ、の繰り返しで、平田は何度か装着場に姿をあらわしていた。平田の引いた1号機はエース級のモーターと言われていたが、ここまでどうにも苦戦気味だ。本日がピット取材デビューという相川智華キャスターが「20%のモーターのパワーしかありませんね」とナイスなコメントを引き出していたが(パクりました。ども)、しかし平田の表情はむしろ明るく見えたものだ。その表情もまた、今日の装着場においては光のようなもの。その後、すれ違いざまに平田は笑顔を向けてくれて、こちらも思わずニコリ。装着場で光がハウリングした瞬間……なわけはないか。あ、蛇足ながら付け加えておきますが、平田選手は丸坊主、私はツルッパゲです。根本的には違う種類ですが、私は勝手に親近感を抱いております。
_u4w3372  さてさて、いよいよ3連覇へスパートの時期となった湯川浩司。昨日までは、正直表情はカタく見えていたし、いい精神状態とはあまり思えなかったものだ。しかし、今朝になって顔つきがぐっと柔らかくなっていた。ひとつは、予選突破が見えてきた、すなわち第一関門への心配が薄くなってきたことによるものだろう(5R2着で準優当確)。そしてもうひとつは、やはり同期の存在が大きいのではないだろうか。森高一真、田村隆信と連れだって控室へ戻る途中、出入口付近にいた僕に森高が話しかけてきた。「今日も頑張ろうや」と言って階段を上ろうとした森高に、湯川はふざけて「お前、一銭もいらんやろ」と言ったのである。負ければボロクソにけなし合うという銀河系軍団、レースする前からこき下ろし合っている(笑)。そのときの湯川の顔は、くしゃくしゃに笑っていたのであった。明日からも大きなプレッシャー、過度の注目に悩まされることだろう。しかし、この同期性たちが身近にいれば、何も心配はない。(PHOTO/中尾茂幸=上3枚 池上一摩 TEXT/黒須田)


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遅くなってすみませ~ん

こんにちは。更新が遅くなってしまい、申し訳ありません。帰郷後がまた鬼のような日々だったもので……ほんと、すみません。

というわけで、プレゼントクイズの当選者の発表であります。記事を読み返したら、当選者の人数を記していなかったですね。重ね重ねすみません。①が5名、②が3名でありました。

プレゼントクイズ①
びわあきひろ
ぷにうで
ジロー
なかもっち
おちょこ

プレゼントクイズ②

れいこ
しま

おめでとうございます。ご送付先を tanakakogyo@hotomail.co.jp まで、2月4日までにお願いします。お手数ですが、件名を「びわこ、当たった~」としてください。また、本文のほうにHNもお願いします。発送は5~7日あたりになりますので、しばしお待ちください。

 女子王座でもプレゼントクイズを企画しておりますので、どしどしご応募のほどを。ではでは~。

Cimg4362 ①として②をアップしてなかったグルメも少し。イベントホール横の売店で焼きそばを食べました。ソースの加減がちょうどよくて美味~。

Cimg4365 売店で巻き寿司も買いましたが……結局、鯖寿司は試せず。次回への宿題にします……。


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THEピット「不思議な舞台」――新鋭王座優勝戦 本日の水神祭つき!

 優勝戦の直前にピットへ向かう途中、山口剛とバッタリ出くわした。
 地上波テレビのゲストでびわこ競艇場に来たということ、今晩行なわれる打ち上げにも参加するということ、でも明日が前検だから最終便で帰らなきゃいけないこと、などざっと雑談している間、同期へのエールをもらうべきかもらわぬべきか、僕は迷っていた。ま、ピットで優勝戦直前のその選手に会えるかどうかはわからないし、まあ、いっか。しかし、別れ際に山口は言った。
「一也、チャンスありますよね!」
 ゲスト解説は中立でいなければならない、なんて規則はないんだもんな。前年度覇者のいちばん気になる選手は、松下一也に決まっている。

2009_0123_0298 「見ているほうが緊張するもんですねえ」
 6選手がピットアウトし、待機行動に入った頃、そう言ってピットにあらわれたのは大峯豊である。そうか、新鋭王座の優勝戦を現場で「見る」立場になったのは、初めてなんだ。大峯は、初めて体験する独特の空気に、少し酔っているようでもあった。
「いやあ、痺れますねえ」
 松下が2マークを先頭でクリアしたあたりで、大峯は嬉しそうに言った。目の当たりにしている新鋭王座優勝戦という水面のドラマに興奮しているようですらあった。去年もおととしも逆の立場にいた大峯は、実はこの瞬間にはじめて、自分が走った舞台の大きさに気づいたのではなかったか。自分が走ったレースは、こんなにも見る者を震えさせる。自分は、こんなにも見る者に興奮を与える。
 松下が2周目のスリット前に差しかかったあたりから、大峯は今節の反省点ばかりを口にし始めた。
 やっぱり、自分がこの舞台で走っていたかった。悔しい!
 それが大峯の本音に違いなかった。いや、やはりこの空気に触れてはじめて、心の奥にしまい込んだ思いがあふれてきたのかもしれない。
 来年は再び、走るほうにまわりたいですね。こちらの言葉にひとつうなずいたあと、大峯は「それにSGにも出たいですよね!」と先を見据えた。松下が3周1マークを回って、最後のバック水面を疾走していた頃だった。大峯は優出を逃し、優勝戦を“初観戦”したことで、強い決意を手にしたのだ。
 山口も大峯も、昨年は優勝戦を走った者として、このレースを見つめた。山口は純粋に同期を応援し、大峯はそれを自らの糧にした。
 新鋭王座決定戦。不思議な舞台である。ともかく大峯よ、SGで会おう!

2009_0123_0317  レース後、整備室内で一人、岡崎恭裕がモニターをじっと凝視していた。出場選手はもちろん、同僚たちもモーター返納作業に追われているなか、その輪を離れて一人、リプレイが流れているモニターを見つめていたのだ。別にサボっていたわけではなく、今井貴士はすでに返納を終えて、報道陣に囲まれており、福岡勢の何人かはすでに控室に帰ろうとしている頃のことである。
 岡崎は、モニターの前にあるテーブルに手をつき、壁の上方にあるモニターを見上げる体勢で、微動だにせず、映し出されるレースを見ていた。視線はいっさい動かさず、ただただレースを見続ける。
 たしかに、同県同期の今井が敗れた。その敗因を突き止め、お互いに今後への課題を見つけたい。そんな思いがあったと考えるのが自然だとは思う。しかし、リプレイのレースが2周目になっても3周目になっても、岡崎の体と視線はピクリとも動かない。そこに今井は映っていないのだ。
 松下が先頭でゴールし、リプレイは松下だけをアップで長い時間映した。岡崎は……やはり微動だにせず、松下の晴れの走りを見つめ続けた。
 スーパールーキーの心の中に、何かが生まれたのではないか。うがった見方には違いないが、希望も込めて、僕はそう思いたくなった。

 優勝者はもちろん、優出者のことを書けって? そりゃそうだ。前半ピットと同じパターンでごめん。だが、優勝戦の選手たちは、レース前はもちろん、レース後も不思議なくらい、淡々としていたものである。
2009_0123_0686  唯一、全身で悔しさを表現したのは、一瞬「勝った!」と思ったに違いない金子拓矢だ。ピットに上がり、毒島誠らに声をかけられると、まるでぞうきんを絞るかのように、激しく身をよじったのである。明らかに1マークのハンドルを後悔している様子に、ほんの少しだけ、周囲の空気は重くなった。
 それでも、ヘルメットを脱いだ顔はたしかに歪んではいたものの、金子はそれ以上の悔恨をあらわすことはなく、何度かつかれる溜め息にのみ悔しさが込められている感じだった。「よくスタート行ったよ」。誰かが金子に声をかける。金子はうなずきながら溜め息をつき、しかしその声に少しは気が楽になったのか、目尻が下がった。大峯が一昨年の失敗から大きく大きくなったように、金子もきっと、来年はもっとたくましい顔を見せてくれるだろう。
2009_0125_r12_1310 敗れた他の4選手も、もちろん悔しさを見せてはいた。だが、それ以上、ではなかった。今井貴士は笑顔さえ見せていて、苦笑混じりではあっても、自分のなかで整理をつけたようであった。控室に入っていく間際、レンズを向けていた中尾カメラマンに悔しそうな顔を作ってみせたが、それはむしろサービス精神のようにも見えたほどだ。彼のこうしたハートの強さは、ますます見逃せないものとなっていくだろう。
2009_0124_0120   新田雄史は、唇を噛み締めるような表情。そこにはたしかに後悔が宿ってはいた。だが、安達裕樹と並んでモニター前に足を運んだときには、ときに笑みを浮かべながら、レースを振り返る余裕があった。2009_0122_0282 もちろん、新田にしても安達にしても、破顔一笑というわけにはいかない。表情に力がないのは確かである。だが、決して心が折れるほどの悔しさにまみれているわけでもない。新田も安達も、少なくとも控室に戻る頃には、気持ちを切り替えられていたはずだ。

2009_0122_0347  というわけで、優勝者だ。
 松下一也よ、おめでとう。レース後の涙は本当に美しいものだった。
 ウイニングランを終えて戻って来たとき、真っ先に出迎えたのはリーダー川上剛であった。川上も一瞬、感極まった表情になったものの、松下を優しく抱きしめ、嬉しそうに笑った。それを合図に、軍団のメンバーが続々と松下に歩み寄る。藤田竜弘、林祐介、松村康太が我がことのように笑っていた。こんなシーンをどこかで見たなあ……言うまでもなく、昨年の丸亀である。山口剛の優勝に皆で笑い合った1年前。そこにはいなかった松下が、今年は輪の中心になった。
「同期のおかげで緊張することはまったくなかった。たまたま優勝できたようなものですが、それができたのは同期のおかげです」
 たけし軍団の結束は、銀河系軍団のそれに匹敵する。昨年は「銀河系軍団とたけし軍団ではえらい違いだよなあ」と自嘲していた彼らだが、今年はぐっと強烈な先輩たちとの距離を縮めたはずである。勝手に期別対抗戦を見てもらえば、実は今節は決して目立ったチームとは言えなかった。しかし、優勝者を出したのは彼らなのだ。「最後に、俺たちがもってったな!」、川上のその言葉は、松下に対する大きな信頼感を込めた、最大の賛辞であろう。
 そんな笑顔の輪の中で、松下は泣き笑いしていた。それはきっと、「たまたまの優勝」などではない。

 さてさて、GⅠ初優勝の松下だから、もちろんアレがあります!
 というわけで、ここからは本日の水神祭。キャストはもちろん、たけし軍団。さらに佐藤旭、谷野錬志、平本真之の静岡・愛知勢。そうそう、山口剛も合流しておりました。
2009_0125_1384  すでに日が暮れたピットに現われた彼らは、なぜかキャスター付きのイスを持参している。そして、主役の松下を座らせる。なんだなんだ? さらには、すでに帰郷用スーツに着替えた藤田竜弘を裸にひんむいている。おいおい。
 JLCのカメラの前に立ち、川上剛が宣言。
「第23回鳥人間コンテスト。操縦、藤田。鳥、松下。どうぞ!」
2009_0125_1395  おぉ、ここ琵琶湖を舞台に開催され、先ごろ休止が発表された鳥人間コンテストが、びわこ競艇場で復活!……? 川上の合図で、たけし軍団がイスをゴロゴロと押し、水面間際まで全力で駆けると、ピタリとストップ! その勢いで松下は前につんのめり、水面に飛び込んだぁぁぁ! こ、こ、これは水神祭の新スタイルだ! これまでウルトラマン・スタイル、ワッショイ・スタイル、ゆりかごスタイル、伝説のダザイ・スタイルなどが公認されてきた水神祭に「鳥人間スタイル」が加わった歴史的瞬間である。……って、それはいいけど、藤田が一緒に飛び込む必然性はまったくないんですが(笑)。
 冷た~い水面に浸かった松下は、ガッツポーズで嬉しい笑顔。でも、その横で「俺じゃない、俺じゃない」と手を振っていた藤田のほうが目立ってたりして。まったく何をやってるんでしょうか。
2009_0125_1413  ともかく、松下一也、おめでとうございます! これは次なるステップへの一里塚。今後はたけし軍団ともどもSGを席巻し、かの銀河系軍団のストッパーになってくださいね!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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新鋭王座ファイナル 私的回顧

松下、難水面を制圧!

新鋭王座決定戦ファイナル
①今井貴士(福岡)14
②金子拓矢(栃木)08
③松下一也(静岡)15
④新田雄史(三重)25
⑤安達裕樹(三重)13
⑥森定晃史(岡山)10

 
 2009_0125_r12_1106スリット~1マークまで、スタートで遅れた新田以外の5選手のすべてに勝機があった。
 オッズが割れに割れた、本命不在の新鋭王ファイナル。実戦も見事にそのイメージを象徴する混戦になった。まず、レースに喝を入れたのが6号艇の森定だ。繰り上がりで優出した僥倖を背に、キップのいい前付けを敢行。「80m起こしでもイン」と宣言した今井がこれに抵抗し、2艇が早々に舳先を傾けた。これでイン水域のアドバンテージが半減し、混戦ムードに拍車がかかる。
 16/2/345の隊形で12秒針が回る。90m起こしだった内の2艇がきっちりとスタートを決めてきたが、ここはびわこ、3コースの金子がスリットからキュンと伸びた。松下&安達のダッシュ勢はさらに伸びる。普通、競艇はスリットである程度の展開が読めるし、勝者は何人かに絞られるものだが、このレースはまったくわからない。先マイできそうな今井、差しが入りそうな森定、握って攻めきれそうな金子と松下、新田が凹んだ分だけ展開がありそうな安達……これが、「なんでもあり」のびわこの優勝戦だ。
2009_0125_r12_1117  そして、大胆にレースを揺さぶったのはトップSの金子だった。とりあえず主導権を握った金子にはまくり、まくり差し、差しの3択があったが、超抜のパワーが後者ふたつの選択を許さない。伸びなりにまくった。この瞬間、微妙なバランスを保っていた天秤が、松下に傾いたといっていいだろう。金子のまくりに今井が抵抗する。金子の引き波を浴びて森定の差し足が鈍る。一瞬にして生まれた間隙に、深紅のボートとカポックが迷うことなく突っ込んで行った。
 混戦はここまで。2マークの手前で第23代の新鋭王が決した。松下一也。去年は新鋭王座の最後の勝負駆けシリーズ(舞台はびわこだった)で敗れ、予備1位のまま丸亀への道を閉ざされた。1年後の今日、すでにゴールの手前で松下は泣いていたというが、それらの詳報は他のメディアに任せるとしよう。とにもかくにも、おめでとう、松下選手!
 でもって繰り返すが、実に濃密な1マーク争奪戦だった。穏やかな枠なり3対3でスタートが揃ってインが逃げる、そんな優勝戦であれば、レース後の妄想は生まれない。が、このファイナルは「もし金子がまくり差しなら、差しなら……?」さまざまな幻想の1マークが生まれ、そのたびに勝者が変わる。天秤がいかようにでも揺れ動く、有機的なファイナルだった。演出したのは6人のレーサーであり、「気圧が低いためにダッシュが利く」という特殊な性格を持つびわこ水面である。
2009_0125_r12_1136  しかし、それにしても、びわこは恐ろしいな。9年前のファイナルは3人がFに散り、今日は当たり前のようにW万シューの波乱決着。それも準優の2艇Fによる「恵まれ勝ち=松下」と、川上剛の待機行動違反による「繰り上がり=森定」で優出した2選手によるワンツーフィニッシュなのである。びわこに棲む怒れる大なまず様(byれいこどの)がまずは準優で吉田拡郎と山田佑樹と川上を禁断の魔境に引きずり込み、松下と森定に命を吹き込んだ。すべては大なまず様の手のひらの上で……なんていう妄想まで浮かんでしまう。それほど、いろんな意味でファンタジックな水面だった。私はこの水面がかなり好きだ。毎年、新鋭王座をここでやってほしいと思うほど。艇界の未来を担う若者たちがセンターから伸びなりにガンガンまくり、インに入った若者はその脅威と戦い、気まぐれな大なまず様とも戦い、臨機応変にあらゆる戦法を使い分け、日々成長しながら優勝を目指す。まだ技量が未熟で血の気の多い若者たちが集う新鋭王座にはぴったりの舞台だと私は思うぞ。

2009_0125_r12_1250 付記/逃げあり差しありまくりあり、なんでもありの面白いシリーズだったのに、売上的には伸び悩んだようだ。主な要因といえば、世界的な不況(同時期開催の競輪祭も大苦戦だったという)。が、本当にそれだけか。9年前のびわこ新鋭王座は、現在のSGの売上よりも多いほどだった。当時のファイナル3艇Fの返還金が約17億で、今日のファイナルの総売上が7億弱……9年前はさほどの不況ではなかったが、バブルでもなかった。ファンの競艇離れは確実に進んでいる。現在の競艇に何が足りないのか、何を改善すべきか。今年最初の全国発売レースの現実をしっかりと受け止め、早急に方策を考え実行に移すべきだろう。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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勝手に期別対抗戦の優勝は……

 勝手に期別対抗戦、決着がつきました!

   初 2 3 4 5 6 計
90期 39 28 76 51 35 38 266
91期 31 32 15 35 17 51 181
92期 18 55 35 30 28 70 236
93期 52 19 21 39 49 18 198
94期 55 49 39 35 49 31 258
95期 30 38 38 31 14 4 155
連合 25 31 28 31 60 34 199

 優勝は、ネンチョー・ナインオー! さすがの貫録であります。優勝戦でも森定晃史が2着。最年長の意地を見せつけた1節間でありました。おめでとうございます!
 本日の区間賞はバッドボーイズ・ナインティツー。最後の猛追にも拍手! そして、優勝者を出したたけし軍団にも!
 というわけで、クイズの正解は「90期 ネンチョー・ナインオー」です。プレゼントの当選者などはまた明日!


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H記者の「ファイナルの結果はミエミエッ!?」予想

 さあ行こう、優勝戦! 思わぬ地味メンになりましたが、だからこそ誰が勝ってもおかしくない=舟券的にはおもしいファイナルっすね。

△①今井貴士(福岡)A
△②金子拓矢(栃木)S
  ③松下一也(静岡)A'
○④新田雄史(三重)A'
◎⑤安達裕樹(三重)A'
  ⑥森定晃史(岡山)A'

●パワー評価…バランスの良さで金子が抜けている。今井はその次で、3~6号艇は一長一短の「上位の下」レベル。
●進入…ほぼ123/456。
●スリット…松下を筆頭にほぼS勘は掴めているようだが、ややムラがあるのが今井。インで大丈夫か?
●1マーク~バック…仕掛けるのは松下か新田。今日の向かい風では4カドになる新田の方がダッシュが利く。ただ、伸びが一息なので今井まで叩ききれるかどうかは微妙。スリット同体なら今井の先マイ、スロー勢の誰かが凹めば新田が豪快に襲い掛かるだろう。金子のパワー差しは常に脅威だが、向かい風になったのはマイナス材料だ。
●結論…安達のまくり差しが炸裂する。競輪的な発想だが「三重“ぶち込み”ラインで後輩の新田を使ってジカ付け番手からの抜け出し」。追い風では厳しいが、今日の水面なら可能だと思う。新田へのモロ筋を本線に逃げ粘る今井、パワーの金子が押さえ。

3連単★本線5-4-全、押さえ5-12-全

 準優で1号艇がすべてぶっ飛んだ末のファイナル。本命路線で決まるとは到底思えません。びわこの大なまず様が、美味しい配当を演出してくれることでしょう。
 ではでは、GOODLUCK!


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“本紙予想”優勝戦です!

 Kです。さあ行こう、優勝戦。準優で有力どころが飛んだのは残念ではありましたが、優勝戦はかえってどこからでも狙えそうな好カードになっていますね。いろいろなパターンを考えましたが、結論はやっぱり“本紙”らしくイン主体。

10R 特別選抜B戦
回りアシの評価は今節トップだった齊藤が逃げ切る。大峯の差しが肉薄する。
◎齊藤 ○大峯 ▲馬場
3連単 1-24-全

11R 特別選抜A戦
ここは稲田がS決めて逃げ込む。峰がカドから豪快に続く。
◎稲田 ○峰 ▲山田 △篠崎
3連単 1-436-全

12R 優勝戦
今井が渾身の逃げ切りで23代チャンプに。しつこくしつこく最後までしつこく森定も狙う。
◎今井 ○森定 ▲松下 △新田
3連単 1-634-全

 今節もありがとうございました! 女子王座も頑張りますよ!

2009_0124_0765_2 優勝戦の本命はこの人です。


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優出インタビュー!

Cimg4364  6R発売中に優勝戦出場選手インタビューが行なわれました。会場に向かうのにちょっと出遅れたら、うがががっ、超満員! ということで、こんな写真しかとれずにすみませんです……。
 気になる一言を、選手ごとに見ていきましょう。

1号艇・今井貴士
「去年とは正反対のコースで緊張しています。80でもインから行きます」
去年は6号艇、6コースでした。そして3着でした。今年はもっともプレッシャーがかかる枠ですが……。

2号艇・金子拓矢
「インタビュー苦手なので、今がいちばん緊張しています。群馬代表、95期代表として頑張ります」
マイクを口からやや離して話すあたりに、苦手っぷりが出ていましたね。ちなみに、金子は群馬支部、現住所は栃木ですね。

3号艇・松下一也
「自分より前にいたらフライングくらいのつもりで行きます。同期の川上、藤田、佐竹、林……あと誰がいましたっけ? まあ、同期の分まで頑張ります」
松下選手、あと松村康太選手が出てますぞ! 昨日の会見もそうでしたが、楽しい藤田選手であります。

4号艇・新田雄史
「今日は今節でいちばんいいです。安達さんのちょっと前のスタートで。単騎でもダッシュから。ぶち込みます」
師匠のあの名言が飛び出したぞ。今節でいちばんいい、の言葉も心強いですな。

5号艇・安達裕樹
「スタートは新田の少し前で。目標は05です」
結局、新田と安達はスリットでどっちが前にいるんでしょうか……。ひとまず、注目したいと思います。

6号艇・森定晃史
「コースはこれから考えます。準優で散ったカクロー、山田の分まで、これが最初で最後のチャンスのつもりで頑張ります」
万感こもった言葉が印象的でした。もっとも気合入っているのはこの人かも。

 優勝戦まで、あと3時間あまりです!


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THEピット「日常的」――新鋭王座6日目①

2009_0124_0546 「昨日は……」そう言って、峰竜太がニッコリと笑う。「こちらこそ……」とこちらも笑う。
「昨日で吹っ切れました。まだレースがあるから、頑張ります」
 たしかにどこかスッキリした顔つきだった。その前にエンジン吊りでの彼を見たときは、まだ暗い表情のようにも思えたが、直接話してみて、すでに前を向いている、いや、上を向いているのだと確信しだ。峰竜太のストーリーの新たな幕が、この新鋭王座を機に開くのだ。
2009_0124_0215  一方、不思議な様子だったのが、大峯豊だ。早い時間からモーターのチェックをしている姿を見かけていて、それはまあよくある光景だが、そのあともいち早くエンジン吊りに出てきたり、レースをボートリフトのあたりでぽつんと眺めていたり、なんだか一人でいる時間をあえて作っているように勘繰れるような動きだったのだ。
「いやあ、本当のリベンジは今井に持ってかれそうですわぁ」
 ボケッと考え事をしていたら、耳元でそう囁かれた。誰かと思ったら、大峯だった。一瞬、返答に窮した。大峯と今井、ともに昨年の優勝戦で敗れた同士ではあるが、しかしリベンジの意味はぜんぜん違うだろうに……。もしかしたら、大峯のほうが昨日の敗戦を吹っ切っていないのではないかと思った。

2009_0123_0816 「遊びに行くのかぁ?」
 浜野孝志が、展示の準備のため、黒いカポックを着込んでいる西山貴浩をからかう。
「はぁい、ちょっと遊んできますわぁ」
 誰にでもかわいがられる西山である。
「それでサクッと1等とってきますわぁ」
 その言葉を聞いて、浜野がアシを止めた。
「あのアシで?」
 だはは、誰もが西山が機力不足に泣いたことを知っている。そして当然、毎日最後の最後まで試運転を繰り返していたことも知っているだろう。
2009_0124_1002 「ははは、いやあ、やっと終わりますわぁ」
 浜野が優しい視線を西山に向けた。うむ、西山貴浩、お疲れ様。今節の君の姿勢には、感動したぞ!
 で、サクッと1等を獲ってくるはずの2Rは3着でした。残念。来年こそは!

 優勝戦の選手のことを書けって? そりゃそうですわな。でも、ハッキリ言ってしまえば、優勝戦メンバーに特筆するべき動きはなかった、と言える。新鋭王座ならではなのか、それとも6名が大物なのか。緊張感にうちふるえている者もいないし、気負いこんでいるような者も見当たらない。優勝戦のピットとは思えないような日常的な雰囲気だったのは確かなことである。
2009_0124_0474  各選手、それぞれ動きもほとんどなく、金子拓矢と新田雄史が早々と着水して、試運転をしている程度。試運転を中断してピットに戻って来た金子は、昨日までと雰囲気は少しも変わりはなかった。2009_0123_0892 むしろ新田の表情がほんのちょっとだけ硬く見えて、意外な思いがしたものだ。
 というわけで、6名を目にするのは大方、エンジン吊りのとき。今井貴士は仲間とともに談笑しているし、安達裕樹は駆けずり回ってモーター返納を手伝っているし、森定晃史はただただ淡々とエンジン吊りを見守っている。彼らに優勝戦の朝だという特別な高揚感や緊張感は、現時点でかもしれないが、あまりないように思える。
2009_0124_0529  1R、佐竹友樹が6コースからのツケマイで初勝利をあげた。これがGⅠ初1着。さっそく水神祭だ、とたけし軍団が集結して、松下一也はその輪の中で誰よりも嬉しそうに笑っていた。たけし軍団の中に優出選手がいます、誰でしょう? と知らない人にピットでの様子を見せて出題したら、たぶん松下と即座に答えることはできないと思う。
 それくらい、平常心が支配する、優勝戦のピットなのである。

 佐竹の水神祭もここで報告しておこう。1着でピットに戻って来たとき、たけし軍団はもちろんだが、そこにいた全員が佐竹に温かい拍手を送っている。卒業期の91期、そしてこれが新鋭王座での最後のレース。そこで初1着をあげたことは、誰の心にもほんわかした温かみをもたらしていたようだ。
Img_8813  佐竹がモーターを返納し終わると、すぐに始まった水神祭。同地区の仲間が中心になることの多いこの儀式だが、佐竹の場合はたけし軍団の主導で行なわれ、手の空いている関東勢が加わるという、珍しいかたちになっていた。ここまでその名前を記すことは控えてきたが、あえて書く。佐竹は、郷原章平の欠場によって繰り上がりでこの舞台にやってきた。そんな佐竹のお祝いを、91期勢が仕切ろうとするのは当然のことだったかもしれない。
Img_8831  というわけで、佐竹は冷たい琵琶湖の水に壮絶に投げ込まれたのだが、リフトでは藤田竜弘を道連れにしようと後ろから全員で押していた(笑)。ひらりと攻撃を交わした藤田に「なんでわかった?」と仲間が追及。「そりゃあわかるよぉ」と、さすが以心伝心のたけし軍団なのである。藤田がそのままリフトから逃げだすと、次の標的は松下。「優勝戦の景気づけだ!」と川上剛が押していた。松下が抵抗して、前代未聞の「勝つ前に水神祭」は実現しなかったが、ともかくたけし軍団の盛り上がり方は実に微笑ましいものであったのだった。最後の新鋭王座、最後の楽しい思い出。これに松下の水神祭本番があれば、最高だろう。
 佐竹選手、おめでとうございます。新鋭王座のラストランで決めるなんて、カッコいい!(PHOTO/中尾茂幸 水神祭=山田愼二)


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H記者の『穴・極選』最終日

 いきなりの「F2持ち6コース2段まくり5倍万シュー」に目を白黒させているHです。今日の水面は昨日とは真逆の向かい風。センター(&アウト?)天国っすな。前半戦から徹底的にダッシュ勢を狙ってみます。だってここは、びわこだし琵琶湖だしビワコだし……。極選はアウト勢で一発カマシそうな6Rと11R。

 6R
 ①毒島 誠
 ②中越博紀
★③馬場貴也
★④山田哲也
 ⑤大峯 豊
◎⑥鈴木勝博

進入123/456

 もう多くは言いますまい。パワー節イチと信じていた鈴木がまさかのFに散ったのが4日目。「気力は落ちても機力は落ちず」で、Sさえ五分ならアウトからでも勝ちきる力はあります。F2の佐竹でも勝てたんだから。今朝の気配がよかった馬場と韋駄天ヤマテツへ。
3連単★6-34-全

 11R
 ①稲田浩二
 ②長田頼宗
 ③山田哲也
★④峰 竜太
◎⑤榎 幸司
★⑥篠崎元志

進入123/456

 今朝の気配が抜群だったのが榎。スリット付近からの行き足がとんでもないことになってます! 4Rも狙いますが、枠が遠くて相手が強いここでこそ穴勝負です。伸びなりに自力で攻め潰すか、山田&峰の攻めに乗っかるか。どちらにしてもバックで勝負形に持ち込めるはず。インの稲田には目を瞑り、アウト筋で峰、篠崎へ。
3連単5-36-全

 人気が割れに割れている優勝戦予想は9R頃にアップします。1号艇でも美味しい配当っすよ、うりちゃん。(←私はもちろん……びわこだし!)


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本日の“本紙予想”新鋭王座6日目

 おはようございます。Kです。最終日を迎えました。イン主体の“本紙予想”としては、びわこ水面は難儀だった。昨日など特に、レースが終わるたび苦しい思いをしたものです。でも、楽しいっすね、びわこ競艇場。イン偏重もいいのですが、さまざまなコースから狙える競艇は本当に面白い。というわけで、本日もイン主体の予想です(笑)。隣でH園記者が「今日はセンターですよ! イン予想なんかするな」と強要していますが、気にしません。憲吾氏をはじめとする皆様、最終日、頑張りましょうね!

1R 佐藤の差しが杉山の逃げを捉える。長野が続いて迫る。
◎佐藤 ○長野 ▲杉山 △海野
3連単 2-315-全

2R 予想というより願望だが、西山の努力が報われてほしい。麻生の足もいい。
◎西山 ○麻生 ▲長尾
3連単 2-13-全

3R 赤坂が意地の逃走を見せる。エース機松村敏も怖い。
◎赤坂 ○松村敏 ▲藤田
3連単 1-624-全

4R 渡邊に逃げ切るアシある。地元吉川も自在に攻める。
◎渡邊 ○吉川 ▲川上
3連単 1-46-全

5R 峰が準優と同じ3号艇でウップン晴らし。浜野が伸びて続く。
◎峰 ○浜野 ▲川尻 △齊藤
3連単 3-416-全

6R 機力上向いた毒島が逃げ切る。地元馬場が追走。
◎毒島 ○馬場 ▲山田 △大峯
3連単 1-345-全

7R 濱崎のアシは悪くない。岡崎がラストランで健闘。
◎濱崎 ○岡崎 ▲長田 △稲田
3連単 1-456-全

8R 篠崎が逃げて圧倒する。松村康の差しが続く。
◎篠崎 ○松村康 ▲山田
3連単 1ー26-全

9R 川上が準優の悪夢を振り払う差し。吉田も同様。
◎川上 ○吉田 ▲古賀
3連単 2ー64-全

 優勝戦を含む賞典レースはのちほどアップします。

2009_0124_0152 8Rの1号艇は堅そうですね。


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6日目! 23代チャンプは誰だ!

おはようございます。新鋭王座決定戦6日目、最終日を迎えました。びわこ競艇場には青空が広がり、競艇日和ですよ~。防寒対策をしっかりして、23代チャンプの誕生を見届けましょう!

2009_0124_0249 GⅠ初出場初優出を果たした金子拓矢。惜しくも優出を果たせなかった峰竜太の思いも背負って、走ります。今日の優勝戦は、こうした同期のつながり、あるいは地区のつながりがたくさん見られそうですね。(PHOTO/中尾茂幸)


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新鋭王座 準優ダイジェスト

 びわこ競艇場にゃ魔物が棲むという。怒りに満ちた大なまず様が……(byれいこどの)

篠崎がまくられた!

2009_0124_r10_1301 10レース
①篠崎元志(福岡)96期
②今井貴士(福岡)94期
③新田雄史(三重)96期
④大峯 豊(山口)92期
⑤榎 幸司(長崎)90期
⑥長田頼宗(神奈川)93期

 進入は穏やかな枠なり3対3。どれくらい穏やかだったかというと、イン篠崎の起こしがターンマークを少し超えた140m近辺だったほど。絶好のイン戦である。が、この超楽インでむしろ起こしのタイミングを誤ったのかもしれない。130m起こしと同じくらいの早さで発進して、何度か露骨にアジャストしてしまった。
2009_0124_r10_1280  2コースの今井はその逡巡を見逃さなかった。スリットから半艇身ほど抜け出すと、そこから伸びなりに篠崎を絞り潰す。同県の後輩でも容赦のない斬り捨て御免。戦法的には「直進して外を牽制しつつ、篠崎を回してから差す」という安全策も考えられたが、今井は躊躇なく後輩を引き波に沈めた。その心意気がよろしい。去年の優出は伊達ではなかったな。パワー的にもスリットからの行き足がしっかりしていて、上位の中くらいはある。ただ、どちらかといえば伸び型なので、明日(1号艇)のイン戦でしっかり回りきれるかどうか。今日と同じような強い追い風だと、流れてしまう危険がつきまとう。
 2着は混戦をしっかり捌ききった新田。明日(4号艇)は同期の篠崎の分まで張り切るだろうが、出足一辺倒で伸びがサッパリなのが気にかかる。4カドからどんな作戦で臨むのか。できれば伸びを付けたいところだ。

稲田が差された!

 11レース
①稲田浩二(兵庫)94期
②金子拓矢(栃木)95期
③峰 竜太(佐賀)95期
④齊藤 優(徳島)93期
⑤安達裕樹(三重)92期
⑥吉川喜継(滋賀)92期

2009_0124_r11_1434  これぞ準優、という見応えたっぷりの2着争いだった。進入は地元の吉川が回りなおしての12345/6。これがインの稲田にとっては不吉なアヤとなった。単騎ガマシから握って攻める吉川。その姿が視野に入ったであろう稲田は張り気味に握って回った。強い追い風がサイドの掛かりを甘くする。流れている間に、超抜・金子の小回り差しが突き刺さっていた。
 ここからが修羅場のはじまり。稲田、峰の2着争いに2周1マークから安達までが加わり、3艇による火花が飛び散るようなデッドヒートだ。全速ツケマイあり、突っ込みあり、大競りありのまさに水上の格闘技。231が213になり253になった。最終ターンマーク、2着を死守しようとする安達に峰が最後のお願いで突進し、もつれながら回っている間に稲田が最内から渾身の差しハンドルを入れた。珍しい最終ホームの3艇併走。
 レース水面だけでなく、記者席の雄叫びも凄まじかったな。我らが取材班の最強ギャンブラー姫園は2-1-3(40倍ちょい)の1点勝負舟券2500円を握り締め「よっしゃ、10万円!! うわ、ダメか、稲田ァァァ~!!」と絶叫しまくっている。その隣では『神田川』の作詞家・喜多條先生が2345BOXを握り締めてウとかグとかゲとか言葉にならない声を発している。253なら300倍近い大穴なのだ。ターンマークを回るたびに、気まぐれの勝利の女神様は姫園に擦り寄ったり喜多條先生にもたれかかったりしていたのだが、最後の最後は3艇の写真判定で2-5-1……考えてみれば琵琶湖水面には勝利の女神様なんて存在しないのかも。いるのは怒りの大なまず様ばかりなり。とにかく、新鋭らしく準優らしい素晴らしいレースだったぞ(hiyoちゃん、残念でした!)。
2009_0124_r11_1446  勝った金子のパワーは文句なし。優勝戦に残った面子の中では間違いなくトップだと思う。行き足~伸びが強烈でいて、しかもサイドの掛かりも付いてくる。♪金銀パールプレゼント、のような足だと思っていい(←古いか)。明日の2号艇も十分に勝ち負けできるはずで、最後にクリアすべき障壁はやはりメンタル面か。2コース差しはほんの一瞬だけ早すぎても遅すぎても不発に終わりやすい。パワーを信じて平常心で臨めるか。明日の優出インタビューで表情をチェックしたい。
 大接戦の末に逆転で2着をもぎ取った安達のパワーはよくて上の下までか。稲田も峰も同レベルで、だから大変な競り合いが続いた。明日も5号艇だが、伸びより出足タイプで5コースから自力で攻め潰すだけの迫力はない。明日は同県の後輩・新田のジカ付けマーク作戦で展開を突くべきかもしれない。

嗚呼、カクローまでが……!!

 12レース
①吉田拡郎(岡山)90期
②山田佑樹(岡山)95期
③森定晃史(岡山)90期
④松下一也(静岡)91期
⑤川上 剛(福岡)91期
⑥山田哲也(千葉)95期

2009_0124_r12_1522  かつて優勝戦で守田俊介・大神康司・瓜生正義がFを切り、記録的な大返還となったびわこ水面(当時、俊介のオッカケだった私はスタンドの冷たいコンクリに崩れ落ちたぞ)。あれから9年、怒りの大なまず様は健在だった。つか、健在すぎるぞ。断然人気の10R篠崎、11R稲田がぶっ飛んでも、まだその怒りは収まらないというのか。そんなに新鋭王座が嫌いなのか、この大なまずは! あっさり逃げきったと思った吉田拡郎が、まさかのフライング欠場……同県の山田佑樹(コンマ08!)に釣られる形で……釣られるというか、あれほどS勘の優れた男であるからして、ヤバイとは思いつつ「山田にまくられたら一巻の終わり」と覚悟して踏み込んだのだろう。9年前の守田と大神も同じようなFだったな。
 水面からまたしても大本命が消えて、後は松下、川上、森定、山田哲の順で水が開いた形となってしまった。レースとしては、それまで。とにもかくにも準優1号艇に居並ぶスター選手がそれぞれまくられ、差され、フライングで2着にも届かずに散ってしまうのだから、びわこ水面は恐ろしい。
2009_0124_r12_1579  そして……これでもまだ大なまず様は満足していなかったのか。レース後に2着入線の川上が待機行動違反で賞典除外に!!???? 確かに前付けで2コースを取りきったときに間隔を開けすぎているように見えたのだが、そのときに禁じ手の「蛇行」があったのかもしれない。「直前で出場回避となった郷原の分まで」という気合で初日から走り続けてきた川上。今日は松下との同期ワンツーで溜飲を下げたと思ったのだが……とんでもない落とし穴が待ち受けていた。
 

2009_0124_r12_1537 パワーに関しては今日のレースではさっぱりわからない。恵まれで1着になった松下と、3着から繰り上がりで優出になった森定。どうだったのか。昨日までの私の見立てはふたりとも中の上だったのだが、その評価を据え置きにせざるを得ない。
 
 それにしても……もちろん大なまず様の正体は「日本屈指の難水面」ということなのだろうが、これだけ大荒れになると本当にいるような気になってくるな。大なまず様ァ、頼むから明日のファイナルでFや転覆事故だけは起こさないでおくんなまし。配当はいくら荒らしても構いませんから!!(←穴・極選の予感が……!? Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット「溜め息」――新鋭王座5日目②

 何から書いていいのか。ピットから記者席への帰り道で、こんなにも溜め息が出たことはなかった。
 時間を追っていこう。
2009_0124_r10_1332  10Rは、1号艇の篠崎元志が敗れる波乱はあったけれども、この後に起こる出来事を思えば、穏やかなものだったということになる。勝ったのが、篠崎と同県の今井貴士だから、福岡勢は何はともあれ、歓喜に沸いていた。
 真っ先に出迎えたのは、岡崎恭裕、渡辺浩司、真庭明志。もちろん、同期の古賀繁輝や西山貴浩も嬉しそうな表情を見せている。今井も、ただでさえ細い目をさらに細めて、祝福に応えていた。そんななか、今井ではなく篠崎に寄り添っていた川上剛の優しさが印象に残ったが……。
2009_0124_0122  2着の新田雄史にも多くの拍手が向けられた。こちらは、篠崎と同期生。これもまた、波乱の結末につきまとう重苦しさを希薄にしていたか。同期の平本真之や同県の浜野孝志が、嬉しそうに新田と笑い合っていた。

 もし、この日の大異変のプロローグがあったとするなら、11Rのスタート展示だっただろうか。
 ボートリフトは150m地点あたりにある。ということは、真正面に2Mを見ることになる。10R組がピットに帰って来て、リフトが揚げられるのを待つ間、11Rのスタート展示は大変なことになっていた。吉川喜継が動くのは想定されていたが、それを4号艇の齊藤優、5号艇の安達裕樹が許さず、内枠ももちろん主張して、狭い間隔で6艇がひしめき合ったのだ。リフト周辺の選手たちから、大きなどよめきが沸き起こる。
 本番でも、まったく同じことが起こった。6艇が艇番の順にいち早く舳先をスリットのほうに向け、待機水面はまたもや大渋滞。結局、吉川が回り直しをして5対1の枠なりに収まったが、この隊形が波乱を呼ばないはずがなかった。
 1Mで金子拓矢の差しが入った。また1号艇が敗れるのか……。ここから、稲田浩二、峰竜太、安達裕樹の、くんずほぐれつの2番手争いが繰り広げられる。ゴールでは、峰がほんの少し遅れてはいたが、3艇がほとんど差がない状態で入選し、結論は写真判定に委ねられた。
 ボートリフトの最前列では、優出を決めたばかりの新田が手を組んで拝みながら、目を閉じて祈っていた。先輩の安達が前に出ていますように……。結果が出た。2-5-1。安達が2着だった。
2009_0124_0287 「よっしゃー!」 大合唱となった。叫んでいたのは、新田はもちろん、毒島誠、大峯豊ら。バッドボーイズ・ナインティツーの面々が、最高に人の良さそうな笑顔で同期生の壮挙を喜び合ったのだった。毒島にしてみれば、群馬支部の後輩が1着だったのだから、こんなに理想的な結末は他にはありえなかっただろう。
2009_0124_0194_2  安達がピットに戻ってくると、もっとも喜んでいたのは大峯である。10Rで敗れ、3年連続優出を逃したばかりだというのに、仲間の優出に弾むような声で「裕樹さん、やった、やった、やったっ!」と繰り返している。自身の優出失敗が悔しくないわけはないが、これで少しは溜飲を下げたかもしれない。とにかく、その喜び方は“自分のことのように”という表現しか思い浮かばないものであった。
2009_0124_0832  一方で、沈痛な表情がいつまでも貼り付いていたのが、稲田浩二である。昨年の新鋭王座準優を覚えているだろうか。やはり準優圏内を走りながら、Fを切った古賀繁輝が戦線離脱するのにつられてターンマークを大きく外し、優出を逃した稲田である。雪辱を期して臨んだ今年の準優は1号艇。リベンジするにはこれ以上ない条件だった。しかし……今年も準優圏内を走っていたのに、逆転負け。しかも接戦の末に敗れたことは、稲田の心をさらに重くしたに違いなかった。岡崎恭裕が慰める。藤岡俊介も声をかける。しかし、稲田は顔色を失くしたまま、うつろな目つきで視線を落とし、溜め息をついていた。来年こそ! もちろん彼にそう声をかけたいけれども、稲田の心中に来年のことを考えている余裕などあるわけがない。
「今年は泣きません」。開会式でそう宣言した峰竜太は、接線の末に4着。ピットに戻ってヘルメットを脱ぐと……笑っていた。さまざまな選手が峰に声をかけ、健闘をたたえる。誰に対しても、峰は笑顔を向けていた。仕方がない、そんなふうに笑っていた。同期の金子の快挙にも笑顔で祝福を送っていた。だが……僕にはそれが、無理やり作った笑顔にしか見えなかった。今年は泣かない、そう言ったのだから、泣くわけにはいかない。本来ならもっとも悔しい負け方だったはずなのに、笑い続けているのは不自然ではないか。僕にはそう思えたのだった。峰の心中を思えば……あまりにもせつない笑顔だった。

 レース後、優出選手の共同会見が行なわれている。11R組は、その様子が非常に印象的だった。
2009_0124_0043  金子拓矢は、GⅠ初出場にして初優出。しかもまだ優勝自体、経験していない。いきなり報道陣の前に引っ張り出されて、戸惑わないほうがおかしい。小さな声で訥々と質問に答える様子が、初々しかった。会見ではアテンド係の方から選手にドリンクが供されるのだが、金子は会見が終わると出されたコップをわざわざアテンドの方に返しにいって、ありがとうございましたと頭を下げている。会見では初めて見たシーンだ。その礼儀正しさもまた、初々しいものだった。
Img_8658  安達裕樹は、金子と正反対、大声でハキハキと質問に答えた。なんでも、安定板がついたことでアシが上昇していたそうで、「安定板がついたほうがやれるかもしれませんね」と言った瞬間、報道陣にかすかに笑いが起こった。これに気を良くしたのか、その後は「安定板がついたら、チャンスです」「明日は安定板がついてくれればいいですねえ」「安定板がついたら、僕(のモーター)がバツグンです」と安定板連発で、報道陣を爆笑の渦に叩き込んでいる。安達って、こんなヤツだったんかぁ……。初めて知った。

2009_0124_0317  11Rの会見が終わり、ピットに降りると、峰竜太とバッタリ遭遇した。「今節は気持ちを入れて、エンジンも出して戦うことができました。悔しいけど、来年は自分が優勝するんだと思えるように、頑張りたいですね」。そう言って峰は微笑んでみせた。
 余計なこと、だったかもしれない。僕は、追い上げて追い上げて、突進すら見せて、優出圏の2番手をもぎ取りにいく峰のレースぶりは、素晴らしかったと思った。前検で「豪快にいきますよ!」と決意を示したとおりのレースだった、そうも思った。それを伝えた瞬間、峰の表情が崩れた。涙があふれて止まらなくなった。峰が、泣いた。
 最初、僕は「泣きたいときには泣けばいい」と、峰について書くつもりだった。なぜなら、そのピュアさが峰竜太らしさであり、峰竜太の強さだと信じるからだ。もちろん「泣かない」と約束したからには泣くわけにはいかないと、無理に笑顔を作るのも、峰のピュアな部分。それでも、悔しさは涙で洗い流してしまえばいい。勝負師だからこそ、それでいいのだと思う。
 峰の涙に戸惑いながら、この男の素直さは絶対に武器なのだと確信した。笑えるときに笑っておけ、いずれ泣く時が来る、とは有名な将棋指しの言葉だが、泣けるときにもおおいに泣いておけばいい。峰竜太のこの涙は来年の新鋭王座、いや、今年のSGやGⅠで大きな大きな糧となって、彼をさらにビッグにすることだろう。

 僕自身は、もうこの時点でまいっていた。若者たちの純真な戦い、そこに生まれる明暗は、不惑を迎えて汚れ切った人間には強烈すぎる。しかし、さらに波乱は起こる。
2009_0124_0489  12R。優勝間違いなしとまで言われていた吉田拡郎がフライングを切った。同じ岡山の山田佑樹も。1号艇2号艇のフライングに、ピットは騒然となった。
 選手控室の出口で、大峯が「明日の1号艇は誰なんだ~?」と嬉しそうに今井の肩を抱いていた。古賀や麻生慎介らも嬉しそうにその輪に加わる。今井は望外のポールポジションに苦笑いを見せてもいたが、仲間にとっても心弾む事態であるのは間違いない。しかし、その歓喜は次の瞬間に消えた。
 いや、消えたという言い方は正確ではないかもしれない。消した、のだ。ボートリフトには、正常にスタートした他の4選手を待つ吉田と山田がうなだれて残っていた。彼らに気を使ったのは間違いなかった。その後、1着でゴールした松下一也が戻って来たときも、10Rや11Rのときのような歓喜は一瞬たりとも起こらなかったのである。
 吉田は、意外とサバサバしているように見えた。心の奥が穏やかであるわけはないが、それを見せないように、しかし必死に隠しているという様子でもなく、比較的淡々とふるまっているように思えた。だから、時折見せる悔しくて悔しくてたまらないといった表情が、実に素直な発露のようにも思えた。
2009_0124_0844  吉田以上に、山田が後悔をあらわにしていた。自分がこの事態を招いてしまった、そんな思いもあったかもしれない。F自体への、とんでもないことをしてしまった、という責任感もあっただろう。今日の準優18名のなかで、もっともツラそうな表情をしていたのは、山田だ。

2009_0124_0023  ピットに上がって、6選手が散ると、ようやく歓喜の声が沸き上がる。何しろたけし軍団のワンツーなのだ。もちろん、松下一也には佐藤旭なども祝福を浴びせ、松下が嬉しそうに笑っていた。
 川上剛の周辺は、もっともっと盛り上がっていた。「キャッホー!」という嬌声までも聞こえてきていた。たけし軍団の首領、いや、福岡支部のリーダー役でもある彼が2着で優出を決めたのだ。誰もが心浮かれるに決まっている。誰もが微笑んでその様子を眺めるに決まっている。
 しかし……。
 川上がTVのインタビューカメラの前に立った時、競技本部からのアナウンスがピットに響いた。このタイミングでの呼び出しは……。ピット内は騒然となった。川上は、カメラの前を離れて、競技本部へと向かった。
 なかなか姿をあらわさない川上。いったいどれくらいの時間が経っていただろう。やがて、ピットには一枚の紙が出回る。優勝戦メンバーが記されたそこには、川上の名前はなかった。川上は、まだ姿をあらわさなかった。別の通路から控室に戻ったのかも……そう推測した僕は、ひとまず共同会見場へと向かった。
2009_0124_0532  会見では、松下一也が報道陣を笑わせていた。今節は、通常52kgくらいの体重を50kgに絞っている。「正月は正月らしく飲み食いして、太ってしまったので、前節の大村から減量を始めたんです。でも大村の最終日、先輩が最終日なんだから飲めって言われて、それもそうだなって飲んだら、また増えすぎて(笑)。それでまた減量して、今節もあまり食べてません。明日が終わったら? また増やして(笑)、また減量して東海地区選に臨みます(笑)」。楽しい会見であった。
2009_0124_0533  だが……会見場を出るとき、そこで待機していたのが森定晃史であったとき、松下はどんな思いだっただろうか。森定とガッチリ握手をかわす松下の表情は見えなかったけれど……。その森定も「複雑な気持ちはある」と言った。森定にとっては、同県の仲間が(一人は同期だ)Fに散ったこともまた、複雑な思いにさせられることであろう。森定は明日、幾重にも絡んだ思いを胸に、緑のカポックを着ることになる。

 とりとめのない長文ですみません。筆力不足です。しかし、今日ピットで見たもの、感じたことは、とてつもなく重いものだったのも確かなことだった。若者たちが、純粋な気持ちで戦うからこそ生まれるドラマ。それを僕は、彼らの未熟さなどとは絶対に言いたくない。未熟という言葉を絶対に肯定しない。この場で起こる喜びも悲しみも、彼らを大きくはばたかせるステップである。だからこそ、そこにはあまりにもピュアな、歓喜の涙、悔恨の涙があるのである。(PHOTO/中尾茂幸 安達のみ山田愼二 TEXT/黒須田)


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第23回新鋭王座決定戦「勝手に期別対抗戦」5日目

 勝手に期別対抗戦5日目。本日も成績からいきましょう

   初 2 3 4 5 計
90期 39 28 76 51 35 228
91期 31 32 15 35 17 130
92期 18 55 35 30 28 166
93期 52 19 21 39 49 180
94期 55 49 39 35 49 227
95期 30 38 38 31 14 151
連合 25 31 28 31 60 165

Img_8488  適当な言葉ではないかもしれませんが、“異変”が起きました! 区間賞はなんと、ナニ鶴連合軍! もっとも後輩であるヤングたちがやってくれました。その原動力は、最下級生「鶴西ナインティエイト」。2Rで西村拓也がGⅠ初1着をあげると、4Rでも鶴本崇文がGⅠ初1着。おめでとう! さらに新田雄史が優出を果たすなど、大活躍の1日でありました。
 そして本日は、水神祭が解禁になりました。節イチの寒さなのに。ナインティエイト同時の水神祭、水はとっても冷たかったと思いますが(気温より水温のほうが高かったけど)、だからこそ忘れられない水神祭ですね。おめでとうございます。

2009_0123_0655  さて、優勝争いのゆくえがかなり鮮明になってまいりました。総合ポイントトップは、ネンチョー・ナインティオー。準優での吉田拡郎のFは残念でしたが、森定晃史がかわって優出を果たすなど、さすがの貫録であります。
2009_0121_0132  しかし! イケイケ・ナインティフォーが1ポイント差で追走! いやはや、大接戦であります。何しろ、優勝戦1号艇を今井貴士がゲット。最後の最後でさらに10ポイントを上積みできる可能性も高まったのですから、逆転優勝の目もおおいに出てきたというべきでしょう。まずはナインティオーvsナインティフォーが焦点となるはずです。
 とはいえ、ナイスガイたちナインティスリーも、充分に逆転可能な圏内にいます。優勝戦には一人も送り込めませんでしたが、11Rまでで大きくジャンプアップすれば、上位2期を脅かせるはずです。明日のナイスガイたちにも注目ですぞ。
 残念なのは、たけし軍団。なんと、最下位であります。川上剛が待機行動違反で優出の権利を剥奪されるなど、とことんツイていない彼らですが、松下一也を優勝戦に送り込むことができたのですから、我々の勝手な対抗戦を見返すようなファイナルバトルでの激走を期待したいものです。

 さあ、勝手に期別対抗戦は明日決着です!(PHOTO/中尾茂幸 水神祭のみ山田愼二  TEXT/K)


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優勝戦メンバー確定!

 大波乱! 誰が思った!? まさか準優3レースで1号艇がすべて飛ぶなんて!? 

 レース回顧は後の記事に譲るとして、優勝戦メンバーが確定いたしましたので速報を出しておきます。

①今井貴士(福岡)94期
②金子拓矢(栃木)95期
③松下一也(静岡)91期
④新田雄史(三重)96期
⑤安達裕樹(三重)92期
⑥森定晃史(岡山)90期

 12レースで2着に入った川上剛は待機行動違反のため、3着に入った森定晃史が繰り上がって6号艇に入っております。

※出走表は念のため主催者発表をご確認ください。

 ということで、プレゼントクイズ②の正解は「その他」でした。当選者などは①と同時に発表いたします。


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H記者の「この準優に1-3なし!?」予想

 はい、hiyoちゃんのご指摘の通り、5Rの鈴木はサッパリ行けませんでしたね。が「今日の大敗は、明日のお宝の原石」と自分に言い聞かせ、枠番によっては明日も狙ってみたいと思います。
 さあ準優です。どこからどう見てもインが強く、さらに3号艇にパワーのあるキーパーソンが揃いました。すべて1-3決着? が、ここは一癖も二癖もあるびわこ水面。「両雄並び立たず」でどちらかが撃沈するのではないでしょうか。というわけで、準優はすべて1&3のWヘッド作戦で攻めます!

 10レース
◎①篠崎元志(福岡)96期
 ②今井貴士(福岡)94期
◎③新田雄史(三重)96期
★④大峯 豊(山口)92期
 ⑤榎 幸司(長崎)90期
 ⑥長田頼宗(神奈川)93期

進入123/456

 篠崎はパワーも十分だし、何よりターンスピードの速さが他を圧倒していますね。フォームも美しくプチ瓜生という感じ。強い追い風を利してすんなりの逃げか。一石を投じるならプチ井口?の新田。強風でスタートが慎重になる中、ひとりだけゼロ台までぶち込むかも。問題はヒモ。迷いに迷いましたが、最後は2年連続で優出している大峯の経験則が生きるとみます。
3連単★13-4-全

 11レース
◎①稲田浩二(兵庫)94期
 ②金子拓矢(栃木)95期
◎③峰 竜太(佐賀)95期
 ④齊藤 優(徳島)93期
 ⑤安達裕樹(三重)92期
★⑥吉川喜継(滋賀)92期

進入126/345

 吉川の前付けを峰が入れるか。それによって峰は3コースか4カドになるわけですが、どちらでも勝ちきるだけのパワーはあります。ただ、稲田を負かしに行ったときに明暗がはっきり分かれそうな……ヒモには地元の意地で吉川を抜擢します。パワーは平凡でも、この難水面を知り尽くした男が火事場の馬鹿力を発揮しますよ!
3連単★13-6-全

 12レース
◎①吉田拡郎(岡山)90期
 ②山田佑樹(岡山)95期
◎③森定晃史(岡山)90期
 ④松下一也(静岡)91期
★⑤川上 剛(福岡)91期
 ⑥山田哲也(千葉)95期

進入125/346

 このカクローは鉄板でしょうね。ただ、唯一の不安がスタートなんです。今節は妙に慎重で、持ち前の韋駄天ぶりが影を潜めている。いきなり準優で本領発揮といくかどうか、微妙っすね。「パワーを感じる余りにドカ遅れ」というケースもままあることで、その場合はセンターから森定が突き抜けます。ヒモはまた迷いに迷った末に川上にしました。91期には「郷原の分まで頑張ろう」という決意がある。タケシ総帥の魂の前付け&全速ターンが炸裂します!(あ、松下君もタケシ軍団っすけどねw)
3連単★13-5-全


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びわこグルメ~①

取材班にとって、今回はびわこ競艇場初見参。となれば、やはり行かねばならぬ、グルメの旅へ~~~。というわけで、取材のかたわら、ちょろちょろと“もうひとつの取材”を続けてまいりましたが、おちょこさん、鯖寿司(だと思うんだけど)、どこの売店にありました? 今回は、レストランを中心に食っているので、まだ見つけられずじまい。ただ、レストランの小鉢で見かけたことは見かけたんですよ。それのことかな~。というわけで、この記事は「グルメ①」。おちょこさんのリクエストに応えられるよう、本日も旅を続けたいと思いますので。H園記者オススメの「日替わりスープ」もまだ食ってないしなあ。

びわこ競艇場のレストランは、2F「ボートパパ」3F「ボートママ」4F(指定席)「ボートキッズ」と、各フロアを通じてファミリーになっています。私はパパとママを一日おきに訪れました。鯖寿司はママのほうで見たんだったかなあ。で、昨日までのオススメはこちら。

Cimg4356 ママで食べたホルモンうどん。ピリ辛の出汁、濃厚なホルモンの味がうどんに絶妙に絡まっておりました。こりゃウマい! ホルモン丼というメニューもあったので、ぜひ試してみたいですな。

Cimg4361 パパで食べたラーメンも美味し~。醤油とんこつってヤツですかな。スープが絶品でありました。メニューには「ラーメン」の文字が見えなかったのですが、お客さんが食ってたので頼んでみたところ、普通に出てまいりました。

Cimg4354 カレーもいい味出してましたよ~。これは普通のカレーですが、カツカレーとかエビカレーも食ってみたいなー。

というわけで、鯖寿司探しの旅も含めて、第二弾は明日~。(体重100kg超だけどあとちょっとで2ケタに復帰できそうなK)


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“本紙予想”準優勝戦

 Kです。“本紙予想”準優勝戦です。快調に戦ってきた1号艇、イン主体が基本の“本紙”としては、3連勝を狙うのが筋かとも思うのですが、なぜか簡単には決まらない予感がします。予感って……という感じではありますが。本命をつけないのは、イナダッシュ。

10R 準優勝戦
篠崎がS決めて怒濤のイン逃げ。握って攻める新田との96期ワンツーが本線。大峯の3年連続優出も。
◎篠崎 ○新田 ▲大峯
3連単 1-34-全

11R 準優勝戦
吉川が動いて、内深くなるか。スリットから伸びる金子に連動する峰を狙う。稲田のイン残しを本線に。
◎峰 ○稲田 ▲金子 △齊藤
3連単 3-124-全

12R 準優勝戦
川上が動く可能性あるが、ここは吉田が盤石の逃げ決める。しつこくしつこく森定も狙う。
◎吉田 ○森定 ▲松下 △川上
3連単 1-345-全

2009_0123_0775
イン以外の本命はこの人であります。主役を張れ!


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THEピット「寒風吹き荒ぶ」――新鋭王座5日目①

 寒い! めちゃくちゃ寒い! どれくらい寒いかというと、ピットの日陰には氷が張っているのである。もっと気温の低かった早朝の氷が溶けないまま、というわけではないぞ。レースを終えた選手たちのボートから水滴が落ちる。それが日陰のほうに流れていく。それが凍る、のである。
2009_0121_0759  2RでGⅠ初1着をあげた西村拓也をボートリフト最前列で出迎えた岡村仁が、西村に言う。
「今、飛び込め」
 ピット帰還即水神祭、か!?
「無理っす~~~」
 ようするに、それくらい寒い、のである。
2009_0119_0663  その西村、「先頭走っている時は、いつもより緊張しました~」と語っていた。厳寒のなかのGⅠ初1着、忘れられないレースになったはずだ。おめでとう!

 寒さの理由は、もちろん気温が低いことであるが、もうひとつ、今日になって突如吹き荒れ出した強風も体感温度を下げる強敵だ。1Rから安定板装着でレースが行なわれており、ピットに吹き込む風が冷たいというより痛い。
2009_0123_0809  2R後、日の当たる場所で後半レースの準備をしていた平本真之。外での作業をするなら、今日は日なたに限る。それでも、風が吹けば体は震える。モーターを凝視しながら、寒さにじっと耐えねばならない。モーター磨き用のウエスが、一瞬吹いた突風にぴゅーっと飛ばされても、気づかない平本であった。4~5mも飛ばされたのに気づかないので、ダッシュで拾いにいったのは……がはは、私めであります。そっと渡すと、大恐縮の平本。いえいえ、それくらい調整に集中し、寒風に立ち向かっていたということ。めちゃくちゃ寒くて大変だけど、頑張ってくださいね。その後、ボートリフト脇に震えながら突っ立っていたら、平本はわざわざもういちどお礼に来てくれた。好青年・平本、頑張れ!

 そんな寒さなので、装着場には選手の姿はあまり見られない。安定板装着ということで、ペラなどの調整に忙しいということもあるのだろう。多くは朝のレースを終えて後半戦を控えている選手たちだし、準優組が出てきても、すぐにペラ室などに消えていくことが多い。
2009_0123_0892  実際にペラ室を覗くと、準優組の姿がちらほらと。篠崎元志、新田雄史、峰竜太といったあたりがぱっと目に飛び込んできた。なめまわすように覗き込めば、もっと多くの準優組を発見できただろう。
2009_0123_0512  水面に目を移すと、吉田拡郎、榎幸司あたりが試運転を繰り返している。安定板がついたことにより、アシ色ががらりと変わることもあるわけで、そのあたりを入念にチェックしているものと思われる。寒いのに大変だなあ……としばし様子を眺めていたら、ボートリフトに齊藤優が。寒空のなか水面に飛び出して行って、彼もまたアシ色を確かめているようだった。
2009_0123_0330  そんななか、整備室にこもっていたのは、川上剛だ。どうやらリングを換えたようで、「やれることはすべてやって、準優で勝負したい」と力強く語った。最後の新鋭王座に懸ける思いはやはり大きいのだ。
 整備を終えてモーターを装着していたとき、すぐそばを毒島誠が通った。通りがかりざまにちょろっとグチをこぼした毒島に、川上は「来年、頑張れ」。文字にしてしまえばそれだけのことだが、どこか万感がこもっているような口調であった。2009_0123_0415 毒島は「川上さんは最後ですもんねえ……」。毒島なりのエールのように思えた。

 新鋭王座決定戦も、最終コーナーに差しかかっていく。寒さを吹き飛ばす熱戦を期待したい。若者たちよ、風邪ひかないよう注意しつつ、全力で走ってください!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 昨日の7Rは◎鈴木がアワカツ級のアウトマクリを決めた~!と思った瞬間……(涙)。まあ、もうひとりの特注★古賀がドカでしたから、返還で助かりましたけど(笑) 鈴木の脱落は本当に残念。あのパワーなら準優~優勝戦でも見所たっぷりでしたからね。今日もやや無理筋とは思いつつ、5Rでしつこく狙ってみましょ。加山憲吾どの、hiyoちゃん、今日もよろしくっす!!

 5R
 ①西山貴浩
 ②海野康志郎
 ③向後龍一
★④赤坂俊輔
◎⑤鈴木勝博
★⑥進藤 侑

進入123/456

 F後でスタートが行けるかどうか、鈴木君。内4艇のパワーがどれもイマイチなので、行きさえすれば一気まくりで5=6のアウトセットなんですけどね。う~ん、行けないかもなぁ。ただ、4カド赤坂の気配がやや上向いているので、いい仕事をしてくれるかも。赤坂が握ってくれれば、慎重なSからでも鈴木がまくり差せるチャンスは十分にあると思います。明日のために、F後でも頑張りんしゃい、鈴木君!

3連単★5-46-全

 一見堅そうな、二目見ても堅そうな準優予想は8R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”新鋭王座5日目

 お寒うございます。Kです。そこそこ当たっていますが、そこそこでしかない、そんな“本紙予想”になっているような気がします、ハイ。憲吾さん(あ、付けちゃった)からは「穴・極選に幸あれ」とか書かれてるし。ともあれ、本日は準優勝戦。H記者と優出競り合いするつもりで頑張ります。
 昨日のイン逃げは5本。本日もイン主体に狙いつつ、ちょっとずつ視点をズラしていきたいと思います。

※追記:1Rから安定板装着のレースとなりました。

1R 小坂が逃げてGⅠ初勝利。真庭の差しが追走する。
◎小坂 ○真庭 ▲古賀 △西山
3連単 1-256-全

2R 平本が巧差しで突き抜ける。エース機松村敏も肉薄。
◎平本 ○松村敏 ▲毒島 △西村
3連単 2-651-全

3R 中越が気合の先マイ。伸びる浜野が1M攻めて続く。。
◎中越 ○浜野 ▲岡崎 △谷野
3連単 1-624-全

4R 川尻はアシいいがダッシュ向きか。長野がテクで差し抜ける。
◎長野 ○藤田 ▲川尻 △馬場
3連単 2-416-全

5R 連日頑張る西山に勝利の女神が微笑む。超抜鈴木が追う。
◎西山 ○鈴木 ▲進藤 △海野
3連単 1-562-全

6R 松村敏がエース機駆って逃げる。麻生が相手本線
◎松村敏 ○麻生 ▲濱崎
3連単 1-34-全

7R 浜野はダッシュ向きの感も、この相手なら逃げ切れる。
◎浜野 ○松村康 ▲毒島
3連単 1-23-全

8R 馬場が昨日の涙を帳消しにする逃走。谷野が続く。
◎馬場 ○谷野 ▲中越
3連単 1-36-全

9R アシ悪くない進藤が先マイ決める。伸びて川尻が迫る。
◎進藤 ○川尻 ▲岡崎 △藤岡
3連単 1-654-全

 準優はのちほどアップします。

2009_0123_0798 中間着が続く中越。3Rで「1」をつけたいところです。


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5日目! 炎の準優勝戦

おはようございます。新鋭王座決定戦5日目、準優デーがやってまいりました。本日のびわこ競艇場は節イチの寒さ! 宿舎から競艇場までの道には凍った水たまりがあちこちに見られました。私(K)は長野出身なので、なんだか懐かしい朝、でありましたな。あ、雪が舞ってきたぞ。皆様、体調には十分注意しつつ、若者たちの熱線を見守りましょう。

2009_0123_0496 一般戦でちょっと狙ってみたいのは、麻生慎介。アシは悪くないと思ってるんですけどねえ。GⅠ初勝利を目指して2日間、健闘してください。(PHOTO/中尾茂幸)


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新鋭王座プレゼントクイズ②

新鋭王座決定戦、プレゼントクイズ第2弾ですよ~。

【問題】第23回新鋭王座決定戦 優勝戦でもっとも多い“期”は何期?

こちらは、内池命名のチーム名は記さなくてけっこうです(笑)。もし同数になった場合は、両方を正解としますが、次の場合のみ、「選択肢:その他」とさせていただきます。

①3つの期が2名ずつで並んだ場合②6つの期から1名ずつ進出した場合

この2つを正解と思われる方は「その他」と記してください。締切は明日24日の14時30分。

プレゼントは、クイズ①とは別口になりますので、こちらにもどしどしとご応募お願いいたします。


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THEピット「頑張れ!」――新鋭王座4日目②

2009_0123_0733  9R、吉川喜継が渾身の勝利! これで得点率は5・83となり、6点にはいわゆる1点足らず。
 勝負は諦めた瞬間に終わる、という。勝っても6点に届かないからとモチベーションを下げていたら、女神は微笑みを向けてはくれなかっただろう。
 吉川、準優進出。9R後には18位に浮上して、あとは相手待ちだったのだが、11Rが終わって当確ランプが灯った。報道陣に囲まれ、穏やかに目元を緩めていた吉川には、安堵感と充実感が入り混じったような透明感があった。ピット内の職員さんたちからも祝福の声をかけられた吉川は、きっと今日という日を忘れることはないだろう。もちろん、正真正銘の本番は明日以降となるのだけれども。
2009_0123_0467  対照的に、いまだ傷が癒えていない表情を見せていた馬場貴也。そう簡単に切り替えられるわけがないし、切り替える必要もない。落ち込むときは、とことん落ち込めばいいのだ。先入観をもって見ているからか、遅い時間帯になっても、誰もが馬場に声をかけづらそうにしているように思えた。明日は笑顔でピットに姿をあらわしてほしい。そして、今日という日があったからこその、元気一杯なリベンジ・ランを見たい。

2009_0123_0179  予選1位は、順当というべきだろう、吉田拡郎である。12R後に報道陣に囲まれる拡郎の表情を見ると、機力も気力も完全に仕上がったと思うしかない。ピットでの雰囲気で勝敗の行方が完全に掴めるなどということはありえないけれども、しかし「優勝はカクローで決まった」と言いたくなる充実感に満ち満ちている。
 その拡郎以外、準優の内枠を占めたのは、なんと94期以降の“後輩たち”である。3号艇までを内枠とみなしたとしても、森定晃史が入ってくる以外は、さらに“後輩たち”が増える。これは面白い構図となった。
2009_0123_0680  相変わらず飄々としている稲田浩二、みなぎる自信が伝わってくる篠崎元志、昨年優出の今井貴士など、もともと有力視された面々のなかにあって、初出場の金子拓矢と山田佑樹が名を連ねたことには、素直に拍手を送りたい。金子も山田も、喜びを爆発させるという感じではなかったが、レース後の瑞々しい笑顔が印象的であった。あ、金子は11Rシンガリだったから、一瞬だけ暗い表情を見せていたな。それでいいと思う。準優進出も大事だが、ひとつのレースの敗戦を悔しがるのはもっと大事だ。

2009_0123_0473  11Rが終わって、趨勢はほぼ決していた。12Rの結果で入れ替わりがあるとすれば、渡邊雄一郎が2着以内に入った場合のみ。Fが出ればもちろん話は別だが、焦点は1つに絞られていたと言ってよかった。ヤキモキしていたのは山田哲也のみだし、特別な気合を抱いているのは渡邊のみ。とはいっても、山田はそもそも5・80の相手待ちだったし、渡邊もレース前の様子を見る限り、気負っているようなところはなかった。
 ということもあって、すっかり落ち着いた空気が充満していた12R前。もう記者席に帰って原稿でも書き始めようかなあ……とピット出口に向かって歩き出した瞬間、水面にエンジン音が轟いて、足を止めさせられたのだった。
 シリアスニシヤマ劇場。
 cast 西山貴浩 毒島誠 川上剛
 素直に頭を下げたい。今日も西山は、12R前に試運転をしていた。こんな時間帯に水面に飛び出していく選手は、まず見られない。正直、記憶にない。
2009_0123_0393  今日は、毒島が西山のパートナーだった。足合わせを延々と繰り返し、そのランデヴーはいつ終わるとも知れないほど、長く続いた。何周したのか数えてはいなかったが、2M奥で速度を緩めた二人は、艇の上で声を張り上げて話し始めた。ピットからは距離があるので、ハッキリと聞き取れはしなかったが、「良くなってるぞ~」「本当ですかぁ? ありがとうございます!」といった会話が小さく聞こえた。
 その後、今度は単走で何周かすると、毒島はボートリフトに引き上げ、西山は試運転用係留所へ。毒島は試運転を終えたようで、西山は係留所から全速で駆け寄って、毒島に深々と頭を下げた。毒島がまた大声で言う。
2009_0123_0386 「さっきより、ず~~~~っと良くなってる!」
「ありがとうございますっ!」
 西山は再び係留所へ走る。それにしても、西山はまだ走るつもりなのか……。燃料を注入した西山は、本当に再び水面に飛び出した!
 それから、西山は何周したのだろうか。毒島との足合わせも含めれば、20周はしたのではないだろうか。その何周目だったか、ボートリフトの脇のステップに人影があらわれた。師匠の川上剛だった。
 川上は、ひたすら水面を走り続ける西山を、じっと見つめていた。1周、2周、3周……ただただ、西山の走りを凝視していたのである。
2009_0123_0139  西山が2Mでスピードをゆるめ、ボートリフトのほうへと艇を向けた。やっと試運転終了か……違う。西山は、師匠にアドバイスを求めたのだった。川上が身振り手振り、そして大声で指示を飛ばしはじめる。ボートの上で川上に視線を投げながら、じっと聞き入っていた西山は、またもや水面へ! それから3周、4周と周回を重ね、川上はやはり西山を見つめ続けた。
 試運転タイム終了の合図がかかり、西山はようやくピットに戻って来た。駆け寄ったのは、毒島だった。足合わせのパートナーのエンジン吊りを手伝うため、真っ先にリフトに走ったのだ。気を使わせまいと、それを制したのは川上だった。「俺がやるから大丈夫」、しかし毒島は、エンジン吊りを続けた。それを見た川上は、ならばと西山に歩み寄る。即席の川上教室、開講。毒島に続いて駆け寄っていた篠崎元志らが西山のボートを艇庫のほうへと運んでいくと、川上は装着場のど真ん中で西山に教えを説いていた。
 西山が熱い視線を川上に向ける。師匠の言葉をすべて吸収せんとするがごとく、うなずきながら、返事をしながら、川上と向き合い続けた。実は川上は西山と別れると、猛ダッシュでペラ室に向かっている。準優に向けた調整は終わっていなかったのだ。それでも、弟子が必死な思いで水面を駆けているのに、ペラ室にとどまってはいられなかったのだろう。
 陸の上でのおちゃらけぶりは、めちゃくちゃ楽しい。しかし、水の上での真剣なまなざしは、めちゃくちゃカッコいい。準優にはまったく届かなかった西山だが、明日からの2日間、僕は全力で応援させてもらう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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新鋭王座ダイジェスト4日目

●本日のイン 5勝

2009_0123_0353_2  いちおう5本のイン逃げが決まっているが、現場でレースを見ていた印象は「やはりインが頼りない」である。エンジンが出ていないかぎり、スリット同体からではなかなか逃げ切れないのだ。
 4レースの逃げ切りは山田佑樹が他艇よりも約1艇身も踏み込んだトップスタート。8レースの森定晃史の逃げも、他艇より半艇身以上行き切ったスタート。11レースは鈴木勝博のエンジンが他選手よりも抜けていた。

 エンジンが抜けておらず、好枠と己の腕を生かして逃げ切ったと思えるのは6レースの峰竜太と12レースの大峯くらいである。
 とくに大峯の逃げは見事だった。勝負駆けのかかった状況で、節イチエンジンを操る吉田拡郎をブロックし、差し場を与えずにそのまま逃げ切り。たとえ2号艇の渡邉がキャビっていなくても、あの差しは届かなかっただろう。

 逆に目立ったのはスローからの差しである。2レースの藤田、3レースの渡辺、5レースの篠崎、9レースの吉川、10レースの稲田と、スロー差しが面白いように入っていた。
 明日の準優戦は3レースともインが堅そうにみえるが、この傾向が続くようであれば、あっと驚く場面もあるかもしれない。
 

●本日の枠なり 9レース

 本日の枠なり進入は9本。あいかわらず意表をつく動きは少なかった。しかし外枠に入った選手の中には「隙あらば内を狙う」姿勢をみせていた者もいた。
2009_0123_0134  たとえば5R6号艇の川上剛。川上は本日2回走り10点の勝負駆け。大きな着だけは絶対に取りたくないわけで、なるべくなら大外は避けたい状況。進入予想を見ても、川上を5コースや4コースと想定している専門紙が多かった。
 しかしスタート展示で川上が動こうとするが5号艇の小坂が頑として譲らない。本番でも小坂が5コースを譲らず、進入は「1234/56」の枠ナリとなった。
 明日の準優、川上は5号艇。進入で動く場面もありえるように思う。

 枠なりが崩れたレースで印象的だったの2レース。
 すんなり枠なりかと思いきや、5号艇の吉川喜継が回りこんで2コースに入ったのだ。ボーダーを6.00に想定すると吉川は2走で12点が必要だった。本来はあまり枠にこだわる選手ではないが、少しでも有利なコースを狙ってきたのだ。
 コンマ15のトップスタートでスリットを通過し、かなりいい感じで1マークまで進んでいった。しかし、午前中のピットの記事にもあったとおり、この進入が実を結ぶことはなかった。
 とはいえ、この果敢な姿勢と、1マークでの失敗が、後半レースの1着につながったと考えることもできるのではないだろうか。

●本日の機力診断

2009_0123_0717  吉田拡郎の足が節イチに昇格である。
 12レースは負けて強しの内容だった。
 スリット同体の5コースからマクリが打てるくらいに、スリットから一気に出て行く足は鋭い。バックで3~4番手を走っていたのに、2マークを握って回るとあっという間に2番手を走っていた山田佑樹を1艇身突き放した。
 昨日は「エンジン+腕」と書いたが、今日の競走をみていると「エンジン×腕」のような相乗効果を生み出している。

 昨日の節イチにあげた齊藤優は12レースの内容が一息。伸びが少しついたが、その分回り足がダメになったように感じたのは気のせいだろうか。

 松下一也は昨日に続き、また足が落ちたように感じた。6レースはスリット通過後も伸びていかず、バックでも内から伸びず。もっとも、足が落ちたというよりは周りが上げてきたというのが正しいかもしれない。

2009_0123_0440  稲田の足も確実に上向いている。昨日まではチルトをこまめに動かして騙し騙し乗っているような感があったが、10レースの競走は安定感がみられた。勝ちタイムは大峯に次ぐ本日の二番時計である。バランス良く仕上がったなかでも、とくに回り足がいい。

 敗者戦回りになったメンバーの中に、準優でも十分に通用しそうな足をもつ選手がゴロゴロといる。
 まずは鈴木勝博。フライングにより戦線離脱を余儀なくされたが、足は最上位クラスにある。とくに伸びが力強い。11レースでもコーナーでは篠崎に追い詰められるのだが、直線で引き離す競走をみせていた。
 川尻泰輔も足は強い。10レースで3着に敗れて準優出は絶たれたが、あれは稲田の鋭い差しと、川上のさばきに屈しただけ。足落ちはないとみる。
 復調気配がうかがえるのは、赤坂俊輔、長野壮志郎、毒島誠、馬場貴也、などの新鋭リーグ優出常連組。予選道中での立て直しはできなかったが、敗者戦なら戦える足になっているとみる。ここまでの成績が嫌われて、人気を落としているようであれば面白い存在になりそうである。

●本日のMVP 篠崎元志

2009_0123_0057_2  ドラマはたくさんあったのだが、「今日を代表するのはこの選手!」という存在がなかなか見当たらない。
 候補者は1走1着勝負を成功させた安達裕樹、9レースで1着になり準優に滑り込んだ吉川喜継、他5艇を1艇身置き去りにするスタートを決めて逃げ切った山田佑樹あたりだろうかと思った。
 しかし安達の1着は鈴木のフライングがあってのものだし、吉川は前半レースの1マークでミスをしている。山田佑樹も12レースの1周2マークで吉田拡郎にあっさりと抜かれてしまった。誰もが決め手に欠けるような気がするのだ。
 しいてあげるなら、センターから1着・2着の成績で準優1号艇を手に入れた篠崎元志だろうか。初日からその歩みは堅実である。

 残念だったのは次点に散った藤田竜弘。3日目終了次点で39位という絶望的な位置にいたのに、2レースで1着をもぎとり、7レースもあわや1着という瞬間があった。もしピンピンで今日のレースを終えて、準優出を決めたのであれば、間違いなくMVPだったのだが。あと一歩届かなかった。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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第23回新鋭王座決定戦「勝手に期別対抗戦」4日目

勝手に期別対抗戦4日目。本日もまずは成績をご覧ください。

   初 2 3 4 計
90期 39 28 76 51 195
91期 31 32 15 35 113
92期 18 55 35 30 138
93期 52 19 21 39 131
94期 55 49 39 35 178
95期 30 38 38 31 137
連合 25 31 28 31 115

2009_0121_0404  4日目は、10~20点台に低迷する期はなく、非常に拮抗した一日でありました。
 そんななかで、さすがの貫録を見せたネンチョー・ナインオー! 頭ひとつ抜けたポイントを稼ぎ出し、2日連続の区間賞であります。ポイントを獲得できなかったのは5、6、7、11R……と書いてみて、もしやと思い調べてみれば、5~7Rにはナインティオーが一人も出走していなかったのだから、出走者がいたレースでは11R以外はきっちり3連対に絡んだことになる。実は、1着は8Rの森定晃史だけなのですが、逆に言えば安定感は抜群。やはり、さすが!の言葉しかないのであります。

2009_0121_0739  安定感がナインティオーなら、爆発力はバッドボーイズ・ナインティツーでしょうか。本日は最多の3勝。一方で、その3勝以外はポイントをゲットできていないのですから、まさにピンロク型。ハマれば一気の巻き返しもありそうですね。また、ナイスガイたちナインティスリーは本日区間2位。こちらも巻き返し態勢に入っています。
2009_0121_0212  ここまで快調にポイントを積み重ねてきたイケイケ・ナインティフォーですが、今日も2勝をあげるなど決して不調気味というわけではないのに、獲得ポイントが毎日下がっているのが気になります。鈴木勝博の勇み足も痛かったなー。本当は10点、上積みできていたはずなのだから……。気になるといえば、たけし軍団の調子が上がってこないのも、気になりますね。通算ポイントは、なんと最下位。うーん……。

2009_0121_0336  さて、明日はいよいよ準優。ここで一気に様相が変わってくる可能性があります。たとえば、12Rにはナインティオーが二人、たけし軍団が二人。たけし軍団は2人だけの準優組が同カードに入ってしまったわけです。もし分かれていれば、2人で20点の可能性があったところを、最高で17点ということになるわけです。ヘタすりゃ最後の3レースで1ポイントも獲れないことだってあるでしょう。だが、もし17点をもぎ取れば、ナインティオーのポイントをつぶすことができる。3人を準優に送り込んだナインティオーですが、たけし軍団にそのポイントを持っていかれる可能性もあるわけです。
 さらに、1~9Rの一般戦は2回乗り組がいるわけですから、アシはいいのに予選落ちを喫した選手たちが荒稼ぎする可能性もある。伸びる浜野孝志なんて、狙えそうだなー。
 というわけで、勝手にやってる期別対抗戦ですが、明日からはさらに目が離せなくなりそうですね。クイズは締め切りましたが、ご応募者もそうでない方も、対抗戦という切り口で明日の準優デーを眺めれば、いっそう楽しめるはずですよ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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準優出メンバー決定!

 1日を通して激しい勝負駆けが繰り広げられたびわこ新鋭王座決定戦。
 馬場貴也まさかの予選落ちや、鈴木勝博の痛恨のフライング、いったんは予選落ちかと思われた地元・吉川喜継の復活準優入りなど、ドラマチックな状況が次々と起きるなか、最終的に準優出18人が以下のとおり決定しました。
 なお、予選突破ボーダーは5.80です。

10レース
①篠崎元志(福岡)96期
②今井貴士(福岡)94期
③新田雄史(三重)96期
④大峯 豊(山口)92期
⑤榎 幸司(長崎)90期
⑥長田頼宗(神奈川)93期

11レース
①稲田浩二(兵庫)94期
②金子拓矢(栃木)95期
③峰 竜太(佐賀)95期
④齊藤 優(徳島)93期
⑤安達裕樹(三重)92期
⑥吉川喜継(滋賀)92期

12レース
①吉田拡郎(岡山)90期
②山田佑樹(岡山)95期
③森定晃史(岡山)90期
④松下一也(静岡)91期
⑤川上 剛(福岡)91期
⑥山田哲也(千葉)95期

※番組表は念のため主催者発表をご確認ください。


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THEピット「笑え。泣け。」――新鋭王座4日目①

2009_0122_0350  試運転係留所から引き上げてきた松下一也が、ニヤニヤしながら歩いていた。なぜだ。いつまでたってもおさまらないニヤニヤ顔。何があったんだ?
 ニヤニヤ顔の松下と、整列→敬礼を終えて出走ピットに向かう2R組がすれ違う。松下のニヤニヤは、さらにニヤニヤ度を増していく。あ、そうか。
 2R1号艇は林祐介。2号艇は藤田竜弘。同期生が先頭2番手で歩いてきた、わけである。林と藤田はヘルメットをかぶっているから表情はうかがえないが、レースへと向かう仲のいい同期に、激励の意味なのか何なのか、松下は笑顔……ニヤニヤを向けたのであった。
2009_0122_0276  このニヤニヤ光線が利いたのか。1着藤田。2着林。たけし軍団ワンツーフィニッシュ。ボートリフトで出迎えた松下は、嬉しそうにニヤニヤ……いや、今度はニコニコしていた。

 歓喜に沸くたけし軍団の影で、顔を歪ませていた者がいる。吉川喜継。2Rはまさかのシンガリ負けを喫してしまった。
2009_0122_0328  1M、吉川のレースには少しだけ迷いが見えた。2コースに前付けし、スリット過ぎにはマクれる態勢にも見えていたが、林が伸び返してきたことが吉川に逡巡を与えたように見えた。結果、6着。2走12点条件だった吉川にとって、1点しか獲得できなかったという事実は、あまりに重い。
 ため息がひとつ。顔をしかめて、もうひとつ。2走目に1着を獲っても6点には届かない状況を招いたしまったことが、吉川の心に影を落とさないはずがない。吉川は、レースの装備を解いている間中、顔をしかめて悔恨の表情をあらわにしていた。
 同期の大峯豊が、そっと吉川に寄り添う。耳元でなにかを告げると、吉川の渋面がさらに深くなった。歪んだ表情が貼り付いてはがれない。ため息がまたひとつ、深く深く出た。

 3Rのレース後は、さらに重苦しい空気が漂った。吉川と二人きりの地元勢として、吉川が敗れた後だからさらに期待がかかっていた馬場貴也が、5着に敗れた。
 道中は3番手を走った。着順が下がるとは思えない走りだった。しかし、3周1Mのターンは大事に回りすぎたように、もっと言うと消極的に見えた。そこで真庭明志にツケマイで逆転を許す。それが焦りを生んだのか、最終コーナーで榎幸司にも逆転され、5着。
 馬場は、4着条件でこのレースに臨んでいたのである。2周を走り終えた時点で、ノルマはクリアされていたはずだった。それが、残り2回のターンで圏外にまで落ちてしまう。5番目にゴールを通過した時の馬場の気持ちは、いかなるものだっただろうか……。
 ピットに帰還し、仲間が馬場のボートを装着場へと運ぶ間、馬場はリフトの上で一歩も動けなくなっていた。両手を両ひざについて、ガックリとうなだれたまま、時間が経過していく。もはや誰も声をかけられなくなっていた。
2009_0123_0095 ボート片づけをする仲間たちは、凍り付いた表情で作業を進めていた。遅れてその輪に加わった馬場は、もういちどガックリとうなだれる。仲間はやはり、声をかけられない。そんななかで、馬場はひどくゆっくりと、力ない手つきでヘルメットを脱ぐ。
 泣き顔があらわれた。
 目の周囲が真っ赤に腫れあがっている。目頭を押さえると、さらに馬場の顔は紅潮していった。声はあげていないものの、涙はあふれて止まらない。カポックを脱ぐ間も、ヘルメットの水滴をぬぐう間も、馬場はただただ悲嘆の涙にくれていたのだった。
 やはり誰もがかける声をなくしているなか、馬場は一人、泣き続けた。悲しくせつなく、泣いていた。

2009_0122_0783 もちろん、まだ終わったわけではない。2R、3Rでの出来事なのだ。何が起こるかわからないのが競艇。終わってみれば……ということは充分にありうる位置に、吉川も馬場もつけている。
2009_0121_0350    だが、とにかく今は泣きたいだけ泣けばいい。この涙が、馬場を、吉川を強くするのだから。また、馬場の胸中を推し量っていたかのように、渋い表情になっていた真庭は、おおいに笑うべきだ。会心の逆転劇だったはずなのだから、相手がどういう状況であろうと、笑えばいい。それでも悲しそうな表情を見せた真庭は本当に優しい男なのだが……。ともかく、泣きたいときは泣け。笑いたいときは笑え。その涙が、笑顔が、若者たちが全身全霊で勝負に挑んだ証なのだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”4日目後半です

 後半の“本紙予想”です。1号艇に機力上位が入っていますね~。インの取捨がかなり重要になりそうですね。でも“本紙”はイン主体になってしまうのですが。

7R 超抜の齊藤がセンターから自在に攻める。古賀の逃げ残りも。
◎齊藤 ○古賀 ▲鈴木
3連単 4-16-全

8R しつこくしつこく森定で。大峯が攻めて追走。
◎森定 ○大峯 ▲谷野 △長野
3連単 1-542-全

9R 伸びいい浜野がマクって抜け出す。濱崎のイン残しが本線。
◎浜野 ○濱崎 ▲吉川 △長尾
3連単 3-124-全

10R 川尻が連勝ゴール。稲田がマクれば穴目もあるが……。
◎川尻 ○稲田 ▲川上
3連単 1-23-全

11R 伸びる鈴木はダッシュ向きか。進藤の自在攻めに期待。
◎進藤 ○鈴木 ▲篠崎 △金子
3連単 2-145-全

12R 機力上位揃う好カードも、大峯の逃げは盤石。齊藤、吉田が相手互角。
◎大峯 ○齊藤 ▲吉田
3連単 1-35-全

2009_0122_0742 12Rは実に楽しみな一戦です。大峯の逃げ切りに懸けますが、狙いたい組み合わせが他にもいっぱいあるなあ……


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H記者の『穴・極選』4日目

 昨日の12Rはまたしてもヒモ抜けでW万シューを獲り逃したHです。加山憲吾どの、hiyoちゃん、ごめんちゃい(´;ω;`)。しかし、2日連続で狙いどころは間違っていないようですね。今日の極選は7R。昨日の12R惨敗で一気に人気が下落した鈴木&古賀が絶好の狙い目でっせ!

 7R
★①古賀繁輝
 ②安達裕樹
 ③岡崎恭裕
 ④齊藤 優
 ⑤藤田竜弘
◎⑥鈴木勝博

進入123/456

 昨日はSで後手を踏んでレースにならなかったモンスターパワー鈴木。6着大敗→6号艇で見捨てるファンも多いことでしょう。はい、穴党はもちろんここが勝負所。鈴木のスリットからの行き足は、アワカツのチルト3度に匹敵します。全速で突っ込んでくれたら、スリット同体でもあっさり1艇身は覗くはず。内の艇を叩き潰しながら、あとはマクリかマクリ差しかの選択になります。
 一方の古賀は明らかにパワー不足ですでに終戦を迎えてしまいましたが、「インの鬼古賀」を忘れてもらっちゃ困る。去年、準優で痛恨のFを切った翌日(6号艇)、強烈な前付けで深い2コースになりつつコンマ06!!のトップS。火の玉ジョー譲りの肝っ玉が、今日のイン戦でも炸裂することでしょう。というわけで、「古賀が気合のトップSで根性の先マイを果たし、それを見た鈴木がマクリ差す」という展開になるとみます。安達も岡崎も捌きは達者ですが、古賀の気合&鈴木のパワーに圧倒されるはず!!
3連単★6=1-全

※あ、ここで鈴木が予想通りに活躍したら、11R(1号艇)は逆にちょっとヤバイかも。その場合は2=4あたりで遊んでみるつもりです。


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本日の“本紙予想”新鋭王座4日目

 どもども。Kです。昨日は1~4Rまで連勝と、いったいどうなっちまうんだろう……と不安になるほど超抜の出足だったわけですが、不安は別の意味で的中でしたな、だはは。後半は完全に売り切れてました、はい。というわけで憲吾(さん、と師匠と言ってくれたので1回だけ付けてみる)ももはや師匠とは呼んでくれないんだろうなあ。
 それにしても、これぞびわこ、インが利きませんね。“本紙予想”としては、イン主体にするのがセオリーですが、今日はちょっとだけ視点をズラした予想もしてみたいと思います。

1R このメンバーなら鶴本に逃げ切れるアシ。握る西山が追走。
◎鶴本 ○西山 ▲佐竹 △赤坂
3連単 1-356-全

2R 外に強攻タイプがおらず、林が先マイ決める。佐藤が捌いて続く。
◎林 ○佐藤 ▲吉川 △渡邊
3連単 1-356-全

3R 向後の逃げ残りもあるが、地元馬場の勝負駆けが上回る。
◎馬場 ○向後 ▲濱崎
3連単 3-16-全

4R 山田佑の逃走が濃厚。森定はしつこくしつこく狙う。
◎山田佑 ○森定 ▲海野 △松村康
3連単 1-632-全

5R 篠崎が全速マクリ差し決める。コース動けば川上の意地も怖い
◎篠崎 ○川上 ▲長田 △毒島
3連単 3-621-全

6R 峰が逃げ切って勝負駆け決める。アシいい松下が相手本線。
◎峰 ○松下 ▲麻生 △松村敏
3連単 1-426-全

 後半は後ほどアップします。

2009_0122_0774 今日の馬場は気合満点でしょうね。


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4日目! 新鋭チャンプへの関門

おはようございます。新鋭王座決定戦、4日目の朝でございます。びわこの空には低くて暗~い雲が垂れこめているのですが、今日は晴れてほしいですね~。だって勝負駆けなんだもん! そうです、本日は準優進出を懸けた予選最終日。果たして、18コのイスを手にするのは……。

2009_0122_0241 90期ネンチョー・ナインオーの吉田拡郎と森定晃史。最後の新鋭王座、ということは、最後の新鋭王座勝負駆けに臨むわけですね。拡郎は3日目終了時点で予選1位、準優当確ですが、森定は2着3着条件と大敗がゆるされません。結果は時の運ですが、悔いのない勝負駆けを戦ってほしいものです。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット「コメディ」――新鋭王座3日目②

 前半のピット記事で、「若者の成長」などと大上段に構えたようなことを書かせていただいたが、もしかしたらそれをもっとも感じ取っているのではないか、と思える人がピットにいた。
 一昨年の「ゴールデンボーイズ」キャスターだった恩田菜穂さんだ。昨年は担当していなかったため、かつては新鋭リーグのピットで頻繁に会っていた若者たちと顔を合わせたのは、昨年の新鋭王座以来1年ぶりだそうである。
2009_0122_0422 「1年で変わる選手はやっぱりいますよね~。大峯(豊)選手は、SGレーサーっぽい顔つきになっているし、齊藤優選手も去年よりずっと落ち着いた雰囲気。篠崎(元志)選手は、去年から一気にジャンプアップしましたしね~」
 言われてみれば、恩田さんのおっしゃるとおり。特に大峯は、一昨年→昨年→今年と、1年ごとに男っぽい表情になっている気がする。
2009_0122_0533 「でも、ちょっと寂しいですよね~。どんどんと遠い存在になっちゃって、好きなアーティストがメジャーになって寂しい、って感覚に似てる。そのうちみんな、口も聞いてくれなくなっちゃうんじゃないかな~」
 新鋭王座に出場する若者たちよ、いずれ会うことになるだろうSGのピットで恩田さんと口を聞かないようなことがあれば、このデヴハゲのおっさんが許さん。

2009_0122_0560  整備室を覗いていたら、長嶺豊さんが優しく声をかけてきた。僕の視線の先には、本体整備をしている篠崎元志。成績は悪くないのに、本体に手を入れていたのを見て、ほっほぉ~と感心していたところだった。
「篠崎が本体バラバラにしとった。それで調べてみたらな、ピストン、重いやつが入ってたみたいなんや。モーターの数字(2連対率)があんまり良くないのはコレか~って言うとったわ。今までなんで誰も調べてみなかったんやろ、ってな。それで交換したみたいやけど、いや~、篠崎、よくそれを見つけたな~。エラいな~」
 3日目終了時点で予選6位の成績。それに甘んじることなくパワーアップを追求した結果、きっちりと問題点を探し出した。そういうことだ。たしかに、エラいな~。
 それにしても、ピストンに軽い重いがあるとは、初めて知った。ようするに全体のバランスの問題のようだが、それでもピストンにも違いがあるんだな~。奥が深いな~。重さの違いっていっても、実際は我々では気づくことのない、ものすごく微妙な違いだろうし。

 以上、完全他力で手に入れた情報2つでありました。恩田さん、長嶺さん、ありがとうございます!
 もちろん、自力で得た情報もありますぞ。といっても、突如ピットで繰り広げられた“コメディ”を観覧していただけだけど。

2009_0121_0191  お笑いニシヤマ劇場。
 cast:西山貴浩 杉山裕也
 時は12R直前。なぜか手持無沙汰そうにピットをうろうろする杉山。そこに西山がじゃれついて、ピット内には爆笑の嵐。ちなみに、ともに予選突破は絶望的。
西山「僕らはもう、陸の上でしか目立てんのですけん」
杉山「ギャハハハハハ! お前、(水面に)飛び込め」
西山「何言ってるんですか、ゴンロクで飛び込むなんて話、聞いたことないですよ」
杉山「ギャハハハハハ!」
西山「それにしても……マイナスとマイナスをかければプラスになるのに、僕と杉山さんはマイナスの2乗だもんなあ」
 マイナスの2乗もプラスになると思うが……。杉山はなぜか水面のほうへと歩いていき、柵を超えて飛び込むフリ。もちろん、フリだけ。
西山「ほらぁ、もう僕らを止めてくれる人、誰もいないじゃないっすかあ」
杉山「ギャハハハハハ!」
西山「……ま、いつかいい展開がありますよ、きっと」
杉山「……」
2009_0121_0638  冷たい雨が降る寒い寒~いピットに、西山と杉山のじゃれ合いがほのかな温かみを生んでくれた……のか!?
 いちおうフォローしておくが、二人とも勝負を投げてしまっているというわけではない。西山は、なんと12R前に試運転に飛び出して行っているのだ。11R前、ガランとした装着場で調整をしていた西山だったが、誰がこんな時間に再び水面に向かうと思ったか。その姿を見ていた人たちは、みな感心していたものである。いい展開がある「いつか」が、明日でありますように……。あ、明日は1Rで対戦する二人じゃないか、杉山と西山は。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田守)


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新鋭王座ダイジェスト

●本日のイン=3勝

2009_0122_0002  びわこ水面が本性をあらわした。
 1・2レースで立て続けにイン逃げが決まり、「今日はインが強いのかな」と思ったとたんインが4連敗。ただこの連敗は、

3R・赤坂俊輔→エンジン低調
4R・平本真之→スタート遅れ
5R・長尾章平→2~3コースがスタート遅れ
6R・佐藤旭 →スタート遅れ

 とインが敗れた理由が明確でもあった。
 しかし後半レースは、「この選手がイン戦で負けるの?」というレースばかり。
 9レースはスリットがそろっていたし、10・11レースはインがトップスタートを決めているにもかかわらず2着に敗れている。

2009_0122_0834  この逆境の中、強いイン逃げを決めた選手には賞賛を贈りたい。
 7レースでコンマ01のトップスタートを決め、他艇を寄せ付けずに逃げ切った齊藤優は立派であった。
 これがびわこ本来の姿。インがスタートで少しでも後手を踏むと一巻の終わり。少しでも躊躇していると、外からマクリが、内から差しが飛んでくる。明日もこの傾向は続きそうな気がする。

 

●本日の枠なり=9本

 昨日に引き続き、本日もほとんどのレースが枠なり。びわこ新鋭王座決定戦の進入はとても穏やかである。
 もっと動いてもいいんじゃないの? と個人的には思うのだが、この状況はびわこの特徴的な水面が影響しているのかもしれない。
 発走ピットがスタンド側にありオレンジブイまでの距離が短いので、よほどピット離れが決まらないと内に入れない。たとえ回り込んで内を狙うにしても、びわこはどのコースでもチャンスがある水面。さらに初日からスタートが難しいとなれば、無理に内へと動く選手が少なくなるのはよくわかる。

2009_0122_0490  そんななか、派手さはないものの進入で動いて着順をあげた選手がいる。6レース6号艇の峰竜太だ。
 峰は今節5走の選手である。ここまで3戦を消化して予選得点は16点。このレースで大きな着順を取ってしまうと、予選突破はかなりキビしくなる状況だった。
 このレースで、峰は5号艇の西村よりやや鋭いピット離れを決める。オレンジブイまでの距離が短いので一気に内に入ることはできなかったが、オレンジブイを回ったあとでグイッと西村の前へと出る。
 5コースを取りきると、そこからコンマ10のトップスタートを決めて2着に入選。もしあれが5コースではなく6コースだったら、2着はなかったように思える。この進入は、地味ながらもファインプレイであった。

●本日の機力診断

 齊藤優が節イチ候補なのは変わらず。
 松下一也はやや足落ちにみえた。が、劇的に悪くなったというわけではなく、セッティングが上手くいかなかった程度かもしれない。 
 K記者は進藤の評価を上位においていたが、今日のレースを見るかぎり際立った足とまではいえなさそう。2階級ほど降格させる。

2009_0121_0081  今日のレースで足の上昇を感じたのは、川尻泰輔、金子拓矢の2人である。

 川尻泰輔が操るのは24号機。2連対率43%、前節で飯山泰がパーフェクト優勝を成し遂げたという、この上ない好素性のエンジンである。しかし、川尻の成績は初日2日目は5着5着の成績。スタート行けずにレースに参加できていない面もあったのだが、パワーを上手く引き出せずにいた。
 それが3日目にして、ようやく本領発揮。とくに9レースの3コース捲りは圧巻だった。(※写真は2日目のもの)

 金子拓矢は伸びが上向いている。12レースのまくりはなかなかのものだった。スタートがバシッと決まり2・3コースがヘコんでくれた影響が大きいにしろ、まったく引っかかることなく絞りマクリを成功させている。

 吉田拡郎もいい。ただ、吉田の場合はエンジンが抜けているというよりも、「エンジン+腕」の総合評価が高いともいえる。エンジンだけなら齊藤に届かないのではないだろうか。

●本日のMVP 吉田拡郎(岡山)

2009_0122_0659  吉田拡郎が本日2連勝。
 4レースは3コースから狙いすましたような捲り差し一閃。そのまま一気に突き抜けると、あとは他艇を寄せ付けない。
 10レースはスタートで後手を踏みながらも、1マークで艇団を上手にすり抜けて2番手に浮上。逃げる山田哲也が執拗に内へと押し込めようよするが、それを軽くいなして2マークを先マイ。あとはもう独壇場だった。

 インからの連勝ではなく、スタート一撃で連勝したわけでもない。展開がむいたわけでもない。センターからさばいての2連勝である。
 エンジンを日に日に上向かせ、それに吉田拡郎のレース技量が加わっての連勝であった。

 2日目までは混沌としていたびわこ新鋭王座の予選戦線だが、3日目にして今節の主役があきらかになった。

 明日以降の新鋭王座決定戦は吉田拡郎を中心にして動いていくことになりそうだ。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・HY)


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新鋭王座プレゼントクイズ①

皆様、新鋭王座プレゼントクイズ①は、「勝手に期別対抗戦」から出題となります。

【問題】勝手に期別対抗戦、優勝チームは?

3日目終了し、得点状況はもちろん、今後の予測も見えてきたのでは? というわけで、この段階でクイズにしたいと思います。もちろん、ご解答いただくのは優勝チーム。期、そして内池命名のチーム名をご明記くださいませ。内池が「チーム名がないものは無効だよ~」と駄々こねているので、皆様、ご協力のほどお願い申し上げます。解答はいつものように、コメント欄に。

締切は、明日23日の午後3時(15時)。皆様、ふるってご応募のほど、お願い申しあげます。


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第23回新鋭王座決定戦「勝手に期別対抗戦」3日目

 勝手に期別対抗戦3日目。本日もまずは成績から。

   初 2 3 計
90期 39 28 76 144
91期 31 32 15 78
92期 18 55 35 108
93期 52 19 21 92
94期 55 49 39 143
95期 30 38 38 106
連合 25 31 28 84

2009_0121_0521  90期が強かった! さすが最年長期の貫録というべきでありましょう。
 吉田拡郎のピンピンをはじめ4勝、ワンツーフィニッシュも2回。昨日までは後輩たちに目立つ場面を譲ってきたネンチョー・ナインオー、いつまでもおとなしくしてるような優しい先輩じゃないよ、とばかりに、ポイントを荒稼ぎしました。(←写真はあまり貢献できていない長野壮志郎。ガンバレ!)
 圧巻はやっぱりカクロー。センター枠に組まれた2回乗りを、見事なハンドルワークで抜け出しています。これで予選トップに浮上、Vという文字もうっすら見え始めていますね。いや~、さすがの強さ!
2009_0121_0383  一方、もうひとつの卒業期であるたけし軍団は、元気がなかった。2着1回、3着2回の15ポイントは、本日のシンガリでありました。総帥の川上剛も、12Rの1号艇を生かせず4着。調整をやりすぎた(回転を止めすぎたようです)ことが裏目に出たようですが、痛い4着だったに違いありません。ただ、ひとつ言っておきたいのは、その12Rの過激すぎる3着争い、素晴らしいレースだった! 賛否両論あるのかもしれませんが、ひとつでも上の着順を目指し、わずかなスキでも突いていく姿勢は、競艇の醍醐味のひとつにほかなりません。長嶺豊さんも「僕らの頃は、あれが普通だった。あれでいいんだ。ま、よく怒られたけどね(笑)」と川上や鈴木勝博の姿勢に拍手! 実際、「ファンの人に申し訳ない」と顔をしかめる川上に、「いや、ええレースやったで!」と賞賛を送っていました。まったくもって、同感! 私も舟券外れちゃったけど、鳥肌立ちました。

2009_0121_0318   通算ポイントは、ネンチョー・ナインティオーが逆転トップに! 昨日までトップだったイケイケ・ナインティフォーは、区間2位で3日目を走りながら、1ポイントだけ追い抜かれてしまいました。とはいえ大接戦! 予断を許さない戦いであります。これに続くのは、バッドボーイズ・ナインティツー。昨日の爆発力がよみがえれば、充分に逆転可能なポジションですね。もちろん、最下位のたけし軍団も、あと3日間の巻き返し次第で、まだまだチャンスは十分です。

 というわけで、皆様、次の記事をご注目ください!
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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明日の勝負駆け情報!

明日の勝負駆け状況は以下のとおりです。想定ボーダーは6・00とさせていただきます。そのうえで、必要な着順は以下の丸囲み数字。無事故完走当確は4名です。

吉田拡郎 当確
金子拓矢 ⑤⑤
齊藤優  ⑤⑤
稲田浩二 当確
新田雄史 当確
篠崎元志 ③⑥
松下一也 当確
榎幸司  ④④
今井貴士 ⑤
鈴木勝博 ②⑥
山田哲也 ④
馬場貴也 ④
大峯豊  ③④
川上剛  ③④
山田佑樹 ①⑥
吉川喜継 ③③
峰竜太  ③
長尾章平 ③
松村康太 ③③
森定晃史 ②③
川尻泰輔 ②
松村敏  ②
麻生慎介 ②③
長田頼宗 ②
渡邉雄一郎②②
平本真之 ①
濱崎直矢 ②②
岡崎恭裕 ①
安達裕樹 ①
進藤侑  ①
浜野孝志 ①
中越博紀 ①
林祐介  ①②
谷野錬志 他力
藤岡俊介 他力
向後龍一 ①①
毒島誠  他力
長野壮志郎①①
藤田竜弘 ①①
鶴本崇文 他力


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THEピット「若者の成長」――新鋭王座3日目①

 本日よりピット担当である。昨日までの3日間もちょろちょろとピットに入ってはいたけれども、腰を落ち着けてピット取材するのは今節初。そう考えると、なかなか新鮮な気分である。
2009_0121_0358  そこで改めて気づいたこと。川上剛の雰囲気が抜けてますな。
 新鋭王座決定戦のピットに初めて入ったのは3年前の唐津だから、これで4度目。その唐津王座で、川上は新鋭王座に初出場している。つまり、僕は4年連続で川上の新鋭王座を見てきたことになる。思い返してみれば、あのときの川上は初々しかった。今節の今井貴士が着ているようなウルトラマンのレーサースーツを着用していて、「それ、ウルトラマン?」と問いかけると、川上はちょっと恥ずかしそうに照れ笑いを浮かべていたものだった。
 3年という月日は、若者をたくましくする。4度目の新鋭王座は卒業期としての参戦であり、すなわち年長組なのだから、貫禄があるのは当然かもしれない。だが、それだけとはとても思えない。たけし軍団の総帥などという肩書などは関係なく、リーダーとしてこの場にいるのが当然とでもいうような、自信にあふれた顔つきをしているのである。去年はまだ、個性派軍団のまとめ役、といった感じでしかなく、悪い言い方かもしれないが、浮ついたようなところも見えたものだった。今年の川上は、別人だ。びわこ新鋭王座、ピットの空気を支配しているのは、間違いなくこの男である。

2009_0119_0232  その川上に匹敵する色気を放っているのは、やっぱり吉田拡郎である。正真正銘の格上というムードが、意識しなくても漂っている。拡郎も、3年前の唐津で新鋭王座初出場。翌年の大村は出場できなかったが、3年間の変遷を見ているという意味では川上と同様だ。唐津では、スタートの速さだけが注目される存在だった。唐津には、コンマ05を切った選手に強制的に着用させる「スタート注意」ビブスがあって、拡郎は先輩たちに「お前が着ることは決まってるんだから、サインして予約しとけ」なんてからかわれていた。そして、実際に着ることになっていた。悪びれることなく笑っていた拡郎は、瑞々しい雰囲気の若者だった。
 SGを経験し、大本命の一人として参戦しているびわこ新鋭王座。拡郎は、そのことをハッキリと自覚している。ノルマとして自らに課しているようですらある。自分の立場を意識し、それにふさわしくふるまうことができるようになったとき、人は大人になる。勝負の世界においては、強者の仲間入りを果たせるのである。

 3R前、川上がペラを交換し、試運転に出ようとしていた。そこに拡郎が通りかかる。
「もう行くんだ?」(川上は12R1回乗り)
「新ペラだから」
 短い会話を交わして、笑い合う。この二人が、今節のツートップだ。間違いない。

2009_0121_0652  2R前のこと。ボートリフトに九州勢が大集合していた。何事? そうか、古賀繁輝が1Rで転覆していたのだった。
 ワイヤーで吊り上げられた古賀のボートを、同地区の仲間たちが引き上げようとしているシーンであるが、さすが新鋭戦をリードしてきた九州地区だけあって、実に大量の人員が揃っている。そんなシーンに改めて、九州の層の厚さを知る。
 着替えを終えた古賀が、苦笑いを浮かべて走って来た。輪の中に飛び込むや、川上が「大丈夫か?」。古賀はピット中に響き渡るような大声で「大丈夫です! すいません!」。古賀を新鋭王座で見るのは3回目。彼も成長を遂げているのは当然だが、しかし元気いっぱい、キビキビした態度、大声での挨拶などは、まったく変わっていない。そんなところは、いつまでも変わらないままでいてほしい。
 たぶん西山貴浩が言ったのだと思うが、「フライングは切らないけど、転覆して……」と古賀に話しかけた。2年連続準優Fに泣いた古賀、今年は3度目の正直を誓っていたが、今度は転覆……。古賀にとって新鋭王座は鬼門なのだろうか。
 それでも、決して下を向かないのが、古賀の素晴らしいところ。巻き返しのチャンスは、まだある。

2009_0120_0697   などと、過去の新鋭王座も振り返りつつ、若者の姿を眺めていると、「おはようございまーす!」と元気ハツラツの峰竜太に声をかけられた。この男の雰囲気も、他の選手とはちょっと違うものがあるな。彼も3回目の新鋭王座だが、初出場頃からスター性はトップクラスだった。やっぱり峰竜太には華がある。
2009_0121_0553 さらに、「おはようございます!」と渋く挨拶してきたのは、篠崎元志。うがっ、色男!……などと言っているから、黒須田はイケメン好きとか言われちゃうんだよな。正直、女性から見たこの男のイケメン度がどれほどのもんなのか、僕にはまったくわからんちん。しかし、この男にもミネリューのようなスター性が備わっていることは、間違いない。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田


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“本紙予想”3日目後半です

 うわー、自分でも驚くしかない4連勝。後半が怖いわけですが……というわけで、後半の“本紙予想”です。これをアップするために、出走表の自分の予想を見たら、後半はぜーんぶ1号艇に◎を打っています。大丈夫か?

7R 超抜の齊藤が逃げる。内枠にアシがいい選手が揃っている。
◎齊藤 ○松下 ▲麻生
3連単 1-23-全

8R エース機・松村敏の逃げ切り。浜野のアシがいい。
◎松村敏 ○浜野 ▲篠崎
3連単 1-26-全

9R 松村康がインならもたせる。森定もしつこく狙う。
◎松村康 ○森定 ▲川尻 △岡崎
3連単 1-236-全

10R イン山田哲、カド吉田とS野郎の激突で注目の一戦。山田本命も、相手は吉田に乗る馬場。
◎山田哲 ○馬場 ▲吉田 △進藤
3連単 1-543-全

11R 稲田がS踏み込んで逃げ切る。相手本線は濱崎で。
◎稲田 ○濱崎 ▲大峯 △松下
3連単 1-345-全

12R 川上が意地の逃走。新田が追走する。
◎川上 ○新田 ▲長尾
3連単 1-56-全

2009_0121_0337_2 12Rはこの人が意地を見せるはずです。


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H記者の『穴・極選』3日目

「8Rは345のボックスでは決まらない!」→あっさり453決着でhiyoちゃんに鼻で嗤われたHです。トホホ。11Rはヤマテツが「コンマ04」どころかコンマ02まで踏み込んでくれて万シューだったのにヒモ抜け……濱野谷憲吾改め加山雄三どの、すまんす。「♪不幸せだなぁ、ボクはHといるときがいちばん不幸せなんだ」なんて歌声が聴こえてきます。きょ、今日こそは……!!!! 最終12Rで一発大逆転の大穴を狙ってみましょう。

 12R
 ①川上 剛
★②古賀繁輝
 ③鈴木勝博
◎④金子拓矢
◎⑤新田雄史
 ⑥長尾章平

進入123/456

 シリーズリーダー鈴木のパワーが抜けていますね。スリットの行き足だけなら、伝説の平和島36号機に匹敵するほどの迫力です。古賀の伸びが一息なので、ここもスリットから伸びなりに握って攻めるはず。が、今日のインコースはタケシ総帥なんですな。機力より気力で走るタイプですから、マクリに来た相手は共倒れ覚悟で張り飛ばす。1マークで琵琶湖心中の光景が目に浮かびます。
 で、金子&新田の抜群コンビがズボズボと差し抜けたところを、小回りで残した佐賀の若大将・古賀が粘りに粘って2着を死守する。そんな展開になると見ました。オッズは軒並み200倍~400倍。加山雄三どのの「♪ボクのお嫁においで~」という歌声が、今から聴こえてきます!! あっさり1=3で決まったら、hiyoちゃん、また鼻で嗤ってやってください。絶対にないと思いますけど。絶対に…………。
3連単★45-2-全


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本日の“本紙予想”新鋭王座決定戦3日目

 おはようございます。Kです。昨日はまあ、ぼちぼち当たっていましたが、配当がそんなに威張れないため、今ひとつでしたなあ。自分の舟券的には、9R「◎谷野 ○濱崎 ▲川上 1-42-全」という予想を「1-42-42」と絞って仕留めていて、昨夜はH園記者や中尾カメラマンに自慢しまくりでしたけどね。だはは。
 というわけで、憲吾(さん……の付く数字の時にアホになってください)に「暗雲漂う」とか書かれないよう、本日も頑張りますよ~。もちろん、イン中心の予想。

1R 渡邊が逃げ切れそう。川尻の伸びに注意も、連動する進藤のアシがいい。
◎渡邊 ○川尻 ▲進藤 △古賀
3連単 1-456-全

2R ここで勝たねばどこで勝つ、岡崎。意地の逃げ切りだ。
◎岡崎 ○吉川 ▲佐藤 △海野
3連単 1-362-全

3R 赤坂のアシ不安で、新田の差しを上位に。
◎新田 ○赤坂 ▲今井 △浜野
3連単 2-165-全

4R 向後が動けば、吉田はカドか。S一気に攻める。
◎吉田 ○平本 ▲藤岡 △鶴本
3連単 3-126-全

5R アシいい長尾が3着街道から脱出。谷野が差して続く。
◎長尾 ○谷野 ▲安達 △稲田
3連単 1-246-全

6R 佐藤のアシは悪くなく、逃げ切れる。峰は進入も注目したい。
◎佐藤 ○峰 ▲馬場 △林
3連単 1-623-全

 後半は後ほどアップします。

2009_0121_0634 6Rはこの人のアタマもちょろりと買ってみたいです。


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3日目 早くも予選後半戦

おはようございます。新鋭王座決定戦、3日目でございます。昨夜は冷たい雨が降りしきっており、まさか雪の新鋭王座……と心配にもなったものですが、今朝はすっかり雨もあがり、明るい空になっています。やはり若者たちの戦いには、太陽が似合います。

2009_0121_0701 今節、ここではなぜかあまり取り上げられていませんが、SG3度出場の格上的存在・赤坂俊輔が、ピットではさすがの風格を示しています。アシ的にやや厳しい戦いを強いられていますが、今日は待望の1号艇(3R)。巻き返しのきっかけを作れるでしょうか。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット 2日目②――忘れる

 昼になっても気温がほとんど上がってこない。ピット内の温度計が指しているのは5~6度。グレイの雲が空一面を埋め尽くし、琵琶湖の水面も暗い。しかも15時ごろから小雨まで振り出した。風がないので何とかしのげているが、これで暴風でも吹いた日には耐えられないような寒さになる。

2009_0121_0477 「寒い、寒い」と言っても、どれだけ寒いかがPCや携帯の前にいる読者には伝わらないだろう。そこで午後のピットであった一幕を紹介しよう。
 4レース。インコースを死守した佐竹友樹と周りこんで2コースを取った岡村仁の2人が大フライング。この2艇が返還欠場になったことにより、2号艇の佐藤旭が恵まれで1着になった。
 佐藤旭は今回の新鋭王座決定戦がGⅠ初出場。で、このレースが今節初勝利。つまり水神祭の権利を得たのである。
 ところが、水神祭は行なわれなかったのだ。なぜか?
 競技委員長から、
「こんな寒い水に飛び込んで体調を崩されては困る」
 と、水神祭禁止令が出たそうなのだ。
 ニフティで取材をはじめて何年も経つが、水神祭禁止令が出されたのははじめてだと思われる。それほど寒かったのだ。

 

2009_0120_1235  凍えるような気温。鬱々とした気候。色の少ない水墨画のような風景。今日の琵琶湖の天候と同じ気配を漂わせていたのが海野康志郎だった。
 昨日が4着6着。シリンダーケースとギアケースを交換する大整備で挑んだ今日の6レースも6着に敗れた。
 しかも1マークを回った瞬間は2着もある展開だったのに、そこからターンマークを回るごとに着順を落としていっての6着。晴れやかな気分になんかなれるわけがない。
 自艇に試運転マークを取り付ける手つきも荒っぽい。スポンジの水を搾り出すときも、スポンジをバンバン振り回している。
我を忘れて「物に当たる」というほど激しい動作ではないのだが、一挙手一投足に、自分に対する不甲斐なさや、忸怩たる思いが感じられるような気がした。
 試運転マークを取り付け、スポンジを艇に入れると、海野康志郎は水面に飛び出していった。そして、ただひたすら試運転を繰り返していた。

 

2009_0120_0019  4レースに続き、9レースでも水神祭〝できず〟ウイナーが誕生した。1号艇の谷野錬志である。
 ここまでインコースは7連敗中であったが、谷野はその流れを食い止めるコンマ06のナイスショトを決めて逃げ切った。
 レースが終わり、消波装置の外にあるピットへの誘導路を通って、谷野が引き上げてくる。その誘導路の脇に、松下一也をはじめとする東海勢数人が並んで谷野のGⅠ初勝利を祝おうとする。さながら花道である。
 ところが、松下たちが祝いの声をかけるのだが、なぜか谷野には声が聞こえていない。ヘルメットのせいなのか、レース後の高揚なのかはわからないが、歓声に対してリアクションを取るのを忘れている。
「あいつ、無視しやがった」
 東海の誰かが口にする。が、もちろん怒っているわけではない。「無視しやがった」と言いながらも、谷野の艇の引き上げにも笑顔で集まっていた。
 九州勢ほど目立ってはいないが、東海勢の雰囲気もなかなか良い。

2009_0121_0799  遅い時間になっても、みな整備の手は緩めない。11レース発売中でもペラ室はほぼ満員状態。整備室に目をやると、長田頼宗、岡崎恭裕、真庭明志の3人が、まだエンジンをバラして整備していた。水面でも川尻泰輔が試運転を繰り返す。
 競艇選手の探究心はすごい。退場時間が決まっていなければ、彼らはいつまでも整備を続けるのではないだろうか? そもそも時間を忘れているのでは? そんな気になってくる。

2009_0121_0724  11レースが終わる。レースを終えた選手たちがカポックを脱ぐと、ヒーローインタビューに出る山田を除いた5人が、そのままピット中央に配置されているモニターでレースリプレイを見はじめた。
 5人は感想戦をしているのだが、選手たちの服はみなビショビショに濡れている。道中で艇が何度もブツかる激しいレースだったので、水がかなりかかったのだろう。とくに齊藤優は左の写真のように、上半身すべてに水をかぶっていた。彼らはレースリプレイに集中するあまり、寒さを忘れているのかもしれない。

 しばらくすると、服にしみこんだ水が体温に反応して白い湯気がもうもうと立った。それが選手たちのオーラのようで、何だか神々しく感じた。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)
 


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新鋭王座2日目ダイジェスト

●本日のイン=4勝
2009_0121_0259  今日からびわこ入りしたH園記者が、昼ごろにメシを食いながら、「いや~、びわこらしいレースになってますね~」としみじみ。たしかに、1Rで吉川喜継がイン逃げを決めてから、前半戦は次々と敗れていたのだから、「びわこらしい」という感想は正鵠を射ている。結局、8Rまで逃げ切り勝ちは出なかった。9Rで谷野錬志、10Rで榎幸司、12Rで吉田拡郎が勝って、なんとか4勝をあげているが、1着率33・3%だから、やっぱり「びわこらしい」のだ。
 ただし、舟券から完全に消えたのも4回と、イン受難とまで言えるかどうかは非常に微妙。うち1回は佐竹友樹のFで、さらに2Rは浜野孝志がいったんは2番手に粘っていたから(岡崎&古賀のイケイケ・ツープラトン攻撃に敗れた)、少なくともヒモには押さえるというのがインとの正しい付き合い方のような気がする。
 機力的には、イン逃げ組からは吉田拡郎がきっちり仕上げつつある。2着に敗れた組も含めると、進藤侑が行きアシから伸びが抜群。今日は川上剛の捌きに屈したが、アシ色的にはむしろダッシュのほうが威力を発揮しそうで、明日からも引き続き注目だ。

●本日の進入=枠なり10本
 うがっ、昨日より増えてるじゃないか、枠なり。
 枠なりにならなかったのは、1Rと4R。1Rは、スタート展示は枠なりで、本番では4号艇の長田頼宗がゆらゆらと流していたら3コースに入れてしまった、という感じで、3号艇(山田哲也)と入れ替わっている。
2009_0121_0758  唯一の攻撃的前付けは、4R。6号艇の岡村仁が果敢にインをうかがって、1号艇の佐竹友樹に枠は主張されたものの、2コースに入っている。
 ただ、このレースの結果が、さらに選手たちから前付け欲を奪っていったか。佐竹と岡村が、ともにスリットオーバーを犯してしまったのだ。しかも、佐竹=コンマ09、岡村=コンマ12と、ド派手なF。ピットで見た岡村の沈痛な表情は、他の選手の心にも暗雲を漂わせたはずだ。コースを主張し合った以上、速いとは思っていても放れない……競艇選手のサガとして、僕はとても否定する気にはなれないが……しかし、佐竹も岡村もさまざまな悔いを水面に残したに違いない。
 というわけで、以後は最終レースまで、ぜ~んぶ枠なり。まるで動く気配は見えませんでした。明日は1R6号艇に古賀繁輝がいる。ドカンと動いて、景気をつけてくれませんかな~。

●本日の機力診断
2009_0121_0174  松下一也が相変わらず良い。12R、岡村仁を2マークで外から交わして2番手に浮上したのは、岡村も決して悪いとは思えないだけに、大きな価値があった。コメントを見ると、昨日と比べるとアシ落ちしていると語っているのだが、そうだろうか? まだまだパワーアップの余地を残しているのだと解釈すれば、明日以降はさらに怖い存在となりそうだ。
 先述した進藤侑も良い。今日のイン戦は負けて強し。行きアシから伸びが絶好なので、明日の1R5号艇を改めてチェックしたい。10Rの3号艇も楽しみだな。
 エース機トリオ=松村敏&鈴木勝博&長尾章平も、数字通りの動きはある。今日の時点で予選1位に立った鈴木が注目されるだろうが、妙味があるのは長尾ではないか。明日は1号艇と6号艇だが、アシ色と配当を考慮すれば6号艇のほう(12R)に一票投じたい。
 松村康太と森定晃史は格下げ。悪くはないが、目立つほどではない、というのが今日のアシ色。二人ともレースの失敗もあっただろうが、特に11Rの森定はアタマまであってもおかしくない展開だっただけに、3着はむしろ不満だ。
2009_0121_0745  ターン回りの超抜候補は齊藤優。11Rは森定との3着争いに敗れているが、先行されていたし、森定も番手キープの意地を見せていたので、これはアシの問題ではない。足合わせでは回った後のアシが誰よりも速く、自由自在に展開を突けそうな感じ。明日の7R1号艇は、2号艇に松下がいるけれども、鉄板と見ていいのでは?
 あとは、吉田拡郎、麻生慎介、浜野孝志をあげておく。コメントでは妙に強気の川上剛と峰竜太は、たしかに悪くはないが、抜けたアシとは思えない。自分を鼓舞するための節イチ宣言だと見たが、果たして。もちろん、上昇の余地は十分にある。
 整理しよう。
 節イチ候補=松下、進藤、齊藤
 次位候補=鈴木、長尾、吉田、麻生
 次々位候補=W松村、浜野、森定
 その次候補=川上、峰、濱崎、川尻

2009_0121_0562●本日のMVP
山田哲也(千葉)
「穴・極選」でH記者が「コンマ04あたりで内を飲み込む」と推理していたヤマテツ。H記者、アンタの負けです。山田哲也の11RのSTはコンマ02! さすが日本一の韋駄天である。そのうえ、きっちりマクり切ったのだからスタンディングオベーションもの。この男に「Fに気をつけてね」なんて言葉は、栗東トレセンにいる馬の耳への念仏よりも意味がない。もちろん気をつけてほしいけど、明日からもスリットで沸かせる走りを見せてくださいね!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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第23回新鋭王座決定戦「勝手に期別対抗戦」2日目

 勝手に期別対抗戦2日目。何はともあれ、本日の成績から。

   初 2 計
90期 39 28 67
91期 31 32 63
92期 18 55 73
93期 52 19 71
94期 55 49 104
95期 30 38 68
連合 25 31 56

2009_0120_0971  2日目は“バッドボーイズ・デー”でありました。
 別名・悪の軍団とも呼ばれる92期「バッドボーイズ・ナインティツー」が3勝2着3回3着1回で区間賞。1Rで吉川喜継が地元GⅠで嬉しい初1着をあげると、2Rでは毒島誠が1着、さらに5Rでも松村敏が勝っています。後半はややペースダウンしたものの、3勝は本日最多。初日の出遅れを一気に取り戻しました。
 ちなみに、92期勢が「悪」と書かれたお揃いのジャンパーを着ている、ということについて、毒島選手に尋ねてみたら、「みんな、腹黒いですからね~(笑)。えっ、どっちかっていうと好青年軍団っぽい? いや~、酒飲んだときなんて、なかなか腹黒いっすよ~、みんな」だそうです(笑)。こんなふうに言い切ってしまえるあたりが、やっぱり好青年なのでありますな~。ちなみに、「悪」には「強い」という意味もあるんですよ。
 一方、初日の勢いがウソのように鳴りを潜めてしまったのが、「ナイスガイたちナインティスリー」。今日は2着1回3着3回。バッドボーイズと逆転現象のようであります。昨日の貯金が利いて総合ポイントは3位をキープしていますが、明日からのさらなる上積みに期待したいところです。
2009_0120_1296  さて、本日も快調に突っ走ったのは、イケイケ・ナインティフォー。区間賞こそバッドボーイズに譲ったものの、わずか6点差の2番手で、総合ポイントはダントツ! 2日目にして早くも抜け出した感があります。その原動力となっているのは、2日目終了時点で予選1位の鈴木勝博と2位の稲田浩二でしょう。また、2Rでは古賀繁輝、岡崎恭裕、さらにネンチョーの浜野孝志で2番手争いを演じ、結果、古賀2着、岡崎3着と先輩を競り落としたシーンもありました。まさにイケイケ状態に突入しているナインティフォー、今節の主役は決まり?(→写真は昨日の水神祭後の鈴木。ちなみに、本日より水神祭は「寒すぎて、風邪ひいたらマズイから自粛」という決定がなされたようです。というわけで、「本日の水神祭」記事は無期限中断です)

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)
 


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岩口昭三さん!

本日、岩口昭三さんのイベントがびわこ競艇場で行なわれました。岩口さんといえば、三国の重鎮。私、ファンだったんですよね~。ベテランと呼ばれる世代になってからもカマシでがんがん攻めるスタイル、そして早差しと呼ばれたテクニック、いつも痺れておりました。昨年、長期欠場明けに一節走って引退されたわけですが、本当に残念だった。その岩口さんのご尊顔を拝見できたのは、めっちゃ嬉しかったです。

Cimg4355 岩口さんはおっしゃいました。「今の若いコたちは恵まれている」。たしかに、岩口さんが若手だった時代には、新鋭王座などありませんでした。新鋭王座は、優勝すれば総理杯に出場できる。今の若手たちにSGへとつながる道が用意されているのです。「僕らは、1年間頑張って自力でダービーに出る、とかしか道がなかった」。若手オンリーで戦うという全国的に注目される舞台がなかっただけでなく、SGに直結する大会などまったく存在しなかったのです。でも、岩口さんは悪い意味で「恵まれている」と言ったのではないと思います。たしかに、恵まれた環境は時に人を過保護にし、鍛錬から遠ざけてしまうものですが、逆にいえば恵まれた環境を利すことができれば、もっともっと強くなることができる。岩口さんは「ガンバレ、若者たちよ!」とゲキを飛ばしていたのですね。あぁ、このイベントをピット内にも中継してほしかった……。

ちなみに、写真右はびわこを地元としていた元選手・山元愛さん。元気な姿を見せていましたよ!


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H記者の「穴・極選」2日目

 パソコンが絶不調でひどくアップに手間取ってしまったHです。これは「当たりもしない予想なんかすな」という神の啓示なのか。否、今日こそは大万太郎を仕留めてみせましょう。憲吾どの、パチなんぞで大勝してる場合ぢゃないっすよ、お舟で100箱分くらいを一気に稼ぐど~~!!!! 今日の極選は8Rと11Rの2本立て!

 8R
 ①渡辺浩司
★②鶴本崇文
 ③松村康太
 ④鈴木勝博
◎⑤稲田浩二
★⑥佐竹友樹
進入123/456

 松村、鈴木、稲田のセンター3選手のボックスに人気が集中しているようですが、そう簡単には決まらない。血の気の多い村松と超抜・鈴木が1マークの主導権争いで競りになるとみます。昨日の気配が抜群だった稲田のマクリ差し、または3段マクリが炸裂するでしょう。差して粘る鶴本の2着付けと、前半Fで人気が凋落した佐竹の3着付けが妙味。
3連単★5-2-全、5-全-6

※@NIFTYのシステム障害につき、レース後のアップロードとなってしまいました。大変申し訳ございませんでした

 11R
 ①安達裕樹
 ②大峯 豊
 ③赤坂俊輔
◎④山田哲也
◎⑤森定晃史
★⑥齊藤 優
進入123/456

 内枠に強豪が揃って123で安泰? まっさっか! ここに日本一の韋駄天・ヤマテツがいることを忘れちゃ困る。昨日はミクロSを封印しましたが、だからこそここが怖い。コンマ04あたりで内艇を呑み込みに行きますぞ。マクリが決まれば山田アタマ、抵抗されればマーク差しの森定の出番。このWヘッドに絶好調の伏兵・齊藤君がこっそりと2着に紛れ込んじゃいます!
3連単★45-6-全


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“本紙予想”2日目後半です

 後半戦の“本紙予想”です。予想していたら、自然とインに重い印が……。昨日の後半はインが1勝のみだったのですが、本日は果たして……。

7R 今井が逃げて今節初勝利。吉川の意地の走りにも期待。
◎今井 ○吉川 ▲長野 △赤坂
3連単 1-435-全

8R 超抜クラスの松村康がマクリ差し。渡辺の逃げ残しに注。
◎松村康 ○渡辺 ▲鈴木 △稲田
3連単 3-145-全

9R 谷野が先マイ放って水神祭。濱崎のカド戦が脅威。
◎谷野 ○濱崎 ▲川上
3連単 1-42-全

10R 榎が外の攻めをしのいで逃げる。アシいい麻生に注目。
◎榎 ○麻生 ▲峰
3連単 1-43-全

11R 安達が渾身の逃走劇見せる。大峯、森定のアシがいい。
◎安達 ○大峯 ▲森定
3連単 1-25-全

12R 吉田が持ち味の鋭発で貫録見せる。好気配の松下が本線。
◎吉田 ○松下 ▲平本 △松村敏
3連単 1-345-全


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本日の“本紙予想”新鋭王座2日目

 ども。Kです。いやはや、昨日はひどかった。イン中心の予想ですから、イン逃げ5本では的中が少なくなっても仕方ないのですが、ヌケるわそもそもインの取捨の見立てを誤ってるわ、さすがに頭を抱えました。すみません。憲吾(ちゃんくらいなら付けてもいいかと思い始めている)に顔向けできん……。今日は改めて気合を入れ直します。

1R 地元の大将が1年1組なら逃げ切り必至。SG経験者の意地が続く。
◎吉川 ○長田 ▲山田哲 △西村
3連単 1-432-全

2R 初日好気合見せた浜野が逃走。アシいい松村康が本線。
◎浜野 ○松村康 ▲岡崎 △毒島
3連単 1-542-全

3R アシ色目立つ進藤が先マイ。川上が意地見せて追走。
◎進藤 ○川上 ▲小坂
3連単 1-43-全

4R 馬場がここもカドから抜け出す。連動する篠崎が相手。
◎馬場 ○篠崎 ▲佐竹 △長尾
3連単 4-513-全

5R 藤田に逃げ切れるアシはある。峰がカドから自在に迫る。
◎藤田 ○峰 ▲大峯
3連単 1-46-全

6R 吉田の進入に注目。内に動けば、カド見込める新田の一発。
◎新田 ○吉田 ▲長田 △海野
3連単 3-614-全

 後半は後ほどアップします。


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2日目! 今日も寒いですよ~!

おはようございます。新鋭王座決定戦、2日目を迎えました。びわこ競艇場は霞みに煙っておりますが、寒いですよ~、相変わらず。皆様、風邪やインフルエンザにはお気をつけて!

2009_0119_0524 さて、個人的な思い出をひとつ。3年ほど前、まだBOATBoy制作に携わる前のこと、広告関連だったのですが、とあるアイドルさんを競艇場に連れて行き、いろいろ経験させる、という仕事をしたことがあります。あるとき、戸田競艇場でそのコをペアボートに乗せることになりました。開催前の早朝に撮影が行なわれ、とある若手選手が呼び出された。担当者がその選手のやまと時代の教官だったことから、朝もはよから叩き起され、文字通り呼び出されたようでありました。とは言いつつも、その若手選手は献身的に取材に協力してくれて、われわれのリクエストに応えてペアボートモンキーなども披露してくれた。礼儀正しいその若手選手には、おおいに感謝したものであります。その若手選手こそ、向後龍一。今節、新鋭王座初出場の若武者であります。昨日、水神祭をあげたのは、嬉しかった。あれから3年、当時は新鋭王座にはとても届かない勝率だった彼の、その後の努力がおおいに伝わってきたからであります!(PHOTO/中尾茂幸)


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新鋭王座初日ダイジェスト

●本日のイン=5勝
 びわこ競艇場はインが弱い……この新鋭王座決定戦を語るうえで、あるいは舟券勝負するうえで、キーワードとなるのはこれに尽きる。
 SGはインが強い、というのは、もはや説明の必要もない鉄則であるが、実は新鋭戦もインが幅を利かす傾向にあるものである。若者らしいスピードターンでマクリ連発……というイメージはたしかに沸きやすいが、実は前段の「若者らしいスピードターン」がかえってインにアドバンテージを与える。言うまでもなく、インも「若者らしいスピードターン」だから。SGも「実力者らしいスピードターン」を武器とする選手ばかりだから、枠なり至上主義の昨今、インが強い。すなわち、SGと新鋭王座は、イン戦の在りようにおいては、その性質においては近似したものがあるわけである。
 さて、インが強くない競艇場といえば、戸田、平和島、多摩川、福岡などがすぐに思い浮かぶ。では、それらの地で行なわれたSGにおけるイン戦はどうだったかといえば……たしかに住之江などに比べればアウトが利いていたけれども、基本的にはやっぱり「イン有利」。競艇場の特質よりも、SGの特質のほうが色濃く表われていたものだった。では、びわこ新鋭王座のインは、果たして……。
2009_0119_0219  結果は5勝。3~6Rが連発でイン逃げ決着、9Rでは長野壮志郎が逃げ切っている。これをどう見るか……はなかなか難しいところである。“本紙予想”でもちょいと書いたが、1号艇に入った面々を眺めると、むしろ9R以降でインの頭は堅いだろうと思えていた。単純な話だが、今節の銘柄級が並んでいたからである。ところが、10Rからインは3連敗。10、12Rでは3連単からも飛んでいる。その印象が強いのか、全体として「インは決して強くはなかった」というイメージが頭に残っているのだが……いかがだろう? 7R以降では3本の2着があるわけだから、数字を見れば、やっぱりイン強っ!と考えるべきなのは理解できるのだが……。
 機力的に見れば、イン逃げ組で目を引いたのは、松下一也。カドからのぞいた稲田浩二の“イナダッシュ”をがっちり受け止めたのだから行きアシはかなり来ているはず。10Rでも、展開が向いたとはいえ、6コースから引き波を超えて1着争いに加わっているから、ターン回りもよさそうだ。

●本日の進入=枠なり9本
 新鋭王座決定戦は、SG以上に進入に動きがある……そう改めて気づいたのは、昨年のことだったか。記念はもちろんだが、一般戦でも新鋭世代はなかなかコースを獲らせてもらえない。だから、同世代ばかりが集まる新鋭戦では、内からのレースを覚えるためにも、コースを獲りに行く。あるいは、これまで慣れ親しんできた戦法にこだわるべく、動いて来る選手には付き合わない。などといった心理が働くからだろう、進入争いはある意味SG以上に面白くなったりするものである。
 1R、4号艇の向後龍一が動いた。インは獲れなかったものの、2コースに入る。2R、6号艇の浜野孝志が動いた。これも2コースまでだったが、果敢な前付けだった。おぉ、これぞ新鋭王座! 1Rは3コースとなった2号艇・山田佑樹がマクリ切り、2Rは浜野が2コースから握って攻めてセンター勢に差し場を提供したこともあって、興奮連発の一節となる予感がおおいに高まったのであるが……。
2009_0119_0072  うがぁ、それからは枠なり連発~~~~。だはは、新鋭王座も枠なり至上主義、なのか。レース自体は、枠なりであるがゆえの逃げ切り連発ということにはなっていないが、進入は穏やかで嵐の気配もナシ。古賀繁輝は動くと思ってたんだけどなあ、7R4号艇で4カド。モーター気配が内向きではないということなのだろうが、ちょいと残念であった。
 ドリーム戦では、地元の吉川喜継が6号艇で前付けを見せてくれたが、う~ん、明日はみな、もうちょっと動いてくれないもんですかねえ……。

●本日の機力診断
 先述したとおり、前検ではあまり目立っていなかった松下一也が、今日は軽快なアシ色を見せてくれた。節イチ候補に連ねていいだろうと思う。
2009_0119_0550_2  前検チェックで名前をあげたなかからは、松村康太、森定晃史、大峯豊、麻生慎介を残しておく。特にドリームワンツーの松村と大峯は、今日の時点での両横綱ではないかと思う。吉田拡郎も、1~2コースが放った分を差し引いても、スリットからいい行きアシを披露していたが、大峯と松村は吉田より上でないかと見えた。大峯の絶妙のマクリ差し、松村の競り勝ちは、まさしく機力のなせるワザだったように思う。森定は11R6着だが、ターン回りの調整に失敗したのではないかと思う。伸びから行きアシはやはり良い。
 そのほかでは、浜野孝志、進藤侑の伸び、齊藤優の回り足あたりも目についた。また、エース機トリオの松村敏、鈴木勝博、長尾章平も、それなりに信頼して大丈夫だと思う。前節パーフェクトV機の川尻泰輔は、コメントでは「いい」と言っているが、今日はレースになっていないため、もうひとつ見極め切れず。明日の3R2号艇での走りを確認したい。

2009_0119_0451 ●本日のMVP
馬場貴也(京都)
 2Rで幸先のいい1勝をあげたことに拍手! 地元ビッグの初陣、いろんな意味でプレッシャーもあっただろうに、きっちり勝てたことは非常に大きい。アシ的にはまだ中堅程度だろうが、二番差しを届かせたのだから、悪くもないはず。2日目以降も注目!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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第23回新鋭王座決定戦「勝手に期別対抗戦!」初日

 新鋭王座恒例「勝手に期別対抗戦」、今年も勝手にやっちゃいまーす。
 まず、各期の出場選手数を、ビミョーなネーミングセンスに定評のある内池の名づけたチーム名とともに、おさらいしておきましょう。

90期「ネンチョー・ナインオー=9名
91期
「たけし軍団」=6名
92期
「バッドボーイズ・ナインティツー」=7名
93期
「ナイスガイたちナインティスリー」=8名
94期
「イケイケ・ナインティフォー」=9名
95期
「イケメン・ナインティファイブ」=6名
96期
「ナイナイ・ナインティシックス」=4名
97期
「ニシヤマ・ナインティセブン」=1名
98期
「鶴西ナインティ・エイト」=2名
※チーム名命名=内池久貴

 なんで91期だけ「ナインティワン」がつかないのか、とか、93期と98期はひらがなとか漢字とかが混ざってるぞ、とか、ツッコミどころ満載のチーム名については、異論反論はいっさい受け付けませんので、悪しからず(というか、我々が代表して詰問しておきます)。
2009_0119_0724  それぞれの人数については、説明するまでもなく、96期以降が少数精鋭。というわけで、96、97、98期を連合軍としましょう。便宜上、「ナニ鶴連合軍」としておきます(写真は孤軍奮闘のニシヤマ・ナインティセブン)。あとはそれぞれの期が単独チーム。全7チームによる対抗戦といたしましょう。
 ルールは、「1着=10点/2着=7点/3着=4点/4着以下=0点」とし、ポイントをもっとも稼いだ期(チーム)の優勝といたします。

 それでは、初日の成績です。
90期 39
91期 31
92期 18
93期 52
94期 55
95期 30
連合 25

2009_0119_0671  初日を終えてトップに立ったのは、イケイケ・ナインティフォー! 9レースまで2着3着でポイントを稼ぎ、10レースで鈴木勝博、11レースで稲田浩二が連勝して、一気にポイントを積み上げました。エース格の岡崎恭裕がポイントゼロでこの数字ですから、まだまだ上積みが期待できます。
 意外と言っては失礼ですが、ナイスガイたちナインティスリーがこれに肉薄していますね。ナインティフォー以上の3勝が利いています。3位の90期は、序盤ゼロポイントながら、5R以降は着実に稼ぐという、さすがの“ネンチョー”ぶり。ドリームの吉田拡郎も惜しかったですなあ。
 こうして見ると、初日は出場人数に比例してポイントを稼いだ感があり、まさに「数は力」といったところ。ただし、それを考えれば残念な成績に終わったのは、バッドボーイズ・ナインティツーですね。ドリーム戦を大峯豊が快勝したものの、それ以外では3着が2本あるのみ。明日からの巻き返しに期待したいところであります。

 すでにお察しの方もいらっしゃるでしょうが、今節はこれが(これも?)クイズになりますよ! 要項については後日となりますが、明日からも各期の走りから目が離せませんぞ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット 初日②――変わる空気!

2009_0119_0644  午後のピットの様子は朝とは一転……、慌ただしさはあまりなくなり、水神祭などの特別な時間帯を除けば、不思議なほど「静かな空間」になっていた。
 午前中には多くの選手たちが、整備と試運転を繰り返していたことを考えれば少し意外だったが、レースを終えた選手たちのモーター格納は比較的早く、整備室に格納されるモーターはどんどんと増えていったのだ。
 ただ、だからといって、選手たちの多くが早い時間帯で作業を終えていたのかといえば、そうではない。
 モーター調整からペラ調整へと移行していく選手も多かったのか、ペラ小屋は朝以上に繁盛していたし、整備室での作業を続ける選手たちももちろん存在していた。

2009_0120_0418  整備室の片隅に目をやれば……、“ナイスガイたちナインティスリー”=93期の長田頼宗は入念にキャブレターを調整していたし、同じくナイスガイたちナインティスリーの渡辺浩司や“イケイケ・ナインティフォー”=94期の天狗様(←川上剛がそう呼んでいた)、今井貴士は、モーター調整の履歴帳をじっくりと確認していた。
 また、9レースを制した長野壮志郎も、その後にリードバルブの調整をやっていたのだ。

2009_0120_0448  長い時間をかけたモーター調整をしていたのが目についたのは、“ニシヤマ・ナインティセブン”として97期から単独参戦の西山貴浩だ(ちなみに書いておけば、最若手となる98期は“鶴西ナインティエイト”として鶴本崇文、西村拓也の2人が参戦している)。
 今日は6レースの一回走りだった西山だが、試運転に出るためボートを下ろそうとしたのは、10レース前となる3時ジャストのことだった。
 開会式では2年連続、幼稚園児の格好をしていたといっても、ただのお調子者ではない“頑固職人”の一面を持っているのが西山なのだ。

2009_0120_1238  ボートを下ろすときには吉田拡郎に「これから試運転!?」と驚かれてもいたが、「はい、今、整備が終わったんで」と西山は答えていた。
 ただ、その時間は10レースが近づきすぎていたため、とりあえずボートを水面におろして待機ピットに着けておくと、10レース後に試運転と作業を再開するかたちをとっていたのだ。
 このとき声をかけたカクローにしても、ドリーム戦で見せ場のある3着となっているが、1日を通して“瀬戸内流”を貫いていた様子で、装着場を中心に、ほとんど休むこともなく作業を続けていたものだった。

2009_0120_0942  本日午後イチバンの“ドラマ”が感じられたのは、10レースのことだった。
 このレースでは、2コースの岡崎恭裕がスタートで少しへこんで、3コース・渡邊雄一郎のマクリが決まりかけ、それに1コース・海野康志郎が抵抗したことで、5―6―3―2―4―1という波乱の結果が生まれたわけだ。
 レース後、まず目についたのは、ヘルメットを半脱ぎ状態にしたまま放心状態のようになっていた海野の顔だった。
 初日の1号艇で6着に敗れたときのショックの大きさをはっきりと物語る顔つきになっていたのだ。海野の1走目は3レース、6号艇で4着だったので、絶望的な状態になってしまったわけではないのだが、初日終了時点で得点率2.50の39位ということでは、かなり厳しい立場になったには違いない。2号艇=4着の岡崎や4号艇=5着の赤坂俊輔も、レース後には苦笑いを浮かべていたが、海野の表情は、ひときわ重いものになっていたのだ。このレースのリプレイがピットのモニターに映されると、普段のレースでは考えられないほど多くの選手や報道陣がモニターを取り囲むかたちになっていたのだが、モニター付近の空気までもが重く複雑なものになっていた気がしたほどだ。
 その後しばらくしてから海野に対して、「気持ちは切り替えられますか?」と声をかけてみると……。
「明日からは行きます! 進入から積極的に!!」との言葉を返してくれている。
 そのときの海野の目は、レース直後とは別人のそれのように力強いものになっていたのだ。

2009_0120_0588  ドリーム戦は、2年連続、新鋭王座で優出している大峯豊が制して12点を獲得!
“3度目の正直”に向けて、絶好のスタートが切られたわけだが、海野のように、初日の結果は満足できるものではなくても、今後の逆襲を狙う選手が明日から怖い存在になってくる。
 新鋭王座は、ここからますます熱く面白くなっていくのは間違いない。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭!――初日「いっきフェスティバル」その2

2009_0120_1273  8レース。本日4人目の水神祭勝利を決めたのは“ネンチョー・ナインオー”=90期の向後龍一だ。勝利者インタビューのあと、すぐに水神祭をやってもよかったはずだが、ギアケース調整などをやりながら、しばし待機状態が続いた。
 そして10レースで“イケイケ・ナインティフォー”=94期の鈴木勝博が5人目の水神祭勝利を飾ると、まるでそれを待っていたかのように、やはり「W水神祭」として執り行われることになったのだ。
 いや、最初は長野壮志郎や川尻泰輔などネンチョー・ナインオーの選手が集まってきていたので、まずは向後の水神祭だけが行なわれるのかと予想されていたのだが、いつのまにか鈴木祝福班も合体するかたちになっていたのだ。
「この階段の上からやってはどうか?」
 といった物騒な提案も出ていたが、ボートリフトのところにある階段をのぼれば、完全に高飛び込み状態になるので、さすがにその意見は相手にされずに却下されていた。

2009_0120_1282  そして、「せえので行こう」「せえの!」と掛け声が入ると、向後と鈴木の2人は同時に水面に投げ込まれたのである。
 名前を挙げていけばキリがないほど大勢の選手に囲まれて、祝福の拍手を受けていた2人は幸せ…………なはずだったが、水面から上がってきたときには、2人揃って泣きそうな顔になっていた。
 それくらい夕方のびわこの水は冷たいということなのだろう。
 彼らに続く水神祭狙いの選手たち……、寒いのが苦手な場合は、一回走りの朝に勝つのがいいかもしれないぞ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭!――初日、95期祭り

2009_0120_0998  1レースでまず“イケメン・ナインティファイブのダルビッシュ”こと山田祐樹が水神祭勝利をあげると、4レースでは“イケメン・ナインティファイブのカネコ”こと金子拓也がそれに続いた。
 さらにはだ。5レースでは“イケメン・ナインティファイブのやまとチャンプ”岡村仁も水神祭勝利を一発ツモした。
 2回走りの場合は、2走目を走ってから水神祭を行なう場合が多いものだが、山田は6レースが2走目となり、金子は11レースが2走目で、岡村は5レースの一回走り。
 ということで、水神祭がどのように行なわれたかといえば……、金子が6レースの出走を終えてからの「95期いっき祭」となったのだ。英語でいえば、“イケメン・ナインティファイブ・フェスティバル”となるわけだから、これはなんともめでたいことだ!

2009_0120_1031  95期勢6人のうち3人が「当事者」となったが(残りの3人はすでにGⅠ水神祭が済んでいる)、山田の周りには吉田拡郎ら中国勢、金子の周りには毒島誠ら関東勢、岡村の周りには渡邊雄一郎ら近畿勢が取り囲む。それを選手代表の吉川喜継が折り目正しく統率! 
 そして3人は、まったく同時に水面に放り込まれたのだから、ファンタスティック!
 水面からあがってきたあとは、カメラマンたちのリクエストに応えて記念撮影も行われているが、「寒~い」と3人は、控室に駆け込んでいったのだ。きっと熱いお風呂が焚かれているはずなので……、よく温まってくださいね。
 ということで、。おめでとう~! イケメン・ナインティファイブのみんな!!
 他の期の選手たちも、彼らに続け!
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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THE ピット 初日①――働き者たちの祭典

2009_0119_0661  初日1レースを制したのはGⅠ初出走の山田祐樹だ。今節の注目!『イケメン・ナインティファイブ』=95期のルーキーが、まずは幸先のいい一勝を挙げたことになる。
 同県(岡山)の先輩・吉田拡郎は、レースから引き揚げたきた山田に「山田~、タッチ(スタート)やったぞー」と祝福の言葉(?)をかけていた。
「ウソウソ、ゼロ台中盤や」と続けたカクローは、後輩の勝利が本当に嬉しそうだった。さすがは“ネンチョー・ナインオー” =90期の看板選手であるだけに、オトナなのである。

2009_0119_0550  ちなみに書いておけば、山田のSTはコンマ05だったが、かなり速く見えたのは事実で、レースをモニターで見ていた「たけし軍団(91期)」のクセ者・松村康太も、スリット通過直後に「速いっ!」と漏らしていたほどだった。
 また、ボートを降りた山田に対しては、同期の峰竜太が無言で“ジャンピング抱きつき”を敢行していた!
 そんな光景を見ていると、やっぱり新鋭王座は初々しくていいなあ……と感じられるものだが、実をいうと、そうした楽しそうなムードがピットに現出するのは、ほんの一瞬だけなのだ。
 レース後、エンジン吊りに多くの選手が集まってきて、それぞれに言葉を交わし合っていたかと思えば、すぐに解散! ふと気がつけば、蜘蛛の子を散らすように、それぞれの選手が自分の作業へと戻っていくのだ。
 去年などにしても、基本的にはそうした傾向は同じだったが、今年はさらにその度合いが高いのかもしれない。
 1レース後の水面を見てみると、まるで渋滞の首都高のように、多くの選手たちが試運転に出て行っていたのである。

2009_0120_0457  解説の長嶺豊さんに対して「試運転の数がすごいですね」と話してみると、今年の選手のやる気はほんまにすごいですわ!」と、ミネさんも嬉しそうにニッコリ。
「昨日にしても、ほんまは整備は3時45分までの予定やったのに、4時まで延ばしたんですわ。それで4時になってもみんな整備を続けていたんですから」と教えてくれている。
 1レース後に試運転に出て行った選手のなかには、朝の開会式後も一番で水面に飛び出していった安達裕樹もいたが、今日の安達は9レース6号艇の一回乗りなのである。それでも、こうして少しも時間をムダにしないようにと作業をしているのだから、素晴らしい!

2009_0120_0568  試運転組だけではなく、もちろんペラ小屋も繁盛していたし、開会式後すぐに、整備室では峰と篠崎元志が向かい合って、それぞれにリードバルブ調整をやっていた。
 また、地元の吉川喜継は、整備士さんに相談しながらモーター本体に手をつけていた。
 そのモーターをボートに取り付けようとするときも、モーターを持ち上げるのを整備士さんに手伝ってもらうと、隣にいた安達は、「一人で入れられんのなら、(整備)するな(笑)」と一喝! それを聞いていた整備士さんも「怖いのう」と笑っていたものだった。
 その話を池上カメラマンに伝えてみると、「さすがは悪だ!」と一言。
 ……いや、池上カメラマンはなにも、安達の人格をそのように捉えているわけではない。今節、92期の選手たちは「悪」という文字が入った揃いのジャンパーを着てきているからなのである。そうであれば、彼らのことは“バッドボーイズ・ナインティツー”もしくは“悪の軍団”と呼ばざるを得ないだろう。
 よく考えたら吉川も92期なわけだが、自分は悪じゃないと思っているのか、今のところ、揃いのジャンパーを着てはいないことを付記しておきたい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』初日

 強すぎるイン選手たちにボッコボコにされた、あの屈辱の住之江・賞金王から2年(足掛け。正味は3週間っすw)……ついに私の時代が到来したHです。なんたって琵琶湖はセンター天国、ウルトラマクリ水面ですからな。ここで獲れなきゃ、「マクリ屋ハンター」(←自称)の名が泣くというもの。憲吾どの、hiyoちゃん、うりちゃんはじめ全国11名の極選ファンの皆様、今節は「ツケマイマクリ大作戦」でガッポシ稼ごうぢゃありませんか!!
 というわけで、今年一発目の極選はスリットから大混戦になりそうな8R。

  8R
  ①藤岡俊介
鍵②山田哲也
★③向後龍一
  ④今井貴士
  ⑤林 祐介
◎⑥進藤 侑

進入123/456

 去年、もっともSが早かった男・ヤマテツがいるのがミソ。F1でも度胸満点に覗いて藤岡を攻めるはず。ただ、山田にはまくって突き抜けるだけの伸びがない。藤岡を叩き、1マークで思いきり流れている間に、ズボズボと差し選手が台頭するとみます。ならば伸び足のいい向後と進藤が絶好の狙い目。人気の妙味を考えて進藤を本命にし、進藤-ヤマテツも少々。
 さ、今年も無理筋御免で攻めまくります。よろしく~!!
3連単★6=3-全、6-2全


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“本紙予想”初日後半

 というわけで、後半戦です。後半ももちろんイン中心。後半は特に堅そうだなあ……。

7R 古賀の前付けは2コースまでか。麻生がイン主張して逃げる。
◎麻生 ○古賀 ▲新田
3連単 1-46-全

8R 山田の強烈Sを壁にして、藤岡が逃げ切る。山田の追走が本線。
◎藤岡 ○山田 ▲林
3連単 1-25-全

9R 濱崎の好Sを壁にして、長野が逃げ切る。長尾の差しが怖いか。
◎長野 ○長尾 ▲中越 △濱崎
3連単 1-542-全

10R 岡崎が巧差しを見せる。海野のイン粘りが本線。
◎岡崎 ○海野 ▲赤坂
3連単 2-14-全

11R 新田が逃げ圧倒。本線にはイナダッシュを利す森定を指名。
◎新田 ○森定 ▲峰 △稲田
3連単 1-423-全

12R ドリーム戦
吉田がエンジン快調なら、イン篠崎にとっては絶好の壁となる。進入次第で、川上の差しも脅威に。
◎篠崎 ○川上 ▲吉田 △松村
3連単 1-524-全


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開会式です!

 新鋭王座と女子王座の開会式は、パフォーマンスの雨あられとなるのが恒例ですが、今年の新鋭王座は、実に淡々とした進行。その最大の理由は、コレだったようです。

2009_0120_0027 海野康志郎
「95期全員でメイド服を用意したんですけど、まさかの登番下のほうから、着替える時間がありませんでした」

 うがぁ、見たかった! この開会式は、海野が言ったように登番が下のほうの選手から登場(トップバッターは西村拓也でトリが長野壮志郎)。試運転を終えてイベントホールに駆けつけたら、うがっ、95期は序盤での登場で、着替えられない~~~~。うむ、残念。というわけで、メイド服は使われることなく、95期生も新鋭用ジャージで登場したわけです。そんでもって……。

2009_0120_0035 岡村仁
「メイド服は、僕が宿舎で個人的に楽しみます」

 ピットで着てたら競技委員長に怒られるのかな、やっぱり……。
 95期生たちがメイド服をお蔵入りさせてしまった一方、この人はバッチリ、桜吹雪のシャツ、園児服を着込んで、やってくれました。本日、唯一と言っていいほどの新鋭王座チックなパフォーマンスでしたな。

2009_0120_00072009_0120_0010 西山貴浩
「原田校長と川上先生の話し合いで、留年することになりました。えっ、去年と同じで面白くない? 散らせるものなら、この西山桜、散らせてみせ~い!」

 去年と同じ園児服=留年ということなら、来年も再来年も留年してほしいなあ。とにかく、新鋭王座のパフォーマンスをにしやまたかひろくんにかかってますぞ!
 さて、今回の開会式で、奇しくも同じフレーズを使った選手が二人。

2009_0120_0046 古賀繁輝
「今年こそは3度目の正直で笑って帰ります」
大峯豊
「3度目の正直を実現させて帰ります」

2009_0120_0076  古賀は、2年連続準優F。去年もおととしも、屈辱にまみれて競艇場を後にしています。大峯は言うまでもなく、2年連続優勝戦で涙を飲んだ。今年は二人とも、満願成就なりますように。
 同じフレーズではないけれども、顔について語った選手が2人。

2009_0120_0016  杉山裕也
「びわこのキャラクター、びなちゃんの顔を思い出してください」
新田雄史
「顔では同期の篠崎君にだいぶ置いていかれますが……」

 杉山とびなちゃん……似てるかも! 新田くん、天下のイケメン相手だろうが、君好みの人は必ずいるもんです。というか、味わいのある甘いマスクですよね、新田くん。ま、私にはちょっと負けてるかもしれないけど(超絶大ブーイングが聞こえますが、気にしません)。
 さて、91期といえば、たけし軍団。総帥の川上剛は毎年、パフォーマンスを見せてくれましたが……。

2009_0120_0096 佐竹友樹
「来ちゃいました。頑張ります」
川上剛
「今年は面白いことはできませんけど、優勝だけを目指して来ました。いろんなもん背負ってますけど、頑張ります」
松村康太
「…………(無言で礼だけして去る)

 総帥が言うとおり、それぞれがいろいろなものを背負い、胸に抱えて、この場にやって来ている。その思いを、とにかく悔いなく思い切り、水面に叩きつけてほしいと思います。それにしても、開会式で無言を通した選手、初めて見たぞ。
 さてさて、この開会式、もっとも大きな声援を浴びたのは、やっぱり地元!

2009_0120_0064 馬場貴也
「2000年のここでの新鋭王座を見て、選手になろうと思いました。今年は、選手としてこの舞台に立てました。9年分の思いを背負って走ります」
2009_0120_0084 吉川喜継
「いろんな気持ちを、びわこの水面に叩きつけたいです!」

 吉川は絶叫調の意思表明でありました。気合入ってるな~。この人たちが中心を担っていくのは間違いなさそうです。
 そして、この人がいる開会式は、やっぱりこれを聞かなきゃ、見た気になりませんな!

2009_0120_0033 峰竜太
「今年は泣きません。カッチカチやぞ~」

 いやいや、嬉し泣きを見てみたいですぞ。というわけで、若者たちよ、全力で頑張れ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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本日の“本紙予想”新鋭王座初日

 ども。Kです。今節も“本紙予想”を担当させていただきます。どうぞよろしく。
 さて、びわこ競艇場は全国屈指の「イン受難」水面。前節の住之江とは、発想をガラリと変える必要があるかもしれません。いや、コース別の成績を見れば、変えるべき、でしょうか。
 しかし、“本紙予想”は変わらずイン中心の予想で攻めていきたいと思っております。というのは、新鋭戦ってのはインが強いんですよね。全員が握って攻められるスピード戦が特徴の新鋭戦、インの選手もガンガン握っていくわけです。みんながスピードターンを繰り出せば、相対的にインが強いのは競艇のセオリー。というわけで、意外にSG的な傾向になるのではないか、と想像するのであります。
 穴を狙うなら、差し選手ではないか、とも思います。マクった選手がインに受け止められれば、そこに差し場が生まれる。このあたりを絡めつつ、予想を組み立ててまいりましょう。
 それでは、今節もまいります。憲吾(さんは今年もつけない)もうりちゃんも坪吉さんも皆々様も、一節間ご健闘をお祈りしております!

1R 小坂が全速逃げで水神祭。藤田、向後のセンター差しが続く。
◎小坂 ○藤田 ▲向後 △麻生
3連単 1-346-全

2R 馬場が地元の利活かして強烈マクリ。渡邊が好差しで追走。
◎馬場 ○渡邊 ▲杉山 △濱崎
3連単 3-415-全

3R 真庭が軽快に逃げ切る。今井がマクリ差して迫る。
◎真庭 ○今井 ▲佐藤
3連単 1-35-全

4R 前検で良く見えた平本を狙う。金子の逃げ残しが本線。
◎平本 ○金子 ▲西村 △川尻
3連単 3-146-全

5R 岡村が逃げて初陣飾る。森定の自在捌きが怖い。
◎岡村 ○森定 ▲毒島 △長田
3連単 1-345-全

6R 稲田がカドからイナダッシュ決める。松下との一騎打ちだ。
◎稲田 ○松下
3連単 4=1-全

 後半は後ほどアップします。


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初日! 新鋭王座開幕!

おはようございます! 新鋭王座決定戦、開幕でございます! 日本一の湖の景色は最高ですな~。皆様、防寒をきっちりして、ぜひぜひ水の都へいらっしゃ~い!

2009_0119_0385 ということで、イケイケ・ナインティーフォーでーす。麻生慎介、小坂尚哉、藤岡俊介……あ、ひろさん、ごめんなさい、まだ今井貴士が出てこない……。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――男たちの前検!

2009_0119_0511  若い男の子たちっていいなあ。
 と、どこかのおばさんのような心境になってきた。
 毎年思うことだが、“1年間の成長”を物語るように選手たちの顔が変わっているのを確認できることは、見ていて頼もしい限りなのである。1年のうちに途中で会ったことがある選手もいれば、まるで会えなかった選手もいるのだが、それぞれの選手の顔を見られるだけでも楽しい。
 午後のピットで最初に声をかけてみたのは、昨年の夏にも見かけたことがある古賀繁輝だ。
 古賀の場合、毎年、髪型は変わるが、元気で、かつ、折り目正しいところはまるで変わらない。こちらがかけた何倍もの大きさで「こんちわっす!」と挨拶を返してくれたので、「過去2年のこと(2年連続、準優F)は尾を引いてないですか?」と、聞いてみた。
 すると、「大丈夫です。僕がいちばんリラックスしているかもしれないくらいですから。はははは」と、気持ちの良すぎる笑顔で言葉を返してくれた。
 うんうん、これが繁輝だと、保護者のような心境にさせられる。

2009_0119_0275  また、昨年は金髪で参戦していた小坂尚哉の髪の毛が黒くなっていたので、「金髪はやめたんですか?」と尋ねてみると、「何もいいことがなかったんで(昨年の新鋭王座は予選47位敗退)」と笑って返してくれた。
「でも、今回は黒(毛)にしました。中途半端なこれまでの茶髪はやめたんです」と小坂。
 こうして仕事と全然関係ない話をしているようではあっても、声をかける前には、装着場で熱心にボートやモーターのチェックをしている小坂の姿を見て、“去年の前検も小坂はそうだったよな”などと、それぞれの整備スタイルを思い出していたりもするのである。

2009_0119_0229  整備スタイルといえば、触れないわけにはいかないのが吉田拡郎だ。
 カクローは昨年、前検日からキャブレターの調整を行ない、これぞ“瀬戸内流”というところを全国に知らしめたわけだが(いや、知らしめてはいないのかもしれないが)、今年の瀬戸内流はリングであったのだ。
 私が長嶺豊さんと話していると、そこにやってきたカクローは、長嶺さんに挨拶をして、自分のモーターのことに話が及ぶと、こう言ったのだ。
「2節前に新品のリングが2本入っていて、それが全然当たってないようなんですよ」
 そして去り際には「変えます!」と言ったのだが……。
 結果はどうだったかといえば、リング交換をすることなく、スタート練習で好感触を得られたようで、「本体はこのまま行こうかと思います」と、ドリーム戦出場選手の公開会見でもコメントしていたのだ。これぞカクローマジックということなのか!?
 いやいや、何かのマジックを使ったわけではないのだろうが、とにかくドリーム戦出場選手のなかでも、カクローの足はいいようで、そのことは同じレースを走る篠崎元志や大峯豊らも認めていたのだから注目したい。

2009_0119_0322  他で注目したいのは『イケメン・ナインティファイブ』の一人である岡村仁だ。
 岡村には2年前にインタビューをしたことがあるのだが、やまとチャンプでありながら伸び悩んでいたなかで、ここに来て、ようやく本来の才能が開花しはじめた感がある。
 そこで、「成績が伸びてきましたね」と振ってみると、岡村はこう答えてくれた。
「今年に入ってからはとくにいいことづくめですね。モーターもいいのしか引きませんし、オール大阪(正月レースの全大阪王将戦で優出)も自信になりました。今は落ち着いてレースにできるようになっているのがいいのかもしれません」
 今回のモーターも2連対率42.8%の39号機ということで、個人的にも大きな期待を寄せたくなってきた。

2009_0119_0607   ピットにいて、目が離せないという意味では絶対的な存在なのが、「91期・たけし軍団」の総帥・川上剛だ。
 装着場で作業をしている際にも、多くのカメラマンに囲まれて、長嶺さんからは「一番人気やな」とも言われていたのだが、すると川上は……。
「前検だけです!」とキッパリ!
「……でも、最終日まで撮り続けてくださいね。僕は傷つきやすいんですから」と、前検日限定の主役になることは拒否してみせたのだ。
 その川上も、明日はドリーム戦に出走。スタート練習後の共同会見でも、回転数などの問題を口にしながらも、全体としての感触は悪くなかった様子であったのだ。
「エンジンのパーセンテージ(2連対率30.2%)以上は確実に動いています」
「優勝しか狙ってないので、最終日に優勝して帰るだけです」
 とキッパリ!!
 おもしろい1節になりそうだと予感させられる「混戦ムード」を引き出してみせていた。

2009_0119_0597  ドリーム戦1号艇の篠崎は、スタート練習ではとくに目立つような感じはなかったが、1日を通してマイペースで過ごせていたようだったので好感を持てた。
 共同会見においても……。
「前検としては悪い感触はなかったので大丈夫だと思います」
「(びわこは)去年の新鋭王座では大きい着を並べてしまいましたが、何も気にしていませんし、たまたまだと思います」
「優勝するつもりで来ました」
 とも発言している。
 こうした言葉を発していても、自然体に見えていたのが高ポイントなのである。

2009_0119_0280  カクローや川上ら『卒業期』(90・91期)や『イケメン・ナインティファイブ』(95期)だけでなく、篠崎のほかに平本真之、谷野錬志、新田雄史を要する『ナイナイ・ナインティシックス』(96期)も層が厚い(写真は新田)!
 いやいや、そういう意味で言えば、古賀や小坂、さらには岡崎恭裕、稲田浩二らを擁する大所帯の『イケイケ・ナインティフォー』(94期)を忘れるわけにはいかないだろう。
 もちろん、地元・吉川喜継や、エース機を引いた松村敏、さらには昨年優出している大峯豊&毒島誠らがいる92期を無視するわけにはいかないし、そう書けば当然、93期には触れないままでいいかのか……と収拾がつかなくなる。
 要するに、どの期から誰が飛び出してきてもおかしくない、熱い熱いシリーズになりそうなわけなのだ。
 いやいやホント、若い男の子たちっていいなあ……なのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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新鋭王座・前検チェック

 バクバクと弁当を食べていたら、水面にブルルンととどろくエンジン音が。おっと、試運転が始まった。一番乗りは誰だ!?
 と大慌てで水面に目を向けたのでありましたが、ちょっと待て、ボートには「6・2」とか「4・3」とかの数字しか書かれていないではないか。な、な、なんだ? これじゃあ、誰が走っているのか、わからんじゃないかっ!
 と、さらに大慌てでボートを凝視すると、実は「2・2R」と記されているのを発見。2R? まだ番組は発表されてないのに、何なんだ?
2009_0119_0149  と、さらにさらに大慌てで配られた資料などを漁ったりしているうちに、これはおそらく「前検2班の2号艇」という意味であろうと推測。今度はボート番号に目を凝らして、班別表と照らし合わせてみると、たしかに「5・4R」は毒島誠であった。なるほど、そうかそうか、と納得するまでに、すでに何組かが足合わせを行なっており、というわけで、初っ端のほうは見逃したも同然となったことを、ここに告白しておく。そういや、大村競艇もこのパターンだったな。大村もびわこも歴史の古い競艇場だけに、いまだ以前の方式を踏襲しているということかもしらん。
 というわけで、以後はひたすらに2種類の数字をメモし、誰が走っているのかもわからんままに足合わせの優劣を書きなぐっていくこととなった。試運転が終わったあと、班別表を参照しながら、選手名を書き写していったのだが、いやはや不思議なもんです。数字の羅列としか見えなかったメモ書きが、ちゃあんと足合わせで他をやっつけまくっている選手を示す虎の巻になっていたのですな。

 というわけで、好気配を見せた選手がかなりハッキリしたと断言できる前検チェック。ひとつだけ断わっておくと、前半組(ドリーム組+登番順に長野から長尾まで)と後半組の比較はできていない。試運転タイムは通常、両者で時間が分けられるものなのだが、SGでは後半組でも装着を早めに済ませた選手が前半組に混じって足合わせをすることも少なくはない。ところが、今日は完全に二分されていて、前半組と後半組が足合わせをする場面は1回も見られなかったのだ。
 したがって、今日は全体で番付を組むことはしない。前後半の好気配選手をざっとあげておくこととしよう。

●前半組
2009_0119_0138松村康太
メモには「4・1R」という数字が散見されていて、しかもそのほとんどが「<4・1R」であった。足合わせした選手の大部分をやっつけた、ということである。内に合わせても外に合わせても強めのアシ色で、コース不問で攻めていけそうだ。

川上剛
その松村に、唯一「>4・1R」と書かせたのが「5・1R」。川上剛であった。どちらかというと、出足・ターン足系が強めで、内で合わせれば外を押さえ、外で合わせれば内にツケマイを決めてしまう、といった感じ。伸びではやられていた相手もいたが、捌き達者な選手であることを考えれば、むしろ戦いやすいか。

2009_0119_0128 森定晃史
その川上と合わせて「伸びは強め」とメモさせたのが森定。川上だけでなく、合わせた選手のほとんどを行きアシから伸びで圧倒するシーンが目立っていた。強め弱めの判断だけでなく、こうしたメモ書きがもっとも残っていたのが森定で、もしかして節イチ候補?という気もする。

大峯豊
川上と合わせて「伸びは強め」と書かせたもう一人が大峯。今年も絶好調か? 

2009_0119_0123 向後龍一
試運転タイムの中間くらいに出てきて、藤田竜弘、濱崎直矢らを立て続けにやっつけている。このうち、濱崎は他との足合わせではむしろ強めであったから、向後のアシが際立つ。最初で最後の新鋭王座となる彼だが、戦えるアシは充分にある。

 ちなみに、選手間(というかドリーム組の間)では吉田拡郎のアシが早くも評判だという。そのカクローの足合わせは、試運転タイム終了間際に1回だけ馬場貴也と合わせて、これは完全に強めだった。この1走をもって判断するのは難しいので、ここでは保留としておくが、一緒に走った者の手応えは信頼に足るはずだ。

●後半組
2009_0119_0177 平本真之
後半組で、さまざまな選手と合わせ、そのほとんどで圧倒的に勝っていたのが平本。回ってからの行きアシが抜群で、その延長で伸びも好調。おそらく後半組ではトップ級のはずだ。

峰竜太
その平本を一回だけやっつけたのが、峰。伸びは分が悪いようにも見えたが、ターンで突き放している。まあ、ウデでやっつけた可能性は否定できないが……。

2009_0119_0158 長田頼宗
平本相手以外は、おおむね強めだったのが長田。ということは、平本よりは下と見るべきだが、「1・6R>」の記述がやたら目につくので、名前はあげておきたい。

麻生慎介
足合わせで強めだったパターンが目立っていたが、ちょっとだけ不安なのは、合わせた相手の多くが今井貴士であること。今井が正直、もうひとつに見えたので、相対的に麻生がよく見えただけの可能性もある。これは明日以降、チェックしておきたい。

2009_0119_0185 西村拓也
試運転タイムの終了間際に、西山貴浩や鶴本崇文など同班の選手と頻繁に足合わせをし、ちぎるほどではなかったものの、おおむね優勢に見せていた。平本あたりと合わせたらどうか、という部分はあるが、登番ラスト=「5・9R」は非常に目立っていたのである。

佐藤旭
出足系統はむしろ弱く見せていたりもしたが、伸びで合わせた相手をやっつけるシーンを何度か見た。番付をつけるなら前頭筆頭クラスかもしれないが、なんとなく気になった選手。

 と、何人か名前をあげたところで、前検タイムの到着であります。

1 川上剛  6・44
2 吉田拡郎 6・47
3 篠崎元志 6・49
4 吉川喜継 6・50
  松下一也
6 川尻泰輔 6・51
  進藤侑
8 長尾章平 6・54
9 鈴木勝博 6・55
  稲田浩二

 えっと、書いておいてナンですが、前検タイムはあまりアテにしないほうがいいと思います。上位4人を見て、何か感じられませんか? そう、ドリーム組なのですね。実は、ドリーム組のタイム測定時のみ、風向は南西(ほかはすべて北西)。びわこ競艇場は1マーク側が大雑把にいって南方面ですから、このときだけバック追い風だったようなものなのですね。では、北西の風の中でドリーム組に伍するタイムを出した松下一也はすごい!のかというと、松下、川尻の3班のタイム測定時、また進藤の4班の測定時、風速3mと他の班より風が弱くなっているのであります。
 つまり、前検タイムは風向き、風速にかなり影響されている。そう考えるべきなのですね。少なくとも、前検タイムを過信するのは危険だと思われます。ま、私の見立ても絶対などとはとても言うことなどできないのですが……。それでも私は明日、森定、平本あたりは狙ってみたいと考えております。センター強いびわこ、ともにセンター枠に入っているのも妙味!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)
 


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モーター抽選――エース機は松村敏

 3人掛けの机が6~7コずつ3列。そのド真ん中の列のド真ん前に陣取っていたのが、たけし軍団の総帥・川上剛である。
2009_0119_0133  純やまと世代の個性派集団である91期生が、銀河系軍団の向こうを張って(?)「たけし軍団」を名乗っているわけだが、“たけし”はもちろん“かわかみ・たけし”。この期のリーダーとして君臨しているのは、言うまでもない。だが、きっとそれだけの存在には留まらないのだろうな、と、モーター抽選の光景を見て実感した。
 明らかに、この場の空気を作っている、もっと言えば、支配しているのが、川上剛なのである。抽選会を盛り上げるムードメーカーであることはもちろんだが、実施要綱についての質問などを率先して口にしていたのも彼である。そのリーダーシップでこの世代をグイグイと引っ張っていくだけの人望が備わっている、ということにほかならないわけで、SGでこうした役割を担っている一人が上瀧和則であることを思えば、たけし軍団総帥の“肩書”もお飾りではないことが痛感させられる。
 というわけで、ガラポンが始まってからはツッコミマシーンと化していた川上の様子も押さえつつ、抽選会の様子をレポートしよう。

 さて、びわこのモーター初下ろしは6月7日。8カ月あまり使用しているモーターだから、相場はほぼ固まっていると見ていいだろう。注目は下記7機。

●29号機……2連対率52・7%、堂々のエースモーター! 1着回数38もダントツの数字で、アタマから狙えるパワーがある。
●64号機……2連対率48・5%は第2位。ただし、1着20回、2着29回と典型的なヒモ型。引いた選手もヒモ型なら、2着付けが正解?
●71号機……2連対率45・6%は第3位。近況不調にも見えるが、乗り手の問題かも。圧巻は、平均スタート展示順=2・29。つまり、伸び型に仕上がるということだ。
●52号機……2連対率44・4%は第4位。優勝2回は29、64、28らと並びトップタイだが、乗り手次第の感もある。一発の魅力はある。
●51号機……2連対率優出5回は29、64と並んでトップタイ。2連対率は8位だが、乗り手次第では充分に大化けがありうる。
●28号機……2連対率12位も、1着数が多く、A級が乗れば確実に噴いている。3連対率は61・2%で3位と、舟券の対象になる確率は高い。
●27号機……2連対率は14位だが、現モーターの最高タイムを叩き出しているのはコレ。11月の記録で、冷え込んでからのタイムだけに信頼度は高いかも。
●24号機……2連対率も高いが、注目したいのは前節。飯山泰が完全優勝! その仕上がりを引き継ぐことができれば、白星量産のシーンも。

2009_0119_0145  実に和気あいあいと進んでいく抽選も、上記のモーターが飛び出せば、一斉に歓声が沸き上がる。松村敏が29号機を引き当てると、「オーッ!!!」「出たーっ!」。川上ももちろん「出たか!?」。相場をあまり把握していなかったのか、一瞬キョトンとした表情を見せた松村も、周囲の盛り上がりぶりにじんわりと頬を緩めていったのだった。
2009_0119_0161  松村の数人後に引いた長尾章平が71号機を引き当てると、再び歓声が沸き上がる。しかし、長尾は大きなマスクをしていたため、表情はもうひとつわからなかった。さらに数人を隔てて、鈴木勝博が64号機をゲット。川上が「うおーっ!」と叫ぶと、鈴木もなぜか一瞬キョトンとして、ゆっくりと笑みを浮かべていったのだった。
2009_0119_0166 上位3機は、これにて打ち止め。注目機もあらかた出尽くしてしまった。古賀繁輝が引いたのは、2連対率28・7%の25号機。数字が読み上げられると、機歴を確認した川上が「シゲキ、来年がんばれ」。古賀が苦笑いで立ち去った直後、順番待ちの列に峰竜太が加わる。すかさず川上から声が飛ぶ。「リュータ、来年がんばれ」。佐賀支部に痛烈なパンチが連発だ。「ちょっとちょっと~、引く前に言わんでくださいよ~」と峰がツッコミ。川上はふふふんと鼻で笑っていた。で、峰が引いたのは2連対率29・8%の31号機。あららぁ(笑)。
2009_0119_0174  その峰には、大峯豊からツッコミが入った。「お前、今年もまた泣くだろ!」。BOATBoy2月号の新鋭王座特集では、峰竜太にインタビューしていて、去年の王座で勝負駆けに敗れて号泣した峰の写真を大きく載せたら、「優出した俺より扱いが大きいじゃないか!」と大峯に言われてしまったのだそうだ。大峯選手、優勝すれば、たとえ峰が泣きじゃくっても、いちばん大きく取り上げますよ!

 それでは、注目機のゆくえを。
●29号機……松村敏
●64号機……鈴木勝博
●71号機……長尾章平
●52号機……齊藤優
●51号機……麻生慎介
●28号機……吉川喜継
●27号機……平本真之
●24号機……川尻泰輔

2009_0119_0148  ちなみに大峯が2連対率5位の35号機! 1着14回、2着31回の超ヒモ型だが、今年も好機を引いたぞ。また、川上の66号機は2連対率30・3%だが、乗り手のほとんどがB級で、A1が引いた時には好成績をあげている。ドリーム組でもある2人の動向にも要注目だ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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選手たちが到着!

2009_0119_0010   びわこ競艇場に選手たちが到着!
 その様子をひと言で表現するなら「圧倒」されたということになる。
 何に圧倒されたかというと、入り待ちのファンのエネルギーである。人数は30人程度とそれほど多くはなかったが、ファン一人ひとりの競艇愛があまりに熱かった!
 新鋭といえば、女のコの追っかけが多いというイメージを持たれるかもしれないが、見た目は高校生くらいの男の子たちや、ベージュのコートを身にまとった貫録ある紳士など(この人は、本当に見た目が紳士で、本当にモー紳士って感じなのである)、ファン層は幅広く、それらのファンそれぞれが目的の選手だけ、ということだけではなく、ほぼ全選手に応援の声をかけていく。

2009_0119_0045  おそらくピットの入口付近のレイアウトの関係だと思うが、今日のこの時間帯にはピットのゲート付近まではファンも入ることができたので(ピットや建物はもちろん立入禁止となっていて、その点はファンもよくわきまえているようだった)、時間差で選手たちが到着していくと、次々にファンに取り囲まれていく格好になり、取材するこちらは、選手に声をかけていくのがためらわれたほどなのだ。
 今回の新鋭王座では、以前にインタビューをしたことがある選手も10人以上いたので、本当はみんなに応援の声をかけたかったのだ。なのに、ほとんど声をかけられなかったのは、ちょっと悲しかったし、寂しかった(写真は、取材したことがある毒島誠と岡崎恭裕)。
 本当だよ~。

2009_0119_0007  ということで、本日の競艇場入り『1番乗り大賞』は毒島誠、進藤侑、金子拓也の関東チーム。
 3人がタクシーから降りてきたとき、取材をしたことがある毒島に声をかけようかと思ったのだけれど、すっと姿を消していってしまったため不発!
 進藤、金子は、入れ替わり立ち替わり、ファンにカメラ撮影やサインを求められる人気ぶりが目立ったものだ(写真は、ファンたちから「金子く~ん」と呼ばれて大人気だった金子)。

 その後まもなく入ってきたのは山田哲也、長田頼宗の東京コンビ(現住所は山田が千葉で、長田が神奈川)。
 この2人もそれぞれ取材したことがあるので声をかけたかったのだが、やはりはそのタイミングが見つけられず……。
 長田はとくに、熱烈な長田ファンがいたようで、一人のファンと長く話し続けている状態だった。

2009_0119_0100  ということで、私個人としては「不発」「不発」の連続で、わずかに声をかけられたのが海野康志郎と峰竜太の2人だけになってしまった。
 40男の私とすれば、べつにイケメンを選んで、声をかけていたわけではないのだが、この2人の所属する95期は大人気! この2人に95期やまとチャンプの岡村仁が加わり3人になると、スリーショット撮影会が開幕! そこにいたファンのほとんどが、この3人のスリーショットを撮ったくらいではないかとも思われる。
 95期は、この3人に前述の山田哲也、金子に山田佑樹を加えた総勢6人。私自身も金子と山田佑樹を除いた4人にインタビューをしたことがある馴染みの深い期になっている。それで峰には「今年は95期が増えましたね」と振ってみると、「はい。去年までは少なかったんで嬉しいです」との返事。
 95期の6人には『U記者も応援してるぜ! 心強いだろ大賞』を進呈しておきたい。

2009_0119_0082 そして、今回、最後の受賞者となるのは、晴れて『弟子大賞』となった平本真之だ。
 何が何の弟子なのかというと、まったくもって内輪な話になるのだが……、愛知の山崎哲司が2年前の大村・新鋭王座で、我らが中尾カメラマンに弟子入りしてしており(何の弟子かといえば、基本は「カメラの弟子」ということだ。撮影方法を伝授したことがあるかは不明なのだが……)、同じ愛知の平本も、どうやらその関係で孫弟子ということなるらしい。
 タクシーを降りるとすぐに中尾カメラマンを見つけて「師匠!」と挨拶してきていたのだから、律儀な男なのである。私個人は、その師弟関係につながりはないのだが、なんだかいい奴っぽいので応援しちゃうぞ。
 ……ということで、みんな頑張れ!なのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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日本一の湖であります!

Cimg4352 琵琶湖にやってまいりました! 新鋭王座決定戦の舞台は、日本一の湖にコースをとる、びわこ競艇場! 改めて、いやー、びわこはデカい! この母なる湖に抱かれつつ、若人たちは熱き血潮をたぎらせるのであります!

というわけで、本日の前検から25日の優勝戦まで、ここびわこ競艇場にて取材・更新をしてまいります。一節間、よろしくお願いします。また、これが2009年一発目のビッグレースであります。本年も、どうぞよろしくお願いいたします。


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若人の祭典!

2009年のファースト・ビッグが開幕します! 水の都、びわこを舞台に開催される新鋭王座決定戦! 今年の新鋭王座は、90期が最年長期と、いよいよ「純やまと世代」のみで行なわれる、新時代の新鋭王座。若者たちのイキのいい戦いに、寒さを吹き飛ばしてもらいましょう。

取材班もこれよりびわこに出発いたします。今節もどうぞよろしくお願いいたします。


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