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ボートレース特集 > 2009女子王座決定戦
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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THEピット――本物の競艇選手たちに喝采を!

2009_0308_0101  スタート展示でスタンドが沸いた。ピットがスタンドから近い尼崎、ざわついた空気は間近で起こったもののように届いてきていた。当然、H記者が詳述すると思うが、谷川里江がインを奪い、横西奏恵が抵抗した。ピットでは11Rのエンジン吊りの最中。しかし、谷川と横西のインの奪い合いに、誰もが心奪われているようだった。
 展示が終わり、本番ピットに係留。いったん陸に上がり敬礼をすると、モーターの点検や水滴をふき取るべく、操縦席に乗艇する。ただ一人、谷川だけは敬礼後すぐに、まずは淺田千亜希のもとに向かい、一声二声かけると、さっさと控室へと戻っていった。その数秒後、横西と淺田が艇に乗ったまま、会話を交わす。横西は笑顔。当然、何を言っているのかは聞こえない。ただ、そこに意味を感じないわけにはいかない。
 2009_0308_0286 カポックを脱いだ谷川は、整備室に工具入れを戻しに向かう。そのとき、装着場でカポックを着たまま先に工具入れを戻した新田芳美とすれ違う。もちろん、二人は無言。表情も変えない。ぴきんと緊張感が走る。いや、こちらの勝手な思い込みではあるが、谷川と新田のまっすぐ前に向けたままの視線が、戦慄を覚えさせた。
 とにかく。
 谷川里江は、最高にカッコ良かった! 彼女こそ、本物の競艇選手である。

2009_0308_0252  もちろん、ポジションを脅かされたほうはたまったものではない。横西奏恵だ。ボートの上では笑顔を見せていた横西だったが、むしろ戦友のほうが複雑な心境になっていたようだ。岩崎芳美が、横西がボートを降りて工具入れを戻しに行くのを、装着場の隅でじっと待っていた。横西と顔を合わせると、微妙な表情になる。こちらからは背中向きだった横西の表情はわからなかったけれども、岩崎は「やっぱり来ちゃったね」とでもいう視線を横西に送り続けていた。二人とも、無言だった。
2009_0308_0232  本番では、インを主張した横西だった。レース内容については、やはりH記者が詳述しているだろうから触れないが、しかし一言、いちばん強かったのは横西奏恵だった、と思う。やるべきことをすべてやったうえで、惜しい2着。最高級の評価がふさわしいレースぶりだったと断言できる。
 だが、横西自身は、少しもそんなふうには思っていなかっただろう。当たり前かもしれないが、レース後もっとも表情がカタかったのが横西だ。コメントでは「悔いはない」と言っており、実際その通りだと思う。それでも、悔しくないわけがない。「悔い」と「悔しい」はぜんぜん別物なのだ。まるで、そんな表情を周囲に気取られないようにするが如く、レース後の横西はカポックを脱ぐのもモーター返納に向かうのも全速で走っていた。
 とにかく。
 横西奏恵は、最高に強かった! もちろんカッコよかった。彼女もまた、本物の競艇選手である。

 谷川と横西だけではなく、すべての選手が最高の戦いを見せてくれた優勝戦。現時点で、間違いなくベストバウトであろう。だから、レース後の彼女たちは、本当に美しかった。素敵だった。ほんと、全員に惚れてまうやろーーーっ!の世界。勝者であれ敗者であれ、彼女たちを間近で見ることができる幸運に感謝した。
2009_0308_0124  トップスタートを決めてマクった山川美由紀は、誰よりも笑顔を弾けさせていた。「惜しかったなぁ~」と顔を歪める場面もあったが、そのときも目は笑っていた。カドが果たすべき仕事をしたのだから、満足感はあるだろう。山川のマクリに乗ってマクリ差した寺田千恵と、「もう①(横西)しか見えなかったからさ~」などと1マークの場面を振り返りながら、笑顔はいつまでも絶えなかった。とにかく。山川美由紀は、最高の仕事をした! 笑顔が素敵だった!
2009_0308_0349  その寺田千恵も、6コースから先団にくらいついていけたことで、後悔を残してはいないようだった。返納作業の整備室では甲高い声で「もう、いや~ん」的に悔しい思いを吐露というか叫んでいたけれども、山川同様、やっぱり目は笑っている。もつれる進入の中、腹をくくってアウトから全力で攻めることを選んだことに、わずかばかりの誇りも抱いていたのではなかったか。そんなわけで、山川とのレース回顧は、笑顔×100。腹の中には「くそっ」という思いがあっても、力を尽くした充実感がそれを上回ることもあるのだと、改めて教えられた。とにかく。寺田千恵は、最高に輝いていた!
2009_0308_0060  一人だけ、後悔が残ったかもしれないのは、3周1マークでエンストしてしまった淺田千亜希だろうか。Sでやや後手を踏んだことも脳裏には引っかかっているだろう。差して上位を狙える可能性も感じさせる1周目バックだったとはいえ、もっとも見せ場がなかったのは淺田だったと言わざるを得ない。それだけに、救助艇で戻って来た淺田の顔は、歪んでいた。遠目には、泣いているようにも見えた。救助艇の上からファンに謝罪のお辞儀をする淺田に、スタンドからは激励の歓声が降り注いでいたが、淺田の心から忸怩たるものが消えようはずがない。
 それでも、勝った新田と顔を合わせると、笑顔で祝福をしていた。無理に作った笑顔とは思えない、心からの祝福。淺田千亜希の優しいピュアな心を感じずにはいられなかった。とにかく。淺田千亜希のリベンジの機会を待つことにしよう。節間見せてきた闘志や思いの深さは、強者のそれだったと言い切れるのだから。

2009_0308_0077  そうしたなか、もっとも淡々としていたのが、優勝した新田芳美だったのだから、不思議な光景ではあった。
 新田が先頭に立った瞬間、ピットで見ていた選手全員と言っていいくらいに多くの選手が、大拍手&大バンザイをしていた。「よっちゃん、やった~」という声も、3周の間、飛び続けていた。ピットに凱旋したときにも、地区も先輩後輩も関係なく、皆が歓喜し、特に徳島&中四国地区の選手は、谷川以外の4名が同地区であるというのに、新田に駆け寄って祝福していた。
 だというのに、新田は笑顔こそ見せるものの、大きな喜びをあらわすわけでもなく、涙も見せてはいない。ウイニングランから帰って来てからは、その後の行動をまるで把握していなかった様子で、所在なげに長嶺豊さんや佐藤正子さんの祝福に応えているのであった。もちろん、表彰式に向かわなければならないのだが、長嶺さんによると「私、どうすればいいんですかね?」と言っていたそうである。
2009_0308_0484  まさに、無欲の勝利、だったのか!?
 会見でも、それを意味する言葉は何度も聞かれた。何しろ、これで総理大臣杯へのチケットを手にしたというのに、「SGっていつですか?」「16日が前検? 私、次は平和島に行くんですけど……平和島は16日まで? はぁ…………それはどうしたらいいんですか?」と、明日からの行動も把握していないのである(笑)。
 異色の女王、誕生。
 もちろん、単に転がり込んできた王座ではなく、今年に入って以前よりもプロペラをこつこつと作る努力をするようになったそうである。女子最強といわれる徳島支部にあって、横西や淺田や岩崎ら強豪の後輩に刺激された部分もあったに違いない。
 だからこそ、表情を変えずに女王の地位を奪ったことは、痛快なこと。SGのピットでどんな表情を見せるかが、今から楽しみだ。ちなみに、大先輩である中道善博さんは、後輩の快挙に会見場でとびきりの笑顔を見せていたぞ(舟券もバッチリ獲ったそうです。いいなあ)。

 とにかく。
 第22回女子王座決定戦in尼崎、優勝戦は最高のレースだった! 最高の6人がピットには存在していた! あなたたちの激闘ぶりは、SGとなんら遜色がなかった。最高だ!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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女子王座ファイナル 私的回顧

お転婆たちの名勝負

12R 女子王座決定戦ファイナル
①横西奏恵(徳島) 27
②淺田千亜希(徳島)32
③新田芳美(徳島) 34
④谷川里江(愛知) 38
⑤山川美由紀(香川)16
⑥寺田千恵(岡山) 21

2009_0308_r12_0893  1度も払戻窓口に立てなかった女子王座……最後の諭吉もこのレースではかなく消え去り、気持ちはかなり凹んでいるが、レースそのものは女子王座史上に燦然と輝く名勝負だった。レースを演出したのは、谷川、山川のベテランにしてお転婆なふたり。まずはピットアウトで、谷川が同体だったにも関わらず強引にインを奪いに行った。「インから行く」と宣言していた横西が抵抗する。14/23/56の3分割進入。これで波乱の要素が格段に増した。
2009_0308_r12_0908  そして、スタート。100m起こしでF2の横西と前付けの谷川が遅れる。これは仕方がないところ。3コースの淺田にとっては絶好の隊形だったはずだったが、新田とともにさらに遅れてしまった。淺田、痛恨の仕掛け遅れ。代わってコンマ16の鋭発から一気に絞りまくりに出たのが5カドの山川だった。さすが、男相手にGIを制した讃岐女のド根性。絞る絞る。内の3艇の舳先をかすめて、インの横西まで呑み込もうとする。横西はターンマークを捨てて、この大先輩女王に飛び付く構えを見せた。まくり差しの選択もありえる場面だが、山川の気性と勢いがそんな妥協を許さない。強引に艇を被せた。横西も握る。今節、最初で最後の大競り!! レースを作った山川がぶっ飛ぶ。横西はゴツッと艇を当てた反動で、なんとかサイドを利かせる。心中が当たり前なのに、とんでもない高等ターンでなんとか生き残った。
 が、これだけの大競りである。他艇にも少なからぬ勝機が生まれた。一度はまくられた新田が、息を吹き返して内の淺田と谷川にツケマイを浴びせた。最初にまくりの餌食になったこと、スタートが遅れすぎたこと、が幸いした。真っ先に体勢を立て直すことができたのだから。2度も外の艇に蹂躙された淺田と谷川に、逆転するだけの余力はなかった。
 惜しかったのは、山川マークで割り差しを狙った寺田だ。じっくりと狙いを定め、山川が開墾した広野に飛び込んだ。典型的な6コースごっつあんVパターンだ。が、その美味しい広野に入った瞬間、内でこっそりツケマイを放っていた新田とかち合った。無念の失速。
2009_0308_r12_0948  あとは、「イン死守大競りダンプ残し」と“大技“を連発した横西と、「ドカ遅れまくられツケマイ」という目まぐるしい攻守で生き残った新田との一騎打ち。鳴門渦潮レディース同士のガチンコ競りになった。展示時計ダントツの横西に、展示時計ワーストの新田が喰らい付く。ここで振り切れば横西の連覇が濃厚になるが、新田の気合が乗り移ったか、しっかりと舳先が食い込んでいる。横西がよろけた。開いて差しに回るか、握り潰すか迷ったところで勝負あった。GI初優出で初優勝。女王の戴冠を受けたのは横西でも淺田でもない、同じ徳島支部の先輩・新田芳美だった。
 前付け、カドまくり、大競り、ダンプ、マーク差し、ツケマイ、直線のデッドヒート……ほんの1周の間に、これほど競艇の魅力が散りばめられたレースは少ない。スタートの凸凹も含めて、これぞ究極の女子レースともいえるだろう。勝者も敗者も、それぞれに持ち味を発揮した。唯一、淺田だけは多大なる悔いが残ったことだろう。スタート遅れ、2段まくられ、エンスト失格……また、今年も不完全燃焼に終わった。今年はあまりの惨敗ぶりに、この場でかけるべき言葉も見当たらない。私は思う。横西と淺田に実力の差はない。徳島のみならず、現役女子レーサーの双璧である。では、どこに差があるか……今日、淺田はそれを痛感しただろうし、明日のために痛感しなければならない、と思う。
2009_0308_r12_0922  新田選手、おめでとう。そして、F2の身で最後までゴキゲンに突っ張り通した横西選手、感動をありがとう。今節のシリーズリーダーは、間違いなくあなたでした。単なる着順や得点でなく、本当にいろいろな意味で。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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本日の水神祭! 新田&茶谷!

 1R後に、吉原美穂子の惜別水神祭が行なわれたことは既報のとおりですが、今日はさらに2回開催!
 まずは8R後、2RでGⅠ初1着をあげた茶谷桜だ。
_mg_9783  モーター格納後、「さくら~~~、やっちゃうよ~~」との水口由紀の号令で幕が切られた水神祭。茶谷は着替えてからと思っていたらしく、カッパ&カポック&ケブラーシューズのままボートリフト前までやって来て、「このままやるんですか~?」。「だいじょぶだいじょぶ」と水口がいえば、そうだそうだと同期の永井聖美や大瀧明日香、さらに細川裕子や中里優子らがワッショイスタイルで持ち上げます。茶谷は担がれて「キャーッ! 怖いっ!」と悲鳴をあげますが、知ったこっちゃないのが水神祭の常識(笑)。むしろその声が「もっと怖がらしちゃる!」と仲間を燃えさせるのであります。もちろん、祝福の意を込めてね。
_mg_9794   1、2の3でドッボーーーーン、というわけで、センタープールの水に吸い込まれていった茶谷。GⅠ初出場が3年前の女子王座、その間2回の女子王座には出場できませんでしたから、まさに3年越しの待ちに待った初1着だけに、格別でしょうなあ。
_mg_9798  ところで、実はこの水神祭、「長嶺豊師匠も一緒に飛び込む」なるウワサがあったのでありました。「最後の日に1着獲ってこい。獲ったら、俺も一緒に飛び込んでやるわ!ってハッパかけたんですよ」と長嶺さん。2Rのレース後には、「長嶺さんと一緒じゃなきゃ、飛び込めな~い」と茶谷も言っており、まさかの光景が実現するのかと思われましたが……、長嶺さん、水神祭の輪から離れて、遠目に眺めておりました。「うまく逃げられましたわ~(笑)」。昨日は師匠御用達の焼き肉屋「わたる」(南海天下茶屋駅前、地下鉄四ツ橋線岸里駅近く。ハッキリ言って、めちゃくちゃウマいっす)でたんまりとご馳走になった取材班、もちろん師匠のことは身を挺して守る覚悟でありました(ほんとかよ)。しかし師匠、茶谷が「長嶺さーーーーん」とびしょ濡れで抱きつこうとすると、スーツが濡れるのも厭わず、仁王立ちでガッチリ受け止める。これぞ浪速のドン、男の中の男、であります。
 茶谷も、師匠に抱きしめられて、パワーをもらったことでしょう。これを機に、さらなるご活躍を願っております。茶谷桜、おめでとう!

 もうひとつは、もちろんGⅠ初優勝の新田芳美!
 これがまた、大狂乱の水神祭であった。
_u4w5295  表彰式→共同会見を経て、ピットに戻って来た新田。本来であれば、JLCの番組収録→水神祭の流れだったはずなのだが、なんとスタンドにはぜひ目撃したいとファンが100人ほど残っていた! ピットとスタンドの位置が近い尼崎ならではである。ということで、先にやっちまおう!と、淺田千亜希、岩崎芳美、岸恵子、道上千夏、小松原恵美が新田を水面際にいざなった。そのとき、全員がTシャツにジャージ、裸足にスリッパ、といういで立ちだったので、予感はしていたのですが……。
_mg_9846  会場となる係留所では、まず残ってくれたファンに皆で挨拶。先陣を切ったのは淺田で、「すみませんでした!」だって(笑)。ファンからは、「来年頑張れ!」と激励が飛ぶ。続いて、他の選手もファンに声をかけていたのだが……主役のはずの新田は仲間たちの壁の陰になってしまっていた。他の選手が目立ってどうするんだってーの(笑)。
 その後、なぜか全員で嬌声をあげながら踊り出したり、再びファンに向けて手を振ったりと、テンションは上昇する一方。そして、新田は常に陰に隠れている(笑)。だから新田が主役だってーの。
_u4w5301  さんざん溜めたところで、それでは行きましょう、水神祭。ウルトラマンスタイルで新田を担ぎあげると……「あれ~、横チンはぁ?」。そうなのです、横西奏恵がその場にいなかったのです。というわけで、いったん中断して横西を待つことに。1分くらい後に駆け足で現われた横西に、「うおぉぉぉぉ!」と拍手の嵐……って、だから新田が主役なんです! 奏恵ちゃんも「なんで私が?」と苦笑していた。
_u4w5311  さあ、今度こそ本当に行きますよ、水神祭。ウルトラマンスタイルで持ち上げて、せーのでドッボーーーーーーン! 新田が夕暮れのセンタープールに吸い込まれていく!……淺田も岩崎も岸も小松原も。やっぱりか! ハナから全員で落ちるつもりマンマンだったのであります。ただ一人、強力な抵抗をしていたのが横西。落とそうとした道上とがっぷり四つに組み合って、一足早い大相撲大阪場所が始まったぞ!……って、主役より目立ってるじゃん、またもや(笑)。両者懸命にこらえつつ、激しい投げの打ち合いを繰り広げ、最後は同体でドッボーーーーーン! めでたく全員が水中に落ちたとさ。予想どおりだ!
_u4w5318  最後は、新田を囲んでみんなで拍手! 新田はとびきりの笑顔を見せていました。
 新田芳美、おめでとう! その飄々としたたたずまいと笑顔は最高に魅力的でした。次は総理大臣杯のピットでも水神祭、やりましょうね!

それにしても……今日の水神祭はすべて赤いカポックだったのですね。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の「奏恵か?千亜希か?……渦潮血戦!!」予想

 さあ行こう、優勝戦! 

12R 女子王座決定戦ファイナル
①横西奏恵(徳島) A→
②淺田千亜希(徳島)S↑↑
③新田芳美(徳島) A→
④谷川里江(愛知) A→
⑤山川美由紀(香川)S?
⑥寺田千恵(岡山) A↑

★パワー…シリーズ前半はこのメンバーでも格差があったが、今日の足合わせを見る限り高いレベルで拮抗している。明らかに上昇したのが淺田で、新田を1艇身ほどやっつけた。初日から節イチに指名していた山川も新田に1艇身勝ち。横西と谷川の合わせはほぼ互角。寺田も昨日あたりからはっきりアップしているが、アウト戦ではスリットからの行き足と伸びがひとつ分足りないと思う。
★進入…これが超難解。スーパーP離れの谷川がどこまでメリ込むか。山川、寺田がどこまで便乗するのか。レースの鍵を握る谷川は、7R後のスタート練習で80m起こしの深イン!!と4カドの両方を試していた。これは「出たとこ勝負」なので、谷川本人にもわからないのだ(スタート展示を過信してはいけませんよ!)。昨日と同じような猛ダッシュなら4/125/36とか? 横西が抵抗すれば超深インの14/2/356とか? 組み合わせはいくらでも考えられる。私の予想は徳島ラインの新田が喰らい付いて内の2艇を守るとみて1234/56を想定します。これなら横西の起こしは110m前後か。
★スリット…進入次第でいくらでも変わる。私の想定どおりなら、大きな凸凹はないはず。F2の横西はとっくに覚悟を決めているし(もしFを切れば向こう1年半ほどB級降格など深刻な事態になるのだが……)。12前後のほぼ横一線か。
★1マーク~バック…枠なりでほぼ横一線なら、横西の逃げきりか、気配抜群の淺田の差しきりか。風が向かい風に変わって、横西が有利。で、どちらかが先頭に立てばどちらかが無理をするとみて、1=2は買わない。鳴門両雄の死闘に、節イチ?山川が肉薄する。3着の妙味は山川に連動する寺田。

2連単★本線1-5、穴2=5
3連単★12-5-6

 10Rの極選と11Rの魚谷(直線の足は横西より上です! 2・3着狙い)で軍資金を増やし、一発大逆転勝利を目指しますっ!! 憲吾どの、うりちゃん、れいこどのetc、今節もありがとさんっ!!


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“本紙予想”女子王座優勝戦!

 さあ行こう、優勝戦。進入のもつれもおおいにありそうなメンバー構成ですが……やっぱり、あの人でいきます。ラスト3戦は、白いカポックの強さに酔いしれるとしましょう。

_u4w4202 10R 特別選抜B戦
準優のリベンジの意味でも海野は負けられない。三浦の攻めが追撃しそう。
◎海野 ○三浦 ▲西村め △濱村
3連単1-352-全

_u4w3889 11R 特別選抜A戦
ここは楽な進入で田口が圧倒的逃げ切り。向井の全速戦が続く。渡辺、魚谷の機力に注。 
◎田口 ○向井 ▲渡辺 △魚谷
3連単1-346-全

_u4w4197 12R 優勝戦
横西が次元の違う強さを見せて、連覇&V4&総理杯行き搭乗券。淺田が渾身の差しで迫るも、怖いのは外枠両者。
◎横西 ○淺田 ▲寺田 △山川
3連単1-265-全

 今節もお付き合いいただき、大感謝です。皆様のご健闘をお祈りしております。グッドラック!


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優出インタビュー――外枠3人が怖いぞ~

_mg_9759  6R発売中に行なわれた優勝戦出場選手インタビュー。……超満員! ちょっと遅れて駆け付けると、立錐の余地もないイベントステージ前。うわーん、選手が見えないよー。やっと見つけた場所からはかなり遠目に選手の顔が望めたのだが、前のほうのお客さんが花束を掲げていて、時折見えなくなったりして。ともかく、アイドル(ごめん、具体名は思いつかん)のコンサートかと思うくらい、優出メンバーのうるわしいお顔を拝見したいとファンが集まったわけであります。

_u4w4513  このインタビューでもっとも注目されたのは、やはり外3艇の動き。谷川里江は「昨日のピット離れはたまたまでーす。でも今日もたまたまになればいいですねー」と表明すれば、山川美由紀は「ついていきます! だから4号艇のピット離れに期待してます!」と谷川を煽る。それをふまえて寺田千恵はあれこれ悩んでみせて、観客からはさまざまなリクエストが寄せられたりして。いちばんバリエーションがあるはずの6号艇ということもあり、何度も首をひねったテラッチは、苦笑しつつ「ピット出てから考えまーす」だって。
_mg_9758  なお、山川が「連覇を阻止します!」と宣言すると、横西奏恵はニッコリ。また、新田芳美が「ミラクルをもう一度!」と宣言していました。今日は1、2Rで3号艇が涙の水神祭をあげていますぞ。12Rでも!?(PHOTO/池上一摩)_u4w4509


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THEピット――涙の赤いカポック

 不思議なピットだった。

 1R発走直前、多くの選手たちが装着場にあらわれ、水面際に陣取った。優勝戦ではこういう光景がむしろ普通だが、朝イチの一般戦である。神妙な顔の彼女たちが見つめる先は、赤いカポックだった。
2009_0305_0266  吉原美穂子が、このレースで引退する――。
 地元の中谷朋子らごくごく一部の選手以外は、今朝はじめて知らされて、耳を疑ったそうだ。もちろん我々取材陣も誰一人聞いていなかった。岩崎芳美→池上カメラマン→僕と伝達されたその事実を聞いたとき、選手たちの湿っぽい表情に合点しながら、のけぞるしかなかった。誰もが突然の知らせに動転し、しかしラストランを目に焼き付けようと、3号艇の吉原を凝視する。ピットアウトしてからも、そこにいたほとんどの人間は赤いカポックから目が離せなかったはずだ。
 目を潤ませたギャラリーの目の前で、吉原は最後のマクリを放ち、豪快にバックで先頭に立った。その瞬間、ピットには優勝戦もかくやの歓声があがる。堀之内紀代子が迫っており、まだ予断を許さない隊形ではあったが、早くも松村昌子がすすり泣きを始めていた。2マークを凌いで、ほぼ体勢が決したとき、選手たちの目からは次々と涙が溢れ出していく。ピットの湿度が確実に上昇していた。
 ラストランを勝利で飾る。最高のフィナーレである。最後のピット帰還を果たした吉原に、まるで優勝者を出迎えるかのように、選手たちが一斉にバンザイを向ける。ヘルメットをとると、吉原は涙に濡れ、そして仲間たちも涙で返した。
_u4w4365  優勝戦のメンバーも、勢ぞろいしていた。山川美由紀が目を赤くしているのが見えた。淺田千亜希も、寺田千恵も。横西奏恵や谷川里江の涙は確認していないが、うるんだ視線で吉原を見つめていたのが遠く目に入った。そのとき、彼女たちの頭から優勝戦のことは一時的に消えていたかもしれない。
_mg_9724  モーター格納後、水神祭が行なわれている。2R出走選手以外を除いた、ほぼ全員が参加していたのではないだろうか。チェックしたわけではないが、こんなにも多くの選手が並ぶ光景は見たことがない。水神祭のスタイルは、ゆりかごスタイル。1、2の3で水面に放り込まれる。いつもの水神祭ではあるが、しかし込められた思いはまるで違う。投げ込む選手たちは涙を流し、吉原は涙を流しながら満面の笑みを見せていた。_mg_9742_2  ……あえて書かせていただこう。同期である倉田郁美、笠野友紀恵が吉原に続いて飛び込んだ。吉原の最後の走りを見届けようと、ほかにも同期・阿波連二美子さん、また同県の入船幸子が駆けつけていた。68期から、佐賀から単独参戦。ラストランをたった一人で走らせるわけにはいかなかった。だから尼崎で吉原と同じ時間を共有しないわけにはいかなかった。

_mg_9749  吉原美穂子選手、ご苦労様でした。長身から繰り出す豪快なマクリが好きでした。第二の人生に幸あれ、と心から願います。

 2Rは、この空気を引きずったままピットアウトしている。そこで勝ったのは同じ色のカポック。茶谷桜である。茶谷は、これがGⅠ初勝利! そう、水神祭の1着を最終日にもぎ取ったのである。
_u4w4442  1Rと同様、多くの選手のバンザイで出迎えられる赤いカポック。ボートを引き上げたあともヘルメットのシールドを上げない茶谷に、先輩たちが「あんた、泣いてんの?」。ようやく脱いだヘルメットの下からは、茶谷の泣き顔があらわれた。同期の永井聖美と抱き合って喜び合う茶谷は、瞳を濡らしながら輝かしく笑っていた。ちなみに、2着の道上千夏は川邉加奈子の初1着時も2着。自分を指さして「(初勝利の)女神!」と笑うと、茶谷の笑顔が弾けた。
 去っていく者と、新たな一歩を踏み出した者。涙と水神祭は共通してそこに存在していたが、その意味はがらりと違う。茶谷桜選手、おめでとう。これを通過点として、さらなるステップアップに期待します。

 というわけで、今朝のピットの主役は優勝戦メンバーではなかった。慰労と祝福の輪の中に、涙とともに6名の姿はあったが、その風景に溶け込み、ともに泣き笑いしていたのである。
_u4w3544  そして、6名はほぼ、その後はピットから姿を消している。淺田千亜希、新田芳美が本体整備をしていたのは見かけているが、横西、谷川、山川はどこにいたのか確認できなかった。寺田については、スタート練習のスリットをじっと見入っているのを目撃している。というか、掲示板の近くに突っ立っていたら(そこが掲示板付近とは気付かなかった)、そこにテラッチがあらわれた。「おはようございまーす」と快活に挨拶してきてくれたのはいいが、どこか心ここにあらずといった雰囲気。スリット写真を注視しながら、「そっかぁ……これくらいで……ここで起こせば……」と呟いて、そのまま控室へと消えて行っている。調整にドタバタとはしていないが、すでにコンピュータはフル回転させているようだ。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』6日目

 アマに来てから、まだ一度も払い戻し窓口に並んでいないHです。我が最大の敵(とも)しげ爺さん、損ばかりさせている憲吾どの、K記者に寝盗られそうなうりちゃんetcetc……ふがいなくてすまんす。毎度毎度のセリフですが、最後にひと花、咲かせてみせますっっっ!! 1000倍級の破壊力を秘めた今日の極選は、10R!

 10R
 ①海野ゆかり
○②濱村美鹿子
 ③三浦永理
 ④宇野弥生
○⑤西村めぐみ
★⑥中里優子

進入123/456

 準優で2号艇だった海野、濱村の気落ちはどれほどか。特に山川の気迫突進で逆転された海野はガックリきたことでしょう。ここは外の艇にもチャンスはあります。とはいえ「三浦がまくって弥生ちゃんが……」という今節の定番は考えにくい。弥生ちゃん、お疲れさま、ここは安全慎重なSに徹しても誰も怒りますまい。となると、怖いのはその外の西村と中里。特に隠れ超抜・中里の2着付けが絶好の狙い目だと思います。
 あっっ、1Rで「吉原-堀之内ハシゴ舟券」が!! しかも万太郎!!?? シャレで2=3-全を買うつもりだったのに、この原稿を書いている間に締め切られて……out。あ~あ、今日もまたウルトラ極悪の流れが続くのでしょうか……。優勝戦は9R頃にアップします。

3連単★25-6-全


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本日の“本紙予想”女子王座最終日です

 おはようございます。Kでございます。本日は最終日、優勝戦。有終の美を飾って帰郷できるよう、頑張ります。準優は2レース的中しました。うはは。うりちゃんさん、浮気は大歓迎ですよ~~~。憲吾(こちらもすでにネタが苦しくなってた)、おおいに悔しがってください。もちろん今日も悔しがらせます、はい。しげ爺様、お互い頑張りましょうね~。本日は、インは常に気にしつつ、しかし斬るところでは思い切って斬ってみたい。基本は、銘柄級と機力上位を素直に信じます。

2009_0307_0125 1R 加藤がラスト走で水神祭。川邉が連動する。
◎加藤 ○川邉 ▲久保田 △吉原
3連単4-513-全

2R 道上がS張り込んで逃走。茶谷の機力がここでは上位。
◎道上 ○茶谷 ▲佐々木 △池田浩
3連単1-364-全

3R 機力ならここでは松村。地元の意地で中谷がファイト走。
◎松村 ○中谷 ▲五反田 △大瀧
3連単4ー215-全

4R 長嶋がインからファイト逃げ。準優組が脅威となる。
◎長嶋 ○海野 ▲宇野
3連単1-63-全

5R アシは上位級の中里が逃げる。田口が強いが、アシいい細川に妙味か。
◎中里 ○細川 ▲田口 △角
3連単1-364-全

2009_0307_0266 6R 三浦がカドからファイト攻めで準優のリベンジ。池田紫のイン残しを本線に。
◎三浦 ○池田紫 ▲渡辺 △水口
3連単4-132-全

7R 西村めが1マークできっちり抜け出す。向井、濱村の攻め合いが楽しみ。
◎西村め ○向井 ▲濱村 △金田
3連単2-453-全

8R 魚谷のアシは上位級。香川に差して続けるアシある。
◎魚谷 ○香川 ▲永井 △西村美
3連単1-253-全

9R 佐々木がラスト走を逃げ切る。続くのは日高が最右翼。
◎佐々木 ○日高 ▲平山 △小松原
3連単1-345-全

 優勝戦を含めた賞典レースは後ほどアップします。


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6日目! 22代女王誕生

おはようございます。第22回女子王座決定戦、最終日を迎えました。本日は豪華メンバーによる優勝戦です。新女王誕生を目撃するべく、朝からアツくなっていきましょう! 天候は今のところは日差しがうっすらと水面を照らしています。風は追い風。空中線のたなびき方はそれほどでもありません。

2009_0307_0245 結果は残念でしたが、1マークも2マークも握って攻めた向井美鈴の準優での戦いぶりは、見事だったと思います。以前、BOATBoyのニックネーム企画で「ツケマイ姫」と命名させていただいたことがありましたが、その持ち味を見せてくれたのではないでしょうか。今日もブンブン握る爽快な走りに期待したいところです。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――ツートップ&アラフォー

_u4w3351  優出を決めた6人が、ほぼ一様に表明していたことがある。
「この女子王座に対して、特に意気込んではいない」
 年に一度の女王争奪戦だというのに、そんなものなのだろうか。
 歴戦のツワモノがずらり名を連ねた超豪華メンバーの優勝戦、彼女たちには意気込む必要などない、ということか。あるいは、重ねた年輪が意気込むことの虚しさを教えたということか。それとも、意識的に意気込まなくてもバトルに臨むメンタリティを自動的に調えられるということか。たぶん、どんなに考えても漠然とした答えしか得られないだろうし、6人に訊ねたとしても確固とした答えは返っては来ない。
 強者とはこういうものなのだ。そう言うしかないのかもしれない。
 もちろん、それぞれにディテールは違っている。
_mg_9664 「最近、調子も良くなくてテンションも上がってこなかったんだけど、テンションが低いまま走ろうと思っていた。開き直ることを覚えたような気がしますね」(谷川里江)
「今節はリラックスできてますね。年のせいだと思います(ニッコリ)」(山川美由紀)
「V4のプレッシャーとか、総理杯の権利とか、そんなことより、一走一走のスタートを決めることしか、考えてない」(横西奏恵)
 尼崎入りした時点での状況がそれぞれに違うから、抱えているものもそれぞれに違うのは当然だ。それでも、行き着くところが肩に力を入れることのない戦いであり、それが結果を出している。とにかく、6名の自然体ぶりには圧倒される。
_u4w3281  考えてみれば、横西&淺田のツートップ+アラフォー世代による優勝戦。アシに不安がないゆえ、ではあるのだろうけど、その機力を存分に活かせる精神力を作り上げられる者たちばかりだ。それを可能にしているのは、やはり「くぐって来た修羅場の数」であろう。身も心も切り刻まれるような経験は、大きな大きな武器へと変わっていく。
 女子王座特集号であるBOATBoy3月号の表紙には、「new eraがやって来る」と記した。new eraとは新時代。種明かしはカッコ悪いけど、コンセプトは「昨年の女王・横西奏恵を85期以降の若い世代が包囲している」というものだった。そう、女子王座にも新時代がやって来るのだ、という思いを込めたものである。
 しかし結果はどうだ。優出6名のなかでは、包囲されているはずの横西が最年少なのである。若い力がやすやすと上に行けるほど、女子王座決定戦は甘くない。勝負の世界は一筋縄ではいかないのだ。
 
2009_0307_0144  とはいうものの、世代交代の風が少しも吹いていなかったかといえば、そうではなかったと思う。10R1号艇の田口節子だ。レース内容は別項で触れられるだろうが、ポイントは「深くなろうともインを譲らなかった」点にあると僕は思う。しっかり勝負はしてみせた、と評価していいはずだ。
 レース後、蒼ざめた表情の田口がいた。悔しさをあらわにするわけではない。うつむくわけでもない。ただただ、顔を硬直させたまま、だったのだ。もしかしたら、これこそが真の意味で「悔しさをあらわにしている」ということなのかもしれない。1号艇で人気をかぶり、しかし谷川里江の百戦錬磨に翻弄されて優出を逃した若手選手の、真っ当な表情であろう。つまり、田口は高い意識レベルで、優勝戦に臨んでいたのだと僕は思うのである。
 宇野弥生、魚谷香織も健闘したと思う。
2009_0307_0279 10R前だったか、宇野が一人でポツンとたたずんでいるシーンを見かけた。脳裏に何が渦巻いていたかはわからないが、思索にふけっていたのは間違いない。その直前、宇野は笑いの輪の中にいた。試運転ピットの堀之内紀代子の艇の周辺にできた、井戸端会議のような談笑の輪。池田紫乃、池田浩美、横西奏恵らと座り込んでいたのだ。そこに香川素子、長嶋万記らが合流して、まったりとした時間がそこに流れる。それはそれで、心を軽くしてくれる貴重な時間であっただろう。だが、宇野はその後、それほど長くはなかったけれども、一人になる時間を作った。その姿は、戦士としては当然のものだと見えたのである。
_u4w3452  魚谷は、展示ピットに艇を移動するまでは、午前中と変わらず雑用に飛び回っていた。大変だなあ……とそれを眺めていたのだが、魚谷はそうしながらも、レースに向けて気持ちを作っているように見えた。表情が刻一刻と凛々しくなっていくのである。もっとも若い世代のなかの一人である魚谷にとっては、これがメンタルを高めていく自然な流れなのかもしれない。そして、それは誰にでもできることではあるまい。

 優出6名について、印象に残ったシーンを。
2009_0307_0431  横西奏恵のたたずまいにはとりわけ驚かされる。11R前、展示ピットに艇を移動する横西に、池上カメラマンがレンズを向けた。それにボート上から気づいた横西は、「アップ?」と訪ねて、にこやかに視線を送り続けていた。池上カメラマンと二人で、「なんだろね、この余裕は」と嘆息するしかなかった。この人は、本当に女子の枠を飛び越えてしまった。1号艇にすわられたら、押しても引いても動かない本命であろう。
2009_0307_0048  実際、寺田千恵が「1が強いからね~」と苦笑いしていた。元祖SG優出クイーンをして、そう言わしめるのだからやはり横西の強さは際立っている。ただし、テラッチもいい雰囲気だぞ。何日目だったか、テラッチが僕の腹をすりすりと触って、「縁起ものだからね」と笑った。いやいや、半艇身もスリットオーバーしたほどに出っ張っている太鼓腹、かえって縁起が悪いというもの。どの節だったか、山崎哲司も同じことをして、Fを切ってしまっているのだ。そう伝えると、さすがに「えっ、ヤバッ!」。今節のテラッチに不運が降って来ませんように、と気にしていたのだが……「ほらぁ、このお腹触ったら、いいことあったじゃな~い?」と、共同会見後に再び触って来たのであった。で、「でも1が強いからね~」と続いたわけだが、緑なんだから逆に思い切って暴れられるでしょ、と問うと「ケンカしろ、って?」と意味深にニッコリ。女王が気楽なポジションで虎視眈々と狙っている……怖いぞ。
2009_0307_0152  谷川里江の会見中、様子を覗きに来た長嶺豊さんが、いちばん後ろから嬉しそうに手を振った。それに気づいた谷川は表情が一変、質問に応えながらも思い切りニッコニコでサムアップ。僕もいちばん後ろにいたので、その構図を見ることができたのだが、前列のほうにいた記者さんは、なぜ急に谷川がニッコリ笑って、親指を立てたのか、不思議だっただろうなあ。
2009_0307_0158  その谷川、淺田千亜希の会見の際、会場の片隅で渡辺千草らと談笑していた。そこに「谷川さんのピット離れがすごいのですが、コースはどう考えてますか?」と淺田に質問が飛ぶ。すると、淺田は谷川のほうに視線を送って、ニヤニヤニヤッと笑いながら、「コースは主張したい」。谷川はというと……渡辺と話し込んでいて、聞いてない(笑)。ま、何はともあれ、コースを動く可能性のある先輩の前でしっかりと主張をしてみせた淺田なのであった。
2009_0307_0558  山川美由紀は、とにかくにこやかな表情が目立つレース後であった。実は、山川が逆転2着を決めた11R後、長嶋万記が「レベルが高すぎてヘコんだ」と池上カメラマンに伝えたそうである。レベルとは、もちろんレースのレベルもそうだが、山川の意識のレベルの高さに対してのようだ。そりゃ、当たり前。山川と長嶋では修羅場の数が違いすぎる。むしろ、それに気づいた長嶋はきっと階段を駆け上がることができるだろうと思う。なぜなら、山川も長嶋と同じくらいのキャリアの頃、先輩たち(彼女の場合は、記念を走る男子レーサーの先輩たちも含まれていただろう)を見て、何か気づきを得ただろうと想像するからだ。女子王座9回目の優出は、もちろん最多。にこにこ顔の裏に貼り付いているであろう山谷ありまくりのレーサー人生、それを想像すれば素敵すぎる笑顔にも畏怖の思いがわいてくる。
2009_0307_0579  どこかほのぼのとしてしまったのは、新田芳美の会見だ。淡々と語りながら、しかしアニメ声。なんか、かわいらしいんです。その新田も淺田同様、谷川の前付けを警戒している。そのうえで、じーっと一点を見据えて考えながら、「4コースならスローにするかも」と谷川を入れる進入も想定しているようである。ここは、予想のうえでひとつのポイントとなるはずである。

_u4w3530  ややとりとめのない話になったが、僕は本当に素晴らしいメンバーの優勝戦になったと思う。そりゃ若いコは大好きだし……誤解を生みそうだな、えっと、ピットで懸命に駆けずり回っている若手には肩入れしたくなるし、新時代の到来こそが競艇界を活性化するはずだと信じているが、ツートップ&アラフォーは競艇の醍醐味を存分に伝え、大きな財産をこの尼崎で作り上げてくれるはずである。明日のピットでは、彼女らの醸し出す空気にひたすら圧倒されることにしよう。ぐったりするくらい、彼女らの強烈なたたずまいをこの目に焼き付けよう。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=最初の3枚、魚谷、最後の1枚 TEXT/黒須田)


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女子王座 準優ダイジェスト

田口、谷川の“強襲”に散る

10R
①田口節子(岡山)
②谷川里江(愛知)
③新田芳美(徳島)
④三浦永理(静岡)
⑤渡辺千草(神奈川)
⑥中里優子(埼玉)

2009_0307_r10_0694 「あ、やっぱり!」
 田口アタマの舟券を持っている者にとって、恐れていたことが現実になった。谷川のスーパーピット離れ。ファンファーレから一瞬にして田口を抜き去り、進入での主導権を握った。このまま引き下がれないのが断然人気の田口だ。谷川の外からスピードを上げて、そのままブイを先取りする。当然、流れる。谷川はそれを尻目に、ゆっくり艇を進路とは逆、右側に流す。
2009_0307_r10_0723  進入隊形は同じ123/456でも、スタート展示とはまったく別物になった。95mの深い起こしから、田口は加速がおぼつかないままコンマ22のスタート。たっぷりと助走距離を取った谷川と新田が、それより半艇身ほど早いスリットからさらに加速してゆく。谷川は十分にまくれる態勢だったが、ここは準優、盤石を期した。田口を無理に先マイさせての差し。その間、谷川が壁になった新田も差しを選択した。田口が流れている間に1番差し、2番差しが突き抜けてゆく。ここで私は、もう一度「あ、やっぱり」と呟くことになる。準優の予想をアップした直後、新田と淺田が足合わせをした。その際、新田の足色が昨日よりもはるかに輝いて見えたのだ。レース後に「今日がいちばん良かった」と振り返った新田のパワーは、2マークで谷川を捕えきった。進入からスリットから後手を踏み続けた田口は、何度か突進を試みたが先団2艇の引き波をまたぐことしかできなかった。
 1着・新田、2着・谷川。レースを作ったのは、谷川のピット離れだった。

元女王の明暗

11R
①淺田千亜希(徳島)
②海野ゆかり(広島)
③山川美由紀(香川)
④向井美鈴(山口) 
⑤西村めぐみ(三重)
⑥水口由紀(京都)

2009_0307_r11_0843  この進入は穏やかな枠なり123/456。イン淺田の起こしは125mほどで、文句のない助走距離を得た。スリットでは山川が内2艇を煽る隊形。だが、シリーズ前半にファンを驚愕させた行き足が、今日はまったくない。「まくれない」と悟った山川は、内2艇が動くのを待った。この山川の待機策で、スタートで後手を踏んだ内2艇が息を吹き返した。悠然と伸び返した淺田が1マークを制し、海野が差して続く。典型的な行った行った1-2パターンで、3番手には外をぶん回した向井。2番差しの山川は完全に置かれてしまった。が……
2009_0307_r11_0864  ハイライトは2マークに待っていた。1マーク同様に淺田が先マイ、海野が差そうとした瞬間、内から猛然と山川が襲い掛かった。いかにも準優らしい、逆転2着を狙った渾身の突進。真横に流れながら、海野の舳先をかすめる。海野の艇が面を喰らったように上下にバウンドし、これで5年ぶりの女王奪還の夢は潰えた。山川の突進はさらに全速マイの向井にまで喰らい付き、これが絶妙なダンプになって2番手に躍り出た。1-2、1-4の舟券を持っていた方には気の毒だが、8年ぶりの女王奪還を狙う山川の気迫が一枚上手だったと言うしかない。
 1着・淺田、2着・山川。山川の意地とプライドを目の当たりにしたレースだった。

なにクソ、F2!

12R
①横西奏恵(徳島) 10
②濱村美鹿子(東京)13
③永井聖美(愛知) 07
④寺田千恵(岡山) 08
⑤宇野弥生(愛知) 06
⑥魚谷香織(山口) 05

2009_0307_r12_0968  あえてスタートタイミングを記しておこう。F2持ちの横西、宇野、魚谷、F1の永井、寺田……この5人が唯一Fのない濱村を凌駕し、素晴らしいスタートを決めた。特にF2持ちでゼロ台半ばまで踏み込んだ魚谷(全速!)と宇野には拍手を送りたい。結果としてこのクソ度胸は報われなかったが、いずれこの経験が糧となり、自信となり、女王へとつながるはずだ。予選から今日まで、美女ふたりの男前のレースっぷりは多くのファンの心を鷲づかみにしたことだろう。
 レース自体は、これだけの電撃スリットにも関わらず凹んだ選手がいなかった(濱村もすぐに伸び返して横一線に)ため、平穏な展開になった。横西が先マイし、濱村が差し、永井が握り、寺田が2番差し。この展開で、今節の横西が勝ちを取りこぼすはずもない。回った瞬間、ファイナル1号艇が決まった。2着は混戦ムードだったが、寺田がその経験と上昇したパワーを駆使して2マークを制し、あとは他艇を引き離した。終わってみれば現役女王&前任女王のワンツー決着。
2009_0307_r12_1018  それにしても、横西、強い。宇野も魚谷も見事だったが、この傷だらけの女王はその何倍もの高いレベルで戦い続けている。その視野の先には7連勝での連覇=史上初の4Vだけではなく、より高いグレードの頂点がある。「女子」の付かない王座がある。多摩川・総理杯へ、権利を得るまであと1勝となった。
 1着・横西、2着・寺田。F2レーサーたちの気高さが心に染みるレースだった。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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速報 女子王座の優勝戦メンバー確定!

 尼崎・女子王座決定戦のファイナリスト6選手が出揃いました。な、なんと鳴門の渦潮娘たちが1~3号艇を独占! このまま女子最強支部が3着まで独占してしまうのか? はたまた外枠を占めた百戦錬磨の元女王(全5V)がその牙城を切り崩すのか? 新女王を争うに相応しいメンバーが揃いました!

12R 女子王座決定戦ファイナル
①横西奏恵(徳島) 3V
②淺田千亜希(徳島)
③新田芳美(徳島)
④谷川里江(愛知) 2V
⑤山川美由紀(香川)2V
⑥寺田千恵(岡山) 1V


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“本紙予想”女子王座準優勝戦です

 さあ行こう、準優勝戦。もろもろ展開を想定しましたが、基本的にはH記者が絶対に引かない目である1-2が有力ですなあ、どのレースも……。なんか憲吾(さんきんこうたい)がケンカ売ってる気配ですし、手堅くいきたいと思います。

2009_0306_0392 10R 準優勝戦。
田口がS決めて速攻逃げ切り。谷川の追走が本線も、機力的に怖いのは中里。
◎田口 ○谷川 ▲中里 △三浦
3連単1-264-全

2009_0306_0826 11R 準優勝戦
淺田が渾身逃走。海野も闘志こもる一戦だが、アシ的には山川。逆転もある。 
◎淺田 ○山川 ▲海野
3連単1-32-全 3-1-全

2009_0306_0422 12R 準優勝戦
横西に死角はほぼ見当たらない。機力的には濱村。寺田のカド戦も怖い。
◎横西 ○濱村 ▲寺田
3連単1-24-全

(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の「現女王と前女王が……!?」予想

 極選6Rも憲吾どのの「5Rあすなろ予想」も大惨敗……隣でK記者がニンマリほくそ笑んでおります。こ、こうなりゃ9Rは3=4でメイチ勝負!!!!っすかね。さあ、準優ですっ!
10R
①田口節子(岡山) B→
②谷川里江(愛知) A→
③新田芳美(徳島) B→
④三浦永理(静岡) B↓
⑤渡辺千草(神奈川)A+↑
⑥中里優子(埼玉) A→

進入123/456

 谷川のピット離れが脅威も、ほぼ枠なり3対3になりそう。スタートもソコソコに見えている面子が揃っては、参加選手でもっともイン複勝率が高い(82%)田口には逆らえません。大穴は三浦のカド一撃ですが、これは田口まで届かないと見て5コースから展開が生まれる渡辺の2着に食指が動きます。今日の渡辺の気配は上々で、節イチ候補の山川を煽るほどの伸びを披露しておりました。1-5本線に、不気味な気配を漂わせている中里への1-6を押さえます。
3連単★本線1-5-全、押さえ1-6-全

11R
①淺田千亜希(徳島)A↑
②海野ゆかり(広島)A↑
③山川美由紀(香川)S↓
④向井美鈴(山口) A↑ 
⑤西村めぐみ(三重)A+↑
⑥水口由紀(京都) B→

進入123/456

 キーウーマンはもちろん節イチ候補の山川。シリーズ前半より伸びが落ちていて(出足型にシフトしている)今日の気配も一息でしたが、スリットからの行き足は魅力たっぷりです。淺田が逃げるか、山川が一気にまくるか。「1着はどちらかで、1=3にはなりにくい」というのが私の読み。今日の足合わせでゴキゲンに見えた西村をヒモに固定します。
3連単★本線1-5-全、穴3-5-全

12R
①横西奏恵(徳島) A→
②濱村美鹿子(東京)S→
③永井聖美(愛知) B→
④寺田千恵(岡山) A+↑
⑤宇野弥生(愛知) A-↓
⑥魚谷香織(山口) A↑

進入123/456

 1-2がとことん売れそうですが、そんなに簡単なレースじゃないっすよ。①毎度毎度の疑問「横西は今日もSをバッチリ決められるか」、②「決められても行き足抜群・濱村の全速攻撃を受けきれるか」。奏恵ちゃんにとって高い障壁のあるレースなのです。私の予想は、「彼女がこの障壁をクリアしている間に、誰かの急襲を浴びる」。その誰かとは……前女王のテラッチ。今朝になって「ペラの答えが出た!」と余裕の笑みを浮かべたという情報があり、だとすれば奏恵VS美鹿子のツバ迫り合いを尻目に突き抜けられるはず。4-1本線に、度胸満点のバースデー弥生で大穴も狙います。

3連単★本線4-1-全、大穴4-5-全

 さてさて、私の予想通りの決着なら明日のファイナルは①淺田②田口③寺田④横西⑤西村⑥渡辺といった感じになるのですが、如何に!?


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THEピット――準優らしくない?

 準優勝戦という感じがしない。
 今朝のピットを一言でいえば、そういうことになる。もし日付など遮断された状態で放り込まれ、今日が初日だと言われても、きっと信じ込む。天気が違うだけで、昨日や一昨日と変わらない。そんな空気なのである。
 いや、「天気が違うだけで」という部分が大事なのだろう。どこぞの宰相のように変わりまくって安定することのない気象条件は、選手に調整の手間を強いる。だから、性格が違うはずのそれぞれの朝だというのに、同じように試運転ピットもペラ室も大混雑となり、同じように選手たちが装着場を駆け足で往来することとなる。違う点といえば、整備室でプロペラの中間検査が行なわれていたことくらいで、その風景だけはたしかに準優勝戦の朝であった。
_u4w3020  準優勝戦特有の緊張感も、それほど漂ってはいない。そんなことよりまず調整。緊張を感じているヒマなどない、といったところか。もっともカタくなっていても不思議ではない魚谷香織も、新人の雑用に飛び回っていて、準優出場選手の過ごし方には見えない。
「ぜんぜん緊張はしてないです。6コースだし、展開があればいいな、ってくらいで、リラックスして走れそうですね」
 実際にカタくなってもいないのだから、やはり準優勝戦の日っぽくないのである。昨日の逆転18位入りを素直に喜んでもいた魚谷。おそらく、昨日のほうがむしろ緊張感があったはずで、そもそも機力は悪くないだけに、この自然体が怖いのではないか、と思った。
2009_0306_0424  自然体といえば、横西奏恵の雰囲気には、もう恐れ入るしかない。横西もまた、まったく準優当日というムードが見えなくて、香川素子やゴタンちゃんこと五反田忍らと談笑したりじゃれ合ったりと、肩から力を抜きまくって過ごしているのだ。いや、レースが近づくまでバタバタしない、というのは、むしろSGなどで準優有力選手に見られるふるまいではなかったか。その意味では、もっとも理想的な準優の朝を迎えているのが、横西だということかもしれない。この人は本当に、女子の枠を飛び越えてしまった。
_u4w2829  もう一人、ほとんど動きがないという点で目立っていたのが、宇野弥生である。エンジン吊りのときに見かけるくらいで、試運転ピットにもいないし、ペラ室にも見当たらないし(大きなマスクをつけていたので、見逃していた可能性もある)、装着場に置かれているボートを覗き込んでみたら、ペラが装着されたまま。時間に余裕があるのなら、東京から念力を送っているU記者の思いを伝えようかと姿を探し、やっと発見したと思ったら、整備室で池田浩美に寄り添って見守っている。自身はもういじるところがないのか、それとももっと準優の時間帯が近づいてから、ということなのか、女子王座初準優にしては意外なほどの余裕と見える。もっとも、マスクのおかげで表情はわからないのだが。
_u4w2744  そのほかは大方、試運転だったりペラだったり、早くから調整に集中している様子だ。淺田千亜希、田口節子の1号艇コンビは試運転。谷川里江は整備室からペラを手に現われた際の、実に淡々とした風情が印象的だった。_u4w2996 渡辺千草は試運転の合間に久保田美紀と長い会談。永井聖美がゆうゆうとした足取りでボートを着水している姿には、風格のようなものが感じられた。山川美由紀とは整備室入口でバッタリ顔を合わせたが、挨拶をするこちらにニッコリと返した笑顔が素敵だった。もちろん、貫禄のたたずまいでもあった。
_u4w2489  一人だけ、本体整備をしていたのは、新田芳美である。2R前には作業を終えて、装着→着水と動いていたが、整備テーブルを独占している姿はやはり目立っていた。どんな調整だったのか、話しかけて確認する隙間はなかったが、直前情報には注意してほしい。
2009_0306_0188  気合をもっとも感じる一人をあげろ、といわれれば、海野ゆかりだと思う。歩様が力強い、なんて言ったら競馬のパドックみたいだけど、海野の足取りにはたしかに力がこもっているように見える。キビキビとした切れのいい動きも、心中の高揚感が表に出たもののように思えて仕方がない。表情の凛々しさも、普段の何倍か増しだ。横西が抜けた注目を浴びる昨今の女子戦線、この人の底力と闘志を忘れてはならない。横西絶対政権に風穴をあけるのは、海野ゆかりかもしれないのだ。(PHOTO/中尾茂幸=横西、海野 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 嗚呼、あのハーレムの夜が懐かしい!! 昨日も脳汁が噴き出すような見せ場がひとつもなかったHです。「明日香命」の方々は本当に惜しかったっすね。まあ、「明日に香る」と書いて明日香ですから、来年の下関に期待しましょう(←いいコト言ってるようで、取って付けたような慰め)。憲吾どの、グレて2Rの「吉原-堀之内ハシゴ舟券」とか買わないように!(最近は五反田駅周辺も凄いとか……245BOX?)
 さてさて、2日で1本しか出ていない万太郎。銘柄級がいなくなった一般戦で、貯まりに貯まった万太君が一気に噴出するような気がします。狙うはもちろん、艇界の元祖アイドルw定野様。

 6R
 ①栢場優子
★②加藤 綾
★③佐々木裕美
 ④香川素子
◎⑤定野久恵
 ⑥小松原恵美

 進入123/456

  気配的にはややダウン気味の定野。でも、敗者戦となればトップ級の伸びがモノを言います。1号艇は運動神経抜群そうなのにインコースが不得手(出走表データでは13戦1勝)な栢場だし。おととい、Fを切ってしまった香川の外というのもありがたいし。伸びなりに自力でまくるか、佐々木のまくりに乗ってのまくり差し。

3連単★5-23-全

 このレースで定野が勝てば、予想の当否に関わらず今日のミッションは終了。負けたら9Rの3-45-全にも挑戦します!
 チョイ荒れムード(←ホントかよ)の準優予想は8R頃に。


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本日の“本紙予想”女子王座5日目

2009_0306_0706  おはようございます。Kです。準優勝戦を迎えましたね。昨日は、当たっても低配当、ヒモは抜ける、微妙に◎ミス、という一日でありました。準優はきっちりモノにしないとなあ……。ただ、今日はむしろ一般戦に妙味があると思います。準優が豪華メンバーになっている分、機力上位選手が穴をあけるのではないか、と。5Rの大瀧あたりが面白そうだなあ……ん? 憲吾(さんぺいを襲名するいっぺい)が昨日の明日香ちゃんヌケに怒り狂っておりますな。だはは、今日も意地になって無印にすることにします。

1R 佐藤が腕でイン逃げ。機力では茶谷で、逆転水神祭まで。S決まれば栢場も怖い。
◎佐藤 ○茶谷 ▲栢場
3連単1-26-全 2-1-全

2R 小松原の機力は準優組にも負けていない。長嶋が全速で続く。
◎小松原 ○長嶋 ▲池田浩 △吉原
3連単1-364-全

_mg_9630 3R 機力上昇の川邉が2連勝。岩崎の捌きが本線。
◎川邉 ○岩崎 ▲中谷
3連単1ー64-全

4R 松村はヒモ足か。福島S不調で、平山の全速戦に展開向く。
◎平山 ○松村 ▲角
3連単3-15-全

5R 細川のアシは一般戦なら上位級。S見えてきた池田明が一矢。
◎細川 ○池田明 ▲金田
3連単1-45-全

6R 加藤は2コース巧みで差し切る。定野が出ている。
◎加藤 ○定野 ▲小松原 △香川
3連単2-564-全

7R 角がS決めて意地の差し切り。池田浩が残すが、穴は西村美。
◎角 ○池田浩 ▲西村美 △日高
3連単2-154-全

2009_0306_0624 8R 片岡が差して抜け出す。平山が全速で追走。
◎片岡 ○平山 ▲細川 △垣内
3連単2-564-全

9R 岩崎の逃げが強烈も、出ている定野も有力で、この一騎打ち。
◎岩崎 ○定野
3連単1=3-全

 準優勝戦は後ほどアップします。(PHOTO/中尾茂幸=大瀧、片岡 池上一摩=川邉)


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5日目! 準優デー

おはようございます。女子王座決定戦は5日目、準優勝戦の日を迎えました。昨日は、朝から雨が強く降り、しかし午後には雨も上がって陽が差し込み、かと思えばまたぱらぱらと降って来たり、と安定しない天候でした。しかし本日は朝から晴れており、風は追い風になっています。この気象の変化が準優の結果をどう左右しますかなあ……。

2009_0306_0617 昨日の12Rは不運でした。まだ1着はないものの、手堅く着をまとめ、準優は目前だったのですが……。松村昌子選手。久々の女子王座で実力をおおいに誇示しています。今日の一般戦では、そのリベンジに期待しましょう。(PHOTO/中尾茂幸)


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締切迫る! 3連単クイズ!

皆様、当サイトの右を見てください。あるいは、最新記事の下段でもけっこうです。今回、JLCによる「女子王座特設サイト」が展開されているのあります。我らがBOATBoyの版元でもあるJLCが、どかんと女子王座を盛り上げるべく、中尾カメラマンのPHOTOなども駆使しつつ、さまざまな記事を掲載しています。

そのなかに、「優勝戦3連単クイズ」があるのでございますよ、皆さん! 優勝戦の1-2-3着選手を当てて、女子王座クオカードをゲットしよう! という企画。締切が、7日正午……って、おいおい、準優が終わってないじゃんか、というタイミングでありますが、だからこそズバリ当てれば当選の確率も高い! 少なくとも、権利のある18名は決まっているのですから、皆様、ぜひチャレンジしてみてほしいものであります。ただいま申し上げたとおり、締切は近づいております! 右のバナー、もしくは最新記事の下段のバナーをぽちっと押して、ぜひぜひご参加くださいませ。ちなみに、あくまで現段階の私(K)の予想は横西-濱村-淺田。当たるかな~、当たらないかな~……ま、皆様の冴えわたる予想で、クオカードをゲットしちゃってくださいませ!


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H記者の『準優パワーを斬る!』

 1、2号艇にドリーム組5人&元女王の海野。これでわかる通り、予選はパワーよりも実力が正確に反映されるシリーズだった。もちろん、この上位組は整備巧者でもあるわけで、日を追うごとに格下との差を広げていった感もある。この流れのまま準優の全レースでも1-2決着になってしまうのか。うむむ、そう単純ではないと思うのだが……。

10R
①田口節子(岡山) B→
②谷川里江(愛知) A→
③新田芳美(徳島) B→
④三浦永理(静岡) B↓
⑤渡辺千草(神奈川)A→
⑥中里優子(埼玉) A→

2009_0306_0386  他のレースに比べて上下のパワー差が小さく、中の上(B)~上の下(A)まで準優にしてはこじんまりとまとまっている。パワーだけなら田口、谷川ともに過信は禁物。田口は予選途中での大整備が当たってはいるものの、だからこそ反動(副作用)もあるかもしれない。「4日目は湿気(小雨だった)があって中堅、湿気がないほうがいい」とのことで、明日は天気にも気を配りたい。
 谷川の自慢はピット離れと伸び。まくり屋の気性に合った仕上がりで、スリットで田口の行き足が怪しければ即座にまくっていくかも。また4カドが見込める三浦はパワー云々とは無縁に覗けば握って攻めるタイプ。「4日目はいいところなし、3日目に戻れば全体にいい」とのことで、しっかり“逆整備”ができれば本人はもちろん、その外に構える渡辺、中里にも優出のチャンスが膨らむ。足だけなら、この5、6号艇がいちばん怖い存在なのだ。

11R
①淺田千亜希(徳島)A↑
②海野ゆかり(広島)A↑
③山川美由紀(香川)SS→
④向井美鈴(山口) A↑ 
⑤西村めぐみ(三重)A→
⑥水口由紀(京都) B→

2009_0306_0501 「4日目がいちばんよかった」淺田と「前検よりはるかによく、前回の尼崎Vより上になった」海野。見た目にはそれほど良くは見えないのだが、本人たちが納得していることが大きい。機力を信頼してSに集中すれば、あとは自分の腕が自然に優勝戦へと導いてくれそうだ。
 ただ!! このふたりのすぐ外には、腕はもちろん、パワーでも怖~い美由紀姐さんが控えているのだ(ちなみにピット離れも抜群)。正味の足は「上の下」までと思われる淺田か海野がSで凹めば、あっという間に2艇を呑み込みに行くだろう。この山川の攻めに連動できる「ツケマイ姫」向井の足も上昇しており、このセンター2艇の攻めは脅威だ。
 さらに言うなら、初日からレースをガン見しているH園記者とW記者が「不気味な足。一発あっておかしくない」と声を揃える西村も怖い。勝率エース機の底力が大一番で炸裂するかも? 水口は前付けに注意したい。

12R
①横西奏恵(徳島) A→
②濱村美鹿子(東京)S→
③永井聖美(愛知) B→
④寺田千恵(岡山) B→
⑤宇野弥生(愛知) A↑
⑥魚谷香織(山口) A↑

2009_0306_0263  シリーズリーダー横西の足は上の下程度か。パワーだけなら濱村のほうが上で、スリットからの行き足がトップ級。F2の横西が凹みでもしようものなら一瞬にしてツケマイを放つだろう。永井と寺田はまだ中の上レベルに思えるが、ともに「戦える足」と納得の域。濱村が握って攻めればチャンスは広がる。
2009_0306_0531  やはりF2持ちの宇野と魚谷は足だけならここでも上位。特に怖いのは怒涛の勝負駆けを決めた宇野で、W記者は「彼女は行くと決めたら平気でコンマゼロ台を決めるタイプ。明日も行くと思います」と一発ムードを漂わせている。もちろん、宇野がそんな命知らずの攻めを敢行すれば、魚谷にも絶好の展開が生まれる。5・83でぎりぎり滑り込んだツキが怖い。
 ま、このレースはパワーよりスタート&展開がすべてなのかもしれない。F2の3選手がどれだけSを張り込めるか。そのレーサー心理を紐解くのが舟券的中への最短距離という気もするのだが、どうか。

 以上、パワー比較を中心にあれこれ書いてみたが、穴党の私としては「オール1-2では決まらない」という結論を導きたいのだな。明日はパワーだけでなく様々な角度からレースを考え、予想を組み立てたい。うん、きっとその予想目に1-2のフォーカスは、ないなぁ(笑)。(Photo/中尾茂幸)


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THEピット――惚れてしまいたくなるほどの

_u4w1687  予選最終日。準優進出を決めた選手は、レースを終えた順番にJLCのTVカメラの前に立つことになる。今日のインタビュアーは山本泰照さん。10R前、中里優子がマイクを向けられていた。
 カメラの反対側では、ディレクターがカンペを出して、選手と泰照さんに差し出している。その横では、なぜかカンペを指でトントントンと叩いて、「これを喋れ」と指示を出している……岩崎芳美。ん? 岩崎ADですか? よく見ると、岩崎が指さしているところには、明らかに筆跡の違う文字で「コースは動きます」と書いてある。岩崎は、トントントントンと何度もそこを叩いて、中里にその発言を強要するのだった……って、何をやってるんでしょうか。
2009_0303_0590  実際に中里のコメントは聞こえなかったのだが、JLCの展望番組をご覧の皆様、もし中里が「コースは動きます」と言っていたら、岩崎芳美が言わせたものです(笑)。言ってなかったら、あくまでも無視!ということですな。昨日、レース直後に憮然とした表情を見せていたことは、今日のオープニング記事に記した。8R後の表情は確認できていないが、予選落ちしたのだから笑顔でいたはずはないと思う。しかし、時が経てば、人を笑わせてはしゃぐ岩崎芳美がいる。そんな芳美さんに、惚れてまうやろーーーっ!……違うか。

_u4w1476  10Rでは、西村美智子が1号艇で1着条件の勝負駆け。しかし、横西奏恵が怒濤の強さを見せたレース、西村のチャレンジは不発に終わった。レース後のモーター格納後、西村は池上カメラマンにじゃれつくようにして、コミカルなしかめっ面を見せている。気持ちに整理がついたがゆえの、おどけた表情だったのだろう。
 しかし、レース直後にはさすがに眉間に深いシワを寄せて、悔恨をあらわにしている。
 時間が経てば、岩崎や西村のように、おどけた表情もできる。だが、勝負駆けに敗れた直後はそうはいかない。むしろ勝負駆けを成功させた選手以上に、大きな感情の波が襲いかかり、その心中を隠すことができないものだろう。
 11Rでは、魚谷香織が3着条件の勝負駆け。2走を6点でボーダー突破のはずだったのに、前半を6着に敗れたことで、その6点をひとつのレースで獲る必要に迫られたのだった。しかも、6号艇である。
_u4w3175  歴戦の先輩たちだって勝負駆けなのだから、さすがに6コースは遠い。魚谷は結果、4着。道中は5番手あたりを走り、3周2マークで逆転の4着浮上であったが、ボーダーにはわずかに届かなかった。レース後、ヘルメットを脱いだ魚谷の表情は硬く、瞳には悔恨が宿っていた。4着5着でよかった予選最終日。1号艇だった前半で、もうひとつでも前を走っていたら……。キュートな魚谷の面差しが般若に見えるほど、表情が歪んでいた。
 長嶺豊さんは、残念だったなあ、と慰めたそうである。そういえば、たしかに直立不動で長嶺さんの言葉に耳を傾けている魚谷の姿を、遠くから目撃していた。まさかの、という枕詞がこれ以上ハマる予選落ちはないのだから、その悔しさを長嶺さんは知り尽くしている。魚谷に語りかける長嶺さんの視線は、遠目にも柔らかで優しく見えた。
_u4w3201  ところが……実は、魚谷は勝負駆けに失敗したわけではなかった。ボーダーが下がって、魚谷は11R終了時点で18位だったのだ。それをJLCのスタッフや泰照さんから聞かされた魚谷は、少しだけはにかんだ表情。とにもかくにも、望みはつながった。
 で、泰照さんが興味深いことを魚谷に教えていた。「ボーダーにいるときはな、ヘソを押さえるといいんだよ。昔の選手は、そう言って、おまじないみたいにヘソを押さえたりしていたんだよ」。ん? “ヘソを押さえる”って以前聞いたことがあるぞ……。チャレンジカップのとき、江口晃生に「智也は準優ダメ? ヘソを押さえてもダメ?」と聞かれて、頭の中に?マークが渦巻いたアレだ。なるほど、そういう意味だったのかぁ……と、魚谷のおかげで、ひとつ学ぶことができたのでありました。

2009_0306_0122  12R前。さすがにピットは閑散としていた。整備室には長嶋万記の姿があり、本体を整備していた様子。ただし、選手の姿はそれだけ。ペラ室(の外も含む)にもたった一人。濱村美鹿子が黙々と、ペラを叩き続けていた。準優2号艇、すなわち好調。にもかかわらず、最後まで居残ってペラと向き合う。そんな姿に、惚れてまうやろーーーーーっ!
2009_0306_0514  その頃、若手選手たちが同県同地区の選手のボートにあかくみ(水をかき出すスポンジ)を配り始めた。明日のための準備だ。たとえば、魚谷は片岡恵理や海野ゆかり、角ひとみのボートに。三浦永理は池田姉妹や定野久恵のボートに。で、山川美由紀や道上千夏や西村美智子や平山智加ら香川支部のボートには小松原恵美が……って、小松原!? 山川以外はみな後輩(後ろ2人にいたっては超後輩)ではないか。その姿を見つけた西村美智子は当然、「小松原さん、すみませーーーん!」と猛ダッシュして、役割を代わろうとする。そりゃあ、先輩に若手の仕事をさせてしまった西村は、焦るわな。でも小松原はぜんぜん意に介さず、笑顔を後輩に向ける。そんな小松原の優しさに、惚れてまうやろーーーーーっ!……って、勝負駆けのピットで何をやってるんでしょうか、私。

2009_0306_0733  12R。向井美鈴が勝負駆けを決めた。4カドからマクリ差して1着。鮮やかな勝利だった。ただし……向井は19位以下からの浮上。ということは、18位の魚谷が圏外に落ちる。山口同士の明暗……。時に、勝負駆けの神様は選手を複雑な心境に陥る状況を作り出す。しかし……、向井の後方がもつれていた。1マーク、淺田千亜希が松村昌子の艇尾に接触するようなかたちとなり、松村はハンドルをとられて最後方に後退してしまったのだ。6点以上もっていた松村は、これで一気に5・40まで得点率を下げてしまった。そう、魚谷は残った! 3周2マークで逆転4着をもぎ取ったことが、魚谷を生き残らせたのだ。
 向井のエンジン吊りのため真っ先にボートリフトにやって来た魚谷に、池上カメラマンがサムアップで予選通過を知らせる。魚谷の表情が弾けた。
「うれしいっ!」
 ピュアな笑顔を見せる魚谷に、惚れてまうやろーーーーっ!……またかよ。エンジン吊りなどが終わったあと、長嶺さんが「おめでとう。さっきは残念だったとか言ってごめんな~」と優しく頭をなでていた。魚谷は嬉しそうに微笑んでいた。
_u4w3239  このレースで、1号艇に入っていたのは加藤綾だった。前半の5着大敗により、ここで1着を獲っても相手待ち。このとき、魚谷と同率であり、着順点で魚谷のほうが上ではあったが、結果的に1着ならベスト18に入っていたはずだった。だが、2着……。
 しかし、戦いぶりは素晴らしかったと思う。スタート展示では寺田千恵にインを奪われながら、本番では主張し切った。コンマ06のトップスタートを切った。そして、思い切り逃げた。向井には屈したが、やるべきことはやった、と思う。道中も、淺田に迫られるシーンがありながらも、凌いでいる。女子王座初出場の若手として、十分すぎるくらい、頑張った。
 しかし、加藤にとって、それは慰めにもならない。ヘルメットを脱ぐと、あらわれたのは悔しさ100%の表情。たまたま対岸の大型ビジョンに映し出されていたリプレイに目をやると、その視線は鋭く尖った。悔しい……。
 全力で戦い抜いた女性は、美しい。敗れて、悔恨をあらわにする女性もまた、美しい。そのとき、加藤綾は限りなく美しい戦士だった。そんな加藤に、惚れてまうやろーーーーっ!……って、いい加減にしろ。

 ともかく、だ。勝負駆けのピットには、男としても、取材者としても、惚れてしまいたくなるような美しき者たちがあふれていた。彼女たちが全身全霊で女子王座というステージに立っている証、だと思う。冗談抜きで、彼女たちは今日、キラキラに輝いていた。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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特集! F2選手の勝負駆け

_u4w2392 「女子王座決定戦は横西奏恵のためにあるのか!?」

 10レース。バック水面で突き抜けた横西を見て、高校野球の名実況で有名なこのフレーズが、いきなりアタマに浮かんできた。

 スタートタイミングはコンマ03。しかもフルダッシュである。
 たまたまタイミングが03になったわけではない。引くに引けなくなってフライング覚悟で行った03でもない。横西にはスタ展と同じ感覚だったので、「絶対に入っている」という確信があったというのだ。

 しかし、「絶対」の確信があったからといって、F2の身でこのスタートを行けるものなのだろうか。F2の足枷は、「絶対」の確信すらも揺るがせるものではないのか。

 横西は、ほかの選手とは根本的に何かが違う。

 先頭を独走する横西を見ながら、そんな思いさえ浮かんできた。

_u4w1460  これで予選5連勝。淺田を抜いて得点率1位で予選を終えた。明日は準優1号艇。そこで勝てば優勝戦1号艇だ。

 ギャンブル面だけを考えると、準優・優勝戦の横西を切る手もある。準優・優勝戦はフライングを切ったときの罰則が格段に上がるからだ。それでいて一本かぶりの人気になるのが確実なのだから、常識的に考えればこんなリスキーな本命舟券はない。
 ただし、横西には常識が通用しない。それに、ギャンブルを抜きにしても、F2で女子王座2連覇のシーンを見てみたい。

 明日と明後日、後世に語り継ぐ女子王座決定戦となる……のか。

_u4w1994  宇野弥生の競走も凄まじかった。
 今日の宇野は1着2着の勝負駆け。普通でもかなりキビしい勝負駆け条件なのに、宇野はF2のハンデを背負っている。常識的に考えれば無理だ。

 前半レースは6号艇。6コースがほとんど届いていない今節の尼崎では、上位に入るのすら難しいい枠である。

 宇野はそれでもあきらめない。他艇よりも3分の2艇身ほど速いコンマ12のトップスタートを決めて、内を叩きに行こうとする。
 が、5コースの久保田がカベになる。ここで強引にまくりに行こうとしなかったのが、正解だった。久保田の横に艇をつけ、内の展開がどうなるかをじっくりと見る。3コースが仕掛けたのが目に入った瞬間、まくり差しのハンドルを入れる。
 アタマまで突き抜けることはなかったが、この冷静な競走で2着を確保。後半レースへと望みをつないだ。

_u4w2993  後半レースは1号艇。1着を取るにはもっとも有利な枠である。しかし、フライング2本持ちにとって、こんな諸刃の剣の枠はない。インはスタート勘を掴むのが難しいし、スタートで後手を踏んだとたんに惨敗が確定する。インコースに「そこそこのスタート行って、さばく競走」はありえない。

 宇野はここでもスタートを行った。タイミングはコンマ14。ほぼ1艇身余しのナイスショットである。
 1マークで握った岩崎を軽くブロックして、1着がほぼ確定。フライング2本持ちで、1着2着勝負駆けの難業を成功させてみせた。

 横西とは違い、宇野はここまでずっとスタートをガマンしてきた。ゼロ台のスタートが行ける選手なのに、今節のスタートは連日15前後であった。伝家の宝刀を抜くのは、明日か、それとも明後日か。

_u4w2393  3日目のレースが終わったあと、「ひょっとして宇野の勝負駆け成功はあるかもしれない。だが、魚谷香織の勝負駆け失敗もあるかもしれない」と私は思っていた。2走で18点が必要な宇野は気を張ってスタート行くしかないが、2走6点という楽な勝負駆けの魚谷は逆に気が緩む部分があるのではないかと感じたのだ。

 5Rのスタートドカ遅れ6着で、それが現実のものとなった気がした。スタートさえ行ければ上位着がある1号艇だが、スタートが行けない。張り詰めた糸が緩んだとき、F2の魔手は選手を奈落の底に引き込もうとする。

 こうなると後半レースもスタートは行けなくなる。スリットこそ横一線でそろっていたが、タイミングはコンマ28。6コースなら、もっとスタートで踏み込まないとどうしようもない。
 1マークを回ったところで5番手。このままでは2走で3点。万事休すである。しかし、そこであきらめず、前を追い掛け回したのが偉かった。追いすがっているうちに、ひとつ着順を上げて4着。得点率は5.83ながら、ボーダーが下がったことにより、予選18位で何とか準優出を果たすことができた。運もあったが、後半レースで諦めずに追い上げたのが、ツキを呼び寄せたのかもしれない。
 思えば、魚谷は今節のラッキーガール。明日、明後日も幸運の神を味方につけるか。

 予選を沸かせたF2選手3人がいずれも準優出を果たした。

 F2など関係なくスタートをガンガン攻めた横西。
 得意なスタートを封印してさばく競走で上がってきた宇野。
 好調から絶望の淵に落ち、そこからまた這い上がってきた魚谷。

 明日は奇しくもこの3人が12レースに同乗している。

(PHOTO・池上一摩 TEXT・姫園淀仁)


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速報 女子王座の準優メンバー確定!

 尼崎・女子王座決定戦の準優18ピットが確定しました! 予選トップを巡る横西VS淺田の渦潮対決は、0・50の差でF2持ちの横西が逆転リーダーに。2日目から5連勝で、連覇に手が届く位置まできました。また、同じくF2の宇野、魚谷も滑り込み状態で予選を突破。準優でも台風の目になるかも!?

10R
①田口節子(岡山)
②谷川里江(愛知)
③新田芳美(徳島)
④三浦永理(静岡)
⑤渡辺千草(神奈川)
⑥中里優子(埼玉)

11R
①淺田千亜希(徳島)
②海野ゆかり(広島)
③山川美由紀(香川)
④向井美鈴(山口)
⑤西村めぐみ(三重)
⑥水口由紀(京都)

12R
①横西奏恵(徳島)
②濱村美鹿子(東京)
③永井聖美(愛知)
④寺田千恵(岡山)
⑤宇野弥生(愛知)
⑥魚谷香織(山口)


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本日の水神祭! おめでとう川邉!

_mg_9596 川邉加奈子、GⅠ初1着! 2R1回乗りだったので、念願の水神祭は勝利者インタビュー帰りにさっそく行なわれました! 参加はもちろん、東海勢。同県の永井聖美、大瀧明日香らが中心となって、池田姉妹ら静岡支部、西村めぐみの三重支部も加わって、川邉のお初を祝福であります。もちろん、同期の長嶋万記&三浦永理も、静岡支部でもありますし、にっこにこで参加しておりました。

_mg_9604 ウルトラマンスタイルで敢行された水神祭。1、2の3でドッボーーーーーーンと投げ込まれた川邉は、離陸の瞬間はたしかに水面に一直線に向かっているように見えたのですが、着水はもろに顔面&お腹から! 痛ったそーーーーー! _mg_9615 会場となった試運転係留所から水面までほとんど高さがないので、こういう事態になるわけですね。それでも水面から顔を出して、嬉しそうな表情の川邉。おめでと……おいおい、係留所がざわついているぞ。_mg_9619_2 何かと思えば、なぜか駆けつけた横西奏恵が永井を水面に落とそうとしているのでありました。さらに池田浩美をも突き落とそうとしている奏恵ちゃん。とんだ乱入者でありましたな(笑)。そんなことより、川邉選手を引き上げてあげてください~。

_mg_9628 準優の目はほぼなくなってしまった川邉ですが、これを機にさらに清々しい走りを見せて、暴れてください!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』4日目②

 尼崎に着いてからインターネットの接続に手間取り、アップが遅くなりましたが極選は間もなくはじまる8R。初日に続いて宇野弥生の「覚悟」に賭けます。相手は前半で惜しくも予選突破に赤信号が点った平山。明日のナデシコ界を担うふたりのセンスと気合に期待しましょう。憲吾どの、3枚ずつすまん! 万太郎になるかどうかは微妙だけど、ここで挽回しましょっ!! 取り急ぎ、予想目をば!

3連単★本線1-6-全、押さえ1-全-6


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THEピット――雨の勝負駆け

2009_0305_0238  雨、である。それもけっこうな本降り。晴れたり雨降ったり気温が下がったり上がったり、今節はまったくもって慌ただしい空気に支配されているピット。モーター調整のあとはもちろん試運転をするわけで、選手たちは雨のカーテンをかきわけて水面を走らねばならない。試運転から戻って来てピットに艇を係留した栢場優子が、グローブをぎゅっぎゅっ。かなりの量の水が、グローブから絞り出されていた。うむ、大変な天気だ。
2009_0305_0863  そんな雨の日の勝負駆け。選手たちはとにかく忙しそうに調整に励んでいる。ペラ室はもちろん満員御礼で、今日も外に叩き台を持ち出してトンカントンカンと木槌をふるう選手の姿。横西奏恵、淺田千亜希の両シリーズリーダーもそのなかの一人だった。
 一方、試運転ピットも満艇状態。レバーを握り込んで回転数を確かめる選手や、試運転に飛び出す選手が、ブロロロロロロロッと轟音を響かせている。レース直前にでもならないと鳴りやまないモーター音。
 さらに、テント地の屋根にポツポツポツと叩きつけられる雨の音。
 勝負駆けの朝のピットは、不思議な三重奏に彩られているのであった。

 それにしても、勝負駆けのメンタリティとは難しい。
_u4w2201  1R、中谷朋子が1着。宇野弥生が2着。中谷にとっては地元水面で念願の1勝であり、2着2本の条件で勝負駆けに臨んでいたから、この勝利で後半が少しだけ楽になった。宇野は1着2着条件、6号艇のここを2着で凌いだのは実に大きい(後半は1号艇)。それだけに、レース後の両選手は笑顔満開かと思いきや、二人とも表情は淡々としたまま。少なくともピットに上がってからカポックを脱ぐまで、目もとが緩む場面はついに見かけなかった。予断を許さない後半の勝負が控えているのだから、笑ってなどいられない、ということなのだろうか。
2009_0305_0302  その1Rでまたしても機力不足を露呈するレースとなってしまった岸恵子に、新田芳美が相当に長い時間、寄り添って言葉をかけ続けていた。ボートから水を吸い出す間も、水滴をぬぐい取る間も、新田はヘルメットをかぶったままの岸の耳元で、ずっと話しかけ続けたのである。真剣な表情で。やがて、山川美由紀と淺田千亜希も加わり、同じように声をかける。最後に山川、淺田、さらに岸はハハハハと軽い笑いを見せて分かれたのだったが、新田は心配そうに岸を見つめているのだった。2時間ほど後には、自分の勝負駆けを控えているはずの新田。4着条件はそれほどシビアな状況ではないとはいえ、自身のことよりも後輩を慮る。キャリアといえばそれに尽きてしまうのだろうが、ある種の余裕に少し驚かされる。
_u4w2086  池上カメラマン証言だが、2走11点が必要な西村美智子は、かなり硬い表情をしていたそうである。「カタいよ」と声をかけると、「勝負駆けですから」と苦笑したとか。初めての女子王座、好調だった前半、シンガリに敗れた昨日、そして11点という微妙な点数を残してしまった勝負駆け。年齢も考えれば、硬くなって当然だと思うし、これが勝負駆けらしい表情という気がするのだ。しかし、今日のピットを見まわすと、むしろ西村のほうが少数派のようにも思えた。判断が難しい、のである。
2009_0305_0480  おそらく勝負駆けとは関係なく、日高逸子が“モード”に入っていた。日高は、レースを離れたところではめっちゃくちゃ優しいグレートマザーで、いろいろと気遣ってもらったこともある。しかし、レースが迫ると、表情に気迫が宿る。挨拶をしても、礼儀を失しない程度に軽く会釈をするだけ。今朝、そんな闘魂モードの日高になっていたのだ。ところが……結果は無念すぎるフライング。気合が裏目に出てしまうことは、勝負の世界では珍しいことではない。やっぱり……難しいのである。

2009_0305_0866  などと考えていたら、2Rで川邉加奈子がGⅠ初1着! おめでとう! さすがにピットは笑顔で満ちた。というより、川邉の人柄なんでしょうね。池田浩美、西村めぐみら先輩がハイタッチをしようと片手を高々と掲げると、川邉は「先輩にそんな心安い態度はとれません……」といった感じで、控え目にそーっとタッチ。いやいや、「イェーイッ!」とかやっても許されるでしょ、ここは(笑)。そんな川邉のかわいらしさが、仲間に愛されているのではないだろうか。道上千夏のエンジン吊りを手伝っていた選手たちは、わざわざ川邉の間近にボートを運んで、川邉に思い切り接近。佐々木裕美らが「おめでとー!」と嬉しそうな笑顔を見せていた。2009_0305_0318 道中逆転を許し、水神祭をアシストしてしまったかたちとなった道上だが、「はいはい、よくも勝ってくれましたね、おめでとうございました!」と睨みつけて祝福(?)。もちろん道上流のジョークであり、すぐに満面の笑みを向けていました。
 というわけで、もちろん水神祭は敢行されているので、これは後ほどの記事で!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=中谷、西村美、ハイタッチ TEXT/黒須田)_u4w2812


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“本紙予想”4日目後半ですね

 Kです。後半は銘柄級が気になる枠に入っていますね。インに気を払いつつ、そのあたりも積極的に狙っていきましょう。。

7R 永井が逃げて、1走目で準優行き決める。田口がカドから追撃。
◎永井 ○田口 ▲小松原
3連単1-42-全

2009_0305_0260 8R 濱村が今日も豪快なスピード戦。宇野のイン残しを警戒。
◎濱村 ○宇野 ▲平山 △岩崎
3連単3-162-全

9R 三浦が逃げ切りに力こもる。自在な攻めある谷川が強敵。
◎三浦 ○谷川 ▲角
3連単1-36-全

10R 西村美のイン戦に注目も、山川が先輩の意地を見せるか。横西の攻めも脅威。
◎山川 ○横西 ▲西村美 △渡辺
3連単3-614-全

11R 海野が盤石のイン戦決める。金田が展開突いて続く。 
◎海野 ○金田 ▲日高 △魚谷
3連単1-456-全

2009_0305_0273 12R 加藤の勝負駆け気になるが、強敵揃いであえて無印。向井の全速戦に乗って淺田が抜け出す。
◎淺田 ○向井 ▲寺田 △永井
3連単5-426-全

(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『穴・極選』4日目①

 いよいよ現地で大暴れする(はず)のHです。昨日はやはりドリーム勢&実力者が上位を独占し、万太郎ゼロでしかも40倍以下が10本という大本命サイド。極選の出番のない1日でしたな。勝負駆けの今日こそは、数本の万太郎が飛び出すと信じましょう。
 今日のキーウーマンは1&6号艇を与えられた11人の選手たち。特にF2持ちの宇野、魚谷、横西、そしてメイチ①①勝負の平山がどんな勝負駆けを見せてくれるのか? これを愉しみつつ、せっせと穴舟券を買うことにします。この4人に対する考え方としては……
★宇野(①②条件)…1R6号艇で2着までに入れば、8R1号艇で覚悟のS駆け(逆に惨敗すれば、モチベーション大幅ダウン)
★魚谷(④⑤条件)…こちらはリラックスして乗れそうだが、5R1号艇で千亜希のジカまくりを喰らったら惨敗も。どこまでS全速で行けるかが勝負。
★横西(完走当確)…予選トップがかかっているだけにモチベーションに不安はない。が、F2でどこまで連勝できるか? 6R1号艇が連覇への第1関門だ。
★平山(①①条件)…足はワースト級から中堅までアップした感。4R1号艇でキッチリ逃げ切れば、8Rも俄然気合が入る。

 というわけで、私は彼女たちの前半の走りっぷりを見てから、後半に極選勝負をかけてみるつもりです。6Rの2-45-全(奏恵ちゃんが凹み、伸び強烈な定野がまくるという見立て)をバラ券で買いつつ……。


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本日の“本紙予想”女子王座決定戦4日目

 どもども、おはようございます。Kです。3日目は、前半戦はそこそこ好調だったのですが、後半戦でやや消化不良。ヒモ抜けだったり、微妙に印回しが間違っていたり。今日はその挽回と、そんななかでなんとなく見えてきた傾向というか流れを取り入れつつの勝負、頑張ります。昨日とは一変した気候がちょいと気にはなりますが……。あ、れいこ様、私は人妻どんと来い派です。あ、憲吾(さんぼあさこ)、執事としてH記者に仕えるのはけっこうですが、違法献金にはご注意を。お金はどーんと尼崎の水面に寄付してくださいね。

1R 地元の意地見せ、中谷が逃走。垣内が堅実に差して続く。
◎中谷 ○垣内 ▲宇野
3連単1-26-全

2009_0305_0258_2 2R 大山がしぶとく捌いて浮上。川邉は成績以上のアシあるはず。西村美は勝負駆けの重圧心配。
◎大山 ○川邉 ▲道上 △西村美
3連単2-416-全

3R 角の逃げと日高の差しの一騎打ちか。配当的妙味は角かも。押さえは加藤。
◎角 ○日高 ▲加藤
3連単1=2-全 1-6-全

4R 上昇気配見える平山が渾身の逃げで望みつなぐ。谷川のカド戦が対抗。
◎平山 ○谷川 ▲香川 △海野
3連単1-456-全

5R 淺田が硬軟自在に魚谷を捌く。三浦の全速戦が相手本線の妙味か。
◎淺田 ○三浦 ▲魚谷 △水口
3連単2-614-全

2009_0305_00776R F2だろうと何だろうと、横西が逃げないわけがない。歴代女王に流す。
◎横西 ○西村め ▲寺田
3連単1-35-全

 後半は後ほどアップします。(PHOTO/中尾茂幸)


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4日目!

おはようございます。女子王座決定戦4日目の朝、尼崎競艇場は雨降りになってしまいました。傘など持って来ていませんから、ホテルから駅まで行くにも難渋しましたなあ。それくらい強い雨が降っております。風向きは強めの追い風。これがまたレースの傾向に大きく影響を与えそうです。初日後半の気候に近いかなあ……ただ、気温はそれほど下がってはいないと思います(私、記者席にたどり着くまでに汗かきましたから……デヴだから?)

2009_0305_0399 憮然【ぶぜん】 3日目10Rの岩崎芳美のような状態(新明解競艇国語辞典)

なんて辞書を作りたくなるほど、昨日のレース後の岩崎は、表情を暗くしていました。銘柄級が好成績を残していく中、女王経験者の岩崎の調子がどうにも上がっていかない。モーターは悪くないはずだけに、苦悩も深いようでした。硬直したままの表情でカポックを脱いだ岩崎は、整備室に直行。覗き込んでみると、ギアケースの整備をしているようでした。このレース後即整備が実ればいいのですが……今日の勝負駆けはピンピン条件。まさに背水の陣、がんばってもらいたいものです。ちなみに、整備を終えた後は、ゴタンちゃんと談笑している姿もありましたよ。(PHOTO/中尾茂幸)


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女子王座ダイジェスト3日目!

●本日の決まり手=銘柄級天国

2009_0305_0124_2  銘柄級の定義が難しいところではあるのだが、本日はネームバリューのある選手がコース不問で好結果を残した一日である。
 シリーズも3日目に突入し、エンジンをしっかりと仕上げられる銘柄級選手が優位にレースを進めることができたゆえ、このような結果になったのであろう。

 F2をモノともせず、センターから2連勝した横西奏恵。コンマ05トップスタートから怒涛のまくりを決めた淺田千亜希。過去に女子王座決定戦を制している、谷川里江、山川美由紀、海野ゆかり、なども順当に勝ち上がっている。

 決まり手の本数は「逃げ=3本、まくり=3本、差し=5本、まくり差し=1本」。

 差しが多いようにみえるが、7Rの海野と12Rの三浦は「まくり差し」と取ることもできる。つまり、逃げ・まくり・差し・まくり差しが1対1で出現する、バランスのよい(?)水面状況だったようにみえる。

 しかし、バランスよく決まり手が出現しているようにみえても、本質的にはまくりにキビしい水面だったと個人的には考えている。というのも、 本日の3本のまくりはいずれもスタートで先制したエンジンパワーのある選手が決めたものなのだ。そのほかの握って外を回した選手は、なかなか前へ届かずに終わっている。

2009_0305_0681_2  明日の穴選手として面白いのは、3コースから外を回したけど伸びなかった選手。

 具体的にひとり名前をあげるなら、西村美智子に妙味があるとみる。

●本日の進入=あいかわらず枠なり多し

 ただしピット離れのいい選手が何人か出てきているので注意は必要。でも、明日の番組を見るかぎり、動きそうなのは9レースの角くらいなんだよなぁ……。

●本日の機力診断=上位勢がしっかり

2009_0305_0706  昨日と変わらず、節イチ候補は濱村美鹿子と山川美由紀の2人。予選トップの淺田もエンジン上位あるが、本日2連勝の横西は悪くはないものの、技量で勝っている部分が大きくいまひとつわからない。

 ほかに目につくのは、松村昌子、西村めぐみ、H記者が推奨した定野も確実に上位ある。

●本日のF2選手

2009_0305_0860  前回の尼崎女子王座決定戦といえば、横西奏恵がF2で優勝した舞台である。今回もF2の身で参加した横西が本日2連勝して予選2位につけている。

 予選トップの淺田とは得点1点差。もし明日も得点を上積みして予選1位に立ったなら、「F2で女子王座2連覇」という偉業がいよいよ現実味を帯びてくる。

2009_0305_0472  本日10R1回走りの魚谷香織も、2番手の片岡を執拗に追いかける気迫の走りで3着に入線した。
 明日は2走6点の勝負駆け。5レースの1号艇でヘグらなければ、まず準優出は堅いだろう。だが、ここは予選トップの淺田が2号艇に入っている。魚谷がどんな競走をしてくるか楽しみである。

 初日に好ダッシュを決めた宇野弥生は、本日も6着を取って予選順位が大きく後退。ただ、首の皮一枚つながっている。
 岸恵子はエンジンがどうしようもないようで、さっぱり。予選落ちはほぼ確定しているが、明日は大整備もあるかもしれない。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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THEピット――先輩・後輩

_u4w2567 「あゆ~~~~~」
 試運転ピットに係留したボートに乗艇していた西村に、西村が駆け寄る。西村は、あっ、という表情で西村を出迎え、西村は西村と目線の高さを合わせるようにしゃがみ込んだ。西村が一言、何かを話すと、西村が何倍もの言葉を返していく。うなずく西村……って、すみません、ぜんぜんわかりませんよね。
2009_0305_0707   試運転ピットにいたのは、西村歩。「あゆ~~~~」と駆け寄ったのは西村めぐみ。歩は大先輩に「めぐ~~~~」とはさすがに返せるわけがなく、しゃがみ込んだめぐみに恐縮しつつ、一声かけたというわけだ。めぐみは、アドバイスなのか足合わせでの手応えなのか、流れるように歩に話しかけていく。真摯な表情でうなずきながら、それに耳を傾けている歩……そんな風景です。
 女子戦のピット取材は、それこそ年に1回。だから、誰と誰に交流があるのかは、正直よくわからない。二人の西村に、こうして声を掛け合う関係性がそもそもあるのか、僕は知らない。だが、いい光景だ、と思う。こうした意外な組み合わせがいともたやすく目撃される、ということが、競艇選手の意識を端的に表わしているとも思うからだ。
2009_0305_0056  10R前まで、懸命の試運転を続けていた長嶋万記。試運転終了ランプが点くと、陸に上がってモーターを格納し、今日は切り上げ。長嶋のそばにさっさっと歩み寄ったのは、寺田千恵であった。これもまた意外な組み合わせだ。寺田は9Rに出走しており、レース後はすぐにボートを片づけているから、少なくとも8~10Rの間に二人が試運転しているところは見かけていない。もちろん、寺田と長嶋の接点もさっぱりわからない。しかし、寺田は試運転を終えた長嶋に真っ先に駆け寄り、身振り手振りを交えて、実に熱心にアドバイスを送っていた。「ここをこうすると、こういうふうに回っていくから、こうなるでしょ? わかるかな?」「はい、わかります」、内容はちょっとだけ耳に入ったけど、僕には何の事だかさっぱりわからない。レーサー同士にしかわからない言語で、寺田は必死に何かを伝えようとし、長嶋も必死にそれを吸収しようとしていた。素敵だなあ、と思うのだ。
2009_0305_0059  実は今朝、テラッチはBOATBoyを読んでの選手としての感想と意見を、辛口な部分を交えつつ、真っ向から僕に伝えてくれている。これが実に勉強になるもので、本当にありがたかった。優しい人なのだ、テラッチは。厳しさも含んだ本物の優しさをもっている人。テラッチの“授業”を受けることのできた長嶋も、きっとそれを感じているはず。そして、明日からでも活かせる糧となっているだろう。BOATBoyもさっそくテラッチの言葉を活かして作っていくぞ。

2009_0305_0340_2  素敵な先輩はテラッチだけではない。西村が今日、本体を整備していた。あ、えっと、これは美智子です。西村、3人もいるんだよな。ちなみに、池田も3人だ。てなことはともかく、整備を終えた西村は、まだ試運転を続けるつもりだったから、本体をボートに運ばなければならない。その運搬を手伝っていたのが、小松原恵美だった。というより、台車に乗せて率先して運んでいたのは、むしろ小松原のほう。装着はもちろん西村自身が行なわなければならないが、それを心配そうに見つめ、西村のヘルメットやグローブを装着の邪魔にならないところにそっと移動する。そこには、先輩だとか後輩だとかの妙なこだわりは微塵も見えない。
2009_0305_0490  ちょうどそのとき、試運転を終えた川邉加奈子がボートリフトから艇を引き上げた。目ざとく見つけた小松原は、素早く駆け寄ってエンジン吊りのお手伝い。その途中で、やはり試運転を終えた金田幸子もあがってきて、今度はそちらに駆け寄る小松原。まるで新人のような動き……というと少しニュアンスが違うような気もするが、駆けずり回って後輩たちをヘルプする小松原にはひたすら感心するしかなかった。この包み込むような優しさが、小松原らしさなのだろう。この先輩に癒されるであろう香川支部の若手は、小松原がいるだけで心強いというものだ。

_mg_9589  12R前。西村歩のボートは、まだ試運転ピットにあった。まだまだ乗り込むつもりのようだ。そしてもう1艇、五反田忍のボートも係留されたままだった。大阪支部の先輩後輩。終盤の時間帯、何度も何度も足合わせをし、陸に上がっては長いミーティングをしている二人の姿がずーーーーーっと見かけられていた。ちなみに、足合わせには平山智加、小松原に見守られながらモーターを装着し、水面に降りて行った西村美智子も加わっている。まるで相撲の申し合いの稽古のように、入れ替わり立ち替わりパートナーを変えて足合わせをしては、係留所に戻って話し合う、という繰り返しであった。
 そうして話し合う二人に、背後から大きな声が飛んだ。
2009_0305_0612 「ゴタンちゃーーーーーーーーん!」
 ゴ、ゴタンちゃん? ゴタン……ダ、だよな? 五反田忍、ゴタンちゃんと呼ばれてましたか! 私もこれから、そう呼ばせていただきます。
 声の主は、さらに続けて、「さっきはありがとーーーーーー!」
 日高逸子でありました。今節は選手代表を務める日高選手、支部は違うし、さっき何があったのかはまるでわからんが、ともかくゴタンちゃんにとっては大先輩。偉大なるグレートマザーに心安くお礼など言われて、ゴタンちゃんは少し恐縮気味でした。そりゃそうだわな。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=西村歩 TEXT/黒須田)


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勝負駆け情報!

 明日は熾烈な勝負駆け。
 ボーダーラインを6.00と想定すると、すでに当確が出ている選手は5人いる。淺田千亜希、横西奏恵、田口節子、山川美由紀、濱村美鹿子の5人だ。山川は12Rで待機行動違反(転蛇)を取られたが、それでも準優を当確させている。
 ちなみに現在の予選トップは、得点率9.50の淺田。それに得点率9.25の横西が続いている。得点差はわずかに1点。明日は勝負駆けだけでなく、この2人の予選トップ通過争いからも目が離せない!

淺田千亜希 当確
横西奏恵  当確
田口節子  当確
魚谷香織  ④⑤
山川美由紀 当確
濱村美鹿子 当確
三浦永理  ④④
永井聖美  ④④
寺田千恵  ②⑥
日高逸子  ②⑥
谷川里江  ②⑥
新田芳美  ④
細川裕子  ④
松村昌子  ④
西村めぐみ ④
西村美智子 ①⑥
海野ゆかり ③③
中里優子  ③
水口由紀  ③
加藤綾   ②③
向井美鈴  ②
渡辺千草  ②
大瀧明日香 ①
長嶋万記  ②②
小松原恵美 ①
中谷朋子  ②②
角ひとみ  ②②
宇野弥生  ①②
池田紫乃  ①②
平山智加  ①①
岩崎芳美  ①①
道上千夏  ①①

金田幸子  ①相手待ち


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THEピット――慌ただしくも華やかに

 弥生さんに涙の別れを告げたU記者に代わり、今日からピット入り。なるほど、これが「プチ集会」かぁ~、とか、たしかにペラ室は満員御礼だぁ~、とか、取材に入る前にU記者の書いてきた事柄をひとつひとつ確認する。というより、今節初のピット取材は、おおむね確認作業で終わってしまった、という感じであった。
2009_0304_0859  何しろ、今日は前検日か!?というくらい、空気が慌ただしいのだ。走って移動する選手は多数。整備室にも多くの選手を見かけられる。展示が終わると、試運転ピットには青ランプが点灯(試運転OKの信号)するのを待っている選手がズラリと並び、ピット内にブルルルルンとモーター音を響かせまくっている。その音量はハンパじゃないぞ。_u4w1784 淺田千亜希が、「岸さ~~~~~んっ!」と絶叫しているのに、20mほど離れていた岸恵子にはまるで声が届かないのだ。何度目かでようやく岸が気づいて淺田に顔を向けたが、淺田がさらに大声をあげ、大げさなジェスチャーも付け加えなければ意志を伝えられなかった。
2009_0304_1082  ペラ室が大混雑なのは、書いたとおり。ペラ室の外に叩き用の台を持ち出して調整している選手もいるくらいである。今日は気温が上がって、風も弱く、めちゃくちゃ温かいからいいものの…………って、そうなのである。今日はまたまた気候がガラリと変わった。まったくもって悩ましい尼崎の春。選手たちが調整、試運転にドタバタするのも当然、なのだ。_u4w1930_2 驚くのは、昨日1、2着の田口節子が整備室にいたこと。5Rの直前情報を見ると、ピストン2本にピストンリング4本、さらにシリンダーケース? 昨日の好成績が、彼女の感じる機力の手応えとは一致していたわけではない、ということか。成績が良かろうが悪かろうが、誰もが走らずにはいられない。そんな女子王座のピット、なのである。

2009_0304_0946  ピット入り後、最初に顔を合わせたのは、金田幸子。BOATBoyファミリーの一員である金ちゃんだけに、こちらの顔を見ると、ほんわかにっこり。こちらとしては大事な作家先生なので、挨拶も思い切り丁重に(したつもり)。それにしても、昨年とは雰囲気がまったく違いますな。1年前は体調がもうひとつで、表情も精彩を欠いていたものだが、今年は精気が感じられる。そういえば、去年は笑顔をほとんど見なかったのではなかったか。今年はいきなり笑顔なのだから、昨年の金ちゃんではない。
_u4w1944  U記者が弥生フリークなら、ワタクシは万記マニアである。長嶋万記。一昨年の徳山でちょろりと声をかけて、その瑞々しいキュートさに接して以来、常に気になる存在。昨年の津女子王座でも、ずいぶんと万記のことは追っかけて書かせてもらったものである。徳山から2年、どういうわけか打ち解けた会話もできるようになり、今日も1R終了後には笑顔で駆け寄ってくれて、「首の皮がつながりました」。2着で明日の2回乗りに望みをつないだ、のである。それもそうだけど、2マークの全速ターンはお見事でしたぞ。「はいっ、気合で!」とさらに笑顔の万記には、ほんと、癒やされますなあ。
2009_0304_0030  U記者には悪いが、弥生さんは僕にもちゃーんと、笑顔で挨拶してくれるのである。今朝も、こちらに気づくなり、にこやかに「おはようございます」。U記者がいなくなって、あなたが代わりに来たのね……という感じはぜんぜんなかったが、ハゲデヴを蔑むような視線ではなかったのだから、好意的だと言っても差し支えないだろう(差し支えあるか)。
 このように、慌ただしいなかにも、若手たちのピュアな笑顔もたくさんたくさん見受けられる。女子王座は華やかだ、とは言われるし、自分でも何度も書いてきたはずだが、女子王座だから華やかなのだ、というとニュアンスが少し違うのではないか。彼女たちの笑顔が、このレースに華を添えていると言ったほうが正確なような気がする。

_u4w1657  U記者が、「ベテランが空気を作っている」と書いていたが、たしかに先輩たちの存在感には唸らされる。山川美由紀が整備室とボートを小走りで行き来していたり、大山博美がこのざわついた空気のなかでも自分の世界に入り込んで集中力を切らしていなかったり、そこにはやはり歴戦のツワモノたちがもつ雰囲気を感じないわけにはいかない。そんななかで、渡辺千草と寺田千恵が両手を斜め下にまっすぐ下ろして、左右にリズムを刻んでいる。ジョイマン!? キャリアを重ねた選手たちの、こんな余裕にも唸らされるというものである。(PHOTO/中尾茂幸(左列)池上一摩(右列) TEXT/黒須田)


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“本紙予想”3日目後半です

 Kです。前半はけっこう的中が出てますぞ。後半も、インを充分気にしつつ、銘柄主体で。

7R そろそろ平山が爆発してもおかしくない。日高、海野が強敵。
◎平山 ○日高 ▲海野 △福島
3連単2-341-全

_u4w1809 8R 永井が先攻めで淺田を撃破する。栢場のイン残しも警戒。
◎永井 ○淺田 ▲栢場
3連単3-41-全

9R 香川はアシいいはずで、ここは逃げ切る。女王二人が追撃。
◎香川 ○横西 ▲寺田
3連単1-34-全

10R 何が何でも逃げ切りたい谷川。勢いある魚谷が思い切ったレースで追走。
◎谷川 ○魚谷 ▲大山 △岩崎
3連単1-543-全

_u4w1930 11R 田口の逃げは盤石。佐々木との銀河系決着が大本線。 
◎田口 ○佐々木 ▲細川
3連単1-53-全

12R 難解かつ妙味あるな一戦。山川の機力、腕を信頼する。濱村が展開突いて逆転狙う。
◎山川 ○濱村 ▲三浦 △定野
3連単5-231-全


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H記者の『穴・極選』3日目

 ハーレム1日天下、さっそく馬脚を披露してしまったHです。昨日の10R、スリットまでは想定内だったのですが、うっちぃ魚谷の「わざと遅れ全速S」の伸び返しが凄まじかった。あのケタチの行き足で予想よりもテラッチの仕掛けが遅れ、◎万記ちゃんも行き場を失いましたね。うりちゃん、499を3枚も……すまんすっ!
 昨日は風が穏やかなこともあって、実力者が圧勝&パワー上位が2、3着というパターンが多かった。これって一般シリーズと同じなんですよね。レベル的には一般戦と同じくらい上下の格差があるのが女子王座なんです。今日もK記者の情報によると「グイ晴れのベタ無風」ということで、昨日と同じパターンになるのかも。ただ、全選手のモチベーションに関しては、「一般シリーズとは雲泥」であることは肝に銘じておきましょう。
 今日の極選は朝もはよから3レース。

 3R
★①茶谷 桜
 ②川邉加奈子
 ③西村美智子
▲④横西奏恵
 ⑤片岡恵里
◎⑥定野久恵

 前売り予想でダントツ人気の奏恵ちゃん。今日も「銘柄レーサー風」となれば圧勝もありえるでしょう。が、F2持ちであることは常に忘れちゃいけません。昨日04まで踏み込んだ後遺症があるやなきや……私はF2選手を応援しています。奏恵ちゃんも弥生ちゃんもうっちぃ魚谷も大好きです。が、博打打ちとしては常に「F2選手が凹んで外の選手に展開が生まれる」というイメージは抱くべきだとも思う。ここも奏恵ちゃんが凹めば、トップ級の伸びを誇る定野が一気に内水域まで進軍します。1マーク一撃は無理でも、バック~2マークで先頭争いに持ち込めるはず。インで残す茶谷との6=1勝負。奏恵ちゃんのテク残しでの6-4も少々押さえましょう。

3連単★6=1-全、6-4-全

 もし奏恵ちゃんがスタートをバチッと決めて圧勝したら、今度は同じ理由で9Rの4=5が狙い目になります。でもって定野が惨敗したら、12Rの1号艇が美味しいイン戦になるはず。今日の私はこの3つのレースを有機的に考えて勝負してみるつもりです。側室うりちゃん、セバスチャン憲吾どの(←まだハーレム&セレブ気分が抜けていない)、そしてK記者との添い寝だけは阻止したいれいこ様……頑張りまっす! って、よくよく考えたら、れいこ様、あんた人妻ぢゃないっすか~~!?


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本日の“本紙予想”女子王座3日目

 おはようございます。Kです。れ、れ、れいこ様……。昨夜、涙にくれた私は、今朝まぶたが思い切り腫れあがっておりました。それほど、感涙感涙また感涙……。添い寝はどうぞ、H記者の御許へ。私はれいこ様の優しいお言葉だけで十分でございます……。というわけで、憲吾(さんだーすぎやま)、今日は汽車のごとく噴煙あげて、驀進しますよ~。昨日は、イン壊滅状態で、“本紙予想”も壊滅だった。本日も、インには注目しつつ、銘柄級を中心に他のコースも視野にいれて、手堅くきっちり当てていきたいと思います。

_u4w1597 1R 大瀧はここでなんとか逃げ切りたい。長嶋の全速戦も侮れない。
◎大瀧 ○長嶋 ▲五反田 △道上
3連単1-354-全

2R 一日早い勝負駆けの池田浩が意地の差し切り。相手は佐藤の腕を買う。
池田浩 ○佐藤 ▲吉原 △金田
3連単2-416-全

3R カドから横西が貫録見せる。波に乗る西村美怖いが、定野の伸びに見どころ。
◎横西 ○定野 ▲西村美 △茶谷
3連単4-631-全

4R 西村めの逃げ切り連勝濃厚。コース動いて捌く谷川が相手本線。
◎西村め ○谷川 ▲細川 △向井
3連単1-642-全

5R 山川が2コースから自在攻め。垣内のイン残しを本線に。
◎山川 ○垣内 ▲田口 △加藤
3連単2-165-全

_u4w1640 6R 金田が先マイ逃走でポイントアップ。濱村が全速戦で迫る。
◎金田 ○濱村 ▲小松原
3連単1-54-全

 後半は後ほどアップします。(PHOTO/池上一摩)


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3日目!

おはようございます。女子王座決定戦、3日目の朝を迎えました。予選は早くも折り返し地点、いよいよ準優進出を懸けた勝負駆けが見えてくる段階に入ってまいりました。予選1位は淺田千亜希、2位は横西奏恵と、徳島ツートップが順当にポイントを重ねています。この実力者2人がこのままリードを広げるのか、それともそうはさせじと他の実力者が追い上げていくのか。今日は、非常に重要な一日となるでありましょう。

_u4w1860 ところで、JLCで観戦されている方などはご存じでしょうが、今節は勝利選手インタビューが「公開」で行なわれておりますよ! 強くて美しい選手が喜びで表情をキラキラさせているところを間近で見ることができますので、ぜひ尼崎に足を運びましょう! 入場門入ってすぐのところに特設ステージがありますので、レース終了後にはぜひ! 佐山夏子さんの質問もキレがあって、必見です。(PHOTO/池上一摩)


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女子王座ダイジェスト・2日目

●本日の決まり手=まくり天国

 昨日と風向きが変わった今日の尼崎は、予想どおり決まり手状況が一変した。とにかく握った者勝ちの「まくり天国」になったのだ。

2009_0303_0352  まずは2レースで中谷朋子が2コースまくりを炸裂させると、3レース・濱村美鹿子、4レース・西村めぐみ、5レース・永井聖美と、美しいまくり花火が4連発! その後も、7レース・佐々木裕美、9レース田口節子とまくりが決まり、計6本のまくりが飛び出した。

 もっとも圧巻だったのは、3レースで濱村美鹿子がみせた6コースからのまくりである。

 普通、最アウトからのまくりが決まるのは、中ヘコミのスリットや、スタートで1艇身ほど先制できたときがほとんどである。しかもその大半が絞りまくりだ。
 ところが濱村は、6コースからのハコまくりを決めてみせたのだ。たしかにスタートは速かったが、4~5コースがそれほど遅れていたわけではない。エンジンが出ているだけでなく、選手のターンスピードが抜きん出て速くなければできない芸当である。

 今節は「無冠の女王」淺田千亜希が注目されているが、東の「無冠の女王」も忘れてはならない。

2009_0304_0002  7レース、佐々木裕美のまくりもすごかった。

 スロー3コースからのスタートだったのだが、1~2コースよりコンマ05ほどスタートで遅れてしまう。
 スリット通過後もそんなに伸びていかない。 しかし1マークを握って回ると、あっさりと内2艇の上を叩いて独走態勢に持ち込んだのである。
 スタートで後手を踏んだことなど忘れてしまうようなハコまくり。艇もまったくバタつかず、サイドのよくかかった、綺麗なターンであった。

 一方、ほかの決まり手は「逃げ=2本、差し=2本、まくり差し=1本、抜き=1本」。ちなみに10レース(=差し)と11レース(=逃げ)の2レースは、風向きが追い風に変わっていた。

 明日以降も、風がレースを大きく左右することになりそうである。

 

●本日の進入=枠なり多し

 本日も枠なり進入多し。1・2レースでは動きが見られたし、スタ展でインを奪う選手もいた。これだけインが弱ければ、動かずに枠なりで攻めるのが正解だったのかも。

●本日の機力診断

2009_0304_0732  初日は回転を合わせ切れていない選手が多く、エンジン相場を判断するのが難しかった。が、2日を経過してようやくエンジン相場が見えてきた。

 節イチ候補は、濱村美鹿子、山川美由紀の2人とみる。

 濱村は前述のとおり3レースで6コースハコまくりを決め、10レースでは寺田に執拗に喰らいつくツケマイ連発をみせた。行き足から伸びが良く、好素性の36号機を上手く仕上げてきている。

 山川も行き足から伸びが強い。ただし回り足はイマイチで、ターンで少し暴れるところがある。ここが解消できれば節イチになれるかもしれない。

 これに続くのが、淺田千亜希、西村美智子の2人。田口節子も整備で足が急浮上している。

●本日のF2選手

2009_0303_0431  昨日に引き続き、本日もフライング2本持ち選手が2勝をあげた。

 8レースは5コースの横西奏恵が、コンマ04のスタートをブチ込んでまくり差しを決める。

 このレースでは6コースにいた西村歩がコンマ01のフライングを切ってしまうのだが、それに釣られることはまったくなし。冷静に「自分は入っている自信があったし、西村は速いかも」と思っていたという。
 F2のハンデがあっても、艇界最強の女王が勝つべくして勝ったレースにみえた。

2009_0304_0244  それに対して、10レースの魚谷香織の勝利は運が味方をした部分があったように思う。

 他5艇よりもひとりだけ3分の2艇身ほど遅れるスタート。この時点でかなり分が悪いのだが、このレースから風向きが追い風に変わっていたのがツイていた。1マークで寺田千恵のまくりを警戒した濱村美鹿子が若干外へと流れ、まくり差しを入れた寺田もあまり伸びていかない。スタートで後手を踏んだ魚谷が、最内を小回りしたのが功を奏して、ここで濱村と寺田に並びかける。

 バックはこの3艇の併走。しかし寺田がライバルを濱村ひとりに絞ったため、魚谷がノーマークで内をするすると伸びてくる。そして2マークを先マイ。気づくと後続を3艇身ほど突き放していた。
 もし、向かい風のままだったら、もしスタートで遅れていなければ、もし、バックで寺田が濱村ではなく魚谷を牽制したら、この勝利はなかったかもしれない。

 2日目が終わって、予選2位・3位がF2選手というかなり珍しい状態になっている。さすがに6着3本の岸恵子はキビしいが、予選25位の宇野弥生にもまだまだチャンスがある。明日以降もF2選手に要注目だ!

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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THE ピット――2日目午後の明暗

2009_0304_0443  6レース。池田浩美が6着に敗れて、少々苦しい立場になってきた。レース後にもエンジン吊りを手伝う選手たちの輪には重い空気が漂っていた気がするし、レース直後は池田浩美本人も、放心状態とも受け取れるような顔つきになっていた。
 ただし、まだまだ終戦というわけではないのだし、ここで気持ちを切り替えられないような選手ではないのはもちろんだ。昨日から3・6・6着となっている平山智加にしても、自分のレースが終わったあとからすぐに試運転を繰り返していたが、池田浩美もやはり、モーターをチェックしたあとにはすぐにペラ調整を始めている。
 そのときに寄り添うようにしていたのが普段から仲がいいという宇野弥生だったが、それが良かった部分もあったのか、池田浩美の顔には笑みが浮かぶようにもなっていた。

2009_0304_1105  このレースで勝利したのは“癒し系”ともいえる新田芳美だったが、レース後、公開インタビューに向かおうとしているときには、笑みのひとつも浮かべず、疲れ切っているような顔をしているように見えたのは意外だった。
 その表情はたまたまのものだったのかもしれないが、インタビューから戻ってくると、すぐに試運転に出て行く準備を始めたのだから、少しも休もうとはしてないわけだ。そして、水面と空模様を見ながらしばらく考えていたあとには、考え直したようにプロペラを外しだしたのだから、さながら「考える人」のようだった(その後、10レースで6号艇4着)。
 見かけの印象とは異なるそうした動きを見ていて、フツーの癒し系とは違った意味で、こちらも癒されていたものだった。

_u4w1499  続く7レースでは佐々木裕美が1着! 今年の地区選では3勝しているが、女子王座では04年多摩川以来となる5年ぶりの勝利を挙げている。
 レース後には、向井美鈴がその手を引っ張り、ピットに導き、同期の田口節子も嬉しそうに声をかけていた。勝利者インタビューの話によれば、このレースでペラ交換したのがよかったのかもしれないとのことだが、そのペラはもともと田口に原型を作ってもらったものを、自分なりに叩いて仕上げていったものだという。そんなところにもブランクを埋めるための応援をしようとする同期の絆が感じられるものである。
 インタビュアーが「凱くんも見てますかね?」と聞くと、「いや、保育園かな」とニッコリ! その笑顔がまた最高で、見ていることちらも嬉しくなってきた。

2009_0304_0226  また、その7レース後には、ピット内を走っている日高逸子の姿を初めて見かけた。
 7レースでは6着に敗れていたが、だからというわけではなく、次のレースが11レースであるため、時間を惜しんで作業をしていたということだろう。
 その11レースでは1号艇でしっかり勝利をものにしている。
 朝のリポートにも書いたことだが、ピットの空気をつくっているのは、ベテランたちだな、という印象がまた強くなってきた。
 どこからをベテランと見るかの境界は難しいところだが、日高しかり、新田しかり。渡辺千草や山川美由紀、谷川里江らの作業ぶりは見ていて本当に気持ちがいい。

_u4w1831  そんなことを改めて感じていた頃の8レース……。
 女子王座初出場の若手の一人、6号艇の西村歩が、フライングに泣いた。
 その隣りできわどいスタートを切っていたF2持ちの5号艇=横西奏恵のスタートは04で残っており、見事なまくり差しを決めたのだから、その明暗はくっきりと分かれた。
 ピットに引き揚げてきた西村歩からはやはり悲愴感が漂っていたものだったが、ここはしっかり気持ちを切り替えて、水神祭勝利を目指してほしいものである。
 また、同じ西村の名前でも、初日に水神祭をあげて、今日は12レースに大抜擢された西村美智子は、もつれたレースのなかでも2着に入っているのだから、目が離せない存在になっている。

2009_0304_0260  さて、私はこの記事をUPすることでNIFTYでの任務を終了し、引き揚げることになるのだが……、そうであればだ。やはり彼女に別れを告げておかねばならないだろう。彼女とはもちろん、“気になる弥生さん”こと宇野弥生である。今日は11レースの一回走りなので、レース直前やレース直後に声をかけるのはためらわれた。そのため、午後早めの時間帯に「僕は今日で帰ります」と声をかけている。
 すると、弥生さんは「えっ!?」という顔になり、「どこに行かれるんですか?」と寂しそうに訊いてきた。「いや、どこに行くというわけではないんですが、ローテーションの関係で僕の役目は今日までなんです」と説明すると、弥生さんは、「じゃあ、遠くから応援していてくださいね」と、無理につくったような笑顔を向けてきた。
「もちろんです。頑張ってくださいね」
 そう答えた私は、彼女から目を逸らすようにして、その場を後にした。ピットをあとにしながら私は思った。
 こんなかたちで終わってしまっていいのだろうか、と。
(PHOTO/中尾茂幸 +池上一摩=佐々木&西村歩  TEXT/内池久貴)


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“本紙予想”2日目後半です

 いじけ虫のKです。後半レースが近づいてきても、ウジウジといじけております、けっ。インがちーっとも勝たないし。ということは外れまくってるし。それでも意地のイン主体予想。後半はどうなるでしょうか……。

7R イン久保田の逃げに配当的妙味もありそう。日高が自在に追走。
◎久保田 ○日高 ▲細川
3連単1-45-全

8R 香川が3コースから自在に攻める。横西が腕で続く。
◎香川 ○横西 ▲中里
3連単3-51-全

9R 田口が渾身の差し。山川がカドから攻めて逆転まで。
◎田口 ○山川 ▲松村
3連単2-41-全 4-2-全

10R 濱村に逃げ切れるアシ。寺田が握って追走。
◎濱村 ○寺田 ▲永井
3連単1-35-全

11R 日高の逃げは強力。小松原の逆転にも一票
◎日高 ○小松原 ▲宇野 △三浦
3連単1-342-全 3-1-全

12R 淺田が3コースから強烈マクリ差し。池田のイン残しも、西村美もヒモに押さえたい。。
◎淺田 ○池田明 ▲西村 △香川
3連単3-146-全


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THE ピット――2日目の朝の光景

2009_0303_0586  今朝のピットも静かで、選手たちは黙々とそれぞれの作業をしていた。
 整備室では永井聖美が本体整備をしており、ペラ小屋周辺は選手の出入りが激しく、見るたびにメンバーが入れ替わっていた。
 目についた選手たちを、メモの順に挙げれば、淺田千亜希、佐々木裕美、堀之内紀代子、長嶋万記、横西奏恵、小松原恵美、池田浩美、岩崎芳美といったところ(写真は岩崎)。
 また、田口節子など試運転組も多かったし、平山智加はあいかわらずピットを駆け回っていた。

2009_0303_0318  そんな中にあって、ピットにはほとんど選手の話し声が聞こえてこないのだから、どれだけ選手が集中しているかがよくわかる。
 ただし、試運転後などの「プチ集会」はやはりあちこちで見られており、たとえば田口節子は、試運転後に、一緒に水面に出ていた細川裕子と話をすると、その直後には装着場で作業をしていた道上千夏に声をかけていき、しばしの話をしていた。
 そうした話にしても、足の具合など、仕事の話であったのはもちろんだ。

2009_0304_0195  また、昨日は「孤独な戦い」を続けていたとリポートした日高逸子にしても、今日は待機ピットで、五反田忍や加藤綾らとのプチ集会に参加していた。そうして、他の選手と話しているときの日高の顔は、当たり前のことだが、昨日のような張り詰めたものではなく、リラックスしたものになっていた。
 また、その加藤は、日高らとのプチ集会解散後には、淺田、平山とのプチ集会に参加する「ハシゴ状態」だった。
 何を話しているかまでは聞こえてこなかったが、遠目でその様子を見ていると、得られるものがあれば、なんでも吸収したいという姿勢が伺えた。

2009_0303_0621  1レース。勝ったのは5枠・垣内清美で、2着は6枠・松村昌子だったので、両ベテランが、外枠に入っていながらも結果を出したかたちになっている。しかし、さすがはベテランといったところか。レース後にしても、それほど表情を変えることもなく、淡々と作業をしていたものだった。
 また、そのエンジン吊りの際には、待機ピットでボートを移動させようとしていたベテランたちが、別のボートにぶつけそうになって、笑い声を漏らしていたが、それが今日初めてピットで聞いた笑い声にもなっていた。
 そのためもあってか、ベテランたちは、やはり余裕が違うな、という印象を強くしたものなのだ。

2009_0302_0869  その直後に見られた谷川里江と定野久恵の2ショット、あるいは大山博美、角ひとみ、寺田千恵のプチ集会も「いい感じだな」と、ベテランたちの佇まいに惹かれていると……、カポックを脱いだ川邉加奈子がミーティングルームに入っていくところが見かけられたので、彼女がまとっているようだった重い空気につられて、それについていった。
 1レースでは4号艇で5着。足そのものは悪くないはずだが、これで昨日からの成績は6着、5着。昨日に続いて今日も一回走りなので、気持ちが重くなっていってもおかしくはない。
 その川邉は、ミーティングルームで、一人立ったままモニターに映し出される1レースのリプレイ映像をじっと目を離さずゴールの瞬間まで無言で見つめていた。そして、ゴールの瞬間、ミーティングルームから出て行ったのだが、表情はそれほど変えずにいながらも、心の中ではいろんなものが渦巻いているかのようだった。
 とにかく、まずは水神祭を目指して、頑張れ、川邉加奈子! そんな思いにさせられるとともに、リプレイを見つめる目を見ていて、彼女はこれから強くなっていくだろうな、と感じたものだった。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』2日目

 むふぅ、泣け、わめけ、K記者。予想も舟券も外れたのに、3人の美女(うりちゃん、れいこさん、さくらさん)とひとつ布団に居るような恍惚感に包まれているHです。でもって、憲吾どのは召使い、みたいなw。まあ、こんなハーレム状態が続くわけもないんですけどね。3人の美女様と召使いどの、ご承知の通り極選の◎がズッポリはまるのは4年に1回のワールドカップみたいなもんですから、「外れて当然」くらいの気持ちでお付き合いくださいまし(←ビンビンのプレッシャー)
 舟券のヒントという意味で、明らかにパワー上位と思われるのは中谷(2R)、定野(3R)、中里(3・8R)、細川(7R)、山川(9R)、香川(8・12R)。勝ち負けはともかく、舟券に絡む可能性は十分だと思います。もちろんF2持ちで勝った魚谷、宇野も戦える足ですな。あ、11Rの弥生ちゃんの内には、今日もマクリ屋の三浦が……2匹目のどじょうも考えておきましょうか。でもって今日の極選はパワー云々よりも絶好の展開に恵まれそうな「詩吟の美女」で勝負。

 10R
 ①濱村美鹿子
★②魚谷香織
★③寺田千恵
◎④長嶋万記
 ⑤永井聖美
 ⑥新田芳美

 進入123/456

 銘柄級が揃って135に人気がかぶりそうな一戦。が、ここは人気の盲点になる万記ちゃんを狙ってみましょう。読み筋としては「スリットがバラける」。気合満々の魚谷ですが、F2でSから攻め続けるのは至難の業。少しでも躊躇があれば、お隣の女傑テラッチ(ペラを変えたら足が豹変しましたね)の全速ツケマイが飛んできます。が、イン濱村とて黙って引き下がるわけもなく、1マークでややもつれるのでは? こうなると、ターンセンス抜群の万記ちゃんが腰を高く突き上げての「今節はイケそうな気がするモンキー」で一撃決着。あると思いますっ!! 自力で攻めるテラッチと、差し粘るウッチー魚谷へ。

3連単★4-23-全


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本日の“本紙予想”女子王座2日目

 ども。Kです。昨日のH記者「穴・極選」、◎宇野弥生はお見事でしたね~。レースを見ながら思わず拍手してしまいました。H記者のこうしたお見立ては、私も信頼しているところであります。あります……が、ちょっと待て。いったい何なんですか、H記者絶賛コメントの数々は。たしかに◎宇野弥生は私も絶賛します。しかし、2着の渡辺千草がヌケじゃないですか。そりゃあ、私の“本紙予想”も当たってはおりません。ええ、当たってませんよ、これだけインが強いのに。H記者は極選1レース、私は全レースという、アドバンテージもわかりますよ、ええ。しかし、ヌケのH記者が誉められ……はいはい、敵は憲吾(さんぱつに行かなきゃ、今日あたり)だけじゃないのですね。いじけてる? ええ、ええ、いじけてますとも。思いっ切りいじけつつ、意地のイン主体予想で2日目も勝負します。

1R 差してもマクっても、金田が抜け出す。西村歩がイン残して続く。
◎金田 ○西村歩 ▲垣内
3連単2-15-全

2R 岸に逃げ切れるハンドルワーク。中谷が差して連対圏へ。
◎岸 ○中谷 ▲吉原 △三浦
3連単1-245-全

3R 佐藤が腕で逃げ切る。定野のアシ色確か。
◎佐藤 ○定野 ▲濱村
3連単1-36-全

4R 向井が全速逃げを決める。西村めがカドから自在捌き。
◎向井 ○西村め ▲淺田紫
3連単1-46-全

5R 永井が速攻差し決める。水口のイン残しより、田口の全速戦上位。
◎永井 ○田口 ▲水口 △片岡
3連単2-514-全

6R センター~外に好気配勢も、新田がスピードつけて逃げる。
◎新田 ○池田浩 ▲海野 △小松原
3連単1-346-全

 後半は後ほどアップします。


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2日目!

2009_0302_0461  女子王座も2日目! 初日の昨日は、前半、2枠の差しが決まりまくる一方、4枠が死に目になるという不思議な傾向が見られましたが……、後半では突如、1枠が強くなり、4枠もどんどん舟券に絡み出していったのですから、今日はどういった傾向になるのか、予測しづらいところです。
 そして、初日で飛び出した選手もいる一方、「いい枠での準優出」を考えるなら、早くも今日が“勝負駆け第1段階”となってくる選手もいるわけです。
 昨日は3着、6着で、予選順位は39位にとどまっている平山智加もそう。最若手ということもあり、ピットではとにかく忙しそうに動き回っている平山。自分の作業はもちろん、先輩の手伝いなどにも自発的にどんどん参加しているのですから、止まっているところを見たことがないくらいです。
 今日は3レース5号艇の一回乗り。とにかく舟券には絡んでおきたいところでしょう。

2009_0302_0301  また、評判のモーター4号機を引いている池田浩美も、昨日は一回乗りで5着だったため、予選順位は今のところ42位タイとなっています。
 まだまだ慌てる必要はまったくない段階ですが、本日は6レース4号艇の一回乗り。二日続けての一回乗りとなるので、今日のレースでは少なくとも手応えを掴んでおかないと、本人のなかで、不安な気持ちが生まれてくることもあるでしょう。そうした意味でいえば、やはりここが勝負どころとなってきます。

 また、12レースでは、昨日、1着・3着と結果を出してきた西村美智子が4号艇で「試金石の一戦」を迎えることになるなど、1日を通して見逃せないレースばかり!!
 とにかく本日も張り切ってまいりましょう!!
(PHOTO/中尾茂幸)


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女子王座ダイジェスト・初日

●本日の決まり手=逃げ・差し天国

2009_0303_0582  オープニングカードの1レースが細川裕子の2コース差し。2レースも西村美智子の2コース差し。さらに5レース香川素子、6レース大山博美と、前半レースで2コース差しが4本も決まる。8レースでは宇野弥生が5コースから差して、1日の差し本数は計5本となった。

 それに対してまくりはゼロ。まくり差しもゼロ。決まり手が差しになっている宇野をまくり差しに、抜きになっている魚谷香織をまくりに入れたとしても、とにかく落として内を回った選手が有利な1日となった。

 女子戦は技量差が大きいので、差しの上手い選手にアドバンテージが発生しやすい。しかし今日の尼崎で差しが強かった理由はそれだけではない。この時期には珍しい追い風が終始吹いていたからだ。

 マクリを打った艇はほぼ1マークで流れ、それを牽制した1号艇も流れる。だから落として差す艇が伸びてくる。また、気温も上がらず昼すぎまで雪がちらつく天気に、調整が難しかった面もありそう。負けた選手の多くは「回転の調整を失敗した」とコメントしている。

2009_0303_0387  ちなみに逃げは6本。
 これだけを見るとインが強く見えるかもしれないが、実際にレースを見ていた印象では数字ほどには強くない。ある程度しっかりしたスタートを決めて1マークをしっかり回らないと、2コースに食われてしまう。

 今日のイン逃げを決めた選手は、淺田千亜希、山川美由紀、寺田千恵の銘柄級や、トップスタートを決めた小松原恵美や堀之内紀代子など。やることをやって勝った選手が多い。

 明日の天気予報は向かい風。今日とは傾向がガラッと変わり、センターからのダッシュ戦が決まる可能性が高い。

 

●本日の進入=枠なり多し

2009_0303_r12_0940  なぜ動かないの? というレースがいくつかあった。非難するわけではなく、単純に疑問に思う進入が。

 たとえば5レース6号艇の山川美由紀や6レース6号艇の寺田千恵。もちろん選手が選択した作戦は尊重すべきだし、山川は6コースから2着に入っているのだが、今日の傾向を見れば内寄りコースが有利だし、動けそうなメンバー構成だったように思えるのだ。初日だから様子見的な面があったのかもしれないが……。

 そんななか果敢にコースを動いて内へと入り込んだのがグレートマザー・日高逸子だ。
 日高はドリーム戦インタビューでは進入を決めかねていた。だが本番では100mを切る2コースを選択する。100m未満の2コースなど本来なら不利であるが、3コースがF2本持ちの横西で、2コース差しがバシバシ決まる今日の流れでは、結果として不利ではなかった。日高はコンマ20のトップスタートを決めて、内容のある2着をもぎ取っている。

●本日の注目傾向=F2勢が大活躍

2009_0303_0598  あともう1本Fを切ると半年間の休場。スタートを行った選手が有利な競艇において、F2は選手にとって最大の足枷となる。しかし尼崎女子王座決定戦の初日は、F2選手の活躍がみられた。

 その代表といえるのが宇野弥生だ。
 3レースは1マークで4番手に落ちるが、そこから追い上げて3着に入線。7レースは5コースから展開を上手く突いて1着。足枷をものともせず、得点率8.00という好スタートを切ることに成功した。
 選手紹介で宣言した「覚悟を決めてきました。見ててください」はホンモノだったのだ。しかも宇野の武器である速いスタートからの1マーク速攻を使わずに、抑え気味のスタートからさばく競走で着をまとめた。たった2レースで判断するのは早計かもしれないが、宇野が一皮むけたような印象を受けた。

2009_0303_0850  同じくF2の魚谷香織も9レースで1着となった。
 前半レースでコンマ39とスタート遅れた魚谷香織も、後半9レースではコンマ15のナイスショットを入れてくる。1マーク手前で内2艇と横並びの形だったが、そこから力強いまくりを放つ。追い風なのでやや流れはしたが、スリット裏では1号艇の岩崎芳美よりも3分の1艇身ほど前に出ていた。
 その後も熾烈な1着争いは続くが、2周1マークで思いっきりレバーを落として小回りをしたのが正解。差しを狙う岩崎に差し場を与えず、ここでセーフティーリードをつけた。これでF2選手が2勝1連対である。

 今回もっとも注目を浴びているF2選手、横西奏恵は残念ながら4着に終わったが、スタートでは他の選手にヒケを取っていない。敗因は機力にあるので、調整・整備をほどこす明日以降は注意が必要であろう。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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THE ピット――初日後半「雨ニモ負ケズ」

2009_0303_0481  先にUPした水神祭記事でも書いたことだが、今日の尼崎は朝から粉雪が舞い、午後には雨も降り出してきたのだが、午前中にくらべても、ピットは活気づいてきた感がある。
 雨ニモ負ケズ……、選手たちは、びゅんびゅんと試運転に飛び出していっていたのだ。そのあとには、待機ピットのあちらこちらで「プチ集会」を開いて、互いの足の感触などを伝え合っているところもよく見かけられた。
 試運転後の集会だったのかは確認できなかったが、6レース後の水神祭直後には、淺田千亜希と田口節子のドリーム組も、かなり長いあいだ、話をしているのが見かけられた。
 淺田は朝からペラ調整を中心に作業をしていたが、見ている印象からいえば、実にリラックスできているようだった。昨日の会見では「のんびりいきます」と話していたが、仕事はのんびりではなくても、心はのんびりできているのだろう。そんな状況がプラスに作用したのか、見事、ドリーム戦を勝利している。

2009_0303_r12_0989  ドリーム戦といえば、驚いたのは6号艇の日高逸子が動いてきたことだ(展示&本番ともに2コースを奪取)。昨日の時点では、5号艇の谷川里江次第と言って、「最近のドリーム戦は、みんなが枠を主張するので無理はしない」という言い方をしていた。それはなにも煙幕を張っていたわけではなく、昨日の時点までは本当に動く気がなかったのだと筆者は思う。
 ただ、今日の日高を見ていると、例年の女子王座やSGなどとは印象がだいぶ違った。いつもは、1秒のムダを出すことも惜しむように、動き回って作業をしていることが多いのだが、今日の日高は、あまり動かず、待機ピットの端のほうで、一人で長い時間、作業を続けていたのだ。その様子は何か、“孤独な闘い”をしているようにも見えていたものだった。
 そう書くと、こじつけのようにも受け取られるかもしれないが、そんな時間を過ごしているなかで、日高は、動く決意を固めていたのではないのだろうか。明日からも日高が孤独な戦いを続けていくかはわからないが、今日のドリーム戦でこうしたレースをしたからには、決して気持ちをゆるめることのないレースを続けていくには違いない。

2009_0303_0548  さて、話を「プチ集会」に戻せば……、他に見かけられたプチ集会としては、角ひとみと淺田千亜希、垣内清美と定野久恵、横西奏恵と池田浩美、寺田千恵と横西奏恵の組み合わせなどがメモされている。そのすべてが試運転後のプチ集会というわけではないのだが、なんとなく印象に残るものがあったからこそメモをしていたわけなのだ。
 寺田と横西の話のなかでは、フライング休みは家族に煙たがられる、といった話も出ていて、その話が聞こえてきたときにはついつい笑いそうにもなったものだった。

2009_0303_0779  プチ集会というわけではまったくないが、12レースが近づいてきた時間帯にはペラ小屋で作業をしている大瀧明日香と片岡恵里の2ショットも見かけられた。2人はともに10レースに出走していたので、遅い時間までのペラ調整となったわけである。
 カンカンカンとペラを叩く音に混じって、時おり、アハハハハとの笑い声も混じっていたものだ(写真は、大瀧と永井聖美の2ショット)。

2009_0303_0677  また、朝から装着場で熱心に作業をしているのが佐々木裕美だが、無心で作業をしているようでいながらも、他の選手に声をかけられると、そのたびにニッコリ!
 池田紫乃、三浦永理、横西奏恵、香川素子らとそれぞれ2ショットで話しているところを見かけたが、その笑顔は、ハッキリいって、とびきりキュート。
 西村美智子の笑顔もいいけど、佐々木裕美もそれに負けないくらい魅力的なのである!
 笑顔評価に関しては定評がある私が言うのだから、間違いない!!

2009_0302_0565  また、佐々木裕美の笑顔を引きだした一人でもある池田紫乃といえば、昨日の時点でボートのネームプレートの片方が「池田柴」と間違えた字になっていた人物だ(片方は「池田紫」で合っていた)。
「池田柴」では、「いけだ・しの」ではなく「いけだ・しば」になってしまうわけだが、誰が気づいたのか、今日、確認してみると、左右どちらのネームプレートも「池田紫」になっていたのだから見事である。
 そのことを本人に訊いてみようとすると、“池田紫乃のことなら自分に任せて!”とばかりに池上カメラマンが、そのことを質問。“女子戦の彼は働き者だな”と感心しながら隣りで話を聞いていると、昨日の時点では「それどころじゃなかったから、気づいてなかった」というから驚かされる。
 ただ池田紫乃が言うには、こうした間違いは珍しいことではなく、出走表などでも間違われていることは過去にもあったというので、それほど神経質にはなってないとのことなのだ。
 さすがは池田紫乃である。う~ん、あなどれない。

2009_0302_0229  あなどれない、といえば、もちろんこの人……、“気になる弥生さん”こと宇野弥生だ。
 今日の弥生さんは、まず2号艇の3レースで3着に入ると、2走目となる5号艇の7レースでは見事な差しを決めて1着!
 朝のレース前に直接、話を聞いた段階では、「回転が合っていないけど、直線は悪くないと思います」とのことだった。ペラ調整で後半は乗りやすさも来たというのだから、F2の身ではあっても、あなどれない存在になってきた。
 レースから引き揚げてきたあと、愛知の先輩たちにエンジン吊りを手伝ってもらうと、ひときわよく通る声で「ありがと~ございました~」と礼を言っていたが、その声も去年とはまったく違う質のものになっていた。
 普段から仲がいいという池田浩美に声をかけられたときにも(池田姉妹とはどちらも仲がいいらしい)、西村美智子や佐々木裕美らとはまた違った素敵さでニッコリ。
 カポックを脱いで、急いでインタビューに向かおうとしている弥生さんに「いけそうですね」と、私も声をかけたが、すると弥生さんは、“あっ、内池さん……”というような嬉しそうな顔になって、「はいっ」とニッコリ!
 多くの言葉は用いなくても、伝わるものはあるということだ。姫園記者には「内池さんの記事には妄想が入ってますよ」とも言われたが、まあ、そう思いたい人間にはそう思わせておけばいい。今年の私は、ある意味、余裕があるのである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭!

Sn1_3319  2レースで勝利していた西村美智子の水神祭は、予定どおり6レース後に行なわれた。
 香川のドン、山川美由紀の仕切りによって、「いいや、やっちゃおうか」と、選手があまり集まりきっていないうちから慣行されそうになったが……、香川のスーパールーキー、平山智加が走り回ったりしているうちに、どんどんと選手たちが集結! 女王・横西奏恵もダッシュで駆けつけるなどして、結局は大賑わいの水神祭になっている。
 尼崎競艇場のボートリフトは特殊なタイプのため(高い位置には上がらないタイプ)、水面際からの「低めの投げ込み」となったが、ウルトラマンスタイルで担ぎ上げられると、「イチニの~サ~ン」でドボーン!! 空中で前転するようにして頭から落ちていったのだ。

Sn1_3346  今日の尼崎は、朝から粉雪が舞っていて、この水神祭のときには冷たい雨がしとしとと降っていったのだが、水面から上がってきた西村美智子は、寒そうにもしないでニッコリ!
 う~ん、さわやか! 西村美智子はやっぱりいいぞ……な感じであったのだ!!
 某池上カメラマンなどは「これで、西村美智子みんなの人気者になっちゃう……」と、独占欲を露わにしながら残念がっていったほどである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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“本紙予想”女子王座初日・後半ですよ

 どもども。Kです。後半は1号艇がますます強力だなあ。というわけで、やっぱりイン主体の予想で攻めます。

7R 海野が全身全霊で差し切る。渡辺のイン残し本線も、三浦のカド攻めも。
◎海野 ○渡辺 ▲三浦
3連単2-14-全

8R 平山がカドから強烈ターン。加藤に展開突けるアシ。
◎平山 ○加藤 ▲堀之内
3連単4-51-全

9R 岩崎が逃げて突き放す。中谷が地元の意地で展開突く。
◎岩崎 ○中谷 ▲魚谷
3連単1-43-全

10R 寺田がプライドにかけても逃げ切る。大瀧のカド戦を本線に。
◎寺田 ○大瀧 ▲片岡
3連単1-46-全

11R 山川は機技ともに上位。エース機西村めの差しを本線で狙う。
◎山川 ○西村め ▲池田浩
3連単1-23-全

12R 淺田がスピード乗った逃げで外を封じる。濱村の巧ターンが本線。
◎淺田 ○濱村 ▲横西 △田口
3連単1-423-全


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THE ピット――初日前半、静かで熱い開戦!

2009_0302_0862  開会式後のピットの動きは慌ただしかった。整備室、ペラ小屋、装着場と、あちこちで選手は作業をしているが、しゃべっている選手は少ないため、回転数をチェックしている選手のモーターが発するエンジン音が、ブルブルブル!っと、静かなピットに鳴り響く。
 1R前、熱心に回転数チェックをしていたのは永井聖美で、整備室で本体を整備していたのは田口節子、ギアケース調整をしていたのは谷川里江に池田明美だった。

2009_0302_0343  ペラ小屋では、後ろ姿が多くて誰なのかが確認できない選手もいたのだが、金田幸子や佐々木裕美、三浦永理など十数人の選手が固まって作業をしていた。
 ちなみに書いておけば、昨年の女子王座では元気がなかった“我らが金ちゃん”こと、金田は、今節、なかなか元気そうに作業をしているので、ひと安心である。

 1Rが始まる頃、レースをモニターで見るため、ピット内のミーティングルームに行ってみると、選手たちも何人もモニターを見ようとしていた。
 レース直前、三浦がミーティングルームに入ってきて、椅子に座ると、「エリ! それ、私のバナナなんだから食べないでね」との声。誰かと思えば、「黒地に鯉」という男前なジャンパーを着ていた山川美由紀だったのだから、さすがである。
 何がさすがなのかは書いている私自身、よくわからないのだが、「それ私のバナナだからね」と山川美由紀は繰り返して、釘刺し!
 決して恫喝しているわけではないのだが、笑い混じりのやさしいその声は、貫録十分だった。

2009_0302_0712  1レース。2号艇の細川裕子が差しを決めて、1号艇の長嶋万記が2着に敗れると、女王・横西奏恵は「(開会式の詩吟はよかったけど)、レースはすべったね」と長嶋に声かけ。その際は苦笑していた長嶋だったが、その後は気を取り直したように、元気に作業をしていた。
 浜口京子似の長嶋には笑顔が似合う。
 今日は9レースもあるので、この後も、気合いで頑張れ!

1r0017003  2レースでは、好機を引いてやる気を見せていた2号艇・西村美智子が、GⅠデビュー戦でいきなりの水神祭勝利を決めてみせた!
 四国勢や、リポーターの都築あこちゃんに祝福されて、最高の笑顔! ……この写真は、あこちゃんに向けられた笑顔を、後ろから盗み撮りした1枚である。
 水神祭は、2走目の6レース後に行われることになるものと予想されるが、この勢いで、バンバンいっちゃってください……と応援したい。

(PHOTO/中尾茂幸+内池=西村美智子のみ  TEXT/内池久貴)


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もうひとつのメインディッシュ・開会式!

 満開のクライマックスへの序章、開会式。赤いビロウドがかかった階段からステージへと降りてくる52人の女子選手は、まるでお雛様のようでした。アイキャッチ照明の効果がかなりあるようにも思うのですが、やはり大舞台に挑むアスリートの姿は綺麗です。

 女子王座決定戦のメインディッシュはもちろんレースですが、開会式ももうひとつのメインディッシュといえます。開会式のためにネタを練ってきた選手がいれば、周りの人への感謝を告げる者、自分に気合を入れてテンションを上げようとする者など、今年もさまざまな選手がおりました。

2009_0303_0006 平山智加

「平山智加の存在感をアピールしたいです!」

 前回の女子王座決定戦では存在感がまったくなかったという平山選手。
 今年ももっとも登録番号が若い選手ですが、すでに存在感は十分にあるように思います。1レースも3号艇ながら、1番人気でしたし。

 ただ平山選手が思っているのは、もっと上の存在感なのかもしれません。たとえば「女王」と呼ばれるような。

すでに存在感は十分にあるように思いますが、レースでさらに存在感を増していくことでしょう。

 

2009_0303_0014 魚谷香織

「選手になって4年、いまだにエンジンを引けないうっち~で~す。(言ったこのあと、おおいに照れまくる)うっち~、一生懸命走ります」

 自分で言ってて、何だか恥ずかしくなったのでしょうか。おおいに照れまくっていました。

 でも照れる姿がカワイイ。妹系好きの男性なら、照れる表情だけで丼飯3杯はイケます。

 その上、声までカワイイ。萌え系好きなら、彼女の声だけで丼飯5杯は(以下略)。

 どうでもいい話ですが、内池記者は「何でオレのニックネームが呼ばれているんだ」と思ったとか。

 

2009_0303_0051 長嶋万記

吟じます。

フライングしそうになってぇ~~、
握ってるスロットルレバーは離すときぃ~~、カレシに逃げられたような気がするぅ~

長嶋万記の腰の高いモンキーターンを~~ 尼崎のお客さんが見てたらぁ~~
今節イケそうな気がするぅ~~

 ウマい! 天津・木村のエロ詩吟ですな。

 とくにひとつめに吟じた詩は、女子競艇選手のレースとカレシへの心情を吐露しながら、ほのかにエロさも漂ってくるという秀逸なデキ。あると思います!水面でもファンを「ウマい」と唸らせるレースを見せてください。

 

2009_0303_0078佐々木裕美

「この舞台に帰ってくるまでに5年の月日が経ちました。私を支えてくれるすべての人にがんばります」

 声をつまらせ、語り切ったのは佐々木選手でした。目に涙をためているようにも見えました。

 夫の坂谷選手が殉職されたのは、2年前の女子王座決定戦の前検日。選手紹介の舞台に立った佐々木選手の心の中には、いろんな思いが行き来していたのでしょう。

2009_0303_0137  横西奏恵

「F2本持ちになりましたが、気持ちだけは負けません。2連覇目指してがんばります」

 前節の大村GⅠ準優で勝負に行った結果、横西選手はフライング2本持ちになってしまいました。

 しかし、奇しくも99年の尼崎女子王座はF2の身で6コースマクリを決めています。女王・横西選手なら、このハンデを背負っていても、かなりヤレるような気がしてなりません。

 横西ファンも、アンチ横西の穴党も、とりあえずは12レース・ドリーム戦に注目です。

2009_0303_0160  淺田千亜希

エレガンス淺田です。前夜祭では内緒にしている女の分を見せてしまいました……。服だけかぁ!?」

 前検日の会場入りの洋服も、何か色気を感じさせるものでした。鎖骨が見えているから、そう感じるのかなぁ……。

 とはいえ、中尾カメラマンも「今節の淺田選手には、何だか色気が漂っている」と語っていました。何か精神的な充足があるんじゃないでしょうか。

 

2009_0303_0168  岩崎芳美

吟じます。
去年の前夜祭でぇ~~
一休さんでスベったことを考えたらぁ~~
今年もスベりそうな気がするぅ~~

 はい。本人の予感どおり微妙にスベってました。
 私判定では、ネタがかぶった長嶋選手にも5艇身ほど引き離されていたような気がします。
 ま、開会式でスベっても、レースで受けりゃあいいんですよ。と思ったら、

水口由紀

万記ちゃんはアリだと思いますけど、芳美ちゃんはビミョー」

 あ、ファンの思いを水口選手が代弁してくれましたね(笑)。

2009_0303_0187 道上千夏

ワシが愛媛の道上(みちがみ)千夏やぁ!
道上(どうじょう)洋三とちゃうでぇ!
(中略)
そやけどウチは4R2号艇やぁ。
池田紫乃さんよ、ワシから逃げられると思うなよぉ!

 ミナミの帝王ならぬ、エヒメの女王が尼崎に登場。池あらため、道上千夏選手です。

 ちなみに道上洋三とは関西では知らない人のいないほど有名な、元アナウンサーのラジオパーソナリティーです。たぶん字ヅラだけを見ると、「どうじょうさん」と呼ばれるんでしょうね。

 ミナミの帝王といえば、逃げる人間に追い込みをかける高利貸し。エヒメの女王は、逃げる選手を捕まえることができるのか。

 できれば全部紹介したいのですが、さすがに書く時間が足りない。印象に残ったものをいくつかピックアップして、登場順に紹介してみました。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・H2)


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H記者の『穴・極選』初日

 はい、平和島周年は皆勤賞で72Rを打ちまくり、的中わずか4本ながらプラス15万円(←270倍など、ひとり勝手極選が随所に的中。憲吾どの、うりちゃん、hiyoちゃん、すまんっす!)と好調だったHです。優勝戦までは……(←赤岩=廣瀬で帯封を狙って轟沈、終わってみれば残金は3万円を割っておりました)
 さあ、今節も穴穴アナで攻めたてましょう。3日目までは東京での居残り予想、4日目から現地で大暴れする予定です、ヨロシクッ! 今日の極選は、「覚悟の美女」で勝負。

 7R
  ①渡辺千草
★②海野ゆかり
  ③佐藤幸子
★④三浦永理
◎⑤宇野弥生
  ⑥五反田忍

進入123/456

 このサイトで1番人気?の弥生ちゃん。「なんだ、お前もか!?」と思われるでしょうが、私はあくまで博打打ちとしてこのF2選手に白羽の矢を立てます。根拠は、開会式での「覚悟を決めてきました。見ててください」というコメント。並々ならぬ気迫を感じました。この覚悟を本物と信じるなら、狙うは初日しかない。ここで勝たれたら、明日からはそれなりの人気になりますからね。展開的にもマクリ屋・三浦に乗ってのマーク差しという光景が浮かびます。弥生ちゃん、自信と根性で逆境を克服してみなさい!!(←追記/前半はしっかりS踏み込んでの3着でしたね。これなら、7Rも行けるはず)

3連単★5-24-全


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本日の“本紙予想”女子王座初日

 ども。Kです。今節も本紙予想は私の担当。憲吾(さんがつですよ、今年も)をはじめ、皆様がひれ伏すような大儲けをして、次の総理杯につなげる予定です。今節もどうぞよろしく。
 我が“本紙予想”は、ひたすらイン主体の予想であります。女子戦は決してイン優勢ではありませんが、しかし尼崎はインが強い。水面特質を重んじつつ、きっちり的中数を稼いでいく所存でございます。

1R 長嶋がオープニングを華々しく逃げ切る。逸材・平山が続く。
◎長嶋 ○平山 ▲栢場
3連単1-36-全

2R 全速戦魅力の五反田はイン戦も強い。魚谷のカド戦も脅威。
◎五反田 ○魚谷 ▲西村美
3連単1-42-全

3R 前検の気配いい小松原の逃げで鉄板。加藤がカドから自在に。
◎小松原 ○加藤 ▲中谷
3連単1-43-全

4R エース機・西村めが全速マクリ差し。岩崎が力で上位に。
◎西村め ○岩崎 ▲池田紫
3連単5-61-全

5R 気配いい香川の差しハンドルが鋭敏に。片岡のイン残し本線。
◎香川 ○片岡 ▲山川
3連単2-16-全

6R 佐々木が渾身の逃げで女子王座復帰戦を飾る。アシいい西村美を本線に狙う。
◎佐々木 ○西村美 ▲寺田
3連単1-56-全

 後半は後ほどアップします。


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初日!

2009_0302_0144  つ、つ、ついに、女子王座決定戦が開幕! 尼崎競艇場は午後から雨が降るとの予報になっていますが、現在のところは雨雲は出ていません。
 この後、9時40分から開会式! そして10時35分から1レースのスタート展示が始まる予定となっており、このNIFTYでも「開会式リポート」「レース予想」「ピットリポート」と随時アップしていくことになるのはもちろんです。
 初日といえば、メインイベントはもちろんドリーム戦! 選考順位(勝率)上位6名が選ばれているので、優勝候補揃いの一戦であるのは当然。今節の行方を占うようなレースになることでしょう。
 その1号艇は“無冠の女王” 淺田千亜希。今年の淺田は、会場入りのときからちょっと雰囲気が違う気がします。

 あっ、6Rと9Rの発売中には「アニマル浜口&浜口京子」親子で気合いだ! トークショーも「大屋根下特設ステージ」で行なわれます。浜口京子といえば、長嶋万記のそっくりさんとしても有名ですが、その長嶋は、1Rの1号艇で出走。バリバリの気合いでレースに臨んでくれることでしょう。
(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――前検日、それぞれの表情

2009_0302_0589  本日の午後は、「午前の入り待ち時」とはまた違った“記者の目”となり、前検ピットにおける選手たちの様子をじっくりと見ていた。
 あの子、初めて見るけど、かわいいなあ――などという感想を持つこともないことはないのだが、そういうことも含めてしっかりと「選手としての個性」を読み取ろうとしていたわけなのだ。
 SGや新鋭王座とはまた違ったピットの雰囲気……。隣で作業をしている選手と話をしたり笑い合ったりすることはあるのだが、基本的にはそれぞれが無口に作業をしている。選手同士が小声で話をしている場面に遭遇しても、聞こえてくる話をそのまま聞いていていいのか、目を逸らすような感覚で耳を逸らすべきかと悩まされたりもするものだ。
 特訓開始前に、作業をしながら話をしているところを見かけた組み合わせとしては、谷川里江と定野久恵の「60期コンビ」や、香川素子と平山智加の「ある意味香川コンビ」、池田紫乃と西村歩の「特に関係性は思い当たらないコンビ」などが挙げられる(写真は西村歩)。
 女子リーグ通の池上カメラマンによれば「紫乃さんはみんなに愛されているお姉さんキャラです」とのことだった。

2009_0302_0360  池上カメラマンには「どうです? 気になる選手はいましたか?」と訊かれたので、「今年初めて見たW西村(歩&美智子)もいいし、加藤綾もいいね」と答えると、「何を基準に、いいねって言ってるんですか?」と、まるで私が中年オヤジであるかのように責められてしまったが……、いやいやそういうことじゃない(いや、たしかに中年オヤジではあるのだが)。
 たとえ、その「いいね」の中にルックスの要素が多少は入っていても、そのルックスの中には「選手としての人間的な部分」が含まれているのは言うまでもないのだ。
 加藤綾の凛とした感じも好感が持てたし(写真は加藤綾)、西村歩のカメラマン慣れしてない初々しさも好感が持てた。多くのカメラマンから撮影リクエストを受けていたが、そのたびにそれに応じていながらも愛想らしい愛想はまったく振りまけずにいたことが、西村歩の生まじめさを物語っているようだった。
 そのように、直接、言葉はかけてみなくても、遠目で見ていることだけでも、なんとなく汲み取れる個性というものはあるものだ。

2009_0302_0242  ちなみに池上カメラマンは、西村美智子に対して、モーターへの感触を訊いていたが、そのとき西村美智子は「悪くないと思います」とニッコリ。
 池上カメラマンは、私のような中年とは違った爽やかさを見せながら、「いいモーターだもんね」的に、執拗に言葉を掛けていたのだが、それでその気になったのか、西村美智子は、さらにニッコリ笑って「頑張ります!」。
 男目線でいえば、その素直さがかわいいし、記者目線でいえば、その言葉がなんとも頼もしいわけなのだ。

2009_0302_0522  頼もしいといえば、ピットでやけにニコニコしているような気がしたのが海野ゆかりだ。海野の場合は、これまで何度も女子王座やSGのピットでその姿を見ており、「いい雰囲気」に見えることが多いタイプの人だということはわかっていたが、今節の海野は、このピットにいること自体が嬉しくて仕方がないという感じだったのだ。
 顔見知りの整備員さんの姿を見かけると、突然、おらおらおら!とモーター架台を押しながら突進していき(念のために書いておくと、実際に「おらおらおら!」と声を出していたわけではない)、モーター架台で轢こうとしていたくらいなのだから、見ていて気持ちがいいくらいの明るさだった。

2009_0302_0054  初日ドリーム戦出場選手についてはスタート特訓後に共同記者会見が行なわれているのだが、にこやかな表情になって「好感触」を口にしていた選手はいなかった。
 日高逸子は「あんまり感じは良くなく、フツー」と言い、田口節子は「乗り心地は悪かったし、前に行く力強さもなかったけど、置いていかれる感じはなかった」と話していたが、6選手の言葉を総合すれば、横並びに近い状態で、突出した選手は出ていないといった感じのようだった。
 そのなかで強いて好感触組を挙げるとすれば、谷川里江と濱村美鹿子の2人ということになるのだろう。濱村の場合は、「みんなと変わらない感じだけど、レース足に(素性の良さが)出るんだと思います」という言葉だったが、谷川は「最近良くないのが続いていたので、今日は良いほうに感じました」と言っていた。

2009_0302_0497  また、淺田千亜希が「これまで勝とうと思って来ていて勝ててないのでのんびりいきたい」と言えば、今節への意気込みを訊かれた谷川は「意気込みは……とくにないです。最近良くないので、気分は下がっているんですけど、その下がった状態でやってみるのもいいかなとは思っています」と同じようなことを言っていたのも興味深い(共同記者会見は、選手一人ずつ行なわれている)。
 田口にしても「エンジン、悪いの引いちゃったんで、気楽にいきます」と話していたが、そんなマイペース組が大きな結果を出してきそうな予感もするものだ。

2009_0302_0635  なお、今節の大本命ともいえる“女王” 横西奏恵は、「V4を意識しますか?」と訊かれて、「それはとくに意識しませんが、優勝は狙っていきたいと思います」と言い切った。
 そして、今日のピットでは、とりあえず言葉は交わさなかった“気になる弥生さん”こと宇野弥生は(言葉は交わさなかったが、アイコンタクトは交わした)、最終組である自分のスタート練習を終えた直後に、そんな女王の頭を、ぐしゃぐしゃって感じで、いじっていた。
 それは、仲がいいからできるおふざけには違いないのだけれど、それをしたのが、自分自身のモーターに対する好感触のためなのか、焦燥の裏返しだったのかは判断しにくいところだ。去年のような苦しむばかりの弥生さんの姿は見たくはないのだけれども。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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女子王座・前検チェック……は難しい

 ……………………。
 尼崎の水面を見つめながら、じっと考え込んだ。
 うーん……言葉が出ない。昨年の津・女子王座でも前検は足合わせを担当したワタクシ、あのときも似たような心持ちになったような気がして、昨年分の記事を確認したら、やっぱりその通りだった。
 難しい! 非常に難しい。試運転を最後まで見てもぼんやりとしか浮かんでこない機力俯瞰図。手元に残ったメモを眺めても視界は開けず、荒れ気味になってシワだらけの水面に目を向けたところで事態は変わらず。思わず頭を抱えたくなったのだった。女子王座の前検診断って、難易度が高いのかしらん。
 ひとつ原因らしきものがあるとしたら、足合わせ自体の少なさであろう。SGや他のGⅠに比べて、単走での試運転が多かった。いや、正確に数えたわけではもちろんないけれども、メモに記されたマッチアップの数が明らかに少ないのだ。また、荒れ気味の水面がターンしづらくしているのか、ホームで合わせていた艇がターン後に離れてしまって足合わせにならない、という場面もSGや他のGⅠ以上に見かけられた。横の比較に用いることのできる材料は、明らかに不足していた、と言うしかない。

 はい、タップリと言い訳をしたところで、前検診断。わずかな手がかりから見えてきたあたりを記していこう。あ、ちなみにドリーム組が1班で、4班までが前半組。登番3140佐藤幸子が2班1号艇で、3611岩崎芳美が4班6号艇。後半組は5~9班で、5班と6班が5艇立て。足合わせは前半組と後半組で完全に分かれて行なっておりました。
2009_0302_0166  まず前半組。真っ先に試運転に飛び出したのは福島陽子だったが、寺田千恵にやや劣勢。その寺田が、それ以外はほとんど劣勢で、すなわちこの二人は苦しそう、ということになる。テラッチのモーターは前節で転覆しており、その影響がありそうだ、と中尾カメラマン情報。本日、さっそくギアケースを交換しているので、明日の気配に注意したい。
 1班ドリーム組は田口節子と濱村美鹿子以外はあまり足合わせを行なわず。その田口は、吉原美穂子よりやや強く、濱村よりやや弱く、という感じ。濱村は、山川美由紀よりやや弱めと見えた。あと、漠然と、だけど、横西奏恵がやや苦しそうに見えたなあ。ただし、足合わせは久保田美紀との1回のみ(これは明らかに劣勢)。信頼度については、我ながら自信はないけど。
2009_0302_0170  前半組でハッキリと強めだったのは、山川美由紀。また、山川以上と見えたのが小松原恵美。小松原は、濱村との足合わせでハッキリとやっつける気配を見せていて、番付をつけるなら、今日の段階では横綱評価だ……って、去年も小松原を同様に評価していたなあ。大丈夫か?
 後半組。まず、4号機を引き当てた池田浩美。多少の先入観を否定しないが、さすがに気配はよかったと思う。足合わせでもまず負けるところはなく、単走時にも軽快に見えた。その池田と互角だったのが香川素子。池田浩がやっつけた五反田忍と互角だった足合わせもあったが、ターン回りは上々と見えた。2連対率ナンバーワンの58号機を引いた西村めぐみは、可もなく不可もなく。
2009_0302_0215  足合わせ2本で2勝は栢場優子。ただし、その相手が川邉加奈子、宇野弥生と、誰と合わせても劣勢だった面々。それだけに、どこまで信頼できるかは若干疑問だ。川邉と同期の長嶋万記も足合わせでは気配が足りず。同じく同期の三浦永理はそれほど悪くなさそうに見えた。91期たけし軍団は、前検段階ではちょっとした明暗。
 女子王座初出場の95期生、加藤綾と西村美智子が軽快なアシ色を見せていた。足合わせは誰と合わせてもほぼ強めで、両者による足合わせは2度あって1勝1敗。機力的には、台風の目になる資格は十分あると見た。

2009_0302_0216  整理しよう。前検段階で私がピックアップする選手は以下のとおり。
 小松原恵美/山川美由紀/池田浩美/香川素子/加藤綾/西村美智子
 3Rが1号艇・小松原、4号艇・加藤。責任もって勝負したいと思います。

 といったところで展示タイムが届きましたぞ。ベストテンだ。

1 定野久恵 6.61
2 佐々木裕美 6.63
  平山智加
4 福島陽子 6.64
  海野ゆかり
  西村美智子
7 魚谷香織 6.66
8 山川美由紀 6.67
  細川裕子
  川邉加奈子

2009_0302_0160  えっ、川邉!? 西村と山川が入っているのはいいけど……。なお、次点11位が池田浩美である。
 ワーストもいこう。

中里優子 6.88
道上千夏 6.85
水口由紀
松村昌子 6.83
宇野弥生

 気になるのは、このうち3人が4班である、ということだ(中里、道上、水口)。ホーム追い風がちょっと強めに吹いた時間帯で、すなわち展示タイムを計測するバックはちょっと強めの向かい風だったわけです。逆に言えば、風が弱まっていながらここに名を連ねた2人が心配ではあるが。ちなみに、もっともバック向かい風が強かったのは6班。池田浩美が6班6号艇であった。また、ラストの9班時はそれほど強くないが、一瞬ホーム向かい風になった時間帯。ここに好タイムの選手が何人かいるぞ……。
 というわけで、展示タイムは計測した時間帯で大きく変わってもくる。あくまで参考程度にしておいたほうが無難だ。私はとりあえず、自分の見立て通りに明日は狙ってみることにします。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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モーター抽選!

 今回の抽選は、ガラポンから1mも離れていない場所での取材に成功。こんなに至近で抽選の模様を眺めたことはこれまでにはなく、改めて興味深く選手の様子を極近で見ることができたのだが、選手によってガラポンの回し方もずいぶん違うものですなあ。
2009_0302_0181 ●ボートのガラポンは右手で、モーターのガラポンは左手で回した=西村めぐみ
 選手から見て、右側にボートの、左側にモーターのガラポンがあったため、こうした順番になったのか、それともいつもボートは右手、モーターは左手で回しているのか、あるいはまったく意味がないのか、それはわからない。とにかく、ボートとモーターを違う手で回したのは西村めぐみと池田明美(回した手は西村と逆)のみ。ふ~ん、と感心していると、西村が引いたモーターは58号機であった。おぉ。2連対率ナンバーワン!
2009_0302_0167 ●ガラポン回し過ぎ=寺田千恵
 ぐるぐるぐるぐるぐるぐるぐる……どんだけ回すんじゃい!? オブザーバーを務めた選手班長の日高逸子からもツッコミが入るほど、ぐるぐるぐるぐると何度も回していたテラッチ。モーターもボートも、ともにしつこいほどにぐるぐる回し、ガラポンの機械がキシキシと異様な音を立てるほどであった。「しつこい?」、はい、しつこいと思います。
 で、ようやく回し飽きて、いよいよ玉を出そうというときに、「とりゃっ!」と気合を入れたテラッチ。引いたモ-ターは51号機。おっ、いちおうベストテンに入っているモーターだ。
2009_0302_0163 ●何かを念じながら回す=谷川里江
 モーターのガラポンを前に、ふふっと小さく微笑んで、何事かを呟き始めた里江姐さん。
「たまにはいいのを引かせてちょーだいっ!」
 だはは、かわいいぞ。出てきた玉は「2」。2連対率は8位、GⅠ近松賞では白水勝也が準優まで行っている。けっこういいのが引けたんじゃないっすかね?
2009_0302_0182 ●番号を確認する前に去る=濱村美鹿子
 さくさくっとガラポンを回して、係の人が番号を読み上げる前に席に戻って行ってしまった。運なんかには左右されないわよっ! という潔い態度に見えたがどうか。濱村が去った後に読み上げられた番号は「36」。2連対率40%超! B級が乗った節が多いのにこの成績ということは……間違いなく素性はいいはず。そうそう、抽選取材を終えて帰ろうとしたとき、最後列の選手のイスとソファの間隔が狭く、デヴな私はそこを通るのを諦めようとしたのだが、さささっとイスを引いて通してくれたのが濱村美鹿子でありました。バンビのこの優しさが魅力ですね。
 印象に残った数人を紹介しましたが、ガラポン回しにも個性はあらわれる。それを眺める楽しさを味わえる幸運に感謝します。

 ではでは、注目機を手にした選手を。
4号機……GⅠ近松賞で田村隆信が8戦7勝のぶっちぎりV!=池田浩美
58号機……2連対率ナンバーワン。近松賞では市川哲也が準優へ=西村めぐみ
21号機……2連対率3位も、2着が多いヒモ型=中里優子
6号機……2月新鋭リーグで毒島誠が優勝戦1号艇=川邉加奈子
36号機……B級乗艇多いが、2連対率40%超=濱村美鹿子
32号機……2連対率40%超、新鋭リーグは進藤侑が準V=松村昌子
46号機……2連対率は約40%で第7位=長嶋万記
2号機……近松賞で白水勝也が準優の2連対率8位=谷川里江
60号機……2連対率9位も、圧倒的なヒモ型=佐々木裕美
47号機……近松賞で田中信一郎が優出=魚谷香織
57号機……正月のオール女子で寺田千恵が優勝=片岡恵理
38号機……昨年12月女子リーグで海野ゆかりが優勝=岩崎芳美

2009_0302_0193  池田浩美が4号機を引いた瞬間、抽選会場はざわわ、ざわわ、ざわわ。その素性は誰もが知るところ、そして誰もが引き当てたいと狙っていたモーターだったのですね。池田は「引いちゃったぁ!」と頬を紅潮させつつ、姉の明美、定野久恵のもとに。明美も定野も嬉しそうだ。
2009_0302_0184  一方、番号が読み上げられた瞬間、「あーあ」という声が漏れたのは横西奏恵。「あーあ」の主は岩崎芳美だった。横西の引いた33号機は、2連対率33.5%。ため息が出るほどの数字ではないけれども、何かよからぬ情報があるのかもしれない。大本命に苦戦の予感か?
 なお、尼崎のモーターは昨年4月に初下ろしで、約1年使っている。相場はほぼ固まっていると見るべきで、上位モーターを引いた選手はアドバンテージを手にしたということか……。このあとの足合わせでも、注目してみてみることにしましょう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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選手たちが到着! 弥生さんも到着!!

2009_0302_0027  尼崎競艇場の正門前には、コンサート会場のようなファンの人垣ができていた。私がその場に行ったのは、10時10分頃……。SGなどでは、会場入り第1号が10時半頃になることが多いので、それでも早いくらいかと思っていたのだが、ちょうどこちらの到着と同時に一人の選手が到着。スススッと人垣を越えて正門をくぐってきたかと思えば、そのままスススッと競技本部のほうへと向かっていったのが吉原美穂子だった。
 は、早い! 入りの時間も早ければ、動きも早い……ということで、吉原の前にすでに競技本部に入っている選手はいないかと確認してみると……、やっぱりいました。それは海野ゆかりと角ひとみの広島コンビ!! そのため、残念ながら、この2人のお顔は確認することができませんでした。
 その後、選手たちは続々登場! ほとんどの選手は正門前手前でまずファンにつかまっていたのだが、早い時間帯でいえば、そのなかでも、なかなかファンから解放されずにいたのは濱村美鹿子や堀之内紀代子などだった。

2009_0302_0032  しばらく経つと、以前に取材したことのある渡辺千草が入ってきたので、「おはようございます」と声をかけてみたが、そのとき手にしていたコンビニ袋の中に入っていて雑誌が目に入り、「ずいぶん男前な雑誌を持ってますね」と言ってみた。
 その雑誌とは『週刊現代』だったのだが、「ちょっと気になる記事があって」と渡辺千草が読み上げた見出しは、「WBC原監督の蹉跌」というもの。
「どこでつまずいたんだろうと思って……」と続けたのだから、かなりの野球通なのだろうか?
 ……漢字検定能力も高いのがよくわかった。

2009_0302_0141  正門前では、何ブロックにも分かれてファンが群がっている状態となっていたが、そのなかでも不思議な光景として映ったのが、そのうちの2か所では、ファンが「縦一列」に長蛇の列をつくって、即席サイン会状態になっていたことだ。
 誰かが率先して、列をつくるようにと呼びかけたのか、自然にこれができたのかはわからなかったが、競艇ファンのマナーの良さがこんなところにもしっかりとあらわれていたわけだ。
 そして、その2列の先にいたのは佐々木裕美と魚谷香織だ。
 なるほど!! その人気の高さもたしかに頷ける2人といえよう。

2009_0302_0119  だがしかし! 人気の高さでいえば、この2人には負けないのが宇野弥生だ。なにせ、私が正門の前に来て間もなく、正門よりかなり離れたところでファンに囲まれているのを発見していたのだが、そこからなかなか進んでこられなかったようで、競技本部入りしたのは、ほとんどシンガリに近い状態になっていたのだ。
 そしてである。ここがちょっとムフフなところだが、このNIFTYを見ていただいている皆さんは、昨年の私が、“とてつもなく熱心な記者”として、その奮闘ぶりをリポートしているのを覚えているだろうか? あのときの私は、面識のない彼女に対して、ひと声程度しか声をかけなかったのだが……。時間が経てば関係というものは変わっていくものだ。
 そう、昨年にくらべて、私と宇野弥生……、弥生さんとの距離はぐっと縮まったのである。あれはいつのことだろうか……。そう、それは今から2週間ほど前の2月15日、バレンタインデー翌日のことだった。私は、BOATBoy4月号(3月11日発売号)掲載の「旬人」のために弥生さんのインタビューを行なったのである(チョコレートはもらえなかったんだけれども)。
 なので、ファンから解放されたあとの弥生さんに近づいていくと、「先日はありがとうございました」と、紳士的にフツーに挨拶。すると弥生さんは、天使のような笑みを顔に浮かべて、「こちらこそありがとうございました。楽しみにしてます」と返してくれたのだ。
 今節は静かに遠くから彼女の戦いを見守ろうかと思っていたのだが、そう言われたならまた、“熱心な記者”と化すしかないか……とも迷ってしまう。なにせ弥生さんは、去年のNIFTY記事も見てくれていて、それを喜んでくれていたことだって確認できているのだ。

2009_0302_0132  今年のNIFTYはどうしようかな……と、考えているところで、会場入りしようとしていたのが、平山智加だった。
 平山も以前、「旬人」で取材した一人であるが、すぐに正門の手前でファンに取り囲まれていたため、声はかけそびれてしまった。
 彼女の取材をしたのは1年半前。あれからものすごいスピードで強くなっていった彼女のことは……、遠目でこっそり応援することにしておきます。もちろん、女王に輝く可能性も充分!

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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尼崎です!

おはようございます。取材班、尼崎に到着であります。先ほど正門前に着いたのですが、すでに入り待ちのファンの方が鈴なりでしたよ~。早くも盛り上がっている女子王座決定戦。今節もよろしくお願いいたします。

Cimg4386 このあと、選手入りから前検の様子をレポートしてまいります。明日からはもちろん、レース情報やらピット情報やら予想やらをアップしてまいりますよ! ところで、ぷにうでさん、すみません。ドタバタしており、こちらに来る余裕がなかったのですが、前回のメールアドレス、誤りがあったようで、一部の方のご送付先が届いておりませんでした。まだプレゼントが届いてないよ~という方、tanakakogyo@hotmail.co.jp にお手数ですがもう一度、お送りいただけませんでしょうか。私は明日、いったん帰郷しますので、在京中に間に合えばお送りいたします。遅くも女子王座後には! すみませんが、よろしくお願いいたします。

というわけで、女子王座もよろしくお願いします~。


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女子王座です!

3月に突入しました。3月はビッグレース目白押し月間。まずは、尼崎競艇場で女子王座決定戦が開催されます! 3日スタートで8日最終日。ということは、2日が前検ということで、うががっ、今日が前検!?(ただいま午前3時です)

というわけで、これより朝イチの新幹線で、取材班は尼崎に向かいます。前検から優勝戦まで、現地よりレポートしてまいりますので、今節もどうぞよろしくお願いいたします!


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