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ボートレース特集 > 2009競艇王チャレンジカップ
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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 ボートレース特集

次はいよいよ賞金王決定戦2009!

原田幸哉の優勝で幕を閉じた競艇王チャレンジカップ。いやぁ~、面白かった! これがスーパー勝負駆けということなのか、もつれる進入、驚異の逆転劇、感動的な勝負駆け成功……すべてがエキサイティングかつエクセレントでありました。何度、「これぞ競艇!」と叫んだことか。こんなレースが日常的に見られるのであれば、競艇の未来は実に明るいといえるでしょう。とにかく素晴らしい一節でした!

2009_1129_r11_0402 というわけで、今節もご覧いただきまして、ありがとうございました。実を言えば、チャレカの取材&執筆はなかなかハード。しかし皆様のおかげで一節を乗り切ることができました。そして! 次はもちろん、賞金王決定戦! 12月18日に賞金王シリーズが開幕、20には賞金王決定戦トライアルがスタートし、23日が両方の優勝戦! もちろん取材班は17日のシリーズ前検から住之江競艇場に駆けつけ、取材&更新をしてまいります。黄金の6日間、ともに堪能いたしましょう!

というわけで、取材班も管理解除。帰郷……といきたいのですが、BOATBoyの賞金王特集のラストスパートをせねば!(皆様、12月11日発売の1月号もご注目のほど、お願いいたします)ともあれ、取材班にとって思い出の地でありました常滑競艇場を後にいたします。重ね重ね、今節もありがとうございました。約2週間半後、賞金王でお会いしましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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優勝戦 極私的回顧

やんちゃ幸哉のゴボー抜き

優勝戦 進入コース順とSタイミング
②大嶋一也(愛知)17
①原田幸哉(愛知)14
③徳増秀樹(静岡)15
④池田浩二(愛知)13
⑤石橋道友(長崎)07
⑥田村隆信(徳島)18

2009_1129_r12_0581 艇界の風雲児・原田幸哉が12枚目、賞金王決定戦のプレミアムチケットを手に入れた。1号艇でインから楽逃げ、などという展開ではない。チケットの重さが如実に反映される、ギリギリの勝利だった。
 ファンファーレから20秒後、早くもスタンドが騒然となった。ピット離れのよかった大嶋がぐいぐい幸哉を威圧して置き去りにし、まっしぐらにターンマークを目指す。焦ったのは幸哉だ。「ちょ、ちょっと待ってよ、大嶋さ~~ん!!」ってな感じで猛ダッシュ。すでにイン屋の大嶋はブイをこするようにして舳先を返そうとしている。私は2艇が接触したかと思った。それほどの猛ダッシュで幸哉が突撃したから。
 が、幸哉がもろにぶつかったのはターンマークだったのだ(後でわかったことだが)。大嶋の厳しい締め付けに、入るスペースが1ミリもなくてターンマークにゴツン。慌てて艇をくるりんと回転させる幸哉。やはりこの男、大一番では必ず何かをやらかしてくれる。1マーク付近にいた周辺のファンは何が起こったかわからず、ギャーとかウワァァとか叫んでいる。
「あれって大丈夫なん!? あんなことしてていいんかっ!???」
 後ろの男たちが騒ぐ。確かに、実に不思議な光景だった。大嶋はすでにどっかとインに居座りどんどん流されているのに、一度突進したはずの幸哉はターンマーク手前でのんびり艇を流しているのだ。何がなんだか私にもよくわからなかったが、たとえ優勝戦で待機行動違反になってもタイトルや賞金に支障はない(実際、レース後に待機行動違反の裁定。これが準優だったら賞典除外の“大罪”だったのだが)。幸哉にとってはターンマークに追突したことが、むしろラッキーだったと思う。あのまま大嶋の内をすくっていたら、ふたりして80m起こしになったことだろう。
2009_1129_r12_0601 進入はインだけが深い2・13/456。誰が有利かは一目瞭然だ。深インの大嶋を尻目に、幸哉のダッシュが乗る。スリットからすぐに半艇身ほど覗く。が、幸哉はすぐには動かない。怖い怖いエース機の徳増をたっぷり焦らしてから、鋭角に差しハンドルを入れた。この焦らし作戦が功を奏して、エース徳増とトップS石橋の握りマイは空を切った。
 なんだかんだで幸哉、楽勝か?
 思った瞬間、内から不気味な影が忍び寄る。2番差しの池田だ。さすがの切れ味、シャープな航跡を描いた4号艇は内からぐんぐん伸びて幸哉を捕えたかに見えた。このとき、私の脳裏に浮かんだのは濱野谷憲吾の顔。このまま池田が今年3度目のSG戴冠となると、最後のチケットは憲吾の手に渡る。やはり、最後に笑うのは憲吾だったのか?
2009_1129_r12_0618  が、その最終切符が憲吾の手元まで近づいたのは、バック直線の数秒間だけだった。2マークを先取りした池田の艇がやや流れ、幸哉の豪快なまくり差しが突き刺さっていた。今度はブイに接触したりはしない、完璧な逆転差し。この一撃で、住之江チケットはすっぽりと幸哉の手中に収まった。原田幸哉、約2分間で24人ゴボー抜きの賞金王入り。
 一大イベントの大勢が決し、観衆は3着争いに声援を送りはじめた。私も。ここから先はダメ親父の独り言だと思って聞いてほしい。私は1-4-5で勝負していた。オビにはほど遠いけど、当たれば財布が数秒ほど立つくらいは買っていた。1-4態勢が固まって、3番手は⑥田村と⑤石橋の争いに。2周1マーク、石橋が豪快な強ツケマイを田村に浴びせ、ついに3連単の大勢も決した。

1-4-5だ!!!

2009_1129_r12_0681  1-4-6を1円も買っていない私は、ミチトモに感謝した。生涯の心の友にしようと思うくらい感謝した。かつて、アタマで買えば2着、2着で買えば3着、3着で買えば2着か4着という犬猿の関係だったりもしたが、ついにお互いにわかりあえた。財布が立つくらいわかりあえた。ありがとう、ミチトモ。今日のゴキゲンな強ツケマイは一生忘れないぞ。来年の大村グラチャンでも応援しまくるぞ!
 とか思っている間に、ちょっとずつ2艇の距離が縮まっているような気がした。田村の追い上げは見事だった。完走で賞金入り確定なのに、3着争いなのに、まったく諦めることなく石橋の尻を追いかけ続け、ややリスキーな鋭角差しハンドルを連発する。私は、眼前でとても素晴らしいものを見ていた。完走当確でも緩めることなく、闘争本能の赴くままに攻め続ける田村。その田村の前を何度も内に遮って、絞って絞って3着を死守しようとした石橋。こちらも完走で地元グラチャンの参戦権が得られるのに……私は確かに素晴らしいものを見ていた。が、最終ターンマーク、私は心の中でこう叫んでいたのだった。
「頼む、諦めてくれ田村、今回だけ、諦めてくれっ!!」
 そして………………。もちろん田村は、諦めるような男ではなかった。だから、賞金王12人に名を連ねられるのだよ。
2009_1129_r12_0716  ウイニングラン。幸哉が黄金のボートの上で立ち上がり、高々と両手をかざした。そのとき、私の禿げ頭にポツとひと粒の雫が落ちた。ポツ、ポツ。それは三粒ほどですぐに止んだ。この雨は、俺の涙雨か。などと思ったのだが、すぐに否定する。財布が立たないくらいで、俺は何を哀しんでいるんだ。思った。もしこれが涙雨だとしたら……私の脳裏に、今度はふたりの男の顔が浮かんだ。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――ツワモノたちのチャレンジカップ

 まずは特別選抜B戦だ。
2009_1129_0186  赤岩善生の差しが決まった瞬間、ピットの温度が1~2℃上がったように感じた。
 最高の結果を手にして帰還した赤岩を、誰もが笑顔で出迎えたし、誰もが感動の思いで見つめていた。出迎えた大嶋一也が、感慨深そうに目を細めていた表情が忘れられない。赤岩の勝負駆けは、大先輩の名人をも感動させたようだった。
 ピットに上がった直後は、達成感こそ感じさせたものの、深い笑顔を見せたわけではなかった。いや、その後も赤岩は笑みを見せるよりも、充実した力強い表情を見せていた。原田幸哉が、菊地孝平が、坪井康晴が嬉しそうに抱きついても、赤岩は口元で笑うのみ。予選4日目も含めて、崖っぷちからの生還は笑顔よりも鳥肌が立つような充実感を与えるものだろう。
 それでも、原田がグータッチをしようと手を差し出すと、赤岩はその握りこぶしをつかんで、上下に激しく振った。その振幅の激しさが、赤岩の快哉を100%表現していたと言えるだろう。個人的な話で恐縮だが、その後ピットの裏で赤岩と握手をさせてもらった。その握力は、空手家だからなのか、歓喜が思い切りこもっていたのか定かではないが、ひたすら力強かった。
2009_1129_0326  あ、そうそう。大嶋が赤岩を出迎えたあと、同期の西島義則のエンジン吊りに加わって、感謝を表明していたことも印象的であった。3号艇だった赤岩は、ピット離れで遅れた2号艇の西島を絞るかたちで2コースを奪っている。ピット離れが遅れたのは西島の責任だが、強引に赤岩を押し出すことをしなかった。後輩のためにあくまでクリーンに戦った同期を、大嶋は改めて尊敬したことだろう。

 優勝戦だ。
 レース内容については回顧記事に譲るが、とにかく激しい優勝戦であった。
2009_1129_0272  展示が終わり、ピットが閑散とし始めた頃、驚くべき出来事がおこった。ピットの隅でチャーリー池上カメラマンと雑談していたら、工具を置きにいったん装着場に来ていた原田幸哉が話しかけてきたのだ。何に驚いたって、SG優勝戦の1号艇で、しかも舞台は地元だというのに、まるでプレッシャーを感じているところがなかったことである。ファイナルの白いカポックが、こんなにもリラックスしているところなんて、見たことがない。
「今まではレース前には集中していたけど、それはただ集中しているだけだった。でもここ何ヶ月か、“無”になれるようになった。いいときの僕は、レース前は無心だったことに気づいたんですよね」
 そんなふうに言っていたが、それが今節、形になったというのは簡単なことで、実際はもっともっと堂々めぐりのような苦悩もあったのだろう。そのうえで、プレッシャーよりもワクワク感が大きい精神状態に持っていくことができているのだから、そのメンタリティは怪物級である。
2009_1129_0047  原田が待機室へと向かったあと、チャーリー池上と僕はただただ唸っていた。結果はともかく、こんなふうに優勝戦を戦える原田幸哉は、間違いなく強者なのだ、と。
 進入であれだけ大失敗しながら、想定外の2コースにも動じることなく、1Mでは巧みに差し、2Mでは豪快にマクリ差しを放てたのは、もちろん超絶なるテクニックの証であるのは確かだが、“無”になることができる原田の心の強さがあったからだと思う。
 それでも、レース後の原田は、さすがにバツが悪そうだった。進入の失敗を「優勝はめちゃくちゃ嬉しいけど、それ以上に反省しなきゃいけない」と自覚していたのだ。祝福するために出迎えた菊地孝平も、抱きつきながら「何ぁ~にやってんだよぉ~」とからかっていた。優勝会見でも、歯切れの悪い言葉が並び、満面の笑みはほぼ見られていない。
 ということは、今日の強い原田は、まだまだ完成形ではない、ということになる。さらに完成度を高めていったとき、原田は本当にモンスターになるのではないか……会見を終えて去っていく背中を見ながら、そんなことを思った。

2009_1129_0113  敗れた選手たちは、おおむね淡々としていたように思う。2着に敗れてもっとも悔しい思いをしたはずの池田浩二も、渋い表情を見せながら、それでも粛々とモーター返納作業をしていた。原田にも、祝福のスマイルを送っている。田村隆信も、やることはすべてやった、という思いがあったのだろう。悔いよりは充実感のほうが強く顔つきにあらわれているように見えた。もちろん、賞金王出場を決めた安堵も、優勝戦後にようやく強くなったかもしれない。徳増秀樹も、顔をゆがめたりという姿は見られなかった。端正なマスクを崩すこともなく、優勝戦後の余韻を感じているようであった。2009_1129_0041 何かを見出すとするなら、やはり大嶋一也だろう。ピットに上がってヘルメットを脱いだ際、ほんの少し、唇をかみしめているような表情にも見えたものだった。だが、誰もがわかっている。大嶋が優勝戦を盛り上げたのだ、と。大嶋自身は敗れた悔恨しか胸にないかもしれないが、きっとピットにいた全員が大嶋を称え、敬意を表していたはずである。
 そんななか、石橋道友について、少し記しておきたい。実際にどれだけの重圧を感じていたかは、たぶん今日の時点では本人も本音を言わないだろうし、よくわからないということにしておく。だが、ピットでその姿を見る限り、石橋からSG初出場の緊張を感じることはいっさいなかった。展示が終わればさすがに表情が硬くなるかとも思われたが、石橋はまるで涼しい顔で待機室に向かっている。足取りも確かで、プレッシャーを楽しんでいるのではないかと訝しく思ったものである。
2009_1129_0084  レース後、モーター返納をしている整備室で、石橋が満面の笑みを見せていて、驚いてしまった。悔恨は絶対に胸の内にあったはずだが、しかし先輩らと笑ってレースを振り返られる、その強靭さ。人は悔しい時にも笑える、という真理もあるから、本当はそれが石橋の悔しさの表現なのかもしれないが、苦笑がいっさい混じっていないSG優勝戦敗戦後、というのは、誰にでもできることではない。
 この男、実は相当なツワモノなのではないか……。ただひとつ言えるなら、次の機会には歯を食いしばるところも見てみたい。そうして素直に悔恨をあらわにするのも、さらに上のレベルでの強者の姿だと思うからだ。
 ともかく、石橋道友、ナイスファイト!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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賞金王決定戦メンバー決定!

競艇王チャレンジカップが終了し、賞金王決定戦の12戦士がすべて確定しました! 登番順に並べると……。

今垣光太郎
松井繁
服部幸男
田中信一郎
原田幸哉
瓜生正義
吉川元浩
池田浩二
赤岩善生
坪井康晴
菊地孝平
田村隆信

今年は初出場がゼロ、ですね。賞金王決定戦は12月20日から住之江競艇場で開催です。


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速報② 赤岩が賞金王決定戦へ!!!!

 東海のブルファイター赤岩善生が賞金王決定戦への確定ランプを点しました。10Rの選抜B戦でなんとなんと西島からコースを奪い取り、2コースから渾身の差し抜け。パワーをはるかに超越するスピリッツで11番目の住之江チケットを自力でもぎ取りました。
 一方、暫定12位になってしまった濱野谷憲吾は、ただただ祈りながら優勝戦を見守る、のみ……。


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H記者の「幸哉・大嶋に大競りなしっ!?」予想

 さあ、行こう優勝戦!

12R優勝戦
①原田幸哉(愛知)A
②大嶋一也(愛知)A
③徳増秀樹(静岡)S
④池田浩二(愛知)A
⑤石橋道友(長崎)A
⑥田村隆信(徳島)B
進入123/456か213/456

 レースの分岐点は、進入で大嶋がどこまで幸哉を攻めるか。ガンガンやり合って2艇が80m起こしにでもなれば、3コース想定・徳増のバースディショットが炸裂します。が、私はそこまでの競りになるとは思えない。スタート展示ではそれなりの競りになって、本番では大嶋が緩めると予想します。3日目12Rでも私は同じような進入予想をし、大嶋の闘魂前付けを喰らって脱帽したのですが、今回は同県の幸哉が相手。大競りになれば静岡にタイトル&賞金王切符が渡る可能性が高まるのですから、大嶋も機転を利かせるような気がします。まあ、やっぱりこれも甘すぎる愚考なのかもしれませんが。
 2艇が折り合ってしまえば、勝者はそのどちらかになります。徳増はサイドの掛かりやレース足はウルトラ超抜でも、スリットからの行き足は抜群程度。原田も大嶋もこの出足~行き足は上位なので、助走距離さえあれば伸び返してしまうはず。池田は外をブロックしながら冷静な差し構え。「愛知の誰が勝ってもいい」というレースを作る。「完走」にも重い意味がある石橋と田村は、外をぶん回すか開いて最内を差すか。混雑なゾーンに突っ込むよりわかりやすいレースを目指すはず。それで内2艇に届くことは……ちょっと難しいですね。
 結論。勝つのは原田か大嶋。ただひとり何のシバリもない池田がヒモで固そうも、穴党としては無心で走る石橋の2、3着を買っておきたいところ。まだ中堅パワーに毛が生えた程度の田村と、愛知勢にガツンとブロックされそうな徳増は軽視します。
 まあ、正直なところ、賞金王には「道中でどんな奇襲をやらかすかわからない幸哉」か「前付けからのっぴきならない緊張感を生む大嶋」のどちらかに行ってもらいたい、という心情予想でもあるのですがw

3連単★本線1-245-245(勝負1-4-5)、

押さえ2-145-145

 今節はまたまた極選が全滅でありました。ごめんなさい。最後っ屁として「11R4-35-全」という記号を遺言代わりに残しておきます。ではでは、GOODLUCK!


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“本紙予想”チャレカ優勝戦

今節もありがとうございました。また誤植が多々あり失礼いたしました。最後はやっぱりイン予想です。皆様、優勝戦がんばってください!

10R 特別選抜B戦
赤岩が渾身の勝負駆けで賞金王行きを決める。笠原の爆発力怖い。
◎赤岩 ○笠原 ▲石田 △丸岡 
3連単3-516-全

11R 特別選抜A戦    
吉田が速攻決める。湯川のパワーが上位。
◎吉田 ○湯川 ▲菊地 △坪井
3連単1-453-全

12R 優勝戦  
原田が鋭いSから一気の逃げ切りでSG戴冠&賞金王行き。パワーなら徳増。
◎原田 ○徳増 ▲池田 △田村
3連単1-346-全


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THEピット――午後イチ

_u4w2384  午後イチにのぞいてみたピットは、静けさが少しずつ広がりつつあった。すでに管理解除となった選手もおり、ちょうど競技棟入口でタクシーを待っている福岡軍団と出会っている(大神康司が「お先に帰らせていただきます」と丁寧に挨拶してくれた)。人の数が減った分だけ、静寂度が増していくのは当然。これが優勝戦の日の空気である。

 石橋道友がまだ笑っていた。意外と図太いのか? 緊張感をまるで見せないあたりは大物なのか、それとも。何にせよ、この状態を優勝戦までつなぐことができれば、少なくとも力は出し切ることができるだろう。
_u4w2236  石橋と正反対の表情だったのは田村隆信。試運転から帰って来て、整備室へと向かう表情が険しかったのだ。ちょうどすれ違ったので挨拶をしたが、眉間に寄ったシワは残ったまま。本番直前まで、苦闘が続きそうだ。
_u4w2402  朝はややカタいかと思われた大嶋一也だが、さすがの名人である。風格が戻り、落ち着いた表情で作業をしていた。優勝戦に震えるわけがないな、この人は。7R前に着水し、係留所へと向かっている。ここから調整が本格化しそうだ。
 陸の上で慌ただしく動いていたのは池田浩二だ。ボートリフト近くに置かれたボートから整備室に走っている姿を見かけている。ボートの場所は朝から変わっておらず、着水しての手応え確認はこれからだろう。今は陸の上で全力疾走、という感じだった。
 徳増秀樹は、もしかしたら6人の中でもっとも試運転をしている選手ではないだろうか。真っ先に着水したのは朝記事に記したとおり。その後も、頻繁に水面を駆け回って、エース機のパワーをチェックしている。気温が下がったことで、感触も変わっているのか!?
_u4w2409  最後に、やっぱり余裕の原田幸哉。7R締切7分前くらいに、係留所でカポックを着込んでいる姿を発見。これがまた悠々とした動きで、ヘタすりゃモタモタしてるとまで見えなくもない。で、カポックを着込んでヘルメットをかぶり、いざ試運転へとボートに乗り込もうとしたとき、試運転タイム終了を告げる赤ランプが。あらら~、というわけで、ボートから降りた原田であった。やっぱり不気味なのである、原田幸哉が。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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速報 10Rの赤岩は②着条件に!!

4Rの濱野谷憲吾、5Rの赤岩善生が無事に完走し、濱野谷が2着入線したことで、10R特別選抜B戦での赤岩の賞金王当確条件は
2着
になりました!
 赤岩が1、2着なら赤岩当確、濱野谷は暫定12位で優勝戦の結果待ち(池田、田村が優勝なら当確、他の4選手のVなら落選)
 赤岩が3着~6着なら濱野谷当確で赤岩が暫定12位(同上)となります!ある意味、赤岩にとっては優勝戦と同等の勝負駆けといえるでしょう。


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THEピット――緊張感は薄い……

 ♪カンカンカンカンカン
 ワッショイッ!
 というわけで、優勝戦の朝である。

_u4w1586  えっと、2R終了後のモーター返納の際、鳥飼眞が今井貴士のモーターをドライバーでカンカンと調子をとって叩くと、今井が客席にも聞こえようかという大声で「ワッショイッ!」と叫んだのですね。なんだなんだ、何が起こったんだ(笑)。鳥飼が大笑いしているところを見ると、後輩に罰ゲームっぽくやらせたようでありました。鳥飼はもういちどやらせようと、ふたたびモーターを叩き始めたのだが、今度は今井は腕でガード。よほど恥ずかしかったんでしょうなあ。
 そんな今井がモーターを整備室に運ぼうとすると……。
 ワッショイッ!
 またか!? いや、よく見ると菊地孝平がすれ違いざまに、今井をからかったのでありました。何やってんでしょうか、キクちゃんは。

 てなわけで、繰り返すが、優勝戦の朝である。そんな様子が示すとおり、特別な緊張感というのは何も感じられない。報道陣が一気に増えたことで相当に賑やかなピットとなっているのではあるが、別にそのざわめきが緊張感を覆い隠しているわけでもなさそうだった。
2009_1127_0441  なにしろ、メンバーの中でもっとも硬くなってもおかしくはない石橋道友が、ニコニコ笑っているのである。チャーリー池上カメラマンによると、今日になってカメラに追いかけまわされ、TVインタビューが連続し、そんな状況に照れ笑いをしていた、というのである。これがSG優勝戦……という時間を楽しんでいるようですらあるわけである。ピットアウトが迫れば、また変わってくるのだろうが、ひとまずは初めて体験する特別な時間を存分に味わっているのなら、それはそれでヨシだろう。
2009_1127_0095  徳増秀樹も、まったくプレッシャーを感じている様子はない。それどころか、あくまで私見と断わっておくが、醸し出している雰囲気は6名のなかではナンバーワンのように思えた。オーシャンカップの優勝戦の日は、正直カタくなっていたと思う。だが、今日はあの日とまるで違う。もちろん、好もしいほうに違う、のである。ちなみに、2R終了後に着水をしていて、これが6名の中でもっとも早い始動だった。
_u4w1766  徳増がボートリフトに向かったその頃、原田幸哉はまだ何もしていなかった。整備室にポツンと置かれているモーターがあって、番号を確認すると、これが原田の9号機。つまり装着すらしていないのである。整備でもするのだろうか……としばらく観察していたのだが、原田は整備室に向かう様子がまるでない。まあ、そのうち何か始めるのかもしれないが……。ともかく、今朝の原田は優勝戦の白いカポックを着る男とは思えない余裕なのである。1R後の安達裕樹のモーター返納に立ち会っているときには、両手を広げて鳥のようにバタバタ上下させるという、謎のアクションをしていたし……。
 一方、田村隆信は2R後に今村豊のモーター返納を手伝うと、その後にボートごと整備室へと運びこんで、モーターを外し始めた。どうやら今日も整備をするつもりらしい。優勝戦完走で賞金王確定、だからレースでは優勝よりも無事故を心掛けて攻めが鈍る……などという邪推は忘れたほうがいい。田村は早い時間から、「優勝戦を戦う」ための準備を始めているのだ。
2009_1127_0508  池田浩二もわりと早めの動き出しで、装着場での調整に時間を費やしていた。ネックウォーマーを目の下まで覆っているので、表情はなんとも察しづらいが、ただ先ほどの原田の鳥のはばたきの隣で池田が笑っている姿は確認している。やや肩に力が入っている感がないわけではないが、かといってカタくなりすぎているということもなさそうである。
 いちばん緊張感が伝わってきたのは、意外にも大嶋一也だった。昨日までとは何かが違う……漠然とした言い方で申し訳ないが、原田の柔らかさとは反対方向に、雰囲気が変化しているように思えるのだ。もっともそれは戦闘態勢を早くからとっているのだと考えることもできて、決して悪い意味のカタさではないようにも思う。百戦錬磨の名人が、このあとどんな表情を見せるのか、ちょっと気になってきたのであった。

2009_1127_0559 最後に、特選Bで勝負駆けに臨む赤岩善生。早い時間から調整を始めていて、チャーリー池上によると、朝からもっとも作業をしている、そして気迫を感じる選手が赤岩だそうである。最終日は優勝戦6名以外には、どこか最終日らしい空気というものを感じたりもするものだが、赤岩だけは予選道中と何ら変わらない。感動的な勝負駆けを決めた4日目とも、何も違いはないのである。(PHOTO/中尾茂幸=石橋、徳増、池田、赤岩 池上一摩=今井、原田 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』6日目

 catswillruleというコのYUIカバーソングに日々癒されているHです(←youtubeで検索、マジ天使の声っす)。うわ、なんて書いたてら、うっかり2Rの634を的中させてしまった~~~! 憲吾郎どの、hiyoちゃん、showさん、ごめんちゃい>< な~んも考えずに「SG常連なのにまるで人気のない今村・瓜生・中島3艇ボックス」を1枚ずつ買っただけなんですぅぅ。
 まあ、8000円くらいの所持金だったのが、これで優勝戦までの軍資金ができました。極選も当てて、優勝戦でオビを掴んでみせましょう!! 今日の私の作戦は「気配の怪しい準優組を斬り捨てる!」であります。5日間の激闘で神経を張り詰めていた準優組にとって、昨日までと同じモチベーションを保つのはなかなか難しいはず。裏街道を地道に走っていた選手で穴を召し取ろう、というものです。4R~8Rが対象レースになりますが、その中から8Rをロックオン!!
8R
 ①魚谷智之
 ②飯山 泰
★③菊地孝平
★④中野次郎
◎⑤佐々木康幸
 ⑥吉川元浩
進入123/456

 昨日の魚谷の落胆はどれほどだったか。心中察するに余りありますが、舟券師としてはこの1号艇を「危険」と見るべきなんです。イン逃げ決めたらごめんなさい、ここは裏街道組の佐々木を抜擢します。キーマンは菊地で、この人は気合に関係なく10前後のSを行っちゃうわけで、ならば外選手にもほぼ間違いなく展開が産まれるはず。菊地ジカ付けになりそうな次郎も気配アップして狙い目なのですが、4・5コースからの割り差し名人・佐々木の方がアタマ狙いに適しています。頑張れ、裏街道!(←飯山や吉川がきたりしてw)

3連単★5-34-全

 昨日そこそこ相性のよかった16作戦、今日は赤岩鉄板の5Rだけやってみようと思っています。オビ狙いになる?優勝戦の予想は10R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ最終日

いよいよ運命の日。Kです。私の財布も運命の日です。今日は一気に天候が変わり、気温も下降。このあたりがどうでるかですが……各レースをチェックして、傾向を把握したいところです。まずは9Rまで。なんたることか、オールインです、はい。

1R 
このメンバーなら秋山が逃げられるはず。重成がターン力で上位へ。
◎秋山 ○重成 ▲萩原 △森永
3連単1-326-全

2R 
松本の逃げ切りが濃厚と見る。今村が握って追走。
◎松本 ○今村 ▲瓜生 △中島 
3連単1-346-全

3R 
木村が軽快に逃げ切る。寺田が展開突いて追いすがる。
◎木村 ○寺田 ▲辻 △市川
3連単1-534-全

4R 
吉川が負けられないイン戦。濱野谷も気迫で上位を狙う。
◎吉川 ○濱野谷 ▲森高 △石田
3連単1-356-全

5R 
赤岩が闘志満点の逃走劇。今垣が伸びて脅かす。
◎赤岩 ○今垣 ▲笠原 △大神
3連単1-524-全

6R 
丸岡のイン戦を信頼。柏野のアシがいい。
◎丸岡 ○柏野 ▲吉田 △湯川
3連単1-453-全

7R
坪井がきっちり踏み込んで逃げる。田中が捌いて本線。
◎坪井 ○田中 ▲西島 △木村
3連単1-346-全

8R 
魚谷がウップン晴らす逃げ切り。菊地は敗者戦でもS緩めない。
◎魚谷 ○菊地 ▲佐々木 △吉川 
3連単1-356-全

9R トコタン選抜戦
今垣がラスト走を勝利で締めくくる。松井の差しが肉迫。
◎今垣 ○松井 ▲石川 △安田 
3連単1-246-全

特別選抜戦、そして優勝戦は後ほどアップします。


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最終日! 優勝戦! ベスト12が決まる!

おはようございます。競艇王チャレンジカップもいよいよ最終日となりました。ということは、賞金王決定戦の12戦士が確定する日でもあります。優勝戦は16時10分過ぎ。大河ドラマの重要な瞬間です。皆様、お見逃しなく! 昨日に比べてだいぶ冷えているので、防寒対策をしっかり!

2009_1127_0471 昨日の悔しさを、今日の水面に叩きつけろ、森高一真!(PHOTO/中尾茂幸)


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いざ賞金王へ ファイナルバトル!!

賞金ランキング(11/28)

1位 松井 繁  14653☆
2位 池田浩二  14133☆
3位 菊地孝平  11665☆
4位 今垣光太郎 10533☆
5位 吉川元浩  8486☆
6位 瓜生正義  8288☆
7位 服部幸男  7497☆
8位 坪井康晴  7356☆
9位 田中信一郎 6844☆

――以上当確――
10位 濱野谷憲吾 6679…明日4Rを走って相手待ち
11位 白井英冶  6576…赤岩、田村完走で落選  
2009_1127_0204 12位 赤岩善生  6548…明日の選抜B戦2着で☆
――ボーダー――
13位 田村隆信  6293…優勝戦完走で☆
    ・
31位 原田幸哉  4023…優勝のみ☆
    ・
38位 徳増秀樹  3783…優勝のみ☆
    ・
52位 大嶋一也  3469…優勝のみ☆
    ・
62位 石橋道友★ 3285…優勝のみ☆

(単位は万円。千円以下切捨て。☆は賞金王入り当確。赤字は優勝戦メンバー)

 上と重複するが、念のため優勝戦メンバーの賞金王参戦条件は……
2009_1127_0236 ①原田幸哉 優勝
②大嶋一也 優勝
③徳増秀樹 優勝
④池田浩二 ☆
⑤石橋道友 優勝
⑥田村隆信 完走☆

 白か黒か、実にわかりやすいファイナルになった。ちょっと気になるのは田村の「完走当確」かも。事故は絶対に起こせないという思いが働いたとすると、レース内容にどんな影響を及ぼすだろうか。また、完走で来年の地元グラチャンへの参戦権利を得る石橋にも同じことがいえるだろう。
 さて、これを踏まえた上で、まだ当確を打てないボーダー付近選手の状況=濱野谷、白井、赤岩を考えてみたい。
 まず、白井に関してはよほどのことがない限り、落選確定。「池田が優勝して、田村か赤岩のどちらかが賞金をまったく加算できないアクシデントがあったとき」などだが……。ここでは残念ながら「落選」としておく。
 で、いちばん熱いのは濱野谷と赤岩の対決である。これには、優勝戦によってふたつのパターンが考えられる。
A/池田か田村が優勝=濱野谷、赤岩ともに☆
 これが両者にとっては大団円だろう。が、こちらのパターンになると
B/原田、大嶋、徳増、石橋が優勝して田村が完走=どちらかに☆、どちらかが落選。

 生死を分かつことになるのだ。これはやや微妙な戦いになる。いちばん分かりやすいのは、賞金の大きい赤岩の選抜B戦の場合分けだな。
10Rの赤岩
1~2着…前半戦の結果に関わらず赤岩☆、濱野谷落選
3着…※後述
4~6着…前半戦の結果に関わらず濱野谷☆、赤岩落選

 となり、赤岩が3着になったときのみ前半戦(濱野谷は4R1回走、赤岩5R)の結果が関係してくる。時系列が逆になってしまうが、こんな感じである。

●赤岩が選抜Bで3着だった場合の前半戦成績対応表

         赤岩5R
       1着  2着  3着  4着  5着  6着
濱 1着 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾
野 2着 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾
谷 3着 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾
4  4着 赤岩 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾
R  5着 赤岩 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾
   6着 赤岩 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾 憲吾

 と、濱野谷がかなり優位。以上のことを時系列でまとめると、
2009_1127_0348 4R/濱野谷はとにかく3着以内に入り、少しでも赤岩にプレッシャーをかける。できることはこれくらいか。
        ↓
5R/濱野谷が4Rで3着以内なら、このレースの着順は何も影響しない。ただ選抜B戦で2着以内に入るのみ。もし濱野谷が4着以下だったら、赤岩は1着を取っておきたい。すると、選抜B戦の☆条件が3着まで下がる。
        ↓
10R/前半の結果を踏まえて、赤岩は2着、または3着以内を目指すことになる。とにかく1着か2着なら文句なしに☆。4着以下なら濱野谷より下位の12位で優勝戦の結果を待つことになる。
        ↓
優勝戦/池田か田村が勝てば濱野谷、赤岩ともに☆、他の4選手が勝つと直前で12位だった方が落選する。

 ややこしい解説になったがわかってもらえただろうか。とにかく明日の10Rで暫定11位=☆と12位が決まる。濱野谷か赤岩か。12位になった方は、首まで氷に浸かったような心境で優勝戦を見守ることになるわけだ。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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常滑チャレカ 準優ダイジェスト

逆転、また逆転

2009_1127_r10_0643 10R 進入順とSタイミング
①池田浩二(愛知) 01
②田中信一郎(大阪)06
③徳増秀樹(静岡) 03
⑥赤岩善生(愛知) 07
④菊地孝平(静岡) 06
⑤森高一真(香川) 05

 全員がゼロ台の超電撃スリット!! 私の◎菊地も例によってコンマ06発進しているのだが、これでは届かない。タッチSの池田が先マイ。その内にエース19号機を駈る徳増の鋭角まくり差しが突き刺さった。凄まじいパワーだ。バック中間で焦点は2着争いに。2マーク、池田が徳増を付けて回ったところ、今度は森高の渾身の差しが突き刺さる。ターン巧者の池田が二度に渡って差された。賞金王へ優勝条件のふたりの気合が、天才のターンを上回ったということか。
2009_1127_r10_0678  森高が必死に逃げる。追いすがる池田。2周2マーク、森高が徳増の引き波に乗ってキャビッてしまい、池田との差が1艇身まで接近した。森高の血マナコの顔が目に浮かぶ。が、追う者の強み、池田が俊敏に3周1マークを制して再逆転の2着となった。2着獲りの死闘。準優らしい、いいレースだった。それにしても森高、惜しかったなぁ。悔しいだろうけど、全国のファンにそのやんちゃな顔を売ったと思うぞ。
 徳増と池田が優勝戦へ。森高は特選A行きで賞金王への望みを絶たれた。そして賞金12位の赤岩は痛恨の5着で特選Bへ。当面の敵である田村隆信が12Rで優出を決めると両者の体は入れ替わり、絶体絶命のピンチに立たされることになる。

3カド奇襲、実らず

2009_1127_r11_0806 11R 進入順とSタイミング
①大嶋一也(愛知)12
⑤西島義則(広島)15
②吉田弘文(福岡)19
③石橋道友(長崎)19
④笠原 亮(静岡)19
⑥魚谷智之(兵庫)15

 今節の進入はおもしろい。西島が2コースを獲った瞬間、スタンドはちょっとだけ沸いた。これはまあ、想定内である。スタンドがどっと沸いたのは、その30秒後だった。3コースに甘んじた吉田が、颯爽と艇を引いたのだ。まさかまさかの3カド攻撃!
 が、この奇襲戦法をイン屋の同期ラインががっちりと受け止めた。西島が吉田の猛攻をブロックしている間に、大嶋が一気に逃走する。私の◎笠原も十八番の全速割り差しで突き抜けるかに見えたが、西島に接触してジエンド。代わって最アウトから魚谷がするすると差し伸びた。早々に1-6態勢かと思った1周2マーク、やはり今日の準優は2着争いが凄まじい。魚谷の2艇身ほど後方にいた石橋道友が、えぐるような差しを決めたのだ。
2009_1127_r11_0835 「好プレー、出た!」
 思わず実況アナが叫ぶ、一世一代の全速差し。この逆転は、石橋にとってあまりに大きい。賞金王決定戦への夢が膨らんだのはもちろん、来年、大村で開催されるグラチャンの権利をほぼ手中にしたのだ(優勝戦での完走条件)。石橋は魚谷の猛追を振り切って、SG初優出のゴールを通過した。おめでとう、ミチトモ!!
 一方、魚谷にとっても、あまりに大きな逆転負けだった。優出から選抜A戦へ……それは、そのまま賞金王の終戦を意味する。また、田中は6着に敗れたが、赤岩と魚谷の結果を受けて賞金王への当確ランプが点った。12人が、どんどん絞られてゆく。

残酷なまでの銀河競り

2009_1127_r12_093912R 進入順とSタイミング
①原田幸哉(愛知)02
②石田政吾(石川)06
⑤田村隆信(徳島)04
③湯川浩司(大阪)12
④丸岡正典(奈良)22
⑥坪井康晴(静岡)19

 田村の前付けを湯川、丸岡が容認して銀河3戦士の布陣が整った。それぞれのパワー性能を考えれば最強の布陣だったと思う。が、原田にコンマ02のタッチSを決められては3本の矢も届かない。逃げ圧倒でファイナル1号艇が決まる。焦点はまたしても2着争い。凄まじいパワーの湯川がバック直線で後続を退けた。1-3-2態勢。湯川のパワーを考えれば、このまま押し切る公算が高かったはずだが……。
2009_1127_r12_0981 2周2マーク、湯川がわずかにターンマークを外す。そこに、4番手だった田村が石田を外に跳ね除けながら、一世一代の鋭角差しを決めた。「一世一代という言葉の安売りをするな!」と叱られそうだが、優出すれば賞金王12人入りが決まるのだから許していただきたい。
 必死に追いすがる湯川。湯川とて2着なら3年連続の賞金王決定戦へ大きく近づく。3着なら終戦。残酷なまでの同期対決を制したのは、田村だった。湯川は最終1マークで突進した坪井に前を塞がれ4着。激闘だった。1-3-2、1-3-5、1-5-3、1-5-6、ターンマークごとに順位が入れ替わった。
2009_1127_r12_1005  レース後のスタンドから、しばらくどよめきが消えることはなかった。ほとんどの顔が笑っている。興奮し上気して赤らんでいる。口々に「凄かったな」「いや~まいった」などとその興奮を露出させている。この顔という顔が、今節の準優を雄弁に物語っていた。前付けありタッチSあり3カドあり逆転また逆転あり突進あり……これがSGの準優であり、これが競艇である。こんな準優を見せてくれたら、ファンの足が競艇場から遠のくことなど考えられない。そう断言できる、素晴らしい準優だった。拍手、拍手。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――準優award

_u4w2155 ●柔らか大賞
原田幸哉(愛知)

 11R発走の数分前、白いカポックを着込んだ原田は、展示ピットに向かう際にカメラの放列からシャッターの嵐を受けた。それに対して、小さく会釈を繰り返す原田。誰かが「余裕だね」というと、「まだスタート展示ですからね」と笑った。
 スタ転前の段階だからといったって、ここまで余裕を報道陣に向ける選手はそうそういない。というより、今節の原田は一貫して、こうしたやわらかい空気を発散していた。
「今日は、勝てればいいな、じゃなくて、絶対勝つんだと自分を追い込んで臨んだ」という。レース直前には、キリキリした表情にもなっていただろう。それでも、準優メンバーでもっともリラックスしていたのは、間違いなく原田だったと思う。明日も同様の様子がうかがえたのなら、優勝はほぼ手中に入れたものと見ていいのではないか。
 もうひとつ。

●敬礼大賞
原田幸哉(愛知)

 12Rは、レースには直接関係ないけど、ある特徴のある選手が3名揃っていた。原田幸哉、田村隆信。坪井康晴。この3人は、「ボートに乗艇する前の敬礼の時間が長い」選手である。ボートの後部で敬礼をしたのち乗艇、というのがレース直前のルール。そのとき、3人は敬礼したままじっと動かず、時には数十秒もその体勢のまま、ということもあるのである。
 ということで12Rは、石田政吾、湯川浩司、丸岡正典が乗艇しても、3人が敬礼したまま動かない、というシーンが見かけられた。で、誰が最後まで残ったか、というと……。
 最初に敬礼を切り上げて乗艇したのは田村。その1秒後くらいに、坪井が乗艇した。最後まで敬礼していたのは原田! 坪井のあと3~4秒後に、ようやくボートへと乗り込んだのだった。ま、どうでもいいお話ではありますが(笑)。

_u4w2131 ●風格大賞
大嶋一也(愛知)

 レース前も、レース後も。大嶋はたたずまいをほとんど変化させることなく、粛々としていた。山ほどの経験を積んできた名人は、どんな局面でも震えたり動じたりすることはない。ダンディな表情を崩すものなど、よほどのこと以外はありえないのだ。
「みなさんに笑われるかもしれないけど、(チャレカには)優勝するつもりで来ました」
 誰が笑おうか。むしろ、大嶋の優勝を見たい! 明日は、「たぶん幸哉も譲らないだろうけど」と断わりながら、1コースを獲りにいくそうである(原田も楽な進入にはならないだろうと予測していた)。これぞ名人! これぞ大嶋! たとえ枠なりになろうとも、大嶋がいる限り、単なる枠なりにはなりえない。

_u4w1891 ●礼儀正しい大賞
徳増秀樹(静岡)

「オーシャンに続き、どうもすみませんでした」
 共同会見場にあらわれた徳増は、入口ドアの前で立ち止まって、深々と頭を下げた。
 な、何をおっしゃいますやら! ようするに、僕なんかがこんなところにあらわれて場違いですよね、ということを言いたいらしいのだが、今日の見事なレースぶりを見れば、充分ここにいるのがふさわしい選手ではないか。
 会見が始まっても、徳増はハキハキと丁寧に、もちろん綺麗な言葉使いで質問に応えていった。後方の席にいた記者さんから質問が飛ぶと、わざわざ立ち上がり、きちんと記者さんと向き合って応えた。まったくもって、好青年! こんな男のSG制覇→賞金王もぜひ見てみたいと思った。
 ちなみに明日が徳増の誕生日。バーステーV、あるかも!?

_u4w1895 ●実は緊張している?大賞
池田浩二(愛知)

 3周1Mで逆転2番手。ギリギリで地元SG優出を果たした。レース後、さぞかし笑いが止まらないだろう……と思いきや、意外と淡々としているのだった。何しろ全員がゼロ台だったので、カポック脱ぎ場に6名が集まると、特にコンマ01で残した池田はさすがに笑っていたのだが、笑顔が見られたのはほぼこのときのみ。正直、池田は地元SGにやや硬くなっているのではないか、と思うしかなかった。
「今日はあまり人とはしゃべらないようにしていた」
 会見で池田はそう言った。やはり特別な思いを抱いて、純地元の水面にやってきたのだ。優出メンバー中ただ一人、賞金王は完全に当確。だが、お腹いっぱいだなどと思わないほうがいい。

_u4w2049 ●初々しい大賞あるいは大喜び大賞
石橋道友(長崎)

「ひゃっっったぁ~~~」
 ボートリフトから、裏返った甲高い声が響いてきた。SG初優出! 石橋は素直に歓喜を叫んでいた。大嶋にレース後の挨拶をする「ありがとうございました」という言葉も「ひゃりがとぉごじゃいましたぁ」てな感じで裏返っている。それはそれは、初々しい姿であった。間違いなく、優出6名の中でもっとも喜びをあらわにしていたのは、石橋だ。
 陸に上がると、菊地孝平がニコニコと声をかける。「これでグランドチャンピオン決定戦だぁ!」。そう、グラチャンの優先出場権はSG優勝戦完走。そして、来年のグラチャンは55年ぶりのSG開催となる、石橋の地元・大村だ!「決まった時から目標にしてきた」という石橋は、2着でのゴールの瞬間、まずこのことを頭に思い浮かべたかもしれない。きっと今頃、大村競艇場でも地元選手の出場確定に沸き返っているだろう。
 会見がまた初々しかった。終始落ち着かない感じで、質問を受け、応えようとするたびに、まず頭をカキカキ。しゃべっている間はずっと、手元に置かれていたタオルをいじいじ。舞い上がっているというか戸惑っているというか、ともかくまったく慣れない状況に挙動不審ぎみになっているのである。優勝したらどんなんなっちゃうのかな~、なんて思ったりして。本当に優勝したら、それを確認できる。

_u4w1824●達成感大賞
田村隆信(徳島)

 レース後の田村は、まるで浮かれてはいなかった。敗者のようだとは言わないが、実に物静かな風情で、喜びはまるで伝わってこない。
 優出したことで、賞金王はほぼ当確。完走すればいいのだから、彼の勝負駆けは成功したと言っていい。
 もちろん田村自身それを知っていたはずだ。2周2Mの逆転ターンは、諦めずに追い上げていた証。なぜ諦めなかったかといえば、優出が大きな意味をもつことを理解していたからにほかならない。
 だというのに、田村は喜びをあらわにはしなかったのだから、石橋とは対照的。そしてそれは、達成感に静かに浸っていたからではないかと勝手に推測する。
 会見で、優出メンバーとの機力比較を問われて、田村は「あ、メンバーわからないんです。自分のレースに集中してたんで」と言った。つまり、ここで優出を果たすこと以外はいっさい、視界に入っていなかったのである。そこまで深いブリンカーをかけていたら、レース直後に気持ちを切り替えることができなくても何も不思議ではない。極限の集中力の中で、田村はただただ感慨に浸っていたのだろう。

 準優で敗れてしまった選手についても少し。
_u4w2140●進入大賞
吉田弘文(福岡)

 ピットから記者席に戻る途中でバッタリ会った、JLC専属解説者の青山登さんが、こちらの顔を見るなり、興奮しながら言った。
「面白かったよね! 進入、面白かった! 俺、涙ぐんじゃったよ」
 熱き競艇魂は、現在の緊張感が足りない進入に憤っている。だが、11Rの進入は、そんな青山さんを感動させた!
 まずは、大嶋一也と西島義則、同期イン屋のイン争い、である。西島が折り合うかたちにはなったが、二人の進入は深くなった。もちろん大嶋も西島も、そんなことは想定したうえで、真っ向からの同期競りを仕掛け合ったのだ。
 そして! もっと大きなどよめきを呼んだのは吉田のほうだろう。3カドに引いたのだ! モニターでこのレースを観戦した菊地孝平が「ひょぉぉぉぉっ! これはめったに見れないぞ~~~」と興奮して嬌声をあげたほどである。本当はめったに見れない、じゃ寂しいんだけど。
 レース後の吉田から、胸の内を読み取るのは難しかった。淡々というか、悔しさを黙って噛み締めているというか、表情が変わる様子がなかったのだ。だが、奥底に「やるべきことはやった」という思いがあったのだと信じたい。そしてその思いに拍手を送りたい。

_u4w1918●お笑い(?)大賞
森高一真(香川)

 SG初優出を手中にしたと思った。10R、2番手を走っていた森高と後方との差はセーフティリードに思えたのだ。ところが2周2Mでキャビって池田に差をつめられると、3周1Mでは握るか差すか迷ったようなかたちで池田に逆転を許す。個人的にめっちゃ応援している森高の手から優出がこぼれ落ちて、ピットで腰を抜かしそうになった。
 3周2Mを回ると、競技棟のほうから「ギャハハハハハ!」という笑い声が重なって聞こえてきた。振り向くと、同県の重成一人、そして田村隆信、湯川浩司、丸岡正典の銀河系勢がエンジン吊りに出てくるところだった。「あいつ、何やってんだよ~~~」という大笑い。ミスをすれば同期にぼこぼこにこき下ろされる、という銀河系軍団。森高は格好の話題を提供してしまったわけだ。
 カポック脱ぎ場では、松井繁も笑いながら森高に歩み寄っている。そして、いったん脱いでいたヘルメットを森高にかぶせて、その上からパチーン。頭をひっぱたいていた。ヘルメットを脱ぐと、森高は苦笑していた。
 この笑いが、今日おそらくもっとも悔しい思いをした森高を慰め、癒すのかもしれない。というか、周囲は明らかにその狙いで大笑いを森高に向けていたのだ。勝っても負けても笑いが絶えないのが森高の人柄。もっとも、レース直後の森高はヘルメットの奥で憤りの炎を目に宿してはいた。

_u4w2011 最後に、魚谷智之と湯川浩司が準優で敗退したことで賞金王出場の目を失ってしまった。魚谷は、レース後にはヘルメットの奥で意味深に笑っていたが、僕には悔しさを笑いの中に紛れ込ませようとしているとしか思えなかった。
_u4w2151  一方の湯川は、こちらも森高と同様、2周2Mで田村に逆転されていて、レース後は気の毒なくらい顔面蒼白だった。出てくるのは溜め息ばかり、といった表情でうつむいているすがたには、30歳とは思えないほどの哀愁が漂っていた。
(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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速報 常滑チャレカの優勝戦メンバー確定!

 常滑チャレカの優勝戦メンバーが決定しました! 原田幸哉、大嶋一也、池田浩二の強固な地元ラインに遠征勢が立ち向かうという構図。賞金王ベスト12入りも含めて、興味の尽きないファイナル6ピットであります。

優勝戦
①原田幸哉(愛知)
②大嶋一也(愛知)
③徳増秀樹(静岡)
④池田浩二(愛知)
⑤石橋道友(長崎)
⑥田村隆信(徳島)

※賞金額の状況はのちほどH記者が「ア・ラ・カルト」で書きますが、せりかさんのリクエストにお応えすると、1着から順に4000万、1600万、1050万、900万、800万、740万です。


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H記者の「CCレモン大作戦」予想

 16作戦がふたつ的中、5000円しかなかった所持金が何倍かになり、明日まで生き残れそうなHです。ホッ。さあ、準優はこの勢いに乗って穴狙いでいってみよう!!

10R
①池田浩二(愛知) A ☆
②田中信一郎(大阪)B ほぼ☆
③徳増秀樹(静岡) S 優勝
④菊地孝平(静岡) A ☆
⑤森高一真(香川) B 優勝
⑥赤岩善生(愛知) B 優出
進入126/345か123/456

 信一郎(赤岩も)の行き足が一息とくれば、怖いのは静岡タッグのボンバーアタック。隊形次第でパワーまかせに徳増か、デジタルSで菊地か。有利なのは、どちらの展開でも勝機がある菊地でしょう。今節のSは07・05・08・07・14・11……昨日はちょっと控えめでしたがw、だからこそ今日はゼロ台全速もありえます。相手が難解も、節イチの気合を誇る赤岩と、赤岩が引っ掻き回したときに浮上しそうな森高で穴を狙います!!

3連単★4-56-全

11R
①大嶋一也(愛知) A 優勝
②吉田弘文(福岡) A 優勝
③石橋道友(長崎) A 優勝
④笠原 亮(静岡) B 優勝
⑤西島義則(広島) B 優勝
⑥魚谷智之(兵庫) B 優出
進入1523/46?

 ここは多分に心情が入ってしまいますね。大嶋か西島、どちらか賞金王に参戦してほしい!それだけで暮れの住之江は進入からスタンドが揺れるはず。で、ふたりの2着付けを買ってみます。2着のほうが明日の優勝戦が面白くなるしw アタマは……5コースでこそ必殺技のスペシャル全速割り差しが生きる笠原。内が深くなるのですから、絶好の狙い目でしょう。あと、イン屋ふたりの行った行った1-5も押さえます。

3連単★4-15-全、押さえ1-5-全

12R
①原田幸哉(愛知) A 優勝
②石田政吾(石川) A 優勝
③湯川浩司(大阪) S 優勝
④丸岡正典(奈良) A 優勝
⑤田村隆信(徳島) B 優出
⑥坪井康晴(静岡) S ☆

進入123/456

 もっともパワー相場が高く、展開的にも難解なレース。キーメンは銀河3戦士で、行き足のいい湯川&丸岡がどこまで攻めきるか、でレースが決まると思います。不発なら幸哉が逃げ、坪井がこっそり2着にきそうな気が…(幸哉をアタマで決めている方には本日の私のミッション1-6-全、1-全-6を推奨します)。もし銀河アタックが決まれば幸哉は吹き飛び、優出条件の田村が2着に飛び込むとみます。この2パターンを買っておきましょう。

★3連単34-5-全、押さえ1-6-全

 お、全部ヒモに5号艇が入ってるので「CCレモン作戦」と名付けよう。なんのこっちゃ。もし準優が私の予想どおりなら、明日の優勝戦は①湯川②菊地③笠原④大嶋⑤田村⑥赤岩とか、はたまた①原田②菊地③笠原④西島⑤赤岩⑥坪井みたいになるのですが。どっちもええなぁ。


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“本紙予想”チャレカ準優

準優勝戦です。ちゃんとアップしますし、フォーカスも間違えずにアップします。そんなの宣言しなくても当たり前ですか、そうですか。準優はイン3連発。

10R 準優勝戦 
池田が地元のインで必勝態勢。エース機・徳増が迫る。
◎池田 ○徳増 ▲菊地 △赤岩 
3連単1-346-全

11R 準優勝戦    
大嶋が貫録の逃げを決める。吉田が差して肉迫する。
◎大嶋 ○吉田 ▲笠原 △魚谷
3連単1-246-全

12R 準優勝戦  
原田が5年ぶりのSG制覇へ逃げる。パワーある湯川の強攻を警戒。
◎原田 ○湯川 ▲丸岡 △田村
3連単1-345-全


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THEピット――ピリピリ指数

   静かだ。チャレカ準優のピットって毎年こんなんだったけ、と昔の記事を読み返してみると、やっぱり「特殊な雰囲気」みたいなことを書いている。準優組の動き出しが一般戦組に比べて遅くなるのはいつものことで、だから閑散とした感覚が生まれるのも当然ではあるが、そこに緊張感をひとつまみ振りかけるとチャレカ準優ピットの独特の味付けとなる。ベスト18の多くは、やはり多少のピリピリ感を発散させているものだ。この先に賞金王決定戦のイスが用意されているのだから、当然とも言える。

 18人について、簡単に触れていきたいと思う。ピリピリ指数は私の独断です。

10R
2009_1127_0191 ①池田浩二
 ピリピリ指数40。仲間と一緒にいるときには笑顔が多いが、正直、心からの底抜けの笑顔には見えなかった。地元の準優1号艇、プレッシャーがかからなければウソである。
②田中信一郎
 ピリピリ指数60。時として強烈な緊張感を発散する男であるが、そこまでではない。ただ、敬虔な緊張感があるように思う。山本泰照さんと笑顔で話しているのを見かけたが、泰照さん大好きの信一郎は、リラックスしているときは大先輩をからかって遊んでいるものだ。そうしたシーンは見られなかったのがいつもと違うところ。早くから試運転に出ており、2R前にはいったん装着場に上がっている。
2009_1127_0132③徳増秀樹
 ピリピリ指数60。オーシャンカップ優勝戦の日の雰囲気に似ているように思った。まあ、あのときほどの緊張感はないんだろうけど。彼も早くから試運転していた組で、田中の数分後にやはりピットに上がっている。
④菊地孝平
 ピリピリ指数30。ペラ磨きをしている姿を見かけた。また、田村隆信に話しかけて笑わせていた。リラックスしている感じだが、レースが近づけばキクチモードに入ることだろう。
⑤森高一真
 ピリピリ指数50。近寄りがたい雰囲気を醸し出すのはいつものこと。緊張感というよりは集中力といったところだろう。松井繁と談笑していたりもするから、硬くなってはいないと思われる。歩きながら何かを指折り数えているところも見かけた。
⑥赤岩善生
 ピリピリ指数60。意外とガチガチの闘志を感じさせなかった。ただ、原田幸哉がニッコニコで何かを話しかけているのに、クスリとも笑っていない、なんてシーンも。1R後には係留所にボートを移動し、回転数調整をしていた。2日目3日目あたりの雰囲気に近いか。

11R
2009_1127_0149_2①大嶋一也
 ピリピリ指数10。さすがに余裕のたたずまいである。赤岩と話し込んでいるときには終始満面の笑み。名人は今日のような日の過ごし方も熟知しているのだろう。
②吉田弘文
 ピリピリ指数60。準優の日に限らず、けっこうピリピリした空気を出していることが多い男だけに、普段との違いはわかりにくい。ただ、歩くスピードが遅くなっている気がするのだが……。
③石橋道友
 ピリピリ指数50~70。幅をもたせたのは、淡々とも緊張とも受け取れる表情だからだ。つまりは、ほとんど表情が変わらない。あるいは、表情が動かない。SG初準優、硬くなっていてもおかしくはない。
④笠原亮
 ピリピリ指数10。この人は、準優とか優勝戦とか関係ない。レース直前にはグッと集中するが、それまでは実にリラックスして過ごすのが常だ。今日も同様。係留所に早くからボートがあったが、本人はペラ室にいた。完全にペラが合うまであと少しとのことだから、午後早い時間帯には試運転を繰り返す姿が見られるはずである。
⑤西島義則
 ピリピリ指数50。大一番前には闘志が高まる姿を見かける。昨日まではエンジン吊りで市川哲也や辻栄蔵と笑いあってたりもしていたが、今日はそういう様子はなし。メンタルを早くも作り上げつつあるように思えた。
2009_1127_0904 ⑥魚谷智之
 ピリピリ指数80。ただし、緊張にふるえているとか硬くなっているとかではない。完全に“入っている”のだ。魚谷のこうした姿を見るのは久しぶりじゃないかな。快進撃を繰り広げていた頃の魚谷が戻ってきた感がある。

12R
①原田幸哉
 ピリピリ指数0。だはは、ゼロにしてしまった。それほどまでに柔らかい雰囲気なのだ。赤岩に笑って話しかけていたのは先述したとおり(赤岩には笑ってもらえなかったが)。このときだけではなく、いつ見ても笑顔なのであった。3R前にはギアケース調整を始めていたが、慌てた様子もない。実際は緊張感も腹の底にあるのだろうが、ともかく柔和な原田幸哉なのであった。
2009_1127_0067 ②石田政吾
 ピリピリ指数50。背筋ピン、視線真っ直ぐ、足取り確か。非常に凛々しい。いつもの石田政吾ではある。ただ、なんとなく緊張感がふだんより強い感じがするのだが。
③湯川浩司
 ピリピリ指数90。18人の中でいちばん硬いのはズバリ湯川。すれ違った際に挨拶しても何も返してこないことなんて初めてだ。とにかく顔つきが険しく、口元は歪んでさえいる。優勝を相当意識してる? つまりはそれくらいのアシだと判断したいが。
④丸岡正典
 ピリピリ指数? 18人の中でいちばん不思議だったのが丸岡である。涼しい表情のように見えるが、淡々としたなかにも闘志がのぞいているように見えることもある。3R前、整備室に入っていったので、作業の内容を確認しようと後を追うと、丸岡は整備室でただ突っ立っている。足をクロスさせ、腕を組み、ななめ上をじっと見据えて、動きもしない。考え事? 数分後、ふたたび覗きにいくと、今度は整備作業用テーブルに両ヒジをつき、腹をテーブルにもたれかけさせながら、じーっと動かない。こりゃもう考え事をしているには違いないのだが、なぜ整備室で? たしかに今日の整備室はガランとしてはいるが……。行動まで不思議なのであった。
⑤田村隆信
 ピリピリ指数50。ただ一人、本体整備。完全に割っていたので、部品交換があるかもしれない。直前情報を要チェックだ。これに長い時間を費やしていて、顔つきは当然真剣だ。菊地に笑わされていたのは先述のとおり。
2009_1127_0584 ⑥坪井康晴
 ピリピリ指数20。ほぼ平常心としか思えない、粛々とした姿。ペラ室にこもっている時間が長く、3R前にいちど水面に出ると(試運転ではなく、係留所前に水面で握り込みをチェックしていた)、いったん休憩所のソファに向かった。そのときの顔つきは、ひとまずの仕事は終えた、というようなスッキリしたものだった。

2009_1127_0006  いちばん気になったのは、やっぱり丸岡! 舟券、ちょっと買ってみたくなった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 3日ぶり~~♪ 今日の一般戦は1号艇が強く、万太郎ゼロかも?などと密かに弱気になっているHです。が、極選を3日も休んでしまうと舟券名人・しげ爺さんに「ゴルア、逃げとるんか~~!」と怒られそうだし。憲吾郎どのの財布も喜びそうだし。はい、今節は困ったときの憲吾頼みで6Rを極選指名します。

6R
 ①柏野幸二
 ②今坂勝広
★③寺田 祥
★④平石和男
◎⑤濱野谷憲吾
 ⑥平田忠則
進入123/456

 賞金王へ1円でも上積みしておきたい憲吾。寺田の攻めに乗って渾身のスペシャルを見せてくれるはず。2Rの足は見るべきものがあったし。1=5には目をつぶり、やはり上位級ある寺田と上昇気配の平石へ。まあ、これでも万太郎になるかどうかは微妙なんですけど。

3連単5-34-全

 あ、これは独り言ですが、今日の一般戦3~9R(除く6R)は、すべて1-全-6、1-6-全だけを買うことに決めています。3本くらいはハマる気がするのですが。万太郎が出るとしたら、このフォーカスかも?憲吾郎どの、showさん、ひとつ乗っかってみやせんか?ウキキ~。めちゃくちゃおもろそうな準優の予想は8R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ5日目

Kです。本日はちゃんとアップします。そして、ちゃんと当てたいと思います。

1R 
平田が予選落ちのウップン晴らす。重成が差して追走。
◎平田 ○重成 ▲大神 △今坂
3連単1-265-全

2R 
石川が逃げ切って準優1号艇3人にエール。萩原が自在に追う。
◎石川 ○萩原 ▲濱野谷 △柏野 
3連単1-426-全

3R 
守田がイン速攻。佐々木のカド戦も怖い
◎守田 ○佐々木 ▲秋山 △太田
3連単1-436-全

4R 
服部が意地の逃げ見せる。辻、市川の広島ラインが本線。
◎服部 ○辻 ▲市川 △吉川
3連単1-563-全

5R 
大神のアシは成績ほど悪くない。松井の逆転も。
◎大神 ○松井 ▲中島
3連単1-63-全

6R 
柏野が逃げて今節初勝利。寺田が自在に肉迫。
◎柏野 ○寺田 ▲濱野谷
3連単1-35-全

7R
石川の前付け入れて、飯山がカドから攻める。太田のイン残しが本線。
◎飯山 ○太田 ▲石川
3連単3-16-全

8R 
今垣が準優漏れのリベンジ。市川がインから残して接戦。
◎今垣 ○市川 ▲木村 
3連単3-14-全

9R
松井が一般戦でも王者の逃げ。服部との同期ラインに注目。
◎松井 ○服部 ▲辻 
3連単1-62-全

準優勝戦は後ほどアップします。


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5日目! 準優勝戦

おはようございます。競艇王チャレンジカップ5日目でございます。準優勝戦! 3つの激戦が終われば、賞金王出場12人の輪郭くらいは見えてくるのでは……。ROAD to 住之江もいよいよゴール間近です。

2009_1127_0562 スパイダーマンの乗艇着がカッコいい石橋道友。アメコミ好きなんでしょうか。なかなか似合ってますね。(PHOTO/中尾茂幸)


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常滑チャレカ 賞金ア・ラ・カルト4日目

賞金ランキング(11/27)

1位 松井 繁★ 14620
2位 池田浩二★ 14088
3位 菊地孝平★ 11637

4位 今垣光太郎★10512
5位 吉川元浩★ 8472
6位 瓜生正義★ 8272
7位 服部幸男★ 7467
8位 坪井康晴★ 7322
――以上当確――
9位 田中信一郎★6821
10位 濱野谷憲吾★6650
11位 白井英冶  6576   
12位 赤岩善生★ 6524  
――ボーダー――
13位 田村隆信★ 6249  
14位 魚谷智之★ 5756

     ・ 
16位 湯川浩司★ 5426
     ・
25位 笠原 亮★ 4504
     ・
29位 吉田弘文★ 4217
     ・
32位 原田幸哉★ 3965
33位 丸岡正典★ 3948

     ・
38位 徳増秀樹★ 3725
39位 西島義則★ 3715
     ・
43位 森高一真★ 3590
     ・
47位 石田政吾★ 3550
     ・
53位 大嶋一也★ 3411
     ・
63位 石橋道友★ 3241

(単位は万円。千円以下切捨て。★印はチャレカ参戦レーサー。赤字は準優参戦レーサー)

 さて、何をどう場合分けすればいいのやら。明日、誰が何着で選抜A戦で何着でだからどっちが上になって…なんてやってると朝までかかるので、今日は各選手の「自力当選」だけを伝えることにする。まず、8位までは当確(坪井にも0・0001%くらいの危険はあるが、当確ってことで)なので、9位の信一郎から。

2009_1127_0696  ●9位 田中信一郎

 絶対的優位。体感危険度(←なんぢゃそりゃ)は1%以下か。とにかく優勝戦の結果が
優勝…魚谷~石橋の下位組
2位…魚谷か湯川
3位~6位…赤岩と田村の両方が入る

 という3つの条件が重なると少しだけ危ないのだが、それでも信一郎が選抜A戦で1着くらいを取っておけば問題ないだろう。もちろん、優出してしまえば、その時点で確定。今日はあくまで自力当選ということなので「選抜A戦1着」としておく。

2009_1124_0086 ●10位 濱野谷憲吾

 予選で脱落したため完全他力。最終日までに3人に抜かれるとアウトになる。ちなみに準優組選手の「濱野谷超え」(概算)は……
①笠原~石橋…優勝
②湯川…優勝戦1位か2位
③魚谷…優勝戦1~3着くらい(4着だと微妙かも)
④田村…優出
⑤赤岩…優出か選抜A戦か選抜B戦1着くらい

 このうちの3項目が重なると赤信号が点る。⑤はもちろん、①④も起こりやすそうだし……微妙だな。体感危険度は40%くらいとみた。テキトーですんません><

●11位 白井英冶

 もちろん完全他力なのだが、ライバルたちの勝負駆け成功が相次いだため首皮一枚の状態になった。簡単に言ってしまえば、上記①~⑤のうち2つが重なればアウトということ。憲吾のように上積みもできないから、赤岩には選抜B戦の3着、田村にも選抜A戦の1着でアウト。体感危険度は80%だ。

2009_1127_0360 ●12位・赤岩善生と13位・田村隆信

 これはもう細かく割り出そうとすると、複雑すぎてわけがわからない。自力というなら、ともに「優出」だと思う。明日、もしふたりが優出を逃したとき……その複雑さ難解さは宇宙規模になってしまうかもしれない。詳しくは明日の結果をふまえて……はい、すいません。

2009_1127_0053●14位・魚谷智之

 このあたりから今日の条件は簡素化される。自力は優勝戦2着以上で、同3着~5着でもそれなりにチャンスはある。6着では苦しい。

●16位・湯川浩司

 優勝で自力、2着でもチャンスはあり、3着以下だとほぼ無理。

2009_1127_0486_2 ●17位・笠原~63位・石橋道友

 優勝が絶対条件。ゴボー抜き組でいちばん可能性が高いのは、もちろん予選トップの原田幸哉ということになる。体感成功度は、35%だ!w

 はい、今日のところはこれくらいで勘弁をば><(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――記憶にないほどの勝負駆け

 速報にもあったとおり、こんなにも勝負駆け成功が続出したSGは珍しい。正直にいえば、昨日勝負駆け情報をチェックした際、19位以下は条件が厳しいか1着でも届かないかの選手が多く、18位以内だって大敗の可能性があるから、ボーダーが下がるかもしれないなあ、なんて呑気に考えていた。しかし、いつしかボーダーは6・00では収まらなくなり、なんと6・17でも予選落ちという凄まじい状況に。
 11R前に残り2レースの得点状況を整理してみると、なんたることか、19位以下から18位以上に浮上できる選手はすでに皆無。ベスト18のメンバーが入れ替わるとすれば、上から落ちてくる以外にないという状況になっていたのだった。
 こんな4日目、まったく記憶にない。

 11R、外枠3選手は1着でも18位には届かず、大敗で落ちる可能性があるのは1号艇の池田浩二と2号艇の笠原亮。3号艇の石田政吾は当確だった。
 結果。1着池田、2着笠原、3着石田。池田と笠原は勝負駆け成功。ベスト18に入れ替わりはない。
2009_1127_0212  笠原が、胸に手を当ててホッと息を吐くような仕草をこちらに向けてしてみせた。以前、笠原は「2コースが僕の課題」と言っていたことがあって、たしかに2コースから一敗地にまみれるケースがSGではよくあった。その意味で、2コースから勝負駆けをクリアしたことはたしかに大きい。ヘルメットの奥でニコリと笑った笠原に、こちらも思わず頬が緩む。
2009_1127_0614  と、そんな様子を見ていたのか、松井繁が笠原に祝福の声をかけた。松井は優しげな笑顔を笠原に向けて、笠原は恐縮したように会釈を返していた。松井にとっては、11Rの結果は決して歓迎できるものではなかったはずなのだが……。いや、そんなふうに言うのは、王者の器を過小評価していることになってしまうだろう。
 その後、笠原と少しだけ話す時間があった。昨年のチャレンジカップは優出しながら、スタートで後手を踏んでの敗戦。「去年はめちゃくちゃ悔しかったから……」と、その雪辱を晴らす決意を示してくれたのが心強い。それだけの手応えもつかみかけてはいるようだ。

 12R、安田政彦はすでに終戦。徳増秀樹と湯川浩司は準優当確で、菊地孝平、田中信一郎、森高一真に19位以下に落ちる可能性があった。
 結果。1着菊地、2着田中、3着森高。見事に3者が勝負駆けを成功させたのだった。
2009_1127_0695  田中が、この結果にまるで浮かれた様子を見せていなかったのが印象的だった。賞金王はほとんど手中にしたも同然、もっと会心の表情を見せていたっておかしくはないのに、田中はむしろ兜の緒を締め直しているように思えた。そこに原田幸哉が歩み寄り、何事か伝える。「あぁ、ほんまぁ?」と返して、田中はようやく笑みを見せた。しかし、満面の笑みというわけではなかった。
2009_1127_0752  菊地は、仲間たちに笑顔で出迎えられている。今日は一日、ヒリヒリした戦いを続けてきた赤岩善生も、菊地のボートを引きながらニコニコと笑っていた。ヘルメットの奥の表情は見えなかったけれども、菊地はおどけたように声をあげて、仲間の笑顔に応えていた。そこに原田幸哉が歩み寄り、嬉しそうに菊地の肩をポンポンと叩く。まだカポックを着たままだから、少し離れた場所でもポンポンという音が実際に聞こえた。
 森高もやはり、木村光宏や田村隆信から笑顔を贈られている。ただし、ピットに戻った直後は淡々とエンジン吊りの輪に加わっている感じで、ヘルメットをかぶったままということもあり、歓喜も安堵も確認することはできなかった。そこに原田幸哉が歩み寄り………………またか!
2009_1127_0537  そう、原田は勝負駆けに成功した面々を祝福しまくっていたのだ。一発目のピット記事でも石橋道友を称えている様子を記しているが、今日の原田は自分のことより仲間を気遣ってまわっているところがあった。だいたい、この12Rの結果が自身に大きな意味をもたらしていたことを、原田は気づいていたのだろうか。そう、徳増と湯川が大敗したことで、原田は予選1位に躍り出ているのだ。しかし原田はそんなことはどこ吹く風とばかりに、選手の間を飛び回っている。まるで蝶が花から花へと飛び渡るように。
2009_1127_0921  ……森高に話を戻そう。原田が歩み寄って、森高をからかうように声をかけた。ハッキリ聞き取れなかったのだが、どうも「泣いてるんじゃないの?」みたいな言葉をかけていたようだった。森高は原田のジョークに応えて、上げていたシールドを勢いよく下ろした。まるで「泣いてなんかおらんわ」と涙を隠すような素振りで。その様子を見ていた松井繁が森高の顔を覗き込もうとするアクション。それを見て、原田は爆笑にも近い笑い声をあげていた。おそらく、森高もヘルメットの中で笑っていたのだと思う。

 こうして終了した勝負駆け。結局、10R終了時点のベスト18は、12Rを終了してもメンバーを変えることはなかった。ボーダーは6・20。6・00が1人(寺田祥)、6・17が2人、予選落ちの憂き目にあっている。6・17の一人は王者である。笠原を祝福し、森高をからかって笑っていた王者が、実は11Rと12Rの結果に涙を飲んでいたのだ。そしてもう1人、得点率は同率だが着位差で松井を上回っていた、すなわち次点の19位になったのが、今垣光太郎である。「昨日のこと」を思い出せば、この次点の悔しさはただごとではない。
2009_1127_0001  11R後には、後輩の石田政吾を出迎えて笑顔を見せていた今垣だったが、12R後はさすがに肩を落とす様子が見えた。エンジン吊りを終えて、控室に戻ろうとする今垣の姿は、大きな溜め息が聞こえてくるような落胆ぶりであった。もちろん、菊地や田中や森高の勝負駆け失敗を願っていたということはないだろうが、しかし19位に留まってしまったことは今垣をガッカリさせたことだろう。
「昨日のこと」とは7Rの不良航法である。5コースからスタートを決めた今垣は、一気に内を絞ってマクリを決めた。見事な1着。しかし、これが不良航法をとられたのだった。今垣をかばうつもりはまったくない。だが、僕には不可思議なジャッジに見えたし、今垣にとっては理不尽なものに感じられただろう。終わったことを言っても仕方がないが、もしこの減点がなければ、今垣は予選4位であった。
 今垣は「自分が反則をとられるほうが、相手にケガをさせるより何万倍もマシなこと。そう考えて納得するしかない。これを糧にするしかない」と言った。ということはつまり、今垣はまだ納得できないでいる、ということだ。たまたまバス乗り場に向かう今垣と記者席に戻ろうとする僕は並んであるく格好になり、思わず「ツイてない……」と呟いてしまった。「ですね……」。今垣も返す。
 今年の今垣には多くの試練が降りかかる。だが、試練のあとに歓喜もあった。賞金王でもそのパターンが見られるよう、祈るばかりだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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最後の速報 準優メンバー確定!

 昨日から激しく順位が入れ替わった末、準優18ピットが決定しました! 予選トップはいつの間にやら原田幸哉。眠れる獅子が超久々に覚醒したのか!? この原田はじめ、予選1号艇はすべて地元の愛知勢が独占しましたね。

10R
①池田浩二(愛知) 
②田中信一郎(大阪)
③徳増秀樹(静岡)
④菊地孝平(静岡)
⑤森高一真(香川)
⑥赤岩善生(愛知)

11R
①大嶋一也(愛知)
②吉田弘文(福岡)
③石橋道友(長崎)
④笠原 亮(静岡)
⑤西島義則(広島)
⑥魚谷智之(兵庫)

12R
①原田幸哉(愛知)
②石田政吾(石川)
③湯川浩司(大阪)
④丸岡正典(奈良)
⑤田村隆信(徳島)
⑥坪井康晴(静岡)


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速報⑨ 戦い済んで、王者と今垣が……

12R
①菊地孝平  ②
②田中信一郎 ⑤
③徳増秀樹  ☆
④安田政彦  ×
⑤湯川浩司  ☆
⑥森高一真  ③
進入123/456

 今日ほど勝負駆けがビシバシ決まったSGはちょっと記憶にない。1着・菊地、2着・田中、3着・森高……この最終レースも勝負駆けの3人がキッチリ条件をクリアして準優18ピットが決まった。今垣、松井は無念の終戦。今垣は昨日の不良航法があまりにも痛かった。


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速報⑧ 王者、勝っても大ピンチ!

 赤岩のスーパーショット祭りが終わってやや気が抜けてしまったが、勝負駆けは続く。

10R
①丸岡正典 ③
②松井 繁 1待ち
③松本勝也 ×
④原田幸哉 ☆
⑤飯山 泰 ×
⑥木村光宏 ×
進入123/465

 丸岡が先マイし、松井がズボ差しで2-1。鮮やかな大阪ワンツーセットの前に、原田は3着を取りきるのが精一杯だった。丸岡と原田は文句なしに予選突破。で、なんとなんとボーダーは6・20となり、勝った松井は6・17で20位……。賞金王入りには何の支障もない王者だが、このまま今節は敗退してしまうのか? 残る2レースで雌雄が決まる。

11R
①池田浩二  ④
②笠原 亮  ③
③石田政吾  ☆
④山下和彦  ×
⑤佐々木康幸 ×
⑥中野次郎  ×
進入123/456
(ボーダー6・20想定)

 パワーとモチベーションの差は歴然で、内から行った行った行ったの123ダーッ決着。内3艇がしっかり生き残り、松井(と19位・今垣)の立場はますます苦しくなった。最終レースでよほどのことがない限り……という状況である。ボーダー6・20で12Rの勝負駆け条件を記しておくと

12R
①菊地孝平  ②
②田中信一郎 ⑤
③徳増秀樹  ☆
④安田政彦  ×
⑤湯川浩司  ☆
⑥森高一真  ③

 菊地、田中、森高のうち2人(今垣にとっては1人)が脱落すれば、ということなのだが……また、12Rは予選トップ&準優1号艇争いにも注目したい。目下トップの徳増が1着なら文句なし、湯川が1着で徳増が3着だったりするとトップが入れ替わることになる。


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すみませーん、いちおう後半“本紙予想”

田村と赤岩を追いかけまわしていたら、すっかりアップするのを忘れていました。申し訳ございません。本命極選もナシだそうです。いちおう、午前中に書いたものをそのままアップしますが……9R、当たっとる……こういうときにちゃんとアップできなくてすみません。

7R
インは大嶋と見る。脅威だが、魚谷の気迫のマクリ差しに賭ける。
◎魚谷 ○大嶋 ▲坪井 △菊地
3連単4-536-全

8R 
西島が動いて、3コース今垣が待機行動違反のウップン晴らし。石橋が残す。
◎今垣 ○石橋 ▲寺田 △西島 
3連単2-135-全

9R
赤岩が気迫の勝負駆け。コース動くかも。吉川の捌きを本線に。
◎赤岩 ○吉川 ▲森永 △太田 
3連単5-216-全

10R 
丸岡が外の攻撃受け止め逃げ切り。原田のカド戦が怖い。
◎丸岡 ○原田 ▲松井 
3連単1-42-全

11R    
池田が圧倒的な走りで逃げる。石田が自在に追走する。
◎池田 ○石田 ▲笠原 △佐々木
3連単1-325-全

12R  
インの菊地は信頼度高い。田中が差して迫る。
◎菊地 ○田中 ▲徳増 △森高
3連単1-236-全


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THEピット――赤岩の勝負駆け

2009_1126_0919 ボートリフトで出迎える仲間――菊地孝平、坪井康晴、大嶋一也がニコニコと笑っている。今度はニヤニヤじゃなくて、ニコニコ。その後ろで、池田浩二が本当にうれしそうに顔をほころばせていた。実はその前、レースを終えてまだボート上にいる赤岩に向かって、展示に出走するため4号艇のボートに乗って待っていた原田幸哉が、手をあげて拍手を送っていた。赤岩を取り巻く人たちは皆、赤岩の勝負駆け成功に心躍らせていたのだ。2着条件を1着でクリア! やはり赤岩は、限りなく男っぽいヤツなのだ。

ピットに戻っても、赤岩はなかなか笑顔にはならなかった。皆が祝福しても、なかなかヘルメットさえ脱がずにいて、ヘルメットをとって出てきた顔は実に真剣なまなざしだった。ただ、やることはやり切った男の顔つきではあった。

勝利選手インタビューに向かう赤岩を、思わず追いかけていた。背中に声をかけて、振り向いた瞬間についガッツポーズが出てしまった。赤岩は言った。「ありがとう!」。力強い声色だった。そして、赤岩はようやく笑った。ヒザ洗って土下座の準備しておきますから、と言うと(初日ピット原稿参照)、「あはは、いらんいらん」。あの初日の言葉は、自分にカツを入れる言葉でもあったのだろう。ともあれ、赤岩の心は充実感で満ちているようだった。やはり赤岩は男の中の男である。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報⑦ 赤岩、ミラクルショット!!!!!

9R
①森永 淳 ×
②吉川元浩 1待ち
③平田忠則 ×
④市川哲也 1待ち
⑤赤岩善生 ①
⑥太田和美 ×
進入123/456

 レース直前、ボーダーが6・17(今垣)になった。勝負駆けがそれだけバンバン決まっているということ。このボーダーは下がらない可能性もあって、赤岩にとっては②着では肌寒い9Rになった(上の着条件はボーダー6・17に修正)。そして……
 ピットアウトから内を狙った赤岩は、市川が抵抗したのを見て減速した。市川のS力を信頼したのかもしれない。枠なり3対3。そして、1着を取らなければ話にならない市川が行った。全速Sから一気に絞りまくり。内3艇がその引き波で全滅し、市川をマークした赤岩がその屍を切り裂くように全速のまくり差しを突き刺した。一撃決着。2Rに続くピンピン連勝のミラクルショット。展開に恵まれたとはいえ、潔く5コースを選び、市川にしっかり連動した冷静さと勝負所の決断力実行力は見事だった。勝率6・33はまず安全圏、これで賞金王ボーダー付近の選手はことごとく勝負駆けを成功させたことになる。
 ああ、実に嬉しく楽しいのだが、今夕からの様々な場合分け計算が……気の狂いそうな3日間になりそうだ。


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速報⑥ 信一郎、賞金王へあと数センチ!?

8R
①石橋道友  ④
②今垣光太郎 ③
③寺田 祥  ③
④辻 栄蔵  ×
⑤西島義則  ⑤
⑥田中信一郎 ④④

進入152/346

 続々と賞金王ボーダー付近の選手が準優当確ランプを点している。ここでも田中が2M気迫溢れる全速マイで2着を分捕った。次の12Rは完走さえすればOK(ただ、準優ボーダーが上がる可能性も出てきた。5着なら間違いなし)で、賞金王がさらに眼前に近づいたぞ。
 田中以外では1着の石橋、3着の今垣、4着の西島も準優圏をキープ。5着の寺田が散った。

 さあ、今日最大のハイライトというべき9R。赤岩がどんなレースを見せるか。昼の足合わせで石田にボコられていたが大丈夫なのか。スタ展は4カドだったが、本番もそうなのか。2着を巡る死闘をとくと見させてもらおう。
 あ、この場を借りて、今日の『穴・極選』はまたしても休ませていただきます。速報を書きながらずっとターゲットを探していたのですが、集中力が散漫で選びきれなかったっす。憲吾郎どの、今日も何千円か儲けさせてしまってすいませんw


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THEピット――田村の勝負駆け

2009_1126_0021  田村隆信の勝負駆けが見たくて、前半記事を書いたあと、ふたたびピットへと走る。息を切らしながら競技棟に到着し、装着場へ向かおうとソファの前を通ったら、前列左端に田村が座っていたのだった。レース直前、最後の気合注入の時間。となりには湯川浩司が座っていた。会話を交わしている様子はない。
 装着場に出て、1~2分後、田村が待機室へと向かうべく、係留所への渡り橋を歩いていた。明らかな違いがある。早足なのだ。ここまでの田村は、どちらかというとゆったりとした歩様だった。勝負駆け直前、気合が田村の背中を押しているようだった。
 勝負駆けはクリアした。準優進出は当確。田村の笑顔が見られるだろうか……いや、ピットに戻って来ても、田村は笑っていなかった。
 6号艇ながら2コースを奪取したことで、田村はまず各選手にお詫びにまわっている。これはコースを奪った選手のレース後の恒例。思えば田村はこのレースでいちばんの後輩なのだった。
 挨拶行脚が終わって、控室に向かう。その途中で歩み寄ったのは重成一人だ。重成は目をぱっと見開いて、言葉は特に発することなく祝福を表明した。田村がちょこんと会釈する。カポックとヘルメットを脱ぎ、手洗いをしていた田村には、木村光宏も駆け寄っている。ソファからは、湯川も声をかけた。さまざまな選手が、田村の勝負駆けが生き残ったことを喜んでいるようだった。
 しかし、田村の顔に笑みが浮かぶことはなかった。レース前と変わらぬ表情で、田村はこの先を見据えていたのである。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報⑤ 堅実な攻守で魚谷も突破!

7R
①秋山直之 ×
②平石和男 ×
③坪井康晴 ①
④魚谷智之 ④
⑤大嶋一也 ☆
⑥菊地孝平②⑥
進入125/346

 坪井がケタチのパワーにモノを言わせ楽々のまくり差し。ピン条件を自力でクリアした。問題はその後方。賞金14位の魚谷は届かないまでも外を全速でぶん回して3番手以内を確保。2マークも安全確実丁寧に回って3着を確定させた。田村に続いて魚谷も第一ミッションクリア。明日はセンター~外めの枠で第二関門の優出を目指す。4着の菊地は12Rで②着以内なら当確だ。


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速報④ 田村、ミッション完遂!!!!

6R
①吉田弘文  ④
②濱野谷憲吾 ×
③佐々木康幸 ②③
④柏野幸二  ②
⑤松井 繁  ②②
⑥田村隆信  ③
進入162/345

 田村が決死の2コース進入で命からがら2着を奪い取った。スタートで遅れてバック4、5番手だっただけに、まさに薄氷の予選突破だった。さすがの根性だ。1着は吉田でこれも準優へ。3着の松井は10Rでメイチのピン勝負に挑む。佐々木と柏野は脱落。

 さてさて、これで9R②着勝負の赤岩は、ミッションに失敗した時点でほぼ賞金王が絶望的に! 進入から行くっきゃないぞ、赤岩!!!!


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速報③ 湯川と池田に準優当確ランプ

4R
①寺田 祥③④ プロペラ
②鳥飼 眞 ×
③山下和彦 ×
④湯川浩司④⑤
⑤服部幸男①
⑥瓜生正義 ×
進入125/463

 山下がピットアウトで遅れ、やや変則の進入から湯川が一気のカドまくりを決めた。これで文句なしの準優圏内。12Rで連勝するようなら明日の1号艇も夢ではなく、賞金16位からの逆転賞金王入りも見えてきた。パワーは日に日にアップし、坪井・徳増らと節イチを争う足になっていると思う。
 2着の寺田も後半8Rで⑤着条件と準優が目の前まできた。逆にメイチのピン勝負だった服部は道中でずり下がり無念の脱落。

5R
①萩原秀人×
②中島孝平①
③今坂勝広×
④守田俊介×
⑤池田浩二①⑥
⑥丸岡正典③③
進入123/456

 すでに終戦の守田が4カドから強引に絞り、イン萩原まで呑み込んでいる間に池田と丸岡のツープラトンまくり差しが炸裂した。絵に描いたようなアウトセットで5-6-4決着。勝った池田は11R完走当確。2着の丸岡は10Rで④着以内を目指す。ピン勝負中島は万事休す。

 さあ、次の6Rは一発勝負・田村の出番だ。スタ展123/456の枠なり。アウトから行くつもりなのか、田村!?


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THEピット――ピリピリした空気

2009_1126_0692  田村隆信が、試運転係留所にボートをつけた。いったんボートを降りた田村は、モーターを点検する。その3つ置いた右隣には、魚谷智之が同じようにモーターを点検する姿が。その係留所には、数艇のボートが置かれていたが、選手の姿は田村と魚谷だけ。賞金ランク13位と14位の2人が、数m離れて並んで、静かに勝負駆けの準備を整えていた。
2009_1126_0043  立ち上がったのもほぼ同時だった。爽やかさすら感じる魚谷の淡々とした表情と対照的に、田村の眉間にはシワが寄っている。まっすぐ前を向いて歩く魚谷に対し、田村は視線が下に落とされている。12位ボーダーへの賞金額、準優突破への必要着順、それぞれの条件の違いが、様子の違いにも投影されているのか。ようするに、明らかに硬くなっているように見えるのは、田村のほうだった。
2009_1126_0894  魚谷が控室に消えていったのに対し、田村はペラ室へと向かっている。そっと窓越しに覗き込むと、湯川浩司の隣に座り込んで、ペラを叩き始めていた。今節は銀河系の組み合わせをあまり見かけない、と昨日は書いたが、やはり随所で協力し合ってはいるのだろう。田村と湯川の間にある10数cmの距離は、二人の信頼感をあらわしていた。
2009_1126_0893  それが1R前のこと。1Rが終わって2R前になると、こんな光景も見られている。出走ピットの並びにある試運転係留所のいちばん端っこに、丸岡正典がボートを係留した。乗艇したまま点検をしている丸岡に歩み寄った田村は、係留所に体育座りして、丸岡と話し込み始めた。こちら側からは、田村の背中しか見えず、表情は読み取れない。だが、田村が話し始めた途端に丸岡が優しい笑みを向けたのを見たとき、思い込みかもしれないが、田村がどんな表情で話しているのかがわかったような気がした。丸岡はひたすら優しげに笑い、時折うなだれたようなそぶりを見せながら田村はうんうんとうなずいたりもしていた。

2009_1126_0908 2R、赤岩善生が1着で第一関門を突破した。ボートリフトに戻ってきた赤岩を出迎える、原田幸哉、坪井康晴、菊地孝平がニヤニヤと笑っている。ニコニコじゃなくて、ニヤニヤ。ボートリフトが上昇を始めると、赤岩はヘルメットのシールドを上げた。ヘルメット越しに赤岩の表情が垣間見える。リフトがほぼ上がり切ったとき、赤岩は眼を閉じて2秒ほど静止した。まずはやり遂げた……そんな感慨の表情だった。その様子を見ていた大嶋一也も、ニヤニヤっと笑った。
 出迎えた仲間たちは、とりたてて赤岩に話しかけるようなことはしなかった。黙ってボートを移動させ、艇番艇旗を取り換える。大嶋が一言ほど声をかけていたが、接触はその程度。ヘルメットを脱いだ赤岩は、依然として口元を引き締め、気迫の表情。仲間たちは赤岩がどんな心境でいるのか、知り尽くしているということだろう。

 気のせいかもしれないが、昨日までに比べてピリピリした空気を感じる4日目朝。賞金12位ボーダーを争う者、また準優18位ボーダーを争う者が特別な思いをもって戦っているのは当然だが、それを取り巻く仲間たちも(もちろん我々も)当事者たちが置かれた状況を知って、ピットにいる(準優ボーダーに関しては、多くが当事者だ)。全員が、いろいろなものを頭にめぐらせて、この空気を作り出しているのだろう。
2009_1126_0659 そんななか、2Rで2着に入った石橋道友を、原田幸哉が嬉しそうに祝福しているのが印象的だった。肩を抱いて、「よくやった」とばかりに笑顔を向ける幸哉。石橋もそれに呼応してニコニコと笑っていた。……幸哉には、なんとなく不気味なものを感じるのだが、果たして。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報② 魚谷、不安の残る3着

3R
木村光宏 ×
魚谷智之③④ リング3
石川真二 ×
吉川元浩②③
重成一人 ×
笠原 亮①⑥

進入123/456

 魚谷もリング3本を換えての第一関門。2コースから差して木村の内に舳先を入れたが、バック中間で伸び負けズルッと舳先が抜けてしまった。木村に伸びで負けるとは。2マークでは笠原にも抜かれて3着。これで

後半7Rは④着条件

 になったが、パワー的には大いに不安の残る3着だったぞ。中間の足合わせに注目したい(←動きがあったら、随時お伝えします)
 また、吉川は見せ場を作りながら4着に敗れて9Rはピン勝負。アウトから2着に突っ込んだ笠原は11R④着で文句なしだ。


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速報① 赤岩、第一関門突破!

2R
①今村 豊 ×
②赤岩善生 ①②ピストン2、リング4、シリンダーケース、プロペラ
③大神康司 ×
④平石和男 ×
⑤松本勝也 ①②リング2、シリンダーケース
⑥石橋道友 ③③

進入123/456

 大整備を施した(あるいは元に戻した)赤岩が枠なりの2コースからズブ差しを決めた。これで……

後半9Rは②着勝負!

 パワーは中堅クラス(太田、大神と同レベルで萩原にはやられていた。萩原がアップしたのかも)のようだが、気合の進入&スタートで勝ち負けになるはず! 2着は石橋で8Rが④着勝負。松本は4着に敗れて脱落。


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ4日目

Kです。正直、今日は荒れそうな気もします。やはり今日はただならぬ勝負駆けですから。H記者も「今日は荒れるぞ~。だから本命極選はパス」と申しております。それでも、“本紙予想”の基本はイン主体。ともかく、我々もアツい勝負駆けを楽しみましょう。

1R 
安達が水神祭をあげるため気合の逃げ切り。中島が差して追走。
◎安達 ○中島 ▲今井
3連単1-54-全

2R 
赤岩が気迫の攻撃で勝負駆けに臨む。今村のイン残しを本線。
◎赤岩 ○今村 ▲石橋 △大神 
3連単2-163-全

3R 
魚谷も気迫の攻撃見せるはず。吉川との兵庫ワンツーが勝負舟券。
◎魚谷 ○吉川 ▲笠原 △木村
3連単2-461-全

4R 
寺田の逃げ切り濃厚と見る。湯川が自在に追いかける。
◎寺田 ○湯川 ▲服部 △山下
3連単1-453-全

5R 
萩原が外を制して逃走。アウトでも丸岡に警戒
◎萩原 ○丸岡 ▲池田 △中島
3連単1-652-全

6R 
吉田のアシは悪くない。田村は気迫の勝負駆けで虎視眈々。
◎吉田 ○田村 ▲松井 △濱野谷
3連単1-652-全

後半はのちほど。


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4日目! 年間最大の準優勝負駆け!

おはようございます。競艇王チャレンジカップ4日目です。言うまでもなく、本日は準優勝負駆け。しかしながら、ただの準優勝負駆けではありません。一発逆転を狙う選手にとって、今日を乗り切らなければ、賞金王への道が閉ざされてしまうのであります(12位赤岩は可能性がゼロではありませんが)。今日はとんでもなく巨大なふるいが用意されている一日なのですね。ということで、本日、H記者は(ほぼ)リアルタイムで勝負駆けの模様を追いかけるそうであります。皆様、折々でチェックしてくださいね。

2009_1126_0768 勝負駆けというわけではありませんが、石橋道友にはもうひとつ大事な勝負があります。それは、来年のグラチャンの出場権。来年のグラチャンといえば、実に55年ぶりのSG開催となる大村! 石橋の地元であります。現在、長崎支部からグラチャン出場の可能性を残しているのは、ほぼ石橋のみ。半世紀以上ぶりの大村SGに、地元から出場選手が皆無では格好がつかないのであります。SGの予選得点が選考基準となるグラチャンだけに、石橋にとっては1走1走が勝負駆けみたいなもの(優出してしまえば、一気に優先権ですけどね)。賞金王シリーズへの出場を確実なものにするためにも、大切な戦いが続くのであります。(PHOTO/中尾茂幸)


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常滑チャレカ ア・ラ・カルト3日目

賞金ランキングの変動

                2日目   3日目
1位 松井 繁★   14569  14587
2位 池田浩二★  14018  14047
3位 菊地孝平★  11594  11606
4位 今垣光太郎★10467  10498
5位 吉川元浩★   8430   8452
6位 瓜生正義★   8242   8262
7位 服部幸男★   7432   7456
8位 坪井康晴★   7282   7300
――以上当確――
9位 田中信一郎★ 6773   6790
10位 濱野谷憲吾★6612   6641
11位 白井英冶    6576   ――  
12位 赤岩善生★  6473   6483  
――ボーダー――
13位 田村隆信★  6215   6232  
14位 魚谷智之★  5720   5731  
15位 重成一人★  5519   ×    
16位 湯川浩司★  5383   5396  
17位 今村 豊★   5350   ×
18位 太田和美★  5052   5081
19位 飯山 泰★   4941   ×

(単位は万円。千円以下切捨て。★印はチャレカ参戦レーサー、×は脱落)

 3日目でトップ19位の中から重成、今村、飯山が脱落した。太田も明日1着を取っても予選突破は苦しい状況になっている。徐々に絞られてきた。

赤岩VS田村 明日の勝負駆けと展望

2009_1126_0923 ●赤岩善生
 ま、マジでどうした、赤岩?? 決死の覚悟で臨んだはずの3Rで、昨日に続く6着惨敗……節間ポイントはさらに下落し、まさに崖っぷちに立たされた。敗因は……よくわからない。4カドから握って届かず後手後手の展開に。道中は何度か4番手を取りきったが、やや強引な切り返しなどで逆に態勢を不利にしてしまった。4着よりもっと上を、という焦りがあったかもしれない。気持ちはわかるが……。
 気持ちを切り替えよう。明日は2R2号艇、9R5号艇の2回走りで18点、①②着が必要だ。これを下回れば予選突破は厳しく、同時に賞金王戦線も目の前が真っ暗になるような激辛の「相手待ち」になってしまう(田村が予選突破したらほぼアウト)。まずは好枠の2Rでピンを取り、②着条件で9Rを迎えたい。それが可能なパワーがあるかどうかは、私にもわからなくなってしまったのだが……。

2009_1126_0055 ●田村隆信
 一方の田村は9Rで冷静に2着をキープし6・25の14位まで押し上げた。パワーも徐々にアップし、ワースト級だった前検よりはるかに戦える足になっている(とはいえ、まだ中堅レベルだとは思う)。明日は6R6号艇の1回走り。苦しい枠での③着条件だが、今まで何度も6号艇でギリギリの勝負駆けを成功している男でもある。インを奪って逃走したこともあった。明日もスタート展示で相手の動向を探りつつ、本番はさらに進入、レースともに大胆に攻めると思われる。もちろん田村がこの勝負駆けに失敗したら、その場でジ・エンドになる。

他の賞金王ボーダー付近選手の動向と明日

2009_1126_0132 ●田中信一郎
 今日の6Rで2着を取りきったのはでかい。予選7位まで躍進し、明日は8R6号艇と12R2号艇の2走で8点(④④着条件)を目指す。この成績アップも有利だし、当面のライバル濱野谷の予選突破がほぼ絶望的になったことでグググッと賞金王が近づいた。赤岩や田村の成績次第では、12Rまでに賞金王の当確ランプが点る可能性もある。が、本人としてはあくまで自力勝負、8Rで2着以上を狙いに行くことだろう。現時点では「限りなく確定に近いけど、まだ当確を打てない9位」と表現しておく。

2009_1126_0280 ●濱野谷憲吾
 やってしまった……今日は3Rで1着を取りながら、8Rで5着に敗れて節間34位に。明日の6Rを勝っても5・60まで。この点数での予選突破はあまりに厳しすぎる。ほぼ絶望と思っていいだろう。が、賞金王戦線は完全他力ながら、まだまだ可能性を残している。下から3人に抜かれなければいいのだ。何が起きるかわからないので明日以降も1円でも多くの賞金を上積みし、下位選手たちの動向を見守ることになる。う~~ん、生きた心地がしないだろうなぁ。

●魚谷智之
 とにもかくにも予選&準優突破、それっきゃない!――そんな開き直りが幸運をもたらすかも。今日の3Rは4着と一息だったが、それでも節間9位。明日は3R2号艇と7R4号艇で10点(③④着)を目指す。私なりのパワー診断は中堅上位まで、必ずしも威張れる足ではないと思うのだが、高くて揺るぎないモチベーションがエンジンの背中を押している。もちろん明日は3Rで一発当選(①着なら)を狙うだろうし、さらに準優での好枠を目指して7Rもガリガリ攻めるはずだ。

2009_1125_0561 ●重成一人
 必死に魚谷ら14人の背中を追っていたが……今日の5Rで4着に沈み準優に赤信号が点った。初日から劣勢パワーは明らかで、33%の凡機そのままの成績で終戦を迎えたことになる。お疲れさま、と言うしかない。

 一発逆転を狙う選手としては……予選2位になった原田幸哉やエース機の徳増秀樹にもスポットを当てたいのだが、今日もまたこの選手のことを書かせてもらう。

2009_1126_0320 ●大嶋一也
 男は50を過ぎてから? ついについに、予選トップに立ってしまった!! が、2日連続で取り上げるのは、トップだからではない。今日の12Rの勝利があまりにも鮮烈だったからだ。何が鮮烈って、あの鬼気迫る進入である。まずは、スタート展示。2号艇の大嶋は1号艇の瓜生正義をガンガン攻めた。これでもかこれでもインを譲らない気か、と攻めて2艇して80m起こしになった。これはまあ、よくあることなのだ。スタ展で攻めるだけ攻めて、相手が断固として抵抗したら本番は緩める。「あ、そうか、そのつもりなのか」と合点する。で、瓜生はこのスタ展でまったく引く気配を見せなかった。態度で「絶対にインは譲りませんよ」と主張した。
 実は、このスタ展の動向は激しさといい起こし位置といい、私の予想通りだった。そして、本番は大嶋が緩めてイン水域は楽な起こしになる、と確信をもって予想していた。だから私はあのスタ展を見ても、安心しきって瓜生アタマの舟券をしこたま買った。
 が……! 大嶋は本番でもまったく緩めずガリガリ攻めた。2艇だけが深くなった。完全に私の読みの裏をかかれた。というか、「大嶋、すごい、やばい」と脱帽した。昨日まで予選2位で今日は好枠の2号艇。インが獲れないと悟った以上、助走距離をとった方が有利なはずなのに。大嶋は攻めたのである。瓜生ファンには悲劇的な進入になってしまったが、相手が悪かったとしか言いようがない。大嶋は生粋のイン屋だと、改めて痛感した。
 そして、ふたつめのサプライズはターンスピードだ。深い起こしからF持ちの瓜生もそれなりに踏ん張って先マイを果たした。瓜生のターンスピードは艇界屈指だからして、これで私はなんとか逃げられると思った。が……同じ深さから発進した大嶋が鋭角に差して、バックで瓜生を捕えてしまったではないか!! あれ、ホントに51歳のターンっすか。もちろん出足、回り足の裏付けがあってこその鋭角小回りターンだったわけだが、それにしても俊敏だったぞ。またまた脱帽、1分で2度脱帽である。
 この気合とテク200%の完勝劇で予選トップに。明日の7R5号艇で準優1号艇→優勝戦1号艇のVロードを目指すことになる。とにかく、私の拙い予想をケタ違いのパワー&ソウルで蹴散らしたヒゲのダンディよ、こうなったらまっしぐらに賞金王まで突っ走ってくれ!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――濃密な二人

2009_1126_0184  整備室から控室に戻ろうとしていた萩原秀人が、競技棟の入口あたりで「どもっ」という感じで右手をあげた。方向は、係留所と装着場をつなぐ渡り橋のほう。誰かが係留所から装着場に戻って来て、それが萩原と親しい選手のようだった。
 誰だ?
2009_1126_0125 守田俊介だった。先輩じゃないか。そのわりには、萩原はやけに親しげな素振りだった。ようするに、あまり先輩後輩の壁を感じさせないのが守田の人柄なのだろう。06年MB記念で中村有裕が優勝したときも、表彰式に向かわねばならないユーユーから荷物まとめをお願いされて(というより指示されているような雰囲気だった)、進んで動いていた姿が思い出される。ええヤツなんやな~。H記者は、そんな人柄も含めて、愛しているのか。
 萩原に笑顔で歩み寄った守田は、楽しげに語りかけて、控室へともに向かうように促していた。肩を並べて競技棟に入っていく二人は、まるで親友同士。微笑ましいシーンであった。あ、余計なことですが、わかる人だけ、このコンビにニヤリとしてくださいませ(笑)。わからない方は、古くからの競艇ファンに訊ねてみてくださいね。

2009_1125_0510  その直後、松井繁が展示ピットにボートをつけて、渡り橋を歩いて装着場に戻ってきた。そのままいったん控室に戻ろうとして競技棟前まで来ると、ちょうど入口の自動ドアが開いた。出てきたのは服部幸男。服部の目がぱっと見開かれた。10R後に着替えを終え、モーター格納のため整備室に向かおうとしていたようだった。
 お互いの存在を見つけて、自然と立ち止まる二人。松井が一言、声をかけると(たぶん「どや?」くらいのことだったと思う)、服部は10mほど離れていても聞こえる大きな声で「う~~~~ん」と唸った。そして、ほんのちょっと、右側に首をかしげた。服部がこんな素振りを見せるのは松井に対してだけだろうし、松井もまた同様だろう。そこには、他者が割って入ることなど許されない強い信頼感がぴんと張り詰めていた。
2009_1126_0116  二人の会話はどれくらい続いただろうか。服部が唸ったあとは、二人にしか聞こえないくらい小声で話していた松井と服部。1分くらいだったかもしれないし、感覚としては10分くらいそうしていたようにも感じたし、ともかく濃密な空気をその一帯にだけ作り上げて、うなずき合って別れた二人だった。

2009_1126_0486  明日は厳しい勝負駆けを強いられる赤岩善生。今日は午後になっても、西日がずいぶん傾いても、係留所にボートをつけて、回転数の調整などを延々と続けていた。昨日の前半記事で同様の記述をしているが、それを一からやり直していたわけである。赤岩は使える時間はすべて使い切って、明日への準備を着々と整えている。
2009_1126_0879  そこに駆け寄ったのは松本勝也だった。松本はボートに乗っている赤岩と視線の高さを合わせようとしたのか、ボートの横にしゃがみ込んで赤岩に語りかけ始めた。赤岩は、ドライバーを持つ手を止めずに、松本に向かって話しかけている。やがて松本はどっかりと座り込み、赤岩もモーターと松本の顔を交互に見ながら、かなり長い時間、会話を続けていた。
 最後の最後まで試運転や整備を続けている選手としては、木村光宏が定番。その木村が東の横綱なら、西の横綱は松本勝也で、木村同様に遅い時間帯まで駆けまわっている姿は頻繁に見かけるものだ。12R前に木村と松本が足合わせ、なんてのも見たことがある。つまり、今日も松本は遅くまで仕事をしていたのであって、この松本&赤岩のコンビが本日の整備のトリを務める二人だったわけである。いったいいつまで話し続けるのだろうとしばらく眺めていたのだが、こちらが完全に根負けしてしまったのであった。

2009_1126_0136  もう一人の厳しい勝負駆け、田村隆信。明日は3着条件だが、最後に残ったのが6号艇と、枠番的に厳しくなってしまった。それでも、今日は2着に残して赤岩よりは有利なポジションにつけたせいか、昨日よりは表情が柔らかくなった気がする。まあ、こちらの先入観というものを否定はしないが、しかし準優に一歩近づいたことが賞金王へも一歩近づいたことを意味するのだから、視界が少しは明るくなったはずである。
 田村は、モーターの格納を終えると、通勤着に着替えてソファに座り込んだ。そのかたわらには銀河系軍団が……いなかった。森高一真は別の選手と話し込んでいたし、湯川浩司も丸岡正典もその場には不在。いや、別にこの瞬間に限らないな。今節は、銀河系の組み合わせをあまり見かけないような気がする。田村-森高にしろ、田村-湯川にしろ、田村-丸岡にしろ、今までのSGでは頻繁に見かけていたものを、ほとんど見ていないのだ。田村絡みに限らず、森高-湯川でも湯川-丸岡でもいいけど、一緒にいることが実に少ない。そのせいか、4人の笑顔を見る機会もあまりないぞ。
 何か意味があるのか、おおいに気になるところだ。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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明日の勝負駆け情報

予選3日目を終えました。得点率トップに躍り出たのは、名人・大嶋一也! 今日の12Rの1着もおみごとでありました。ボーダーを6・00と想定すると、無事故完走で当確は大嶋を含めて4名。18位は石橋道友で、19位以下は厳しい勝負駆けになりそうです。賞金王勝負駆けの赤岩は1・2着条件の崖っぷち。明日は気合の入る一戦となりそうです。田村隆信は3着条件ですが、6号艇……。なお、赤字は賞金王当確。青字は賞金ランク12~16位です。

大嶋一也  当確
原田幸哉  当確
徳増秀樹  当確
湯川浩司  4・5
石田政吾  当確
西島義則  5
田中信一郎 4・4
菊地孝平  2・6
魚谷智之  3・4
吉田弘文  4
森高一真  4
寺田祥   3・4
笠原亮   1・6
田村隆信  3
池田浩二  1・6
今垣光太郎 3
丸岡正典  3・3
石橋道友  3・3
柏野幸二  2
吉川元浩  2・3
佐々木康幸 2・3
服部幸男  1
坪井康晴  1
中島孝平  2・2
松井繁   2・2
市川哲也  1
太田和美  ※1相手待ち
安田政彦  ※1相手待ち
松本勝也  1・2
平田忠則  ※1相手待ち
赤岩善生  1・2
山下和彦  1・1
秋山直之  ※1・1相手待ち


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“本紙予想”チャレカ3日目後半

今日はインが強いぞ~。……“本紙予想”はそれでも不発気味ですが……。

7R
柏野は上位級のアシ。今垣がマクリ差しで追走する。
◎柏野 ○今垣 ▲石川 △寺田
3連単1-526-全

8R 
今井の水神祭を応援しつつも、松井が貫録を見せつける。
◎松井 ○今井 ▲笠原 △濱野谷 
3連単3-146-全

9R
イン戦なら原田を全幅の信頼。田村が気迫で追いかける。
◎原田 ○田村 ▲石橋 △菊地 
3連単1-345-全

10R 
服部ががっちりと逃げ切る。森高が差して肉迫。
◎服部 ○森高 ▲池田 △太田 
3連単2-236-全

11R    
吉川に元気なく、今垣が鋭く攻め切る。
◎今垣 ○吉川 ▲徳増 △丸岡
3連単3-124-全

12R  
瓜生にも元気なく、松井がカドから王者の攻め。
◎松井 ○坪井 ▲瓜生 △柏野
3連単4-516-全


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THEピット――神妙

 ボートリフトの横に、モーターを洗浄するプールのような施設がある。これは最終日に使われるもので、中には真水が満たされている。全体が木の板で覆われていて、小窓のような穴があいている(常滑は2カ所)。ここにモーターを設置し、下部を真水に浸す。そこでエンジンをかけてペラを回し、モーター下部の塩分を洗い流すのである。すなわち、海水の競艇場のピットには必ず設置されており、その場所はまちまち。常滑は先述したとおりボートリフトの横、装着場から水面に張り出すようなかたちで設置されている。
 で、ここがレースを観戦するには絶好の場所なのだ。進入争いはよく見えるし、対岸のビジョンも見やすい。西日が水面に反射する好天の午後は、あまりに眩しくて観戦には適していないが。
 今朝も、1Rをここから眺めていると、隣に人の気配が。ここにはボート運搬用の架台が置かれているのだが、原田幸哉がそこに腰かけていたのだ。非常に日当たりのいいこの場所は、観戦だけでなく日向ぼっこにも適しているのだが、まさかのんびりしに来たわけではあるまい。僕の巨体が原田の視界をさえぎってはいないかと、恐縮しつつ、1Rを眺めることとなった。
2009_1125_0554  1R後、原田が装着場を右へ左へとゆらゆら歩いているのを見かけている。1R前にも、競技棟ソファにすわっていたり、係留所で笠原亮に話しかけていたり、ピットのあちこちで姿を目撃していた。作業をしているわけではない。なのに、原田はピット内のさまざまな場所に出没していたのである。
 2R直前になって、いつものポジションに陣取ろうとすると、先客があった。もちろん原田である。原田は、出走表をじっと眺めて、微動だにしない。横顔からうかがえる表情は、どこまでも神妙。まるで斬り合いの前の精神統一のようであった。やがて、視線を上に向けて、じっと考え込むポーズとなる。こうなると、もはや近寄れない。この場所はレースのたびに数人がやってくるポイントなのだが、みな原田の様子を察したのか、原田は独り占めの体となっていたのである。
 2Rがピットアウトすると、原田はちらりとこちらを一瞥した。そのときの口元には、微笑が浮かんでいるようにも見えた。

2009_1125_1090  2R前のことである。整備室を覗き込んで、本体に手を入れている選手の名前をメモにとる。森高一真がピストンをいじっている。吉川元浩が昨日と同様に本体整備。萩原秀人も本体を外して調整をしている。……などとペンを走らせていると、視界にゆったりと歩いている平田忠則が入ってきた。出走表を確認すると、平田は3Rに登場。戦いの時は間近だ。そのせいだろう、平田の表情は厳しい。唇をすぼめて、視線は天井。しかしきっと、その目がとらえていたのは天井ではあるまい。頭の中に渦巻いている、20~30分後の水面の様子だったはずである。
 これもまた精神統一の一態であろう。とぼとぼと歩き回りながら、脳内コンピュータもくるくると回る。こうした思考方法をとる人というのは間違いなくいて、何を隠そう、僕もそのタイプである。というわけで、声をかけてはいけないと思って、平田を視界のなかから外すことにした。おぉ、森高はまだピストンをいじってるなあ……。
 と、平田が整備室を出てきて、こちらを一瞥した。「おはようございます!」。いかん、平田のほうから声をかけさせてしまった! 慌てて挨拶を返す。懸命のシミュレーションを頭の中で展開していても、礼節の気持ちは絶対に忘れない好漢・平田なのだった。

2009_1125_0808  これぞチャレンジカップ、なのか、やはり今日あたりは原田や平田のような神妙な顔つきの選手を多く見かけるような気がする。12R1回乗りなのに早々に着水して、係留所で考え込んでいる中島孝平。その隣でモーターを点検S似ている笠原亮。ソファに陣取って、しかし何を話すでもなくそれぞれが考え込んでいる様子の銀河系軍団=田村隆信、湯川浩司、丸岡正典。朝のスタート特訓のスリット写真に見入っている坪井康晴。今村豊に長い時間話しかけている重成一人。やや口を尖らせたような表情で係留所の自艇に向かっていく濱野谷憲吾。声をかけづらいような選手を数え上げたらキリがないほどだ。
2009_1125_0091_2  そんななか、笑顔ばかりが目につくのが松井繁なのである。エンジン吊りに出てきては笑顔。湯川ら後輩に声をかけては笑顔。2Rで勝った太田和美をからかっては笑顔。昨日も書いたが、松井の雰囲気は他とはまるで違うのである。
2009_1125_0975  エンジン吊りには、もちろん大阪勢が揃っており、松井の隣には田中信一郎が立っていた。田中は、笑顔の輪には加わらず、神妙な顔つきで作業をしていた。あまりに大きいそのギャップ。どちらがいいとか悪いとかではないが、不思議な光景を見ているような気分にはなった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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今日の穴極選はお休みします><

 昨日の極選8R、またしても1号艇は飛んでくれたのに……箸にも棒にもかからなかったHです。さらに本命極選も後半2つしかなかったイン勝ちレースをバッチリ選択しておきながら、どちらも1着3着……まさに私らしい予想。回収率160%超えを記録したしげ爺さんとはもはや雲泥の差をつけられてしまった。まあ、showさんが引っかけってくれたのがせめてもの救いであります。憲吾郎どのには……ご愁傷さま><

 で、今日は堅~い1日になりそうな気配がぷんぷんなんですよ。8本ほどイン逃げが決まり、2着までならイン=パーフェクトかも。
 で、あれこれ極選レース&レーサーを探したんですが、見当たらなかった。第一候補は昨日に続いて濱野谷憲吾なんですが、ちょっと内艇たちのパワーが強すぎて勝ちきる脳内レースが成立しないのです。13-6とか2着なら十分にあると思うのですが……ということで、今日の穴・極選はお休みします。
 お詫びに替えて、“本業”ではない本命・極選をば。

9R 1-45-345
12R 1-45-245

 以上全8点。なぜこれを選んだか、能書きもそれなりにあるんですけど専門外なので遠慮しときます。ま、初日の◎がオール2着、昨日は◎1着○3着ですから、きっと今日は……3着抜け?w


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ3日目

Kです。昨日もインは決して強くありませんでしたね。そろそろ来そうな気もしますが……。

1R 
低調メンバーなら山下がインの利を生かす。今坂が差して追走。
◎山下 ○今坂 ▲安達
3連単1-26-全

2R 
太田がインから巧みな旋回。飯山がカドから攻めて迫る。
◎太田 ○飯山 ▲石川 
3連単1-45-全

3R 
濱野谷が渾身の逃げで1日早い勝負駆け。赤岩が気合の追走。
◎濱野谷 ○赤岩 ▲魚谷 △吉田
3連単1-456-全

4R 
服部の前付けありそうだが、動じずに辻が逃げる。
◎辻 ○服部 ▲石田 △大神
3連単1-625-全

5R 
コース動いて原田が気迫の攻め。安田のイン残しを警戒。
◎原田 ○安田 ▲重成
3連単6-12-全

6R 
イン中野に元気がなく、坪井の2コース戦が爆発。池田が巧みに追う。
◎坪井 ○池田 ▲中野 △田中
3連単2-614-全

H記者の本命極選は今日も後半。“本紙予想”後半も含め、後ほどアップします。


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3日目!

おはようございます。競艇王チャレンジカップは3日目。常滑は快晴でございます。だんだんとベスト12シートのゆくえも、今日あたりから見えてきますぞ……。

2009_1125_0017 昨日は井口佳典選手がトークショーで常滑に来場していました。本来なら水面に出たかったはずなのに……。井口選手の魂を背負って、選手には激戦を見せてもらいたいものです。(PHOTO/中尾茂幸)


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常滑チャレカ ア・ラ・カルト2日目

賞金ランキングの変動

         初日 2日目 「白井超え」
1位 松井 繁★ 14556 14569   ☆
2位 池田浩二★ 14006 14018   ☆
3位 菊地孝平★ 11558 11594   ☆
4位 今垣光太郎★10441 10467  ☆
5位 吉川元浩★ 8411  8430   ☆
6位 瓜生正義★ 8218  8242   ☆
7位 服部幸男★ 7421  7432   ☆
8位 坪井康晴★ 7269  7282   ☆
――以上当確――
9位 田中信一郎★6751  6773   ☆
10位 濱野谷憲吾★6600  6612  ☆
11位 白井英冶  6576  ――   0
12位 赤岩善生★ 6464  6473  103
――ボーダー――
13位 田村隆信★ 6186  6215  361
14位 魚谷智之★ 5690  5720  856
15位 重成一人★ 5499  5519  1057
16位 湯川浩司★ 5355  5383  1193
17位 今村 豊★ 5327  5350  1226
18位 太田和美★ 5042  5052  1524
19位 飯山 泰★ 4932  4941  1635

(単位は万円。千円以下切捨て。★印はチャレカ参戦レーサー)

 20位以内では何の昇降格もない1日だったが、水面下で赤岩と田村の争いがさらにヒートアップしてきたぞ。ふたりの節間勝率はなんと……?

2009_1125_0522 ●赤岩善生 ⑥着 5・67
 ど、どうした赤岩!? と、目を覆うような惨敗。4Rの3号艇で6着に這ってしまい、節間勝率でボーダーを割る非常事態に陥った。ただ、敗因がパワー負けではないことは確かだ。3コースの石橋道友がまくり差しを狙ったスペースに赤岩も入ろうとしてどん詰まり、やむなく失速した瞬間に森高のツケマイを浴びてしまった。判断ミスといえば判断ミスだが、「石橋が握る」と予測しての決め差しが裏目に出ただけのこと。むしろ積極的に1着を狙う姿勢があればこその6着だった。昨日までの出足と攻め続ける気持ちがあれば、明日以降の巻き返しは容易だと私は思う。怖いのは、「早くボーダーを突破して準優安全圏に!!」という焦りだろう。

2009_1125_0794 ●田村隆信 ①⑥着 5・67
 パワーアップに成功したのか!? と思わせる5Rの圧勝ではあった。インの同期・湯川浩司が瓜生正義のまくりを警戒して握ったところを、2コースから俊敏な差し抜け。先頭に立ってからも危なげのない走りで貴重な10点をもぎ取った。この時点では勝率8・00まで跳ね上げ、赤岩を完全に抜き去ったことになる。
 が、後半9Rが最悪だった。いや、それでも不幸中の幸いというべきかもしれない。5コースから外の松井に伸び負けして圧迫され、団子状態の内艇に接触。艇が横転してもおかしくないほど傾いた。実況アナが「おっとっと~~!!」と叫んだほどだ。もちろんその接触は不可抗力だったため転覆しても減点にはならないだろうが、0点の上にモーターに変調をきたす可能性も生じる。ギリギリ踏みとどまって1点でも上積みできたことをよしとすべきだろう。この大敗で、田村もまた5・67まで下降して赤岩と並んだ。もちろんふたりともこの数字で争っていては未来はないわけで、「白井英冶超え」へいよいよ胸突き八丁の修羅場に突入することになる。

他のボーダー付近選手

●田中信一郎 ①着 6・67
 11Rの1回乗り、しかも絶好枠の1号艇をしっかりがっちりモノにした。これで賞金とポイントを水増ししてボーダー超えの6・67。信一郎の場合は準優入りさえすればほぼ安全圏に入るのでこの1着は大きい。明日の4号艇1回走りもモノにすれば、いよいよ賞金王V4ロードが見えてくる。

2009_1125_0129 ●濱野谷憲吾 ④着 3・00
 く、苦しい。大丈夫なのか憲吾? 今日は5コースから鋭角まくり差しの「憲吾スペシャル」が炸裂しかけたが、どうにも差し場がなく地団太踏むように失速した。アウト水域の宿命でもあるのだが、ツキもないのがちょっと気になる。信一郎が順当に上積みしているのに対し、まだ舟券にも絡めず44位!このままボーダーを超えることができなければ、マジで絶体絶命のピンチに立たされる。明日は1号艇と6号艇の2回走り。そこで①②くらいの固め撃ちをすれば一気にボーダー圏に突入するのだが……。

●魚谷智之 ⑤①着 7・33
 5R、田村との水際対決は田村の圧勝に終わり、魚谷は5着。これで6・00のボーダーまで下落したが、12Rの一撃俊敏差しで再び上位クラスに名を連ねた。とにもかくにも予選突破が絶対条件。明日の3R5号艇もガムシャラに攻める一手だ。パワーについては、展開の利や不利の極端なレースが続いていて正直掴みきれないでいる。

2009_1125_0210  一発逆転組では、もちろんこのおヒゲのダンディ様だ。

●大嶋一也 ②①着 8・67
 地元の意地なのか賞金王への執念なのか。その両方なんだろうけど、51歳の大嶋名人が進入から大暴れして予選2位まで躍進した。まずは3R、6号艇から一目散に内水域を目指して2コース奪取。両脇の2艇がバトルを演じている間にいぶし銀の差しハンドルで2着を召し取った。6号艇での8点は美味しい限り。
 続く8Rは3号艇。微妙に動きにくい枠だったが、委細構わずインを強奪、85mの深インをモノともせず豪快に逃げきってしまった。3号艇での10点とはこれまたデリシャス。イン屋の気概を十二分に見せつけて大逆転賞金王へぐぐっと近づいた。去年の賞金王は穏やかな枠なりばかりだったが、もしもダンディが参戦したら様相は一変する。今節、私は密かに大嶋と西島義則を応援しているのだが、51歳イン屋の賞金王ロードも夢ではなくなったぞ!西島もボーダー6・00で20位に付けてるし。明日の大嶋は2号艇の1回走り。12Rで瓜生や松井と同席するのは厄介ではあるが、走り慣れた水面でトップレーサーたちを変幻自在の動きでケムに巻くかも?

独断パワー診断 2日目

昨日の番付と今日の着順は……
★★S級
吉川元浩…③④
★A級
市川哲也…④
松井 繁…③
赤岩善生…⑥
寺田 祥…①③
服部幸男…④
湯川浩司…②③

 う~ん、散々。特にSの吉川。今日は中間着順でまとめたのだが、節イチにはほど遠い足色だった。本体もやったし部品も替えたし……あの前検~初日前半の気配はなんだったのか?? とにかく何があったにせよ、実戦で披露しなかった以上は私の負けです。お詫びをしつつバッサリ降格!(←で、明日いきなり大活躍したりする><)
2009_1125_0121  代わりに浮上するのはやっぱり1号機・坪井康晴。もちろんエース19号の徳増秀樹も素晴らしいんですけどね。予選トップに立ったし。でもしかし、今日の5Rの道中を見てしまっては、坪井を節イチに推すしかない。2周1マークで市川に置き去りにされたと見えた坪井が、バック直線だけでぐんぐんぐんぐん市川に迫ってあっさり追い抜いてしまった。2マークはただ回るだけで、逆に市川を置き去りに……ありゃ本物ですわ。1号機・完全覚醒って感じ。
 というわけで、今日の番付は

★★S級
坪井康晴

★A級
徳増秀樹
市川哲也
松井 繁
赤岩善生
寺田 祥
今垣光太郎
湯川浩司
吉田弘文

 残念ながら服部は、Aには足りないムードだったなぁ。月ちゃんには申し訳ないが、ひとまず降格にします。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――内緒話?

2009_1125_1043  午後になってピットに行き、整備室を覗き込むと、案の定、赤岩善生が本体整備をしていた。よもやのシンガリ負けに終わった4R、きっとレース後の赤岩はモーターをバラしているだろうと推測していたのだ。とことん勝利への執念を燃やし、自分を追い込むかのように仕事に集中する姿が、赤岩の真骨頂でもある。
2009_1125_1088  それより気になったのは、その数mほど離れた場所に、坪井康晴の姿があったことだ。昨日の「ア・ラ・カルト」原稿にあるように、H記者から節イチは誰かと問われて長嶺豊師匠は間髪いれずに「坪井」と言っている。今日の5Rでも、1Mでは後手を踏みながらもきっちり追い上げて3着。出ている、はずなのだ。赤岩とは違って、まさか整備室で坪井の姿を見るとは思わなかった。まあ、よく見ると、ペラを磨いているようで、本体をいじっているわけではないようではあったが、それにしても遅い時間帯までパワーアップを追求する姿に、なぜ彼が強いのかの一端を見る思いになった。

 ちょうどその頃、SGの日常風景が水面では繰り広げられていた。言うまでもなく、木村光宏が走っていた、のである。SG午後の名物でもあり、木村クオリティとは何かの重要なヒントであり。推測するしないを超越したところで、もはや当然の光景である。
2009_1125_0988  今日はパートナーがいた。一人は、同期の安田政彦である。木村に触発されたわけでもないだろうが、安田も今日は遅くまで試運転を繰り返していた。木村はいったん陸に上がって、簡単な調整をしたりもしていたのだが、安田はその間も水面をブインブインと駆け回っており、トータルでは木村より長く走っていた可能性もある(もちろん計ってはいない)。エンジン吊りの合間には、今坂勝広と長いこと立ち話をしていた姿も見ているので、もしかしたらもっと早い時間帯には今坂とも足合わせをしていたのかもしれない(確認はできていないが)。
2009_1124_0526  もう一人、木村&安田のパートナーとなっていたのは、今井貴士である。1R1回乗りだったのだから、実質的にもっとも長い距離、たくさんの時間、走ったのはこの男だっただろう。新兵だから、試運転タイム後には陸に上がっての雑用が待っている。それをこなして、緑のランプが点灯すると、すぐに水面に飛び出す。福岡出身の中尾カメラマンに、明日は何としても水神祭をあげたい、との決意を語ったそうである。萩原秀人の水神祭を見て、決意をさらに強めたかもしれない。そんな思いが伝わってくるような、今井の立ち居振る舞いは感動的ですらあった。今日、陸の上でも水の上でも走りまわったその距離は、きっと1m1mが力強い糧になっているはずである。

2009_1125_0567  係留所にいる今井を眺めていたら、その先に珍しい組み合わせを発見。鳥飼眞と池田浩二。11R前のことである。鳥飼は試運転係留所から展示用係留所に艇を移動したところで、ボートに乗ったまま点検などをしているところだったようだ。そこに、展示を終えて本番用係留所にボートをつけた池田が近づいてきた、という格好。装着場から係留所までは相当の距離があるので、話している内容はもちろんわからない。だが、“内緒話”をしている二人は、まるで長らく相棒を組んできたツーカーの仲のようにも見えたものだった。
2009_1125_0802  ふと装着場に目をやると、中島孝平と吉田弘文が声を掛け合っているシーンがあった。吉田は勝利者インタビューから帰って来たばかりのようで、中島は着替えを終えてモーター格納のため整備室に向かおうとしているところだったようだ。10Rの4号艇5号艇の二人は、おそらくレースを振り返って感想を交わし合っていたのだろう。こちらは数m先の出来事だったが、顔を近づけて、やっぱり“内緒話”ふうに話しているので、内容はまったくわからない。中島が何か一言話すと、吉田が控えめににやりと笑ったので、おそらくは1着の吉田をたたえる言葉だったのだと思うが……。
 ああ、“内緒話”が聞こえる地獄耳がほしい……。

2009_1125_0945  ちゃんと耳に届いた声もあったぞ。10R終了後のエンジン吊りのときのことだ。「ガッハッハ!」という豪快な笑い声が聞こえたので振り向くと、これが王者。太田和美と話しながら、やたらと大笑いしていたのだった。松井繁の笑顔は別に珍しいものではないが、ここまでガハハガハハと笑っているのは見たことがない。9Rの直後、3着に敗れた悔恨をぐっと噛み締めている松井には、せつなくなるような色気が漂っていたが、その数十分後には大爆笑。松井からこんな姿を引き出した太田もすごいな。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の水神祭! 萩原秀人!

 今節、水神祭の権利があるのは、SG初出場の3人。本日、その先陣を切って、萩原秀人がSG初1着をあげました。3Rで今節最初のマクリ決着を決めて、SG2戦目にして初勝利。おめでとうございます! 本日2回乗りだった萩原は、2走目の9Rが終了した後に、水神様の祝福を受けております。

2009_1125_1004 その水神祭、なんだかちょっと異様だった。というのは、萩原を水面に投げ込むために集まったメンバーが不思議だったのです。
 石田政吾、守田俊介、太田和美、松本勝也。
 中島孝平は次の10Rに出走だったため、不在なのはまだわかる。でも、今垣光太郎がなぜいない!? 近畿地区一丸となっての水神祭であるならば、王者や田中や丸岡や湯川や魚谷や吉川がいてもいいはずなのに、彼らもいない。よくよく考えてみると、石田=福井支部、守田=滋賀支部、太田=大阪支部、松本=兵庫支部と、近畿各支部から1名ずつ代表で集まったようなメンバーなのですね。実際に、そういうことだったのかもしれない。
2009_1125_1019  ま、何はともあれ、さあ行こう水神祭。ボートリフトで4人からウルトラマンスタイルで担ぎあげられた萩原は、1、2の3で勢いよくドッボーーーーーーーーーン! 今日は一日、快晴のポカポカ陽気だっただけに、気持ちのいい水神祭だったかもしれませんね。
2009_1125_1030  びしょ濡れの萩原に、みんなで拍手を浴びせて、儀式は終了。輪の中心で萩原は、ちょっと照れくさそうにしておりました。
 おめでとう! ここからたくさんたくさん、SGでの白星を積み重ねていってください!(PHOTO/中尾茂幸)


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“本紙予想”チャレカ2日目後半

うーん、インが強くない……。

7R
菊地を壁にして守田が逃げ切る。原田のカド戦が本線。
◎守田 ○原田 ▲菊地 △飯山
3連単1-423-全

8R 
大嶋の前付けにも動じず佐々木が逃げる。濱野谷のマクリ差しが相手。
◎佐々木 ○濱野谷 ▲今垣 
3連単1-56-全

9R
森高がイン死守して逃走。田村がカドから自在に追う。
◎森高 ○田村 ▲笠原 △松井 
3連単1-536-全

10R 
西島の張り逃げを服部がずぶりと差す。西島のイン残しを本線に。
◎服部 ○西島 ▲吉川 △吉田 
3連単2-135-全

11R    
カドから池田がマクリ差し抜け出す。田中がインから残して迫る。
◎池田 ○田中 ▲柏野
3連単4-13-全

12R  
今垣がインから渾身の先マイ。カドからS決めて菊地が追う。
◎今垣 ○菊地 ▲魚谷 △重成
3連単1-436-全

はい、本命極選です。

9R 1-6-全/11R 1-5-全

ぜひウラも買ってみてください(笑)。


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THEピット――整備。調整。

2009_1123_0902  整備室内に吉川元浩のボートが持ち込まれていた。これは間違いなく、本体整備だ。
 H記者のS評価、吉川が本体整備!?(ピットから戻って来てH記者に伝えたら、顔がひでぶになってました)
 3R前には整備を終えて、装着→着水と動いた吉川だったが、顔つきはどうにも険しい。エンジンが噴いていないというより、納得することができないといった感じの表情だ。吉川自身の設定したハードルには届いていないということなのか、それとも……。機力については、選手の体感というものもあるから難しい。ダービーでのパワーを思い起こせば、吉川がもっともっとと欲を出すのも当然かという気もする。
2009_1124_0373  整備室には、秋山直之の姿もあった。1R終了後、即座に整備に取り掛かったようだ。こちらも本体を外して、バラしている。隣にはぴったり整備士さんがついて、秋山は会話を交わしつつ(おそらくアドバイスを求めているのだろう)、作業を進めていた。たしかに1R、秋山らしいレースではなかったからなあ……。
2009_1124_0202  奥のほうでは、菊地孝平がギアケースの整備をしているようだった。こちらも整備士と話しながらの調整で、しかし秋山と比べてみれば、菊地の表情にはずいぶんと余裕があった。整備箇所が本体とギアケースでは、切実度がぜんぜん違うのは当然。その後、たまたますれ違ったときに菊地は陽気な笑顔を向けてくれているから、切羽詰まった作業ではなかったのだろう。
 同じ整備室という空間のなかでも悲喜こもごもがある。もっとも、文字通り整備室にこもっていたと言えるのは、この3人のみ。基本的には穏やかな空気が充満している整備室なのであった。

 とはいえ、選手たちの多くは調整に忙しい時間を過ごしていた。
2009_1124_0250  勝負駆け組の重成一人は、頻繁に試運転に飛び出している。陸に上がれば、実に力強い踏み込みで早歩きしていた。気合と時間に急かされる焦燥感がほどよくミックスされた感じの足取り。競馬のパドックだったら「バカに良く見えますね~」といったところだ。その重成と木村光宏が装着場のド真ん中で顔を合わせた。エンジン音にさえぎられて内容は聞こえてこないが、重成が言葉を投げるたびに、木村の顔はなぜか泣きそうに見えるほど歪んでいく。重成の口からこぼれているのは、ネガティブな発言なのか? ただ、重成自身は端正なマスクをにこにことほころばせていて、木村の表情とはまったくつじつまが合っていないのだった。謎の会話シーン、であった。
2009_1123_0302 赤岩善生が、係留所で回転数をチェックしている姿があった。我らが長嶺豊師匠が詳細に解説してくれたところによると、ニードルを絞りながらモーターの音を聞き、最適なポイントを探しているとのこと。選手が係留所で回転チェックしているシーンは、それこそ毎日見かけているが、そんなふうにやっていたのか! と、今さらながら目からウロコなのであった。「な、音が変わったやろ?」と長嶺さんに言われても、最初はまったくちんぷんかんぷんだったが、集中して耳を澄ましていると音の違いがだんだんわかるようになってきた。しかし、それが勝負の分水嶺となる選手たちにしてみれば、超絶な集中力が必要になるはず。トップクラスの突き詰め方は、やはりハンパではない。
「でも、赤岩は相当に丁寧にやってるほうやな。1回やってみて、さらにもう1回やり直して、同じポイントかどうか確認しとる。大雑把なヤツやったら、1回でおしまい、やから(笑)」
 最初の常滑笹川賞から4年半、ということは約35節、すなわち約210日もピットに通い詰めてもなお、認識できずに通り過ぎてしまっていることがある。競艇はどこまでも深遠な世界だ。

2009_1124_0134  2Rが終わって、ボートリフトには選手たちが出迎えにあらわれる。常滑では、レースから戻って来る選手たちは、次レースの展示のピットアウトを待って、ボートリフトに進んでいくことになっていて、出迎え選手たちはしばし待機することになる。当然、スタート展示が目に入ることになる。
「ガハハハハ!」
 3Rのスタート展示がピットアウトし、6選手が小回りブイを回ったとき、豪快な笑いが響いた。声の主は西島義則。スタート展示を見ながら、大笑いしている。視線の先では、6号艇の大嶋一也が怒濤の前付けでインをうかがっていた。それを見て、西島は笑っていたのだ(と思う。少なくとも視線はそっちのほうを向いていた)。西島と大嶋は同期、そしてともにイン屋。同じ釜のメシを食ってきた戦友の、最大の持ち味でもある前付けに、西島は大ウケしている。でも、西島さん、あなたも……。
2009_1124_0576  3Rが終わって4Rのスタート展示。6号艇が壮絶に回り込む。もちろん、西島義則である。3Rを終えて水の上で待っていた大嶋も、ヘルメットの奥で笑っていただろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』2日目

 ふぅぅぅ、「田村を軽視する」という見立ては正しかったのに、なぜボックスの真裏が来るのか。そして、珍しく本命サイドの予想をしたら、なぜ3レースともに◎が2着に沈むのか……ひとえに博才のなせる業。てなわけで、昨日の12Rの1-6勝負で常滑港の沖合までブッ飛んだHです。とはいいつつ、うっかり6Rの万太郎を獲っていたので採算としてはチャラだったんですけど。け、憲吾郎どの、いつもすんません、6Rは単純に1-全-6を買ってたらたまたまド高めがきてしまったんです><
 さあ、今日こそは好調ムードのしげ爺さんをギャフンと言わせてみせましょう。Sランク吉川は万太郎になるかどうか微妙な人気なので、極選には指名しません(個人的には買いますけど)。今日の狙いは内水域が予想以上に深くなりそうな8R。

8R
 ①佐々木康幸
 ②安達裕樹
 ③大嶋一也
○④木村光宏
◎⑤濱野谷憲吾
 ⑥今垣光太郎
進入132/456

「イン屋のいるレースは穴狙い」は基本中の基本。大嶋は微妙な枠番ですが、大胆に佐々木を攻めるはず。今垣はどうか。私の予想では「スタ展で動いたところを憲吾が徹底ブロックして本番は動かず」とみます。こうなると一発怖いのは早くも崖っぷちの木村。艇界屈指のネバーギブアッパーですから、ここはS張り込んでピンロク覚悟の攻めに出るとみます。でもって、もっとも展開の利があるのは……はい、木村マークの憲吾しかないですね。5コースは必殺のスペシャルコースだし。迷わずウラオモ勝負。最近、佐々木とは「6号艇で買うと万太郎が来る」蜜月モードなのですが、この軽視がどう出るか。

3連単★5=4-全

※showさま、コメントどもです。熱いラブコールにお応えして本紙予想の後半にこっそりのっけておきますね。


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ2日目

昨日はイン逃げ4本。常滑らしからぬというか、チャレカらしいというか。あ、Kです。何ともあれ、“本紙予想”はイン主体。

1R 
松本が外を押さえて逃走劇。今井が差して追走する。
◎松本 ○今井 ▲今坂 △秋山
3連単1-245-全

2R 
徳増と吉田が牽制する間隙を太田が突く。
◎太田 ○徳増 ▲吉田 
3連単3-12-全

3R 
大嶋の前付けでイン深くなれば、丸岡のカド戦が絶好。
◎丸岡 ○平石 ▲大神 △大嶋 
3連単3-146-全

4R 
進入からもつれそうだが、だからこそ鳥飼のイン逃げに妙味。
◎鳥飼 ○赤岩 ▲西島
3連単1-36-全

5R 
湯川がイン速攻。カドから自在に攻める坪井が肉迫。
◎湯川 ○坪井 ▲魚谷
3連単1-46-全

6R 
重成に逃げ切れるアシある。吉川が捌いて浮上。
◎重成 ○吉川 ▲徳増
3連単1-56-全

後半はのちほどアップします。H記者の本命極選も後半レースのようですので、これまた後ほど。


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2日目!

おはようございます。競艇王チャレンジカップ、2日目でございます。本日もスーパー勝負駆けに熱くなりましょう!

2009_1124_0555 昨日は快勝し、地元SGで好スタートを切った原田幸哉。レース後、松井繁に笑顔で祝福されるシーンもありました。ここ一番の勝負強さには定評がある男だけに、不気味ですね。(PHOTO/中尾茂幸)


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常滑チャレカ ア・ラ・カルト初日

賞金ランキングと今日の着順

2009_1124_0180 1位 松井 繁★ 14556/②
2位 池田浩二★ 14006/③
3位 菊地孝平★ 11558/⑥
4位 今垣光太郎★10441/①
5位 吉川元浩★ 8411/⑤
6位 瓜生正義★ 8218/④
7位 服部幸男★ 7421/14
8位 坪井康晴★ 7269/1
――以上当確――
9位 田中信一郎★6751/25
10位 濱野谷憲吾★6600/5
11位 白井英冶  6576
12位 赤岩善生★ 6464/22
――ボーダー――
13位 田村隆信★ 6186/3
14位 魚谷智之★ 5690/1
15位 重成一人★ 5499/3
16位 湯川浩司★ 5355/1
17位 今村 豊★ 5327/6
18位 太田和美★ 5042/51
19位 飯山 泰★ 4932/16
20位 山崎智也  4904
(単位は万円。千円以下切捨て。★印はチャレカ参戦レーサー)

 これから連日、ROAD to SUMINOEの激戦をお伝えしていく。まあ、当確組の8選手については「トライアル初日の枠番争い」というレベルなので多くの字数を費やす必要もないだろう。焦点は賞金が拮抗している9位~14位、とりわけボーダー上で「不参加の白井超え」を目指す赤岩と田村の争いは徹底的に追いかけていくぞ。
 今日のふたりの足跡とパワー気配は……
●赤岩善生
 まず6号艇の4Rは、4コースまで潜り込んで危なげのない2着。鬼門の枠番だけにこの8点は大きい。準優=白井超え確定に一歩前進する貴重な緒戦となった。が、同じく2着でも1号艇の10Rはやや誤算だったか。ここはキッチリ10点を稼いでおきたかったところ。外から笠原亮が覗いたのを見て、握ったところを太田にズッポリ差されてしまった。②②で節間8・00。予選10位はまだ予断を許せぬポジションだ。
 パワー的には例によって出足から回り足重視。このあたりはすでに上位級に仕上がっていて自在に捌けるメリットがある。逆に伸びは中堅下位レベルで、直線での伸び比べになったときに不安を残す。もちろん地元で気合は節イチ級なのだが、よほどハマらないと今後も2、3着に甘んじるシーンが多いかも。
2009_1124_0242 ●田村隆信
 やはり前検はワースト級だったか、今日になって大手術を敢行。ピストン2、リング4、シリンダーケースまで換えてパワーアップを目指した。が、10Rはインからそこそこ楽な先マイだったにも関わらず、徳増秀樹と吉田弘文にあっさり捕まってしまった。バック中間くらいで……昨日よりは乗りやすそうに見えたが、あの鈍いレース足では予選突破も厳しいぞ。明日以降、どこまで上積みできるかが、そのまま賞金王の当否につながると思う。現時点では賞金、得点、パワーともに赤岩が上で圧倒的に不利な立場というしかない。赤岩は選抜A戦でも可能性があるのに対し、田村は優出しないとほぼ絶望的だし。明日の2走(2号艇と5号艇)が生死を分かつ天王山になるだろう。

 他のボーダー付近選手は
2009_1124_0280 ●田中信一郎
 限りなく当確に近いポジションだが、自身が予選落ちして20位以下の選手が優勝、魚谷が準V、田村か赤岩が③④、濱野谷が⑤なんてことになるとヤバイ(←まずありえないけどw)。予選を突破して一安心したいところだろう。今日は②⑤と一息の成績だったがパワーは中堅上位レベルはあると思う。明日の1号艇で準優圏内に突入を目指す。

●濱野谷憲吾
2009_1124_0086  信一郎と同じような立場で、もちろんそれより油断できない10位。今日の3号艇5着で尻に火が付いたか。私の見立てでは憲吾のパワーも中堅上位と見ていたのだが……明日も1回走り(5号艇)で重い着を獲ってしまうと、マジで背中が寒くなるぞ。勝負駆けと見て狙う手もありそうだ。
●魚谷智之
 優出が絶対条件。苦しい立場ではあるが、逆に何の迷いもなく突き進めるのがプラスに作用するかも。今日は1号艇を生かしてキッチリ10点をもぎ取り、絶好のスタートを切ることができた。このままガムシャラに突っ走れば、ミラクルもありえると思うぞ。明日は3号艇、6号艇という試練の番組になるが、ここをどう切り抜けるか見守りたい。パワーは正直、まだよく把握していない。

一発逆転組では…?
2009_1124_0364 ●丸岡正典(33位)
 今日の7Rでアウトから一撃必殺のまくり差し! インが滅法強い常滑だけに、この超大技のインパクトは半端じゃなかった。ここ1年で急激にまくり率がアップしている丸ちゃん、おそらくSG常連では“まくり選択率”トップだと思われる。今節はスリットからヒュンと伸びる行き足も背中を押しており、まさに台風の目的存在だ。明日は2号艇&3号艇という恵まれた枠でどんな攻めを見せてくれるのか。括目して見守るべし!

 明日の注目レース

 今日は10Rに田村VS信一郎、11Rに赤岩VS濱野谷と後半戦に“ガチ対決”が組まれたが、明日は5Rが必見。13位の田村(2号艇)と14位の魚谷(6号艇)による星の潰しあいが見られるはずだ。枠の利で田村か、勢いで魚谷か、両者の取捨も含めて難解なレースといえるだろう。

 独断パワー診断 2日目

昨日の番付と今日の着順は……
★★S級
吉川元浩…ドリーム⑤

★A級
市川哲也…②④
松井 繁…②
赤岩善生…②②
寺田 祥…③
服部幸男…①④
湯川浩司…①

2009_1124_r12_0642  くぅぅぅぅ、Aランク選手たちは4Rの湯川・赤岩・寺田の上位独占も含めて健闘したのに、肝心要のS吉川が……>< 12Rの吉川で分不相応の勝負をやらかした私は、常滑港の沖合まで吹っ飛んでしまった。実は、ちょっと嫌な予感はあったのだ。吉川は1R後からほぼすべてのインターバルで何度も何度も足合わせをしていた。私からすれば???というほどの頻繁かつ入念な足合わせだったわけだが、しかも、出てくるたびに気配が落ちているように見えたのだよ。う~~~ん、いや、そりゃ気の迷いだ、とばかりに12Rに飛び込んだのだが……合掌。私の見立て違いだったのか、ホントに落ちたのか、わからない。わからないけど、たった1度の走りで見限るわけもなし。このままS据え置きで明日以降も狙い撃つつもりだ。他のAクラスも据え置き。
 で、どうしても付け加えなければならないのが坪井康晴だろう。昨日は評判の1号機とペラがいまひとつマッチしていない感もあったのだが、今日は昼あたりの足合わせから一変した気配を漂わせていた。本番の8Rでも有無を言わせぬ3コースえぐりまくり差し。あのサイドの掛かり+回ってすぐに押すレース足=坪井パターンになってしまっては、もう手が付けられない。先刻、浪速のドン様がいらしたので「節イチは誰っすか?」と尋ねたところ、迷わず「坪井でしょう」と仰っておりました。たった1日で完全にパワーを引き出すとは……参りましたのAクラス入り。本当はSなんだろうけど。
 他では柏野幸二が鬼足仕様か。エース19号機・徳増秀樹もなるほどの好脚ではあったな。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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チャレカ・ファッションショー!

2009_1124_0495 平田忠則「寒い季節になりました」

坊主頭は、この時期寒いんです、本当に……。

2009_1124_0498 徳増秀樹「…………と西島さんは言う」

70年代のフォークソング歌手……に見えますかね!?

2009_1124_0076 濱野谷憲吾「ベイパ!」

金髪にピンク(紫?)が映える秋……。

(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――戦士たちの表情

2009_1124_0258  まったくもって、今垣光太郎は好漢だ。
 ドリーム戦を快勝し、報道陣に囲まれた今垣は、「昨日のほうがいい感じでしたね」などとハキハキした声色で質問に答えていた。1着選手はTVインタビューなどがあるから、なかなか忙しい。かなり早歩きで、報道陣の輪を引きずりながら控室へと向かいつつ、コメントを出しているわけである。そんなとき、一瞬だけ、こちらと目が合った。すると今垣は、少し瞳を見開いて、目だけで会釈を投げてきたのである。
 何もそんな慌ただしいなか、しかも記者さんと会話を交わしている最中だというのに、こちらに会釈などする必要はない。でも、それをするのが今垣光太郎。そういえば、レース後ピットに戻ってくる際、ボートの上から振り向いて、松井繁にペコペコと頭を下げていた。レース後に選手が交わし合うこうした挨拶は日常的な光景であるが、それにしても、なぜ後輩にそこまで丁寧に頭を下げるのだ? 松井も何度か会釈を返していたが、どちらが先輩でどちらが後輩なのかわからなくなる絵柄である。松井相手に限らず同じように振る舞う、それが今垣光太郎。

2009_1123_0843  笠原亮が顔をしかめた。11Rの6着は、そりゃあ悔しかっただろうと思う。好スタートを決めながら、自力で攻めんとして行き場をなくしてのシンガリ負け。笠原の最近の大敗は、このパターンが多い。
 笠原の持ち味といえば、艇界屈指の爆発力。しかしこれが他選手から警戒されるようになってきて、攻め筋を封じられるケースも増えてきた。夏ごろからそんな場面も目立ってきて、そのたびに笠原は首をかしげてきた。その効果的な切り抜け方を、笠原はまだ見出しあぐねているようである。
 今日の笠原の渋面は、最近にないほど激しいものに見えた。12R終了後、競技棟入口で顔を合わせると、笠原は顔をしかめ、目だけで悔しさを表現して、言葉を発せずに控室へと戻っていった。もしかしたら、得意技を繰り出せない悔しさが今、マックスになっているのかもしれない。

2009_1124_0239  田村隆信の顔が蒼ざめて見えた。やはり機力が相当に苦しいのだろうか。
 10R、1号艇で3着に敗れた田村は、このレースにピストン2、ピストンリング4、シリンダーケースを交換して出走している。だが、その大整備は奏功しなかった。何が何でも予選を突破しなければならない田村の目の前に、暗雲がハッキリと見えたのかもしれない。
 レース後、田村はすぐに整備室にこもって、ふたたび整備を始めていた。本体ではなくキャリアボディーのほうを調整していたことから(交換しているようには見えなかったが……)、できることは何でもやろうとしているようであった。整備士さんがかたわらにつき、そのアドバイスに耳を傾ける田村の表情は、硬いうえに不安げだ。やはりその目に映るものはどす黒い雲なのか……。
 この整備は延々と12R前まで続いた。さらに明日も整備が続けられるのかもしれない。こうしてひたすらあがいていることが、報われてほしいのだが。

2009_1124_0584  赤岩善生は、妙にご機嫌だった。11Rは1号艇2着。本当は1着を計算していたはずなのに、レース後はややスッキリした表情をしていたので、少し驚いた。ボートリフトに乗る前、ボートの上での太田和美との感想戦も、特に悔恨をあらわにしたものではなく、ごくごく普通の会話に見えていたものだった。
 競技棟1Fのロビーのような場所には、モニターが置かれている。着替えを終えた、というか、カポックなどを脱ぎ、上半身ハダカのままの赤岩は、ソファに座ってリプレイが始まるのをじっと待っていた。風邪ひきますよ……じゃなくって、盗み見た表情は、意外と穏やかでふたたび少し驚く。さらに、リプレイが終わると、赤岩はBOATBoy11月号のお礼を言いにやって来て(インタビューしてます)、「賞金王に行ったら、土下座してもらおうかな(笑)」などと軽口を飛ばしてきたりする(インタビューで「もし賞金王に行けなかったら、殴られてもいいから、その話を聞きに行く」と僕が挑発している)。
 赤岩のふるまいをxとし、普段の赤岩の雰囲気をyとして方程式を解いてみると、敗れたとはいえ手応え上々、とはじき出されるのだが、どうだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”チャレカ初日後半

 チャレカ、激しいっす……。

7R
石川の前付けはどこまでか。今村が3コーススローから伸びてマクるか。
◎今村 ○市川 ▲服部 △平田
3連単2-143-全

8R 
大嶋が楽インから立ちはだかる。坪井が相手本線も、外枠にも注意を払いたい。
◎大嶋 ○坪井 ▲石橋 △中島 
3連単1-356-全

9R
14位・魚谷が渾身の逃げ。アウトから今坂が差して突っ込む。
◎魚谷 ○今坂 ▲中野 △西嶋 
3連単1-643-全

10R 
13位・田村が渾身の逃げ。エース機・徳増がパワーで続く。
◎田村 ○徳増 ▲飯山 △田中 
3連単1-563-全

11R    
12位・赤岩が渾身の逃げ。笠原が怒濤のマクリ差しで迫る。
◎赤岩 ○笠原 ▲濱野谷 △秋山
3連単1-534-全

12R ドリーム戦  
松井が盤石の逃げで好発進。H記者の見立てを信じて、吉川が相手本線。
◎松井 ○吉川 ▲今垣
3連単1-64-全


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THEピット――4000番台のチャレンジカップ

 チャレンジカップならではの激しさ、なのだろうか。
 序盤の3レース、連続で事故が起こってしまった。
 1Rは藤丸光一が1周2M手前で挟まれて転覆。3Rは1Mで木村光宏が転覆。木村は救助艇から降りたあと走って控室に向かっており、ケガなどはなかった様子だが、藤丸は帰郷となってしまった(5Rは欠場)。選手の無事、また無事故を願うしかないのだが……。
2009_1123_0461  2Rは事故が起こっていないって? そう、レースでは起こっていない。ところがレース後、ピットの目前で“沈没”が起こっていたのであった。5号艇の今井貴士はレース中に接触し、ボートに穴が開いてしまった。高速走行中は大がかりな浸水はなかったのだが、レースを終えて、ピット手前でスローダウンした途端に、水がドボドボとボートに入り込んでしまったようだ。係留所付近でついにもたなくなってしまった今井のボートは、そのまま水中へずぶずぶずぶ。今井は係留所に飛び移って着水を回避できたのだが、ともあれSG初出走はきっと忘れることのできない結末となったのだった。着替えを終えてピットにあらわれた今井は、さすがにバツの悪そうな表情。それでも、本人は無傷であるのは何よりである。
2009_1123_0550  今井だけでなく、SG初出場組はほろ苦いデビュー戦となってしまっている。安達裕樹はオープニング1Rに登場したが、実質シンガリの5着。萩原秀人は2Rを4着。いずれも連に絡めないまま、ゴールしている。レース後の安達は即座に試運転プレートをボートにつけて、まだまだ走り込む意欲を見せており、敗戦への落胆はあるだろうが、前を向いている感じだ。萩原も表情が多少硬く見えていたが、1走したことで“吐き気をもよおす”ほどの緊張はほぐれたはず。着替えを終えたあと、出走ピット側の係留所にいた安田政彦にエンジン吊りのお礼を言いにいっていた姿が初々しかった。装着場から安田のいた場所までは数10mの距離があり、それをわざわざ駆け寄ってまで礼を尽くしたあたりは、見上げた心得と言うべきだろう。

2009_1123_0426  萩原が安田に頭を下げているころ、中野次郎がじっと水面を見つめる姿があった。1~2分もの間、微動だにせず、目を細めて真剣な表情で、波打つ水面に見入る次郎。さすがのイケメン、絵になる姿だ。今朝はその前にも次郎を何度か装着場で見かけていて、顔つきの険しさが気になっていた。次郎といえば、透明感とともに穏やかな雰囲気でいることが多く、こちらもわりと気軽に声をかけられる選手の一人である。しかし今朝は、明らかに次郎にしては異様であり、声をかけるのもためらわれる空気を感じていた。何か思うところがあっての、チャレカ参戦なのかもしれない。
 そういえば、現在の賞金ランク12位までに、4000番台が皆無である。昨年は銀河系軍団が3名、ついに4000番台覇者まで出たというのに、今年は先輩たちに意地を示されてしまっているのだ。それだけに、今朝の次郎の様子には、なんだかワクワクするような好感を抱いたのであった。SGに定着して4年ほどが経つ。そろそろ結果がほしいところだろう。
2009_1123_0670  で、現時点で4000番台最高ランクは、田村隆信の13位である。オール3000番台の賞金王に待ったをかける最短距離にいるのが、田村なわけだ。もちろん、自身の4年ぶりの決定戦出場に向けて気合が入るわけだが……田村もまた次郎と同様、表情に険しさがあるように思えた。木村光宏の転覆艇引上げの作業をしている間も、顔つきは厳しいまま。作業中だから当然かもしれないが、隣には同期の森高一真がいるのである。ふだんのSGなら談笑しているシーンのほうが自然な組み合わせ。その2人が言葉を交わしていないのだから、むしろ田村のほうに何かを感じざるをえなかった。
2009_1123_0751  その森高は、松井繁にビンタを浴びていた! すわっ、ケンカか!? もちろん違いますね。笑顔満面の松井と森高、ようするにじゃれ合っていたわけである。その様子を重成一人がおかしそうに眺めていたが、やがて付き合いきれんとばかりにその場を離れている。それでも談笑がやまない松井と森高。もっとも、心底楽しそうだったのは松井のほうなのだが……。森高にとってみれば、王者にカツを入れられていた、ということなのかもしれない。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』初日

 ホテルから無料レンタルサイクルで出勤しているHです。常滑港周辺はまだ未開の地も多く、視界が広くてめっちゃ気持ちいいっすね。爽快な気分で初日から大穴を召し取るとしましょう。今日の極選は、1号艇に??マークが付く10R。

10R
?①田村隆信
○②森永 淳
○③田中信一郎
 ④吉田弘文
 ⑤徳増秀樹
★⑥飯山 泰
進入123/456

 今のところ田村からの2連単はすべて3ケタ配当。賞金13位のメイチ勝負駆け、常滑での1号艇とくれば当然のオッズでしょう。が、前検の気配を見る限り「田村で絶対」とは言い切れない。足合わせで田村は2回連続で1マークを大きく逸脱し、ぎこちない回り方をしていました。それがパワーによるものなのか、前節のまさかの転覆による精神的な後遺症なのか。それはわからないけれど、このイン戦も気合とターンが空回りする可能性は否めません。圧勝したら拍手を贈るとして、偏屈な穴党は思い切って軽視してみます。
 狙いはエース19号機・徳増の仕掛けに乗る飯山。枠の利がある森永&田中からの2着付けと、この3艇のボックスで200~500倍あたりを攻めてみます。我が最強の敵(とも)しげ爺さん、一節間よろしく! 憲吾郎どの、今節も無理心中よろしくw

3連単★23-6-全、押さえ236BOX

※今日はK記者の本紙予想に本命サイドの予想をくっつけてみましたが、「インがすこぶる強い常滑」ということを肝に銘じるためであります。闇雲に穴ばっか買ってたら軍資金はすぐに底を尽いてしまう。「堅き本命をちゃっかり拾い、怪しき本命を消して蔵をなす」を今節のスローガンとします。


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開会式!

「のるかそるかの大一番。メイチいきます。応援ヨロシク!」(平石和男
 いよいよ開幕、競艇王チャレンジカップ。開会式・選手紹介では、52名が思い思いの言葉を口にしましたが、その胸の内に燃えている思いは、まさしく平石選手の一言に集約されていると言っていいでしょう。
 そう、これがチャレンジカップ!
2009_1124_0017  「毎年、この時期になると、この賞金はどこに行ったんだろうなあ、と思います」(辻栄蔵
 否が応でも獲得賞金額を意識させられるので、辻選手のような疑問もあるのでしょうが(笑)、それもこの一戦が勝負駆けだからこそ。そういや、この間平和島の一般戦でマンシュウ獲って儲けたお金はどこいったんだろ……。
2009_1124_0028 「今すごく苦しい立場にいるのは、今年1年自分がまいた種だと思うので、しっかり刈り取って帰りたいです」(田村隆信
 悲壮な思いで自分と向き合う田村選手。彼にとっては、単なる賞金王勝負駆けというだけでなく、現状を打破するための一戦となるのかもしれませんね。これもチャレンジカップ!

 もちろん、賞金王ウンヌン以外の思いだって、各選手にはある。
「極度の緊張で吐き気をもよおしてますが、自然体で頑張ります」(萩原秀人
 はじめてのSG、そりゃあ緊張もするでしょう。それで当然。むしろその吐き気が、萩原選手をレベルアップさせる大きな経験となるはずです。
2009_1124_0009 「王国の灯を消さないよう、自分なりに精一杯燃えたいと思います」(柏野幸二)
 競艇王国と呼ばれてきた岡山支部からは単身参戦の柏野選手。地元愛を強く感じざるをえない状況であります。灯を絶やさないためのもっとも効果的な手段は、柏野選手が賞金王決定戦に駒を進めることですね。
「ようやく地元SGに出ることができました。初心に戻って、進入から妥協しないレースをします」(石川真二
 地元愛というなら、やはり愛知勢を忘れるわけにはいかない。念願の地元SGに出場することの喜びを語った石川選手は、一方でその感慨を水面に叩きつけることを宣言したわけです。そう、それこそが本物の地元愛であります! この水面で賞金王行きを決めて、地元ファンを歓喜させることもまた、巨大な地元愛でありますね。
2009_1124_0007_2  「昨日は自分なりにキメて前検に臨んだんですが、西島さんに『70年代のフォークシンガーみたいだな』と言われてがっかりしました」(徳増秀樹
 ダハハハハ! 言われてみれば! 中尾カメラマンが押さえていないのが残念ですが、片鱗は昨日のモーター抽選の記事をご参照くださいませ。徳増選手には、その姿を表彰式などでファンにも披露できるよう、頑張ってほしいものです。

2009_1124_0010  というわけで、スーパー勝負駆けのゴングが鳴った!
「明るく楽しく元気よく!」(山下和彦
 我々も山下選手の言葉どおりの一節にしたいものです!(PHOTO/中尾茂幸)

2009_1124_0023 →「とりあえず何を言っていいのかわからないので」とバク宙を披露した重成一人。おみごと!


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本日の“本紙予想”チャレンジカップ初日

 今節もよろしくお願いいたします。Kです。チャレカ、ですね。舞台は常滑です。ちなみに、Sports@Nifty競艇特集の最初の取材となった05年笹川賞、取材班は舟券で交通費まで使いはたして全員オケラ、帰郷できなかったという苦い思い出があります。あの悪夢を振り払うべく、スーパー勝負駆けに臨む所存でございます。しげ爺様には負けません。もちろんH記者にも。
 さて、常滑競艇場といえば、イン天国とでもいうべき1コースが優勢な水面です。“本紙予想”にぴったりの競艇場ですね。BOATBoy12月号によれば、しかしヒモに外枠が絡むケースも多く、「インから2連単10倍以上つく組み合わせのみを買う」というクロ式舟券術が有効かも、と推測されます。
 さらに、実はチャレカって、「今年のSGウィナー」「賞金王当確組」が強いSGなのであります。スーパー勝負駆けということで、ランキング下位に目が行きがちですが、上位組こそを狙うべきという考え方もあるわけです。
 このあたりをふまえて、今節を戦っていく所存でございますぞ。

1R 
藤丸がインからオープニンングを飾る。服部が捌いて追走。
◎藤丸 ○服部 ▲松本
3連単1-26-全

2R 
石川が地元のイン戦で負けるわけにはいかない。萩原、今井の初SGコンビが相手。
◎石川 ○萩原 ▲今井
3連単1-56-全

3R 
原田が地元戦&勝負駆けで気合満点。中島のイン残し本線。
◎原田 ○中島 ▲太田 
3連単3-14-全

4R 
今坂がS決めて逃走する。赤岩が気迫の追撃。
◎今坂 ○赤岩 ▲森永 △湯川
3連単1-652-全

5R 
笠原がインから全速逃げ。コース動いて田中が自在戦。
◎笠原 ○田中 ▲中野
3連単1-52-全

6R 
飯山がインから速攻決める。佐々木のアウト攻めも怖い。
◎飯山 ○佐々木 ▲森高 △秋山
3連単1-642-全

 あ、H記者からメモが手渡されました。
「打倒しげ爺! 本命極選予想!
7R 1-45-456
11R 1-36-36
12R 1-6-全」
 …………。“本紙予想”の後半はのちほどアップします。


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初日! スーパー勝負駆け、開戦!

おはようございます! 競艇王チャレンジカップ、開戦です! この週末にはいよいよ賞金王決定戦の出場選手がすべて決まる。そのシートをもぎ取るため、本日よりスーパー勝負駆けが開戦するわけです。全レースが勝負駆けといっても過言ではない一節。初日1Rから見逃せませんよ。

2009_1123_0124_2 皆様、風邪やインフルエンザには十分気をつけて、チャレンジカップを楽しんでくださいね。菊地孝平選手のように、予防のためのマスクをつけるのも重要ですよ。(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――気になる男たち

2009_1123_0635  ボートリフト前で中野次郎と森永淳が談笑している。
 JJ86だ!
 この同期コンビをSGで見る機会が増えてきたような気がする。長身次郎に小柄な淳、なかなか絵になる二人である。そこに、真新しいSGカッパを着た萩原秀人が加わった。萩原といえば……86期じゃないか! 同期3人の揃い踏み、もちろんこのトリオは初見となる。
2009_1123_0543  というか、86期が3人もSG参戦していたことって、あっただろうか。86期でSG経験組は、吉田俊彦、市橋卓士、中村亮太、柳沢一……調べりゃわかることだが、事実はどうでもいい。こうして萩原がSGカッパの仲間入りを果たしたことがデカい。1期上ばかりがもてはやされる“本栖終盤世代”だが、86期も負けちゃあいられないのだ。賞金王シリーズでは山本修一もここに加わるはず。銀河系先輩を一気に脅かす勢力となってもらいたい。

 ところで、今節、もっとも多くの選手を送り込んでいる期は何期でしょう? 花の69期? 銀河系軍団?
 正解は70期であります。
2009_1123_0700_2  登番順に山下和彦、木村光宏、安田政彦、大神康司、濱野谷憲吾の5名。もともと個性派集団として、SG常連(あるいは経験者)を非常に多く抱える期ではあるが、これだけ多くが揃ったのは久しぶりではないか。
 何より、山下和彦をSGで見るのは、07年グラチャン以来2年半ぶり。つまりその前年はSG常連だったわけで(グラチャンは前年度のSG成績が選考基準)、だというのにこれだけ間隔が開いたから、ちょっと懐かしさまで覚えるわけである。山下といえば、姿勢がいいのが印象的。常に背筋がピンとしていて、歩く姿が実に堂々としているのだ。2年半経っても変わらない姿を見て、なんだか嬉しくなる。大神康司あたりとの“同期絡み”も、なんかいいなあ、てな感じだ。
2009_1123_0574  安田政彦は、いつもどおり飄々。前検後のモーター点検の際、キャブレターを装着している途中でカメラマンから写真撮影を求められると、表情ひとつ変えずにレンズを見据え、しかし右手はドライバーを回してネジを締め続けるのだった。木村光宏は、中四国勢がスタート練習を行なっているときには、真っ先にボートリフトにへばりついて、戻って来るのを待ち続けていた。前検日はスタート練習終わったあとは試運転できないから、手持無沙汰なんでしょうか。おそらく明日からはいつもどおりの、「最後の最後まで試運転を続ける」木村が見られることだろう。
2009_1123_0568  70期の代表選手、濱野谷憲吾はまあいつも通りの表情だ。今節もいつもどおりの好レースを見せてくれると思う。

 さてさて、今節、おおいに気になるのは、全員に一発逆転の可能性があるチャレンジカップとはいえ、やはりボーダー近辺の選手、ということになるだろう。おそらく現時点での賞金ランク10位=濱野谷まではほぼ大丈夫。11位がチャレカ不在の白井英治ということで、ここが一応のボーダーの目安となってきそうである。つまり、12位=赤岩善生、13位=田村隆信、14位=魚谷智之、15位=重成一人といったあたりは、手を伸ばせばベスト12のスペシャルシートが届く位置にあるだけに、気合も人一倍のはず、と見ることができるわけだ。
2009_1123_0653  前検日の様子を見ただけでそのあたりの雰囲気を断じるのは乱暴に過ぎるが、それでもあえて言うなら、魚谷にはその手の気負いはまるで感じられず、田村の様子が普段のSGとはやや違うように感じられた。2009_1123_0694 赤岩はもちろん気合充分、迫力満点の雰囲気なのだが、これはいつもの通りということもできる。前検後はさっそくモーター本体に手をつけたのか、部品室の前で姿が見られたが、その直後にはギアケース調整に取りかかるなど、1秒も無駄にするつもりはない。
2009_1123_0973  携帯サイト「競艇TV!レジャチャン」の取材でピット入りしていた、お笑いコンビ「お先にどうぞ」の永島知洋さんは、「重成さんのオーラが違って見える」と言っていた。モーター運搬の際くらいしか姿を見ることがなかったので同意も反駁もしないが、しかし表情が引き締まっているのは確かだった。
 今節はこの4人の記述が多くなるかもしれないが、ご容赦のほどを。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『チャレカ前検を斬る!』

 前検が終わりました。足合わせとスタート練習を見ての感想は……
2009_1123_0904  吉川元浩、モンスター??
 ってな感じ。私がその“怪物”を目撃したのはたったの1回。もちろんサンプルが少ないので私の目の迷いだったかもしれません。吉川の44号機は複勝率36%の水準クラスだし。でも、今村豊と合わせたそのパワーがもう、なんと言っていいのか。稲川淳二風に再現しますと
――今村のすぐ右隣にいたはずの吉川が、1マークを回るとスゥゥゥゥゥゥッと今村から離れて行った。あれ、さっきまで隣にいたのに。今村は驚いて吉川を追いかけようとしたんだ。「お~~~~い、吉川クン、待ってくれ~~~~~」叫んでいる間にもスゥゥゥゥゥッと吉川の背中はどんどんどんどん小さくなって、フッ、消えてしまった。後には今村の声だけが空しく「待ってくれぇぇぇぇぇぇぇぇ……」。
 どこが稲淳風なのかはともかく、外から握って今村をターン出口で1艇身突き放し、そこからまたぐんぐん加速してバックセンターまでにさらに2艇身ほど引き離したように見えたのです。圧倒的なレース足&行き足。今村がひどかった可能性もありますが、前検の今村がワースト級だったことは私の経験では一度もなかったので、素直に吉川モンスター説を信じることにします。この足合わせを見た瞬間、私は迷うことなく「吉川S」と記しておりました。もちろん、明日のドリームは1-6大本線に吉川狙いに徹することを前発表しておきます。私には見える。最内差し、またはまくり差しからバックでスゥゥゥゥゥゥッと幽霊のように伸びる緑色のカポックが……。
 ではでは、恒例のパワー診断をば。

★★S級
吉川元浩…モンスター?(前述のとおり)

★A級
2009_1123_0665 市川哲也…センター付近の伸び=行き足強烈。スリットから自在に攻めそう。
松井 繁…回ってすぐのレース足◎。伸びは一息かも。
赤岩善生…サイドの掛かり抜群の出足型。伸びはほとんどない。
寺田 祥…誰と競っても負けない伸びあり。2マーク決着に強そう。
服部幸男…回り足ちょぼちょぼも赤岩を圧倒する伸び。ただ後伸びの感も。
湯川浩司…評判1号機の坪井康晴より全体的に強め。

 今日のところはこの7艇にとどめておきます。注目のエース19号機・徳増秀樹はチグハグな足合わせで判断できず。1号機の坪井はまだペラとの相性が一息で勝ったり負けたり。10号機・辻栄蔵は素軽い動きを見せていましたが、同期の守田俊介と合わせて互角というのがちょっと気になるところ。もしかすると、俊介も超抜級なのかしらんw
 一方、ちょっと回り足が苦しそうに見えたのが田村隆信と中野次郎なのですが……。

前検タイムが出ました。例によって上位とワーストを記しておきます。

●前検トップ14
2009_1123_0690 ①原田幸哉★ 6・51
②池田浩二★ 6・53
 丸岡正典
④石田政吾★ 6・54
⑤大神康司★ 6・55
 濱野谷憲吾★
 寺田 祥
⑧藤丸光一★ 6・57
 松井 繁★
 市川哲也★
 坪井康晴
 湯川浩司
 石橋道友
 安達裕樹

 トップは日本レコードを作ったばかりの幸哉ですか。確かにバックでの伸びは目に付きましたが、相手が出足重視の赤岩や平石だったのでやや軽視しておりました。推奨した選手はそこそこトップグループに入っているようです。ちなみに★印は前半グループの選手たちで、後半(バック追い風)より風の条件が厳しかったように思います。同タイムなら★が上位と思ってください。

●前検ワースト5
①西島義則★ 6・75
②平石和男★ 6・70
 安田政彦★
 辻 栄蔵★
 田村隆信

2009_1123_0682  はい、西島は確かに田中信一郎にボコられてましたが、ハナから伸びを捨てて出足に賭ける一手。まったく気にする必要はないでしょう。むしろ気になるのは10号機の辻(つまりは俊介も?)と、後半グループで唯一ランキング入りしてしまった田村。賞金13位の田村、ちょっとどころかかな~り気になるのですが……。(Photo/中尾茂幸)


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エース19号機は徳増の手に!!

2009_1123_0208  勝負駆けの第一関門、モーター抽選会が12時半から管理棟のミーティングルームで行われた。選手たちの狙いは年間通じて噴きまくった不動のエース19号機、近況絶好調の1号機、10号機、安定感ある4号機あたりだろうか。特に、「19号機=Vへの最短距離」ともっぱらの噂である。
 先頭バッターは選手班長の石川真二。ニコニコ笑いながら爽やかにガラポンを回した石川だったが、出てきた小玉を見て眼光が鋭くなった。
「ん!?」
 書かれた数字をググッと目に近づける。ま、まさか、いきなりの「19」が……!?
 石川は言った。
「これって、点が付いてる方が下だっけ?」
 施行者の頷きとともに、ガックリ肩を落とす石川。石川が引き当てたのは「19」ではなく「61」。つまり、「61」の下に点が付いていた。もし、点の位置が逆なら19号機だったのだが……クゥゥゥと泣きまねをした石川を見ても、いかに19号機が垂涎のお宝か、よくわかる。
2009_1123_0212  地元勢のガラポンが続き、今年SG2冠の池田浩二が4号機をゲットした。数字を見た瞬間、「おっ、マジ!?」。そして言ったものだ。
「ヨン、引くと思ったよ」
 狙い通りのスマッシュヒットだったのか、顔の全部でにんまり笑う。つられて濱野谷憲吾も「マジ? 流れきてんじゃん!」。もしかすると、これは今年3冠目の前奏曲なのか?
2009_1123_0245  それからしばらく凡機が続き、後半に入ってから「19」の声が。瞬間、会場のあちこちから「きた?」「来たの!?」「キタ~!!」のキタキタ大合唱。そんな合唱の指揮者というか、中心にいたのは徳増秀樹だった。徳増はただただ照れ笑い。

これでさらに静岡勢に勢いが付いたか、続く坪井康晴が準エースの誉れ高い1号機をゲット。今節も静岡グループが大暴れする可能性がぐっと高まった。
 残りの注目モーターはといえば、10号機が辻栄蔵&65号機が市川哲也の広島コンビの手に。うん、流れ的に今節は「迷ったら静岡と広島から買え」ということなのかもしれない。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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異常事態の競艇場入り!?

2009_1123_0001  通常、競艇場入りした選手は、荷物検査を受けるためにあっという間に競技棟内に姿を消す。我々が待ち構えているのは競技棟前。タクシーや自家用車から降りた選手には、目の前を通り過ぎるのを狙い撃ちしてご挨拶。軽く言葉を交わすこともないわけではないが、基本的に選手たちはそそくさと荷物検査に向かう。
 ところが、今日は様子が違った。10時20分頃に選手入り取材に向かうと、競技棟の入り口に選手がたむろしていたのだ。最初は、ちょっとした違和感を覚えただけだったが、よくよく考えれば何かがおかしい。ジャージ姿の池田浩二が右へ左へ動き回っており、小さな異常事態が起こっている雰囲気である。
 そのとき、一台のトラックが競技棟前に乗りつけられた。あ、そうか。選手の大荷物がひとつも見当たらないじゃないか。いつものSGであれば、競技棟入口あたりに宅急便で送られた大きな荷物がずらりと並べられているもの。これがまだ届いていなかったのだ。たむろしている選手たちは、すなわち荷物待ちなのであった。
2009_1123_0036  トラックから大急ぎで降ろされた荷物を捌いて並べているのは、赤岩善生。そういえば、地元勢ではいちばんの後輩はこの男なのであった。ちょうどそこに、SG初出場にして今節もっとも登番が若い今井貴士が到着。先輩たちに挨拶を交わしながら異様な事態に気づいたのか、赤岩と入れ替わるように荷降ろしを手伝い始めた。その数分後、第2便のトラックがやってきたときには、今井は競技棟入口で待ち構えていて、ふたたび荷降ろし。緊張の初SGでいきなり仕事が降りかかってきたのがちょいと気の毒ではあるが、その姿が実に初々しく、微笑ましいものだった。
2009_1123_0027  それにしても、西島義則の荷物がちっとも出てこない。競艇場入りはほぼ一番乗りだったのに、荷物待ちでかなり長い間、待ちぼうけを食ってしまっていたのである。ついには、入口脇にある守衛所のような部屋からトラックを眺めていた西島。その頃に到着した平田忠則が、まさかそんな場所に先輩がいるとは想像していなかったのだろう、不思議な場所に大先輩の顔があるのにのけぞるほど驚いて、恐縮しながら4~5度も頭を下げていた。
 2009_1123_0103 ようやく荷物を受け取ることのできた選手たちは、荷物検査へ。ところがもちろん、かなりの人数がカチ合ってしまったため、順番待ちの大渋滞が起こっていた。三々五々やって来る選手たちが、ここまで同時入りすることなどほとんどないから、渋滞の列がそもそも異常。森永淳はかなり早い時点から荷物待ちをしていたものだが、先輩に先を譲ったのか、いつしか列の最後尾についているのだった。
2009_1123_0112  その森永に、原田幸哉が声をかける。「淳、俺、ゴルフやめるわ」。森永は、戸惑いの苦笑を幸哉に返した。
「この間、1ダースもなくしたんだよ」
 その瞬間、列に並んでいた選手たちから笑いが起きる。ようするに、1ラウンドで12コもロストボールしてしまったらしいのだ。どんだけOB打ってるんだ。佐々木康幸が笑う。2009_1123_0142 「俺、1ダースも持っていかないから、(それだけなくしたら)1ラウンドもたんわ」。周囲の選手がうんうんとうなずく。僕はゴルフをしないので実感はもてないが、相当にひどい成績なんでしょうね。ま、地元SGの厄落としだったと思えば、ボール1ダースなんて安いもんだ。

2009_1123_0204  11時頃には、大方の選手が競艇場入り。そろそろ記者席に戻ろうと歩きだしたら、タクシーが一台。降りてきたのは、今村豊と今垣光太郎だった。これは妙な取り合わせだ。おおよそ同県勢が連れだってやってくるものだが、この組み合わせはいったい……。名古屋駅あたりで出くわしたんですかね。車中、どんな話をしてきたのか、ちょっと興味深い。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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常滑です

おはようございます。取材班は常滑競艇場に到着いたしました! 本日の前検より最終日の優勝戦まで、ここ常滑より現地取材&更新をしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。スーパー勝負駆けのゆくえを、ともにアツく見守っていきましょう!

当「Sports@Nifty競艇特集」がスタートしたのは、05年笹川賞でした。その舞台がここ常滑。いわば、当サイトのふるさとに戻ってきたような懐かしさ、そして感傷を覚えます。さらに充実したサイトとすべく、スタートの地で気合を入れ直しますよ!


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スーパー勝負駆けが始まる!

世の中3連休の真っ最中ですが、競艇界ではこの連休明け、スーパー勝負駆けが開幕します! そう、競艇王チャレンジカップ! 常滑競艇場を舞台に、賞金王の最後のシートを懸けた戦いが繰り広げられます。

取材班はもちろん、明日の前検から現地入りし、優勝戦まで、すなわち12番目の賞金王戦士が決まるまで、レポートしてまいります。皆様、明日からどうぞよろしくお願いいたします!


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