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ボートレース特集 > 2009総理大臣杯
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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次回は鳴門に行きますぞ~!

大荒れの水面のなか、池田浩二の優勝で幕を閉じた総理大臣杯。春の魔物を制した多摩川の王は、SG3度目のVとなった池田ということですね。おめでとうございます。

2009_0321_0669 皆様、今節もご覧いただき、ありがとうございました。今年最初のSG、舟券成績などはいかがでしたか? 次節も水面&ピットで繰り広げられるドラマを熱くお伝えし、また予想を含めた舟券情報などもお伝えできるよう、頑張ります。

その次節は、4月14~19日に行なわれる競艇名人戦。もちろん13日の前検から現地入りし、7日間にわたってレポートしてまいりますが、その現地とは鳴門競艇場! 鳴門では51年ぶりのビッグ開催となります。もちろん、取材班も初参戦。渦潮の里で行なわれる匠たちの祭典を、どうぞお楽しみに!

重ね重ね、今節もありがとうございました。取材班、管理解除で帰郷……というか、地元ですから家に帰ります。次は鳴門でお会いしましょう!(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――優勝戦。春の魔物と闘った男たち

_mg_8972  空模様もはっきりせずに、時おり小雨もぱらつき、強風は少しもおさまらなかった。
“春の魔物”などは姿を見せず、とにかく無事にレースが行なわることを祈り続けた一日だった。それでも優勝戦の頃には雨はあがり、多少ながらも風がおさまってきていた。
 多摩川のピットでは、2マーク近くでレースが見られる「アリーナ」といえるポジションがあるのだが、レースが始まる頃には、いつものSG優勝戦以上に多くの選手がレース観戦に現われた。木村光宏がひとり少しだけ離れた場所にいたが、濱野谷憲吾などの地元勢、服部幸男、菊地孝平らの静岡勢、松井繁、湯川浩司らの大阪勢……と、挙げていけばキリがないほどの顔が見られた。
 そして迎えた優勝戦。激戦の1マークを抜けたあと、「1コーナーは全部、すばらしかったな」との声が聞こえたのでそちらを向くと、笑顔の松井がいた。そして、その言葉に頷きながら、湯川が「いい足、してましたね」と言葉を返していた。
 そんなレースを制したのは1号艇の池田浩二だ。大勢の選手に迎えられるかたちで、ピットに戻ってきたときは、ボートの上でサッカー選手がゴールのあとに見せるようなマシンガンポーズ! それに続けて、「やったあ!!」と大声をあげて右手を突き上げた。

_u4w0486  レース後の池田は素直に喜びを表現していたが、それだけこの優勝にホッとした部分も大きかったのだろう。表彰式では、「足的にはやばいな、というところはあったんですけど、開き直って、行きました」とも話していたように、足に関していえば、自信を持ってレースに臨めてはいなかったわけである。
 昨日の準優後にも、足に関しては「感じは良くない」「仕上がっていない感じですね」といったニュアンスの言葉を繰り返していたし、今日は、黙々とペラを叩いている姿がよく見かけられたが、それでも納得のいくレベルにはできなかったということだろう。それだけに、ここで久しぶりの「大きな結果」を出せた喜びを素直に爆発させたのは無理もない。その嬉しそうな顔は、見ているこちらの顔もほころばせるようなものだったのだ。
 ……付け加えて書いておけば、池田がウィニングラン用のボートに乗り換えて、ウィニングランに向かったあと、池田のボートに乗って、ボートリフトからボートを揚げておく役目を引き受けた石川真二が、池田のボートの上で右手を突き上げていた姿は、とてもお茶目なものだった。

_mg_5054  朝のリポートでも書いたが、今日一日は、優出選手それぞれが、長い時間、ペラと向き合うことになっていた。
 そのなかでもとくに目立ったのが田村隆信だった。
 朝から休む間もなく、試運転→ペラ調整を延々と繰り返していたのだ。
 3着という結果は、本人にとっては微妙なところというか……、悔しくないはずはない。だが、今年の田村は、昨年とは一味違うということは、この一節でよく確認できた。総理杯優勝戦が終わった時点で、獲得賞金ランキングでも2位につけている。この姿勢を失わない限り、まだまだチャンスはあるだろう。

_mg_5167  レース後は、比較的、サバサバした表情を見せていた選手が多かったが、珍しくそんなふうには見えなかったのが田中信一郎だ。
 最近は、悔しくはずはない結果に終わったレースのあとにも笑顔を見せていることが多かったのだが、こちらが確認した範囲でいえば、レース後の田中に笑顔はなかった。チャンスを逃してしまったという思いがそれだけ強かったのだろう。
 今日の田中は、ペラ調整中心の作業のなかでも、いつもにくらべれば疲れているようにも見えた部分があった。それでも、作業をしているなかでの移動の途中で、艇運係の「超マッスルマンくん」を見かけると(この人は本当にモー、超マッスル! プロレスラーであってもおかしくないほどの体格をしている)、疲れ顔から一転、笑顔になって、彼に向ってマッスルポーズを見せていた!
 そんなお茶目さが見ていて本当に気持ちいい田中には、また、満面の笑みを爆発させてほしいものである。

_u4w0837  展示ピットにボートを着けようとしていたときに、黒須田守を見かけて「ベストパフォーマンス!」と、ひと言で状態を表現した笠原亮――。
 SG優勝戦に初めて臨み、1日休むことなく作業を続けた重成一人に森永淳――。
 この3人にしても、一日を通してベストを尽くしたと言っていいはずだ。この強風の中、SG優勝戦でムチャすぎるスタートは行けないものだし、1マークには展開のアヤもあったのだ。
 重成や森永は、レース後、ホッとした部分もあるような笑みを見せていたが、この経験は必ず今後の糧になる。

_mg_0246  ……多摩川の魔物が今日、牙を剥いたかといえば、微妙なところだ。午前中から心配されていた天候の部分からいえば、最悪のコンディションまではいかずにレースが迎えられたし、選手たちはSG優勝戦にふさわしい好レースを繰り広げてくれたのだ。
 ひとつの戦いが終われば、次の戦いが始まる――。
 表彰式で池田は「次のSG、笹川賞も獲るつもりで走ります」と言葉を締め括ったが、これからまた、誰もがその頂きを目指していくことになるわけだ。

(PHOTO/山田愼二、池上一摩=2枚目、5枚目、6枚目 TEXT/内池久貴)


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総理杯優勝戦 極私的回顧

2009_0321_r12_0968_2  12R総理杯優勝戦
①池田浩二(愛知)   08
②田中信一郎(大阪) 09
③笠原 亮(静岡)    10
④田村隆信(徳島)   12
⑤重成一人(香川)   08
⑥森永 淳(佐賀)    09

 池田が勝った。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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H記者の「またまたSG初Vが……!?」予想

 さあ行こう、優勝戦!(←本家本元フレーズですな)今節も極選でご迷惑をおかけしました。最後の最後も『穴・極選』指名で大花火を狙います!

12R総理杯優勝戦
①池田浩二(愛知) B+
②田中信一郎(大阪)B+
③笠原 亮(静岡) A+
④田村隆信(徳島) B+
⑤重成一人(香川) B+
⑥森永 淳(佐賀) B

●パワー…上位級選手が次々に脱落して、一長一短の「中堅上位グループ」になった。その中でやや抜けているのが笠原だ。
●進入…9割がた123/456だが、スタ展で重成が一応動いてみるかも。その動向に注目しておけば、本番の進入はほぼわかるはず。
●スリット…これだけ強風が吹き荒れると、S勘というより度胸の問題か。勘だけなら、今節で不安定なのが池田と田村。他の4選手は見えている。いずれにしても横一線になるとは考えにくくジグザグスリットを想定しておきたい。
●1マーク~バック…パワーはほぼ互角なので「誰がSを張り込むか」または「誰が遅れるか」でレースはいくらでも変わる。今日の風はセンター勢の行き足がいいので、主導権を握るのは笠原か田村になると思う。インの池田はソコソコのSから先マイを目指し、田中は差し構え、やや覗く笠原は十八番のまくり差しか。田村はS次第でその上をぶん回すか最内差しを選択するが、気性としては握りそうな気がする。重成はその上を握りながら、決め撃ちのまくり差しを狙う。森永はよほどチルトを跳ねない限り最内差しで展開待ちか。
●結論…パワー互角で行った行ったの1-2も十分ありえるが、私は買わない。シリーズの流れ、今日の風を考えたら、本命サイドに妙味はない。池田は今垣が抜けての「押し出された1号艇」。田中も3号艇→2号艇にスライドしたわけだが、出足に不安があっての2コースはむしろ不利かも。逆に3コース巧者の笠原にとって、この枠は有利に働く。6号艇だったはずの重成も、一発の利きやすい5号艇になって破壊力が倍加する。もっとも強運なのは森永だが、さすがにこの枠&パワーでは厳しいか。
 舟券の妙味を考えて、重成のまくり差しに賭ける。流れが、風がこのレーサーに勝たせようとしているような気がしてならない。パワー勝ちもありえる笠原とのウラオモに、無理を承知でラッキーガイ森永もボックスも加えたい。

3連単★5=3-全、356BOX

 皆さん、今節もありがとうございました。来月の名人戦では初日からがんがん大穴を的中させてみせます。GOODLUCK!


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“本紙予想”最終日後半でーーーーーす!

 Kです。さあ、優勝戦。今年一発目のSGのファイナルバトル。田中信一郎の優出インタビューではありませんが、雨にも負けず風にも負けず波にも負けず、ズバリと当てて幸先のいいファーストSGを! 残り3レースももちろん、1号艇◎です。

10R 特別選抜B戦
吉田弘が速攻の逃げ切りを決める。大賀がこれを追走する。服部も怖い。
◎吉田弘 ○大賀 ▲服部
3連単 1-34-全

11R 特別選抜A戦
平石がきっちり逃げて、関東の意地見せる。松井の差しより坪井のまくり差しに妙味か。
◎平石 ○坪井 ▲松井
3連単 1-32-全

_u4w0508 12R 優勝戦
09SG第一戦は池田の逃走でフィナーレ。笠原の全速戦が怖く、逆転もある。
◎池田 ○笠原 ▲田村 △重成
3連単 1-345-全

 今節もお付き合いいただきまして、ありがとうございました。皆さまのご健闘をお祈り申し上げております!


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THE ピット――優勝戦の朝、強風注意報

_mg_4801 「こりゃ、こけるで」
 1レース前に行なわれた優出選手の公開インタビュー後にピットに行くと、井口佳典が苦笑しながら田村隆信にそう言っていた。
 それだけ風は強く、装着場でただ立っているのもつらいくらいだったのだ。1レースでは左横風で風速9メートルと発表されているが、その風がまともにピットに吹きつめてくる感じなのである。しかし、その強風のなかを田村と井口の2人は臆せず試運転に出ていった。
 この田村は、優出選手のなかでは、今朝の動きがもっとも目立った選手だ。
 朝、優出選手のなかでは誰より早い9時頃に試運転に出ており、その後はすぐペラ小屋で調整。そして、公開インタビュー後にこうして試運転に出て行くと、その後は再びペラ小屋で作業……。そして、2レース後にもさらに試運転に出て行っていたのだ。
 昨日の準優勝戦後にも、今朝の公開インタビューでも、「もうひと足欲しい」と同じ言葉を口にしていたが、そのもうひと足を求めて、こうして休むことなく作業を続けているわけである。

_mg_4820  同じ時間帯に笠原亮は、同期の中島孝平と並んで、ぺラ小屋でペラ調整をやっていた。こちらも、公開インタビュー後は、休む間もとらずに作業を始めたということだろう。
 ただし、作業自体はそれほど長いものではなく、レースごとに水面際に出てきてレースを見守るなどしていた。
 そして、傍にいた我々記者陣にも笑って声をかけてくるなどしており、いつもどおりの笠原だった。

_mg_4645  1レースが近づいてきた頃、重成一人は装着場のボートのところにカポックを持ってきて、モーターのチェックを始めた。そして、「試運転終了」のアナウンスが流れたあとに、駆け足でボートを待機ピットに下ろす作業をしていた。その際、ボートリフトからボートを水面に下ろすと、強風にあおられるかたちで、エンジンがかかっていないボートをうまく操ることもできなかったのだから、相当な風である。
 1レース前には、入念に回転数をチェックしていた重成は、1レース後に試運転に出ている。そして、その後、傍に来た同県の“名パートナー”木村光宏と話している際には、昨日と変わらぬ笑顔も見せていた。
 チルトに関する話をしていたようだったが、「僕のペラはぜんぜん大丈夫です。ぜんぜん大丈夫です」と、繰り返し言っていた。この風のなかでチルトをはねることは現実的にはどうかと思うが、このコンディションにも対応できるということを話していたのではないかと思う。

_mg_4827  朝のピットで、最初に森永淳を見かけたのは、1レース後のエンジン吊りの手伝いに出てきたときだった。
 わずかに表情は硬くなっているようにも見えなくはなかったが、基本的にはプレッシャーに押しつぶされているような感じはなく、この時点ではいつもと変わらず過ごせているようだった。
 その後しばらく姿を見かけなかったが、2レース後には、整備室のプロペラ電気炉からプロペラを取り出し、そのままペラ小屋での作業を始めていた。

_mg_4819  池田浩二も、1レース後にふと気がつくと、ペラ小屋での作業を始めていた。
 カンカンカンとかなり強めに叩いているところは見られたが、他の選手と話しているような場面は見かけられなかった。

_mg_4767  今朝、最後に姿を確認できたのは田中信一郎だ。それまでは控室にでもいたのだと思うが、2レース後のエンジン吊りに、ニコニコ顔でダッシュで駆けつけた。そして、2レースを勝った野長瀬正孝に何かの声を掛けたあと、丸岡正典のエンジン吊りを手伝った。
 率先してモーターを運び、モーター格納を最後まで手伝っていたので、慌てているような様子はまったくなかったが、その後にふと気がつくと、やはりペラ小屋での作業を始めていた。
 今日の6選手の作業は、それぞれにペラ調整が中心になるのだろう。
 そして、それが大きな変化を求めるものになるのか、微調整程度のものになるのか……。
 それぞれに納得いく状態をつくって優勝戦に臨んでほしいし、多摩川の魔物ではなく神様には、それをやさしく見守ってほしいものである。
(PHOTO/山田愼二 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭! 女王!

_u4w0376  女王、最後の最後におめでとう! 今節、中1週で急遽のSG参戦、しかし必死に試運転なども続け、レースでも健闘を見せてきた新田芳美が、ラスト走となった1Rで見事に逃げ切り、水神祭を果たしました!
 誰もが「女王になんとか水神祭をさせてあげたい!」と思っていたのでしょう。1M回って先頭に立った瞬間には記者席でも歓声があがり、ピットでも多くの関係者がヒロインの登場を今か今かと待っていました。強風吹き荒れるピット内ですが、新田を祝福する思いは温かかった。そして、みな笑顔でありました。

_mg_0110  同県の田村隆信、市橋卓士を中心に、四国同士の重成一人、同期の石川真二、さらには井口佳典、今回女子2人で頑張って来た田口節子が駆けつけた水神祭。やっぱり女子選手は体重が軽いということか、皆に高々と担ぎ上げられた新田は、さすがにビビリが入っております。カポックとケブラーをつけたままの妙な姿ではありましたが、ウルトラマンスタイルには変わりなく、さあ行こう水神祭。
_mg_0115  勢いつけて、1、2の3でドボーーーーーーーーン! 撮影していた山田カメラマンが「男子を放り投げるより激しかったよぉぉぉぉ!」と興奮なのか同情なのかわからん表情で大笑いするほど、新田はものすごい勢いで大荒れの水面に突っ込んでいったのでありました。たしかに、飛距離と高さは石川遼のドライバーショットを彷彿とさせるものでありましたね。その10数分後、着替えを終えた新田芳美は鼻を押さえておりましたから、衝撃もハンパではなかったでしょう。

_mg_0128  新田芳美選手、SG初1着おめでとうございます。女子王座制覇→SG出場には、戸惑ったところもあったと思いますし、親しい人には「場違いだ」と漏らしていたとも聞いています。しかし、陸の上でも水の上でも日々懸命に戦い続けていた姿は印象的だったし、私は決して場違いだったとは思いません。何より、こうして1勝をあげられたのですから! またSGのピットで会えるのを楽しみにしていますよ!

 あと、松下一也選手は1勝をあげることはできませんでした。残念! しかしチャンスは今後たくさんあります。次のSG出場の際、ずぶぬれになる松下選手を見られると信じております。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』6日目

 5日間を終えて、まだ1・02回(端数は前本F返還&230円ワイド……)しか払戻窓口に並んでいないHです。昨日の12Rも予想は1-45-全(恵まれ的中)も、資金不足で1-4=5の2点に絞っておりました。うり~~~~~!!(涙)
 さてさて、妙に荒れそうな優勝戦の前に、しっかり資金稼ぎをしておきましょう。水面は10mを軽く超えるほどの突風&大波、つまりは春の嵐。この難水面を克服できるのは、やはり地元のこの男!

 6R
 ①上瀧和則
★②木村光宏
★③岡本慎治
◎④飯山 泰
 ⑤平田忠則
 ⑥今垣光太郎

進入123/456

 風はホームの選手から見て斜め左向かい風。これ、絶好のまくり風なんです。しかも気圧も下降して出足が鈍るため、イン選手はSを合わせるのも苦しいところ。4日目から私の期待通りの活躍を見せるようになった飯山が、ここも一気にまくります。波に強く(江戸川記念優出などなど)、地元でS勘も問題なく、このまくり風となれば勝てないほうがおかしい。上瀧は直まくりを喰らうので、ヒモには差し粘りそうな木村と岡本を抜擢します。

3連単★4-23-全

 優勝戦予想は9R頃にアップします。尼崎で野垂れ死んでるのではないかと心配な憲吾どの、全国に隠れファンがいっぱいいそうな名コメンテーターうりちゃん& hiyoちゃん(私も毎節癒されっぱなしです)、妖しい放蕩人妻?れいこ様……そして我が最強の敵(とも)しげ爺さん、最後の最後に高笑いすべく頑張りましょう!!


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優勝戦出場選手インタビュー

 10時より優勝戦出場選手インタビューが行なわれました。突風が吹きこむイーストスクエア風……イベントステージの名前通りの環境で、ベスト6が思いの丈を述べたのであります。

2009_0322_0709 ①池田浩二(愛知)
「今節はフライングしないようなスタートを行っている。勘より若干遅いけど、まあわかってます。とにかく先に回りたい。優勝したいと思うので、応援して下さい」
②田中信一郎(大阪)
「ちょっと出足が足りない。2枠なので出足をつけたいです。スタートは優勝戦なので、コンマ25くらいで(場内笑)。(もう一丁マクれ!の声援に)頑張りましょう(笑)。でもこのメンバーなのでコースは譲れないから、2コースから差します。風にも負けず波にも負けず、一心不乱に頑張りたいです」
③笠原亮(静岡)
「気になる点は特にないです。もともとスタート速い選手じゃないから……10くらいから行ければ。天候は悪いけど、いいレースを見せます」
④田村隆信(徳島)
「今朝、試運転したんですけど、やっぱりもう一足ほしいですね。4カドがいちばんいい。4号艇なら多摩川らしいレースができると思います」
⑤重成一人(香川)
「プロペラを思い切ったことをしようかと思うけど、ダメなら戻す。コースはなんとも言えないけど……動きたい気分もありますが……。1等めざしますけど、それ以外の着でも連には絡みたい」
⑥森永淳(佐賀)
「ツキ一本も二本も、ツキだけで来ました。新ペラがいい感じです。取り付け(チルト)とギアとペラのマッチングをします。外ならスタートもわかります。(繰り上がり優出について)昨日はいきなり何言ってんのかなと戸惑いましたが(笑)、楽しみたいと思います。二度あることは三度ある、よろしくお願いします!」

 場内からの一番人気は信一郎! お客さんとの掛け合いもいい雰囲気でしたね。あと、重成&森永がいい味出してました。特に森永は元気一杯。初日1Rが6号艇で1着、最終日12Rも6号艇で……? あると思います!(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“本紙予想”総理杯最終日!

 おはようございます。Kです。最終日ですね。結局、全体的には好調なのか不調なのかよーわからん一節でありました。有終の美を飾るべく、5日間を振り返りながらウンウンと唸ってみましたが、最終日はコレでいくことにしました。
 オール1号艇◎
 たしかに昨日もインは強くなかった。日を追うごとに、多摩川の魔物がインコースを食らい尽くそうと猛威をふるっております。しかし、今日は天候も変わり、風も強く吹き荒れている。傾向が変わってもおかしくない!と勝手に決め付けて、初日の予想法に戻ってみたいと思います。さすがに12連勝の可能性は薄いとわかりつつ、一節間のイン至上主義を貫徹するのであります!

_u4w9010 1R 新田が今節ラストランで嬉しい水神祭。田口との女子ワンツーを本線にする。
◎新田 ○田口 ▲金子 △小野
3連単 1-346-全

2R 昨日ようやく白星出た丸岡が連勝ゴール。山口が握って追走。
◎丸岡 ○山口 ▲柏野 △三角
3連単 1-326-全

3R 昨日はインから差された湯川が今日はしっかり逃げる。白井が全速で迫る。
◎湯川 ○白井 ▲濱野谷
3連単 1-36-全

4R 吉川のイン戦は信頼できる。大賀が自在に浮上する。
◎吉川 ○大賀 ▲島川
3連単 1-45-全

_u4w8732 5R 瓜生が強烈に先マイする。井口が思い切ったターンで接戦に。
◎瓜生 ○井口 ▲松井
3連単 1-35-全

6R 上瀧が魂のイン逃げ。飯山のカド戦が脅威となる。
◎上瀧 ○飯山 ▲今垣
3連単 1-46-全

7R 濱野谷が地元SG有終の美。服部が差して肉迫する。
◎濱野谷 ○服部 ▲平石
3連単 1-36-全

8R 三角も地元SG有終の美。アシ抜群の坪井が攻める。
◎三角 ○坪井 ▲石田
3連単 1-43-全

_u4w9036 9R 魚谷がラスト走を渾身の逃げ。上瀧入れてカド濃厚の飯山も怖い。
◎魚谷 ○飯山 ▲井口
3連単 1-34-全

 特別選抜戦、そして優勝戦は後ほどアップします!(PHOTO/池上一摩)


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最終日! 優勝戦です!

おはようございます。総理大臣杯も最終日を迎えました。もろもろあった5日間、春の魔物を一気に吹き飛ばす熱戦を、優勝戦に期待しましょう! なお、今朝は雨こそ降っていないものの、不穏な空模様に強めの向かい風。一筋縄ではいかない一日にもなりそうです。

2009_0321_0135 今日は、この人の水神祭を願います。松下一也。新鋭チャンプとして乗り込み、健闘したもののいまだ未勝利。なんとか最終日に白星をあげてほしいですね。もちろん、新田芳美も応援します!(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――魔物が棲んでいた準優勝戦

_u4w9854  多摩川にはやはり、魔物が棲んでいたのか!?
 今日のリポートをどこから書き出せばいいのかと迷ってしまう。
 午後のピットに入ったあとのメモには、まず目に飛び込んできたシーンとして「平田忠則と重成一人が会話。それぞれにいい顔」「松井繁の顔は、朝と違ってキリリと一変」「市川哲也と田中伸二が立ち話。市川はいい感じ」などと書き殴られている。……やはり12レースのことから書くべきだろうか。
 当たり前の話だが、展示ピットにボートを着けるのが最後になる12レースのメンバーの作業は、自然に最後の最後まで目につくことになるものだ。そのなかでにあっても、10レースが始まる直前まで、スタート特訓→ペラ調整→試運転→ペラ調整を繰り返し、作業を続けていた1人が市川だった。
 そう書くと、慌ただしい作業だったようにも思えるかもしれないが、試運転後には足を合わせた新田芳美と笑顔で話をしていたりするなど、いい雰囲気を漂わせており、最後の微調整をしていたのに近かったのだと思う。個人的にはその姿を見て、市川はいいな、と感じていたのだ。

_mg_0050  また、森永淳もギリギリの時間帯までペラを叩いていた1人であり、レース後の共同会見では「1日かけて新ペラが仕上がった」と話していたのだから、その作業が奏功した面もあったのだろう。
 吉田拡郎、瓜生正義もやはり、スタート特訓後もペラ調整をしていたが、いつもどおりの自然体だった瓜生に対して、カクローの表情が明らかに硬いものになっていたのは気になったものだった。
 ……8レース後、その周囲にいた選手総出で整備室の大掃除が行なわれていたが、準優出メンバーのなかで作業に参加していたのは瓜生ひとりだったと思う。

_u4w9843  もう一人、直前の作業でいい印象を受けていたのが重成である。
 スタート特訓から帰ってきたあとは硬い表情をしている気がしたが、その後の作業を続けている中で、何か感じるものがあったのか……、ずっと傍にいた木村光宏に対して、ご機嫌な感じで話しかけていき、「そーなんだよねー」「トーゼン!」などと言って、大声を出していたのだ。
 こちらもレース後の共同会見では、「なんとなく2着は拾えそうな気がしていました」と振り返っていたのだから、調整の手応えといったこと以上に“感じる何か”があったということかもしれない。

 そして12レース。どんなレースだったかの解説は別記事に譲るが、2号艇、市川がフライングとなり、今垣光太郎は、それと紙一重の0.00で残して逃げ切った。
 引き揚げてきた市川は唇を噛みしめ、勝った今垣も複雑な表情を崩さなかった。
 そして、今垣が公開勝利者インタビューに行っているなかで、ピットでは2着・重成の共同会見が始められたのだが、その際に代表質問者の口から、今垣が待機行動違反で賞典除外になったことが告げられると、「本当ですか?」と重成も言葉を失ったのだ。

_u4w0289  続いて、繰り上がりで優出することになった森永の共同会見が始まったが、その場にいながらも私は、今垣はもうこの事実を知ったのだろうか……ということばかりを気にしていた。森永は「(今朝は)重成さんと二人で富士山にお参りしてたんです」とも話していたが、森永は森永で、繰り上がりの優出ということを意識しないで、明日も全力で、優勝戦に臨んでほしいと思う。

_mg_4606_2   森永の共同会見が終わって、会見場を出ると、係の人と一緒に公開インタビューの場から戻ってきた今垣の姿が見かけられた。
 おそらくは、その道中で、賞典除外のことを告げられたのだと思う。すっと顔色を変えた今垣は、競技本部のほうへと走っていったのだ。
 競技本部から出てきたあとの今垣の顔は直接見なかったのだが、それを見ていた山田カメラマンによれば、相当のショックを受けていたようで、暗い顔になっていたという。今朝の今垣の希望に満ち満ちた顔を見ていたこともあり、そうした今垣の顔は見たくはなかった部分もある。
 ピットでの今垣は、整備の鬼と化して、ひすら無口に作業をしていることが多いが、今朝、黒須田守に声を掛けてきたときの笑顔からいっても、それだけ抜群の手応えを得ていたには違いないのだ。それがこんな結果になってしまったのだから、今垣が言葉を失うのも無理はない……。
 多摩川にはやはり魔物は棲んでいたのだ。そして、こんな魔物であるなら、その顔を覗かせたりはしないでほしかった。

_u4w0014  時間を戻そう。
 10レース。勝ったのは田中信一郎で、2着は笠原亮だった。レース前の彼らから受けていた印象は12レースのショックで吹き飛んでしまった部分もあるが、共同会見に臨んだ笠原が「悔しいですね」「へたくそでした」と繰り返していたことは、強く記憶に残っている。
 会見の途中では「これがいい方向に出るように、外から頑張ります」「悔しいですけど、優出できたんで、いいですかね」と、気持ちを切り替えようとする言葉も発していたが、明日のことなどは考えず、ただ目の前のレースに勝ちたいと思うのが笠原という男であるわけだ。そのことが改めて強く実感されたものである。
 モーターも精神状態も「いい状態」だと強調していた笠原は会見の最後にこう言った。
「優勝するためのコースを選んで、優勝するための作戦を考えます」と。

_mg_4403  田中信一郎の共同会見は、公開勝利者インタビューのあとに行なわれているが、「出足はまったくない」というのが本人の言葉だ。
「伸びより出足がついているほうがレースをしやすいのに、出足の反応はないんです」とも話していたが、それでいながら、今日のマクリを決められるのが田中の凄いところだ。
 この共同会見は、明日の枠順がわからないうちに行なわれていたものだが、明日も出足を求めて「他のペラを試す」ことも含めた作業を続けると言っていた。
 そして、「ペラ交換があれば出足がきたということです」「出足がつけば枠は主張します」とも話していたのだ。
「出足をつけての2コースがいちばんいいですね」と会見を締め括ったが、明日の田中は結局、2号艇になっている。田中にとって、明日は忙しい1日になることだろう。

_mg_4486  11レース。勝ったのは池田浩二で、2着は田村隆信だ。このレース後は、上瀧和則が、自分のことにように喜び、池田を祝福していたのが印象的だった。ここ1、2年、SGなどで一緒になると、上瀧と池田は、“地域差を超えた師弟”のように交流している姿をよく見かけられる。どこかに通じるものがあったということなのだろうが、池田にヒザ蹴りを入れるようなフリをしていた上瀧はニコニコ顔になっていた。
 共同会見での池田は、足に対してはそれほど納得していないような発言が多く、「良く……はないというか、もうちょっと押してもいい感じですね」「仕上がっていない感じ」「握ってればそんなことはないけど、落として握ると合ってない」などと発言していた。
 ただ、こうした言葉は“さらに上を求める欲”の部分だとも受け取れなくもない。
「明日は本格的に試運転しようかと思います」「グリップがついてくればどこのコースでもいい」とも話していたが、明日の優勝戦は1号艇になっている。
 田中同様、池田も忙しい1日を過ごすことになるのが予想される。

_mg_4111 「万全の態勢で臨めたんですけど、伸びでも出足でも、もう一足欲しいですね」と、共同会見で語っていたのが田村だ。
 こちらも池田同様、“欲”の部分だとも言えなくはないのだろうが、「もう一足がないと、優勝は厳しい」とも話していた。
 ただし、隣には笠原が入ることを想定して「笠原さんの攻めに乗って展開をつけるようにしたい」とも続けていたが、実際に笠原=3枠、田村=4枠という並びになっている。
「今節はツキがあるんで、それ一本で頑張ります」とも話していたのだから、今節はこうした男が怖いともいえそうだ。

 会見の言葉を紹介する部分が長くなってしまったが、“12レースのまさか”を受けて、いろいろな思惑が絡み合った枠順が確定している。
 春の魔物に勝つものが、多摩川の王となる――。
 まだまだその魔物は水面の上に姿を覗かせそうな予感がするが、果たして王となるのは誰なのか? 今年最初のSGは、最後まで一筋縄ではいきそうにない。
(PHOTO/山田愼二=5、7、8、9枚目  池上一摩=1、2、3、4、6枚目  TEXT/内池久貴)


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総理杯 準優ダイジェスト

2009_0321_r10_0760 ダッシュ一撃

10R
①笠原 亮(静岡) 11
②石田政吾(石川) 16
③田中信一郎(大阪)08
④松井 繁(大阪) 13
⑤吉田弘文(福岡) 22
⑥服部幸男(静岡) 16

2009_0321_r10_0762  進入は服部が動いて126/345。目一杯に艇を引っ張った4カドの田中信一郎が、スリットからキュンと伸びた。レース前から「出足がない」と泣いていた信一郎にとって、服部の前付けは幸甚だったかもしれない。伸びなりに一気に絞って、内3艇を呑み込んだ。これで焦点は2着争いに。「大阪ライン」で信一郎をマークしていた松井が差し抜けるかに見えたが、インで立て直した笠原が素晴らしい出足で盛り返し、松井以下の追撃を振り切った。信一郎の度胸と勝負強さがキラリ光ったまくり一撃だった。1着・田中、2着・笠原。王者、敗退。

2009_0321_r11_0852

まさかの頓死

11R
①坪井康晴(静岡)22
②平石和男(埼玉)11
③池田浩二(愛知)09
④田村隆信(徳島)06
⑤大賀広幸(山口)14
⑥平田忠則(福岡)12

 進入はかなり穏やかな枠なり123/456。インの坪井にとっては楽なイン戦になったはずだが、巻くようにして吹き荒れる追い風に目測を誤ったか、スタートで完全に後手を踏んでしまった。

2009_0321_r11_0864  主導権を握ったのは、坪井より1艇身近く先んじた2コースの平石だ。内からトップ級の伸びを誇る坪井がジリジリ伸び返す。風は追い風。差すか、まくるか。2着条件の準優だけに安全策は差しなのだが、平石は果敢に攻めた。坪井が抵抗する。2艇が流れる。さらに追い風で流れる。その間に、池田のまくり差しと田村の最内差しが鋭く内フトコロをえぐっていた。1・2コースの競りによる、典型的なズブ差し決着となった。
 1着・池田、2着・田村。レースを作ったのは、SG準優では「ドカ」にも近いS遅れ。これに尽きる。1マークで平石(私の◎)が差していたら……という脳内妄想レースが浮沈しなくもないが、あの場面は競艇レーサーとして攻めるべきだろう。もちろん、その間隙を冷静に突き抜けた池田と田村もさすがのハンドル捌きだったな。

2009_0321_r12_0975

1-2が、消えた!

12R
①今垣光太郎(石川)00
②市川哲也(広島)+01
③吉田拡郎(岡山) 08
④重成一人(香川) 05
⑤瓜生正義(福岡) 07
⑥森永 淳(佐賀) 11

 バック半ば~2マークで1-2ができた。後続は千切れ、これから地球を何周回っても1-2しかないという態勢になった。1マークでは2-1の目もあったが、今垣の出足が素晴らしく、市川に舳先を入れさせなかった。行った行ったの1-2。12RでやっとSG準優らしい平穏な結果になりつつあったわけだが、このバック直線で観衆は妙な胸騒ぎを感じていたはずだ。
「スタート判定中」
 巨大なビジョンにこの文字が映し出されているのだから。Fを切っているとすれば、スリットで抜きん出ていた内2艇……その2艇が岩よりも固い1-2態勢を築こうとしている。
「頼む、OKにしてくれっ!!」
2009_0321_r12_0986  誰かが叫び、その瞬間に画面は「返還艇2」という文字に変わった。市川、コンマ+01の痛恨すぎるフライング。そのシグナルに気づかなかった市川は、2マークで渾身の差しを繰り出している。今垣が超抜の出足でこれを振り切る。見ている者にとって、それは空しいデッドヒートだった。やっと気付いた市川が戦線離脱して、今垣の一人旅。今度は空しかったはずの「3着争い」が「2着争い」に変わり、若手レーサーたちの争いが俄然激しさを増した。重成が先行し、森永が差し、拡郎がぶん回す。くんずほぐれつの最終議席を取りきったのは、捌きに一日の長がある重成だった。
 1着・今垣、2着・重成。シリーズリーダーの今垣が威厳を保った。保ったのだが……20分ほどたってから、閑散とした場内に重く冷ややかなアナウンスが流れた。
「1号艇の今垣選手は待機行動違反により……」
2009_0321_r12_1012  コンマ00で生き残ったはずの今垣も、まさかの規則違反で消え去ったのだった。地球を何周回っても1-2。その1-2の2艇が、明日の優勝戦にはいない。「春の魔物」で片付けるには、あまりにも残酷なレースだった。代わって優勝戦のチケットを手に入れたのは、1マークを回ってはるか後方で3・4着争いをしていた重成と森永。ふたりとも、SG初優出だ。
「春の魔物に勝つものが、多摩川の王となる」(ポスターコピー)
 SG初Vの宝庫と呼ばれる総理杯で、このふたりは実に不気味な存在として浮かび上がった。
 明日の優勝戦は荒れる。荒れなきゃおかしい。
 そう思うのは、私だけだろうか。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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速報 総理杯の優勝戦メンバー確定!

 12Rで大荒れに荒れた準優勝戦。市川がコンマ01のFに散っただけでなく、00タッチで逃げ切った今垣までもが待機行動違反で賞典除外に……明日の1号艇は、愛知・池田浩二の手に滑り込みました。また、今垣の脱落によって繰り上がり優出となったのが佐賀の森永。予選18位で準優に滑り込んだ上に、繰り上がりでSG初優出という強運が実に不気味であります。

12R総理杯優勝戦
①池田浩二(愛知)
②田中信一郎(大阪)
③笠原 亮(静岡)
④田村隆信(徳島)
⑤重成一人(香川)
⑥森永 淳(佐賀)


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H記者の「6号艇でベストを尽くしますっ!!」予想

 7Rまで“予想”通り万シューが出ませんでしたな。中穴連発ですけど。準優は……本命サイド3連発もありえますが、私はもちろん穴目も狙います!

10R
◎①笠原 亮(静岡) A+↑
 ②石田政吾(石川) B+→
 ③田中信一郎(大阪)B+→
○④松井 繁(大阪) A+↑
 ⑤吉田弘文(福岡) B→
★⑥服部幸男(静岡) B+↑

進入123/456

 アタマは逃げる笠原か、カドから握る松井(あ、ピット離れがいいので出し抜けインの可能性も少々)。パワー的にも展開的にもこのふたりの自力対決になるとみます。そして1=4には目をつぶって服部の2着付け勝負。吉田コーブンの気配がまだ一息なので、服部は「松井が自力で攻めてくれる」と信じて決め撃ちのまくり差しを狙えば2着は十分にあるはず。多分に心情(←服部好き&昨日、万太郎を提供してくれた相性)も含まれますが、天才レーサーの奮起に期待します!

3連単★本線1-6-全、穴4-6-全

 11R
○①坪井康晴(静岡) A→
◎②平石和男(埼玉) A→
 ③池田浩二(愛知) B+→
▲④田村隆信(徳島) B+↑
 ⑤大賀広幸(山口) A→
▲⑥平田忠則(福岡) B→

 進入123/456

 外艇にまくりきるだけのパワーがなく(大賀が怖いが、S揃ってはインまで届かないか)、逃げる坪井と差す平石の一騎打ちが濃厚。坪井はインで握りすぎるケースもあり、配当の妙味を考えて2-1を本線にします。もし坪井がターンマークを外しすぎたりすれば、勢い凄い田村と展開がありそうな平田も2着に飛び込む可能性があります。

3連単★2=1-46、穴2-46-146

 12R
◎①今垣光太郎(石川)A+→
 ②市川哲也(広島) B+→
 ③吉田拡郎(岡山) B+→
▲④重成一人(香川) B+→
○⑤瓜生正義(福岡) A↑
 ⑥森永 淳(佐賀) B→

 快進撃を続けてきた拡郎ですが、2コースに市川がいるのが運の尽きかも。この高い壁を越えて握りつぶすのは至難の業だし、2番差しでは話にならないでしょう。市川、カクローの「アルプス山脈」を壁にして、今垣が逃げます。ヒモが難解ですが、カクローが自爆覚悟で握る可能性が高く、ならばその外に付ける重成と瓜生に展開が生まれます。パワー的には瓜生が本線ですね。

3連単★本線1-5-全、押さえ1-4-全(特に1-4=5厚め)

 さてさて、私の予想通りの決着なら明日のファイナルは①今垣②笠原③平石④坪井⑤瓜生⑥服部というオールSGウイナーになるのですが、SG初Vが多いこの総理杯のこと、どこかに春の魔物が潜んでいるような気が……!?


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“本紙予想”5日目後半ですからね

_u4w8763  ども~~~っ! 本日もぼっこぼこのKで~~す。1コースの神様、どこへ行っちまったんだ~い。ということで、それでも貫くイン予想。準優はすべて白いカポックから勝負です。

10R 準優勝戦
笠原が渾身の全速ターンで逃げ切る。王者も怖いが、むしろ石田にヒモの妙味アリか。
◎笠原 ○石田 ▲松井 △服部
3連単 1-246-全

_u4w7273 11R 準優勝戦
坪井の機力を信頼する。カドから田村が自在に攻めて優出へ。
◎坪井 ○田村 ▲平石 △大賀
3連単 1-425-全

_u4w8101 12R 準優勝戦
今垣が超抜パワーで一人旅。不気味な雰囲気があるのは重成。
◎今垣 ○重成 ▲瓜生 △吉田拡
3連単 1-453-全


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ベスト18インタビュー!

 今日は、準優勝戦出場選手インタビュー! これはなかなか珍しいイベント。記憶にあるのは、いつかの浜名湖SGくらいかなあ(←ちゃんと覚えてない)。
 4R発売中=10R、5R=11R、6R=12Rの出場選手が登場したこのインタビュー。それぞれの気になるコメントを記していきましょう。なお、★マークはもっとも声援をたくさん受けていた選手です。

_mg_0013 10R
①笠原亮(静岡)
「アシはすべてに満足しています。最初は最悪だったんですけど、3日目から良くなりました。今節に限ってはピット離れも大丈夫なので、インからいきます」
②石田政吾(石川)
「バランスとれて、中堅上位ですね。スタートは難しいですが、1艇身いければいいと思ってる。ガンバリマス」
③田中信一郎(大阪)★
「(信一郎がんばれーと声援)お父さんもがんばってください。余裕がないので、これくらいで。出足がないのがキツいですね。亮に1号艇のときに差されてるので、今日は思い切り差したいです」
④松井繁(大阪)
「笠原くんと反対で悪くなる一方でしたが、さすがの整備力(笑)で今日の朝には戻ってました。枠はホワイトからブルーになってしまいましたが、優勝戦に乗りたいので頑張ります」
⑤吉田弘文(福岡)
「昨日がいちばん良くなかったですね。今日は点検を兼ねて本体を組み直しました。5コースからいきたいです。お父ちゃんもがんばるので、シオくんもがんばってね」
⑥服部幸男(静岡)
「日に日に良くなっていて、乗りやすさと行きアシがついてきました。1つでも内から行きたいけど、決めるのは僕だけじゃないんで」

 笠原の気合の入り方、松井のゴキゲンぶりが印象に残りましたね。服部のコース取りも気になりますが……。

_mg_0015 11R
①坪井康晴(静岡)
「全体的にバランスがとれて上位です。コースはイン以外は考えていない。今節スローは1号艇の時だけだったが、問題はないと思っている。気合入れてがんばります」
②平石和男(埼玉)★
「前半は伸び型だったが、バランスがとれてきた。コースは2コース。10はいきたいですね。またここに来れるよう頑張りますので、応援ヨロシク」
③池田浩二(愛知)
「着順ほどエンジンは出ていない。回った感じがしっくりきてないですね。3コースから。今節は大丈夫というくらいのスタートしか行けてないが、今日もそれくらいで」
④田村隆信(徳島)
「昨日から行きアシが上向いている。乗り心地は8割方満足してます。コースはピットを出てからですが、第一希望はカド。どうしても優出したいので頑張ります」
⑤大賀広幸(山口)
「あー(マイクテスト)。マイク入ってますね。初日から何もしてないので、機力は変わってません。準優乗れたんで、納得してないけど、いいですね。いちばん勝率が低いエンジンはなかなか引けないんで、逆にラッキー?(笑) 今日はすることがないので、ボートを磨いたんですけど、それも終わったんで、寝てます。スタートはゼロ台いきたいですね。最近ゼロ台行ったことないんで、景色が違うと思うんですよ。まあ、左を見ながら(田村を見ながら)行きます」
⑥平田忠則(福岡)
「昨日は最悪でしたが、今日は2コースから差したときに戻ってます。ただ、乗りやすさだけはあるので攻めるんですが、前に押さない。キャビりっぱなしです。6コースから勝つのが難しいんで、2コース行きたいんですけど、難しいので次の笹川賞に向けて6コースからいきます。大賀さんがゼロ台行っていただけるんで、それを信じてついていきます。左を見ながら? いや、Fしたら困るんで右(大時計)も見ます(笑)」

 大賀がこんなにおもろい人だとは知らなかった(笑)。平田も大賀にうまく絡んで、外枠2人のコメントは笑えました。

_mg_0027 12R
①今垣光太郎(石川)
「3日目までは伸び型で、昨日出足型になってきた。気温が下がって今日のほうがもっと出足は良くなってくると思う。昨日はSで2回ともレバーを放って助かりました。ここのインコースは難しいんで……まあ、スタート行って、あのー……いちばん先に回りたい」
②市川哲也(広島)
「直線はまあまあだけど、乗りづらい。乗りやすさを求めて、ペラをやります。スタートは練習させてもらえればもう少し行けるとおもうんだけど、その割には行けてますね」
③吉田拡郎(岡山)
「前検からずっといいです。悪いところがないのが特徴。Sは10~20にすべて入れられているから、今日もその通りに。3コースを死守します」
④重成一人(香川)
「エンジンは普通ですね。特徴は特にない。素直な進入が理想。カド? それがいいです。スタートは見え方どおりの数字だけど、風がコロコロ変わるから難しい」
⑤瓜生正義(福岡)★
「こんにちは。出足以外は平凡です。出足は、僕が間違えない限り、いいです。乗り心地も、僕が間違えない限り、いってます。スタートはわかってません」
⑥森永淳(佐賀)
「乗りやすいだけです。スタートは6コースだったら行けます。10……を入るくらい、全速で。新ペラがいい感じになってきた。18番目のツキを生かして、優勝に乗りたいです」

 瓜生の人気は、僕が間違えない限り(笑)、18人のなかで最高でした。さすが! 今垣の最後のコメントが口ごもり気味になるのは、いつもの通り(笑)。

 さあ、まもなく準優勝戦!(PHOTO/池上“チャーリー”一摩)


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THE ピット――準優勝戦の朝

_u4w9333  1レース前にピットに入ると、まず目に飛び込んできたのは、菊地孝平と吉川元浩が何かを話しているところだった。ハッキリとは聞き取れなかったが、菊地は「1枚目のほうが良かったです」と、調整の手応えを吉川に伝えていたようだった。
 その顔はご機嫌!
 その話を聞いた吉川の顔もほころんでいったのだから、他の選手のことでもいい報告を聞くのは気持ちがいいものなのだろう。
 この2人はともに、準優には乗れなかったわけだが、明るさを失わず、早い時間から前向きに作業をしていた。そんなところを目にすると、こちらも嬉しくなってくるものである。

_u4w9532  同じ時間帯に装着場でモーターをチェックしていたのは準優11レース6号艇に乗艇する平田忠則だった。殺気だっていたり、暗い表情をしていたわけではないのだが、モーターを見つめるその目が真剣そのものだったので、声をかけるのは控えておいた。
 平田は1レース後にすぐに試運転に出て行ったので、こちらも前向きだ。
 以前には平田から、準優勝戦の6号艇は難しい立場だという話を聞いたこともあるが、だからといって、優出をあきらめてしまうわけでは決してない。少しでも上積みを求めて、こうして作業を続けていくものなのだ。

_mg_9983  ペラ小屋もやはり、この時間から混み合っており、準優メンバーでいえば、瓜生正義、重成一人、池田浩二、吉田拡郎などの姿が目についたし、準優出を逃した濱野谷憲吾も、普段とまったく変わらぬ姿でペラ小屋に溶け込んでいたものだ。
 整備室では、田村隆信が本体整備をやっていた。
 1レース後には、昨日の12レースに1号艇で臨みながらまさかの転覆で準優出を逃した井口佳典が厳しい表情をしているのを見かけたが、田村がモーターをボートに取り付けていたときには傍に寄っていき、何かの声をかけていた。すると、やはり準優出を逃した湯川浩司もそこにあらわれ、銀河系トリオが集まった。そこでまた話を続けているうちに、井口の顔には自然な笑みが浮かぶようになっていったのだから、同期の絆はやはり強い。

_u4w9535  1レース後のエンジン吊りの際、とにかく気になったのが松井繁のご機嫌な表情だった。正直に書けば、これまでに見たことのないほど、気持ちのいい笑みを浮かべていたのだ。昨日の10レース大敗で予選順位を10位にまで落としていただけに、今日は厳しい顔をした“タイム・イズ・マネー”松井が見られるのではないかとも予想していたので、これは意外だった。足の具合からいえば、悲観するような部分はないということかもしれない。
 松井は、魚谷智之を制して、1レースの勝者・丸岡正典のモーターを運んで行くと、そのまま控室のほうへと引き上げていった。そのとき一緒になったカポック姿の丸岡の背中を、ポンと叩いている様子もどこまでも爽やかだった。

2mg_3904  この1レース後、1号艇で2着に敗れた藤丸光一が、プロペラを手にしてひとり水面際に座って沈思していた姿も印象的だった。
 藤丸はここまで厳しい成績となっているので、この1号艇ではなんとか結果を出したかったということかもしれない。
 自分に腹を立てているような感じはまったくなかったが、静かな顔つきで、しばらく水面を見ていたあと、そのまま控室のほうへと戻っていったのだ。

1mg_3895  また、1レース後には、森永淳と上瀧和則が、同時にボートを水面に降ろしているところも見かけられた。
 準優出を果たしている森永は、早い時間帯からいつもと変わったこともなく作業をしていたが、上瀧に何かを話しかけられると、はじけた笑顔を見せていた。
 上瀧に何かをからかわれたのかもしれないが、心強い同県の先輩がいることも、平常心でこの時間を過ごしていくうえでの力になっている部分はあるのだろう。
 初日1レースを6号艇6コースで制しているのだから、今日の12レースでも6号艇でおもしろい存在になってくるはずだ。

_u4w9267  12レースの1号艇は、予選1位通過の今垣光太郎だが、今垣は1レース前から、整備室の前の陽の当たる場所でモーターをチェックしていた。
 そして、1レース後に、NIFTY競艇特集主宰でありBOATBoy編集長である黒須田守の姿を見かけると、にっこり笑って声をかけてきた。
 そのとき、私も傍にいたのだが、今朝の今垣は、松井に負けないほどご機嫌な感じで、黒須田も思わずたじろいでしまうほど饒舌だったのだ。
「昨日は、母の誕生日だったので、フライングだけは切らないようにと祈っていたんです」などと話していたが、その足は万全と見ていいのではないかと思う。
 準優出を果たした選手も、そうでない選手も、こうして様々な表情を見せてくれる場所――、ピット。私はこの空間が大好きだし、今朝もその場にいられることを幸せに思ったものだった。
(PHOTO/山田愼二=藤丸、上瀧&森永 +池上一摩=その他  TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選の代わりに独り言』

 4Rの白井(whitesharkさん、コメントどもです。今節は残念でしたが、あの男は今年中にSGを獲ると思います!)&9Rの菊地とともに轟沈し、ただオッズだけを見て10Rの16全、1全6を勝ったら万シューを引っ掛けてしまったHです。にゃは。はじめてまともに窓口に並べたわけですが、憲吾どの、ほんにすまんす。絶対に極選で万穴を仕留めてみせますっっっ!!
 と、軍資金もできて気合は入っておるのですが、昨晩からいくら出走表を眺めてもピンと来ない。怪しい予感がするのは3Rの上瀧(今朝から何度も試運転していて気合満点?)、7Rの白水(昨日から気配が大幅アップ。って、2Rで勝ってしもたか~><)あたりなのですが、極選に指名するほどの根拠もないし……。おそらく!! 「今日の一般戦では万太郎が出ない」と“予想”します。一般戦では無理攻めはせず、うりちゃんが力瘤を作っている準優でしっかり稼ぎたい。憲吾どの、絶好調のしげ爺さん、頑張りまっしょい!! 準優予想は8R頃にアップします。


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本日の“本紙予想”総理杯5日目

 おっはよーーーーっす! Kでーす。うははははは、昨日はもう、ボッコボコのぐっちゃぐちゃでしたな。あまりに外れすぎて、頭ん中が今日の天気のごとく快晴状態ですよ~、だはは。インがたった2勝の1日ですもの。しかも10R(マンシュウ)はヌケで、もう片方は当たったものの3連単770円。もう、いっそ丸坊主のほうが潔いってくらいに、メタメタな一日でありました。皆さま、申し訳ございませんっ! 今日ばかりは、憲吾様、うりちゃん様、れいこ様……誰に対してもしもべのごとく、頭を垂れたいと思います。
 などと言いつつ、方針は変えませんぞ。今日も貫くイン主体予想。いわゆる敗者戦はインが強い、というのは艇界に長らく伝わるセオリーでございます。今日ももちろん明日までも、イン狙いで行きますよ~。

2009_0318_05481R 藤丸が予選不調のウップン晴らし。柏野がカドから自在に上位へ。
◎藤丸 ○柏野 ▲新田
3連単 1-43-全

2R 石川は成績ほど悪いアシではない。金子が渋く追走。
◎石川 ○金子 ▲白井
3連単 1-36-全

3R 小野が軽快に逃げ切る。上瀧の前付け入れて、木村が迫る。
◎小野 ○木村 ▲上瀧
3連単 1-25-全

2009_0320_0405 4R 飯山がカドマクリをもう一丁。これに乗る魚谷が追撃。
◎飯山 ○魚谷 ▲伊藤 △平尾
3連単 4-613-全

5R 上向き気配の三角がイン逃走。守田がこれを追いかける。
◎三角 ○守田 ▲前本
3連単 1-46-全

6R 白井がスピードに乗った逃げ決める。金子の前付け入れて、島川が攻める。
◎白井 ○島川 ▲井口
3連単 1-24-全

7R 濱野谷が残り2日間を全力で走る。菊地が全速戦で肉薄。
◎濱野谷 ○菊地 ▲伊藤 △中島
3連単 2-463-全

2009_0320_0643 8R 吉川、このイン戦はモノにしたいところ。木村が展開突いて相手本線。
◎吉川 ○木村 ▲守田
3連単 1-43-全

9R 魚谷が盤石の先マイ逃走。井口との一騎打ちと見る。
◎魚谷 ○井口
3連単 1=3-全

 準優勝戦は後ほどアップします。


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5日目! 準優勝戦です

Cimg4398 おはようございます! 総理大臣杯5日目でございます。本日は準優勝戦! 激戦の一日にふさわしい快晴の朝、多摩川競艇場からは富士山が見えています! 霊峰に見守られ優勝戦に駒を進めるのは誰か。あ、今朝気づいたんですが、昨日から3連休なんですよね。皆様、ぜひぜひ好天の多摩川へ!

2009_0320_0167 準優18番目のイスをゲットしたのは、森永淳でした。05年若松MB大賞以来、2度目のSG準優。この幸運を活かし、初優出なるか。なにしろ、SG初優勝が大量に誕生してきた総理杯です。その権利は、もちろんこの人にもあるのです。(PHOTO/中尾茂幸)


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勝負駆け ア・ラ・カルト

 完走当確と思われていた井口佳典(最終的には5着条件)が、まさかまさかの転覆失格で脱落……大波乱とともに勝負駆けが終わった。逃げきりは1本のみ。あまりにも激しかった12レースの中から、ハイライトシーンをピックアップしておこう。

4R 全選手がメイチ1着勝負!?

2009_0320_0558  戦う前から凄いレースになってしまった。4Rの選手たちの予選突破条件(ボーダー6・00想定、以下同)を記すと……
①山口 剛 ①①
②松下一也 ①②
③上瀧和則 ①
④白井英治 ①
⑤柏野幸二 ①①
⑥守田俊介 1着で5・80

 ひえぇぇ、とにもかくにも「ここで1着を取らなきゃ話にならん!」という崖っぷちレーサーが勢ぞろいしたのである。ひとりだけが生き残って、後はほぼ全滅というサバイバルゲーム。特に1回乗りで自力勝負ができる上瀧がどれだけ進入から暴れるか?と思いきや……本番の進入は想像だにできない162/345だった。守田の前付けをシカトして、上瀧、4カド。今節の上瀧はダッシュ戦も採用しているのだが、それにしても、この大一番でも3号艇で4カドとは……。
 そしてこの4Rは楽な2コースになった守田がまんまと差しきり、自力の目があった5選手の夢を一気に砕いてしまったのである。最終的には、勝った守田も1点足らずで予選落ちに。もっとも激しい勝負駆けレースでありながら、「そして誰もいなくなった」という不思議なレースになってしまった。

8R 6人全員突破か、5人脱落かっ??

 すべてがピン勝負だった4Rとは真逆、6人全員が予選突破する可能性もあったのが8R。しかも、着順によっては5人が脱落する危険もあるという、複雑怪奇なレースでもあった。予選突破の条件は……
①重成一人 ③
②森永 淳 ④
③魚谷智之 ②
④平田忠則 ⑤
⑤坪井康晴 ⑥(完走当確)
⑥中島孝平 ①

 2009_0320_0323なんという組み合わせか。完走当確の坪井からピン勝負の中島まで、6選手の欲しい着順がすべて異なったのである。頭がこんがらがらってしまうが、どういうことかというと、もしこのレースの着順が条件通りの631245だったら、6選手全員がボーダー圏内に入る。ところが坪井が勝って、他の選手がクリア条件より1個ずつ着を落とすと(563124)、坪井以外の5選手はボーダー圏外に消え去ってしまう。生き残るのは1人~6人まで、着順次第でどうにでも変わるわけだ。参加している選手はもちろん、ボーダー付近でこのレースを見守っている選手もドッキドキだったことだろう。
 そして、このレースはお腹一杯の坪井が凄まじいまくり差しで突き抜けた。
「ま、まさか、他の5選手が全員消えてしまうのでは……?」
 私もドッキドキしてしまったが、さすがに563124という宝くじレベルの着順にはならず、513246で坪井の他に重成、森永、平田が生き残ったのである。予選突破できるのは1人か2人か3人か4人か5人か6人か……? 数ある勝負駆けレースの中でも、稀有な珍番組ではあったな。

今日のヒーローは田村&笠原だっ!

2009_0320_0278  さてさて、今日の勝負駆けのヒーローは?といえば、田村隆信と笠原亮のふたりを挙げておきたい。②②条件だった田村は3Rで必死に追い上げて2着を取りきり、7Rも最内差しから鬼気迫る追撃で先行勢を捕えてミラクル突破を果たした。素晴らしい追い上げ。気迫がボートに乗り移っている。見ていて、それが怖いほど伝わってきた。「田村と原田幸哉の勝負駆けは買い」と以前から書いてきた私だが、今日の田村の凄さはまたひとしおだったな。メットとカポックを被っているのに、気持ちが手に取るように伝わってくる。また、いいレースを見させてもらった。
2009_0320_0137  笠原はパワーが完全に仕上がった。昨日、笠原はK記者に「キました」と一言呟いたそうだが、なるほど、キていた。キまくっていた。3Rは4カドまくり、11Rは十八番の5コースまくり差し。足がキているときの笠原は外枠でこそ無類の強さを発揮する。特にサイドの掛かりがキたときは手の付けようのない強さになる。それが、キた。破壊力満点の連勝で、タイトな勝負駆けから一気に1号艇までキた。それが得かどうかはともかく、「多摩川総理杯男」の春がキた。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――穏やかな空気に魔物が潜む……

2009_0320_0085 「松井がキャハハキャハハって、嬉しそうだよぉ~~」
 10Rでマンシュウをぶち当てた勢いで珍しくピットにやって来たH記者が、整備室での松井繁の様子を見て、キャハハキャハハとはしゃいでいた。あんたのほうが嬉しそうじゃないか。
「服部が準優に残って、嬉しいんじゃないのぉ~~」
 だから、嬉しがってるのはあんただろ。敬愛する服部幸男のアタマ流しで大穴をゲットしたH記者、極選は空振り続きだというのに、大喜びである。
_mg_9962  H記者に言われて整備室を覗き込むと、たしかに松井はゴキゲン、服部もにこにこと笑っている。松井は6着大敗で、準優はOKだったものの予選順位を落としていたから、憮然としていてもおかしくはないと思っていた。服部の逆転1着にゴキゲンだったのかどうかはともかく、少し不思議な感覚である。その後も、ペラ室から笑い声が聞こえてきて、覗き込んで見ると松井だったりして、昨日のレース後とは対照的。予選を終えて、オンとオフを使い分けるのも王者流なのだろうか。

 それにしても……松井の笑い声が装着場にまで届くほどに、後半のピットも静かなものだった。池上カメラマンも、「今日は装着場に選手があまりいなくて、撮影が大変ですよぉ~」と嘆いていた。勝負駆けのゆくえが明らかになっていき、選手の喜怒哀楽が見えるのではないか、と想像してピットに入ったはいいが、そうした表情の変化はあまり見ることができなかった。選手の表情がウンヌンという以前に、選手の姿自体が少ないのだから。
2009_0320_0031  もちろん、整備室やペラ室に選手の姿は散見できた。松井の大笑いの相手となっていたのは、山口剛。王者と次世代の旗手の組み合わせを見たのは、初めてではないだろうか。しかもそれが、爆笑合戦なのである。山口にとっては、いつか追い落とさねばならない相手だ。王者の空気に触れただけでも収穫だろう。こちらは「第2プロペラ調整室」と看板が掲げられた、狭いほうのペラ室。
2009_0320_0052  もう一方の広いペラ室では、菊地孝平がペラを叩き、そこに上瀧和則が声をかけていた。これもあまり目にしたことのない組み合わせだな。上瀧が口元に笑みをたたえて話しかけ、菊地がペラと向き合ったまま笑顔で返す、という構図。珍しい組み合わせではあるが、なんだかとっても自然な雰囲気だった。まるで師弟の絡みを見ているかのように。
2009_0320_0806  整備室の奥、前半では長岡茂一と平石和男がくつろいでいた場所では、飯山泰と重成一人が同じように談笑していた。予選道中は険しい顔も目立っていた飯山だが、予選も終わり、最後の最後に1着も出て、少しは肩の力が抜けただろうか。そういえば、前半のレース後、挨拶を交わしたときに、飯山は今節はじめて笑顔を返してくれたのだった。結果はともあれ、予選は終わった。残り2日に地元の意地と存在感を発揮してもらいたい。

 といったわけで、後半も穏やかな勝負駆けのピットだったのだが、12Rで春の魔物が大暴れした……。
2009_0320_0098  11Rをスーパーまくり差し「亮スペシャル」で豪快勝ちした笠原亮。「ぼく、2枠はあまり良くないからなあ」と言っていたので、「いや、まだ1号艇の可能性もありますよ!」と興奮気味に伝えると、笠原は「それは相手(次第)でしょ」と返してきた。忘れていた。笠原は「相手の失敗で自分が浮上する」ことを良しとしない、潔い男なのだった。去年のチャレンジカップで、中島孝平が勝てば自分が予選落ちするという状況で、笠原は「僕が予選落ちすることになるけど、中島くんに勝ってほしい」と語った。結局、中島は2着に敗れ、笠原は生き残ったのだが、複雑な表情をしていたものだった。
 今回の「相手」とは井口佳典。12R1号艇で、逃げ切れば井口が予選3位、笠原が4位となる。笠原としては、自力で積み上げたポイントはあくまで「4位」なのであって、井口が敗れることをまったく望んでいなかったわけである。
 ところが……。まず、1マークで井口がターンマークを外し、内を平石和男、今垣光太郎が差した。このまま決まれば、笠原が1号艇。だがもちろん、装着場で観戦していた笠原はまったく喜んでいない。むしろ同地区の後輩の敗戦を悲しんでいるようにすら見えた。
_u4w9184  井口には、さらに「まさか」が起こる。1周2マーク転覆……。井口は当初は完走当確と思われていたが、ボーダーが上がっていったことにより、6着=6・00では着位差で予選落ちという状況で12Rを迎えていた。勝てば1号艇、シンガリなら予選落ちという、極端な条件だったのだ。平石、今垣に差されたとはいえ、3着ならもちろん準優はセーフ。だというのに、6着よりも残酷な転覆とは……。救助艇を出迎えた銀河系の仲間たちは顔を曇らせ、転覆艇の引き上げをヘルプしていた東海勢からも覇気が奪われていく……。
2009_0320_0523_2  幸い、井口は見た目には無事な様子で、着替えを終えた後に整備室にあらわれている。明日の出走表にも名前を連ねているのは、何よりだ。ただ……その表情には、ハッキリと暗鬱な影があった。予想だにできなかった予選落ちに落胆してか、それとも転覆してしまったこと自体に悔やんでか、あるいはその両方が複雑に絡み合ってか、ともかく明らかに精気を奪われていた井口に、出迎えた東海勢もうまく声をかけられないようだった。同期である湯川浩司や田村隆信もツラそうだった。

 そんな12Rだが、エンジン吊りの際には笑いも起きている。
「あそこは差したらあかんで~」
_u4w9204  そう言われて苦笑していたのは今垣光太郎だ。上瀧和則が笑いながら声をかけ、今垣から離れて伊藤宏のエンジン吊りに向かいながらも、おかしそうにしている。今垣のエンジン吊りを手伝う田中信一郎も笑顔で声をかけ続け、そのたびに今垣がうなずくと、そばでは松井もニコニコと顔をほころばせた。
_u4w8818  やがて、対岸のビジョンにリプレイが流されると、その場にいた選手たちが一斉に注目した。井口の転覆シーンを見るためかと思ったら、1周2Mを過ぎても誰一人動かない。やがて、2周2Mに差しかかる。平石が慎重に旋回する内を、今垣が渾身の差し……差し!? そう、差したらあかんのはこの場面。2Mには救助艇がいたのだから、追い抜きもあかんし、救助艇の内側を通るのはもっとあかん。すぐに気づいた今垣はスピードダウンし、ハンドルも切り直して事なきを得たが、時に周りが見えなくなるほど集中することがある今垣らしいと言えるかもしれない。というわけで、2周2Mでみんながあははと笑って、リプレイ鑑賞は撤収。みな、それぞれのエンジン吊りに戻っていったのだった。今垣は、なおも恥ずかしそうに苦笑していた。
_u4w9035  もし予選1位確定の今垣が救助艇に気づかなかったことを考えれば……今垣は魔物の攻撃を跳ね返して、明日のメインカードで白いカポックを着ることになったと言えるのかもしれない。
「春の魔物に勝つものが、多摩川の王となる。」
 この総理杯のキャッチフレーズだ。とりあえず、今垣は今日、魔物の脇をすり抜けてみせたと言えるだろう。
 あ、そうそう。長嶺豊師匠のささやきで判明したのだが、予選6走を1着=3、2着=1、3着=1、5着=1という笠原亮の成績は、4年前の多摩川総理杯とまったく同じ、なのである。しかも準優10R1号艇、という点までも。もしかしたら、笠原はあの日をそのまんま再現してしまうのかもしれない。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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速報 総理杯の準優メンバー確定!

 激しい勝負駆けの末、多摩川・総理杯の準優18ピットが決まりました! 予選トップは今日も2・2着と手堅くまとめた今垣。王者・松井はよもやの大敗で10位まで後退し、坪井と笠原の静岡コンビが1号艇を勝ち取っています。

10R
①笠原 亮(静岡)
②石田政吾(石川)
③田中信一郎(大阪)
④松井 繁(大阪)
⑤吉田弘文(福岡)
⑥服部幸男(静岡)

11R
①坪井康晴(静岡)
②平石和男(埼玉)
③池田浩二(愛知)
④田村隆信(徳島)
⑤大賀広幸(山口)
⑥平田忠則(福岡)

12R
①今垣光太郎(石川)
②市川哲也(広島)
③吉田拡郎(岡山)
④重成一人(香川)
⑤瓜生正義(福岡)
⑥森永 淳(佐賀)


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H記者の『穴・極選』4日目②

 まず7Rで、勝負駆けに滅法強い田村が大逆転突破を果たしましたね。8Rの応援はうりちゃんに任せるとして、やはり勝負は9R。田村級の勝負強さを誇る菊地(2着条件)が底力を見せてくれます。

 9R
 ①田中伸二 ―
★②柏野幸二 ―
★③大賀広幸 ①
 ④吉川元浩 ③
◎⑤菊地孝平 ②
 ⑥石田政吾 ☆

進入123/456

 6号艇なら間違いなく動く菊地ですが、5号艇ではどうか。まあ枠なり3対3でもセンター勢がタイトな勝負駆けなので、スタートさえぶち込んでおけば必ず見せ場が生まれます。大賀か吉川の強攻に乗ってのまくり差し。おそらく、スリットからの行き足が強い大賀だと思います。怖いのはすでに落選が決定的な柏野で、差し粘るパワーは十分ありますよ。あ、憲吾どの、ワイドのことは忘れてください、ネタです、ええ、ネタですとも……(号泣)

3連単★5-23-全


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“本紙予想”4日目後半ですよ~

 ども。後半です。だはは、前半はボコボコです。すみません。でも、後半もイン主体。貫くのです。

7R 島川に逃げ切れるだけのアシある。濱野谷がウップン晴らしの走り。
◎島川 ○濱野谷 ▲田中信 △瓜生
3連単 1-324-全

2009_0319_07448R 重成が快調に逃走決める。魚谷の勝負駆けに注目。
◎重成 ○魚谷 ▲坪井
3連単 1-35-全

9R 柏野が強烈な差しを突き刺す。枠は外でも石田の機力に注意。
◎柏野 ○石田 ▲大賀 △菊地
3連単 2-635-全

10R 服部が決意の逃げで突き放す。王者とのワンツーが本線だ。
◎服部 ○松井 ▲吉田拡
3連単 1-23-全

11R 湯川の機力不安も、インなら負けられない。笠原が全速マイで肉薄。
◎湯川 ○笠原 ▲岡本 △平尾
3連単 1-526-全

2009_0319_0467 12R 井口が予選ラストをぶち込み逃げで締める。今垣、平石との三つ巴。
◎井口 ○今垣 ▲平石
3連単 1-32-全


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多摩川グルメ②

先日、多摩川名物「牛炊」をご紹介しましたが、もうひとつ多摩川には名物グルメがあるって知ってました?

ソフトクリーム

Cimg4397 鉄火場にリゾートグルメ? このソフトクリーム、私が多摩川通いを始めた頃から存在していまして、特に夏場などは、競艇オヤジが列をなして食っている姿が微妙な味わいを醸し出していました。もちろん現在も健在! かつてはバニラだけだった気がするのですが、今日行ってみたらチョコレート、ミックスと計3種類になってましたね。食したのは当然バニラ。ミルクの味がめちゃくちゃ濃厚で、ここが競艇場だと思うと、ミスマッチな美味さであります。場所は、スタンド1F、大時計のあるあたりであります。多摩川に来たら、牛炊→ソフトクリームの黄金リレーを!

Cimg4394 あと、個人的に好きなのは、2M寄りのカレー&ラーメン。イベントステージ「イーストスクエア風」の目の前にあるお店です。カレーは辛味がほどよく、また味も濃厚。ラーメンは昔懐かしの中華そば風で、なぜか病みつきになる味。私など毎度、店の前でラーメンにするかカレーにするかでしばし逡巡してしまうのであります。Cimg4395 この店には、ジャガカツ(ジャガイモのカツ)などの串カツ系もあり、これもまた美味。焼きそばも悪くないなあ……。ちなみに、以前は1Mのほうにとんこつラーメンがあり、これが牛炊並みの美味さだったのですが、現在はありません。

てなわけで、多摩川にはめちゃくちゃ腹を空かせて、いろいろなグルメを楽しみに来てください。(K)


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THEピット――静けさの理由

 強めの雨が水面を叩いていた朝。記者席で仕事をしていて、ふと気づく。今朝は静かだ……。9~10時の時間帯といえば、朝特訓のピーク。普通であれば、水面からは幾重にも連なるエンジン音が耳に届く。しかし今朝は、普段に比べてずっと音が少ない。10分以上も水面に選手の姿が見えないなんて、SGでは初めて見る朝の光景ではないだろうか。
 すかさずピットに向かった。天候急変に、選手たちは陸の上での調整に追われているのではないか。そう想像したからだ。
2009_0319_0463  静かだった。水面だけでなく、ピットもまた静かだった。試運転係留所は、丸岡正典、服部幸男ら数艇がつながれているのみ。満艇状態で、回転数を確かめるエンジン音が轟いていると予想していったのに、拍子抜けだ。しかも、艇はそこにあるものの、選手の姿は見えない。装着場でしばし選手の動きを待ったが、数分ほど選手の姿は視界にゼロ、であった。これも初めて見る風景だと思う。
_u4w8201  ならば、整備室やペラ室が満員御礼なのか。いや、違った。もちろん、ペラ室には懸命にペラと向き合う何人かの選手の姿がある。しかし、満員と表現するにはふさわしくない、人と人の間のスペースがある。ならば整備室はどうだ。こちらはむしろ、閑散という言葉がふさわしい。山口剛がペラを磨いているらしい背中が見えたけれども、作業をしているのはそれだけ。_u4w8141 だから、奥のほうでイスに座ってくつろいでいる長岡茂一と平石和男の談笑が妙に印象に残るのだった。どちらかの家の居間で過ごしているような雰囲気であった。
 これが天候がガラリと変わった、しかも勝負駆けの朝!?
 あまりにも静かな空気に、改めて拍子抜けだ。

2009_0319_0456  モーター音が響いた。1R発売中になって、吉川元浩、田中信一郎、田村隆信、松下一也らが試運転を始めた。条件のキツさに違いはあるが、いずれも勝負駆け。田村が3R登場と勝負の時は迫っていたためか、真っ先に試運転を終えていた。最後に終えたのは田中。いったんボートを陸に上げて、改めて調整をする心づもりのようだった。すると、田中のボートの周りに他の3人も集結。足合わせの手応えをお互いに語り始めた。
 まあ、よくある光景である。ただし、彼らの声は、少し離れたこちらにもビンビンと聞こえてきた。彼らが試運転を終えた瞬間、ピットから音が消えたからだ。
_u4w8528 松下「出足がかなりやられる感じですね」
田中「出足ばっかりや」
 普通ならばすぐそばにでもいない限り聞こえてこない会話も、今日は可聴範囲が広いのである。

 1Rの締切後、雨が上がった。空がわずかに明るくなる。晴天のときには観戦が心地いい、装着場の端っこのほうに移動。昨日に比べれば冷たい風も、なかなか気持いいものだ。
2009_0319_0123  と、その瞬間。装着場の空気が変わったことに気づく。なんと、選手がぞろぞろと出てきて、自艇に向かい始めたのだ。山口剛&松下一也のように、係留所からレース観戦を決め込んでいる者もいるにはいた。だが、何人かはボートの周辺で、作業というか準備というか、ともかく動き始めていたのだ。レースが始まるというのに。
2009_0319_0337  メモには、吉田拡郎、市川哲也、大賀広幸、柏野幸二、白井英治、島川光男、と記されている。ふんふんふん…………おっ! 全員、中国地区の選手だ! 偶然だし、何の意味があるわけじゃないけど、小さな発見がちょっと嬉しい。彼らは、レースが終わり、エンジン吊りも終え、展示も終了したら即座に水面に飛び出していくべく、そのための用意を怠りなくしているようであった。
_u4w7766  中国軍団の動きをきっかけに、多くの選手も動きを始めたようだった。彼らに確かめたわけではないから、あくまで推測である。52名は、レースの時間帯には雨があがることを知っていたのではないか。つまり、雨中の調整はあまり意味がない、と考えて、実際に雨があがってから動き出したのではないか。
_u4w8169  エンジン吊りのさなか、重成一人、木村光宏、平田忠則が温度計を覗き込んで、話し合っている姿があった。間違いなく、天候とそれに伴う調整方法の情報交換だろう。
 繰り返しになるが、あくまで推測である。しかし、1Rを境にしてガラリと変わったピットの空気は、確実に気候が選手の調整や作業を左右することを物語っていた、と思う。そう言葉にしてしまえば当たり前のことだが、今朝改めて、それを肌で実感したのであった。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”総理杯4日目

 こんちは。Kです。 昨日は、8Rまでに7レース的中と、思わずクラクラするほど出足、行き足が超抜だったのですが、結局は伸びがそれほどでもなく、9R以降は空振り。尻切れの結果で、なんとなく敗北感を味わっております。しかしまあ、そこそこ好調なのも確か。1~3日目はすべてインが6勝という状況で、勝負駆けも加味すれば本日もまあそんなものかなという気がしないでもないですが、それでも貫くイン主体予想。そうそう、今日舟券勝負される方は、選手の機力変動に注意してくださいね。勝負駆けの日の気候急変、何かが起きそうな気もします。

1R 苦戦組集中の一戦なら、イン有利に白水が逃げ切る。飯山がカドから迫る。
◎白水 ○飯山 ▲飯島
3連単 1-42-全

_u4w8078 2R 小野の機力はそれほど悪くなく、逃げ切り濃厚。魚谷が勝負駆けに全力。
◎小野 ○魚谷 ▲市橋
3連単 1-46-全

3R 伊藤が踏み込んで逃走。アシ上昇の笠原の全速戦が怖い。
◎伊藤 ○笠原 ▲田村
3連単 1-42-全

4R 1着勝負の白井が渾身のカドマクリ。イン山口が残して応戦。
◎白井 ○山口 ▲上瀧
3連単 4-13-全

_u4w8073 5R 菊地のイン戦は信頼度絶大。平尾の自在戦が相手本線。
◎菊地 ○平尾 ▲平石 △池田
3連単 1-352-全

6R 強力メンツが外ならば、イン田口の頭狙いに妙味あり。アシなら今垣。
◎田口 ○今垣 ▲服部 △市橋
3連単 1-562-全

 後半は後ほどアップします。 


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4日目! 雨の勝負駆け?

おはようございます。総理大臣杯4日目でございます。勝負駆けの一日、なのですが、今朝は今節はじめての雨。しかも、現在はけっこう強い降りとなっています。昨日は20℃を超えた気温を冷やすような雨、「気温が高くて調整が……」と言っていた選手には恵みの雨かもしれませんが、これが勝負駆けにどう影響していくのか。昨日まで苦戦していた選手の大逆転もあるかもしれませんね。湿度の上昇もちょっと気になりますが……。

2009_0319_0889 整備の鬼・今垣光太郎のペラ調整。いや、別に珍しいことではなく、当然いつだってペラに真摯な態度の光ちゃんですが、今節はもはやモーターに手をつけるところナシ、ということなんでしょうね。伸びは間違いなく節イチでしょう。しかも、「冷えれば出足も」とコメントしていることから、今日の気温下降は超抜に押し上げるかも。3日目終了時点で予選1位、さらに強い光ちゃんが見られるかもしれませんね。(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『総理杯パワーを斬る!』3日目

 逃げ6、差し2、まくり2、まくり差し2……今日も主要な決まり手がバランスよく現れたが、勝ったのはすべて1~3コース。万シューは10Rと12Rの2本のみと、全体的には平穏な1日だった。その最たる要因は「選手のスタート勘が合いはじめ、スリット同体が多かった」だと思う。SG3日目の定番ともいうべき本命サイドデーだったなぁ。
 というわけで「今日のウルトラ万太郎」も「コース別ヒーロー」も迫力に欠けるので、今日はシリーズ折り返し地点でのパワー診断をまとめておく。

 まず、前検での私のパワー評価&3日間の成績はというと……(涙)

S級……飯山泰⑤②⑤⑥、三角哲男⑤⑤③③
A+級……長岡茂一⑤②①⑥、松井繁①①⑤②、平尾崇典②⑤①⑥
A級……松下一也⑥②②⑤、島川光男④①④③、白井英治③⑤②④、井口佳典③③②③

 A級指名の7人は2連対率43%(全員が勝負駆け圏内)とそれなりの活躍を見せてくれたが、肝心要のS級ふたりが大苦戦で予選突破に赤信号が点ってしまった。アクシデントの影響などもあっての成績で、パワー自体はこの着順よりも上だと思うのだが……前検で見せたスリットからの軽快な行き足がサッパリだったのも事実。見立て違い、過大評価だったと認めざるをえない。申し訳ないっす。
 さてさて、前検の評価を度外視し、折り返し地点でのパワー評価を記しておこう。

★★★A+級
2009_0319_0498 井口佳典…突き抜ける迫力はないが、すべての足が高いレベルでまとまっている。スリットからの行き足がくれば節イチ候補。
松井繁…これはほぼ前検の見立て通り。出足~スリット付近の行き足がよく、回り足も上々。ただ、伸びがもう一息だ。
今垣光太郎…エース級モーターの底力か。スリットからの行き足はトップレベル。S全速で同体なら破壊力は節イチ。

★★A級
2009_0319_0315 平石和男…出足抜群で安定したSからターンごとに追い上げが利く。らしい仕上がりだ。
島川光男…回り足が強力で後手を踏んでも追い上げの利く足。一撃の迫力はない。
坪井康晴…例によって節イチ級の伸びを誇る。その分、ターンで競ったときがやや不安。
笠原 亮…28%の凡機が日々上昇してついに上位級に! サイドの掛かりが魅力。
大賀広幸…スリットからの行き足は今垣と双璧かも。一撃タイプの足で、競ったら不安。

★B+級
2009_0319_0644 白井英治…成績はイマイチだが実戦で競ったときのレース足は力強い。伸びがもうひとつ欲しい。
石田政吾…例によってくるくる回れる回り足が自慢。混戦向きの足だ。
市川哲也…スタート勝ち(平均09)の印象も、ミクロSの破壊力を引き出すレース足もある。
重成一人…サイドの掛かりと乗り心地の良さが、闘争心に火を点けている。侮れない。
瓜生正義…好バランスでどのコースからでも勝負になる。回ってから押すパワーがまだ一息。
吉田拡郎…パワーより乗りっぷりが素晴らしい。全速マイを後押しする出足も上位級。
田中信一郎…特長はないが好バランスで典型的な中堅上位パワー。池田浩二もよく似た足。

☆穴パワー
2009_0319_0439_2  守田俊介…伸びだけなら中堅上位はある。例によって上昇はまったく望めないが、狂気のSがハマれば大穴も可能な足。
松下一也…レースっぷりが不安定だが、常に一発あって不思議のない行き足。S全速なら怖い。
飯山泰&三角哲男…まだ見限りたくない。敗者戦ならアウトからでも一発ある……はず!
市橋卓士…常に自力で攻めてぶっ飛び続けたが、スリットからの伸びはこの成績とは段違い。最終日までに穴を開けるはず。

▼まだ苦しいが……
2009_0319_0008 吉川元浩…前検から一息でいつもの迫力はまったくない。それでもボーダーにいるのはさすが。明日もパワー的には微妙な3着条件が残った。
魚谷智之…本体よりペラとのマッチングがちぐはぐしている印象。しっかり合えば、崖っぷちの勝負駆けをクリアできるはず。
菊地孝平…伸びがこない。現状ではS攻勢に賭けるしかないのだが、この男なら気迫がパワーを凌ぐ可能性も十分だ。

※付記/下馬評通り、現時点で「節イチ」と断定できるモーターはない。S級の評価を下せるだけの選手(モーター)が現れるかどうか。とりあえず、パワーよりも実力&気合がレースを左右すると思う。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――王者の一念、岩をも通す

   10Rが終わって選手がピットに戻ってくると、ボートリフトの周辺はエンジン吊りの選手でごった返す。終盤戦の時間帯だから、艇運係の方々もボートの片付けに大忙し。モーターが外され、裸になったボートが次々とフォークリフト型の重機(ボートをくるりと回転させて逆さにし、中の水分を出し切る)に運ばれていく。通常、この時間帯に走った選手は、再び水面に出ようとはしないものだ。
_mg_9894  そんななか、1艇だけモーターを取り外さず、ピンクの旗とピンクの横棒が描かれたプレートを取り付けたボートがあった。えっ、こんな時間に試運転? ネームプレートには「松井」とあった。
 きっちり2着を取り切った王者が、こんな時間帯だというのに、試運転?
 長嶺豊さんによると、10R後すぐに、湯川浩司がピンクの旗をもって松井を出迎えていたそうである。おそらく、レース前から「レース後は試運転」と決めていて、湯川に指示を出していたのではないか、とも。展示などで異変を感じ取っていたというのか。だとするなら、それでも2着に食い込んだのだから、恐ろしい。あるいは、レースには影響しないけれども、さらにパワーを引き出す方向性を見つけたというのか。
 装着場に1艇、ぽつんと置かれたピンクの松井艇。
 違和感とともに、圧倒的な威圧感を放っていた。

2009_0319_0457  その頃――11R発売中、まだ何艇もが試運転をしていた。吉川元浩、魚谷智之の兵庫ツートップが懸命に走り続けて、パワーアップへの手応えをつかまんとする。田村隆信と丸岡正典が何度も足合わせをしている。山口剛、市橋卓士ら若手の姿もあった。さらに、服部幸男も水面を疾駆し、その後は試運転係留所につけてなお走り続ける姿勢を見せていた。吉川や魚谷をはじめ、多くの試運転組はこの時間帯に続々とボートを引きあげ、試運転を切り上げていたけれども、服部と、あと吉田弘文のボートは引き続き係留所に留まっていた。
2009_0319_0834  ボートを陸に上げたけれども、モーターを取り外そうとしなかったのが、木村光宏だ。今日もまた、木村はこの時間帯まで試運転に励んでいた。ボートを引き上げたはいいが、まだ走り足りないのか、木村はリフト周辺から動こうともしない。
 _u4w8510 そのとき、着替えを終えた松井が、試運転用のカポックを手に装着場にあらわれた。レース後はカッパやカポックの返却、着替えなどもあるから、再び装着場にやって来るまでには時間がかかる。10Rが終わってから、少なくとも10数分は経ってから、松井はピンクのボートに辿り着いたことになる。
_u4w8524  まず、松井は整備室の前までボートを移動し、ギアケースの調整をはかった。手早く整備を終えると、ボートリフトへ。しかし、ひとつだけ問題があった。多摩川競艇場は原則、11R発売中で試運転を終了するのだ。そして、松井がリフトにボートを乗せようとしたとき、信号灯はすでに試運転タイムが終わったことを告げる赤ランプに変わっていた。松井は、12R発売中にも試運転ができるものと思い込んでいた(松井の多摩川参戦は4年ぶりである)。おそらく木村は知っていたのだろう。それでも、SGは例外が適用されるかも、と望みをかけて、リフト前を動かなかったのではないだろうか。
2009_0319_1072  そこにあらわれたのは、金子良昭だった。松井と二言三言、言葉を交わすと、競技棟に走る。1~2分後、金子が大きくOKサインを出した。そして、信号灯が青ランプに変わった! 王者の一念、岩をも通す。10Rに出走していたことが鑑みられたのだろう、ほんのわずかな時間だけ、試運転が許されたのである。
 金子に礼を述べた松井は、すぐさま水面へと飛び出した。1周、2周、3周……で、すぐにランプが赤に戻る。時間にすれば、1分50秒ほどだけ、松井は水面を走ることができたことになる。
_u4w8553  そんな短時間で、果たして満足できる試運転ができたのかどうかはわからない。だが、試運転係留所に戻って来た松井は、満面の笑顔を見せていた。金子が出迎えていたこともあるだろう。わずかな時間でも走れたことで、心のつかえがとれたのかもしれない。ともかく、松井は笑顔で試運転を終えた。夕陽を浴びて、笑顔が輝いていた。
_u4w8556  松井が12R発売中も走るつもりだったのかどうかはわからない。試運転係留所に松井が入ったことで、念押しのアナウンスが入る。「12R発売中は、試運転は行ないません」。松井の隣で金子が、競技本部に向かって両手で「×」を作り、首をかしげて「ダメなの?」とジェスチャーを送る。さらに、両手のひらを上に向け、「why?」のジェスチャー。松井はその横で、笑っていた。

2009_0319_1057_3  どうやら服部も、12R発売中にまだ走れると思っていたようで、松井と二つ三つ言葉を交わすと、ふんふんとうなずいてボートを引き上げている。吉田弘文も、それに続いた。
 しかし、松井のボートは係留所につながれたまま。11Rが終わり、エンジン吊りも終わると、松井は再びボートに乗り込んで、モーターを始動している。
_mg_9906 といってももちろん、水面には出られない。松井は、ポケットからメモ帳とペンを取り出して、回転数のチェックをしているようだった。入念に。ペラを何度か取り換えながら。装着場には、松井艇のモーター音だけが、轟いていた。
_u4w8545 艇を引き上げたのは、午後4時13分。丸岡正典や松下一也らが駆けつけて、エンジン吊り。ボートは艇運係の方によって運ばれ、モーターは整備室へ。カポックを着たまま、再び装着場に向かった松井は、工具入れなどを回収して、また整備室へと戻っていった。充実感があふれる顔つき、堂々たる足取り。それは、“松井劇場”のエンディング。
 時間にすれば、小一時間というところだろうか。僕はたしかに、王者の理由を目の当たりにさせられていたのだ。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=松井劇場 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』3日目②

 ………………男は黙って……………

 11R
 ①上瀧和則
★②濱野谷憲吾
 ③森永 淳
 ④平尾崇典
◎⑤白井英治
★⑥瓜生正義

 白井英治。

3連単★5-26-全


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本日の水神祭! イチハシ!

_u4w7851  春のうららの多摩川3日目、オープニングレースで水神祭が出ました! 主役はSG初出場の市橋卓士。ここまで6着を3本続けていたのですが、シンガリ街道脱出はSG初1着。ホッとしたのと同時に、巨大な歓喜を感じたでありましょう。

_u4w7920 市橋は1回乗りということで、勝利者インタビュー後にさっそく水神祭敢行。会場はボートリフトではなく、競技棟前の水面際となりました。ボートリフトとの違いは……こっちのほうが水面から高い! 水神祭は、主役をおっかながらせる儀式でもあるわけですな。
_u4w7930   集まったのは、同県の新田芳美、田村隆信。さらに井口佳典、湯川浩司と、まるで銀河系水神祭。さらに重成一人も参加しておりました。5人でウルトラマンスタイルにえいやっと持ち上げて、さあ行こう、水神祭。……って、ちょっと待った、市橋選手、サンダル履いたままですよ。しかも右足だけ。脱がせたほうがよろしいんじゃないかしら、と野次馬たちは誰もが思ったのですが、いったん持ち上げたものを下ろすわけにはいきません。そのままいっちゃえ、1、2の3でドッボーーーーーーン! 豪快に吹っ飛んでいく市橋選手を追いかけるように、サンダルも弧を描いて水面へと吸い込まれていきましたとさ。
_u4w7932  それにしても、実に豪快に投げられた市橋選手、空中で一回転して、その勢いで水面に叩きつけられたため、水しぶきがドッカーーンとあがった。それを見て、もちろん仲間たちは大笑い。それもまた水神祭の通例であります。市橋選手は「けっこう寒いっす!」と言いながら、陸に上がる地点を探しますが、仲間たちは手も貸さず。重成選手など、もう片方のサンダルを水面に放り投げて、「拾え」。こうした先輩たちの“優しさ”も水神祭のいつもの様子であります(笑)。なお、多摩川といえば、でっかい鯉が棲息していることが有名ですが、長嶺豊さんは「鯉と一緒に泳いでほしかったなあ」。それは僕も見たかった。
_u4w7939  両方のサンダルを抱えてようやく陸上に這いあがった市橋選手は、もちろん大笑顔。おめでとうございます! この1勝を飛躍のきっかけとして、SG常連となってくださいね!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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THEピット――ベテランの春

_u4w7080  いっちに、さんっし。いっちに、さんっし。ボートリフト脇の鉄梯子にぶら下がって、田中伸二が懸垂を始めた。いや、懸垂というよりは、ぶら下がっているだけか。着水するためにリフトに艇を乗せたが、展示航走中につきリフトは動かせない。待機状態になった田中は、ヒマを持て余した感じでいっちに、さんっし。穏やかな気候が、それをほのぼのとした光景に見せていた。
_u4w7901  同様に、岡本慎治も待機状態。岡本のほうは、ウルトラマッチョな艇運係さんと談笑したり、柱にもたれかかってぼんやり水面を眺めたりと、待機時間を楽しんでいる感じ。人生の達人とは、時間を有効に使える人。年輪が刻まれた岡本の顔つきは、シブい。
 やがて展示が終わり、「試運転開始です」のアナウンスが流れる。まだぶら下がっていた田中に、「田中さん、行くよ~」と声をかけて、岡本が艇に乗り込んだ。田中は、おっ、時間か、と岡本の声に反応して、艇に飛び乗った。
 着水すると、二人は穏やか~~に係留所へと向かっていった。

2009_0318_0227  2R、長岡茂一が山口剛の猛攻をしのいで1着。多摩川の主に、ようやく1着が出たことで本人はホッとした様子だったし、周囲はざわめき立って喜びをあらわにしていた。
2009_0318_0295  最初に歩み寄ったのは、平石和男だった。嬉しそうに顔をほころばせて、やったね、とばかりに視線を送る。おそらくヘルメットの奥で視線を返しただろう長岡に、平石はさらににこにこと笑顔を向けていた。
2009_0318_0833  笑顔はなくとも嬉しそうだったのは、三角哲男だ。男!と言いたくなるほどの逞しい表情で、長岡を出迎えて勝利を祝福していた。濱野谷憲吾が先頭に立って長岡の艇を運んでいる間も、三角は時折振り返って長岡に視線を送る。自身の成績はもうひとつ振るわないが、仲間の勝利はやっぱり嬉しいものだ。
_u4w7655  その輪に、さらに金子良昭が加わった。三角は同支部だし、平石は同地区。他地区の先輩からも祝福される人徳が、長岡にはあるということなのだろう。金子が他選手を祝福するところは何度か見かけたことがある。たいがい、大声で冗談っぽく称えた後に、ガハハハハハと大笑い。もちろん、長岡に対しても同じだった。ガハハハハ! ピットに響き渡る、優しさをたたえた豪快な笑い声。そんなときの金子の笑顔が、僕は大好きである。

2009_0318_0235  後ほど別記事としてアップするが、1Rで市橋卓士がSG初1着。水神祭が行なわれている。これがまた、あまりに豪快に放り投げられたため、水しぶきが大きく大きく跳ね上がり、係留所にあった島川光男のボートに届くほどだった。ボートのヘリに、係留したままだったらかかるはずのない水がしっかりとかかっていた。数分後、島川がペラ装着のために係留所にあらわれる。謎の水浸しになっているボートのヘリを見て、島川はどんなリアクションを……と思ったら、一瞥した程度で淡々と作業を始めるのだった。さすがベテラン。その程度のことでは動じないのである。
 ペラをつけ終えると、島川はやはり係留所にいた金子のもとへ。この二人、たしか……同期だ! 54期生の二人が、時間を超えてSGのピットで笑顔を交わし合う。二人の顔に、きらきらと春の陽光が降り注いでいた。

2009_0317_1243  とまあ、ベテランにばかり目が行った朝のピットなのだが、残念な出来事もあった。濱野谷憲吾が5Rで転覆。振り込んでの転覆だから、選手責任。事実上、濱野谷の地元総理杯は終わった。救助艇の上からスタンドに向けて頭を下げ続ける濱野谷が痛々しかった。東京支部の面々には、エースの分までの健闘を! 濱野谷も残り3日を全力で!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”3日目後半ですもの

 ども。後半です。今日もまあまあ好調ですね。しかし、1~5Rまでインが5連勝ですか。3Rも1号艇◎にしとけばよかった。

7R 上瀧が動けば、3コースから今垣が伸びて自在に。飯山が連動する。
◎今垣 ○飯山 ▲上瀧 △木村
3連単 2-361-全

_u4w77478R 石田のアシに見どころあり。平石も追い上げられるアシ。
◎石田 ○平石 ▲湯川 △服部
3連単 1-325-全

9R 田中が強烈な逃げで今節初勝利。笠原が握って追走する。
◎田中 ○笠原 ▲井口 △菊地
3連単 1-362-全

10R 松下の水神祭に期待したいが、松井がそれを阻むか。
◎松井 ○松下 ▲伊藤
3連単 5-14-全

11R 上瀧が楽インから楽逃げ。白井の全速戦が脅威。
◎上瀧 ○白井 ▲瓜生 △濱野谷
_u4w73873連単 1-562-全

12R 坪井のアシが仕上がりつつあり、信頼。吉田拡が思い切って攻める。
◎坪井 ○吉田拡 ▲池田 △重成
3連単 1-536-全


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H記者の『穴・極選』3日目

 昨日の8R、上瀧が4カドを選択した時点で負けを覚悟したHです。こら上瀧、どうした? 今日は余計な能書きはたれません。男は黙って飯山泰。

 7R
 ①木村光宏
 ②今垣光太郎
◎③飯山  泰
 ④野長瀬正孝
★⑤吉川元浩
★⑥上瀧和則

進入16/2/345

①メイチ勝負賭け②成績よりパワーははるかに上③前半、転覆艇回避で大敗しオッズ上昇④今日こそ上瀧が前付けするはず⑤でもって絶好の4カドゲット
 以上の観点から飯山をアタマで狙い撃ちます。人気に3-12には目をつぶり、メッシーがまくれば展開が生まれる吉川(まくり差し)と上瀧(差し抜け)へ。頼むぜ、メッシー!!

3連単★3-56-全

 今日は前半のレースっぶり次第で、もうひとつの極選も用意しています。11Rの白井、絶好の5号艇になるはず、です。


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本日の“本紙予想”総理杯3日目

 おはようございます。Kです。 昨日は6レースほど的中しているのですが、なんとなく消化不良なのはなぜなのでしょうか。12R、◎の①今垣が勝って3連単2マンシュウという、年に一度の大嵐級のおいしいインマンシュウを逃したのがあまりにも悔やまれているのは確かですが……。ともかく、本日ももちろんイン圧倒的信頼が基本戦略。ただし、昨日よりほんのちょっと1号艇以外の◎が増えます。

1R 市橋が水神祭の絶好チャンス。石川が差して追走。
◎市橋 ○石川 ▲柏野 △飯山
3連単 1-246-全

_u4w68542R 長岡は多摩川のインを知り尽くしている。外から捌く小野に妙味。
◎長岡 ○小野 ▲山口
3連単 1-52-全

3R 魚谷が早差しで突き抜ける。森永に初日のアシ戻れば怖い。
◎魚谷 ○森永 ▲守田 △湯川
3連単 2-416-全

4R インの岡本は鬼のように強い。握って攻める白井が相手本線。
◎岡本 ○白井 ▲田村
3連単 1-34-全

5R アシもう一つも吉田拡を壁に中島がなんとか逃げ切る。
◎中島 ○吉田拡 ▲大賀
3連単 1-24-全

_u4w7174 6R ダービー優勝戦を思い出させる組み合わせも、丸岡のアシは苦しく、ここは瓜生が丸亀のリベンジ。
◎瓜生 ○石川 ▲坪井 △丸岡
3連単 3-461-全

 後半は後ほどアップします。


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3日目! 予想気温21℃!?

おはようございます。総理大臣杯in多摩川、3日目でございます。今節は春満開の気候の中、レースが行なわれていますが、今日の予想気温が21℃ということであります。春を飛び越えて初夏か、というほどのうららかな一日になりそうですが、選手たちの調整は大変になりそうですね~。昨日も依然として「乗りにくい」と語る選手が少なくなく、今日も多くの選手がそのへんのアシを仕上げようと奮闘するのでしょう。展示など見られる方は、ぜひそのあたりもチェックしたいところですね。

2009_0318_0007 昨日の8R4号艇では、誰もが「動くだろう」と予想していた上瀧和則は、4カドでありました。ごくまれにダッシュ戦を見せることもある上瀧ですが(04年賞金王優勝戦もそうでしたね)、今節はまだ内仕様の仕上がりになっていないようですね。今後は果たしてどうするのか……上瀧のコース取りからますます目が離せなくなりそうです。(PHOTO/中尾茂幸)


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今日のコース別ヒーロー!!

 逃げ5、差し1、まくり4、まくり差し1、抜き1。今日は風が穏やかだったせいもあって、多彩な決め技が炸裂。1~6コースがすべて勝ち星を挙げるという多摩川らしい1日だった。それぞれのコースで素晴らしい勝ちっぷりを見せてくれたのべ6人のレーサーにスポットを当ててみよう。

1コース(4R)瓜生正義/怒涛の抜き

2009_0318_0739  地元・長岡のまくり一撃を喰らって窮地に立たされた瓜生。それでも態勢を立て直し、1艇身差まで詰め寄って2マーク、2周1マーク、2周2マークと強ツケマイ3連発!! 去年のダービーを彷彿させるデッドヒートだ。が、「多摩の鬼」長岡はこの猛攻を凌ぎきり、3艇身近い差を付けて3周1マークに向かった。大勢が決したか、と思えたこのターンマーク。瓜生の旋回をぜひVTRで見てほしい。わずかに艇を開いてから、とんでもない速さで舳先を傾けた。かつて艇王・植木がここ一番の勝負処で見せた超ウルトラハイスピード全速差し!! ターンマークを外したわけではない長岡を、この神業のようなターンで瞬殺してしまった。強ツケマイ・強ツケマイ・強ツケマイ・悶絶差しで大逆転! フェアでクリーンでド迫力のうり坊ターンは、まさに「艇王二世」と呼ぶに相応しい崇高さを感じさせた。

2コース(1R)&5コース(5R)重成一人/大器のピンピン


2009_0318_0253  今日、「差し」と名の付く決まり手で勝った選手はひとり(一人)だけ。重成が「差し」と「まくり差し」を連発してみせた。
 まずは1R、インの三角と3コースの丸岡がやや流れながらもつれている間に、クルリンと小差し。よくある2コース差しの光景なのだが、今日の穏やかな水面で2コースから差し抜けるのはなかなかに難しい。実際、この後の2コース選手は差しても差しても届かず、服部や井口の離れた2着がやっとだった。地味な戦法だが、重成のスピードとセンスがキラリ光る差し抜けだった。
 その重成が同じ「差し」でも超大技の「5コースまくり差し」を決めたのが5R。まず、このレースの主導権を握ったのは4カドからキュッと伸びた湯川だった。重成はとりあえずマーク策。ここで湯川がインまでまくりに行ってくれれば、注文どおりの「まくり差し」になる。見慣れた5コースの番手割り差しである。が、このレースは違う。湯川がまくり差しを選択したのだ。インの外、2コースの内、重成が狙っていたであろうスペースに、湯川が突っ込んだ。これ、マーク屋にとっては致命的な展開なのだな。軌道修正で最内差しにするか、ダメ元でぶん回すか……どちらにしても攻めが大幅に遅れる。「マークぶっ飛び大敗」パターンなのである。
 だがしかし! 重成の選択は、そのどちらでもなかった。まくり差した湯川をまくり差した。言葉で言うと「2段のまくり差し」なのだが、そんな簡単に言い切れる技ではない。なにしろ、先にまくり差した湯川とイン飯山の間隔がやたらと狭かった。2mもあったかどうか。重成は、そこに迷わず突っ込んで行った。湯川をまくりながら! こじ開けた、というべきか。これは……パワーやテクの勝利ではなく、クソ度胸の勝利だったと私は思う。細かく言えば「サイドの掛かりに自信があった」「引き波を超えるだけの手応えを感じていた」など精神面の作用もあるのだろうが、あの、あまりにも狭いスペースに艇をねじ込めるかどうかは、度胸の問題なのである。クソ度胸のなせる業なのである。常に意外性を秘めている重成ではあるが、このレースはシビレた。今節の重成は乗れている。

3コース(9R)岡本慎治/意表の強まくり

 6号艇の岡本が抜群のピット離れで3コースを取りきった。ここまではいい。「ふんふん、スタ展では枠なりだったけど、こんなこともあるだろうね」ってな前付けだ。が、その前付けスローの3コースから、ほぼ同体に近い態勢で内2艇をまくってしまうとはっ……!!?? まいった。たま~に6コースからの大まくりを決めて「こんなの何年ぶりかなぁ」と笑ったりする岡本ではあるが、この「前付け3コース+強ツケマイ」のセットは意外すぎるぞ。誰がこの展開を正確に読んで、岡本のアタマ舟券を買ったか? 水神様でも読めないってば。岡本、無口で無表情なのに、お茶目すぎる。反省も教訓もなく、ただただ「競艇って何でも起こり得るんだなぁ。岡本、今日のアンタは凄かった」と脱帽するのみである。

2009_0318_0509コース(7R)坪井康晴/獰猛な2段まくり

 25/1/346というイビツな進入が、このレースをド派手なものにした。前付けで深くなった大賀と藤丸がSで後手を踏む。3コースに甘んじた1号艇の飯島が、この2艇を握って攻める。その外からさらにスタートの良かった4カドの坪井が……。もう、この時点で完全な坪井の勝ちパターンではある。内3艇の動向が手に取るように見えるのだから。1号艇がまくり切るのを待って、その内を鋭角にまくり差すのがもっとも安全な勝ち方だったと思う。が、坪井は攻めた。まくる飯島に、艇をこすり付けるようなツケマイを見舞った。「な、何もそこまで……!?」と叫びたくなるような、容赦のない2段ツケマイ。坪井のキャラ的にもちょっと異質なもの(なんだか、か弱い小動物の腕を力任せに捻っているような……)を感じたが、これ、よほどパワーに自信を持っている証なのだと思う。獰猛な超抜パワーが、乗り手をも獰猛にしている。そう感じた。今節の坪井、やばい。

6コース(6R)松井繁/怒りの?アウト一撃まくり

2009_0317_0834  あれは、王の怒りだったのか。そこそこピット離れのいい松井は、このレースでもひょいと覗き「そこのけそこのけ王者が通る」とコースを奪いに行ったのだが、5号艇の石川も4号艇の池田も全速力で先回りし、それを阻止した。取り残された王者は外から逆に圧力を加え、自分だけが艇を引いた。想定外の枠なり5対1進入。そして、松井はそのままダッシュを利かせて、内の5艇を呑み込んでしまった。松井なのだから驚くべき事態でもないのだが、私はなんだか空恐ろしいものを見てしまったような気になった。漫画チックに。
「ほう、ウヌらはワシの言うことが聞けぬというのか……ならばっ!!」
 そんな感じで5艇を長刀でバッサバサと斬り捨ててしまったような、そんな空恐ろしさ。松井が腹を立てるわけもなく、例によって予選トップを狙って全力でまくりきっただけなのだろうが、私の目にはそんな風に見えた。年々、表情もレースっぷりも「暴君」と思えるほど迫力を増している松井(←これも私だけの思い込みかも)の、集大成のようなアウトまくりだった。松井、怖い。怖すぎる。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――ピットの高さ

2009_0318_0022  装着場に面した係留所は、ボートリフトをはさんで2カ所に分かれている。右手側に10~15艇分、左手側に5~6艇分が係留でき、言うまでもなく、右手側にズラリと艇が並んでいる時間帯が多い。左手側は、すぐ裏手に整備室やペラ室があり、調整→試運転を繰り返す場合には、こちらのほうが便利そうだ。別に早い者勝ちとかいうことではないだろうが、朝の時間帯にはこちらは完全に満艇状態であった。
 11R前。右手側に係留していた飯山泰が、なぜかボートを左手側に移動させた。なぜ? 移動した後は、モーターを始動させて回転数をチェックしている。それって、右手側でもできたんじゃないの? なぜわざわざ左手側に移ったの?
 というわけで聞いてみた。
「ピット(係留所)の高さが違うんですよ。今日は朝、こっち(左手側)で調整をしたんですね。だから、もう1回同じピット(係留所)で調整をしようと思って」
 そう聞いて、さっそく両方の係留所を見比べたが、たしかに右手のほうがわずかに高いか、と思える程度で、同じ高さだと言われたって信じ込むほど格段に違うわけではない。知らなければ高さが違うなんて発送すら浮かんでこないだろう。もちろん、高さの違いが重要なのは理解できる。プロペラの水面からの深さの違いで回転数が変わってくるからだ。しかし、素人目には「そんなに気にするほどの高さか?」としか感じることができない。
 競艇選手は、そんなわずかな差を感じ取って戦っている、のである。この微細さが、プロフェッショナルの証なのだ。SGとは、そんな小さな違いすら見落とすことが許されない、激烈な戦いなのである。

2009_0318_0622   その飯山は、表情がどうにも険しい。思うようにモーターが噴いてくれないようだ。整備室の前で、飯山を中心にプチ会議が始まった。参加していたのは、試運転を終えてモーターを格納しようとしていた木村光宏、その直前に足合わせをしていたらしい野長瀬正孝、石川真二。2009_0318_0631 野長瀬と石川が東海地区同士、というだけの、関係性の決して濃いとはいえない4人が、真剣な表情で情報を与え合う。やがて飯山の表情には笑みも浮かんでいたから、少しは気分を軽くさせる会談ではあったのだろう。それにしても、どんなSGでも、遅い時間帯まで試運転している木村の姿を見かけることになるのだな。この人の執念は、誰もが見習うべきものであろう。
2009_0318_0555  ちなみに、中尾カメラマン情報によると、石川はペラを合わせることに成功したのだそうだ。だからだろう、石川の表情は比較的明るく映る。花粉症ということで大きなマスクをしており、目もとしか見えないけれども、穏やかな目つきから気分の良さが伝わってくるのである。
2009_0318_0328 「でも、石川さんと市川哲也、遠くから見ると区別つかないよね」
 石川と仲のいい中尾カメラマンがそう言って笑う。ちょうど石川と市川がすれ違うところで、市川もどでかいマスクをしているから、たしかに二人の姿は見分けがつけづらいな。SGジャンパーの背中のローマ字もほとんど同じだし。僕は幸いにも無縁なのだが、この時期、花粉症の皆さんは大変ですよね。女子王座でもマスクをしている選手は何人もいたように、アレルギーは職業を差別しない。微妙な調整を強いられ、レースではマスクなどするわけにはいかない競艇選手には、本当に強大な敵であろう。
2009_0318_0663  今節も、石川、市川のほかに、市橋卓士、田中伸二、石田政吾、菊地孝平、平尾崇典、田口節子、木村光宏が、ざっと思い出せるマスクマンたち。花粉に負けず頑張れ! と応援したくなってくる。花粉症の苦しさも知らないくせに気楽なもんだ、と言われるかもしれないけど。

_u4w7510 それにしても、松井繁の圧倒的オーラは今節もビカビカだ。10R前だったか、整備室の前に突っ立っていたら、目の前を松井が通りかかった。ペラ室から出てきたところだったようだが、そのときの松井の顔は金色に輝いていた。いや、実際は西日が当たっていただけだったのだが、とっさにゴールデンな印象を抱くほどに、松井の顔つきは充実感にあふれていたのである。松井は水面のほうに視線を投げていて、風の状態を確かめたのか、対岸のビジョンを眺めたのか、確かな視線の先は不明だった。ただ言えるのは、そうした目線の流し方が、強烈な風格をたたえていた、ということだ。この人、俺より年下なのになぜこんなたたずまいができるんだろう……と改めて己の小ささと向き合わされる存在感。ま、今さら松井の貫禄なんて語るまでもないんだけど、今日のピットでもっともインパクトがあったのが王者だったということには触れておかねばなるまい。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=松井  TEXT/黒須田)


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“本紙予想”2日目後半ですよ

 ども。後半です。前半は何となく消化不良。でも初志貫徹で、1号艇中心は変えません。うりちゃん様とれいこ様のハートをつかみますよ~。

2009_0317_1187 7R 坪井がマクリ差し突き刺して先頭へ。吉田拡が追走。
◎坪井 ○吉田拡 ▲飯島 △大賀
3連単 3-412-全

8R 上瀧の前付けに耐えて市川が逃げる。井口のアシがなかなか。
◎市川 ○井口 ▲山口 △上瀧
3連単 1-254-全

9R 吉川のイン戦は信頼度大。岡本の自在戦に妙味。
◎吉川 ○岡本 ▲森永 △前本
3連単 1-652-全

10R ここはさすがに濱野谷が意地の逃走。石田の捌きが面白そう。
◎濱野谷 ○石田 ▲笠原 △田村
3連単 1-523-全

2009_0317_0378 11R モーター出ている平石が完璧に逃げる。白井が相手本線。
◎平石 ○白井 ▲田中信
3連単 1-25-全

12R 今垣が渾身の先マイ放つ。相手は松井、魚谷で勝負。
◎今垣 ○松井 ▲魚谷
3連単 1-35-全


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THEピット――競艇の春

2009_0317_0537  春、である。
 1Rがピットアウトすると、田村隆信が係留所まで出てきて座り込む。そりゃあ、こんな陽気だもの、外で観戦したほうが気持ちいいってもんだ。丸岡正典が出走していたから、単に同期の応援だったかもしれない。でも、こんないい天気に屋内にいるのはもったいないっすよね。そう語りかけたくなる、春うららの朝である。
 装着場のいちばん端っこ、選手のボートも1艇として置かれていないスペースは、2Mを真正面に見ることができる。そして、春の日差しをいっぱいに浴びることができる。というわけで、僕は1Rをそこで観戦。すると、笠原亮が出走表を手にすたすたすたとやって来た。
「一也くん、スタートが速いから、見せ所はありますよ~」
2009_0317_0458  後輩の松下一也が出走していた。松下はSG初出場かあ……はっ! 4年前の多摩川総理杯、笠原自身もそうだったではないか。しかも優勝! この多摩川総理杯には、思い入れがあってもおかしくはない。
「いや、僕は気持ちよく乗りたいだけだから、そういうのは関係ないんですよね。あの総理杯は、本当に気持ちよく乗れた。展示終わった後、『きぃもちぃぃぃぃぃぃ!』って思ったくらい。今節? 昨日はぜんぜん合ってなかった。気持ちよく乗れてたら、あそこ(10R6コースからマクリ差すも突き抜けるまではいかず3着)でもう一歩出ることができますもんね。でも、合ってないのに、あそこまで乗れたんだから、悪くないと思いますよ」
 あの総理杯のときのように「きぃもちぃぃぃぃ」と唸れるアシが来れば……再現はある。そのために、10R1回乗りの今日も笠原は、朝イチから調整と試運転に走り回る。まずは10R、成果に注目したい。
2009_0317_1269  笠原と別れて、整備室を覗き込みに行くと、出入口の向かいにある選手喫煙所のソファーに今垣光太郎が……お昼寝中だった。春眠暁を覚えず、こんな陽気だもの、眠くなりますよね~~と思いつつ、あの整備の鬼が寝ているという事実に慄然とする。1R前にはいちばん奥の係留所で調整しているところを目撃していたのだが……。もしかして、もう仕上がっているということではないのか? ま、単に眠かっただけの可能性もあるけど。ともかく、求道者・今垣もうたたねする春の朝、なのである。数分後、もういちど喫煙所を覗いたら、まだお休み中でありました。休む時はしっかり休んで、最高のパフォーマンスを!

2009_0317_0630  整備室には、奥から田中信一郎、魚谷智之、山口剛、大賀広幸、白井英治、上瀧和則の姿。いずれも本体整備をしている様子である。部品交換状況を見ると、それ以前にもっと多くの選手が整備をしていたようだ。初日を走って得た手応えをもとに、パワーアップの可能性を探る。2日目らしい風景ではある。じーっと覗いていたら、山口がこっちに気づいて、ペコリと会釈してきた。集中しているところを乱してしまってすみませーん、と会釈を返したら、山口はニコリと笑った。中尾カメラマン情報では、前検日には熱があったそうである。その前検日ですら元気一杯に見えた山口、体調面での不安はすでに消えたと見た。
2009_0317_0446  その後、山口と松下が、並んでリプレイを見ている場面に遭遇した。同期の存在は心強いだろうなあ……と、さらに! その隣にやって来たのは田村隆信と湯川浩司! その直前に足合わせをしていた二人が、わざわざ山口&松下のすぐ近くで手応えの確認を始めたのだ。銀河系軍団とたけし軍団のコラボレーション!? ま、どうってことのないシーンではあるけど、思わず興奮して眺めてしまった。

_mg_9874  興奮といえば、トップレーサーとトップジョッキーのコラボが実現! 今日のイベントに登場する後藤浩輝騎手がピットを見学に来て、競艇選手と挨拶を交わした。湯川浩司や濱野谷憲吾と挨拶したあとには、王者・松井繁とも対面。昨年暮れ、ジョッキーの飲み会に松井が参加し、勘定を全部もったときに初顔合わせをしていたそうで、そのお礼も兼ねての再会となったわけだった。公営競技はみな仲間。こうした横のつながりを大切にして、売上の面でも春を呼びたいものです!(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=松井&後藤 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』2日目

 ドクロベェK(今日もこれまで3戦2勝かぁ……)にアイドルうりちゃんと魅惑の人妻れいこさんを寝盗られそうなHです。弱肉強食、実力のある者だけが生き残れる舟券ジャングルですから、当然といえば当然。今日こそ溜めに溜めた腕力でドクロベェをねじ伏せてみせます! 今日の狙いはH法典NO.1327「上瀧が外枠にいるときは穴と思え!」に則り、8Rを極選に指名します。

 8R
 ①市川哲也
★②井口佳典
 ③伊藤 宏
 ④上瀧和則
◎⑤山口 剛
◎⑥三角哲男

進入14/2/356

 上瀧は最近得意なグルリ大回りの「ハナから2コース狙います」戦法でしょう。それでもお付き合いする市川は110mあたりの起こしになるはず。ソコソコ着をまとめている市川ですが、パワーは一息で深めのインで持ちこたえられるか? 楽な3コースになる超抜・井口(ドリームでいちばん目立つ足色)&絶好の4カドになるマクリ屋・伊藤の猛攻に絶えられないとみます。そして、センター勢が色めきたって攻めれば、アウト勢の出番。スピードある山口、隠れ超抜と信じている三角のどちらかが、ポッカリ空いたスペースを突き抜けますよ。で、2着には節イチ候補の井口を固定します。ともに満身創痍のボヤッキー憲吾どの、今日こそはっ!! うりちゃん、今日もまた宏クンの斬り捨て御免!!(←返り討ち?)

3連単★56-2-全


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本日の“本紙予想”総理杯2日目

 ども~。昨日はマンシュウぶち当てちゃって、ゴキゲンのKで~~~~す! 1号艇オール◎で、しかし1号艇=6勝というのはやや不本意ではありますが、マンシュウ当たったんだからいいや。今日は1号艇以外にも◎は打ちますが、でもイン大信頼は昨日と同様です。今日は能書きナシで行きますよ~。

1R 三角が地元の意地にかけても逃げ切る。丸岡の巻き返しが相手本線。
◎三角 ○丸岡 ▲松下
3連単 1-34-全

2009_0317_1128 2R 平田がS決めて先マイ逃走。濱野谷が巧テクで上位進出。
◎平田 ○濱野谷 ▲服部 △新田
3連単 1-426-全

3R 金子の前付けを凌いで平尾が逃げる。平石が捌いて追走。
◎平尾 ○平石 ▲井口 △金子
3連単 1-456-全

4R 瓜生が盤石の先マイ見せる。市橋は成績ほど悪いアシではない。
◎瓜生 ○市橋 ▲石田
3連単 1-53-全

5R 飯山が地元SG初1着を逃げで決める。柏野のアシに見どころ。
◎飯山 ○柏野 ▲今垣 △田口
3連単 1-362-全

2009_0317_09166R 石川、松井が動いて新田のイン戦は微妙か。松井の捌きを本命視。
◎松井 ○石川 ▲新田 △小野
3連単 6-512-全

 後半は後ほどアップします。


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2日目! 今日もあたたかい

おはようございます。総理大臣杯2日目でございます。今日も朝から好天、また春の陽気でございます。さわやかな空の下で行なわれる激戦を、皆様思い切り堪能いたしましょう。

2009_0317_r12_1068 初日ドリーム戦を制したのは松井繁。今年も王者が艇界をリードしていくのでしょう。象徴的な一戦だったかもしれません。当然、他の選手も黙ってはいないでしょうが……。09年の艇界俯瞰図がどうなるかを占うためにも、今節は見逃せないのであります。(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の特別読切企画「今日のウルトラ万太郎!」

 K記者「インが全部勝つ!」H記者「イン8勝は覚悟」と前宣言していた総理杯初日。終わってみれば、イン選手は6勝(逃げ4、抜き2)のみで、3連単の万太郎が5本も飛び出す波乱の1日になった。今日の万シューを振り返り、明日の舟券のヒントを探ってみたい。配当の高い順に行ってみよう。

2009_0317_0989 9R
②伊藤(差し)③石川⑥吉田拡…71090円!!!!!!!

検証/断然人気の魚谷(前半6コース1着で人気に拍車がかかった)がインでぶっ飛んだのが最大の要因。先マイしながら、なぜ敗れ去ったか? ペラがイン戦向きではなかったという部分もあるのだろうが、私はホーム~バックに流れる風が災いしたと見ている。魚谷は広い多摩川の水面で気持ちよく握ってぶん回した。この握りマイに横風(発表は2mだが強弱がやたら激しく、このレースでもS前後に強めの風になったと思う)が加担して、想像以上に流れたと思われる。その間にズブズブ差した伊藤-石川がバックで抜け出し、さらにアウトの吉田拡がしぶとく追い上げてウルトラセブンのとんでも万太郎が誕生した。
舟券/『穴・極選』の通り……激しく万シューを狙いながら、まったく筋違いの大万シューを喰らってしまった。◎の飯山はSで後手を踏んで万事休す。完敗……。
教訓/「スタンド→バックへの横風が吹いたら、2コース差しに注意!!」

2009_0317_0503 7R
②島川(差し)⑤中島①森永…38790円!!!

検証/このレースも9Rと同じタイプの現象が起きた。内3艇はほぼ同体で、スリットから3コースの三角が覗く格好。そのまくりを恐れたインの森永が強く握って回った。横風で流れ、まくり差しを狙った三角も流れ、その間に落として回った島川がズッポリと差し抜けてしまった。まさに人気の盲点だが、森永と三角が激しくやり合ったわけでもなく、風の影響と島川の回り足の良さが合致してのトリプル万太郎だったと思う。
舟券/昨日の前検でAランクに指名していた島川。あまりの人気のなさに、私は2=3-全を買っていたのだが、人気サイドの三角がぶっ飛んで万事休す。三角に昨日の見立てほどの行き足がなかったのが敗因。島川を抜擢していただけに、悔しいハズレ舟券となった。
教訓/「スタンド→バックへの横風が吹いたら、2コース差しに注意、その2!!」&「伸びより回り足が強そうな選手の2コースは要注意!」

2009_0317_0764 1R
⑥森永(まくり差し)⑤伊藤③小野…35980円!!!

検証/これは風やパワーなんぞとは無縁で、「4カドの市橋が強引に絞りまくり、インの金子が徹底抗戦して共にぶっ飛んだ」という典型的なアウトセットパターン。4カドがこれだけ男前の仕事をしてくれたら、外の2艇はただ開いているスペースに飛び込めば1・2着を分け合える。立役者の市橋は好素性のモーターをゲットしており、「このパワー&このスタートなら呑み込めるはず!」と意を強くして絞って行ったのだろう。他場より4コースが強い多摩川では、この4カド想定選手のパワーと意気込みを推し図ることが舟券的中への近道だと思う。
舟券/天性のまくり屋・伊藤の存在は常に気にしており、自力で攻めての5=6の筋も考えた(実際には違う展開)が、イン金子の出足がここでは上位とみて5=1-全に絞った。ちょっと悔しいが、このレースではただただ市橋の気合に脱帽するしかない。
教訓/「多摩川のキーマンは4コース。この選手のやる気次第で内が生きるか、外が生きるかが決まりやすい!」

2009_0317_0355 5R
⑥魚谷(まくり差し)①笠原⑤守田…14420円!

検証/9R700倍の布石となったレース。これはもう、魚谷の超抜スピードを褒め称えるしかない。3コースの山口がドカ遅れで、4カドの重成がゆっくり内の動きを見ながらまくりに行った。有利な展開になったのは重成マークの守田なのだが、守田がいちばん美味しい差し場を探している間に、とんでもないスピードで魚谷がその上を叩き、あっと言う間に突き抜けてしまった。パワー勝ちというより、度胸&スピード勝ち。守田フリークの私は呆然とこの光景を見つめていたわけだが、悔しいけれど「役者が違った」と言わざるを得ない。しかし、それにしてもこんな強い勝ち方をした魚谷がイン戦・先マイで大敗するとは……競艇はわからないし、何だって起きうるギャンブルなのだと痛感した。
舟券/インの笠原を信頼し、愛する俊介との5=1-全に決め撃ち。1マーク手前で一瞬だけ5-1の白日夢を見たが、俊介が突き抜けるべき場所にいたのは魚谷だった……ちょっと悔しい完敗。
教訓/「トップ級のスピードを誇る選手は、アウトからでも平気で突き抜ける!」&「6号艇圧勝→1号艇惨敗はよくあるパターン」

2009_0317_0231 8R
①吉田弘(逃げ)⑥平石④小野…13590円

検証/ほぼ同体の「SG典型スリット」から吉田コーブンが落ち着いて逃げ、最内差しの平石が鋭く追い上げた。これだけの展開で万太郎になるのが1-6の怖さであり妙味でもある。コーブンは2Rでエンストに近いほどのアクシデントがあって大敗を喫しており、それが「インでも危ないのでは?」というムードを抱かせた。実際にパワーには疑問が残るものの、スタートが揃いやすいSGでは「パワーがなくても逃げ切り」というレースが多々ある。今日でいうなら、魚谷とはまったく逆のパターンだったわけだな。

2009_0317_0371  また、平石は魚谷ほどのターンスピードはないものの、あの手この手で徐々に追い上げるテクは艇界でも屈指。そして、そんな追い上げが利くときの平石はシリーズを通じて要注意だ。
舟券/人気の妙味を踏まえて12-6-全という予想をしていたのだが、7Rまでの流れが悪く、また9Rの極選も控えていたのでケンしてしまった。実のところ「イン12連発」のK記者予想で1-6が本線だったのもシャクに触った。そして、K記者はこの万太郎を筆頭にイン勝ち6本のうちの4本的中……でもって私は……私は……これ以上は書きたくないっす。
教訓/「パワーがあるときの平石は、アウトからでもじわじわと2・3着まで押し上げる!」&「6号艇惨敗(失格)→1号艇圧勝は競艇の定番パターン、特に転覆などで人気が落ちたら絶好の狙い目になる!」

 常に万シューを買って、万シューが5本も出て、万シューを獲れなかった私。インから本命ばかり買って、ちょっと紛れたら万シューをゲットしてしまったK記者……く、く、悔しいですっっっっ!!(Photo/中尾茂幸)


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THE ピット――初日午後、「絶対王者」の風格

2009_0317_0877  7レース後、装着場では松井繁がボートを水面に下ろす準備をしていた。1秒もムダにしないように一日中作業をしていることも多い松井だが、今日の松井は、作業をしているところはそれほど多くは見かけなかった。
 昨日の前検後には「今後はほぼ何もせずで」で話していたが、その言葉どおり、足の手応えはあったということだろう。

2009_0317_1159  松井に限らず、午後になると、前検日や今朝のような慌ただしさはさすがになくなった。ペラ小屋で作業をする選手はそれまでに比べても増えていたが、それぞれの選手が落ち着いた様子で自分の作業をしていたのだ。
 ドリーム組でいえば、濱野谷憲吾、吉川元浩、湯川浩司などはペラ小屋で作業をしている時間が長かったが、井口佳典や坪井康晴などは、いつもにくらべれば落ち着いて時間を過ごしているようだった。
 8レース後のスタート特訓のあとに、井口は坪井に「伸びるね」と笑って声をかけていたし、7レース後には市橋に対して「どうよ?」とも聞いていたが、そんな井口の様子からは、自分自身に対する自信のようなものも窺えたものなのだ。

2009_0317_1045  午後のピットでは、白井英治と平田忠則が今後の調整方針について話し合っているところなども見かけられた。
 また、山口剛と松下一也が並んでレースを観戦しているところや、服部幸男と松井が並んで作業をしながら声を掛け合っている場面なども目にしている。
 この3組はそれぞれに同期コンビだが、そうして気の合った仲間同士で話をしているような場面を見かけることは、これまでにくらべても確実に増えていた(写真は池田浩二と笠原亮の2ショット。同期ではないが、いい写真だったので……)。

2009_0316_0701_2  その一方で目立ちだしたのが、ピンクのプレートを付けたボートの試運転だ。
 今日のレースが終わった選手はピンクのプレートを付けるわけだが、8レース後や9レース後などには、こうした「ピンク」がずいぶんと水面を賑わしていたのだ。
 目についてメモをしていた順に列記していけば、白井、平田、野長瀬正孝、新田芳美、金子良昭、田口節子、市橋卓士、松下となる。
 SG初出場の市橋の今日の成績は6着×2本で、松下は6着×1本となっているが(新田は3着×1本)、市橋や松下に限らず、今日のレースが不本意な結果に終わった選手や、ある程度は納得できる成績であってもさらなる上積みを求める選手は、こうして試運転を繰り返し、明日以降に向けての準備をしていくわけである。
 こんな光景を見ていると、早く「結果」を出してほしいと願われるものなのだ。

2009_0316_0350  12レースが近づき、試運転をするボートもなくなると、ピットは静寂に包まれていったが、この時間帯にもペラ小屋で作業をしている選手は多かった。
 狭いほうのペラ小屋には、島川光男と重成一人の2人しかいなかったが、広いほうのペラ小屋では、今垣光太郎や服部など10人ほどの選手がカンカンカンとペラを叩いていた。
 そのなかでも気になったのは中島孝平で、今日はペラ小屋を覗くたびに、部屋の隅っこの同じ場所で、ずっとペラを叩いている姿が見られていたのだ。
 12レースが迫ってきている時間帯に1枚のペラを整備室のプロペラ電気炉に入れると、ペラ小屋に戻って、別のペラを叩き出していた。また、その後しばらくすると、ペラ工作室に移っての作業もしていたのだから、とにかくよく働く。
 その後、「ペラはどうですか?」と尋ねてみると、「……あんまりですね」と答えていたが、“言葉数の少ない働き者”が中島という男なのである。

2009_0317_0918  迎えた12レース。
 完勝としか言いようがないかたちで1号艇の松井が逃げ切った。こう書くと本人は否定するだろうが、レースから引き揚げてきた松井は、当たり前の仕事を当たり前にこなしてきたようにも見えていた。去年の総理杯で松井は『絶対王者』と呼びたくなるほどの強さを見せていたが、今年も変わらぬ強さを見せていくのではないかと予感される。
「もう少し回転数は合わせる要素はある」とも話していたが、納得に近い仕上がりにはあるのだろう。
 8レース後のスタート特訓のあと、待機ピットに戻ってきた松井は、しばらく回転数を確かめたあと、少し水面でボートを流してみせたが、すぐに待機ピットに戻ってくると、プロペラを外すこともなく、すうっと控室のほうへと引き揚げている。
 そんな松井の後ろ姿は、やはり「王者」ならではの風格を備えたものだった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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本日の水神祭! カクロー!

 本日2Rを制した吉田拡郎。ゴール直前の実況に、耳を疑ったものです。
「SG初勝利となりそう」
 ええっ! マジ? 賞金王シリーズでは準優に駒を進める活躍をみせていたカクロー、あのときって1着がなかったんだっけ!? 去年の暮にとっくに水神祭を済ませていたと思い込んでいたのだが、言われてみればずぶ濡れのカクローを見た記憶がない……。ようするに、それほどまでに最近のカクローは貫禄充分なのでありますね。

2009_0317_0802  9R後に行なわれた水神祭。小野信樹を中心に、柏野幸二、田口節子らの岡山勢、市橋卓士、山口剛ら若手勢が集結し、ボートリフト横で敢行されました。
「どうやって投げる?」
「前からだと怖いっすね~」
「じゃあ後ろ向きでいくか!」
「そうですねえ……(実際に後ろを向いて)あっ、もっと怖いっす!」
 結果、ウルトラマンスタイルに決定したわけですが、カクローは両手を体の側面にピタッとつけている。新鋭王座で向後龍一もやっていた、ウルトラマンスタイルの亜流=炎のドラゴンロケットスタイルは、今後はやっていくのかもしれません。
2009_0317_0810  それでは行きましょう。1、2の3でドボーーーーーーン! というわけで、体をピンと伸ばしたまま、頭から水面に吸い込まれていったカクロー。中尾カメラマンにもしぶきがかかるほど豪快な飛び込みとなり、日本一の静水面がその瞬間だけおめでたい大荒れとなったのでありました。

2009_0317_0820  カクロー選手、SG初1着おめでとう。すでに準優を経験しているのだから、これが通過点だなどというレベルはもう超えている。ひとつのメモリアルとしてこの儀式を胸に刻み、同世代を牽引する活躍を期待しています!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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これが噂の牛炊だ!

競艇場グルメは数あれど、その知名度では一、二を争うのが、多摩川名物のコレであります。

牛炊。

多摩川といえば牛炊、牛炊といえば多摩川。ご存じない方のためにあえて言っておくと、「ぎゅうすい」と読みます。多摩川を訪れてコレを喰わねば多摩川に来たことにはならない、とまで言われる絶品グルメ。昼時にはコレを食さんと行列ができるほどの人気で、「日本一の静水面」と並んで、「牛炊」は多摩川競艇場の代名詞となっているのであります。

Cimg4391 その牛炊が、コレだ!

牛スジ肉を煮込んだものが乗っている雑炊、それが牛炊。一口食せば、ほっとする。そんな舌にも胃にも優しい味わいは、舟券検討で疲れた脳髄をいやしてくれます。二日酔いのときなんかも良さそうですね。どんな体調の時でも、ぐいぐいと食が進むのは請け合いであります。

さて、写真の左のほうに、キムチの小鉢がありますよね。これは必ずついてくる付け合わせ。これはこれで楽しむのもいいでしょう。しかし! 牛炊ツウはそんな食べ方などいたしません。なぜなら、この牛炊は一杯で二度美味しい!からであります。

Cimg4393 半分ほど食べ進んだら、キムチを水神祭のごとく、ドッボーーーーーンと放り込む。すると、スープはみるみるうちにキムチ色に染まり、あれほど優しかった味わいが、一気にインパクトの強い味になるのであります。カルビクッパ的、といえば、ご想像してもらえるでしょうか。乗っている牛スジ肉と韓流の味わいのコンビネーションを最後に楽しむ。これが牛炊の醍醐味でもあるのです。

この大人気メニューは、もちろん数に限りアリ。週末に多摩川を訪れる予定の皆様、混雑のため売り切れの可能性もありますので、できるだけお早めに味わってくださいね。ちなみに、1マーク側にある指定席入口の横のレストランで食べることができます。多摩川の門をくぐったら、まずは1マーク方向を目指せ!(K)


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THE ピット――初日の朝、競艇の春が来た!

1r0017103  春だなあ。
 今日は気温が20度まで上がるようにも予報されているし、なんだか、あったかいや。
 というのが、今朝の多摩川。
 黄砂の影響なのか、富士山こそ見えないが、とてもいい天気で、ぽかぽかしている。そのせいもあってか、ピット内の空気もおだやかでのどかな気はするが…………、その実、選手たちは忙しい時間を過ごしている。
 前検日のように殺気だっているのにも近い空気はないし、ピット内を走りまわる選手もほとんどいないが、のんびり日向ぼっこをしている選手などは誰もおらず、それぞれに作業をしている。
 1レース前に整備室で本体整備をしていたのは石川真二と飯山泰の二人だったが(飯山はその後、お日さまの下で作業をしていた)、2室あるペラ小屋はそれぞれに7、8人ほどの選手がペラを叩いていた。
 そして、待機ピットで作業をしている選手も目立ち、1レース後に試運転に飛びだしていった選手はかなり多かった。

2009_0316_0381  そんな中、ふと目に入ったのは今垣光太郎のお尻だった。
 いや、別に私にはそのケはないのだが、とにかくズボンが汚い!
 賞金王決定戦のメンバー用のものだが、昨年の暮れにはまだキレイな濃紺だったのが、すでにいくら洗濯しても落ちないような真っ黒になっていたのだ。そしてツギアテまでされていたのである。
 これが今垣なんだよなあ。
 と私は思った。
 毎日、毎日、油まみれになるほど整備をしているわけなのだ。今朝は暗い艇庫の入り口で、ひとり孤独にボートをチェックしていたが、そんな姿もなんとも今垣らしかった。

1r0017099  1レースが始まる頃に目についたのは、それまで慌ただしく自分の作業をしていた菊地孝平がボートのナンバープレートを抱えて、水面際でレースを見ようとしているところだった。1レースの1号艇は金子良昭なのだから、そのレースは何をさておいてもしっかりと見ておきたいとのことだったのだろう。
 最初は菊地が一人でいたが、やがて松下一也と坪井康晴もそばに来て、“僕が持ちます”というように松下が菊地が抱えていたナンバープレートを受け取った。
 そして、レースでは1周1マークでアウト勢のマクリに飲み込まれてしまうようなかたちになって、結果的には5着に敗れてしまったわけである。だが、この3人は誰も声をあげず、それぞれにわずかに目で悲鳴をあげただけだった。
 レース中、2周目あたりで坪井と松下はその場を去ったが、一人残った菊地は、水面からまったく目を離すこともなく、ゴールの瞬間まで師匠の走りを見届けていたのが印象的だった。

2009_0316_0663  このレース後、多くの選手が試運転に飛び出していったわけだが、そのとき印象的だったのが服部幸男と田中信一郎の2人だ。
 待機ピットでしばらく何かを話していたかと思うと、それぞれにブルブルとエンジンを始動。そして、「試運転開始」とのアナウンスが入ると、レースのピットアウトさながらに、同時に飛び出していき(先の話では、この申し合わせをしていたのかもしれない)、そのまま足合わせをやっていたのだ。

2009_0316_0538  その後、田中は白井英治と足合わせを行ない、さらにその後には服部と白井の組み合わせでの足合わせに移行した。
 この3人が着ていたのは、揃って青いカポックだった。
 多摩川の春の水面には、青のカポックがなんとも爽快に映える。
 試運転のあとは、ほとんど間を空けることなく、服部と田中はペラ小屋に移ってペラを叩きだしていた。
 春だなあ。
 というような気候であっても、選手たちは、こうして作業を続ける。
 今年もSGの戦いが幕を開けた――。
 あらためて、そんなことが実感されたものだった。
(PHOTO/中尾茂幸 +内池=1枚目&3枚目 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』初日

 いきなりアウトセットのトリプル万太郎が飛び出した多摩川・総理杯。この舟券は取り逃がしましたが、今日はなんだかイケそうな気がしているトンズラーHです。影武者憲吾どの、ドロンジョ様のポスターは私も欲しい。是非とも欲しい。今日の極選が当たったら、私の分も1枚追加注文してください。外れたら、お仕置きとしてドロンジョ様のコスプレします。あ、結構ですか、そうですか。
 さて、K記者の長~い能書きを読まずとも、「SGなんだからインが強い」ってのは猿でもわかりますよね。特にパワー格差の小さい今節は、センターからの仕掛けが利かずに逃げたもん勝ちの展開が続きそうです。イン選手の1日8勝は覚悟しておきましょう。
 が、だとしても1日4Rはインが飛んで荒れるのですよ。その立役者は、2タイプ。A「いきなり馬鹿っ早いスタートを行く男」……5Rの守田が怖い。B「スリットから伸びる男」……7Rの三角、9Rの飯山ですね。今日はこの3人が暴れるとみましたが、極選はやっぱ破壊力満点のメッシーが出る9R。
9R
▲①魚谷智之
▲②伊藤 宏
 ③石川真二
 ④菊地孝平
◎⑤飯山 泰
★⑥吉田拡郎

進入123/456

 多くを語る必要はないでしょう。前検で「節イチの行き足=メッシー」と心に決めた以上、狙うは緒戦。絶好の5号艇であります。76期フリークのうりちゃんには酷なシルシですが、ここはココロを鬼にしてアウトセットで攻めます。飯山がぶん回し、水神男カクローのマーク差し(この男なら2連勝もありえる!?)。もし1=2で決まったら、ボヤッキー憲吾どの、ドロンジョうりちゃん、ヤッターマン2号hiyoちゃん、このトンズラーHを八つ裂きにしてください!!

3連単★5=6-全、押さえ5-12-6


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“本紙予想”初日後半です

 ども。後半の“本紙予想”です。1R、いきなり6-5が飛び出て、ひっくり返りました。だはは、誰だ、イン強力と言ったのは。俺か。と、一人つぶやいたら溜め息が出ました。……しかし! 2Rはカクローが頑張ってくれたおかげで7000円台的中。ま、インが強いとかいうレースではなかったですけどね。
 ともかく、宣言通り、本日はオール1号艇◎。後半も貫きます。

7R 森永が初日連勝発進。三角がスリットから伸びて追走。
◎森永 ○三角 ▲服部 △田村
3連単 1-346-全

2009_0316_00478R こちらの吉田も初日イン逃走。平石の追い上げに注意。
◎吉田弘 ○平石 ▲市川 △丸岡
3連単 1-635-全

9R 魚谷の逃げ切り盤石。飯山が軽快に伸びて追撃する。
◎魚谷 ○飯山 ▲石川 △菊地
3連単 1-534-全

10R 前本が押し切って後続を突き放す。エンジンいい今垣を本線に。
◎前本 ○今垣 ▲田中 △笠原
3連単 1-436-全

11R 池田がイン速攻を決める。服部の追走を相手筆頭に。
◎池田 ○服部 ▲瓜生 △石田
3連単 1-352-全

2009_0316_1087 12R ドリーム戦
松井が初日から王者の舞を見せる。井口の仕掛けに乗る坪井を本線に指名。
◎松井 ○坪井 ▲井口 △濱野谷
3連単 1-436-全


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ドリーム戦インタビュー!

2009_0317_0125  開会式に続いて、恒例のドリーム戦出場選手インタビューが行なわれました。
1号艇・松井繁
「前検は非常によかった」
2号艇・吉川元浩
「スタートする感じが、うーん、でしたね」
3号艇・井口佳典
「仕掛けていきます」
4号艇・坪井康晴
「だんだんテンションが上がってきました」
5号艇・湯川浩司
「プロペラを間違えちゃったみたいで、一からやり直します」
6号艇・濱野谷憲吾
「気合入れてきました。優勝目指します」

 ……素っ気ないっすか? いやいや、これで終わりではありません。ある種メインエベントとも言えるやり取りは、坪井が質問に答えている最中にスタートしました。
2009_0317_0136  コース獲りの心づもりを問われていた坪井に、客席から声がかかります。「濱野谷が4カド!」。坪井がにや~っと苦笑気味に笑って、さあ、このヤジが焦点になった。坪井は「まあ、はい、4コース近辺からと考えてます」と、きっと4コースのみを考えていたはずが「近辺」になってしまったのでありました。
 続いて登場の湯川は、まずヤジの主に食いつきます。
「濱野谷さんに抵抗する前に、あのお父さんを引き波にハメます」
2009_0317_0139  ダハハハ! このあとも湯川は「お父さんを引き波にハメる」を連発し、司会の松岡俊道さんから「選手をやめても、吉本興業に行けそうですね」といわれ、「頑張ります」と吉本入りを示唆!? で、最後に「レースでも頑張ります」と字面にすればフツーのコメントで、さらに笑いをとっていたのでありました。
 最後に登場は、問題の濱野谷。コース獲り問題にハッキリ言いましたね。
2009_0317_0143 「4カドはムリです」
 お父さん、残念! 本人がムリとか言っちゃってますから。しかし濱野谷は「深くなるのを覚悟で内に動くか、6コース」と、前付けも視野に入っている様子。緑のカポックがキーを握るドリーム戦、となりそうですね。(PHOTO/中尾茂幸)


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開会式!

2009_0317_0119_2   今節、本場である多摩川はもちろん、場外などにお出かけになる方はぜひ、総理大臣杯のパンフレットを入手してください。出場全選手が「メッセージ色紙」を寄せているのですね。これは抽選でプレゼントされるそうですが、今日の開会式は各選手がこの色紙を持参。ファンの前に掲げてからコメントをする、という趣向で行なわれました。
 たとえば、山口剛が色紙に書いた言葉は「粉骨砕身」。これを頭上に掲げつつ、「今節はおばあちゃんのために頑張ります」。なるほど、山口は愛するおばあちゃんのために、粉骨砕身の覚悟で水面を駆け巡る、というわけですね。

2009_0317_0008_2 田中伸二 「平常心」
「今節はゆっくり楽しんで帰りたいと思います」
 名人の心が湧き立ち、ゆっくりなどしていられないほど勝ちまくって優出、なんてシーンも見てみたいですね。
2009_0317_0016_2 森永淳 「自分を信じて」
「ぼくが競艇を覚えたのは、11年前の多摩川モーターボート記念でした」
 おぉ、私、それ一節間通ったなあ。優勝戦は、大賀広幸が3カドで、インの岡本慎治と大競りになって大賀が転覆。同県なのにマクられたら張る、張られても引かない、という競艇選手の凄味を教えられたレースでした。あ、その2人も今節、出てるじゃないか! 優勝した長岡茂一も!
 そうそう、森永はもうひとつ、パフォーマンスをしましたね。
「今節はリューちゃんがいないので、僕がやります。カッチカチやぞー!」
 リューちゃん、先輩のこの思いに応えなくてはいけませんね。
2009_0317_0025 三角哲男 「発展途上人」
「給付金をもらって競艇場に行こうキャンペーンを行なっておりますが、勝ち負けは(? ちょっと聞きとれず)自己責任でお願いします。金、使ってくれよ!」
 この人のSG復帰は本当に嬉しい。レースはもちろん、開会式でも魅せてくれる男なのであります。
2009_0317_0029 上瀧和則 「根性」
「ええ年こいてまた子供が生まれました」
 おめでとうございます! ジョー様譲りの根性のある子供に育つでしょうね!

 さて、「俺の思いは色紙に書いたぜ」ということなのかどうかは知りませんが、色紙の文字を指し示すだけで、一言も発しない選手が4人(いや、そのうち1人は一言だけ発してたな)。???と眺めていたのですが、何のことはない、この4人には共通点があるではないですか。
 BOATBoy編集部では「裏銀河系軍団」と呼んで、その能力の高さを称えている、80期の面々であります。ようするに、開会式前に示し合わせてたんでしょうね。
2009_0317_0083_2 白井英治 「賞金王」
「……………………………(色紙の文字を2、3度トントンと叩く)」
2009_0317_0088_2 平田忠則 「PERFECT YEAR2009」
「……………………………(深呼吸してから、ニッコニコで色紙を示す)」
2009_0317_0093 吉田弘文 「少年よ 大志を抱け」
「………………シロクン!」
2009_0317_0096_2 重成一人 「尽力!!」
「……………………………(開会式前に登場したKAMIYAMAさんを真似てパントマイム)」
 というわけで、ベストパフォーマーズは裏銀河系に決定!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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本日の“本紙予想”総理大臣杯初日

2009_0316_0880  ども。Kです。何を隠そう、多摩川は私の競艇のふるさとであります。ここで競艇を覚え、ここで生活費を散逸し、時にここで夜の伽代を捻出した……取材班の多摩川取材はこれが初めてでありますが、この水面には並々ならぬ思い入れがあるのであります。
 その多摩川、一般的には「インが弱い競艇場」と言われていますが、ここで競艇子守唄を聴いた私の感覚はちょいと違う。たしかに、数字的には1コースの1着率が全国平均を大きく下回り、カドがバリバリに利いていることをあらわしていますが、何百何千レースと食い代を注ぎ込んできた身からすれば、それは必ずしも正確とは言えないのであります。
 それは、現在の棲家である大森に越し、平和島をホームにするようになって、ひしひしと実感されたものでありました。平和島も1コースの1着率は全国平均よりはるかに低い。数字だけ見れば、ともに「全国屈指のイン受難水面」と見えるかもしれない。しかし、平和島と多摩川の水面は、その性格において、まるっきり違う! 平和島をホームに鞍替えした当初、私の舟券は見事に空を切り続けたものでした(今もか?)。
 多摩川の水面は、イン受難水面というより、「握ったモン勝ち」の水面なのです。もちろん、ダッシュ勢の握りマイが届きやすい水面です。しかし同時に「インから握って先マイした艇がきっちり残す」ということでもある。そう、「握ったモン勝ち」という特質は、1コースにもしっかり適用されるのです。何しろ、多摩川は1マークと対岸が非常に広大であります。戸田のように幅員のせまい競艇場とは違って、インだって握って回れる。だから逃げも充分に幅を利かせられるのですね。
 そこで、SGレース。艇界最高峰の面々が揃うレースには、実は「インから全速先マイで外を封じ込む」ことのできる選手が鈴なりなのであります。したがって、そもそもSGにおいてはインが強いのが道理というわけでありますが、実は「インが弱い」と言われている多摩川においても道理中の道理。むしろ、「握ったモン勝ち」の水面である分だけ、全体のレベルが高いレースにおいてのイン戦は、非常に強力なのだと考えるべきだという仮説が成り立つのであります。

 能書きが長い? まったくその通りですね。失礼しました。ほかでもない多摩川SG、ちょっと熱くなってしまったようです。ともかく、多摩川総理杯は、自信をもってイン主導の“本紙予想”。初日はハッキリ言うて、全レース1号艇に◎なのであります。憲吾氏に構う余裕もなく、白いカポックを狙い続けます。。

2009_0316_0930 1R 金子が逃げて09年SGの封切り。市橋、伊藤のダッシュ勢が全速で追う。
◎金子 ○市橋 ▲伊藤
3連単 1-45-全

2R 吉田がS踏み込んで外を封じる。飯島が握って追走。
◎吉田 ○飯島 ▲島川 △上瀧
3連単 1-352-全

3R 田村がきっちり先マイ決める。市川のカド戦に注意。
◎田村 ○市川 ▲岡本 △木村
3連単 1-435-全

4R 好モーターの柏野が機力活かして逃げる。白井の全速戦が迫る。
◎柏野 ○白井 ▲丸岡
3連単 1-42-全

2009_0316_0291 5R 笠原が思い出の地で白星発進。アウトからでも魚谷が連対圏へ。
◎笠原 ○魚谷 ▲守田
3連単 1-65-全

6R 大賀の逃走劇が有力。田中が迫るが、池田のアウト戦も注目。
◎大賀 ○田中 ▲池田
3連単 1-46-全

 後半は後ほどアップします。


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初日! 大河ドラマのオープニング

おはようございます。09年SGシリーズ第1弾、総理大臣杯が本日、開幕します! 先ほど競艇場入りしたのですが、正門には開門前からたっくさんのお客さんが詰めかけてました。いやはやテンション上がるなあ! 水面ではすでに選手がブイブイと試運転中。今年もSGが始まる! テンションが下がろうはずがないのであります。

2009_0316_0701 多摩川総理杯といえば、4年前にも開催されており、笠原亮がSG初出場初優勝を遂げております。今節もSG初出場選手が何人かいますが、この市橋卓士もその一人。何しろ、昨年の後半はめちゃくちゃ強かった。一般戦で優勝荒稼ぎし、勝率も一時は8点に届こうかという勢いでした。その結果、こうしてSGチケットを自力でもぎ取った。なんだかあのときの笠原に似ている、のであります。いや、勢いだけならそれ以上かも。あの日の再現をこの男が果たすのかどうか、おおいに注目したいものであります。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――「戦場」のような前検

1r0017076  今日は「モーター抽選リポート班」と入れ替わりのかたちでピットに入ってみた。抽選が終わったのが12時半過ぎで、その後、昼食&休憩を挟むことになるのだが、動きがあったのは、抽選が終わった約20分後の1時前だ。
 まず整備員たちが駆け足で出てくると、それに続いて菊地孝平、平石和男、飯島昌弘らがダッシュで整備室にやってきたのだから驚いた。若手選手ならともかく、平ちゃんこと平石は、なんとも若い! そしてハツラツとしている。
 この段階で何もそこまで全力で走らなくてもいいのではないかと思ったが、3人のあとからは、走っている選手もそうではない選手も続々やってきて、その後のピットはまさに「戦場の様相」を呈した。選手たちがピット狭しと動き回って作業しているうえに、前検日はカメラマンの数もかなり多いので、これはモー、大変な状態なのである。

2009_0316_0177  自分のモーターを受け取り、整備室から出してきて、屋外の明るいところで、ギアケースを取りつけると、再びモーターを整備室に戻して、リードバルブの調整を始める。
 全員が同じ作業をすれば、整備室が選手でいっぱいになるためか、まずはカポックを持ってボートのところに行って、ボートのチェックから始める選手もいる。そのようにして、ピットのいろんな場所で、選手それぞれが慌ただしく動き回っているのだ。
 ボートにモーターを取り付けた第1号は三角哲男で、これがだいたい13時5分だった。ギアケースの取り付けと、第1段階の調整を10分かからず済ませたことになる。
 は、早い!

 

2009_0316_0816  そして、それとほぼ変わらないタイミングでモーターを取り付けたのが菊地と坪井康晴で、ボートの水面下ろし第1号は菊地となった(試運転第1号は、たぶん田中信一郎だったと思う)。
『BOATBoy』4月号(3月11日に発売されているので、よろしくお願いします!)では、黒須田守が“最近の菊地は変わった”というインタビュー記事を書いているが、いやいや、今日の菊地も本当にすごかった。
 誰かと話しているようなところもほとんど見かけられず、1秒も時間をムダにしないようにとピットを動き回っていたのだ。航走検査が始まった2時頃には(今日の前検は、まず周回航走のタイム計測を全選手が行ない、その後にスタート練習を行なう流れになっていた)ペラ小屋でプロペラを叩いていたし、その後も、自分の周回航走、スタート練習以外の時間はほとんどペラ小屋にこもっていたのだ。

2009_0316_0850  菊地に限らずとにかく1時頃からの30分ほどは、誰もが慌ただしく動き回っていた。いつも顔を合わせるたびに「ご機嫌な笑顔」を見せてくれる山口剛にしても、この時間帯には、擦れ違いざまにこちらが挨拶しても、返してくれた笑顔は、いつもに比べてずいぶん「ご機嫌レベル」が低めのお愛想的なものになっていたのだ。2連対率が27.9%とワースト級のモーターを引いていたこともまったく無関係ではないかもしれないが、基本的にはそういうこととは関係なく、やはり作業に集中していたためだったと思う。
 今日はその後に声をかけることはしなかったが、作業がひと段落ついたあとには、笑顔で他の選手や記者陣などと話しているところも見かけられている。

2009_0316_0311  SGやGⅠのこうした戦場状態が肌に合わないと感じるベテラン選手もいれば、初SGに参戦してこの動きに委縮してしまう若手選手もいるとも聞くが、そうした選手がいるのも無理はないと思う。
 今回がSG初出場となる松下一也などにしても、気がつくと、先輩の選手がモーターを運ぶのを手伝っているなどの繰り返しで、自分の作業ができているのだろうかと、こちらが心配になったくらいだった。
 ただ、作業がひと段落ついた頃に「SGのこの雰囲気に圧倒されませんでしたか?」と尋ねてみると、「今んとこは大丈夫です」と笑って答えてくれている。それに続けて「明日からはわからないですけどね(笑)」とも言っていたので、こうした言葉も強がりなどではないのだろう。
 新兵としての仕事が大変で自分の作業が満足にできなかったりはしなかったかとも聞いてみたが、それについても「ぜんぜん大丈夫でした」と答えてくれた。
 やはりSG初出場の市橋卓士や新田芳美も、特別な動揺などはなく行動しているようだったので、SGの舞台に足を踏み入れることのできる選手は、それだけのものを持っているということなのだろう。

2009_0316_0292 「笑顔といえばこの人!」……ともいえる平田忠則も、この戦場状態の中で目立った選手の一人だ。
 同期である重成一人がモーターを運んでいるようなところを見つけると、ニッコリ笑って、“ダッシュダッシュ!”とばかりにランニングポーズ。そして、自分がダッシュして駆け寄り、そのモーター運びを手伝う元気ぶりだった。
 平田に対しても、その後に「今節は元気そうですね」と声をかけてみたが、「いや、実は最近、疲れぎみなんです」と、体のコンディション自体はそれほど良くないのだと話している。
「ただ、エンジンのほうは好機が続いているので、今節も頑張ります!」
 と、百万ドルの四角い笑顔でニッコリ! 今節39.4%のモーターを引いている平田には期待したい。

2009_0316_0587  そうしたなかで、平田とは逆の意味で目を引いたのが守田俊介だった。
「たまたま」が重なっただけなのかもしれないが、その姿が目につくたびに、守田は……歩いていたのだ。
 走る、急ぐ、といった言葉が、彼の辞書にないかのように、歩いている守田がそこにいた。
 戦場のような状況の中で、これだけマイペースを貫けるというのも、ある意味すごい! 今節はモーターも41.2%と好機を引いているので、明日以降の守田もちょっと気になる存在になってきた。

2009_0316_1086  ……さて、SG前検日には、初日ドリーム戦出場選手の公開会見が行なわれるものだが、足に対する手応えとして、いちばんハッキリした回答を口にしたのが松井繁だったのは少し意外だった。
 決してご機嫌な表情で、ご機嫌なコメントを連発していたわけではないのだが……。
「久しぶりに、ええエンジン当たりました」
「今年に入ってからなら、いちばんええかな」
 といった言葉を迷わずに発していたのだから、それなりの手応えは得られていたのに違ない。

2009_0316_0804  他で気になったのは「ちょっとプロペラで見当違いなことをやってしまって、モーターがどうなのかはまったくわかりませんでした」と苦笑していた湯川浩司。
 あるいは、「伸びで下がる感じはなかったですけど、スタートする足がちょっと重そう」「良くはない」と話していた吉川元浩などだろうか。
 坪井康晴、濱野谷憲吾、井口佳典は、それぞれにそれなりの感触を得ているようなコメントだった。
 ただし、この3人のうち一人は、きっぱりとこうも言い切っていた。
「スタートは完璧にわかりました」
「景色は全部見ましたから」と。
 この言葉はもちろん、井口のものだ。
 こういう言葉を聞くだけでも、明日のドリーム戦が楽しみになってくる。
(PHOTO/中尾茂幸 +内池=1枚目のみ TEXT/内池久貴)


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H記者の『総理杯・前検を斬る!』

2009_0316_0997  尼崎・女子王座でボッコボコにボコられたHです。臥薪嘗胆捲土重来乾坤一擲……意味もなく難しい字を羅列しつつ、ホーム水面の多摩川で完全リベンジしてみせますっ!!
 さてさて、不思議というか当たり前というか、パワー相場に大きな格差がない今節は、やっぱり足合わせでも極端な優劣が見当たりませんでした。直線の伸びでいうなら、せいぜい半艇身ほど。常にその「半艇身ほど」の優位を保っていたのが、平尾、松井、島川、三角、飯山、長岡、白井、井口の8選手でしたね。下馬評の高いモーターを引き当てた柏野、今垣にしても「悪くはない、いい部類なんだけど……」という感じ。
2009_0316_0991  ハッと息を呑んだのは、足合わせよりもスタート練習! スリットからの行き足がとんでもなく凄い選手が2人おりました。飯山と三角です。このふたりはエンジン云々よりも、泣く子も黙る「関東ガマシ仕様」のペラを携えています。ここ1年ほど、どこの水面でも「スリットから伸び~~~る」鬼足を披露しており(←特に減音で2割増し)、この走り慣れた減音の多摩川では5割増しの破壊力と見ていいでしょう。とにかくスローでもダッシュでも、スリットから内の艇を1艇身以上も置き去りにしてました。今節、3~6号艇では絶好の狙い目になるはずです!! あ、この2人ほどの迫力はありませんが、長岡と新鋭王・松下もスリットからの行き足は上々でした。
 これらを総合して前検時点のパワー評価をしておくと、

S級……飯山泰、三角哲男
A+級……長岡茂一、松井繁、平尾崇典
A級……松下一也、島川光男、白井英治、井口佳典

 となります。

 前検時計を見てみましょう。
★ベスト10
①濱野谷憲吾 6・68
 井口佳典
③三角哲男 6・71
 飯島昌弘
 湯川浩司
⑥平尾崇典 6・73
 飯山 泰
⑧柏野幸二 6・74
⑨平石和男 6・75
 魚谷智之
 白井英治
 坪井康晴
 松下和也

 おっと、地元のエース・濱野谷がトップでしたか。私、憲吾の足合わせを見た記憶がないのでなんとも言えませんが、これだけ伸びがあれば十分に戦えるでしょうね。他の選手たちの足合わせはすべて見ており、なるほどと頷ける面々が上位を占めましたね。おそらく、ここに記された選手たちは中堅~上位に入ると思います。
2009_0316_0431  また、この面々に次ぐ6・76を叩き出した守田俊介も要注意。前検や展示でいつもワースト級しか出さない俊介が、こんな破格の時計を……。私はいつも勝手に俊介のタイムからコンマ10を引いて「補正タイム」を出しているのですが、今日の時計から0・10を引くと……なんとトップ時計になってしまうのであります。今節の俊介は、怖いっすよ!!

▼ワースト5
①田中伸二 6・88
 島川光男
 野長瀬正孝
 中島孝平
 丸岡正典

 A級に指名した島川が入ってしまいましたが、この時計をさほど気にする必要はないと思います。ただ、中島は起こしからの出足、行き足が一息だったのが気になります。直線の伸びがパッとしなかった菊地とともに、今節の「孝平コンビ」は現状ではやや苦しいかもしれませんね。(Photo/中尾茂幸)


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「エース候補」は柏野・長岡、今垣!

2009_0316_0253  12時15分頃、ピット横の競技棟本部でモーター抽選会が行われた。「確たるエース機は不在」という前評判もあって、選手たちはのんびり和気藹々ムード。ガラポン抽選機には見向きもせずに談笑したり、目を閉じたりしている選手が多かった。
 私なりの事前調査&日刊スポーツ・K寺記者の閻魔帳(一部いただきました、ありがとうございます!)を照らし合わせて、注目のモーターを8機ほどピックアップしておきたい。
★★★15号機…柏野幸二
★★★48号機…長岡茂一
2009_0316_0244 ★★★73号機…今垣光太郎
★★☆26号機…市橋卓士
★★47号機……木村光宏
★★51号機……坪井康晴
★★34号機……田中信一郎
★★42号機……白井英治

 下馬評で一応「多摩三羽烏」と目されていた3ツ★エンジンは柏野、長岡、今垣の手に渡った。

2009_0316_0267  中でも不気味なのは長岡で、選手班長として最後の最後に引いた「残り物」が話題の48号機。K寺記者によれば「1月末に新鋭の山口達也が乗って、凄まじいパワーを披露しました(←出すぎてFを切った後もオール1・2着!)。あのときのパワーを引き出せれば、十分V候補になると思います」。残り物には……地元にして無類の多摩巧者・モイチが引き当てたのは、単なる偶然ではなさそうだぞ。

 2009_0316_0213  三羽烏以外の5機も怖い。特注は、SG初制覇にもっとも近い男・白井42号機とみた!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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09年SG開幕戦に選手がやってきた!

2009_0316_0099 「私、次は平和島が入ってるんですけど、どうしたらいいんですか?」
 女子王座の優勝会見でそう言って笑わせた新田芳美。本日、ちゃーんと多摩川にやってまいりましたよ!(当り前か)間違えて平和島に行ってしまうのではないかと心配していた皆様(いないか?)、ご安心を。とにもかくにも、SG初出場おめでとう! あなたがここにいることを心から祝福いたします。

 というわけで、今年も始まってしまいましたよ、SGが! 新鋭王座、女子王座と現地取材は2節を数えている2009年。若者たちの清々しさに心洗われ、乙女たちの華やかさに心湧き立ったこの数十日。それはそれで大変楽しく、また胸躍らせたものですが、やはりSGはいいな~~~~~。
2009_0316_0053  緊張感はそりゃ~、ぜんぜん違う。王者が凛としてすたすたと歩いてくるだけで、背筋がピンと伸びたりして。先月、大村に取材に行った際にすでに遭遇していたものの、SGの舞台にやって来る松井繁は、やはりオーラが違う。おはようございますと挨拶をかける声も、なぜか震えてしまうのであります。しかし、そんな松井の姿を見て、「SGやなあ~~~~~」と唸ってしまう。そして「SGはいいな~~~~~」と心が弾む。この舞台が、我らが競艇の最高峰のひとつなのだと実感し、ここから始まる賞金王への長い長いワインディングロードに思いを馳せれば、この日を迎えた幸せを実感するというものであります。
「忘れられてませんでした?」
 湯川浩司がとぼけた様子で訊ねてくる。誰が忘れようものですか。というより、SGでお会いできるのを楽しみにしておりましたよ!
2009_0316_0158「この前は、ありがとうございました!」
 いえいえ、こちらこそ! BOATBoy4月号でインタビューに応えてくれた菊地孝平であります。花粉症なのか、大きなマスクをしてはおりましたが、元気一杯、優しい目で微笑んでおりました。
2009_0316_0199 「どうも~。いろいろありがとうございました~」
 BOATBoy4月号の巻頭に登場してくれて、インタビュアーを務めた畠山酋長と意気投合した白井英治。この総理杯前、二人は趣味である将棋で対戦し、白井が酋長を撃破したそうであります。というわけで、二人の関係は白井=師匠、酋長=弟子。弟子が師匠のために多摩川のモーターを隅々まで調べてまっせ~、と伝えたら、白井は楽しそうにニコニコと笑い飛ばしておりました。SGにもっとも近い男、総理杯に王手!
2009_0316_0034 「あれ? 今日は大きくないね」
 そう中尾カメラマンに声をかけたのは柏野幸二。ふだん、ピットでは600ミリの超大型レンズを駆使している中尾Cの姿を、柏野は覚えていてくれたのですねえ。入り取材には200ミリのレンズを使っている中尾C、「ま、(ピーーーーーッ!)は今日も大きいけどね」と神聖なピットにふさわしくない言葉を呟いておりました。あとでぶん殴っておきます。
2009_0316_0067 「おはようっす!」
 渋くピット入りしたのは、上瀧和則。お久しぶりです、エースのジョー! この人の姿を見てもやはり、「THAT'S SG!」と実感。いや、この人がいなけりゃ、SGも妙味半減ですよぉぉぉぉぉ! と、そのお姿を拝見できる喜びにふるえたのでありました。

2009_0316_0016  というわけで、我ら競艇ファンが誇るスーパーレーサーが揃って、開幕します総理大臣杯! 春の大一番、皆様、心ゆくまで満喫しましょう! あ、そうそう。今回の主役中の主役、東都のエース・濱野谷憲吾もきらきらと輝きを身にまとって登場しましたよ! きっとやってくれるはずです、我らがファンタジスタは!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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日本一の静水面!

Cimg4390 おはようございます! 取材班、多摩川競艇場入りいたしました! 多摩川といえば、日本一の静水面として名高い競艇場。2009年のファーストSG、スピード豊かなド迫力バトルが見られそうですね! 私事ですが、かつて府中市に10年間も住み続けた私にとって、多摩川は競艇を覚えた“ふるさと”でもあります。う~ん、心躍りますな!

というわけで、今節も一節間、ここ多摩川より取材・更新をしてまいります。本日は選手の入りから前検の模様をお伝えしますので、お楽しみに。それでは22日までの1週間、どうぞよろしくお願いいたします!(K)


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SGですよ~!

皆様、今年も始まりますよ~!

そうです、2009年SG戦線が開幕でございます!

17~22日、多摩川競艇場で総理大臣杯が行なわれます! SG第一弾の開幕を控え、競艇界も春爛漫でございますね! 取材班はもちろん、明日の前検日から最終日の優勝戦まで、現地より取材・更新してまいります。今年のファーストSG、ぜひぜひ皆様、満喫してください! 多摩川は取材班にとっては地元でございますから、明日からはまさしく“出勤”であります。皆様、多摩川競艇場でお会いしましょう!


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