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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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次回は笹川賞!

2009_0418_r11_0813 51年ぶりの鳴門ビッグが終了しました。第10代名人となったのは山﨑毅。完勝、でしたね。ピット原稿には主役は地元のエース、と書いていますが、言うまでもなく、真の主役は山﨑毅であります。









_mg_0454我々も、初の鳴門取材。満喫させていただきました。また来たいな~。ということで、近いうちに再びビッグ開催が実現することを願っております。というわけで、今節もご覧いただきまして、ありがとうございました。次回は……SG! そうです。09年も全国発売GⅠが3つとも完了し、いよいよSGの季節となります。5月26~31日の日程で行なわれる笹川賞! もちろん前検から優勝戦まで、開催される福岡競艇場より取材・更新していまいります。次節もどうぞよろしくお願いいたします。

それでは、取材班、管理解除! 鳴門を後にいたします。次回の福岡でまたお会いしましょう。それでは!(PHOTO/中尾茂幸、池上一摩)


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名人戦 優勝戦私的回顧

競艇名人戦 優勝戦
①山﨑 毅(熊本)10
②新井敏司(栃木)09
③瀬尾達也(徳島)08
④古場輝義(富山)18
⑤大西英一(東京)19
⑥佐藤勝生(広島)09

進入123465のオールスロー

_u4w6138  4日目の9Rから26レースも続いていた1号艇の2連対が、直前の11Rで途絶えた。
 スタート展示では緩く選手の背中をくすぐっていた追い風が、本番では2mの向かい風に変わった。
 こうした流れは、1号艇の山﨑毅にとって気持ちのいい材料ではない。風の変化でスタート勘も狂いやすいし、向かい風で瀬尾のマクリ力が増大する。展示タイムも他艇から置き去りにされてもいた。
 大丈夫なのか、毅? などとは思わない。古場テル◎の私は、内心「しめしめ」とほくそ笑んでいたのである。
_u4w6143  が、そんな不安(私にとっては期待)を、山﨑は抜群のS勘で吹き飛ばしてしまった。コンマ10。風が変わったことを身体で感じ、完璧に補正した。デジタル瀬尾の08もさすがに天晴れだったが、1~3コースまでキッチリ同体になってしまっては、渾身のマクリも空を切る。瀬尾に絞られつつ窮屈な態勢から差した新井も届かない。期待の古場は半艇身以上も遅れて万事休す。それでもぐんぐん伸び返したため、外の佐藤のツケマイも流れた。最アウトの大西がその間隙を狙ったが、もはや勝ち負けとは無縁だった。
 ややもつれた3着争いも2周目で収束し、1―2―3―4―5―6の展示航走ができあがった。レースについては、これでもう書くべきことはない。山﨑が逃げた。予選の成績と、スタートの勝利だった。そして、私の舟券名人戦は完敗だった。

 シリーズ全体を振り返ると……まあ1号艇の26連続2連対はともかくとして、やっぱり楽しかったなぁ。Fキング上島久男の5コース電撃マクリ、関&原「関が原コンビ」のやんちゃすぎるコース進入、万谷&金井「129歳コンビ」の予選突破……みんな若々しいガチンコ勝負をしているのに、どこかほのぼのしていてユーモラスでちょっと刹那的で、ひっくるめて楽しいシリーズだった。

 _u4w6203 最優秀主演男優賞はもちろん山﨑毅(なんとなく“ハンサムスーツ”を着ているような顔立ち?)だが、ひとりだけ最優秀助演男優賞を選ぶとしたら……選考は割れに割れるだろうな。
 そして。来年はまったく違うムードの名人戦になる。なってしまう。今村豊、西島義則、山室展弘、西田靖、日高逸子……勝率順のドリーム戦ならこの“新入生”たちが占拠し、そのまま予選~優勝戦まで突っ走るだろう。大嶋一也も復帰するし。ピットではほのぼのしていても、水面はSG級のスピードターンに支配される。主演男優(女優)の争いだけがヒートアップする。それがちょいと心配なのだが、まあ、そんなSG常連たちを60過ぎのジジレーサーたちが進入からかき回し、S一撃で引き波に沈めたりしたら、それはそれで痛快な名人戦だな。助演俳優あってこそ名作は生まれる。来年も私は個性派のジジレーサーたちを徹頭徹尾応援するつもりだ。万谷親ビンに金井、上島、「関が原コンビ」に岡ちゃんも含めた「一文字名前やんちゃトリオ」……来年も、名人戦の舞台で会いましょう。もちろん、来年68歳になる「走る人間国宝」加藤峻ちゃんも、ね。(Photo/チャーリー池上、Text/H)


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THEピット――“静寂”

 11R発売中にピット入りすると、なんだか空気がざわめいている。
「こりゃあ、もう1レース組んだほうがええんちゃうか~」
S_u4w5964  長嶺豊さんが笑う。田村隆信、淺田千亜希、丸尾義孝、林美憲、市橋卓士、岸恵子、興津藍、齊藤優……ひえぇ、徳島支部の豪華メンバーがピットに集結しているではないか。その他、数え切れないほどの徳島若手軍団も顔を揃えている。
 最終日というのは、同県勢などが優勝戦に残っていない選手たちは、レースを終えると管理解除となって、順々に帰郷していく。結果、優勝戦の頃にはエンジン吊り要員などが足りなくなる場合があり、地元の若手選手がお手伝いに駆り出されたりするものだ。だから、特別に珍しい光景ではないけれども、しかし……田村に淺田に丸尾に……こんな最終日、初めて見た。まあ、これは競艇名人戦、田村にしろ淺田にしろ、丸尾にしたって、若手といえば若手なのだが……。
 もしかしたら、単なるお手伝いなのではなかったのか、とも思う。鳴門で行なわれるビッグレース。優勝戦に大先輩が乗っている。地元選手として、その空気を体感し、レースをその目で目撃しておきたかったのかもしれない。

2009_0418_0243  11Rが終わって、勝った原由樹夫が大笑いしながらリプレイモニターの前にやって来た。
「10万ついた? 10万くらいついたでしょ? それとも、4~5万?」
 おかしくて仕方なさそうに、配当に興味を示してきたのだ。4日目9Rから続いていた1号艇の連続連対。それをストップさせた原ユーは、穴あけちゃったよ~、と大喜び。自分が勝ったんだから、かなり高い配当になったと思い込んでいたようだが……。実際は14130円。教えてあげると、
「えぇぇぇぇっ、それしかつかないのぉ!?」
 おどけてみせて、周囲を大爆笑させていた。原選手、勝って10マンシュウなんて選手じゃありません、あなたは! まあ、照れ隠しだったんだろうな、とは思うのだけれど。来年も穴あけまくって、ピットでは最高の笑顔を見せてくださいね。

 こうした喧噪は、優勝戦の選手たちが展示から戻って来たあたりに、ピタリとやんだ。
 そう、12Rを目前に控え、ピットはがらりと雰囲気を変えたのだ。ビッグレースの優勝戦直前の、いつもの静寂。まるで、それまでのざわめきはこの空気感を強調するものだったかのように、ピットはほんの数分でまったく別の顔となった。
_u4w5832_2   展示後、最初に装着場に姿をあらわしたのは、大西英一、佐藤勝生、古場輝義。3人はタテ一列で、ぴったり1mほどの間隔をあけながら、同じスピードで整備室に工具などを置きに行っていた。最後にあらわれたのは瀬尾達也で、整備室やペラ調整場などをチェックし、整理したりと地元選手らしい気遣いの行動を見せつつ、そのまま出走待機室へと向かっていった。
_u4w5308  その4人にしても、新井敏司にしても山﨑毅にしても、落ち着き払った雰囲気で、カタくなっている様子は微塵も見せない。山﨑はレース後の会見で「実は心臓がバクバクだった」と語っているが、ピットで見る限りはそんな素振りは少しも感じさせていなかった。
 名人世代らしい風格。彼らを見ながら、僕は唸っていた。
2009_0418_0392  レース直前、急に風向きが変わった。それまでほぼ無風か弱い追い風だったものが、向かい風になったのだ。と、さも自分が気づいたように書いているが、実は長嶺さんが佐藤にそう話しているのを耳にしていたのだ。長嶺さんの指摘に、佐藤は相も変わらぬポーカーフェイスで二、三度うなずく。長嶺さんは続いて古場輝義にも同じように声をかけたのだが、古場もまた「ああ、そうですか」と言って笑みを返したのみ。きっと彼らのコンピュータはフル回転でスタート勘の修正をはかったはずだが、そうした様子も表情などからは少しもうかがえなかったのだから、これもまた風格だと思った。

2009_0417_0612  レース後の各選手の雰囲気も、簡単に言えば、レース前とそれほど変わっていたわけではない。佐藤はやはりポーカーフェイス。悔しがってみせるようなところはひとつもなかったのだから、実はすごいことだと思う。なかなかできることではない。古場輝義も、淡々とモーターの返納作業をしており、表情の変化はまるで読み取れなかった。
 新井敏司にいたっては、むしろ笑顔が目立っていた。苦笑いをほんのひと振りした笑顔もあるにはあったが、それ以上に充実感が伝わってくるようにすら思える、爽やかな笑顔のほうが圧倒的に多かった。やるだけのことはやった、という思いがあったのかもしれない。
 ちょっとうつむいて見えたのは、大西英一だ。悔恨というよりは疲労感といったほうが正しいようにも思えたが、とにかく足取りはレース前に比べてずっと重いように思えた。ただ、そうはいっても、悔しさにまみれている、というほどの表情ではなかったのも確かだ。こんな場面は何度も経験している彼らにとって、悔しさとの付き合い方というものも身についているのかもしれない。
_u4w5142  勝った山﨑毅にしても、もちろん歓喜を感じさせる笑顔をずっと見せ続けてはいたけれども、高揚感のようなものが伝わってくるほどの大げさな喜び方はしていなかった。昨日準優を勝った後も、たくさんたくさんしていた照れ笑いとは別として、全身で喜びを表現するようなところはまるでなかった。もちろん、優勝後も同じである。
 表情だけを見れば、やはりそこにも静寂があった。
 優勝戦後に、勝者も敗者も淡々とふるまっている。これも名人戦の重みのひとつなのかもしれない、そう思った。
 ただし、山﨑の場合は、必ずしもそうではなかった、ということが共同会見でわかった。思いをぐっと胸にしまいこむタイプ……というのも違うのかな。とにかく、この優勝は実は山﨑の心を弾ませるものだったようだ。
「今まで、ここまでのプレッシャーで戦ったことはないから、きっとこれがいちばんの思い出のレースになるかもしれませんね。というか、今後はこういうこともないだろうし(笑)。次は、引退レースかな(笑)」
「僕は決め手がない選手。だから、買いづらいし、書きづらいでしょ(笑)」
 自虐気味なギャグがぽこぽこと飛び出して、会見後半は笑いに包まれたものとなっている。そうした言葉の数々も、名人戦Vの歓喜が言わしめたものだと思う。

_u4w5296  最後に、地元のエース・瀬尾達也だ。正直に告白すれば、僕は瀬尾が優勝して、最高にハッピーエンドな鳴門GⅠとなることを願っていた。まあ、舟券もそう買った。さらに、集まっていた徳島勢も、同様の思いを抱えていたと思う。だが、山﨑は強かった。そうそう、願望通りに現実が運ぶことはなくて当然だ。
 レース後、ピットにいちばん最後に戻って来たのが瀬尾だった。スリットはもっとも速く飛び出したのに。決してシンガリに負けたわけではないのに。
 僕は、そこに瀬尾の何らかの思いがこめられていたと確信している。
_u4w4487  それでも、その後の瀬尾は淡々とした表情を見せていた。モーター返納後は、周囲に気心の知れた後輩がたくさんいるからか、さわやかな笑顔を見せたりもしていた。悔恨、よりはむしろ、安堵、の思いが感じ取れる雰囲気だった。
 ただし……整備室を最後に退室したのも瀬尾だった(林美憲も一緒だった)。スリットはもっとも速く飛び出していたのに。
 無人となった整備室を後にして、スリット写真掲示を覗き込む。コンマ08のスタートを、その前に写真を見た全員が絶賛していたものだ。しかし瀬尾は、一声も発することなく、うなずいたりすることもなく、数秒見つめただけで去って行った。
 鳴門名人戦、やはり主役は瀬尾達也だったのだと思う。(PHOTO/中尾茂幸=原、佐藤、古場 池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の「氷見の寒ブリまくり差しだ~!」予想

 さあ行こう、優勝戦!
 流れは相変わらず最悪のHです。極選2Rのヒモ抜けはもちろんのこと、5Rは関-西山の一本勝負で1着3着、6Rは金井ジジ様から富山(←「若女井の外」)の3着付け勝負でそのまんま金井・富山決着(トリプル万太郎!!)、7Rは昭生-万谷の一本勝負で完全にできたと思ったら最終マークで1着3着に……あ~書いたらスッとした。ま、声と脳汁が出るだけ、昨日より数百倍も楽しいわ。
 追加極選も考えた11Rの昭生は、まだ初日の足には程遠いと考えて見送ります。バラ券で少々遊びますけど。最後の最後、優勝戦こそが渾身の穴・極選であります!

 12R優勝戦 穴・極選
 ①山﨑 毅(熊本)B+
★②新井敏司(栃木)A+
 ③瀬尾達也(徳島)B+
◎④古場輝義(富山)S
 ⑤大西英一(東京)B+
★⑥佐藤勝生(広島)B

進入12345/6

 佐藤の動きでレースは変わりますが、地元の瀬尾もスロー主張?の大西も入れるとは思えず、良くて5コースまでか。ならば、スタ展でとりあえず動いた上で、本番ではアウトの単騎ガマシになると思います。
 この隊形でいちばん有利なのは誰か? 瀬尾をマークする古場でしょう。新井はほぼ9割方差しなので、瀬尾はメイチSから握って攻めます。まくりきれば圧勝ですが、正味の伸びは一息。少しでも手間取れば、3日目の足が蘇った節イチ・古場(←今節、はじめて断言します)の強烈な割り差しが突き刺さるはず。次点パワー新井とのウラオモ勝負。単騎ガマシから展開がありそうな佐藤の3着付けも遊びで買っときます。

3連単★本線4-2-全、押さえ2-4-全、4-全-6

 あ~~最後の最後に笑いたい!!!! でも、きっと結果は135?w 憲吾どの、うりちゃん、hiyoちゃん、れいこ様etcetc 今節もヘタレ予想とのお付き合い、すんません&ありがとさんでした!


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“本紙予想”名人戦優勝戦!

今日もイン(というか1)が強いですね~。Kです。といっても、2着も増えている本日ではあります。私はなんだかんだで関チューアタマの中穴を当ててしまいましたね。といったところで、さあ行こう優勝戦。もちろん、イン主体に決まってます。

10R 特別選抜B戦 進入1234/56
関がインから問答無用の逃げ。原田が自在に猛追。
◎関 ○原田 ▲水野 △木下頼
3連単1-425-全

11R 特別選抜A戦 進入123/456
山口は優勝戦でも通用するアシ。原がしぶとく浮上。
◎山口 ○原由 ▲片山 △山﨑昭
3連単1-346-全

_u4w5501 12R 優勝戦 進入1234/56(または12345/6)
新井の差し、瀬尾のまくりが一気に襲いかかるも、山﨑毅が受け止めて逃げる。相手は握って攻める瀬尾を本線に。
◎山﨑毅 ○瀬尾 ▲古場 △新井
3連単1-342-全


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優勝戦インタビュー 進入は微妙かも!?

_mg_0605 7R発売中に優勝戦インタビューが行なわれました。印象的だったのは、3名もが「ツキがある」と言っていたこと。それだけで優出できたわけではないんでしょうに……。

_u4w5820 ①山﨑毅(熊本)
「アシも良かったんでしょうが、ツキもありました。1号艇ですから、イン獲ってしっかり逃げたいです」
 というわけで、ツキ第一弾はポールポジションの山﨑。ツキだけで1号艇は獲れないですよね。

②新井敏司(栃木)
「今節は本当に運がいいですね。モーターは完璧です。(名人になるには何が必要?と問われ)わかりません!」

 ツキ第二弾は2号艇。こちらも、ねえ。

_u4w5825 ③瀬尾達也(徳島)
「アジャストが多くて、行こう行こうという気持ちが出てる」

 スタートは行く気であること、そしてしっかりアジャストして入れていること。さすがのデジタルスターターなのであります!

④古場輝義(富山)
「(優出した)近畿地区選よりエンジンはこっちのほうがいいです。カド? いやいや、大西さんが引っ張らないというんだから」

 あの地区選より、こっちのほうが出てる!? これは聞き捨てなりません。で、コースは大西のスロー宣言を受けてのもの。

⑤大西英一(東京)
「ツイてます。150mくらいから起こしたいですね。ツキがあるので、荒れたレースになったら出番もあると思います」

 ツキ第三弾です。ダッシュだと勘がわからんということで、5コースでもスロー宣言。……なのですが。

_u4w5837 ⑥佐藤勝生(広島)
「コースは動きたいと思います」

 おぉぉぉっ! これは一筋縄ではいかない優勝戦になるかもしれませんぞ。(PHOTO/池上一摩)


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THEピット――最後まであきらめない!

_u4w5084  ヘルメットをちょこんと頭に乗せて、小走りでボートリフトから駆けてくる山田省二。
 にっこにこの、にっかにか!
 2Rでようやく今節初勝利をあげた山田。やっと勝てた~、とばかりに、満面の笑顔だ。今節は、とにかく機力不足に苦しんだ。コメントには、景気の悪い言葉ばかりが並んでいた。でも、最後の最後まで諦めずに調整を続け、最後の最後でようやく勝てた!
 カポック脱ぎ場まで小走りで向かい、脱いだあとも小走りで整備室へ向かう。その道中、長嶺豊さんが「おめでと!」と声をかける。山田の顔はさらににっかにか。
「苦節10年!」
 その場にいた全員が爆笑した。ツラいばっかりだった一節間。山田にとっては、10年もの長さに感じられていたに違いない。去年も今年も、登番は最大。新兵の仕事もこなしながら、頑張り続けた山田に大拍手!
 ようするに、名人戦というのは「諦めの悪い選手」の集まりなのだと思う。そう簡単に勝負を投げたりしない。ビハインドを背負ったってへこたれない。年齢を重ね、成績が下がったって、まだ上積みがあると信じている。そうして戦ってきたからこそ、あまたの実績を積み重ねてこられた。そして今、元気に全国発売GⅠの舞台で疾走できる。
_u4w5725 整備室を覗くと、古場輝義がボートごと室内に運び込んで、本体を外して整備をしていた。目を疑った。古場は出ている、そう思っていたから、今日はパワーを維持することが課題になるだろうと思い込んでいた。しかし、古場は満足していなかった。インが絶対的に強くなっている昨日からの鳴門水面、4号艇はそれだけでビハインドとなるが、しかし古場は諦めない。諦めないどころか、噴いているはずのモーターにさらにパワーを積み上げようとしている。それも朝から、である。
 こうした執念もまた、名人世代の魅力であろう。

_u4w5022   などと言いつつ、優勝戦朝のピットは、全体的にいえば静かなものだった。優勝戦メンバーで作業をしているのは、古場のみ。あとの5艇は静かに装着場に鎮座している。佐藤勝生がペラを手に整備室内にあるペラ調整場へと向かうのは視界の隅にちらりと入ったが、それ以外の4名はレースとレースの合間にはほとんど見かけることがない。エンジン吊りに出てくる際に、ようやく姿を確認できるだけだ。
 そのエンジン吊りも、最終日の今日はとにかく慌ただしい。最後のレースを走った選手のモーターは返納されることになるため、大急ぎで潮抜きし、点検し、ギアケースなどを外し……などの流れをこなさねばならず、ヘルプする選手たちもピット内を駆け回っている。そうした一連の行動の中で、優勝戦への気合やら緊張感などを感じ取るのは難しい。_u4w5489 いや、作業中にはそんなことを考えている余裕も選手たちにはないだろう。そもそも、今さら優勝戦の前に震えるような選手たちなど、この名人戦のピットにはいるはずがない。1号艇の山﨑毅にしたって、昨日までとは何も変わらない風情で、今なすべきことをこなしているだけだった。2号艇の新井敏司も、その点では何も変わらない。
_u4w5422  地元ということでプレッシャーがかかると想像される瀬尾達也にしたって、特別の雰囲気を感じるわけではない。朝のピットにおいては、エンジン吊り以外ではJLCのインタビューを受けているところくらいしか見かけていない瀬尾。その心中はともかく、傍目からは余裕のふるまいにしか見えない。
 
_u4w5429  そういうわけで、レースの合間にはひたすら静寂の中に身を置くこととなった朝ピット。ぽーっと突っ立っていたら、「パッターーーーン!」と何かが落ちる音が突然響き渡った。大西英一がペラゲージを収納するプラスチックケースを落としたところだった。えっ、大西さん、もうペラゲージを片づけてしまうの? ペラ調整場に置いておいた調整用の一式を控室に運ぶところだったのだ。まあ、本番用はまだ残しているのかもしれないが。
 ケースを拾い上げた大西は、こちらを見て「アハハハ!」とにっこり笑った。やっぱり大西英一の笑顔は最高だ!(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)

_mg_0531 ←今日の優勝戦のボートに取り付けられるカウリングは、関係者の方が筆を執った手描きのイラストが描かれています。1号艇と3号艇が龍、2号艇と5号艇が孔雀(5は羽を広げている)、4号艇が白馬、6号艇が鳳凰と、それぞれ違うイラストが描かれています。実際に視認するのは難しいかもしれないけど、注目してみてください!


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H記者の『穴・極選』6日目

 裏パー丸坊主の挙句、夜戦の麻雀でもボッコボコにされたHです。1号艇が11勝2着1回……2連単がすべて3ケタ配当では、どんな能書きを垂れても万太郎は獲れませんっての。きっと今日も……すっかり弱気になりつつ、全国推定4人の極選ファンが寝ぼけナマコの間に、こっそりとふたつ挙げておきます。

 1R
 ①石川正美
★②沖口幸栄
 ③濱田和弘
 ④飯田 清
◎⑤上島久男
★⑥田中伸二

進入123/456

 最後まで仕上げきれなかった上島先生ですが、このジジレーサーを侮ってはいけない。パワーがなくても常にS一撃の可能性を秘めています。最後の最後に、決めてみせましょう。連動する前名人と元気いっぱいの沖口へ。

3連単★5-26-全

 2R
 ①富山弘幸
◎②山田省二
○③井川正人
 ④池上哲二
 ⑤新開文夫
 ⑥原 義昭

進入
 昨日も2コースで不利な態勢から強引に握った山田(←不発ぶっ飛び)。今日もやりますよ~。2コースからでも、新開を入れての3コースからでも玉砕覚悟で握り、インが不得手な富山を引き波にハメられるかも。連動して決め差しを狙う井川とのセット勝負! 
3連単★2=3-全

 もうひとつ極選にしたい11Rの山﨑昭生は、足合わせと7Rの実戦足を見てから考えます。優勝戦予想は9R頃にアップします。これも極選になりそう?


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本日の“本紙予想”名人戦6日目

 おはようございます。Kです。イン(おおむね1号艇)主体予想の私も、昨日の「1号艇11勝」にはひっくり返りました。総理杯で敢行した「オール1号艇◎」、昨日やっときゃよかった~~……ま、それでもヒモ抜けの連続だった可能性は否定できませんが。H記者派閥の憲吾3はじめ皆様も頭を抱えた1日だったとご推察いたしますが、当のH記者も隣でガックリとうなだれ、溜め息を連発しておりました。
 昨日は昨日です。問題は本日。“本紙予想”はもちろん、イン主体ではありますが……昨日のようなことになるのかどうか。出走表を眺めますと、昨日ほどではなくても、今日は“本紙”向きとなるような気がしますが、果たして……。

_u4w4714 1R 進入123/456
石川が最終走をきっちりと逃げ切る。濱田のアシはそれほど悪くない。
◎石川 ○濱田 ▲飯田
3連単1-34-全

2R 進入1235/46
山田のジカマクリしのいで富山が逃げる。井川が差して追走。
◎富山 ○井川 ▲新開 △原義
3連単1-356-全

3R 進入123/456
準優組いなければ國浦のアシは上位。廣光との東京ワンツー本線。
◎國浦 ○廣光 ▲古谷 △高橋
3連単1-256-全

4R 進入123/456
片山が準優のウップン晴らし。村上のイン残しに警戒。
◎片山 ○村上 ▲木下頼 △中尾
3連単3-124-全

5R 進入6123/45
関が前付けイン奪取で本領発揮。岡も連動したり、木下繁が主張すれば波乱の可能性もあるが……。
◎関 ○木下繁 ▲西山 △小林
3連単6-124-全

_u4w4652 6R 進入1234/56
金井が逃げて、最終日に今節初勝利。原がしぶとく食い込む。
◎金井 ○原由 ▲林 △若女井
3連単1-435-全

7R 進入123/456
山﨑が盤石の逃げ見せる。原田が追走して順当。
◎山﨑昭 ○原田 ▲山口
3連単1-36-全

8R 進入123/456
松野が捌いて先頭へ。原がイン残して迫る。
◎松野 ○原義 ▲沼田 △西山
3連単3-145-全

9R 進入123/456
若女井がインからスピード逃げ。小林が捌き浮上
◎若女井 ○小林 ▲吉田 △木下繁
3連単1-346-全


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6日目! 第10代名人は誰だ!?

おはようございます。競艇名人戦、いよいよ優勝戦の日を迎えました。鳴門は今日も快晴、うららかな春……競艇日和ですよ! お近くの方はぜひぜひ本場へ、そうでない方も場外や電投で、第10代名人の誕生を目撃しましょう!

2009_0418_0408 マクリ連発が期待された上島久男でしたが、モーターがどうにも仕上がりませんでしたね~。スリット後は常にマクリ狙いの姿勢を見せていたのですが……残念ですっ! 最終日の今日、ラストマクリが見られるかどうか。登場は初っ端の1Rですよ!(PHOTO/中尾茂幸)


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名人戦 準優ダイジェスト

大荒れの進入、穏当な結末

10R
①新井敏司(栃木)
②片山 晃(岡山)
③関 忠志(岡山)
④佐藤勝生(広島)
⑤木下頼房(三重)
⑥岡  孝(徳島)

2009_0418_r10_0751  1号艇が11勝2着2回……あまりに穏当なレースが続いた中で、もっとも大荒れになったのがこのレースだ。結果ではなく、進入だけの話だが。スタート展示はイン屋の関と地元の岡が攻めての1326/45。これは私の想定どおり。本番もこうなるものと思っていたら、なんとなんと、2号艇の片山が突っ張った。同郷の大先輩、関をブロックして我先に舳先を入れる。この「謀反か?」と思えるような岡山コンビの競りに、取り残されたのが1号艇の新井だった。
「あそこで無理に入れたら、割り込み(違反)になるかも」(レース後の本人談)と、新井は潔くインを捨てた。大本命の白いカポックが3コースになったから、さあ大変。スタンドは騒然とし、「バカ、何やっとるんだ~!!」という観衆の罵声があちこちから聞こえた。最終隊形は2314/56。まさに今日一番の波乱である。
2009_0418_r10_0765  波乱は続く。インを強奪した片山が90mを切る深い起こしに対応できず、ドカ遅れ。2コースの関が「片山ァ、やんちゃしてくれたの~、へのつっぱりはいらんのぢゃ~~!!」みたいな気合で後輩を握り潰しに行く。
 お、やったか、関!?
 関フリークの私は心中で快哉を叫んだものだが、この波乱の隊形で有利なのは関だけではなかったのだな。関をガッチリとマークした新井が、凄まじい角度で舳先を内に突き刺した。狙いすましていた。4コースからは佐藤が2段ロケットでぶん回した。内外からいっぺんに挟撃を喰らって関がぶっ飛んだ。その惨状は、テポドン2号から切り離されて秋田沖に落下してゆく燃料タンクのようだった。余計な比喩か。
 あとは、差した新井と2段ロケット佐藤の一騎打ち。バックでは2艇身ほど佐藤が突き抜けて4-1と思われたものだが、2マークで新井がこれまた凄まじい角度の差しを突き刺して逆転した。61歳、素晴らしいテクとパワーだ。終わってみれば1-4、2連単760円の本命サイド決着。岡山コンビは暴れ損の形で引き波に沈んだのだった。
★独断パワー診断
 新井は日々上昇して、ついにトップ級のパワーになった。伸びはチョロチョロだが、回ってすぐの出足とサイドの掛かりが素晴らしい。今日だけでいうなら、古場輝義とのトップ2だと思う。明日も2号艇だけに、伸びより出足と回り足が重要。パワー的にも、名人戦V2が手に届く位置にきた。
 佐藤は伸び型で、出足と回り足は新井より格段に弱かった。今日はトップSから展開の良さと度胸で優出したが、現状は中堅上位までだろう。明日は単騎ガマシもありえる6号艇なので、短所克服より長所アップで、さらに伸びを付けたほうがいいと思うのだが。

129歳の戦いは終わらない!

11R
①瀬尾達也(徳島)
②山口博司(長崎)
③新良一規(山口)
④大西英一(東京)
⑤金井秀夫(群馬)
⑥万谷 章(岡山

2009_0418_r11_0943  そぞろ心騒いだ10Rに比べると、こちらは進入から何から順当そのもの。1234/56の枠なりから瀬尾が地元のプレッシャーをモノともせずに逃げきり、スリットで半艇身ほど覗いた大西が激辛の2番差しで優出を決めた。紆余曲折があった10Rの1-4に対して、こちらは一直線の1-4決着。準優らしい1-4だったな。
 レースについてあまり書くことがないので、私の心中を吐露しておく。私は金井&万谷のジジレーサーだけを見ていた。5カドから08のトップSで突っ込んだ金井、見事だった。が、大西の溜めに溜めた差し回りの前に、なす術がなかった。もし大西が4カドで同じことをしたら「こりゃ大西、自分の身の可愛さに大先輩の行き場を失うようなことをしやがって! 大先輩への敬意の念はないのか!?」と心の中で激怒するところだが、カド受けからスリット後の伸びもチョロチョロだったのでいたしかたがない。大西が動くのを待ってから3番差しに入った金井は激しく振り込み、4番差しの万谷がそれを回避している間に、計129歳のジジレーサーの名人戦アタックは終わった。今年は。来年もまた、計131歳の若々しい走りっぷりを魅せてくれ。あ、峻ちゃんも合わせて209歳といっておこう。
2009_0418_r11_0971 ★独断パワー診断
 瀬尾本人は「かなりいい、上位」と断言しているのだが、私はまだ正味のパワーを測りかねている。地元水面で断然のV候補として参戦し、それなりの安定した着を取ってはいるものの、なんとなく圧倒的な迫力が伝わってこないのだ。今日もバックで後続艇に追いすがられ、なんとか振り切ったという印象が残っている。バランスの良さは間違いなし、されど突き抜ける威力はない中堅上位だと私は思う。もちろん3コースから1艇身覗いてしまえば圧勝できるパワーではあるけれど。
 大西もまた、どれだけいいのか悪いのか。昨日の「コンマ42超ドカ遅れスタートからクルリン小回り圧勝」などSがバラバラなのに、しっかり着を拾っているあたりに不気味なものを感じはする。今日の展示タイム(古場と並ぶ6・54)も出色だった。ただ、道中で後続ににじり寄られたのは不安材料だ。「伸びはいいけど、ターン回りは周回ごとに垂れる」というコメントどおりのレースで、どうにも掴みどころが難しい。ペラが開くのか、底力が足りないのか……優出メンバーでいちばん判断しにくいパワーだと思う(明日に続く)。

ど、どうした、昭生!?

12R
①山﨑 毅(熊本)
②原田順一(福岡)
③古場輝義(富山)
④水野 要(兵庫)
⑤山﨑昭生(香川)
⑥原由樹夫(岡山

2009_0418_r12_1102  波乱、ではないが不思議な進入だった。スタート展示は前付けを狙う原に対して昭生が徹底抗戦。枠なりのオールスローになった。「これは、本番で誰かが回りなおすな。おそらく、昭生の単騎ガマシ」と私は予測したのだが、実際に回りなおしたのはイン屋の原だった。しかも、かなりあっさりと。想定外の12345/6。そして、原は慣れないダッシュ戦でドカ遅れした。
 は、原ミッキー、あなたは何をしようとしたんですかぁぁぁ。
 ってな感じ。関もそうだけど、原もお茶目だ。お茶目すぎて、付いていけないときがある。ダッシュ勢の脅威のないスリットから、毅がトップSで逃げきった。焦点は2着争い。5コースから微妙に軽快な行き足を見せた昭生(私のグリ◎)が、伸びなりにまくり差す。毅には遠いが、これで2番手を取りきった。1-5-全を買っていた私は、「ま、これで明日の軍資金も大丈夫」とひとりごちた。昭生のパワーなら抜かれることはない。そう思った。が、昭生がひどかったのか、古場が凄すぎたのか、バック直線だけで1艇身のアドバンテージが消え、逆に2艇身ほど突き放されてしまった……。昭生のペラが壊れたのか?と思ったほどパワーが違った。その後も古場は昭生を引き離し、逆に昭生はドカ遅れの原にも抜かれた。謎めいた逆噴射敗退だったが、一言でいうなら調整の大失敗なのだろう。そうじゃなきゃ、納得できないぞ、昭生!
2009_0418_r12_1141  結果は1-3。最後の最後まで呆れるほど1号艇が強く、トドメを差した山﨑毅が明日の1号艇を鷲づかみにした。関、金井、原が消えての1号艇は、かなりデカい。
★独断パワー診断
 山﨑毅の足は節イチはもちろん、超抜とも思っていない。上位級のひとつ。今節の活躍はパワーだけでなく、平均コンマ11(すべて15以内)という抜群のS力に拠るところが大きい。「瀬尾パターン」とでも呼ぼうか。特に伸びは平凡で、出足と行き足が上位級という感じ。明日は出足が重要な1号艇だけに、この勝利は大きな意味がある。またSをしっかり決めれば、テクも含めて逃げきる可能性は高いだろう。ただ、私は全幅の信頼は置いていない。パワー的には、他艇にも十分にチャンスがあると思っている。
 で、毅も含めた本命サイドを脅かす選手がいるとすれば、難なく2着を取りきった古場が最有力候補だ。昭生を子ども扱いしたバック直線は、異様な迫力を感じた。あのとき、昭生のエンジンに不調があったのでなければ、古場はウルトラ超抜と思っていい。K記者が「節イチ」に推し、私も鳥肌を立てた3日目の状態に戻ったと……。今年、強豪ひしめく近畿地区選の優勝戦でポールポジションを勝ち取った男が、本気モードに突入する。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――準優勝戦、笑顔がいっぱい!

2009_0418_0444  11Rを終えてピットで顔を合わせた金井秀夫と万谷章が、声を掛け合って大笑いし合う。
 そんな姿を見るだけで、失神しそうになってしまう。64歳と65歳、合計129歳の大爆笑。しかもこの二人は11Rをダッシュ戦で戦った二人なのだ。合計129歳のカマシ。11Rのレースとレース後は、まぎれもない競艇の宝物である。
2009_0418_0275  一方、10Rの終了後には、苦笑い合戦があった。想定通りの関忠志の前付け、しかし抵抗したのは同県の片山晃だった。もつれ合ううちに、なんと1号艇の新井敏司がインコースを諦めた。レース後の会見で「(優出が)なくなってもいいから、インを獲ろうと思っていた。でも、あんなに来るとは思わなかった。あれを突っ張ったら、待機行動違反をとられてしまうから、仕方なく引いた。冷静ではいられなかった」と新井は語っているが、どうやら片山にしても想定外のイン進入だったようだし、関にとっても想定外の同県勢の抵抗だったようだ。「あんなに行ったらダメだよね~~~」と片山は持前の人懐こい笑顔を見せたが、やはりそこには苦笑いが浮かぶ。関も、まあ仕方ない、といった感じで前を向いていたが、片山と顔を合わせれば苦笑いを交わし合うしかなかっただろう。
2009_0418_0412  会見が終わり、モーターを格納していた新井のもとに片山がやって来た。片山に気づいた新井の淡々とした表情は、コンマ15くらいのスピードで苦笑いに変わった。いや~、ごめん。いやいや、すいませんでした。苦笑はやがて、おわびの言葉となる。あの進入隊形なのだから、そういうものだろう。
 ようするに、だ。準優は優出を懸けた2着条件の勝負駆けという特別な戦いながら、終わってしまえば笑顔で振り返られる競艇選手たち、なのである。これが名人戦だからなのか、あるいはSGでも同じなのか、よくわからない。いや、わからないはずはないのだが、オヤビンの笑い顔や関の凛とした苦笑いを見ていたら、よくわからなくなってしまった。 それほどまでに、笑顔ばかりが心に届いてきた準優勝戦。しかも敗れた者たちが、仲間との時を楽しむかのように、爆笑であれ苦笑であれ、しがらみなく笑える姿は、本当に素敵だった。そこにはやはり、人生と競艇の機微を知り尽くした先人だからこその、姿があるように思えたのである。

2009_0418_0138  勝者にも、もちろん笑顔は似合う。12Rを勝った山﨑毅は、童顔……などというのは失礼だが、地顔がすでに優しげな微笑に見える。勝てば当然、その笑顔はぐっと深くなり、これが優勝戦1号艇を決める勝利であるのだから、もっともっと深い笑顔が浮かび上がる。その笑顔が照れ笑いに変わったのは、勝者を取り囲むテレビカメラの放列を前にしたとき。カポック脱ぎ場に歩いていく山﨑の正面からカメラが追っていたのだが、ディレクターさんから「ガッツポーズお願いします!」と声がかかったときに照れ笑いはピークとなった。ええっ、ガッツポーズ!? ええーーっ、できないよぉ~~~といった感じで、もうデレデレ。ついに右手が上がることはなく、照れ笑いも消えなかったのだから、山﨑は自分を取り囲んだ状況に対処の仕方を見つけられずにいたようだった。名人世代の照れ笑いも、最高だ。
_mg_0426  瀬尾達也は、歓喜の、というよりは、安堵の、といったほうが正確そうな笑顔を見せていた。当然、この名人戦の大本命であったことは、地元のエースとして意識していただろう。「普段はやらない整備をしたり、試運転をしたり。体が勝手に動いている感じですね」と会見で語っていた瀬尾は、つまり目に見えないプレッシャーも感じていたはずだし、無意識の中に強い気合を生息させていたに違いないのだ。優出は、とにかくノルマだった。ノルマはクリアした。クールなたたずまいを崩さない瀬尾に、笑顔が浮かぶのは自然なことだろう。
2009_0418_0367  古場輝義も、もちろん笑顔だった。古場の場合、パワーも相当のものと見えたので、優勝戦への手応えも充分の笑顔、だったかもしれない。一方で、佐藤勝生はポーカーフェイスだった。表情やふるまいに派手さがないので、つい見過ごしがちになってしまうが、今節を思い出せば佐藤が粛々と作業をしている姿をよく見かけたような気がする。今朝だって、かなり早い段階で着水していたことは前半の記事にも記しているが、実はその後いったんボートを引き上げて、そのまま整備室に直行したりもしているのだ。メモにはその旨がたしかに書いてあるのだが、なんとなく見過ごしてしまう。佐藤の淡々とした表情を見ながら、自分の不明を恥じたし、またその奥に優出の歓喜があるのかもしれないと思うと佐藤勝生という人の深さを感じた。

_u4w4547  とにもかくにも、笑顔笑顔の準優勝戦。12R終了後、もう一丁、笑顔が見たいと思って、大西英一のもとに向かった。11R後の会見でも快活に受け答えをしていたが、12R前に関係者と話していて、ひとつの事実に気づいたのだ。
 大西は、元は「徳島」だったのである。岡孝は残念だったし、予選も通過できなかった新開文夫も無念だろうが、51年ぶりビッグ開催の鳴門名人戦の優勝戦には、瀬尾達也ともう一人、“徳島”がいるのだ。というわけで、思い入れがあるのではないかと話しかけたのだが……。
「“元”はまったく関係ない!」
 ピシャリ、だった。元徳島の大西が気合満点の笑顔を見せた……なんていう、こちらの甘い予定稿はあっさり打ち砕かれたのだ。勝負師にとって、そうした装飾めいたことは、どうでもいいことなのである。
 あちゃあ、余計な質問だったか……とうなだれていると、大西は続けた。
「今が大事なんだから。ね! フフフフ」
“元”がどうこうなんてことはまったく関係ないけれども、気合満点の笑顔はたしかに見られたのだった。(PHOTO/中尾茂幸 池上一摩=瀬尾、大西 TEXT/黒須田)


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速報 名人戦の優勝戦メンバー確定!

 鳴門・競艇名人戦の優勝戦メンバーが確定しました! 1号艇をゲットしたのは火の国からやってきた山崎毅。2号艇は超抜仕立ての新井敏司で、地元の瀬尾は不気味な3号艇から優勝を狙います。

競艇名人戦12R 優勝戦(19日)
①山﨑 毅(熊本)
②新井敏司(栃木)
③瀬尾達也(徳島)
④古場輝義(富山)
⑤大西英一(東京)
⑥佐藤勝生(広島)


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H記者の「頑張れジジレーサー!」予想

 ん~~~~~8Rまで1号艇=インが7勝2着1回……さすがパワー差のない5日目前半。穴党の出番はまったくなく惨敗続きのHです。どこかで穴が飛び出すとは思うのですが……。
 さあ、オヤジ&ジジレーサーたちの熱き戦いも、いよいよセミファイナルへ! クセ者が揃って進入から難解でごじゃるな。本命、中穴、大穴を問わず、柔軟に対応していきます。

10R
①新井敏司(栃木)A+
②片山 晃(岡山)A
③関 忠志(岡山)B+
④佐藤勝生(広島)B
⑤木下頼房(三重)A
⑥岡  孝(徳島)B+ 気合S

進入1326/45?

 岡山コンビの談合があってもなくても、「水上のぬらりひょん」関チューはインを奪いに行きます。それに新井が抵抗して、イン水域はそこそこ深めになるはず。そして、2コースから関は握る。きっと。となると、絶好のポジションは関マークの片山。関がまくるか、超抜の新井が受け止めきるか、片山が漁夫の利をさらうのか。もつれながらも、1着はこの3騎の中から生まれるとみます。
 そして、2着で狙いたいのが地元の岡なんです。今節の岡は道中で果敢に貪欲に若々しく全速でぶん回し続けています。パワーより気合で攻め続けている。これが怖い。たとえ3、4番手と後手を踏んでも握って握って握りまくれば、どこかで逆転優出のチャンスが生まれるはず。スタ展で6コースだったとしても、迷わず狙い撃ちます。

3連単★123-6-全

11R ※私情予想
①瀬尾達也(徳島)B+
②山口博司(長崎)B+
③新良一規(山口)B+
④大西英一(東京)B
⑤金井秀夫(群馬)B+
⑥万谷 章(岡山)B+

進入152/346か156/234

 パワー差がほとんどなく、生粋のまくり屋も見当たらない。地元の瀬尾に断然有利な番組になりましたね。人気でも喧嘩はできません。ヒモが難解ですが、ここは私情をたっぷり込めて万谷&金井の129歳コンビに絞ります。とにかく、頑張ってほしい。根拠らしいものはほとんどないので、読者の皆さんはこの予想を聞き流してくださいね。156のボックスもちょっぴり買っときます。

3連単1-56-全、156box

12R
①山崎 毅(熊本)A
②原田順一(福岡)A
③古場輝義(富山)A
④水野 要(兵庫)B+
⑤山﨑昭生(香川)A
⑥原由樹夫(岡山)B+

進入162/345

 節イチ候補が揃って、準優の中でもっともパワフルなカードですね。間違いなく原ユッキーが動いて内水域は126か162。4カド想定の古場に3日目の行き足があれば、一気のまくりもありえます。また、昭生に初日の足があれば、アウトからでも十分勝ち負けになる。これも半分がた心情予想になりますが、私は追いかけ続けてきた昭生に賭けてみます。初日の足に戻ったと信じます。昭生=毅のヤマザキウラオモに、不気味なパワーある順ちゃんへの5-2をバラ券で。

3連単★5=1-全、穴5-2-全

 私の予想通りの結果なら、明日の優勝戦は……10Rが◎トリプルヘッド作戦なので、よくわかりましぇん! 関チューが勝っての①瀬尾②関③昭生④毅(か順ちゃん)⑤万谷⑥岡なんてのがいいなぁ。


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“本紙予想”5日目 準優勝戦

イン強っ! なのになぜヌケる! そこそこ当たってはいるものの、これだけインが強かったらパーフェクトの勢いじゃないとねえ……というわけで、準優勝戦。“本紙”は結局白いカポックで攻めます。

_u4w4956 10R 準優勝戦 進入1362/45
進入から注目の一戦。新井がイン主張と見て、厳しい進入乗り切って逃げる。片山にも展開向きそう。
◎新井 ○片山 ▲関 △木下頼
3連単1-235-全

_u4w4491 11R 準優勝戦 進入1253/46
金井が動くと見るが、スローはそれほど深くならないか。S勘たしかに瀬尾が逃げ切る。
◎瀬尾 ○山口 ▲新良 △大西
3連単1-234-全

_u4w4642 12R 準優勝戦 進入1236/45
山﨑毅が予選1位の貫録見せて逃走。原田も仕上がり良く、追走。
◎山﨑毅 ○原田 ▲古場 △山﨑昭
3連単1-235-全


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THEピット――優しい朝

_mg_0422_2  準優勝戦の朝、だからといって、とりたてて騒がしいわけではない。むしろ、予選道中よりも閑静な感じすらある。匠たちにしてみれば、準優だからといって、今さら慌てふためくことはない。肩に力が入ることもない。むしろ、18名もの人間が遅い時間帯のレースのみになるのだから、早いうちはマイペースでの調整になるのが自然なことだろう。しかもそのマイペースは、経験に裏打ちされた本物のマイペースだ。
_u4w4938  試運転係留所が取材可能区域からは見えにくい場所にある鳴門のピット。そーっと覗き見てみると、準優組では佐藤勝生、万谷章、古場輝義の3艇が確認できたのみだった。そういえば、万谷の着水の瞬間は目撃している。たまたまH記者もピットにやって来ていて、「あぁ~、オヤビぃ~ン」と悩ましい声をあげていたのだ。その3艇以外は、少なくとも3R発売中まではすべて装着場で確認できた。_mg_0419 4R後に、原由樹夫が着水し、それが合図であるかのように準優組の多くが自艇で着水の準備に入る。その頃から、ようやく動きが活発化してきたようだった。
_u4w4627_2   選手たちの表情も、穏やかなものだ。10R1号艇の新井敏司は淡々としたもの。すでに名人位に就いた経験もあり、山ほどの修羅場をくぐってきたアラビンにとって、今日が特別な日であるわけがない。12R1号艇の山﨑毅も、実に涼しげな顔でエンジン吊りに出てきていた。その後は控室へと戻っていく姿が見られており、まだまだ余裕の時間を過ごしているようだ。もしかしたら気合横溢か、と想像していた11R1号艇の瀬尾達也も、特に強烈な気迫は感じられない。いつものようにクールに、微笑をこぼしているようにも見える優しげな表情で、装着場を移動しているのを見かけている。
 穏やかに時が流れる、春の鳴門。好天もあいまって、なんだかほけほけっとしてしまうのであった。

 3Rを観戦しようとモニターの前に陣取っていたら、岡孝が「うわ~っ、藤井さん、行ってるなあ~」とスリット写真を見て声をあげた。1Rで藤井定美がコンマ01のどっきりスタートを行っていたのだ。同意を求められたのかと思い、「速かったですよね~」と返すと、岡が興味深い話をしてくれた。
_u4w4817 「こういう日の鳴門はスタートが難しいんよ。こんなもんだろうと思っていくと遅れるし、1艇身くらいかと思っていくと速い。タイミングが取りにくくて、俺でもわからんもんね」
 こういう日、とは、風がやみ、ベタ水面になっている日ということだ。岡孝は、スタートが速い選手である。しかもここは地元である。その岡ですら、スタートがわからなくなるという、今日のような日。
「岡さんがわからないのなら、誰もわからないじゃないですか」
「そうだね」
 岡がおかしそうに笑った。もし、水面状況がこのままであるなら。スタートが準優勝戦のゆくえをおおいに左右することになるだろう。
 レースも岡とともに観戦することになったのだが、2周2マークで高橋二朗がキャビった。感心したのは、キャビるコンマ何秒か前、つまり僕がキャビったと確認するかなり前に、岡は「危ない!」と叫んだことだ。やはり、レーサーの感覚に僕らは逆立ちしたってかなわない。
「若手だとさ、ああいう場面でつかまったままだから、完全に失速したりするんだわ。でもベテランの判断力はさすがだよね。これが名人戦ならでは、なんだわ」
 たしかに高橋は、キャビったもののレースに影響を与えないように艇を操り、危険を回避している。なるほどなあ……と感心していたら、岡はすたすたとエンジン吊りに向かったのだった。お礼も言えなかったなあ。よし、舟券を買って応援することにしよう。

_u4w4503  先述したとおり、4R頃に原ユーが着水したあたりから、空気が動き始めたピット。これから本番に向けての調整が本格的になるだろう。と、そのとき、原田順一と目が合った。お互いの距離、20mほどだろうか。狭いピットのなかでは、かなり遠目である。ぺこり。あららぁ、原田順ちゃんに先に会釈されちゃったよぉぉぉ。あわててぺこりと頭を下げると、口元が優しく緩んだ。にこにこと。原田順一、気分上々、である。(PHOTO/池上一摩 TEXT/黒須田)


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H記者の『穴・極選』5日目

 昨日、全レース中でいちばん堅いと決め込んでいた9Rの①昭生-⑤新井を2連単1点、3連単2点で仕留め、チョ~~久々に払戻窓口に立ったHです。むふ、『H記者の本命・極選』としてアップしとけばよかったかなぁ(←ヘコ配当で有頂天)。憲吾どの、うりちゃん、hiyoちゃん、れいこ様、勝手に当てちゃってすんません、むふぅ。
 今日の鳴門は緩い向かい風。待ちわびたマクリ水面です。敗者戦で怖いのは上島先生(1、7R)、山田省二(2、6R)、若女井正(5、9R)の3人。この勇猛なマクリ屋とその外選手は要注意ですぞ。で、極選に指名するのは、山田が2号艇(!)の2R。全国推定8人の極選ファンが寝ている間に、こっそり無理筋予想をアップしときます。

 2R
 ①森脇 徹
 ②山田省二
★③中尾英彦
★④飯田 清
◎⑤沖口幸栄
 ⑥井川正人

 パワーがなくても握って攻めるのが山田ショージという男。もちろん2コースでも基本はマクリで、S勘に不安のある森脇を攻め立てるはず。ただ、正味のパワーがあまりに弱すぎ、2コースからでは森脇との共倒れになる可能性も高いっすね。こうなると、外の艇が続々と美味しい差し場に殺到します。
 いちばんの狙い目はウルトラやんちゃな沖口です。3日目に妨害失格で賞典除外になったにも関わらず、昨日の4Rで地元の瀬尾のマクリに飛びつくわ道中で突進するわで、最後の最後までV候補をいじめ抜いていた。あのファイティングスピリットは、もちろん敗者戦でも衰えるはずがありません。びわこの闘魂オヤジの大駆けに期待します。相手は山田マークの中尾と気配がアップしている飯田。

3連単★5-34-全

 穴ムードぷんぷん?の準優予想は8R頃にアップしま~す。


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本日の“本紙予想”名人戦5日目

 おはようございます。Kです。昨日はそこそこ的中はあったものの、安いのばっか。まあ、“本紙予想”ですから、それでよし、流れは向いてきたものと思いたいところです。本日ももちろんイン主体ですが、差し優勢になっている鳴門だけに、差し抜けを警戒したいところですね。風向きは向かい風になっていますが……。

2009_0417_0304 1R 進入123/456
このメンバーなら上島のカド戦が有望。マークの玉生が本線。
◎上島 ○玉生 ▲池上 △新開
3連単4-562-全

2R 進入123/456
2コースでも山田は握り屋で、差す中尾に注目。森脇のイン残しも注意。
◎中尾 ○森脇 ▲飯田 △井川
3連単3-146-全

3R 進入1236/45
ここなら川名の逃げ切り濃厚。アシ上向きの石川が本線。
◎川名 ○石川 ▲久間 △富山
3連単1-362-全

2009_0417_0615 4R 進入123/456
一般戦ならパワー上々の吉田が逃げる。木下が差して追走。
◎吉田 ○木下繁 ▲廣光 △村上
3連単1-346-全

5R 進入1452/36
進入もつれれば、林が引いて自在に抜け出す。カド若女井の攻めも脅威。
◎林 ○若女井 ▲原義 △國浦
3連単2-315-全

6R 進入123/456
松野が渾身逃走で予選落ちのウップン晴らし。田中が差して続く。
◎松野 ○田中 ▲尾崎
3連単1-24-全

7R 進入1234/56
池上はスロー向きのアシではなく、小林の差しが有力。
◎小林 ○池上 ▲上島 △石川
3連単2-134-全

8R 進入123/456
久間が豪快な逃げ見せる。木下がカドから自在に追う。
◎久間 ○木下繁 ▲中尾
3連単1-42-全

2009_0417_06389R 進入1236/45
中堅パワーはある村上が逃げ切る。若女井がカドから強襲して続く。
◎村上 ○若女井 ▲國浦 △松野
3連単1-426-全

準優勝戦は後ほどアップします!


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5日目! さあ準優勝戦

おはようございます。競艇名人戦は5日目、快晴で準優勝戦を迎えました。熱戦必至の準優、ベテランいぶし銀の勝負師らしい走りを堪能しましょう。

2009_0417_0031 予選19位、次点は木下繁美でした。2勝をあげているのですが、大敗があったのも痛かったか。しかし、予選最後で白星をあげて、相手待ちとはいえ、望みをつないだのだからえらかった。今日明日の一般戦は、むしろ狙い目かもしれませんよ。(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“THE名人戦” 4日目

●本日の“THE名人戦”進入
10R1246/35

2009_0415_0399  このレースの進入の“主役”は関チュー(4号艇)じゃない。6号艇の國浦英徳でしたね。ここで勝っても5・50と予選突破は絶望的な位置にいながら、スタ展から関を食べちゃうほどの勢いで攻め込みました。5号艇には同じ関東でメイチ勝負駆け(3着条件)の吉田稔もいたけど、そんなこたぁ関係ない。もちろん本番でも関に喧嘩を売りつつ4コース奪取。
「はあぁ、同い年とはいえ、大先輩の関チューに食ってかかるとは。もう絶望的な点数なのに……國浦、大したもんだなぁ」
 などと思ったものですが、実は國浦にとってこの4コースは屈辱的なコースなのですよ。直近6カ月の國浦の進入コースは、内から[61・21・6・1・0・0]!。この半年で2回目の4コースに甘んじてしまった。ちなみに関チューの同データは[54・50・13・1・1・0]だから、イン奪取率は関をはるかに上回っています。今節、「イン屋」というと関チューや原ユッキーの顔を思い浮かべてしまいますが、実は國浦こそが今シリーズ随一のイン屋なのですな。ですから、明日以降も敗者戦だろうが何だろうが、國浦はひたすらインを目指します。いや、敗者戦だからこそ大好物のインを奪いやすくなる。明日の5R(5号艇)あたりは、「イン屋」國浦の真骨頂が見られることでしょう。(←イン戦の2連対率は30%ちょいですけどねw)

●本日の“THE名人戦”まくり
6R 関忠志

2009_0417_0586  関チューの真骨頂はこちら、前半6Rです。1Rの「久間くり」も凄かったけど、6Rの関も素晴らしかった。3号艇からインを奪いきれず2コースに入った関。何度か書いてきたことですが、「2コースの関忠志はマクリに行くと思え!」の鉄則通り、豪快にインの飯田清を攻め潰しに行きました。飯田とやり合っている間に超ドカ遅れの大西英一が突き抜けてしまいましたが、このレースを演出したのは間違いなく関でしたね。
 これって、単純に「関はホントにやんちゃで獰猛だな~」ってことじゃないんです。
①インを奪ったらスタートを決め、マクリに来た相手には抵抗する。
②2コースを奪ったら、壁になんかならずに不利な態勢でも握って攻める。
 これが関忠志流の「イン屋道」だと私は考えています。自分がイン水域を奪ったということは、誰かが外のコースに追いやられたということ。ならば、その選手たちへの感謝の思いも込めて、外の選手にそれなりの展開が生まれるように仕掛ける。その上で、自分の勝利も目指す。そんな心意気を、男気を、私は関のレースっぷりからいつも感じ取ってします。今日の6Rもスリット同体から迷うことなく、マクリに行った。結果、2コースを譲った大西がイン替わりのような立場になって、奇跡的なドカ遅れ差しを決めた。関の前付けは、レースを有機生命体のように躍動させるのです。関チューよ、今日もご機嫌なレースを、ありがとさん!

●本日の“THE名人戦”男

12R 万谷章

2009_0417_0185 「4着勝負駆けの万谷は、5番手まで下がってしまった!」
 実況アナが、先頭の瀬尾からはるか彼方の4、5着争いに目を向け、何度も万谷親ビンの名を口にしておりました。これが1号艇でバリバリ人気の選手だったら珍しいことではないのですが、「人気薄の6号艇選手が後方を走り、舟券に絡まないとわかっていながら、その名を連呼する」というのは実に珍しい。万谷章、65歳の名人復帰への戦いを、実況アナ(もちろんその実況を聞くファンも)は熱い思いで見ていたのですな。
 そして、2点足らずで落選が濃厚になった3周1マーク。“事件”は起こりましたね。65歳のジジレーサーが、2艇身先を行く田中伸二に捨て身の突進!! これがものの見事に決まり、大逆転の4点奪取で予選を突破したのでした。陸の上では温厚すぎるほど温厚なおじいちゃんが、いざ水上を走ればこのウルトラファイト。なぜ万谷親ビンが65歳の今もこんなに元気なのか……現在99Vで画竜点睛の100Vを目指しているから。大きな怪我もなく走ってこれたから。競艇が大好きだから。などなど、様々な要素が考えられますが、今日のレースを見て「飽くなき闘争心」という要素も付け加えることにします。万谷の心の灯、消えることなし。あの逆転ダンプができるなら、悲願の100V=3年ぶりの名人復位=自身が持つGI優勝の最年長記録更新(ギネス級っすね)も夢ではないはずです。頑張れ、親ビンッ!!(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――これぞ勝負駆け

2009_0417_0010  万谷オヤビンが顔色を失していた。ヘルメットの奥からも荒い息遣いが伝わってくる。目に力はなく、疲労困憊という雰囲気。ヘルメットを脱ぐと……そのとおりの疲れ果てた顔があらわれた。ふう……吐き出す息が大きく長い。
 12R、万谷章は4着で6・00。桑原淳一が欠場となっていたから、シンガリ負けさえ喫しなければ、予選突破となる。1マークを回って3番手。この位置をキープすれば、勝負駆け成功だ。ところが、そこからオヤビンは番手を下げていってしまう。2周2マークを回った時には5番手。つかみかけていた準優のイスが、手から離れていきかけた。3周1マーク。オヤビンは勝負をかける。前を走っていた田中伸二の内に、猛然と突進を仕掛けたのだ。これで逆転、辛うじて4着浮上。……疲れるレースだったのである。
 なんだかオヤビンのことばかり書いているようだが、ピットでは目についてしまうのだから仕方がない。そしてこのレースの後は、あれほど笑顔を見せていたオヤビンが、激闘を戦い抜いた戦士の顔になっていたのだ。穏やかにのほほんと過ごしているようで、やはり水面では勝負師の血が騒ぐ。その証である疲れ切った表情は、とてもカッコいいものに見えた。
2009_0417_0735  激しいレースであったが、終わった後には遺恨など残らない。カポック脱ぎ場に真っ先に戻っていた田中に、万谷がゆっくりと歩み寄って、右手を上げる。それに気づいた田中の顔は、「先輩、やりますね~」とばかりに緩んだ。第7代名人と第9代名人の、柔らかなエールの交換。田中は勝負駆けに失敗し、連覇の夢は断たれたが、オヤビンとの名人決戦に爽やかな思いを抱いたのかもしれない。

 激烈な勝負駆け合戦となったのは、11Rだ。①古場輝義と⑤山口博司は完走当確、②片山晃と⑥若女井正が5着条件。④小林昌敏が2着条件で、③尾崎鉄也は1着条件だった。
2009_0416_0029  1マーク、尾崎がツケマイを決めてバック先頭。勝負駆け成功!と思えた。差した小林は最内を伸びて、2マークの捌き次第で2着の目がある。こちらも予選突破を視界に入れていた。厳しい条件だった2人が見事にクリアか? そう思った瞬間、グイグイと伸びたのが片山。尾崎は並びかけられるのを阻止せんと絞り込み、片山の艇があおりを食って浮き上がる。それを見た小林は「カタ(片山)がひっくり返っちゃうから、やめた」とレース後に語ったように、舳先をこじ入れるのを諦める。危険回避のファインプレーだ。片山はその後もグイグイと伸びて尾崎に並びかけ、2マークは先マイ。小林もなんとかこれに続いて2番手を獲りに行き、尾崎のターンはやや遅れた。2009_0417_0286 ここで、小林は痛恨のキャビテーション。先頭:片山、2番手:古場と、バックでの様相はすっかり変化し、尾崎も小林もノルマに届かないことが決定的となっている。
 レース後の尾崎は、悔しさを噛み締めるかのように、表情をカタくしていた。小林も同じだ。一縷の望みもなく惨敗していたのなら、まだ諦めもつく。渾身の思いを届かせかけながら、するりと幸運に逃げられたショックは大きい。これを笑ってやり過ごすことができるようなら、二人とも最初からこの場にはいられなかったに違いない。
 尾崎の表情がやっと和らいだのは、カポック脱ぎ場で1着の片山と顔を合わせたときだ。片山が人懐こそうな笑顔で、尾崎に「ごめん」と右手を上げる。そういえば、この二人……同期だ! 尾崎の勝負駆けを失敗に終わらせる決め手を放ったのは、同期生だったのだ。これぞ競艇の厳しさ、であろう。そして、レース後は笑い合って振り返られる潔さと戦友意識が、競艇選手の麗しさである。
2009_0417_0194  その片山は、勝利者インタビューに向かう途上で、長嶺豊さんに「よっ、B級!」と声をかけられて、「あはは、B級!」と返していた。片山は今、A2級の勝負駆けの真っ最中なのだ。この名人戦での好成績は、1点増しのGⅠだけに、大きい。片山は一気に勝率を伸ばしており、A2級ボーダーと思われるラインにあとコンマ05~15くらいで届きそうなのである。準優、優勝と1着を獲れば、さらにA2キープは近づく! 今日のアシがあれば、それも決して夢ではなかろう。
2009_0417_0495  この11Rでは、もうひとつの勝負駆けがあった。片山と同じ条件で臨んでいた若女井正である。かたや片山は1着、そして若女井は……まさかの6着である。尾崎や小林以上に、レース後に落胆していたのは、やはり若女井だった。エンジン吊りに参加していた多数の関東勢も、声もなく黙々と作業を続けるのみ。大西英一など、若女井と同等のヘコんだ表情を見せていたほどだった。カポック脱ぎ場での感想戦でも、若女井の表情は歪むばかり。その後、すぐにペラ調整場に向かって、ゲージを当てつつペラを点検していたが、その背中からはため息がこぼれているように見えたのだった。

2009_0417_0385  勝負駆けに敗れてしまった選手を中心に書いてきたが、もちろん最高の笑顔を見せてくれた勝者もいる。10R5着以上と、決して厳しい条件ではなかったものの、関忠志、國浦英徳などがいて、進入がもつれる危険性のあった原田順一だ。1マークは巧みに差して、見事な1着。これで準優は2号艇をゲットしている。
 朝はシブい表情を見せていた原田だったが、顔を合わせると今度はニッコリ。目が細くくにゃりと笑った。JLCでの展望インタビューでは、長嶺さんとの穏やかな掛け合いを見せており、最後の決めゼリフには周りで見ていた人間やスタッフさんをも爆笑させていた(JLC加入の方はぜひご覧ください)。これが原田順一の真骨頂! 明日もまたキラキラの笑顔を見せてください!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報 名人戦準優メンバー確定!

 鳴門・競艇名人戦の準優18ピットが確定しました。予選トップは熊本の山崎毅、2位は第4回名人の新井敏司、3位に地元の瀬尾達也が滑り込み、この3者が1号艇を分け合います。65歳の万谷章と64歳の金井秀夫も予選を突破し、11Rで激突します!!

準優勝戦(18日)

10R
①新井敏司(栃木)
②片山 晃(岡山)
③関 忠志(岡山)
④佐藤勝生(広島)
⑤木下頼房(三重)
⑥岡  孝(徳島)

11R
①瀬尾達也(徳島)
②山口博司(長崎)
③新良一規(山口)
④大西英一(東京)
⑤金井秀夫(群馬)
⑥万谷 章(岡山)

12R
①山崎 毅(熊本)
②原田順一(福岡)
③古場輝義(富山)
④水野 要(兵庫)
⑤山﨑昭生(香川)
⑥原由樹夫(岡山)


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“本紙予想”4日目後半

 Kです。ひっそりと……後半の“本紙予想”

7R 進入146/235
原がコース取って渾身の勝負駆け。アシ超抜の古場も脅威。
◎原由 ○古場 ▲木下繁
3連単4-61-全

8R 進入123/456
日ごとにパワーアップの金井が逃げる。山﨑が外から追撃。
◎金井 ○山﨑毅 ▲佐藤
3連単1-52-全

9R 進入123/456
勝負駆けの山﨑が渾身の逃げ見せる。巧みに捌いて新井が本線。
◎山﨑昭 ○新井 ▲井川 △中尾
3連単1-536-全

10R 進入4162/35
スローの進入が微妙。もつれれば、原田がきっちりと捌き切る。追うのは原か。
◎原田 ○原義 ▲関 △水野
3連単2-341-全

11R 進入123/456
古場が逃げて独走。侮れないのは小林。
◎古場 ○小林 ▲山口 △片山
3連単1-452-全

12R 進入124/56 ※3号艇・桑原選手は欠場となりましたのでご注意ください。
瀬尾が完璧に逃げて地元GⅠの予選を締める。新良の差し追走を本線に。
◎瀬尾 ○新良 △万谷
3連単1-26-全


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THEピット――皆勤賞たちの表情

2009_0416_0467  朝のピットに入って、まず目に飛び込んできたのは、万谷オヤビンがJLCのインタビューを受けているところ。そして、それをにこにこと原由樹夫が眺めているところ。はいオッケーでーす、とカットがかかると、すかさず原ユーがオヤビンをからかうのは、お約束であります。もっと景気のいいことしゃべらなきゃぁ、と身振り手振りでオヤビンに突っ込む原ユー。なはははは、と穏やかに笑うオヤビン。朝イチでいいもん見た! と、非常にゴキゲンな4日目のピットなのであります。

2009_0416_0890  そんな和やかな光景に目を細めつつ、ふと整備室内を見ると、腕を組み、険しい表情で立っている岡孝が目に入った。目の前の整備テーブル上には、モーター本体が置かれている。視線はシリンダーケースあたりに向けられていて、眉間にはシワが寄っている。同じ体勢のまま、じっと考え込んでいる姿には鬼気迫るものが感じられた。その横では若女井正も本体整備をしていたが、きびきびと動く若女井と彫像のように動かない岡は、実に対照的であった。
2009_0416_0494  固まった空気を動かしたのは、同期の中尾英彦だった。その直前まで装着場にいた中尾は、僕と同じように固まったままの岡を発見したのか、ゆっくりと歩み寄っていった。同期生がそばに来たことに気づいた岡は、視線を中尾に向けて、ふっと表情を緩める。それから、やはり本体を目の前にして、会話が始まった。整備の方向性に悩んでいた岡が、中尾に意見を求めるという構図。中尾はふんふんとうなずきながら、時おり二言三言、言葉を返して、岡の言葉に耳を傾けていた。いつもいつも思うことだが、同期の絆は深い。同じ釜のメシを食ったのは30年も前のことだが、絆が切れることはない。

2009_0416_0243  やがて1Rが始まったので、装着場内のモニター前へ。新開文夫の前付けにふむふむとうなずいていると、左脇に誰かがやって来て、「おはようございます」と渋く声をかけてきた。見ると、原田順一! うがっ、名人戦皆勤賞のベテランに先に挨拶をいただくなんて恐縮です……。その原田の表情は、これまたシブい。昨年までの原田といえば、とにかく優しそうに笑っているシーンが多く見られたものだが、今朝の原田に笑顔はない。眉間にシワを寄せている、というと言い過ぎだが、目つきには鋭いものがあった。
2009_0416_0853  同じ名人戦皆勤賞の新井敏司は、原田とは対照的に穏やかな表情だった。見かけるのはエンジン吊りの時くらいだったが、リラックスした顔つきで、淡々と作業に加わっている。終わって解散となれば、妙にゆっくりした足取りで、あたりをきょろきょろと眺めながら、控室へと向かっていった。もうすっかり肩の力が抜けているのである。
2009_0416_0009  名人戦皆勤賞はもう一人、古谷猛だ。ピンピン条件という勝負駆け、まずは2Rに臨んだが……5着。ピットに戻って来た古谷の顔は、やはり歪んでいた。映し出されるリプレイを、黒いカポックを着たまま眺めている間も、悔しげな表情は消えない。隣では沼田嘉弘も見ていたが、声をかけようとする様子もなかった。やがて、同じレースを走った池上哲二がやって来て、カポックの上から古谷の肩を抱いた。ぽんぽんと2度ほど叩いて、笑顔を見せた池上は、古谷の悔しさを振り払ってあげようとするかのように、レースの感想戦を仕掛けていったのだった。笑顔が戻ったわけではなかったけれども、古谷は池上の言葉にうんうんとうなずいていた。
 さあ、勝負駆けもここからが佳境。達人たちの表情が、どう変わっていくだろうか。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“本紙予想”名人戦4日目

 おはようございます。Kです。昨日もひどかったなー。←単なるコピペも悔しいので、挨拶だけ変えました。H記者がフライング気味に極選のお休みをアップしていますが、いっそ本紙予想も休んだろか、と思ったりもします。しかし、今日こそは流れが変わると信じて、ひっそりと行きます。もちろんイン主体。

2009_0415_0008 1R 進入1236/45
このメンバーなら玉生が逃げ切れる。アシ悪くない木下の強攻に注意。
◎玉生 ○木下 ▲濱田 △久間
3連単1-523-全

2R 進入1256/34
外枠の動きがカギだが、沼田がぎりぎり逃げ込めるか。石川が自在に捌いて追走。
◎沼田 ○石川 ▲古谷 △廣光
3連単1-625-全

3R 進入1236/45
勝負駆け岡のS攻勢怖いが、こちらも勝負駆けの原が逃げる。西山が快調なアシ。
◎原由 ○西山 ▲岡 △林
3連単1-263-全

4R 進入1246/35
瀬尾が動かなければ枠なりの可能性も。ここは動くと見て、S一気を狙う。井川を相手本線に。。
◎瀬尾 ○井川 ▲尾崎 △沖口
3連単6-521-全

2009_0416_0209 5R 進入123/456
新井が巧腕発揮して差しを突き刺す。國浦のイン残しを本線に。
◎新井 ○國浦 ▲村上 △富山
3連単2-136-全

6R 進入312/456
関がインを奪い取って逃走。大西の差し追走が本線。
◎関 ○大西 ▲新良 △富田
3連単3-254-全

後半はのちほどアップします。


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4日目! 匠たちの勝負駆け

おはようございます。競艇名人戦、4日目でございます。早くも勝負駆け、ですね。鳴門の空模様は曇天、雨も降りそうな感じですが、予選最終日の様相も荒れ模様となるのでしょうか……。

2009_0416_0224 昨年の名人が、1着勝負の厳しい勝負駆けとなってしまいました。登場する12Rは、地元のエース・瀬尾達也が1号艇にドンと構える過酷なカード。連覇を阻む、巨大な壁となりそうです。この難敵を打ち破り、2年連続のVへ望みをつなぐことができるか。おおいに注目しましょう。(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『穴・極選』4日目

 8Rのスリットで脳汁がちょい漏れしたHです。ちょい漏れ……「山﨑昭生の外選手は妻子を質に入れても買え!」がボー誌での私の口癖なのですが、私の進入予想に「昭生の外選手」はいなかったっす。憲吾どの、うりちゃん、hiyoちゃん、ごめんちゃい><
 今日の極選は、いまのところお休みする予定です。昨日の昭生は「今節いちばんの狙い目!」とメイチ気合を入れてしまって、今はちょっと廃人同様っす(←今日は1号艇だし)。それに、全レースを見回してもキラリンと輝く穴選手が目に飛び込まないのであります。勝負駆けデーですから万太郎も飛び出すのでしょうが、極選にするだけの根拠が見当たらない。個人的な好みで4Rの上島先生を買う程度にするつもりです。
 ただ、前半戦を見てキラリン選手が閃いたときは、改めてひっそりとここに書かせていただきます。あくまで、ひっそりと……。


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THEピット――笑顔

2009_0416_0454  万谷オヤビン、愛されてるなあ……。
 ピットの光景を眺めていると、痛感する。万谷章の周りには人の輪ができる。直の後輩である岡山勢はもちろん、他の選手も万谷によく声をかけているのだ。それも、ほぼ談笑。選手仲間と会話を交わしているオヤビンは、9割方ニカニカと笑っている。
 もちろん、オヤビンから後輩に話しかけることもある。12R前、原由樹夫が翌日の艇旗艇番を準備していて、まずはやはり万谷のボートに緑の旗と6番を取り付けようとしていた。そこにトコトコとオヤビンが近づいて、原ユーが用意した艇番を自分でセットし始めた。会話の詳細は、少し離れていたところにいたので、ほとんど聞こえなかった。だが、一言だけ耳に届いてきた。
「いやじゃあ」
2009_0416_0456  原ユーが、先輩、そんなこと言ったってさあ、てな感じでニコニコと笑う。どうやら、「6号艇はいやじゃあ」ということらしい。オヤビン、いやじゃあって言ったって、6号艇は回ってくるものです。……って、そんなこと誰よりもよく知っているのが、万谷大先輩ではありませんか。
 そんなキャラが、みんなに愛されるのだろう。万谷章は、笑顔の使者である。

 装着場内に張り出されているスリット写真。その前を通り過ぎる際に一瞥する選手が、ほぼ全員といっていいほど、笑顔になっていた。11Rのスリット写真が張り出された後のことだ。
2009_0416_0144  笑顔にさせていたのは、瀬尾達也だ。瀬尾のSTはコンマ07。デジタルスターターの本領が発揮されたのが、11Rだった。インの山口博司もコンマ08なのに、話題になるのは瀬尾ばかり。そこに、瀬尾らしさが映し出されていたのだから、皆、納得の笑顔なのだ。
 2コースだった吉田稔も脱帽という感じで笑う。
「瀬尾が前にいたから大丈夫だと思って握ってたら、そのうち瀬尾が下がってきたんだよ。こらまずい、と思って放ったんだけど……それで瀬尾はこのタイミングだもんね。さすがと言うしかないよなあ」
2009_0416_0214  自分のSTを確かめに来た井川正人(8R1着。STはコンマ24)は、まず自分のスリット写真を見たあと、おもむろに11Rのスリットを確認した。
「いや~、さすが! お見事!」
 F後だから井川のスタートは仕方ない部分もあるはずだが、それでも自分と瀬尾の差に苦笑ではない笑顔を見せる。
 最後にやって来たのは、瀬尾のひとつ外、4コースからスタートした大西英一。コンマ25と、瀬尾から1艇身遅れたスタートだった。
「いやあ~、さすがだよなあ。ほんと、すごいよ。遅れてるのはわかってたけど、どうせ瀬尾をマクるのは無理じゃん。だからもうそのまま行って、差しを狙ったんだよ」
2009_0416_0598  お手上げでした、とばかりににっかり笑う大西。敗れた者をも笑顔にさせる瀬尾のスタート力は、もはや艇界の宝である。
 で、その瀬尾といえば、1マークでは大敗まである隊形になっていたが、2マークで好旋回を見せて2着をもぎ取った。「危なかったな~」と笑う長嶺豊さんに向かって、ヘルメットの奥で「ほんと、危なかったっす~」とばかりに目を見開いておどけたような表情を作った。ピットではクールに見える瀬尾にしては、意外なほどの大げさな表情であった。ほんと、ヒヤヒヤしたんでしょうね。

 12R、関忠志が1号艇。言うまでもなくイン戦。トップスタートを決めたが、握る気配のあった松野京吾を警戒したか、1マークはやや流れ気味で、2コースの林貢に差されてしまった。2着は確保したが、無念であるに違いない。
 ピットに戻って来た関の表情は、ヘルメットに隠れていてよくわからなかった。そこに長嶺さんが声をかけると、関はヘルメットを脱ぐ。そして、笑った。
2009_0416_0068 「いつものことだから!」
 マクリは絶対に許さない。でも、差されるのは覚悟して逃げてるんだ! それこそが、関忠志のプライド。それこそが、関忠志の生き方! そんな思いがあふれる、カッコ良すぎる笑顔であった。長嶺さんはもちろん、嬉しそうにうんうんとうなずいて、笑顔を返していた。

 匠たちの笑顔は最高だ! 僕もこんな笑顔ができるオヤジになりたい。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の“THE名人戦” 3日目

●本日の“THE名人戦”進入
4R 6123/54

2009_0416_0048   やっぱり、これしかないっすよね。6号艇・関忠志! 動かないわけがない、という緑の関チュー。しかも、1号艇が上島センセイですから、戦前から9割方イン確定、というレースでありました。白いカポックがインに入る、ということも、6号艇の関が動く、ということも、予定調和という意味では同じことかもしれない。しかし、その意味はぜーんぜん違う! 関がくるりとインに入った時の快感は、水戸黄門で助さん(ですよね?)が印篭を出す瞬間にも勝る、“偉大なる予定調和”の快感があるのであります。
 もっとも、上島センセイの2コースはちょっと意外だった。関とクロスするように外に向かうと思っていたから。アシ色を考えての2コース選択ではあったのでしょうが、ちょっとした驚きでした。それでも、関に抵抗するそぶりをまるで見せなかったのは、センセイらしくはありましたが。
 あと、5Rの原由樹夫も笑わせてくれました。まずは前付けを見せて、早々とホームに出て舳先をスタートラインに向けたのですが、そのままレバーを握り続けて回り直し。一瞬たりともスローに落とすことなく、まるでハナからダッシュと決め打ちしていたかのような回り直しでした。だったらなぜ前付けに行く?(笑)というところですが、原ユーも緑のカポックで何もせずにダッシュに行くなんてことは、決してしない男なのであります。

●本日の“THE名人戦”まくり
山﨑昭生(香川)

2009_0416_0151  今日は「まくり」という決まり手はゼロでありました。昨日から、完全に差し水面と化している鳴門。握っても届かない、という場面が多々見受けられる1マークであります。
 そのなかで、山﨑昭生をここで取り上げておきましょう。登場したのは8R。6号艇でしたが、5コースからの発進でした。トップSから行きアシ軽快に伸びていった山﨑ですが、4カドの松野京吾ものぞいたスタートから先マクリの姿勢を見せます。1マーク手前では、握り合戦になるのか、との気配も見えましたが、内を出し抜けないと見た松野はマクリ差しへの転換をはかります。
 もし、山﨑も同様に考えていたなら、間違いなく行き場をなくしていたことでしょう。しかし、我らが昭生はそんな男ではない。迷わず握って、マクリを選択しました。これが山﨑昭生の真骨頂! 足元がしっかりしているときのこの男は、勇猛果敢なマクリ屋なのです。
 残念ながら、伸び返して握ったインの若女井正に前をカットされるようなかたちで、渾身のマクリは不発に終わっています。若女井もマクリ屋ですからね、他人にマクられるわけにはいかなかったでしょう。これもまた、意地の張り逃げでありました。結果、若女井は差されて西山昇一が1着の大波乱。演出したのは、山﨑昭生にほかなりません。そして、山﨑自身、道中は追い上げて3着に浮上。もし1マークで差していれば大敗もありえただけに、握って攻めたのは正解でしたね。明日は1号艇で勝負駆けに臨む山﨑は、マクリ屋の魂で準優への道を切り開いたのであります。

●本日の“THE名人戦”男
山口博司(長崎)

2009_0416_0917  本日連勝ですから、文句なしでしょう。4戦2勝、2着2回のオール連対。3日目終了時点で予選トップに立っています。
 11Rのイン逃げも見事でしたが、沸かせたのはやはり7R。6号艇での出走でした。スタート展示では枠なり6コースだった山口は、本番では2コース! 汚ない? そんなわけあるかい! この駆け引きが、本来はスタート展示の醍醐味であります。ファンも選手も大慌て、だったでしょうが、これこそがガチンコ勝負の緊張感というべきでしょう。そりゃあ私も想定外でしたし、石川正美からしこたま買ってましたから「や~めて~~」と悲鳴はあげましたが、「山口はスタート展示での死んだフリがある」と記憶しておけばいい。また山口が6号艇に入ったとき、舟券予想にこれを活かせばいいのです。逆に言えば、今日の山口を目撃した者が、明日の舟券勝者になりうるということですね。選手にとっても同様ですね。
 そして、この勝利への執着心こそ、競艇選手の誇り!であります。そんなレースを見せてくれた山口は、まぎれもない“THE名人戦”男でありましょう。
 この前付けが功を奏して、見事に1着。3連単は46590円の大荒れ配当でした。私も配当を見た瞬間、頭がクラクラしましたが、その借りは今節中に山口狙いで返してもらうこととしましょう。

●本日の機力診断
節イチ=古場輝義

2009_0416_0726  機力評価が、それなりにハッキリとした一日だったような気がします。節イチに指名するのは、古場輝義。10Rで見せたアシ色は、すさまじいものでした。まずは1マークで見せた、引き波をモノともしないレース足。さらに、2マーク好旋回で併走された村上信二をホームの直線だけで振り切った伸び。2マークの出口では、ほぼ併走状態だった村上を抜き去ったのですから、村上の伸びがもうひとつの可能性はあるとはいえ、戦慄を覚えざるをえませんでした。3日目にして、完全に仕上がりましたね。
 元節イチの山﨑昭生も、今日はパワーアップに成功していました。スリットからの伸びも良かったし、1マークではほぼ6番手の状態から3着にまで追い上げたアシも素晴らしかった。古場ほどの迫力は感じませんが、すっかり上位級に戻したといえます。
 2連勝の山口博司も悪かろうはずがなく、その山口に7Rで敗れはしたものの、新井敏司とターン足にも鋭さがありました。山﨑毅もバランスが取れて、良さそうです。
 上位級はここまで、としておきましょう。あ、今日は西山昇一がいいアシでしたね。Fが本当に惜しい! 私がしつこく狙う井川正人(今日は1着!)ともども、明日以降も注目したいところです。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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明日の勝負駆け情報!

 予選3日目を終了し、明日はいよいよ勝負駆け。予選1位には本日連勝の山口博司が立ちました。ここまでオール2連対。一気に突っ走るでしょうか。地元のエース・瀬尾達也は6位。ボーダー18位は、佐藤勝生で6・00です。ここでは、この数字を想定ラインとして、明日の勝負駆け情報とさせていただきます。

1 山口博司 当確
2 古場輝義 当確
3 山﨑毅  当確
4 新井敏司 4・6着
5 関忠志  4・6着
6 瀬尾達也 3・6着
7 新良一規 4・4着
8 若女井正 5着
9 片山晃  5着
10 原田順一 5着
11 万谷章  4着
12 吉田稔  4着
13 金井秀夫 4着
14 岡孝   4着
15 水野要  3着
16 林貢   1・6着
17 大西英一 3着
18 佐藤勝生 3・3着
19 村上信二 2着
20 山﨑昭生 2着
21 小林昌敏 2着
22 尾崎鉄也 2・3着
23 木下頼房 2着
24 川名稔  2着
25 田中伸二 1着
26 桑原淳一 1着
27 富山弘幸 1着
28 中尾英彦 1着
29 木下繁美 1着相手待ち
30 飯田清  -
31 高橋二朗 1・2着
32 新開文夫 -
33 原由樹夫 1・1着
34 古谷猛  1・1着

 明日の成績により、ボーダーは上下しますので、ご注意ください。


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女王'sが来た!

2009_0416_0582  徳島といえば、ナデシコ天国! 鳴門・渦潮レディースは強いっすよね~。
 というわけで、鳴門ビッグ開催を祝して、昨年と一昨年の女王が地元名人戦を盛り上げるために、本日イベントにやってまいりましたよ!
 二人の女王といえば、もちろん!
 横西奏恵!
 新田芳美!

2009_0416_0553  7R発売中に行なわれたイベントでは、今年の女子王座優勝戦のVTRを見ながら、二人が解説をするという、超お宝トーク! そう、この二人がワンツーを決めたんですよね~。新田の癒し系おとぼけトークが最高でした。もちろん、奏恵ちゃんはプリティでしたよ!
 ほかにもさまざまな話題が出ましたが、名人戦にちなんで、「徳島の先輩について」。
「瀬尾さんは陸では優しくて、水面では強い。憧れますね」(新田)
「岡さんは気持ちで走るタイプだと思います」(横西)
「新開さんは見た目は怖いけど(笑)、話してみると優しいし、面倒見がいい」(新田)
2009_0416_0557  なるほどな~。徳島支部は結束も強く、シリーズが終われば打ち上げが開かれたりするとのこと。つい最近の打ち上げでは、グレートなあの人が率先して男子勢が脱ぎ脱ぎしたりしたそうで、「グレートでした(照)」と奏恵ちゃんが感想を述べてましたよ~。そうか、やっぱり脱いでもグレートですか、U・Kさんは。

 このあと10R発売中にもイベントは行なわれます。間に合いそうな人は、いざ鳴門へ!(PHOTO/中尾茂幸)


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THEピット――名人戦、いいなあ……

2009_0413_0206  昨日までピット担当だったU記者が一足早く管理解除となったため、本日からピット担当。ピットの風をたっぷりと浴びた感想を一言で言うと、「名人戦はやっぱいいなあ~」である。百戦錬磨の勇者たちだからこそ醸し出せる余裕と、勝負師ならではの緊張感。その2つが絶妙に溶け合っている空気は、本当に心地いい。ピリピリしたSGの雰囲気には最高峰感覚があって、これはこれで気持ちよく、また勝負の場においては理想的である。そうしたムードは名人戦のピットには見つかりにくいけれども、しかしかつてはそうした場で剣を振るってきた者たちだからこそ、比較的ゆるやかな空気にも重みが生まれる。単に緩い空気というのではなく、研ぎ澄まされた余裕とでもいうようなものが、そこにあるのだ。
 先人たちが、ともすれば今のSG以上に激しいバトルを戦い抜いてきたのだという証のようなものは、たとえばレース後の“感想戦”にもあらわれる。鳴門のピットには、装着場側に向いたリプレイ用のモニターがある。レース後には選手たちがここに集って、つい数分前まで水面で戦っていた者同士が、そのバトルを見ながら言葉を交わす。
2009_0415_0022 2R後には、池上哲二と若女井正。どうやら、池上の艇が若女井の艇に接触したシーンがあって、池上はそれに気づいていなかった、という話になっていたようだった。リプレイの画面は1周1マーク。
「ほらぁ、当たってないよ~」
「いや、ここじゃなくて、次。…………ね?」
「ああ、ここかあ。このあとハンドルが入りにくくなったんだけど、これだったかあ」
2009_0415_0389  次の2マークでは、若女井が池上に突進するような格好になっている。モニターに集合する前、池上が「若女井にやられたわぁ」と大笑いしていたのだが、おそらくこのシーンのことだろう。池上はややキャビっていたようなのだが、その原因が1マークでの接触にあった、ということで、二人は「アハハハハハ」と2マークを見つつ笑っていた。
2009_0413_0659 次の2周1マークでは、沖口幸栄が転覆し、玉生正人がエンストしている。岡孝が感想戦の輪に参戦した。
「僕がターンマーク開けちゃったんだよなあ。差される、と思ったら、オキさんが転覆してた。あれだけターンマーク開けてたら、オキさんもあそこ突こうとするよね」
 池上が、またガハハと笑いながら、岡の言葉にうなずいていた。
 ようするに、だ。池上も若女井も、接触や突っ込みなど当たり前! そう考えているということである。いや、考えている、じゃないな。そんなもん当たり前すぎて、考えるまでもない、のだろう。だから、接触シーンを見ながら笑い合える。遺恨などない。転覆も当たり前。沖口にケガがなかったから、ということもあるだろうが、レースの綾の中での転覆など、どうってことないのだろう。もちろん、妨害失格をとられた沖口は痛いだろうけど。
2009_0415_0539  3R後にも、2番手争いを演じた原義昭と沼田嘉弘が、2周1マークの画面を見ながら語り合っていた。内から沼田が突っ込むようなかたちとなり、原がツケマイのようなターンで沈めた、という場面。沼田が言う(一部聞き取れませんでした)。
「あそこは○○○で正解でしょう。そうでなかったら、僕も飛ばさなきゃいけないですから」
2009_0415_0377  飛ばさなきゃいけない! 原の旋回策によって飛ばすことはできなかったが、もしスキの生じるターンであったら、飛ばしにいくしかない、のだ。それを、飛ばしたかもしれない相手と笑顔で話している。飛ばされていたかもしれないほうも笑顔でうなずいている。スキがあれば飛ばすのは当たり前! それを飛ばすかもしれないほう、飛ばされるかもしれないほう、ともにわかっている。体に染みついている。
 これが競艇だ! これが競艇という勝負だ! 名人戦とは、匠たちがそんな姿勢をごくごく自然体で見せてくれる舞台なのである。
 そして、そんな勝負師たちがピット内で穏やかな笑顔を見せたり、旧友と語らったりしている。
 彼らにしか表現することのできない、余裕と緊張感。
 これが名人戦だ! 本当に素敵なピットなのである。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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“本紙予想”3日目後半

 はぁ……Kです。ともかく、ひどいです。行きます……。

7R 進入123/456
石川に逃げ切れるアシはある。新井が捌いて追走する。
◎石川 ○新井 ▲山口 △木下繁
3連単1-365-全

8R 進入123/456
センターからの攻めがあれば、小林が絶好の差し頃。田中の行きアシ買いたい。
◎小林 ○田中 ▲山﨑昭 △若女井
3連単2-361-全

9R 進入123/456
上島が大マクリ見せても、久間が受け止める。井川に配当的妙味。
◎久間 ○井川 ▲山﨑毅 △片山
3連単1-235-全

10R 進入123/456
一歩一歩上向きの万谷に逃げ切りチャンス。古場に展開ありそう。
◎万谷 ○古場 ▲水野
3連単1-46-全

11R 進入123/456
山口が渾身の逃げ切り見せる。瀬尾か大西が握れば、ヒモ巧者中尾に展開の利。
◎山口 ○中尾 ▲瀬尾 △大西
3連単1-534-全

12R 千紫万紅の華 進入1234/56
進入もつれる可能性も。ただし、関の逃げは盤石。日々上昇の金井をヒモ筆頭に。
◎関 ○金井 ▲林 △石川
3連単1-425-全


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H記者の『穴・極選』3日目

 昨日の12Rは◎バースデー金井が2着も、予想としてはまるでダメダメでした。1号艇のアラビン、初日とはまるで別物のエンジンでしたね。艇界屈指の整備力に、脱帽するのみっす。憲吾どの、うりちゃん、hiyoちゃん、毎度毎度すんません!
 今日の狙いは、もうこれっきゃない。昨日の重い着で人気を落とした昭生が、魅せてくれると信じます!!

 8R
 ①若女井正
 ②小林昌敏
 ③田中伸二
○④松野京吾
★⑤西山昇一
◎⑥山崎昭生

進入123/456

 昨日、6・3着で一気に人気が下降した昭生。確かに見た目にも??というパワーでしたが、敗因が「ペラ失敗で回転×」とはっきりしているのだから、今日は一変してもおかしくない。4枠の松野が責任転覆で後のない勝負駆け&5枠の西山が初日のFでスタート慎重、となればアウトからでも昭生の攻め味は抜群すぎます。的中は断言できませんが、今日の昭生は「穴党にとって千載一遇の狙いどころ」と伝えておきます。ヒモが難解ですが、自力で攻める松野の2着付け(4-6から万太郎があれば、それも押さえます)と、不気味な足がある西山の3着付けに食指が動きます。昭生よ、昨日のアラビンよりも一変してみせてくれ!!

3連単★6-4-全、6-全-5

 これが当たったら、9Rの⑥上島先生アタマに転がしてみよっかな~。


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本日の“本紙予想”3日目前半

 ども。Kです。昨日もひどかったなー。←この部分のコピペがこのまま一節続いたらどうしよう……と不安いっぱいです。それくらいひどい。見えていない。そろそろ憲吾3に罵声を飛ばされそうな気がします。昨日は乗っかってくれたようですし……。それでもイン主体は今日も同様。そして今日もひっそりと行こう……。

2009_0414_0306 1R 進入1246/35
國浦、久間の前付けがありそうだが、地元・新開が意地の逃走。カドになって山田のマクリも脅威。
◎新開 ○山田 ▲高橋 △富田
3連単1-325-全

2R 進入123/456
廣光がアウト勢の攻めしのいで逃げ切る。岡の自在な攻めが相手本線。
◎廣光 ○岡 ▲玉生 △若女井
3連単1-345-全

3R 進入123/456
瀬尾がカドからS踏み込んで一気呵成の攻め。イン富山が残して続く。
◎瀬尾 ○富山 ▲村上 △原義
3連単4-152-全

4R 進入623/145
前半戦の好カード。イン奪って関が逃げる。上島のマクリとの激突が楽しみ。
◎関 ○上島 ▲大西
3連単6-13-全

5R 進入156/234
ここも進入から楽しみ。イン死守の中尾が回り足活かして逃げ切る。
◎中尾 ○原田 ▲原由 △山﨑毅
3連単1-562-全

2009_0415_0146 6R 進入123/456
センター攻め怖いが、川名が逃げ切り決める。新良の豪快な攻撃にも注意。
◎川名 ○新良 ▲岡 △水野
3連単1-342-全

後半はのちほどアップします。


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3日目! 

おはようございます。競艇名人戦3日目でございます。鳴戸は今のところ薄日が射しているのですが、雨に変わる予報になっていますね。全国的にも、そんな天候になりそうだということで。春雨じゃ、濡れて行こう……という程度の降りならいいのですが。皆様、モーターも天候が変わると体調が変わる、くれぐれもお気をつけてください。

2009_0414_r12_0734 さて、れいこ様。鳴門ってこんなにインが強い? とのことでありますが、鳴門の1コース1着率は約36%。これは全国平均とほぼ同じ数字であります(ちょっとだけ下回ってる)。一方で、2コースと3コースの1着率が、全国平均を少し上回る。2コース差し、3コースまくりが決まりやすいのですね。ただし、GⅠではその限りではなく、節によって傾向はころころと変わる。実際今節も、初日前半→初日後半→2日目前半→2日目後半と、4つの期間に分けると傾向がすべて違うのですね。というわけで、「インが強い時もあれば弱い時もある」と、実に曖昧なお答しかできないのですが(笑)、つまりはブレることなく信じて買うことが大事かと思います。徹底してインを獲りにいく! ブレない関忠志がカッコいいように、ね。ちなみに、BOATBoy6月号に詳しいデータが載ってますので、ご覧くださいね~(宣伝)。


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本日の“THE名人戦” 2日目

●本日の“THE名人戦”進入
1R 132/456

2009_0415_0392   今日は昨日にも増して、穏やかな進入でしたね。関チューが2号艇だったり、原ユーが3号艇だったりと、折り合いやすい艇番に組まれていたこともあるのでしょうが、それでも「動かないんだぁ……」とため息が出るようなケースも少なくなかったように思います。結局、動きがあったのは、1Rと9Rのみ。この欄は「該当なし」でもかまわないような気がしますが、強いていえば1Rでしょうか。國浦秀徳が動いて2コース。昨日も申し上げた通り、國浦は今節1コース進入率ナンバーワン。己の仕事をしっかりとこなしてみせた、それが1Rの2コース奪取だったと思うがゆえのチョイスです。2009_0415_0044 9Rで動いたのは古場輝義。古場も近況はイン屋と表現するべき内志向ですから(1コース進入率は今節5位)、これもまた仕事をしたとは言えるでしょう。國浦に軍配を上げたのは、単純なことで、國浦=3号艇、古場=5号艇と、國浦のほうが折り合ってもおかしくはない艇番だったからです。古場は3コースでしたしね。
 明日こそは、過激な進入が見たい! そう願いたい2日目であります。明日の番組は……おっ、関が、原ユーが、6・号・艇!

●本日の“THE名人戦”まくり
新良一規(山口)

2009_0415_0551  今日は前半が差し水面、後半がイン優勢と、マクリが飛び出しにくい傾向にありました。5Rで4コースから山﨑昭生が豪快に握ったり、10Rで上島センセイが伸び一息の中でも絞っていこうとしたり(結局差しに回りましたね)、「おっ」と声が上がるシーンはいくつか見られたのですが、これといった爽快マクリは影を潜める状況でありました。
 そんななか、11Rでついに出ました! マクったのは新良一規!
 形としては、昨日の若女井正のマクリに似ていました。インがトップSを切り、4コースの新良は4番手スタート。しかし、2コース3コースが差しに構えたとみるや、一気に握ってイン片山晃の上を強烈なツケマイ! 2コースが人気を分けていた松野京吾だったこともあり、片山はむしろ差し抜けを警戒していたのかもしれませんね。そんなイン艇を出し抜くかのように、新良のツケマイは片山を捉えました。
 新良といえば、内寄りの選手というイメージがありますし、過去の成績を調べると、差しよりもマクリが圧倒的に多かった時期もありますが、基本は差しかマクリ差しの選手。基本的にはマクリ屋のカテゴリに入る選手ではありません。しかし、握るべき場面ではしっかり握る! マクるべき局面ではひたすらマクる! 名人戦にはこんな新良のような選手が多いと思います。その意味で、新良には名人戦らしいマクリを見せてもらったよなあ、そんな気がするのです。

●本日の“THE名人戦”男
田中伸二(広島)

2009_0414_0279  今日のチョイスはようするに、「昨年の名人が活躍した」ということであります。
 まずは2R。6号艇6コース発進の田中は、スリット後に鋭い伸びを見せます。たしかにスリットでのぞいてはいたのですが、しかし3分の1艇身ほど。行きアシが同じなら5コースに抵抗されておしまいだったでしょう。だが、第9代名人のアシは軽快だった。インからドカ遅れの山田省二を先にマクろうとした石川正美の上を怒濤の大マクリ! おしくも及びませんでしたが、胸のすくような猛攻でありました。
 2走目は9R。こちらは1号艇で、もちろんイン発進。トップSでスリットを駆け抜けますが、ここからが大立ち回りでした。1マークで差した山﨑昭生がバックで並びかけて併走、2マークでは先マイを許します。さらに、逆転を狙う中尾英彦が内から突っ込み。田中は、あたかもマクリ差しのようなターンで、2マークを旋回することになりました。これが実に鋭い好旋回! 中尾の突っ込みはまるで及ばず、さらに山﨑の内ふところにグインと並びかけます。こうなれば2周1マークは体勢有利ですが、今度は古場が最後のチャンスとばかりに内から接近。田中は山﨑を牽制しつつ、古場を抱きこむように回って、ここでようやく決着をつけました。さすがの名人技!
 これで、2日目は2着1着と、上々の中盤戦としました。今日のレースぶり、軽快なアシ色……連覇という2文字に、この2日目だけで5艇身は近づいたのではないか、そう思います。

●本日の機力診断
節イチ=該当ナシ

2009_0415_0754  なんだか今日は難しかったなあ……。何より、昨日節イチに指名した山﨑昭生の気配が落ちていたのに気づいたあたりで、すっかり目が曇ってしまった。そんな感じです。
 山﨑は、昨日見られた鋭い行きアシが今日はまるで感じられなかった。9Rで田中伸二をいったんは差したように、ターン足は変わっていないように思えましたが、それでも節イチ宣言をするほどでもなし、といった感じ。今日のところはいったん格下げして、「上位級」としておきます。
 ほかで上位級と見られるのは、先にもあげた田中伸二、展開突くアシはありそうな山﨑毅に小林昌敏あたりでしょうか。中尾英彦、片山晃も悪くなく、前検でピックアップした原由樹夫もやはり気配は上場。おっと忘れてた、11Rでマクリ一閃の新良一規もあげなければならないでしょう。万谷オヤビンも上昇しているように思いますし、前検では相当苦しそうだった金井秀夫も刻一刻とパワーアップさせています。あとは原田順一、飯田清、古場輝義、しつこく井川正人らをあげておいて、明日の動きにさらに注目してみましょう。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット――働き者たちの午後

2009_0415_0792  ぽかぽかと暖かい午後のピットでは、午前中にくらべて落ち着いた印象を受けた。
 とはいっても、休むこともなく作業を続けている選手は少なくない。まず目についたのは、整備室の奥のほうで作業をしていた瀬尾達也と西山昇一だ。
 西山は初日1走目にフライングを切ってしまったが、一回走りの今日は、5レースにおいて3号艇で2着している。その後はこの場所に陣取り、リードバルブか何かの部品を整備している時間が長かった。
 他の選手のモーター吊りの手伝いに出てきたときには、ピットにいたカメラマンの一人が持っていたカメラに興味を持ったような感じで、何かを話しかけていた。
 顔見知りであるためなのか、カメラに興味があるためなのかはわからなかったが、その様子を見る限り気持ちの切り替えはできているようだった。そのうえで、こうして整備を続けているのだから、賞典除外になっているとはいえ、明日以降もその走りは楽しみだ。

2009_0413_0139   また、整備室内のプロペラ作業場では、國浦英徳、村上信二、久間繁など数人がプロペラを叩いていた。
 昨日から見ていて感じていたのだが、名人たちのペラの叩き方は、他の世代とはちょっと違う気がする。
 朝、ペラを叩いていた若女井正を見てもそう感じていたが、國浦などもそうだった。本当に言葉にしづらいのだが、叩き方がどうにも違うのだ。
 ……若女井といえば、7レースに出走して2号艇4着となったが、レース後にはすぐに「試運転」のプレートがボートに取り付けられていた。そして、8レースが始まる前にはもう、試運転のためにボートを水面に降ろしていたのだから行動が迅速だ。その試運転後、「飯田さん、ちょっといい?」と声をかけ、飯田清に手伝ってもらってモーターを外すと、少し悩んだ顔を見せながらも、駆け足で工具入れを取りに行き、ギヤケース調整に取り掛かったのだから、とにかくムダな時間をつくらない人である。

2009_0415_0887  7レースが近づいていた頃、金井秀夫が山田省二と立ち話をしていた(写真は池上哲二と話している場面)。
 先にアップされている「H記者の穴・極選」にも書かれているが、今日は金井の誕生日である。
 山田の傍を離れて控室のほうへと向かおうとした際、「今日は誕生日だったんですね。おめでとうございます」と声をかけてみた。
 こちらの言葉にニッコリと笑ってくれた金井……、いや“報恩の人”金井さんは、「64歳ですけどね。ありがとうございます」と返してくれた。
 そこで、「誕生日を勝利で飾ってください」と続けると、しばしの沈黙のあと、「なかなかそうはさせてくれないですよ」と、またニッコリ!
 結果から言えば、4レースで6号艇2着だった金井さんは、12レースでは2号艇で2着! 1着でなかったのは残念だが、2着2本なら悪くはない。とにかく金井さん、誕生日、おめでとうございます!!

2009_0415_0278  10レース出走の山崎毅は、8レース後におそらく今節初めてSGスーツを着てピットに現われた。SGからはしばらく遠ざかっているのに、そのスーツは真っ青で、ずいぶんキレイに見えたものである(写真は着替える前のもの)。
 SGスーツを着ることで、気持ち的に変わるものがあるのかどうかはわからないが、その10レースでは1号艇で見事な逃げを決めている。このあたりはさすがSGキャリアのあるレーサーだ。
 自分のレース前である8レース後に山崎は、尾崎鉄也のモーター吊りを手伝ったあとに井川正人のモーター吊りを手伝う、かけもち。
 ここまで、この「THE ピット」では触れてこなかったが、前検から今日まで、ピット内においてとくに目立った存在にはなっていなくても、いつもどこかで作業はしていた。こういう人が、シリーズのキーマンになってくることは充分考えられる。

2009_0414_0223  また、8レース後のモーター吊りの際にもう一人、気になったのは、レースに出走していた富山弘幸だ(3号艇4着)。
 他の選手に手伝ってもらえば誰でも礼を言うものではあるのだが、富山が発した「ありがとうございました!」との声はひときわ大きく、気持ちのいい響きを持つものだったのだ。
 9レース後には今度は自分がモーター吊りを手伝う立場になっていたが、駆け足しながらそれをしていた様子は実に小気味がいいものだった。
 その後、富山は、整備室の中のペラ小屋へと入っていった。整備室内には、「手前の作業場」と、「奥の作業室」の2つがあるのだが、様子が見えづらかったこの“ペラ大奥”をこのとき初めて、奥まで覗いてみた。
 それまでも、部屋の手前のほうで作業をしている選手の顔は確認できていたのだが、この大奥は意外に広く、整備室の入口近辺からは見えないスペースがあったのだ。そこでは、この時間帯に瀬尾や万谷章、水野要などが作業していた。万谷オヤビンは、昨日は手前の作業場でペラ調整をしていたが、今日になってこちらに“引っ越し”したということだろう。
 また、昨日まではあまり作業をしているのを確認できていなかった水野のように、この場所で作業をしていた選手も多かったのかもしれない。とにかく名人たちはみんな働き者ばかりなのである。

2009_0415_0616  10レース前頃だったろうか。
 我らが中尾カメラマンが巨大望遠レンズを構えていると、去年と同じように原由樹夫が、カメラに向かって、ハイポーズ!
 照れ屋でありながらも、お茶目なところがある原ユーは、そのままこちらにやってくると、「動きすぎてブレなかった?」と確認。「こんなふうに撮れてますよ」と中尾カメラマンが写真を見せると、「おっ! ええ男に撮れとるねェ」と満足顔。
 働き者たちが集まるピットにおいても、こうした息抜きの時間が生まれるから名人戦はおもしろい。
 仕事のスケジュールの関係で、私個人は今日で鳴門を離れることになってしまうが、そうせざるを得ないのが残念でならない。
 とにかく敬愛する名人の皆さん、この後も頑張ってください!
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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“本紙予想”2日目後半

 すみません、Kです。今日もひどいな~。我ながらお恥ずかしい限り。というわけで、能書き言わずに、ひっそりと行きます。

2009_0414_0053  7R 進入123/456
新井に機力上向きの気配。カドから自在に攻める。桑原のイン残しが本線。
◎新井 ○桑原 ▲若女井
3連単4-12-全

8R 進入123/456
アシいい井川をF後など気にせず狙う。小林が小回りで残す。
◎井川 ○小林 ▲関
3連単4-12-全

9R 進入123/456
田中が行きアシアップで、先マイ決める。山﨑昭が差し追走。
◎田中 ○山﨑昭 ▲中尾
3連単1-23-全

10R 進入123/456
上島はもうひと伸びほしいところ。山﨑毅が受け止めて先マイ。
◎山﨑毅 ○上島 ▲山口 △大西
3連単1-425-全

2009_0413_071411R 進入123/456
強攻派の枠が遠く、片山がイン先マイで逃走できる。松野の差しが相手筆頭。
◎片山 ○松野 ▲原由 △新良
3連単1-234-全

12R 百花繚乱の春 進入126/345
気配上昇の新井が力強く逃げる。前付けスローから原田が続く。
◎新井 ○原田 ▲古谷 △林
3連単1-635-全


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THE ピット――名人たちの朝

2009_0413_0387  2日目の今日は、少し早めにピットに行ってみた。1レースの展示が始まるまでの時間を名人たちがどのように過ごしているかを確かめたかったからだ。結果からいえば、しんと静まり返ったピットでは多くの選手たちが集中して作業していた。
 プロペラ調整組からいえば、山田省二、富山弘幸、古谷猛など7、8人が作業。山田が、おちょこんをするように正座して作業をしているのも興味深かった。また、昨日のレースでは鮮やかなマクリを決めた若女井正の作業時間は、プロペラ調整組のなかでもかなり長く、何度も何度も、ペラをかざして状態を確認しながら叩き直すといった作業を繰り返していた。
「静かな仕事人」といった感じで、好感が持てたものだ(写真はその若女井)。

2009_0413_0747  林貢と片山晃は本体整備組で、作業をひと段落させた林がモーターをボートに取り付けようとしていたときには、すすすっと数人の選手が集まってきてそれを手伝った。
 これはどこでも見られる光景なのだが、普通は1人、2人が手伝うものであり、今回のように、駆けつけるようにして4、5人がやってきたのは、さすが今節の最年長A1選手ともいえるだろう。
 また、片山は初日に安定板を着けてから調整に迷わされるようになったというようなこともこぼしていたので、選手たちは大変だ。
 整備室の奥のほうでは、井川正人と山口博司の長崎コンビがテーブルに並んで作業。遠目でハッキリとは確認できなかったが、リードバルブの調整をしていたのではないかと思われる。
 また、工作室では関忠志と大西英一が作業。その段階では何をしていたのか確認できなかったが、関はその後、ギアケース調整→プロペラ調整を行ない、大西は本体を見ていた。休みなく次々と仕事をこなしていくその動きは職人そのものだ。

2009_0413_0679  待機ピットで作業をしている選手も多かったし、試運転からも次々と選手たちが引き揚げてきていた。
 ピット内ではほとんど話し声が聞かれないのだが、そうして名人たちが動き続ける様子を見ていると、名人たちが集まるこの空間がどけだけ凄い場所なのかがよくわかる。
 試運転から引き揚げてきた一人の山﨑昭生は、その後、しばらくプロペラ調整をやっていたかと思えば、1レース前には再び試運転に行く準備を始めていたのだから、その動き素早い!
 山﨑も、昨日は強烈なジカマクリで勝利しているが、若女井同様、好調組も上積みに向けて余念がないのだ。
 昨日のドリーム戦勝者である松野京吾にしても、昨日の朝と同じように、装着場での作業を延々と続けていた。

2009_0413_0490  また、そのドリーム戦で6着に敗れた新井敏司も、昨日と変わらず、休むことなく作業をしていた。
 以前にインタビューをさせてもらったこともあるので挨拶をして、足の具合を聞いてみると、「普通ですね」とのことだった。
 近年の名人戦が不振に終わっているので頑張ってほしいというような話を続けていると、「名人戦はいつもダメなんですよ」と笑顔。「以前にはチャンピオンにもなっているじゃないですか」と続けると(第4回大会で優勝)、「ハハハハ」と笑っていた。
 その後、新井は、すぐにモーターを見始めて、キャブレターを外して調整したあと、ギヤケース調整に移っていった。妥協を許さないその姿勢には本当に頭が下がる。

2009_0414_0218  初日からSGジャンパーを着ている新良一規もキャブレターを外して調整していたが、このあたりの整備をしている選手は多かった。浪速のドン・長嶺豊さんによれば、新品に近いモーターの場合、流れ作業的にキャブレターを着けられていることが多いので、この部分の調整をしておくことが重要な意味を持っているとのことだった。
 また、新良はその後、キャブレターを外した下にあるインレットマニホールドと呼ばれる部分を調整していた(このインレットマニホールドの下にリードバルブがある)。長嶺さんによると、この部分の調整をうまくすれば、行き足が良くなるとのことだった。
 こうして、朝から長嶺さんの講座を聞かせていたことにも大感謝! 長嶺さん、いつもいつも、いろいろ教えていただき、本当にありがとうございます!!

2009_0414_0433  1レースの締切5分ほど前になると、申し合わせたようにペラ調整をしている選手が一人もいなくなったのはちょっと不思議だった。それはまるで、早い時間帯から1レース前までが「名人たちの第一次作業時間」になっているかのようだったのだ。
 そして、ちょうどその頃、瀬尾達也が控室のほうから出てきた。こちらが頭を下げると、すっと頭を下げ返してくれた瀬尾は、終始、無表情に近いような顔をしていた。
 1レース後に、岡孝のモーター吊り→沼田嘉弘のモーター吊りと、ハシゴで手伝うと、朝のスタート特訓のスリット写真をしばらくじっと眺めてから、待機ピットに停めていたボートを展示ピットに移した。
 瀬尾の場合、こちらがピットに入るよりさらに早く、朝の整備(確認作業)を終えていたということだろう。本日は1回乗りの3レースで5コース2着となったが、地元大会制覇に向けて、好位置をキープしていると見ていいだろう。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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H記者の『穴・極選』2日目

 ドリームの1マークで、ほぼイキかけたHです。関チュー、素晴らしかった! 1マークまでは……気合が入りすぎ?てちょっとターンの初動が早すぎたのと、正味のパワーが足りなかったのが敗因だと思われます。憲吾どの、hiyoちゃん、ごめんなさい。
 今日も山﨑昭生(凄い足だったなあ。アタマで100倍弱もツクとは……)と上島先生(あのマクリ、カッコよすぎ!)が大暴れしそうですが、万太郎にはなりませんかね。狙いは本日64回目のバースデーを迎える「赤城のロンリーウルフ」です!

12R百花繚乱の春選抜戦
 ①新井敏司
◎②金井秀夫
 ③古谷 猛
 ④池上哲二
★⑤林  貢
★⑥原田順一

進入123/456

 まず、キーマンは最年長A1の林。良くて5コース、順ちゃんが動けば最アウトも考えられますが、気質は獰猛なマクリ屋ですからね。行き足イマイチの池上さえ叩ければ、そのまま一気に絞り込んでくるはず。その時にクルリンと小回りで対応するのがバースデー金井です。林がバックで覗いても、「こりゃ、わしゃ今日が誕生日ぢゃぞ!!」の気合で内から伸び返します。とにもかくにも、おめでとさん、金井選手! 誕生祝いに一票を。相手は林と、展開がありそうな順ちゃんへ。

3連単★2-56-全


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本日の“本紙予想”名人戦2日目

 ども。Kです。昨日はひどかったなー。1号艇が勝ってもヌケ。後半は1号艇が連敗。いやあ、ひどかった。惨敗です。
 本日は、風向きが変わり、天候も変わった。本来であれば、それを見極めて狙い目も微調整していくべきでしょうが、昨日がまるで見えていない1日だったから、調整もへったくれもありません。というわけで、むしろ昨日と同じ方向性でいってみようかな、と思います。憲吾3、基本は1号艇◎の私ですが、イチオシは○とかにしていたりするので、ご参考まで。もちろん、1号艇以外に◎つけているのもイチオシですけどね。

2009_0414_0129 1R 進入123/456
風向き変わって、地元でS勘問題ない岡がS決めて逃げ切る。木下繁が差して追走。
◎岡 ○木下繁 ▲沼田 △森脇
3連単1-245-全

2R 進入1235/46
イン山田はどうにも苦しいアシ色。2コース守って石川が自在に攻めて出る。
◎石川 ○水野 ▲村上 △新開
3連単2-345-全

3R 進入126/345
濱田は成績以上のアシに見える。万谷も上昇気配。コース遠くても瀬尾も怖い。
2009_0414_0191◎濱田 ○万谷 ▲瀬尾
3連単1・2・6BOX

4R 進入1256/34
進入がやや難解だが、イン守ればアシいい吉田が逃げ切れる。富田が自在に続く。
◎吉田 ○富田 ▲古場
3連単1-32-全

5R 進入123/456
好気配揃って混戦も、原田がきっちりと逃げ切る。目は引かないが、山﨑昭の逆転にも注意。
◎原田 ○山﨑昭 ▲山﨑毅
3連単1-46-全

2009_0414_0323 6R 進入1456/23
これも進入が難解。枠なりの可能性も? 木下頼の逃げを本命視。藤井の捌き注。
◎木下頼 ○藤井 ▲松野 △久間
3連単1-264-全

後半はのちほどアップします。


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2日目! 今日は快晴

おはようございます。競艇名人戦、2日目でございます。昨日は雨の一日でしたが、今朝は快晴です! 風も、強めの追い風に変わっていて、天候は一変しておりますね。選手も、モーターにスタート勘に、修正を強いられそうな一日であります。われわれも舟券修正していかないと……。

2009_0414_0614 ドリーム戦2着の山﨑毅。モーターの気配は山﨑昭生が節イチ模様ですが、こちらの山﨑も悪くないように思えます。ドリームでの展開突くハンドルさばきもおみごとでしたね。昨年の名人戦でも、強烈なカドマクリを見せていましたが、今節も元気一杯、水面をにぎわしてくれそうです。(PHOTO/中尾茂幸)


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本日の“THE名人戦”初日

●本日の“THE名人戦”進入
11R 125/364

 意外というのか、こういうもんだということなのか、進入が穏当だった初日。6Rまでオール枠なりで推移しているのを、個人的には信じられない思いで眺めていたものです(5Rは5号艇に原ユーがいたわけだし)。12Rドリーム戦のスタート展示が枠なりになったときなど、卒倒しそうになった。ま、本番はあのお方が黙っているわけなかったのですがね。
2009_0414_0469  そんななか、名人戦らしい進入が見られたレースが、11Rでありました。キーマンは5号艇・國浦秀徳。西のファンの方は馴染みが薄いかもしれませんが、彼は東都が誇る徹底イン野郎。実は、今節全選手中、1コース進入率ナンバーワン男なのであります。
 当然、外枠に入れば動く。インを目指して動く。スタート展示では、1号艇・井川正人の抵抗は受け、2コースに入っています。本番でももちろん、ピットアウトして一目散に内を目指しましたが、抵抗を見せたのは井川だけではなかった。本番では、2号艇・玉生正人も「簡単には入れませんよ」とばかりに艇をねじ込んだ。國浦は、「W正人ブロック」とでも言うべき高い壁に阻まれ、3コースで折り合うこととなりました。
 この駆け引きが名人戦!
2009_0414_0035  と、内側の動きに目を奪われている間、外のほうでも駆け引きが繰り広げられていました。好ピット離れの國浦が残した引き波に、4号艇の川名稔が少しだけもたついてしまった。ただし、極端に艇団に置かれてしまったわけではありません。そのままブインと握って動けば、艇番通りに3号艇の外を確保できた……というより、SGや記念ではそうした光景のほうが日常的でしょう。しかし名人戦は甘くない! 川名が遅れていると見るや6号艇・佐藤勝生は、3号艇との間隔をギュインと詰めてしまった。スキが見えた瞬間に、それが競艇という競技の当たり前の動きだと言いたげに、あっさりとコースを奪い取ってしまったのであります。
 この厳しさが名人戦!
 本来は「これぞ競艇」というべきなんでしょうが……。

●本日の“THE名人戦”まくり
若女井正(神奈川)

2009_0414_0604  名人世代の選手には、「ターンマークを先に回るのが、競艇ってもんだろ!」とばかりに、ここぞという場面では握ることが多い……というのは、すでにご存じの方も多いはず。SGなどと同列に語るわけにはいかないのは確かですが、しかしその姿勢には常に感動が貼り付いています。
 オープニングの1Rから、必殺マクリ人・上島久男の豪快マクリで幕を開けた名人戦。これを“THE名人戦”まくりにピックアップしてももちろんいいのですが、むしろ“THE上島センセイ”と言うべきでしょうね。
 というわけで、ピックアップするのは、9Rの若女井正。もともと生粋のマクリ屋である若女井は、昨年の名人戦でもダッシュ戦で大暴れし、優勝戦に駒を進めたのは記憶に新しいところ。4カドとなったここは、当然マクリ基本に戦略を立てていたはずです。
 ところが、スリットで出し抜くことができなかった。STはコンマ27。インの池上哲二がコンマ16、あとは外に段々状に遅くなっていく隊形で、4番手スタートでありました。さすがにマクリはキツいかなあ……そんな1マークだったのですが……。
 マクった! 強烈なツケマイで、インの池上に襲いかかった! これですよ、これ! 手堅く差し、マクリ差しを狙うのではなく、己の持ち味を出し損なうことこそが恥だとばかりに、握って攻める。まさしく、競艇選手の矜持、でありましょう。
 仮に、池上に抵抗されたり、ハンドルが入り切らなかったりして流れても、その姿勢が素晴らしい。これがものの見事に決まったのだから、なお素晴らしい! 池上からしこたま舟券を買っていたのに、バック突き抜ける若女井に思わず大拍手を送った私でありました。

●本日の“THE名人戦”男
関忠志(岡山)

2009_0414_0297  12Rのスタート展示。起こるはずのないことが起こって、一瞬取り乱した私であります。
 5号艇の関忠志が動かない? 枠なり5コースでダッシュ水域へと向かった関に、もし私のいた場所が記者席でなかったら、罵声を飛ばしていたことでしょう。「動けよーっ」って。
 しかし、締切時刻が近づいてくるにつれて、「んなわきゃないわな」という思いがフツフツと。んなわきゃないでしょう、関が5コースからのダッシュ戦なんて。同時に、しかしスタート展示で動かずに本番で動くというシーンは、SGなどではほとんど見かけないシーンということも思い出し、さすがの関も仁義を切るのか、とも考えた。でもなあ……んなわきゃないんだよなあ……私の心は千々に乱れたものであります。
 本番。
 んなわきゃないよな、やっぱり!!!!!!!
2009_0414_r12_0696  小回りブイを回ってから、レバーを握り直してブインと前に出た関は、インを強奪! これぞ関忠志! これぞ名人戦! 90mあたりからの起こしとなりましたが、関にしてみれば想定内。スタートもコンマ03を決めて見せるのですから、あなたは真の競艇選手だ!
 スタート展示で動かないのに本番で動くのは選手道に悖る? んなわきゃないんです。我々はBOATBoyで「スタート展示廃止」を訴えたことがありますが、こういうスタート展示ならむしろ積極的に歓迎! それを見せてくれた関には、百万回ひれ伏したい気分であります。
 結果は4着。舟券にも絡めませんでした。しかし、んなことはどーでもいい(本人はよくないだろうけど)。名人戦らしいというより競艇らしいレースを見せてくれた関忠志という男は、紛れもない競艇の宝なのであります。

●本日の機力診断
節イチ=山﨑昭生

 前検での見立ては、それほど大きくズレていなかったように思えます。ピックアップしたなかで、レースでは苦しそうに見えたのは、池上哲二、沼田嘉弘くらいでしょうか。原由樹夫も、初っ端に取り上げるほどではなかったか。富田章は悪くないはずですが、ターン回りが心もとない感じでした。
2009_0414_0552  そんななか、軽快なアシ色だったのが山﨑昭生。2コースからのジカマクリは、スリットで大きくのぞいていたので、当然の運びですが、それでもスリットからさらに伸びていくようにも見えたし、2周1マークの単独ターンを見る限り、回りアシも来ているように思えます。このアシならば、マクリでもマクリ差しでも、自在な攻めが可能そう。スピードでは今節上位の山﨑だけに、このパワーを維持できればさらにピンを積み重ねられそうです。
 昨日取り上げなかった中では、吉田稔も目につきました。10Rの3コースツケマイは、若女井に匹敵する豪快さ。インの林貢に受け止めかけられながら、回ったあとキュンと出ていくあたり、出足は相当なものがありそうです。
 あとは、万谷オヤビンが上昇している様子で、飯田清も悪くなさそう。中尾英彦も、狭いところを突き抜けていくレース足に見どころがありました。ヒモ巧者の彼向きのアシだと思います。
 あとは、Fがあまりに残念な井川正人。アシは間違いなくいいはずなので、明日からも狙い続けてみます。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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THE ピット――キャリアが持つ意味

2009_0413_0637   午後になってピット内の雰囲気は変わってきた感がある。
 原田順一や水野要、岡孝などが本体整備をしていたほかに、奥のほうでは上島久男、飯田清など数人がバルブなどの部品を調整していたように、整備室全体が活気づいてきたのだ。
 初日の朝からバタバタするのではなく、一度レースに乗ってみて、それから本格的に作業に乗り出す選手が多いということかもしれない。
 とくに原田などは、朝からよく、何かを考え込んでいるような顔をして歩いているところが見かけられていたので、一回乗りだった5レースが終わってから(3着)、こうした作業に乗り出したとも考えられる。
 その作業が一段落したあと、10レースのモーター吊りの手伝いに参加したあと、控室へと引き上げていく途中では、ふと思いついたように自分のボートのところで歩みを止めて、ボートの底部をじっと見たりもしていた。
 原田とは“名人戦の広報部長と副部長の関係”にある長嶺豊さんによれば、「レースでもよくじっと水面を見てます」とのことなので、ダービー王・原田とは「思索の人」なのである。

2009_0414_0390  また、整備室でその存在がひときわ気になったのが万谷章だ。
 プロペラの作業場は、見るたびに作業をしている選手が変わっていたものだが、3レースの一回乗りだった万谷オヤビン(2着)は午後のあいだずっとペラ調整をやっていたのだ。他の選手が何度も入れ替わっているうちには作業をしているのがオヤビン一人になることもあり、それもかなり長い時間だったりしたのだ。そのあいだ、私の目はSGジャンパーを着ていた万谷オヤビンに釘付けになっていたことを告白しておく。
 そんな中での9レース前のことだった。
 ピットに流れるアナウンスによって、万谷オヤビンが競技本部からの呼び出しを受けたのだ。オヤビンも「なんだ!?」という顔で立ちあがって競技本部のほうへと向かっていったので、その後に戻ってきたときにはつい、「どうかしましたか?」と訊いてみた。するとオヤビンは、「ん!?」という顔になったのだが、「いえ、こんな時間に競技本部に呼ばれていたようだったので」と続けると、ああ、という顔になって「ちょっと選手会の用事で呼ばれただけでした。ビックリしましたよ」と笑ってくれた。それで私は、「つい」のついでの「つい」として、「SGジャンパーが似合いますね」と言ってしまった。するとオヤビンは「いやいや」と照れ笑い……。まったくもってカワイイところのある人なのだ。
 その後、オヤビンはまた元の場所に戻ってペラ調整を再開したのだから、その集中力は凄い! 見習いたいものである。

2009_0413_0681 7レースで上島久男のマクリは不発に終わったが(5着)、8レースで、2コースからの鋭すぎる斬れ味のマクリを決めたのが山﨑昭生だった。
 モーター吊りに出てきた選手も「出よるねえ!」と感嘆していたが、このモーターの2連対率57.6%という数字はホンモノかもしれない。レースから渋みたっぷりで悠然と引き揚げてきた山﨑は、「このままで行きます」とも言っていたが、実際に、その後は作業をしているところも見かけられなかった。
 そんな様子を見ていると、新鋭王座と名人戦という両極のタイトル制覇という偉業達成(新鋭王座は第4回大会優勝)も期待したくなってきた。
 話は少し脱線するが……、先日、私が取材に行った「まるがめブルーナイターの総合テスト」の際の記者会見にも山﨑はいたが、こちらの質問に対しては本当に丁寧に答えてくれるのがこの人だ。とにかくやさしい紳士なのである。
 これだけ格好良くて、やさしくて、そのうえモーターが噴いているというのもいかがなものか? ちょっと嫉妬してしまうくらいの人なのだ。

2009_0414_0508  9レースで決まった若女井正のマクリも美しかったが、そのレースで3着に来た金井秀夫のレースぶりも元気なものだった。
 以前に取材をしたこともあるため、午前中に挨拶をしていたが、そのときには、「たいしたことないね。……良くないね」と、“ブルースなしゃがれ声”で話してくれていたが(ハッキリいって、その声を聞かせていただくだけでシビれます!)、その後の整備作業とこのレースによって、ある程度の手応えを掴めていたのかもしれない。
 レース後、記者陣に取り囲まれながらリプレイ映像を確認していいるところを遠目で見ていたが、その顔はとても元気そうだった。
 そして、その後はすぐに本体整備を始めていたのだから、上積みに余念がない。
 さすがは「艇界のキース・リチャーズ」……、「報恩の人」なのである。

2009_0414_0576  ドリームメンバーに関しては、比較的、早めにメドが立てられた選手が多かったのか、午後の時間帯になっても慌ただしく作業をしている選手はいなかった。
 ボートを展示ピットに着けることになる10レース頃まで、新井敏司は待機ピットと整備室を何度も往復しながら作業をしていたが、それにしても、バタバタした感じはまるでしなかった。
 整備室に入る際、入口のところにカメラマンたちがいれば、誰かに対してレンズを向けているわけではなくても、腰を屈めてその前を通り、10レース前に作業を終えたあとには、“やることはやった”というような職人の顔も見せていた。
 そんな様子を見ていると、やっぱりこの人は凄いな、と唸らされるほどだった。

2009_0414_0478  そのドリーム戦、5号艇の関忠志にインを奪われながらも、1号艇・松野京吾がきっちりと勝っている。
 午前中は長く作業を続けていた松野も、午後にはモーター吊りの手伝いに何度も出てくる以外には作業をしているところはあまり見かけなくなっていた。
 こうしてメリハリをつけられるのも、名人たちならではだ。常に本命の一角に推されながらも、名人位を戴冠できずにいる松野には、この後の驀進も期待したい。

2009_0414_0414  荒天の中で1レースが始まった初日だが、午後には雨もほとんどあがって、水面もずいぶん穏やかになっていた。そして明日は、晴れる予報になっている。
 午後のピットで話をしていた“博多天皇”松田雅文さんによれば、こうして天気が極端に変わることでは調整が重要な意味を持ってくるという。今日のような雨の日には、インの選手がブルってしまいがちになり、カマシ屋が有利になるが、晴れになれば今度は、インがバシッと決まるようになるというのだ(ちなみに、この話はマクリの連勝があった8→9レースの前にしていたものだ)。
 ただし、ここに来ている名人たちのキャリアがあれば、「それも問題にはなりません」とのこと。松田さんもかつては、若い選手が天候の変化によってモーターがまるで出なくなったというときに、こうすればいいよとアドバイスを送ると、その選手の足が、すぐに戻ったこともあるというのだ。
 それができるのが名人クラスの選手たち――。
 明日以降の戦いもますます楽しみになってくる。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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“本紙予想”初日後半

Kです。意外と進入は荒れず、インが強い……。ちょっとばかり目論見が外れている感じですが、後半も傾向は変えずに攻めます。上島のマクリ2連発なるか!?

2009_0413_0052 7R 進入156/234
カド取れそうな上島がマクリ一発。原が連動する。
◎上島 ○原義 ▲新良 △尾崎
3連単2-361-全

8R 進入123/456
森脇が先マイ逃走。久間、山﨑が攻められるタイプなだけに、富田に展開ある。
◎森脇 ○富田 ▲山﨑昭 △久間
3連単1-432-全

9R 進入123/456
池上に逃げ切れるアシはある。好気配の原が続く。
◎池上 ○原由 ▲若女井
3連単1-24-全

10R 進入123/456
林が元気一杯に逃げ切り決める。吉田が自在に追走する。
◎林 ○吉田 ▲濱田 △沼田
3連単1-345-全

2009_0413_0727 11R 進入125/346
井川が前検でいいアシを見せていた。玉生も悪くなさそう。
◎井川 ○玉生 ▲川名 △佐藤
3連単1-246-全

12R ドリーム戦 進入1523/46
関の前付けで深くなった内をデジタルスタートで瀬尾がマクる。連動する古場が本線。
◎瀬尾 ○古場 ▲山﨑毅 △松野
3連単2-341-全


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安定板外れます

7Rから安定板が外れます。ご注意くださいませ!


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THE ピット――悟りの名人たち

2009_0413_0433  1レース前にピットに入ると、2レース以降は安定板を装着することを知らせるアナウンスがちょうど流れていた。
 その際、目の前にいた池上哲二などは薄い苦笑いを浮かべたようにも見えたが、それを聞いても、名人たちは動揺の色を見せたりはしない。ただし、すぐに安定板を選ぼうとする選手たちは複数いた。どの安定板でも変わらない気はするが、聞くところによれば、選手によっては安定板選びにもこだわりがあったりもするらしいので、ある程度、早い者勝ち的要素があるそうなのだ。
 早めに安定板を選んだうちの1人は片山晃などは「まさか安定板が着くとは思わなかった」とも言っていた(写真は片山晃)。

2009_0413_0528  そんな中にあって、朝のピットは、初日としては静かな動き出しといった印象だった。雨が降っている中、待機ピットで作業をしている選手も多かったが、装着場も静かで、整備室で本体整備をしている選手も見かけられなかったのだ。
 整備室内にあるペラ整備のための一画は、最初に見た時点で作業をしていたのは前年優勝者の田中伸二と村上信二の2人(写真は田中伸二)。
 時間をおいて見るたびに少しずつ選手は増えていたのだが、それでも“ペラ小屋大繁盛”的ムードが生まれることはなかったのだ。

1r0017198  そして1レース。いきなり凄いものが見られた。
“気になる上島センセイ”こと上島久男の5コースまくりである。
 スタートタイミングこそ0.22だったが、向い風9メートルの中でこのスタートを決めて、一気に絞っていった走りは豪快そのものだった。
“名人戦の広報部長”長嶺豊さんも「凄い! 凄いねえ~!!」と絶賛していたくらいなのである。
 レース後、なんでもないように引き揚げてきて、勝利者インタビューでもちょっと照れた感じで小声で話していたのも上島センセイらしかった。インタビューのあと、「格好よかったです」と声をかけると、やはり、ふふふと照れ笑いを浮かべていたものだ。そして、この風ではちょっと走りにくいというような話を少ししたあと、「さ、仕事しよう、整備しよう」と姿を消していったのだ。
 それからどれほどの間を空けずに装着場に戻ってくると、モーターからギアケースを外してギアケース調整を始めたのだから、さすがはセンセイだ!

2r0017204 「静かな動き出し」と書いたが、早い時間帯に整備などをしているのが見かけられたドリームメンバーは1号艇に乗る松野京吾だけだった。
 もちろん、他の選手もレースが近づいていけば必要な作業をしていくのだろうが、松野の場合は、かなり長い時間、装着場で、ボートに取り付けたままのモーターを整備していた。
 それも落ち着いた様子だったので、入念な確認的な作業だったのだろう。レースが始まれば手を止めて、ピットのモニターでレースを見たりもしていた。

3r0017201  2レースが近づいていた頃、「川名、安定板は?」と川名稔に尋ねていたのは高橋二朗だ。それに対して川名は、「俺だけ着けないから(笑)」と答えていたが……、まあ、実際はそんなことはない。
 川名が安定板を着けてないモーターを見ていたから高橋はそう聞いたわけだが、11レース一回乗りの川名にしても、安定板を着ける必要がなくならない限り、そのうち取り付けることになるだろう。
 その後2人は、しばらく高橋のモーターの傍で何かを話していたが、そんな光景は見ているだけでも嬉しくなってくる。
 この原稿では今、高橋、高橋と書いてはいるが、そうして呼び捨てするのはどうか、と迷わされるほど、二朗さんの風貌は「名人」そのものなのである。いや、仙人といったほうが近いのだろうか……。
 とにかく見かけどおりの素敵でダンディーな人なのだ。見習いたいものである。
(PHOTO/中尾茂幸+内池=後半3枚  TEXT/内池久貴)


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中道善博記念館オープン!

2009_0414_0108  鳴門の偉人。
 中道善博。
 今回の名人戦開催を、誰よりも喜んでいるのは、中道さんかもしれません。
 中道さんが現役時代に鳴門でSG開催があれば、あといくつ勲章を増やしただろう……そんなふうにも思うわけですが、それでも中道さんの地元にビッグがやって来たことは、誰にとっても感慨深いものであります。

2009_0414_0100  この名人戦開催を記念して、鳴門競艇場に「中道善博記念館」がオープンしました。中道さんが現役時代に着用していたSGジャンパーや、獲得してきた数多のトロフィーなどが陳列されている必見の企画、であります。
 本日、10時35分より、そのオープニングセレモニーが開催されました。紹介されてマイクの前に立った中道さんは、どこか照れくさそうな笑顔を見せておられました。日頃からお世話になっている取材班でありますが、中道さんはけっこう、いや、かなりシャイだという印象があります。まさしく随一の職人、なのですね。こうしたメモリアルホールのようなものができて当然、の大選手であるのは言うまでもありませんが、いざそれを目の前にすると、中道さん自身、嬉しさと同時に照れもあるんだろうなあ、と思った次第。そして、そんな中道さんの笑顔を見て、こちらも非常に嬉しくなったのでありました。僕らは恐れ多くてそんなふうには呼べませんが、「善さん」という愛称がとっても似合う笑顔でしたよ。
2009_0414_0126  中道さん、おめでとうございます!
 鳴門競艇場の名人戦にお越しの際は、入場して左手のほうにある、中道さんの偉大なる足跡をぜひ観覧してくださいね!(PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『穴・極選』初日

 今年2回目の平和島周年で、アワカツとともにボッコボコにされたHです。払戻窓口が懐かしい、つ~か、窓口ってどこにあったっけ?てな感じ。鳴門のジジレーサーたちから若々しいパワーをもらって、この大迷走状態から這い上がりたい!!
 ってなわけで、今節も無理筋承知で穴狙いに徹することにしましょう。あ、本命党には8Rの山崎昭生をおススメしときます。モーター勝率57%で前検コメントが「機勝率どおり」って……「私は神だ」っつ~くらいのモンスターエンジンかもかも?
 今日の穴極選は、何をしでかすかわからん「やんちゃジジ」がいる12Rドリーム戦。

 12Rドリーム
 ①松野京吾
★②瀬尾達也
★③古場輝義
 ④山崎 毅
◎⑤関 忠志
 ⑥新井敏司

進入512/346か152/346か125/346

 いつ何時万太郎を演出するかわからないのが「水上の妖怪」関チューの魅力。1=2に人気がかぶるここは絶好の狙い目です。進入は相手の出方次第で1~3コースまで想定できますが、深インでもSを張り込む男だし、2コースなら握って攻めるし、3コースなら瀬尾のマクリに乗っての割差し、と変幻自在に攻め立てるはず。もちろん私が見たいのはイン強奪劇。「瀬尾マクリ上等!」の気合で、深~~いインから大穴を目指します。相手は瀬尾と、美味しい展開がありそうな古場へ。

3連単★5-23-全


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感動いっぱいの開会式!

 開会式の選手紹介では、一言「一生懸命走ります」「最後まで精いっぱい走ります」というコメントで終わる選手が少なくなく、SGなどではそれもまた気合を感じさせるコメントではある。しかし……同じ一言でも、名人戦はやっぱり違う。年輪を積み重ねた者にしか出すことのできない味がある。我々若造には絶対に得ることのできない深みがある。
 人間力。
 言っちゃあなんだが、SG現役組でも絶対にかなわない、人間力が名人戦の選手にはある! そう痛感させられる開会式、なのである。

2009_0414_0003 森脇徹
「48歳になりました。頑張ります」

 文字にしてしまえば、年齢と、頑張ります、しか言っていない森脇のコメントも、そこに込められた意味(名人戦世代になったことの表明、とか)や、そのたたずまいはもう、「シブい!」と唸るしかない。シブいとは、もちろんカッコいいと同義である。
 いやあ、名人戦、やっぱいいなあ。
 熱気ムンムンの開会式会場に立ちながら、僕はいきなり感動させられたのでありました。

 というわけで開会式。味のあるコメントだけでなく、エンターテインメント色あふれたコメントもたくさんありましたぞ。

 たとえば、見事な白髪がトレードマークのこの方。
2009_0414_0052 高橋二朗
「これを終われば、還暦になります。最近、髪の毛が黒くなってきました」

 ダハハハ! そんなわきゃない、と思いつつも、名人戦に出る選手はそんな奇跡を起こしそうな気がしてくるからおそろしい。
上島久男
「団塊オヤジ、頑張ります!」

 同じく白髪のスタート鬼は、こうして同世代のオヤジたちにエールを送るのであります。
 名人線のエンターテイナーといえば、この人。
2009_0414_0040 大西英一
「ケガで3カ月休んでましたが、どうにか社会復帰できました」

 今年は例年と違って、ぐっとシブいコメントでしたが、社会復帰という言い方が大西らしさ。きっと、つらいケガだったのでしょう。“社会復帰”できたことで神妙になっているようにも見えました。
 大西同様、名人戦の開会式で魅せてくれる2人といえば……。
原由樹夫
「俺は黙って頑張ります」
2009_0414_0066 原田順一
「この目、見て。気合入っとるけん」

 う~ん、原ユー、カッコいい! 開会式で「俺」と言うのは、原ユーだけじゃないですかね。そして、原田の順ちゃんは、今年もお人柄があらわれる、やわらかな口調でありました。
 人柄があらわれるといえば、この人もにこやかで、柔らかな雰囲気を醸し出します。
片山晃
「万谷さんが引退するまえに、岡山で名人戦を優勝したいです。また、児島競艇場が名人戦を取れるように(開催できるように)、よろしくお願いします」

 岡山支部所属の選手は、全員が児島のマスコット「ガァ~コ」ぬいぐるみを客席に投げていました。岡山支部は常に大量参戦なだけに、いつか名人戦が開催されますよう。
 片山が名前を出したオヤビン。ハッキリ言って、そのコメントに私、泣きそうでした。
2009_0414_0073 万谷章
「1000番台、今も4人残っています。加藤峻二さん、酒井忠義、村田瑞穂。4人のために頑張ります」

 現役はたった4人となってしまった登番1000番台。昨年は、その4人が全員、名人戦に出場していました。しかし、今年はオヤビンのみ。単騎参戦したオヤビンが、4人の思いを背負って走る。そんな思いを表明し、全員の名前を挙げたオヤビン……感動しました。

 さてさて、鳴門で開催される51年ぶりのビッグということで、ご当地コメントも飛び出しました。
山口博司
「はるばる長崎は佐世保からやってまいりました。帰りに鳴門わかめ、買って帰ります」

 鳴門のわかめ、有名ですよね~。で、わかめといえば、似た名前の選手が出てますよね。開会式の選手コールはタレントの青田典子さんが務めたのですが、ネタだったのか何だったのか、「わかめ、ただし選手!」とコールしまして……
2009_0414_0019 若女井正
「わかめ、じゃなくて、わかめい、なんですけど、これを機に覚えてください。さっき(青田さんに)握手してもらったので、ツイてると思います」

 鳴門といえば、わかめ。わかめといえば、わかめい、かぁ……。舟券、買ってみよう。
 鳴門といえば、徳島支部。そのエースへのエールも続出しました。
廣光尚治
「同期の瀬尾の活躍を見に来ました。瀬尾のついでに買ってください」
新良一規
「同期の瀬尾達也の優勝を見に来ました。それに便乗して優勝戦に乗りたいです」

 やっぱり、主役は瀬尾達也、ですね。もちろん、廣光も新良も頑張れ!
 ということで、その瀬尾が最後に選手52名を代表して挨拶をしました。
2009_0414_0091瀬尾達也
「頑張ってるオヤジたちのレースです。ひと味もふた味も、いつもと違うレースを見せられると思います」

 我々は、先輩を尊敬しなければならない! 頑張ってるオヤジを尊敬しなければならない! そんな思いにさせられた、開会式でありました。瀬尾の言うとおり、ひと味もふた味も違うレースが、間違いなく堪能できる名人戦なのであります!(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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2Rより安定板がつきます

強烈な向かい風が吹き、水面が激しく波立っている鳴門競艇場。2Rより安定板装着でレースが行われることになりました。ご注意ください。


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本日の“本紙予想”競艇名人戦初日

 ども。Kです。今節も“本紙予想”を担当させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。憲吾3もうりちゃんさんも皆々様も、H記者を注目するついでのほんのちびっとでいいので、こちらも見てくださいね。
 さて、名人戦です。基本「イン主体予想」の“本紙”ですが、今節は総理杯のときのように「オール1号艇!」なんてことはいたしません。進入争いは激しく、S決めればがんがんとマクる名人世代。決してイン絶対という傾向はあり得ないのが名人戦であります。舞台となる鳴門も、インがめちゃくちゃ強いコースではない。むしろ最近は、1マーク攻める選手が強烈なレースを見せることも多いのであります。
 それでももちろん、主体をインとするのは変わりません。ただし、今回は進入も予想して、臨機応変に立ち向かいたいと思っております。

1R 進入123/456
地元でS勘ある新開が思い切りよくマクる。ダッシュ決める上島も脅威。
◎新開 ○上島 ▲森脇 △中尾
3連単2-564-全

2009_0413_0110 2R 進入123/456
やはり地元の岡がS決めそうだが、古谷が逃げ切る。濱田がまあまあのアシ。
◎古谷 ○濱田 ▲岡
3連単1-35-全

3R 進入125/346
好機・万谷が仕上がり途上で、新良が先マイ決める。
◎新良 ○万谷 ▲池上 △久間
3連単1-365-全

4R 進入124/356
枠なりの可能性もあるが、いずれにしても大西が逃げ切れる展開。
◎大西 ○石川 ▲小林 △林
3連単1-456-全

5R 進入1523/46
高橋も動けば進入は荒れる。前検気配上々の原が混戦を断つ。
2009_0413_0114 ◎原由 ○原田 ▲沼田 △佐藤
3連単5-321-全

6R 進入124/356
S決める岡を壁にして西山が逃げる。
◎西山 ○岡 ▲田中 △井川
3連単1-256-全

後半はのちほどアップします。


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初日! 名人戦、開幕!

おはようございます。競艇名人戦、初日でございます。匠たちの祭典がいよいよ開幕。51年ぶりの鳴門ビッグがいよいよスタートであります。鳴門は先ほど雨がぽつりぽつりと降っておりました。今日は全国的に雨だそうですが、ベテランたちの爽快な走りで盛り上がっちゃいましょう!

2009_0413_0106_2 今期の最年長A1といえば、この人、林貢であります。ある意味、今節は格上、なのですね。近況は決まり手まくりも増えており、元気一杯。かつてはSGを荒らしまくり、しかしタイトルには手が届いていませんが、区切りの第10代名人を目指してほしいものであります。(PHOTO/中尾茂幸)


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K記者の前検チェック

 BOATBoyでは、我らがH記者が「機力診断講座」を絶賛連載中。皆様、ぜひともご参照いただき、機力の目利きになってくださいね~。
 というわけで、前検チェック担当はKです。H記者じゃなくてすんません。でも、「機力診断講座」の編集担当は私です。

 てなことはともかく、前検チェック。多くの場と同じように、1~5班が前半組、6~9班が後半組と分かれて行なわれています。すなわち、足合わせはおおむね、前半組同士か後半組同士。前半組と後半組の比較は、若干難しくなっています。ちなみに、5班6号艇は佐藤勝生。ドリーム組(1班)を除いて、佐藤より登番の若い選手が後半組ということになります。
 目についた選手をピックアップしましょう。

原由樹夫/富田章/井川正人/山﨑昭生/田中伸二/古場輝義/山﨑毅/池上哲二/沼田嘉弘/若女井正

2009_0413_0689  富田が金井秀夫との足合わせで、一気にちぎってみせたのに驚嘆。富田が超抜かも……と思った瞬間、原ユーが富田をやっつけた。これが本日最初に目を見開かされた瞬間であります。実を言えば、その後の富田は水野要や大西英一らと互角よりやや強め程度、という足合わせをしており、ひょっとすると金井がヒドかったのか……という仮説は成り立ちます。そうなると、原ユーとの比較も……となるわけですが、本日のところはひとまず、原ユー&富田を特注としてあげておきます。
2009_0413_0535  井川は、数少ない「前半組とも足合わせをした後半組」。桑原淳一を2艇身ほど突き放した足合わせには迫力がありました。なお、その井川を古場輝義が出足~回り足でやっつけていたこと、沼田嘉弘が互角の足合わせをしていたこと、を付け加えておきましょう。
 前年度名人位の田中伸二は、スタート練習での行き足が軽快に見えました。足合わせは万谷オヤビンとマッチアップして優勢なアシ色。連覇に近づいた!?というには気が早すぎますが、期待はおおいにしてもよさそうな前検気配でありました。
 山﨑昭生は、西山昇一をちぎり、尾崎鉄也より優勢。ただし、西山の足合わせがこれ一度きりで他との比較が難しいのと、尾崎は他の足合わせではやや弱めだったことをお伝えしておきます。スタート練習での気配も悪くないとは思えましたが。
 山﨑毅と池上哲二は行き足から伸びの気配が良く、レーススタイルを考えれば、上々の前検だったように思えます。
 ピックアップしたなかで、妙な目立ち方をしていたのは若女井正。足合わせでは沼田にやっつけられたり、他との比較では弱めに見えた山田省二にもやっつけられたりと、決して良くは見えませんでした。ところが、スタート練習では行き足が目立つ一人だった。スタート練習の前にペラかチルトを変えた可能性はありますが……なんとも判断しづらいというのが正直なところです。そうそう、スタート練習でも妙な動きをしておりましたね。7班6号艇の若女井は、ピットアウトすると45mポールと5mポールの間を回るほどの大回り。そのまま6コースに行くのかなあ……と思いきや、前付け2コースであります……と思いきや、回り直しで結局6コース(笑)。何がしたかったんだろう?

 といったところで、前検タイムであります。

2009_0413_0131 1 上島久男 6.54
2 岡孝 6.58
  西山昇一
4 原田順一 6.59
5 若女井正 6.60
  原義昭
  森脇徹
8 久間繁 6.61
  片山晃
  木下繁美

 うがぁ、ピックアップした選手が一人もいない(笑)。しかしH記者も先の連載で言っております。「タイムは気にせず、自分の目を信じよ」と。少なくとも明日は、自分のあげた選手を狙ってみることにしましょう。もちろん、修正はジャンジャンと加えていくつもりです。それにしても……上島先生はすごいな、やっぱり。
 ちなみにワーストは……。
池上哲二 6.75
新開文夫 6.74
万谷章 6.73
水野要
藤井定美
金井秀夫 6.72

 あら、ピックアップしていた池上がワースト。もちろん、気にしません(笑)。
 ちなみに言っておくと、万谷と金井が2班。水野と藤井は4班。また、木下、飯田、若女井が7班。西山と原ギーが8班。ワースト組、ベスト組が同班で固まっているケースが多々あることが、前検タイムの真実を物語っています。そう考えると、やはり2班の原田順一が4位のタイムを出しているのは、価値が高そうですね。

 さてさて、本日はもうひとつ、スタート練習での進入に触れておきましょう。激しい進入争いが繰り広げられそうな名人戦ですからね。もちろん、前検スタート練習での艇番は、ドリーム戦を除き登番順、実際のレースとはまるっきり違います。しかし、スタート練習の中でもハッキリと意志を表明する選手が何人かいた。その選手を紹介しておきたいのです。
 まず、本日は3班を除いて、1本目は艇番通りの枠なり進入でした(7班で若女井がヘンテコな動きをしたのは先述したとおりですが)。まるで不文律でもあるかのように、すべて枠なり。だから、1班5号艇だった関忠志も、1本目は5コースからダッシュで練習しています。
2009_0413_0557  問題は2本目と3本目。多くの選手は、できるだけいろいろなパターンを試そうと、コースを変えておりました。たとえば、8班1号艇の西山昇一。1本目はもちろん1コース。2本目はセンタースローを試そうとしたのか、4コーススロー。そして3本目はダッシュの5コース(8班は5艇立てなので、最アウト)でありました。5班1号艇の大西英一は、1本目1コース、2本目は6コースと正反対のコース獲りで、3本目が3コーススロー。西山とは違うパターンですが、考え方は同じでしょう。このパターンがまあ、一般的だったわけです。
 そんななか、このパターンにハマらない選手が何人かいた。
●3本すべてスロー
松野京吾/原田順一
●1本目はダッシュだったけど、2本目3本目で80mから起こした
関忠志
●1本目はダッシュだったけど、2本目3本目でともにインを狙った
桑原淳一

 さらに、1本目から枠なりにならなかった、問題の3Rです。
2009_0413_0795 ●6号艇なのにいきなり前付け2コース、2本目3本目もスロー
原由樹夫
●2号艇なのにいきなりアウトに出て、2本目3本目もダッシュ
上島久男

 ちなみに、多くの選手が3本のうち2本をスローにする傾向でしたが、2本をダッシュにしたのは以下のとおり。
2009_0413_0489 新井敏司/古谷猛/國浦英徳/沖口幸栄
 関、原ユー、上島、沖口はなるほどなあ、の選手たちですが、意外な名前もあがっていますね。ともかく、この選手たちが進入をおおいにかき回し、名人戦を盛り上げてくれるのは間違いなさそうです。(PHOTO/中尾茂幸)


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THE ピット――前検、名人たちの「初動」

2009_0413_0462 モーター抽選が終わって昼休みが取られたあと、午後1時前には選手たちは動き出している。すぐにボートにモーターを取り付けていた選手としてはBOATBoyの“地べたアイドル” 西山昇一のほかに、小林昌敏、富山弘幸などが挙げられるが、そうしたメモを取っているうちに、選手たちは一斉に動き出し、メモどころではなくなった。
 SGの喧噪とはまた違うが、きびきびした動きで各選手が作業をしていく様子は、つい見とれてしまうほどのものなのだ。
 さすがは名人たちなのである。
 年に一度の祭典ということで、ピットのあちこらこちらでは、同窓会的に声を掛け合う場面なども見られるが、長話をしているわけではなく、ひと声ふた声、笑顔で声をかけ合うと、すぐに自分の作業へと戻っていく。その様子は、見ていて気持ちがいいくらいキビキビしたものなのだ。
 名人戦の“広報部長”を自認する長嶺豊さんも「やっぱり、名人戦はええですね」と、目を細めていたくらいである。

2009_0413_0709  動き出しが早かった選手の一人、新開文夫はさすが地元選手だ。モーターを取り付けながら、整備士さんと地元の言葉で話をしていたが、その感じはとてもリラックスできているようだった。
 その一方、ふと別の方向に目をやると、瀬尾達也がピット内を小走りしている姿も目に入ったりした。
 明日のドリーム戦出場選手に関してはスタート練習後に共同会見が行われているが、その際に瀬尾は、今回の名人戦が地元・鳴門で開催されることになったことに対してこんなふうにも言っていた。
「本当はもうちょっとゆっくりした気持ちで走りたいんですけど、今回ばかりはそうはいかないですから。違った気持ちで行かなければならないと思っています」
 整備士さんと話をしていたときには笑顔を見せていた新開や、もう一人の地元選手、岡孝も同じ気持ちでいるのに違いない。

2009_0413_0614 各選手が慌ただしく作業をしていたなかで、比較的マイペースで作業をしているように見えたのが“初出場の新人”飯田清だ。
「名人戦に来た気持ちはどうですか?」と尋ねてみると、「ああ~」と笑いながら首を傾げたあとに、しばしの沈黙……。
 やがて、「明日にならないとわからないですね」と答えてくれた。
「新兵の立場になるのはどうですか?」と訊くと、「それも、いいもんですよね。デビューした頃を思い出す感じです」と、またニッコリ。
 48歳の新人選手が浮かべる爽やかな笑顔。
 それが見られるのが名人戦なのである。

2009_0413_0170  65歳の最年長選手、万谷章オヤビンは、ピットでもとても元気だ!
 ボートリフトの傍にあるホースを手に取ると(基本的にはボートやピットの清掃に使う水道だろうと思われる)、傍にいた中尾カメラマンに対して、「これ飲もうと思うんだけど、大丈夫かなあ?」と言って、その返答も聞かないうちにゴクゴク。
 ホースから口を放すと……。
「ぬるい」とひと言。
 顔をしかめた様子もとてもキュートだった。

2009_0413_0305_2 「らしさ」を発揮していたといえば、大西英一もそう。
 まだ、ボートを水面にも降ろしていない段階から、桑原淳一に対して「ま、まあまあかな。2連対率も20何パーだし」と笑って話をしているところが見かけられた。
 今回のモーターについては、初卸しから間がないために数字はまったくアテにならないわけではあるが、“低調機を引いちゃった”というような意味で、こんな言い方をしたのではないかと思われる。こうした天邪鬼的発言は、いかにも「大西流」なのである。
 大西はケガがあったために、1月12日以来の出走となるので、体調などについてを尋ねてみたかったが、選手会の福永達夫新会長や高橋二朗などと長く話し込んでいたので、声をかけるタイミングは見つけられなかった。
 しかし、スタート特訓後にも、足は「まあまあ!」と言っていたし、その姿は元気そのものだった。
 あいかわらずバンダナもよく似合う。

2009_0413_0558_2  スタート特訓ではやはり、ドリーム組メンバーによって行なわれた第1班が注目だった。一走目こそ1234/56の並びになったが、2走目には関忠志(5号艇)が果敢な前付け! “明日の予行練習”とでもいうように、ずんずん前へと進んで行って、80メートル近辺からのスタートをしている!
 その2走目の隊形は521/436。
 新井敏司(6号艇)も動いた3走目は6513/42となったのだから、実に興味深い!
 共同会見で関は、その前付けについて聞かれると、それが“自分の仕事”とでもいうようにニヤニヤ。
「ひとつでも内側に動きたい気持ちはありますけど、ダメなら5コースでも」と煙には巻いていたが、「1コースに入れるなら、80でも行きますよ」と締め括っていた。

2009_0413_0178_3  対する1号艇の松野京吾は、「ピット離れもあるし、いろいろ(そのときの状況次第)でしょうけど、枠なりを想定しています」とのこと。
 また、名人戦優勝を狙う気持ちについてを尋ねられると、「今節の主役は2号艇でしょうから」と笑みを浮かべながら発言。
 その会見場では、後ろのほうで、問題の2号艇に乗る瀬尾達也が会見の順番待ちをしていたのを知っていたので、すぐにそちらを見てみると、「苦笑」なのか「不敵な笑み」なのかは判断しづらい感じでニヤリと笑っていたものだった。
 なお、松野に対してはその後に直接、「ドリーム戦1号艇の気持ちはどうですか?」と尋ねてみたが、「どうなんですかねえ」と笑って、ずいぶん空白の時間を空けてから「フクザツです(笑)」と一言。こうした物言いがいかにも「らしい」人なのである。

2009_0413_0184_2  さて、“気になる上島センセイ”こと上島久男の手応えはどうだったのか? 『BOATBoy』5月号の旬人インタビューで、チルト1.5度(鳴門のチルトMAX)用の新ペラを作ると宣言し、今朝、それを確認してみると「なんとか(作りました)」と答えてくれたわけだが……。
 作業をしている合間を狙って「新ペラはどうでしたか?」と尋ねてみると、ニッコリというよりニッカリといった感じの爽やかすぎる笑顔を浮かべて、こう言った。
「ぜ~んぜん、合わない。キャビってしまうし、難しいですね」
 続けて、「今後も試しはしませんか?」と確認すると、「うん、これを使うのはやめて、いつものペラでゼロ(チルト0)くらいで行きますよ」とのこと。
 ただし、「それでもある程度は伸びてくれそうですから」というのだから、上島センセイの必殺マクリ炸裂はまだまだ期待できそうだ。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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モーター抽選……ですが

 鳴門の現モーター初下ろしは3月3日。
 そうなのです、まだ1カ月ちょいしか経っていないのです。
 4節が開催されて、モーターの使用回数は各機2~3回。すなわち。
 相場はいっさい固まっていない、のである。
 この1カ月ちょいの2連対率上位を見ると――おおむねA1級選手が使用して、力通りに活躍して、数字アップ――というパターン。モーターパワーというよりは選手の技量が数字に反映している、と言うべきであろう。
 たとえば、57号機。初下ろしで中村有裕が乗って2連対率80%を叩き出し、次節でB1選手が乗って数字をやや落とす。次節は榎幸司が乗って、これが不振。これで2連対率順位は5位に下落……まあ、それでもまだユーユーの貯金が残って上位機には連ねられるのだろうが、榎の不振を思えば数字はまったくアテにできない。
 舟券を買う側としては、レースや試運転でしっかり機力を見極めるしかない。

2009_0413_0127  選手も、感覚は同様なのだろうか。いつにも増して、淡々と進んでいったモーター抽選。ガラポンから飛び出た玉を選手代表の新開文夫が読み上げても、歓声や笑いはほとんど起きず。いや、まるで他人の引いたモーターなど知ったこっちゃないかのような空気すら漂っていたのであった。ようするに、「数字なんかアテにならんのだから、誰が何号機引いたかは関係ない」ということだろう。
 万谷オヤビンが、前節で福田雅一が優勝している26号機を引いた。2連対率は48・1%。しかし……みな無関心、である。ひとり、万谷オヤビン自身が、ムヒヒヒヒと静かににやけていたが、それも数字を知ってのことだったかどうかはわからない。ガラポン回す前もにやけていたような気がするし。その直後、木下繁美が、2連対率52・0%の30号機を引き当てる。もちろん、みな無関心。そして、木下自身も表情をひとつも変えない。ヒゲが凛々しく映えるのみ、である。
 といった感じで、ほとんど同窓会の歓談風景にも見えたモーター抽選。まあ、整備力には自信のある方たちばかりだろうから、やっぱり日々の相場の変化を自分の目で確かめていくしかなさそうである。

 そうは言っても、いちおう上位10機とそれを引き当てた選手を紹介しておこう。
22号機(66・6%)2節使用でともにA1級使用……木下頼房
75号機(64・2%)前節、三角哲男がオール2連対でV……西山昇一
29号機(60・0%)石田政吾が2着先行。ヒモ型?……飯田清
36号機(57・6%)シラケン、芝田の兵庫A1が数字引き上げ……山﨑昭生
57号機(56・0%)中村有裕が初下ろしで10戦6勝……林貢
30号機(52・0%)馬袋義則が優勝している……木下繁美
60号機(50・0%)初下ろしで渡辺浩司がデビュー初V……濱田和弘
26号機(48・1%)前節で福田雅一が優勝……万谷章
55号機(48・1%)濱村芳宏が乗って準V……佐藤勝生
31号機(47・8%)鎌田義が8戦6勝2着1回……吉田稔

 根拠があるわけではないが、過去優勝のある30号機や60号機よりも、前節優勝の75号機、26号機あたりのほうが信頼できるのかな、と考えている。そのまま仕上がりが受け継がれたりするかもなあ……ということなのだが、まあ、確信はない。個人的には、1着がまだ0回なのに優出1回がある12号機(24・0%)……藤井定美、なんてのにも注目してみたいと思ってますが。
 ともかく、数字はあまり気にせず、この後の足合わせをはじめ、水面でパワーを把握していきたいと思います!(K)


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鳴門に「ダンディたち」が到着!

2009_0413_0005  さすがは名人たち!
 競艇場入りする姿が、まず味わい深い。
 ……正直に書けば、SGや新鋭王座、女子王座にくらべれば、入り待ちファンの数はぐっと少ないのは確かだが、熱心なファンたちにサインを求められると、手慣れた感じでそれに応えて、さっとピットに入る。
 集団で到着するケースは少ないうえに、基本的にはみんな無口で、関係者や記者陣などに挨拶をすると、すっとピットの奥のほうへと消えてしまうのだ……。
“ネタの宝庫”ともいえる原田順一にしても例外ではない。ピットに足を踏み入れてすぐ、JLCの女性キャスターに「やあ!」と手を挙げて挨拶すると、そのまま奥へと行ってしまった。その佇まいは、「やっぱり原田さんはいいなァ」って感じなのだが、その姿を見られたのはわずか数秒……。それでも、その姿を見られた数秒がなんとも味わい深いのだ。

2009_0413_0021  そんな中にあって、う~ん、と唸らされた登場もある。
 まずは関忠志。
 車種までは書かずにおくが、なんとも渋い小型のクルマが駐車場に入ってきて、「あっ、カッコいいクルマだな」と思っていると、それを運転していたのが関だったのだ。
 クルマから降りたあとには、ファンが寄ってきたのだが、すっとそれをよけるようにして関はピットの中へと入っていった。
 この時点でもう、関の「芸術的前付け」を見せられたようなものだから、ファンもこちらも納得である。

2009_0413_0042  そして、そのすぐあと、関のクルマとはまるで違うタイプのスポーツカーが登場!
 ハッキリいって、すんごいカッコいいスーパーカーであり、車を停める際にも、大げさではなくエンジンがウィンウィンと鳴っていたのだ。しかも、運転しているのはサングラスの渋い男性……。
「だ、誰だ!?」と思っていたら、サングラスを外して現われたのは、木下頼房だ!
 三重からこのクルマでやって来たのだとすれば、気合いが入っている。ファンにサインを求められると、すっと色紙を受け取り、含み笑いを浮かべながら、さささっとマジックを走らせるその姿は「SO CO~OL!!」。
 ハッキリいって、その姿を見ただけでホレた! 男惚れしてしまう頼房さんには、今朝のダンディ大賞を進呈したい。

2009_0413_0057  ダンディといえば忘れてはならないのが、“フライング王”上島久男だ(参考のために書いておけば、写真の奥にちらりと映っている、奥床しくて仕事熱心な白髪のダンディが私だ)。
 到着後すぐにファンたちに囲まれていたのだが、それを近くで見ていた私に気がつくとニッコリ! ……そう、発売されたばかりの『BOATBoy』5月号の「旬人」のためにインタビューしたいたので、こちらのことを覚えてくれていたのだ。ファンの傍を離れたあとには「先日はお世話になりました」と挨拶してくれたので、もちろんこちらも最敬礼!
 そして、その旬人インタビューでも話してくれていたことを確認するため、「チルト1.5用のペラはできましたか?」と尋ねてみると、「なんとかね」と笑って、「今日さっそく試してみようと思っています」とのことだった。
 いやいや、そのペラがバッチリ決まってくれることを祈るばかりだ。そうなれば、阿波勝哉にも負けない迫力の6コースまくりが鳴門で見られるに違いない。

2009_0413_0069  そうして、次々と選手が会場入りをしていった10時35分頃に到着したのが名人戦には欠かせない名俳優になっている小林昌敏だ。
 ピットへと入っていく門をくぐったあとに、JLCのキャスターに、他の選手たちはもう到着しているかと確認して、返事を聞くと、「やっぱり年寄りは早いな」とニッコリ。
 その笑顔は、頼房さんにも負けないくらいダンディだった。
 小林は53歳と、名人たちのなかにあっては若い世代であり、今節もその実力を存分に発揮してくれることだろう。

2009_0413_0122  その後、“次なるダンディ”原義昭が登場。こちらもダンディな男だけあって人気で、老若男女のファンに取り囲まれていたのだが……、それがひと段落つきかけていた頃、「来た!」と歓声を挙げたファンがいたので、そちらを見てみると……、そこに立っていたは、 “ダンディの総元締め”ともいっていい万谷章だった。そう、泣く子も黙らず、泣く子も笑う万谷オヤビンである。
 ……ああ、その姿を見られただけで、私は幸せです。
 大げさではなく、そう思わせるだけのものがある佇まいなのだから、とてつもない人だ。まさに偉人!
 その姿を見た瞬間、3年前の尼崎名人戦優勝戦で見た鮮やかなマクリが甦ってくる。脳裏から決して消えることはないあの映像……。今年も、あの一撃に匹敵するような大マクリを見せてください。
 期待してます、万谷オヤビン!
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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鳴門です! 名人戦です!

Cimg4444 おはようございます。取材班は昨日に出発し、前乗りしたのですが、なぜかネットの調子が悪く、「明日から名人戦だよ~」記事はアップできませんでした。というわけで、ただいま鳴門競艇場に到着! 51年ぶりのビッグレースが開催される、鳴門でございます! 鳴門に来るのは初めてではないのですが、なんだか装いも違う気がしますね、ビッグの朝は!

この鳴門で開催されるのは、匠たちの祭典、競艇名人戦! 名優たちが集結する、いぶし銀の戦いであります! 彼らがいるからこそ競艇! そんな思いで鳴門の水面を見つめ、競艇の醍醐味に酔いしれましょう! もちろん、本日の前検から19日の優勝戦まで、ここ鳴門からレポートしてまいります。

今節もよろしくお願いいたします!


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