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ボートレース特集 > 2009GI浜名湖ダイヤモンドカップ
この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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 ボートレース特集

浜名湖お土産当選者!

浜名湖ダイヤモンドカップ、プレゼントクイズで正解できなかった方のなかから1名様にお土産を! のご当選者は……

札幌の競艇侍さんです。おめでとうございます。↓の記事中にあるメールアドレスまで、ご送付先をお願いいたします。それでは~。


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浜名湖プレゼント当選者発表!

お待たせいたしました。浜名湖プレゼントクイズ、当選者の発表です。厳正な抽選の結果……以下の通りになりました(敬称略)。

yugo★
ママ
あゆまん
ルート106
さくら
ゆうた
江戸川のヤギ
けいこ
まなめ
捲り差し炸裂!

また、①の正解者以外の方から、アンケート解答いただいた方の中から1名、別個にお土産をプレゼントしたいと思います。その当選者は明日!

プレゼントクイズ当選者の10名の方は、

tanakakogyo@hotmail.co.jp

にご送付先を7日までにお送りいただきますよう、お願いいたします。10日までには発送させていただきます。


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カメラマンNの勝手にベストショット10

素晴らしい優勝戦を見ることが出来ました。

節を通じて素晴らしいレースを魅せてくれた笠原亮

優勝戦では一旦先頭に立った池田浩二

機力イマイチも優勝戦まで駒を進めた坪井康晴

優勝戦でトップスタート、もう伏兵とは言わせない今坂勝広

もう“テツ”のそっくりさんとは言わせない萩原秀人

しかしこの素晴らしい5選手は福島の脇役に過ぎなかった。

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THE ピット――がむしゃら! +本日の水神祭(優勝戦)

2009_0803_0534   最終日。そのメインイベントが優勝戦であるのはもちろんだが、その前にまず、8レースの菊地孝平には驚かされた。
 6号艇のこのレースで菊地はチルト3度を選択! おそらく初めての挑戦だったはずだが、それで見事に6コースまくりを決めてみせたのだ。
 このレース直後にピットに入ると、なんと菊地は、一度引き揚げていたボートを早くも水面に下ろそうとしていた。
 ボートを陸に上げている間には、チルトをマイナス0.5度に戻す程度の時間しかなかったはずだ。
 その菊地に対して、「黒須田が今のレースを見て腰が抜けた、と言ってました」と伝えると(黒須田=NIFTY主宰&BOATBoy編集長/腰の抜け具合に関しては↓の「本日の一般戦ベストパフォーマンス」参照)……。
「えっ、誰? 黒須田さん? アハッ! たまたまですよ、たまたま」とニッコリ。
 そして、すぐさまボートを下ろすと、優勝戦メンバーを中心としたスタート特訓に参加していったのだ。

2009_0804_0165  このスタート特訓には笠原亮を除いた優勝戦メンバーに、11レース出走の菊地(1号艇)と瓜生正義(4号艇)が混じるかたちで行なわれた。
 特訓後に待機ピットに戻ってきた優勝戦1号艇=福島勇樹の表情は少しこわばっているようにも見えたものだが、その傍にボートを着けた菊地が「2本目は追いつかれた感じがしたよ」と声をかけると、福島の表情は瞬時にやわらいだ。
 そうした意味でいっても、今日の菊地はピットのキーマンにもなっていた。
 その後の福島は、レースまでとくに緊張に支配されるようなことはなく過ごしているようにも見えていた。

2009_0804_0145  この後の動きが気になったのは、一人だけスタート特訓に参加しなかった笠原だ。
 その時間帯の笠原は、ペラ小屋でずっと、ペラ調整を続けていたのである。
 師匠の服部幸男が出走する9レースが始まった際には、レースをモニターで見るため整備室に向かっていったが、3号艇の服部がマクリ差しを決めて大勢が決すると、2周目の途中でペラ小屋に戻って作業を再開していた。
 その行動からいえば、時間を惜しんでいるようにも見えたものだが、レース後には服部のエンジン吊りに出て行き、モーター格納を最後まで手伝った。その後はさらにペラ調整をやっていたのだが、10レースの締め切り前にはひと段落ついたようだった。整備室内で坪井康晴と並んでペラを拭いている場面が目にされた。
 結果から先にいえば、笠原は5着に敗れたが、少し展開が違えば1着になっていた可能性も充分あったレースだったのだから、納得の仕上げができていたのだろう。
 笠原と変わらないくらいペラと向き合い続けた今坂勝広や、リラックスと緊張が程良く融和しているように見えた萩原秀人も、それぞれ自分なりに納得してレースを迎えられたのではないかと考えられる。

2009_0804_r12_0733_2  優勝戦――。
 1日を通して誰よりリラックスして過ごしていたようだった池田浩二のマクリ差しが決まったようにも見えたが、2マークにおいて福島が大逆転!
 見事にGⅠ初優勝を決めている。
 ウィニングランをすることもなくピットに戻ってきた福島は、迎えに出ていた同期の山崎哲司とハイタッチ!
 表彰式に向かうために救助艇に乗るように促してきたピットのスタッフに対しては「もう、とにかくがむしゃらでした!」と、まくしたてるように言っていた。そんな様子からは、まだまだ興奮がおさまらない状態であるのがよく伝わってきたものだ。
 その後の表彰式でも「めちゃくちゃ緊張していて、起こしが変だったんです!」と話していたが、こちらが思っていた以上に厳しいプレッシャーとの戦いが続けられていたわけなのだろう。

2009_0804_r12_0805  この後にもう一度、ピットに戻ってきた福島はやはり興奮状態にあるようだった。
 山崎哲司と再度のハイタッチをして、阿波勝哉ともハイタッチ!
 地元・静岡の菊地や笠原、今坂の祝福も受けて、そのまま水神祭が執り行なわれれている。
「高い、高い! ちょっと待って、ちょっと待って!」
 と悲鳴をあげたが、やさしい先輩たち(阿波や角谷健吾、山本英志+静岡勢)には聞き入れてもらえず、そのままバシャ~ン!
 温かい拍手に包まれた、幸福感にあふれた水神祭となっている。

2009_0804_r12_0816  表彰式では「浜名湖は大好きで、地元だと思って走っています」と話していたように、浜名湖における福島はめっぽう強い!
 だが、浜名湖に限らず、いまの福島の勢いはとにかく凄いものになっている。
 87期初の記念レーサーになった福島の今後は、とにかく楽しみだ。
 ……がむしゃら!
 なによりそれが福島の武器である。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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浜名湖ダイヤモンドカップ 優勝戦私的回顧

福島マジック!?

①福島勇樹(茨城)
②笠原亮(静岡)
③池田浩二(愛知)
④坪井康晴(静岡)
⑤今坂勝広(静岡)
⑥萩原秀人(福井)

 福島マジック。そう呼ぶべきなのだろうか。
 2M逆転差し。先行艇がターンマークを外し、すかさずその間隙を突く、そんなシーンが3日続いたのだ。
 4日目8Rは丸岡正典。5日目12Rは今坂勝広。6日目12Rは池田浩二。
 ターンに定評のある男たちが、魔に魅入られたかのように、ターン漏れをした……。猛烈なアシ色で背後に迫る福島勇樹の影におびえたわけでもなかろうに、ことごとく逆転Vロードを用意してしまった……。
 やはり、福島マジック、そう呼ぶしかないような気がする。

2009_0804_r12_0619  表彰式でのコメントによれば、福島は緊張していたという。ピット離れで遅れたわけではないが、小回り防止ブイに到達するまでにいったん笠原亮に前に出られている福島。笠原がこだわらなかったことで、1コースをキープすることはできたが、舳先をスタートラインに向けてからは舞い上がっているところがあったようだ。
 130mをやや入った地点からの福島の起こしは、明らかに早かった。白い引き波がボートの後部に立ち始めたのがほぼターンマーク起こしの2~3コースと変わらなかったのだ。スリットに近づいてもなかなか外との差がつまらない状況に、福島も気づいていたという。「緊張してしまっていて、起こしがぜんぜんわからなかった。そしたら、めちゃくちゃ速くて(苦笑)」
 終始ニコニコとおかしそうに笑っていた表彰式での福島が、不意に真剣な顔つきになったのは、まさにこのスタートについて振り返ったときだった。レバーを揉みながら必死でタイミングを合わせ、福島はコンマ14でスリットを駆け抜ける。早仕掛けだと気づいたこと、きっちり1艇身に合わせたこと、そしてスタート展示では萩原秀人以外ゼロ台だった外の艇たちがコンマ10~19にとどまったこと……この時点ですでに、福島には誰よりもツキがあったと言うべきかもしれない。

2009_0804_r12_0630  1マークを支配したのは、池田浩二である。これぞ池田浩二のスーパーテクニック。池田がハンドルを入れ、2コースの笠原の上を乗り越えていこうとする瞬間、スタンドでは若い女性ファンが飛び上がっていた。
 早仕掛けでスタートを合わせていた福島は、スリット後に持前の伸びを繰り出すことができずにいた。他艇に出し抜かれていなかったのが幸いだったが、それでも1Mの福島のターンはやや慌てたものになっている。焦った先マイは往々にして流れるもの。それを見た笠原が、ターンマークぎりぎりを狙って差しハンドルを入れた。福島の引き波さえ超えれば、その先には穏やかなバック水面が待っている。本来であれば、見事な差し技である。
2009_0804_r12_0635  しかし、池田が一枚上手だった。笠原にツケマイを浴びせるようなかたちで、笠原の艇の後部に別の引き波を作った。笠原はこれにずっぷりと乗る。2コース差しが流れる典型的なパターン。笠原にとっては相手が悪かった、そう言うしかない。
 笠原を沈めた池田は、そのままの勢いでバック水面に突き抜けていく。さっきの女性ファンがさらに何度も飛び跳ねる。ジャンプしながら、手を叩く。2番手になんとか残した福島との差は2~3艇身。その女性のジャンプは、あと2周半の間、続くもののように思われた。

 福島マジックが現出したのは、10数秒後のことである。盤石に見えていた池田が、わずかにターンマークを外した。スーパーテクニックの持ち主である池田が、まさかのミスを喫した。ミスといったって、大きなミスではない。ほんの些細なことだし、差を詰められる程度で済んでいてもおかしくはないものだ。
2009_0804_r12_0655  しかし、福島はそれを見透かしていたかのように、俊敏に初動を切っていた。一発目のハンドルは、おそらく池田より早い。ほんの数秒後におこることを予測していたような動きで、池田が外したターンマークぎりぎりを福島は旋回した。内から坪井康晴が突っ込んできていたが、思い描いた航跡を1ミリも漏らさずに駆け抜けた福島には届かなかった。
 ターンの出口で内に福島、外に池田とラップになる。こうなれば、福島のパワーはキレキレだった。スリットのはるか前で、池田を約1艇身、突き離したのだ。それでも池田は食らいついていた。2周1Mのターンは、惚れ惚れするほどに鋭かった。今度はターンマークをなぞるように放った渾身の逆転差しは、一瞬、福島を捉えたようにも見えたほどだった。
2009_0804_r12_0668  そして実際、池田の舳先は福島の艇尾をつかまえている。こじ入れることができれば、また違った展開になっていたことだろう。SG2Vのクールガイにとって、GⅠ未制覇のヤングガイをあしらうことはそれほど難しいことではあるまい。それをさせなかったのは、スリットから1Mでは失っていた冷静さを取り戻していたこと、そして超抜クラスに仕上がっていた相棒のパワーだった。つかまえたと思った福島の艇尾はあっという間に池田の舳先を引き離し、後塵を浴びせた。スーッ。そんな音が聞こえるくらいに、福島は軽々と池田を突き放したのである。先ほどの女性ファンはその瞬間、地べたに座り込んでいた。代わりに、目の前のおっちゃんファンが立ち上がって、壮快に笑った。
2009_0804_r12_0709  単走状態に入った福島は、もはや負ける要素がなかった。「並んでからは、僕のほうが機力は出ていたので、ちゃんと回れば大丈夫だと思った」と表彰式で語ったとおり、ターンマークごとに、もしかしたら直線でも、福島はじわじわと池田との差を広げていった。単走というよりは、もはや独走であった。

 それにしても……と冒頭に戻る。3日連続で炸裂した福島マジック。これは単なる偶然なのだろうか。福島のパワーを先行選手が警戒した。いやいや、福島自身の実力が彼らに認知され、ターンに余計な力が入ってしまった。もしかしたら、2Mに引き波が残っていた? あるいは、浜名湖の2Mには魔物が潜んでいる……さまざまな想像はできる。そして、そのどれもが確信をもてない。
 ひとつ言えることは、幸運があったからといって、この優勝がフロックであるわけはない、ということだ。
2009_0804_r12_0771  近況の絶好調ぶりは艇界屈指であること。蒲郡の記念でも優勝戦のレース展開を作っていること。そうした好成績はもちろんペラの好調とも比例しているのだろうが、「自分はこういうレーサーだ、という特徴のある選手になりたい」という思いが、そこに魂を吹き込んだのだと僕は思う。つまり、選手として一段高い意識をもったこと。そうしたことが、福島勇樹という男を記念レーサーにふさわしい男にしたと思うのだ。
 ましてや、浜名湖4連続優出で、これが3連続Vだそうである。福島勇樹は、このダイヤモンドカップにおいて、最初から本命の一人だったのかもしれない。
 福島マジックは、そんな背景から生まれた……といったら穿ちすぎだろうか。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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本日の一般戦ベストパフォーマンス

 8Rスタート展示。6号艇・菊地孝平が、小回り防止ブイを回ってエンジンをぶいんと噴かす。おぉ、最近のキクちゃんは外枠だと動くこともあるからなあ、ここは前付けかぁ……と眺めていると、そのまま真っ直ぐピットの方向へブイーンと駆けて行った。キクちゃん、アンタはアワカツヤかぁぁぁぁぁ! そうツッコミを入れた瞬間、実況の工藤さんの声が響く。
「6号艇、チルト3度」
2009_0803_0103  菊地孝平がチルト3度! 本当にアワカツヤをやるつもりだったのか! いやはや、驚いた。ちゃんと調べたわけではないが、菊地孝平のチルト3度はまったく記憶にない。最終日の一般戦、試すにはもってこいのレースではあるのは認めるが、それでもまるで想像していなかった菊地のマックス跳ね。目を丸くしながら見ていたスタート展示のスリット、う~~ん、けっこう伸びてるなあ……。
 スタ展のSTはコンマ06のオーバー、半艇身弱のフライングだった。さあ、ここから考えた。スタ展の半艇身オーバーは、本番で修正しやすいという。1艇身遅らせれば、ちょうど半艇身残しの好スタートになるからだ。とはいえ、菊地の体感にチルト3度の記憶と感覚は残っているのかどうか。ふだんと同じ感覚の修正で大丈夫? でも安全なスタートを狙おうとしたら、起こしのタイミングはわからないのではないか。ドカ遅れって可能性だってもちろんある。そうしたら不発も不発、何もできずに終わってしまうだろう……。
 などと思いをめぐらせている間に(菊地外しの舟券をしこたま握りつつ)本番。
 はい、コンマ07。
 この男のスタート力というのは、どこまで底なしなんだ! おそらく初の、そうでなくとも経験値の圧倒的に少ないチルト3度で、ここまでバシッとSを決められるなんて!
 しかも、3~5コースがヘコんだ。絶好の展開である。くいくいと伸びた菊地は、2コース佐々木康幸に合わせられるかと見えながらも、そのまま全速で握ってマクリいっぱぁぁぁぁぁつっ! 決まった! 今節は阿波勝哉も決められなかったチルトサンダー大マクリを決めてしまった!
 もはや菊地孝平は、まぎれもないスーパースターである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/K)


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“本紙予想”浜名湖ダイヤモンドカップ優勝戦

 今日はインが強くはないけど、最後もやっぱりイン主体!

10R 特別選抜B戦 
馬袋がインから逃げ切れるアシ。松本、新田の内枠勢のアシがいい。
◎馬袋 ○松本 ▲新田 
3連単1-23-全

11R 特別選抜A戦   
今日は菊地が本来のイン信頼度を見せつける。佐藤の捌きが怖い。
◎菊地 ○佐藤 ▲佐々木 △瓜生
3連単1-34-全

12R 優勝戦 
福島のピット離れ、今坂のコメントが気になるが、結局は枠なりで落ち着きそう。坪井にいつもの強力アシあればカド戦が非常に脅威だが、今回はどこまで攻め切れるか微妙。福島はイン戦向きのアシではないとはいえ、多少の後手は伸び返して先マイはできそう。GⅠ初Vが本命。福島に迷いあれば、笠原がきっちりとターンして抜け出す。この折り返しで勝負したい。笠原アタマの場合は、池田と今坂へも押さえておきたい。
◎福島 ○笠原
3連単1=2-全 2-35-全

今節もお付き合いいただき、ありがとうございました。


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優出選手インタビュー

Cimg4664  第5R発売中にサンホールで優勝戦出場選手インタビューが行なわれました。まず最初に、「浜名湖&桐生コラボGⅠ」を記念して、スワッキー(浜名湖マスコット)とドラキリュウ(桐生マスコット)のぬいぐるみを6名が客席に投げ込むというプレゼントからスタート。投げ込み方にも選手の個性というのはあらわれるものですね。進行は荻野滋夫さんであります。

Cimg4667 ①福島勇樹(茨城)
「(コラボGⅠのPRを担当。今節前にはメディア回りなども行なっている)このGⅠは僕だけちょっと長かったですね(微笑)。機力的には全部いいわけじゃないですが、トータルしたら一番いいんでしょうね。伸びが中心です。今日はピット離れに気をつけて調整したい。インしか考えていません。たまたま僕が1号艇ですけど、チャレンジジャーの身だと思っている」
※あまり緊張感は伝わってきませんでしたが、自信たっぷりという感じでもなかったですね。伸び型のインコースだけに、悩ましいところなんでしょうか……。

②笠原亮(静岡)
「プロペラを今やっています。乗り味重視です。最初から雰囲気はありました。いちおう2コースで。スタート勘は合ってきました。コンマ10くらいで。頑張ります」
※短いセンテンスで口数少な、というのがこういう場での笠原亮。本当に苦手なんだそうです。というわけで、なかなか決意を読み取れないんですよね。

③池田浩二(愛知)
「(エース機のパワーにはもうちょっと、ですか?)いや、もうだいぶ、ですね。今朝、昨日の状態で乗ったんですけど、伸びが強いです。回り足は昨日よりちょっとよかったです。ただ、ターン回りがしっくりきてないですね。Sは決まっていると思います。コースはスローから。1~3コースまで考えているので。コースは獲れるなら獲ります」
※気になったコメントはコース獲りについて。意表を突く進入があるのかどうか。それともブラフで幻惑作戦? ともかく、いろんな作戦を練っているようではあります。

Cimg4674 ④坪井康晴(静岡)
「機力は特に……はい、そんなに変わり映えなく。回り足はまずまずですが、行きアシは上のメンバーに入るとちょっと落ちます。まあ普通はあるので、伸びられることはないと思う。あとはロスをめちゃくちゃ少なくして、自分のターンができるようになれば。コースは基本4コースでいいと思っていますが、いろんなコースに対応できるように練習します」
※やはりいつもの坪井のパワーにまで到達はしていない様子。4コースでいい、っていう言い方が少し気になりました。

⑤今坂勝広(静岡)
「聞いていた以上に回転が上がらなくて驚いています。今は大丈夫ですが。行きアシ中心に出足型で仕上がっています。朝、試運転してペラを叩いたけど、良くなってる。コースは、ピット離れで出ていけば、貪欲にひとつでも内へ、と考えています。Sは速いタイミングで見えている。とにかくスタートだけはぶち込んでいきます」
※もっともコメントが力強かったのは、この今坂でした。コースを動く可能性、そしてぶち込みS宣言……キーマンはこの人になってくるかもしれませんね。

⑥萩原秀人(福井)
「アシは相当いいと思います。ターン回りですね。回ってから伸び切るまでがいいと思います。昨日チルトを変えたのは失敗でした。今日はしっかりマイナスでいきます。コースは6コースからS集中していきます。今坂さんがぶち込むと言ったので、しっかりついていって、展開を突きたいです」
※今坂さんについていく? コース動くかもしれないけど、その場合も、でしょうか。今坂の外は美味しそうだ……。アシに対しては自信があるようでした。


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THE ピット――優勝戦の朝

2009_0803_0114  昨日に続いての快晴! 暖かい日差しを浴びながらピットに入った10時半頃は、ちょうど優出選手の多くが試運転から引き揚げてくる時間帯になっていた。
 笠原亮は、師である服部幸男とともにボートリフトから上がってきたが、笠原に何かを話しかけていた服部の顔に浮かんでいた笑みが2人の好調ぶりを物語っているようだった。
 笠原に対して、「今朝の足はどうですか?」と質問してみると、「まあまあですね。あとは乗り心地ですが、ペラを換えたんで合わせる余地はあると思います」と答えてくれた。
 その後、装着場で作業をしている笠原を傍で見ていると、私のその様子がモノ欲しそうにでも見えたのか……。笠原はもう一度、自分から「まあまあです!」と声を投げかけてきてくれた。
 それで私ももう一度、「さっきは服部さんと合わせてたんですか?」と訊いてみると、「はい! 服部さんが良くなっていたんでビックリしました」とニッコリ。
 この師弟のコンディションはやはり、その表情が物語っていたように上々と見ていいだろう。

2009_0730_0313  笠原よりわずかに早く試運転から引き揚げてきた坪井康晴は、待機ピットにボートを着けたあと、しばらく無言でモーターを見つめながら考え込んでいた。
 そして、しばらくするともう一度、試運転に飛び出していき、それから引き揚げてきたあとにはプロペラを外して、整備室内のペラ修理室へと入っていった(ペラ修理室といっても、浜名湖の場合は、もうひとつのペラ小屋と考えていい)。
 そうした動きをしているなかで、表情はやや曇りがちにも見えたものだが、それはこちらの勘違いだったのか……。
 ペラ修理室の調整もそれほど長くはなく、ひと休みするため食堂に入っていくところも見かけられたので、今日1日、どのように足を仕上げていくかをじっくり考えていたということなのだろう。

2009_0801_0521  池田浩二もこのタイミングで試運転から引き揚げてきたが、装着場にいた瓜生正義と何かを話して、ハハハハハと互いに笑い合ったあとには姿を消した。
 また、今坂勝広は朝の試運転には出なかったのか、もう少し出るのが早かったのか……。
 試運転から戻ってきた服部がペラ小屋での作業を始めたときには、その向かい側に腰をおろしてペラ調整をやっていた。

P8040015bb1_2  笠原に声をかけていた頃、福島勇樹は整備室の中でリードバルブの調整をやっていた。その後は丁寧にモーターを拭くなどしていた姿が神経質になっているようにも見え、少々気になった。
 そこで、整備室から出てきたときに「1号艇の緊張はないですか?」と声を掛けてみたのだが、神経質そうに見えたというのは私の思い過ごしだったのか……。一瞬、質問の意図がわからないというような顔になったあと、「はい、ないです!」と、ニコリと笑って答えてくれた。この福島という男は、けっこう天然なところがあるというのか、物事に動じないタイプではないかという印象を受けたものだ。
 この後の福島は装着場でモーターやボートの点検をしていたが、隣にボートを置いていた重成一人が何かを話しかけていた。その様子は遠目で見ていたので、何を話していたかは聞こえてこなかった。ただ、重成の様子を見ていると、最初は説教をしているのかと思われ、次にからかっているようにも思われ、さらにはアドバイスを送っているようにも見えたのだから、何を話していたのかはよくわからない。
 それでも、2人は時々、気持ちのいい笑い声をあげていたし、最後には並んで水面のほうを見たりもして、いい雰囲気(?)を醸し出していた。そうして重成が福島をさらにリラックスさせていたのは間違いない。

2009_0802_0295  優出メンバー6人のなかで、最後まで姿を見つけられなかったのは萩原秀人だ。装着場の隅にボートを置いたまま、なかなかピットには現われなかったのだ。
 萩原が登場したのは1レース後のこと。
 食堂から出てきてエンジン吊りの手伝いをやったが、吉川昭男の手伝いをしたあとは、松村康太と競い合うようにダッシュで移動して、白石健のモーター格納も手伝う「ハシゴ手伝い」!
 それがひと段落つくと、また控室のほうへと引き上げようとしていたので、今日、慌ててやるような作業はないということなのだろう。
 その途中で、湯川浩司に声を掛けられると、何かの一発ギャグなのか、大きく口を開いて、シャーッ!と蛇のように湯川を威嚇していた。
 ……この男、意外と面白いかも。
 さすがは筆者と同じ福井人である。
(PHOTO/中尾茂幸 +内池=福島&重成の2ショットのみ   TEXT/内池久貴)


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H選手の『穴・極選ブラック』優勝戦

 プレゼントクイズ「もっとも印象に残る選手」にノミネートされた自宅謹慎Hです(Fさん、貴重な一票どもっす。どんな意味での“印象”かはさておきw)
 さあ、「板垣死すとも自由は死せず」ならぬ「H死すとも極選は死せず」、最後に指定するのは破れかぶれの優勝戦です! 準優があれだけ荒れに荒れたのだから、優勝戦だけガチガチ鉄板になるとは思えませぬ。アユケンどの(←勝負は桐生?)、ジャンクさん、毒を喰らわばで最期の死に水まで採っていただきましょうか。

12R 優勝戦  今節のスタートタイミング
 ①福島勇樹  16・14・01・08・15・10・10
★②笠原 亮  18・20・27・28・12・09・09
 ③池田浩二  13・11・11・08・10・09・09
 ④坪井康晴  17・20・17・22・15・20・19
◎⑤今坂勝広  08・19・08・12・20・05・03
◎⑥萩原秀人  18・15・19・12・01・08・02

進入123/456

 心情としては福島悲願の記念初Vを応援しています。最近のレースっぷりは爽快無比で目に心地よいし、蒲郡周年で守田俊介Vの立役者にもなってくれた。ここで逃げきったら心からの拍手を贈ります。が、私の舟券推理はどうしても別の結末へと辿りついてしまう。順を追って説明しましょう。
①まず、自力で攻めそうなのが135の奇数艇。インの福島は当然として、怖いのは池田と今坂。今節の池田のSTをご覧ください。サイボーグのように10前後を刻んでいます。私は前検から「スーパーエース機の能力を引き出しきれていない」と感じていましたが、出足の底力はこのスタートに反映されています。さらにスリットからの行き足も上位級になったと思える今、笠原が差しハンドルを入れた瞬間(福島の伸び返しがゴッツイので、おそらく差し構え)に池田は握って攻めるでしょうね。
②続いて今坂。内の坪井とのコメントの対比が面白い。坪井「行き足、出足が欲しい」で今坂「行き足、出足がいい」。坪井の出足のなさはSTにもはっきり反映されていて、このパワー差なら今坂がスリットから覗きます。坪井としては池田マーク差しに活路を見出したいところですが、その前に強烈な今坂の全速アタックを喰う可能性が大きいのです。
③では、キーマンの池田と今坂はまくりなのかまくり差しなのか? これでレースは大きく変わる。私は池田が強ツケマイを放つと考えています。笠原の行き足も半端じゃないので、3コースまくり差しは至難の業。福島の伸び返しをターンスピードで抑え込もうとする。そう読みます。
④もちろん福島も握って応戦するはず。いまや艇界屈指の握り屋ですからね。福島×池田で内水域がぽっかり開き、全速で坪井を叩いた今坂のまくり差しが突き刺さる。そんな展開が目に浮かびます。差した笠原との5-2の筋ですね。
⑤もし今坂が1艇身ほど覗いた場合は、伸びなりに強まくりを敢行する可能性もあります。この場合は、さらに今坂の外の萩原が大外から一気のまくり差しで突き抜ける。初日から注目していた萩原ですが、4日目あたりからさらにパワーアップしたムード。展開さえあれば、こちらの記念初Vも十分。この場合の筋も、差した笠原との6-2でしょう。
 う~ん、自宅謹慎のドヒマに任せてだらだら能書きを書いてしまった。スリット横一線から福島があっさり逃げ、笠原が差しての1-2だったりしたら恥ずかしいことこの上ない能書きですが、大波乱があってもおかしくないメンバー&艇番構成であることは自信を持って書き記しておきます。

3連単★本線5-2-全、大穴6-2-全

 福島アタマ勝負、と決めている方は萩原を2・3着にこっそり押さえてみてくださいね。それなりの見せ場はあると思います。コラボ桐生はようわからんのですが……節間平均コンマ20で逃げきれるのか、憲吾さま!?


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本日の“本紙予想”浜名湖ダイヤモンドカップ6日目

 ども。Kです。優勝戦の日を迎えました。本日のカードはなかなか興味深いものになっています。というのは、5Rの長野壮志郎以外、1~9Rの一般戦で準優組が1号艇に入っていない。白いカポックを着るのはほとんどが予選敗退組なのです。6日目一般戦というのは、やはり準優組が人気を集めるもの。1号艇に入れば、相当にかぶります。しかし今日はそうではない。舟券的には非常に妙味のある一日となりました。“本紙予想”はもちろん今日もイン主体。もしかしたらなかなか美味しい配当にありつけるかもしれない……とこっそり期待しています。

1R 
このメンバーなら岩崎のインは堅い。吉川が動いて捌くか。
◎岩崎 ○吉川 ▲川添 △白石
3連単1-532-全

2R 
阿波のラスト走で、一発を期待。一宮が巻き返し必至。
◎阿波 ○一宮 ▲久田 △白井
3連単3-415-全

3R 
山本がインから押し切る。山崎のレースぶりがいい。
◎山本 ○山崎 ▲加瀬 △池本
3連単1-635-全

4R 
大澤が準優組したがえて逃げ切る。松本が捌いて追走。
◎大澤 ○松本 ▲馬袋 △田中
3連単1-562-全

5R 
湯川が準優大敗のリベンジ。長野のイン残しが本線。
◎湯川 ○長野 ▲飯島
3連単3-15-全

6R 
眞田が最後にイン逃げ決めて一矢報いる。瓜生、新田の準優組が脅威。
◎眞田 ○瓜生 ▲新田 △重成
3連単1-345-全

7R
丸岡が渾身の逃げ斬りで意地見せる。岡瀬の差し技警戒。
◎丸岡 ○岡瀬 ▲佐藤
3連単1-34-全

8R 
山崎が超絶Sから一気に逃げ切る。コース動くかもしれない菊地が迫る。
◎山崎 ○菊地 ▲佐々木 △安達 
3連単1-625-全

9R 
津留が最終走で初白星。服部が自在に攻める。
◎津留 ○服部 ▲後藤 △大澤 
3連単1-346-全

 特別選抜戦、そして優勝戦は後ほどアップします。


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浜名湖×桐生コラボGⅠ いよいよ最終日 優勝戦!

 艇界初の2場コラボGⅠ「浜名湖ダイヤモンドカップ×桐生・赤城雷神杯」も、本日そろって最終日を迎えました。ここ浜名湖では、地元3選手が出場する優勝戦が第12Rに組まれています。雨にも見舞われた一節でしたが、本日は優勝戦日和の快晴。向かい風が吹く、爽快な水面となっております。

2009_0803_0298 ①福島勇樹(茨城)
②笠原亮(静岡)
③池田浩二(愛知)
④坪井康晴(静岡)
⑤今坂勝広(静岡)
⑥萩原秀人(福井)

 ポールポジションをゲットしたのは、福島勇樹です。
 ちなみに、赤城雷神杯の優勝戦は以下のようになっております。
①濱野谷憲吾(東京)
②山崎智也(群馬)
③中辻崇人(福岡)
④江口晃生(群馬)
⑤飯山泰(神奈川)
⑥辻栄蔵(広島)
 関東ツートップが内枠独占でありますねえ。そして、両GⅠともトーキョー・ベイ・パイレーツが1号艇。コラボGⅠのチャンプは果たして誰の手に……。(PHOTO/中尾茂幸)


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プレゼントクイズ実施中です!

浜名湖競艇さんからいただいた「浜名湖&桐生コラボGⅠ記念タオルセット」を10名様にプレゼントするクイズ企画、実施中でございます。右の「全記事一覧」からさかのぼっていただくか、

http://kyotei.cocolog-nifty.com/kyotei/2009/08/post-9bf3.html

上をクリックして飛んでご解答ください! みなさま、よろしくお願いします~。

Cimg4585_2


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明日のイベントです!

 浜名湖GIダイヤモンドカップ、明日はいよいよ優勝戦! イベントは以下のとおりです。

★優勝戦出場選手インタビュー
 時間:第5R発売中
 会場:サンホール

★表彰&優勝者インタビュー
 時間:第12R終了後
 会場:アトリウム特設ステージ

★レースセミナー
 講師:喜多條忠(作詞家・競艇評論家)
 会場:アトリウム特設ステージ

★お客さまお出迎えサービス
 開門から各入場門にて8/7実施の抽選会に参加できる抽選券付き一般席入場券を、1000枚配布します。

浜名湖ダイヤモンドカップのフィナーレをともに満喫しましょう!


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THE ピット――素敵な男たち

2009_0803_0460  5日目――。
 準優勝戦が行なわれる一日であるのは言うまでもないが、午後のピットでまず驚かされたのは服部幸男だった。
 9レースのイン逃げで今節初1着を決めると、自分を出迎えに出てきた後藤正宗、坪井康晴といった準優メンバーに向けて、ブイブイといった感じでVサイン! その顔にはちょっとおどけた笑みまでが浮かべられていたのだ。
 その様子を見た瞬間は、準優出できていない内心の悔しさをこらえてのサービスなのだろう……とも思ったものだが、必ずしもそれだけではなかったようだ。
 もちろん、この1勝によって服部が満足したということはあり得ない。しかし、そのすぐあとには、ピットをひとりで歩きながら指をパチンパチンと鳴らしているところも見かけられたのだ。
 この1勝によってホッとできた部分はそれだけ大きかったということだろう。選手にとって地元の記念というものがいかに重い意味を持っているが改めて痛感された。

2009_0803_r10_0674  準優10レース。
 進入から動きがあったこのレースは1着=笠原亮、2着=萩原秀人という結果になった。
 1号艇の菊地孝平は3着、2号艇の佐々木康幸は4着で優出を逃してしまったのだから、静岡勢としては複雑な部分もあるはずだった。エンジン吊りに向かって歩いて行く服部も俯き加減になっていた。
 だが、服部とすればとにかく弟子の笠原が優出を決めたのだから嬉しくないわけはない。やさしい笑みを浮かべて笠原を迎え、そのままモーターを引き取り、格納していた。
 そのように師に迎えられた笠原は、そうしてもらうことをくすぐったがるように照れ笑いを見せていたものだ。

2009_0803_r10_0714  2着の萩原に関しては、ピットに戻ってきた直後の動きは見逃したが、引き上げ時にスリット写真を見て、ふっと苦笑い。
 そのスタートはコンマ02だったのだからそれも当然か……。
 また、その直後にスリット写真を見た佐々木は心底悔しそうに顔をゆがめた。それからしばらく時間が経ったあとにも、やはり悔しそうな顔つきをしていたのだから、その心境が察せられたものだ。
 だが、それからほとんど時間を空けずに、整備室で萩原が佐々木に自分のペラを見てもらっているところを見かけられた。そのときにはもう、佐々木は普段のやさしそうなあまいマスクに戻っていたのだから、ナイスガイである。
 昨日のピットリポートでも書いた言葉だが、こんなところにも“ノーサイドの光景”があるわけだ。

2009_0803_r11_0836  11レース。池田浩二がコンマ09のS一撃を決めた。
 レース後にピットに帰還すると同時に池田は「フゥーッ!」とプロレスラーのような雄叫びをあげて、「オレはやったぞ!!」と声高に言い放った。
 以前にも浜名湖のピットで、池田のこのセリフを聞いたことがあるのだが、どこまで本気で、どこまでギャグなのか……。その辺のところが意外と掴みにくいキャラとはいえる。
 このレースで5着に敗れた松本勝也は、スリット写真を見て、これなら仕方がないかというような表情を浮かべたが、その直後にスリット写真を見た池田は、また「フゥーッ!」。
「スタート安定してるわ、オレ」「有言実行やないか」と、“上機嫌なオレ”のままだった。
 ちなみにこの後にスリット写真を覗き込んだ田中信一郎(10レース出走)は、「バッチリ、20やないか!」と、からかうように弟子の湯川浩司に言っていた。1号艇でコンマ20のスタートから6着に敗れた湯川とすれば、師の言葉に苦笑いするだけだった。

2009_0803_r11_0823  このレースの2着は、2号艇の坪井康晴だ。
 静岡勢は一人だけだったこのレースで優出を果たしたのだから、とりあえずの責任は果たした格好だ。
 しかし、坪井にとってこの2着は、“最低限の責任”といえる結果だったのか、レース後はまさしくそういう表情を見せていた。
 こちらが見ていた範囲では、この結果にホッとしている感じや喜んでいる感じは少しも見受けられなかったのだ。

2009_0803_r12_0933  12レース。このときは、服部をはじめ、静岡勢が集まってモニターを見ていた整備室がにぎやかだった。
 レース前、服部は、「1、2、3、5号艇以外なら(静岡)やな」と笑っていたが(「1、2、3号艇以外なら(東海)やな」だったかもしれない)、スタートとともに整備室には歓声と悲鳴が交差した。「行けーっ!」という声援がまずあがったが、すぐに「あっ、後藤!!」との悲鳴に変わったのだ(6号艇=後藤正宗はコンマ01のフライングとなった)。
 だが、1マークを4号艇の今坂勝広が先頭で回ると、服部と菊地が「オーッ」と歓声をあげていた。その後に福島勇樹が今坂を交わして悲鳴があがったあとにも、接戦の展開になったので、「差せ、差せ、差せる!」「突っ込め!!」といった応援の声が続いた。
 結果は1着が福島で、2着が今坂だった。
 服部ら静岡勢は、まずフライングから戻ってきた後藤をやさしく迎えたあとに(何かの声をかけていたかもしれないが、こうした際には無言で出迎えることも多い)、今坂のことも、よくやったというように出迎えた。

2009_0803_r12_0960  一方、関東勢に迎えられた福島は、満面の笑みを浮かべていた。
 5月の蒲郡周年に続くGⅠ優出で1号艇を手に入れたのだ。
 10レースが近づいていた頃くらいから、顔に緊張の色を浮かべ出していたので、この結果によって、固まっていた表情が一気にほぐれたのは無理はない。
 明日は、2着だった蒲郡周年の上を行く結果を出すことも期待されよう。この12レースでは、“今年の好調選手”として大注目の2人が優出を決めたのだから、明日の優勝戦はおもしろくなってきた。

2009_0803_r12_0967_2  ……なお、準優が始まる前には、3レース後に病院に行っていた濱村芳宏と篠崎元志が荷物を取りにピットに戻ってきていたが、2人とも大きなケガなどはないようだった。
 荷物をまとめながら挨拶していた篠崎に対して、瓜生正義は「大丈夫か?」と心配そうに声をかけていた。その際にもしかしたなら篠崎は、少々気弱な言葉を返したのかもしれない。
「大丈夫! 体が死んでないなら、次やれる!」と瓜生は篠崎を励ましていたのだ。
 そのしばらくあとにも、「ゆっくり帰れよ」と声をかけていたが、瓜生という選手は、後輩たちの面倒見もいいやさしい男だ。
 今日の12レースで1号艇ながらも4着に敗れたのは意外だったが、私の中での瓜生に対する好感度は、さらに上がったものである。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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GⅠダイヤモンドカップ準優ダイジェスト

10R 菊地がっ!?

①菊地孝平(静岡)
②佐々木康幸(静岡)
③笠原亮(静岡)
④新田雄史(三重)
⑤田中信一郎(大阪)
⑥萩原秀人(福井)

2009_0803_r10_0603  黄色いカポックが1号艇の菊地孝平に襲いかかる――ほんの1週間前にも目撃したようなシーンが浜名湖の待機水面に浮かび上がった。
 スタート展示、前付けに動いた田中信一郎がじわりとインコースを目指して艇を進める。慌てたようにスピードアップした菊地がくるりと舳先を回してインを主張する。すわ、待機行動違反か……いやいや、これはスタート展示、菊地にとって何より大事だったのは、強い決意を田中に理解させることだった。
2009_0803_r10_0605  本番は、田中はやはり動いたものの、折り合ったような形となって1~2コースはすんなり決まった。これも、あの優勝戦を彷彿とさせるようなシーン。ただ……。スローが効いたこともあって、15秒針が回り始めるころには100mポールと小回り防止ブイの中間地点ほどにいた菊地は、艇を少し前に進めて起こす位置を100mあたりに調整している。これは、1週間前の夜の菊地とは異なっている点だった。

 あるワンシーンがデジャヴのように思えるほど似ていても、すべてが再現されるなどということはそうそうあるわけがない。スリットの手前からすでに、浜名湖10Rのオリジナルな流れはできあがり、スリットを超えると1週間前のあのドラマは霧消している。
 浜名湖オリジナルは、菊地孝平に襲いかかる佐々木康幸。ややヘコんだ田中の頭を叩いて佐々木は、そのまま菊地をも叩き切ろうとした。静岡同士の仁義なきガチンコ勝負。ここが地元水面だからといって、両立してともに優勝戦へ、などという感傷は1Mには存在しない。静岡で上位独占とレース前には考えていても、スイッチの入った勝負師たちは一瞬にして野獣と化す。
2009_0803_r10_0622  1Mに到達する直前、佐々木がなぜか流れ気味になった。菊地をマクリ切る態勢で、ハンドルワークが狂ったか。これが、4カドからSを決めて攻め筋を探していた笠原亮の眼前に、晴々しいウィナーズロードを切り開くこととなる。まっすぐに突き抜ける先を見つけた笠原は、一気に獰猛さを増す。迷わず飛び込んだ笠原は、抵抗せんとする田中を振り切って、水煙の向こうへと駆け抜けていった。バック水面に出たとき、赤いカポックは先頭に立っていた。
2009_0803_r10_0634  田中は、ターンマークに舳先を当てたのか、1マーク付近で失速してしまっている。最内を差そうと狙っていた新田雄史がこれに接触、こちらも失速を喫した。結果は時に皮肉だ。新田に続いて差した萩原秀人は、新田の内をすり抜けていく。まるで、新田がすべての不運を自らに引き寄せて、萩原に舗装道路を用意したかのように。
 最内を通って2番手優勢な萩原に、佐々木が内から、菊地が外から逆転の一太刀を浴びせようとしたが、これは届かず。1Mに出現した優出ロードを真っ先に見つけた者が、逆転劇を許すはずがなかった。

★機力診断★
 笠原は、本来の爆発力を見せたわけではなかったが、引き波を苦にしないのだから、ターン回りはいい。また、スリット付近の行きアシも上位級と見えた。萩原は特別インパクトがあるわけではないが、こちらもターン系は悪くないはず。
 敗退組については、展開的に判断が難しいのだが……。しかし、佐々木にあっさりマクリを許したように見えた菊地は、やはりもうひとつ仕上がりが足りないのかも。

11R 湯川もっ!?

①湯川浩司(大阪)
②坪井康晴(静岡)
③松本勝也(兵庫)
④重成一人(香川)
⑤池田浩二(愛知)
⑥長野壮志郎(福岡)

2009_0803_r11_0774  コンマ18~20で揃った1~4コースに対して、5コース池田浩二がコンマ09で1艇だけ飛び出す。その隊形はまるで、平屋ばかりの住宅街に1軒だけビルを建てたかのよう。スリットと1Mの中間点あたりから内を絞り込んだ時点で、勝負アリ。「今まで死んだフリしてたんか~」、周囲の誰かがそう口走ったように、ついにエース機が牙をむいたように見えるマクリ一撃だった。
 注目は2番手だ。6コースの長野壮志郎が池田の艇尾に張り付いて、虎視眈々とVロードを探している。マクリに乗って、マクリ差し。攻めた艇の外に位置する者の常道だ。
2009_0803_r11_0799  だが、坪井康晴は、妙な表現を使わせてもらえば、マクられたあとの対処をよく知っていた。池田が一気にバックに駆け抜けていったあとを、坪井は握ってついていったのである。池田が存在しないものとしてその航跡を見れば、イン湯川浩司にツケマイを放つようなかたち。小回りで残すのではなく、あえて全速で回って他に先んじようというものだ。これが、長野を牽制するかたちにもなった。いや、坪井はハナから長野を意識したのか。池田にマクられたのは仕方がない。だが、その2番手を渡すわけにはいかない。だから、池田の後を追って旋回してくる長野を迎え撃つような格好で張りながら回った。
 全艇がバック水面に出たとき、坪井は2番手に上がっている。最内をしっかり差して伸びた重成一人も、さすがの旋回力である。テクニックを取り沙汰するのなら、坪井と重成に差などない。だが、二人の着順を分けたのは、ということは優出と敗退の分水嶺となったのは、1Mで握ったかどうかだとしか思えなかった。もちろん、真っ先に叩かれたのは重成なのだから、その分を差し引かないわけにはいかないが……。

★機力診断★
 エース機がついに爆勝! しかし……今日のようなマクリ一撃では、正味の機力は判断しにくい。わかったのは、引き波のないところでの池田浩二のターンは本当に美しい、ということだけだった。一方、坪井の2着は、機力よりも捌きの達者さではないかと思う。そのテクを繰り出すだけの仕上がりにはなっているのだが、最近の坪井の噴き方と比べれば、7~8割程度ではないだろうか。
 敗退組も、この展開では判断が難しい。インの湯川浩司はマクられた時点でなすすべがなかったし、松本勝也もがっつり引き波の影響を受けてしまっている。重成が1Mですべての引き波をさらりと超えたのが目についたことはついたのだが……。

12R う、瓜生までっ!?

①瓜生正義(福岡)
②馬袋義則(兵庫)
③福島勇樹(茨城)
④今坂勝広(静岡)
⑤佐藤大介(愛知)
⑥後藤正宗(静岡)

2009_0803_r12_0852  瓜生正義、お前もか!……そんな悲鳴が聞こえてきそうなスリット。イン瓜生のSTはコンマ19。対する福島勇樹はコンマ10。福島の鋭い行きアシから伸びを考えれば、2コース馬袋義則がコンマ24とヘコんだこともあわせて、その時点で準優1号艇オールぶっ飛びは決まったようなものだった。予選1位の瓜生までがマクリの餌食になるなんて、今日の浜名湖のイン水域には不可思議な磁場が発生していたのだろうか……。
2009_0803_r12_0878  あっさりと内を叩いた福島は、気持ちよく1Mを先取りしていく。結果Fとなった後藤正宗がその外を攻めてきていたが、楽に凌ぎ切れる体勢。しかしマクリは常に差しの刃を向けられるリスクをも背負う。教科書通りの「マクリマークの差し」を狙っていたのは、カドに陣取っていた今坂勝広である。先に回った福島のふところに、鋭角なマクリ差しをズバリと突き刺す今坂。福島は決して流れたわけではなかったが、今坂のハンドルは福島の会心を上回る強烈さをもっていた。
2009_0803_r12_0895  しかし……福島には、何か特別な力でもあるというのだろうか。2M、今坂がわずかにターンマークを外した。昨日の8R=丸岡正典が2Mを外して差されたシーンのVTRでも見ているかのように、追っていた福島は見逃さずにターンマーク際を差した。内併走に持ち込んでしまえば、福島のアシは強い。2周1Mで今坂が渾身の再逆転を狙い、舳先をかける勢いで迫ったが、バックでじわじわと突き放した福島は2周2Mでケリをつけた。終わってみれば、福島の強さが目立つだけの一戦だったのだが……。

★機力診断★
 福島のアシは文句ナシ。ただ、ダッシュに入ったほうが妙味のありそうな行きアシと伸び、1号艇がどう出るか。今坂は昨日と比べればかなりアップしている手応え。伸びで福島にはやられたが、レース足では大きな差はないと思う。
 敗退組では、佐藤大介の粘っこいアシには注意しておきたい。瓜生、馬袋については、今日の展開では判断が相当に難しい。ただ、瓜生はやはりインパクトをそれほど感じられないのだが。

2009_0803_r11_0749  それにしても、SG合計7冠の1号艇がすべて優出を逃すとは! マクリは競艇の華と言われるが、時にこうした波乱劇を巻き起こすことも含めて、そう呼ばれるのかもしれない。優勝戦も一筋縄ではいかない予感がするのだが、果たして……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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カメラマンNの勝手にベストショット10

5日目はツーショットの仲間達を特集してみました。

喜びを分かち合う仲間(とも)、緊張を解きほぐす仲間(とも)、敗戦を反省しあう仲間(とも)、落ち込んだ仲間(とも)を慰めて勇気付ける仲間(とも)

そんな彼らにはいろんな仲間(とも)がいます。

彼らを見ていると自分にそういった仲間(とも)がいるのか…

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速報! 浜名湖ダイヤモンドカップ優勝戦メンバー確定!

波乱の準優3個レースが終了しました。1号艇(しかも3人ともSG複数回制覇)がすべて飛ぶとは……。競艇って難しいですね。優勝戦のメンバーは下記のとおりとなりました。

①福島勇樹(茨城)
②笠原亮(静岡)
③池田浩二(愛知)
④坪井康晴(静岡)
⑤今坂勝広(静岡)
⑥萩原秀人(福井)

地元からは3名が優出、また今坂以外は全員が80期台とフレッシュなメンバー。近況絶好調の福島と今坂の優出も注目です。優勝戦は明日の12Rです!


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5日目一般戦ダイジェスト

 明日も一般戦は行なわれる。準優敗退組も交じってくるとはいえ、だからこそ穴の使者は予選敗退組。本日の一般戦で目についた選手を簡単にピックアップしておきます。

2009_0801_0465●1R
「大澤普司」1周2M、3艇をごぼう抜きにしたツケマイがお見事の一言だった。準優組が不在なら明らかに上位。同レースに組まれても、穴を出す可能性は充分にある。
「松野京吾」伸びが上々と見えた。少なくとも角谷健吾よりは上。松野向きかどうかは何とも、だが、明日もヒモ穴に狙ってみると面白いかも。

●4R
「白井友晴」2コースからジカマクリでイン一宮稔弘を沈めた。ということで一応ピックアップしたが、一宮がSで放ったことでのぞいたスリットとなったのが大きい。マクリ屋の本領を発揮できる隊形になったのが幸運だった。とはいえ、同様の隊形になれば、ビュンビュン握って攻められるアシ色であった。

2009_0802_0113 ●5R
「岡瀬正人」差し職人らしい鮮やかなマクリ差し。間違いなく、展開を突くアシはある。準優組に交じってアタマまで突き抜けられるかは何とも言えないが、ヒモ名人と決めつけないほうがいいだろう。
「山崎哲司」3コースからマクリ差しを放って、1~2コースの壁は突き破ったが、岡瀬の差しに屈した。もうひと足あれば自らが先に突き抜けられていただろうが、レースぶりはいい感じ。明日も気合の走りを見せてくれるはずだ。

●7R
「飯島昌弘」一般戦に入ると明らかに強めで、イン戦は盤石であった。準優組に入っても充分戦えるはず。
「丸岡正典」飯島までは届かなかったが、レースぶりが際立つ。というより、そこそこアシが来れば、いつでも勝ち負けできるダービー王だ。

2009_0802_0458 ●8R
「安達裕樹」3コースからのマクリ差しが決まったので、一応ピックアップ。ただ、イン加瀬智宏が阿波勝哉らのマクリを警戒していたのか、1Mはややふらついたターン。安達にはツキがあったという感もある。もちろん、パワーがなければできないマクリ差しではあったが。


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“本紙予想”浜名湖ダイヤモンドカップ準優勝戦

 準優勝戦の“本紙予想”です。少しだけ能書きつけてみました。

10R 準優勝戦 
田中の進入がどうなるか。いずれにしても、菊地のイン戦は信頼度高く、ほぼ盤石。センター戦必至の笠原は、まず握って攻めようとするはず。内が落とせば爆発力が炸裂。この動き見て捌ける新田も有力。
◎菊地 ○笠原 ▲新田 
3連単1-34-全

11R 準優勝戦   
進入は枠なりか。湯川の逃げに坪井の差しと松本のマクリorマクリ差しが襲いかかる展開。湯川の逃げ切りを信頼する。相手本線は、坪井よりも松本に妙味。
◎湯川 ○松本 ▲坪井
3連単1-32-全

12R 準優勝戦 
コース動くとすれば佐藤か。福島のP離れも気になる。枠なりか125/346が有力だが……。瓜生が軽快に逃走する。一撃なら福島だが、馬袋に差して残せるアシがあり、これが本線。福島は買うならアタマ狙いに妙味で、それよりも佐藤の自在な捌きに注意したい。
◎瓜生 ○馬袋 ▲佐藤 ★福島
3連単1-25-全 3-12-全


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瀬口侑希ショー!

Cimg4642 舟券が負けた時の歌謡曲というのは、どうしてこうも心を癒してくれるのでしょう……。

本日の歌謡ショーは瀬口侑希さん。デビュー10周年記念の曲「放浪記」をひっさげて、浜名湖競艇に登場です。放浪記とは、林芙美子さん原作、森光子さんの公演2000回達成で有名な、あの放浪記であります。いやあ……染みたなあ……。ちなみに、瀬口さんのお名前は「ユウキ」さんと読みます。ユ、ユウキ!? フクシマユウキ……。


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THE ピット――活気!

2009_0803_0003 今日は、1レース出走の1時間ほど前に当たる10時30分頃にピットに行ってみた。
 装着場では松本勝也が菊地孝平に、吉川昭男が馬袋義則に、笠原亮が山崎哲司に話しかけていた。
 スタート練習中の時間帯だったが、待機ピットで回転数を確かめている選手も多く、選手たちの話し声を掻き消すようにモーター音が鳴り響いていた。
 そんなふうに朝から活気にあふれたピットだったのだ。
 このとき、立ち話をしていた松本と菊地の話はすぐに済んだが、1レースの展示航走が行なわれたあとに、再び2人の話が始まった。
 ちょうど装着場でボートが隣り合わせになっていたためだろうが、お互いが自分のボートに腰かけて、かなり長い間、話をしていた。その会話に聞き耳を立てていたわけではないのだが、雰囲気的には過去のレース経験などを話していたようだった。
 話をしながら、松本は何度もうんうん頷き、菊地は手振りを加えて、走りの様子を再現してみせる。それほど深い接点はないはずの2人をそうして繋ぎ止めていたのは、競艇に対する互いの真摯な姿勢ということだろう。

2009_0803_0233  私がピットに入ったばかりの頃、スタート練習から戻ってきた山本 英志が、1レースの本番ピットでじっと考え込んでいる姿が見られた。
 山本がこの後に走るのは準優勝戦の日の一般戦1レース6号艇であったわけだが、その厳しい表情を見ていると、そうした条件のレースであっても、選手はいっさいの妥協はしないものだということを改めて知らされた。
 1レースでの山本は結局、4着だった。
 それでも足の手応えは良くなかったのか、レース後に付き添っていた同期の白石健の表情は硬かった。
 そのシラケンも、今日は3レース、8レースの一般戦回りだが、10時30分頃から休みなく動き続けている姿が見られていたし、1レースに山本を手伝ったあとにはすぐにまた試運転に出ていった。
 そうした姿が見られることは、朝のピットならではの喜びのひとつだ。

2009_0803_0090  1レースの展示前から、モーター本体を外して整備室に運び入れていたのは、予選1位の瓜生正義だった。
 最初はプラグを外して、手入れをしていたが、次にはギアケースを外して、さらには本体の他の場所にも手を入れだした。
 そこで、どういう整備なのかと訊いてみたのだが、瓜生いわく「ただの点検です。……今節はやってなかったんで」とのこと。
 ただし、ただの点検といっても、瓜生の作業を見ていれば、そのなかでも上積みは出てくるのだろうな、と思われる。ひとつひとつの部品を外しながら、本当に丁寧に手を入れていくのだ。
 SGのピットなおいても瓜生が似た作業をしている光景はよく見られるが、こうした作業を怠らないことも、瓜生の強さを支えるひとつであるには違いない。
 それが選手に伝わる部分もあるのだと思う。
 瓜生が整備室の真ん中でその作業をしていると、岩崎正哉や菊地孝平、長野壮志郎などが次々に傍に行っては、話しかけたり、その作業を見たりしていた。

2009_0729_0247  整備室は瓜生ひとりに占拠されているかたちだったが、ペラ小屋は早い時間帯から繁盛していた。ペラ小屋には“指定席”ともいえる場所があり、いちばん隅の住人は服部幸男で、今朝の服部もその指定席と整備室とを往復していた。
 また、ちょうどペラ小屋の中央付近が指定席と化してきたのか、新田雄史がペラを叩いている姿も見られた。1レースの展示が近づいていた時間帯にペラ小屋から出てきたので、「今朝は乗りましたか?」と尋ねてみると、「まだです。今から」とのことだった。そう言った直後にボートを水面に降ろしていたが、そうして自分のペースで作業をしているあたりにも大物感が窺えた。
 このときは、待機ピットで回転数を確かめただけだったが、1レースの展示後に試運転に出ていった。それから戻ってくると、すぐにペラを外して、再びペラ小屋に入っていった。そのため、そのときには声はかけそこなったが、その表情を見ている限りでは、バッチリ手応えが来ているようには見えなかった。
 しかし、そのペラ調整もそれほど長くはかからなかったようで、1レース後に安達裕樹のエンジン吊りを手伝うと、再び試運転に出ていった。
 その試運転から戻ってきたときにもう一度声をかけてみると、「昨日までのほうがよかったですね」とのこと。昨日までの浜名湖ははっきりしない天気だったのに、今日は快晴になっているので、そのあたりの影響が出ているということもあるのだろう。
 ただ、「合わせられそうですか?」と続けて確認すると、「時間はあるんでなんとか」とも答えてくれている。
 実際に新田の表情は、最初の試運転後よりも、このときのほうが晴れやかなものになっていた。

2009_0729_0762  ……なお、3レースで負傷した濱村芳宏と篠崎元志の欠場が決まった。
 詳しい情報はまだ入ってきてないが、大事にいたらない早い回復と、次に出場するシリーズでの活躍を期待したい。

(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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地元選手トークショー 池田ツインズ&成美!

昨日に続いて、4R&5Rの発売中には、地元選手によるトークショーが開催されました。本日は女子3選手! 池田明美、池田浩美、鈴木成美のトリプルビューティーであります。言うまでもなく、明美&浩美は双子の兄弟! 写真左が明美で、真ん中が浩美ですよ。

Cimg4615 これまた昨日と同様、競艇選手を目指したいきさつなどから語った3選手。3人とも、お父様のススメだったようですね。ちなみに、鈴木選手のお父様はオートレースの選手。ツインズのお父様は「よくココに来ていた」競艇ファンだそうです。一昨年女子王座でW優出を果たした池田ツインズ、近況メキメキ成長している鈴木選手、3人の活躍を思えばお父様の慧眼に感服するしかありませんね。

3人の水面での激走にもおおいに期待しましょう!


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浜名湖DCプレゼントクイズ!

昨日お伝えいたしました、浜名湖競艇さんからのプレゼント「ハンドタオル&ハンカチセット」。浜名湖競艇のマスコット「スワッキー」と桐生競艇のマスコット「ドラキリュウ」が競演するレアグッズであります。というわけで、プレゼントクイズ実施~~~っ!

【問題】
GⅠ浜名湖ダイヤモンドカップの優勝者は誰?

 正解の方の中から抽選で10名様に、タオルセットをプレゼントいたします。なお、ご応募は本日17:30~の受付となります(優勝戦メンバー確定後)。また、締切は明日4日の14:00とさせていただきます。
 もし正解できなくても、諦めないで! 正解者が10名に届かなかった場合、その不足分については敗者復活。下記の質問にお答えいただいた方の中から抽選でプレゼントしちゃいます!

【質問】
GⅠ浜名湖ダイヤモンドカップで、もっとも印象に残った選手は?

 ご解答は、いつものようにコメント欄にお願いいたします。【問題】→①、【質問】→②として、選手名を明記してください。
<例:①瓜生正義 ②服部幸男>

Cimg4585 それでは皆様、ふるってご応募くださいますよう、お願いします!


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H記者の『穴・極選ブラック自宅謹慎編』5日目

 昨日の2R、「アタマはわからんが2、3着は岡瀬と川添ぢゃ~!」と全-岡=川を買い篠崎-岡瀬-川添で170倍をゲット、大喜びで払戻窓口に並びつつ“当たり舟券”を取り出したら全-川-岡の同じ舟券をWで買っていたことに気づいたHです。嗚呼、毎日のように岡瀬を「3着名人」なんて言ってるから、指が勝手に岡瀬=3着に動いたのですな。号泣しました。で、極選9Rも例によってチョイニア?(まさか福島が6コースになり、丸ちゃんが自力でまくって福島がマーク差しとは……)で外し、私をスタンドに放置したK記者から新幹線代を借りて即日帰郷した次第です。憲吾郎どの、ジャンクさん、役立たずのままの管理解除、ごめんちゃい><
 てなわけで東京からの極選は、もう一丁大穴を開けてもおかしくない埼玉のまくり屋で勝負!

7R
 ①飯島昌弘
 ②大澤普司
 ③池本輝明
 ④丸岡正典
◎⑤白井友晴
★⑥濱村芳宏

進入123/456か126/345

 昨日は丸岡にまくられた白井が、今日はその外から豪快にリベンジ直まくり。丸ちゃんが先に無理攻めすればマーク差しですけど。3日目までの行き足があれば、強敵のイン飯島をも呑み込めると信じます。ちょっと気になるのは、昨日のイン勝負駆けに備えて、伸び→出足型にシフトしたかも?(ペラ交換はしてないのに、やや行き足が甘かったような……)。4Rの実戦と7Rのスタ展をじっくり見て、張り込む金額を決めることにします。
 で、相手は超無理筋に見える濱村。予選でいちども1~3着がない濱村ですが、昨日の走りっぷりには「お」と思わせるものがありました(少なくとも伸びは中堅以上)。白井の攻めに乗り、伸びなりに展開を突いての2、3着は十分にあると思います。前付けして粘る手もあるし。飯島を鉄板と考えている方も、濱村の2・3着付けを軽く押さえてみてください。

3連単★5-6-全、5-全-6

追記/8Rで「F後のアワカツ」を狙いたい方は、できるだけスタート展示と展示タイムをチェックしてくださいね。昨日の2戦はともに大敗も、スリットからの行き足が別物でした。前半は内の山崎を捕えきるほどの勢いでしたが、後半はさっぱり。アワカツの命は行き足(スタ展でわかる)と伸び(展示タイムでわかる)ですから、その両方がきてはじめて勝負できる選手です。スタート自体は、きっと行ってくれるはず。


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レースセミナー開催中です!

キャリアを重ねた競艇ファンは、みな揃いも揃ってツワモノばかり。独自の競艇観、舟券観を持っているから、その予想理論などには舌を巻くことがたびたびであります。正直、H記者やK記者より舟券うまいファンはゴマンといるわけです……。

Cimg4604 とはいえ、やはり他人の意見も参考にしたい、と思うのもギャンブラーのサガでありまして、この浜名湖ダイヤモンドカップではそんなときにピッタリなイベントが毎日行なわれています。それが、アトリウム特設ステージでの「レースセミナー」。6R、8R、10~12Rに、講師が展開予想を繰り広げています。今日と明日の講師は、『神田川』の喜多條忠先生! 作詞家として活躍しながら、JLCなどで鋭い解説を披露する競艇評論家。今日の準優や明日の優勝戦で迷いが生じたら、ぜひぜひ喜多條先生の解説を聞きにアトリウムへ。昨日も開かれていましたが、大盛況でしたよ! もちろん、初心者の方にはチョー心強い味方になってくれるはずです!


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本日の“本紙予想”浜名湖ダイヤモンドカップ5日目

 ども。Kです。いよいよ準優勝戦。本日も“本紙予想”はイン主体。夢は極選に任せて、現実的に本命サイドを狙っていくのが“本紙予想”の生きる道であります。とはいえ、昨日のオールインはさすがにやりすぎだったかも。的中5本とはいえ、ほとんどが人気サイドでしたからねえ……。一般戦はイン主体を貫きつつ、臨機応変にも攻めたいと思います。

1R 
角谷に攻められるパワーあり。大澤も不気味だ。
◎角谷 ○大澤 ▲安達 △松野
3連単3-541-全

2R 
宮武がS決めて先マイ決める。松下がカドから自在に攻めて追走。
◎宮武 ○松下 ▲加瀬 △平石
3連単1-463-全

3R 
服部が前付けから攻めて意地を見せる。篠崎がこれを追う。
◎服部 ○篠崎 ▲濱村 △久田
3連単6-215-全

4R 
激戦だが、一宮が先マイ逃走。川添、飯島らも快パワー。
◎一宮 ○川添 ▲飯島 △松村
3連単1-465-全

5R 
山崎を壁にして中尾が逃げる。山崎が続くが、岡瀬の差しにも注意。
◎中尾 ○山崎 ▲岡瀬
3連単1-25-全

6R 
このメンバーなら山本が逃げ切れるか。中里の巧差しが続く。
◎山本 ○中里 ▲吉川 △篠崎
3連単1-235-全

7R
ここなら飯島のアシが上位。丸岡がカド強攻見せるかも。
◎飯島 ○丸岡 ▲大澤 △白井
3連単1-425-全

8R 
今朝は向かい風で、阿波に絶好の条件か。加瀬の逃げ切りと両面作戦。
◎阿波 ○加瀬 ▲一宮 △安達 
3連単5-163-全 1-36-全

9R 
服部が魂のイン逃げ。松下との地元ワンツーが本線。
◎服部 ○松下 ▲岩崎 △中尾 
3連単1-345-全

 準優勝戦は後ほどアップします。


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GⅠ浜名湖ダイヤモンドカップ5日目! 準優勝戦です

GⅠ浜名湖ダイヤモンドカップも、5日目を迎えました。今日は準優デーです。コラボGⅠである桐生・赤城雷神杯ももちろん準優が行なわれます。毎日がGⅠ×24レースの浜名湖&桐生競演ですが、本日はGⅠ準優×6レースという贅沢な一日でもあるわけですね。

2009_0802_0419 浜名湖ダイヤモンドカップのほうは、予選1位通過が瓜生正義。地元勢ではオーシャンカップを勝って凱旋参戦となった菊地孝平が予選3位で1号艇をゲットしました。菊地の登場する10Rは地元勢が内枠を独占する激戦模様。昨年の周年のように地元勢が優勝戦のピットを埋め尽くすのか、それとも遠征勢が優勢の流れとなるのか、キーとなるレースのような気がします。(PHOTO/中尾茂幸)


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明日のイベント情報をどうぞ!

 浜名湖GIダイヤモンドカップ、明日は準優勝戦! もちろん、イベント満載でセミファイナルを盛り上げます。

★「瀬口侑希」歌謡ショー
 時間:①10:20~ ②第7R発売中
 会場:サンホール

★地元選手トークショー
 参加予定選手:池田明美&池田浩美&鈴木成美
 時間:4R、5R発売中
 会場:アトリウム特設ステージ

★レースセミナー
 講師:喜多條忠(作詞家・競艇評論家)
 会場:アトリウム特設ステージ

★お客さまお出迎えサービス
 開門から各入場門にて8/7実施の抽選会に参加できる抽選券付き一般席入場券を、1000枚配布します。

★3連単の日
 中央スタンド1F抽選会場にて浜名湖9~11Rの3連勝当たり舟券(券面金額500円以上)持参の方に「場内利用金券(500円分)」をプレゼント!

 さあ、明日も張りきって浜名湖スタンドにGO!


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THE ピット――DO ONE'S BEST

2009_0802_0393 「やっぱり2回走りするわ」
 午後のピットに入ってしばらく経ったあと、平石和男が宮武英司にそう言っているのが聞こえてきた。
 これはおそらく、明日以降、一回走り希望を出そうかと迷いながらも、それはしない、と決めたということだろう。足の仕上がりに苦しめられている選手が、準優に進めなかったときなどに、一回走り希望を出す場合があるものだが、平石はその選択をしなかったわけである。
 その決断をしたのは、初日などに比べれば足が上向いているのとも無関係ではないだろう。だが、そうして最終日まで全力投球していくことを決断したあたりに「平ちゃんイズム」というものが感じられる。
 男惚れしたくなるナイスガイ平ちゃんなのだ。

2009_0802_0659  全力投球といえば、午後の服部幸男も凄かった。
 モーター本体の整備をしたあと、8レース前には、ペラを持って整備室とペラ小屋を何度も往復。9レース後には、試運転→ペラ調整→試運転→回転数チェック→ペラ調整と作業を続けた。
 さらに10レース後にも、最後までひとり水面に残って試運転をやっていた。その後、水面に引き上げてきたあとには、その前に足合わせをしていた佐々木康幸に声を掛けていったが、その表情はずいぶん柔らかなものになっていた。
 そして、聞き違いでなければ「出足はきはじめた」ということを言っていた。
 今日の服部は、最近よく見る「DO ONE'S BEST」のシャツを着ていたが、その言葉通りの一日だったのだ。

2009_0802_0409  夕方の8レースあたりから、勝負駆けの様相も激化していた。
 6号艇・菊地はここで3着して準優出に当確を出したが、レース後にはその表情はまったく変わらなかった。
 引き揚げの手伝いに出ていた坪井康晴と笠原亮に対して「お願いします!」とボートを託すと、タッタッタッと駆け足で控室へと戻っていった。
 そして、ほとんど間をあけずに装着場に帰ってきて、ペラ調整を開始。その後も休まず調整を続け、12レースでは見事な勝利を挙げて、準優勝戦3番目の1号艇をゲットしたのだ。
 菊地にとっては、準優出を果たすだけではなく、1号艇を得るまでが勝負駆けだったといえるのだろう。

2009_0802_0720  その8レースでは1号艇の山崎哲司が1着。相手待ちとはいえ、準優出に望みをつないだかと思われたのだが……、その後、競走本部からの呼び出しアナウンスがピットに流れた。そして、ターンマーク空けすぎによる「待機行動違反」(マイナス7点)になったことが知らされた。
 そのアナウンスが流れてくるのとほぼ同時に本部室から出てくる山崎の顔が遠目で見かけられたが、さすがにその表情はこわばっていたものだ。
 ピットに戻ってきたら声を掛けてみるかと悩まされたが、山崎の姿がピットで再び見られたのはかなりの時間が経ってからだった。
 しかも、これが“ご縁”というものなのか……、いちどピットを離れていた“ザ・師匠”中尾カメラマンがピットに戻ってきたのと同時だったので、こちらから声を掛けていくまでもなく話ができた。
「(僕なんて)こんなもんですよ」と少しスネたふりをして状況を振り返った山崎は、最後にもう一度、「こんなもんですよ」と言って、私たちの前から去っていった。
 その際には「こんだけスタート行ったのに……」「怖かったけど(笑)」とボソリ。
 F持ちの山崎が行ったスタートはコンマ04だった。

2009_0802_0573_2  続く9レース。4号艇で6コースとなりながらも勝ったのは、すでに昨日の時点で当確となっていた福島勇樹だ。道中で先行する丸岡正典を抜いての1着取りは圧巻だった。
 レースから引き揚げてきたときには、ヘルメット越しにも顔をくしゃっとさせて喜んでいるのが窺えた。
 その一方、メット越しにも悔しさで顔をゆがめているのがわかったのが丸岡だ。
 それでも、そうした二人がカポック抜き場で合流すると、「ハハハハ」と笑い声が聞こえてきた。その輪の中心にいたのは白井友晴(1号艇・5着)のようだったが、そうして、戦いが終わればすぐにノーサイドとなるのが、競艇選手たちの素敵なところだ。
 この後、福島に対しては「強いですね」と感嘆の声を掛けてみたが、それに対して「いやあ……」と笑った福島は「やばかったすね」と続けた。「6コースになって、焦りました」とスリット写真を見つめていたが、福島のスタートは10のトップスタート。たしかにしびれるものだった。
 こちらが声を掛けた瞬間に福島が浮かべてみせたのは破顔一笑だと思ったものだが、これは苦笑だったわけなのか……!?
 ただ、苦笑が苦笑に見えないところに、この男の絶好調ぶりが窺える。

2009_0801_0392  10レースでは3着条件だった長野壮志郎が3着をとって、6点ジャストで勝負駆けに成功! それがわかっていたのだろう篠崎元志の顔にも笑みが浮いていた。
 そして「壮ちゃん、壮ちゃん」と、中尾誠はちょっと冷やかし的な声を掛けていて、長野も照れ笑い。その傍ではエンジン吊りを手伝っていた瓜生正義と川添英正も、自分のことのように嬉しそうに笑っていたものだ。
 川添の顔は、子供の合格を喜ぶパパの顔のようにも見えたが、実はそう書いている筆者よりもちょっと若い。まあ、失礼といえば失礼な表現をしてしまったわけだが、それだけ温厚な人柄が顔に出ている。
 壮ちゃんこと長野は、その数分後には着替えてピットに戻ってきたが、エンジン吊りを手伝ってくれた先輩たちに礼を言って回っているときにはもう無表情に近い顔になっていた。
 こうしたときにも浮かれた部分を見せない壮ちゃんは、いつも飄々とした感じで、なんとなく私好みの選手である。

2009_0730_0428  11レースは、ピット内の事務室前から、事務室内のモニターを覗きこむ格好で見ていたが、数人いたスタッフ全員が立ってレースを注視していたのには少しだけ驚かされた。
 これは、3着条件勝負駆けの後藤のレースを緊張して見守っていたということだろう。最後の最後までわからない接戦のレースとなったが、後藤が3着でゴールをすると、歓声こそわかなかったものの、事務室内には安堵の空気が流れた。
 すぐにボートリフトのほうへと移動して、後藤の様子を見てみると、静岡勢の祝福に迎えられて笑顔を見せながらも首をかしげていた。最後の最後までもつれるレースをしたことで、手放しでは喜べないといったところだったのだろう。
 エンジン吊りに出てきたときの服部は、その時点では状況を把握していなかったのかもしれないが、静岡勢と少し話してから、後藤に話しかけると、その準優出を喜ぶ、親分的な柔和な表情を見せていた。
 ……そして、続く12レースでは先に書いたように菊地が1着!
 昨年11月の浜名湖賞ほど静岡勢が席巻している印象は受けてはいなかったのだが、いざ予選が終わってみれば、その浜名湖賞と同じく6人が準優出! あらためて静岡勢の層の厚さを知らされた。
 そして、今回は予選落ちとなってしまったが、その中心に服部幸男という男がいる意味はとつてもなく大きい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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カメラマンNの勝手にベストショット10

最後の勝負駆け、4日目のベストショット10!!

2009_0802_0020

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ピットアウト…最初の勝負はここからはじまる。

坪井…ここ浜名湖でSGを2勝、浜名湖の水面に愛されているようだ。

佐々木…予選4勝は最多。明日も狙うは1着のみ。

菊地…前検日はちょっとほんわかした表情だったが今日は笑みの中にも自信が漲っているのが分かる。

松下…新鋭チャンプ、F2での参戦はきびしかった。

平石…子供の運動会などで写真を撮っていて、よく写真やカメラの話をレースの合間でしている。

服部…2レース1回乗り、ありえない。ベストを尽くす彼はレース後すぐに試運転に出た。11レースまでそれを繰り返した。

萩原…3回目の準優出。テツに似ているとK記者は言っていた。た、確かに…

飯島…減点さえなければ準優に乗っていた。しかしこんな表情でいられるのは仲間のおかげか。

篠崎…4日目にしてやっと勝てた。冷静なさばきが見事だった。しかし彼は自分の不甲斐ない成績に唇を噛み締める。


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浜名湖ダイヤモンドカップ レースダイジェスト4日目

 突如受け継ぐことになった「レースダイジェスト」。予選最終日ということは、明日から二本の道に各選手が分かれていくことになる。そこで、機力診断の部分については、2パターンを用意することにしたい。

A=準優で注目!
B=一般戦で狙ってみよう

 H記者流のアルファベット評価はしないが、参考にしてみてください。

●1R
 スリットでは4分の1艇身ほどのぞいた2コースの吉川昭男が、すすすっと伸びてイン池本輝明を叩く。ジカマクリで抜け出して、今節初1着をあげた。しかし、吉川の行きアシが優秀かというと微妙。比較をすれば、そりゃあ池本<吉川となるのだろうが……。
 2着には、池本がくるりと残す。ジカマクリを浴びて2着残し、というシーンはそうそう見かけるものではないが、だからといって池本の回り足が優秀かというと微妙。3~6コースが何にもできなかった印象があるのだ。つまり、ここはエンジンメンバーが劣勢だった。強いてあげるなら、松村康太の追い上げに見どころがあった。
A=該当なし
B=該当なし

2009_0802_0334 ●2R
 ゼロ台トップSの篠崎元志がスリットでのぞき、一気に攻め込むか……と思われたが、放ったのかやめたのか、勢いが持続しない。むしろ川添英正の伸び返しが強烈で、篠崎を止めて先マクリを放っている。アシ的には、明らかに川添のほうが上だった。
 ただし、篠崎にとって、この流れはツイていた。川添のマクリが流れ気味になったことで、差し場がぽっかり開いたのだ。すかさず突っ込んだ篠崎は、バック先頭へ。イケメン篠崎にようやく初白星が降ってきた。ただし、差した岡瀬正人に迫られたように、決してアシがいいとは言えない。多少の上積みはあっても、センターから自力で決められるほどのパワーはない。むしろ、川添のアシが悪くなく、また差し職人・岡瀬に差して着を拾えるだけのアシはある。
 それにしても服部幸男は苦しそうだな……。
A=該当なし
B=川添英正 岡瀬正人

●3R
 トップSはイン白石健だったが、カドから攻め筋をうかがう田中信一郎を牽制しつつ先攻めを狙った中尾誠が、2コース今坂勝広が差し狙いでレバーを落とした瞬間に強ツケマイ。見事に決まった。シラケンのアシが良いとは見えなかっただけに、ジャッジは難しいところだが……。しかし、その攻めっ気には好感。中尾にはいつでもこの強攻があると思うべし。
 いったん2番手に出たのは大澤普司。このアシ色が悪くなかった。2Mは今坂勝広、田中信一郎との争いになり、大澤は最外を全速マイ。これで2人をいったんは出し抜いている。回った後のアシも、3人の中ではもっとも良いように見えた。2周1Mで逆転されているが、これは田中の腕。田中は、大澤を牽制しつつ、内から逆転を狙ってきた今坂を外マイで潰して抜け出したのだ。また、2周2Mでは今坂の逆転も許して大澤は4着に落ちているが、これは先行する田中の引き波にガッツリ乗ってしまい、減速したもの。一般戦に入れば、むしろ上位の部類ではないか。
 逆に言うと、田中はよくて中堅。今坂はさらに弱い。田中は引き波を超えるのに苦労している感じで、彼らしいエレガントなターン力を繰り出すにはもう少し上積みが欲しいところだ。
A=該当なし
B=大澤普司

2009_0802_0713 ●4R
 どえらいスリット合戦。6コースの阿波勝哉が後手を踏んだように見える隊形だったが、阿波だってコンマ10を決めているのである。イン萩原秀人がコンマ01、5コース山崎哲司がコンマ03。阿波はこの時点で攻め手を封じられたようなものである。
 萩原にとっては、やや展開が向いたとも言える。3コース久田武が握って攻めるが、これに2コース丸岡正典が抵抗し、これが壁になったことで矢が一本も飛んでこなかったのだ。もちろん、アシが悪かろうはずがないが……。
 むしろ、山崎哲司のレースぶりが光った。S踏み込んで阿波の伸びに対処し、丸岡と久田の競りを見て冷静に差し場を探したのだ。バックでは、内に宮武英司、外に久田武と3艇併走となったが、2Mで真っ先に握って仕掛けたのもアッパレ。宮武の不良航法をとられるほどの抵抗を浴びて(というか、サイドがかからなかったように見えた。いずれにしても、ちょっとかわいそうなジャッジのような……)、久田に逆転を許したが心意気はアッパレ。あれこそが勝負駆けの走りであろう。アシも、阿波の出し抜けを許さなかったように、徐々に上向いてはいる。明日からも楽しみはあるはず。
A=該当なし
B=山崎哲司

2009_0802_0313 ●5R
 インの馬袋義則がスリットで半艇身ほど後手を踏んだ。その時点では、松下一也がいかようにでも攻められる体勢に見える。ところが。ぐいぐい伸び返した馬袋は、1Mまでに松下に追いついてアッサリ先マイ。馬袋のアシは文句なしである。
 エース機・池田浩二はまだポテンシャルを引き出し切れていない。松下はターン系は悪くないように見えるが、特筆するほどではないか。
A=馬袋義則
B=該当なし

●6R
 瓜生正義は決してインパクトがあるアシとは思えなかったが、バランスは高いレベルで取れている感じだ。技量も含めて、死角は相当に少なくなってきている。ただし、何しろイン逃げ。正味のアシは判断が難しい。
 笠原亮に関しては、アシはいいのだろうが、展開がなかなか向いてくれない。握って攻める爆発力が警戒されているのか、ひとつ内のコースが無理やりにでも先に握るシーンが目立つのだ。ここも2コース山本英志が、のぞかれながらも1Mは外マイを選択。こうなると、どうしても笠原は差し遅れることとなってしまう。ここをどうクリしていくかが課題となるだろうか。
 川添英正は、やはり一般戦組では上位と見た。
A=瓜生正義と笠原亮だが……
B=川添英正

2009_0802_0487 ●7R
 レースとしては、岡瀬正人がきっちり逃げて、というもので、岡瀬は一般戦に入れば良さそうだぞ、というくらい。それよりも、松本勝也のアシが目立ったレースだった。特にいいのは、回ったあとのアシ。ターンで何艇かの争いになったら、まず負けないのではないか。佐藤大介との2番手争いとなった1周2Mは外マイであっさりとケリをつけている。
 ちょっとだけ気になったのは安達裕樹。スリットから、ちょろりと伸びる気配を見せたのだ。どっかーんというほどの伸びではないが、これも一般戦なら穴をあけるかも。
 佐々木康幸はあまり目立ったところがないように思えた。
A=松本勝也
B=安達裕樹

●8R
 スタート展示では今坂勝広と菊地孝平が動いて、1号艇・山崎哲司は3コース。しかし、じわじわと艇を進めて、起こし位置で前付け艇の真横まで到達。明らかな「本番は譲りませんよ」の意志表示で、アッパレである。実際に本番はインを死守、コンマ04のSから逃げ切っている。アシも一戦ごとに上向いているし、気迫も素晴らしい。隠れた勝負駆けMVPの一人がテツだと思う。待機行動違反はちょっと余計だったが……。
 2番手争いは、今坂と菊地の静岡勢。しかし、両者とも二人らしいパンチ力を感じることができなかった。今坂にしろ菊地にしろ、もう少し上積みがほしいところだ。
A=該当なし
B=山崎哲司

2009_0802_0573 ●9R
 カドを獲った丸岡正典が、3コースのヘコみも活かして、怒濤のツケマイ! これが内の艇を沈め切った。1着で相手待ちという状況ではあったが、まったく諦めようとはしていない丸岡のガッツが伝わってくる素晴らしい旋回であった。
 しかし、2Mが謎だった。丸岡がターンマークを外してしまったのだ。丸岡らしからぬ旋回は、ひたひたと追っていた福島勇樹に絶好のチャンスを与える。見逃さずに差した福島はホームで丸岡と併走。こうなると、福島と丸岡ではアシが違った。福島、逆転の1着である。
 機力を言うなら、丸岡はもはや「ヤバイ(ひどい)」アシではなく、福島はターン周りも悪くなさそうだ。1Mは5本の引き波を苦もなく超えているし、2Mでは一瞬だけバランスを崩しているものの、すぐに安定感のあるターンに移行している。行きアシから伸びも快調、節イチを争うパワーだと見る。
 重成一人もよくまとめてはいるが、オーシャンカップ時の迫力には及ばず。
A=福島勇樹
B=丸岡正典

2009_0802_0684 ●10R
 阿波勝哉はどうしたのだろう。前半はいい伸びをしていたように見えたが、後半はサッパリ。明日については、とにかく展示を見て判断するしかない。
 進入は吉川昭男が動いて2コース。坪井康晴は3コース発進で、Sはコンマ20と内の二人より遅かったものの、1Mで技ありのマクリ差し一閃。3コースからのマクリ差しは難易度が高いと言われるが、難なく突き刺してしまうのだから、この男のテクは超一級品だ。
 ところが、2Mでなぜかキャビってしまい、インから残していた角谷健吾に併走に持ち込まれる。ここから激しいデッドヒートが始まった。2周1Mは先マイした角谷が前に出る。坪井は差して迫るが、ギリギリ舳先がかかる程度までしか追い詰められない。それでも2周2Mは坪井が先マイも、行かせて差した角谷が優勢を保つ。3周1Mは、坪井は外マイで攻めて、バックは併走。形としては、坪井が角谷に食らいついている、というものだった。
 決着のついた3周2Mは圧巻だった。内に陣取る角谷は完全に先マイができる態勢。普通であれば、角谷に分がある態勢だった。しかし坪井は角度をつけた差しを狙い、ハッキリとわかるほどに角谷より先に初動のハンドルを入れた。丁寧にターンマーク際を回って差し場を封じようとした角谷の動きを見定めて、鮮やかな差し切り! まさに「エグリ差し」(by工藤浩伸アナ@浜名湖)という表現がふさわしい、強烈な逆転技だった。角谷のターンにはまったく瑕疵がなかっただけに、坪井のテクが光った。
 ……というわけで、なかなか見応えのあるレースだったのだが、では機力はどうかといえば、坪井に超抜の称号を与えるわけにはいかないだろう。悪くはないが、明らかにテク勝ちだからだ。1Mのマクリ差しにしても角谷がやや流れ気味であったし、道中の好勝負のなかには機力が抜けていればあっさりケリをつけていてもおかしくない場面もあった。坪井らしい鮮烈なレースができる仕上がりではあるものの、しかし本当に噴いているときの坪井の出方には及ばない。あまりに人気になるようなら軽視する手もあるかもしれない……。
 長野壮志郎はキップのいいレースが目立ち、なかなか爽快だ。
A=該当なし
B=角谷健吾

●11R
 インから湯川浩司が逃げ、2コース後藤正宗が差し、3コース佐藤大介がマクリ差す、という展開。湯川の逃げは盤石で、ほぼ危なげのない逃げ切りであった。
 後藤と佐藤の比較では、ターン系で佐藤に分があった。佐藤のアシは充分にヒモ穴になりうるものだと思う。後藤はもうひとつ突き抜け切れない印象。場内解説の柴田稔さんは「ターンに積極性がない」と苦言を呈していたが……。
 エース機・池田浩二は、中堅がいっぱいか。さすがのテクで準優までこぎつけたが、どうにも力強さに欠けている印象を受けた。
A=佐藤大介
B=該当なし

2009_0802_0718 ●12R
 菊地孝平がインからコンマ06のトップS。ゼロ台は菊地だけで、彼のスタート力にはまったくもって脱帽である。そして、この隊形で菊地が逃げ切らないわけがない。ただ……パワーのほうはどうなのだろう? このレースでは判断し切れないし、しかし前半でもインパクトは感じられていないのだが……。準優1号艇(9R)は今日の再現は充分ありそうだが。
 菊地より目立ったのは新田雄史。先頭には届かなかったものの、1Mの3コースマクリ差しは素晴らしかった。かかりが良く、引き波もあっさり超えていくパワーは、準優でも脅威となるはず。新田のハンドルワークに即座に反応して、展開を突くことができるだろう。
 松本勝也と瓜生正義は、コースが遠かったか。それでも、松本の引き波に負けないターン回りはやはり素晴らしいし、瓜生もバランスがとれている。松本は3周1Mで瓜生に3番手を逆転されているが、これは一宮稔弘の先マイを待った分、ハンドルが遅れたもので気にする必要はない。また、たちまち松本のふところに迫った瓜生のターン力はさすが。そして、この二人に最後まで食らいついていった一宮も、一般戦ではかなりイケてるはず。
A=新田雄史 松本勝也 瓜生正義
B=一宮稔弘

 準優組の節イチ候補は、福島、新田、松本と見たが果たして……。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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速報 準優勝戦メンバー確定!

 浜名湖GⅠダイヤモンドカップ、予選がすべて終了いたしました。堂々の1位は瓜生正義。2位の湯川浩司、3位の菊地孝平までオール3連対での準優出であります。
 ただし……予選最多1着は佐々木康幸の4勝。1着の数なら、坪井康晴や福島勇樹の3勝も準優1号艇組を上回っています。決して白いカポックが安泰ではない準優、ということも言えるかも?
 地元静岡勢は6人が予選突破。昨年の周年記念では優出6名中4名が静岡支部でしたが、今年は果たして……。

10R
①菊地孝平(静岡)
②佐々木康幸(静岡)
③笠原亮(静岡)
④新田雄史(三重)
⑤田中信一郎(大阪)
⑥萩原秀人(福井)

11R
①湯川浩司(大阪)
②坪井康晴(静岡)
③松本勝也(兵庫)
④重成一人(香川)
⑤池田浩二(愛知)
⑥長野壮志郎(福岡)

12R
①瓜生正義(福岡)
②馬袋義則(兵庫)
③福島勇樹(茨城)
④今坂勝広(静岡)
⑤佐藤大介(愛知)
⑥後藤正宗(静岡)

※念のため主催者発表をご確認ください。


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“本紙予想”浜名湖DC4日目後半

7R
好調・松本の自在戦が怖いが、岡瀬がギリギリ逃げ切る。
◎岡瀬 ○松本勝 ▲佐々木 △佐藤
3連単1-364-全

8R 
山崎がS踏み込んで押し切り逃走。今坂がカドから続く。
◎山崎 ○今坂 ▲飯島 △菊地 
3連単1-426-全

9R 
福島のカド戦受け止め、白井が逃げ切る。
◎白井 ○福島 ▲重成 
3連単1-42-全

10R 
阿波の伸びがやっぱり怖いが、角谷も逃げ切れるアシある。坪井が巧差し対抗。
◎角谷 ○坪井 ▲阿波 △長野 
3連単1-263-全

11R   
湯川がインから速攻決める。カドから岩崎が自在に迫る。
◎湯川 ○岩崎 ▲佐藤 △池田
3連単1-436-全

12R 
菊地が快速スリットから圧倒する。一宮の上昇気配が気になる。
◎菊地 ○一宮 ▲松本勝 △瓜生
3連単1-456-全

正真正銘の“本紙予想”にこだわるあまり、力が入り過ぎてオールインになってしまいました。


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THE ピット――静かな勝負駆け

2009_0801_0333  1レース前にピットに行くと、最初に目に入ってきたのは服部幸男の姿だった。
 選手控室のほうへと歩いていったので、2レース出走のため、ボートを待機ピットに着けたあとだったと思われる。やや俯き加減で、ゆっくりした足取りだった。
 次に服部を見たのは、2レース出走のあとになる。……5号艇で5着。レースから引き揚げてきた服部の表情はさすがに険しかった。いや、決して不機嫌になっているといったことではない。自分自身の不甲斐なさを噛みしめるような沈思の顔となり、1レース前よりもなおゆっくりとした足取りで選手控室のほうへと戻っていったのだ。
 地元・浜名湖のGⅠで、服部が勝負駆け圏外にいること自体がそもそも想像しづらい。だが、その状況を誰よりなんとかしたいと考えているのが服部自身であるのも間違いない。今節はまだ白星もない服部だが、ここから見せてくれるはずの意地とプライドに期待したい。

2009_0801_0191 「出足が良くて、悪くないんじゃない」
 丸岡正典に対して、菊地孝平がそんな言葉を掛けたりはしていたが、1レース前後のピットは静寂に包まれていた。
 装着場には選手も記者陣も少なく、試運転の時間が終わったあとには、ピット内に蝉の声が聞こえてくるほどだったのだ。
 ただ、選手たちの動きはさすがに勝負駆けの日らしく、慌ただしいものだった。
 待機ピットはいっぱいになっていて、レースが近づく時間帯以外は、次々に選手が試運転に飛び出していったし、ペラ小屋で作業をする選手も多かった。
 そして、いざレースが始まると、整備室内にあるモニター前に選手たちが集合しはじめる(写真は昨日の整備室モニター前の光景)。それ自体は浜名湖ではいつも見られる光景であるのだが、たとえば1レース中……。飯島昌弘はモニターのレースに目をやりながらも手は休めずに自分のペラを布巾で拭いていた。また、宮武英司は、勝負の大勢が決した2周目頃からは、モニターから目を離して、自分のペラをかざして、その調整具合を確かめていたのだ。
 そんな動きの背景にあるのは“焦り”ではないのだとしても、手を止めてゆっくりとはしていられない気持ちはあったに違いない。

2009_0730_0536  1レース、吉川昭男が勝って準優出への望みをつなぎ、ここで敗れた松村康太と松本博昭はその望みがほぼ絶たれた形になった。
 レース後の顔つきにもやはりそれが出ていた。吉川はとりあえずホッとしたような笑みを浮かべていたのに対して、松村は、服部と変わらぬほど厳しい顔つきとなり、ゆっくりした足取りで、控室のほうへと戻っていった。
 そのしばらくあと、やはり控室のほうへと戻っていった松本の表情と歩き方も、松村に似たものだった。
 松本には以前にインタビューをしていたこともあり、その後にピットに戻ってきたときには声を掛けてみた。このタイミングでどう話せばいいかと迷ったが、以前に取材をさせてもらった礼を言ってから、「準優は厳しくなりましたね」と言ってみた。
 取材の礼に対しては「こちらこそありがとうございました」と返してくれた松本だったが、準優に関しては、「厳しいっすね」とひと言呟いただけで、その後は口を閉じてしまった。
 以前に取材した印象でいえば、打ち解けやすい感じの男なのだが、ゆっくりと話している気分ではなかったのだろう。そのままボートのほうへと向かっていったので、「頑張ってください」と後ろから声を掛けると、「はい、ありがとうございます」とだけ返してくれて、そのまますぐに作業を始めた。

2009_0801_0096  1レースが終わって取材陣の数が、装着場で選手の声が聞かれる機会は増えていた。
 今日、アトリウム特設ステージでレースセミナーを行なう喜多條忠先生がピットにやって来て(レースセミナーは6・8・10~12R発売中)、選手たちに声を掛けていたが、その際の選手の反応からも、それぞれの選手の個性と今の状態が窺えた。
 すでに準優出が当確の馬袋義則はリラックスした笑顔で対応。
 その後に話しかけられていた阿波勝哉は、いまの自分の状態を詳しく話していたようだったが、その表情は終始硬かった。
 また佐藤大介は、腰のあたりで両手を組みながらも、直立に近い姿勢でかしこまった感じだ。喜多條先生を前にして、緊張しているようにも見えたものだ。

2009_0801_0433  2レース。勝ったのは篠崎元志で、この1着が今節初白星となっている。
 篠崎という男の性格からいえば、この“遅すぎた勝利”を素直には喜べないはずではあるのだが、エンジン吊りを手伝ってくれた津留浩一郎に話しかけられて、安堵の笑みを見せていた。
 ヴィジュアル系の彼には爽やかな笑顔がよく似合う。
 準優出は無理でもこの後も全力の戦いを続けて、こうした笑みを見せてほしい。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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河合佑樹&深谷知博トークショー!

今日は、地元若手選手が浜名湖競艇場に登場! 第4R&5R発売中、アトリウム特設ステージで静岡の若武者2人のトークショーが行なわれました。本日登場は、102期の河合佑樹選手と103期の深谷知博選手。未来の王国静岡を支える逸材が、GⅠ開催中の浜名湖にお目見えです。

Cimg4588 好きな季節は河合=春、深谷=夏と判明したことが口火となったトークショー。まだまだこうした場には不慣れなのか、若干おとなしめでありながらも、「父がオートの選手だった。オートの受験期間が合わなかったので、競艇を受けた」(河合)「進路を考え始めた高校三年の夏くらいに浜名湖でペアボートに乗って衝撃を受け、自分もやりたいと思った」(深谷)と選手を目指したいきさつなどを訥々と語った二人。今後、もっともっと成績をあげ、名前も全国に売り、こうした場で楽しい話をガンガンしてくださいね!(BOATBoyでも取材させてくださ~い)。写真は小さくてごめんなさい。いちばん右が深谷選手、まん中が河合選手です。

明日も同じ時間帯に地元選手トークショーがあります。明日は誰が登場!?


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浜名湖競艇さんよりプレゼント!

今節は、プレゼントあります! 浜名湖競艇さんよりご提供いただいたタオルセットです。

Cimg4585 浜名湖ダイヤモンドカップ×桐生・赤城雷神杯のコラボを記念した、両競艇場のキャラクターが共演しているレアグッズ! ハンドタオルとハンカチのセットでございますよ~。10セットを読者の皆様にプレゼント!

応募要項については、明日発表いたします。久々のプレゼントクイズか!? お楽しみに~。


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猪瀬直樹講演会!

Cimg4577 近年、これほどまでに政局が注目された時代があったでしょうか……。今月末の総選挙は大盛り上がり必至、そんな時節に浜名湖競艇さんは実にタイムリーなイベントを設けました。本日、朝10:20からサンホールにて、政治評論家にして東京都副知事の猪瀬直樹さんの講演会が行なわれたのです! 演題は「この国のゆくえ」。我々も舟券のゆくえばかり考えている場合ではございません。猪瀬さんは日本の現状を訴えつつ、これから日本はどこに向かっていくのか、時折ジョークも交えながら、熱く語ってくれました。そうです、私たち競艇ファンも日本のゆくえを考えなければ……。と、しばし日本の行く末に思いを馳せた後には、GⅠダイヤモンドカップのゆくえにも大注目いたしましょう。


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本日の“本紙予想”浜名湖ダイヤモンドカップ4日目

 ども。Kです。昨日から浜名湖に参戦しております。姫園、H記者の本紙予想を眺めながら、苦々しく思っておりました。こいつら、“本紙予想”の何たるかがまるでわかっていない……。それでもお手並み拝見と見守っておりましたが、しかもH記者は昨日の勝負レースをぶち当てていますが、元祖“本紙予想”担当の権限で私の登板と相成りました。H記者は強制管理解除。先ほどまでウダウダと続投を訴えて、浜名湖競艇場までついてきていましたが、食堂「ピットイン」の鰻丼を食わせておいて、そのままスタンドに放置してまいりました。それにしても、ピットインの鰻丼はうまいっす。というわけでは、本日より正真正銘の“本紙予想”をご覧に入れたいと思います。正真正銘の、というのは、もちろんイン主体、でございます。

1R 
インパクトのあるパワーが外枠になく、池本が先マイ逃走。松本のカド戦注。
◎池本 ○松本博 ▲松村 △濱村
3連単1-453-全

2R 
篠崎、服部の迫力がもうひとつで、眞田が逃げ切り態勢。
◎眞田 ○川添 ▲服部 △岡瀬
3連単1-356-全

※H記者の伝言「川添と岡瀬でマンシュウ狙いじゃ~~~~~~~」

3R 
上昇気配の白石がシラケン逃げ。田中がカドから自在に追走。
◎白石 ○田中 ▲今坂 △大澤
3連単1-425-全

4R 
阿波の伸びはきているが、F後でどうか。イン転がり込む萩原が逃げる。
◎萩原 ○丸岡 ▲山崎 △阿波
3連単2-361-全

5R 
馬袋に快パワーで逃げ切り濃厚。仕上がれば池田のエース機が怖いのだが。
◎馬袋 ○池田 ▲重成 △新田
3連単1-346-全

6R 
快調・瓜生がここは先マイ押し切り。笠原が脅威。
◎瓜生 ○笠原 ▲川添 △後藤
3連単1-354-全

 後半は後ほどアップします。……ん!? 本日のご挨拶の前にご、極選が!? H記者、いつの間に……。


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浜名湖=桐生コラボGⅠ4日目です!

おはようございます。GⅠ浜名湖ダイヤモンドカップ4日目です。ということは、コラボGⅠである桐生・赤城雷神杯も4日目。GⅠ×24レースの怒濤ウィークも折り返し地点を過ぎました。本日もアツく両GⅠを見つめてまいりましょう。

2009_0801_0384浜名湖のほうは、3日目終了時点での予選1位が佐々木康幸。5戦4勝の絶好調モードです。御大・服部幸男が厳しい状況の中、愛弟子が快調にシリーズを引っ張っております。他の静岡勢もなかなか好調ですが、遠征勢からは瓜生正義が予選2位につける活躍。また、18位近辺が混戦で、ボーダーが激しく上下しそうな勝負駆けデーでございます。 (PHOTO/中尾茂幸)


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H記者の『穴・極選ブラック』4日目

 本紙予想の厳しさを改めて痛感したHです。なんとか勝負舟券が的中し、帳尻だけは合わせましたけど(10R、川添がもうひと踏ん張りしてくれれば80倍で大勝ちできたのですが…)単純的中率、回収率ともにボコボコで……ayu憲吾郎どの、ジャンクどの、痛手は大きかったでしょうか。すいまっせん!
 さ、本紙予想はK記者に返還し、極選で大暴れです。今日の狙いはヤバイ足の人w

9R
★①白井友晴
 ②重成一人
 ③松本博昭
 ④福島勇樹
◎⑤丸岡正典
★⑥白石 健

進入123/456

 キーマンは福島。スリットからの行き足Sのこの選手が8割がた握って攻めるはず。あっさりまくりきるシーンも十分ですが、イン想定白井の行き足(伸び返し)もすごい。そう簡単に1=4では決まらず、むしろ喧嘩になる気もします。白井は1着勝負だし。で、両者が競りになれば、福島マーク丸岡の出番。前検からヤバイヤバイと泣き続けている丸岡ですが、もう中堅までは戻っていると思います。全速のまくり差し。相手は意外なパワーある白石とインで残す白井へ。5=4のまんま筋だったらごめんなさい!あ、「F後のアワカツ狙い時」の標語も忘れずに!!
3連単★5-16-全


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明日のイベントをそれっ!

 浜名湖GIダイヤモンドカップは明日、4日目を迎えます。早くも後半戦! 主なイベントは……?

★作家・東京都副知事「猪瀬直樹」講演会
 演題:“この国のゆくえ”
 時間:10:20~
 会場:サンホール

★地元選手トークショー
 参加予定選手:河合佑樹&深谷知博
 時間:4R、5R発売中
 会場:アトリウム特設ステージ

★レースセミナー
 講師:喜多條忠(作詞家・競艇評論家)
 会場:アトリウム特設ステージ

★ビッグチャンス抽選会
 中央スタンド1F抽選会場にて浜名湖第9R~第11Rの2・3連単当たり舟券(券面金額500円以上)をご持参の先着500名様に三角くじを配布。当たりが出たら「場内利用券(500円分)をプレゼント!

★有料席限定サービス
 メンバーズルーム、ロイヤルルームにて先着で「場内食事利用券(1000円分)」などが当たるスクラッチカードを配布。南スタンド3F有料席入場者全員に粗品をプレゼント!

★お客さまお出迎えサービス
 開門から各入場門にて8/7実施の抽選会に参加できる抽選券付き一般席入場券を、1000枚配布します。

 さあ、明日も張りきって浜名湖スタンドにGO!


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浜名湖ダイヤモンドカップ レースダイジェスト3日目

H記者の穴党専科「忘れちゃいけない穴パワー」

2009_0801_0393_2 1R★長野壮志郎3着…B
 パワーは中堅上位だが、握りっぷりが気持ちいい。ここでも強ツケマイを連発して逆転の3着。こんなレースができる選手は、どこかで穴を開ける可能性が高い。逃げた平石和男も中堅レベルまで上昇した。ピット離れもなんとかマトモになったようで、これからの巻き返しが怖い。

2009_0731_0735 2R★阿波勝哉 F…A
 今日の伸びはかなり完璧だった。展示タイムは断トツ、スリットからの行き足もスムース&スピーディ。つまり、「スリットから覗いて1マークまでにさらに伸びる」という無敵モード。この両方が来て、はじめて阿波は記念でも活躍できる。実戦も気配そのままの一気まくりで突き抜けたのだが……痛恨のF。しかし! 「F1F2持ちは当たり前」がアワカツですから、このFで軽視してはいけない。明日以降も相手次第ではアタマ決め撃ちで狙ってみたい。

2009_0801_0716 3R★飯島昌弘3着…A'
 丸岡正典(←中堅までアップ)にまんまと逃げられたが、道中の追い上げには見るべきものがあった。2着の白石健よりレース足が強い。明日以降も要注意。

4R★該当選手なし
 山崎哲司の4カド強ツケマイはド派手だったが、最大の要因はS勝ち。中堅上位までアップしたもののまだ全幅の信頼は置けない。服部幸男の非力ぶりが際立つレースだった。

5R★該当選手なし
 F2で逃げきった松下一也を推奨すべきかもしれないが、正味の足は中堅上位レベルか。その松下を差して捕えきれなかった池田浩二の足にもまだスーパーエースの力強さは感じられない。良くて上の下。期待の◎にした笠原はまったく何もできずに6着大敗……そんな足ではないはずなのだが。この6着は10Rへの美味しい布石と考えることにした。

2009_0801_0321 6R★白井友晴1着…A'
 く~~、昨日も推奨して「外枠のときボックスの軸で狙いたい」と書いたのだが、まさか6号艇でアタマまで突き抜けるとは……3連単84470円。同じく昨日推奨した竹上真司(3着)とのマルチボックスだったのか>< この舟券を逃した以上、もう白井の深追いはできない。ソコソコ人気にもなっちゃうし。う~ん、千載一遇のチャンスだったのかぁ。

7R★長野壮志郎1着…A’
 1Rに続いて登場。瓜生正義の差しを振り切り、今坂勝広以下の追撃も封じたのだからこのイン逃げは高く評価できる。B(中堅上位)からA'(上位の下)に昇格。パワー云々よりリズム良好、乗れてる印象のほうが強くもあるのだが。今日の活躍であまり人気にするようなら妙味も薄れる。あくまで人気薄で狙いたい選手だ。

8R★該当選手なし
 パワー劣勢のメンバーで、中尾誠の逃げもゼロ台Sの気合勝ち。とにもかくにも服部幸男のずり下がりが目立った一戦だった。浜名湖でこんな服部、見たことないよ~!

2009_0801_0279 9R★萩原秀人2着…A'
 昨日「2着向きの足か」と書いたとおり、握って回って危なげのない2着。この枠ならと本紙予想では◎に押したが、イン中里英夫のコンマ01の気合がわずかに上だった。総合力は萩原のほうが明らかに上だったと思う。追いすがる菊地孝平(やはりまだ一息だ)をターンごとに突き放した回り足が魅力だ。ただ、そろそろ人気になってしまいそうな気も……?

2009_0801_0008 10R★馬袋義則2着…A
 もう、ここで推奨するべき選手ではないのかも。1マークの混戦から素晴らしいレース足で楽々と2着を確保した足は、誰もが驚嘆したはず。とにかく回ってからのサイドの掛かりとそこからの出足が強烈。引き波も軽々と超える。今後、人気薄になってくれたときだけ狙いたいのだが、それは準優か優勝戦だろうか。

2009_0801_0477

11R★新田雄史3着…A'
   白井友晴5着…A'

 新田は今日も予選3位を守りきり、ここで推奨する必要もないのだが。鋭い回り足と好旋回で軽~く3着を取りきった足はやはり非凡だ。準優で人気薄ならアタマかヒモで狙ってみたい。何度も登場する白井はやっぱり怖い。このレースでも行き足鋭くインの坪井を圧迫し、まくりきるほどの勢いを見せた。そこから差しに転じたためにマイシロを失って大敗したが、パワー負けは微塵もない。スリットから握っていけば坪井をも攻め潰したかも? 明日は1号艇でメイチ1着勝負駆けだが、それはさすがに人気になるだろう。

2009_0731_0432 12R★福島勇樹5着…A、行き足S
 何をいまさら、と思われるくらい目立つ足だが今日はS負けと展開負けで3・5着と勝率を落とした。この印象が強くて人気が下降するようなら「買い」の一手だ。明日の9Rは持ち味がフルに生かせる4号艇。上記白井が1号艇で、スリットからの行き足勝負。もしふたりが大競りになれば(可能性は十分ある)……穴党にとって実に楽しみなレースだ。(Photo/中尾茂幸、Text/H)

※坪吉さんコメントどもです。少しはお役に立てたでしょうか。


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THEピット――先輩と後輩

2009_0801_0092  整備室を覗き込むと、ぱっとひまわりのような笑顔が目に飛び込んできた。瓜生正義である。
 出入口至近の場所にいた瓜生との距離は、ほんの2~3m。とはいえ、ガラス窓を隔てているので、こちらの醜悪な顔を気にした様子はない。というより、瓜生はその笑顔を、モーターを挟んで話しかけていた後輩の長野壮志郎に向けていたので、凶悪な顔が覗き込んでいようと気にもかけるわけがないのだ。
 それにしても、まるで何かを訴えかけるかのように話しかける後輩に、瓜生が見せていた笑顔は菩薩のようですらあった。もし僕が選手だとして、瓜生と同じ節に斡旋された後輩だとしたら、こんなにも心強いことはないであろう。そして、得るものも多いはず。長野がいつまでも瓜生との会話をやめようとしないのも道理である。
2009_0801_0393  その長野が、篠崎元志とともに食堂に消えていき、1分ほど後、缶ジュースを手に装着場のスミの喫煙所へと吸い込まれていった。すると、整備室から出てきた瓜生が、長野を大声で呼んだ。詳しい中身はわからないけれども、雰囲気としては瓜生が整備室で長野に何らかのアドバイスを送るために呼び寄せようとしたようにも見えた。ところが、喫煙所から姿を現わした長野の手には缶ジュース。それを視認したのかどうか、瓜生は自分のほうからスタスタと喫煙所にやってきて、福岡三者で一休み、となったのであった。後輩2人のいる喫煙所に入っていく時の瓜生の顔は、やっぱりひまわりのような笑顔であった。

 9R、4着に敗れた一宮稔弘の表情はやや硬く見えた。この4着で、明日の1回乗りで1着を獲っても得点率6・00には1点足らず。まあ、一宮がそこまで計算してレースに臨んでいたかは確認できていないので、それに気づいたこちらの先入観が、一宮の表情を厳しいものと感じさせたのかもしれない。
2009_0801_0057  その一宮に寄り添ったのが、濱村芳宏である。黒いカポックの右側にとりついた濱村は、控室へと向かう一宮の歩調に合わせて隣を歩き、会話を交わし続けていた。よくある同郷同士のレース後、と言われればその通りだが、しかし濱村の一生懸命に話そうとしている様子には、それ以上のものを感じざるをえなかった。
 10R後には、宮武英司に寄り添う濱村の姿も目撃している。宮武はいったん立ち止まって、濱村の言葉に耳を傾けていた。宮武は香川支部だから直接の後輩ではない。だがまあ、四国という括りで考えれば、遠縁の親戚と言えなくもない。濱村にとって、かわいい後輩であることには変わりはないのだ。宮武の表情がみるみる柔和になっていくように見えた。

2009_0801_0155  ボートリフトの手前、ペラ室の出入口の前あたりで、白石健が何度も何度も首をタテに振っていた。キビキビというか、力強くというか、肯く首の上下は相当に大きい。相手は松本勝也だ。シラケンは4R1回乗りの後も、遅い時間帯まで延々と試運転を続けていた。12Rに出走する松本と足合わせをしたのであろう。そこでの手応え、あるいはアドバイスを、松本はシラケンに話していたようであった。
 まっすぐに松本へと向けられた視線は外れることがなく、松本もシラケンの視線を真っ向から受け止めて、言葉を重ねていっていた。シラケンは時折、遠目にもわかるほど丁寧なしゃべり方で返答し、松本はさらに熱っぽくシラケンへと言葉を投げかけた。一通り話が終わると、シラケンは丁寧に頭を下げる。松本は、ひとつ小さく肯いて、シラケンと別れた。
2009_0801_0753  10Rが終わると、まるで子供がお母さんを見つけたかのように、馬袋義則が松本に駆け寄っている。松本のふるまいは、シラケンに対してのものと同じだ。松本にとって、後輩は等しくかわいい弟分なのだろう。松本は、誰が見たって親身に接しているのがわかる姿勢で、馬袋と会話を続けるのだった。
 兵庫勢がこうして松本のアドバイスを受けているシーンは、たしか一昨年の住之江笹川賞でもよく見かけ、感心していた記憶がある。松本の親分肌は、きっと兵庫勢の精神的支柱となっていることだろう。
2009_0801_0029  などと考えていたら、松本が風のようにボートリフトのほうへ駆けていく姿が視界に入った。11R前。松本は展示ピットにボートを移して、あとは展示&レースを待つのみという時間帯。リフトには、この時間まで試運転を続け、ようやく終了して陸に上がって来たシラケンがいた。松本はエンジン吊りへと走ったのだ。近くにいた馬袋とともにモーターを架台に乗せ、しばしシラケンへと言葉をかける松本。松本がひとつ肯いて背を向けると、シラケンは松本の背中に向けて深々と頭を下げていた。

2009_0801_0744  10R1着のレース後、何よりもまず服部幸男に声をかけていた笠原亮。10Rから帰還した田中信一郎を出迎えて言葉を交わす湯川浩司。同県ではないけれども、2009_0801_0447 その田中信一郎に「(エンジン吊り)ありがとう」と声をかけられ、微笑を浮かべる吉川昭男。などなど、先輩と後輩のシーンがやけに目についた3日目後半のピットであった。我々のような稼業では、こうした関係性というのが決して濃密とは言えないだけに(本当はH記者なんて大先輩なんですけどね)、ときどき見かけるこうしたピットの風景には、ちょっとした憧れを抱いたりもするわけだ。
2009_0801_0144  というわけで、さらに無理矢理こうしたシーンを探し出してやろうとして、安達裕樹と新田雄史がコンビでいたりはしないかなあ……などと無茶苦茶な考えでピットを眺めまわしていたが、残念ながら発見できなかった。そんな都合のいい予定調和がそうそうピットに落ちているわけがない。自分のアホさ加減を呪っていると、うわっ、安達裕樹が単独であらわれた。ちょっと驚いていると、安達は口元だけでニヤリと笑って、軽い会釈をしつつ去っていったのであった。妙な考えにとらわれている自分が恥ずかしくなりました、はい。

2009_0801_0705  先輩後輩のシーン以外で印象に残ったといえば、松下一也と松村康太がたけし軍団ユニフォームを着ていたことかな。特別、二人の絡みを見たわけではないけれども、相変わらずの結束力の強さに感心。11Rの展示後、松村は喫煙所で物思いにふけった表情でタバコを吸っていた。これがまた、味わいのある風情であった。2009_0801_0280 松村をピットで見るのは新鋭王座くらいしか機会がなかったが、普通の記念に入ってもこんなにも存在感を発揮できる男だったか。明日は厳しい勝負駆けになりそうだが(1R5号艇)、ちょっと注目してみよう。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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カメラマンNの勝手にベストショット10

今日はわが弟子のテツがカドから見事に捲りきって1着!!明日につながりました。

舟券的には大負けですが、今日は美味しいお酒が飲めそうです。

さて、3日目のベストショット10をどうぞ!!

2009_0801_0021

2009_0801_0316 2009_0801_0484

2009_0801_0618 2009_0801_0357

2009_0801_0735

2009_0801_0563 2009_0801_0293

2009_0801_0117 2009_0801_0115

湯川…鋭い眼光の先には何が見えているのか。

テツ…レース前テツにこう言った『捲り差しやな』彼は『いや捲ります!』ヤツの言うとおりだった。レース後も本体をばらし上積みをはかる。

新田…準優当確!!新田の勇姿を最終日最終レースで!!

竹上…カメラに気がつくと目線を水面に移した。照れくさいのだろうが、その仕草が私にはカッコよく見えた。

笠原&正子…今日のレースで1分47秒7のトップタイムを叩き出した。レース後両コブシをぎゅっと握って『ヨシッ!』とクロちゃんに向かって叫んだ。正子さんも嬉しそうだった。

長野&篠崎…まだまだ若い彼らのその背中はこれから生えてくる大きな翼を隠している。

松野…いぶし銀のその背中には彼の人生そのものが漂っている。

服部…今節に限り弱々しく見えるその背中にオーラが蘇ることを祈っている。

福島…まだまだ小さく写るその背中はこれからどんどん大きくなることだろう。同期のテツには負けられない。

阿波…痛恨のフライング。しかしその背中はそんなことを気にしてはいない。その後も整備を続けていた。


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速報 GI浜名湖DC 明日の勝負駆け!

 浜名湖GIダイヤモンドカップは明日が4日目。各選手の勝負駆け状況をお伝えします。ボーダー想定6・00で完走当確選手はトップの佐々木康幸はじめ9人。他の選手にとっては狭き門のようにも感じられますが、ボーダーが下がる可能性も十分にあり42位の吉川昭男までチャンスがある大激戦の1日になりそうです。

●勝負駆け状況(ボーダー6・00想定)
佐々木康幸 ☆
瓜生正義  ☆
新田雄史  ☆
松本勝也  ☆
菊地孝平  ⑤⑥
湯川浩司  ☆
重成一人  ④⑥
坪井康晴  ☆
馬袋義則  ☆
福島勇樹  ☆
笠原 亮  ☆
池田浩二  ②⑥
今坂勝広  ③④
佐藤大介  ①⑥
長野壮志郎 ③
萩原秀人  ③③
後藤正宗  ③③
田中信一郎 ②
――以上ボーダー18名――
丸岡正典  ②③
加瀬智宏  ②
飯島昌弘  ①
中里英夫  ①
白井友晴  ①
安達裕樹  1待ち
岩崎正哉  ①
松村康太  ①
一宮稔弘  1待ち
山崎哲司  ①②
白石 健  ①②
中尾 誠  ―
山本英志  ―
川添英正  ①②
平石和男  ―
岡瀬正人  ①①
松下一也  ―
角谷健吾  ①①
大沢晋司  ―
服部幸男  ―
竹上真司  ①①
松本博昭  1・1待ち
池本輝明  ―
吉川昭男  1・1待ち


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小桜舞子 歌謡ショー!

Scimg4573  サンホールにて演歌スター小桜舞子さんの歌謡ショーが行われました。ホールの座席がすべて埋まった上に、100人ほどの立ち見が出るほどの大盛況。さすが『水戸黄門』にゲスト出演したり、テレビの冠番組まで持っている舞子さま、素晴らしい歌声に曲の終わりはもちろんフレーズの途中途中でも拍手が沸きあがっておりました。トリで歌った最新曲『母娘じょんがら』、心に染みたなぁ♪


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H記者の『本紙予想ホワイトグリーン』3日目後半

 嗚呼、4Rは◎山テツが痛快無比な強ツケマイ。それをマークした一宮との単純なセット決着だったのに……(号泣)。服部親分、わかっちゃいたけど恐ろしいほどの逆噴射パワーでした。6Rも、あそこまで荒れなくても……。
 さあ、後半勝負。いきなり7Rは……?

7R ケン
これは難しい。難しすぎる。上位間違いない瓜生と坪井に、隠れパワー今坂&池本、前半のレースっぷりが素晴らしかった長野と安達……推理材料と買いたい選手が多すぎて、いくら考えても結論が出ません。ここは半端な予想はせず、平たい目でじっくり各選手のパワーを吟味したいと思います。悪しからず!

8R
こちらは7Rとは逆にパワー劣勢のメンバーが揃いました。ただひとり佐藤だけが中堅以上ですか。このメンバーなら、パワー最悪でも服部に勝機はあります。S一撃条件で。昨日でダービーへの足かせがなくなったのだから、タッチSの気合で臨んでも不思議はないし。天皇の意地を見せていただきましょう。佐藤と、服部マークの津留へ。
3連単★4-25-全

9R
菊地に人気が集中しそうですが、5コースから勝てるかどうか微妙なパワーでもあります。ここは一丁、隠れ上位ある萩原の先制攻撃に賭けてみましょう。1Rに怪しい粘り腰を見せた松野と菊地へ。
3連単★3-45-全

10R 勝負レース
前半で6着大敗の笠原。ここが狙いどころです。足は悪くないはずで、キッチリS決めて逃げきるはず。相手も昨日のダイジェストで絶賛した馬袋に絞ります。前半惨敗選手&6号艇超抜選手。勝負するべき要素が完璧に揃いました。
3連単★勝負舟券1-6-全、押さえ1-全-6

11R
坪井は上の下レベル、この水面なら逃げきって不思議はありません。しかし外に元気のいいまくり屋が揃って1マーク握りすぎるかも。とりこぼしの2着が舟券の妙味ですね。その間隙に突っ込むのは、とにかくレースっぷりが気持ちいい新田か松村とみます。
3連単★46-1-全

12R
強~い佐々木と穴パワー飯島。勝つのはこの両者のどちらかでしょう。で、2着にくっ付けたいのが湯川。行き足トップの福島が5コースから握れば、バックで先団に肉薄できるはず。配当面から3-6を本線にしましょう。
3連単★本線3-6-全、押さえ1-6-全

 ayu憲吾郎どの、1Rはファンファーレが響く中でのアップとなってしまいました。意味ないっすね。すいまっせん。私もアップに手間取っている間に舟券を買えませんでしたが……>< まだ裏パー丸坊主と考えて、この後半戦で巻き返してみせます!


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THEピット――本日よりよろしくお願いします!

 本日から参戦です。たいがい前検から一節間の通しなので、中途参戦というのは妙に緊張するもので。ましてや選手たちと顔を合わせるピット取材に向かう際には、足もとがフアフアしてしまう。折しも、浜名湖は突如の土砂降り雨に見舞われており、傘をさす手もやけに震えるのでありました。
2009_0731_0413  てなわけで、顔をこわばらせつつピットに入ると、真っ先に顔を合わせたのは笠原亮。梅雨空など吹き飛ばすような笑顔である。ふう、最初に言葉を交わしたのが亮くんでよかった。胸のあたりでもやもやしていた緊張感は、一気につま先まで落ちて、そのまま抜けていった。
 言葉が力強かったのもまた、気付け薬のようだった。手応えは相当に良い、ようである。このアシだからこそ、「今回は結果を出したい」と笠原はキッパリと言った。
「ポイントは今日の1号艇ですね」
「でも、内とか外とか関係ないアシでしょ」
「もちろん」
 その強い思いさえあれば大丈夫! そして笠原の顔は、次第に笑顔が消え、鋭さが増していったのであった。

2009_0731_0261  次に顔を合わせたのは、篠崎元志だ。何を隠そう、BOATBoy9月号(8月11日発売です。ヨロシク)で、僕は篠崎にインタビューしている。ちょうど3週間ほど前かな。これはやはりお礼を言っておかねばならない。
「この間はありがとうございました」
「いえ、どういたしまして」
 ……ありゃ。もっといろいろ話しかけようと思ったのに、篠崎はそれだけ言って、さらっと目を逸らしてしまった。ものすごく不機嫌に見えるし、話しかけられるのを真っ向拒否しているようでもある。時は1Rで敗れ、準優がほぼ厳しくなることが確定した直後。そりゃあ笑えるはずもないし、それにそのインタビューの内容からすれば、何も話したくなくて当然だろうな、とも思った(どんな内容だったかは9月号をお楽しみに。ヨロシク)。
 おおむね、成績、モーターのパワー、ペラの調子……これらは選手の感情を激しく乱高下させるもの。我々だって、仕事がうまくいくかいかないかで精神状態が変わるのだ。日々勝ちと負けに向かい合うことを強いられる選手たちは、極端に言えば、試運転から帰ってきただけで機嫌が変わったっておかしくないのだ。結果が突きつけられるレース前後では気分がおおいに違っていて当然である。
2009_0730_0385   たとえば湯川浩司。オーシャンカップ優勝戦のピット記事をご覧いただければ、あの日の湯川がいかに気分よく過ごしていたかがわかっていただけると思う。ところが、今日はこれがまあ同じ人物かと思うほどに素っ気ない。2着3本で成績はいいはずなのに……と思って後をひっそり追いかけてみると、湯川は整備室に消え、そして本体整備をしているのであった。H記者によれば、パワーは悪くないはずだが、しかし何かが気にかかるのか、こんな早い時間帯から本体に手をつけている(今日は12R1回乗り)。そりゃあ、素っ気なくて当然。むしろ陽気に話してかけてきたとしたらそのほうがおかしい。
2009_0731_0076  菊地孝平も同じことだ。ペラ叩く→外に出て翼面を光にかざす→目を細めてそれをチェック、というのは、SGでもよく見かける菊地孝平のルーティン。初顔合わせはまさにその瞬間、ということで、菊地は目だけで笑ってすぐに厳しい目つきに戻る。もう思い切り自慢させてもらうが、オーシャンカップでの優勝後、菊地は僕とガッチリ握手を交わしてくれたのである。しかし予選3日目、まだまだ気が抜けない時点で、あの日と同じ接触があるわけがない。鋭い視線をたたえたまま再びペラ室へと戻っていく菊地の背中を眺めつつ、緊張感がまた高まってくるのを感じた。

2009_0731_0008  それにしても、GⅠのピットというのは、SGばかり取材している者からすれば、新鮮でもある。たとえば、加瀬智宏。ピットで会ったことがあったかなあ……と記憶の引出しの奥まで覗き込んでみても出てこない(もしあった場合は、本当に失礼な話ですが)。しかし実は、一般戦では個人的に非常に相性のいい選手であり、けっこう儲けさせてもらっている。加瀬、なかなか渋いなあ……と、快精の空のようなスカイブルーのタオルを鉢巻のように頭に巻いている姿を見て、しみじみとしてしまった。
2009_0730_0303 後藤正宗の男っぽいワイルドな顔つきにも、痺れた。たしか東海地区選の取材で顔を合わせているはずなのだが、もう2年以上も前のこと。当時抱いた感想はとっくに忘れてしまっており、だから初対面のようなトキメキがある。と、すれ違いざま、後藤がニッコリと笑って会釈をしてくれた。こちらの会釈が一瞬遅れたことを、ちょっと後悔した。
2009_0731_0435  2Rで阿波勝哉がフライングを切ってしまった。一人ピットに戻って来た阿波は、痛恨という言葉以上の表情で顔をしかめていた。その阿波をダッシュで出迎えて、かいがいしく働いていたのは福島勇樹。07年の大村新鋭王座以来だ、ピットで見るのは。近況絶好調で、今節も快調。トーキョー・ベイ・パイレーツにも選ばれている。先輩の勇み足は福島にとっても痛みを覚えるものだろうが、ベイパのピンクのユニフォームが踊っているようにも見えたのだった。(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/黒須田)


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H記者の『本紙予想ブラック』3日目

 さっそく裏パーをやらかしたHです。5Rのニアピン(5-4予想の裏4-5決着で万太郎…)が惜しかったにゃあ。憲吾郎どの(仮名)、ジャンクさん、うりちゃんetc、すいません。本日からK記者が参戦しますが、泣きのひと勝負で今日も本紙予想を担当させていただきます。今日こそは……!

1R
最悪だった平石のピット離れは良化したようで、120m起こしが可能なら逃げきれるはず。パワー自体もやや良化してますから。5コースから仕掛けそうな地元の後藤とそれをマークする長野に流して中穴狙い。
3連単★1-56-全

2R
このパワーメンバーなら阿波のチルト3度がまかり通るはず。向かい風なのも心強いっすね。ヒモはいぶし銀の差し職人・岡瀬で決まり!
3連単★4-2-全、4-全-2

3R
「ヤバイ足」の丸岡がやや復調してきた気がしますが、白石&飯島のダッシュアタックを跳ね返せる力はないかも。減点を喰らった飯島が豪快にまくり差します。白石とのウラオモ勝負。
3連単★5=4-全

4R
絶好調・福島が2コースから強引に攻めたところを勝負駆け山崎テツのトップSまくり差し。パワー苦しい服部も福島に乗って展開があるとみます。
3連単★4=3-全

5R
怖い怖い「6コースの笠原」。スペシャルなまくり差しに期待します。池田は人気ほどのパワーがまだないとみて見送り。F2でもS行きそうな松下と隠れパワーある吉川へ。ボックスも少々。
3連単★6-14-全、146BOX

6R
信一郎&佐々木の強~いセンター勢を尻目に、竹上がまさかまさかの大逃げ。センター勢には目をつぶり、佐々木マークで展開ありそうな松本&白井で「イン穴」狙い!
3連単★1-56-全

 後半は後ほどアップします。


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浜名湖=桐生は3日目です!!

2009_0731_0300  おはようございます! 浜名湖GIダイヤモンドカップは3日目に突入。地元の佐々木康幸がどこまで連勝を伸ばすのか、不振に見える服部幸男がどこまで巻き返すのか、はたまた予選3位と大健闘している新鋭の新田雄史が今日も諸先輩を打ち負かすのか? 本日もよろしくお願いします。もちろん、コラボ開催の桐生GI赤城雷神杯もお忘れなく~!


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明日のイベントは、これっ!!

 浜名湖GIダイヤモンドカップは明日が3日目。主なイベントは……?

★「小桜舞子」歌謡ショー
 時間:1回目 10:20~
    2回目 第7R発売中
 会場:サンホール

★レースセミナー
 講師:牧野俊英(元選手・浜名湖解説者)
 会場:アトリウム特設ステージ

★お楽しみ抽選会
 中央スタンド1F抽選会場にて14時~15時の間、7/20と7/27に配布した抽選券で「場内利用金券(1000円分)が200名に当たる抽選会を実施します。

★有料席限定サービス
 メンバーズルーム、ロイヤルルームにて先着で「場内食事利用券(1000円分)」などが当たるスクラッチカードを配布。南スタンド3F有料席入場者全員に粗品をプレゼント!

 さあ、明日も張りきって浜名湖スタンドにGO~~!!


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カメラマンNの勝手にベストショット10

佐々木の3連勝、福島のコンマ01タッチスタートからのマクリ、そしてFが恐いはずのドリーム田中の02スタート。

今日も見ごたえたっぷりのレースでした。

さあ、2日目のベストショット10です!!

2009_0731_0095 2009_0731_0278

2009_0731_0419  2009_0731_0292

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2009_0731_0687  2009_0731_r12_0883

安達…なぜかその存在感が気になってしまう…多分好きだった女の子に似ているからかな。

篠崎…後輩だけに気になってしまう。色っぽい表情だ。

笠原…この笠原も色っぽい表情をしていますね。

服部…吹いて音を出しその設定を確かめる。

田中…ドリーム戦をコンマ02のトップスタートで逃げ切った。もう恐いものはない。

角谷…本日3、2着。ダービー勝負駆けだったが、はたして…

テツ…初日、2日目と最後まで水面に出て調整を続けた。明日にはその結果を出したい。

佐々木…3戦3勝ながら本体をばらしている。その成果は…

福島…チルト0.5ながらピットアウトもついてくる。カドから捲って得点率2位に。

2日目ドリーム戦…3着争いが面白かった。


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浜名湖ダイヤモンドカップ 2日目ダイジェスト

H記者の穴党専科『迷ったらこの選手を狙え~!』

2009_0731_0230 1R★岡瀬正人…A'
「差し職人」「3着名人」などと呼ぶ人もいるが、今日の1Rでは最終ターンマークで津留をツケマイ!(本当に珍しいのです)で沈めて3着死守。相手のパワーが弱すぎるせいもあるが、このメンバーでは断然の足色に見えたぞ。2、3着、特に3着で狙いたい。

2009_0731_0521 2R★馬袋義則…A
 昨日はよくわからなかったが、今日の出来は凄い。レース前の足合わせでも他艇を2艇身ほど千切り、このレースでも中堅上位あるインの後藤を楽々と差しきってみせた。差してからどんどん突き放し、独走態勢に持ち込んだ気配もGOOD。ダービー勝負駆けだった松本勝也とともに急上昇したのでは? アタマか2着狙いで。

2009_0731_0106

3R★萩原秀人…A'
 アウトから豪快にまくり差し圧勝を決めた重成だが、展開勝ちだけにパワーは不明。むしろ楽々と2着を取りきり、先頭の重成ににじり寄った萩原の意外性パワーに注目したい。後半8Rは展開がなかったが、どこかで万太郎の片棒を担ぐ気が……2着向きの足か。

4R★池本輝明…伸びS?
 際立ってよく見えたのは2コース差しを決めた松本勝也。ウルトラエース機のイン池田を捕えた足はもちろん超抜Aだ。が、それは成績を見れば誰でもわかること。配当的な妙味は一息で、今節の松本には王道を歩んでもらいたい。で、超不気味だったのは池本の伸び足。実のところ足合わせや実戦ではさほど目立たないのだが、このレースの展示タイムが6秒56!! これは7Rの阿波よりはるかに速い。10Rでも6秒60の快速時計をマークしており、常にS一撃を警戒しておきたい。

2009_0730_03465R★今坂勝広…A'
  ★吉川昭男…A

 4カドから一気にまくり差した松村康太は、一撃決着だけにパワー評価はしにくい。それより、その松村の外を2段でぶん回して楽に2着をキープした今坂に食指が動く。伸びを中心に好バランスで、どのコースからでも善戦できるはず。アタマで狙える。
 インで潰されながら粘りに粘って3着を死守した吉川も要注意。伸びが強くて直線でじわじわ追い上げる。回り足もソコソコで総合力は中堅上位か。伸び強烈なだけにセンターから大穴一発があるかも。

2009_0731_0709

6R★竹上真司…A
 好パワー揃いのカードだったが、新田雄史が鮮やかに逃げきった。ただ、これは突出したトップS勝ちだけに正味のパワーは不明。目を引いたのは2着・湯川浩司の行き足(誰もが知ってる)と苦しい展開からガッチリ3着を取りきった竹上の回り足。元々評判の高かった45号機のポテンシャルを引き出したか。人気薄で2、3着狙い。

7R★該当選手なし
 山崎哲司が4カドからコンマ08で絞って、私が期待していた展開に! が、内から瓜生正義(コンマ17)の伸び返しが凄まじすぎた~。完璧に外の攻めを封じ、そのまま握って簡単にまくりきってしまった。テクもパワーも申し分なし。Sに近いA。が、いつでも人気になる瓜生のこと、舟券の妙味は乏しいな。それにしてもテツ、惜しかった。

8R★馬袋義則…A
 2連単アタマがすべて3ケタの佐々木康幸が呆れるほどの強さで一気差し。スリットもコンマ04って……初日に「ダービー斡旋が出るまでスタートは行けません」と言ったのは誰だっけか?これはもうパーフェクトVも想定できる節イチリズムで、よもや人気薄になることはないだろう。ここで注目したいのは2Rに続いて馬袋。コンマ25のドカ遅れからイン代わりのような態勢で強引に1マークへ進軍し、クルリンッと回って2番手を取りきってしまった。並外れたパワー、特に回り足と出足がなければありえない2着。2Rでは「アタマか2着で」と書いたが、できれば強敵相手のアタマで穴を召し取りたい。でももう、バレバレかな……?

2009_0730_0442_2 9R★白井友晴…B
 岩崎正哉の逃げ。4カドの松本勝也が半艇身ほど覗きつつ絞らなかった展開の利もあったが、力強い逃げ足だった。他の枠でも要注意。穴で狙いたいのは白井だ。スリットからの行き足は松本とほぼ互角か上。1マークで2段のまくり差しを狙ったが、内の艇とドンツキになって6着大敗した。この大敗が明日の糧になる。正味の足は中堅に毛が生えた程度でも、あの行き足が生きる展開になれば万太郎の大チャンスだ。外枠のときにボックスの軸で狙いたい。

10R★該当選手なし。
 圧勝した福島勇樹が節イチを争う足であることは間違いない。特にスリットからの行き足はSS。断然のトップだ。しかし、これほど派手に勝たれては、もう今節の人気アイドル的存在だろう。穴党としては「センター時の福島のマーク選手」を狙いたいな。蒲郡記念で、福島の絞りまくりに乗って守田俊介が優勝したように。2着・湯川浩司の足も申し分なしのA。ただ、重成一人は握って回れば鋭いスピードを披露したものの、差し回りになると途端に足元が頼りなかった。サイドの掛かりがまだ一息か。中の上程度かも。

2009_0730_0414 11R★飯島昌弘…A’
 コンマ04のトップSで逃げた佐藤大介は、ここでの評価は控える。2着の新田雄史は成績どおりのゴツイ足。スリットからの行き足がよく(福島に次ぐ2番手候補)、このレースでもスタートでかなり後手を踏みながら1マークまでに4カドの飯島に追いついた。パワーだけでなく乗りっぷり、度胸もいい。ただ、成績が素晴らしすぎて常に人気になるだろう。穴で狙いたいのは4カドから無理気味に仕掛けて3着入線した飯島。こちらも予選213着と目立つ存在だが、待機行動違反をもらって勝率的には目立たない。ちょっと気が早いが、準優で5号艇だったりしたときに狙ってみたいぞ。
 あ、それから忘れちゃならないのが服部の苦闘ぶり。リングを3本替えたが、これはヤバイ。2コースからまったく差しハンドルが入らず、他艇の引き波で流されっぱなしだった。悪いときの典型パターンだ。立て直してくるだろうが、今日はD評価。

2009_0731_0592 12R★該当選手なし。
 今日1日Fさえ切らなければダービー確定の田中信一郎が、なんとなんとコンマ02!! 2コースの菊地孝平も04だし。やっぱ、この面々は凄すぎる。ただパワー的にはS逃げなだけによくわからない。2着の瓜生正義は明らかにここでも上位級。熾烈な3着争いで見えてきたが、菊地、池田浩二、坪井康晴では最先着の菊地がいちばん弱い。坪井と池田はほぼ互角で、配当の妙味は坪井が上だろうか。平石和男は……やや上昇したが、6コースでは何もできなかった。とりあえず、最悪のピット離れをなんとかしたいところ。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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THEピット――巻き返せ!

 いっとき強い雨が降ったこともあるが、しばらくするとあがっていた。ただ雨上がりの昼空は曇天で、いつまた雨が降り出してもおかしくない空模様。若松オーシャンカップから、ニフティ取材班が行く先、行く先で、雨に祟られている。うちのメンバーの中に誰か雨男がいるんですかねぇ?

2009_0731_0182_2  15時すぎ。水面では午前中に整備室でエンジンを割っていた服部幸男と菊地孝平が足合わせをしている。それを横目に見ながらピットへと向かう。

 到着すると、すでにピットはほとんど開店休業といったような状態であった。おおかたの選手は艇を陸にあげ、エンジンを取り外し、すでに水抜きが行なわれていたのだ。
 ペラ室をのぞいて見ると、そこにいたのはたったの一人。午前中の大盛況がウソのような静けさである。

 そんななか、機力に難のある選手は、周囲が休業中のときでも働かないわけにはいかない。係留ピットには、この後にレースがない選手の艇が2艇だけつながれていた。

 そのうちの一艇が7レースで敗れた山崎哲司の艇である。30分ほど前にレースが終わったばかりなのに、すでにピンクの旗を舳先に立てて試運転を行なっていた。
 足合わせの相手をしていたのは、浜名湖の化け物モーターを引き当てた池田浩二である。
 さっきまでの山崎だと池田にボコボコにヤラれていただろうが、今回の足合わせは池田に引けを取っていない。とくにターンマークを回ったあとの足がついてきているようにみえた。明日は1日早い勝負駆け。努力は実るのか。

2009_0731_0239  ピットに係留されていたもう一艇は、本日1レース1回乗りだった松下一也。松下も明日が1日早い勝負駆け日になる。すでに3時間ほど前に自分の本日の務めは終わっているといっても、このままほったらかしにしておくわけにはいかないのだ。新兵作業をこなしながら、熱心にペラを調整していた。

2009_0731_0672  そして11レース発売中。最後まで居残っていた山崎と松下の足合わせが行なわれたのだ。どちらに軍配が上がったかというと、山崎。本日前半までなら松下にも負けていたであろう足だったので、やはり上昇基調にありそう。本人も足が少し上向いてきたという手ごたえを感じているようだった。

2009_0731_0809  最後まで水面で頑張っていた若い2人には、明日以降の巻き返しを期待したい。

2009_0731_0584  閉店間近のピット。飄々とした感じで、ペラを片手に持って歩く平石和男を目撃した。ピット内の目立つ場所にあるペラ小屋にはいなかったので、おそらくエンジン整備室の奥で調整していたのだろう。
 山崎や松下の足も悪いが、平石は今節のワースト級といっても過言ではないような足。行き足や伸びが悪いのもさることながら、何よりピット離れが悪いのが致命傷である。昨日は2走ともにピット離れを失敗。今日の12レースでもピット離れに遅れて6コースからの攻めを余儀なくされていた。
 ただし本人は「少し上向いている」と我々にコメントしてくれた。また記者席から平石の足合わせを見ていたH記者も、若干上向いていると判断している。
 ピット離れさえ戻れば、明日以降、大穴を演出するシーンがみられるかもしれない。何しろ今節の平石はまったく人気がない。平石のスタ展は、ぜひ目を凝らして見るべし! ピット離れが戻っているようなら、一枚押さえておきたい。

2009_0731_0748  調子の悪い選手だけでなく、調子のいい選手もエンジンの調整をはじめた。8レースを完勝して、ドリーム戦を含む3連勝、堂々のシリーズリーダーの座についている佐々木康幸がエンジンを割り始めたのである(ちょうどこのときは私はピットにおらず、中尾カメラマンの目撃談)。
 午前中に整備をしていた服部や菊地がエンジン整備をするのもわかる足だったが、佐々木の足には一点の曇りもないように感じていたのだが……。何か不安材料があるのかもしれない。まぁ、何かを確認するために開けただけなのかもしれないが。

2009_0731_0288  そうこうしているうちに、11・12レースが終了。
 午前中にエンジンを整備していた服部幸男はピストンリング3本を交換して11レースに挑んだが、5着に敗退。
 足はむしろ昨日よりも落ちているのではないだろうか。1マークを回ってズルズルと下がっていく姿は、エンジンがさらなる整備を要求しているように感じた。浜名湖天皇に黄信号点灯である。
2009_0731_0082  同じく午前中に服部の横で整備をしていた菊地は12レースのドリーム戦で3着。ただ3着を死守したとはいえ、こちらも足はあまり良くない。機力ではなく、スタートを決めたアドバンテージを生かして、何とか3着に凌ぎ切ったというのが正しいように思える。
 菊地は現段階で3走27点。なので、予選はまず突破してくるだろう。しかし上位陣とブツかったとき、この足ではどうか? 海王の行く先にもやや不安を感じざるをえなかった。
 とはいっても、服部も菊地も、黄信号くらいでヘコたれる選手ではない。明日以降、キッチリと巻き返してくるのだろう。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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「みづき舞」歌謡ショー♪

1_001  1Rがはじまる前(10時20分~)と7R発売中、美人演歌シンガーみづき舞さんの歌謡ショーが行われました。サンホールの客席がほぼ埋まるほどの盛況の中、舞さんは持ち歌を妖艶に歌い上げ、最後の仕上げは新曲の『二人静』。その美しい歌声にやんやの拍手が沸きあがっておりました。

※明日は同じ時間帯に小桜舞子さんの歌謡ショーが行われます。乞ご期待!


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H記者の『本紙予想ブラック』2日目後半

 う~ん、4Rまで惜しかったのは重成アタマの3R(ヒモ抜け)くらいで、さっぱりのHです。思い出すなあ、かつて何度も喰らった本紙予想裏パー地獄。今日は必ず、的中してみせます。ほぼ無理筋だけど。憲吾どの、ジャンクさん……(感涙)

6R ◎中尾○後藤▲竹上
足は上位、勝って当たり前の湯川ですがSは慎重になるかも。攻めが半端になると、湯川マークの中尾が飛んできます。荒れるならとことん荒れろ、で竹上と後藤へ。
3連単★4-56-全

7R ◎山崎◎阿波★安達
ダービー〆日だけに瓜生はマイペースのスタートか。勝つのはその外からゼロ台決めそうな山テツか伸びがきたアワカツ。粘っこい足ある安達の2着付けが妙味ですね。
3連単★35-2-全

8R ◎篠崎○馬袋▲眞田
「2日目までスタートは無理しない」と宣言した佐々木。昨日は連勝だし、ここはさらに慎重になるかも? 未来の大器・篠崎がその壁を全速で乗り越えます。2Rの足が見事だった馬袋と篠崎マークの眞田へ。
3連単★3-45-全

9R ◎白井○角谷▲岡瀬
ダービー当確の丸岡と差し職人・岡瀬がS慎重ならマクリ屋・白井の出番。得意のカドまくりでダービー勝負駆けの角谷(パワーは中堅か)と連動します。1Rで非凡なパワーを披露した岡瀬も怖いぞ。
3連単★4-35-全

10R ◎重成★吉川
重成には逆らえません。はじめて1号艇に◎w 1-5が大人気でしょうが、湯川がS慎重なら密かなパワーある吉川がこっそり2、3着に忍び込みます。
3連単★1-6-全、1-全-6

11R ◎服部◎飯島★新田
初日ドリームでS遅れた服部。今日までは我慢でも、地元キングのプライドが2連続凹みを許しません。服部のアタマか、4カドから行き足凄い飯島が一気にまくるか、どちらかとみます。2着は飯島マークで展開がありそうな新田。
3連単★24-5-全

 12Rドリーム戦
 ①田中信一郎
◎②菊地孝平
★③瓜生正義
 ④池田浩二
 ⑤平石和男
★⑥坪井康晴
進入123/456

 平石以外の5選手はダービー当確で、スタートは凹凸が出てもおかしくありません。そんな中、ナチュラルボーンスターター菊地だけはコンマ10全速で行けるはず。一気にまくって、「いつでもどこでも噴くコンビ」瓜生と坪井が追随します。スーパーエース機の池田は、まだ引き出しきっていない気が……。
3連単★2-36-全

●ガチVS対決・姫園予想
 姫園「菊地はあまり良い気配じゃないし、スタートにもリミッターがかかる今日は思いきって軽視します。菊地が飛べばソコソコ高配当になるので18点の多点買い。菊地の圧勝か飛びか、勝負っすね」
3連単★134-1346-1346

 こうして書いてみると、12R中10Rくらいが極選級の穴狙いすか。まあ、それが私の生きる道。どれかひとつでも引っ掛かればプラス収支、という本紙予想らしからぬ展開を目指します!! で、もしも万が一例によってぜんぶ外れたら……桐生の8R1-6-全、1-全-6に残り金すべて入れてみせましょう。


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H記者の『本紙予想ブラック』2日目

 約2年ぶりに本紙予想の大役を仰せつかったHです。で、昨晩から前夜版とニラメッコしてるのですが……すっかり『穴・極選』が身体に染み付いてしまって外枠ばかりが気になってしまってw ほとんどのレースが万太郎に見えるのです。ま、無理に本命サイドに寄せても当たるとは限らないので、『本紙予想ブラック』として私なりの自然体で臨みます。全国推定5名の極選ファンの皆さま、くれぐれも全レース相乗りとかいう無謀なことはやめてくださいね。特に憲吾どのとジャンクさん!
 今日のキーワードは「ダービー決算日」。明日、ダービーの斡旋メンバーが決まるまで、「勝負駆け選手はメイチ突っ込み、当確メンバーはSが慎重になる」という実戦心理が予想できます。それが美味しい舟券に直結すると信じます。

1R 姫園スペシャル
劣勢パワーが揃ってそれなりに混戦レース。ここは昨日まで真剣にパワー診断をしてきた姫園記者(今日はピット担当)の置き土産予想をお伝えします。姫園「極選級の穴かも。でも、3号艇の津留くんが気になってしかたがないんです。ボックス勝負」。
3連単★235BOX

2R ◎角谷○後藤
ダービー勝負駆け(桐生の柏野とのガチ勝負)角谷と昨日4着でも間違いなく中堅上位あるイン後藤の一騎打ち!
3連単★3=1-全

3R ◎重成○笠原▲山崎
パワー上位の笠原、重成が連動してバック突き抜け。いつでも怖いのは山テツのS一撃だが、あまりに伸びがなさすぎて……。
3連単★5=4-全、穴5-2全

4R ◎眞田○松本▲長野
明日まで無理なSは避けたい池田。昨日、男の勝負駆けでダービー当確をもぎ取った松本(本人は知ってるかどうか…)。となると、怖いのはセンター勢のS一気。眞田がまくって大穴に?
3連単★3-24-全

5R ◎今坂○吉川▲松村
明日まで丸岡は大人しくしているとみて、絶好調今坂、足いい吉川、元気な松村が狙い目。
3連単★5=1-全、穴5-4-全

 ウルトラ荒れそうな?6R以降は後ほどアップします。


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浜名湖ダイヤモンドカップ2日目スタートです!

2009_0730_r12_1036  本日の浜名湖は曇り空。風は昨日と同じく向かい風が吹いております。ただ、いつ雨が降り出してもおかしくないような空模様なので、天気情報には注意しておいたほうがいいのではないでしょうか。

 現在、私の横でH記者が「桐生の柏野は後半レースを狙うべきやったんかぁ……」と嘆きながら、本日の極選をどのレースにすべきか悩んでおります。1日24レースあると、チャンスも増えますが、レースをどう選ぶかがポイントになってくるかもしれませんね。

 本日の合言葉も「昼は浜名湖、夜は桐生」。それでは本日もがんばっていきましょう!


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明日(7月31日)のイベント情報!

『みずき舞 歌謡ショー』
第1回 10:20~
第2回 第7R発売中
会場・サンホール

『レースセミナー 講師・牧野俊英』
第6、8、10、11、12R発売中
会場・アトリウム特設ステージ

『2連単の日』
中央スタンド1F抽選会場にて浜名湖9~11Rの2連勝単式当たり舟券(券面金額2000円以上)持参の型に「場内利用金券(500円分)」をプレゼント

2連単の日は、けっこうお徳です。9,10レースは1号艇が堅そうですし(なんて言ったら、飛んだりするんですけど……)。ご来場の方は、金券目指して2連単にチャレンジしてみてください。


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THEピット――ドリームのあとさき

2009_0730_0561  12Rドリーム戦が終わった。ピットに帰還した6艇。その風景を見れば、誰もが勝者を言い当てることができるはずだ。佐々木康幸がヘルメットを脱ぐ。もう笑顔が弾けている。小走りでペラ箱などを拾い上げ、また走る。嬉しくて走っているわけではなく、勝利者インタビューが待ち構えているせいなのだろうが、それにしても小気味いいストライド。途中で叫んだ。
「ツいてたわぁ~、展開が!!」
 インの服部幸男がまさかのスタート負けで湯川浩司がジカマクり、さらにその上を阿波勝哉がぶん回すという派手な展開。佐々木の航跡は、1マーク手前ですでに勝利を標榜していた。4Rに続く「まくり差し」2連発の大技だ。佐々木は走る。ちょっと右肩を前に突き出し、斜め走りのようなおどけたポーズでインタビュー室に吸い込まれた。あまりの好発進、好リズムに照れがあったのかもしれない。
2009_0730_0360  2着の湯川も足取りは軽い。エンジン吊りを手伝ってくれた白石健と肩を並べて引き上げたのだが、柔和な横顔には自信がにじんでいた。自力で攻めての2着。白石が何事かをボソボソ言い、湯川がエヘッと笑う。不安とは無縁の笑顔だ。
 一方、断然人気のイン戦で敗れた服部は、物思いに耽るような顔で歩いていた。ちょっとだけ口を開いて、目は斜め左下。悔しそうにも見えるのだが、それだけではない。何かを反芻するような、過去にあった少しつらいことを思い出しているような……。

2009_0730_0668  伏せていた目を上げ、服部は歩いたまま左に広がる水面を見た。見ていないのかもしれない。顔が水面にぼんやり向いている、そんな感じ。やはり、何事かを考えているのだと思った。レースというより、ペラとの激闘に明け暮れた1日。6Rは2着にまとめたが、肝心のドリームではレースをできなかった。敗因はどこにあったか。ペラか気持ちかそれ以外の要因か。掴みにくい惨敗だったからこそ、様々な想いが浮沈していたのかもしれない。
 元気バリバリの佐々木と妙に哲学者っぽい服部を見ている間にも、選手たちは蜘蛛の子を散らしたようにピットから消えていく。阿波勝哉と丸岡正典はもう後姿を拝むのみ。

2009_0730_0935  確かな足色でドリーム3着に入った重成一人の姿は、どこにも見当たらない。ピットにのべ3時間ほどいて、重成の姿を見かけたのは2度。単にタイミング(相性?)が悪かったのかもしれないが、その2度だけ見かけた顔に焦りや不安は感じられなかった。クールで端正な横顔に、迷いのない意思(自信かどうかはわからないが)が見てとれた。今節の重成は怖い。いや、今節の重成も怖い。

2009_0730_0320  閑散としたピット。最後まで整備室にいたのは篠崎元志だった。最小登番選手として当然といえば当然なのだが、篠崎はさまざまな雑務の合間にせっせと自分のモーターも整備していた。誰もいない整備室、すべての作業を終えてシャカシャカと手を洗う。一心不乱に洗っている。私は、つい10分ほど前の光景を思い出した。12Rの面々が矢継ぎ早に去った後、篠崎は小走りにこの整備室に戻り、食い入るようにレースリプレイを見ていた。文字通り、食い入るように。その真剣な眼差しが、シャカシャカ手を洗っているうちに穏やかになってゆく。1日が終わった。育ち盛りの若者は、今日もさまざまなエキスを吸収したことだろう。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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本日のレース回顧

1R
2009_0730_0348  進入は枠なり。インの今坂勝広が他5艇を半艇身ほど置き去りにするコンマ08のスタートを決める。その後少しアジャストしたのか他艇に追いつかれるも、そこからふたたび伸び返して1マークを先に回る。
 あとはもう今坂の独壇場。今年の最多優勝回数を誇る選手がオープニングカードから、貫禄のイン逃げをみせつけた。
 今坂の後ろに続いたのは笠原亮。3番手を走るのも後藤正宗。「静岡VS群馬支部」の企画レースは、静岡勢の圧勝に終わる……かと思いきや、ひとりの選手が気をはくレースをみせる。6号艇の加瀬智宏である。4番手をひたひたとついて回り、3周2マークで後藤のターンミスを見逃さず逆転。静岡のワンツースリー独占を阻止してみせた。道中で離されることなく4番手を追走し3着に逆転してみせ加勢の足はなかなかのものである。

 

2R
 枠なり3対3の進入。6コースの飯島昌弘が他艇よりも約1艇身早いコンマ11のトップスタートを決めて内を絞りにいく。そのまま豪快な大外まくりが決まるかと思いきや、インの松本博昭も伸び返す。
 バックは逃げた松本博と飯島の併走。足色は同じような感じだ。内から艇がかかっている飯島が有利かと思えたが、飯島が2マークで流れて勝負決する。1着は松本博昭。

3R
2009_0730_0315  進入は3対3の枠なり。2・3コースがスタートでヘコみ、スリット上からインの一宮稔弘とカドの坪井康晴の一騎打ちの様相に。 スリット通過後、一気に2・3コースを絞った坪井だが、捲り切るまでの勢いはない。が、インの一宮は坪井の捲りを警戒していたようで張り気味に回る。一宮が少し外を回った分だけ坪井の捲り差しが決まった。
 明日以降、舟券的に面白そうなのは篠崎元志。このレース4着に敗れてはいるが、レース足は悪くなかった。

4R
 4号艇の平石がピット離れで遅れるも、そこから早めにホーム水面に回りこんで4コースを何とか死守。しかし早めに回りこまなくてはいけなくなった分だけ進入は4対2の枠なりとなる。
 1マーク。トップスタートを決めた池本輝明が捲りにいく。インの濱村がこれに飛びつこうとする。開いた隙間に切り込んだのは、5カドから艇を加速させていた佐々木康幸。捲り差し一閃で勝負を決めた。
 勝った佐々木は機力も上位ある。スリットほぼ同体からインを捲り切った池本輝明、回った後の足が鋭い福島勇樹も良さそう。

5R
2009_0730_0399  ダービー勝負駆けのかかった松本勝也が渾身の逃げ切り勝ち。外3艇が遅れたことも有利にはたらいたが、誰にも攻めさせずに完勝した。前検の見立てどおり足も良さそうである。
 逆に、2着になった海王・菊地孝平はやや足がキビしくみえた。スリットで先制したものの、あまり伸びていかない。また1マークで差しハンドルを入れたときも流れ気味。人気になっているようならば、舟券的には逆らってみるのも面白いかも。
 阿波勝哉はスタートで遅れたのがすべて。前検時よりも確実に足は上向いている。難点をあげるなら、やや後伸び気味になっているところ。この時期の浜名湖は向かい風が吹くことが多いので、明日以降チルト3度捲りが決まるシーンが見られる日はありそう。山崎哲司はかなりキビしい足だった。

6R
 総帥・服部幸男が回りこんでくるが、1号艇の安達裕樹はインを死守。105mくらいの起こし位置から、コンマ12のグッドスタートを決めると、そのまま押し切ってみせた。
 服部は1マークでいったん3番手に落ちるも、バック水面の内側を強い足で伸び返していき2マークを先マイ。吉川昭男を逆転して、2番手に上がることに成功。足はいい。
 明日以降、穴で面白そうなのは津留浩一郎。もともと記念で人気になる選手ではない上に、6着敗退で株価は底値。でも走っている雰囲気は悪くなかった。

7R
2009_0730_0181  6号艇の田中信一郎を入れて、2号艇の新田雄史はスローの3コースを選択。内2艇がコンマ24、22と後手を踏むなか、新田が放ったスタートはコンマ08。新田は間髪入れずに絞り捲りを打つ。内2艇が生き返る間をまったく与えようとしない。
 ところが早めに絞った分だけ、マイシロがなくなる。流れ気味にターンするところを、ズボッと差したのが白井友晴である。
 バックは2艇の併走。内の白井がやや前におり、外の新田はやや遅れている。この態勢ならば2マークを先に回れる白井が有利。しかし次のターンが鋭かった。匕首を白井の喉元に突きつけるかのような旋回。両者のターンが終わると、新田が半艇身前に出ていた。
 スタートが決まったのが大きいにしろ、新田のレースは足の裏づけがなければできない芸当であったように思う。コース不問のスタート一撃がある選手だけに、明日以降の活躍にも期待大だ。

8R
 2レースで内容あるレースをした飯島がコンマ19のトップスタートから逃げ切り完勝。ただし待機行動違反を取られて、得点率を落としてしまったのは残念だ。機力的には瓜生の伸びが目立った。

9R
2009_0730_0845  インコースの加瀬智宏が気合のコンマ07トップスタートを決めて逃げ込みを計る。しかし海王・菊地がそれを許さない。3コースで内の展開をうかがい、2コースの川添が差しの初動を入れる一瞬前に、決め打ちの捲り差しハンドルを入れて先頭に立った。
 ただ5Rの回顧でも述べたように、菊地の足はそう抜けたものではないように感じる。良い時なら3コース捲りや、1マークで一気に突き抜けていたのではないだろうか。個人的には、明日のドリーム戦は菊地を切った舟券で高配当を狙ってみようと思っている。無謀かもしれないが……。

10R
 逃げた宮武英司と差した笠原亮が、バック水面で一騎打ち。内にいた笠原が2マークを力強く回ると、宮武以下を置き去りにした。笠原は伸び・回り足ともに良好。若松オーシャンカップでは惜しくも予選敗退したが、足の良さはそのまま引き継いでいるかのようだ。これで初日は2着1着。今節の準優進出は堅いのではないだろうか。
 一方、機力が乏しく感じたのは平石和男だ。前半レースと同じようにピット離れで遅れ、バック3番手からズルズルと下がっていき、ほぼ最下位ともいえる5着に敗退した。本紙予想では前検の雰囲気から「足良さそう」と書いたが前言撤回する。明日以降も平石はキビしい戦いを強いられそうだ。

11R
2009_0730_0775_2  10レースのうち静岡勢が5勝。3着をハズしたのはたったの2レースだけで、9・10レースと2連勝中。どの場でも静岡の選手は強いが、地元・浜名湖だとなお高いパフォーマンスを発揮する。
 そんな静岡勢に一矢報いたのが、1号艇の福島勇樹。2号艇の坪井が人気を集めていたが、コンマ14トップスタートを決めて、坪井に攻める隙を与えず逃げ切り勝ちをおさめた。坪井も2着をしっかりとキープして、初日を1着2着で終えた。
 明日以降、機力的に注目したいのは4着に敗れた萩原秀人。1マークの捲り差しは坪井に引っかからなければ2番手に届いていた。それに1周2マークはターンマークを大ハズシ。2周1マークも岩崎にブロックされて外に流れるなど、道中のロスが大きかったのだ。ひょっとして回り足が極端に悪い可能性もあるのだが、もしもスムーズなレースができるようなら、明日以降はチャンスがありそう。人気薄なら狙ってみたい。

12Rドリーム戦

2009_0730_r12_1108  スリットで圧倒的1番人気の服部幸男が敗れるのはほぼ決まった。
 ダッシュ3艇がコンマ05~07の鋭発、2~3コースがコンマ12~13の好スタートを決める中、服部のタイミングはコンマ23。さらに2コースの湯川浩司は伸びが鋭い。そして「捲れる」と判断すれば誰が相手でも躊躇無く捲っていく。1マーク手前で服部は湯川に絞られて万事休す。場内に悲鳴があがる。
 地元のボスを追い落とし、勝利を手にしたかにみえた湯川だが、その湯川にむかって今度は阿波が襲い掛かってくる。チルトMAXの伸びは強烈だ。阿波の存在に気づいた湯川は、マイシロが小さいことも厭わず握って回る。湯川が外へと流れていく。阿波の捲りを阻止することに成功したが、内にできた急所を佐々木康幸が突いてくる。
 初日ドリーム戦を制したのは佐々木。またもや静岡である。

 静岡には強豪選手がたくさんいる。強い選手多いメリットも大きいが、デメリットもある。笹川賞では票が割れるし、MB記念の推薦もなかなか回ってこない。個人的なイメージだが、佐々木は実力のわりに、「選手が多いことによる」割りを食っている一人のように思う。
 菊地孝平が若松オーシャンカップを優勝した当日、佐々木も徳山の一般戦で優勝していた。あの日の主役は間違いなく菊地だったが、初日を終えた時点での今節の主役は、間違いなく佐々木である。このまま、主役の座を突っ走るか。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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カメラマンNの勝手にベストショット10

佐々木が2連勝。坪井、笠原、菊地が1着、2着で地元の活躍が目立った初日。

まあ、それはそれで…では、初日のベストショット10です!!

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松本勝也…ダービーのボーダー?そんなのかんけ~ね~、ただ頑張るだけ。

瓜生…一度も怒ったこのないという噂の彼は実に穏やかで爽やかな九州男児だ。

中里…戦闘機が大好きで空軍基地に写真を撮りに行くほどのマニア。広島の別府昌樹もその一人で、大きなレンズを持つカメラマンN(自称フォトアーチスト)に写真の撮り方を聞きにきたことがある。

松本博昭…登録番号4000番の彼もイケメンだ。篠崎危うし?

地元静岡勢…ホント、仲の良いことだ。

福島、萩原…チョー爆笑しているこの二人の共通点は79年生まれと身長が166cmということが今分かった。

角谷…エンジンの上半分をバラして一人で軽くもっているように見えるが実は結構重いんです。

松野…今節最年長のレース後のこの表情…がんばって!!

佐々木…ドリーム戦を含め2連勝のサササマ…初めて聞いたときにはササカマと聞き間違えました。

そして阿波勝哉…ドリーム戦コンマ05のトップスタートから捲りきるかに見えましたがあと一歩届かず。明日はやってくれるような気がする~!


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浜名湖12Rドリーム戦 インタビュー&THEピット

 浜名湖GIダイヤモンドカップのドリーム戦が近づいてきた。ここでは朝に行われた出場選手インタビューの要約と各選手のピットの様子をコラボしてお伝えする。

2009_0730_0084 ①服部幸男
「前検はマズマズ。でも今朝はちょっと合ってない感じだった。少しでも長くペラを叩きたいので、早くピットに帰りたいです」

   ↓
PIT…もちろん常にペラ室。いつ覗いても、真剣すぎる表情と目でペラとにらめっこしている。4Rのレース中も一心不乱にペラを叩いては見つめ、立ち上がって上体を左右に180度回転させながら、ペラのフォルムを陽光にかざして見ていた。凄い集中力だ。昨日までの爽やかなスマイルは消え去り、完全に闘争モードに突入したのだ。「プロペラは感性」と口にする服部のこと、湿度90%にも及ぶ難解なコンディションにも答えを見つけることだろう。

2009_0730_0088 ②湯川浩司
「昨日は感じが良かったけど、今日はちょっと……重たい感じ。プロペラをやります。スタートは1艇身目標」

   ↓
PIT…4~6Rあたり、とても落ち着いた表情でピットを歩く姿が見られた。ウルトラ忙しそうにしている同期の丸岡に比べると、はっきり余裕が感じられる。少なくとも、ゆっくり歩くその顔には「重たい感じ」はなかった。

2009_0730_0089 ③佐々木康幸
「前検では思ったより回転が上がらず、今日のほうがさらに回らない。ただ、伸びは普通にあって悪くはないと思ってます。ダービーの斡旋が決まるまで、今日明日はSを控えていきたい」

   ↓
 4Rで鮮やかに勝利し、ピットに還ってきた足取りも軽快だった。勝利者インタビューに向かうときも、スキップとまでは行かないが、足が上体よりも先に先にと交差するように動き、まるでスーパーモデルのような歩き方だった。一度控え室に戻ってから数分後にはタッタッタッとピットに駆け込み、ボートを別の場所に移動させた。この一連の行動を見る限り、深刻な問題はまったくないと思う。

2009_0730_0091 ④丸岡正典
「昨日、ヤバかった。かなりヤバイ。今日も変わらずヤバイ。どこが悪いかわからないところがヤバイ。早く帰ってペラを叩きたいです(笑)。今日はなんとか阿波さんにまくられないくらいにはしたい」

   ↓
 ヤバイヤバイを連呼したとおり、ペラ室にこもりっきり。その鬼気迫る顔、ムードは服部以上だった。どれだけヤバイのか。4R~6Rあたりで、表情に光明が射したり誰かと談笑したりという光景は一度も見なかったな。どれだけ苦しいのか、丸ちゃん!?

2009_0730_0095 ⑤阿波勝哉
「昨日は前検タイムは気にしてません。とりあえず前半5レースを走ってから考える。6コースで行けると思うので、スタートは大丈夫」

   ↓
 その5Rを終えたときの顔は、いつもの阿波勝哉の顔としか言いようがない。唇を噛むような険しい顔にも見えるし、飄々かつサバサバしているようにも見える。5Rはスタートで後手を踏んでの3着。ちょっと複雑な感じが顔に出ても良さそうだが、そんな心の機微はさっぱりわからんかった。ポーカーフェイスすぎるぞ、アワカツ!

2009_0730_0098_2 ⑥重成一人
「前検は平均点で今日もマズマズ。いつもどおり、ターン回りの足を重視していく。正直、阿波さんのまくりに乗って差したいんだけど、そうもいかなそうなので5コースから(笑)」

   ↓
 ドリームメンバーの中でいちばん姿を見かけなかったのがこの重成。早足で歩いてる姿をチラリ目撃したかと思うと、もうペラ室にも整備室にもいなかったりする。その早足にしても「整備を急ぎたい、時間が足りない」という感じはなく、いつものクセという風情だった。ジョークを交えた選手紹介やドリームインタビューでも感じたことだが、今節の重成にはちょっと達観したようなリラックスムードが漂っている。それはモーターやペラへの手ごたえでもあるだろう。ある意味、ドリーム組ではいちばん怖くて不気味な存在かもしれない。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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重野哲之24場マラソン完走報告会!

 静岡支部の選手層は本当に厚い。
 浜名湖では服部、菊地、坪井、笠原、佐々木、今坂、松下といった名レーサーたちが走っている。
 桐生に目を転じても、金子良昭、徳増秀樹、大場敏が走っている。
 さらに、アトリウム特設ステージに行って見みると、重野哲之が走っている。

 というわけで、本日の浜名湖競艇場のイベントは「重野哲之24場マラソン完走報告会」でした。

Dscf1031  笹川賞後のフライング休みを利用して、走りも走ったり1500キロ!
「今の状態では吹っ切れるものがなかった。レースをすると一番大きいのはペラだけど、SGになると、みな、ペラも、実力も、エンジン出しも優れている。あとはメンタルが決めるんだろうけど、そこが自分には足りないと思った。だから、何か今の状態を吹っ切るためにも山を越えてみたいと思ったんです。」
 イベントでこのように語っておりました。世間に公表して、24場を走破したことがメンタル面の強化につながったようです。

 重野は1カ月後の浜名湖ゴールデンレース(8月25~30日)に出場予定。本日はイベントで楽しませてもらいましたが、次は地元周年を走ることができなかった鬱憤を晴らすためにも、浜名湖のレースで活躍して我々ファンを楽しませてください!


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H記者の『穴・極選ブラックコラボver』初日

 浜名湖&桐生のコラボGI。こりゃ極選もコラボるっきゃないでしょ、とせっせと墓穴を掘っているHです。ayuに浮かれてる憲吾どの、出たばかりの給料&ボーナス?、ご愁傷さまです。ともに激しく討ち死にしましょう。もちろん、今日と明日は2場のダービー勝負駆けにこだわりますよ~!

●浜名湖編
5R 場外〆切予定13:27(←延びたようです)
◎①松本勝也
 ②阿波勝哉
 ③山崎哲司
 ④菊地孝平
★⑤岡瀬正人
 ⑥宮武英司

進入134/562

 SG凱旋の菊地や人気者のヤマテツ、アワカツがいてメイチダービー勝負駆けの松本が盲点に。ここはS早いけど伸びがなさそうな山崎を壁にして一目散に逃げきります。山崎と一緒に菊地も仕掛けると、差し職人・岡瀬の2、3着も十分にありえますよ。とにかく男・松本、頑張れ~~!!
3連単★1-5-全、1-全-5

●桐生編
3R 場外〆切予定15:52
 ①秋山広一
★②滝沢芳行
◎③柏野幸二
 ④松江秀徳
 ⑤金子良昭
 ⑥古場輝義

進入156/234?

 松本より厳しい立場の柏野。自力突破には3連勝に近い成績が必要(他力もあるけど)ですから、ここは捨て身で攻めます。ジカまくりか、まくり屋・滝沢に乗ってのマーク差し。キーマンの滝沢を2、3着にします! 頑張れ、カッシーノ!
3連単★3-2-全、3-全-2


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たけしで~~す♪な選手紹介

 午前10時15分から、浜名湖サンホールで開会式が行われました。選手紹介のコメントをピックアップしてみましょう。

2009_0730_0004 ★今坂勝広「1レース1号艇、負けられません! 獲って帰ります!!」
 今年すでに7Vのガッツ今坂。この「獲って」はもちろん1Rだけの話ではありませんな。
2009_0730_0017

★新田雄史「三重県から若いふたりでやってきました。ふたりで予選突破できるよう頑張ります!」
 ピットでも仲良しぶりが際立つ新田&安達。峰クンに続いて新鋭のGI制覇を目指せ。

2009_0730_0021 ★松下一也「あの~フライング2本持ってるんですけど、スタート行きますんで応援してください」
 おお、F2で突撃宣言。新鋭チャンプの心意気を見せてもらいましょ。

2009_0730_0024 ★福島勇樹「番組さんにちょっといじめられ気味ですが(笑)、頑張りま~す」
 強くなると初日の相手も厳

しくなるもの。赤丸急上昇の証ですな。

2009_0730_0026★山崎哲司「先日、三河産のうなぎをたらふくいただきました。スタミナたっぷりのうなぎを喰ってきたんで、今節はうなぎパワーで頑張ります!」
 今朝の足合わせはボッコボコにやられてたぞ。大丈夫なのか、うなぎパワー!?

2009_0730_0031 ★中尾誠「ドラクエは着実にレベルが上がっているのに、ボートのレベルは上がりません」
 水面でもモンスター(敵)をなで斬りにしてレベ上げするっきゃない、頑張れ。

2009_0730_0044 ★白石健「しらいしたけしで~~~す♪♪(※ここで爆笑してしまい以下数秒ほど聞き漏らしてしまいました。すいません)ありがとうございま~~す、がんばりま~~す♪」
 恐るべしシラケンサンバ。選挙演説のような、もうすぐ中学生のような、不思議な音程と音律に今節もやられっぱなしでした。

2009_0730_0080 ★平石和男「4レースはオヤジ4人が乗ってるんで、乞ご期待。応援、ヨロシク!」
 好枠を占拠した“オヤジ軍団”が大暴れするのか、4レース。4艇ボックスでも、高配当必至ですぞ。

2009_0730_0086 ★湯川浩司「今節は、“打倒・馬袋義則”で頑張ります」

2009_0730_0098 ★重成一人「“打倒・湯川浩司”でよろしくお願いします」
 出ました、最近の湯川の定番、打倒シリーズ。今節は馬袋のようですな。で、そんな打倒ばっか言ってる湯川にも、ついに刺客が……今日のドリームに注目!!(Photo/中尾茂幸)


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H園記者の浜名湖ダイヤモンドカップ・本紙予想

 初日2日目の本紙予想はH園が担当。3日目以降はK記者へとバトンタッチする予定です。個人的(お金が)にも、今回の浜名湖は勝負駆け。的中を積み重ねて、K記者に引き継ぎたいと思っております。

1R
オープニングカードは静岡と群馬の選手による「浜名湖・桐生コラボ企画 静岡支部VS群馬支部」レース。ちなみに桐生の7Rにも「群馬支部VS静岡支部」の番組が組まれておりますので、要注目!
舟券的にはやはりインから攻められる今坂が有利。後藤は朝の足合わせの気配が良く、笠原はこのメンバーに入れば格上。静岡ワンツースリー独占の可能瀬も濃厚である。穴なら中里英夫。
3連単 1→235→235

2R
松本博のイン逃げ有利も、好モーター引いた竹上の突きぬけは怖い。穴はF2の松下。スタートでドカ遅れしなければ好勝負。
3連単 14→1243→1243(※フォーカスが抜けていたので、訂正しました)

3R
坪井のカド速攻に期待。カド受けの松村が前検では少し頼りなくみえただけに、一撃が決まる可能性は高そう。相手は手広く。
3連単 4→125→全

4R
前検気配では濱村と平石も悪くなかった。ここに地元の佐々木をからめたボックスが楽しみ。
3連単 145BOX

5R
前検記事でも書いたとおり、阿波を切ってダービー勝負駆けの松本で大勝負。相手も山崎哲司と菊地孝平の2人に絞る。
3連単 1→34→34

6R
服部幸男が進入で動くも、安達がスタート決めて逃げ切る。相手は服部、池田、長野の3人で。
3連単 1→256→256

7R
田中信一郎が動くかもしれないが、全国スター選手の篠崎のイン逃げに期待。ヒモ穴で松下と中里に妙味あり。
3連単 1→45→全

8R
飯島が引いた60号機は好モーター。スリットで遅れなければ逃げ切る。相手は中尾、佐藤、瓜生の3人で。
3連単 1→245→245

9R
菊地のセンター速攻が決まるか。菊地が攻めれば、山本英や濱村など外枠勢にもチャンスが生まれる。菊地のアタマから、内を切った流し舟券が勝負フォーカス。
3連単 3→456→456

10R
エンジンが出ているときの笠原は迷わず握ることが多い。2コースからまくりを打てば、漁夫の利が転がり込んできそうなのは3号艇の平石和男。ここは穴狙いで総流し。
2連単 3→全

11R
福島、坪井、萩原、安達とスタート野郎がそろった一戦。スタート速い選手が多いだけに、逆にスリットがそろう可能性も高そう。スリットがそろえば、やはりインが有利だ。
3連単 1→23→2345

12R
静岡の王・服部幸男が逃げ切る。相手はエンジン良さそうな湯川と重成。現段階では阿波には不安を感じる。
3連単 1→26→2346


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GⅠ・浜名湖ダイヤモンドカップ、開幕!

 浜名湖ダイヤモンドカップ、いよいよ本日から開幕です!

Dscf1028  今回の浜名湖・ダイヤモンドカップは桐生・赤城雷神杯と、業界初のコラボレーション! 浜名湖本場で桐生GⅠの全レースが購入できますし、桐生競艇場では浜名湖GⅠの全レースが購入できる。その他、2場のGⅠの舟券がどちらも買える場間場外発売所が多数用意されています!

「昼は浜名湖、夜は桐生」

 が今日から6日間の合言葉。朝の11時から21時まで、約10時間にわたる、トップクラスの競艇選手による一大スペクタクルに、乞うご期待です!


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THEピット――こもごもの

2009_0729_1029 「おうっ!」
 ピットに着くと、いきなり服部幸男がコッチに右手を挙げてにっこり笑った。
 ま、まさか、私にっ??
 確かに、3度ほどインタビューをしているのだから、知らない間柄ではない。戸惑いつつ、私もそろりと右手を挙げようとすると、後ろから「どもっ」とどこかの記者さんが服部に右手を返した。だよねぇ。手を挙げなくてよかった。
 とにかく、服部の笑顔が目に心地よい。隣の中尾フォトアーティスト(自称)も、「前検で服部のあんな顔、なかなか見れないよ」。SGを終えて、我が家に帰ってきた。皆さん、我が家にようこそ。そんな笑顔だ。

2009_0729_0465  続いて目にとまったのが、服部の愛弟子の笠原亮。こちらはちょっと顔にトホホ色が浮かんでいる。まだ試運転もしていないのに? 私はK記者の受け売りネタで声をかけてみた。
「若松オーシャンは、最終日に“節イチ”になったみたいですねぇ(笑)」
「あれ、誰がそんなコトを……あ、もしかして?」
「そう、あの人ですよ。最終日はホントに出てましたね」
「ね、あれはホントに出てたでしょ!」
「あの足が初日からくれば、ですよね」
「そう、そうなんですけど……」
 笑顔がまたトホホ顔に変わり、こう続けた。
「イマイチだから……」
「何が?」
「選手が……」(苦笑)
 てっきりモーター出しの話かと思ったら、「選手が」ときた。アテが外れて、返す言葉を失う。笠原のトトホ顔が続く。
「なんか、爆発力がないっすよね、最近。いつも何かが足りない」
 さらに私は絶句する。なんて自分に正直な選手なんだか。気の利いたフォローのひとつもない私に代わって、元「花の69期」のレポーター野中文恵さんがピシリと一言。
「だったら今節で突き抜けようね、せっかくの地元GIなんだから」
 さすが大先輩の一声。これでトホホ顔は吹き飛び、笠原はキビキビと話しはじめた。
「そうですよね! ココも若松も回らない水面だから、きっとペラも合うはずだし。今節は新ペラと若松のペラと去年の夏に使ってたペラを持ってきてるんですけど、きっちり合わせてみせます。浜名湖も、前よりはだいぶ調子いいですから!」
2009_0729_0312  師弟の笑顔を拝んでから、ピットの奥へと歩く。次に出会ったのは、中尾フォトアーティスト(自称)の“弟子”山崎哲司だ。何の師弟なのかはさっぱりわからんが。
「ダービー、もうないっすか?(笑)」
 私と目が合うと、山崎は開口一番こう切り出した。ダービー勝率が足りてないか、という意味だが、もうとっくに赤信号が点っていることは本人がいちばんよく知っている。1カ月ほど前から“中尾師匠”が毎日せっせと愛弟子のダービー勝率を計算していた。それを踏まえてのジョークだ。
「残念ながら、15年ほど前にダービーの目はなくなったかな。それより今節優勝して、来年のオーシャンカップを決めちゃいましょうよ」
2009_0729_0337  私もジョークを交えて切り返すと、山崎はちょっとだけ真面目な声でこう言った。
「うん、優勝戦3着とかでもだいぶ(オーシャンカップの点数を)稼げますからね。頑張りますよ」
 聞きながら、私の目はあらぬ方向にいく。整備室から出てきた菊地孝平を、記者たちが取り囲んでいる。菊地の目は明らかに緩んでいて、何度も爽やかな笑みがこぼれる。SGを獲っての凱旋シリーズ。その話題性とゆとりの笑顔が記者たちを吸引し、ピット全体の雰囲気を形成している。そんな気がした。SGほどの逼迫感はなく、一般戦ほどの緩慢さもない。GI特有の空気の中で、選手の表情や思惑も千差万別なのだ。
 そんな中、明らかに気配の違う選手がいた。松本勝也だ。明日から2日間、松本はギリギリのダービー勝負駆けに挑む。パワー劣勢のオーシャンカップでも素晴らしい闘志を見せた松本の、最後の勝負駆け。正直、松本が今節のGIを欠場すれば、ほとんどダービー出場は安泰だった。その選択もありえた。だが、彼はいまここにいる。
 松本は整備室の中をひたすら動き回っていた。他の選手が1往復する間に3往復のペース。今までのモーター別整備リストを凝視し、申請書に何事かを書き込み、整備士から部品を受け取り、別の整備士と話し込み、また逆の方向に行って部品を渡し……それらを繰り返しつつ馬袋義則にチャチャッとアドバイスしたり。追いかける目が疲れるほどだった。
2009_0729_0323  あるいは、その八面六臂の活躍?がいつもの松本勝也流なのかもしれない。だが、私にはやっぱりその動きは勝負懸かっているように見えてしまう。尼崎ダービーへ。整備も終わりに差し掛かったころ、私は松本の元に向かった。松本と話すのははじめてだった。
「松本さん、勝負ですね」
 ボルトを締めながら、松本は目だけをこっちに向けた。
「え、なんのぉ?」
「ダービーです」
「あ、そやな」
 ぼんやりしつつ、少し突き放すような口調。ちょっと心が震えたが、私はいちばん聞きたかった質問を口にした。
「ぶっちゃけ、ここを休むっていう選択肢はなかったんですか?」
 松本は顔と目を同時に向けた。真っ直ぐ。そして、言った。
「なんでそんなネガティヴなことを考えなきゃいかんのや、な。そんな選択はありえん。プロなんやから、な。せっかく浜名湖さんが呼んでくれたんやから、なぁ」
 私の目をまっすぐ見て、松本はこれだけの言葉を一気に言った。私が期待していた以上の言葉だった。軽くいなされるか、あるいは「ふざけるな!」と一喝される事態まで覚悟していたのだが、松本の語尾の「な」には怒りや苛立ちはなかった。「それくらいのこと、もちろんわかってて聞いてるんだよな」という感じの穏やかな「な」と「なぁ」だった。松本の選択はたったひとつ、当たり前の選択しかなかったのだ。
 何秒か見つめ合ってから、私は「ありがとうございました」と頭を下げた。松本の言葉に痺れきっていた。松本は当然だろ、という風情で「あいっ」と答え、またその鋭い目をモーターに戻した。
 明日の5R、迷うことなく鉄火場へ駆け込んだ松本勝也の、勝負駆け第1ラウンドがはじまる。(Photo/中尾茂幸、Text/H)


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カメラマンNの勝手にベストショット10

今節は自ら撮影した写真を毎日10点選びベストショットとして掲載していきたいと思います。

それでは前検日のベストショット10をどうぞ!!

2009_0729_0280_2 2009_0729_0361_2

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2009_0729_0884_2 

2009_0729_0916 2009_0729_0747

坪井、佐藤…こんなリラックスな笑顔を見れて良かったです。

帰艇を待つ…片足上げておしっこしているみたい?

アワカツ…ペラ手持ちで叩いちゃって良いんですか?

笠原…そういえば4年前の賞金王のときから髪型変わってないような?

中尾…名前が同じというだけで取り上げてしまいました。

眞田…ちょこんと可愛く座ってます。

私と同郷で高校の後輩の篠崎…モーターを運んでいるだけですがカッコイイです。

池田…バケモノ級のエースモーターを引き当て気合いも十分です。

前検ピット…出番を待つ選手とその相棒。


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姫園記者の浜名湖ダイヤモンドカップ前検診断

 浜名湖ダイヤモンドカップの前検診断は、姫園が担当。H記者はピット担当ということになりました。ふつつかものですが、なにとぞよろしくおねがいします。

 あ、そうそう。H記者の極選は引き続き掲載されますので、H記者ファンの方は心配しないでくださいね。

 前検と足合わせを見た限りでは、まだ飛びぬけていい選手がいるようには思えなかった。 とはいっても、上位モーターを引いた選手たちは、それなりにいい感触をみせていたのも確かだ。

2009_0729_0409  浜名湖の怪物モーター32号機を引いた池田浩二のスタート練習は1回目2回目が4コースで、3回目が6コース。明日の出走レース(6レース5号艇。6号艇に服部幸男がいる)を想定したスタートだったのかもしれない。

 で、肝心の足はどうか?

 前検タイムは6秒66。班のほかの選手の平均が6秒76くらいだから、一枚抜けている面がある。スリット付近から出ていく足もなかなか鋭かった。ただ、2連対率70%超のモーターかというと、そこまでのインパクトがあるわけでもない。もっとも前検からそこまでのインパクトを発揮するエンジンが、そうそうあるわけでもないのだが。
 竹上真司と岩崎正哉の2人も上々の前検。どちらも、強烈に伸びるというよりは、スリット付近の足が良いようにみえた。竹上の前検タイムは6秒75、岩崎は6秒70である。

 2009_0729_0268 地元勢では、坪井康晴と菊地孝平の2人が良い。坪井は前検タイムこそ6秒81と遅く、たしかに足合わせでは負けることもあったのだが、スタート練習でみせた出足から行き足はなかなかのもの。最近の坪井は、どんなエンジンを引いても、強烈な伸びを引き出すことに成功しているが、今回の64号機はどちらに出るのだろうか。ちなみに、この64号機は、GW開催に笠原亮が使って優出したエンジンである。
 菊地はオーシャンカップからの良い流れが、そのまま続いている感じがする。スタート練習は、内寄りのコースから行ったときよりも、外(5)コースから行ったときの方が良く見えた。伸び型かも。
 浜名湖天皇の服部は、可もなく不可もなし。
 今坂勝広はスタ錬で4・5コースから攻めたときの気配が悪くなかった。

2009_0729_0522  初日ドリーム組で気になったのは、湯川浩司の伸び。前検タイムこそ6秒75程度なのだが、スタンドから見るかぎりでは強烈な印象を受けた。もうひとり重成一人も気配良し。オーシャンカップで好結果を残した選手を、そのまま追いかける作戦も悪くないかもしれない。

2009_0729_0451  松本勝也の足も良かった。スローから行っても持つし、ダッシュからいけば伸びる。本人からのコメントを確認したわけではないが、オールラウンドに戦える足を持っているのではないだろうか。
 浜名湖ダイヤモンドカップ初日の松本勝也は、5レース1号艇の1回乗り。この1号艇は、地元・尼崎ダービー出場のための試金石。絶対に落としたくない一戦である。気合もビンビンに入っているのではないだろうか。
2009_0729_0713  一方、同じく5レース出走の阿波勝哉の手ごたえはいまひとつ。前検タイムも6秒73と平凡な時計になっている。
 ご存知のとおり、いいときの阿波は前検から噴いている。逆に前検で噴かないときの阿波は一節間苦労する。
 もちろん今から上げてくるだろうし、スタート一撃が決まればいつでもアタマに突き抜けるポテンシャルを持っているのだが、とりあえず明日の5レースは、阿波を切って松本から勝負しようと考えている。

2009_0729_0570  伏兵陣で楽しみなのは、山本英志、安達裕樹、松下一也の3人。
 足合わせやスタ錬を見ていると、けっこういい部類にいるのではないかと感じたのだ。

 山本英志はとにかく捲っていくタイプの選手。捲り切っても、たとえ張り飛ばされても、波乱のキッカケとなる可能性は高い。
 安達裕樹は何といってもスタートが持ち味。こちらもエンジンの調子にかかわらず、スリット次第では上位に食い込んでくる。さらにモーターが良く見えたのだから、今節はなおさら買いたい存在だ。
 松下一也はフライング2本持ちである。地元期待の若手選手だが、この状況で積極的に舟券を買おうという人は少ないはず。さすがにアタマとなるとキビしいかもしれないが、ヒモで一枚押さえておくのも面白い。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)
 


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浜名湖ダイヤモンドカップ モーター・ボート抽選!

 浜名湖には化け物が棲んでいる。
 大なまず? いや、それは琵琶湖だ。
 スナメリ? いやいや、それは徳山だ。
 そもそもどちらも化け物ですらないし……。

 浜名湖の化け物は32号機。4月10日の初おろし以降9節を消化して、

勝率   7.69
2連対率71.6%
3連対率82.4%
74走で1着35回2着18回
優出6回優勝3回

 こんな、とてつもない成績を残しているお化けモーターなのである。9節すべてでA級選手が乗っていたということを差し引いても、32号機のこの数字は驚愕に値するものである。

 12時5分。競技棟内の一室に集まって、モーター抽選がはじまる。
Photo  オーシャンカップが行なわれた若松は抽選順が決めていたが、浜名湖は部屋の一番手前に座っている選手と、一番奥に座っている選手がジャンケンをして、どちらが先に引くかを決める。
 手前の坪井康晴と奥の池田浩二がジャンケンをした結果、池田から抽選を引くことになった。

「3941、池田浩二」

 自分の名前を告げてガラガラを回す。出てきた玉を見て、競技委員の声が一呼吸止まる。

「池田選手、モーター32番!」

 一発ツモである。いや、一発ツモというよりは、天和大三元四暗刻のトリプル役満といったところか。
 もちろん、会場内は池田の引きに大きなどよめきが湧き上がる。失礼ながら、私も声をあげてしまった。
 抽選後に自分の席に帰った池田も、
「オレ、死ぬかもしらん」と、この強運の引きに驚いていた。

 商店街の福引なら、キャンペーン初日に特賞フランス・イタリア7泊8日の旅が出てしまったようなもの。よって、あとはかなり淡々と抽選が進んでいくことになった。

Photo_2  これに次ぐのが14号機・45号機といった、2連対率50%台のモーター。
 14号機を引き当てたのは、福岡の岩崎正哉。ただ14号機は数字こそいいのだが、過去3節間にわたって1着が1本もない。しかも数字を稼いでいるのは4月5月に一般戦で乗った山崎哲司と佐々木康幸のA1選手2人である。どちらに出るかは様子を見てからにしたほうがいいかもしれない。

Photo_3  45号機を引いたのは、岡山の竹上真司。45号機は1着よりも2着が多いモーター。大きな着を取ることは少なそうなので、素性がわかるまでは3連単のヒモに妙味がありそう。このメンバーに入れば、竹上も伏兵的な存在になるだろうし。

 

 そのあとに続くのが、20号機、26号機、12号機、28号機、60号機といった、勝率5点台後半~6点台前半で、2連対率40%台のモーターとなっている。

Photo_4  20号機は松本勝也の手にわたった。松本は地元尼崎で開催されるダービー勝負駆けの渦中にいる。現在の選出順位が50位前後なので、初日2日目に1・2着を量産して、ダービー出場を確定させたいと心から願っていることだろう。ちなみに20号機の過去のレースを見てみると、開催初日から上位着を取っていることが多かったりする。いいエンジンを引いたといえるかもしれない。

Photo_5  26号機は地元の後藤正宗がゲットした。
 静岡勢は控え室の一角に集まって座り、各々が引いたエンジンに対して、
「あ、それは前オレ乗ったことある」
「たしかこれはリングを変えても変えてもダメだったんだよな」
「これはあの人が乗ってまったくダメでした」
 などと会話を交わしていた。
 競艇王国静岡で、常に地元で誰かが走っている状態なので、エンジンの状態については、よく把握できている気配があった。相談できる相手が複数いるのは、やはり強い選手がたくさんいる支部の強みだろう。

 12号機を引いたのは池本輝明。60号機は飯島昌弘。28号機を引いたのは、中尾カメラマンが追いかける男、山崎哲司であった。

2009_0729_0217  そんなこんなで抽選が進んでいき、じゃんけんに負けた坪井の抽選が終わると、最後に選手班長の菊地孝平がガラガラを回す。
 ラストまで残っていたのは、44号機。2連対率は34%程度だが、これは前節で秋山直之が乗って優勝したエンジン。手ごたえありそう。海王の凱旋戦は、初戦から期待大である。

(PHOTO・中尾茂幸 TEXT・姫園淀仁)


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浜名湖に選手が続々到着!!

 浜名湖ダイヤモンドカップ、開幕! ってなわけで、浜名湖に続々と選手たちがやってきました。その模様を写真で追いかけてみましょう。

2009_0729_0005 若松オーシャンからの凱旋シリーズ!今節もルパンスマイルが炸裂か!?

2009_0729_0015 その菊地に、丸ちゃんが電話を休めて「おめでとう!」 電話の相手は?

2009_0729_0026 ダービー勝負駆けに燃える松本勝也。頑張れ!

2009_0729_0032

今節のイケメン大賞を争うのは、この松本博昭と……

2009_0729_0058 この篠崎元志。う~ん、やっぱしの……かにゃ?

2009_0729_0047 新田雄史&安達裕樹の三重仲良しコンビ。見つめあってるにゃあ。

2009_0729_0070 お、このへんから大物たちが! 瓜ちゃんもイケメン大賞にノミネート……しないかw

2009_0729_0073 で、出た、浜名湖天皇。 やっぱ大本命はこの服部さまで決まり!

2009_0729_0089 いやいや、地元の記念といえば佐々木も半端なく強いっす。

2009_0729_0102 待て待て、いつでもどこでも出る(噴く)坪ちゃんも忘れずに。地元水面なら当然V候補だ~。

2009_0729_0113 中尾カメラマンの愛弟子・ヤマ哲。前検まであとわずか、“虎の穴”に入る前にラブメッセージ。違うか。

2009_0729_0151 最後はやっぱこの人、ミスターチルドサン♪ 今節もアワカツ花火大会にしちゃいます!!(Photo/中尾茂幸)


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