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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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モーター抽選の主役は西山貴浩!?

 今節、選手班長を任せられたのは、唯一の地元若武者・庄司孝輔。97期、新鋭王座でもまだまだ若手の部類だが、モーター抽選にあたってはテキパキとその任をこなしている。
2010_0118_220  その隣に座ったのは、同期の西山貴浩。これが3度目の王座となるが、過去2度は97期からは一人ぼっちの参戦だった。しかし今年は同期がいる!(しかも6人)それが嬉しかったのか、西山は庄司の隣の席に座り込んだ。庄司の席は、最前列の右端。ここが班長の指定席だ。
「浜名湖競艇では、モーター抽選は座った席の順番に行なっています。最前列の右端と最後列の左端の選手でじゃんけんをして、勝ったほうから引いていただきます」
 抽選に先だって、競走会から説明があった。最後列の左端は山田佑樹。そして最前列の右端は……「西山選手、お願いします」。
「えっ、ぼ、僕っすか!?」
 選手班長の庄司はいちばん最後に引くことになっていたので、抽選順を決めるという責任ある役割は庄司の隣の西山に託されたわけである。
「かぁ~~~っ! こんなところ座らなけりゃよかった!」
 抽選会場は大爆笑の渦。
「最初はグーッ! ジャンケンポンすみませんでした~」
 あっさり負けて間髪入れずに謝ってしまった西山に、またまた大爆笑の嵐。もちろん、前列に座っている面々は(新田雄史、安達裕樹、今井貴士ら銘柄級も含まれてました)、苦笑い込みの爆笑。
 去年も一昨年も、ムードメーカーとしてピットを賑わしていた西山は、モーター抽選が始まる前に早くも、本領を発揮していたのでありました。ま、ラストは庄司なので、西山はラス前ですけどね~。

2010_0118_176  というわけで、山田佑樹をトップバッターに始まったモーター抽選。最大の盛り上がりは、真庭明志の抽選時であった。
 その少し前に、松村敏が好素性の31号機を引いて、「おぉ~、引いたぁ~」と歓声を浴びていた。それを見ていた真庭は、西山に向かって「(自分が)エース機引くしかないだろ~」などと言って、笑い合っていたのである。そして……ほんとに引いた! 2連対率52・6%、優出回数ダントツの10回を誇る32号機!
「うぉぉぉぉぉぉ~!」
 まさかの“予告エース機ゲット”に抽選会場は興奮のるつぼ! 大歓声と西山の大爆笑がこだまするなか、真庭は力強く拳を握り締めた。
 ライバルがエース機を引き当てちゃったのだから、ガッカリする選手がいたっておかしくはないわけだが、一丸となって大喜びしているあたりが、世代の近い若者が集う新鋭王座。どよめきはしばらく収まらずに、抽選会場の空気を躍らせているのだった。

 いや、ガッカリしていた選手もいた。西山である。真庭が32号機を引いたときにはともに喜んだものの、それから好機と言われているモーターがまとめて一気に出まくっちゃったのだ。
「ふわっ。ふわっ。ふわぁぁぁぁっ。もう(好機が)残ってないぃぃぃぃ~」
 悲鳴をあげる西山。そして、ボソリとこぼした。
「今年も開会式だけかぁぁぁぁぁ」
 去年も一昨年も開会式でのパフォーマンスで盛り上げた西山は、今年も何かやらかしてくれるようであるが、それにしても「開会式だけ」って、アンタ! その西山がラス2で引いたのは2連対率33・3%の10号機。8月のGⅠダイヤモンドカップで湯川浩司が準優1号艇だったモーターだぞ。諦めるのはまだ早い!

2010_0118_196_2  というわけで、上位モーターを手にしたのは……
32号機(52・6%)真庭明志
28号機(46・3%)山田哲也
45号機(42・6%)古川健
29号機(42・5%)堀本泰二
14号機(42・3%)是澤孝宏
31号機(41・4%)松村敏
26号機(40・5%)岸本雄貴
44号機(40・3%)岡祐臣
3号機(40・3%)山口修路
27号機(40・1%)小坂尚哉

 どちらかというと伏兵陣が好素性のモーターを手にしている。銘柄級には、数字的には分が悪いモーターが渡っているが……果たして。(PHOTO/中尾茂幸)


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