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この特集では田中工業「黒須田守」をはじめとした5名のライターから競艇にまつわるさまざまなレポートをお届けします。
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若武者集結!

2010_0118_001  今大会の一番乗りは、唯一人の地元選手・庄司孝輔だったようだが、こちらがその姿を確認する前にピット内に消えてしまった。若き選手班長としていろいろやるべきことがあったのかもしれない。
 その後にまず姿が確認できたのは、埼玉の濱崎直矢だ。
 今節は比較的ゆっくりピット入りした選手が多く、10時前後の早い時間に濱崎が現われると、JLCスタッフなどが、わさわさと集まった。
 それがちょっと怖かったのか……!?
 リポーターからコメントを求められた濱崎は、戸惑いの表情を見せながら、カメラに答えていた。

2010_0118_012  続いてやって来たのは、長田頼宗(神奈川)と若林将(千葉)の東京支部コンビだ。
 ピット前でタクシーを降りると、長田は駆け足で門のほうへと戻っていった。
 浜名湖では、ファンが「入り待ち」をできる門と、タクシーや車で選手が入っていけるピット前まではかなり離れているため(推定300メートルほど)、荷物が多い選手は、いったんピット前に荷物を下ろしたあとに戻っていくか、あらかじめファンの前でタクシーなどを降りて交流したあと、ゴロゴロと荷物を引きずりながらピットまで歩いていくか、どちらかにしなければならない。
 走り去っていった長田が再び駆け足で戻ってきたとき、「ファンの人たちに囲まれましたか?」と尋ねてみると、「いえ、ぜんぜん素通りですけど(笑)、いつも来てくれる人がいたんで」と答えてくれている。
 駆け足に笑顔!
 とにかくそれが爽やかで、「ああ、やっぱり新鋭王座だなあ!!」と、らしさが実感された。

2010_0118_087  その後しばらくは選手がなかなか現れなかったが、10時半頃から突然、選手到着のラッシュとなった。
 鶴本崇文&松田祐季など、「近畿方面組」のタクシーが3台ほど連発でやってきたので、新幹線の時間がそのまま到着時間につながっていたようだ。
 篠崎元志を乗せて平本真之が自分の車を運転してきたといったパターンも見られたが、今大会はタクシー組のほうが圧倒的に多かった。
 そんな流れの中、ファンと交流していた選手はあまりいなかったので、熱心な入り待ちファンにとっては寂しい結果になってしまったかもしれない。
 こちらが確認できた範囲でいえば、長田のほかに、ファンと交流していた選手は、平本や海野康志郎など、数人だけだった。

2010_0118_075  近畿組に続いては、今井貴士、古賀繁輝、岡崎恭裕ら九州組が、2台か3台のタクシーに分乗して現われた。
 古賀には、BOATBoy2月号でインタビューをしていたので「先日はありがとうございました!」と挨拶すると、「こちらこそありがとうございました!!」と彼らしい大きな声で返事をしてくれた。
「しっかりやります!」とも続けていたので、“ベストを尽くしたうえで結果を出す”というインタビューでの自分の発言はちゃんと守るという意思表示をしてくれたのだろう。
 その隣で今井は、JLCリポーターからコメントを求められて「優勝を狙います」と話していたが、今回の九州勢は、頼もしい優勝候補揃いとなっている。

2010_0118_103  優勝候補といえば忘れてはならないのが、新鋭王座では、3年前と2年前に優出している大峯豊だ。
 とくに3年前の大村では、王座に手の届きかけたレースで2着に敗れていたわけだが(優勝は石野貴之)、その大峯も、今年が“最後の王座(卒業期)”となっている。
 それだけに心に期すものは大きいのに違いない。
 JLCリポーターがコメントを求めようとすると、それが目に入らなかったのか、目に入らなかったことにしようとしたのか……、それには答えず、すすすっと無言でピットに入っていったのだ。
 この一瞬だけで判断することはできないが、気持ちの入り方はハンパじゃないな、という印象を受けている。
 その気持ちがプラス面に作用すれば、今年の大峯も、「結果」に最も違い選手の一人になってくるはずだ。

2010_0118_127  ただし、今年の新鋭王座の「最強支部」はやはり、新田雄史、安達裕樹という二人のGⅠウィナー2人を抱える三重支部ということになるのだろうか。
 三重支部のエース=井口佳典は、新春から「金髪スーパーサイヤ人」と化してファンを驚かせていたが、その愛弟子である新田は新田で、なんと!「金髪刈り込み職人」と化していたのだ。
 まとっている雰囲気は、いつもと変わらぬマイペースオーラだったが、この変身もまた決意の表われなのか!? 
 選考勝率7.47でドリーム戦1号艇を手に入れている絶対実力者・新田からは目が離せない。
(PHOTO/中尾茂幸 TEXT/内池久貴)


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